JP5998881B2 - 追尾装置および追尾方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高速で移動する移動体の追尾装置および追尾方法に関し、特に、宇宙機、飛翔体、航空機、自動車両などの移動体の位置情報と画像情報とに基づき、移動体を追尾する追尾装置および追尾方法に関する。
航空機等の高速で移動する移動体を追尾する目標追尾装置として、モノパルス電波やGPS(Global Positioning System)測位データ等を用いた計測追尾系とカメラ追尾機能を用いた画像追尾系とを併用するものがある。例えば、特許文献1には、レーダー装置を用いて航空機の位置および移動状態を取得し、実際に航空機を撮影する時の航空機の推定位置を演算し、演算した航空機の推定位置を撮影する撮影制御装置が開示されている。
特許文献1の撮影制御装置は、航空機の位置情報および移動情報をレーダーを用いて取得し、取得した航空機の位置情報および移動情報に基づいてカメラの撮影方向を制御する。また、特許文献1の実施の形態4には、レーダーを用いる代わりに航空機にGPS受信機を搭載し、GPS受信機の測位結果に基づいて航空機の位置情報および移動情報を取得することが開示されている。
特開2006−270404号公報
しかし、レーダー装置を用いて航空機の位置情報および移動情報を取得する場合、航空機が遠方に位置する場合、高精度の計測を行うことが困難であり、必要な情報を取得できない場合がある。一方、GPS受信機を用いて航空機の位置および移動状態を取得する場合、電波遮蔽の影響などによってGPS受信機から信号を受信できない場合がある。
従って、レーダー装置による測位とGPS受信機による測位とを併用することが望ましいが、レーダー装置からGPS受信機に切り替える時に測位結果にギャップがある場合、カメラの撮影方向を滑らかに制御することができない。
本発明の目的は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、複数の追尾方式を併用する場合でも、追尾対象の挙動が急激に変化することがなく連続的に追尾でき、追尾対象を撮像する撮像装置の撮像方向を滑らかに制御することができる、追尾装置および追尾方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る追尾装置は、追尾対象を撮像して画像情報として出力する撮像手段と、撮像手段の撮像方向を駆動信号に基づいて制御すると共にその時の駆動状態を状態情報としてフィードバックするカメラジンバルと、追尾対象に配置され、追尾対象の位置情報をGPS機能によって取得し、取得位置信号として送信するGPS受信機と、追尾対象の予定軌道を取得し、取得した予定軌道を用いて追尾対象の位置情報を特定し、特定位置信号として出力する軌道予測手段と、追尾過程において追尾対象の位置情報を逐次取得して所定の演算を行うことによって追尾対象の位置情報を演算し、演算位置信号として出力する逐次演算手段と、取得位置信号、特定位置信号および演算位置信号のいずれか一つを選択し、基準位置信号として出力する基準位置出力手段と、撮像手段と追尾対象との距離を計測し、距離情報として出力する距離計測手段と、画像情報から追尾対象の位置誤差を抽出して出力する誤差抽出手段と、基準位置信号、距離情報、位置誤差および状態情報に基づいて駆動信号を生成して出力する制御手段と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る追尾方法は、追尾対象を撮像して画像情報として出力する撮像手段および撮像手段の撮像方向を駆動信号に基づいて制御すると共にその時の駆動状態を状態情報としてフィードバックするカメラジンバルを用いた追尾方法であって、追尾対象の位置情報をGPS機能によって取得し、取得位置信号として送信し、追尾対象の予定軌道を取得し、取得した予定軌道を用いて追尾対象の位置情報を特定し、特定位置信号として出力し、追尾過程において追尾対象の位置情報を逐次取得して所定の演算を行うことによって追尾対象の位置情報を演算し、演算位置信号として出力し、取得位置信号、特定位置信号および演算位置信号のいずれか一つを選択し、基準位置信号として出力し、撮像手段と追尾対象との距離を計測し、距離情報として出力し、画像情報から追尾対象の位置誤差を抽出して出力し、基準位置信号、距離情報、位置誤差および状態情報に基づいて駆動信号を生成して出力する。
本発明に係る追尾装置および追尾方法は、複数の追尾方式を併用する場合でも、追尾対象の挙動が急激に変化することがなく連続的に追尾でき、追尾対象の撮像方向を滑らかに制御することができる。
本発明の第1の実施形態に係る追尾装置10のブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像誘導追尾装置100のブロック構成図である。 ジンバル座標系Σbと慣性座標系Σiとの関係を示した図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる追尾装置について説明する。本実施形態に係る追尾装置のブロック構成図を図1に示す。図1において、追尾装置10は、撮像手段20、カメラジンバル30、誤差抽出手段40、基準位置出力手段50、距離計測手段60および制御手段70を備える。
撮像手段20は、宇宙機、飛翔体、航空機または自動車などの高速で移動する追尾対象を撮像し、追尾対象の画像情報を誤差抽出手段60へ出力する。
カメラジンバル30は、制御手段70から入力した駆動信号に基づいて撮像手段20の撮像方向を制御する。また、カメラジンバル30は、撮像手段20の駆動状態を把握して状態情報として制御手段70へ定期的にフィードバックする。
誤差抽出手段40は、撮像手段20から入力した画像情報から追尾対象の画像データを抽出し、画像情報の中心位置と追尾対象の画像データの中心位置とのずれ量を測定し、位置誤差として制御手段70へ出力する。
基準位置出力手段50は、GPS受信機51、軌道予測手段52および逐次演算手段53を備え、GPS受信機51において生成された取得位置信号、軌道予測手段52において生成された特定位置信号、逐次演算手段53において生成された演算位置信号から一つの信号を選択し、基準位置信号として制御手段70へ出力する。
ここで、GPS受信機51は、追尾対象に配置され、追尾対象の位置情報をGPS機能によって取得し、取得位置信号として出力する。軌道予測手段52は、追尾対象の予定軌道を取得し、取得した予定軌道と時刻情報とを用いて追尾対象の位置情報を特定し、特定位置信号として出力する。逐次演算手段53は、追尾過程において追尾対象の位置情報を逐次取得し、逐次取得した位置情報に対して所定の演算を行うことによって追尾対象の位置情報を演算し、演算位置信号として出力する。
本実施形態において、基準位置出力手段50は、通常時はGPS受信機51において生成した取得位置信号を選択して基準位置信号として出力する。そして、基準位置出力手段50は、電波遮蔽の影響などによってGPS受信機51から取得位置信号を受信できない場合、軌道予測手段52において生成した特定位置信号と逐次演算手段53において生成した演算位置信号とを比較して、追尾対象の位置情報がより連続的に生成される方の信号を選択して基準位置信号として出力する。
距離計測手段60は、撮像手段20と追尾対象との間の距離を計測し、距離情報として出力する。距離計測手段60は、例えば、レーザーレンジファインダー(LRF:Laser Range Finder)を適用することができる。この場合、LRFを撮像手段20の近傍に配置し、LRFから撮像手段20の撮像方向に向けてレーザーを照射し、追尾対象によって反射されたレーザーを計測することにより撮像手段20と追尾対象との間の距離を計測する。
制御手段70は、カメラジンバル30からフィードバックされた状態情報、誤差抽出手段40から入力した位置誤差、基準位置出力手段50から入力した基準位置信号、および、距離計測手段60から入力した距離情報に基づいて、撮像手段20の撮像方向を追尾対象の方向に一致させるための駆動信号を生成し、カメラジンバル30へ出力する。
本実施形態において、制御手段70は、基準位置信号を、位置誤差(画像追尾情報)、距離情報(実際の計測値)、および、状態情報(フィードバック情報)を用いて補正する。この場合、基準位置信号としてGPS受信機51からの取得位置信号、軌道予測手段52からの特定位置信号または逐次演算手段53からの演算位置信号の、どの位置信号が選択された場合でも、選択された位置信号は前回選択された位置信号と連続的になるように補正される。従って、追尾対象の挙動が急激に変化することがなく連続的に追尾され、撮像手段20の撮像方向を滑らかに制御することができる。
さらに、本実施形態に係る追尾装置10は、通常時はGPS受信機51からの取得位置信号を選択し、電波遮蔽の影響などによってGPS受信機51から取得位置信号を受信できない場合にのみ、特定位置信号または演算位置信号のうち、追尾対象の位置情報がより連続的に生成される方の信号を選択する。この場合、撮像手段20の撮像方向をよりいっそう滑らかに制御することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像誘導追尾装置のブロック構成図を図2に示す。本実施形態に係る画像誘導追尾装置100は、位置情報取得部200、レーザーレンジファインダー(LRF:Laser Range Finder)300、追尾誤差取得部400、ターゲット位置推定器500、カメラジンバル制御部600およびカメラジンバル700を備える。
位置情報取得部200は、GPS受信機210、軌道位置プロファイルモデル220、逐次位置予測器230およびターゲット位置情報生成器240を備え、無人航空機等のターゲットの位置ベクトルを演算し、基準位置信号aとしてターゲット位置推定器500へ出力する。
GPS受信機210は、ターゲットに搭載され、GPS衛星から取得した時間情報に基づいてターゲットの計測時の位置ベクトルP=[x、y、z]Tを演算し、ターゲット位置検出信号a1としてターゲット位置情報生成器240へ送信する。
軌道位置プロファイルモデル220は、ターゲットの軌跡からターゲットの航行軌道を予測することによって軌道位置プロファイルを生成し、生成した軌道位置プロファイルを用いてターゲットの位置ベクトルを特定し、特定結果をターゲット位置推定信号a2としてターゲット位置情報生成器240へ出力する。軌道位置プロファイルモデル220は、例えば、予め入手したターゲットの飛行計画を用いて軌道位置プロファイルを生成し、生成した軌道位置プロファイルにおける現在の時刻情報に対応する位置ベクトルを運動学的モデルに基づいて特定し、ターゲット位置推定信号a2とする。
逐次位置予測器230は、ターゲットの追尾過程においてターゲットの位置ベクトルを定期的に取得し、最新の位置ベクトルを基準位置ベクトルとして保持する。逐次位置予測器230は、保持しているターゲットの基準位置ベクトルにターゲットの動力学モデルを適用して移動後のターゲットの位置ベクトルを逐次的に推測し、推測結果をターゲット位置予測信号a3としてターゲット位置情報生成器240へ出力する。本実施形態において、逐次位置予測器230は、ターゲットの基準位置ベクトルに単純な運動方程式やカルマンフィルタなどのターゲットダイナミクスを適用することにより移動後のターゲットの位置ベクトルを逐次的に推測する。
ターゲット位置情報生成器240は、通常時は、GPS受信機210から入力したターゲット位置検出信号a1に基づいてターゲットの移動後の位置ベクトルP’=[x’、y’、z’]Tを推定し、基準位置信号aとしてターゲット位置推定器500へ出力する。また、ターゲット位置情報生成器240は、電波遮蔽の影響などによってGPS受信機210からターゲット位置検出信号a1を取得出来ない場合、軌道位置プロファイルモデル220から入力したターゲット位置推定信号a2と、逐次位置予測器230から入力したターゲット位置予測信号a3とを比較し、ターゲットの位置ベクトルが連続的に生成される方の信号を選択し、選択した信号に基づいて推定したターゲットの移動後の位置ベクトルP’を、基準位置信号aとしてターゲット位置推定器500へ出力する。
レーザーレンジファインダー(LRF)300は、カメラジンバル700上に設置され、ターゲットに向けて赤外線レーザーを照射してターゲットから反射された赤外線レーザーを計測することによって設置位置からターゲットまでの瞬時距離L’を計測し、距離信号bとしてターゲット位置推定器500へ出力する。
追尾誤差取得部400は、ジンバル搭載カメラ410、カメラ画像取得器420およびターゲット画像情報生成器430を備え、ターゲットの追尾誤差を演算し、演算結果を追尾誤差信号cとしてターゲット位置推定器500へ出力する。
ジンバル搭載カメラ410は、後述するカメラジンバル700によって撮像方向が制御され、制御された方向を撮像し、撮像データをカメラ画像取得器420へ出力する。カメラ画像取得器420は、ジンバル搭載カメラ410から入力した撮像データに所定の処理を施し、画像データとしてターゲット画像情報生成器430へ出力する。ターゲット画像情報生成器430は、カメラ画像取得器420から入力した画像データからターゲット画像を抽出し、抽出したターゲット画像の中心位置座標と画像データの中心座標とのずれ量を演算し、追尾誤差信号cとしてターゲット位置推定器500へ出力する。
ここで、画像データ上の座標軸をジンバル座標系Σb、ターゲットが航行する実空間の座標軸を慣性座標系Σi、で定義する。図3において、ジンバル座標系Σbは、搭載カメラ410によって撮像された画像データの平面(撮像面)の中心を原点、水平方向を水平軸h、鉛直方向を鉛直軸vと定義される。一方、慣性座標系Σiは、カメラジンバル700を駆動して撮像面を水平軸hに沿って移動させる方向とz軸周りの回転方向ψ(アジマス(AZ)角)とが一致するように、撮像面を鉛直軸vに沿って移動させる方向とx軸周りの回転方向φ(エレベーション(EL)角)とが一致するように、定義される。
本実施形態において、ターゲット画像情報生成器430は、画像データ上において、抽出したターゲット画像の中心位置座標と画像データの中心座標とのずれ量(Δh、Δv)をジンバル座標軸上で測定し、さらに、画像データの水平方向ピクセルサイズαhおよび垂直方向ピクセルサイズαvを用いて実空間における追尾誤差(αh・Δh、αv・Δv)を演算し、追尾誤差信号cとしてターゲット位置推定器500へ出力する。
ターゲット位置推定器500は、カメラジンバル700から入力したジンバル角度信号fを用いて計測時のターゲットの位置ベクトルP=[x、y、z]Tを演算する。そして、ターゲット位置推定器500は、位置情報取得部200から入力した基準位置信号a(位置ベクトルP’=[x’、y’、z’]T)と、LRF300から入力した距離信号b(瞬時距離L’)と、追尾誤差取得部400から入力した追尾誤差信号c(追尾誤差(αh・Δh、αv・Δv))と、演算したターゲットの位置ベクトル(P=[x、y、z]T)と、に基づいて、カメラジンバル700の設定目標値であるカメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dを演算し、カメラジンバル制御部600へ出力する。ここで、ターゲット位置推定器500が、請求項の補正手段に対応する。また、カメラジンバル目標推定信号dについては後述する。
カメラジンバル制御部600は、カメラジンバル角度誤差信号生成器610およびカメラジンバル制御器620を備え、ターゲット位置推定器500から入力したカメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dと、カメラジンバル700からフィードバックされたジンバル角度信号(φ、ψ)fとからカメラジンバル700を駆動するためのカメラジンバル制御信号eを生成し、カメラジンバル700へ出力する。ここで、カメラジンバル制御部600が、請求項の駆動手段に対応する。
具体的には、カメラジンバル角度誤差信号生成器610は、移動後のターゲット方向に撮像方向を一致させるための設定目標値であるカメラジンバル目標推定信号dと、現在設定されているジンバル角度信号fとの差分(Δφ、Δψ)を演算し、AZ軸、EL軸に対応した値に変換(慣性座標系からジンバル座標系に変換)してカメラジンバル制御器620へ出力する。カメラジンバル制御器620は、例えば、PID(Proportional Integral Derivative Controller)制御器などの汎用的な安定化制御器で構成され、カメラジンバル角度誤差信号生成器610が演算した差分をゼロにするためのAZ軸およびEL軸の回転角を演算し、カメラジンバル制御信号eとして出力する。
カメラジンバル700は、カメラジンバル駆動部710、カメラジンバルダイナミクス720およびカメラジンバル角度センサ730を備え、ジンバル搭載カメラ410の撮像方向を制御する。カメラジンバル駆動部710は、カメラジンバル制御部600から入力したカメラジンバル制御信号eに基づいてカメラジンバルダイナミクス720のAZ軸およびEL軸を駆動する。カメラジンバルダイナミクス720がカメラジンバル制御信号eに基づいて駆動されることによって、ジンバル搭載カメラ410の撮像方向がターゲット方向と一致するように制御される。
カメラジンバル角度センサ730は、その時にカメラジンバルダイナミクス720に設定されている設定値(φ、ψ)をジンバル角度信号fとしてターゲット位置推定器500およびカメラジンバル制御部600へ出力する。
次に、ターゲット位置推定器500におけるカメラジンバル目標推定信号dの生成方法について説明する。位置情報取得部200が基準位置信号aとしてターゲットの移動後の位置ベクトルP’=[x’、y’、z’]T(慣性座標系)を生成し、LRF300が距離信号bとしてターゲットまでの瞬時距離L’を計測し、追尾誤差取得部400が追尾誤差信号cとして追尾誤差(αh・Δh、αv・Δv)を演算した場合について考察する。
ターゲットとなる無人航空機(飛翔体)の計測時の位置ベクトルP=[x、y、z]Tは、カメラジンバル700のEL角φ、AZ角ψ、計測時のターゲットまでの距離Lを用いて(1)式のように記載される。
Figure 0005998881
この時、ターゲットの移動後の位置ベクトルP’=[x’、y’、z’]T(真値)は、瞬時距離L’を用いて(2)式のように記載される。
Figure 0005998881
(2)式において、Δφ、Δψはそれぞれ、カメラジンバル700のEL角φ、AZ角ψに対する制御誤差角である。(1)式および(2)式において、x軸およびz軸について導出された位置の差はそれぞれ、ジンバル座標軸上で演算された追尾誤差信号c(αh・Δh、αv・Δv)と等しいことから、(3)式が成立する。
Figure 0005998881
従って、(3)式から次の関係式が成立する。
Figure 0005998881
ここで、
Figure 0005998881
と仮定すれば、(4)式よりΔφ、Δψが決定できる。従って、カメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dは(6)式のように生成される。
Figure 0005998881
(6)式から演算されたカメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dに基づいてカメラジンバル700を駆動することにより、ジンバル搭載カメラ410の撮像方向と、移動後のターゲット方向(真値)とが一致する。
次に本実施形態に係る画像誘導追尾装置100の動作手順について説明する。本実施形態では、ターゲットである無人航空機(飛翔体)にGPS受信機210を搭載し、この飛翔体を地上局に設置した2軸駆動型のカメラジンバル700とLRF300とにより高精度に追尾する。
本実施形態において、カメラジンバル700は、ターゲット撮像時のジンバル角度信号(φ、ψ)fを計測して、ターゲット位置推定器500およびカメラジンバル制御部600へフィードバックしている。
ターゲット位置推定器500は、位置情報取得部200から入力した基準位置信号aと、LRF300から入力した距離信号bと、追尾誤差取得部400から入力した追尾誤差信号cと、カメラジンバル700からフィードバックされたジンバル角度信号fと、に基づいて、上述の(6)式に示したカメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dを生成し、カメラジンバル制御部600へ出力する。
カメラジンバル制御部600は、ターゲット位置推定器500から入力したカメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dと、カメラジンバル700からフィードバックされたジンバル角度信号(φ、ψ)fとに基づいて、カメラジンバル700の向きを調整するためのカメラジンバル制御信号eを生成し、カメラジンバル700を制御する。カメラジンバル700がカメラジンバル制御信号eによって制御されることにより、ジンバル搭載カメラ410の撮像方向と移動後のターゲット方向とが一致する。
以上のように、本実施形態に係る画像誘導追尾装置100は、基準位置信号aに基づいて指向方向を制御したカメラジンバル700の指向方向誤差を、LRF300により検出した距離信号bとターゲット画像情報生成器430が生成する追尾誤差信号cとを用いてリアルタイムに補正する。
以上のように、本実施形態に係る画像誘導追尾装置100は、ターゲット位置推定器500において、LRF300が計測した距離信号b、追尾誤差取得部400が演算した追尾誤差信号cおよびカメラジンバル700から入力したジンバル角度信号fから演算した計測時のターゲットの位置情報を用いて、位置情報取得部200から入力し基準位置信号aをリアルタイムに補正する。この場合、基準位置信号aに含まれる誤差が適切に補正され、ターゲットの位置が急激に変化することがない。従って、ターゲットを連続的に追尾することができ、カメラジンバル700を滑らかに制御することができる。
また、本実施形態に係る画像誘導追尾装置100において、ターゲット位置情報生成器240は、通常時は、GPS受信機210から入力したターゲット位置検出信号a1を用いて基準位置信号aを生成し、電波遮蔽の影響などによってターゲット位置検出信号a1を取得出来ない場合、軌道位置プロファイルモデル220から入力したターゲット位置推定信号a2と、逐次位置予測器230から入力したターゲット位置予測信号a3とを比較し、ターゲットの位置ベクトルが連続的に生成される方の信号を選択して基準位置信号aを生成する。この場合、高精度で且つ連続的な基準位置信号aを生成することができ、ターゲットの追尾精度を向上させることができると共にカメラジンバル700をより滑らかに制御できる。
さらに、本実施形態に係る画像誘導追尾装置100は、カメラジンバル目標推定信号(φr、ψr)dの演算に、LRF300によって検出したジンバル搭載カメラ410−ターゲット間距離の実測値である距離信号b(瞬時距離L’)を用いる。この場合、ターゲットの追尾精度をさらに向上させることができる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、無人航空機(飛翔体)を追尾するカメラの制御の他、様々な移動体を追尾するカメラやアンテナの制御等に適用することができる。また、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
10 追尾装置
20 撮像手段
30 カメラジンバル
40 誤差抽出手段
50 基準位置出力手段
51 GPS受信機
52 軌道予測手段
53 逐次演算手段
60 距離計測手段
70 制御手段
100 画像誘導追尾装置
200 位置情報取得部
210 GPS受信機
220 軌道位置プロファイルモデル
230 逐次位置予測器
240 ターゲット位置情報生成器
300 LRF
400 追尾誤差取得部
410 ジンバル搭載カメラ
420 カメラ画像取得器
430 ターゲット画像情報生成器
500 ターゲット位置推定器
600 カメラジンバル制御部
610 カメラジンバル角度誤差信号生成器
620 カメラジンバル制御器
700 カメラジンバル
710 カメラジンバル駆動部
720 カメラジンバルダイナミクス
730 カメラジンバル角度センサ

Claims (6)

  1. 追尾対象を撮像して画像情報として出力する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像方向を駆動信号に基づいて制御すると共にその時の駆動状態を状態情報としてフィードバックするカメラジンバルと、
    追尾対象に配置され、追尾対象の位置情報をGPS機能によって取得し、取得位置信号として送信するGPS受信機と、
    追尾対象の予定軌道を取得し、取得した予定軌道を用いて追尾対象の位置情報を特定し、特定位置信号として出力する軌道予測手段と、
    追尾過程において追尾対象の位置情報を逐次取得して所定の演算を行うことによって追尾対象の位置情報を演算し、演算位置信号として出力する逐次演算手段と、
    前記取得位置信号、特定位置信号および演算位置信号のいずれか一つを選択し、基準位置信号として出力する基準位置出力手段と、
    前記撮像手段と前記追尾対象との距離を計測し、距離情報として出力する距離計測手段と、
    前記画像情報から前記追尾対象の位置誤差を抽出して出力する誤差抽出手段と、
    前記基準位置信号、距離情報、位置誤差および状態情報に基づいて前記駆動信号を生成して出力する制御手段と、
    を備える追尾装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記基準位置信号を前記距離情報、位置誤差および状態情報を用いて補正し、補正位置として出力する補正手段と、
    前記撮像手段の撮像方向を前記補正位置に一致させるための駆動信号を生成して出力する駆動手段と、
    を備える請求項1記載の追尾装置。
  3. 前記基準位置信号、距離情報、位置誤差および状態情報は実空間上の座標系で表され、
    前記補正手段は、実空間上の座標系で表された補正位置を出力し、
    前記駆動手段は、実空間上の座標系で生成した駆動信号を撮像面上の座標系で表された駆動信号に変換して出力する、
    請求項2記載の追尾装置。
  4. 前記基準位置出力手段は、通常は取得位置信号を選択し、取得位置信号を受信できない場合、特定位置信号または演算位置信号のうち前回出力した基準位置信号との連続性が大きい方の信号を選択する、請求項1乃至3のいずれか1項記載の追尾装置。
  5. 前記軌道予測手段は、予定軌道上の現在時刻と対応する位置を追尾対象の位置情報として特定し、
    前記逐次演算手段は、逐次取得した追尾対象の位置情報に運動方程式またはカルマンフィルタを適用することによって追尾対象の位置情報を演算する、
    請求項1乃至4のいずれか1項記載の追尾装置。
  6. 追尾対象を撮像して画像情報として出力する撮像手段および前記撮像手段の撮像方向を駆動信号に基づいて制御すると共にその時の駆動状態を状態情報としてフィードバックするカメラジンバルを用いた追尾方法であって、
    追尾対象の位置情報をGPS機能によって取得し、取得位置信号として送信し、
    追尾対象の予定軌道を取得し、取得した予定軌道を用いて追尾対象の位置情報を特定し、特定位置信号として出力し、
    追尾過程において追尾対象の位置情報を逐次取得して所定の演算を行うことによって追尾対象の位置情報を演算し、演算位置信号として出力し、
    前記取得位置信号、特定位置信号および演算位置信号のいずれか一つを選択し、基準位置信号として出力し、
    前記撮像手段と前記追尾対象との距離を計測し、距離情報として出力し、
    前記画像情報から前記追尾対象の位置誤差を抽出して出力し、
    前記基準位置信号、距離情報、位置誤差および状態情報に基づいて前記駆動信号を生成して出力する、
    追尾方法。
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