JP5999712B2 - 高体温治療剤 - Google Patents
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Description
熱中症の予防や対策のため、環境省から熱中症環境保健マニュアルが出されている。
ヒトのみならず、ウシ、ブタ及びニワトリの畜産動物において、熱中症で死亡するケースが増加しているとの記事がある(2010年9月3日産経新聞)。2010年7月1日から8月15日の間に、熱射病などで死亡、廃用された乳用牛959頭、肉用牛235頭、豚657頭、ブロイラー28万9千羽、採卵鶏13万6千羽に達している(熊本県中央家保ニュース Vol.5, 8月号(2010))。ウシ、ブタ及びニワトリ等の畜産動物は、少しの不調でも商品価値に影響が及び、仮に死亡した場合には一頭あたり数百万円に及ぶ経済的損失が出る。また、イヌ、ネコ等の伴侶動物の場合、少しの不調により飼い主の生活に大きな影響を与える。このように、動物の健康管理は、社会一般に大きな課題となっている。
さらに、夏の高温多湿期には畜産生産性や品質が低下することが知られている。暑熱ストレス下では、***産生、卵子成熟、胎児発育、胎児成長、胎盤成熟などが低下し、妊娠率が低下する(Nabenishi H. et al.: J. Reprod. Dev. (2001) Apr. 9, E. Pub.)。高温期間が続くため、増体、泌乳量、産卵率が低下するとともに、乳質(乳脂率)、肉質が低下する(地球温暖化に対応した農林水産研究開発ビジョン p.10(H.22.3 山形県農林水産部))。暑熱環境下における家禽・家畜の生産性低下は、体温の上昇と密接に関係している(野中ら:地球環境(2009)14: 215 − 222)。 従って、夏季の暑熱期に畜産動物の体温を低下させることができれば、畜産生産性の向上につながることが期待される。
デスアシルグレリンはグレリンと同様に心筋細胞のアポトーシス抑制を介して心筋保護に働くことが報告され(非特許文献3)、細胞増殖や細胞死などの細胞の運命に関わっていることが示唆されている。デスアシルグレリンは前立腺がん細胞に対して増殖抑制作用を示すことが報告されており(非特許文献4)、GHS-R 1a以外の受容体に作用するものと考えられている。デスアシルグレリンの摂食行動に及ぼす影響については、亢進と抑制の両方の報告があり、デスアシルグレリンの過剰発現は体形が小型になりIGF-1が低下しているとの報告がある(非特許文献5)。
一方、本発明者らは、妊娠母動物羊水中にグレリン及びデスアシルグレリンが存在し、その機能や役割を考慮して検討した結果、胎児の皮膚細胞にGHS-R1aが存在すること及びデスアシルグレリンが胎児皮膚細胞の増殖作用を有することを見出した(非特許文献11)。その他、デスアシルグレリンの作用としては、癌細胞増殖に及ぼす影響などが示唆されている (非特許文献12)。
また、本発明はデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用高体温症治療剤に関する。
また、本発明はデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を個体に投与することを特徴とする動物用高体温症治療方法に関する。
また、本発明は動物の高体温症を治療するために使用するデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩に関する。
また、本発明はデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用体温低下剤を製造するためのデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩の使用に関する。
また、本発明はデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用高体温症治療剤を製造するためのデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩の使用に関する。
以上のことから、本発明はより具体的には以下の事項に関する。
2)動物がヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記1)に記載の体温低下剤。
4)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記3)に記載の体温低下剤。
5)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する上記1)〜4)のいずれかに記載の体温低下剤。
6)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用高体温症治療剤。
7)動物がヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記6)に記載の高体温症治療剤。
8)デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいてC末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は(3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群から選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である上記6)又は7)に記載の高体温症治療剤。
9)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記8)に記載の高体温症治療剤。
10)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する上記6)〜9)のいずれかに記載の高体温症治療剤。
11)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を個体に投与することからなる動物の体温低下方法。
12)動物が、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記11)に記載の体温低下方法。
13)デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいてC末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は(3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群から選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である上記11)又は12)に記載の体温低下方法。
15)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mgとして個体に投与することからなる上記11)〜14)のいずれかに記載の体温低下方法。
16)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を個体に投与することからなる動物の高体温症の治療方法。
17)動物が、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記16)に記載の高体温症の治療方法。
18)デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいてC末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は(3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群から選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である上記16)又は17)に記載の高体温症の治療方法。
19)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記18)に記載の高体温症の治療方法。
20)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mgとして個体に投与することからなる上記16)〜19)のいずれかに記載の高体温症の治療方法。
21)動物の体温を低下させるために使用するデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
22)動物が、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記21)に記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
23)デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいてC末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は(3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群から選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である上記21)又は22)に記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
24)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記23)に記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
25)1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mgとして個体に投与することにより動物の体温を低下させるために使用する上記21)〜24)のいずれかに記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
27)動物が、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記26)に記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
28)デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいてC末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は(3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群から選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である上記26)又は27)に記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
29)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記28)に記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
30)1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mgとして個体に投与することにより動物の高体温症を治療するために使用する上記26)〜29)のいずれかに記載のデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
31)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用体温低下剤を製造するためのデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩の使用。
32)動物が、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記31)に記載の使用。
33)デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいてC末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は(3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群から選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である上記31)又は32)に記載の使用。
34)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記33)に記載の使用。
35)動物用体温低下剤がデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する体温低下剤である上記31)〜34)のいずれかに記載の使用。
36)デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用高体温症治療剤を製造するためのデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩の使用。
37)動物が、ヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからなる群から選択される動物である上記36)に記載の使用。
39)上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである上記38)に記載の使用。
40)動物用高体温症治療剤がデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する高体温症治療剤である上記36)〜39)のいずれかに記載の使用。
本発明の体温低下剤又は高体温症治療剤の投与対象である動物は、体温が平常温であってもよいし、平常温より高くてもよい。
例えば、暑熱ストレスに曝されているが、異常な高体温に至っていないケース等は高体温に至らないような処置を行うことが考えられる。暑熱ストレスに曝されていると判断される症状としては、乳牛であれば、呼吸が速くなる、立っている時間が長くなる、よだれを垂らすなどがある(ちくさんクラブ21,No.73,2011年4月号)。
また、人工授精(AI)時の受胎率低下は、国内だけでなく、諸外国でも深刻な問題としてとらえられているため(ちくさんクラブ21,No.74,2011年6月号)、妊娠率が低下する夏季に体温を低下させることができれば改善の可能性が考えられる。
動物の体温が平常温より高くなることで、脳、神経、内臓及び運動器官等に様々な障害が発生する。高体温症の症状として、例えば痙攣、失神、眩暈、疲労感、虚脱感、頭痛、吐気、嘔吐、せん妄、昏睡、体温上昇等が挙げられる。高体温症の中でも、熱中症の重症例である熱射病及び日射病、並びに麻酔時高体温症は、死亡率が極めて高い重篤な病態である。高体温症が一定時間持続すると、血液凝固や多臓器不全等が起こり、動物が死亡する場合もある。
高体温症に陥る条件としては、対象動物により様々であるが、例えば外気温が体温より5℃以上高く、湿度が70%を超える条件に30分以上おかれた場合等が挙げられる。ヒトが高体温症に陥る条件として、例えば気温28℃以上、湿度75%以上の条件におかれた場合等が挙げられる。またラットが高体温症に陥る条件として、例えば気温33℃以上、湿度60%以上の条件に30分以上おかれた場合等が挙げられる。
特に本発明において用い得る物質として好ましいものはデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩である。
:GSSFLSPEHQRVQ-RKESKKPPAKLQPR (配列番号 2)
イヌ(Canine) :GSSFLSPEHQKLQQRKESKKPPAKLQPR (配列番号 3)
:GSSFLSPEHQKLQRKESKKPPAKLQPR (配列番号 4)
ネコ(Feline) :GSSFLSPEHQKVQRKESKKPPAKLQPR (配列番号 5)
ブタ(Porcine) :GSSFLSPEHQKVQQRKESKKPAAKLKPR (配列番号 6)
ウシ(Bovine) :GSSFLSPEHQKLQRKEAKKPSGRLKPR (配列番号 7)
ヒツジ(Ovine) :GSSFLSPEHQKLQRKEPKKPSGRLKPR (配列番号 8)
ウマ(Equine) :GSSFLSPEHHKVQHRKESKKPPAKLKPR (配列番号 9)
サル(Monkey):GSSFLSPEHQRAQQRKESKKPPAKLQPR (配列番号10)
ヤギ(Goat) :GSSFLSPEHQKLQ-RKEPKKPSGRLKPR (配列番号11)
ウサギ(Rabbit):GSSFLSPEHQKVQQRKESKKPAAKLKPR (配列番号12)
マウス(Mouse) :GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR (配列番号13)
ラット(Rat) :GSSFLSPEHQKAQQRKESKKPPAKLQPR (配列番号14)
:GSSFLSPEHQKAQRKESKKPPAKLQPR (配列番号15)
ニワトリ(Chicken):GSSFLSPTYKNIQQQKGTRKPTAR (配列番号16)
:GSSFLSPTYKNIQQQKDTRKPTAR (配列番号17)
:GSSFLSPTYKNIQQQKDTRKPTARLH (配列番号18)
(上記表記において、アミノ酸残基は一文字標記により表している。)
例えば配列番号16及び17(ニワトリ)で表されるアミノ酸配列からなるペプチドでは、当該アミノ酸配列を構成する24個のアミノ酸のうち、N末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列を構成する4個のアミノ酸を除く1〜20個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加することができる。
また、性質(電荷及び/又は極性)の似たアミノ酸への置換等であれば、多数のアミノ酸が置換されていても、所望の機能を消失しないと考えられる。
以上の塩の中でも特にナトリウム塩、カリウム塩が最も好ましい。
また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加物を用いることもできる。
滑沢剤の好適な例としては、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤の好適な例としては、例えば結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
溶剤の好適な例としては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油などが挙げられる。
緩衝剤の好適な例としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。
無痛化剤の好適な例としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げられる。
抗酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げられる。
薬剤の投与は、1回で終わってもよく、複数回繰り返し投与してもよい。また、複数回繰り返し投与する場合は、1日あたり1回〜数回を投与してもよく、これを1日〜1週間にかけて行ってもよい。1日あたり2〜3回を投与し、これを1日〜3日間程度にかけて行うことが好ましい。
本発明の薬剤の製剤形態としては、非経口投与に適する製剤形態が好ましく、非経口投与に適する製剤形態としては、例えば、静脈内投与、皮内投与、皮下投与、又は筋肉内投与用等の注射剤、点滴剤、坐剤、点眼剤、経皮吸収剤、経粘膜吸収剤又は吸入剤などを挙げることができるが、上記注射剤の製剤形態が好ましく、特に個体がイヌ、ネコ等の伴侶動物であり在宅治療の場合には経粘膜吸収剤、吸入剤、坐剤、点眼剤等の製剤形態も好ましい。これらの製剤形態は当業者に種々知られており、当業者は所望の投与経路に適する製剤形態を適宜選択し、必要に応じて当該技術分野で利用可能な1又は2以上の製剤用添加物を用いて医薬用組成物又は治療剤を製造することが可能である。
本実施例ではデスアシルグレリンとしてラット由来デスアシルグレリン(配列番号14)を用いた。ラット由来デスアシルグレリン(化学合成:ペプチド研究所)を購入し、0.1mg/バイアルのラット由来デスアシルグレリンを含有する投与用ラット由来デスアシルグレリンを調製した。
動物として、Wistar系ラット(9〜10週齢)の雄を用いた。
動物に対し、ラット由来デスアシルグレリン0.1mg あたり生理食塩水 0.6 mL で溶解して投与した。
動物に対する投与は、腹腔内注射又は脳室内注射により1回行った。投与量は、動物の体重によらず腹腔内投与では 3 nmol/rat、脳室内投与では 0.5 nmol/rat とした。ラットの体重は 350.2 〜 375.8g であった。
直腸温は、ユニークメディカル社製の小動物体温コントローラ ATC-101Bにより測定した。
動物の生死は、心拍、呼吸及び体温の変動、並びに活動量、物理的刺激に対する反応等を総合的に判断し確認した。
同様に、0.5nmol/ratのラット由来デスアシルグレリンをラットに脳室内投与した。対照として、0.5nmol/ratの上記ラット由来グレリンをラットに脳室内投与した。また、コントロールとして200μl/ratの生理食塩水をラットに脳室内投与した。
本実施例において、サーモグラフィにより背部及び尾部の体温を測定した。結果を図1、図2及び図3に示す。
以上より、デスアシルグレリンの投与により、平常温の動物の体温が速やかに低下することが分かった。
実験方法は、特記ない限り実施例1と同様に行った。
実験室を温度33〜35℃に保ち、湿度は30%(初期)から75%(終了時)に上昇させ、高温多湿状態に徐々に変化させていった。上記実験室内にラットを搬入した。ラットは3匹ずつポリケージに収容した。高温の実験室にラットを搬入してから30分間経過後、10nmol/ratのラット由来デスアシルグレリンを、ラットに腹腔内注射した。コントロールとして、200μl/ratの生理食塩水をラットに腹腔内注射した。
経過時間110分間(腹腔内注射後80分)において、ラットを実験室から室温に移した。経過時間130分(腹腔内注射後100分)において、ラットの生死を目視及び触診により確認した。
本実施例において、体温は直腸温により測定した。結果を表1に示す。
以上より、デスアシルグレリンの投与により、熱中症等の高体温症状態の動物の体温上昇を抑制しうることが分かった。また、デスアシルグレリンの投与により、熱中症等の高体温症状態の動物の生存率を向上しうることが分かった。
Claims (15)
- デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用熱中症治療剤。
- 動物がヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サル からなる群から選択される動物である請求項1に記載の動物用熱中症治療剤。
- デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のア ミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列 においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端 から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び /又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいて C末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は (3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群か ら選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である請求項1又は2に記載の動物用熱 中症治療剤。
- 上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである請求項3に記載の動物用熱中症治療 剤。
- デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分 として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する請求項1〜4のいずれかに 記載の動物用熱中症治療剤。
- デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を個体に投与することからなるヒトを除く動物の熱中症の治療方法。
- 動物がイヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サルからな る群から選択される動物である請求項6に記載の熱中症の治療方法。
- デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のア ミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列 においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端 から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び /又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいて C末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は (3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群か ら選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である請求項6又は7に記載の熱中症の 治療方法。
- 上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである請求項8に記載の熱中症の治療方法 。
- デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分 として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する請求項6〜9のいずれかに 記載の熱中症の治療方法。
- デスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分として含有する動物用熱中症治療剤を製造するためのデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩の使用。
- 動物がヒト、イヌ、ネコ、マウス、ラット、ウサギ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、サル からなる群から選択される動物である請求項11に記載の使用。
- デスアシルグレリン又はその誘導体が、(1)配列番号1〜18のいずれかに記載のア ミノ酸配列を有するペプチド、(2)配列番号1〜18のいずれかに記載のアミノ酸配列 においてN末端から4番目のアミノ酸までのアミノ酸配列をN末端側に有し、且つN末端 から5番目〜C末端までのアミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が欠失、置換及び /又は付加されたアミノ酸配列を有するペプチド、(3)当該(2)のペプチドにおいて C末端に1又は2個の塩基性アミノ酸が付加されたペプチド、及び(4)当該(2)又は (3)のペプチドにおいてアミノ酸配列のC末端がアミド化されたペプチドからなる群か ら選択されるデスアシルグレリン又はその誘導体である請求項11又は12に記載の使用 。
- 上記塩基性アミノ酸がリジン又はアルギニンである請求項13に記載の使用。
- 動物用熱中症治療剤がデスアシルグレリン若しくはその誘導体又はそれらの薬学的に許 容される塩を有効成分として1ドーズユニットあたり0.001 mg 〜 1000 mg含有する熱中 症治療剤である請求項11〜14のいずれかに記載の使用。
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