JP5989236B2 - 加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機 - Google Patents

加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP5989236B2
JP5989236B2 JP2015513581A JP2015513581A JP5989236B2 JP 5989236 B2 JP5989236 B2 JP 5989236B2 JP 2015513581 A JP2015513581 A JP 2015513581A JP 2015513581 A JP2015513581 A JP 2015513581A JP 5989236 B2 JP5989236 B2 JP 5989236B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind direction
humidifying
direction deflecting
air
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015513581A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014174867A1 (ja
Inventor
隆弘 酒井
隆弘 酒井
彰 守川
彰 守川
稲永 康隆
康隆 稲永
一也 道上
一也 道上
勝 高田
勝 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5989236B2 publication Critical patent/JP5989236B2/ja
Publication of JPWO2014174867A1 publication Critical patent/JPWO2014174867A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F6/00Air-humidification, e.g. cooling by humidification
    • F24F6/02Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air
    • F24F6/04Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air using stationary unheated wet elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/54Free-cooling systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air Humidification (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Description

本発明は、加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機に関する。
敷地面積が3000[m]以上の商業施設又は事務所等の特定建築物は、いわゆるビル衛生管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)により、空気環境の管理基準値として室内温度を17[℃]〜28[℃]、及び、相対湿度を40[%]〜70[%]に保つべきことが定められている。室内温度に関しては、エアーコンディショナー(空気調和機)の普及に伴い、比較的容易に管理されている。しかし、相対湿度は十分に管理されているとは言い難く、特に冬場の加湿量不足が課題となっている。
ここで、従来の室内加湿方法としては、気化式、蒸気式及び水噴霧式等がある。このうち、気化式は、吸水性能を有するフィルターに通風することによってフィルターが含有する水分を気流と熱交換させて、フィルターから水分を蒸発させ、室内の加湿を行う方法である。また、蒸気式は、貯水槽内の水を加熱する加熱手段に通電することによって水分を蒸発気化させて、室内の加湿を行う方法である。そして、水噴霧式は、水分を加圧することによって微細化し、その微細化した水分が気流との熱交換を行うことによって室内の加湿を行う方法である。
気化式の加湿方法を利用した従来の加湿装置としては、親水性ポリエチレンを焼結成形体とした長方形状短冊の複数の加湿エレメントを、水槽付小箱に1cm間隔に一列に差し込んで構成した加湿装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、気化式の加湿方法を利用した他の従来の技術として、吸水性材料で形成された加湿エレメントを複数枚風路に設置し、前記加湿エレメントの一端を給水槽内に浸して吸水させるとともに、加湿エレメントが吸水した水を気化させるようにした気化式の加湿装置において、加湿エレメントの少なくとも一面に***部を形成した加湿装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、気化式の加湿方法を利用した他の従来の加湿装置として、保水性を有する湿板が空気の流れと対面するように設置された加湿装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、気化式の加湿方法を利用した他の従来の技術として、ポリエチレンテレフタレートなどの繊維から成る多孔性複合シートに、部分的に凸部を形成した保水材を積層させた加湿ユニットが提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開昭62−172120号公報(第3頁、第1−a図) 特開平2−251032号公報(第2頁、第1図) 特開平9−324930号公報(第4〜6頁、図2、5、11) 特開平7−167469号公報(第2〜3頁、図1〜4)
特許文献1に記載された加湿装置においては、加湿エレメント間に通風することにより、加湿エレメント通過後の空気流の湿度が向上したと開示されている。しかし、この装置構成の場合、加湿エレメントから移動してくる水分によって加湿される空気は、加湿エレメントの表層部に近接した位置を通過する空気、例えば加湿エレメントの表層部から直交方向数ミリの範囲を通過する空気であり、加湿エレメント表層部からの距離が離れた空間を通過する空気には水が移動しない。このため、加湿エレメント通過後の湿度の増加率が低いといった課題があった。
特許文献2に記載された加湿装置では、加湿エレメントの少なくとも一面に***部が形成されており、***部と、その隣に設けられた***部との間を流れる空気に対しては、空気中が乱れることから加湿性能の向上に繋がると考えられる。しかしながら、加湿エレメントと、その隣に設けられた加湿エレメントとの間に流れる空気はほとんど乱れないため、高い加湿性能を得ることが困難であるといった課題があった。
特許文献3に記載された加湿装置は、湿板(加湿材)が、空気の流れと対面するように設置されている。しかし、この装置構成の場合、空気の流れが複数の湿板全てに対面するように構成されているため、圧力損失が大きくなり送風機の負荷が大きくなるといった課題があった。
特許文献4に記載された加湿装置では、保水材(加湿材)の少なくとも一部に凸部が形成されており、この保水材が複数積層されて加湿ユニットが構成されている。しかし、保水材の間を流れる空気は、保水材の側面を保水材と平行方向に流れる構成となっており、保水材の近傍では風は乱れないことから、高い加湿性能を得ることが困難であるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、加湿材(加湿エレメント)の加工の複雑化を抑制しつつ、また圧力損失の増加を抑制しつつ、加湿性能を向上させることのできる加湿装置及びこの加湿装置を備えた空気調和機を提供するものである。
本発明に係る加湿装置は、吸水性部材で形成され、立設された一以上の平板状の加湿材と、前記加湿材に水を供給する給水手段と、前記加湿材との間に隙間をあけて配置された一以上の厚みの薄い金属板からなる風向偏向板とを備え、前記加湿材と前記風向偏向板との隙間を、前記加湿材の風上側端部から風下側端部に向かって空気が通過し、前記風向偏向板の前記加湿材と対向する面には、前記加湿材に向かって突出し、前記加湿材と前記風向偏向板との間の空気の流れを偏向させる風向偏向部が設けられ、さらに、開口部が形成されているものである。
本発明に係る空気調和機は、前記加湿装置を備えたものである。
本発明によれば、風向偏向板に設けられた風向偏向部により、加湿材と風向偏向板との間を流れる空気が乱されるので、加湿材と空気との気液接触が促進され、加湿性能を向上させることができる。また、加湿材間に風向偏向板を設けて加湿性能を向上させることができるため、加湿材の数量を減らすことができる。このため、加湿材に供給する水の供給量を減らすことができるので経済的となる。
実施の形態1に係る加湿装置1の概略構成図である。 実施の形態1に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。 実施の形態1に係る加湿材4の部分拡大断面図である。 実施の形態1に係る加湿装置1を備えた空気調和機20の概略構成図である。 実施の形態1の第一の例に係る加湿材4及び風向偏向板5の斜視図である。 図5のA−A線における概略断面図である。 実施の形態1の第一の例に係る加湿装置1及び比較例に係る加湿性能の測定結果を示すグラフである。 実施の形態1の第二の例に係る加湿材4及び風向偏向板5の斜視図である。 図8のB−B線における概略断面図である。 実施の形態1の第二の例に係る加湿装置1及び比較例に係る加湿性能の測定結果を示すグラフである。 実施の形態1に係る加湿装置1の風向偏向部6の風下側の面6aと平板面5aとが成す角度θ1と、加湿性能の計測結果を示すグラフである。 実施の形態1の変形例に係る風向偏向板5を説明する図である。 実施の形態2に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。 実施の形態3に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。 実施の形態4に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。 図15のC−C線における概略断面図である。 実施の形態5に係る加湿装置1の概略構成図である。 実施の形態5に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。
以下、本発明に係る加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。
実施の形態1.
(加湿装置の構成)
図1は、実施の形態1に係る加湿装置1の概略構成図である。図2は、実施の形態1に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。
図1で示されるように、加湿装置1は、加湿空間を加湿する加湿水30を貯留する貯水部2と、この貯水部2から加湿水30を加湿材4に供給するノズル3と、立設された一以上(図1では三つ)の加湿材4と、風向偏向部6を有し加湿材4の側面部と対向して配置された風向偏向板5と、加湿材4から滴下する余剰水を受けるドレンパン7とを備える。複数の加湿材4及び風向偏向板5は、互いに隙間を空けて交互に配置されており、図示しない送風手段から送られる空気31がこの隙間を通過する構成である。なお、本明細書における風向偏向とは、空気の流れ方向を変化させることを示す。
なお、実際の使用形態においては、これら貯水部2、ノズル3、加湿材4、風向偏向板5及びドレンパン7は、合成樹脂や金属等の任意の部材で構成された任意の支持体等によって固定される。この支持体の構成は、特に限定されるものではなく、加湿装置1の用途に合わせて適宜選択すればよい。
加湿水30は、加湿空間の加湿を目的とする場合、純水、水道水、軟水又は硬水のいずれを使用しても構わない。しかし、炭酸カルシウムに代表されるスケールによって生じる加湿材4の隙間部9(図3において後述)の閉塞を低減するためには、カルシウムイオン又はマグネシウムイオンを含むミネラル成分が少ないものが好ましい。ミネラル分が多い加湿水30を使用すると、溶液中のイオン成分と二酸化炭素とが反応して固形物が生成され、加湿材4の隙間部9を閉塞させる可能性があるためである。また、陽イオン及び陰イオン用イオン交換膜等を使用してイオン成分を取り除いた加湿水30を使用してもよい。
貯水部2は、加湿水30を貯留し、ノズル3を介して加湿材4に加湿水30を供給するものである。貯水部2は、図示しないポンプなどの駆動部が設けられており、この駆動部が動作することで、貯水部2内の加湿水30が、ノズル3から加湿材4の上部に滴下供給される。なお、駆動部は、加湿水30を搬送できるものであればよく、例えば、非容積式ポンプ又は容積式ポンプ等であり、特に限定されるものではない。
(ノズル)
ノズル3は、加湿材4の直上に設置されており、貯水部2から搬送された加湿水30を加湿材4の上部に滴下して供給するものである。本実施の形態では、貯水部2及びノズル3が給水手段を構成している。ノズル3は、中空形状であり、その外径及び内径は加湿材4の大きさに応じて選択すればよい。また、ノズル3の先端形状は、三角錐形状、円管形状又は四角管形状等のいずれの形状でもよいが、ここでは好ましい形状として先端が三角錐形状とし、出口の孔径を0.5mmとした。ノズル3の先端を鋭角とした方が、水滴の切れがよい。ノズル3の先端は、より鋭角の方が好ましいが、あまり鋭角にすると取り扱いが難しくなり強度面でも脆くなることから、鋭角の角度としては10°〜45°の範囲が好ましい。また、ノズル3の出口の孔径があまり大きすぎると加湿水30が過剰に供給されて無駄な水が増加する一方で、小さすぎると加湿水30に混入した粒子やスケールがノズル3に詰まりやすい。このため、ノズル3の孔径としては、0.1mm〜0.6mmの範囲が好ましい。
ノズル3の材質は、ステンレス、タングステン、チタン、銀若しくは銅等の金属、又は、PTFE、ポリエチレン若しくはポリプロピレン等の樹脂でもよく、これに限定されるものではない。
ノズル3の数は、加湿材4の通風方向の長さ、つまり加湿材4の風上側端部から風下側端部までの長さを考慮して選択することができる。加湿材4の通風方向の長さが長くなると、ノズル3の数が一つである場合、加湿材4の通風方向において水分含有量にムラが生じることがあるため、複数個のノズル3を通風方向に沿って設けるのがよい。本実施の形態のノズル3の例では、加湿材4の通風方向の長さが60mm以下であればノズル3は1個でよいが、60mmを超える場合は複数個とした方が好ましい。
ノズル3から加湿材4に供給する加湿水30の量については、実際に加湿で使用される水量よりも多くする必要があるが、あまり多くしても余剰水として排出される無駄水が多くなるため、適正な量に制御することが望ましい。例えば、加湿材4の加湿性能を2000mL/h/mとし、加湿材4の大きさを200×50mmとし、表裏とも加湿できるように構成するとすれば、加湿材4の一枚あたりの加湿量は40mL/hとなるので、その1.5倍〜5倍の60〜200mL/hの範囲で加湿水30を供給するのが望ましい。
また、ノズル3と加湿材4との間に、任意の吸水性材料で構成された吸水体を、加湿材4に接するように設けてもよい。複数枚の加湿材4が設けられている場合、複数枚の加湿材4それぞれに対してノズル3を設けるとすると、ノズル3の数が多くなり、適切に滴下できない可能性がある。このため、複数の加湿材4に跨がって接するように吸水体を設け、この吸水体に対してノズル3から加湿水30を供給するようにすると、加湿材4が複数枚であってもより確実に加湿水30を加湿材4に供給することができる。
(加湿材)
加湿材4は、吸水性部材で構成され、例えば三次元網目構造を有する。三次元網目構造とは、スポンジ等の吸水性が高い樹脂発泡体と同様の構造である。
ここで、加湿材4の一例を具体的に説明する。図3は、実施の形態1に係る加湿材4の部分拡大断面図である。図3で示されるように、加湿材4は、胴部10、及び胴部10の中に形成された複数の隙間部9によって構成されている。本実施の形態に係る加湿材4の材質は、例えば、多孔質の金属、セラミック、樹脂、又は繊維であり、これらが発泡体、又は網目体に構成される。
加湿材4が金属の場合、特に限定されるものではないが、その金属種としては、例えば、チタン、銅若しくはニッケル等の金属、金、銀若しくは白金等の貴金属、又は、ニッケル合金若しくはコバルト合金等の合金が挙げられる。これらは、単独又は二種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、チタンは、その触媒効果によってオゾン等の放電生成物の生成を抑制するとともに、電気腐食及び電気磨耗に対する耐性が良好であり、さらに、長期に渡って加湿材4の形状を保持して安定して加湿を行うことができるため、最も好ましい金属種である。
加湿材4がセラミックの場合、その材質は特に限定されるものではないが、具体例としては、アルミナ、ジルコニア、ムライト、コージェライト、炭化珪素等が挙げられる。
加湿材4が樹脂の場合、その材質は特に限定されるものではないが、具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
加湿材4が繊維の場合、その材質は特に限定されるものではないが、具体例としては、アセテート、ポリエステル、ナイロン等が挙げられる。また、樹脂を材質として多孔質体を形成したものに、金属の粉末をコーティングしたものを用いてもよい。
加湿材4の表面層には、加湿水30の保持量の増大、及び吸水性能劣化防止の観点から、親水化処理を施してもよい。その親水化処理の方法の種類についても限定されることはなく、例えば、親水化樹脂でコーティングすることによる親水化処理、又は、コロナ放電による親水化処理を実施するものとしてもよい。
加湿材4の形状についても特に限定されるものではなく、例えば、平板形状、四角柱形状又は円柱形状としてもよく、製造する加湿装置1の大きさに合わせて適宜調整すればよい。
加湿材4の通風方向の長さ(風上側から風下側の長さ)は、100mm以下が望ましい。加湿水30を供給した加湿材4に通風すると、加湿材4中の加湿水30は、気相へ拡散して加湿されるが、加湿材4の通風方向に対して、その風下部の気相における水分濃度は上昇し、水飽和度が上昇することから、通風方向に加湿材4を長くした場合、単位面積あたりの加湿性能が低下する。このため、加湿材4の通風方向の長さは、100mm以下が望ましい。
加湿材4の厚みは、製造する加湿装置1の大きさに合わせて適宜調整すればよい。例えば、0.5mm以上2mm以下のシート状の加湿材4を作製した後、所望の形状に切断して所望の形状に加工することができる。その加工方法については特に限定されるものではなく、例えば、ワイヤーカット、レーザーカット、プレス打ち抜き、削りだし、手切断又は折り曲げ等の各種方法を採用することができる。
(風向偏向板)
風向偏向板5は、一又は複数の風向偏向部6を有し、加湿材4の隣に一定の隙間を設けて設置される。本実施の形態のように複数の加湿材4を設けた場合には、加湿材4どうしの間に一定の隙間を介して風向偏向板5が配置され、加湿材4と風向偏向板5とが交互に並ぶ。また、加湿材4が一つである場合には、その加湿材4との間に一定の隙間を設けて風向偏向板5が配置される。この風向偏向板5は、一又は複数の加湿材4の平面に対して法線方向へ送風されるように空気31の流れを変えるものである。風向偏向板5は、その平板面5aが、空気31の通風方向と一致する向きで設置される。
風向偏向部6は、風向偏向板5の加湿材4と対向する面である平板面5aに設けられ、加湿材4の平面に対して法線方向へ空気を偏向させる目的で、平板面5aから突出する部材である。本実施の形態では図1に示すように、風向偏向部6は、風向偏向板5の高さ方向に沿って延びる板状に構成されている。風向偏向板5の両側の平板面5aそれぞれにつき、複数の風向偏向部6が、通風方向に沿って等間隔に配置されている。なお、加湿材4の表面に衝突する空気の角度は法線方向のみではなく、ある角度で加湿材4の平面に衝突してもよい。また、図2に示すように、風向偏向部6の風向偏向板5からの突出方向の先端部は、加湿材4に接触しておらず、風向偏向部6の先端と加湿材4との間には風路が確保されている。
風向偏向板5の作製方法としては、例えば、厚みが薄い金属板に対し、ワイヤーカット、レーザーカット又はプレス加工して風向偏向部6を形成することができるが、風向偏向板5の作製方法はこれらに限定されない。また、風向偏向板5の平板面5aに対し、別部材からなる風向偏向部6を固定してもよい。
また、風向偏向板5の材質は、風向偏向部6の形状を維持可能なものであればよく、例えば、金属、セラミック、樹脂、繊維、又はこれらを発泡体、網目体で構成したものでもよい。
(空気調和機)
図4は、実施の形態1に係る加湿装置を備えた空気調和機20の概略構成図である。空気調和機20は、内部に通風路を有する空調機筐体21と、空調機筐体21への空気の流入口に設けられたフィルター22と、空調機筐体21の内部に配置された送風機23及び熱交換器24と、同じく空調機筐体21の内部に配置された加湿装置1とを備える。図4の例では、送風機23の動作によって生じる風の通風方向の上流側から順に、送風機23、熱交換器24、及び加湿装置1が配置されているが、これらの配置は図示のものに限定されない。加湿装置1は、熱交換器24の風上側と風下側のいずれに配置されていてもよい。ファン及びこのファンを回転させるモータを有する送風手段としての送風機23が動作すると、空調機筐体21の外部の空気がフィルター22を通って送風機23に吸引され、送風機23から送出される。送風機23から送出された空気は、熱交換器24にて熱交換され、加湿装置1にて加湿される。
(加湿装置の動作)
次に、図1及び図2を参照しながら、本実施の形態に係る加湿装置1の動作について説明する。
貯水部2に貯留された加湿水30はノズル3へ搬送され、加湿水30が搬送されたノズル3は、加湿材4の上方から、加湿材4の上部へ向けて、加湿水30を滴下する。このようにすることで、加湿材4に加湿水30が供給される。加湿材4が有する毛細管力と加湿水30の重力とにより、加湿水30は、加湿材4の隙間部9(図3参照)を通じて加湿材4の全体に均一に拡散し、加湿材4は加湿水30を一定量保持する。
そして、送風手段から送られた空気31は、図2に示すように加湿材4の近傍を流れ、空気31の一部と加湿材4に保持されている加湿水30との気液接触によって、加湿水30が蒸発する。蒸発した水分を含む空気31は加湿空間に供給され、加湿空間が加湿される。
また、送風手段から送られた空気31の他の一部は、一又は複数の加湿材4の間に設けられた風向偏向部6を有する風向偏向板5に衝突し、加湿材4の平面に対して法線方向に偏向され、これによって空気31の流れに乱れが発生する。空気31の流れに乱れが生じることで、乱れた空気31と加湿材4との気液接触が促進され、これによって蒸発性が高まり、加湿対象空間の加湿度合いを高めることができる。
加湿材4が保持する加湿水30のうち、加湿に使用されなかった余剰の加湿水30は、加湿材4から滴下し、加湿材4の下部に設けられたドレンパン7によって受けられ、図示しない排出孔から外部へ排出される。以上のような加湿装置1の加湿運転の動作により、加湿した空気が加湿空間に供給される。
(空気調和機の動作)
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る加湿装置1を備えた空気調和機20の動作を説明する。
図4に示すように、送風機23が動作すると、空調機筐体21の外部の空気31がフィルター22を介して空調機筐体21内に吸い込まれ、熱交換器24において熱交換して加熱又は冷却され、加湿装置1内に流入する。加湿装置1内に流入した熱交換後の空気31は、加湿装置1の動作において前述したように加湿材4が含有する加湿水30によって加湿され、空調対象空間に供給される。
なお、図4とは異なり、加湿装置1が熱交換器24の風上側に設置された場合には、送風機23が動作すると、空調機筐体21の外部の空気31がフィルター22を介して空調機筐体21内に吸い込まれ、加湿装置1にて加湿される。加湿装置1で加湿された空気31は、熱交換器24において熱交換して加熱又は冷却され、空調対象空間に供給される。
(加湿装置の作用)
本実施の形態の加湿装置1及び加湿装置1を備えた空気調和機20の作用について、風向偏向板5に設けられた風向偏向部6に係る作用を中心に説明する。
まず、図5、図6に示す風向偏向部6を有する風向偏向板5を備えた実施の形態に係る加湿装置1と、風向偏向板5に代えて風向偏向部6を有さない金属板を備えた比較例に係る加湿装置との作用の違いを説明する。
まず、本実施の形態に係る風向偏向板5及び風向偏向部6の構成例について説明する。
図5は、実施の形態1の第一の例に係る加湿材4及び風向偏向板5の斜視図である。図6は、図5のA−A線における概略断面図である。図5、図6に示す風向偏向板5には、上下方向に長い矩形の開口部8が、通風方向に沿って間隔をあけて複数形成されている。この開口部8の風上側の一辺から、板状の風向偏向部6が突出している。図6に示すように、風向偏向部6の風下側の面6aと、風向偏向板5の平板面5aとの成す角度θ1は、30°である。風向偏向板5の平板面5aからの風向偏向部6の突出長さαは、例えば1.9mmである。また、図6に示すように、風向偏向部6は、風向偏向板5の両側の平板面5aに対して通風方向に交互に(千鳥状に)設けられている。また、風向偏向板5は、ステンレス板で構成されている。
図5及び図6に示す風向偏向板5の作製方法としては、例えば、ステンレス板に、矩形の開口部8の四辺のうち一つの長辺を除いた残り三辺を形成するようにプレス加工等で切溝を形成し、切溝の内側に形成される舌片(ステンレス板の一部)を、角度θ1だけ折り曲げて風向偏向部6とする。このようにすることで、一枚のステンレス板から、風向偏向部6及び開口部8を有する風向偏向板5を形成することができる。また、ステンレス板からなる風向偏向板5に、溶接等により風向偏向部6を取り付けてもよい。なお、風向偏向板5に開口部を設けることにより、空気31の一部がその開口部を通過することができるため、開口部を有さない風向偏向板5と比較して圧力損失を低くすることができる。
図7は、実施の形態1の第一の例に係る加湿装置1及び比較例に係る加湿性能の測定結果を示すグラフである。図7では、横軸に、加湿材4間を流れる空気の風速を示し、縦軸に、加湿材4の単位面積及び単位時間あたりの加湿量を加湿性能として示している。なお、加湿量は、絶対湿度の変化量と、処理風量、空気の密度より試算した値であり、縦軸の加湿性能は加湿量から加湿材4の面積を割った値である。
図7に示す符号101は、図5及び図6に示した本実施の形態1の第一の例に係る加湿材4及び風向偏向板5を、2mm間隔で配置したものに対し、空気31を通風した場合の加湿性能の測定結果である。
図7に示す符号102は、比較例1を示すものであり、風向偏向部6を有する風向偏向板5に代えて、風向偏向板5と同じくステンレスで構成された平板状の金属板を設け、加湿材4と金属板とを2mm間隔で配置した変形例に対し、空気31を通風した場合の加湿性能の測定結果である。
図7に示す符号103は、比較例2を示すものであり、風向偏向部6を有する風向偏向板5に代えて、加湿材4を設け、隣り合う加湿材4と加湿材4とを2mm間隔で配置した変形例に対し、空気31を通風した場合の加湿性能の測定結果である。
図7において符号102にて示すように、加湿材4と平板状の金属板を2mm間隔で配置した比較例1では、加湿材間風速に比例して、加湿性能の向上が見られた。符号103で示す比較例2も、比較例1と同様の傾向を示している。
また、符号101にて示すように、平板状の金属板の代わりに風向偏向板5を備えた本実施の形態も、加湿材間風速に比例して加湿性能が向上するという点では同様な傾向であるが、比較例よりも加湿性能が高いことが示された。また、加湿材間風速に対する加湿性能の傾きを比較すると、符号101に示す風向偏向板5を使用した本実施の形態の方が、比較例1、2よりも傾きが大きい。これは、本実施の形態1では、風向偏向板5により空気31が加湿材4の平面に衝突して加湿材4の平面部近傍で乱流化されたことで、加湿性能の傾きが変化したと考えられる。
このように、本実施の形態の第一の例(符号101)と比較例1(符号102)とでは、使用した加湿材4の数量及び面積は同じであるが、加湿性能が大きく向上した。この要因として、加湿材4と風向偏向板5の間の空気31が、風向偏向部6を有する風向偏向板5により乱され、渦、対流の発生、及び加湿材4への衝突により、加湿材4の表面部の水蒸気飽和層の厚みが小さくなることにより、加湿材4と空気31の気液接触が促進されて加湿性能が向上したと示唆される。
次に、風向偏向板5の平板面5aと、風向偏向部6の風下側の面6aとが成す角度θ1に係る作用について説明する。ここでは、図5、図6に示した空気31の流れを逆向きにした場合の作用を説明する。
図8は、実施の形態1の第二の例に係る加湿材4及び風向偏向板5の斜視図である。図9は、図8のB−B線における概略断面図である。図8及び図9に示す加湿材4及び風向偏向板5そのものの構成は、図5及び図6に示したものと同じであるが、空気31の流れる向きが異なる。すなわち、図9に示すように、風向偏向部6の風下側の面6aが、図5に示した風下側の面6aとは逆になっている。図9に示す風向偏向部6の風上側の面6bと、風向偏向板5の平板面5aとの成す角度θ2は、図6で示した角度θ1と同じ30°であり、風下側の面6aと風向偏向板5の平板面5aとの成す角度θ1=180°−θ2(30°)=150°である。
図10は、実施の形態1の第二の例に係る加湿装置1及び比較例に係る加湿性能の測定結果を示すグラフである。図10の横軸及び縦軸は、図7と同じである。
図10に示す符号104は、図8及び図9に示した本実施の形態の第二の例に係る加湿材4及び風向偏向板5を、2mm間隔で配置したものに対し、空気31を通風した場合の加湿性能の測定結果である。
図10に示す符号102は、風向偏向部6を有する風向偏向板5に代えて、風向偏向板5と同じくステンレスで構成された平板状の金属板を設け、加湿材4と金属板とを2mm間隔で配置した変形例に対し、図8及び図9と同じ向きで空気31を通風した場合の加湿性能の測定結果である。
図10において符号102にて示すように、加湿材4と平板状の金属板とを2mm間隔で配置した比較例では、加湿材間風速に比例して加湿性能の向上が見られ、図7と対比して分かるように空気31の流れの向きにかかわらず加湿性能は同じであった。
一方、図10において符号104で示すように、図5及び図6とは空気31の流れ向きを逆にした本実施の形態の第二の例では、加湿材間風速に比例して加湿性能が増加するという傾向は比較例と同じであった。さらに、本実施の形態の第二の例では、加湿材間風速に対する加湿性能の傾きも比較例とほぼ同じであり、この点において本実施の形態の第一の例とは異なっていた。
このように、複数の開口部8を有し、風上側から遠い開口部8の一辺に、風向偏向板5の平板面5aと風向偏向部6の風上側の面6bとの成す角度θ1が30°(風向偏向部6の平板面5aからの突出長さαは1.9mm)となる風向偏向部6を備えた風向偏向板5を設けた場合、加湿性能は向上するが、加湿材間風速に対する加湿性能の傾きはほとんど変化しない。これは、風向偏向板5の影響で加湿材4への衝突が促進されて加湿性能が向上すると考えられるが、加湿材間風速に対する加湿性能の傾きが変化しないことから空気31の乱れの効果が出ていないか又はわずかであると考えられる。
次に、風向偏向部6の風下側の面6aと風向偏向板5の平板面5aとの角度θ1と、加湿性能との関係について説明する。
図11は、実施の形態1に係る加湿装置1の風向偏向部6の風下側の面6aと平板面5aとが成す角度θ1と、加湿性能の計測結果を示すグラフである。図11では、横軸に角度θ1を示し、縦軸に、加湿材4の単位面積及び単位時間当たりの加湿量を加湿性能として示している。図11に示すように、角度θ1が90°のときに、最大の加湿性能を示しており、±(90°−θ1)の値が小さい、つまり角度θ1が90°に近いほど、加湿性能が大きい。
また、角度θ1が0°〜90°の範囲においては、角度θ1を大きくする、すなわち、風向偏向部6の先端部が風上側に向かって平板面5aから離れる角度を大きくすると、加湿性能が向上する傾向を示す。しかし、角度θ1が90°よりも大きい範囲においては、角度θ1を大きくするにしたがって加湿性能が低下する傾向であった。これは、角度θ1が90°の範囲においては、風向偏向により加湿材4への空気31の衝突が促進されて加湿性能が向上したと考えられるが、90°よりも大きい範囲においては、角度θ1が大きくなるにしたがって加湿材4への衝突が抑制され、加湿性能が低下すると考えられる。
以上説明したように、風向偏向板5の風向偏向部6は、空気31が通過する風向偏向板5の平板面5aに等間隔に備えられ、空気31の通風方向と交差する向きに突出して空気31に衝突するようにして設けられるのがよい。望ましくは、風向偏向板5の平板面5aと、風向偏向部6の風下側の面6aとの成す角度θ1(風向偏向部6が風向偏向板5の平板面5aから風上方向に向かって離れる角度)が、90°以下となるように、風向偏向部6を形成することが望ましい。というのは、角度θ1が90°に近づくほど加湿性能が向上するが(図11参照)、加湿材間風速に対する加湿性能の変化量は、角度θ1が90°よりも大きいか小さいかによって異なり(図7及び図10参照)、角度θ1が90°よりも小さいと、加湿材間風速の上昇に伴う加湿性能の変化量が大きくなるためである。
なお、図5及び図8に示す風向偏向板5は、風向偏向板5の上下それぞれの端部に挟まれた中間部分に、上下方向に延びる一連の風向偏向部6を備えているが、風向偏向部6の具体的形状はこれに限定されず、次のように構成することもできる。
図12は、実施の形態1の変形例に係る風向偏向板5を説明する図であり、図12(a)は加湿材4及び風向偏向板5の斜視図、図12(b)は加湿材4及び風向偏向板5を通風方向から見た図である。図12に示す例では、各開口部8に対し、上下方向に間隔をあけて複数の風向偏向部6が設けられている。そして、図12(b)に示すように、風向偏向板5の両側の平板面5aから、上下方向において左右交互に千鳥状に、風向偏向部6が突出している。このような構成であっても、空気31に乱流を形成することができ、空気31と加湿材4との気液接触を促進して加湿性能を向上させることができる。
また、風向偏向部6の形状は、平板、円柱、円錐、角柱、角錐などでもよく、加工性を考慮して風向偏向部6の形状を決定すればよい。また、風向偏向部6を、風向偏向板5における空気31の通過面である平板面5aの両方に対して、千鳥状又は並列状に配置してもよい。
(実施の形態1の効果)
以上の構成のように、本実施の形態に係る加湿装置1、及び加湿装置1を備えた空気調和機20によれば、加湿材4の隣、又は複数枚の加湿材4どうしの間に一定の隙間を介して風向偏向部6を有する風向偏向板5を設けた。このため、加湿材4の枚数、面積を増加させることなく、また加湿材4の形状に複雑な加工を施すことなく、加湿材4からの加湿量を大幅に増加させることができる。さらに、加湿材4単体の性能向上を図ることができるため、加湿材4の必要枚数を減らすことができる。このため、加湿水30の供給量も低減でき、低ランニングコストで動作させることができる。また、加湿材4は平板構造であり、その対面に風向偏向板5を設ける構造であることから、例えば、加湿材4自体を変形させて空気を乱流化する構造と比較すると低い圧力損失とすることができる。
実施の形態2.
本実施の形態に係る加湿装置1について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態で示す加湿装置1は、実施の形態1と同様に空気調和機20に適用することができる。
図13は、実施の形態2に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。前述の実施の形態1では、例えば図2に示したように、空気31が通過する風向偏向板5の平板面5aに、複数の風向偏向部6が通風方向に沿って等間隔で配置されていた。一方、本実施の形態2では、図13に示すように、通風方向における風向偏向部6どうしの間隔を、風下側に対して風上側の方を広くしている。
加湿材4に加湿水30を供給して加湿運転を行う際、加湿材4の風上側の空気31から加湿されることから、風下側の空気31は風上側よりも相対湿度が高くなる。加湿能力は蒸気圧に比例することから、空気中の湿度が高いと加湿性能が低下するため、加湿材4の風下にいくほど、加湿材4から蒸発する加湿水30は減少する。このため、加湿材4の風下側で加湿が促進されるように、通風方向において風上側の方が風下側よりも風向偏向部6どうしの間隔が広くなるようにして、風向偏向板5に複数の風向偏向部6を設けている。
動作については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
(実施の形態2の効果)
本実施の形態2のように、風上側ほど風向偏向部6どうしの間隔が広くなるように構成することで、風下側で空気31の乱流化が促進され、乱流化した空気31が風上側の加湿材4の平面と接触すると高い蒸発性で空気31が加湿される。このため、風上側に比べて水の飽和率が高い風下側の空気31に対して、高効率で加湿でき、高い加湿量を実現することができる。また、加湿材4単体の性能向上を図ることができるため、加湿材4の必要枚数を減らすことができる。このため、加湿水30の供給量も低減でき、低ランニングコストで動作させることができる。
また、加湿材4の風上側には低湿度な空気31が流入するため、風上側での加湿が促進される。この結果、水道水に含まれるスケール成分が加湿材4の風上側に析出して、加湿材4の細孔部を閉塞することにより加湿性能が低下しうる。本実施の形態2では、加湿材4の風下側を積極的に加湿することにより、加湿材4の蒸発量を風上側と風下側とで均一に近づけることができ、スケールの析出も均一に近づけることから、加湿材4の長寿命化を図ることができる。
実施の形態3.
本実施の形態に係る加湿装置1について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態で示す加湿装置1は、実施の形態1と同様に空気調和機20に適用することができる。
図14は、実施の形態3に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。前述の実施の形態1では、例えば図2に示したように、空気31が通過する風向偏向板5の平板面5aに、複数の風向偏向部6が通風方向に沿って等間隔で配置されていた。一方、本実施の形態3では、図14に示すように、通風方向における風向偏向部6どうしの間隔を、風下側に対して風上側の方を狭くしている。
加湿材4に加湿水30を供給して加湿運転を行う際、加湿能力は蒸気圧に比例することから、空気中の湿度が低いと加湿性能が向上する。このため、加湿材4の風上側で加湿が促進されるように、通風方向において風上側の方が風下側よりも風向偏向部6どうしの間隔が狭くなるようにして、風向偏向板5に複数の風向偏向部6を設けている。
動作については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
(実施の形態3の効果)
本実施の形態3のように、風上側ほど風向偏向部6どうしの間隔が狭くなるように構成することで、風上側で空気31の乱流化がより促進され、乱流化した空気31が風上側の加湿材4の平面と接触して高い蒸発性で空気31が加湿される。なお、風下側には水の飽和率が高い空気が通気されるが、風向偏向部6により加湿効果は付加される。また、加湿材4単体の性能向上を図ることができるため、加湿材4の必要枚数を減らすことができる。このため、加湿水30の供給量も低減でき、低ランニングコストで動作させることができる。
実施の形態4.
本実施の形態に係る加湿装置1について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態で示す加湿装置1は、実施の形態1と同様に空気調和機20に適用することができる。
図15は、実施の形態4に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。図16は、図15のC−C線における概略断面図である。前述の実施の形態1では、図1、図2等に示したように、空気31が通過する風向偏向板5の平板面5aに風向偏向部6を設け、風向偏向部6の先端部と加湿材4との間に一定の隙間を設けていた。一方、本実施の形態4では、図15及び図16に示すように、風下側に配置された風向偏向部6の一部が、加湿材4と接触する点が異なる。風向偏向部6の一部が対向する加湿材4に接触するものの、風向偏向部6が風路を完全に塞ぐわけではなく、図16に示すように、風向偏向部6の一部に開口6cを設け、風向偏向板5と加湿材4との間に風路が確保されている。なお、風向偏向部6に設ける開口6cの形状は、図16に示すものに限定されず、空気31の風路となる任意の形状を採用することができる。
加湿材4に加湿水30を供給して加湿運転を行う際、加湿材4の風上側の空気31から加湿されることから、水の気化熱により風下側の空気31の温度は低下する。このため、風下側の加湿材4は、低温空気が暴露される。ここで、アントワンの式から導出した水の蒸気圧の温度依存性から、温度が低くなると蒸気圧が低下する。したがって、加湿材4の風下側では蒸発性が低くなり、加湿性能向上が妨げられる。そこで本実施の形態4では、風向偏向部6の一部が、空間を隔てて設置される加湿材4と接触する構成とする。
動作については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
(実施の形態4の効果)
本実施の形態4のように、風向偏向板5の風向偏向部6の一部が、空間を隔てて設置される加湿材4と接触する構成とすることにより、加湿材4の冷熱を風向偏向板5に移動させることができる。すなわち、風向偏向部6の一部を加湿材4に接触させることにより、加湿材4に熱を供給することができる。一方、風向偏向板5には、気化熱により温度低下する前の空気31が連続的に供給されることから、加湿材4の冷熱を吸収することができるため、加湿材4の温度低下が抑制されて、加湿性能を向上させることができる。また、加湿材4単体の性能向上を図ることができるため、加湿材4の必要枚数を減らすことができる。このため、加湿水30の供給量も低減でき、低ランニングコストで動作させることができる。
また、風向偏向板5として、例えば、銅、アルミニウム若しくはニッケル等の金属、金、銀若しくは白金等の貴金属など熱伝導性が高い材料を用いることにより、本実施の形態4の一層の効果が得られる。
また、風向偏向部6が加湿材4と接触する箇所は、加湿材4の風下側が好ましい。風下側においては、水の気化熱により空気31の温度が下がるため、加湿材4の風下側で風向偏向部6と接触させることで、加湿材4の風下側部分に風向偏向部6から熱を供給することができ、加湿材4の風下側の温度低下を抑制することができる。
実施の形態5.
本実施の形態に係る加湿装置1について、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。なお、本実施の形態で示す加湿装置1は、実施の形態1と同様に空気調和機20に適用することができる。
図17は、実施の形態5に係る加湿装置1の概略構成図である。図18は、実施の形態5に係る加湿装置1を、通風方向に対して直交する直上から見た概略構成図である。
前述の実施の形態1では、図1に示したように、ノズル3は加湿材4の通風方向における中央一箇所に配置されており、この一箇所のノズル3から加湿水30を加湿材4に供給していた。一方、本実施の形態5では、図17及び図18に示すように、加湿材4の上側に、通風方向に沿って複数のノズル3が設けられている。さらに本実施の形態5では、加湿材4のうち風向偏向部6と対向する部位の上部に、各ノズル3を配置している。
前述の実施の形態1において図6に示したように、風向偏向部6を有する風向偏向板5を設けることで、金属板を設けた比較例と比べて加湿性能が大幅に増加した。一方、風向偏向部6の近傍にある加湿材4は、乱流化した空気31により加湿水30の蒸発性が高まる。通常、加湿水30は一般水道水が使用されるため、風向偏向部6の近傍にある加湿材4には水道水中の不純物が蓄積しやすい。例えば、カルシウムイオンは蒸発しないため、加湿材4中に濃縮され、気相中の二酸化炭素とカルシウムイオンとが反応することにより固形物の炭酸カルシウムが生成される。経年的に使用すると、この炭酸カルシウムが加湿材4の表面を覆い、加湿材4の吸水性能を劣化させ、最終的には加湿性能を低下させる。このため、本実施の形態5では、加湿材4のうち風向偏向部6と対向する部位の上部にノズル3を配置することで、風向偏向部6の近傍に位置する加湿水30の蒸発が進み易い部分に、加湿水30を重点的に供給する構成としている。このようにすることで、加湿材4に蓄積しようとする不純物の濃度を低下させて不純物を洗浄する。なお、加湿材4のうち風向偏向部6の作用で相対的に蒸発性の高い箇所に加湿水30を供給することのできる配置であれば、ノズル3の配置は、加湿材4における風向偏向部6と対向する部位の上部には厳密には限定されない。
動作については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
(実施の形態5の効果)
風向偏向部6の近傍の加湿材4は、乱流化した空気31により加湿水30の蒸発が進み易いが、本実施の形態5のように、蒸発が進み易い加湿材4の部位にノズル3から重点的に加湿水30を供給することにより、水道水中に含まれる不純物の加湿材4への蓄積を抑制し、加湿材4の長寿命化を図ることができる。また、加湿材4単体の性能向上を図ることができるため、加湿材4の必要枚数を減らすことができる。このため、加湿水30の供給量も低減でき、低ランニングコストで動作させることができる。
1 加湿装置、2 貯水部、3 ノズル、4 加湿材、5 風向偏向板、5a 平板面、6 風向偏向部、6a 風下側の面、6b 風上側の面、6c 開口、7 ドレンパン、8 開口部、9 隙間部、10 胴部、20 空気調和機、21 空調機筐体、22 フィルター、23 送風機、24 熱交換器、30 加湿水、31 空気。

Claims (9)

  1. 吸水性部材で形成され、立設された一以上の平板状の加湿材と、
    前記加湿材に水を供給する給水手段と、
    前記加湿材との間に隙間をあけて配置された一以上の厚みの薄い金属板からなる風向偏向板とを備え、
    前記加湿材と前記風向偏向板との隙間を、前記加湿材の風上側端部から風下側端部に向かって空気が通過し、
    前記風向偏向板の前記加湿材と対向する面には、前記加湿材に向かって突出し、前記加湿材と前記風向偏向板との間の空気の流れを偏向させる風向偏向部が設けられ、さらに、開口部が形成されている
    ことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記風向偏向部は、前記加湿材と前記風向偏向板との間の空気を前記加湿材の平面に対して法線方向へ流すことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記風向偏向部の風下側の面と、当該風向偏向部が取り付けられた前記風向偏向板の面との成す角度が、90°以下である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加湿装置。
  4. 前記風向偏向部は、前記開口部の風上側の辺から突出している
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の加湿装置。
  5. 前記風向偏向板には、複数の前記風向偏向部が通風方向に沿って設けられており、
    複数の前記風向偏向部どうしの間隔は、風下側に対して風上側の方が広い
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加湿装置。
  6. 前記風向偏向板には、複数の前記風向偏向部が通風方向に沿って設けられており、
    複数の前記風向偏向部どうしの間隔は、風下側に対して風上側の方が狭い
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の加湿装置。
  7. 前記風向偏向部の一部は、前記加湿材の風下側の部位に接触している
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の加湿装置。
  8. 前記給水手段は、前記加湿材における前記風向偏向部と対向する部位に水を供給する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の加湿装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の加湿装置を備えた空気調和機。
JP2015513581A 2013-04-22 2014-01-30 加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機 Active JP5989236B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013089317 2013-04-22
JP2013089317 2013-04-22
PCT/JP2014/052169 WO2014174867A1 (ja) 2013-04-22 2014-01-30 加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5989236B2 true JP5989236B2 (ja) 2016-09-07
JPWO2014174867A1 JPWO2014174867A1 (ja) 2017-02-23

Family

ID=51791453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015513581A Active JP5989236B2 (ja) 2013-04-22 2014-01-30 加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9777935B2 (ja)
JP (1) JP5989236B2 (ja)
CN (1) CN105143777B (ja)
CA (1) CA2907883C (ja)
DE (1) DE112014002085B4 (ja)
WO (1) WO2014174867A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9816715B2 (en) * 2012-09-18 2017-11-14 Mitsubishi Electric Corporation Humidifier and air-conditioning apparatus with humidifier
JP6076553B1 (ja) * 2016-02-09 2017-02-08 三菱電機株式会社 加湿装置及び空気調和機
US10287037B2 (en) * 2016-03-31 2019-05-14 Oceaneering International, Inc. Membrane microgravity air conditoner
DE202016105307U1 (de) * 2016-09-23 2018-01-09 Reinz-Dichtungs-Gmbh Strömungsplatte für einen Befeuchter
CN115167590B (zh) * 2022-09-08 2023-02-14 浙江省邮电工程建设有限公司 一种基于物联网终端的通信机房温湿度智能控制方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54128152A (en) * 1978-03-28 1979-10-04 Oshitani Sangiyou Kk Humidifying method and its device
JPH04306435A (ja) * 1991-04-01 1992-10-29 Daikin Ind Ltd 加湿装置
JPH04320742A (ja) * 1991-04-22 1992-11-11 Kubota Corp 空調機
JPH0533973A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Mitsubishi Electric Corp 加湿装置
JPH08128682A (ja) * 1994-09-08 1996-05-21 Japan Gore Tex Inc 加湿ユニット
JPH08178375A (ja) * 1994-12-28 1996-07-12 Japan Gore Tex Inc 加湿装置
JPH09324930A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Takasago Thermal Eng Co Ltd 空気調和装置
JP2003074917A (ja) * 2001-08-29 2003-03-12 Sanyo Electric Co Ltd 加湿器
JP2003176939A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Mitsubishi Electric Corp 加湿シート、加湿エレメント及び加湿装置
JP2005083590A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Yamato Kobo:Kk 加湿フィルター
JP2006258401A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Japan Gore Tex Inc 気液分離器及び気液分離用エレメントの排液方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1316144A (en) * 1919-09-16 Air-filter
US1367701A (en) * 1918-12-20 1921-02-08 John I Haynes Humidifier
US1394924A (en) * 1919-12-02 1921-10-25 Macfadden Bernarr Portable air cooler, moistener, and purifier
US1898591A (en) * 1927-10-17 1933-02-21 Watt Mfg Company Air conditioning apparatus
US2498427A (en) * 1945-10-17 1950-02-21 Kohut John Air conditioning system
US3087412A (en) * 1961-04-06 1963-04-30 American Air Filter Co Louvered outside air intake
JPS62172120A (ja) * 1986-01-24 1987-07-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 加湿機用エレメント材
JPH02251032A (ja) * 1989-03-23 1990-10-08 Matsushita Refrig Co Ltd 加湿器
US5315843A (en) * 1992-08-13 1994-05-31 Acma Limited Evaporative air conditioner unit
JPH07167469A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Unitika Ltd 加湿ユニット
AUPM755094A0 (en) * 1994-08-18 1994-09-08 F F Seeley Nominees Pty Ltd Intensification of evaporation and heat transfer
US20070164461A1 (en) * 2006-01-13 2007-07-19 Nein-Jung Wang Breathable liquid-volatilizing device

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54128152A (en) * 1978-03-28 1979-10-04 Oshitani Sangiyou Kk Humidifying method and its device
JPH04306435A (ja) * 1991-04-01 1992-10-29 Daikin Ind Ltd 加湿装置
JPH04320742A (ja) * 1991-04-22 1992-11-11 Kubota Corp 空調機
JPH0533973A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Mitsubishi Electric Corp 加湿装置
JPH08128682A (ja) * 1994-09-08 1996-05-21 Japan Gore Tex Inc 加湿ユニット
JPH08178375A (ja) * 1994-12-28 1996-07-12 Japan Gore Tex Inc 加湿装置
JPH09324930A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Takasago Thermal Eng Co Ltd 空気調和装置
JP2003074917A (ja) * 2001-08-29 2003-03-12 Sanyo Electric Co Ltd 加湿器
JP2003176939A (ja) * 2001-12-12 2003-06-27 Mitsubishi Electric Corp 加湿シート、加湿エレメント及び加湿装置
JP2005083590A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Yamato Kobo:Kk 加湿フィルター
JP2006258401A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Japan Gore Tex Inc 気液分離器及び気液分離用エレメントの排液方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE112014002085T5 (de) 2016-01-07
CA2907883A1 (en) 2014-10-30
CN105143777B (zh) 2018-11-16
DE112014002085B4 (de) 2021-02-04
CN105143777A (zh) 2015-12-09
US9777935B2 (en) 2017-10-03
WO2014174867A1 (ja) 2014-10-30
US20160040897A1 (en) 2016-02-11
JPWO2014174867A1 (ja) 2017-02-23
CA2907883C (en) 2018-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5955395B2 (ja) 加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機
JP6080965B2 (ja) 加湿装置、及び加湿装置を備えた空気調和機
JP5989236B2 (ja) 加湿装置及び加湿装置を備えた空気調和機
JP4818399B2 (ja) 静電霧化装置及び空気調和機
JP6076553B1 (ja) 加湿装置及び空気調和機
JP6076544B2 (ja) 加湿装置、及び加湿装置を備えた空気調和機
JP6165328B2 (ja) 加湿装置及び加湿装置付きの空気調和機
JP5686504B2 (ja) 静電霧化装置及び空気調和機
JP2014202438A (ja) 加湿器
JP6831160B2 (ja) 水噴霧型加湿装置
JP6049909B2 (ja) 加湿器
JP6890666B2 (ja) 加湿体ユニット及び加湿装置
JP6198660B2 (ja) 加湿器
JP5885653B2 (ja) 加湿装置
JP2022189727A (ja) 加湿装置
JP5627639B2 (ja) 静電霧化装置及び空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5989236

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250