JP6017325B2 - バッファ状態報告の指示方法および無線基地局装置 - Google Patents

バッファ状態報告の指示方法および無線基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、ユーザ装置に対するバッファ状態報告の指示方法と無線基地局装置に関する。
LTE(Long Term Evolution)において、ユーザ装置(UE)は、送信すべきアップリンクデータが発生した場合、以下のステップで無線基地局(eNB)に対してスケジューリング要求を行うことが規定されている(たとえば、非特許文献1参照)。
(1)ステップ1:スケジューリング要求の送信
図1(A)に示すように、ユーザ装置にアップリンクデータが発生したときに、ユーザ装置が個別のアップリンクリソース(PUCCH)を持っているのであれば、このアップリンクリソースを用いてスケジューリング要求を送信する(PUCCH-SR)。ユーザ装置が個別のアップリンクリソースを保持していない場合は、ランダムアクセス(RA)手順を起動する。
(2)ステップ2:バッファ状態報告(BSR:Buffer Status Report)の送信
ステップ1の要求に対して割り当てられたUL grantに対応するPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)にてBSRを送信する。ランダムアクセス手順の場合には、ランダムアクセス応答(RA response)でUL grantが指示される。
図1(B)に示すように、データが存在する論理チャネルグループ(LCH#A〜LCH#D)ごとにデータの総量が算出されてBSRが報告される。
ユーザ装置(UE)は、以下の場合にBSRをトリガする。
(1)データが発生したとき、あるいはより優先度の高いデータが発生したとき
(2)送信すべきデータがなくなった場合
(3)MAC PDU(Medium Access Control Protocol Data Unit)の余剰ビット数がBSR格納に必要なビット数よりも大きい場合(Padding BSR)
(4)Periodic BSRタイマが満了した場合(周期的なBSRトリガ)
3GPP,TS36.321
現状では、BSRはユーザ装置(UE)におけるトリガでしか報告することができないため、eNBがリアルタイムにUE内のバッファ滞留量を把握することができない。
たとえば、BSRが無線で欠落すると、eNB側でリアルタイムにUEのバッファ滞留量を把握することができない。UEの周期的なBSRのトリガを頻繁に行なうことも考えられるが、頻度が多すぎると、BSR報告が不要な場合にもBSRが報告されてしまい、リソース効率の観点から望ましくない。
そこで、本発明は、無線基地局でユーザ装置のバッファ滞留量をリアルタイムで把握することのできるバッファ状態報告の指示方法と無線基地局装置の構成を提供する。
第1の態様では、バッファ状態報告の指示方法を提供する。この方法は、
無線基地局において、ユーザ装置に対してバッファ状態報告をトリガさせる契機となる条件を設定し、
前記条件が満たされる場合に、前記無線基地局から前記ユーザ装置に対してバッファ状態報告トリガ指示を送信し、
前記無線基地局で、前記バッファ状態報告トリガ指示に応答するバッファ状態報告を前記ユーザ装置から受信する、
ことを特徴とする。
第2の態様では、無線基地局装置を提供する。無線基地局装置は、
ユーザ装置に対してバッファ状態報告のトリガを指示する条件を設定し、前記条件が満たされる場合に、前記ユーザ装置に対するバッファ状態報告トリガ指示を生成するアップリンクバッファ管理部と、
前記バッファ状態報告トリガ指示を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
前記バッファ状態報告トリガ指示に応答するバッファ状態報告を前記ユーザ装置から受信する受信部と、
を有する。
無線基地局装置にて、ユーザ装置のバッファ滞留量をリアルタイムで把握することが可能になる。
LTEにおけるBSR制御の概要を示す図である。 実施形態のBSR報告の一例を示す図である。 実施形態のBSR報告を別の例を示す図である。 ユーザ装置で行われる処理を示すフローチャートである。 ユーザ装置の構成例を示す図である。 ネットワーク(eNB)で行われる処理を示すフローチャートである。 eNBの構成例を示す図である。
以下で図面を参照して実施形態を説明する。
<ユーザ装置における動作>
図2は、ユーザ装置(UE)によるBSRの送信動作の一例を示す図である。ユーザ装置は、無線基地局(eNB)からの指示に従ってバッファ状態報告(BSR)をトリガする。図2の例では、eNBはBSRのトリガ指示のみを行ない、BSR送信用の無線リソースであるUL-SCH(Uplink Shared Channel)を、別途割り当てる。この場合、トリガした後の動作は現状のBSR制御に準拠する。
具体的には、ユーザ装置は、eNBからBSRトリガ指示を受信する(S1)。BSRトリガ指示は、たとえば、MAC(Media Access Control)制御エレメント(CE:Control Element)や、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)信号、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)により送信されてくる。
ユーザ装置は、BSRトリガ指示の受信に基づいて、BSRをトリガする(S2)。BSRトリガ指示に引き続いて、ユーザ装置はBSR送信用のリソースを指示するUL grantをeNBから受信する(S3)。ユーザ装置は、UL-grantに対応するPUSCHでBSRを送信する(S4)。
eNBからのBSRトリガ指示によりユーザ装置でBSRがトリガされた場合、ユーザ装置はスケジューリング要求(SR)をトリガしなくてもよい。
この方法によると、ユーザ装置は従来のBSRトリガのタイミングを待たずに、eNBの指示にしたがってバッファ滞留情報を送信することができる。逆にいうと、eNBはユーザ装置によるBSRトリガのタイミングよりも早く、所望のタイミングでバッファ滞留情報を取得することができる。
図3は、ユーザ装置によるBSRの送信動作の別の例を示す図である。図3の例では、ユーザ装置は、eNBからBSRのトリガ指示と同時に、BSR送信用のリソースを指定するUL-grantを受信する(S5)。ユーザ装置はこのトリガ指示に基づいて、BSRをトリガし(S6)、トリガ指示で割り当てられたUL-SCHで必ずBSRを送信する。すなわち、ユーザ装置は、eNBからアップリンクリソースの割り当てとともにトリガ指示を受け取ったときは、BSRよりも優先度の高いデータがある場合でも、BSRを最優先でネットワーク(eNB)に送信する。このときのトリガ指示は、UL-grantのPDCCH内で指示されてもよい。
この方法でも、ユーザ装置はBSRトリガのタイミングを待たずに、eNBの指示にしたがってバッファ滞留情報を送信することができる。eNBはユーザ装置によるBSRトリガのタイミングよりも早く、所望のタイミングでバッファ滞留情報を取得することができる。
次に、BSR送信の適用例として、アップリンクキャリア・アグリゲーション(UL CA)が設定されている場合を説明する。
キャリア・アグリケーションは、20MHzを超える広帯域通信(たとえば100MHz)を実現するために、複数のコンポーネントキャリアを束ねて通信を行う手法である。キャリア・アグリゲーションは、同一基地局(eNB)配下のセル間でコンポーネントキャリアを束ねるだけではなく、異なる基地局(eNB)配下のセルを束ねるサイト間キャリア・アグリゲーション(Inter-site CA)も含む。Inter-site CAにより、さらに柔軟なネットワーク・アーキテクチャが実現される。
サイト間アップリンクキャリア・アグリゲーションの場合、たとえば、ユーザ装置が在圏する無線基地局(たとえばマクロeNB)の配下のセルを、信頼性の高いプライマリセル(PCell:primary serving cell)に設定し、他の無線基地局の配下のセル(他のマクロセルあるいはスモールセル)を補足的(additional)なセカンダリセル(SCell:secondary serving cell)に設定することができる。
ユーザ装置とセカンダリセルのeNBとの間の接続は、プライマリセルのeNBまたはネットワーク側で管理することができる。図2及び図3のように、ユーザ装置がBSRトリガ指示に応じてBSRをトリガする場合、BSRをプライマリセルのPUSCHで送信してもよい。あるいは、セカンダリセルの中で、最も大きい、または最も小さいインデックス番号(SCell-Index)を有するセカンダリセルのeNBに送信してもよい。この場合、BSRを受信したセカンダリセルが、ユーザ装置のバッファ滞留量に応じてユーザ装置のためのスケジューリングを行う。
あるいは、セカンダリセルの中で、品質がよいと推定されるセカンダリセルのeNBにBSRを送信してもよい。品質がよいセルとは、たとえば、CQIが良いセルや、UL HARQ(Uplink Hybrid Automatic Repeat reQuest)再送回数が少ないセルである。
あるいは、ユーザ装置はeNBの指定にしたがってBSRを送信すべきセルを認識し、指定されたeNBにBSRを送信してもよい。BSR送信先のセルは、MAC制御エレメントやPDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)によりダイナミックに指定されてもよいし、RRC信号によりsemi-staticに指定されてもよい。
さらに、ユーザ装置が複数のeNBに接続されている場合、どのeNBに対してBSRを送信すべきかの指示をネットワークから受信する構成としてもよい。たとえば、ユーザ装置が制御プレーン(C-plane)のデータの送受信のためにプライマリセルのeNBに接続されるとともに、ユーザプレーン(U-plane)のデータ送信のためにセカンダリセルのeNBに接続されている場合、ユーザ装置はプライマリセルのeNBから、BSRの送信先となるeNBの指示を受信する構成としてもよい。
さらに別の適用例として、ユーザ装置がeNBからのBSRトリガ指示にしたがってBSRを送信した場合は、BSR関連のタイマを再起動しない構成としてもよい。現状ではユーザ装置がBSRを報告すると、ユーザ装置のPeriodic BSRタイマは最初から再起動される。しかし、実施形態の適用例では、周期的BSRタイマを新たに再起動せずに、起動されている現在の状態をそのまま維持してもよい。BSRタイマの現状を維持することによって、BSR送信から新たに周期がカウントされることを防止し、BSRタイマの満了のタイミングで次のBSRを早めに送信することができる。
図4は、ユーザ装置が行う処理フローを示す図である。まず、ユーザ装置におけるBSRトリガの条件が満たされているか否かを判断する(S101)。BSRトリガの条件が満たされている場合とは、たとえば、
(a)ユーザ装置でデータが発生した場合(送信すべきデータがない状態から新たにデータは発生した場合と、送信データある状態で別のデータが発生した場合の双方を含む)、
(b)送信すべきデータがなくなった場合、
(c)MAC PDUの余剰ビット数がBSR格納に必要なビット数よりも大きい場合、
(d)Periodic BSRタイマが満了した場合、
などである。
BSRトリガの条件が満たされている場合は(S101でYES)、ユーザ装置はBSRをトリガする(S103)。
BSRトリガの条件が満たされていない場合は(S101でNO)、eNBからBSRトリガ指示を受けているか否かを判断する(S102)。BSRトリガ指示を受けている場合は(S102でYES)、ユーザ装置は、BSRをトリガする(S103)。BSRトリガ指示を受けていない場合は(S102でNO)、ステップS101に戻って、BSRトリガの条件が満たされるか否かを判断する。
この処理により、ユーザ装置は、LTEにおける通常のBSR制御に加えて、eNBからのBSRトリガ指示にしたがったBSRの報告を行うことができる。
図5は、ユーザ装置10の構成例を示すブロック図である。ユーザ装置は、ダウンリンク(DL)信号受信部11と、アップリンク(UL)信号送信部12と、MAC管理部13と、アップリンク(UL)バッファ管理部15を有する。MAC管理部13は、BSR管理部14を含む。
DL信号受信部11は、図示しないアンテナを介して、ダウンリンクの無線信号を受信する。UL信号送信部12は、図示しないアンテナを介して、アップリンクの無線信号を送信する。アンテナやベースバンド処理部等は、本発明と直接関係がないので図示を省略しているが、DL信号受信部11とUL信号送信部12のRF側は、1以上のアンテナ素子に接続され、ベースバンド側はベースバンド処理部(ディジタル信号処理部を含む)に接続されている。
MAC管理部13は、MAC PDU (Protocol Date Unit)の生成・処理や、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)管理、RACH管理等を行う。BSR管理部14は、BSRの生成、処理を行なう。ULバッファ管理部15は、アップリンクのバッファ滞留量を監視し、アップリンクのバッファ滞留量をBSR管理部14に通知する。
BSR管理部14は、DL信号受信部11にてBSRトリガ指示を受信した場合に、ULバッファ管理部15からの情報に基づいてBSRを生成し、UL信号送信部12を介してBSRを送信させる。
このような構成により柔軟なBSR報告が実現される。
<eNBにおける動作>
図6は、eNBによる処理を示すフローチャートである。eNBはネットワークにおけるBSRトリガ指示(報告指示)の条件が満たされるか否かを判断する(S201)。条件が満たされる場合は、ユーザ装置に対してBSRトリガ指示(報告指示)を送信する(S202)。
BSRトリガ指示の条件が満たされて(S201でYES)、BSRトリガ指示を出す場合とは、たとえば以下の場合である。
(1)バッファ滞留量(データ)がない旨のBSRを受信した後に所定期間が経過した場合にBSRトリガ指示を出す。
たとえば、ユーザ装置にデータがなくなった後でも、TCP(Transport Control Protocol)ACKのように遅延要求の厳しいデータが発生している可能性を見越して、すぐにアップリンクリソースの割り当てができるようにBSRをトリガし、できるだけ早く遅延要求の厳しいデータ発生の有無を把握できるようにする。
(2)最後にBSRを受信してから所定期間が経過しても後続のBSRを受信できない場合にBSRトリガ指示を出す。
たとえば、データ通信中にユーザ装置内でさらなるデータが発生した場合に、eNBでできるだけ早期にこのデータ発生を把握して、スケジューリングに活かすことができる。
(3)BSRの受信にかかわらず、周期がきたときにBSRトリガ指示を出す(周期的なトリガ)。トリガの周期は、たとえばトラヒックの統計に基づいて決定することができる。ユーザ装置の種類によっては、一定期間ごとにバックグラウンドデータが発生するものがあるので、その周期に合わせてもよい。
(4)キャリア・アグリゲーション(CA)を行う、あるいはセカンダリセルを解除(deconfigure)する際にBSRトリガ指示を出す。
たとえば、セカンダリセル(SCell)を追加またはアクティベートする際や、アップリンクキャリア・アグリゲーション(UL CA)の場合はアップリンクタイミングアライメントを行った際に、最新のBSRを受信しておけば、SCellにおけるスケジューリングを早期にはじめることができる。
また、セカンダリセルをdeactivate/deconfigureするに先立って、念のためアップリンクデータ滞留量を確認して、データが少ないかほとんど無いことを担保する構成としてもよい。このとき、アップリンクデータ滞留量が多いようであれば、SCellのdeactivate/deconfigureを中止してもよい。
(5)ユーザ装置をIDLE遷移させる場合にBSRトリガ指示を出す。
ユーザ装置をIDLE遷移させる際に念のためBSRでバッファ滞留量を確認することで、IDLE遷移させるぎりぎりのタイミングでデータが発生している場合に、アップリンクデータがあるにもかかわらずIDLE遷移してしまう事態を回避することができる。アップリンクデータがあるのにIDLE遷移すると、アップリンクデータ再開までに時間がかかるので、IDLE遷移に先立ってBSRトリガ指示を出すことに意義がある。
(6)BSRトリガ指示を送信したにもかかわらず、所定期間BSRを受信できない場合に、BSRトリガ指示を再送する。
(7)Truncate BSRを受信した場合にBSRトリガ指示を出す。
Truncate BSRではユーザ装置のバッファ滞留量の一部しか報告されていないため、正確かつ十分なバッファ滞留情報を取得するために、Truncate BSRを受信した場合は、即座に後続のBSRをトリガするのが望ましい。
(8)割当要求(Scheduling Request)に対して割り当てを行ったが、所定期間BSRを受信できない場合にBSRトリガ指示を出す。
Scheduling Requestに対する割り当てを行った場合、ユーザ装置は最初のUL grantに応えてBSRを格納してくるはずであるが、BSRが受信できないということは、最初のUL grantに対応するPUSCHが無線で欠落した可能性がある。この場合、できるだけ早期にBSRを受信するためにBSRトリガ指示を出すのが望ましい。
(9)DRX command MAC CEによりユーザ装置を強制的にDRX(間欠受信)状態に遷移させる場合にBSRトリガ指示を出す。DRX状態に遷移させる前に、アップリンクデータが発生していないことを担保することができる。
(10)DL SRB(Signaling Radio Bearer)データをユーザ装置に送信してから、所定期間内にユーザ装置からBSRを受信できない場合に、BSRトリガ指示を出す。
基本的には、DL SRBデータをユーザ装置が受信すると、ユーザ装置はそれに対するRRC(Radio Resource Control)レベルあるいはRLC(Radio Link Control)レベルのフィードバック情報を送信する。したがって、そのようなフィードバック情報が発生したことをBSRで報告するはずである。そこで、フィードバック情報が発生したか否か、あるいはDL SRBデータを受信できたか否かを確認するためにBSRトリガ指示を出してもよい。
(11)eNBが認識するアップリンクデータ滞留量が残り少なくたってきた場合(たとえば所定バイト以下になった場合)に、BSRトリガ指示を出す。
このタイミングで指示を出すことにより、たとえば、直前のBSRでバッファ滞留量が500Byteとして報告を受け、これに対して490Byte分のデータに対してリソースを割り当て、残り10Byte分の割り当てを行うときに、ユーザ装置で多量のデータが発生していないかどうかを確認することができる。
これらは、eNB主導でのBSRトリガ指示の条件の一例である。eNBからユーザ装置に対してBSRトリガ指示を出すことによって、eNBはユーザ装置のBSRタイミングを待たずに、所望のタイミングでバッファ滞留量情報を取得することができる。
図7は、eNB(無線基地局)20の概略ブロック図である。eNB20は、ダウンリンク(DL)信号送信部21と、アップリンク(UL)信号受信部22と、MACスケジューラ部23と、アップリンク(UL)バッファ管理部24を有する。ULバッファ管理部24は、BSR処理部25を含む。
DL信号送信部21は、図示しないアンテナを介して、ダウンリンクの無線信号を送信する。UL信号受信部22は、図示しないアンテナを介して、アップリンクの無線信号を受信する。アンテナやベースバンド処理部等は、本発明と直接関係がないので図示を省略しているが、DL信号送信部21とUL信号受信部22のRF側は、1以上のアンテナ素子に接続され、ベースバンド側はベースバンド処理部(ディジタル信号処理部を含む)に接続されている。
MACスケジューラ部23は、各ユーザ装置に共有チャネル上の無線リソースを割り当てる。ULバッファ管理部24は、各ユーザ装置について、BSRトリガ指示の条件が満たされるか否かを判断する。BSRトリガ指示の条件の例は上述したとおりである。BSRトリガ指示の条件が満たされる場合、ULバッファ管理部24はBSRトリガ指示を生成し、DL信号送信部21を介してBSRトリガ指示をユーザ装置に送信させる。
図2のように、BSRトリガ指示とUL grantが別個に送信される場合は、ULバッファア管理部24は、BSRトリガ指示の送信に引き続き、MACスケジューラ23によって割り当てられたアップリンクリソースをユーザ装置に通知する。
図3のように、BSRトリガ指示と同時にUL grantが送信される場合は、ULバッファ管理部24は、たとえばUL grantを送信するダウンリンクチャネル(PDCCHなど)にBSRトリガ指示が含まれるように図示しない信号多重部を制御する。
BSR処理部25は、ユーザ装置から報告されるBSRを処理する。ULバッファ管理部24は、BSR処理部25の処理結果に基づき、ユーザ装置からのBSRが受信されているか否か、BSRに示されるバッファ滞留量がゼロに近い状態か否か、アップリンクデータ滞留量が残り少なくなってきているか、などを判断する。
上記の構成により、eNB20は所望のタイミングでユーザ装置10にBSRトリガを実行させ、ユーザ装置のバッファ滞留量をリアルタイムで把握することができる。
10 ユーザ装置
11 DL信号受信部
12 UL信号送信部
13 MAC管理部
14 BSR管理部
15 ULバッファ管理部
20 eNB(無線基地局)
21 DL信号送信部
22 UL信号受信部
23 MACスケジューラ部
24 ULバッファ管理部
25 BSR処理部

Claims (17)

  1. 無線基地局において、ユーザ装置に対してバッファ状態報告をトリガさせる契機となる条件を設定し、
    前記条件が満たされる場合に、前記無線基地局から前記ユーザ装置に対してバッファ状態報告トリガ指示を送信し、
    前記無線基地局で、前記バッファ状態報告トリガ指示に応答するバッファ状態報告を前記ユーザ装置から受信する
    ことを特徴とするバッファ状態報告の指示方法。
  2. 前記無線基地局から前記ユーザ装置に対して、前記バッファ状態報告トリガ指示と同時に、前記バッファ状態報告のためのアップリンクのリソース割り当てを通知することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  3. 前記無線基地局から前記ユーザ装置に対して、前記バッファ状態報告トリガ指示とは別個に前記バッファ状態報告のためのアップリンクリソース割り当てを通知することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  4. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置から滞留するデータがない旨のバッファ状態報告を受信した後に所定期間が経過した場合に、前記ユーザ装置に前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  5. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置から最後にバッファ状態報告を受信してから、所定期間が経過しても後続のバッファ状態報告を受信しない場合に、前記ユーザ装置に前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  6. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置からのバッファ状態報告を受信したか否かにかかわらず、前記ユーザ装置に対して周期的に前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  7. 前記周期は、トラヒックの統計またはユーザ装置の仕様に基づいて決定されることを特徴とする請求項6に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  8. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置のためにキャリア・アグリゲーションを行う際、またはキャリア・アグリゲーション中にセカンダリセルを設定解除する場合に、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  9. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置をIDLE状態または間欠受信状態に遷移させる場合に、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  10. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信してから所定期間バッファ状態報告を受信しない場合に、前記バッファ状態報告トリガ指示を再送することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  11. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置からトランケートされたバッファ状態報告を受信した場合に、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  12. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置からのスケジューリング要求に対してアップリンクリソースを割り当てた後、所定期間経過してもバッファ状態報告を受信しない場合に、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  13. 前記無線基地局は、前記ユーザ装置に対してシグナリング無線ベアラでデータを送信してから所定期間が経過しても前記ユーザ装置からバッファ状態報告を受信しない場合に、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  14. 前記無線基地局は、前記無線基地局で把握する前記ユーザ装置のアップリンクデータ滞留量が所定量以下になった場合に、前記ユーザ装置に対して前記バッファ状態報告トリガ指示を送信することを特徴とする請求項1に記載のバッファ状態報告の指示方法。
  15. ユーザ装置に対してバッファ状態報告のトリガを指示する条件を設定し、前記条件が満たされる場合に、前記ユーザ装置に対するバッファ状態報告トリガ指示を生成するアップリンクバッファ管理部と、
    前記バッファ状態報告トリガ指示を前記ユーザ装置に送信する送信部と、
    前記バッファ状態報告トリガ指示に応答するバッファ状態報告を前記ユーザ装置から受信する受信部と、
    を有することを特徴とする無線基地局装置。
  16. 前記ユーザ装置に対するアップリンクリソースを割り当てるスケジューラ、
    をさらに有し、
    前記アップリンクバッファ管理部は、前記送信部を介して、前記バッファ状態報告トリガ指示と同時に、前記バッファ状態報告のためのアップリンクリソースの割り当て通知を送信させることを特徴とする請求項15に記載の無線基地局装置。
  17. 前記ユーザ装置に対するアップリンクリソースを割り当てるスケジューラ、
    をさらに有し、
    前記アップリンクバッファ管理部は、前記送信部を介して、前記バッファ状態報告トリガ指示とは別個に、前記バッファ状態報告のためのアップリンクリソースの割り当て通知を送信させることを特徴とする請求項15に記載の無線基地局装置。
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