図1Aは、開示される1つまたは複数の実施形態が実施され得る例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、複数の無線ユーザに、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを提供する多元接続システムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースを共有することを通して、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を使用することが可能である。
図1Aに示されるとおり、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および、その他のネットワーク112を含むことが可能であり、ただし、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/または、ネットワーク要素を企図することが認識されよう。WTRU102a、102b、102c、102dのそれぞれは、無線環境において動作し、および/または、通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信するように、および/または、受信するように構成されることが可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定加入者ユニットまたはモバイル加入者ユニット、ポケットベル、セルラ電話機、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電子機器などを含み得る。
通信システム100は、基地局114aおよび基地局114bを含むことも可能である。基地局114aおよび114bのそれぞれは、コアネットワーク106、インターネット110、および/または、その他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを円滑にするようにWTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェースをとるように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bはそれぞれ、単一の要素として示されるが、基地局114a、114bは、任意の数の互いに接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが認識されよう。
基地局114aは、RAN104の一部であることが可能であり、RAN104は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどのその他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)を含むことも可能である。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれ得る特定の地理的領域内で無線信号を送信するように、および/または、受信するように構成され得る。セルは、セルセクタにさらに分割され得る。例えば、基地局114aに関連付けられたセルは、3つのセクタに分割されることが可能である。このため、一実施形態において、基地局114aは、3つの、すなわち、セルの各セクタにつき1のトランシーバを含み得る。別の実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を使用することが可能であり、したがって、セルの各セクタに関して多重トランシーバを利用することが可能である。
基地局114a、114bは、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することが可能であり、無線インターフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得る。無線インターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
より詳細には、前述したとおり、通信システム100は、多元接続システムであることが可能であり、および、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセススキームを使用することが可能である。例えば、RAN104における基地局114a、および、WTRU102a、102b、102cが、広帯域CDMA(WCDMA)を使用して無線インターフェース116を確立することが可能な、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System)(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実施することが可能である。WCDMA(登録商標)は、高速パケットアクセス(HSPA)および/または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
別の実施形態において、基地局114a、および、WTRU102a、102b、102cが、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)を使用して無線インターフェース116を確立することが可能な、発展型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実施することが可能である。
他の実施形態において、基地局114a、および、WTRU102a、102b、102cが、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェイブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access)(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications)(GSM)、エンハンストデータレートフォーGSMエボリューション(Enhanced Data rates for GSM Evolution)(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実施することが可能である。
図1Aにおける基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであることが可能であり、さらに事業所、自宅、車両、キャンパスなどの局在化された区域内で無線接続を円滑にするための任意の適切なRATを利用することが可能である。一実施形態において、基地局114b、および、WTRU102c、102dが、IEEE802.11などの無線技術を実施して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することが可能である。別の実施形態において、基地局114b、および、WTRU102c、102dが、IEEE802.15などの無線技術を実施して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することが可能である。さらに別の実施形態において、基地局114b、および、WTRU102c、102dが、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用して、ピコセルまたはフェムトセルを確立することが可能である。図1Aに示されるとおり、基地局114bは、インターネット110に対する直接の接続を有することが可能である。このため、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスすることは要求されない可能性がある。
RAN104は、コアネットワーク106と通信状態にあることが可能であり、コアネットワーク106は、音声サービス、データサービス、アプリケーションサービス、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over internet protocol)(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであり得る。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、料金請求サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続、ビデオ配信などを提供することが可能であり、および/または、ユーザ認証などの高レベルのセキュリティ機能を実行することが可能である。図1Aには示されないものの、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同一のRATを使用する、または異なるRATを使用する他のRANと直接または間接の通信状態にあってもよいことが認識されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用していることが可能なRAN104に接続されていることに加えて、コアネットワーク106は、GSM無線技術を使用する別のRAN(図示せず)と通信状態にあることも可能である。
コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または、その他のネットワーク112にアクセスするゲートウェイの役割をすることも可能である。PSTN108は、普通の従来の電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および、インターネットプロトコル(IP)などの一般的な通信プロトコルを使用する互いに接続されたコンピュータネットワークおよびコンピュータデバイスの地球規模のシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有され、および/または、運用される有線通信ネットワークまたは無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104と同一のRATを使用することも、異なるRATを使用することも可能な1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークを含み得る。
システム100と通信状態にあるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか、または、すべてが、マルチモード能力を含むことが可能であり、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための多重トランシーバを含み得る。例えば、図1Aに示されるWTRU102cが、セルラベースの無線技術を使用することが可能な基地局114aと通信し、さらにIEEE802無線技術を使用することが可能な基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。図1Bに示されるとおり、WTRU102は、プロセッサ118と、トランシーバ120と、送信/受信要素122と、スピーカ/マイクロフォン124と、キーパッド126と、ディスプレイ/タッチパッド128と、非リムーバブルメモリ130と、リムーバブルメモリ132と、電源供給装置134と、全地球測位システム(GPS)チップセット136と、その他の周辺装置138とを含み得る。WTRU102は、実施形態と合致したままでありながら、前述した要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが認識されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどであることが可能である。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または、WTRU102が無線環境において動作することを可能にする他の任意の機能を実行することが可能である。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることが可能であり、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることが可能である。図1Bは、プロセッサ118とトランシーバ120を別々の構成要素として示すが、プロセッサ118とトランシーバ120は、電子パッケージまたは電子チップとして一体化されてもよいことが認識されよう。
送信/受信要素122は、無線インターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するように、または基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号を送信するように、および/または、受信するように構成されたアンテナであり得る。別の実施形態において、送信/受信要素122は、例えば、IR信号、UV信号、または、可視光信号を送信するように、および/または、受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。さらに別の実施形態において、送信/受信要素122は、RF信号と光信号との両方を送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信するように、および/または、受信するように構成され得ることを認識されたい。
さらに、送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに示されるものの、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含むことが可能である。より詳細には、WTRU102は、MIMO技術を使用することが可能である。このため、一実施形態において、WTRU102は、無線インターフェース116を介して無線信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されることとなる信号を変調するように、および、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成され得る。前述したとおり、WTRU102は、マルチモード能力を有することが可能である。このため、トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするための多重トランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることが可能であり、さらにスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128からユーザによって入力されたデータを受け取ることが可能である。プロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することも可能である。さらに、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などの、任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスすること、および、そのようなメモリの中にデータを格納することが可能である。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または、他の任意のタイプのメモリストレージデバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者IDモジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態において、プロセッサ118は、サーバ上または自宅コンピュータ上(図示せず)など、WTRU102に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスすること、および、そのようなメモリの中にデータを格納することが可能である。
プロセッサ118は、電源供給装置134から電力を受けることが可能であり、さらにWTRU102におけるその他の構成要素に対する電力を配電するように、および/または、制御するように構成されることが可能である。電源供給装置134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスであり得る。例えば、電源供給装置134は、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118は、GPSチップセット136にさらに結合されることが可能であり、GPSチップセット136は、WTRU102の現在のロケーションに関するロケーション情報(例えば、経度と緯度)を供給するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、または、そのような情報の代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)から無線インターフェース116を介してロケーション情報を受信し、および/または、近くの2つ以上の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいてそれのロケーションを算出してもよい。WTRU102は、実施形態と合致したままでありながら、任意の適切なロケーション特定方法によってロケーション情報を獲得することが可能であることが認識されよう。
プロセッサ118は、さらなる特徴、機能、および/または、有線接続もしくは無線接続をもたらす1つまたは複数のソフトウェアモジュールおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る、その他の周辺装置138にさらに結合され得る。例えば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真またはビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含み得る。
図1Cは、実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。RAN104は、IEEE802.16無線技術を使用して、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するアクセスサービスネットワーク(ASN)であり得る。後段でさらに詳細に説明されるとおり、WTRU102a、102b、102c、RAN104、および、コアネットワーク106の様々な機能エンティティの間の通信リンクは、基準点と定義され得る。
図1Cに示されるとおり、RAN104は、基地局140a、140b、140c、および、ASNゲートウェイ142を含むことが可能であり、ただし、RAN104は、実施形態と合致したままでありながら、任意の数の基地局およびASNゲートウェイを含み得ることが認識されよう。基地局140a、140b、140cは、それぞれ、RAN104内の特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、さらにそれぞれ、無線インターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバを含むことが可能である。一実施形態において、基地局140a、140b、140cは、MIMO技術を実施することが可能である。このため、例えば、基地局140aは、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信すること、および、WTRU102aから無線信号を受信することが可能である。基地局140a、140b、140cは、ハンドオフをトリガすること、トンネル確立、無線リソース管理、トラフィック分類、サービス品質(QoS)ポリシー実施などのモビリティ管理機能を提供することも可能である。ASNゲートウェイ142は、トラフィック集約点の役割をすることが可能であり、さらにページング、加入者プロフィールのキャッシング、コアネットワーク106へのルーティングなどを担うことが可能である。
WTRU102a、102b、102cとRAN104との間の無線インターフェース116は、IEEE802.16仕様を実施するR1基準点と定義され得る。さらに、WTRU102a、102b、102cのそれぞれは、コアネットワーク106を相手に論理インターフェース(図示せず)を確立することが可能である。WTRU102a、102b、102cとコアネットワーク106との間の論理インターフェースは、R2基準点と定義されることが可能であり、R2基準点は、認証、許可、IPホスト構成管理、および/または、モビリティ管理のために使用され得る。
基地局140a、140b、140cのそれぞれの間の通信リンクは、WTRUハンドオーバ、および、基地局間のデータの転送を円滑にするためのプロトコルを含むR8基準点と定義され得る。基地局140a、140b、140cとASNゲートウェイ142との間の通信リンクは、R6基準点と定義され得る。R6基準点は、WTRU102a、102b、102cのそれぞれに関連付けられたモビリティイベントに基づいてモビリティ管理を円滑にするためのプロトコルを含み得る。
図1Cに示されるとおり、RAN104は、コアネットワーク106に接続され得る。RAN104とコアネットワーク106との間の通信リンクは、例えば、データ転送能力およびモビリティ管理能力を円滑にするためのプロトコルを含むR3基準点と定義され得る。コアネットワーク106は、モバイルIPホームエージェント(MIP−HA)144、認証−許可−アカウンティング(AAA)サーバ146、および、ゲートウェイ148を含むことが可能である。前述の要素のそれぞれは、コアネットワーク106の一部として示されるが、これらの要素のうちのいずれの要素も、コアネットワーク事業者以外のエンティティによって所有されおよび/または運用され得ることが認識されよう。
MIP−HA144は、IPアドレス管理を担うことが可能であり、さらにWTRU102a、102b、102cが、異なるASNおよび/または異なるコアネットワークの間でローミングすることを可能にすることができる。MIP−HA144は、インターネット110などのパケット交換網に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cにもたらして、WTRU102a、102b、102cとIP対応のデバイスとの間の通信を円滑にすることが可能である。AAAサーバ146は、ユーザ認証、および、ユーザサービスをサポートすることを担うことが可能である。ゲートウェイ148は、その他のネットワークとのインターワーキングを円滑にすることが可能である。例えば、ゲートウェイ148は、PSTN108などの回線交換網に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cにもたらして、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話通信デバイスとの間の通信を円滑にすることが可能である。さらに、ゲートウェイ148は、他のサービスプロバイダによって所有されおよび/または運用される他の有線ネットワークまたは無線ネットワークを含み得るネットワーク112に対するアクセスをWTRU102a、102b、102cにもたらすことが可能である。
図1Cには示されないものの、RAN104は、他のASNに接続されることが可能であり、および、コアネットワーク106は、他のコアネットワークに接続されることが可能であることが認識されよう。RAN104とその他のASNとの間の通信リンクは、R4基準点と定義されることが可能であり、R4基準点は、RAN104と他のASNとの間でWTRU102a、102b、102cのモビリティを調整するためのプロトコルを含み得る。コアネットワーク106とその他のコアネットワークとの間の通信リンクは、R5基準点と定義されることが可能であり、R5基準点は、ホームコアネットワークと移動先コアネットワークとの間のインターワーキングを円滑にするためのプロトコルを含み得る。
他のネットワーク112は、IEEE802.11に基づく無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)160にさらに接続され得る。WLAN160は、アクセスルータ165を含み得る。アクセスルータは、ゲートウェイ機能を含むことが可能である。アクセスルータ165は、複数のアクセスポイント(AP)170a、170bと通信状態にあることが可能である。アクセスルータ165とAP170a、170bとの間の通信は、有線イーサネット(登録商標)(IEEE802.3標準)、または、任意のタイプの無線通信プロトコルを介することが可能である。AP170aは、無線インターフェースを介してWTRU102dと無線通信状態にある。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードにあるWLANは、BSSのためのAPと、そのAPに関連付けられた1つまたは複数の局(STA)とを有し得る。そのAPは、BSSに入るトラフィックおよびBSSを出るトラフィックを伝送する配信システム(DS)または別のタイプの有線/無線ネットワークに対するアクセスまたはインターフェースを有し得る。BSSの外部から発信されたSTAに対するトラフィックは、AP経由で着信することが可能であり、STAに配信される。STAから、BSSの外部の宛先に発信されるトラフィックは、APに送られて、それぞれの宛先に配信されることが可能である。BSS内のSTAの間のトラフィックは、AP経由で送られることも可能であり、この場合、送信元STAは、トラフィックをAPに送り、さらにAPが、そのトラフィックを宛先STAに配信する。BSS内のSTA間のそのようなトラフィックは、ピアツーピアトラフィックであり得る。そのようなピアツーピアトラフィックは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用するダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いて送信元STAと宛先STAとの間で直接に送られることも可能である。独立BSS(iBSS)モードにおけるWLANは、APを全く有さず、STAは、互いに直接に通信する。
802.11媒体アクセス制御(MAC)ヘッダ201の例が、図2のMACフレーム200内に示される。本明細書で与えられる実施例において、WTRU102は、MACフレームまたはMACヘッダを処理する、生成する、受信する、送信する、または、提供するSTAとして構成され得る。MACフレーム200は、MACヘッダ201、可変長フレームボディ220、または、フレームチェックシーケンス(FCS)222から成ることが可能である。MACヘッダ201は、フレーム制御フィールド202および持続時間/IDフィールド204を有することが可能である。MACヘッダ201は、フレームのタイプおよび他の特性に依存して、アドレス1フィールド206、アドレス2フィールド208、アドレス3フィールド210、および、アドレス4フィールド214をさらに有することが可能である。シーケンス制御情報フィールド212、サービス品質(QoS)制御情報フィールド216、および/または、高スループット(HT)制御フィールド218が、MACヘッダ201の一部であることも可能である。
フレーム制御フィールド202は、タイプ、サブタイプ、そのフレームが断片であるかどうか、保護されているかどうか、順序付けられているかどうかなどの、現在のMACフレームに関する情報を有し得る。持続時間/IDフィールド204は、現在のMACフレームがそのフレームの後に続いて予約している媒体時間に関する情報を有し得る。PS−Pollフレームにおいて、持続時間/IDフィールド204は、STAの関連付け識別子(AID)を示すのに使用され得る。
さらに、シーケンス制御情報フィールド212は、MACフレーム200のシーケンス番号またはフラグメンテーション番号に関する情報を有し得る。QoS制御情報フィールド216は、QoS関連パラメータを有し得る。HT制御フィールド218は、少なくとも2つの構成を有することが可能である。所望に応じて、それは、802.11n STAに関するHT制御情報のHTバージョンを包含することが可能であり、または、それは、802.11ac STAに関するHT制御情報の超HT(VHT)バージョンを包含することも可能である。
さらに、MACフレーム200の可変長フレームボディ220が、フレームタイプまたはフレームサブタイプに特有の情報を包含することが可能である。FCS222は、所望に応じて、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)32ビット巡回冗長検査(CRC)または類似した誤り訂正情報を包含することが可能である。後方互換性が望ましいことにより、図2に示されるMACヘッダ200の変更は、新たなフィールドの追加、ならびに、既存のビットおよびフィールドの再解釈に限定され得る。
MACフレーム200におけるオーバーヘッドは、アドレス4フィールド214、QoS制御情報フィールド216、および、HT制御フィールド218が含められるかどうかに依存して、24バイトから36バイトまでの範囲内であり得るMACヘッダ201に由来し得る。オーバーヘッドは、20バイトの送信要求(RTS)、14バイトの送信可(CTS)、または、14バイトの肯定応答(ACK)を含むデータフレームに関するプロトコルオーバーヘッドであることも可能である。オーバーヘッドは、ショートIFS/分散IFS/ポイント調整IFS SIFS/DIFS/PIFS、および、バックオフ時間などのフレーム間間隔(IFS)を含むチャネルアクセスオーバーヘッドであることも可能である。
小さいサイズのパケットの場合、オーバーヘッドは、望ましくない可能性がある。例えば、36バイトのMACヘッダを有する64バイトを備えるインダストリアルプロセスオートメーションフレームは、36%の望ましくないオーバーヘッドをもたらす。MACヘッダ圧縮が、MACフレームオーバヘッドを小さくするのに役立ち得る。MACヘッダ圧縮は、双方向ネゴシエーションを介してもたらされることが可能である。MACヘッダ圧縮は、MACヘッダの選択されたフィールドを小さくすることによってもたらされることも可能である。ヘッダ圧縮は、アドレス2フィールド208に関するMACアドレスの代わりに、関連付け識別子(AID)を使用することによって、802.11ahにおいて与えられるとおり、小さいデータパケットに関するMACヘッダ設計を提供することも可能である。
各データフレームに関して、MACヘッダ、プロトコルフレーム、およびチャネルアクセス時間が寄与するMACレベルオーバーヘッドが存在する。高いデータレートおよび大きいデータパケットサイズの場合、MACオーバーヘッドのパーセンテージは、許容できる可能性がある。しかし、前段で説明されたとおり、小さいデータパケットまたはペイロードが、802.11ahにおける通常のトラフィックであり得る。そのような小さいデータパケットの場合、MACヘッダ、プロトコルフレーム、および、チャネルアクセス時間は、通信時間(air time)の容認できないほど大きなパーセンテージを占めて、802.11ahに関する全体的なMAC効率またはスループットを低下させる可能性がある。
本明細書で説明されるのは、802.11ahパケット伝送、802パケット伝送、または他のパケット伝送におけるオーバーヘッドを小さくすることができる例示的なMACヘッダである。802.11ahデバイスは、他のレガシーデバイスが全く動作しない1GHz未満のスペクトルで動作するので、MACヘッダ後方互換性の必要性は全くない可能性がある。このMACヘッダは、任意の有線通信システムまたは無線通信システムのために使用されることも可能である。
図3は、802.11ah MACフレームなどのMACフレーム300の例を示す。MACフレーム300のMACヘッダ301の中に包含されるフィールドは、オプションフィールド302の中で指定される情報に依存し得る。特定の特徴、例えば、アドレス3フィールド314またはアドレス4フィールド318に関する個々の仕様、または伝送機会(TXOP)制限/要求が含められるかどうかが、オプションフィールド302の中の情報によって決定され得る。オプションフィールド302、またはオプションフィールド302の要素のサブセット、もしくはそれらの要素の複数のサブセットが、フレーム制御フィールド306、シーケンス制御フィールド316などの既存のフィールドのサブフィールドまたは複数のサブフィールドとして実装されることが可能である。オプションフィールド302は、MACヘッダまたは物理層コンバージェンス手順(PLCP)ヘッダの中の全く新たなフィールドのサブフィールドまたは複数のサブフィールドであることも可能である。同様に、後段で説明される各フィールド、または、その要素のサブセットまたはそれらの要素の複数のサブセットが、MACヘッダまたはPLCPヘッダの中の既存のフィールドまたは新たなフィールドのサブフィールドまたは複数のサブフィールドとして実装されることも可能である。
MACヘッダ301の中に包含されるフィールドは、長さフィールド304、フレーム制御フィールド306、持続時間フィールド308、アドレス1〜4フィールド(または310、312、314、および318)、シーケンス制御フィールド316、QoS制御フィールド320、VHT制御フィールド322、または、CRC/FCSフィールド324をさらに含むことが可能である。オプションフィールド302は、与えられるMACヘッダの中に包含されるオプション的なフィールドを示すことが可能である。長さフィールドは、受信機が現在のMACヘッダの長さを特定するように、オプションフィールド302とは別個に、または、オプションフィールド302と併せて、MACフレームの中に含められることが可能である。
さらに、フレーム制御フィールド306は、簡略化されたフレーム制御フィールドであり得る。持続時間フィールド308は、媒体予約を示す8ビットフィールドであり得る。アドレス1フィールド310およびアドレス2フィールド312は、フレームの送信機および受信機を示すのに使用され得る。アドレス3フィールド314およびアドレス4フィールド318は、オプションフィールド302の中で示される情報に基づいて含められることが可能である。シーケンス制御フィールド316は、簡略化されたシーケンス制御フィールドであり得る。
QoS制御フィールド320は、QoS制御に関する情報を包含することが可能である。QoS制御フィールド320の長さは、オプションフィールド302によって示される特徴に依存し得る。VHT制御フィールド322は、VHT制御特有の情報を有することが可能であり、それの長さは、オプションフィールド302によって示される特徴に依存する。CRC/FCSフィールド324またはFCSフィールド328は、受信機が、MACフレームボディ326の残りの部分を復号するのに先立って、MACヘッダの完全性を検査することができるように、MACヘッダの中に含められることが可能である。
図4は、例示的なオプションフィールド400を示す。オプションフィールド400は、現在のフレーム内にあることが可能なMACヘッダの特定のバージョンを示すことが可能である。アドレス3インジケーションフィールド402は、1つまたは複数のビットを使用して、アドレス3フィールド314がMACヘッダの中に含められるかどうかを示すことが可能である。代替として、アドレス3インジケーションフィールド402の存在または欠如は、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、信号(SIG)フィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンなどの他の方法によって示されることも可能である。
アドレス4インジケーションフィールド404は、1つまたは複数のビットを使用して、アドレス4フィールド318がMACヘッダの中に含められるかどうかを示すことが可能である。代替として、アドレス4フィールド318の存在または欠如は、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンなどの他の方法によって示されることも可能である。アドレス4フィールド318が存在しないことは、アドレス3フィールド314が存在しないことによって暗黙に示されてもよい。
持続時間オプションフィールド406は、持続時間フィールド308のオプションフィールドであり得る。例えば、持続時間オプションフィールド406は、少なくとも2ビットであることが可能であり、ただし、「00」は、持続時間フィールド308内で使用される時間単位が10マイクロ秒であることを示すことが可能であり、「01」は、時間単位が20マイクロ秒であることを示すことが可能であり、「10」は、時間単位が30マイクロ秒であることを示すことが可能であり、および、「11」は、時間単位が40マイクロ秒であることを示すことが可能である。様々な持続時間オプションを使用することによって、持続時間フィールド308は、8ビットでありながら、それでも、広い範囲の持続時間を表すのに使用されることが可能である。時間単位を指定する持続時間オプションと、時間単位の乗数を指定する別のサブフィールドのこの組み合わせが、任意のタイプの時間間隔の持続時間を示す他のタイプのフィールドに適用されることが可能である。
フラグメンテーションフィールド408は、現在のフレームが、より大きいフレームのフラグメンテーション/複数のフラグメンテーションを包含するかどうかを示す。それは、例えば、シーケンス制御フィールド316を解釈する際のSTAの動きを決定する、または、STAの動きに影響を与える可能性がある。さらに、フラグメンテーションインジケーションが、シーケンス制御フィールド316を解釈する際のSTAの動きに影響を与える可能性がある。フラグメンテーションフィールド408は、1つまたは複数のビットを使用して、現在のフレームが、より大きいフレームのフラグメンテーション/複数のフラグメンテーションを包含するかどうかを示すことが可能である。代替として、同一の情報は、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンなどの他の方法によって示されることも可能である。
TXOPフィールド410は、1ビットフィールドであることが可能であり、さらにQoS制御フィールド320が長さ1バイトであり得るかまたは2バイトであり得るかを示すことが可能である。TXOPフィールド410が、1という値を有する場合、QoS制御フィールド320は、2バイト長であることが可能であり、さらに2番目のバイトは、TXOP制限、TXOP要求、または、キュー状態を包含することが可能である。TXOPフィールド410が、0という値を有し、さらにタイプおよびサブタイプが、TXOP制限またはTXOP要求がQoS制御フィールド320の中に包含されているべきことを示す場合、TXOPビット=0を受信することの効果は、TXOP制限=0またはTXOP要求=0と同様であり得る。
VHT制御ビット412は、VHT制御フィールド322のオプションを示すのに使用される1つまたは複数のビットであり得る。例えば、VHT制御ビットは、VHT制御フィールド322が、センサまたはメータのような低能力STAなどの場合に、MACヘッダの中に含められていないことを示すのに使用され得る。VHT制御ビット412は、VHT制御フィールド322の中に含められている変調符号化スキーム(MCS)フィードバック(MFB)サブフィールドが存在せず、したがって、MACヘッダの長さを2バイトだけ短くすることが可能であることを示すのに使用されることも可能である。
MACヘッダ(MH)オプションフィールド414は、いくつかのタイプの圧縮されたまたは短いMACヘッダに関するネゴシエーションを使用するMACヘッダのさらなる短縮を示すことが可能なフィールドである。MHオプションフィールド414は、MACヘッダまたはMACフレームのタイプを示すのに使用され得る。例えば、STAのペアは、互いにネゴシエートして、それらが、互いに通信する際にいくつかのタイプのMACヘッダを使用できること、異なるタイプのMACヘッダが、異なるトラフィックストリーム、QoSオプション、異なるレベルの圧縮、MACヘッダ内のフィールドまたはサブフィールド、および、MACフレーム内の他のフィールドの異なる値に関連付けられることなどに合意することが可能である。MHオプションフィールド414は、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンなどの他の方法によって示されることも可能である。
図4をさらに参照すると、オプションフィールド302または400が、ビットのシーケンスとして実装されて、1つまたは複数のビットが、ビットマップなどの、MACヘッダの中に含められ得る様々なフィールドを示すことが可能である。オプションフィールド302または400の要素の任意のサブセットが、フレーム制御フィールド306、シーケンス制御フィールド316などの他の既存のフィールドのサブフィールドまたは複数のサブフィールドとして実装されることが可能である。オプションフィールド302または400の要素の任意のサブセットが、MACヘッダ内またはPLCPヘッダ内の全く新たなフィールドのサブフィールドまたは複数のサブフィールドであることも可能である。
さらに、オプションフィールド302または400の要素の任意のサブセットが、サブフィールドの組み合わせ、複数の新たなサブフィールド、または、MACヘッダおよびPLCPヘッダからの他の既存のフィールドとして実装されることも可能である。例えば、1つまたは複数のビットが、PLCPヘッダの中で使用されて(CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンなどの他の方法が使用されることも可能である)、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダ、または、特定のタイプの短いMACヘッダであることを示すことが可能である。
さらに、フレーム制御フィールド306またはシーケンス制御フィールド316または新たに定義されたフィールドなどのMACヘッダ自体の中の1つまたは複数のフィールドまたはサブフィールドが、短いフレームヘッダのタイプを示すことが可能である。例えば、フレーム制御フィールド306内のタイプおよびサブタイプフィールドが、短いMACヘッダの1つまたは複数のタイプを示すのに使用されることが可能である。別の実施例において、フレーム制御フィールド306内の予約された1つまたは複数のビットが、1つまたは複数の短いMACヘッダタイプを示すのに使用されることが可能である。
別の実施例において、1つのタイプの短いMACヘッダが、特定のWi−Fi/無線標準に関する、または、特定のAPもしくはBSSに関するデフォルトとみなされることが可能である(例えば、そのようなデフォルトの短いMACフレームが、APによって送信されるビーコン、短いビーコン、プローブ応答、関連付け応答フレーム、または、他のタイプの管理フレームまたは制御フレームまたはその他のタイプのフレームの中に含められることが可能である)。フレーム制御フィールド306、シーケンス制御フィールド316などのPLCPヘッダ内またはMACヘッダ内の1つまたは複数のビットが、使用される短いMACヘッダが、デフォルトのものとは異なるタイプの短いMACヘッダであることを示すのに使用され得る。このことは、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンまたはSIGビット、SIGAビット、SIGBビットなどの他の方法によって示されることも可能である。
本明細書で説明されるのは、MACヘッダ301に関するSTAの動き、STA動作、または、STA構成である。送信STAは、それがMACヘッダ301の中に含める情報に依存して、パケットのMACヘッダ内でオプションフィールド302または400を構築することが可能である。代替として、オプションフィールド302または400、またはオプションフィールド302または400の任意のサブセットが、MACヘッダ内またはPLCPヘッダ内の任意の既存のフィールドまたは新たなフィールドの一部分として構築され得る。
本明細書で説明されるのは、WTRU102などによる、MACヘッダ301を扱うためのSTAの動きである。送信STAは、それがMACヘッダ301の中に含める情報に依存して、パケットのMACヘッダ301内でオプションフィールド302または400を生成するように構成され得る。受信STAはまず、オプションフィールド302または400を復号すること、処理すること、読み取ることなどが可能である。オプションフィールド302または400の中に包含される情報に従って、受信STAは、MACヘッダ301の残りの部分を復号することが可能である。例えば、受信STAは、オプションフィールド302または400が、アドレス3フィールドがMACヘッダ301の中に含められていることを示す場合、アドレス3フィールド314を復号することが可能である。受信STAは、その後、本明細書で詳細に説明されるアドレスフィールドと関係する規則に従ってMACヘッダ301を解釈する。同様に、受信STAは、オプションフィールド302または400が、アドレス4フィールド314がMACヘッダ301の中に含められていることを示す場合、アドレス4フィールド318を復号することが可能である。受信STAは、その後、本明細書で詳細に説明されるアドレスフィールドと関係する規則に従ってMACヘッダ301を解釈する。
別の実施例において、STAが、PLCPヘッダを使用して、現在受信されているパケットに関連付けられたMACヘッダ301が短いMACヘッダであるかどうか、および/または、いずれのタイプの短いMACヘッダであるかを判定することが可能である。短いMACヘッダの存在およびタイプに関する両方のインジケーションが、PLCPヘッダを介して獲得された場合、そのSTAは、指定された短いMACヘッダ定義に従ってそのMACヘッダを解釈することが可能である。PLCPヘッダ内の短いMACヘッダの存在に関するインジケーションが、その短いMACヘッダのタイプのインジケーションなしに存在する場合、そのSTAは、そのMACヘッダ自体を解釈して、いずれのタイプの短いMACヘッダが現在受信されているかについての情報を獲得することが可能である。短いMACヘッダのタイプが判定されると、その短いMACヘッダのフィールドが、相応するように解釈されることが可能である。
別の実施例において、短いMACヘッダがデフォルトと見なされる場合、STAは、PLCPヘッダ内またはMACヘッダ内のインジケーションに基づいて、現在のMACヘッダが別のタイプの短いMACヘッダであるかどうかを判定することが可能である。現在のMACヘッダがデフォルトの短いMACヘッダである場合、そのSTAは、そのMACヘッダを、相応するように解釈することが可能である。デフォルトのタイプ以外の別のタイプの短いMACヘッダが検出された場合、そのSTAは、指定された短いMACヘッダタイプに従ってその短いMACヘッダのフィールドを解釈することが可能である。
長さフィールド304が含められている場合、それは、MACヘッダ301の長さを示すことが可能である。送信STAが、MACヘッダ301の全長または残りの部分の長さを計算することが可能であり、および、長さフィールド304の値をそのような長さに設定する。受信STAは、その長さフィールド値を復号し、MACヘッダがどれだけの長さであるかを知ることが可能であり、さらにそのMACヘッダおよびフレームボディフィールドを、相応するように復号することが可能である。
図5は、例示的なフレーム制御フィールド500を示す。フレーム制御フィールド500は、少なくとも1バイトであることが可能である。フレーム制御フィールド500は、MACフレームのタイプおよびサブタイプを示すのに使用され得るタイプフィールド502およびサブタイプフィールド504を有することが可能である。タイプフィールド502およびサブタイプフィールド504は、802.11標準において指定されるのと同様に解釈され得る。タイプフィールド502およびサブタイプフィールド504に加えて、少なくとも1ビットが、フィールド506において、送信STAが省電力状態に入っていることを示すのに使用され得る。フレーム制御フィールド500内の少なくとも別のビットが、フィールド508において、そのMACフレームが保護されたフレームであることを示すのに使用され得る。
別の実施例において、すべての802.11ah STAが後方互換性課題を有するわけではない可能性があるので、フレームはすべて、保護されたフレームであることが可能であり、さらにMACフレームが保護されたフレームであることを示すのに使用されるビットは、代わりに、「さらなるデータ」用であることが可能である。さらなるデータは、送信STAが、受信STAのためのバッファリングされたさらなるデータを有することを示すことが可能である。
さらに、DSが配信システムである場合、フレーム制御フィールド500内に「To DS」ビットおよび「From DS」ビットは存在しない。実施例において、「To DS」ビットおよび「From DS」ビットを利用するアドレス指定スキームが、再設計されることが可能であり、アドレスフィールドを議論する際に本明細書で説明される。しかし、オプションフィールド400は、他の任意のMACヘッダフィールドまたはPLCPヘッダフィールドのサブフィールドとして実施され得るので、「To DS」ビットおよび「From DS」ビットは、フレーム制御フィールド500の一部であり得るとともに、アドレス指定スキームに関する可能なインジケーションであり得る。
図3を再び参照すると、持続時間フィールド308が、送信STAによって、現在のMACパケットが、MACパケットの終わりにおいて開始を行っている媒体予約時間を示すのに使用されることが可能である。持続時間フィールド308は、1バイトから成ることが可能であり、持続時間オプションフィールド406と一緒になって、1バイト長の持続時間フィールド308は、任意の媒体予約持続時間の適切な範囲をもたらし得る。
WTRU102などの送信STAが、それがMACヘッダ301の中に802.11標準において説明される規則に従って含める、媒体予約時間を決定することが可能である。決定された媒体予約時間がTであるものと想定すると、持続時間フィールド308の中の値は、以下のとおり計算され得る。合意された持続時間時間単位が、例えば、TU1=10マイクロ秒、TU2=20マイクロ秒、TU3=30マイクロ秒、または、TU4=40マイクロ秒であるものと想定すると、オプションフィールド400内で持続時間オプションフィールド406のために少なくとも2ビットが使用される場合、
For i=1:4 式(1)
if T/TUi<256
TDF=ceiling[T/TUi]
TU=TUi
Break loop
End
End
持続時間フィールドTDFおよび持続時間時間単位TUの値は、ただし、ceiling[A]関数は、任意の数AをA以上の最も近い整数に四捨五入する関数である。持続時間フィールド308の値は、TDFに設定され得る。オプションフィールド302または400の中の持続時間オプションフィールド406の値は、タイミング単位TUに関連付けられた値に設定され得る。例えば、TU=30マイクロ秒である場合、持続時間オプション値は、「10」であり得る。
受信STAが、パケットを受信して、持続時間フィールド308内で0でない値を復号した場合、それは、次に、それのNAVカウンタをNAV=TDF×TUに設定することが可能であり、ただし、TUは、オプションフィールド302または400の中の持続時間オプションビットに包含される値に関連付けられることが可能である。
省電力(PS)−Pollフレームにおいて、持続時間フィールドは、AIDのインジケーションとして機能しない。PS−Pollを受信するAPは、単に送信機アドレス(TA)フィールドを評価して、そのSTAのためにバッファリングされたパケットが存在するかどうかを探し、相応するように応答することが可能である。持続時間フィールド308は、PS−Pollフレームから省かれる、または、除去されることが可能である。
別の実施例において、シーケンス制御フィールド316が、小さくされることが可能であり、わずか8ビットから成ることが可能である。シーケンス制御フィールド316の値は、MACサービスデータユニット(MSDU)のシーケンス番号、集約MSDU(A−MSDU)、および、MAC管理プロトコルデータユニット(MMPDU)を示す。このフィールドは、フラグメンテーションがMACフレーム300に適用された場合、フラグメンテーション番号を包含することも可能である。
WTRU102などの送信STAが、MSDU、A−MSDU、および、MMPDUにシーケンス番号を割り当てることが可能である。このシーケンス番号は、モジュロ28番号であり得る。MSDUまたはMMPDUが、送信STAによって断片化される場合、送信STAは、以下の動作を実行することが可能である。そのSTAは、ビットの番号、例えば、シーケンス制御フィールド316の4LSBビットの番号を、MSDUまたはMMPDUのシーケンス番号の4LSBに設定することが可能である。そのSTAは、ビットの番号、例えば、シーケンス制御フィールド316の4MSBを、フレームフラグメントの完全なフラグメント番号または部分的フラグメント番号に設定することが可能である。そのSTAは、オプションフィールド302または400の中のフラグメンテーションビットを「1」に設定して、現在のフレームがMSDUまたはMMPDUの断片であることを示すことが可能である。そのSTAは、フラグメント番号の特別な組み合わせ、例えば、「0000」を使用して、現在の断片が、断片化されたMSDUまたはMMPDUの最後の断片であることを示すことが可能である。
MACフレームボディ326が、MSDU、MMPDU、または、他のタイプのフレームのフラグメンテーションではなく、完全なパケットを包含する場合、WTRU102などの送信STAは、シーケンス制御フィールド316全体を、関連するMSDUまたはMMPDUまたは他のタイプのフレームのシーケンス番号に設定することが可能である。
WTRU102などの受信STAが、以下を行うように構成されることが可能である。そのSTAは、少なくとも1フラグメンテーションビットが、オプションフィールド302または400の中で、または、他の方法によって設定されているかどうかを評価することが可能である。フラグメンテーションビットが、設定されている、または、それ以外で示されている場合、その受信STAは、シーケンス制御フィールド316を、フラグメント番号と部分的シーケンス番号の組み合わせとして解釈することが可能である。フラグメンテーションビットが、設定されておらず、それ以外で示されてもいない場合、その受信STAは、シーケンス制御フィールド316を、例えば、モジュロ28シーケンス番号として解釈することが可能である。その受信STAは、そのシーケンス番号または部分的シーケンス番号を、それが、断片化されたMSDUまたはMMPDU、および、TAフィールド値に関する場合、同一の送信STAから受信されたパケットのレコードと比較して、現在のMACフレームが重複であるかどうかを判定することが可能である。重複パケットが検出された場合、そのフレームは、肯定応答が行われて、または、ブロック肯定応答が行われて、その後、破棄されることが可能である。
前述したとおり、MACヘッダ301は、4つまでのアドレスフィールドを包含することが可能である。MACヘッダ301の中に包含されるアドレスフィールドの数は、オプションフィールド302または400の中のアドレス3インジケーションフィールド402またはアドレス4インジケーションフィールド404における少なくとも2ビットによって示され得る。データフレーム以外のMACフレーム内で、アドレス4ビットが、アドレス4フィールド318が存在しないことを示す「0」に設定されることが可能である。同様に、アドレス3ビットが、アドレス3フィールド314が存在するかどうかを示すのに使用されることが可能である。データフレーム内で、オプションフィールド302または400の中のアドレス3ビットおよびアドレス4ビットが、フレーム制御フィールド306における「To DS」ビットおよび「From DS」ビットとして同様に使用されることが可能である。アドレス3フィールド314およびアドレス4フィールド318は、MACアドレス、関連付け識別子(AID)、圧縮されたSSID、または、APとSTAが合意することが可能な他の任意のアドレスタイプとして表現されることが可能である。
アドレス1フィールド310は、個別のアドレスまたはグループアドレスであることが可能な受信アドレスのアドレスを包含することが可能である。アドレス1フィールド310またはアドレス2フィールド312が、BSSIDでもある、APにおけるSTAのアドレスを包含する場合、BSSIDにおける個別/グループビットが、現在のMACフレームがDSに伝送されるか、または、DSから伝送されるかを示すのに使用され得る。
802.11acにおいて、個別/グループビットが、送信機アドレス(TA)フィールド内で、「シグナリングTA」を示すために、または、スクランブラ開始シードがRTSなどのMACフレームに関する帯域幅モードを示すのに使用されることを示すために使用され得る。しかし、802.11ah STAは、後方互換性問題を有さない可能性があるので、スクランブラ開始シードは、帯域幅モードを常に包含することが可能である。例えば、受信されたMACフレームが、サブタイプRTSのものである場合、受信STAは、スクランブラ開始シードを検査して、RTSが通信のための媒体を予約している正しい動作モードを検出することが可能である。
QoSを再び参照すると、データフレーム内のQoS制御フィールド320の存在が、そのデータフレームのサブタイプフィールドによって示されることが可能である。オプションフィールド302または400の中のTXOPビットが、QoS制御フィールド320の長さを示すことが可能である。4つのアクセスカテゴリ(AC)、すなわち、AC−VO(音声)、AC−VI(ビデオ)、AC−BE(ベストエフォート)、および、AC−BK(バックグラウンド)が、802.11xデバイスのために使用され得る。しかし、802.11ahトラフィックとよりうまく関係する、メータまたはセンサなどの802.11ahデバイスのためのさらなるアクセスカテゴリを有することが望ましい可能性がある。
センサSTAまたはメータSTAのパフォーマンスを強化することが可能なさらなるアクセスカテゴリ(AC)が、音声に関するAC_VO、ビデオに関するAC_Vi、定期的な報告(例えば、温度測定、湿度測定など)に関するAC_BE、より高い優先度の報告(例えば、デバイスが電池切れを起こしている、センサ読み取り値が事前設定されたしきい値に近づいているなど)に関するAC_EPであり得る。その他のACが、緊急事態(例えば、侵入者検出、火災検出など)に関するAC_EG、および、非常警報(患者心臓発作、危険なガス漏れなど)に関するAC_RAであり得る。これらのACは、QoS制御フィールド320内のトラフィック識別子(TID)サブフィールドの中で符号化されて、示されることが可能である。
QoS制御フィールド320は、TXOP要求、TXOP制限、キューサイズ、または、AP PSバッファ状態を示すように予約されるまたは使用される8ビットを使用することが可能である。送信STAの場合、それが、TXOP制限のためにも、TXOP要求のためにも、キューサイズのためにも、AP PSバッファ状態のためにもその8ビットを使用することなしにQoSフレームを送信する場合、それは、オプションフィールドにおける少なくとも1つのTXOPビットを「0」に設定すること、および/または、QoS制御フィールド320の中にビット0〜7を含めることおよびビット8〜15を飛ばすことが可能である。WTRU102などの送信局は、それ以外で、オプションフィールド302または400におけるTXOPビットを「1」に設定し、さらにQoS制御フィールド320の中にビット0〜15を含めることが可能である。メッシュSTAは、QoSデータフレームを送信する際、QoS制御フィールド320の中にビット0〜15を含める。
受信STAに関して、オプションフィールド302または402におけるTXOPビットが0である場合、受信STAは、QoS制御フィールド320を、TXOP制限、TXOP要求、AP PSバッファ状態、および、キューサイズを指定するビット7〜15を伴わない8ビットの長さとして解釈することが可能である。オプションフィールド302または400におけるTXOPビットは、1であり、受信STAは、QoS制御フィールド320を16ビットの長さとして解釈することが可能である。
802.11ahデバイスは、後方互換性問題を有さない可能性があるので、それらは、802.11ahが802.11acのダウンクロックされたバージョンであるため、VHT制御フィールド322をそれらのMACヘッダの中に含めることが可能である。VHT制御フィールド322は、最大で4バイトから成ることが可能である。
送信STAに関して、送信STAがVHT能力を有する場合、それは、4バイト長の完全サイズのVHT制御フィールド322を含めて、オプションフィールド302または400の中にそのように示すことが可能である。STAは、4バイト未満の長さの部分サイズのVHT制御フィールド322を含めて、オプションフィールド302または400の中にそのように示すことも可能である。例えば、送信STAは、オプションフィールド302または400の中で、ビット1(現在、予約されている)およびビット9〜23(MFBサブフィールド)を伴わず、事実上、VHT制御フィールド322から2バイトを短縮した、2バイト長のVHT制御フィールド322が含められていることを示すことが可能である。
WTRU102などの受信STAの場合、それはまず、オプションフィールド302または400におけるVHT制御ビットを評価し、さらに指定されたオプションに応じてMACヘッダ301のVHT制御フィールド322を解釈することが可能である。
MACヘッダ301は、そのMACヘッダに関する誤り検出(ED)コードまたは誤り訂正(EC)コードを包含することが可能である。EDコードフィールドまたはECコードフィールドは、CRCまたはFCSとして実装され得る。CRC/FCSフィールド324が、MACヘッダ301が正しく受信されたかどうかを独立して検証するのに使用されることが可能である。
受信STAが、MACヘッダ301を受信すると、MACフレームの残りの部分を受信している間、そのSTAは、MACヘッダ部分を復号し、受信されたMACヘッダの完全性を検証することが可能である。MACヘッダ301が正しく受信された場合、そのSTAは、MACフレーム300がそれを宛先としているかどうかを見出すことができる。正しく受信されなかった場合、そのSTAは、オプションフィールド302または400の中の持続時間フィールド308における値、および、持続時間オプション406ビットにおける値に従って、それのNAVを設定することを選択することができる。そのSTAは、その後、省電力のためにドーズ(doze)状態に入ることが可能であり、さらにNAVの終わりまでウェイクアップする(wake up)ことが可能である。MACフレーム300が、そのSTA自体を宛先としている場合、STAは、起動したままになり、MACフレーム300を復号することが可能である。
図6は、制御フレーム600に関する例示的なMACヘッダである。フレーム制御フィールドまたはフレームタイプフィールド602は、8ビットから成ることが可能である。サブタイプフィールド604が含められることも可能である。送信STAが、制御フレーム600に関するMACヘッダの中で制御すべきタイプを設定し、さらに少なくとも1ビットを使用して、電力管理フィールド606の中で電力管理オプションを示すことが可能である。さらに、予約されたフィールド608が含められることも可能である。
データフレームに関する一般的なMACヘッダ設計は、図2に示される一般的な設計と同様であり得る。送信STAは、MACヘッダの中に含められるべきすべてのフィールドを選択して、前述の説明に従ってオプションフィールド302または400の中でそれらを示すことが可能である。
WTRU102などの送信STAは、表1に従って、データフレーム内のMACヘッダの中のアドレスフィールドの内容を設定することが可能である。データフレーム内で、送信STAは、フレーム制御フィールド306において前段で定義された「To DS」ビットおよび「From DS」ビットを設定することに関するものと同様の規則に従って、オプションフィールド302または400の中でアドレス3およびアドレス4に関する2ビットを設定することが可能である。
さらに、送信されたフレームがA−MSDUである場合、送信STAは、アドレス3ビットおよびアドレス4ビットが「01」または「10」という値を有する場合に、MACヘッダ301の中にアドレス3フィールド314を含めないことを選択することが可能である。このことは、アドレス1フィールド310またはアドレス2フィールド312の中にBSSIDが既に含められていることの結果であり得る。送信STAは、アドレス3ビットおよびアドレス4ビットが「11」という値を有する場合、アドレス3フィールド314がBSSIDを既に包含するので、アドレス4フィールド318を含めないことを選択することが可能である。STAは、アドレス1フィールド310またはアドレス2フィールド312の中でBSSIDにおいて個別/グループビットを「1」に設定して、そのデータフレームが、そのBSSIDによって識別される特定のBSSに向けられていることを示してもよい。
図7は、管理フレーム700に関する例示的なMACヘッダを示す。管理フレーム700内で、フィールド702〜724は、図3において説明されるものと同様である。送信STAが、アドレス1フィールド710をRA=DAに設定して、アドレス2フィールド712をTA=SAに設定することが可能である。そのSTAは、IEEE802.11−2012標準において指定された規則に従って、アドレス3フィールド714をBSSIDに設定することが可能であり、アドレス1フィールドまたはアドレス2フィールドが、ワイルドカードBSSIDではないBSSIDに設定される場合、その送信STAは、アドレス3フィールド714を含めないことを選択すること、オプションフィールド702におけるアドレス3ビットを0に設定すること、または、アドレス1フィールドまたはアドレス2フィールドの中のBSSIDにおける個別/グループビットを「1」に設定して、その管理フレーム700が、そのBSSIDによって識別される特定のBSSに向けられていることを示すことが可能である。
図8は、MACヘッダを有するMACフレームを受け取ることまたは供給することの例800を示す。MACフレームが、WTRUによって受け取られる、または、供給される(802)。供給することは、WTRU102などによって、処理すること、生成すること、符号化すること、組み立てることなどであり得る。受け取ることは、WTRU102などによって、受け取ること、処理すること、復号すること、または分解することを意味し得る。WTRUは、MACヘッダタイプを決定し(804)、さらにMACヘッダの中の情報からMACフレームを受け取る、処理する、または、供給することが可能である(806)。
本明細書で説明されるのは、WTRU102またはアクセスポイント(AP)などのSTAに関するMACヘッダ圧縮ネゴシエーションである。この実施例は、ネゴシエーションを介して、MACレベルオーバーヘッドを小さくし、MACヘッダ圧縮を行うことが可能である。MACヘッダ圧縮に関して以下の2つのオプション、すなわち、送信STAの能力および受信STAの能力に適切であるとともに、送信されるパケットに関係があるMACヘッダの情報を送信すること、または、フレームごとに変わるMACヘッダの部分を送信し、かつフレームをまたいで一定のままである情報を送信しないこと、が存在し得る。MACヘッダ圧縮に関して1度に1のオプションを行うこと、またはMACヘッダ圧縮に関して同時に両方のオプションを組み合わせることが可能であり得る。圧縮されたMACヘッダの内容は、APとSTAによってネゴシエートされても、純粋にAP主導であってもよい。
本明細書で説明されるのは、APによって告知されるMACヘッダ圧縮である。APによって告知されるMACヘッダ圧縮は、MACヘッダ圧縮のオプション1、すなわち、送信STAの能力および受信STAの能力に適切であるとともに、送信されるパケットに関係があるMACヘッダの部分を送信することによってMACヘッダを圧縮すること、により適している可能性がある。APが、それのビーコン、短いビーコン、または、他の管理フレームまたは制御フレームの中で、MACヘッダの内容に関するオプションを告知することが可能である。APが先頭に立つBSSは、医療センサまたは温度センサのようなセンサから情報を収集するBSSなどの特定のアプリケーションをサポートすることが可能である。
MACヘッダの内容に関するオプションは、本明細書の前段で提示されたオプションフィールド302または400と同様であり得る。APに関連付けられることを所望するすべてのSTAが、そのAPによって必要とされ得るMACヘッダの形態を適応させることが可能である。MACヘッダの内容は、管理フレーム、制御フレーム、データフレームなどのMACフレームに依存して、タイプごとに異なり得る。
図9は、MACヘッダ圧縮をネゴシエートすることの例900を示す。APが、オプションフィールドまたはフレーム制御フィールドの中などの、MACヘッダの内容に関するオプションを有する告知を送る(902)。告知が、局(STA)によって受信される(904)。APに関連付けられることを所望するSTAが、そのAPと通信するようにそれらのMACヘッダの形態を適応させることが可能である(906)。
本明細書で説明されるのは、STA主導のMACヘッダ圧縮である。STA主導のMACヘッダ圧縮は、MACヘッダ圧縮のオプション2、すなわち、フレームごとに変わるMACヘッダの部分を送信し、かつフレームをまたいで一定のままである情報を送信しないことによってMACヘッダを圧縮すること、により適している可能性がある。この場合、STAは、AP内部に常駐するSTAであっても、非AP STAであってもよい。
各STAが、別のSTAまたはAPと、少なくともいくつかのタイプのMACフレームを送受信するものと予期され得る。各タイプのMACフレームに関して、類似したパラメータ設定が、ネゴシエートされ、MAC効率またはMACヘッダ圧縮のために受信STAによって保存されることが可能である。例えば、STAが、異なるいくつかのACのデータフレームをAPに送信する場合、それは、それらの固定されるパラメータに関してAPとネゴシエートすることが可能である。
例えば、そのSTAが、一方は、AC_VIに関し、他方は、AC_VOに関する2つのトラフィックストリームを有することが可能である。そのSTAは、それが異なる2つのタイプのQoS制御フィールド値を有することをAPとネゴシエートすることが可能である。AC_VOに関するトラフィックを送信する際、送信STAは、そのフレームがQoS_Type1のものであることをMACヘッダの中で示すことが可能であり、APは、そのパケットを受信した後、それが、その送信STAを相手に以前に確立しているQoS_Type2の保存されたパラメータを調べることが可能である。送信されるトラフィックがAC_VIである場合、送信STAは、そのフレームがQoS_Type2のものであることをMACヘッダの中で示すことが可能であり、APは、そのパケットを受信した後、それが、その送信STAを相手に以前に確立しているQoS_Type2の保存されたパラメータを調べることが可能である。
図10は、MACフレームを扱うことの例1000を示す。MACヘッダを有するMACフレームが、WTRUによって受け取られる、または、供給される(1002)。そのMACヘッダのオプションフィールドまたはフレーム制御フィールドが、存在する場合、読み取られ、復号され、または、処理される(1004)。WTRUは、その後、MACヘッダの残りの部分の中にいずれのフィールドが存在するかを決定することが可能である(1006)。その決定に基づいて、WTRUは、MACヘッダの後続のフィールドを読み取り、復号する(1008)。WTRUは、処理を必要とする残りのフィールドに関してそれらのステップを繰り返す(1010)。
本明細書で説明されるソリューションは、802特定のプロトコルを考慮するものの、本明細書で説明されるソリューションは、このシナリオに限定されず、他の無線システムにも適用可能であるものと理解される。
1.無線システム上でデータを送信するため/受信するために無線デバイスにおいて実施される方法であって、この方法は、以下を備える。すなわち、
オプションフィールドを有する媒体アクセス制御(MAC)ヘッダを供給し、そのMACヘッダのフィールド構造は、そのオプションフィールドによって指定されること。
2.MACヘッダは、MACヘッダの長さを特定する長さフィールドを含む実施形態1に記載の方法。
3.長さフィールドは、オプションフィールドと併せて使用されて、MACヘッダの長さを特定する実施形態1または実施形態2に記載の方法。
4.MACヘッダは、フレーム制御フィールドを含む実施形態1乃至3のいずれか一実施形態に記載の方法。
5.MACヘッダは、持続時間フィールドを含む実施形態1乃至4のいずれか一実施形態に記載の方法。
6.MACヘッダは、8ビット持続時間フィールドを含む実施形態1乃至5のいずれか一実施形態に記載の方法。
7.MACヘッダは、アドレス1フィールドを含む実施形態1乃至6のいずれか一実施形態に記載の方法。
8.MACヘッダは、アドレス2フィールドを含む実施形態1乃至7のいずれか一実施形態に記載の方法。
9.MACヘッダは、アドレス3フィールドを含む実施形態1乃至8のいずれか一実施形態に記載の方法。
10.MACヘッダは、アドレス4フィールドを含む実施形態1乃至9のいずれか一実施形態に記載の方法。
11.MACヘッダは、シーケンス制御フィールドを含む実施形態1乃至10のいずれか一実施形態に記載の方法。
12.MACヘッダは、サービス品質制御フィールドを含む実施形態1乃至11のいずれか一実施形態に記載の方法。
13.MACヘッダは、超高スループット制御フィールドを含む実施形態1乃至12のいずれか一実施形態に記載の方法。
14.MACヘッダは、巡回冗長検査/フレームチェックシーケンスフィールドを含む実施形態1乃至13のいずれか一実施形態に記載の方法。
15.オプションフィールドは、アドレス3フィールド、アドレス4フィールド、持続時間オプションフィールド、フラグメンテーションフィールド、送信機会フィールド、超高スループット(VHT)制御フィールド、またはMACヘッダオプションフィールドのうちの少なくとも1の存在を示す実施形態1乃至14のいずれか一実施形態に記載の方法。
16.フラグメンテーションフィールドは、現在のフレームが、より大きいフレームの少なくとも1のフラグメンテーションを包含するかどうかを示す実施形態1乃至15のいずれか一実施形態に記載の方法。
17.送信機会フィールドは、サービス品質制御フィールド長を特定する実施形態1乃至16のいずれか一実施形態に記載の方法。
18.フレーム制御フィールドは、タイプフィールドと、サブタイプフィールドとを含む実施形態1乃至17のいずれか一実施形態に記載の方法。
19.フレーム制御フィールドは、省電力状態フィールドを含む実施形態1乃至18のいずれか一実施形態に記載の方法。
20.フレーム制御フィールドは、保護されたフレームフィールドを含む実施形態1乃至19のいずれか一実施形態に記載の方法。
21.フレーム制御フィールドは、さらなるデータフィールドを含む実施形態1乃至20のいずれか一実施形態に記載の方法。
22.シーケンス制御フィールドは、8ビットであり、さらにMACサービスデータユニット(MSDU)、集約MSDU(A−MSDU)、またはMAC管理プロトコルデータユニット(MMPDU)のうちの少なくとも1のシーケンス番号を示す実施形態1乃至21のいずれか一実施形態に記載の方法。
23.シーケンス制御フィールドは、フラグメンテーションがMACフレームに適用されるという条件付きでフラグメンテーション番号を含む実施形態1乃至22のいずれか一実施形態に記載の方法。
24.MSDUまたはMMPDUが、送信局によって断片化されるという条件付きで、送信局は、シーケンス制御フィールドのビットの番号をMSDUまたはMMPDUのシーケンス番号に設定する実施形態1乃至23のいずれか一実施形態に記載の方法。
25.MSDUまたはMMPDUが、送信局によって断片化されるという条件付きで、送信局は、シーケンス制御フィールドのビットの番号をフレームフラグメントのフラグメント番号に設定する実施形態1乃至24のいずれか一実施形態に記載の方法。
26.MSDUまたはMMPDUが、送信局によって断片化されるという条件付きで、送信局は、オプションフィールドの中のフラグメンテーションビットを「1」に設定して、現在のフレームがMSDUまたはMMPDUの断片であることを示す実施形態1乃至25のいずれか一実施形態に記載の方法。
27.MSDUまたはMMPDUが、送信局によって断片化されるという条件付きで、送信局は、フラグメント番号の特別な組み合わせ使用して、現在の断片が、断片化されたMSDUまたはMMPDUの最後の断片であることを示す実施形態1乃至26のいずれか一実施形態に記載の方法。
28.受信局は、オプションフィールドの中のフラグメンテーションビットの設定を評価する実施形態1乃至27のいずれか一実施形態に記載の方法。
29.フラグメンテーションビットが設定されているという条件付きで、受信局は、シーケンス制御フィールドをフラグメント番号と部分的シーケンス番号の組み合わせとして解釈する実施形態1乃至28のいずれか一実施形態に記載の方法。
30.フラグメンテーションビットが設定されていないという条件付きで、受信局は、シーケンス制御フィールドをモジュロ28シーケンス番号として解釈する実施形態1乃至29のいずれか一実施形態に記載の方法。
31.受信局は、シーケンス番号または部分的シーケンス番号を、同一の送信局から受信されたパケットのレコードと比較して、現在のMACフレーム重複を評価する実施形態1乃至30のいずれか一実施形態に記載の方法。
32.重複パケットが検出されたという条件付きで、フレームは、肯定応答が行われ、および、破棄されることが可能である実施形態1乃至31のいずれか一実施形態に記載の方法。
33.アドレス1フィールドは、受信アドレスを包含する実施形態1乃至32のいずれか一実施形態に記載の方法。
34.受信アドレスは、個別アドレスまたはグループアドレスのうちのいずれか1つである実施形態1乃至33のいずれか一実施形態に記載の方法。
35.オプションフィールドにおける送信機会ビットは、サービス品質制御フィールドの長さを示す実施形態1乃至34のいずれか一実施形態に記載の方法。
36.アクセスカテゴリは、音声に関するAC_VO、ビデオに関するAC_Vi、定期的な報告に関するAC_BE、より高い優先度の報告に関するAC_EP、緊急事態に関するAC_EG、または非常警報に関するAC_RAのうちの少なくとも1を含む実施形態1乃至35のいずれか一実施形態に記載の方法。
37.アクセスカテゴリは、符号化され、および、サービス品質制御フィールド内のトラフィック識別子(TID)サブフィールドの中で示される実施形態1乃至36のいずれか一実施形態に記載の方法。
38.局がVHT能力を有するという条件付きで、局は、MACヘッダの中に4バイトVHT制御フィールドを含める実施形態1乃至37のいずれか一実施形態に記載の方法。
39.局がVHT能力を有するという条件付きで、局は、MACヘッダの中に部分的VHT制御フィールドを含める実施形態1乃至38のいずれか一実施形態に記載の方法。
40.局が、MACフレームがその局を宛先としてないと判定するという条件付きで、その局は、ネットワーク割り当てベクトル(NAV)を、持続時間フィールドの中に存在する値に設定し、スリープ状態に入る実施形態1乃至39のいずれか一実施形態に記載の方法。
41.局が、MACフレームがその局を宛先としてないと判定するという条件付きで、その局は、ネットワーク割り当てベクトル(NAV)を、持続時間フィールドおよび持続時間オプションフィールドの中に存在する値に設定し、スリープ状態に入る実施形態1乃至40のいずれか一実施形態に記載の方法。
42.局は、NAVの終わりにウェイクアップする実施形態1乃至41のいずれか一実施形態に記載の方法。
43.送信されるフレームがA−MSDUであるという条件付きで、送信局は、アドレス3フィールドまたはアドレス4フィールドのうちの少なくとも1つを省く実施形態1乃至42のいずれか一実施形態に記載の方法。
44.送信されるフレームがA−MSDUであるという条件付きで、送信局は、アドレス1フィールドまたはアドレス2フィールドのうちの少なくとも1つの中の基本サービスセットID(BSSID)における個別/グループビットを、データフレームが特定のBSSIDに向けられていることを示すように設定する実施形態1乃至43のいずれか一実施形態に記載の方法。
45.送信されるフレームがA−MSDUである場合、送信局は、アドレス3フィールドまたはアドレス4フィールドの少なくとも1つを省く実施形態1乃至44のいずれか一実施形態に記載の方法。
46.管理フレームに関するMACヘッダは、オプションフィールドと、長さフィールドと、フレーム制御フィールドと、持続時間フィールドと、アドレス1フィールドと、アドレス2フィールドと、アドレス3フィールドと、シーケンス制御フィールドと、VHT制御フィールドと、巡回冗長検査/フレームチェックシーケンス(FCS)フィールドと、フレームボディと、FCSフィールドとを含む実施形態1乃至45のいずれか一実施形態に記載の方法。
47.実施形態1乃至46のいずれか一実施形態に記載の方法であって、
送信局の能力および受信局の能力に適切であるとともに、送信されるパケットに関係があるMACヘッダの情報を送信することによってMACヘッダ圧縮をもたらすことをさらに備える方法。
48.実施形態1乃至47のいずれか一実施形態に記載の方法であって、
フレームごとに変わるMACヘッダの部分を送信し、かつフレームをまたいで一定のままである情報を送信しないことによってMACヘッダ圧縮もたらすことをさらに備える方法。
49.圧縮されたMACヘッダの内容は、アクセスポイントと局との間でネゴシエートされる実施形態1乃至48のいずれか一実施形態に記載の方法。
50.圧縮されたMACヘッダの内容は、アクセスポイントによって決定される実施形態1乃至49のいずれか一実施形態に記載の方法。
51.MACヘッダは、誤り検出コードまたは誤り訂正コードを含む実施形態1乃至50のいずれか一実施形態に記載の方法。
52.オプションフィールドの少なくとも1つの要素は、新たなフィールドまたは既存のフィールドの少なくともサブフィールドとして実装される実施形態1乃至51のいずれか一実施形態に記載の方法。
53.アドレス3フィールドは、媒体アクセス制御(MAC)ヘッダの中に含められる実施形態1乃至52のいずれか一実施形態に記載の方法。
54.MACヘッダにおける少なくとも1ビットは、アドレス3フィールドの存在を示すのに使用される実施形態1乃至53のいずれか一実施形態に記載の方法。
55.MACヘッダ内のアドレス3フィールドの存在は、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンのうちの少なくとも1つによって示される実施形態1乃至54のいずれか一実施形態に記載の方法。
56.アドレス4フィールドは、媒体アクセス制御(MAC)ヘッダの中に含められる実施形態1乃至55のいずれか一実施形態に記載の方法。
57.MACヘッダにおける少なくとも1ビットは、アドレス4フィールドの存在を示すのに使用される実施形態1乃至56のいずれか一実施形態に記載の方法。
58.MACヘッダ内のアドレス4フィールドの存在は、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンのうちの少なくとも1つによって示される実施形態1乃至57のいずれか一実施形態に記載の方法。
59.アドレス3フィールドの存在/欠如は、アドレス4フィールドの存在/欠如を示す実施形態1乃至58のいずれか一実施形態に記載の方法。
60.フラグメンテーションフィールドにおける少なくとも1ビットは、現在のフレームが、より大きいフレームのフラグメンテーションを包含するかどうかを示すのに使用される実施形態1乃至59のいずれか一実施形態に記載の方法。
61.現在のフレームが、より大きいフレームのフラグメンテーションを包含するかどうかは、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンのうちの少なくとも1つによって示される実施形態1乃至60のいずれか一実施形態に記載の方法。
62.MACヘッダオプションにおける少なくとも1ビットまたは複数のビットは、MACヘッダのタイプ、または、MACフレームのタイプを示すのに使用される実施形態1乃至61のいずれか一実施形態に記載の方法。
63.MACヘッダ(MH)オプションは、CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンのうちの少なくとも1つによって示される実施形態1乃至62のいずれか一実施形態に記載の方法。
64.「To DS」ビットおよび「From DS」ビットは、フレーム制御フィールドの一部である実施形態1乃至63のいずれか一実施形態に記載の方法。
65.持続時間オプションは、所定のフィールドに適用される実施形態1乃至64のいずれか一実施形態に記載の方法。
66.PLCPヘッダで使用される1ビットまたは複数のビットは、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至65のいずれか一実施形態に記載の方法。
67.CRCマスキングは、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至66のいずれか一実施形態に記載の方法。
68.スクランブラ開始シード値は、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至67のいずれか一実施形態に記載の方法。
69.信号(SIG)フィールド内の相対位相変化は、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至68のいずれか一実施形態に記載の方法。
70.PLCPヘッダ内の相対パイロット値は、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至69のいずれか一実施形態に記載の方法。
71.PLCPヘッダ内のパターンは、使用されるMACヘッダが短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至70のいずれか一実施形態に記載の方法。
72.フレーム制御フィールド内のタイプおよびフィールドは、短いMACヘッダの1つまたは複数のタイプを示すのに使用される実施形態1乃至71のいずれか一実施形態に記載の方法。
73.フレーム制御フィールドにおける1つまたは複数の予約されたビットは、1つまたは複数の短いMACヘッダタイプを示すのに使用される実施形態1乃至72のいずれか一実施形態に記載の方法。
74.短いMACヘッダの1つのタイプは、特定のWiFi標準、IEEE802.11標準、または、無線標準に関してデフォルトである実施形態1乃至73のいずれか一実施形態に記載の方法。
75.短いMACヘッダの1つのタイプは、特定のアクセスポイント(AP)または基本サービスセット(BSS)に関してデフォルトである実施形態1乃至74のいずれか一実施形態に記載の方法。
76.デフォルトの短いMACフレームは、APによって送信されるビーコン、短いビーコン、プローブ応答、関連付け応答フレーム、または、他のタイプの管理フレーム、制御フレーム、または、他のタイプのフレームの中に含められる実施形態1乃至75のいずれか一実施形態に記載の方法。
77.PLCPヘッダまたはMACヘッダにおける1ビットまたは複数のビットは、使用される短いMACヘッダが、デフォルトのものとは異なるタイプの短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至76のいずれか一実施形態に記載の方法。
78.PLCPヘッダまたはMACヘッダにおける1ビットまたは複数のビットは、フレーム制御フィールド内、または、シーケンス制御フィールド内にある実施形態1乃至77のいずれか一実施形態に記載の方法。
79.CRCマスキング、スクランブラ開始シード値、SIGフィールド内の相対位相変化、または、PLCPヘッダ内のパイロット値またはパターンは、使用される短いMACヘッダが、デフォルトのものとは異なるタイプの短いMACヘッダであることを示すのに使用される実施形態1乃至78のいずれか一実施形態に記載の方法。
80.STAは、PLCPヘッダを使用して、現在受信されているパケットに関連付けられたMACヘッダが、短いMACヘッダであるかどうか、および/または、いずれのタイプの短いMACヘッダであるかを特定する実施形態1乃至79のいずれか一実施形態に記載の方法。
81.短いMACヘッダの存在およびタイプに関する両方のインジケーションが、PLCPヘッダを介して獲得されたという条件付きで、その局(STA)は、指定された短いMACヘッダ定義に従ってそのMACヘッダを解釈する実施形態1乃至80のいずれか一実施形態に記載の方法。
82.PLCPヘッダ内の短いMACヘッダの存在に関するインジケーションが、その短いMACヘッダのタイプのインジケーションなしに存在するという条件付きで、そのSTAは、そのMACヘッダ自体を解釈して、いずれのタイプの短いMACヘッダが現在受信されているかについての情報を獲得する実施形態1乃至81のいずれか一実施形態に記載の方法。
83.短いMACヘッダがデフォルトと見なされるという条件付きで、STAは、PLCPヘッダ内またはMACヘッダ内のインジケーションに基づいて、現在のMACヘッダが別のタイプの短いMACヘッダであるかどうかを判定する実施形態1乃至82のいずれか一実施形態に記載の方法。
84.現在のMACヘッダがデフォルトの短いMACヘッダであるという条件付きで、そのSTAは、そのMACヘッダを、相応するように解釈する実施形態1乃至83のいずれか一実施形態に記載の方法。
85.デフォルトのタイプ以外の別のタイプの短いMACヘッダが検出されたという条件付きで、そのSTAは、指定された短いMACヘッダタイプに従ってその短いMACヘッダのフィールドを解釈する実施形態1乃至84のいずれか一実施形態に記載の方法。
86.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成された無線送信/受信ユニット(WTRU)。
87.トランシーバをさらに備える実施形態86に記載のWTRU。
88.実施形態86または87に記載のWTRUであって、
プロセッサをさらに備えるWTRU。
89.プロセッサは、実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成された実施形態86乃至88のいずれか一実施形態に記載のWTRU。
90.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成された基地局。
91.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成された集積回路(IC)。
92.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成されたアクセスポイント。
93.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成された局。
94.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載の方法を実行するように構成された無線送信/受信ユニット(WTRU)。
95.トランシーバをさらに備える実施形態94に記載のWTRU。
96.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載のWTRUであって、
プロセッサをさらに備えるWTRU。
97.プロセッサが、実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載されるとおりに構成される実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載のWTRU。
98.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載されるとおりに構成された基地局。
99.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載されるとおりに構成された集積回路(IC)。
100.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載されるとおりに構成されたアクセスポイント。
101.実施形態1乃至85のいずれか一実施形態に記載されるとおりに構成された局。
特徴および要素は、前段において特定の組み合わせで説明されるものの、各特徴または各要素は、単独で使用されることも、その他の特徴および要素を伴ってまたは伴わずに任意の組み合わせで使用されることも可能であることが、当業者には認識されよう。さらに、本明細書で説明される方法は、コンピュータまたはプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、または、ファームウェアとして実装されることが可能である。コンピュータ可読媒体の例は、電子信号(有線接続または無線接続を介して伝送される)およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、および、CD−ROMディスクやデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光媒体を含むが、以上には限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサが、WTRU、UE、端末装置、基地局、RNC、または、任意のホストコンピュータにおいて使用されるように無線周波数トランシーバを実装するのに使用されることが可能である。