JP6009232B2 - Led照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LED照明用帯状基板(以下、単に「帯状基板」とも言う)、これを用いたLED照明、および複数のLED照明を備えたLED照明装置、並びにLED照明用帯状基板の製造方法に関する。
LEDを装着するための基板の一例が下記特許文献1に記載されている。この基板は、導電性金属からなる正極用および負極用の帯板、並びに射出成形され、両帯板を絶縁状態で一体に保持する樹脂部を有し、全体として帯状をなしている。この帯状基板の一面には、その延びる方向に離間して複数の発光ダイオード(LED)が装着され、LED照明が形成される。
特開2011−146187号公報
上記のLED照明は、帯状基板を巻き取ってリール巻き形状での保管、移送が可能であるため、リールから引き出して自由な長さに切断することができる。しかし、非常に長尺のLED照明を一つの直流電源(例えば電池)で通電すると、大型の電池が必要になると共に、その電池が故障等により作動しないと長尺のLED照明全体が点灯しないことになる。そこで、複数の帯状LED照明を連結し、各LED照明に電池およびスイッチを設ける構成が検討されている。このように、電池を分散配置することで、各電池を小さくして低コスト化およびコンパクト化が図られると共に、万が一何れかの電池が作動しなくても、他の電池が作動してLED照明を点灯させることができる。
しかし、上記のように、複数のLED照明ごとに電池およびスイッチを設けると、各LED照明のスイッチを制御する必要が生じ、このための配線が必要となる。このような配線を基板に沿わせて配すると、配線を設けるためのスペースが必要となる上、美観が損なわれる。また、配線を設けるための別途の工程が必要になるため、手間がかかる。
本発明が解決すべき技術的課題は、複数のLED照明を連結して使用する場合において、各LED照明を制御する配線を、コンパクトに、美観を損なうことなく、且つ、別途の工程を要することなく設けることにある。
前記課題を解決するためになされた本発明に係るLED照明用帯状基板は、導電性金属からなる正極用および負極用の帯板と、双方の帯板をインサートした射出成形で形成され、双方の帯板を絶縁状態で一体に保持する樹脂部と、帯板の延びる方向に離間して配置され、双方の帯板に通電可能にLEDを接続するための複数のLED取付部と、双方の帯板と共に樹脂部にインサートされ、双方の帯板と絶縁されたバイパス線とを備えたものである。このLED照明用帯状基板は、双方の帯板およびバイパス線をインサートして樹脂部を射出成形することにより製造できる。
上記の帯状基板のLED取付部に複数のLEDを取り付ければ、LED照明として使用できる。また、このLED照明を複数連結し、バイパス線と正極用帯板あるいは負極用帯板とを介して複数のLED照明を制御する制御部を設ければ、LED照明装置として使用できる。
上記のように、各LED照明を制御するためのバイパス線を帯状基板の樹脂部にインサートすることで、樹脂部の内部にバイパス線が設けられるため、帯状基板の周囲にバイパス線を設けるためのスペースが不要となると共に、バイパス線が露出しないため美観が損なわれない。また、バイパス線は、正極用および負極用の帯板と共に樹脂部にインサートすることができるため、バイパス線を設けるための別途の工程が不要となる。
具体的には、例えば、各LED照明に、双方の帯板を介してLEDに電力を供給可能の直流電源と、直流電源と正極用帯板もしくは負極用帯板との間に配置されたスイッチとを設け、制御部を、バイパス線と正極用帯板あるいは負極用帯板とを介して複数のLED照明のスイッチに接続した構成とすることができる。この場合、制御部からの信号をバイパス線を介して各スイッチに伝達し、スイッチのオン・オフを切り替えることができる。このLED照明装置において、複数のLED照明の正極用の帯板同士、および、負極用の帯板同士が通電可能に接続すれば、万が一何れかの直流電源が作動しなくても、他の直流電源で全てのLED照明を点灯させることができる。
制御部に、外乱の発生を検知する検知部を接続すれば、検知部の検知信号を受けた制御部でスイッチをオンに切り替えることにより、LEDを自動点灯させて非常時の照明として用いることが可能となる。検知部としては、例えば振動センサ、温度センサ、または人感センサの何れかを用いることができる。振動センサであれば地震の発生、温度センサであれば火災発生、人感センサであれば歩行者の接近をそれぞれ検知し、非常時に至ったと認識することが可能となる。
以上に示すように、本発明によれば、正極用および負極用の帯板と共にバイパス線を樹脂部にインサートすることで、複数のLED照明を連結して使用する場合でも、各LED照明を制御する配線を、コンパクトに、美観を損なうことなく、且つ、別途の工程を要することなく設けることができる。
本発明の実施形態に係るLED照明装置の平面図である。 LED照明を拡大して示す平面図である。 図2中のX−X線断面図である。 図2中のY−Y線断面図である。 表面実装型(チップ型)LEDの斜視図である。 本発明に係るLED照明装置の回路図である。 帯状基板の製作工程を示す平面図である。 上記LED照明装置の取り付け例を示す断面図である。 他の実施形態に係る帯状基板の平面図である。 他の実施形態に係るLED照明装置の回路図である。 他の実施形態に係るLED照明装置の取り付け例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るLED照明装置1は、帯状基板2、および、帯状基板2の延びる方向に離間して配置された複数のLED3からなる複数のLED照明1aと、各LED照明1aに接続され、LED3に電力を供給する複数の電源部4とを備えている。本実施形態では、複数のLED照明1aがコネクタ11を介して連結され、このコネクタ11に電源部4が内蔵されている。
帯状基板2は、図2〜図4に示すように、二枚の帯板21,22、およびバイパス線としてのバイパス用帯板30を平行に配置し、これらを樹脂部24で一体に保持した帯板状の形態を有する。三枚の帯板21,22,30は、何れも厚さ0.01mm〜3mm程度(例えば0.1mm)の可撓性に富む導電性金属(例えば、銅板、アルミ板、ステンレス鋼板等)で形成される。図示例では、三枚の帯板21,22,30が同一平面上に配される。帯板21,22,30の端部には、電源部4に接続するための端子23が形成され、図示例では帯板21,22,30の両端に端子23が形成されている。帯板21,22,30の表面には、必要に応じて錫メッキ等で導電性の金属被膜を形成することもできる。
バイパス用帯板30は、後述するスイッチ制御部43からの信号を伝達するために設けられたものであるため、正極用および負極用の帯板21,22と比べて通電量は小さくてよい。従って、バイパス用帯板30は、正極用および負極用の帯板21,22よりも断面積が小さくてよい。例えば同じ厚さの帯板を使用する場合であれば、バイパス用帯板30は正極用および負極用の帯板21,22よりも小さい幅でよい。尚、バイパス線は必ずしも帯板で形成する必要はなく、例えば断面円形の導線(例えば銅線)等で形成してもよい。
樹脂部24は、端子23を除く帯板21,22,30の両面をその長手方向全体にわたって被覆し、かつ帯板21,22間の隙間および帯板22,30間の隙間を充足している。この樹脂部24は、後述のように帯板21,22,30をインサートして射出成形することで形成される。樹脂材料は、照明装置1の使用条件に応じて任意に選択することができ、例えばLCPやPPS、POM、PEEK等が使用可能である。
樹脂部24には、帯板21,22の延びる方向に沿って適宜のピッチ(等ピッチあるいは不等ピッチ)で複数のLED取付部としての窓部26が形成される。窓部26は、図4に示すように、二枚の帯板21,22の間で帯状基板2の一方の面(LED3の装着側の面である。以下「表面」と称する。)および他方の面(以下、「裏面」と称する)に開口している。窓部26内には二枚の帯板21,22の各内縁部が突出しており、突出した帯板21,22の内縁部よりも表面側では、窓部26の内面がLED3を収容できる形状になっている。窓部26内に突出した帯板21,22の内縁部は端子27として機能し、これをLED3の端子32(後述する)に接触させることでLED3への電力供給を行うことが可能となる。また、樹脂部24のうち、二枚の帯板21,22間の領域には、その表裏面を貫通する複数の取り付け孔28が適宜の間隔で形成されている(図2参照)。
樹脂部24の表面では、窓部26および取り付け孔28の周囲が他所よりも盛り上がっている(図3および図4参照)。この盛り上がり部分26a,28aを除き、樹脂部24は均一な厚さT1を有する。図3中の矢印Wで示すように、帯状基板2をその表面側を凸として湾曲可能とするため、樹脂部24の各部の厚さは極力薄くする。具体的には、樹脂部24の上記肉厚T1は0.3mm〜1.5mm程度(例えば1mm)、最大肉厚となる盛り上がり部26a,28aの厚さTmaxは1.5mm〜4mm程度(例えば2mm)とする。樹脂部24の裏面は、凹凸のない平坦面である。
LED3としては、図5に示すような表面実装型(あるいはチップ型)と呼ばれるものが使用される。LED3の構成・形態は任意であり、図5では、複数(図示例では3つ)の発光素子31を有するマルチチップであって、薄肉の直方体状にパッケージングされたLED3を例示している。マルチチップの他に、シングルチップも使用可能である。LED3は、発光素子31の数に対応した一対もしくは複数対の端子32を有する。端子32は断面L字型をなし、LED3の側面の高さ方向中央部付近から外部に突出して側面および底面に沿うように延びている。LED3の発光色は任意であり、例えば白色を使用することができる。尚、LED3としては、表面実装型に限らず、いわゆる砲弾型を使用することもできる。
このLED3は、図3に示すように、樹脂部24の窓部26内に一つずつ嵌め込むことで帯状基板2に装着される。この際、LED3の端子32を窓部26内に突出した帯板21,22の端子27に接触させることで、帯板21,22とLED3の端子32との間での通電性が確保される。帯板21,22の端子27をプレス加工等により弾性変形可能な形状に加工し、さらに帯状基板2側にLED3と係合する抜け止め構造を設けることで、端子27、32同士を圧接させて通電状態の安定化を図ることができる。抜け止め構造は、例えば樹脂部24の窓部26内面にLED3の外装面に対する締め代を持たせ、あるいは帯板21,22にプレス加工等でLED3の端子32の上面32a(図4および図5参照)と係合する係合部を形成することで構成することができる。LED3の装着後は、LED3の上面レベルを、樹脂部24の盛り上がり部26aの上面と同レベル(図4参照)とし、もしくは盛り上がり部26aの上面よりも低くするのが好ましい。これにより、人が踏みつけるような場所にLED照明装置1を取り付ける場合であっても、LED3が直接踏みつけられることがないため、LED3に加わる負荷を軽減して損傷を防止することができる。尚、LED3の帯状基板2への装着方法は上記に限らず、例えばLED3の端子32と帯状基板2の帯板21,22とを半田付けにより固定してもよい。
図2では、一部の窓部26にLED3をはめ込んでいないが、これは端子27を図面上に明示することで帯状基板2の構成を明確化するためであり、通常は全ての窓部26にLED3がはめ込まれる(図1参照)。尚、求められる照度によっては、全ての窓部26にLED3をはめ込む必要はなく、一部の窓部26にのみLED3を装着し、他の窓部26へのLEDの装着を省略してもよい。
コネクタ11は、複数のLED照明1aを機械的および電気的に接続するものである。コネクタ11の対向面のそれぞれには、帯状基板2の三つの雄型端子23と適合する正極用および負極用の雌型端子12が設けられている(図1参照)。隣接する二つの基板2の各雄型端子23をコネクタ11の各雌型端子12に挿入することで、正極側の帯板21同士、負極側の帯板22同士、およびバイパス用帯板30同士を通電可能に接続することができる。この場合、図2に示すように、帯状基板2の両端に端子23を形成するのが望ましい。
このように複数の帯状基板2をコネクタ11を介して接続した後、帯状基板2がコネクタ11から脱落しないように、コネクタ11と各基板2との間に機械的な抜け止め構造を設けるのが好ましい。
また、上記のようにコネクタ11を用いて帯状基板2を連結する場合には、図6に示すように、電源部4を構成する電池41、スイッチ42、スイッチ制御部43、および検知部44をコネクタ11で保持するのが好ましい。このコネクタ11は、電源部4の各部品間で所定の配線を行った後、これらを雌型端子12と共に型内にインサートし、樹脂で射出成形することにより容易に製作することができる。
図6に本発明にかかる照明装置1の回路図を示す。図示のように、この回路には、電源部4および本体部5が設けられる。電源部4は、直流電源としての電池41と、スイッチ42と、スイッチ42の開閉を制御するスイッチ制御部43と、スイッチ制御部43の入力側に接続された検知部44とを備える。電池41としては、一次電池および二次電池のどちらも使用可能である。二次電池を使用する場合は、電池41に商用電源あるいは太陽電池等を接続して充電可能に構成する。検知部44は、外乱の有無を検知するもので、その代表例としてセンサを用いることができる。センサの種類は検知対象となる外乱の種類に応じて任意に選択することができ、一例としては振動センサ、温度センサ、あるいは人感センサの何れかを使用することが可能である。尚、直流電源は、電池に限らず、例えば交流電流を変換機を介して直流電流に変換して供給するものを含む。
本体部5は、二つの帯板21,22およびバイパス用帯板30と、帯板21,22間で並列接続されたLED3とで構成される。電池41の正極側が一方の帯板21の端子23に接続され、電池41の負極側がスイッチ42を介して他方の帯板22の端子23に接続される。スイッチ42は電池41の正極側に配置することもできる。以上の構成から、一方の帯板21が本体部5の正極側配線51、他方の帯板22が本体部5の負極側配線52、バイパス用帯板30がバイパス配線53となる。LED3を並列接続することにより、上記のように一部の窓部26へのLED3の装着を省略した場合でも、窓部26に装着したLED3を点灯させることが可能となる。尚、帯板21,22の形状を変更して回路を変更し、全ての窓部26にLED3を装着することで、LED3を直列に接続することもできる。電源部4には電流制限抵抗(図示省略)が設けられ、例えば電池41と正極側の帯板21との間や、電池41とスイッチ42との間、あるいは、スイッチ42と負極側の帯板22との間に配置される。
以上に述べた照明装置1は、以下の手順で製作することができる。
先ず、図7に示すように、間隔をあけて平行にガイドした三枚の帯板21,22,30を射出成形機7に所定ピッチで間欠的に送り込み、型内に樹脂を射出することで樹脂部24を形成する。これにより、三枚の帯板21,22,30を樹脂部24で一体に保持し、かつ三枚の帯板21,22,30間を樹脂部24で絶縁した帯状基板2が得られる。帯板21,22をプレス加工により打ち抜き、あるいは塑性変形させることもでき、その場合には、射出成形機7への送り込み前、あるいは射出成形機7内でこれらの加工が行われる。
次いで射出成形機7から搬出された基板2の窓部26にLED3を装着する。LED3装着を装着した基板2は順次巻き取ってロール状にし、後加工工程に移送する。後加工工程では、基板2をロールから引き出して所定寸法に切断し、さらに樹脂部24の一端を除去して端子23を露出させることにより、LED照明1aが形成される(図2参照)。尚、端子23の形成方法はこれに限らず、例えば予め使用長さが決まっている場合には、帯板21,22,30の端部を露出させた状態で樹脂部24を射出成形し、この露出した部分を端子23としてもよい。その後、複数のLED照明1aをコネクタ11を介して連結し、各LED照明1aの基板2の端子23に電源部4を接続することで、照明装置1が完成する。尚、電源部4の基板2への接続や、帯状基板2に対するLED3の装着および取り外しは、エンドユーザーが行うこともできる。
図7では、分離された状態の三枚の帯板21,22,30を射出成形機7に供給する構成を例示したが、一枚の帯板を順送りして射出成形機7の直前で切断し、帯板を三つに分断してからこれらを射出成形機7に供給することもできる。
本発明の照明装置1を構造体8に取り付ける際には、例えば図8に示すように、構造体8の表面に溝81を形成し、照明装置1を溝81内に収容する。次いで取り付け孔28にタッピングネジ等のねじ部材をねじ込み、照明装置1を溝81の底面82(被装着面)に取り付ける。取り付け後は、樹脂部24のフラットな裏面(取り付け面29)の全体が溝81の底面82に密着する。その後、端子23に接続した電源部4を適所に設置することで照明装置1の取り付けが完了する。同図中に二点鎖線で示すように、照明装置1を溝81に取り付けた後で、透明樹脂等からなるカバー83を溝81に取り付けて照明装置1を封止すれば、美観を改善し、さらには水滴や異物による帯板21,22の短絡防止を図ることもできる。
照明装置1を取り付ける構造体8としては、家屋(ビルや住居)内の廊下、階段の踏み込み面や蹴り上げ面、手すり、壁面等が考えられる。この他、縁石やガードレールといった屋外構造物の壁面に照明装置1を装着することもできる。照明装置1の取り付けは、上記のようにネジで行うほか、両面テープ等で樹脂部24の取り付け面29を被装着面に貼着することで行うこともできる。特に不具合がなければ、溝81を形成することなく照明装置1を構造体の表面(被装着面)に直付けしても構わない。
この照明装置1では、図6に示すように、常時はスイッチ制御部43により全てのスイッチ42が開いた状態(スイッチオフ)に保持される。この状態では、電源部4および本体部5に電流が流れず、各LED3は消灯状態にある。一方、外乱の発生による非常時への移行を検知部44が検知すると、その信号がスイッチ制御部43に入力され、これを受けてスイッチ制御部43からバイパス配線53および負極用帯板22(あるいは正極側帯板21)を介した回路を通じて各電源部4のスイッチ42に信号が伝達され、全てのスイッチ42が閉じられる(スイッチオン)。これにより、電源部4および本体部5に電池41からの電流が流れ、各LED3が点灯する。そのため、停電した場合でも照明を確保することができる。検知部44に振動センサを使用すれば地震発生時の照明装置1として利用することができ、温度センサを使用すれば火災発生時の照明装置1として使用することができる。また、検知部44に人感センサを使用すれば、歩行者の接近時にのみ点灯する照明装置1として使用することができる。
以上のように、複数の帯状のLED照明1aをコネクタ11で連結することで、帯状基板2の長さを延長することができ、長大な照明装置1を提供することが可能となる。また、電源部4(電池41)を分散配置することで、各電源部4を小さくして低コスト化およびコンパクト化が図られると共に、万が一何れかの電源部4が作動しなくても、他の電源部4が作動してLED照明1aを点灯させることができるため、非常用照明として使用する場合でも安全性が確保される。
また、図6に示すように二以上のコネクタ11を用いて三以上の帯状基板2を連結する場合、スイッチ制御部43および検知部44は照明装置1全体で一つあれば足りる。従って、何れか一つのコネクタ11にスイッチ制御部43および検知部44を設けた場合は、他のコネクタ11ではこれらを省略することができる。この場合、他のコネクタ11には、電池41およびスイッチ42が設けられる。スイッチ制御部43から、バイパス配線53および負極用帯板22(あるいは正極側帯板21)を介して各スイッチ42に制御信号が伝達される。
また、上記の照明装置1によれば、帯状基板2自体が薄肉であるため、照明装置1全体の厚さを薄肉(数mm程度)にできる。そのため、カバー83で覆った場合でもなお薄型化することができ、構造体8に取り付けた場合でも構造体8の美観を害さず、また、構造体8の設置面が有する本来の機能(例えば通路としての機能)を損なうことがない。特に、帯状基板2の樹脂部24にバイパス線(バイパス用帯板30)がインサートされているため、バイパス線を設けるためのスペースが不要であると共に、バイパス線が露出しないため構造体8の美観や機能を損なうことがない。既存の非常灯の類は一般に大型であり、歩行の障害とならないようその取り付け位置は天井や廊下のコーナー部等に限定されるが、上記の照明装置1であれば、廊下の中央部等、既存品では設置不能な場所にも取り付けることができる。従って、取り付け位置の自由度が向上し、照明装置1の新たな使用形態を実現することが可能となる。
また、上記のように、正極用および負極用の帯板21,22およびバイパス線をインサートして樹脂部24を射出成形することで、帯状基板2にバイパス線を設けるための別途の工程が不要となる。特に、バイパス線を帯板30とすることで、一枚の帯状金属板から帯板21,22,30を形成することが可能となる。
また、正極側の帯板21および負極側の帯板22が樹脂部24で被覆されて絶縁状態にあるため、水や異物による両帯板21,22間の短絡を確実に防止できる。そのため、基板2にLED3を装着するだけで、これをそのまま構造体8に設置することができる。また、電池41およびスイッチ42、あるいは電池41、スイッチ42、スイッチ制御部43、および検知部44を配線して予め電源部4(コネクタ11)を完成させておけば、帯状基板2の端子23をコネクタ11の端子12に接続するだけで照明装置1を作動させることができ、複雑な配線工事が不要となる。そのため、照明装置1の取り付け作業を簡略化でき、エンドユーザーによって構造体に取り付けることも可能となる。尚、帯板21,22,30間等で短絡を生じた場合でも、LED3の端子32間に加わる電圧は数V程度の低電圧であるため、安全性の面でも特段の問題は生じない。
また、正極側および負極側の帯板21,22,30のそれぞれで前記一方側の面(表面)と他方側の面(裏面)とを樹脂部24で被覆し、他方側の面を被覆する樹脂部24に、構造体8に取り付けるための取り付け面29を設ければ、帯状基板2を構造体8に取り付けた際にも構造体8を介した帯板21,22,30間の短絡を防止することができる。
本実施形態のように各LED3を並列接続すれば、基板2の製作後にこれを長さ方向の適所で切断しても断線は生じず、各LEDを点灯させることができる。従って、小売店において基板2を切り売りするような販売態様を採用することも可能となる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
帯状基板2に複数のバイパス線を設けてもよく、例えば図9に示すように、2本のバイパス用帯板30を設けてもよい。図示例では、正極用および負極用の帯板21,22の両側に1本ずつバイパス用帯板30が設けられ、全体として幅方向中央に関して線対称形状をなしている。このように複数のバイパス用帯板30を設けることで、LED照明1aの制御のバリエーションが広がる。例えば、図10に示すように、スイッチ制御部43から延びた2本のバイパス配線53を、複数の電源部4のスイッチ42に交互に接続すれば、一方のバイパス配線53(A)に接続された電源部4(A)と、他方のバイパス配線53(B)に接続された電源部4(B)とを別々に制御することが可能となる。例えば、一方のバイパス配線53(A)に接続された本体部5(すなわちLED照明1a)(A)の群と、他方のバイパス配線53(B)に接続された本体部5(B)の群とを、交互に点滅させることができる。尚、この場合、複数のLED照明1aはコネクタ11を介して機械的に連結され、各LED照明1aのバイパス用帯板30は通電可能に接続されるが、各LED照明1aの正極用帯板21同士、負極用の帯板22同士は接続されていない。
また、LED照明1aと電源部4とは必ずしも一対一で設ける必要はない。例えば、複数のLED照明1aを通電可能に接続してユニットを構成し、このユニットごとに電源部を設けてもよい。
図11に示す実施形態は、短絡防止機能を強化した照明装置1であり、特に屋外での使用に適合するものである。図1〜8に示す実施形態では、図4等から明らかなように帯板21,30の外縁部や、帯板21,22の窓部26内に位置する裏面が樹脂部24で覆われることなく露出している。これに対し、図11に示す実施形態では、帯板21,30の外側縁部を樹脂部24で被覆すると共に、窓部26の裏面側の開口部も樹脂部24で閉鎖することで、帯板21,22,30の露出部分をなくしている。また、LED3の周囲と窓部26の間の隙間を封止材10で覆っている。封止剤としては、樹脂や金属等との密着性に優れるものを使用することが好ましく、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、UV硬化型接着剤等を使用することができる。以上の構成により、雨水や異物による帯板21,22,30間の短絡をより確実に防止することができる。尚、帯板21,30の外側縁部を樹脂部24で被覆する構成、帯板21,30の窓部26内の裏面側の開口部を樹脂部24で覆う構成、及び、LED3の周囲と窓部26の間の隙間を封止材10で覆う構成のうち、何れか一つあるいは二つの構成を適用することもできる。
以上に述べた本発明にかかる照明装置1の構成や使用態様、および機能は一例にすぎない。例えば以上の説明では、帯状基板2を平面状の被装着面に取り付ける場合を説明したが被装着面の形状は任意であり、曲面状の被装着面に帯状基板2を取り付けることができる。
また、以上の説明では、検知部44としてセンサを使用しているが、検知部44にはセンサ以外も使用することができる。例えば商用電源(AC電源)の配線中に電源が落ちたこと(停電)を検知可能な検知部44を組み込むこともでき、かかる構成であれば商用電源の停電時に自動点灯する照明装置1を提供することが可能となる。あるいは、緊急地震放送信号や緊急地震メール、あるいは火災報知機の無線信号を受信することのできる検知部44を組み込むこともできる。
1 LED照明装置
1a LED照明
2 帯状基板
3 LED
4 電源部
5 本体部
11 コネクタ
12 端子
21 正極用帯板
22 負極用帯板
23 端子
24 樹脂部
26 窓部
27 端子
30 バイパス用帯板(バイパス線)
31 発光素子
32 端子
41 電池(直流電源)
42 スイッチ
43 スイッチ制御部
44 検知部
51 正極側配線
52 負極側配線
53 バイパス配線

Claims (5)

  1. 導電性金属からなる正極用および負極用の帯板と、双方の帯板を絶縁状態で一体に保持する樹脂部と、前記帯板の延びる方向に離間して配置され、前記双方の帯板に通電可能にLEDを接続するための複数のLED取付部と、前記双方の帯板と共に前記樹脂部に保持され、前記双方の帯板と絶縁されたバイパス線とを備えたLED照明用帯状基板、及び、前記複数のLED取付部に取り付けられた複数のLEDを備えたLED照明を複数連結してなり、
    前記バイパス線と前記正極用帯板あるいは前記負極用帯板とを介して前記複数のLED照明を制御する制御部を有するLED照明装置であって、
    各LED照明に、前記双方の帯板を介して前記LEDに電力を供給可能の直流電源と、前記直流電源と正極用帯板もしくは負極用帯板との間に配置されたスイッチとを設け、
    前記制御部を、前記バイパス線と前記正極用帯板あるいは前記負極用帯板とを介して前記複数のLED照明のスイッチに接続したLED照明装置
  2. 前記バイパス線が帯板である請求項1記載のLED照明装置
  3. 前記複数のLED照明の正極用の帯板同士、および、負極用の帯板同士が通電可能に接続された請求項記載のLED照明装置。
  4. 導電性金属からなる正極用および負極用の帯板と、双方の帯板を絶縁状態で一体に保持する樹脂部と、前記帯板の延びる方向に離間して配置され、前記双方の帯板に通電可能にLEDを接続するための複数のLED取付部と、前記双方の帯板と共に前記樹脂部に保持され、前記双方の帯板と絶縁されたバイパス線とを備えたLED照明用帯状基板、及び、前記複数のLED取付部に取り付けられた複数のLEDを備えたLED照明を複数連結してなり、
    前記バイパス線と前記正極用帯板あるいは前記負極用帯板とを介して前記複数のLED照明を制御する制御部を有するLED照明装置であって、
    前記制御部に、外乱の発生を検知する検知部を接続したLED照明装置
  5. 前記検知部として、振動センサ、温度センサ、または人感センサの何れかを用いた請求項4記載のLED照明装置。
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