JP5989337B2 - 遊技システム及び遊技媒体貸出方法 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技媒体の取出しが制限される遊技機(以下、「封入式遊技機」と言う)で遊技客が遊技を開始する場合に要する操作を効率良く簡略化することができる遊技システム及び遊技媒体貸出方法に関する。
従来、パチンコ店等の遊技店には、一般的に遊技機の機外にパチンコ玉等の遊技媒体を投出する遊技機(以下、「開放式遊技機」と言う)が配設されてきたが、最近になって、他店からの持込玉や異なる貸出レート間の持込玉の問題が顕在化してきたため、かかる持込玉が発生しない封入式遊技機が注目されている。
例えば、特許文献1には、遊技客がパチンコ玉に触れない構造とし、パチンコ玉が入賞すると該入賞分のパチンコ玉数を持玉数に加算し、入賞しない打込玉分のパチンコ玉数を持玉数から減算する封入式遊技機が開示されている。
かかる封入式遊技機では、プリペイド価値を記憶するプリペイド価値記憶部並びに持玉数を記憶する持玉数記憶部が設けられ、所定の表示部に現在のプリペイド価値の残高と持玉数の残高が表示制御される。そして、遊技客によって玉貸しボタンの押下操作がなされると、プリペイド価値記憶部に記憶されたプリペイド価値から所定数分のプリペイド価値が減算処理されるとともに、減算処理されたプリペイド価値に相当する持玉数が持玉数記憶部に記憶された持玉数に加算処理される。
特開2002−233635号公報
しかしながら、封入式遊技機の場合には、開放式遊技機の場合と異なり、遊技客が遊技を開始する時点で、紙幣又はプリペイドカードの挿入並びに玉貸しボタンの押下操作だけではなく、複数レートの中から所望のレートを選択する選択操作などを行う場合があるため、遊技開始時の遊技客による操作を簡略化することが望ましい。かかる操作を簡略化しないと、遊技客が遊技を開始するまでに時間を要し、結果的に遊技機の稼働率の低下に繋がるためである。
このため、遊技客が封入式遊技機で遊技を開始する場合の操作をいかに簡略化するかが重要な課題となっている。かかる課題は、パチンコ玉を使用する場合だけでなく、メダルの他の遊技媒体を使用する場合にも同様に生ずる課題である。
本発明は、上記従来技術の課題を解消するためになされたものであって、遊技客が封入式遊技機で遊技を開始する場合に要する遊技客の操作を効率良く簡略化することができる遊技システム及び遊技媒体貸出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技媒体の取出しが制限される封入式遊技機と、該封入式遊技機に対して前記遊技媒体の貸出処理を行う各台装置とを含み、有価価値数を表示する第1の表示部及び持遊技媒体数を表示する第2の表示部を有する遊技システムであって、前記各台装置は、記録媒体に関連付けられた有価価値数を使用して有価価値数に相当する遊技媒体数が特定可能な情報を前記封入式遊技機に送信することで前記封入式遊技機において遊技媒体数を使用可能にする使用可能化処理手段を備え、前記各台装置において記録媒体を受け付けた際に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御する第1の表示制御手段と、前記第1の表示制御手段によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数から所定の有価価値数を減算処理した減算結果を前記第1の表示部に表示制御するとともに、前記所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の表示部に表示制御する第2の表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記各台装置は、前記封入式遊技機にて遊技媒体を使用するための使用操作が行われたかを判定する使用操作判定手段をさらに備え、前記第2の表示制御手段による表示制御が行われ、前記使用操作判定手段により使用操作が行われたことを判定されていない状態で所定の指示を受け付けた場合に、減算処理前の有価価値数を前記記録媒体に関連付けるための処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、有価価値数を記憶する第1の記憶手段と、前記封入式遊技機にて使用可能な持遊技媒体数を記憶する第2の記憶手段と、前記記録媒体を受け付けた際に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の記憶手段に格納するよう制御する第1の制御手段と、前記第1の表示制御手段によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記第1の記憶手段に記憶された有価価値数から所定の有価価値数を減算処理するとともに、該所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の記憶手段に記憶された持遊技媒体数に加算処理する第1の処理手段とをさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記第1の処理手段は、前記第2の記憶手段に記憶した持遊技媒体数が零である状態で前記記録媒体を受け付けた場合にのみ、前記第1の表示制御手段によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記第1の記憶手段に記憶された有価価値数から所定の有価価値数を減算処理するとともに、該所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の記憶手段に記憶された持遊技媒体数に加算処理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記封入式遊技機は、前記第2の記憶手段に記憶された持遊技媒体数を遊技への使用に応じて減算処理する第2の処理手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技媒体の取出しが制限される封入式遊技機と、該封入式遊技機に対して前記遊技媒体の貸出処理を行う各台装置とを含み、有価価値数を表示する第1の表示部及び持遊技媒体数を表示する第2の表示部を有する遊技システムの遊技媒体貸出方法であって、前記各台装置が、記録媒体に関連付けられた有価価値数を使用して有価価値数に相当する遊技媒体数が特定可能な情報を前記封入式遊技機に送信することで前記封入式遊技機において遊技媒体数を使用可能にする使用可能化処理工程と、前記各台装置において記録媒体を受け付けた際に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御する第1の表示制御工程と、前記第1の表示制御工程によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数から所定の有価価値数を減算処理した減算結果を前記第1の表示部に表示制御するとともに、前記所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の表示部に表示制御する第2の表示制御工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、各台装置が、記録媒体に関連付けられた有価価値数を使用して有価価値数に相当する遊技媒体数が特定可能な情報を封入式遊技機に送信することで封入式遊技機において遊技媒体数を使用可能にし、各台装置において記録媒体を受け付けた際に、記録媒体に関連付けられた有価価値数を第1の表示部に表示制御し、かかる表示制御の後に、記録媒体に関連付けられた有価価値数から所定の有価価値数を減算処理した減算結果を第1の表示部に表示制御するとともに、所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を第2の表示部に表示制御するよう構成したので、遊技客が封入式遊技機で遊技を開始する場合に要する遊技客の操作を効率良く簡略化することができる。
図1は、本実施例に係る遊技システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、本実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び封入式遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機及び封入式遊技機の内部構成を示すブロック図である 図5は、図4に示した表示制御部によるボタン表示制御について説明するための説明図である。 図6は、台間カード処理機によるプリペイド価値加算処理の処理手順について説明するフローチャートである。 図7は、カードが挿入されている場合の表示制御部によるボタン表示制御処理について説明するフローチャートである。 図8は、プリペイド価値の管理を封入式遊技機が行う場合の内部構成を示すブロック図である。 図9は、一体型の封入式遊技機の内部構成を示すブロック図である。 図10は、自動貸出を行う際に表示のみを変更する遊技システムの概念を説明するための説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技システム及び遊技媒体貸出方法の好適な実施例を詳細に説明する。
本明細書中にあって持玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体または当該遊技媒体数を示すデータであって、その当日中(閉店より前の時間)のみ遊技に再度供することができるものを言う。貯玉とは、遊技客が遊技において獲得した遊技媒体また当該遊技媒体数を示すデータであって、翌日以降(閉店より後の時間)も遊技に再度供することができるものを言う。持玉は、一般遊技客および会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技台を移動した場合等に使用する。貯玉は通常、会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降の遊技に用いる場合に使用する。貯玉の使用には所定の手数料が課される(手数料は遊技媒体数を減算することで徴収される)ことが通常であるが、時間帯や会員種別によって徴収しないこととしてもよい。
まず、本実施例に係る遊技システムの概念について説明する。図1は、本実施例に係る遊技システムの概念を説明するための説明図である。封入式遊技機に併設された台間カード処理機にカードを挿入すると、カードに対応付けられていたプリペイド価値が加算される。図1(1)では、プリペイド価値が「0」であり、持玉数が「0」である状態で、プリペイド価値「10000」のカードが挿入されたため、プリペイド価値が「0」から「10000」になった状態を示している。
持玉数が「0」の状態のまま、カードの挿入から所定時間が経過すると、本実施例に係る遊技システムは、パチンコ玉の自動貸出を行う。図1(2)は、持玉数が「0」の状態のまま、カードの挿入から所定時間が経過したため、プリペイド価値が「1000」減算され、減算されたプリペイド価値に対応する持玉数「250」が持玉数に加算された状態を示している。このため、プリペイド価値は「9000」となり、持玉数は「250」となっている。
パチンコ玉の自動貸出が行われた後に遊技客によりパチンコ玉が発射されたならば、発射されたパチンコ玉の数を持玉数から減算する。図1(3a)は、パチンコ玉が「1」玉発射され、持玉数が「250」から「249」となった状態を示している。
パチンコ玉が発射された後に遊技客によるカード返却操作を受け付けたならば(4a)、プリペイド価値「9000」及び持玉数「249」がカードに対応付けられてカードが返却され、プリペイド価値及び持玉数は「0」にリセットされる(5a)。
一方、パチンコ玉が発射されることなくカード返却操作を受け付けたならば、図1(3b)に示すように、自動玉貸しが取り消される。このため、プリペイド価値は「9000」から「10000」に戻り、持玉数は「250」から「0」に戻る。このように自動玉貸しを取り消した後、プリペイド価値「10000」がカードに対応付けられてカードが返却され、プリペイド価値は「0」にリセットされる(4b)。
このように、本実施例に係る遊技システムでは、封入式遊技機の持玉数が「0」の状態である場合に、プリペイド価値が加算されて所定時間が経過した場合には、プリペイド価値から持玉への貸出を自動で実行するので、遊技客が封入式遊技機で遊技を開始する場合に要する遊技客の操作を効率良く簡略化することができる。また、自動貸出の後に遊技客がパチンコ玉を発射することなくカード返却操作を行った場合には、自動貸出を取り消してカードを返却するので、自動貸出により遊技客に不利益を与えることもない。なお、ここでは、持玉数が「0」の状態であることを条件とすることで持玉が無くなった場合にのみ自動貸出を実行する構成について説明するが、この条件は必須ではなく、プリペイド価値が加算されて所定時間が経過した場合には、持玉数が「0」より大きい値であっても自動貸出を実行するように構成してもよい。プリペイド価値が加算されるのは、遊技客がパチンコ玉の貸し出しが必要であると判断した場合であると考えられるためである。
次に、本実施例に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、この遊技システムは、複数の封入式遊技機20と、各封入式遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、ホールコンピュータ60と、景品管理装置70と、精算機80とが通信回線90を介して接続されている。
封入式遊技機20は、装置内部に封入されたパチンコ玉を遊技領域に打ち込んで遊技客がパチンコ遊技を行うパチンコ機等の装置である。この封入式遊技機20は、持玉数の範囲内で、遊技領域にパチンコ玉を打ち込むことができる。当該遊技領域には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域をパチンコ玉が通過したことに基づいて所定個数のパチンコ玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域をパチンコ玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域へのパチンコ玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域へのパチンコ玉の通過を検出するための所定の検出センサが設けられており、当該センサにより、入賞領域へ打ち込まれたパチンコ玉の通過(入賞)を検出するようになっている。また、封入式遊技機20は、入賞領域ごとに何個のパチンコ玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有する。また、封入式遊技機20は、遊技客が遊技に使用できる持玉数を記憶する持玉データを記憶部に記憶させている。
したがって、打ち込んだパチンコ玉の特定の入賞領域への通過がセンサにより検出されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過したパチンコ玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数を持玉データが示す持玉数に加算して記憶内容を更新する。また、台間カード処理機10からカード排出操作に基づく持玉数の通知要求があったならば、持玉データが示す持玉数を台間カード処理機10に通知して、持玉データを「0」にクリアする。さらに、台間カード処理機10から玉貸し操作に基づく持玉数の通知を受けた場合には、通知された持玉数を持玉データに示された持玉数に加算して記憶内容を更新する。
封入式遊技機20は、所定数のパチンコ玉を遊技領域に打ち込む度にパルス信号をホールコンピュータ60に対して送信する。また、封入式遊技機20は、所定数のパチンコ玉を賞出玉として付与する度にパルス信号をホールコンピュータ60に対して送信する。なお、所定数のパチンコ玉を遊技領域に打ち込む度に送信するパルス信号と、所定数のパチンコ玉を賞出玉として付与する度に送信するパルス信号とは信号線を個別に設けることで識別可能とする。
台間カード処理機10は、封入式遊技機20に対するパチンコ玉の貸し出しを行う装置である。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、この紙幣分のプリペイド価値を記憶する。
また、台間カード処理機10は、カードを受け付けたならば、該カードに関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を記憶するとともに、カード返却操作を受け付けたならば、プリペイド価値及び持玉数をカードに関連付けて排出する処理を行う。
台間カード処理機10は、遊技客による玉貸し操作が行われたならば、プリペイド価値から所定値を減算し、減算したプリペイド価値に対応する持玉数を封入式遊技機20の持玉数に加算させることでパチンコ玉の貸し出しを行う。
また、既に説明したように、台間カード処理機10は、封入式遊技機20の持玉数が「0」の状態でプリペイド価値が加算され、所定時間が経過した場合には、プリペイド価値から持玉への貸出を自動で実行する。また、自動貸出の後に遊技客がパチンコ玉を発射することなくカード返却操作を行った場合には、自動貸出を取り消してカードを返却する。
また、台間カード処理機10は、遊技客による玉貸し操作によりパチンコ玉の貸出処理を行った場合には、所定数のパチンコ玉の貸し出し度にパルス信号を生成してホールコンピュータ60に送信する。また、台間カード処理機10は、自動貸出の取消を行った場合には、ホールコンピュータ60に対して修正情報を送信する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の封入式遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカードID及び持玉数を受信したならばカードデータを更新し、台間カード処理機10からカードIDを受信したならば、該カードIDに関連付けられた持玉数を台間カード処理機10に通知する。また、カード管理装置40は、景品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を景品管理装置70に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードのカードIDに関連づけて、貯玉、ポイント、来店回数、遊技履歴、暗証番号及び氏名等を管理する。また、会員管理装置50は、景品管理装置70からカードID及び貯玉数を受信したならばカードデータを更新し、台間カード処理機10からカードIDを受信したならば、該カードIDに関連付けられた貯玉数を台間カード処理機10に通知する。
ホールコンピュータ60は、封入式遊技機20から打込玉数を示すパルス信号及び賞出玉数を示すパルス信号を受信し、台間カード処理機10から貸出玉数を示すパルス信号を受信して、遊技機毎に貸出玉数、打込玉数、賞出玉数を管理する。
景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。景品管理装置70には、カードからカードIDを読み取るリーダライタ並びに特殊景品を払い出す特殊景品払出装置が接続されている。景品管理装置70は、リーダライタがカードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。また、持玉を貯玉にする場合は、会員管理装置50に対してカードID及び貯玉数を送信する。
精算機80は、プリペイド価値が関連付けられたカードを挿入されたならば、カードからプリペイド価値を読み取って対応する貨幣を払い出し、プリペイド価値を零にクリアする処理を行う。
次に、図2に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の外観構成を示す図である。同図には紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受け付け用のユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、パチンコ玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12とを有する。また、台間カード処理機10は、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13と、カードID、プリペイド価値、貯玉データ及び持玉データが記憶されたカードを受け付けるカード挿入口14とが設けられている。
また、封入式遊技機20には、封入されたパチンコ玉を遊技領域に打ち込む際に使用するハンドル21と、プリペイド価値の残数を表示するプリペイド価値表示部15と、持玉数を表示する持玉数表示部16とが設けられている。
次に、図2に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の内部構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、表示操作部13と、カードリーダライタ10aと、紙幣搬送部10bと、通信部10cと、パルス送信部10dと、記憶部10eと、制御部10fとを有する。
カードリーダライタ10aは、カード挿入口14に挿入されたカードに記憶されたカードID及びプリペイド価値データを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14に挿入されたカードは、このカードリーダライタ10aを経て図示しないカード収納部に収納される。
紙幣搬送部10bは、紙幣挿入口12から挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。通信部10cは、封入式遊技機20の制御部及びカード管理装置40との間のデータ通信を行うためのインタフェース部である。
通信部10cは、セキュリティチップ部を有している。セキュリティチップは、自己の識別ID及び所定の暗号化・復号化プログラムを有するものであり、封入式遊技機20及びカード管理装置40のセキュリティチップとの間で通信を行うためのものである。セキュリティチップは、通信部10cから入出力するデータが予め定められたセキュリティ性を要するデータ種別に該当するかどうかを判別し、該当しない場合はそのままデータの入出力を行う。一方、セキュリティ性を要するデータ種別に該当する場合は、データの入出力に際し、自己の識別IDと相手方の識別IDを用いて、封入式遊技機20又はカード管理装置40のセキュリティチップとの間で相互認証処理を行う。ここで相互認証OKであれば、出力の場合は暗号化プログラムにより暗号化したデータを出力し、入力の場合は、相手方からのデータの入力待ちとなって、受信したデータの復号化を行う。封入式遊技機20及びカード管理装置40のセキュリティチップとの間では、予め暗号化・復号化方式が取り決められており、相互に相手方が暗号化したデータを復号化することが可能となっている。ここで、セキュリティ性を要しないデータとは、返却ボタン等の入力信号等、不正に入力されても実質的に損害のないものが含まれる。セキュリティ性を要するデータとは、持玉データ、遊技機における不正検出信号、貸玉の通知、貸玉の使用通知、レート情報など、遊技客・遊技店の利益に直接かかわるものが含まれる。また、セキュリティ性を要するデータ種別かどうかの判断は、制御部10fで行っても良い。また、相互認証にてNGとなった場合には、相互認証NGを検知した機器(遊技機あるいは台間カード処理機)は上位装置および自機の表示部に異常を出力した上で、エラーダウンする。
パルス送信部10dは、制御部10fがプリペイド価値を減算してパチンコ玉を貸し出した場合に、所定数(例えば、10玉)毎に1パルスの貸玉信号を生成し、ホールコンピュータ60に送信する。
記憶部10eは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、カードID10e1及びプリペイド価値データ10e3を記憶する。
カードID10e1は、カードリーダライタ10aで読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14にカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でカードリーダライタ10aにより読み取られたカードIDによりカードID10e1が更新される。また、カード挿入口14から図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でカードリーダライタ10aにより読み取られたカードIDによりカードID10e1が更新される。
プリペイド価値データ10e3は、遊技客の現時点のプリペイド価値の残数を示す。プリペイド価値は、入金若しくはプリペイド価値が関連付けられたカードの挿入により加算され、パチンコ玉の貸出処理により減算される。
制御部10fは、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部10f1、紙幣処理部10f2、カード処理部10f3、表示制御部10f4、自動貸出部10f5、自動貸出表示制御部10f6及び貸出取消部10f7を有する。また、この制御部10fには、プリペイド価値表示部15及び持玉数表示部16が接続されている。
データ管理部10f1は、記憶部10eに記憶したプリペイド価値データ10e3を管理する管理部である。データ管理部10f1は、遊技客により玉貸し操作が行われると、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値から所定値(例えば「1000」)を減算して更新し、減算したプリペイド価値に対応する持玉数(例えば「250」)を加算するよう封入式遊技機20に通知する。
また、データ管理部10f1は、紙幣挿入口12に紙幣が挿入されると、この紙幣分に相当するプリペイド価値をプリペイド価値データ10e3に加算して更新する。また、データ管理部10f1は、カード挿入口14からカードが挿入された場合に、このカードに関連付けられたプリペイド価値をプリペイド価値データ10e3に加算して更新する。なお、ここでは説明の便宜上、「加算」及び「減算」を行う場合を示しているが、例えばプリペイド価値データ10e3そのものに加算するのではなく、加算した値でプリペイド価値データ10e3を更新することも可能である。
紙幣処理部10f2は、紙幣挿入口12から受け付けた紙幣を搬送制御しつつ該紙幣の金種識別及び真偽識別を行った後に、該紙幣を図示しない紙幣収納部に収納する処理部である。
カード処理部10f3は、カード挿入口14からカードを受け付けたならば、カードリーダライタ10aによりカードID及びプリペイド価値を読み取らせ、カードID10e1及びプリペイド価値データ10e3として記憶部10eに記憶させる。
また、カード処理部10f3は、カードID10e1をカード管理装置40に送信して、該カードIDに関連付けられた持玉数をカード管理装置40から受け取り、封入式遊技機20の持玉数に加算させる。カード処理部10f3は、カードID10e1を会員管理装置50に送信して、該カードIDに関連付けられた貯玉数を会員管理装置50から受け取る。台間カード処理機10は、所定の貯玉再プレイ操作を受け付けたならば、貯玉数から所定数を減算して、該減算分を封入式遊技機20の持玉数に加算させる。
さらに、カード処理部10f3は、カード返却操作を受け付けたならば、封入式遊技20より持玉数を取得し、取得した持玉数と、カードID10e1とをカード管理装置40に送信してカードデータを更新させる。その後、プリペイド価値データ10e3をカードに書き込んでカード挿入口14から返却する。なお、プリペイド価値データ10e3をカードに書き込んだ後、プリペイド価値データ10e3は零にクリアされる。
表示制御部10f4は、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値をプリペイド価値表示部15に表示制御する処理部である。また、表示制御部10f4は、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値と、カード管理装置40が管理する持玉数と、会員管理装置50が管理する貯玉数とを表示操作部13に表示制御する。
また、表示制御部10f4は、表示操作部13に対する操作ボタンの表示制御を行う。表示制御部10f4は、カードが挿入されているか否か、プリペイド価値が0より大きいか否か、持玉数が0より大きいか否か並びに貯玉数が0より大きいか否かにより、表示操作部13に表示制御する操作ボタンを決定する。
自動貸出部10f5は、封入式遊技機の持玉数が「0」の状態でプリペイド価値が加算され、所定時間が経過した場合に、プリペイド価値から持玉への貸出を自動で実行する処理部である。かかる自動貸出では、遊技客により玉貸し操作が行われた場合と同様に、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値から所定値(例えば「1000」)を減算して更新し、減算したプリペイド価値に対応する持玉数(例えば「250」)を加算するよう封入式遊技機20に通知する。
自動貸出表示制御部10f6は、自動貸出部10f5により自動貸出が行われた場合に、プリペイド価値表示部15、持玉数表示部16及び表示操作部13の表示制御を行う処理部である。この自動貸出表示制御部10f6による表示制御により、自動貸出によって減算されたプリペイド価値並びに自動貸出によって加算された持玉数が表示される。
貸出取消部10f7は、自動貸出の後にパチンコ玉を発射することなくカード返却操作を受け付けた場合に、自動貸出を取り消す処理を行う処理部である。かかる自動貸出の取消により、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値に所定値(例えば「1000」)を加算して更新し、加算したプリペイド価値に対応する持玉数(例えば「250」)を減算するよう封入式遊技機20に通知する。カード処理部10f3は、貸出取消部10f7による自動貸出の取消が行われた後に封入式遊技20より持玉数を取得し、取得した持玉数と、カードID10e1とをカード管理装置40に送信してカードデータを更新させる。その後、プリペイド価値データ10e3をカードに書き込んでカード挿入口14から返却する。なお、プリペイド価値データ10e3をカードに書き込んだ後、プリペイド価値データ10e3は零にクリアされる。
データ管理部10f1又は自動貸出処理部10f5が貸し出しを行う場合には、台間カード処理機10又は封入式遊技機20に設定されたレートに基づいて貸し出す玉数を決定する。このレートは、封入式遊技機20の前面などに設けた認識部に対し、店員が携行する店員端末からレート設定指示を送信することで変更可能である。また、カード管理装置40等の上位装置からレート設定指示を受信してレートの変更を行うよう構成してもよい。
レート設定指示を送信する上位装置(例えばカード管理装置40)は、遊技島毎に一括してレート設定指示を送信する機能を有することが好適である。かかる構成により、例えば、A〜D島に配置された封入式遊技機20には1玉4円のレートを設定させるレート設定指示を一括して送信し、E〜H島には1玉1円のレートを設定させるレート設定指示を一括して送信することができる。
また、レート設定指示を送信する上位装置は、店員端末からのレート設定指示に基づくレートの変更を許可するか否かを選択可能としてもよい。店員端末からのレート設定指示に基づくレートの変更を許可したならば、遊技客の要望に基づいて店員が店員端末からレート設定指示を送信することで、一時的にレートを変更可能となる。店員端末からのレート設定指示により設定されたレートは、台間カード処理機10が受け付けたカードが返却されるまで有効であり、カード返却後には上位装置により設定されたレートが有効となる。
プリペイド価値表示部15は、封入式遊技機20の前面に設けられており、台間カード処理機10の制御部10fに直結している。プリペイド価値表示部15は、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値を表示する。持玉数表示部16は、封入式遊技機20の前面に設けられている。持玉数表示部16は、封入式遊技機20の持玉数を表示する。
封入式遊技機20は、通信部22、記憶部23、遊技制御部24、記憶部25、制御部26及びパルス送信部27を有する。通信部22は、台間カード処理機10との間のデータ通信を行うためのインタフェース部である。
通信部22は、セキュリティチップを有している。セキュリティチップは、自己の識別ID及び所定の暗号化・復号化プログラムを有するものであり、台間カード処理機10のセキュリティチップ部との間で通信を行うためのものである。セキュリティチップは、通信部22から入出力するデータが予め定められたセキュリティ性を要するデータ種別に該当するかどうかを判別し、該当しない場合はそのままデータの入出力を行う。一方、セキュリティ性を要するデータ種別に該当する場合は、データの入出力に際し、自己の識別IDと相手方の識別IDを用いて、台間カード処理機10のセキュリティチップとの間で相互認証処理を行う。ここで相互認証OKであれば、出力の場合は暗号化プログラムにより暗号化したデータを出力し、入力の場合は、相手方からのデータの入力待ちとなって、受信したデータの復号化を行う。台間カード処理機10のセキュリティチップとの間では、予め暗号化・復号化方式が取り決められており、相互に相手方が暗号化したデータを復号化することが可能となっている。ここで、セキュリティ性を要しないデータとは、返却ボタン等の入力信号等、不正に入力されても実質的に損害のないものが含まれる。セキュリティ性を要するデータとは、持玉データ、遊技機における不正検出信号など、遊技客・遊技店の利益に直接かかわるものが含まれる。また、セキュリティ性を要するデータ種別かどうかの判断は、制御部26で行っても良い。
封入式遊技機20の記憶部23及び記憶部25は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部23は、遊技管理データ23aを記憶する。遊技管理データ23aは、封入式遊技機20の遊技処理の管理に使用するデータである。記憶部25は、持玉データ23bを記憶する。
遊技制御部24は、記憶部23及び制御部26と接続し、封入されたパチンコを用いた遊技を制御する制御部である。遊技制御部24は、遊技領域に打ち込んだ玉数が所定数、例えば10玉となる度に、パルス送信部27に打込玉を示すパルス信号を送信させる。また、遊技制御部24は、賞出玉が発生した場合には、所定数、例えば10玉毎にパルス送信部27に賞出玉を示すパルス信号を送信させる。なお、所定数毎のパルス送信に代えて、1玉単位で個数を示す情報を送信してもよい。
制御部26は、通信制御部26a及び持玉管理部26bを有する。通信制御部26aは、台間カード処理機10との通信並びに遊技制御部24との通信を制御する制御部である。持玉管理部26bは、持玉データ23bを管理する処理部である。
具体的には、持玉管理部26bは、台間カード処理機10から持玉に加算する玉数の通知を受けたならば、通知された玉数を加算して持玉データ23bを更新する。また、持玉管理部26bは、遊技制御部24が遊技領域にパチンコ玉を打ち出す度に持玉数を減算し、パチンコ玉が入賞した場合に入賞に応じた持玉数を加算して持玉データ23bを更新する。
また、持玉管理部26bは、台間カード処理機10においてカード返却操作が行われたならば、持玉データ23bが示す持玉数を台間カード処理機10に送信し、持玉データ23bを零にクリアする。
次に、図4に示した表示制御部10f4によるボタン表示制御について説明する。図5は、図4に示した表示制御部10f4によるボタン表示制御について説明するための説明図である。
遊技客が台間カード処理機10にカードを挿入せずに現金を投入した場合には、図5(a)に示すように、表示制御部10f4は、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値を「残額」として表示操作部13に表示制御するとともに、玉貸しボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。表示制御部10f4は、表示操作部13の表示領域のうち玉貸しボタンを表示した範囲内に遊技客の接触操作を検知したならば、該接触操作を玉貸し操作として認識する。また、表示制御部10f4は、表示操作部13の表示領域のうちカード返却ボタンを表示した範囲内に遊技客の接触操作を検知したならば、該接触操作をカード返却操作として認識する。なお、遊技客がカードを挿入していない状態でカード返却操作が行われたならば、カード収納部に収納された新規のカードにプリペイド価値を書き込んで排出する。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードにプリペイド価値のみが対応付けられていたならば、図5(b)に示すように、表示制御部10f4は、プリペイド価値を「残額」として表示操作部13に表示制御するとともに、玉貸しボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードに持玉のみが対応付けられていたならば、図5(c)に示すように、表示制御部10f4は、カード管理装置40が管理する持玉数を「持玉」として表示操作部13に表示制御するとともに、持玉払出ボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。表示制御部10f4は、表示操作部13の表示領域のうち持玉払出ボタンを表示した範囲内に遊技客の接触操作を検知したならば、該接触操作を持玉払出操作として認識する。持玉払出操作を受け付けた場合には、台間カード処理機10は、カード管理装置40が管理する持玉数を所定数減算し、封入式遊技機20の持玉数に同数を加算する。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードに貯玉のみが対応付けられていたならば、図5(d)に示すように、表示制御部10f4は、会員管理装置50が管理する貯玉数を「貯玉」として表示操作部13に表示制御するとともに、貯玉再プレイボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。表示制御部10f4は、表示操作部13の表示領域のうち貯玉再プレイボタンを表示した範囲内に遊技客の接触操作を検知したならば、該接触操作を貯玉再プレイ操作として認識する。貯玉再プレイ操作を受け付けた場合には、台間カード処理機10は、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算し、封入式遊技機20の持玉数に加算する。なお、貯玉再プレイに手数料を定めている場合には、持玉数に加算する数は手数料分を引いた数となる。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードにプリペイド価値と持玉とが対応付けられていたならば、図5(e)に示すように、表示制御部10f4は、プリペイド価値と持玉数とを表示操作部13に表示制御するとともに、持玉払出ボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードに持玉と貯玉とが対応付けられていたならば、図5(f)に示すように、表示制御部10f4は、持玉数と貯玉数とを表示操作部13に表示制御するとともに、持玉払出ボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードにプリペイド価値と貯玉とが対応付けられていたならば、図5(g)に示すように、表示制御部10f4は、プリペイド価値と貯玉数とを表示操作部13に表示制御するとともに、貯玉再プレイボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。
台間カード処理機10にカードが挿入され、該カードにプリペイド価値と持玉と貯玉とが対応付けられていたならば、図5(f)に示すように、表示制御部10f4は、プリペイド価値と持玉数と貯玉数とを表示操作部13に表示制御するとともに、持玉払出ボタンとカード返却ボタンとを表示制御する。
このように、表示制御部10f4は、持玉数、貯玉数、プリペイド価値の順に対応するボタンを優先的に表示制御する。遊技客は、持玉数がある場合には、貯玉再プレイやプリペイド価値からの玉貸しよりも持玉払出を優先して使用し、貯玉数がある場合にはプリペイド価値からの玉貸しよりも貯玉再プレイを優先して使用するためである。優先して使用されるボタンを優先して表示することにより、ボタンの表示領域が大きくなるために操作性が向上し、また、使用しないボタンが表示されないため操作ミスが防止できる。
なお、プリペイド価値、持玉又は貯玉が「0」となった場合には、表示操作部13に表示するボタンが変更される。この時、遊技客に対して確認のためのメッセージを表示してもよい。例えば、図5(f)に示すように持玉と貯玉がある状態から持玉が「0」になった場合には、「貯玉から払い出しますか?」などのメッセージと「はい」及び「いいえ」の操作ボタンとを表示制御し、「はい」が選択された場合に図5(d)に示すように貯玉再プレイボタンを表示制御する。
次に、台間カード処理機10によるプリペイド価値加算処理の処理手順について説明する。図6は、台間カード処理機10によるプリペイド価値加算処理の処理手順について説明するフローチャートである。
図6に示すように、台間カード処理機10は、貨幣投入又はカード挿入が行われたならば(ステップS101;Yes)、投入された貨幣に対応するプリペイド価値若しくは挿入されたカードに対応するプリペイド価値をプリペイド価値データ10e3に加算する(ステップS102)。表示制御部10f4は、加算の結果得られたプリペイド価値をプリペイド価値表示部15及び表示操作部13に表示制御する(ステップS103)。
自動貸出部10f5は、プリペイド価値が加算された後、封入式遊技機20の持玉数が「0」であるか否か(ステップS104)を判定する。持玉数が「0」でなければ、台間カード処理機10はプリペイド価値加算処理を終了する。
封入式遊技機20の持玉数が「0」であるならば(ステップS104;Yes)、自動貸出部10f5は、プリペイド価値の加算から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS105)。プリペイド価値の加算から所定時間が経過していなければ(ステップS105;No)、自動貸出部10f5は、ステップS104に移行する。
プリペイド価値の加算から所定時間が経過したならば(ステップS105;Yes)、自動貸出部10f5は、自動貸出を実行する(ステップS106)。具体的には、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値から所定値(例えば「1000」)を減算して更新し、減算したプリペイド価値に対応する持玉数(例えば「250」)を加算するよう封入式遊技機20に通知する。
自動貸出表示制御部10f6は、自動貸出部10f5により自動貸出が行われた場合に、プリペイド価値表示部15、持玉数表示部16及び表示操作部13に表示制御する(ステップS107)。
ステップS107の後、貸出取消部10f7は、遊技客によるパチンコ玉の発射操作を検知したか否かを判定する(ステップS108)。パチンコ玉の発射操作を検知したならば(ステップS108;Yes)、台間カード処理機10はプリペイド価値加算処理を終了する。
パチンコ玉の発射操作を検知していなければ(ステップS108;No)、貸出取消部10f7は、遊技客によるカード返却操作を検知したか否かを判定する(ステップS109)。カード返却操作を検知していなければ(ステップS109;No)、貸出取消部10f7は、ステップS108に移行する。
カード返却操作を検知したならば(ステップS109;Yes)、貸出取消部10f7は、自動貸出を取り消す処理を行う(ステップS110)。具体的には、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値に所定値(例えば「1000」)を加算して更新し、加算したプリペイド価値に対応する持玉数(例えば「250」)を減算するよう封入式遊技機20に通知する。
自動貸出を取り消した後、カード処理部10f3は、封入式遊技20より持玉数を取得し、取得した持玉数と、カードID10e1とをカード管理装置40に送信してカードデータを更新させる。その後、プリペイド価値データ10e3をカードに書き込んでカード挿入口14から返却する(ステップS111)。ステップS111の後、台間カード処理機10はプリペイド価値加算処理を終了する。
次に、カードが挿入されている場合の表示制御部10f4によるボタン表示制御処理について説明する。図7は、カードが挿入されている場合の表示制御部10f4によるボタン表示制御処理について説明するフローチャートである。
カードが挿入され、持玉数が「0」より大きいならば(ステップS201;Yes)、表示制御部10f4は、持玉払出ボタンとカード返却ボタンとを表示操作部13に表示制御する(ステップS207)。
持玉数が「0」であり(ステップS201;No)、貯玉数が「0」より大きいならば(ステップS202;Yes)、表示制御部10f4は、貯玉再プレイボタンとカード返却ボタンとを表示操作部13に表示制御する(ステップS206)。
貯玉数が「0」であり(ステップS202;No)、プリペイド価値が「0」より大きいならば(ステップS203;Yes)、表示制御部10f4は、玉貸しボタンとカード返却ボタンとを表示操作部13に表示制御する(ステップS205)。
プリペイド価値が「0」であるならば(ステップS203;No)、表示制御部10f4は、カード返却ボタンを表示操作部13に表示制御する(ステップS204)。
カードが挿入されていない場合のボタン表示制御については、フローチャートを省略するが、プリペイド価値が「0」より大きいならば、表示制御部10f4は、玉貸しボタンとカード返却ボタンとを表示操作部13に表示制御し、プリペイド価値が「0」より大きいならば、ボタンの表示は行わない。
次に、プリペイド価値の管理を封入式遊技機が行う構成について説明する。図4では、台間カード処理機がプリペイド価値の管理を行う構成について説明したが、プリペイド価値の管理は封入式遊技機が行ってもよい。図8は、プリペイド価値の管理を封入式遊技機が行う場合の内部構成を示すブロック図である。
図8に示すように、台間カード処理機110の記憶部10eはカードID10e1を記憶し、台間カード処理機110の制御部10fは、紙幣処理部10f2及びカード処理部10f3を有する。この構成では、プリペイド価値は、封入式遊技機120の記憶部25にプリペイド価値データ23cとして記憶される。また、封入式遊技機120の制御部26は、通信制御部26a、持玉管理部26bに加え、データ管理部26c、表示制御部26d、自動貸出部26e、自動貸出表示制御部26f及び貸出取消部26gをさらに有する。
データ管理部26cは、図4に示したデータ管理部10f1に対応する処理部であり、記憶部25に記憶したプリペイド価値データ23cを管理する。表示制御部26dは、図4に示した表示制御部10f4に対応する処理部であり、プリペイド価値データ10e3が示すプリペイド価値をプリペイド価値表示部15に表示制御する。
自動貸出部26eは、図4に示した自動貸出部10f5に対応する処理部であり、封入式遊技機の持玉数が「0」の状態でプリペイド価値が加算され、所定時間が経過した場合に、プリペイド価値から持玉への貸出を自動で実行する。
自動貸出表示制御部26fは、図4に示した自動貸出表示制御部10f6に対応する処理部であり、自動貸出部26eにより自動貸出が行われた場合に、プリペイド価値表示部15、持玉数表示部16及び表示操作部13の表示制御を行う。
貸出取消部26gは、図4に示した貸出取消部10f7に対応する処理部であり、自動貸出の後にパチンコ玉を発射することなくカード返却操作を受け付けた場合に、自動貸出を取り消す処理を行う。
その他の構成及び動作については、図4に示した台間カード処理機10及び封入式遊技機20と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
かかる構成では、台間カード処理機110は、紙幣の受付、カードの挿入及び排出並びにカード管理装置40との通信を行い、プリペイド価値の管理は封入式遊技機120が行うこととなる。
次に、台間カード処理機の機能を内蔵した一体型の封入式遊技機について説明する。図9は、一体型の封入式遊技機の内部構成を示すブロック図である。図示していないが、封入式遊技機は、遊技機の種類ごとに異なる障害釘配置・演出表示装置を備える遊技盤面部と、遊技機の種類を問わず共通の機能を有する共通枠体部とを含んでなる。
遊技盤面部は、遊技機の機種を変更する場合に交換の対象となるが、共通枠体部は交換の対象とならず、遊技機の複数の機種で共通に用いられる。遊技盤面部には、前述の封入式遊技機20、封入式遊技機120が有していた構成のうち、遊技制御部が有している機能のみが搭載され、その他の構成および台間カード処理機が有していた構成は共通枠体部に設けられ、遊技盤面部を共通枠体部に接続した際にこれらの制御部同士が通信可能となることにより、前述の実施形態と同様の効果を奏する。
図9に示した封入式遊技機220は、カードリーダライタ10aと、紙幣搬送部10bと、表示操作部13と、通信部10cと、プリペイド価値表示部15と、持玉数表示部16と、記憶部221と、制御部222とを有する。
記憶部221は、台間カード処理機10の記憶部10eが記憶していたカードID10e1及びプリペイド価値データ10e3を記憶する。また、記憶部221は、封入式遊技機20の記憶部23が記憶していた遊技管理データ23a及び持玉データ23bを記憶する。
制御部222は、台間カード処理機10の制御部10fが有していたデータ管理部10f1、紙幣処理部10f2、カード処理部10f3、表示制御部10f4、自動貸出部10f5、自動貸出表示制御部10f6及び貸出取消部10f7を有する。また、制御部222は、封入式遊技機20の遊技制御部24に対応する遊技制御部222aと、封入式遊技機120の持玉管理部26bに対応する持玉管理部222bとを有する。
その他の構成及び動作は、台間カード処理機10及び封入式遊技機20と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。このように、封入式遊技機220に台間カード処理機の機能を持たせた場合であっても、プリペイド価値から持玉への貸出を自動で実行可能である。
これまでの説明では、自動貸出を行う際にプリペイド価値データと持玉データを更新する構成を示したが、自動貸出については表示のみを変更し、パチンコ玉の発射時にプリペイド価値データと持玉データの更新を行うようにしてもよい。
図10は、自動貸出を行う際に表示のみを変更する遊技システムの概念を説明するための説明図である。封入式遊技機320に併設された台間カード処理機310にカードc1を挿入すると、カードc1に対応付けられていたプリペイド価値が台間カード処理機10に記憶される。図10(1)では、プリペイド価値「10000」がカードc1に対応付けられているため、台間カード処理機310は、プリペイド価値「10000」を記憶する。封入式遊技機320は、遊技に供されるパチンコ玉の数を持玉数として記憶し、パチンコ玉が発射される度に持玉数を減算する。
台間カード処理機310は、プリペイド価値から所定値を減算した値をプリペイド価値表示部15に表示制御する。また、持玉数表示部16には、プリペイド価値から所定値を減算した場合に持玉数に加算される値を表示する。図10(1)は、プリペイド価値から「1000」を減算した値である「9000」がプリペイド価値表示部に表示され、プリペイド価値「1000」に対応するパチンコ玉の数である「250」が持玉数表示部16に表示された状態を示している。すなわち、台間カード処理機310は、予め定めた一定数のプリペイド価値を持玉に変換した場合の持玉数と、この場合の減算後のプリペイド値を識別可能に表示する。
図10(1)に示す状態からパチンコ玉が発射されると、発射が行われたことを示す信号が遊技機320から台間カード処理機310に送信され、該信号を受け付けた台間カード処理機310は、入金確定処理を行う。また、台間カード処理機310は、入金確定処理を行った場合に、予め定めた一定数のプリペイド価値に対応する売上信号を上位装置に送信する。
具体的には、図10(2a)に示すように、プリペイド価値から所定値を減算して、プリペイド価値を更新する。また、減算したプリペイド価値に対応する値を持玉数に加算し、発射されたパチンコ玉の数を減算して持玉数を更新する。図10(2a)は、台間カード処理機310が記憶するプリペイド価値は「1000」減算されて「9000」となり、封入式遊技機320が記憶する持玉数は、プリペイド価値「1000」に対応する「250」が加算され、発射されたパチンコ玉数「1」が減算されて「249」となった状態を示している。
このように、パチンコ玉の発射を検知したことで貸出処理が確定し、プリペイド価値及び持玉数が更新されて持玉数が「0」よりも大きくなった場合には、プリペイド価値表示部15には台間カード処理機310が記憶するプリペイド価値をそのまま表示制御し、持玉数表示部16には封入式遊技機320が記憶する持玉数をそのまま表示制御する。したがって、図10(2a)では、プリペイド価値表示部15には「9000」が表示制御され、持玉数表示部16には「249」が表示制御されている。
一方、図10(1)に示す状態からカード返却操作を受け付けたならば、図10(2b)に示すように、台間カード処理機310が記憶するプリペイド価値がカードc1に対応付けられたうえで、カードc1が排出される。図10(1)に示す状態では、プリペイド価値表示部15には「9000」が表示されているが、台間カード処理機310が記憶するプリペイド価値は「10000」であるので、カードc1にはプリペイド価値「10000」が対応付けられて排出される。カードc1にプリペイド価値を対応付けて排出する際に、台間カード処理機310のプリペイド価値は「0」に初期化し、プリペイド価値表示部15に表示制御されるプリペイド価値は「9000」から「0」に変更される。
また、封入式遊技機320が記憶する持玉数は「0」のままであるが、カードc1にプリペイド価値を対応付けて排出する際に、持玉数表示部16に表示制御される持玉数は「250」から「0」に変更される。
このように、台間カード処理機310は、予め定めた一定数のプリペイド価値を持玉に変換した場合の持玉数と、この場合の減算後のプリペイド価値を識別可能に表示する。そして、パチンコ玉の発射を検知した場合には貸出処理を自動的に実行するので、遊技客は、貸出操作を行うことなくパチンコ玉の貸出をうけることができる。一方、遊技客がパチンコ玉を発射することなくカード返却操作を行ったならば、貸出処理を行わずにプリペイド価値をカードに対応付けて返却するので、自動的な貸出処理により遊技客に不利益を与えることもない。
上述してきたように、本実施例では、プリペイド価値が加算され、所定時間が経過した場合には、プリペイド価値から持玉への貸出を自動で実行するよう構成することで、遊技客が封入式遊技機で遊技を開始する場合に要する遊技客の操作を効率良く簡略化することができる。また、自動貸出の後に遊技客がパチンコ玉を発射することなくカード返却操作を行った場合には、自動貸出を取り消してカードを返却するので、自動貸出により遊技客に不利益を与えることもない。また、自動貸出について表示のみを行い、実質的な貸し出し処理を行わない構成では、一旦行った貸出処理を取り消す必要がないため、売上の確定処理が混乱することもない。
なお、上述の実施例では、遊技機としてパチンコ玉を用いるパチンコ遊技機を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、遊技機がパチンコ玉を用いる回胴式遊技機および遊技メダルを用いる回胴式遊技機であっても適用することができる。つまり、回胴式遊技機においては、上記実施例における特定の遊技領域を遊技球が通過したことによる「入賞」の信号に代えて、複数の回胴上の図柄組み合わせのうち、特定の図柄組み合わせがライン上に揃ったことによる「入賞」の信号を各台間カード処理機10が受信して処理を行うことで構成が実現できる。
また、上述の実施例では、カードが挿入された場合に自動玉貸しを実施し、以降は遊技客による玉貸し操作に基づいて玉貸しを行う構成を示したが、プリペイド価値が「0」より大きい状態でハンドル21の操作を検知した場合には、自動玉貸しを実施するように構成してもよい。かかる構成では、遊技客は、プリペイド価値が「0」になるまで玉貸し操作を行うことなく遊技を継続可能である。
また、自動貸出や自動貸出表示の対象とする一定のプリペイド価値は、店員による操作や上位装置からの信号により、任意に変更することが可能であってもよい。また、自動貸出や自動貸出表示の対象とする一定のプリペイド価値を貸出レートごとに設定し、貸出レートが変更されるごとにその値を切り替えてもよい。これらにより、遊技店の運用にあわせた柔軟な運用が可能となる。
また、上述の実施例では、カードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、台間カード処理機10に設けられたリーダライタ(R/W)に当該携帯端末を翳すことにより、ICチップとR/Wとの非接触通信により当該携帯端末と関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を取得することができる。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述の実施例では、プリペイド価値を表示するプリペイド価値表示部15と持玉数を表示する持玉数表示部16とをそれぞれ設ける構成を示したが、プリペイド価値表示部15と持玉数表示部16とは必ずしも物理的に独立した表示部である必要はなく、1つの表示部が所定の操作に基づいてプリペイド価値表示と持玉数表示とを切り替えるよう構成してもよいし、所定時間毎に交互にプリペイド価値と持玉数を表示するよう構成してもよい。
また、上述の実施例では、プリペイド価値及び持玉数を数字で表示する構成を示したが、プリペイド価値及び持玉数の表示は数字に限定されるものではない。プリペイド価値及び持玉数の概数を表示する構成、一定数を単位として表示する構成、図形により表示する構成など、プリペイド価値及び持玉数を確認可能な任意の表示態様を用いることができる。
以上のように、本発明に係る遊技システム及び遊技媒体貸出方法は、遊技客が封入式遊技機で遊技を開始する場合に要する遊技客の操作を効率良く簡略化することに適している。
10、110、310 台間カード処理機
10a カードリーダライタ
10b 紙幣搬送部
10c、22 通信部
10d、27 パルス送信部
10e、23、25、221 記憶部
10e1 カードID
10e3 プリペイド価値データ
10f、26、222 制御部
10f1、26c データ管理部
10f2 紙幣処理部
10f3 カード処理部
10f4、26d 表示制御部
10f5、26e 自動貸出部
10f6、26f 自動貸出表示制御部
10f7、26g 貸出取消部
11 状態表示部
12 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 カード挿入口
15 プリペイド価値表示部
16 持玉数表示部
20、120、220、320 封入式遊技機
21 ハンドル
23a 遊技管理データ
23b 持玉データ
24、222a 遊技制御部
26a 通信制御部
26b、222b 持玉管理部
30 島コントローラ
40 カード管理装置
50 会員管理装置
60 ホールコンピュータ
70 景品管理装置
80 精算機
90 通信回線

Claims (6)

  1. 遊技媒体の取出しが制限される封入式遊技機と、該封入式遊技機に対して前記遊技媒体の貸出処理を行う各台装置とを含み、有価価値数を表示する第1の表示部及び持遊技媒体数を表示する第2の表示部を有する遊技システムであって、
    前記各台装置は、記録媒体に関連付けられた有価価値数を使用して有価価値数に相当する遊技媒体数が特定可能な情報を前記封入式遊技機に送信することで前記封入式遊技機において遊技媒体数を使用可能にする使用可能化処理手段を備え、
    前記各台装置において記録媒体を受け付けた際に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御する第1の表示制御手段と、
    前記第1の表示制御手段によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数から所定の有価価値数を減算処理した減算結果を前記第1の表示部に表示制御するとともに、前記所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の表示部に表示制御する第2の表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記各台装置は、前記封入式遊技機にて遊技媒体を使用するための使用操作が行われたかを判定する使用操作判定手段をさらに備え、
    前記第2の表示制御手段による表示制御が行われ、前記使用操作判定手段により使用操作が行われたことを判定されていない状態で所定の指示を受け付けた場合に、減算処理前の有価価値数を前記記録媒体に関連付けるための処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 有価価値数を記憶する第1の記憶手段と、
    前記封入式遊技機にて使用可能な持遊技媒体数を記憶する第2の記憶手段と、
    記記録媒体を受け付けた際に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の記憶手段に格納するよう制御する第1の制御手段と、
    前記第1の表示制御手段によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記第1の記憶手段に記憶された有価価値数から所定の有価価値数を減算処理するとともに、該所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の記憶手段に記憶された持遊技媒体数に加算処理する第1の処理手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技システム。
  4. 前記第1の処理手段は、前記第2の記憶手段に記憶した持遊技媒体数が零である状態で前記記録媒体を受け付けた場合にのみ、前記第1の表示制御手段によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記第1の記憶手段に記憶された有価価値数から所定の有価価値数を減算処理するとともに、該所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の記憶手段に記憶された持遊技媒体数に加算処理することを特徴とする請求項に記載の遊技システム。
  5. 前記封入式遊技機は、前記第2の記憶手段に記憶された持遊技媒体数を遊技への使用に応じて減算処理する第2の処理手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技システム。
  6. 遊技媒体の取出しが制限される封入式遊技機と、該封入式遊技機に対して前記遊技媒体の貸出処理を行う各台装置とを含み、有価価値数を表示する第1の表示部及び持遊技媒体数を表示する第2の表示部を有する遊技システムの遊技媒体貸出方法であって、
    前記各台装置が、記録媒体に関連付けられた有価価値数を使用して有価価値数に相当する遊技媒体数が特定可能な情報を前記封入式遊技機に送信することで前記封入式遊技機において遊技媒体数を使用可能にする使用可能化処理工程と、
    前記各台装置において記録媒体を受け付けた際に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御する第1の表示制御工程と、
    前記第1の表示制御工程によって前記記録媒体に関連付けられた有価価値数を前記第1の表示部に表示制御した後に、前記記録媒体に関連付けられた有価価値数から所定の有価価値数を減算処理した減算結果を前記第1の表示部に表示制御するとともに、前記所定の有価価値数に相当する遊技媒体数を前記第2の表示部に表示制御する第2の表示制御工程と
    を含むことを特徴とする遊技媒体貸出方法。
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