JP6008658B2 - 単線自動閉そく装置常態監視装置 - Google Patents

単線自動閉そく装置常態監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6008658B2
JP6008658B2 JP2012186739A JP2012186739A JP6008658B2 JP 6008658 B2 JP6008658 B2 JP 6008658B2 JP 2012186739 A JP2012186739 A JP 2012186739A JP 2012186739 A JP2012186739 A JP 2012186739A JP 6008658 B2 JP6008658 B2 JP 6008658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
driving direction
abnormality
current
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012186739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014043168A (ja
Inventor
亜紀雄 牧島
亜紀雄 牧島
寿則 阿久根
寿則 阿久根
Original Assignee
大同信号株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大同信号株式会社 filed Critical 大同信号株式会社
Priority to JP2012186739A priority Critical patent/JP6008658B2/ja
Publication of JP2014043168A publication Critical patent/JP2014043168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6008658B2 publication Critical patent/JP6008658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

この発明は、鉄道における停車場間の単線区間に用いられる自動閉そく装置を監視対象とする単線自動閉そく装置常態監視装置に関し、詳しくは、単線自動閉そく装置の運転方向リレー回路の運転方向回線の状態を監視する単線自動閉そく装置常態監視装置に関する。
なお、停車場は、単線区間の両端のそれぞれに位置していて列車運転上は上り列車と下り列車との行違いや,入換え,折り返しが可能な場所を意味し、駅が代表例であるが、信号場や操車場も該当する。
従来の単線区間の単線自動閉そく装置30の運転方向リレー回路について(非特許文献1参照)、本願発明の説明に役立つ部分を、図面を引用して説明する。図3は、単線区間の線路略図を添えた運転方向リレー回路30のブロック図である。また、図1は、(a)が単線自動閉そく装置30の設置された単線区間(10)に係る線路略図、(b)が単線自動閉そく装置30の運転方向てこ21,22の模式図である。
自動閉そく式(自動A)の自動閉そく装置が設置される単線区間線路10は(図3,図1(a)参照)、数Km〜20数Kmに亘る区間に敷設された単線の線路であり、起点側の一端部に上り方の停車場11が存在し、終点側の他端部に下り方の停車場12が存在し、両停車場11,12の間に閉そく信号機13が設置されている。閉そく信号機13は、上り列車の制御に用いられるものと、下り列車の制御に用いられるものとが、設置されている。また、排他制御のために手動操作される一対の運転方向てこ21,22も設けられており、そのうち一方の運転方向てこ21は上り方の停車場11の信号機器室や,駅務室,運転取り扱い室等に置かれ、他方の運転方向てこ22は下り方の停車場12に置かれていて、それらの運転方向てこ21,22が共に左側Lに倒れていれば上り方向設定の状態であり、それらの運転方向てこ21,22が共に右側Rに倒れていれば下り方向設定の状態である(図1(b)参照)。
そのような単線区間線路10に適合している単線自動閉そく装置30の運転方向リレー回路は(図3参照)、停車場11の信号機器室に設置される上り部分回路31と、停車場12の信号機器室に設置される下り部分回路32と、両停車場11,12の間で単線区間線路10に付設された閉そく信号機13の中間信号器具箱の中に設置される中間部分回路33と、何れも一端部が上り部分回路31のリレー駆動電流供給部(運転方向回線変圧整流器)に接続され他端部が下り部分回路32のリレー駆動電流供給部(運転方向回線変圧整流器)に接続された三本の電線36,37,38とを具えている。その三本の電線36,37,38は、何れも例えば直流48V(図示の例では直流24V駆動のリレーが直列に2個入る構成のためであり、中間の信号機がn個であればn×24Vになる)で正側Bから負側Cへ供給されるリレー駆動電流を低抵抗で流すことができるものであり、相互絶縁されてから一本のケーブルに纏められ、単線区間線路10に沿って敷設されて、上り部分回路31から中間部分回路33を経由して下り部分回路32に至っている。これらの電線36,37,38は、三本のそれぞれを峻別しないで纏めて扱うときには運転方向回線や梃子回線と呼ばれ、そのうち電線対36,37はFKR回線と呼ばれ、電線対38,37はFR回線と呼ばれる。
上り部分回路31及び下り部分回路32は、それぞれの詳細な説明は割愛するが(詳しくは非特許文献1参照)、何れも、サージに強いリレーを主体とする回路からなる。そして、単線区間線路10への進行を停車場12から停車場11へ向かう上り列車に限定する上り方向設定時には、上り部分回路31が送電側になって電線36,37,38を介するリレー駆動電流の供給を行い、下り部分回路32は受電側になって電線36,37,38を短絡させることで介助は行うがリレー駆動電流の供給は行わない。また、単線区間線路10への進行を停車場11から停車場12へ向かう下り列車に限定する下り方向設定時には、下り部分回路32が送電側になって電線36,37,38を介するリレー駆動電流の供給を行い、上り部分回路31は受電側になって電線36,37,38を短絡させることで介助は行うがリレー駆動電流の供給は行わないようになっている。
中間部分回路33は、やはり詳細な説明は割愛するが(詳しくは非特許文献1参照)、電線36に介挿接続された幾つかのリレー接点からなり両停車場11,12の信号機の現示に応じてリレー駆動電流の供給を適切な時期に限定する部分と、電線37の連続性を維持する部分と、電線38に介挿接続された上り運転方向リレーUFR及び下り運転方向リレーDFRと、電線38に並列接続された第1整流部および第2整流部を具えている。
そして、両停車場11,12で運転方向てこ21,22を取り扱って共に左側Lに倒し、運転方向を上りに設定すると、上り部分回路31が電線36,37,38を介して中間部分回路33にリレー駆動電流を供給し、下り部分回路32においてリレー1RFRの接点の落下によって電線36,37,38が導通(なお、電線37,38の導通状態は短絡的であるが電線36,37の導通状態はリレー1UFKRが介在するので短絡的でない)するため、中間部分回路33では、第1整流部が通電阻止状態・遮断状態になるのに対し第2整流部が通電許容状態・導通状態になり、それに伴って上り運転方向リレーUFRが動作するのに対し下り運転方向リレーDFRが落下するので、閉そく信号機13のうち上り列車に向けた信号機は単線区間線路10での列車進行を許可する現示を行える状態になるが、閉そく信号機13のうち下り列車に向けた信号機は無条件での停止現示となる。
これに対し、両停車場11,12で運転方向てこ21,22を取り扱って共に右側Rに倒し、運転方向を下りに設定すると、下り部分回路32が電線36,37,38を介して中間部分回路33にリレー駆動電流を供給し、上り部分回路31においてリレー8LFRの接点の落下によって電線36,37,38が導通(この場合も、電線37,38の導通状態は短絡的であるが電線36,37の導通状態はリレー8DFKRが介在するので短絡的でない)するため、中間部分回路33では、第2整流部が通電阻止状態・遮断状態になるのに対し第1整流部が通電許容状態・導通状態になり、それに伴って下り運転方向リレーDFRが動作するのに対し上り運転方向リレーUFRが落下するので、閉そく信号機13のうち下り列車に向けた信号機は単線区間線路10での列車進行を許可する現示を行える状態になるが、閉そく信号機13のうち上り列車に向けた信号機は無条件での停止現示となる。こうして、単線区間線路10への列車進行が、運転方向てこ21,22及び運転方向リレー回路30を備えた自動閉そく式(自動A)の自動閉そく装置によって排他制御され、上り方向と下り方向のうち何れか選択された一方だけに限定される。
このような単線自動閉そく装置30は、装置全体の健全性を判定することが極めて困難な設備であり、保全上も大きな問題となっている。更に、過去には復旧に数日を必要とするような障害を発生したこともあり、鉄道の利用者に多大な影響が及ぶため、これも鉄道事業者においては、保全のむずかしさと相俟って多きな問題となっている。特に、単線自動閉そく装置30において、その制御信号を伝達する運転方向回線36〜38即ち電線36,37,38による回線は、過酷なフィールドに曝されておりトラブルの発生も多い。また中間の閉そく信号機13の所に設備された閉そくユニットは、信号器具箱に中間部分回路33を収めたものであるため、中間部分回路33も、単線自動閉そく装置本体と比較すると、耐候性や耐雷性などにおいて脆弱な設備となっており、障害が発生しやすい。
そして、そのような単線自動閉そく装置の障害発生時に障害地点を特定するために、単線自動閉塞装置の故障箇所検出装置が開発され(例えば特許文献1参照)、旧国有鉄道において信号機器監視装置(運転方向リレー回路用)として実用化されている。
具体的には、運転方向回線に障害が発生した場合に、駅や指令などから単線自動閉塞装置の故障箇所検出装置に指令を与えることにより、両端駅の単線自動閉そく装置のリレーの動作状態と中間の軌道回路の軌道リレー動作状態と運転方向回線の送受電端の電圧とを検出し、更に各リレー動作状態の論理演算や回線電圧の適否などに基づいて分類を行って、障害発生箇所を特定するようになっている。
特開昭48−2614号公報(特公昭51−40325号公報)
鉄道技術者のための電気概論 信号シリーズ2「閉そく装置」 社団法人日本鉄道電気技術協会 平成16年4月30日改訂版発行 P.33〜53 特にP.36図4−2運転方向リレー回路
しかしながら、上述した単線自動閉塞装置の故障箇所検出装置は、単線自動閉そく装置に障害が発生してから障害箇所を特定するための装置であり、障害の発生を事前に防ぐ保全を目的とした装置ではなかった。そのため、運転方向回線に問題が発生して、単線自動閉そく装置の障害という破局的な状況になってから後は、役に立つが、障害の発生以前に、異常発生を予測することや、異常発生要因の除去に寄与することは、できなかった。
これに対し、単線自動閉そく装置の障害による不所望な影響を少しでも緩和・解消するには、障害発生に繋がりそうな異常を障害発生以前に検知して、警報等を発することにより、障害の発生の予防保全を図るのが望ましい。
また、そのような異常検知を的確に而も効率良く行うには、単線自動閉そく装置の構成部位で最も不安定要素が大きく、現実にその障害の殆どが発生する運転方向回線を常時監視するのが好ましい。
このため、運転方向回線に問題が発生して単線自動閉そく装置の障害という破局的な状況になる以前に、運転方向回線に係る異常であれば、軽微な異常であっても、できるだけ逃さずに検知することが、要請される。
そこで、運転方向回線については軽微な異常でも検知しうる単線自動閉そく装置常態監視装置を実現することが技術的な課題となる。
本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、単線自動閉そく装置の運転方向を取得する運転方向取得手段と、前記単線自動閉そく装置の運転方向回線に係る電圧と電流を検出する運転方向回線状態量検出回路と、前記運転方向回線に係る抵抗値の経時変化による前記単線自動閉そく装置の障害の予兆となる異常の有無を前記運転方向と前記電圧と前記電流とに基づいて判定する判定部とを備えている。
また、本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置は(解決手段2)、上記解決手段1の単線自動閉そく装置常態監視装置であって、前記運転方向回線状態量検出回路が、前記運転方向回線に係る接地抵抗も検出するものであり、前記判定部が、前記異常の有無の判定を前記運転方向と前記電圧と前記電流と前記接地抵抗とに基づいて行うようになっていることを特徴とする。
さらに、本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置は(解決手段3)、上記解決手段1,2の単線自動閉そく装置常態監視装置であって、前記判定部が、前記異常が有ると判定したとき、前記運転方向回線状態量検出回路で検出した複数の状態量に係る異常の有無の組み合わせに基づいて異常箇所と異常内容との候補を挙げることも行うようになっていることを特徴とする。
このような本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置にあっては(解決手段1)、主たる目的が単線自動閉そく装置に発生する障害の殆どを占める運転方向回線の障害発生の予防保全であり、障害発生時の使用は従的になっているため、通常の列車運転を行なっている運転方向回線の運用下において、運転方向回線の動作状態の監視を継続して行い、運転方向回線の送受電端における電圧と電流について正常時の状態と常に比較を行い、その変化を検出することにより、障害となる以前に予兆となる異常を発見することができる。
特に、単線自動閉そく装置では運転方向回線の回線抵抗が正常状態から大きく変化した場合に障害が頻発するところ、本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置にあっては、運転方向回線に係る検出対象の状態量を電圧だけでなく電流まで含めるものに拡張したため、回線抵抗の変化が未だ障害惹起レベルまで大きくなっていなくても予兆レベルと言える程度に達していて回線電圧か回線電流の何れかにでも影響が及んでいれば、その変化が検知されるので、従来よりも高い感度で確実に異常を検知することができる。
したがって、この発明によれば、運転方向回線については軽微な異常でも検知しうる単線自動閉そく装置常態監視装置を実現することができ、その結果、運転方向回線の加電電圧および通電電流を監視して正常状態より相当の変化を検知した場合には運転方向回線に障害に繋がる異常が発生したことを保全要員に通知してそれを復旧させる等のことにより単線自動閉そく装置の障害発生の未然防止や予防に寄与することができる。
また、本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置にあっては(解決手段2)、運転方向回線に係る検出対象と判定基準の状態量を電圧と電流だけでなく接地抵抗まで含めるものに拡張したため、障害予兆の異常検知の感度と確実性が更に向上する。
さらに、本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置にあっては(解決手段3)、異常検知時には異常箇所と異常内容の候補が挙げられる。そのため、その通報等により、運転方向回線にどのような障害が発生する可能性が高いのかを障害発生前に知ることができるので、急を要する障害発生後の回復対処と異なり、じっくり丁寧に障害惹起要因を調査して取り除くことができる。
本発明の実施例1について、監視装置(単線自動閉そく装置常態監視装置)の構成を示し、(a)が線路略図、(b)が単線自動閉そく装置の運転方向てこの模式図、(c)が監視装置の概要ブロック図である。 (a)が監視装置の要部ブロック図、(b)が運転方向回線状態量検出回路の回路図である。 単線自動閉そく装置の運転方向リレー回路の回路図である。
このような本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際し従来と同様の構成要素には同一の符号を付して示したので、また、それらについて背景技術の欄で述べたことは以下の実施例についても共通するので、重複する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心に説明する。
本発明の単線自動閉そく装置常態監視装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図1は、(a)が単線区間線路10の略図、(b)が単線自動閉そく装置30の運転方向てこ21,22の模式図、(c)が単線自動閉そく装置30に係る単線自動閉そく装置常態監視装置50の概要ブロック図である。また、図2は、常態監視装置50の要部ブロック図、(b)が運転方向回線状態量検出回路51,52の回路図である。
単線自動閉そく装置常態監視装置50は、以下、単に常態監視装置50と呼ぶが、既述した単線区間線路10(図3,図1(a)参照)に設置された単線自動閉そく装置30(図3,図1(b)参照)に追加・付加する形で設置されるものであり、先ず概要を述べると(図1(c)参照)、単線自動閉そく装置30の運転方向Mを取得する運転方向取得手段と、単線自動閉そく装置30の運転方向回線36〜38に係る電圧Vと電流Aと接地抵抗Ωを検出する運転方向回線状態量検出回路51,52と、運転方向回線36〜38に係る抵抗値の経時変化による単線自動閉そく装置30の障害の予兆となる異常の有無を運転方向Mと電圧Vと接地抵抗Ωとに基づいて判定する判定部と、運転方向回線状態量検出回路51,52の検出結果や判定部53の判定結果を出力する出力部54と、運転方向回線36〜38に電力を供給する運転方向回線変圧整流器55とを具えている。
詳述すると(図2(a)参照)、運転方向回線変圧整流器55は、運転方向回線36〜38に含まれるFR回線とFKR回線に供給する2組の変圧整流器で構成され、以下の特性を有する。具体的には、それぞれ、運転方向回線を構成する例えばDCB−2形リレーおよび通信回線の直列負荷すなわちリレーの複数個および駅間の通信回線長の直列抵抗に定格20mAの電流を供給可能な直流出力電圧が可変なものである。また、計測の誤差および精度を上げるため、含有するリップルは極力少ないものが採用されている。さらに、出力電流は、DCB−2形リレーの定格20mAが基本であるが、最大30mA以上出力できることが望まれ、その際の出力電圧は、出力電流20mA時の24Vを中心として、DCB−2形リレーの最小動作電圧から最大連続使用可能電圧までの間で、オーミックに変動するのが好ましい。なお、この条件を単線自動閉そく装置30の運転方向回線変圧整流器が満たしていれば、或いは条件を満たすよう既存設備が改造されれば、運転方向回線変圧整流器55は、新設の必要がないので、常態監視装置50に必須のものではない。
運転方向取得手段は(図1(c),図2(a)参照)、単線自動閉そく装置30のうち停車場11側の上り部分回路31の該当リレーから運転方向Mのリレー信号(例えば図3のリレー8LFRなどの扛上・落下接点)を入力する部分と、単線自動閉そく装置30のうち停車場12側の下り部分回路32の該当リレーから運転方向Mのリレー信号(例えば図3のリレー1RFRなどの扛上・落下接点)を入力する部分とからなる。双方の運転方向Mは、運転方向てこ21,22の操作時といった過渡的状態は別として、基本的には「上り方向」か「下り方向」か何れかの方向設定で一致しているが、具体的なリレー接点の開閉状態は、逆で、運転方向Mが「上り方向」設定のときには運転方向回線36〜38に対して上り部分回路31が送電側になり下り部分回路32が受電側になり、運転方向Mが「下り方向」設定のときには運転方向回線36〜38に対して下り部分回路32が送電側になり上り部分回路31が受電側になるように、リレー条件が割り当てられている。
運転方向回線状態量検出回路51,52は(図2(a)参照)、運転方向回線36〜38の両端部に分かれて付設されるものであり、この例では、運転方向回線状態量検出回路51が運転方向回線36〜38における上り部分回路31側の送受電端部に付設され、運転方向回線状態量検出回路52が運転方向回線36〜38における下り部分回路32側の送受電端部に付設されている。そして(図2(a),(b)参照)、運転方向回線状態量検出回路51,52は、それぞれ付設先の所で、電圧Vとして電線36,37間のFKR回線電圧Vfkr と電線38,37間のFR回線電圧Vfrとを検出し、電流Aとして電線36のFKR回線電流Afkr と電線38のFR回線電流Afrとを検出し、接地抵抗Ωとして電線37と接地GNDとの間の接地抵抗Ωcを検出するが、その際、電圧Vは入力インピーダンス1MΩ(この例では直流回路に係る測定なので純抵抗分だけでも1MΩ)以上で計測し、電流Aは誘導磁界で計測し、接地抵抗Ωも内部抵抗の高い方式で計測する、といった方式などで検出を行うことで、運転方向回線36〜38を用いた単線自動閉そく装置30の動作に不所望な影響を及ぼさないようになっている。
判定部53は(図1(c),図2(a)参照)、プログラマブルなマイクロプロセッサシステムやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を主体としたものであり、運転方向回線状態量検出回路51,52で検出した測定値V,A,Ωを取得するためのA/D変換回路や、単線自動閉そく装置30から運転方向Mのリレー信号を入力するデジタルI/O回路、接地抵抗Ωを測定するための接地ラインなども具備している。また、判定部53は、単線区間線路10におかる日常の列車連行に合わせて単線自動閉そく装置30が使用されている常態時に随時たとえば運転方向Mの設定状態の安定時に一定周期で測定値V,A,Ωを取り込んで、その適否を判定するようになっており、その適否判定に基準値として参照される正常値が不揮発性メモリ等にデータ保持されている。その正常値・基準値は、設計条件に基づいて机上で決定した値を採用しても良いが、この例では、単線自動閉そく装置30の正常動作確認後に判定部53を初期化モードで動作させると、そのときに取得した測定値V,A,Ωを正常値・基準値としてデータ保持するようになっている。
判定部53の適否判定の具体例を挙げると、電圧V(具体的にはFR回線電圧VfrとFKR回線電圧Vfkr のそれぞれ)については、運転方向Mに応じて送電時の設定電圧値と受電時の設定電圧値とのうち何れか該当する方の設定電圧値を基準電圧として、運転方向回線36〜38の運用時すなわち閉そく確立時における電圧Vを常に基準の設定電圧値と比較し、電圧Vが設定電圧値±5%の範囲に収まっていれば正常と判定するが、電圧Vが設定電圧値±5%の範囲から外れた場合は、異常が発生したと判定するようになっている。また、電流A(具体的にはFR回線電流AfrとFKR回線電流Afkr のそれぞれ)については、運転方向Mに応じて送電時の設定電流値と受電時の設定電流値とのうち何れか該当する方の設定電流値(約20mA)を基準電流として、運転方向回線36〜38の運用時すなわち閉そく確立時における電流Aを常に基準の設定電流値と比較し、電流Aが設定電流値±10%(約18mA〜約22mA)の範囲に収まっていれば正常と判定するが、電流Aが設定電流値±10%の範囲から外れた場合は、異常が発生したと判定するようになっている。さらに、接地抵抗Ω(具体的には接地抵抗Ωc)については、1MΩを下回った場合は、異常が発生したと判定するようになっている。
この判定部53は、上述した各々の状態量に基づく適否にとどまらず、概略の異常発生原因の推定まで行なうようになっている。すなわち、異常が有ると判定したときには、さらに運転方向回線状態量検出回路51,52で検出した複数の状態量に係る異常の有無の組み合わせに基づいて異常箇所と異常内容との候補を挙げることも行う。その具体例を幾つか挙げると(先ず図2(a)の判定表の第1行目を参照)、単線自動閉そく装置30のうち停車場11側の上り部分回路31が送電側になっているときに(M)、上り部分回路31側の運転方向回線状態量検出回路51で検出した測定値V,A,Ωに関し、FR回線電圧Vfrが正常値より異常に高く(↑)、FR回線電流Afrが正常値より異常に少なく(↓)、FKR回線電圧Vfkr もFKR回線電流Afkr も接地抵抗Ωcも正常値の適正範囲に収まっていると(○)、FR回線の直列抵抗増大や,回線中の接続箇所不良,DFR接点不良,ダイオード劣化といった異常発生原因の候補が挙げられるようになっている。
また(図2(a)の判定表の第2行目を参照)、同じ上り部分回路31が受電側になっているときに(M)、やはり上り部分回路31側の運転方向回線状態量検出回路51で検出した測定値V,A,Ωについて、FR回線電圧VfrとFR回線電流Afrが正常値の適正範囲に収まっており(○)、FKR回線電圧Vfkr が正常値より異常に低く(↓)、FKR回線電流Afkr が正常値より異常に少なく(↓)、接地抵抗Ωcが1MΩを下回っていると(×)、FKR回線・C回線間での絶縁不良や,運転方向回線における地気発生,回線中のケーブルまたは接続箇所浸水といった異常発生原因の候補が挙げられるようになっている。
さらに(図2(a)の判定表の第3行目を参照)、単線自動閉そく装置30のうち停車場12側の下り部分回路32が送電側になっているときに(M)、FR回線電圧VfrとFR回線電流Afrが正常値の適正範囲に収まっており(○)、下り部分回路32側の運転方向回線状態量検出回路52で検出した測定値V,A,Ωについて、FR回線電圧Vfrが正常値より異常に高く(↑)、FR回線電流Afrが正常値より異常に少なく(↓)、FKR回線電圧Vfkr が正常値より異常に低く(↓)、FKR回線電流Afkr が正常値より異常に多く(↑)、接地抵抗Ωcが1MΩを下回っていると(×)、FR回線・FKR回線間でのリークや,運転方向回線における地気発生,回線中のケーブルまたは接続箇所浸水といった異常発生原因の候補が挙げられるようになっている。
また(図2(a)の判定表の第4行目を参照)、同じ下り部分回路32が受電側になっているときに(M)、やはり下り部分回路32側の運転方向回線状態量検出回路52で検出した測定値V,A,Ωについて、FR回線電圧VfrとFR回線電流Afrが正常値の適正範囲に収まっており(○)、FKR回線電圧Vfkr が正常値より異常に低く(↓)、FKR回線電流Afkr が正常値より異常に少なく(↓)、接地抵抗Ωcが1MΩ以上で適正範囲に収まっていると(○)、FKR回線の直列抵抗増大や,回線中の接続箇所不良,リレーTR,HSLRの接点不良,FKR変圧整流器不良といった異常発生原因の候補が挙げられるようになっている。
出力部54は(図1(c)参照)、ノート形コンピュータの液晶パネル表示画面と、遠方監視装置へリレー接点などで出力するイメージとを図示したが、保守要員にビジュアルな表示で直ちに通報する態様であれ、適宜な時の解析に備えてデータ記録する態様であれ、判定部53の判定結果を出力することができれば良く、運転方向回線状態量検出回路51,52の検出結果も出力できれば尚良く、判定部53と一体的に実装されていても別体で具現化されていても良く、紙媒体等へ印刷出力するプリンタであっても良く、音声や警報音等を出すスピーカであっても良く、通信回線やネットワークを利用したデータ電送手段であっても良い。
この実施例1の常態監視装置50(単線自動閉そく装置常態監視装置)について、その使用態様及び動作を説明する。
この常態監視装置50は、単線自動閉そく装置30と運転方向回線36〜38の状態を常日頃から監視し続けることで障害の予兆を早期に発見するためのものであり、単線自動閉そく装置30や運転方向回線36〜38の設置と同時に単線区間線路10に対して設置しても良く、既存の単線自動閉そく装置30や運転方向回線36〜38が稼動しているところに追加設置しても良く、その際、運転方向Mを取り込めるよう単線自動閉そく装置30を一部改造するとともに、運転方向回線状態量の測定値V,A,Ωを検出できるよう運転方向回線36〜38に運転方向回線状態量検出回路51,52を付設する。運転方向回線36〜38の送受電電力を安定化させる必要があれば、運転方向回線変圧整流器55も設け、その電力が単線自動閉そく装置30と運転方向回線36〜38に供給されるようにする。
そして、連動装置の制御下で又は単独で単線自動閉そく装置30も運転方向回線36〜38も正常に動作していることを既製の治具での検査や測定値V,A,Ωの目視読取などで確認し、確認が得られたら、常態監視装置50特にその判定部53を初期化モードで動作させて、運転方向Mが上り方向設定になっているときの測定値V,A,Ωと、運転方向Mが下り方向設定になっているときの測定値V,A,Ωとを、以後の適否判定の基準となる正常値としてデータ保持させる。こうして常態監視の準備が調うので常態監視装置50を動作させる。単線自動閉そく装置30が動作している時は出来るだけ常態監視装置50も動作させて、継続的に監視する。
そうすると、単線自動閉そく装置30や運転方向回線36〜38に障害が発生して単線自動閉そく装置30が正常に動作しなくなった場合はもちろん、単線自動閉そく装置30や運転方向回線36〜38が正常に動作している常態時にも、常態監視装置50が動作して、随時、測定値V,A,Ωの適否が判定される。具体的には測定値V,A,Ωについて、より具体的には上り部分回路31側の送受電時のFR回線電圧VfrとFKR回線電圧Vfkr とFR回線電流AfrとFKR回線電流Afkr と接地抵抗Ωcと更には上り下り部分回路32側の送受電時のFR回線電圧VfrとFKR回線電圧Vfkr とFR回線電流AfrとFKR回線電流Afkr と接地抵抗Ωcとの夫々について、正常値・基準値取得時からの経時変化が±5%や±10%といった所定割合や1MΩ等の所定値を超えたか否かが調べられ、超えていれば、近い将来に障害の発生する可能性が高まっているとして、異常と判定される。また、それらの測定値の複数に異常が検知されると、異常箇所と異常内容との候補が挙げられる。さらに、その旨が出力部54にて保守要員等に通報される。
このように、この常態監視装置50(単線自動閉そく装置常態監視装置)は、運転方向回線36〜38に対して単線自動閉そく装置30が送電または受電する電圧および電流を常時監視し、運転方向回線36〜38において接続不良などの原因により回線抵抗等が正常状態より変化したことを検知することにより、単線自動閉そく装置30に障害が発生するに至らない軽微の異常が発生した状態で、警報を発生する。また、運転方向回線36〜38の不良時には、接地抵抗の異常である地気の発生がしばしば見られるため、その検知もおこなう。さらに、異常を検知した場合は、その異常内容を判定して、保全要員に提案する。これらの判定内容は、運転方向回線36〜38に係る異常の発見であり、判定結果の出力内容は、異常の原因となる候補の列挙であり、予兆検知や概略原因出力である。これは異常が発見されても、その復旧には障害発生時のように寸秒を争うものではなく、日にち単位の時間的な余裕があるため、これで十分と考えられるからである。
常態監視装置50を既述した従来の機器監視装置と対比すると、既述した機器監視装置は、障害発生時に両端駅の単線自動閉そく装置の動作に関する殆ど全て情報を収集することによって障害箇所を特定する機能を発揮する装置であるのに対し、本発明の常態監視装置50は、運転方向回線の電圧・電流の動作状態の監視を行なうことにより、片方の駅のみでも機能を発揮できるシンプルな装置となっている。
すなわち、常態監視装置50は、単線自動閉そく装置の動作モードと単線自動閉そく装置の一部を構成する運転方向回線の運用状態における動作電圧・電流を知得し、正常状態と設備に何等かの異常が発生して動作電圧・電流に変化が発生した場合の変化を比較することにより、単線自動閉そく装置に障害が発生する以前に異常を検知・知得すると共に、概略異常内容を解析・表示する機能を有している。
そのため、障害や異常の発生原因箇所の厳密な特定までは叶わないが、単線自動閉そく装置における障害の発生原因箇所の殆どを占める運転方向回線について、障害となる以前に、障害の予兆となる異常を検知・知得し、その発生を監視箇所に伝送して概略異常内容を表示することにより、保全要員は異常原因を除去・復旧し単線自動閉そく装置の障害を未然に防止することが可能となる。
また、万一突然単線自動閉そく装置に障害が発生した場合においても、上記と同様の原理により、概略障害原因の探求が可能なため、障害発生時の復旧時間を短縮することが可能となる。そのため、障害発生の予防にとどまらず、障害発生時においても、有用なものとなっている。
要する、常態監視装置50は、負荷抵抗の変動により、回路に流れる電圧および電流がオーミックに変動することを利用し、運転方向回線の異常による運転方向回線の直列抵抗の変動を間接的に検知し、運転方向回線が機能を失う以前の軽微な異常の内に異常発生の警報を出すものである。そのため、単線自動閉そく装置の運転方向回線の保全において、常態監視装置50を使用することにより、今迄なされていなかった設備の正常状態からの変化を把握することができ、その結果、設備の異常の発見が可能となり、障害発生に至る以前の予防保全が可能となる。また、予防保全として発見できない突然の障害の発生(例えば通信ケーブルに対する散弾銃の発砲による通信ケーブル損傷)などにおいても、発生した障害の原因について、かなりの内容の把握が常態監視装置50により可能となるため、障害復旧時間の短縮が可能となる。
[その他]
なお、本発明の常態監視装置50は、運転方向回線36〜38に係る抵抗値の経時変化による単線自動閉そく装置30の障害の予兆となる異常を早期に検出することを主眼とするものであるから、判定部53では、運転方向回線36〜38に係る抵抗値をより直接的に表すものとして測定値V,Aから演算にて抵抗推定値を算出し、例えば[電圧V/電流A]を算出し、より具体的には[FR回線電圧Vfr/FR回線電流Afr]や[FKR回線電圧Vfkr /FKR回線電流Afkr ]を算出し、その抵抗推定値に係る正常値・基準値からの経時変化に応じて異常の有無を判定するようにしても良い。
また、運転方向回線状態量検出回路51,52の検出する運転方向回線状態量は、上述したものに限られる訳でなく、上述したものに加えて又は代えて、例えば、電圧Vとしては運転方向回線36〜38の夫々と接地GNDとの間の電圧、電流Aとしては電線37の通電電流や運転方向回線36〜38の合計電流、接地抵抗Ωとしては電線36,38の夫々と接地GNDとの間の抵抗などを検出するようにしても良い。
さらに、上記実施例では、単線自動閉そく装置30の中間部分回路33の所では、運転方向回線36〜38の状態量を検出していなかったが、そこにも運転方向回線状態量検出回路51,52と同様の回路を付設するとともに、その測定値V,A,Ωも取得して適否判定するように判定部53の機能を拡張しても良い。このように、駅中間の閉そく信号機13の設置箇所における運転方向回線36〜38の電圧Vや,電流A,接地抵抗Ωを監視することで、異常状態の検知や異常内容の絞り込みの精度を上げることができる。
また、上記実施例では、単線自動閉そく装置30の上り部分回路31側の運転方向回線状態量検出回路51も下り部分回路32側の運転方向回線状態量検出回路52も一台の判定部53に接続されている構成例を図示したが、判定部53は分散設置されたコンピュータ群などで具体化しても良く、さらに、運転方向回線状態量検出回路51で検出した測定値V,A,Ωに基づく判定は、上り部分回路31側のコンピュータで行い、運転方向回線状態量検出回路52で検出した測定値V,A,Ωに基づく判定は、下り部分回路32側のコンピュータで行うようにしても良い。
10…単線区間線路、11…停車場(起点側A駅,上り方A駅)、
12…停車場(終点側B駅,下り方B駅)、13…閉そく信号機、
21…運転方向てこ(上り方)、22…運転方向てこ(下り方)、
30…単線自動閉そく装置(運転方向リレー回路)、
31…上り部分回路、32…下り部分回路、33…中間部分回路、
36…電線(FKR回線,梃子回線,運転方向回線)、
37…電線(FKR回線およびFR回線,梃子回線,運転方向回線)、
38…電線(FR回線,梃子回線,運転方向回線)、
50…常態監視装置(単線自動閉そく装置常態監視装置)、
51,52…運転方向回線状態量検出回路(電圧,電流,接地抵抗)、
53…判定部(抵抗値経時変化判定)、54…出力部(表示,送信,記録)、
55…運転方向回線変圧整流器(リレー駆動電流供給部)

Claims (2)

  1. 単線自動閉そく装置の運転方向を取得する運転方向取得手段と、前記単線自動閉そく装置の運転方向回線に係る電圧と電流を検出する運転方向回線状態量検出回路と、前記運転方向回線に係る抵抗値の経時変化による前記単線自動閉そく装置の障害の予兆となる異常の有無を前記運転方向と前記電圧の初期取得値からの変化と前記電流の初期取得値からの変化とに基づいて判定する判定部とを備えた単線自動閉そく装置常態監視装置であって、
    前記判定部が、前記異常が有ると判定したとき、前記運転方向回線状態量検出回路で検出した複数の状態量に係る異常の有無の組み合わせに基づいて異常箇所と異常内容との候補を挙げることも行うようになっていることを特徴とする単線自動閉そく装置常態監視装置。
  2. 前記運転方向回線状態量検出回路が、前記運転方向回線に係る接地抵抗も検出するものであり、前記判定部が、前記異常の有無の判定を前記運転方向と前記電圧と前記電流と前記接地抵抗とに基づいて行うようになっていることを特徴とする請求項1記載の単線自動閉そく装置常態監視装置。
JP2012186739A 2012-08-27 2012-08-27 単線自動閉そく装置常態監視装置 Active JP6008658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012186739A JP6008658B2 (ja) 2012-08-27 2012-08-27 単線自動閉そく装置常態監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012186739A JP6008658B2 (ja) 2012-08-27 2012-08-27 単線自動閉そく装置常態監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014043168A JP2014043168A (ja) 2014-03-13
JP6008658B2 true JP6008658B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=50394775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012186739A Active JP6008658B2 (ja) 2012-08-27 2012-08-27 単線自動閉そく装置常態監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6008658B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110843866A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 比亚迪股份有限公司 单线线路行车组织方法、装置及存储介质
CN114137940B (zh) * 2021-11-29 2024-03-12 卡斯柯信号有限公司 根据区间运行方向自动开关区间占用逻辑检查的方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2936022B2 (ja) * 1991-07-03 1999-08-23 東日本旅客鉄道株式会社 運転方向回線の故障箇所検知用監視装置
JP2000247234A (ja) * 1999-02-25 2000-09-12 East Japan Railway Co 運転方向回線故障検知方法と装置
JP2002131361A (ja) * 2000-10-23 2002-05-09 Koha Co Ltd 配線の短絡検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014043168A (ja) 2014-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4653238B2 (ja) Dc牽引力供給システム用のデルタi地絡保護リレーシステム及びその制御方法
KR20080070397A (ko) 배전자동화시스템에서 단말장치의 고장표시 생성방법
US10126345B2 (en) Device and method for insulation monitoring in a power supply system including a high-resistance grounded neutral point
US20190011492A1 (en) Circuit and method for detecting arc faults
JP3643234B2 (ja) 軌道回路監視装置
WO2012091241A1 (ko) 탭 체인저의 건전성 평가 장치 및 방법
CN105765812A (zh) 用于检测电路中的电气故障的方法
WO2011106261A1 (en) Protective switch with status detection
US8457910B2 (en) Electrical power system event detection and anticipation
WO2016017040A1 (ja) 車両システムおよびその制御方法
KR20180070208A (ko) 전력선 및 배전 설비의 이상 검출 시스템
CN108614180A (zh) 单相接地故障线路查找方法
KR20070044419A (ko) 차단기 동작시간 측정용 디지털 진단시스템 및 그 진단방법
CN110988515A (zh) 一种变电站继电保护装置的电压通道采样异常检测方法
JP6008658B2 (ja) 単線自動閉そく装置常態監視装置
WO2019084947A1 (zh) 直流开关柜及其监控***和监控方法
JP4924199B2 (ja) 三相遮断器特性計測装置、三相遮断器不揃い異常検出方法および三相遮断器不揃い異常検出をコンピュータに実行させるプログラム
JP4432081B2 (ja) 直流電力ケーブル異常検出装置
KR100911734B1 (ko) 차단기 트립회로 이상 감시장치
JP6189113B2 (ja) 鉄道信号ケーブル断線検知器
CN107727988B (zh) 一种轨道电路芯线接地检测装置、***及方法
JP2016070854A (ja) 短絡事故点割出システム
CN105720682A (zh) 一种变电站智能配电控制***
CN108279360A (zh) 单相接地故障线路监测***
KR20110043512A (ko) 송전선로 고장 유형 판단 시스템 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6008658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250