JP6001128B1 - 列車着発時制御システム、車上装置及び地上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホームドアが設置された駅における列車の着発時に係る一連の制御を、包括して効率よく実現するシステムの技術を提供すること。【解決手段】列車着発時制御システム1によれば、駅に設置した地上装置40と、列車3に搭載される車上装置60との間で、地上光無線機30及び車上光無線機50を介した光無線通信を行う。具体的には、列車3の入線時には、車上装置60は、地上装置40と、光無線通信による計測情報の送受信を行うことで、自列車の停止位置までの距離を測定し、運転士に対して案内する。そして、車上装置60と地上装置40との間で、光無線通信によるドアの開閉情報の送受信を行うことで、車両ドア7とホームドア10との連動した開閉制御を行う。また、列車3の入線から発車までの間は、地上装置40から車上装置60へ、随時、監視カメラ20の撮影画像に基づく、ホームドア10とプラットホームPLの軌道側端部との間の空間の異物検出の結果である安危情報が送信される。【選択図】図1

Description

本発明は、ホームドアが設置された駅に列車が着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システム等に関する。
近年、鉄道の駅のプラットホームには、列車の着発時の安全確保のためにホームドア(腰高式のホームドアは「可動式ホーム柵」或いは単に「ホーム柵」とも呼ばれ、天井まで覆うタイプのホームドアは「フルスクリーンタイプのホームドア」と呼ばれる)が設置されるようになった。ホームドアが設置されている場合には、車両ドアがホームドアに対向するように、列車を所定の停止位置に確実に停止させる必要がある。また、車両ドアとホームドアとを、タイミングを合わせて開閉させる必要がある。更に、発車時には、ドアに荷物などが挟まっていないか、列車とホームドアとの空間に乗客が取り残されていないか、といった安全確認を行う必要がある。
このような要求に応じた様々な技術が開発されている。例えば、特許文献1には、列車を停止位置に停止させるための技術として、駅のプラットホームに設けられた2つの超音波発信器が発信する超音波を車上で検出するまでの遅延時間から、プラットホームの基準位置に対する列車の停止位置を算出するシステムが開示されている。また、特許文献2には、列車とホームの番線とを一義的に関連付け、地上車上間の無線通信によって、車両ドアとホームドアとを連動させて開閉制御する技術が開示されている。
特開2007−276533号公報 特開2011−213334号公報
しかしながら、従来の技術は別個独立の技術であり、ホームドアが設置されている場合の運用技術といっても、特許文献1の技術はホームドアとは無関係であり、また特許文献2の技術はドアの開閉制御に限った技術であった。すなわち、ホームドアが設置されている場合に必要となり得る全体的な運用技術ではなく、1つ1つの要素に個別に対処している技術であった。ホームドアが設置されている場合に列車の到着から発車までの一連の制御を包括して効率よく実現するシステムの技術は提案されてこなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ホームドアが設置された駅における列車の着発に係る一連の制御を、包括して効率よく実現するシステムの技術を提供することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
ホームドアが設置された駅に進入する列車に搭載された車上光無線機と、前記列車が前記駅に停止する停止位置より内方に設置された地上光無線機とを用いて、前記列車の車上装置と地上装置との間で光無線通信を行い、前記列車が前記駅に着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システムであって、
少なくとも前記ホームドアと駅ホームの側端部との間を撮影範囲に含むように前記駅に設置された監視カメラを具備し、
前記車上装置は、
前記光無線通信を用いて前記停止位置までの距離を測定する測距手段と、
前記監視カメラの撮影画像から判定された安危情報を前記光無線通信を用いて受信する安危情報受信手段と、
前記列車が前記停止位置に停止したことを検出する停止検出手段と、
前記停止検出手段による停止検出前に前記受信した前記安危情報が危険を示す情報(非常停止を要する情報)であった場合に前記列車を非常停止させる非常停止制御手段と、
前記停止検出手段による停止検出がなされている場合に、前記光無線通信を用いて前記地上装置とドア連動開閉制御を行って、車両ドアを開閉する車両ドア開閉制御手段と、
前記停止検出手段による停止検出がなされており、且つ、前記車両ドア開閉制御手段による閉扉制御がなされ、且つ、前記受信した前記安危情報が安全を示す情報であった場合に、発車時の安全確認がなされた旨の報知出力を行う安全確認報知制御手段と、
を備え、
前記地上装置は、
前記監視カメラの撮影画像に基づいて安危を判定する安危判定手段と、
前記測距手段による測距に供する測距用信号を前記光無線通信で送信する測距用信号送信制御手段と、
前記安危を示す安危情報を前記光無線通信で送信する安危情報送信制御手段と、
前記光無線通信を用いて前記車上装置と前記ドア連動開閉制御を行って、前記ホームドアを開閉するホームドア開閉制御手段と、
を備えた、
列車着発時制御システムである。
また、他の発明として、
ホームドアが設置された駅に進入する列車に搭載された車上光無線機と、前記列車が前記駅に停止する停止位置より内方に設置された地上光無線機とを用いて、前記列車の車上装置と地上装置との間で光無線通信を行い、前記列車が前記駅に着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システムの前記車上装置であって、
前記駅には、少なくとも前記ホームドアと駅ホームの側端部との間を撮影範囲に含むように監視カメラが設置されており、
前記地上装置は、前記監視カメラの撮影画像に基づいて安危を判定する安危判定手段と、測距用信号を前記光無線通信で送信する測距用信号送信制御手段と、前記安危を示す安危情報を前記光無線通信で送信する安危情報送信制御手段と、前記光無線通信を用いて前記車上装置とドア連動開閉制御を行って、前記ホームドアを開閉するホームドア開閉制御手段とを備えており、
前記光無線通信に含まれる前記測距用信号を用いて前記停止位置までの距離を測定する測距手段と、
前記列車が前記停止位置に停止したことを検出する停止検出手段と、
前記停止検出手段による停止検出前に受信した前記光無線信号に含まれる前記安危情報が危険を示す情報(非常停止を要する情報)であった場合に前記列車を非常停止させる非常停止制御手段と、
前記停止検出手段による停止検出がなされている場合に、前記光無線通信を用いて前記地上装置と前記ドア連動開閉制御を行って、車両ドアを開閉する車両ドア開閉制御手段と、
前記停止検出手段による停止検出がなされており、且つ、前記車両ドア開閉制御手段による閉扉制御がなされ、且つ、受信した前記光無線信号に含まれる前記安危情報が安全を示す情報であった場合に、発車時の安全確認がなされた旨の報知出力を行う安全確認報知制御手段と、
を備えた車上装置を構成しても良い。
また、更なる他の発明として、
ホームドアが設置された駅に進入する列車に搭載された車上光無線機と、前記列車が前記駅に停止する停止位置より内方に設置された地上光無線機とを用いて、前記列車の車上装置と地上装置との間で光無線通信を行い、前記列車が前記駅に着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システムの前記地上装置であって、
前記駅には、少なくとも前記ホームドアと駅ホームの側端部との間を撮影範囲に含むように監視カメラが設置されており、
前記車上装置は、前記光無線通信を用いて前記停止位置までの距離を測定する測距手段と、前記監視カメラの撮影画像から判定された安危情報を前記光無線通信を用いて受信する安危情報受信手段と、前記列車が前記停止位置に停止したことを検出する停止検出手段と、前記停止検出手段による停止検出前に前記受信した前記安危情報が危険を示す情報(非常停止を要する情報)であった場合に前記列車を非常停止させる非常停止制御手段と、前記停止検出手段による停止検出がなされている場合に、前記光無線通信を用いて前記地上装置とドア連動開閉制御を行って、車両ドアを開閉する車両ドア開閉制御手段と、前記停止検出手段による停止検出がなされており、且つ、前記車両ドア開閉制御手段による閉扉制御がなされ、且つ、前記受信した前記安危情報が安全を示す情報であった場合に、発車時の安全確認がなされた旨の報知出力を行う安全確認報知制御手段とを備えており、
前記監視カメラの撮影画像に基づいて安危を判定する安危判定手段と、
前記測距手段による測距に供する測距用信号を前記光無線通信で送信する測距用信号送信制御手段と、
前記安危を示す安危情報を前記光無線通信で送信する安危情報送信制御手段と、
前記光無線通信を用いて前記車上装置と前記ドア連動開閉制御を行って、前記ホームドアを開閉するホームドア開閉制御手段と、
を備えた地上装置を構成しても良い。
この第1の発明等によれば、地上光無線機、及び、車上光無線機を用いて、地上装置と車上装置との間で光無線通信を行って、ホームドアが設置された駅における列車の着発時に係る一連の制御を包括して効率よく実現することができる。すなわち、車上装置は、光無線通信を用いて地上装置から測距用信号を受信して停止位置までの距離を測定する。列車が停止位置に停止すると、車上装置と地上装置の間の光無線通信を用いて、車両ドアとホームドアとの連動したドア連動開閉制御が行われる。その後、車上装置において、光無線通信を用いて発車時の安全確認がなされ、その旨が報知される。光無線通信の技術をベースとして、ホームドアが設置された駅における列車の着発時に係る一連の制御を包括して効率よく実現することができる。
第2の発明として、第1の発明の列車着発時制御システムであって、
前記測距用信号送信制御手段は、周期的に前記測距用信号を前記光無線通信で送信し、
前記安危情報送信制御手段は、周期的に前記安危情報を前記光無線通信で送信する、
列車着発時制御システムを構成しても良い。
この第2の発明によれば、周期的に地上装置から車上装置へ測距用信号が送信されるので、車上装置では、自列車の位置を連続的に追跡することができる。また、周期的に地上装置から車上装置へ安危情報が送信されるので、車上装置では、最新のホームドアと駅ホームの測端部との間の安危を連続的に把握することができる。
列車着発時制御システムの設置例。 地上装置の機能構成図。 車上装置の機能構成図。 列車着発時制御システムにおける処理の流れ。
[設置例]
図1は、本実施形態の列車着発時制御システム1の構成例を示す図であり、列車着発時制御システム1が設置された駅の概略平面図である。
この駅のプラットホームPLの軌道側端部にはホームドア10が設置されている。ホームドア10は、プラットホームPLに固定設置された戸袋部12と、この戸袋部12から出し入れされるように開閉駆動されるドア部14と、を有して構成される。
戸袋部12には、ドア部14を開閉駆動する駆動機構(不図示)と、この駆動機構を制御するドア制御装置16とが内蔵されている。ドア制御装置16は、地上装置40と通信ケーブル等によって通信可能に接続されており、地上装置40からの開閉指示信号に従って、駆動機構を制御してドア部14の開閉動作を制御する。また、ドア制御装置16は、駆動機構によるドア部14の移動量を検出することができ、対応するドア部14が全開状態、全閉状態、動作中状態(ドア挟み状態)の何れの開閉状態であるかを検出することができる。
監視カメラ20は、少なくともホームドア10とプラットホームPLの測端部との間を撮影範囲に含む位置に設置されている。監視カメラ20の具体的な設置位置は、例えば戸袋部12の軌道側側部や、プラットホームPLの屋根下等に定めることができる。監視カメラ20には光無線機22が内蔵又は外付け接続されており、各監視カメラ20の光無線機22と地上装置40に接続されたカメラ用光無線機24とは、プラットホームPLの長手方向(軌道に沿った方向)に沿って直線状配置されて相互に通信が可能となっている。つまり、各監視カメラ20の撮影画像は、光無線機22及びカメラ用光無線機24を介して地上装置40へ送信される。
列車着発時制御システム1は、駅に設置される地上光無線機30、及び、地上装置40と、列車3に搭載される車上光無線機50、及び、車上装置60と、を備えて構成される。地上光無線機30と地上装置40とは通信接続され、車上光無線機50と車上装置60とは通信接続されている。この列車着発時制御システムでは、列車3が駅に進入して停止位置に停止するまで、停止中、及び、発車する時までの間、地上装置40と車上装置60とが光無線通信を継続して行うことで、列車3が駅に着発する際の一連の制御を行う。
地上光無線機30は、軌道上であって停止位置の内方に、通信方向を列車3の進入方向とは逆方向に向けて設置される。停止位置とは、駅に設けられた停止位置目標によって示された列車3が停止されるべき位置であり、この停止位置に列車3を停止することで、列車3の車両ドア7がホームドア10のドア部14と丁度対向する位置となる。地上光無線機30の通信範囲は、停止位置の外方に向けて、レール長手方向に沿って例えば数十〜数百mの範囲である。一方、車上光無線機50は、列車3の先頭車両の運転台付近に、通信方向を進行方向に向けて設置されている。地上装置40と、駅に進入する列車3の車上装置60とは、互いの通信範囲に相手方の無線信号を捉えることで、地上光無線機30及び車上光無線機50を用いた光無線通信を自動的に開始し、相手方の無線信号を受信できなくなるまで、当該通信を継続して実行するように構成されている。従って、車上装置60を搭載した列車3が駅に進入し始め、停止位置に停止し、出発して地上光無線機30の設置位置を通過するまで、地上光無線機30及び車上装置60が互いの通信を確立・継続することができる。
[制御内容]
列車着発時制御システム1では、列車の着発時の制御として、
(A)監視カメラ20によるホームドア10の軌道側空間の安全監視、
(B)列車3の停止位置への停止制御、
(C)ホームドア10と車両ドア7の連動開閉制御、
を行う。それぞれについて説明する。
(A)安全監視
監視カメラ20による撮影画像は、光無線機22及びカメラ用光無線機24を介して地上装置40へ送信され、地上装置40は、各監視カメラ20の撮影画像に対する画像解析を行って、ホームドア10の軌道側空間を監視対象空間として異物検出を行う。ここで、異物とは、車両ドアに挟まれた荷物やプラットホーム上の落とし物、車両とホームドア10との間にいる旅客などである。監視対象空間に異物が存在すると、列車3の着発時に重大な事故に繋がるおそれがあることから、列車3の着発に際して、この監視対象空間の安全監視を行う。
画像解析処理としては、例えば、撮影画像に対して、前処理としてノイズ除去等の補正処理を行った後、エッジ検出によって撮影画像中の物体の輪郭抽出を行い、抽出した輪郭画像(撮影画像)と、予め登録しておいた異物が存在しない場合の画像とを比較して、監視対象空間内の異物の有無を検出することができる。そして、地上装置40は、異物が存在しない場合には安全とし、何らかの異物が存在する場合には安全でない(危険)として、安全かそうでないかを示す安危情報を生成する。生成した安危情報は、随時、光無線通信により車上装置60へ送信される。
(B)停止位置への停止制御
列車3の停止位置への停止制御は、車上装置60において、地上装置40と光無線通信を行うことで停止位置までの距離(停止距離)を測定しながら行う。具体的には、車上装置60は、地上装置40へ所定の計測情報を送信し、これに応答して地上装置40から送信されて来る応答計測情報を受信する。例えば応答計測情報の受信時刻とこの応答計測情報に付加されている送信時刻との差である送受信時間から、車上光無線機50と地上光無線機30との間の距離を算出する。そして、送受信時間に基づき算出した距離を、予め定められている地上光無線機30の設置位置と停止位置との相対位置関係と、予め定められている車上光無線機50と自列車の先頭車両の前端部との相対位置関係とを用いてさらに修正して、自列車の先頭車両の前端部から停止位置までの正確な距離(以下、「停止距離」という)を算出する。この停止距離の算出は、少なくとも列車3の停止位置への停止が判定されるまで、所定時間間隔(例えば50ms間隔や100ms間隔)で繰り返し行われる。このとき、車上装置60は、例えば停止距離を運転台に数値表示するといったように、自列車を停止位置に停止させるための運転士に向けた誘導案内を行う。
(C)ドアの連動開閉制御
列車3の停止位置への停止が判定されると、地上装置40と車上装置60との間で光無線通信を行うことで、ホームドア10と車両ドア7の連動したドア開閉制御が行われる。先ず、停止位置への停止は、停止距離がゼロ(詳細には、ゼロを中心とする狭い距離範囲内)であり、速度がゼロであり、留置ブレーキ操作が完了されており、且つ、監視カメラ20の撮影画像に基づく安全監視によって安全と判定されている、といった要件でなる停止条件を満たす場合に判定される。
列車3の停止位置への停止が判定された状態において、例えば乗務員(運転士や車掌)や駅係員によって列車3内の車両ドア7の開ボタンが押されると、車上装置60から地上装置40へ、ドアを開くことを指示する車両ドア開情報が送信される。地上装置40では、車上装置60から車両ドア開情報を受信すると、全てのホームドア10が閉状態となっており、且つ、監視カメラ20の撮影画像に基づく安全監視によって安全と判定されていることを確認した後、車上装置60へ、受信した車両ドア開情報に応答したホームドア開情報を送信する。それとともに、各ホームドア10のドア制御装置16に開指示信号を出力して、ホームドア10を開くように制御する。ここで、ホームドア10の開閉状態は、ドア制御装置16から随時取得することができる。そして、車上装置60では、地上装置40からホームドア開情報を受信すると、車両ドア7を開くように制御する。
その後、例えば乗務員や駅係員によって、列車3内の車両ドア7の閉ボタンが押されると、車上装置60から地上装置40へ、ドアを閉じることを指示する車両ドア閉情報が送信される。地上装置40は、車上装置60から車両ドア閉情報を受信すると、車上装置60へ、このドア閉情報に応答したホームドア閉情報を送信する。それとともに、各ホームドア10のドア制御装置16に閉指示信号を出力してホームドア10を閉じるように制御する。そして、車上装置60では、地上装置40からホームドア閉情報を受信すると、車両ドア7を閉じるように制御する。その後、更に、車上装置60は、自列車の停止位置の停止を判定しており、車両ドアが閉じており、且つ、監視カメラ20の撮影画像に基づく安全監視によって安全と判定されていることを確認すると、自列車の運転士や車掌に対して、所定の表示やランプ点灯、音声出力といった、発車時の安全確認がなされた旨の報知を行う。
[機能構成]
図2は、地上装置40の機能構成図である。図2によれば、地上装置40は、地上処理部100と、地上記憶部200とを有して構成される。
地上処理部100は、例えばCPU等の演算装置で実現され、地上記憶部200に記憶されたプログラムやデータ、地上光無線機30やカメラ用光無線機24を介した受信データ等に基づいて、地上装置40の全体制御を行う。地上処理部100は、測距応答部102と、安危判定部104と、ホームドア開閉制御部106と、を有する。
測距応答部102は、地上光無線機30を介して車上装置60から計測情報を受信すると、これに応答して、送信時刻を含めた測距用信号である応答計測情報を、当該車上装置60へ送信する。車上装置60は、周期的に計測情報を地上装置40へ送信しており、従って、測距応答部102も周期的に応答計測情報を車上装置60へ送信する。
ホームドア開閉制御部106は、車上装置60と光無線通信を行って、列車3の車両ドア7と連動するようにホームドア10の連動開閉制御を行う。すなわち、地上光無線機30を介して車上装置60から車両ドア開情報を受信すると、全てのホームドア10が閉状態となっていること、及び、安危判定部104により安全と判定されていること、を確認する。これらの確認を行った後、このドア開情報に応答したホームドア開情報を車上装置60へ送信するとともに、開指示信号を各ホームドア10のドア制御装置16に出力する。また、地上光無線機30を介して車上装置60から車両ドア閉情報を受信すると、このドア閉情報に応答したホームドア閉情報を車上装置60へ送信する。それとともに、閉指示信号を、各ホームドア10のドア制御装置16へ出力する。ここで、各ホームドア10の開閉状態は、随時、ドア制御装置16から取得しており、最新の状態がホームドア状態情報208として記憶されている。
安危判定部104は、監視カメラ20の撮影画像に基づき、ホームドア10とプラットホームの軌道側端部との間の空間における安全監視を行う。すなわち、撮影画像に対する画像解析処理を行って、監視対象の空間における異物を検出する。その結果、異物が無い場合には安全と判定し、異物が有る場合には安全でない(危険)と判定する。安全監視の判定結果は、安危情報206として記憶される。ここで、各監視カメラ20の撮影画像は、随時、カメラ用光無線機24を介して取得しており、カメラ画像情報204として蓄積記憶されている。
地上記憶部200は、例えばROMやRAM、ハードディスク等の記憶装置で実現され、地上処理部100が地上装置40を統合的に制御するためのプログラムやデータ等を記憶しているとともに、地上処理部100の作業領域として用いられ、地上処理部100が実行した演算結果を一時的に記憶する。地上記憶部200には、地上制御プログラム202と、カメラ画像情報204と、安危情報206と、ホームドア状態情報208と、が記憶される。
図3は、車上装置60の機能構成図である。図3によれば、車上装置60は、車上処理部400と、車上記憶部500と、表示部302と、音出力部304と、を備えて構成される。
表示部302は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ、表示ランプ等の表示装置で実現され、車上処理部400からの表示信号に基づく各種表示を行う。音出力部304は、スピーカ等の音出力装置で実現され、車上処理部400からの音信号に基づく各種音声出力を行う。
車上処理部400は、例えばCPU等の演算装置で実現され、車上記憶部500に記憶されたプログラムやデータ、車上光無線機50を介した受信データ等に基づいて、車上装置60の全体制御を行う。車上処理部400は、停止距離測定部402と、走行速度算出部406と、停止距離案内部404と、停止判定部408と、車両ドア開閉制御部410と、安危情報取得部412と、非常停止制御部414と、安全確認報知部416と、を有する。
停止距離測定部402は、自列車の位置から停止位置までの停止距離を測定する。すなわち、車上光無線機50を介して地上装置40へ計測情報を送信し、この計測情報に応答して地上装置40から送信される応答計測情報を受信する。そして、例えば、応答計測情報の受信時刻と、この応答計測情報に付加されている送信時刻との時間差から、車上光無線機50と地上光無線機30との間の距離を算出する。次いで、地上光無線機30の設置位置、及び、停止位置の相対位置関係と、自列車における車上光無線機50の搭載位置、及び、自列車の先頭車両の最前部の位置の相対位置関係とから、送受信時刻の時間差から算出した距離を修正して、自列車の先頭車両の最前部位置から停止位置までの距離(停止距離)を算出する。ここで、各駅の各番線における地上光無線機30の設置位置と停止位置との相対位置関係は、停止位置情報504として記憶されている。また、算出した停止距離は、停止距離情報508として記憶される。
走行速度算出部406は、停止距離測定部402によって算出された停止距離の時間変化から、自列車の走行速度を算出する。算出した走行速度は、走行速度情報510として記憶される。
停止距離案内部404は、停止距離測定部402によって測定された距離を、運転士に対して案内する。具体的には、停止距離の数値表示や、停止距離に応じて色や形状が変化する表示体を表示部302に表示させたり、停止距離そのものや、停止距離に応じた所定音声を音出力部304から出力させたりする。
停止判定部408は、自列車が停止位置に停止したことを判定する。すなわち、停止距離測定部402によって算出された停止距離がゼロ(詳細には、ゼロを中心とする狭い距離範囲内)であり、走行速度算出部406によって算出された走行速度がゼロであり、留置ブレーキ操作が完了されており、且つ、取得安危情報512が安全を示している、といった停止条件を満たしている場合に、自列車が停止位置に停止していると判定する。
車両ドア開閉制御部410は、地上装置40と光無線通信を行って、ホームドア10と連動するように、自列車の車両ドア7の連動開閉制御を行う。すなわち、停止判定部408によって停止と判定されている状態において、車両ドア開ボタン5aが押下されると、車両ドア開情報を地上装置40へ送信する。そして、この車両ドア開情報に応答したホームドア閉情報を地上装置40から受信すると、車両ドア7を開くように制御する。また、車両ドア閉ボタン5bが押下されると、車両ドア閉情報を地上装置40へ送信する。そして、この車両ドア閉情報に応答して、地上装置40からホームドア閉情報を受信すると、車両ドア7を閉じるように制御する。
安危情報取得部412は、随時、車上光無線機50を介して地上装置40から安危情報を取得する。取得した最新の安危情報は、取得安危情報512として記憶される。
非常停止制御部414は、自列車が停止位置に停止する以前、すなわち停止判定部408により停止と判定されておらず、取得安危情報512が安全ではない(危険)を示している場合に、ブレーキ機構9を作動させて自列車を緊急停止させる。
安全確認報知部416は、車両ドア開閉制御部410によって車両ドア7が閉じられた後に、停止判定部408により停止と判定されており、且つ、取得安危情報512が安全を示していることを確認すると、運転士や車掌に対して、発車時の安全確認がなされた旨の報知を行う。報知は、例えば、所定の表示やランプ点灯を表示部302に表示させたり、所定の報知音声を音出力部304から出力させることで実現される。
[処理の流れ]
図4は、列車着発時制御システム1における処理の流れを説明する図である。図4では、列車3が駅に進入し、到着してから発車するまでの着発時の一連の処理の流れを示している。また、左側に車上装置60の処理を、右側に地上装置40の処理を示すとともに、車上装置60と地上装置40との間で送受信される情報を示している。
先ず、列車3の接近に伴って、車上装置60と地上装置40との間で、車上光無線機50及び地上光無線機30を介した光無線通信による通信が確立されると(ステップS1)、車上装置60において、停止距離測定部402が、停止位置までの距離(停止距離)の算出を開始する(ステップS3)。すなわち、停止距離測定部402が、地上装置40へ計測情報を送信し(ステップS5)、この計測情報を地上装置40が受信すると、測距応答部102が、これに応答した応答計測情報を車上装置60へ送信する(ステップS7)。そして、この応答計測情報を車上装置60が受信すると、停止距離測定部402が、この応答計測情報の送受信に要した時間等を用いて、自列車から停止位置までの距離(停止距離)を算出する。この計測情報の送受信及び停止距離の算出を、所定時間間隔で周期的に繰り返す。
次いで、車上装置60において、停止判定部408が停止位置への停止を判定し(ステップS9)、列車内の車両ドア開ボタン5aが押下されると(ステップS11)、車両ドア開閉制御部410が、車両ドア開情報を地上装置へ送信する(ステップS13)。そして、この車両ドア開情報を地上装置40が受信すると、ホームドア開閉制御部106が、ホームドア10の閉状態の確認やホームドア付近の安全を確認した後(ステップS15)、各ドア制御装置16に開指示信号を出力して、ホームドア10を開くように制御する(ステップS17)。そして、受信した車両ドア開情報に応答したホームドア開情報を車上装置60へ送信する(ステップS19)。車上装置60では、ホームドア開情報を受信すると、車両ドア開閉制御部410が、車両ドア7を開くように制御する(ステップS21)。
続いて、列車内の車両ドア閉ボタン5bが押下されると(ステップS23)、車上装置60において、車両ドア開閉制御部410が、車両ドア閉情報を地上装置40へ送信する(ステップS25)。このドア閉情報を地上装置40が受信すると、ホームドア開閉制御部106が、ホームドア10の開状態の確認や、ホームドア付近の安全を確認した後(ステップS27)、受信したドア閉情報に応答したホームドア閉情報を車上装置60へ送信する(ステップS29)。それとともに、各ドア制御装置16に閉指示信号を出力して、ホームドア10を閉じるように制御する(ステップS31)。車上装置60では、ホームドア閉情報を受信すると、車両ドア開閉制御部410が、車両ドア7を閉じるように制御する(ステップS33)。
その後、安全確認報知部416が、停止位置の停止の確認や、ホームドア付近の安全の確認といった発車時の安全確認を行い、安全を確認した旨を報知する(ステップS35)。ここまでが、列車の着発時の一連の制御の流れである。
[作用効果]
このように、本実施形態の列車着発時制御システム1によれば、駅に設置された地上装置40と、列車3に搭載された車上装置60との間で、地上光無線機30及び車上光無線機50を介した光無線通信を行うことで、列車の着発時に係る一連の制御を包括して効率よく実現することができる。
具体的には、列車3の入線時には、車上装置60は、地上装置40と、光無線通信による計測情報の送受信を行うことで、自列車の停止位置までの距離を測定し、運転士に対して案内することができる。そして、車上装置60と地上装置40との間で、光無線通信によるドアの開閉情報の送受信を行うことで、車両ドア7とホームドア10との連動した開閉制御を行うことができる。また、列車3の入線から発車までの間は、地上装置40から車上装置60へ、随時、監視カメラ20の撮影画像に基づく異物検出の結果である安危情報が送信されるので、ホームドア10とプラットホームPLの軌道側端部との間の空間の安全監視を行うことができる。
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
1 列車着発時制御システム
30 地上光無線機
40 地上装置
100 地上処理部
102 測距応答部、104 安危判定部、106 ホームドア開閉制御部
200 地上記憶部
202 地上制御プログラム、204 カメラ画像情報
206 安危情報、208 ホームドア状態情報
50 車上光無線機
60 車上装置
302 表示部、304 音出力部
400 車上処理部
402 停止距離測定部、404 停止距離案内部
406 走行速度算出部、408 停止判定部
410 車両ドア開閉制御部、412 安危情報取得部
414 非常停止制御部、416 安全確認報知部
500 車上記憶部
502 車上制御プログラム、504 停止位置情報
506 車両ドア状態情報、508 停止距離情報
510 走行速度情報、512 取得安危情報
3 列車
5a 車両ドア開ボタン、5b 車両ドア閉ボタン
7 車両ドア、9 ブレーキ機構
10 ホームドア
12 戸袋部、14 ドア部、16 ドア制御装置
20 監視カメラ
22 光無線機
24 カメラ用光無線機
R 軌道
PL プラットホーム

Claims (4)

  1. ホームドアが設置された駅に進入する列車に搭載された車上光無線機と、前記列車が前記駅に停止する停止位置より内方に設置された地上光無線機とを用いて、前記列車の車上装置と地上装置との間で光無線通信を行い、前記列車が前記駅に着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システムであって、
    少なくとも前記ホームドアと駅ホームの側端部との間を撮影範囲に含むように前記ホームドアの戸袋部の軌道側側部に設置され、撮影画像を送信する光無線機を有した監視カメラと、前記駅ホームの軌道側端部に設置され、前記監視カメラの前記光無線機と光無線通信を行うカメラ用光無線機とを具備し、前記監視カメラの前記光無線機と前記カメラ用光無線機との通信路が、前記駅ホームの長手方向に沿って前記ホームドアと前記駅ホームの側端部との間において形成され、
    前記車上装置は、
    前記光無線通信を用いて前記停止位置までの距離を測定する測距手段と、
    前記監視カメラの撮影画像から判定された安危情報を前記光無線通信を用いて受信する安危情報受信手段と、
    前記列車が前記停止位置に停止したことを検出する停止検出手段と、
    前記停止検出手段による停止検出前に前記受信した前記安危情報が危険を示す情報(非常停止を要する情報)であった場合に前記列車を非常停止させる非常停止制御手段と、
    前記停止検出手段による停止検出がなされている場合に、前記光無線通信を用いて前記地上装置とドア連動開閉制御を行って、車両ドアを開閉する車両ドア開閉制御手段と、
    前記停止検出手段による停止検出がなされており、且つ、前記車両ドア開閉制御手段による閉扉制御がなされ、且つ、前記受信した前記安危情報が安全を示す情報であった場合に、発車時の安全確認がなされた旨の報知出力を行う安全確認報知制御手段と、
    を備え、
    前記地上装置は、
    前記カメラ用光無線機から前記監視カメラの撮影画像を取得して、当該撮影画像に基づいて安危を判定する安危判定手段と、
    前記測距手段による測距に供する測距用信号を前記光無線通信で送信する測距用信号送信制御手段と、
    前記安危を示す安危情報を前記光無線通信で送信する安危情報送信制御手段と、
    前記光無線通信を用いて前記車上装置と前記ドア連動開閉制御を行って、前記ホームドアを開閉するホームドア開閉制御手段と、
    を備えた、
    列車着発時制御システム。
  2. 前記測距用信号送信制御手段は、周期的に前記測距用信号を前記光無線通信で送信し、
    前記安危情報送信制御手段は、周期的に前記安危情報を前記光無線通信で送信する、
    請求項1に記載の列車着発時制御システム。
  3. ホームドアが設置された駅に進入する列車に搭載された車上光無線機と、前記列車が前記駅に停止する停止位置より内方に設置された地上光無線機とを用いて、前記列車の車上装置と地上装置との間で光無線通信を行い、前記列車が前記駅に着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システムの前記車上装置であって、
    前記駅には、少なくとも前記ホームドアと駅ホームの側端部との間を撮影範囲に含むように前記ホームドアの戸袋部の軌道側側部に設置され、撮影画像を送信する光無線機を有した監視カメラと、前記駅ホームの軌道側端部に設置され、前記監視カメラの前記光無線機と光無線通信を行うカメラ用光無線機とが備えられ、前記監視カメラの前記光無線機と前記カメラ用光無線機との通信路が、前記駅ホームの長手方向に沿って前記ホームドアと前記駅ホームの側端部との間において形成されており、
    前記地上装置は、前記カメラ用光無線機から前記監視カメラの撮影画像を取得して、当該撮影画像に基づいて安危を判定する安危判定手段と、測距用信号を前記光無線通信で送信する測距用信号送信制御手段と、前記安危を示す安危情報を前記光無線通信で送信する安危情報送信制御手段と、前記光無線通信を用いて前記車上装置とドア連動開閉制御を行って、前記ホームドアを開閉するホームドア開閉制御手段とを備えており、
    前記光無線通信に含まれる前記測距用信号を用いて前記停止位置までの距離を測定する測距手段と、
    前記列車が前記停止位置に停止したことを検出する停止検出手段と、
    前記停止検出手段による停止検出前に受信した前記光無線信号に含まれる前記安危情報が危険を示す情報(非常停止を要する情報)であった場合に前記列車を非常停止させる非常停止制御手段と、
    前記停止検出手段による停止検出がなされている場合に、前記光無線通信を用いて前記地上装置と前記ドア連動開閉制御を行って、車両ドアを開閉する車両ドア開閉制御手段と、
    前記停止検出手段による停止検出がなされており、且つ、前記車両ドア開閉制御手段による閉扉制御がなされ、且つ、受信した前記光無線信号に含まれる前記安危情報が安全を示す情報であった場合に、発車時の安全確認がなされた旨の報知出力を行う安全確認報知制御手段と、
    を備えた車上装置。
  4. ホームドアが設置された駅に進入する列車に搭載された車上光無線機と、前記列車が前記駅に停止する停止位置より内方に設置された地上光無線機とを用いて、前記列車の車上装置と地上装置との間で光無線通信を行い、前記列車が前記駅に着発する際の一連の制御を行う列車着発時制御システムの前記地上装置であって、
    前記駅には、少なくとも前記ホームドアと駅ホームの側端部との間を撮影範囲に含むように前記ホームドアの戸袋部の軌道側側部に設置され、撮影画像を送信する光無線機を有した監視カメラと、前記駅ホームの軌道側端部に設置され、前記監視カメラの前記光無線機と光無線通信を行うカメラ用光無線機とが備えられ、前記監視カメラの前記光無線機と前記カメラ用光無線機との通信路が、前記駅ホームの長手方向に沿って前記ホームドアと前記駅ホームの側端部との間において形成されており、
    前記車上装置は、前記光無線通信を用いて前記停止位置までの距離を測定する測距手段と、前記監視カメラの撮影画像から判定された安危情報を前記光無線通信を用いて受信する安危情報受信手段と、前記列車が前記停止位置に停止したことを検出する停止検出手段と、前記停止検出手段による停止検出前に前記受信した前記安危情報が危険を示す情報(非常停止を要する情報)であった場合に前記列車を非常停止させる非常停止制御手段と、前記停止検出手段による停止検出がなされている場合に、前記光無線通信を用いて前記地上装置とドア連動開閉制御を行って、車両ドアを開閉する車両ドア開閉制御手段と、前記停止検出手段による停止検出がなされており、且つ、前記車両ドア開閉制御手段による閉扉制御がなされ、且つ、前記受信した前記安危情報が安全を示す情報であった場合に、発車時の安全確認がなされた旨の報知出力を行う安全確認報知制御手段とを備えており、
    前記カメラ用光無線機から前記監視カメラの撮影画像を取得して、当該撮影画像に基づいて安危を判定する安危判定手段と、
    前記測距手段による測距に供する測距用信号を前記光無線通信で送信する測距用信号送信制御手段と、
    前記安危を示す安危情報を前記光無線通信で送信する安危情報送信制御手段と、
    前記光無線通信を用いて前記車上装置と前記ドア連動開閉制御を行って、前記ホームドアを開閉するホームドア開閉制御手段と、
    を備えた地上装置。
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