JP5995758B2 - 移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法 - Google Patents

移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、各基地局が監視した基地局負荷の結果に基づいて、移動局の接続先セルを決定することにより、各基地局間の負荷を分散させる移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法に関するものである。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規格化されるLTE(Long Term Evolution)では、マクロセルおよび多数のスモールセル(ピコセルまたはフェムトセル等)から構成されるヘテロジニアスネットワーク化が想定されている。従来のヘテロジニアスネットワークにおいて、マクロセル(高出力基地局)の負荷をスモールセル(低出力基地局)に分散させる方法として、CRE(Cell Range Expansion)が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。なお、スモールセルは、時刻ごとに変化するユーザ分布または通信頻度に応じてセル間のリソース使用率の変動(すなわち、負荷の変動)が激しいという特徴を有する。
非特許文献1に記載のCREは、マクロセルの無線端末が測定したスモールセルからの受信電力が最も高い状態でなくとも、無線端末をスモールセルに接続するように制御することで、スモールセルのカバレッジを拡張するものである。
また、無線通信に関する負荷(基地局負荷)が閾値を超えた場合において、無線基地局の送信電力を減少させることにより、通信エリアの縮小を行う(すなわち、無線端末収容数を減少させる)。さらに、それと同時に、他の無線基地局に対して送信電力の増加を要求することにより、通信サービスの品質を維持する通信制御方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2011/078329号パンフレット
「LTE/LTE−Advancedヘテロジーニアスヘットワークにおける小型低出力基地局の効率的運用」, 電子情報通信学会技術研究報告, 2010年10月, Vol.110, No.251, RCS2010−126, pp.125−130
しかしながら、従来技術には以下のような課題がある。
特許文献1に記載の従来技術では、基地局負荷が閾値を超え、高負荷と判定された場合、送信電力の減少に伴う通信エリアの縮小を補うために、周辺基地局のすべてに対して、送信電力増加の要求を通知している。しかしながら、送信電力増加の要求をされた基地局は、自局の負荷に応じてこの要求を拒否することができる。したがって、周辺基地局のいずれかからこの要求に対して拒否応答がなされた場合、送信電力の減少による、各基地局間の負荷分散を効率的に行うことができない。
また、特許文献1に記載の従来技術では、基地局負荷が閾値を超えた基地局は、拒否応答した基地局の方向を除外した上で、送信電力を減少させることが開示されている。しかしながら、基地局のアンテナがオムニアンテナ構成(スモールセルで多く用いられるアンテナ構成)の場合、このような方向を絞った電力制御ができないので、実際には、この方式を用いることはできない。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、基地局のアンテナ構成に関わらず、各基地局間の負荷を効率的に分散させることのできる移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法を得ることを目的とする。
本発明における移動通信ネットワークは、移動局と、提供するカバーエリア内に存在する1以上の移動局と接続した場合に移動局と通信する複数の無線基地局と、複数の無線基地局と通信し、複数の無線基地局の負荷分散を統括制御する制御局と、を備えた移動通信ネットワークであって、移動局は、自身が通信可能な領域内に存在するすべての無線基地局について、無線信号レベルを測定した結果を測定結果報告メッセージとして生成し、実際に接続中の無線基地局に対して通知し、複数の無線基地局のそれぞれは、自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された測定結果報告メッセージに基づいて、移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報として制御局に通知し、制御局は、複数の無線基地局のそれぞれから通知された基地局統計情報に基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、第1無線基地局における基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、第1無線基地局から通知された基地局統計情報に基づいて、第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、第2無線基地局における基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、第1無線基地局に対して第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを通知し、第1無線基地局は、制御局から通知された無線パラメータ通知メッセージに基づいて、第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、負荷分散を行うものである。
また、本発明における無線基地局は、移動通信ネットワークに適用される無線基地局であって、通信する移動局に無線リソースの割り当て処理を行うとともに、割り当て状況を監視する無線リソース制御部と、自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された測定結果報告メッセージに基づいて、移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局を特定する測定結果取得部と、測定結果取得部が特定した他の無線基地局ごとに、無線リソース制御部による監視結果から基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出する負荷情報管理部と、測定結果取得部が特定した他の無線基地局と、負荷情報管理部が算出した基地局負荷重複使用率と、基地局負荷総使用率とを含む情報を基地局統計情報として生成し、制御局に通知する統計情報生成部と、を備え、無線リソース制御部は、第1無線基地局として、制御局から無線パラメータ通知メッセージが通知された場合、無線パラメータ通知メッセージに基づいて、第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、負荷分散を行うものである。
また、本発明における制御局は、移動通信ネットワークに適用される制御局であって、複数の無線基地局のそれぞれから通知された基地局統計情報を取得する統計情報取得部と、統計情報取得部が取得した複数の無線基地局のそれぞれから通知された基地局統計情報に基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、第1無線基地局における基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、第1無線基地局から通知された基地局統計情報に基づいて、第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、第2無線基地局における基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、第1無線基地局に対して第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを生成するように指令する負荷分散制御部と、負荷分散制御部の指令に基づき、無線パラメータ通知メッセージを生成し、第1無線基地局に対して無線パラメータ通知メッセージを通知する無線パラメータ生成部と、を備えるものである。
また、本発明における負荷分散制御方法は、移動局と、提供するカバーエリア内に存在する1以上の移動局と接続した場合に移動局と通信する複数の無線基地局と、複数の無線基地局と通信し、複数の無線基地局の負荷分散を統括制御する制御局と、を備えた移動通信ネットワークで実行される負荷分散制御方法であって、移動局においては、自身が通信可能な領域内に存在するすべての無線基地局について、無線信号レベルを測定した結果を測定結果報告メッセージとして生成し、実際に接続中の無線基地局に対して通知するステップを含み、複数の無線基地局のそれぞれにおいては、自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された測定結果報告メッセージに基づいて、移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報として制御局に通知するステップを含み、制御局においては、複数の無線基地局のそれぞれから通知された基地局統計情報に基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、第1無線基地局における基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、第1無線基地局から通知された基地局統計情報に基づいて、第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、第2無線基地局における基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、第1無線基地局に対して第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを通知するステップを含み、第1無線基地局においては、制御局から通知された無線パラメータ通知メッセージに基づいて、第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、負荷分散を行うステップを含むものである。
本発明によれば、各無線基地局の基地局統計情報の結果に基づいて決定された高負荷の無線基地局は、自局から低負荷の隣接無線基地局に対して、自局のカバーエリアと、隣接無線基地局のカバーエリアとが重なる範囲に存在する移動局の接続先を切り換える。これにより、基地局のアンテナ構成に関わらず、各無線基地局の基地局負荷を効率的に分散させることのできる移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における移動通信ネットワークの構成図である。 本発明の実施の形態1における無線基地局の構成図である。 本発明の実施の形態1における制御局の構成図である。 本発明の実施の形態1における移動局の構成図である。 本発明の実施の形態1における無線基地局が管理する負荷情報の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態1における制御局が管理する統計情報の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態1における制御局が行う負荷分散制御の手順を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1における負荷分散制御のシーケンスの一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態2における制御局が管理する統計情報の一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態3における移動通信ネットワークの構成図である。 本発明の実施の形態3における無線基地局の構成図である。 本発明の実施の形態3における負荷分散制御のシーケンスの一例を示した説明図である。 本発明の実施の形態4における無線基地局の構成図である。 本発明の実施の形態4における無線基地局が行う負荷分散制御の手順を示したフローチャートである。
以下、本発明による移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法を、好適な実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における移動通信ネットワーク1の構成図である。図1に示すように、移動通信ネットワーク1は、無線基地局11〜13と、制御局21と、移動局31〜35とを含んで構成されている。なお、移動通信ネットワーク1における無線基地局、制御局および移動局の数が限定されことはなく、ここでは、具体的に説明するために、無線基地局数が3、制御局数が1、移動局数が5である場合を例示する。
図1において、無線基地局11〜13のそれぞれは、カバーエリア(無線エリア)を提供する無線基地局であり、無線基地局11のカバーエリアは、無線基地局12、13のそれぞれのカバーエリアと重なる範囲がある。図1中における点線の円は、無線基地局11〜13のそれぞれのカバーエリアを示すものである。
制御局21は、移動通信ネットワーク1内に存在する3台の無線基地局11〜13のそれぞれにおける基地局負荷を統括して管理する。具体的には、制御局21は、無線基地局11〜13のそれぞれと通信し、後述する基地局統計情報を、各無線基地局11〜13から取得する。さらに、制御局21は、各無線基地局11〜13の基地局負荷を分散させるために、取得した基地局統計情報に基づいて、無線パラメータを設定する。
なお、ここでいう基地局負荷とは、基地局の負荷状態を示した指標であり、例えば、各移動局に対して割り当てる無線リソース量、CPU使用率またはトラヒック量等を指標として用いることができる。そして、自局に接続する移動局の数が多ければ多いほど、これらの指標は、大きくなっていき、基地局負荷が高負荷となる。これに対して、自局に接続する移動局の数が少なければ少ないほど、これらの指標は、小さくなっていき、基地局負荷が低負荷となる。
移動局31〜35は、無線基地局11〜13のうちのいずれかの無線基地局に接続し通信しながらカバーエリア内を移動する、例えば、携帯電話等の移動体通信機器から構成された移動局である。なお、図1では、初期の接続先の具体例として、移動局31〜34は、無線基地局11に接続しており、移動局35は、無線基地局13に接続している様子を示している。
次に、具体的な内部構成について、無線基地局11、制御局21および移動局31のそれぞれを例に、図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態1における無線基地局11の構成図である。図3は、本発明の実施の形態1における制御局21の構成図である。図4は、本発明の実施の形態1における移動局31の構成図である。
なお、無線基地局12、13は、無線基地局11と同様の構成であり、移動局32〜35は、移動局31と同様の構成であるので説明を省略する。また、移動局31〜35は、LTE等の移動通信ネットワークに従来から存在する装置を想定する。また、無線基地局11〜13および制御局21は、本発明に必要な拡張のみを行うことを想定する。したがって、各装置の構成は、本実施の形態1の説明に必要な部位のみを示していることとなる。
図2において、無線基地局11は、無線通信部11a、NW通信部11b、測定結果取得部11c、無線リソース制御部11d、負荷情報管理部11e、統計情報生成部11f、無線パラメータ取得部11gおよび負荷情報記録部11hを有する。
無線通信部11aは、無線基地局11のカバーエリア内で接続している移動局である移動局31〜34のそれぞれと通信する。一方、NW通信部11bは、制御局21と通信する。測定結果取得部11cは、通信中の移動局31〜34のそれぞれが測定した無線信号レベルを取得する。無線リソース制御部11dは、無線基地局11と、移動局31〜34のそれぞれとの間の接続処理と、移動局31〜34のそれぞれに対する無線リソースの割り当て処理とを行う。
また、負荷情報管理部11eは、無線基地局11の基地局負荷情報を管理する。統計情報生成部11fは、負荷情報管理部11eによって管理された基地局負荷情報に基づいて、制御局21に対して通知するための基地局統計情報を生成する。無線パラメータ取得部11gは、NW通信部11bを介して、制御局21から基地局負荷を分散させるための無線パラメータの更新情報を取得する。さらに、負荷情報記録部11hは、負荷情報管理部11eによって管理された、無線基地局11の基地局負荷情報を記録する。
図3において、制御局21は、NW通信部21a、統計情報取得部21b、負荷分散制御部21c、無線パラメータ生成部21dおよび統計情報記録部21eを有する。
NW通信部21aは、各無線基地局と通信する。統計情報取得部21bは、NW通信部21aを介して、各無線基地局が通知した基地局統計情報を取得する。負荷分散制御部21cは、各基地局統計情報に基づいて、各無線基地局の負荷を分散させための制御処理を行う。無線パラメータ生成部21dは、負荷分散制御部21cの制御処理に基づき無線パラメータを生成し、生成した無線パラメータの更新情報を、NW通信部21aを介して各無線基地局に対して通知する。さらに、統計情報記録部21eは、統計情報取得部21bによって取得された、各無線基地局の基地局統計情報を記録する。
図4において、移動局31は、無線通信部31a、周辺レベル測定部31bおよび通信制御部31cを有する。
無線通信部31aは、接続先の無線基地局(図1の例では、無線基地局11に相当)と通信する。周辺レベル測定部31bは、接続先の無線基地局11の無線信号レベルと、周辺に存在するその他の無線基地局(図1の例では、無線基地局12、13に相当)のそれぞれの無線信号レベルとを測定する。さらに、通信制御部31cは、無線通信部31aを介して、無線基地局11との通信を制御する。
次に、移動通信ネットワーク1内の無線基地局11、制御局21および移動局31における一連の動作について、先の図1〜図4を参照しながら説明する。なお、無線基地局12、13は、無線基地局11と同様の動作を行い、移動局32〜35は、移動局31と同様の動作を行うので説明を省略する。
また、以降では、無線基地局11内の負荷情報管理部11eが管理する基地局負荷情報として、接続先の移動局31〜34に対して割り当てた無線リソース量に関する情報を用いる場合を例にして、具体的に説明する。
無線基地局11内の無線リソース制御部11dは、無線通信部11aを介して、自局と、移動局31〜34のそれぞれとの間の無線品質および通信量に応じた無線リソースの割り当て処理を行う。
また、無線リソース制御部11dは、一定時間内の割り当て状況の監視を行い、集計することにより、移動局31〜34のそれぞれに対して割り当てた無線リソース使用量を得る。さらに、無線リソース制御部11dは、移動局31〜34のそれぞれに対して割り当てた無線リソース使用量の総和を算出することにより、自局として使用した無線リソース総使用量を得る。すなわち、無線リソース制御部11dは、移動局31〜34の接続により自局にかかっている基地局負荷を得ていることとなる。
また、無線リソース制御部11dは、自局で使用可能な無線リソース量に対する移動局31〜34のそれぞれの無線リソース使用量の比率をそれぞれ算出することにより、移動局31〜34のそれぞれの無線リソース使用率l(11,31)〜l(11,34)を得ることができる。さらに、自局で使用可能な無線リソース量に対する無線リソース総使用量の比率を算出することにより、無線リソース総使用率L(11)を得る。すなわち、無線リソース制御部11dは、自局にかけることが可能な最大の基地局負荷に対する自局に現在かかっている基地局負荷の比率(以下、基地局負荷総使用率と称す)を得ていることとなる。
なお、無線リソース使用率l(11,31)は、無線基地局11と通信する移動局31の無線リソース使用率を意味し、無線リソース総使用率L(11)は、無線基地局11の総使用率を意味する。
そして、無線リソース制御部11dは、移動局31〜34のそれぞれの無線リソース使用率l(11,31)〜l(11,34)と、無線リソース総使用率L(11)とを含む基地局負荷情報を生成し、負荷情報管理部11eに対して通知する。
負荷情報管理部11eは、無線リソース制御部11dから通知された基地局負荷情報を、負荷情報記録部11hに記録する。
一方、移動局31内の周辺レベル測定部31bは、接続先である無線基地局11の無線信号レベルと、自局の周辺に存在するその他の無線基地局12、13の無線信号レベルとを、無線通信部31aを介して測定する。なお、ここでいう無線基地局の無線信号レベルとは、無線基地局と、移動局との間の受信レベル(感度)を意味する。
また、周辺レベル測定部31bは、無線基地局11の無線信号レベルの測定結果と、その他の無線基地局12、13の測定結果とを、接続先である無線基地局11に通知する。具体的には、周辺レベル測定部31bは、無線通信部31aを介して、これらの測定結果を測定結果報告メッセージとして、接続先である無線基地局11に通知する。この測定結果報告メッセージには、どの無線基地局から得られた無線信号レベルの測定結果であるかが分かるように、無線基地局の識別子と、無線信号レベルの測定結果とが関連付けられて格納されている。
なお、先の図1において、例えば、移動局31は、無線基地局13のカバーエリアには存在しないので、無線基地局13の無線信号レベルを検出することはできない。この場合、無線基地局13の無線信号レベルの測定結果は、移動局31から無線基地局11には通知されないこととなる。
無線基地局11内の測定結果取得部11cは、無線通信部11aを介して、移動局31による測定結果報告メッセージを受信する。また、測定結果取得部11cは、測定結果報告メッセージに含まれる、自局および他の無線基地局12、13の無線信号レベルの測定結果に基づき、移動局31が自局のカバーエリアと、他の無線基地局12、13のカバーエリアとが重なる範囲(以降では、重複エリアと称す)に存在するか否かを判断する。すなわち、測定結果取得部11cは、移動局31に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する無線基地局を特定する。
測定結果取得部11cは、移動局31がこのような重複エリアに存在する場合、重複エリアに対応した、無線基地局11とは異なる無線基地局(ここでは、無線基地局12)を移動局31の隣接無線基地局として、負荷情報管理部11eに通知する。このように、無線基地局11に接続する移動局31による測定結果報告メッセージに基づいて、無線基地局12が隣接無線基地局であることが判断されることとなる。
負荷情報管理部11eは、移動局31の隣接無線基地局が無線基地局12であるという情報も、負荷情報記録部11hに記録する。より具体的には、負荷情報管理部11eは、移動局31の隣接無線基地局である無線基地局12と、移動局31の無線リソース使用率l(11,31)とを関連付けた情報を、負荷情報記録部11hに記録する。
また、負荷情報管理部11eは、複数の移動局が共通する隣接無線基地局を有する場合、これらの移動局のそれぞれの無線リソース使用率の和を算出することにより、重複エリアにおいて使用される無線リソース使用率(以降では、無線リソース重複使用率と称す)を得る。すなわち、負荷情報管理部11eは、自局にかけることが可能な最大の基地局負荷に対する、重複エリアに存在する各移動局の接続により自局にかかる基地局負荷の比率(以下、基地局負荷重複使用率と称す)を得ていることとなる。
具体的には、先の図1において、移動局31および移動局32のそれぞれは、共通する隣接無線基地局として無線基地局12を有しているので、負荷情報管理部11eは、それぞれの無線リソース使用率の和(=l(11,31)+l(11,32))を算出することにより、無線リソース重複使用率L(11,12)を得る。なお、無線リソース重複使用率L(11,12)は、無線基地局11と通信する移動局の隣接無線基地局が12である場合の無線リソース重複使用率を意味する。さらに、負荷情報管理部11eは、無線リソース重複使用率L(11,12)を基地局負荷情報として、負荷情報記録部11hに記録する。
次に、無線基地局11内の負荷情報記録部11hに記録された基地局負荷情報について、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態1における無線基地局11が管理する基地局負荷情報の一例を示した説明図である。
図5に示すように、負荷情報記録部11hには、隣接無線基地局ごとに、重複エリアに含まれる移動局と、この移動局の無線リソース使用率と、無線リソース重複使用率とが関連付けられ、基地局負荷情報として記録される。
具体的には、図5に示すように、隣接無線基地局である無線基地局12において、重複エリアに含まれる移動局31、32と、移動局31、32のそれぞれの無線リソース使用率l(11,31)、l(11,32)と、無線リソース重複使用率L(11,12)(=l(11,31)+l(11,32))とが関連付けられて記録される。また、無線基地局11の無線リソース総使用率L(11)も併せて記録される。
また、先の図1において、移動局34の隣接無線基地局が無線基地局13である。したがって、図5に示すように、隣接無線基地局である無線基地局13において、重複エリアに含まれる移動局34と、移動局34の無線リソース使用率l(11,34)と、無線リソース重複使用率L(11,13)(=l(11,34))とが関連付けられて記録される。なお、隣接無線基地局である無線基地局13に対応した移動局は、移動局34だけであり、このような場合、移動局34の無線リソース使用率l(11,34)が、無線リソース重複使用率L(11,13)として記録される。
また、先の図1において、移動局33の隣接無線基地局がないので、図5には、移動局33について示されていない。さらに、先の図1において、無線基地局11と、移動局35とは接続していないので、図5には、移動局35について示されていない。このように、無線基地局11のカバーエリアだけに存在する移動局と、無線基地局11と接続していない移動局とについては、図5に示した基地局負荷情報には含まれない。
次に、無線基地局11内の統計情報生成部11fは、負荷情報記録部11hに記録された基地局負荷情報(先の図5参照)のうち、無線リソース総使用率L(11)と、隣接無線基地局(無線基地局12、13)と、無線リソース重複使用率L(11,12)、L(11,13)とを、基地局統計情報とする。そして、統計情報生成部11fは、この基地局統計情報を、NW通信部11bを介して、統計報告メッセージにて制御局21に通知する。なお、制御局21に対する統計報告メッセージの通知は、定期的に行ってもよいし、変化があった場合にのみ行ってもよい。
ここで、先の図1において、無線基地局12は、自局と接続する移動局がないので、無線基地局12は、基地局統計情報として、無線リソース総使用率L(12)のみを制御局21に通知することとなる。
また、先の図1において、無線基地局13は、移動局35と接続しており、自局のカバーエリアと、無線基地局11のカバーエリアとが重なる範囲に移動局35が存在する。したがって、無線基地局13は、基地局統計情報として、無線リソース総使用率L(13)と、隣接無線基地局(無線基地局11)と、無線リソース重複使用率L(13,11)とを制御局21に通知することとなる。
制御局21内の統計情報取得部21bは、無線基地局11からNW通信部21aを介して受信した統計報告メッセージに含まれる基地局統計情報を、統計情報記録部21eに記録する。また、統計情報取得部21bは、同様に、その他の無線基地局12、13からの基地局統計情報も、NW通信部21aを介して統計報告メッセージとしてそれぞれ受信し、統計情報記録部21eに記録する。
次に、制御局21内の統計情報記録部21eに記録された基地局統計情報について、図6を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態1における制御局21が管理する基地局統計情報の一例を示した説明図である。
図6に示すように、統計情報記録部21eには、基地局統計情報を取得した無線基地局(取得無線基地局)ごとに、取得無線基地局の無線リソース総使用率と、隣接無線基地局と、無線リソース重複使用率とが関連付けられて、基地局統計情報として記録される。
具体的には、図6に示すように、取得無線基地局である無線基地局11において、無線基地局11の無線リソース総使用率L(11)と、隣接無線基地局である無線基地局12、13と、無線リソース重複使用率L(11,12)、L(11,13)とが関連付けられて記録される。
また、図6に示すように、取得無線基地局である無線基地局12において、無線リソース総使用率L(12)が記録される。また、図6に示すように、取得無線基地局である無線基地局13において、無線リソース総使用率L(13)と、隣接無線基地局である無線基地局11と、無線リソース重複使用率L(13,11)とが関連付けられて記録される。
また、各取得無線基地局に対応した無線リソース総使用率の閾値もあらかじめ設定され、統計情報記録部21eに併せて記録されている。負荷分散制御部21cは、各取得無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値よりも大きければ、基地局負荷が高負荷と判断し、あらかじめ設定した閾値以下であれば、基地局負荷が低負荷と判断する。
なお、閾値は、例えば、各取得無線基地局において許容される無線リソース総使用率の上限よりも低い値であり、具体的には、輻輳が発生しないように、または通信規制が生じないように規定する。また、閾値は、時間帯によって値を変化させることができる。
次に、制御局21内の統計情報記録部21eに記録された基地局統計情報に基づいて、負荷分散制御部21cが行う負荷分散制御について、図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態1における制御局21による負荷分散制御の手順を示したフローチャートである。
なお、図7のフローチャートについて、先の図6を用いて具体的に例示して説明する場合に、L(11)、L(12)、L(13)の順に小さくなるとともに、L(11,12)がL(11,13)、L(13,11)よりも大きいものとする。また、L(11)は、無線基地局11に対応した閾値(第1閾値)を超えており、L(12)は、無線基地局12に対応した閾値(第2閾値)未満であり、L13は、無線基地局13に対応した閾値(第3閾値)未満であるとする。すなわち、無線基地局11は、高負荷の無線基地局であり、無線基地局12、13は、低負荷の無線基地局であると仮定して、以下に説明する。
ここで、制御局21内の負荷分散制御部21cは、例えば、あらかじめ設定した時刻またはあらかじめ設定した情報量に達すれば、図7のフローチャートに従って、負荷分散制御を開始する。なお、この情報量は、制御局21に対して各無線基地局から統計報告メッセージとして通知されるデータ量に基づいて規定される。
まず始めに、ステップS101において、負荷分散制御部21cは、統計情報記録部21eに記録された基地局統計情報のうち、無線リソース総使用率が最も大きい取得無線基地局を選択する。具体的には、先の図6に示すように、無線リソース総使用率L(11)に対応した無線基地局11が選択されることとなる。
次に、ステップS102において、負荷分散制御部21cは、選択した取得無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値よりも大きいか否かを判定する。
そして、ステップS102において、負荷分散制御部21cは、選択した取得無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値以下と判定した場合には、後述するステップS106へと進む。
一方、ステップS102において、負荷分散制御部21cは、選択した取得無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値よりも大きいと判定した場合には、ステップS103へと進む。具体的には、先の図6に示すように、無線基地局11の無線リソース総使用率L(11)が第1閾値よりも大きいので、ステップS103の処理が実行されることとなる。
次に、ステップS103において、負荷分散制御部21cは、選択した取得無線基地局に対応した、無線リソース重複使用率が最も大きい隣接無線基地局を選択する。具体的には、先の図6に示すように、無線リソース重複使用率L(11,12)が最も大きいので、これに対応した隣接無線基地局として、無線基地局12が選択されることとなる。
次に、ステップS104において、負荷分散制御部21cは、選択した隣接無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値未満であるか否かを判定する。
ステップS104において、負荷分散制御部21cは、選択した隣接無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値以上と判定した場合には、ステップS103に戻る。この場合、負荷分散制御部21cは、ステップS103において、無線リソース重複使用率が次に大きい隣接無線基地局を選択し、再びステップS104の処理を実行する。
一方、ステップS104において、負荷分散制御部21cは、選択した隣接無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値未満であると判定した場合には、ステップS105へと進む。具体的には、先の図6に示すように、無線基地局12の無線リソース総使用率L(12)が第2閾値よりも小さいので、ステップS105の処理が実行されることとなる。
次に、ステップS105において、負荷分散制御部21cは、選択した取得無線基地局から選択した隣接無線基地局への負荷分散が可能であると判断する。具体的には、無線基地局11から無線基地局12への負荷分散が可能であると判断されることとなる。
次に、ステップS106において、負荷分散制御部21cは、統計情報記録部21eに記録された基地局統計情報に含まれる取得無線基地局のすべてについて、ステップS102の処理を実行したか否かを判定する。
ステップS106において、負荷分散制御部21cは、基地局統計情報に含まれる取得無線基地局のすべてについて、ステップS102の処理を実行していないと判定した場合には、ステップS101に戻る。この場合、ステップS101において、負荷分散制御部21cは、選択した取得無線基地局の次に無線リソース総使用率が大きい取得無線基地局を選択する。具体的には、無線基地局11の無線リソース総使用率L(11)の次に大きい無線リソース総使用率L(12)に対応した無線基地局12が選択されることとなる。
一方、ステップS106において、負荷分散制御部21cは、基地局統計情報に含まれる取得無線基地局のすべてについて、ステップS102の処理を実行したと判定した場合には、ステップS107へと進む。具体的には、負荷分散制御部21cは、無線基地局12、13についてもステップS102の処理を実行すれば、基地局統計情報に含まれる取得無線基地局のすべてについて、ステップS102の処理を実行したといえるので、ステップS107へと進むこととなる。
このように、負荷分散制御部21cは、統計情報記録部21eに記録された基地局統計情報に含まれるすべての取得無線基地局について、以上のような処理を行い、最終的に、ステップS107へと進む。
次に、ステップS107において、負荷分散制御部21cは、ステップS105で隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断された取得無線基地局に対する無線パラメータ通知メッセージを、無線パラメータ生成部21dに生成するように制御指令を行う。具体的には、先の図6に示すように、隣接無線基地局である無線基地局12への負荷分散が可能と判断された無線基地局11に対する無線パラメータ通知メッセージが生成されることとなる。その後、負荷分散制御部21cは、図7のフローチャートにおける一連の処理を終了する。
ここで、無線パラメータ通知メッセージには、無線パラメータとして、隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断された取得無線基地局の識別子と、負荷分散される隣接無線基地局の識別子と、これらの基地局に対応した無線リソース重複使用率とが含まれる。具体的には、無線基地局11の識別子と、無線基地局12の識別子と、無線リソース重複使用率L(11,12)とが含まれることとなる。
次に、無線パラメータ通知メッセージが生成された後に行われる、高負荷の無線基地局から低負荷の隣接無線基地局に移動局の接続先を切り換える一連の動作について、図8を参照しながら説明する。図8は、本発明の実施の形態1における負荷分散制御のシーケンスの一例を示した説明図である。なお、図8には、前述した測定結果報告メッセージおよび統計報告メッセージについても併せて示されている。
図8に示すように、無線パラメータ生成部21dが生成する無線パラメータ通知メッセージは、NW通信部21aを介して、隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断された取得無線基地局である無線基地局11に通知される。
また、無線基地局11内の無線パラメータ取得部11gは、受信した無線パラメータ通知メッセージに含まれる無線パラメータを無線リソース制御部11dに設定する。無線リソース制御部11dは、この無線パラメータに基づいて、以下のような処理を行う。
すなわち、無線基地局11内の無線リソース制御部11dは、重複エリアで自局と通信する移動局のうち、無線パラメータ通知メッセージで通知された隣接無線基地局の許容可能な無線リソース総使用率を超過しないように、接続先を切り換えるための移動局を選択する。
換言すると、無線リソース制御部11dは、このような重複エリアで自局と通信するすべての移動局を、接続先を切り換えるための移動局として選択するのではなく、これらのうちの一部の移動局を、接続先を切り換えるための移動局として選択する。そして、無線リソース制御部11dは、選択した移動局の接続先を、自局から隣接無線基地局に切り換える。なお、無線リソース制御部11dのこのような切り換え動作は、重複エリアで自局と通信中の移動局に対して行われる代わりに、今後、新たに重複エリアの測定結果を報告した移動局に対して行われるようにしてもよい。また、以降では、具体的に説明するために、無線リソース制御部11dが移動局31、32のうち、移動局31を選択した場合を例示する。
無線リソース制御部11dは、具体的には、選択した移動局に対して、従来の無線基地局間のハンドオーバ手順を用いて、接続先を自局から隣接無線基地局に切り替える手続きを行うことにより、自局の基地局負荷を分散させる。
より具体的には、図8に示すように、無線リソース制御部11dは、負荷分散される隣接無線基地局である無線基地局12に対して、ハンドオーバ要求メッセージを通知し、この無線基地局12によるハンドオーバ応答メッセージを受信した場合に、選択した移動局31に対して、無線基地局切り替え指示メッセージを通知する。
この移動局31は、無線基地局切り替え指示メッセージを受信すると、無線基地局11から受信メッセージに対応した無線基地局12に接続先を切り替え、無線基地局切り替え完了メッセージをこの無線基地局12に通知する。この無線基地局12は、移動局31から無線基地局切り替え完了メッセージを受信すると、ハンドオーバ元の無線基地局11に対して、ハンドオーバ完了メッセージを通知する。
このような一連の切り換え手順が完了することにより、無線基地局11は、結果として、隣接無線基地局である無線基地局12に対して、自局の基地局負荷を分散させることができる。
以上をまとめると、本実施の形態1における移動通信ネットワーク1は、以下のような手順で各無線基地局の基地局負荷を分散させている。
すなわち、各無線基地局は、自局と通信する移動局に対して割り当てた無線リソース量に関する情報と、この移動局が測定した無線信号レベルの測定結果とに基づいて、基地局負荷情報を管理するとともに、基地局統計情報を制御局21に通知する。また、制御局21は、各無線基地局から取得した、基地局負荷情報に基づいて生成された基地局統計情報から各無線基地局の負荷状態を検出する。
さらに、制御局21は、高負荷の無線基地局のカバーエリアと、低負荷の無線基地局のカバーエリアとが重なる範囲の中から、高負荷の無線基地局の負荷分散が可能な重複エリアを決定する。そして、制御局21は、重複エリアに存在する移動局が低負荷の無線基地局に接続するように、高負荷の無線基地局に対して指令する。これにより、各無線基地局の基地局負荷が分散される。また、無線基地局に接続する別の各移動局においては、無線リソース量を多く割り当てられることからユーザスループットの向上が見込まれる。
また、従来技術とは異なり、方向を絞った電力制御によって、自局の基地局負荷を分散させていないので、基地局のアンテナ構成に関わらず、自局の基地局負荷を効率的に分散させることができる。
以上、本実施の形態1によれば、各無線基地局の基地局統計情報の結果に基づいて決定された高負荷の無線基地局は、自局から低負荷の隣接無線基地局に対して、自局のカバーエリアと、隣接無線基地局のカバーエリアとが重なる範囲に存在する移動局の接続先を切り換える。
これにより、基地局のアンテナ構成に関わらず、各無線基地局の基地局負荷を効率的に分散させることができ、高負荷の無線基地局の基地局負荷を低くすることができる。また、制御局の処理において、制御局があらかじめ無線基地局の隣接情報を保持する必要がないことから、制御局の事前設定を簡素化できることに加え、運用中に無線基地局の追加や削除が発生した際にも継続して負荷分散制御を実行することができる。
なお、本実施の形態1では、測定結果報告メッセージは、3GPPで規定され、LTEで使用されるMeasurement Reportメッセージであってもよい。また、同様に、ハンドオーバ要求メッセージは、Handover Requestメッセージであり、ハンドオーバ応答メッセージは、Handover Request Acknowledgeメッセージであってもよい。
また、同様に、無線基地局切り替え指示メッセージは、RRC Connection Reconfigurationメッセージであり、無線基地局切り替え完了メッセージは、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージであり、ハンドオーバ完了メッセージは、UE Context Releaseメッセージであってもよい。
また、本実施の形態1では、前述したように、基地局負荷の指標として無線リソース量(無線リソース総使用率、無線リソース重複使用率等)を用いて具体的に説明したが、これに限定されない。すなわち、基地局負荷の指標として無線リソース量の代わりに、例えば、CPU使用率またはトラヒック量等を用いても同様の効果が得られる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、各無線基地局は、自局の負荷状態に関わらず、基地局統計情報を制御局21に通知する場合について説明した。これに対して、本発明の実施の形態2では、各無線基地局は、自局の負荷状態に応じて、基地局統計情報を制御局21に通知する場合について説明する。
ここで、本実施の形態2では、先の実施の形態1と比べて、各無線基地局から制御局21に通知する基地局統計情報の情報量を削減できるという技術的特徴を有する。
なお、本実施の形態2における移動通信ネットワーク1を構成する各無線基地局、制御局および各移動局は、先の実施の形態1と同様であるので、以降では、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
まず、本実施の形態2における各無線基地局および各移動局は、先の実施の形態1と同様の動作を行い、無線基地局11内の負荷情報記録部11hには、先の図5に示した基地局負荷情報が記録されている場合を想定する。
この場合において、無線基地局11内の負荷情報管理部11eは、無線リソース総使用率L(11)があらかじめ設定した閾値よりも大きい場合には、基地局負荷が高負荷であると判断し、あらかじめ設定した閾値以下の場合には、基地局負荷が低負荷と判断する。
なお、本実施の形態2では、先の実施の形態1と同様に各無線基地局に対応した無線リソース総使用率の閾値があらかじめ設定され、負荷情報記録部11hに併せて記録されている。
無線基地局11内の統計情報生成部11fは、負荷情報管理部11eにより基地局負荷が高負荷と判定された場合には、先の実施の形態1と同様の動作を行う。すなわち、統計情報生成部11fは、無線リソース総使用率L(11)と、隣接無線基地局(無線基地局12、13)と、無線リソース重複使用率L(11,12)、L(11,13)とを含む基地局統計情報を、統計報告メッセージにて制御局21に通知する。
これに対して、無線基地局11内の統計情報生成部11fは、負荷情報管理部11eにより基地局負荷が低負荷と判定された場合には、先の実施の形態1と異なる動作を行う。すなわち、統計情報生成部11fは、負荷情報記録部11hに記録された基地局負荷情報のうち、無線リソース総使用率L(11)だけを含む基地局統計情報を、統計報告メッセージにて制御局21に通知する。
そして、制御局21内の統計情報取得部21bは、各無線基地局から受信した、統計報告メッセージに含まれる基地局統計情報を統計情報記録部21eに記録する。
具体的には、先の実施の形態1と同様に無線基地局11の無線リソース総使用率L(11)が第1閾値よりも大きく、無線基地局12、13の無線リソース総使用率L(12)、L(13)が第2閾値、第3閾値未満である場合を想定する場合、統計情報記録部21eには、図9に示すように記録される。図9は、本発明の実施の形態2における制御局21が管理する統計情報の一例を示した説明図である。
ここで、無線基地局11は、自局の無線リソース総使用率L(11)があらかじめ設定した第1閾値よりも大きいので、自局の基地局負荷が高負荷と判定する。この場合には、図9に示すように、取得無線基地局である無線基地局11において、無線基地局11の無線リソース総使用率L(11)と、隣接無線基地局である無線基地局12、13と、無線リソース重複使用率L(11,12)、L(11,13)とが関連付けられて記録される。
また、無線基地局13は、自局の無線リソース総使用率L(13)があらかじめ設定した第3閾値未満であるので、自局の基地局負荷が低負荷と判定する。この場合には、図9に示すように、無線リソース総使用率L(13)だけが記録され、先の実施の形態1と異なり、無線リソース総使用率L(13,11)と、隣接無線基地局(無線基地局11)とが記録されていない。これは、前述したように、無線リソース総使用率L(13)だけが制御局21に通知されたためである。
このように、無線基地局13の基地局負荷があらかじめ設定した第3閾値未満である場合、無線基地局13は、自局の無線リソース総使用率L(13)だけを通知する。これにより、先の実施の形態1と比べて、無線基地局13から制御局21に通知する基地局統計情報の情報量(全体量)が削減される。
そして、制御局21は、この統計情報記録部21eに記録された基地局統計情報に基づいて、以降、先の実施の形態1と同様の動作を行うことにより、結果として、移動局の接続先が高負荷の無線基地局から低負荷の隣接無線基地局に切り替わることとなる。
以上、本実施の形態2によれば、無線基地局は、自局の負荷状態に応じて、制御局に通知する基地局統計情報の内容を変更する。具体的には、無線基地局は、自局の負荷が低負荷と判定した場合、高負荷と判定した場合と異なり、自局の無線リソース総使用率だけを基地局統計情報として制御局に通知する。
これにより、低負荷の無線基地局から制御局に通知する情報量が限定されることとなるので、制御局が各無線基地局から取得する基地局統計情報の情報量を削減することができる。また、移動通信ネットワーク内の無線基地局数の増加に伴って増加する情報量を効果的に抑制することができる。
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、制御局21が各無線基地局から基地局統計情報を取得し、負荷を分散させるための無線パラメータを生成する場合について説明した。これに対して、本発明の実施の形態3では、制御局21の負荷分散機能(統括制御機能)を各無線基地局のいずれかに備え、負荷分散機能を備えた無線基地局が制御局21の代わりに無線パラメータを生成する場合について説明する。
ここで、本実施の形態3では、先の実施の形態1、2における制御局21の負荷分散機能を各無線基地局のいずれかに備えることにより、負荷分散制御を行うための専用装置である制御局21を設ける必要がなくなるという技術的特徴を有する。
図10は、本発明の実施の形態3における移動通信ネットワーク1Aの構成図である。図10に示すように、移動通信ネットワーク1Aは、無線基地局11A〜13Aと、移動局31〜35とから構成され、先の実施の形態1における制御局21が含まれていない。
なお、先の実施の形態1と同様に、移動通信ネットワーク1Aにおける無線基地局および移動局の数が限定されことはなく、ここでは、具体的に説明するために、無線基地局数が3、移動局数が5である場合を例示する。また、負荷分散機能を備えた無線基地局として、無線基地局11A〜13Aの中から無線基地局11Aが選択された場合を例示して説明するが、他の無線基地局が選択された場合についても同様である。
次に、無線基地局11Aの構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、本発明の実施の形態3における無線基地局11Aの構成図である。なお、無線基地局12A、13Aの構成は、先の図2と同様であってよく、移動局31〜35の構成は、先の図4と同様であってよい。
図11において、無線基地局11Aは、先の実施の形態1における同様の構成を有し、さらに、負荷分散機能として、統計情報取得部11i、負荷分散制御部11j、無線パラメータ生成部11kおよび統計情報記録部11lを有する。
次に、移動通信ネットワーク1A内の無線基地局11A、無線基地局12Aおよび移動局31における一連の動作について、先の図11を参照しながら実施の形態1と異なる点を中心に説明する。なお、無線基地局13Aは、無線基地局12Aと同様の動作を行い、移動局32〜35は、移動局31と同様の動作を行うので説明を省略する。また、各移動局においては、先の実施の形態1と同様の動作を行う。
まず、本実施の形態3における各無線基地局および各移動局は、先の実施の形態1と同様の動作を行い、無線基地局11A内の負荷情報記録部11hには、先の図5に示した基地局負荷情報が記録されている場合を想定する。
この場合において、無線基地局11A内の統計情報生成部11fは、負荷情報記録部11hに記録された基地局負荷情報(先の図5参照)のうち、無線リソース総使用率L(11)と、隣接無線基地局(無線基地局12、13)と、無線リソース重複使用率L(11,12)、L(11,13)とを、基地局統計情報とする。そして、統計情報生成部11fは、この基地局統計情報を、統計情報取得部11iに通知する。また、統計情報取得部11iは、受信した基地局統計情報を、統計情報記録部11lに記録する。
これに対して、無線基地局12A内の統計情報生成部は、自局内の負荷情報記録部に記録された無線リソース総使用率L(12)を、基地局統計情報として、自局内のNW通信部を介して、統計報告メッセージにて無線基地局11Aに通知する。
そして、無線基地局11A内の統計情報取得部11iは、無線基地局12AからNW通信部11bを介して受信した統計報告メッセージに含まれる基地局統計情報を、統計情報記録部11lに記録する。結果として、統計情報記録部11lには、先の図6に示した基地局統計情報が同様に記録されることとなる。なお、統計情報記録部11lには、先の図9に示した基地局統計情報が記録されるようにしてもよい。
次に、無線基地局11A内の統計情報記録部11lに記録された基地局統計情報に基づいて、負荷分散制御部11jが行う負荷分散制御について、先の図7を参照しながら説明する。なお、負荷分散制御部11jは、先の図7のフローチャートのステップS101〜S106において、先の実施の形態1と同様の処理を実行するので、説明を省略する。
ステップS107において、負荷分散制御部11jは、ステップS105で隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断された取得無線基地局に対する無線パラメータ通知メッセージを、無線パラメータ生成部11kに生成するように制御指令を行う。その後、負荷分散制御部11jは、先の図7のフローチャートにおける一連の処理を終了する。
ここで、隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断された取得無線基地局が自局(無線基地局11)の場合には、生成された無線パラメータメッセージの宛先が自局になる。したがって、生成された無線パラメータは、NW通信部11bを介して、無線パラメータ取得部11gに通知される。
これに対して、隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断された取得無線基地局が自局以外(無線基地局12、13)の場合には、生成された無線パラメータメッセージの宛先が自局以外となる。したがって、生成された無線パラメータは、NW通信部11bを介して、自局以外の無線基地局に通知される。
次に、無線パラメータ通知メッセージが生成された後に行われる、高負荷の無線基地局から低負荷の隣接無線基地局に移動局の接続先を切り換える一連の動作について、図12を参照しながら説明する。図12は、本発明の実施の形態3における負荷分散制御のシーケンスの一例を示した説明図である。
図12と、先の図8とを比べると、制御局21に通知されていた統計報告メッセージが無線基地局11Aに通知されており、制御局21が通知していた無線パラメータ通知メッセージを無線基地局11Aが通知していることが分かる。
すなわち、先の実施の形態1、2において、制御局21が行っていた動作を、負荷分散機能を備えた無線基地局11Aが代わりに行うこととなる。これにより、移動通信ネットワーク1A内に制御局21を設けなくても、先の実施の形態1、2と同様の効果が得られる。
以上、本実施の形態3によれば、先の実施の形態1、2における制御局の負荷分散機能を各無線基地局のいずれかに備える。これにより、負荷分散制御を行うための専用装置である制御局を、移動通信ネットワーク内に設けなくても、先の実施の形態1、2と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
先の実施の形態3では、制御局21の負荷分散機能を移動通信ネットワーク1A内の無線基地局のいずれかに備える場合について説明した。これに対して、本発明の実施の形態4では、制御局21の負荷分散機能を移動通信ネットワーク1B内のすべての無線基地局に分割して備える場合について説明する。
ここで、本実施の形態4では、制御局21の負荷分散機能を各無線基地局に分割して備えることにより、負荷分散制御を行うための専用装置である制御局21を設ける必要がなくなるとともに、負荷分散機能を備えた無線基地局として、各無線基地局のいずれかを選択する必要がないという技術的特徴を有する。
本実施の形態4における移動通信ネットワーク1Bは、無線基地局11B〜13Bと、移動局31〜35とから構成され、先の実施の形態3と同様に制御局21が含まれていない。
なお、先の実施の形態3と同様に、移動通信ネットワーク1Bにおける無線基地局および移動局の数が限定されことはなく、ここでは、具体的に説明するために、無線基地局数が3、移動局数が5である場合を例示する。
次に、無線基地局11Bの構成について、図13を参照しながら説明する。図13は、本発明の実施の形態4における無線基地局11Bの構成図である。なお、無線基地局12B、13Bの構成は、無線基地局11Bと同様である。また、移動局31〜35の構成は、先の図4と同様であってよい。
図13において、無線基地局11Bは、無線通信部11a、NW通信部11b、測定結果取得部11c、無線リソース制御部11d、負荷情報管理部11e、統計情報生成部11f、負荷情報記録部11h、統計情報取得部11i、負荷分散制御部11jおよび統計情報記録部11lを有する。ここで、本実施の形態4における無線基地局11Bと、先の実施の形態3における無線基地局11Aとを比べると、無線基地局11Bには、無線パラメータ取得部11gおよび無線パラメータ生成部11kが含まれていない。また、負荷分散制御部11jは、無線リソース制御部11dおよびNW通信部11bに直接接続している。
次に、移動通信ネットワーク1B内の無線基地局11Bおよび移動局31における一連の動作について、先の図13を参照しながら説明する。なお、無線基地局12B、13Bは、無線基地局11Bと同様の動作を行い、移動局32〜35は、移動局31と同様の動作を行うので説明を省略する。また、各移動局においては、先の実施の形態1と同様の動作を行う。
まず、本実施の形態4における各無線基地局および各移動局は、先の実施の形態1と同様の動作を行い、無線基地局11Bの負荷情報記録部11hには、先の図5に示した基地局負荷情報が記録されている場合を想定する。
この場合において、無線基地局11B内の統計情報生成部11fは、負荷情報記録部11hに記録された基地局負荷情報を(先の図5参照)のうち、無線リソース総使用率L(11)と、隣接無線基地局(無線基地局12、13)と、無線リソース重複使用率L(11,12)、L(11,13)とを、基地局統計情報とする。そして、統計情報生成部11fは、この基地局統計情報を、統計情報取得部11iに通知する。また、統計情報取得部11iは、受信した基地局統計情報を、統計情報記録部11lに記録する。
また、無線基地局11B内の統計情報生成部11fは、この基地局統計情報を、NW通信部11bを介して、統計報告メッセージにて自局以外の無線基地局12B、13Bに通知する。
また、無線基地局11B内の統計情報取得部11iは、無線基地局12B、13Bから受信したそれぞれの基地局統計情報も、統計情報記録部11lに記録する。
結果として、無線基地局11B内の統計情報記録部11lと、無線基地局12B、13B内の統計情報記録部とのそれぞれには、先の図6に示した基地局統計情報が同様に記録されることとなる。なお、これらの統計情報記録部には、先の図9に示した基地局統計情報が記録されるようにしてもよい。
次に、無線基地局11B内の統計情報記録部11lに記録された基地局統計情報に基づいて、負荷分散制御部11jが行う負荷分散制御について、図14を参照しながら説明する。図14は、本発明の実施の形態4における無線基地局11Bによる負荷分散制御の手順を示したフローチャートである。なお、図14のフローチャートにおいて、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
まず始めに、ステップS201において、負荷分散制御部11jは、自局の無線リソース総使用率L(11)があらかじめ設定した第1閾値よりも大きいか否かを判定する。
そして、ステップS201において、負荷分散制御部11jは、自局の無線リソース総使用率L(11)があらかじめ設定した第1閾値以下と判定した場合には、一連の処理を終了する。
一方、ステップS201において、負荷分散制御部11jは、自局の無線リソース総使用率L(11)があらかじめ設定した第1閾値よりも大きいと判定した場合には、ステップS202へと進む。
次に、ステップS202において、負荷分散制御部11jは、自局に対応した、無線リソース重複使用率が最も大きい隣接無線基地局を選択する。
次に、ステップS203において、負荷分散制御部11jは、選択した隣接無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値未満であるか否かを判定する。
ステップS203において、負荷分散制御部11jは、選択した隣接無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値以上と判定した場合には、ステップS202に戻る。この場合、負荷分散制御部11jは、ステップS202において、無線リソース重複使用率が次に大きい隣接無線基地局を選択し、再びステップS203の処理を実行する。
一方、ステップS203において、負荷分散制御部11jは、選択した隣接無線基地局の無線リソース総使用率があらかじめ設定した閾値未満であると判定した場合には、ステップS204へと進む。
次に、ステップS204において、負荷分散制御部11jは、自局から選択した隣接無線基地局への負荷分散が可能であると判断し、図14のフローチャートにおける一連の処理を終了する。
また、負荷分散制御部11jは、自局から隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断した場合には、負荷分散される隣接無線基地局の識別子と、この隣接無線基地局に対応した無線リソース重複使用率とを、無線リソース制御部11dに通知する。
そして、無線リソース制御部11dは、先の実施の形態1と同様に、高負荷の無線基地局である自局から低負荷の隣接無線基地局に移動局の接続先を切り換える。
このように、各無線基地局は、自局の基地局負荷が高負荷であり、自局から隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断した場合に、自局から低負荷の隣接無線基地局に移動局の接続先を切り換える。これに対して、先の実施の形態3では、負荷分散機能を備えた1つの無線基地局が、各無線基地局の中の高負荷の無線基地局から低負荷の隣接無線基地局への負荷分散が可能と判断した場合に通知する無線パラメータ通知メッセージに基づいて、各無線基地局は、自局から低負荷の隣接無線基地局に移動局の接続先を切り換える。
したがって、先の実施の形態3と比べて、本実施の形態4では、負荷分散機能を備えた無線基地局として、各無線基地局のいずれかをあらかじめ選択する必要がないので、例えば、運用中に負荷分散機能を備えた無線基地局の削除を行っても継続して負荷分散制御を実行することができる。
以上、本実施の形態4によれば、制御局の負荷分散機能を移動通信ネットワーク内のいずれかの無線基地局に備えるのではなく、各無線基地局に分割して備える。これにより、負荷分散機能を備えた無線基地局として、移動通信ネットワーク内の無線基地局のいずれかをあらかじめ選択しなくても、先の実施の形態3と同様の効果が得られる。
1、1A、1B 移動通信ネットワーク、11〜13、11A〜13A、11B〜13B 無線基地局、11a 無線通信部、11b NW通信部、11c 測定結果取得部、11d 無線リソース制御部、11e 負荷情報管理部、11f 統計情報生成部、11g 無線パラメータ取得部、11h 負荷情報記録部、11i 統計情報取得部、11j 負荷分散制御部、11k 無線パラメータ生成部、11l 統計情報記録部、21 制御局、21a NW通信部、21b 統計情報取得部、21c 負荷分散制御部、21d 無線パラメータ生成部、21e 統計情報記録部、31〜35 移動局、31a 無線通信部、31b 周辺レベル測定部、31c 通信制御部。

Claims (9)

  1. 移動局と、
    提供するカバーエリア内に存在する1以上の移動局と接続した場合に前記移動局と通信する複数の無線基地局と、
    前記複数の無線基地局と通信し、前記複数の無線基地局の負荷分散を統括制御する制御局と、
    を備えた移動通信ネットワークであって、
    前記移動局は、
    自身が通信可能な領域内に存在するすべての無線基地局について、無線信号レベルを測定した結果を測定結果報告メッセージとして生成し、実際に接続中の無線基地局に対して通知し、
    前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報として前記制御局に通知し、
    前記制御局は、
    前記複数の無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報に基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、前記第1無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、前記第1無線基地局から通知された前記基地局統計情報に基づいて、前記第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい前記隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、前記第2無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、前記第1無線基地局に対して前記第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを通知し、
    前記第1無線基地局は、
    前記制御局から通知された前記無線パラメータ通知メッセージに基づいて、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、前記負荷分散を行う
    移動通信ネットワーク。
  2. 請求項1に記載の移動通信ネットワークに適用される無線基地局であって、
    通信する前記移動局に無線リソースの割り当て処理を行うとともに、前記割り当て状況を監視する無線リソース制御部と、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局を特定する測定結果取得部と、
    前記測定結果取得部が特定した他の無線基地局ごとに、前記無線リソース制御部による監視結果から前記基地局負荷重複使用率、および前記基地局負荷総使用率を算出する負荷情報管理部と、
    前記測定結果取得部が特定した前記他の無線基地局と、前記負荷情報管理部が算出した前記基地局負荷重複使用率と、前記基地局負荷総使用率とを含む情報を基地局統計情報として生成し、前記制御局に通知する統計情報生成部と、
    を備え、
    前記無線リソース制御部は、
    前記第1無線基地局として、前記制御局から前記無線パラメータ通知メッセージが通知された場合、前記無線パラメータ通知メッセージに基づいて、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、前記負荷分散を行う
    無線基地局。
  3. 請求項2に記載の無線基地局において、
    前記統計情報生成部は、
    前記負荷情報管理部が算出した前記基地局負荷総使用率があらかじめ設定された第3閾値未満である場合、前記基地局負荷重複使用率を含めない情報として前記基地局統計情報を生成し、前記制御局に通知する
    無線基地局。
  4. 請求項1に記載の移動通信ネットワークに適用される制御局であって、
    前記複数の無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報を取得する統計情報取得部と、
    前記統計情報取得部が取得した前記複数の無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報に基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、前記第1無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、前記第1無線基地局から通知された前記基地局統計情報に基づいて、前記第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい前記隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、前記第2無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、前記第1無線基地局に対して前記第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを生成するように指令する負荷分散制御部と、
    前記負荷分散制御部の指令に基づき、前記無線パラメータ通知メッセージを生成し、前記第1無線基地局に対して前記無線パラメータ通知メッセージを通知する無線パラメータ生成部と、
    を備える制御局。
  5. 移動局と、
    提供するカバーエリア内に存在する1以上の移動局と接続した場合に前記移動局と通信する複数の無線基地局と、
    を備えた移動通信ネットワークであって、
    前記複数の無線基地局は、すべての無線基地局の負荷分散を統括制御する機能を有する1台の統括制御機能付き無線基地局と、前記負荷分散を統括制御する機能を有していない1台以上の統括制御機能なし無線基地局とで構成され、
    前記移動局は、
    自身が通信可能な領域内に存在するすべての無線基地局について、無線信号レベルを測定した結果を測定結果報告メッセージとして生成し、実際に接続中の無線基地局に対して通知し、
    前記統括制御機能なし無線基地局のそれぞれは、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報として前記統括制御機能付き無線基地局に通知し、
    前記統括制御機能付き無線基地局は、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報を生成するとともに、
    自身が生成した前記基地局統計情報と、前記統括制御機能なし無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報とに基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、前記第1無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、前記第1無線基地局から通知された前記基地局統計情報に基づいて、前記第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい前記隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、前記第2無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、前記第1無線基地局に対して前記第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを通知し、
    前記第1無線基地局は、
    前記統括制御機能付き無線基地局から通知された前記無線パラメータ通知メッセージに基づいて、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、前記負荷分散を行う
    移動通信ネットワーク。
  6. 請求項5に記載の移動通信ネットワークに適用される無線基地局であって、
    通信する前記移動局に無線リソースの割り当て処理を行うとともに、前記割り当て状況を監視する無線リソース制御部と、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局を特定する測定結果取得部と、
    前記測定結果取得部が特定した他の無線基地局ごとに、前記無線リソース制御部による監視結果から前記基地局負荷重複使用率、および前記基地局負荷総使用率を算出する負荷情報管理部と、
    前記測定結果取得部が特定した前記他の無線基地局と、前記負荷情報管理部が算出した前記基地局負荷重複使用率と、基地局負荷総使用率とを含む情報を基地局統計情報として生成し、前記統括制御機能付き無線基地局に通知する統計情報生成部と、
    を備え、
    前記無線リソース制御部は、
    前記第1無線基地局として、前記統括制御機能付き無線基地局から前記無線パラメータ通知メッセージが通知された場合、前記無線パラメータ通知メッセージに基づいて、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、前記負荷分散を行う
    無線基地局。
  7. 移動局と、
    提供するカバーエリア内に存在する1以上の移動局と接続した場合に前記移動局と通信する複数の無線基地局と、
    を備えた移動通信ネットワークであって、
    前記移動局は、
    自身が通信可能な領域内に存在するすべての無線基地局について、無線信号レベルを測定した結果を測定結果報告メッセージとして生成し、実際に接続中の無線基地局に対して通知し、
    前記複数の無線基地局のそれぞれは、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報として自身以外の前記複数の無線基地局のそれぞれに通知し、自身が生成した前記基地局統計情報および自身以外の前記複数の無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報に基づいて、自身を第1無線基地局として特定し、自身が算出した前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、自身にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい前記隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、前記第2無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、負荷分散を行う
    移動通信ネットワーク。
  8. 請求項7に記載の移動通信ネットワークに適用される無線基地局であって、
    通信する前記移動局に無線リソースの割り当て処理を行うとともに、前記割り当て状況を監視する無線リソース制御部と、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局を特定する測定結果取得部と、
    前記測定結果取得部が特定した他の無線基地局ごとに、前記無線リソース制御部による監視結果から前記基地局負荷重複使用率、および前記基地局負荷総使用率を算出する負荷情報管理部と、
    前記測定結果取得部が特定した前記他の無線基地局と、前記負荷情報管理部が算出した前記基地局負荷重複使用率と、基地局負荷総使用率とを含む情報を基地局統計情報として生成し、自身以外の前記複数の無線基地局のそれぞれに通知する統計情報生成部と、
    を備え、
    前記無線リソース制御部は、
    自身が生成した前記基地局統計情報および自身以外の前記複数の無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報に基づいて、自身を第1無線基地局として特定し、自身が算出した前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、自身にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい前記隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、前記第2無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、負荷分散を行う
    無線基地局。
  9. 移動局と、
    提供するカバーエリア内に存在する1以上の移動局と接続した場合に前記移動局と通信する複数の無線基地局と、
    前記複数の無線基地局と通信し、前記複数の無線基地局の負荷分散を統括制御する制御局と、
    を備えた移動通信ネットワークで実行される負荷分散制御方法であって、
    前記移動局においては、
    自身が通信可能な領域内に存在するすべての無線基地局について、無線信号レベルを測定した結果を測定結果報告メッセージとして生成し、実際に接続中の無線基地局に対して通知するステップを含み、
    前記複数の無線基地局のそれぞれにおいては、
    自身が実際に接続中の移動局のそれぞれから通知された前記測定結果報告メッセージに基づいて、前記移動局に対して重複するカバーエリアを有する隣接無線基地局に相当する他の無線基地局ごとに、基地局負荷重複使用率、および基地局負荷総使用率を算出し、基地局統計情報として前記制御局に通知するステップを含み、
    前記制御局においては、
    前記複数の無線基地局のそれぞれから通知された前記基地局統計情報に基づいて、最も大きい基地局負荷総使用率を通知してきた無線基地局を第1無線基地局として特定し、前記第1無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第1閾値よりも大きい場合には、前記第1無線基地局から通知された前記基地局統計情報に基づいて、前記第1無線基地局にとって基地局負荷重複使用率が最も大きい前記隣接無線基地局を第2無線基地局としてさらに特定し、前記第2無線基地局における前記基地局負荷総使用率が、あらかじめ設定された第2閾値よりも小さい場合には、前記第1無線基地局に対して前記第2無線基地局との間で移動局のハンドオーバを行うための無線パラメータ通知メッセージを通知するステップを含み、
    前記第1無線基地局においては、
    前記制御局から通知された前記無線パラメータ通知メッセージに基づいて、前記第2無線基地局との間でハンドオーバすべき移動局を特定し、前記負荷分散を行うステップを含む
    負荷分散制御方法。
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