JP6003378B2 - トナーカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置が納入される際に第1のタイプのトナーカートリッジの代わりに装着されるための第2のタイプのトナーカートリッジに関する。
従来、トナーを用いて電子写真方式でトナー像を感光体上に形成し、このトナー像をベルトに一次転写し、その一次転写画像を用紙に二次転写し、この転写トナー像を定着器で用紙に定着してモノクロ又はフルカラーの画像を形成する画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置においては、現像器の現像槽に初期補給又は通常補給で収容されているトナーが印刷によって消費され、現像槽内のトナー残量がある一定以下になると、残量検知装置が働いてトナー無しがユーザに通知され装置の運転が停止される。
ユーザはトナーが空になったトナーカートリッジを現像器から取り除き、新しいトナーカートリッジと交換して、印刷作業を再開する。このようなトナーカートリッジの容器は一般的に筒形状をしている。
容器内のトナーを手前側から奥側へ、又は奥側から手前側へ搬送させるために、容器内には、長い軸にフィンが付いたスクリューや、螺旋状のコイルバネ等から成る搬送部材を備えているのが一般的である。
いずれにしても、このようなトナーカートリッジからのトナーの供給(又は補給)において、トナーは、出来るだけ能率よく、つまり迅速に、トナーカートリッジの排出口からトナー補給路に排出されて現像器に供給されることが望ましい。
そのようなトナーの安定排出性を高度に達成するものとして、画像形成装置に着脱可能な補給用カートリッジの容器を、特定の芳香族の重合体を主成分とする樹脂で成形し、内部に収容する現像剤のキャリアとトナーの特性を一定の条件で設定する方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
この特許文献1においては、補給用カートリッジの容器内の現像剤を現像器へ供給するために排出口からトナー補給路に排出するまでの内部搬送にスクリュー装置を用いることも記載されている。
特開2012−137711号公報
ところで、特許文献1に記載の技術は、補給用カートリッジの容器の材質や現像剤の特性を特定することによって、トナーの安定排出性を高度に達成するものであっても、スクリュー装置と現像剤との関係でトナーの安定排出性を高度に達成するものではない。
また二成分現像剤の補給方式としては、特許文献1に記載のようにキャリアとトナーを一定の割合で混合した状態で補給する方式と、トナーのみを補給する方式とがある。キャリアとトナーを混合した状態で補給する方式は、現像器内の現像剤を部分的に排出(廃棄)することを前提としているので不経済である。
また、画像記録装置の初期状態では、現像器には、搬送途上のトナーの飛散等を避けるため、現像器の諸部材を現像剤に馴染ませるために工場で使用した少量の現像剤が収容されているだけである。したがって、ユーザ側で画像記録装置の使用を開始する初期時は、印字動作に十分なトナーを補給する必要がある。
ところが、ユーザによっては、モノクロ画像を専門に印刷するために画像記録装置を使用する場合も多々あり、画像記録装置の納入時に、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各色をそれぞれ満タンにしたトナーカートリッジを添付するのは無駄が多く適切でない。
そこで、画像記録装置を納入するに際しては、無料サービスとして、トナーの少量入ったトナーカートリッジを初期時補給用トナーカートリッジとして添付することも行われている。
初期時補給用トナーカートリッジがあれば、ユーザは納入された画像記録装置を直ちに使用することができると共に、通常補給用のトナーカートリッジを予備に買い置く時間的余裕も持てる。また、使用しない色の満タンのトナーカートリッジを何時までも手元に置く無駄も無くなる。
ところで、初期時補給用トナーカートリッジは少量のトナーが入っているのみであるから一定時間内で搬送されるトナーの量も少ない。通常時の補給であれば、もともとトナーの補給は少量ずつ行うものであるから、トナーカートリッジ内のトナーが消費されて少なくなって搬送量が落ちても問題はない。
ところが、画像記録装置の使用初期時には、初期時補給用トナーカートリッジの少量のトナーの中から相当量を現像器に投入しないと、現像器内のトナー濃度が適正濃度に達しない。したがって、搬送量が少ないと、トナーの補給を開始してからトナー濃度が適正濃度になるまでに時間がやや掛る。
これでは、折角、初期時補給用トナーカートリッジを無料添付して画像記録装置を直ちに使用することができるようにしても、トナー濃度が適正濃度になるまでに時間が掛るのでは、ユーザの不満を招きかねない。
しかしながら、上記の特許文献1では、トナーの安定排出性を高度に達成するとしながらも、上記のようにトナー搬送量の少ない初期時補給用トナーカートリッジのトナー濃度が適正濃度になるまでに時間が掛る(排出性が悪い)点については何らも考慮されていない。
本発明は、初期時の補給用トナーの適正量の排出を比較的短時間で行うことができるトナーカットリッジを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のトナーカートリッジの態様の1つは、長手方向に所定の長さを有する収容室にトナーが収容されるとともに前記収容室における前記長手方向での一方の端部側に現像器に向けてトナーを排出するための排出口が設けられた第1のタイプのトナーカートリッジを着脱可能な画像形成装置に、前記画像形成装置が納入される際に前記第1のタイプのトナーカートリッジの代わりに装着されるための第2のタイプのトナーカートリッジであって、トナーが収容される収容室の長手方向の長さが前記所定の長さよりも短く形成されているとともに、前記収容室における前記長手方向での一方の端部側に現像器に向けてトナーを排出するための排出口が設けられ、且つ、トナーの排出口からの単位時間当たりの排出量が前記第1のタイプのトナーカートリッジと同等となるように形成されていることを特徴とする。
また、本発明のトナーカートリッジの他の態様の1つは、画像形成装置が納入される際に第1のタイプのトナーカートリッジの代わりに装着されるための第2のタイプのトナーカートリッジであって、トナーが収容される収容室の長手方向の長さが前記第1のタイプのトナーカートリッジにおける前記長さよりも短く形成されているとともに、トナーの排出口からの単位時間当たりの排出量が前記第1のタイプのトナーカートリッジと同等となるように、前記収容室における前記長手方向での一方の端部側に現像器に向けてトナーを排出するための排出口が前記第1のタイプのトナーカートリッジと同様に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、初期時の補給用トナーの適正量の排出を比較的短時間で行うことができる。
本発明の実施例1に係るトナーカートリッジを備えたフルカラーの画像形成装置(プリンタ)の内部構成を説明する断面図である。 (a)はプリンタの現像器及びトナーカートリッジを分かりやすくそれぞれ1個のみ取り上げて転写ベルトと共に模式的に示す断面図、(b)は改良前の初期時補給用トナーカートリッジを示す断面図である。 本発明の実施例1に係る初期時補給用トナーカートリッジの内部構成を示す断面図である。 本発明の実施例2に係る初期時補給用トナーカートリッジの内部構成を示す断面図である。 本発明の実施例3に係る初期時補給用トナーカートリッジの内部構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るトナーカートリッジを備えたフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタという)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、転写ベルトユニット3の転写ベルト8の下部走行面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9k、9c、9m、9y)を多段式に並設して構成される。この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
上記4個の現像装置9のうち上流側(図の左側)の3個の現像装置9c、9m及び9yは、それぞれ減法混色の三原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成し、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。
上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の現像装置9yを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆う筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、転写ベルトユニット3の上方に配置されているトナー供給部4のトナーカートリッジ21から、同図にK、C、M、Yで示すブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ22と従動ローラ23を備えている。
駆動ローラ22には、転写ベルト8を介して二次転写ローラ24が圧接し、ここに搬送されて来る転写媒体である用紙に対し、転写ベルト8上の一次転写トナー像を二次転写する二次転写部を形成している。
上記の転写ベルト8には、一次転写ローラ25がユニットと一体に組み込まれている。一次転写ローラ25は感光体ドラム10に対し、転写ベルト8を挟むように配置されている。
一次転写ローラ25は、下方を循環移動する転写ベルト8の下部走行面8aにトナー像を直接転写(一次転写)する。転写ベルト8は、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく、上記の二次転写部まで搬送する。
また、転写ベルト8には、従動ローラ23に掛け渡されている表面に当接してベルトクリーナ26が配置されている。ベルトクリーナ26の下方にはベルトクリーナ26が転写ベルト8から除去した廃トナーを収容する廃トナー回収容器27が着脱自在に配置されている。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行面の上方に配置されている前述した4個のトナーカートリッジ21で構成されている。このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。
トナー供給部4の4個のトナーカートリッジ21は、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナーを収容している。
これらのトナーカートリッジ21は、プリンタ1本体に対し前面方向に、すなわち図の紙面奥行き方向手前側に挿脱して着脱自在である。トナーカートリッジ21には図1では断面図のため見えないが、現像器9にトナーを補給するためのトナー排出口が形成されている。
トナー排出口は、トナーカートリッジ21がプリンタ1本体に装着されたとき、現像器9の後方から上に延びだしているトナー補給路に連通し、このトナー補給路を介して現像器9にトナーを補給する。尚、図1では断面図のため見えないが、トナー補給路は転写ベルトユニット3の後方に回り込んで配置されている。
このトナー供給部4の左方には、ベルトクリーナ26の左方から上方にかけて電装部29が配設されている。電装部29には、複数の電子部品からなる制御装置が搭載された回路基盤が装着されている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット31(31a、31b)を備えている。2個の給紙カセット31の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ32、給送ローラ33、捌きローラ34、待機搬送ローラ対35が配置されている。
待機搬送ローラ対35の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、前述した二次転写部が形成されている。この二次転写部の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置されている。
ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する開始返送路39a、それから下方に曲がる中間返送路39b、更に左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路39cを有する返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記終端返送路39cの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット31bに対応する待機搬送ローラ対35への搬送路に合流している。
図2(a)は、上記のプリンタ1の現像器14及び通常補給用のトナーカートリッジ21を、分かりやすくそれぞれ1個のみ取り上げ、転写ベルト8と共に模式的に示す断面図、図2(b)は改良前の初期時補給用トナーカートリッジの断面図である。尚、図2(a)には図1と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図2(a)に示すトナーカートリッジ21は、図1に示すプリンタ1本体に対し前面方向に、すなわち図2(a)の両方向矢印bで示すように着脱自在である。転写ベルトユニット3も同様にプリンタ1本体に対し前面方向に着脱自在である。
トナーカートリッジ21と現像器14との間には、転写ベルトユニット3の後方に回り込むようにしてトナー補給路42が配設されている。トナー補給路42は、下部排出口43を現像器14の受給口44に連結されている。
トナー補給路42の上部受給口45はトナーカートリッジ21が装着部に装着されたとき、トナーカートリッジ21の排出口46に連結される。トナーカートリッジ21の内部にはトナー搬送スクリュー47が配設されているおり、そのスクリュー軸には、外部の駆動系に噛合するギア48が係合している。
トナー搬送スクリュー47は、ギア48に回転駆動されて、トナーカートリッジ21内のトナー50を、トナー補給路42の上部受給口45に排出すべく排出口46まで矢印Aの方向に搬送する。
排出口46まで搬送されたトナー50は、上部受給口45から、矢印Bで示すように、トナー補給路42を自由落下して下部排出口43から受給口44を介して現像器14に補給される。
なお、トナー50は、トナーカートリッジ21の前部から後部まで行き渡る満タン充填時においても、流動性を保つため、トナー50の上部界面50aと、トナーカートリッジ21の内部上面との間に所定の空間を形成するように適宜量が充填されている。
しかし、トナーは極めて高価な消耗品であるため、無料サービス用としては大量には提供できない。したがって、一般に、図2(b)に示す初期時補給用トナーカートリッジ51の場合は、トナー50は、現像器14を初期時において駆動可能な程度の少量しか充填されていない。換言すれば、通常補給用のトナーカートリッジ21に比較して少ない量の補給用トナーを収容している。
したがって、図2(b)に示すように少量しかないトナー50が初期時補給用トナーカートリッジ51の前方に偏って集まっていたりすると、トナー搬送スクリュー47がギア48により回転駆動されて、矢印A方向にトナー50を搬送しても、所定の相当量を排出口46から排出するまでには時間が掛る。
また、図2(b)のように前方に偏らず平均に行き渡っていても、量が少ないため層が薄くなり、その分トナー搬送スクリュー47で搬送される時間当たりの量は少なくなる。いずれにしても、所定の相当量を排出口46から排出するまでには時間が掛る。
図3は、この問題を解決するための、本発明の実施例1に係る初期時補給用トナーカートリッジの内部構成を示す断面図である。図3に示すように、本例の初期時補給用トナーカートリッジ52は、全体としては通常補給用のトナーカートリッジ21の収容室と同一の寸法と容積を有する収容室53を有している。
ただし、本例の初期時補給用トナーカートリッジ52は、収容室53の長手方向のほぼ中央部に隔壁54が設けられている。これにより隔壁54から右側の実質的にトナー50を収容する収容室53aの長手方向の長さが、元の収容室53、つまり通常補給用のトナーカートリッジ21の収容室よりもおよそ1/2短くなっている。換言すればトナー50の収容可能な容積がほぼ1/2に、小さく制限されている。
また、内部に配設されるトナー搬送スクリュー55の長さも、通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のおよそ1/2である。なお、トナー搬送スクリュー55のスクリューピッチは、通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のスクリューピッチと同一である。
トナー50を収容する収容室53aの長手方向が、通常補給用のトナーカートリッジ21の収容室よりもおよそ1/2短くなれば、トナー50が搬送される前端部から排出口46までの搬送距離がおよそ1/2短かくなる。
搬送距離がおよそ1/2短かくなれば、トナー搬送スクリュー55のスクリューピッチは変わっていないので、内部のトナー50を排出口46から排出するまでの時間がおよそ1/2に短縮されることになる。
この時間は、トナー50がカートリッジ内でどのような状態になっていても、つまり図3のように、トナー50がたとえ前方に偏っていても、変わることはない。したがって、本例の初期時補給用トナーカートリッジ52を用いれば、所定の相当量のトナー50を排出口46から排出するまでの時間がおよそ1/2に短縮される。
なお、収容室53の中に設ける隔壁54の配置位置は、中央と限るものではない。実質的な収容室53aに収容する初期補給用のトナー50の収容量に対応して任意の位置に変えて実質的な収容室53aの収容量を変更してよい。
図4は、本発明の実施例2に係る初期時補給用トナーカートリッジの内部構成を示す断面図である。図4に示すように、本例の初期時補給用トナーカートリッジ56のトナー50を収容可能な収容室57は、通常補給用のトナーカートリッジ21の収容室に比較して長手方向の寸法を短く形成され容積を小さく制限されている。
同図に示す例では、長手方向の寸法は、通常補給用のトナーカートリッジ21のおよそ1/2である。なお、内部に配設されるトナー搬送スクリュー58の長さも、通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のおよそ1/2となっている。また、トナー搬送スクリュー58のスクリューピッチは、通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のスクリューピッチと同一である。
トナー50を収容する収容室57の長手方向が,通常補給用のトナーカートリッジ21の収容室に対しておよそ1/2短くなれば、トナー搬送スクリュー58のスクリューピッチは変わっていないので、この場合も内部のトナー50を排出口46から排出するまでの時間がおよそ1/2に短縮されることになる。
この時間は、トナー50がカートリッジ内でどのような状態になっていても、つまり図4のように、トナー50がたとえ前方に偏っていても、変わることはない。したがって、本例の初期時補給用トナーカートリッジ56を用いれば、所定の相当量のトナー50を排出口46から排出するまでの時間がおよそ1/2に短縮される。
なお、収容室57の長手方向の長さは、通常補給用のトナーカートリッジ21の長手方向の長さのおよそ1/2と限るものではない。収容室57に収容する初期補給用のトナー50の収容量に対応して任意の長さに変えて収容室57の収容量を変更してよい。
図5は本発明の実施例3に係る初期時補給用トナーカートリッジの内部構成を示す断面図である。図5に示すように、本例の初期時補給用トナーカートリッジ60のトナー50を収容可能な収容室61の寸法構成は、通常補給用のトナーカートリッジ21の収容室の寸法構成と同一である。
したがって、内部に配設されるトナー搬送スクリュー62の長さは、通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47の長さと同一である。ただし、トナー搬送スクリュー62のスクリューピッチは、通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のスクリューピッチのおよそ2倍の広がりとなっている。
本来、トナー搬送スクリューのスクリューピッチが広がると、ピッチ間のトナー量がスクリューピッチが広がった分だけ多くなるので、その分だけ時間当たりのトナー搬送量は増えるが、トナー搬送スクリューに負荷が掛かり過ぎて破損の要因となるので好ましくない。
しかし、初期時補給用トナーカートリッジの場合は、内部に収容するトナー50の量が通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー収容量よりも極端に少ないので、トナー搬送スクリューに負荷が掛かり過ぎるような恐れはない。
本例の初期時補給用トナーカートリッジ60を用いれば、トナー搬送スクリュー62のスクリューピッチが通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のスクリューピッチのおよそ2倍の広がりとなっているので、時間当たりのトナー搬送量は通常補給用のトナーカートリッジ21のおよそ2倍となる。
すなわち、内部のトナー50を排出口46から排出するまでの時間がおよそ1/2に短縮されることになる。この時間は、トナー50がカートリッジ内でどのような状態になっていても、つまり図5のように、トナー50がたとえ前方に偏っていても、変わることはない。したがって、本例の初期時補給用トナーカートリッジ60を用いれば、所定の相当量のトナー50を排出口46から排出するまでの時間がおよそ1/2に短縮される。
なお、初期時補給用トナーカートリッジ60のトナー搬送スクリュー62のスクリューピッチを通常補給用のトナーカートリッジ21のトナー搬送スクリュー47のスクリューピッチのおよそ2倍の広がりとしているが、これに限るものではない。収容室61に収容する初期補給用のトナー50の収容量に応じて任意のスクリューピッチに変更してよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像器へ初期時に補給用トナーを供給する排出口を有する初期時補給用トナーカートリッジであって、
前記補給用トナーを第1収容量で収容可能な収容室を有する通常補給用トナーカートリッジに比較して、前記第1収容量より少ない第2収容量の前記補給用トナーを収容し、前記補給用トナーの前記排出口からの単位時間当たりの排出量が同等となるように前記補給用トナーを前記排出口まで搬送するよう形成されている、
ことを特徴とする初期時補給用トナーカートリッジ。
[付記2]
前記通常補給用トナーカートリッジの前記収容室と同一の寸法と容積を有する収容室の長手方向の容積を小さく制限する隔壁を設けて前記補給用トナーの収容可能な容積を小さく制限されている、
ことを特徴とする付記1記載の初期時補給用トナーカートリッジ。
[付記3]
前記通常補給用トナーカートリッジに比較して長手方向の寸法を短く形成されて前記補給用トナーの収容可能な容積を小さく制限されている、
ことを特徴とする付記1記載の初期時補給用トナーカートリッジ。
[付記4]
前記通常補給用トナーカートリッジの前記収容室と同一の寸法と容積を有する収容室を有し、内部の前記補給用トナーを前記排出口まで搬送する搬送用スクリューのスクリューピッチを前記通常補給用トナーカートリッジの搬送用スクリューのスクリューピッチよりも大きく形成されている、
ことを特徴とする付記1記載の初期時補給用トナーカートリッジ。
[付記5]
像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像器へ初期時に補給用トナーを供給する排出口を有する初期時補給用トナーカートリッジを備えた画像記録装置であって、
前記初期時補給用トナーカートリッジは、前記補給用トナーを第1収容量で収容可能な収容室を有する通常補給用トナーカートリッジに比較して、前記第1収容量より少ない第2収容量の前記補給用トナーを収容し、前記補給用トナーの前記排出口からの単位時間当たりの排出量が同等となるように前記補給用トナーを前記排出口まで搬送するよう形成されている、
ことを特徴とする画像記録装置。
本発明は、初期時のトナーの適正量の供給を短時間で行うことができる初期時補給用トナーカートリッジ及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行面
8b 裏面
9(9y、9m、9c、9k) 現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 筐体
17 隔壁
15 現像ローラ
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
21 トナーカートリッジ
22 駆動ローラ
23 従動ローラ
24 二次転写ローラ
25 一次転写ローラ
26 ベルトクリーナ
27 廃トナー回収容器
29 電装部
31(31a、31b) 給紙カセット
32 用紙取出ローラ
33 給送ローラ
34 捌きローラ
35 待機搬送ローラ対
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 開始返送路
39b 中間返送路
39c 終端返送路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 トナー補給路
43 下部排出口
44 受給口
45 上部受給口
46 排出口
47 トナー搬送スクリュー
48 ギア
50 トナー
50a 上部界面
51 従来の初期時補給用トナーカートリッジ
52 実施例1に係る初期時補給用トナーカートリッジ
53 元の収容室
53a 実質的な収容室
54 隔壁
55 トナー搬送スクリュー
56 実施例2に係る初期時補給用トナーカートリッジ
57 収容室
58 トナー搬送スクリュー

Claims (4)

  1. 長手方向に所定の長さを有する収容室にトナーが収容されるとともに前記収容室における前記長手方向での一方の端部側に現像器に向けてトナーを排出するための排出口が設けられた第1のタイプのトナーカートリッジを着脱可能な画像形成装置に、前記画像形成装置が納入される際に前記第1のタイプのトナーカートリッジの代わりに装着されるための第2のタイプのトナーカートリッジであって、
    トナーが収容される収容室の長手方向の長さが前記所定の長さよりも短く形成されているとともに、前記収容室における前記長手方向での一方の端部側に現像器に向けてトナーを排出するための排出口が設けられ、且つ、トナーの排出口からの単位時間当たりの排出量が前記第1のタイプのトナーカートリッジと同等となるように形成されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記排出口に向けてトナーを搬送するための搬送スクリューが該第2のタイプのトナーカートリッジにおける前記収容室に設けられ、前記搬送スクリューの長さが前記第1のタイプのトナーカートリッジにおける前記収容室に設けられた搬送スクリューの長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 画像形成装置が納入される際に第1のタイプのトナーカートリッジの代わりに装着されるための第2のタイプのトナーカートリッジであって、
    トナーが収容される収容室の長手方向の長さが前記第1のタイプのトナーカートリッジにおける前記長さよりも短く形成されているとともに、トナーの排出口からの単位時間当たりの排出量が前記第1のタイプのトナーカートリッジと同等となるように、前記収容室における前記長手方向での一方の端部側に現像器に向けてトナーを排出するための排出口が前記第1のタイプのトナーカートリッジと同様に設けられていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  4. 前記排出口に向けてトナーを搬送するための搬送スクリューの長さが前記第1のタイプのトナーカートリッジにおける搬送スクリューの長さよりも短く形成されていることを特徴とする請求項3に記載のトナーカートリッジ。
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