JP5997045B2 - 管理システム - Google Patents
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Description
遊技場における管理システムであって、
遊技機から排出された遊技媒体を受ける第1排出樋及び補給樋から流下した遊技媒体を受ける第2排出樋に夫々設置され、遊技媒体を検知すると、検知信号を出力する検知手段と、
当該検知手段から受信した検知信号に基づいて、前記第1排出樋を流れる遊技媒体の流速と前記第2排出樋を流れる遊技媒体の流速との差を算出し、
算出した遊技媒体の流速の差を、遊技機の遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する基準となる状態判定値を用いて判定し、
判定した結果に応じて、遊技媒体のコンディションを調整する制御手段とを有する、管理システムとした。
遊技場における管理システムであって、
遊技機から排出された遊技媒体を受ける第1排出樋及び補給樋から流下した遊技媒体を受ける第2排出樋に夫々設置され、遊技媒体を検知すると、検知信号を出力する検知手段と、
当該検知手段から受信した検知信号に基づいて、予め設定された時間内に前記第1排出樋を流れる遊技媒体数と前記第2排出樋を流れる遊技媒体数との差を算出し、
算出した遊技媒体数の差を、遊技機の遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する基準となる状態判定値を用いて判定し、
判定した結果に応じて、遊技媒体のコンディションを調整する制御手段とを有する、管理システムとした。
遊技場における管理システムであって、
遊技機から排出された遊技媒体を受ける第1排出樋及び補給樋から流下した遊技媒体を受ける第2排出樋に夫々設置され、遊技媒体を検知すると、検知信号を出力する検知手段と、
当該検知手段から受信した検知信号に基づいて、予め設定された数の遊技媒体が前記第1排出樋を流れるまでの経過時間と前記第2排出樋を流れるまでの経過時間との差を算出し、
算出した経過時間の差を、遊技機の遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する基準となる状態判定値を用いて判定し、
判定した結果に応じて、遊技媒体のコンディションを調整する制御手段とを有する、管理システムとした。
図1は、本実施例に係る管理システムのネットワーク上のシステム構成を例示的に示したブロック図である。管理システムは、検知手段95、遊技機100、台間機200、中継器350、台管理装置400、島管理装置500、管理装置600、及びこれらの機器を接続するネットワーク801から構成されている。詳しくは、複数台の遊技機100が設置され、各遊技機100に対応して台間機200が設置されている。そして、遊技機100及び台間機200は、中継器350、台管理装置400、及び島管理装置500を介して、遊技場に設置されている各機器を管理・統括する管理装置600とネットワーク801を通じて接続されている。
遊技機島10では、図2に示すように、通常、遊技機100が直方体状の遊技機島10の長手方向に沿って複数台が背中合わせ、かつ横並びに配置されている。また、遊技機島10では各遊技機100に対応して台間機200が配置されている。なお、本実施例では遊技機島10として、複数の遊技機100を背中合わせに2列に設置した、いわゆる両面島の構成を示したが、遊技機島10は両面島の構成に限定されるものではない。複数の遊技機100を遊技場の壁を背にして1列に設置した、いわゆる壁島の構成、更には他の形状の島の構成であっても良い。
検知手段95は、流れる遊技媒体を検知し、例えば、遊技媒体を10個検知する毎に検知信号を、各検知手段95を識別する検知手段識別情報と共に管理装置600に出力する。検知手段95としては、例えば、発光素子と受光素子を一定の間隔を持たせて対向させて、その間を物体が通過し発光素子からの光を遮ることにより、その間の物体の有無を検知する構成の光センサや、発光素子と受光素子を平面上、またはある角度を持たせて併置し、発光素子から出た光を物体に反射させ、その反射光を受光素子で検知する構成の光センサを用いることができる。また、検知手段95は、光センサに限定されるものではなく、例えば、10個の凹みが形成されたギア(遊技媒体10個で1回転する歯車)を有し、受けた遊技媒体をギアの回転により計数し、ギアが1回転することでギアの回転により連動する磁石がリードスイッチの上を通過したときにコネクタから検知信号を出力する構成としても良い。
遊技機島10に設置されている遊技機100は、遊技媒体を用いて遊技者が遊技を行う機器であって、特に、遊技媒体としてパチンコ玉を用いるものを対象とする。具体的には、パチンコ機や、パチンコ玉を用いるスロットマシン(いわゆるパロット)、アレンジボール等が例示される。ここでは、遊技機100の例としてパチンコ機を用いて説明する。
ところで、通常、遊技機100は、貸玉や、入賞に応じて払い出す出玉として用いるために、遊技媒体を内部に蓄えている。また遊技機100は、補給樋60に接続されており、内部に蓄えてある遊技媒体が払い出しにより減少すると、補給樋60から所定量の遊技媒体を遊技機100内に補給する。
アウト口116は、遊技機100内に発射された遊技媒体が、始動入賞口114、大当たり入賞口115等のいずれの入賞口にも入賞しなかった場合に当該遊技媒体を回収する回収口である。
各遊技機100に対応して設置されている台間機200は、玉貸機である。この台間機200は、遊技者による現金の投入や遊技に使用可能な価値としての残金情報を記録した遊技者用記録媒体(図示省略)を受け付けて所定量の遊技媒体を払い出し、遊技者による遊技機100での遊技を可能にする。
中継器350は、本実施例においては、遊技機100毎に対応して配置され、対応する遊技機100に関する各種の情報および遊技者からの呼び出しを表示する。すなわち、中継器350は、遊技中トラブル等が発生し、遊技者が呼出ボタン(図示省略)を押した場合、あるいは対応する遊技機100で大当たりが発生した場合等に、その旨を遊技場の従業員及び周囲の遊技者に知らせるものである。また、中継器350は、対応する遊技機100の本日、前日、前々日等の大当たり回数及びスタート回数等の遊技機100に関する情報を表示する。さらに、中継器350は、遊技機100や台間機200から出力された信号を受信して、台管理装置400等に送出するため、中継基板(図示省略)を備えている。
台管理装置400は、遊技機100や台間機200と、管理装置600との接続を仲介する情報処理装置である。本実施例では、図1に示すように、1台の台管理装置400に遊技機100及び台間機200が2セット接続される構成としている。ただし、他の実施例ではこれに限らず、1台の台管理装置400にさらに多くの遊技機100が接続される構成としても良いし、台管理装置400と、遊技機100が、1対1で接続される構成としても良い。なお、本実施例では、台管理装置400は接続された遊技機100から打玉信号を取得すると、予め各遊技機100との接続ポートに対応して設定されたポート番号と、台管理装置400自身に設けられたロータリースイッチ等で設定された台管理装置特定情報とを付加して、当該打玉信号を島管理装置500に送出する構成としている。
島管理装置500は、台管理装置400と、管理装置600との接続を仲介する情報処理装置である。本実施例の管理システムにおいて島管理装置500は、複数の台管理装置400を管理する。すなわち、図1に示すように、島管理装置500は、複数台の台管理装置400と接続される構成としている。ただし、他の実施例では、これに限らないことは当然である。なお、本実施例では、島管理装置500は接続された台管理装置400から送出された打玉信号を取得すると、島管理装置500自身に設けられたロータリースイッチ等で設定された島管理装置特定情報を付加して、当該打玉信号を管理装置600に送出する構成としている。
また、遊技機島10では、遊技機100から排出された遊技媒体を回収して、この遊技媒体を遊技機100や台間機200に再補給するための遊技媒体循環システムが設置されている。そして、この循環システムは、図2に示すように、主として遊技機100、台間機200、排出樋20(第1排出樋の一例)、排出樋25(第2排出樋の一例)、下部タンク30、揚送装置40、上部タンク50、補給樋60、遊技媒体貯留器90とから構成されている。なお、遊技機100及び台間機200については既に述べているため、以下では説明を省略する。
排出樋20、排出樋25、及び補給樋60は、例えば、遊技媒体が転動流下する平面視長方形のフラットな底面部と、遊技媒体の転落を防止し当該底面部の左右に起立する側面部とからなる、上面が開放した断面コ字状のアルミ製の角樋である(図示省略)。なお、通常は、排出樋20、排出樋25、及び補給樋60の底面部に埃やゴミが付着するのを防ぐと共に、転動する遊技媒体への外部からのアクセスを防止するために、排出樋20、排出樋25、及び補給樋60の開放された上面は、蓋等で被覆されている。そして、排出樋20、排出樋25、及び補給樋60は、遊技媒体が転動流下できるよう、その底面には長手方向に所定の勾配が付けられている。かかる勾配は底面の長手方向について一様であっても、場所によって相違するものであってもよい。
下部タンク30は、各遊技機100より排出された遊技媒体を収集し、貯留するため、遊技機島10の下部位置に設けられている。なお、上部タンク50と下部タンク30とは、上部タンク50内部が遊技媒体で充分に満たされた場合、余剰な遊技媒体を下部タンク30に導くオーバーフローホース51で接続されている。
揚送装置40は、揚送方向に移動する揚送ベルトと、この揚送ベルトに対向する揚送位置に配置された研磨ベルトとを備え(図示省略)、揚送ベルトと研磨ベルトとの間に遊技媒体を挟持し、研磨しながら揚送するとともに、後述する上部タンク50まで遊技媒体を運ぶ装置である。この際、遊技媒体を磨く研磨ベルトは時間とともに汚れが目立ってくるため、そのまま放置しておけば遊技媒体を磨く能力が落ちてくる。したがって、遊技場では適宜、新しい研磨ベルトに交換することで研磨能力を維持し、遊技媒体のコンディションを保っている。なお、揚送装置40には、研磨ベルト方式だけでなく、粒状の研磨材と遊技媒体を擦れ合いながら揚送して磨く方式もある。そして、粒状の研磨材を用いる方式の場合には、遊技媒体と研磨材とを攪拌させた際に、遊技媒体に静電気が帯電しないように粉状の帯電防止剤を投入する構成としても良い。詳しくは、帯電防止剤は、遊技媒体に付着すると、滑り易くして摩擦を少なくし静電気の発生を抑えたり、表面に水を吸い易い膜を作って静電気を逃がす作用がある。また、帯電防止剤としては、例えば、界面活性剤としてグリセリン脂肪酸エステルを白色ビーズ状粉末に加工したものを用いることができる。
上部タンク50は、遊技機100及び台間機200に供給する遊技媒体を貯留するタンクであり、揚送装置40の上部に設けられている。
遊技媒体貯留器90は、遊技機100及び台間機200に供給されず、補給樋60から流下してきた遊技媒体を一時的に留置する箱である。また、遊技媒体貯留器90の出口にはシャッタが設けられており(図示省略)、当該シャッタは、管理装置600からの命令に応じて開閉可能な構成である(図示省略)。すなわち、遊技媒体貯留器90は、管理装置600から出口開放信号を受信すると、当該シャッタを開ける。当該シャッタが開くと、遊技媒体貯留器90の出口が開き、遊技媒体貯留器90内に留置されていた遊技媒体が排出樋25に向かって流れる。
次に、遊技媒体循環システム内を循環する遊技媒体の流れについて説明する。上部タンク50に貯留された遊技媒体を遊技機100等に供給する際は、まず上部タンク50から補給樋60に遊技媒体が供給される。補給樋60から補給シュート80に排出された遊技媒体は、導出路70を介して遊技機100等に供給される。遊技機100に供給されて、または台間機200を介して遊技者に供給されて遊技に供された遊技媒体は、遊技機100の背面の遊技媒体排出口125より排出される。排出された遊技媒体は排出樋20を経由して下部タンク30に集められる。下部タンク30に貯留された遊技媒体は、揚送装置40によって研磨されると共に、上部タンク50に搬送されて、再度、補給樋60を通じて遊技機100等に供給される。なお、揚送装置40によって遊技媒体が揚送され、上部タンク50が既に遊技媒体で十分満たされている場合、余剰の遊技媒体は、オーバーフローホース51を通じて下部タンク30に戻される。
管理装置600は、管理システムの全体を管理し、各検知手段95から出力された検知信号や各遊技機100から出力された打玉信号等を集計・管理する情報処理装置である。管理装置600は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)等で実現される。
検知信号受信履歴記憶領域651には、図6に示すように、遊技機100を識別する遊技機識別情報(遊技機ID)に関連付けて、当該遊技機100の遊技機島10に係る排出樋20に設置された検知手段95と、排出樋25に設置された検知手段95から夫々出力された検知信号の受信履歴が記憶される。具体的には、排出樋20に設置された検知手段95から出力された検知信号の受信日時と、排出樋25に設置された検知手段95から出力された検知信号の受信日時が夫々時系列に沿って記憶される。したがって、制御手段610は、各検知手段95から検知信号を受信すると、計時手段602から現在時刻を参照して、当該時刻を検知信号の受信時刻として、この検知信号受信履歴記憶領域651に記憶させる制御を行う。
流速情報記憶領域652には、図7に示すように、遊技機100を識別する遊技機識別情報(遊技機ID)に関連付けて、当該遊技機100の遊技機島10に係る排出樋20に設置された検知手段95から出力された検知信号の受信履歴に基づいて算出された遊技媒体の流速が記憶される。また、同様に、排出樋25に設置された検知手段95から出力された検知信号の受信履歴に基づいて算出された遊技媒体の流速が記憶される。具体的には、排出樋20に設置された検知手段95と、排出樋25に設置された検知手段95に区分けされ、夫々算出された遊技媒体の流速と当該流速の算出日時が記憶される。例えば、図7に示すように、遊技機識別情報が「Y001」の遊技機100の遊技機島10に係る排出樋20を流れる遊技媒体の流速(11月5日付け)は、「14.2個/秒」であり、排出樋25を流れる遊技媒体の流速は、「15.2個/秒」である。したがって、制御手段610は、検知信号受信履歴記憶領域651に記憶されている検知信号の受信履歴に基づいて、排出樋20及び排出樋25を流れる遊技媒体の流速を算出する制御を行う。
状態判定値記憶領域653には、遊技機100の案内通路のコンディションを判定する基準となる、排出樋20を流れる遊技媒体の流速と排出樋25を流れる遊技媒体の流速との差の値(状態判定値)が記憶されている。したがって、制御手段610は、算出された流速の差が、いずれの状態判定値に含まれるかを判定することにより、遊技機100の案内通路のコンディションを判定する。例えば、図8に示すように、流速の差(状態判定値)が「5個/秒以上」の場合には、遊技機100の案内通路のコンディションを「異常」と判定する。「1.6〜4.9個/秒」の場合には、案内通路のコンディションを「注意」と判定する。「1.5個/秒以下」の場合には、案内通路のコンディションを「良好」と判定する。なお、「状態判定値」は、特定の値と、特定の範囲のいずれも含む。
対応情報記憶領域654には、図9に示すように、検知手段95を識別する検知手段識別情報(検知手段ID)と、遊技機100を識別する遊技機識別情報(遊技機ID)、検知手段95の設置場所(排出樋20、又は排出樋25)と、遊技媒体貯留器90を識別する遊技媒体貯留器識別情報(遊技媒体貯留器ID)とが対応して記憶されている。したがって、制御手段610が、この対応情報記憶領域654を参照することによって検知信号を出力した検知手段95の検知手段識別情報に基づいて、対応する遊技機100と、当該検知手段95の設置場所を特定することができる。また、制御手段610が、この対応情報記憶領域654を参照することによって、遊技機識別情報に基づいて、当該遊技機100に係る遊技機島10に設置されている遊技媒体貯留器90を特定することができる。
稼働遊技機識別情報記憶領域655には、案内通路のコンディションを判定するために稼働している、あるいは稼働する遊技機100に係る遊技機識別情報が記憶される。したがって、制御手段610が、この稼働遊技機識別情報記憶領域655を参照することによって、検知信号を出力した検知手段95に対応する遊技機100の中から、遊技媒体の案内通路のコンディションを判定するために稼働している、あるいは稼働する遊技機100を特定することができる。
機器情報記憶領域656には、島管理装置特定情報、台管理装置特定情報及びポート番号と、遊技機識別情報とが、対応して記憶されている。これにより、例えば1番の島管理装置500の1番の台管理装置400のポート4に接続されているのは機器番号1の遊技機100である、というように遊技機100を特定することができる。また、遊技機100から打玉信号と共に受信した島管理装置特定情報、台管理装置特定情報及びポート番号に基づいて、当該打玉信号を出力した遊技機100を特定することができる。
また、制御手段610は、検知信号受信履歴記憶領域651に記憶されている検知信号の受信履歴に基づいて、稼働中の遊技機100の遊技機島10に係る排出樋20及び排出樋25を流れる遊技媒体の流速を算出し、算出した遊技媒体の流速を、流速情報記憶領域652に記憶させる制御を行う。
予め設定された遊技媒体数/経過時間=遊技媒体の流速
例えば、最初の検知信号を受信してから遊技媒体1000個分の検知信号を受信するまで60秒かかった場合、遊技媒体の流速は、16.7個/秒と算出される。
1000個/60秒=16.7個/秒
検知された遊技媒体数/予め設定された時間=遊技媒体の流速
例えば、60秒間で、900個の遊技媒体を検知した場合、遊技媒体の流速は、15個/秒と算出される。
900個/60秒=15個/秒
また、制御手段610は、稼働中の遊技機100の遊技機島10に係る排出樋20を流れる遊技媒体の流速と、排出樋25を流れる遊技媒体の流速との差を算出し、当該流速の差が状態判定値記憶領域653に記憶されているいずれの状態判定値に含まれるかを判定することにより、稼働中の遊技機100の案内通路のコンディションを判定する制御を行う。
ネットワーク801は、典型的には、LAN(Local Area Network)であるが、有線/無線を問わず情報を送受信可能な回線であればどのような構成でもよい。例えば、公衆回線(アナログ回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)等)やWAN(Wide Area Network)、無線LAN等により構成してもよい。なお、ネットワーク801上の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を採用することができる。
次に、本実施例の管理システムが実行する処理の流れについて図10を用いて説明する。なお、以下の処理は、遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する遊技機100毎に独立に実行する。
本実施例においては、遊技機100から出力される打玉信号に基づいて遊技媒体の案内通路のコンディションを判定するために、稼働している遊技機100を管理装置600が特定する構成を示した。しかし、遊技機100が稼働中であることを示す稼働信号は、打玉信号に限定されるものではなく、出玉信号、スタート信号、大当たり信号等の遊技機100から出力される信号であれば良い。
また、本実施例においては、管理装置600からの命令に応じて遊技媒体貯留器90のシャッタを開閉する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、遊技媒体貯留器90のシャッタを、遊技場の従業員等のユーザが遊技媒体貯留器90に設けられた開閉スイッチ(図示省略)を操作することによって、開閉する構成としても良い。つまり、シャッタの開閉は自動であっても手動であっても良い。
また、本実施例では、遊技媒体の案内通路のコンディションを判定するための指標として遊技媒体の流速の差を用いる構成を示したが、この構成に限定されるものではない。具体的には、予め設定された時間内に検知された遊技媒体数の差を指標として用いる構成としても良い。その場合には、図11に示すような、検知された遊技媒体数の差と、予め設定された遊技媒体数の差で示された状態判定値とを比較する。例えば、予め設定された時間が「60秒間」で、当該時間内に検知された遊技媒体数の差が「80個」であった場合、遊技媒体の案内通路のコンディションを「良好」と判定する。
また、本実施例では、排出樋20を流れる遊技媒体の流速と、排出樋25を流れる遊技媒体の流速を算出するため、排出樋20及び排出樋25の適宜の場所に夫々、検知手段95を設ける構成を示したが、検知手段95の設置数は1個に限定されるものではない。例えば、排出樋20及び排出樋25の複数の場所に夫々、検知手段95を設置する構成としても良い。このような構成とすれば、流れる遊技媒体の流速をより精度良く算出することが可能となり、便宜である。
また、本実施例においては、遊技機100の遊技媒体の案内通路のコンディション(汚れ具合等)を定量化するため、排出樋20及び排出樋25の適宜の場所に、検知手段95を夫々設置し、排出樋20を流れる遊技媒体の流速と、排出樋25を流れる遊技媒体の流速とを算出する構成を示したが、この構成に限定されるものではない。要は、遊技機100から排出され、かつ、揚送装置40で揚送されるまでの遊技媒体の流速と、揚送装置40から排出され、かつ、遊技機100に入るまでの遊技媒体の流速とを算出する構成であれば良い。したがって、遊技機100の遊技媒体排出口125で排出されてから揚送装置40で揚送されるまでの遊技媒体の流路の適宜の場所と、揚送装置40で排出されてから遊技機100に入るまでの遊技媒体の流路の適宜の場所に、検知手段95を設置する構成であれば良い。
上記実施例においては、管理装置600が遊技媒体の案内通路のコンディションを判定し、判定結果に応じて、当該遊技機100が設置されている遊技機島10に係る遊技媒体のコンディションの調整を行う構成を示したが、これらの処理を行う情報処理装置は、管理装置600に限定されるものではない。例えば、遊技機島10毎にこれらの処理を行う構成としても良い。すなわち、各島管理装置500が、当該遊技機島10に設置されている遊技機100の案内通路のコンディションを判定し、判定結果に応じて、当該遊技機島10を循環する遊技媒体のコンディションの調整を行う構成としても良い。
100:遊技機、111:盤面、113:図柄表示装置、114:始動入賞口、115:大当たり入賞口、116:アウト口、117:谷釘、120:遊技媒体払出口、121:上皿、122:下皿、123:ハンドル、125:遊技媒体排出口、130:アウトボックス、131:受け皿、132:計数手段、
200:台間機、
350:中継器、
400:台管理装置、
500:島管理装置、
600:管理装置、602:計時手段、603:外部記録媒体接続手段、604:メディア、605:記憶手段、606:入力手段、607:表示手段、608:通信手段、609:バス、610:制御手段、651:検知信号受信履歴記憶領域、652:流速情報記憶領域、653:状態判定値記憶領域、654:対応情報記憶領域、655:稼働遊技機識別情報記憶領域、656:機器情報記憶領域、
801:ネットワーク
Claims (3)
- 遊技場における管理システムであって、
遊技機から排出された遊技媒体を受ける第1排出樋及び補給樋から流下した遊技媒体を受ける第2排出樋に夫々設置され、遊技媒体を検知すると、検知信号を出力する検知手段と、
当該検知手段から受信した検知信号に基づいて、前記第1排出樋を流れる遊技媒体の流速と前記第2排出樋を流れる遊技媒体の流速との差を算出し、
算出した遊技媒体の流速の差を、遊技機の遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する基準となる状態判定値を用いて判定し、
判定した結果に応じて、遊技媒体のコンディションを調整する制御手段とを有することを特徴とする、管理システム。 - 遊技場における管理システムであって、
遊技機から排出された遊技媒体を受ける第1排出樋及び補給樋から流下した遊技媒体を受ける第2排出樋に夫々設置され、遊技媒体を検知すると、検知信号を出力する検知手段と、
当該検知手段から受信した検知信号に基づいて、予め設定された時間内に前記第1排出樋を流れる遊技媒体数と前記第2排出樋を流れる遊技媒体数との差を算出し、
算出した遊技媒体数の差を、遊技機の遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する基準となる状態判定値を用いて判定し、
判定した結果に応じて、遊技媒体のコンディションを調整する制御手段とを有することを特徴とする、管理システム。 - 遊技場における管理システムであって、
遊技機から排出された遊技媒体を受ける第1排出樋及び補給樋から流下した遊技媒体を受ける第2排出樋に夫々設置され、遊技媒体を検知すると、検知信号を出力する検知手段と、
当該検知手段から受信した検知信号に基づいて、予め設定された数の遊技媒体が前記第1排出樋を流れるまでの経過時間と前記第2排出樋を流れるまでの経過時間との差を算出し、
算出した経過時間の差を、遊技機の遊技媒体の案内通路のコンディションを判定する基準となる状態判定値を用いて判定し、
判定した結果に応じて、遊技媒体のコンディションを調整する制御手段とを有することを特徴とする、管理システム。
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