JP6006776B2 - 電気機器識別方法および電気機器識別装置 - Google Patents

電気機器識別方法および電気機器識別装置 Download PDF

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Description

本発明は、電気機器識別方法および電気機器識別装置に関し、より詳細には、測定された電流に基づいて電気製品を識別する電気機器識別方法および電気機器識別装置に関する。
従来、住宅や工場などで使用される電気製品の消費電力を可視化して、使用する消費電力を管理して省エネ化を図ることが行われている。
そこで、住宅の分電盤に設置した電流センサを用いて電流波形を測定し、測定された電流波形の形状から、動作中の電気製品を識別する方法が、例えば、非特許文献1に開示されている。
高谷和宏、鈴木康直、石山文彦、香西将樹、岩崎登、田島公博著、"家電機器が発する伝導妨害波の特徴を活用した家電機器の動作状況推定に関する検討"、電子情報通信学会 信学技報, vol. 112, no. 73, EMCJ2012-14, pp. 29-34, 2012年5月
しかしながら、従来の方法では、単相2線式または単相3線式で給電される電気機器を識別することが可能であったが、三相3線式で給電される電気製品を識別することは困難であった。
単相2線式または単相3線式の給電方法では、単相負荷を有する電気製品に対して2本の配線で給電され、三相3線式の給電方法では、三相負荷を有する電気製品に対して3本の配線で給電される。従来の方法では、単相負荷に接続された2本の配線のうち1本(単相3線式の場合は接地された中性線以外の配線)に流れる電流を1つのセンサで測定し、測定された電流に基づいて電気製品を識別していた。単相負荷の入力および出力に接続された2本の配線には、同じ波形の電流が流れるため、当該2本の配線のどの場所を測定しても、電流の波形は同じとなる。
しかし、識別対象が三相負荷を有する電気機器の場合、当該三相負荷に接続された3本の配線に流れる電流の波形はそれぞれ異なる。したがって、従来のような1つの電流センサを用いて電流測定する方法では、3本の配線に流れる電流を測定する度に電流センサを付け替える必要が生じ、電気機器を識別するまでに手間がかかる問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、三相3線式で給電される電気製品を迅速に識別するための電気機器識別方法および電気機器識別装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、2本の配線に接続され給電される電気製品を識別する装置による方法であって、前記装置は、前記電気製品を識別するための第1の波形データおよび第2の波形データが予め格納されたデータベースを備え、前記2本の配線のうち第1の配線に流れる第1の電流を測定し、前記2本の配線のうち第2の配線に流れる第2の電流を測定するステップと、前記第1の配線と前記第2の配線との間に印加される線間電圧を測定するステップと、前記測定された線間電圧の位相を基準として、前記測定された第1の電流から所望の周期分の第1の識別波形を取得し、前記測定された第2の電流から前記周期分の第2の識別波形を取得するステップと、前記第1の識別波形と前記第2の識別波形とを所定の順序に従い並べて、整列波形を生成するステップと、前記整列波形のうち前記第1の識別波形に対応する波形のデータと前記第1の波形データとが一致するかどうかを判定し、前記整列波形のうち前記第2の識別波形に対応する波形のデータと前記第2の波形データとが一致するかどうかを判定するステップと、前記第1の識別波形に対応する波形のデータが前記第1の波形データと一致し、且つ、前記第2の識別波形に対応する波形のデータが前記第2の波形データと一致した場合、前記第1の波形データおよび前記第2の波形データに紐付けられた電気製品の識別情報を表示するステップとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、三相3線式で給電される電気製品を迅速に識別することが可能となる。
本発明の実施例1−1に係る電気機器識別装置を含む構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1−1に係るサーバのソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例1−1に係る、識別波形の生成について説明するための図であり、(a)は、測定された線間電圧V3ACの電圧波形を示し、(b)は、測定された線電流I3Aの電流波形を示し、(c)は、測定された線電流I3Cの電流波形を示し、(d)は、識別波形I3A_idを示し、(e)は、識別波形I3C_idを示し、(f)は、整列波形I3AC_idを示す。 本発明の実施例1−1に係る電気機器識別方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例1−2に係る電気機器識別装置を含む構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1−3に係る電気機器識別装置を含む構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係るサーバのソフトウェア構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例2に係る電気機器識別方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る電気機器識別装置を含む構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る電気機器識別装置を含む構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る電気機器識別装置を含む構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る、サーバのソフトウェア構成の機能ブロック図である。 本発明の実施例4に係る、スペクトル化された高周波成分の一例を示す図である。 合成波形を用いて複数の電気機器を識別する方法について説明するための図であり、(a)は、電気機器Aに印加される電圧の波形Vxと電気機器Aに流れる電流波形IxAとの関係を示し、(b)は、電気機器Bに印加される電圧の波形Vxと電気機器Bに流れる電流波形IxBとの関係を示し、(c)は、電流波形IxAと電流波形IxBとを合成した電流波形Icを示す。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
本明細書では、単相負荷を有する電気製品は、例えば、電話機、ファクシミリ、照明、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、テレビ、およびパソコン等の家電製品を含み、サーバやルータ等のICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)機器も含む。また、三相負荷を有する電気製品は、例えば、冷凍庫、フライヤー、ファン、空調機等の業務用の電気製品を含む。三相負荷は、例えば、電気製品が動作するために必要な駆動源となる電動機(モータ)をいう。
<実施例1>
(実施例1−1)
〔構成〕
図1に本発明の実施例1−1に係る電気機器識別装置を含む構成を示す。三相3線式電源1は、デルタ結線された商用電源1A、1B、および1Cで構成される。三相3線式電源1から出力された電力は、分電盤2で分電され、配線を通って電気機器4内の三相負荷Zに供給される。三相負荷Zは、デルタ結線された3つの負荷ZA、ZB、およびZCで構成される。
図1に示す三相3線式の給電方式において、商用電源1Aの相電圧(例えば、200V)は、配線(第1相線)3Aと配線(第2相線)3Cとの間の線間電圧V3ACと同じとなり、電気機器4内の負荷ZAに印加される。また、図1に示す三相3線式の給電方式において、商用電源1Bの相電圧は、配線3Aと配線(第3相線)3Bとの間の線間電圧V3ABと同じとなり、電気機器4内の負荷ZBに印加され、商用電源1Cの相電圧は、配線3Bと配線3Cとの間の線間電圧V3BCと同じとなり、電気機器4内の負荷ZCに印加される。配線3Aには線電流I3A、配線3Bには線電流I3B、配線3Cには線電流I3Cがそれぞれ流れ、負荷ZAには相電流IA、負荷ZBには相電流IB、負荷Zcには相電流Icがそれぞれ流れる。
配線3Aには、電流センサ5Aが設置され、配線3Cには、電流センサ5Cが設置される。また、配線3Aおよび配線3Cには、線間電圧V3ACを測定するための電圧センサ6が設置される。電流センサ5A、5Cが測定した電流、および電圧センサ6が測定した電圧は、A/D変換器7によってアナログからデジタルへ変換され、電気機器識別装置8に送信される。そして、電気機器識別装置8は、測定された電圧の位相を基準として、測定された電流の波形から識別波形を生成し、当該識別波形を用いて電気機器4を識別する。なお、測定された電流および電圧は、例えば、LAN(Local Area Network)で構成されるNW(network)を介して電気機器識別装置8に送信されてもよい。
配線3Aおよび配線3Cに設置された電流センサ5A、電流センサ5C、電圧センサ6の各センサは、着脱可能となっている。よって、各センサを、三相3線式電源1に接続された配線3Aおよび配線3Cから取り外して、例えば、単相3線式などの別の形式の電源に接続された配線に容易に付け替えることが可能となっている(図10の説明を参照)。したがって、本発明の実施例では、様々な形式の電源の配線に接続された電気機器を識別することが可能となっている。
本発明の実施例1−1に係る電気機器識別装置8は、サーバ81と、サーバ81で生成された各種データを格納するためのデータベース82とを備える。サーバ81はCPU(Central Processing Unit)を備え、後述する各機能部は当該CPUによって実行される。データベース82は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶領域で構成される。なお、サーバ81にA/D変換機能を組み込んで、A/D変換器7を省略させてもよい。
図2に本発明の実施例1−1に係る、サーバのソフトウェア構成の機能ブロック図を示す。サーバ81は、電流測定部(第1の測定部)811、電圧測定部(第2の測定部)812、識別波形取得部813、整列波形生成部814、判定部815、表示部816の各機能部を備えた構成となっている。
〔動作〕
電流測定部811は、配線3Aに流れる線電流(第1の電流)I3Aを電流センサ5Aによって測定し、配線3Cに流れる線電流(第2の電流)I3Cを電流センサ5Cによって測定する。電圧測定部812は、配線3Aと配線3Cとの線間電圧V3ACを、電圧センサ6を用いて測定する。
図3に本発明の実施例1−1に係る、識別波形の生成について説明するための図を示す。図3(a)は、測定された線間電圧V3ACの電圧波形を示し、図3(b)は、測定された線電流I3Aの電流波形を示し、図3(c)は、測定された線電流I3Cの電流波形を示し、図3(d)は、識別波形I3A_idを示し、図3(e)は、識別波形I3C_idを示し、図3(f)は、整列波形I3AC_idを示す。本明細書では、線間電圧V3ACの周期、線電流I3Aの周期、線電流I3Cの周期が一致すると仮定する。
識別波形取得部813は、測定された線間電圧V3ACの位相を基準として、測定された線電流I3Aを所望の周期分で区切って識別波形I3A_idを生成し、また、測定された線電流I3Cを所望の周期分で区切って識別波形I3C_idを生成してそれぞれ取得する。所望の周期は、例えば、1サイクル分の周期をいう。取得された識別波形I3A_idおよびI3C_idは、データベース82に格納される。
具体的には、識別波形取得部813は、図3(a)に示す線間電圧V3ACの位相、例えば、2π(rad)を基準として、図3(b)に示す線電流I3Aの電流波形を線間電圧V3ACの1周期で区切り、図3(d)に示す識別波形I3A_idを生成する。また、識別波形取得部813は、図3(c)に示す線電流I3Cの電流波形を線間電圧V3ACの1周期で区切り、図3(e)に示す識別波形I3C_idを生成する。
次に、整列波形生成部814は、図3(d)に示す識別波形I3A_idと図3(e)に示す識別波形I3C_idとを所定の順序に従い並べて、図3(f)に示す整列波形I3AC_idを生成する。整列波形I3AC_idは、識別波形I3A_idと識別波形I3C_idとを時系列に並べた波形である。所定の順序については、例えば、第1相線に流れる線電流I3Aに基づく識別波形I3A_idを1番目の波形とし、第2相線に流れる線電流I3Cに基づく識別波形I3C_idを2番目の波形として並べる。
線電流I3Aを相電流IAおよび相電流IBとの関係式を次の(式1)に示す。
3A=IB−IA (式1)
線電流I3Cを相電流IAおよび相電流ICとの関係式を次の(式2)に示す。
3C=IA−IC (式2)
(式1)および(式2)により、線電流I3Aおよび線電流I3Cは、三相負荷にそれぞれ流れる相電流IA、IB、およびICの各成分を含むことが理解できる。そして、当該線電流I3AおよびI3Cから生成された整列波形I3AC_idもまた、3つの相電流IA、IB、およびICの各成分を含むことがわかる。したがって、三相負荷にそれぞれ流れる相電流の波形の特徴を有する整列波形IAC_idを用いることにより、当該三相負荷を有する電気機器を正確に識別することが可能となる。なお、生成した整列波形と、対応する三相負荷を有する電気機器の識別情報を予めデータベース82に格納しておき、新たに生成した整列波形と、格納された整列波形とを比較して一致した場合、対応する電気機器の識別情報を表示するようにしてもよい。また、取得された2つの識別波形は、並べずに個々の波形データとして取り扱い、それぞれの波形データを電気機器の識別に利用してもよい。
判定部815は、整列波形I3AC_idのうち識別波形I3A_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された、識別波形と比較するための波形(第1の波形)I1とが一致するかどうかを判定し、また、整列波形I3AC_idのうち識別波形I3C_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された波形(第2の波形)I2とが一致するかどうかを判定する。本明細書で一致するとは、互いの波形が所定の近似度を超えた場合をいう。
表示部816は、識別波形I3A_idに対応する波形と波形I1とが一致し、且つ、識別波形I3C_idに対応する波形と波形I2とが一致した場合、波形I1のデータおよび波形I2のデータに紐付けられた電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示したり、無線方式により情報を送信して携帯端末(例えば、スマートフォン)の画面に表示したりする。電気機器の識別情報は、例えば、電気機器の機種名、電気機器で消費される電力、ON/OFFなどの動作状況などの情報を含む。
〔フローチャート〕
図4に本発明の実施例1−1に係る電気機器識別方法のフローチャートを示す。電流測定部811は、電流センサ5Aによって配線3Aに流れる線電流I3Aを測定し、電流センサ5Cによって配線3Cに流れる線電流I3Cを測定する(S101)。電圧測定部812は、配線3Aと配線3Cとの線間電圧V3ACを測定する(S102)。識別波形取得部813は、測定された線間電圧V3ACの位相を基準として、測定された線電流I3Aから所望の周期分の識別波形I3A_idを取得し、また、測定された線電流I3Cから所望の周期分の識別波形I3C_idを取得する(S103)。整列波形生成部814は、取得された識別波形I3A_idおよび識別波形I3C_idを所定の順序に従い並べて、整列波形I3AC_idを生成する(S104)。判定部815は、整列波形I3AC_idのうち識別波形I3A_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された波形I1とが一致するか判定し、また、整列波形I3AC_idのうち識別波形I3C_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された波形I2とが一致するか判定する(S105)。表示部815は、識別波形I3A_idに対応する波形と波形I1とが一致し、且つ、識別波形I3C_idに対応する波形と波形I2とが一致した場合、波形I1のデータおよび波形I2のデータに紐付けられた電気機器の識別情報を表示する(S106)。
本実施例によれば、三相3線式で給電される電気製品を迅速に識別することが可能となる。
(実施例1−2)
本発明の実施例1−1において、三相3線式電源1および三相負荷Zはデルタ結線されているが、三相3線式電源および三相負荷がスター結線された場合であっても、電気製品を識別することができる。
図5に本発明の実施例1−2に係る電気機器識別装置を含む構成を示す。三相3線式電源1’は、スター結線された商用電源1’A、1’B、および1’Cで構成される。三相3線式電源1’から出力された電力は、分電盤2で分電され、配線を通って電気機器4’内の三相負荷Z’に供給される。三相負荷Z’は、スター結線された3つの負荷Z’A、Z’B、およびZ’Cで構成される。
図5に示す三相3線式の給電方式において、商用電源1’Aから流れる相電流は、配線3Aに流れる線電流I’3Aと同じであり、電気機器4’内の負荷Z’Aに流れる。また、図5に示す三相3線式の給電方式において、商用電源1’Bから流れる相電流は、配線3Bに流れる線電流I’3Bと同じであり、電気機器4’内の負荷Z’Bに流れる。また、商用電源1’Cから流れる相電流は、配線3Cに流れる線電流I’3Cと同じであり、電気機器4’内の負荷Z’Cに流れる。
本発明の実施例1−2に係る電気機器識別装置8では、本発明の実施例1−1と同様の処理が行われる。識別波形取得部813は、電圧測定部812で測定された線間電圧V’3ACの位相を基準として、電流測定部811で測定された線電流I’3Aの電流波形を所望の周期分で区切り、識別波形I’3A_idを生成し、また、電流測定部811で測定された線電流I’3Cの電流波形を所望の周期分で区切り、識別波形I’3C_idを生成し、それぞれ取得する。そして、整列波形生成部814は、識別波形I’3A_idと識別波形I’3C_idとを所定の順序に従い並べて、整列波形I’3AC_idを生成する。判定部814は、整列波形I’3AC_idのうち識別波形I’3A_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された、識別波形と比較するための波形I’1とが一致するかどうかを判定し、また、整列波形I’3AC_idのうち識別波形I’3C_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された波形I’2とが一致するかどうかを判定する。表示部815は、識別波形I’3A_idに対応する波形と波形I’1とが一致し、且つ、識別波形I’3C_idに対応する波形と波形I’2とが一致した場合、波形I’1のデータおよび波形I’2のデータに紐付けられた電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示する。
本実施例によれば、スター結線の場合であっても、三相3線式で給電される電気製品を迅速に識別することが可能となる。
(実施例1−3)
本発明の実施例に係る識別対象は、三相負荷を有する電気機器だけでなく、単相負荷を有する電気機器も識別対象となりうる。
図6に本発明の実施例1−3に係る電気機器識別装置を含む構成を示す。三相3線式電源1から出力された電力は、分電盤2で分電され、配線を通って電気機器9内の単相負荷Z9に供給される。図6に示す三相3線式の給電方式において、商用電源1Bの相電圧は、配線3Aと配線3Bとの間の線間電圧V3ABと同じとなり、電気機器9内の単相負荷Z9に印加される。
本実施例では、配線3Aには、電気機器9内の単相負荷Z9が接続されているため、配線3Aに流れる線電流I3Aは、電気機器9内の単相負荷Z9に流れる電流として検出される。一方、配線3Cには負荷が接続されていないため、配線3Cに流れる線電流I3Cは検出されない。よって、識別波形取得部813は、測定された線間電圧V3ACの位相を基準として、測定された線電流I3Aの電流波形を所望の周期分で区切り、識別波形I3A_idを生成し取得する。線電流I3Cの電流値は0となり、測定されない。
判定部815は、識別波形I3A_idと予めデータベースに格納された、識別波形と比較するための波形I9とが一致するかどうかを判定する。表示部816は、識別波形I3A_idと波形I9とが一致した場合、波形I9のデータのみに紐付けられた単相負荷を有する電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示する。
本実施例によれば、三相3線式で給電される電気製品が、単相負荷を有していても迅速に識別することが可能となる。つまり、実施例1に係る電気機器識別装置は、識別対象の電気機器の負荷が単相負荷か三相負荷かに関わらず、共通して適用可能である。
なお、本発明の実施例1において、2つのセンサのいずれか1つが電流を検出しなかった場合、識別対象の電気機器の負荷が単相であると判断してもよい。判定部815の判定処理の際、当該判断の情報を参照して、先ず単相負荷か三相負荷かを選別してもよい。
<実施例2>
本発明の実施例2では、実施例1において2本の配線から測定された線電流の波形を用いて、三相負荷の各負荷に流れる相電流をそれぞれ推定し、推定された相電流の波形に基づいて、3つの識別波形を生成する。当該3つの識別波形によって電気機器を識別することで、実施例1より正確な識別が可能となる。
〔構成〕
本実施例における電気機器識別装置以外の構成、例えば、三相3線式電源、分電盤、電気機器の構成は実施例1と同一とする。本実施例における電気機器識別装置は、実施例1におけるサーバ81の代わりに、後述するサーバ91を備える。本実施例におけるサーバ91は、実施例1におけるサーバの各機能部のほかに、電流推定部をさらに備える。
図7に本発明の実施例2に係る、サーバ91のソフトウェア構成の機能ブロック図を示す。本実施例では、実施例1に係る図2の各機能部811〜816に加え、電流推定部911を備えた構成になっている。
〔動作〕
電流推定部911は、電流測定部811が測定した線電流I3Aおよび線電流I3Cに基づき、三相負荷Zのそれぞれの負荷に流れる3つの相電流IA、IB、およびICの値を推定する。先ず、電流推定部911は、線電流I3Bを算出する。線電流I3Bを算出する方法として、例えば、3つの三相負荷のうち2つの負荷で使用される電力を算出し、算出した電力に基づいて残りの負荷で使用される電力を求める、ブロンデルの定理を用いる方法が挙げられる。この場合、線間電圧V3ACの他に、線間電圧V3ABおよび線間電圧V3BCを測定しておく。
電流推定部911は、次の(式3)、(式4)、(式5)の3つの関係式を用いて、3つの相電流IA、IB、およびICの値を算出して推定する。
A=IC+I3C (式3)
B=IA+I3A (式4)
C=IB+I3B (式5)
識別波形取得部813は、実施例1と同様の処理で、測定された線間電圧V3ACの位相を基準として、推定された相電流IAから所望の周期分の識別波形IA_idを、推定された相電流IBから所望の周期分の識別波形IB_idを、推定された相電流ICから所望の周期分の識別波形IC_idをそれぞれ生成し取得する。
判定部815は、識別波形IA_idと予めデータベースに格納された波形I4とが一致するかどうかを判定する。また、判定部814は、実施例1と同様の処理で識別波形IB_idと波形I5とが一致し、識別波形IC_idと波形I6とが一致するかどうかを判定する。表示部815は、識別波形IA_idと波形I4と、識別波形IB_idと波形I5と、および識別波形IC_idと波形I6と、全てが一致した場合、波形I4のデータ、波形I5のデータ、および波形I6のデータに紐付けられた電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示する。
〔フローチャート〕
図8に本発明の実施例2に係る電気機器識別方法のフローチャートを示す。電流測定部811は、電流センサ5Aによって配線3Aに流れる線電流I3Aを測定し、電流センサ5Cによって配線3Cに流れる線電流I3Cを測定する(S201)。電圧測定部812は、配線3Aと配線3Cとの線間電圧V3ACを測定する(S202)。電流推定部911は、電流測定部811が測定した線電流I3Aおよび線電流I3Cに基づき、3つの相電流IA、IB、およびICを推定する(S203)。識別波形取得部813は、測定された線間電圧V3ACの位相を基準として、推定された相電流IAから所望の周期分の識別波形IA_idを取得し、推定された相電流IBから所望の周期分の識別波形IB_idを取得し、推定された線電流ICから所望の周期分の識別波形IC_idを取得する(S204)。判定部814は、識別波形IA_idと予めデータベースに格納された波形I4とが一致するか判定し、識別波形IB_idと予めデータベースに格納された波形I5とが一致するか判定し、識別波形IC_idと予めデータベースに格納された波形I6とが一致するか判定する(S205)。表示部815は、識別波形IA_idと波形I4とが一致し、識別波形IB_idと波形I5とが一致し、識別波形IC_idと波形I6とが一致した場合、波形I4のデータ、波形I5のデータおよび波形I6のデータに紐付けられた電気機器の識別情報を表示する(S206)。
本実施例によれば、三相3線式で給電される電気製品を迅速に識別することが可能となる。また、本実施例によれば、実施例1と比較して、より正確に識別することが可能となる。
<実施例3>
図1に示す電流センサ5A、電流センサ5B、電圧センサ6、AD変換器7、電気機器識別装置8を備えた構成のシステム(電気機器識別システム)は、単相2線式および単相3線式の給電方式に適用することが可能である。
(単相2線式の電源に接続された電気機器の識別)
図9に本発明の実施例3に係る電気機器識別装置を含む構成を示す。単相2線式電源11から出力された電力は、分電盤21で分電され、配線を通って電気機器9内の単相負荷Z9に供給される。図9に示す単相2線式の給電方式において、単相2線式電源11の電圧は、配線(電圧線)31Aと配線(中性線)31Cとの間の線間電圧V31ACと同じとなり、電気機器9内の単相負荷Z9に印加される。
本実施例では、配線3Aおよび配線3Cには、電気機器9内の単相負荷Z9が接続されているため、配線3Aに流れる電流I31Aおよび配線3Cに流れる電流I31Cは、電気機器9内の単相負荷Z9に流れる電流として検出される。
図9に示す単相2線式電源11において、配線31Cは接地され、電流I31Cの波形は取得できないため、本実施例では、配線31Aに流れる電流I31Aを取り扱う。仮に、単相2線式電源11において配線31Cが接地されていない場合は、電流I31Aの波形および電流I31Cの波形を取得することが可能となる。この場合、取得電流I31Aの波形と電流I31Cの波形とは、同じ形状となるため片方の電流波形を用いて電気機器を識別してもよい。
識別波形取得部813は、測定された線間電圧V31ACの位相を基準として、測定された配線31Aに流れる電流I31Aの電流波形を所望の周期分で区切り、識別波形I31A_idを生成し取得する。
判定部815は、識別波形I31A_idと予めデータベースに格納された、識別波形と比較するための波形I9とが一致するかどうかを判定する。
表示部816は、識別波形I31A_idと波形I9とが一致した場合、波形I9のデータのみに紐付けられた単相負荷を有する電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示する。
(単相3線式の電源に接続された電気機器の識別)
図10に本発明の実施例3に係る電気機器識別装置を含む構成を示す。単相3線式電源12は、商用電源12Aおよび12Bで構成される。単相3線式電源12から出力された電力は、分電盤22で分電され、配線を通って電気機器9内の単相負荷Z9に供給される。図10に示す単相3線式の給電方式において、商用電源12Aの電圧は、配線(第1相線)32Aと配線(中性線)32Bとの間の線間電圧V32ABと同じとなり、電気機器9内の単相負荷Z9に印加される。
本実施例では、配線32Aには、電気機器9内の単相負荷Z9が接続されているため、配線32Aに流れる電流I32Aは、電気機器9内の単相負荷Z9に流れる電流として検出される。一方、配線(第2相線)32Cには負荷が接続されていないため、配線32Cに流れる線電流I32Cは検出されない。よって、識別波形取得部813は、測定された線間電圧V32ACの位相を基準として、測定された線電流I32Aの電流波形を所望の周期分で区切り、識別波形I32A_idを取得する。線電流I32Cの電流値は0となり、測定されない。
判定部815は、識別波形I32A_idと予めデータベースに格納された、識別波形と比較するための波形I9とが一致するかどうかを判定する。表示部816は、識別波形I32A_idと波形I9とが一致した場合、波形I9のデータのみに紐付けられた単相負荷を有する電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示する。
本発明の実施例にかかる電気機器識別システムは、三相3線式の電源のみならず、単相2線式および単相3線式の給電方式に適用できるため、複数の識別装置を導入するコストの低減を図ることが可能となる。
<実施例4>
本発明の実施例1から実施例3では、50/60Hzの交流の1サイクルの電流波形を用いて電気機器を識別していたが、1サイクルの電流波形に重畳している高周波成分(例えば、10kHz以上の高周波成分)から特徴的なピーク周波数を抽出して、抽出したピーク周波数を用いて電気機器を識別することも可能である。
図11に本発明の実施例4に係る電気機器識別装置を含む構成を示す。図1に示すA/D変換器7の前段に、ハイパスフィルタHPF100をさらに備えた構成になっている。本実施例における電気機器識別装置10は、実施例1におけるサーバ81の代わりに、後述するサーバ121を備える。
図12に本発明の実施例4に係る、サーバ121のソフトウェア構成の機能ブロック図を示す。本実施例では、実施例1に係る図2の各機能部811〜816に加え、高周波抽出部1211、スペクトル化部1212、ピーク周波数生成部(第2の生成部)1213を備えた構成になっている。
高周波抽出部1211は、電流センサ5Aが測定した電流を、HPF100を通して、高周波成分(第1の高周波成分)WAを抽出し、電流センサ5Cが測定した電流を、HPF100を通して、高周波成分(第2の高周波成分)WCを抽出する。スペクトル化部1212は、高周波成分WAおよび高周波成分WCをそれぞれスペクトル化する。
図13に本発明の実施例4に係る、スペクトル化された高周波成分の一例を示す。ピーク周波数生成部1213は、スペクトル化された高周波成分において閾値を超えた成分をピーク周波数として生成する。具体的には、ピーク周波数生成部1213は、スペクトル化された高周波成分WAからピーク周波数(第1のピーク周波数)PAを生成し、スペクトル化された高周波成分WCからピーク周波数(第2のピーク周波数)PCを生成する。
識別波形取得部813は、測定された線間電圧V3ACの位相を基準として、生成されたピーク周波数PAの波形を所望の周期分で区切って識別波形(第3の識別波形)IPA_idを生成し、また、生成されたピーク周波数PCの波形を所望の周期分で区切って識別波形(第4の識別波形)IPC_idを生成してそれぞれ取得する。
次に、整列波形生成部814は、識別波形IPA_idと識別波形IPC_idとを所定の順序に従い並べて、整列波形(第2の整列波形)IPAC_idを生成する。
判定部815は、整列波形IPAC_idのうち識別波形IPA_idに対応する波形と、予めデータベースに格納された、識別波形と比較するためのピーク周波数波形IP1とが一致するかどうかを判定し、また、整列波形IPAC_idのうち識別波形IPC_idに対応する波形と、予めデータベースに格納されたピーク周波数波形IP2とが一致するかどうかを判定する。
表示部816は、識別波形IPA_idに対応する波形とピーク周波数波形IP1とが一致し、且つ、識別波形IPC_idに対応する波形とピーク周波数波形IP2とが一致した場合、ピーク周波数波形IP1のデータおよびピーク周波数波形IP2のデータに紐付けられた電気機器の識別情報を、例えば、ディスプレイなどの表示装置に表示する。
本実施例によれば、負荷に流れる電流の高周波成分を用いても、三相3線式で給電される電気製品を迅速に識別することが可能となる。
<その他>
本発明の実施例1から実施例3では、分電盤に流れる電流の波形に基づいて、複数の動作中の電気機器を識別することが可能である。ここでは、電気機器Aと電気機器Bの2つの電気機器を例にして説明する。
図14に合成波形を用いて複数の電気機器を識別する方法について説明するための図を示す。図14(a)は、電気機器Aに印加される電圧Vxの波形と電気機器Aに流れる電流IxAの波形との関係を示し、図14(b)は、電気機器Bに印加される電圧Vxの波形と電気機器Bに流れる電流IxBの波形との関係を示し、図14(c)は、電流IxAの波形と電流IxBの波形とを合成した電流Icの波形を示す。電気機器Aに印加される電圧Vxと電気機器Bに印加される電圧Vxとは等しいものとする。
当該合成した電流波形Icを予めデータベースに格納しておく。そして、電流測定部811で分電盤に流れる電流を測定し、識別波形取得部813において、測定された電流波形から所望の周期分で区切って識別波形を生成する。次に、判定部815において、生成した識別波形と、予めデータベースに格納された電流波形Icとが一致するかどうかを判定する。一致した場合、表示部816は、分電盤に接続されている電気機器の情報として、電気機器Aと電気機器Bの識別情報をそれぞれ表示することが可能となる。
Z、ZA、ZB、ZC、Z’、Z’A、Z’B、Z’C、Z9 負荷
1、1A、1B、1C、1’、1’A、1’B、1’C、11、12、12A、12B 電源
2、21、22 分電盤
3A、3B、3C、3’A、3’B、3’C、31A、31B、31C、32A、32B、32C 配線
4、4’、9 電気機器
5A、5B 電流センサ
6 電圧センサ
7 A/D変換器
8、10 電気機器識別装置
81、91、121 サーバ
82 データベース
811 電流測定部
812 電圧測定部
813 識別波形取得部
814 整列波形生成部
815 判定部
816 表示部
911 電流推定部
1211 高周波抽出部
1212 スペクトル化部
1213 ピーク周波数生成部

Claims (6)

  1. 2本の配線に接続され給電される電気製品を識別する装置による方法であって、前記装置は、前記電気製品を識別するための第1の波形データおよび第2の波形データが予め格納されたデータベースを備え、
    前記2本の配線のうち第1の配線に流れる第1の電流を測定し、前記2本の配線のうち第2の配線に流れる第2の電流を測定するステップと、
    前記第1の配線と前記第2の配線との間に印加される線間電圧を測定するステップと、
    前記測定された線間電圧の位相を基準として、前記測定された第1の電流から所望の周期分の第1の識別波形を取得し、前記測定された第2の電流から前記周期分の第2の識別波形を取得するステップと、
    前記第1の識別波形と前記第2の識別波形とを所定の順序に従い並べて、整列波形を生成するステップと、
    前記整列波形のうち前記第1の識別波形に対応する波形のデータと前記第1の波形データとが一致するかどうかを判定し、前記整列波形のうち前記第2の識別波形に対応する波形のデータと前記第2の波形データとが一致するかどうかを判定するステップと、
    前記第1の識別波形に対応する波形のデータが前記第1の波形データと一致し、且つ、前記第2の識別波形に対応する波形のデータが前記第2の波形データと一致した場合、前記第1の波形データおよび前記第2の波形データに紐付けられた電気製品の識別情報を表示するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記電気製品は、三相3線で給電され、
    前記第1の配線は、第1相線であり、前記第2の配線は、第2相線であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記電気製品は、単相2線で給電され、
    前記第1の配線は、電圧線であり、前記第2の配線は、中性線であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記電気製品は、単相3線で給電され、
    前記第1の配線は、第1相線であり、前記第2の配線は、第2相線であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記装置は、ハイパスフィルタをさらに備え、
    前記測定された第1の電流を前記ハイパスフィルタに通して第1の高周波成分を抽出し、前記測定された第2の電流を前記ハイパスフィルタに通して第2の高周波成分を抽出するステップと、
    前記第1の高周波成分および前記第2の高周波成分をそれぞれスペクトル化するステップと、
    前記スペクトル化された第1の高周波成分から第1のピーク周波数を生成し、前記スペクトル化された第2の高周波成分から第2のピーク周波数を生成するステップとをさらに備え、
    前記取得するステップにおいて、前記測定された線間電圧の位相を基準として、前記第1のピーク周波数から所望の周期分の第3の識別波形を取得し、前記第2のピーク周波数から前記周期分の第4の識別波形を取得し、
    前記生成するステップにおいて、前記第3の識別波形と前記第4の識別波形とを所定の順序に従い並べて、第2の整列波形を生成し、
    前記判定するステップにおいて、前記第2の整列波形のうち前記第3の識別波形に対応する波形のデータが前記第1の波形データと一致するかどうかを判定し、前記第2の整列波形のうち前記第4の識別波形に対応する波形のデータが前記第2の波形データと一致するかどうかを判定し、
    前記表示するステップにおいて、前記第3の識別波形に対応する波形のデータが前記第1の波形データと一致し、且つ、前記第4の識別波形に対応する波形のデータが前記第2の波形データと一致した場合、前記第1の波形データおよび前記第2の波形データに紐付けられた電気製品の識別情報を表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 2本の配線に接続され給電される電気製品を識別する装置であって、前記電気製品を識別するための第1の波形データおよび第2の波形データが予め格納されたデータベースを備え、
    前記2本の配線のうち第1の配線に流れる第1の電流を測定し、前記2本の配線のうち第2の配線に流れる第2の電流を測定する第1の測定部と、
    前記第1の配線と前記第2の配線との間に印加される線間電圧を測定する第2の測定部と、
    前記測定された線間電圧の位相を基準として、前記測定された第1の電流から所望の周期分の第1の識別波形を取得し、前記測定された第2の電流から前記周期分の第2の識別波形を取得する取得部と、
    前記第1の識別波形と前記第2の識別波形とを所定の順序に従い並べて、整列波形を生成する生成部と、
    前記整列波形のうち前記第1の識別波形に対応する波形のデータと前記第1の波形データとが一致するかどうかを判定し、前記整列波形のうち前記第2の識別波形に対応する波形のデータと前記第2の波形データとが一致するかどうかを判定する判定部と、
    前記第1の識別波形に対応する波形のデータが前記第1の波形データと一致し、且つ、前記第2の識別波形に対応する波形のデータが前記第2の波形データと一致した場合、前記第1の波形データおよび前記第2の波形データに紐付けられた電気製品の識別情報を表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする装置。
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