JP5988659B2 - 送風機 - Google Patents

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本発明は、吸い込んだ空気を吹き出す送風機に関する。
従来、扇風機等の送風機において、所望の流量及び方向の風を送り出す送風機能に加え
て、種々の機能が付加された送風機が提案されている。
特許文献1に開示された送風機は、帯電粒子である負イオンを発生させる負イオン発生器を送風機に単純に添装した構成としている。例えば、送風機である持ち運びが容易な扇風機のファン近傍の前方又は後方に負イオン発生器を設けることにより、手軽に涼風感を得ることができると共に、負イオンによりリフレッシュ等の有益な生理学的効果を同時に得ることが可能となる。
帯電粒子を発生させる方法としては、空気中で放電を行ってH+ (H2 O)m 、O2 -(H2 O)n 等の水分子が凝集した正及び負のイオンを発生させる方法が知られている。ここで、m及びnは任意の自然数である。帯電粒子を発生させる他の方法としては、冷却した電極上における結露等で集めた水に高電圧をかけることにより、霧状の帯電した水粒子(以下、帯電水粒子と表記する。)を発生させる方法等もある。水分子が凝集したイオン、帯電水粒子等の帯電粒子は、空気中の細菌を不活性化させる等、空気を清浄化させる効果を奏する。
また、特許文献2には従来の送風機が開示されている。送風機は、モータを収容するモータ収容部、モータの出力軸に連結されており、回転することにより軸長方向へ送風するファン、該ファンを覆うファンカバー等により構成されている。モータ収容部は有底円筒状をなし、一端面からモータの出力軸が突出している。ファンは、モータ収容部から突出した出力軸に連結してある。ファンカバーは、モータ収容部の一端面にナット等により固定してある。モータ収容部は、床面に載置された基台に立設してある支柱によって支持されている。ファンカバーには取手部が取り付けられている。
また、特許文献3では、送風機のファンカバーに金属ワイヤで形成された取手部が取り付けられており、使用者は、取手部とファンカバーとの間の隙間に指先を挿入して取手部を掴んで持ち上げることにより、送風機を持ち運ぶことができる。
特開平09−245935号公報 特開平07−077194号公報 特開2009−264139号公報
しかしながら、特許文献2及び特許文献3に記載されている従来の送風機では運搬の際に使用する取手部が形成されているものの、運搬中に送風機が前後方向に揺すられるような場合、揺れに抗して取手部をしっかりと握ることができず、送風機が揺れて不安定になってしまう。実際、特許文献3に記載のように取手部が金属ワイヤで形成されている場合には、金属ワイヤが手の中で回転してしまい、揺れないように送風機を掴むことは難しい。
送風機の揺れによって生じるモーメントに抗して取手部を掴めるようにするために、取手部に断面寸法が10〜30mm四方程度のグリップ用の杆体を金属ワイヤに接着等で結合して、取手部の外形を大きくする構成とすることが考えられる。しかし、この構成では結合部分に大きな荷重が掛かって杆体が金属ワイヤから剥離してしまう虞があり、所望の結果を得ることは困難である。
そこで、断面寸法が10〜30mm四方程度の取手部をモータ収容部の円筒側面に結合してある構成とすることが考えられる。例えば、取手部を円筒状のモータ収容部とともに一体として形成し、又は取付フランジを有する別体としての取手部をモータ収容部の円筒側面に締結具により止め着けるようにすれば、取手部とモータ収容部との間の結合強度が十分確保され得る。
しかしながら、上述のファンカバーに設けてある取手部(特許文献2に記載の取手部)に代替すべく全く同じ位置に、断面寸法が10〜30mm四方程度の取手部を配置した場合、取手部の外形が大きくなった分だけ、ファンカバーと取手部との間の隙間が狭くなり、指先を挿入し難くなるという問題点がある。また、送風機の運搬中に、送風機の揺れに抗して取手部を掴むべく指先を微妙に動かす動作をした場合、ファンカバーと取手部との間の隙間が狭ければ、動かした指先にファンカバーが干渉してしまうという問題点もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、持ち運びが容易で利便性の高い送風機を提供することにある。
本発明に係る送風機は、モータの出力軸に連結してある羽根車により送風する送風機において、前記モータを収容するモータ収容部と、該モータ収容部に固定してあり、前記羽根車の外周縁部及び前記モータ側の側部を覆う鍔状をなす羽根車カバーと、該モータ収容部の外面の前記出力軸方向の中途部に立設してある取手部とを備え、前記羽根車カバーは、前記モータ収容部に嵌合する嵌合部、該嵌合部に連続して前記取手部に接触する底部、及び該底部に連続して前記取手部に対向し、外周側が前記羽根車側へ傾斜するテーパ部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、モータの出力軸に連結してある羽根車をモータにより回転駆動して送風する。モータ収容部にモータを収容し、モータ収容部に、羽根車の外周縁部及びモータ側の側部を覆う鍔状をなす羽根車カバーを固定してある。取手部がモータ収容部の外面の前記出力軸方向の中途部に立設してある。羽根車カバーは、モータ収容部に嵌合する嵌合部、この嵌合部に連続して前記取手部に接触する底部、及び該底部に連続して取手部に対向し、外周側が羽根車側へ傾斜するテーパ部を有する
根車カバーをモータ収容部に取り付ける際に、嵌合部をモータ収容部に嵌め合わせ、底部を取手部に接触させることによって径方向及び軸長方向の位置が決まり、組立が容易になる。
また羽根車カバーの底部が取手部に接触しており、羽根車カバーが取手部によって付勢支持されるので、モータによって羽根車を回転させたときに生じる振動による羽根車カバーの振れが抑制される。更に、底部に連続するテーパ部により取手部との間の隙間が十分に確保されているので、取手部が持ち易く、送風機の持ち運びが容易になる。
本発明に係る送風機は、前記取手部が、中途部に空気を通流させる通流路を有し、該通流路に放出される帯電粒子を発生させる帯電粒子発生器を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、取手部が中途部に空気を通流する通流路を有し、帯電粒子発生器により通流路に放出される帯電粒子を発生させる。帯電粒子は、通流路を通流する空気とともに、羽根車により吸い込まれ、吹き出される。羽根車から吹き出された帯電粒子により空気が浄化される。
本発明に係る送風機は、前記取手部が前記モータ収容部と一体に形成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、取手部がモータ収容部と一体に形成してあるので、取手部とモータ収容部の結合が強固になるとともに、部品点数及び組立工数が減るので、製造が容易となる。
本発明に係る送風機は、床面に載置されるべき基台に立設された支柱の上部に前記モータ収容部を連結してなる送風機本体の水平方向の略重心位置に前記取手部を配してあることを特徴とする。
本発明にあっては、送風機本体が床面に載置されるべき基台に立設された支柱の上部にモータ収容部を連結して構成されており、送風機本体の水平方向の略重心位置に取手部を配してある。これにより、送風機本体が床面に置かれた状態から、取手部を掴んで持ち上げられた状態に変化したときに、送風機本体の姿勢が変わらないので持ち運びが容易となる。
本発明によれば、羽根車の外周縁部及びモータ側の側部を覆う鍔状をなす羽根車カバーが嵌合部及び底部を有しており、モータ収容部に嵌合部を嵌め合わせ、モータ収容部の外面に立設した取手部に底部を接触させて固定してある。羽根車カバーは、径方向及び軸長方向に正しく位置決めして容易に組み立てることができ、また羽根車の回転時の振れが底部及び取手部の接触により抑制される。羽根車カバーは、底部に連続して取手部に対向し、外周側が前記羽根車側へ傾斜するテーパ部を有する。このため、取手部と羽根車カバーとの間の隙間が十分に確保され、取手部が持ち易く、送風機の持ち運びが容易になるので、利便性を高めることができる。
実施の形態1に係る扇風機の正面側の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る扇風機の背面側の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る扇風機の側面図である。 モータ収容部の内部を示す背面側からの斜視図である。 モータ収容部周辺の模式的側断面図である。 イオン発生器の外観斜視図である。 イオン発生器の電気回路図である。 扇風機の制御系統を示すブロック図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて、送風機として扇風機を例に詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る扇風機1の正面側の外観を示す斜視図、図2は、実施の形態1に係る扇風機1の背面側の外観を示す斜視図、図3は実施の形態1に係る扇風機1の側面図である。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。
扇風機1は、扇風機本体(送風機本体)10、電源コード13、及び図示しないリモートコントローラ等により構成されている。扇風機本体10は、基台11、支柱12、モータ収容部3、ファン(羽根車)4、ファンカバー(羽根車カバー)7、取手部2、及びイオン発生器9(帯電粒子発生器、図4参照)等を備えている。基台11は円盤状をなして床面に載置される。基台11の上面前側には使用者が扇風機1を動作させるための各種操作キー等を備える操作パネル11aが設けてあり、中央部やや後寄りの位置には支柱12が立設されている。ファン4、ファンカバー7、及び取手部2等は、モータ収容部3に取り付けられている。扇風機本体10は、基台11に立設されている支柱12の上部にモータ収容部3を連結してなる。電源コード13は、商用電源コンセントに着脱可能な電源プラグを有している。尚、基台11の周縁部にDC入力用のレセプタクルを設け、電源コード13が、該レセプタクルに着脱可能なプラグ及びACアダプタを備える構成とし、商用電源からの交流を直流に変換した後に扇風機本体10に供給する構成としてもよい。
図4はモータ収容部3の内部を示す背面側からの斜視図、図5はモータ収容部3周辺の模式的側断面図である。モータ収容部3は、略円柱形をなすモータ33、該モータ33を収容するケーシング30等を備えている。モータ33は、一側から突出する出力軸33aを有し、出力軸33aの先端部にファン4が取り付けてある。ケーシング30の内部には、モータ33の他、該モータ33等への電力線及び制御信号線を中継する中継回路部35が配置してある。ケーシング30は、出力軸33aの軸線方向を軸方向とする有底円筒状をなし、上部に取手部2が形成されている。ケーシング30は、軸方向の中途部で重なり合うケーシング前分体31及びケーシング後分体32により構成されている。
ケーシング前分体31は前側に底を有する円筒状をなす。ケーシング前分体31の前側底部には、出力軸33aに同心をなして係合円筒31aが設けてある。係合円筒31aの外周面には雄螺子が形成してあり、ナット34の内周面に形成してある雌螺子に螺合する。ケーシング前分体31の外周面の上部には、後述する取手部前分体21が一体的に形成してある。ケーシング前分体31は、前側底部にモータ33が螺子止めされており、後端部にケーシング後分体32の前端部を嵌め合わせて、ケーシング後分体32が螺子止めされている。したがって、螺子を外すことでケーシング前分体31に嵌合されているケーシング後分体32が取り外され、モータ33が露出する。
ケーシング後分体32は、後側に底を有する円筒状をなし、外周面の上部には、後述する取手部後分体22が一体的に形成してある。なお、ケーシング30の形状は、上述の有底円筒状に限らず、有底角筒状であってもよい。また、筒状のケーシング30の軸方向が出力軸33aに交差する軸方向であってもよく、この場合、取手部2はケーシング30の上部外面であって、出力軸33aの軸線方向の中途部に立設さえていればよい。
ファン4は、モータ33の出力軸33aに固定される円筒状のボス部42、該ボス部42に周方向に等配をなして設けられた複数の羽根41等を備えるプロペラファンである。ファン4は、モータ33の出力軸33aの回転に伴って一体的に回転する。ファン4には、該ファン4の周囲を覆う通気性のあるファンカバー7が設けてある。ファンカバー7は、ファン4の前側から外周縁部までを覆うファンカバー前分体71、ファン4を後側から外周縁部までを覆い、ファンカバー前分体71と嵌合するファンカバー後分体72を備えている。
ファンカバー後分体72は、深皿状をなし、円環状の底部72aから前方に円筒状の嵌合部72bが形成してある。嵌合部72bは出力軸33aと同軸をなし、嵌合部72bの内周面がケーシング前分体31の前側端部31bの外周面に嵌め合わせてあり、この嵌め合いによってファンカバー後分体72の径方向の位置が定まる。また、嵌合部72bの前側端部には円環状のフランジ72cが設けてある。ナット34の締め付けにより、ナット34とケーシング前分体31の前側底部とでフランジ72cが挟持された状態でファンカバー後分体72が固定される。
ファンカバー後分体72の側面部72dは、前側に広い円錐状をなし、底部72aの外周縁から外周リング72eへ連なり、ファン4の後側部及び外周縁部を覆う。側面部72dの稜線は、底部72a側で内向きに凸状をなし、外周リング72e側で外向きに凸状をなし、中間で滑らかに接続された曲線をなす。ファンカバー後分体72は、後述する取手部2と対向するテーパ部分Tを有しており、テーパ部分Tでは、外周側がファン4側へ傾斜している。なお、ファンカバー前分体71は、外周リング71eをファンカバー後分体72の外周リング72eに嵌め合わせることにより係止してあり、ファン4の前側部を覆う。
取手部2は中空の角錐台形状をなし、先端部に貫通孔23が形成されており、貫通孔23の上側の縁部が取手24となっている。取手24は、使用者が持ち易い形状及び寸法とするのが好適であり、本実施の形態では、前後幅10〜30mm程度とし、左右幅80mm〜100mm程度、高さ5〜15mm程度としてある。また、貫通孔23は使用者の手が入り易いように、開口の高さを15〜30mm程度とし、左右幅80mm〜100mm程度としてある。また、取手部2の中途部には、前後に貫通する通流路25が形成されている。なお、上述のファンカバー後分体72のテーパ部分Tは、詳細には、取手部2の中途部(上下方向の中央やや下方)から先端部の取手24にかけて対向している。さらに、取手部2は、基端部の前面でファンカバー後分体72の底部72aの外面に接触しているように構成してもよい。
取手部2は、ケーシング前分体31とともに一体形成された取手部前分体21と、ケーシング後分体32とともに一体形成された取手部後分体22とで構成されている。取手部前分体21は矩形板状をなし、取手部2の前側壁を形成している。取手部前分体21は、ケーシング前分体31の後端部寄りの位置に配してあり、ケーシング30全体で見れば、軸方向の中途部やや前寄りの位置に配してある。取手部後分体22は、中空の角錐台形状をなし、取手部2の後側壁、左右側壁、及び上部側壁を形成している。上述のように、ケーシング前分体31の後端部にケーシング後分体32の前端部を嵌め合わせたときに、取手部前分体21の周縁に取手部後分体22が形成する左右側壁、及び上部側壁の前方の縁が重なる。取手24は、取手部前分体21に形成される貫通孔23の上側の縁部に、取手部後分体22に形成される貫通孔23の上側の縁部が重なって一体化することにより形成されている。
通流路25の前側の開口には前カバー部21aが形成されており、後側の開口には後カバー部22aが形成されている。前カバー部21aは、複数の縦桟及び横桟を有しており、桟と桟との間に通気孔が形成されている。後カバー部22aは、複数の横桟を有しており、前カバー部21aと同様に、桟と桟との間に通気孔が形成されている。前カバー部21a及び後カバー部22aは、桟の間隔が約5mm程度としてあることにより、通流路25内に指が入らないようにしてある。尚、桟の配置及び間隔は上述のものに限られるものではない。
取手部2はイオン発生器9を内装する。イオン発生器9は、取手部前分体21の基端側の内壁面と、取手部後分体22に形成された通流路25の下部側壁22bの前側端面との間に挟持されている。イオン発生器9は、後述する電極部が通流路25に露出するように配置されている。また、イオン発生器9への電力及び制御信号を供給するケーブル9aは、取手部2の基端部内部からケーシング30内の中継回路部35へ接続されている。
取手部2は、扇風機本体10の水平方向の略重心位置に配してある。詳細には、扇風機本体10の前後方向の重心位置は、支柱12のやや前側にあり、この前後方向の重心位置の鉛直上方に取手部2が位置する。さらに、左右方向の重心位置は、ほぼモータ33の出力軸33a上に位置しており、該出力軸33aを含む鉛直な面に対称に取手部2が形成してある。
図6は、イオン発生器9の外観斜視図である。イオン発生器9は、電極部91,92と、イオン発生器本体93と、電極カバー94とを備えている。イオン発生器本体93は略直方体をなす箱体であり、電気回路を内蔵する。電極部91は、針状の放電電極91aと、該放電電極91aに対向する誘導電極91bとを備え、電極部92も同様に針状の放電電極92aと、該放電電極92aに対向する誘導電極92bとを備えている。電極部91,92には夫々、イオン発生器本体93の一側面に設けた二つの貫通孔夫々の内側に該貫通孔と同心をなして放電電極91a,92aを設けてある。電極カバー94は長方形の板状をなし、長手方向の両端部を折り曲げて、イオン発生器本体93に取り付けてあり、針状の放電電極91a、92aの先端部を覆う。放電電極91aと誘導電極91bとの間、及び放電電極92aと誘導電極92bとの間には、イオン発生器本体93本体内に内蔵してある電気回路により高電圧が印加される。
図7は、イオン発生器9の電気回路図である。イオン発生器9は100Vの交流電圧が供給される端子T1及び端子T2間の印加電圧を昇圧する昇圧回路90aと、昇圧回路90aが昇圧した電圧を電極部91,92に印加する電圧印加回路90bとを備えている。イオン発生器9の電気回路は、昇圧回路90aにおいて昇圧された高電圧を、電圧印加回路90bにより、放電電極91aと誘導電極91bとの間、及び放電電極92aと誘導電極92bとの間に印加することによって、電極間で放電が生じるように構成されている。
電極部91,92では、空気中の水分を放電によりイオン化することにより、正イオンとしてのH+ (H2 O)m (mは任意の自然数)と、負イオンとしてのO2 - (H2 O)n (nは任意の自然数)とを発生する。両方のイオンが空気中に放出される場合には、これらのイオンが空気中の浮遊細菌や浮遊ウィルスの表面に取り付く。そして、これらが化学反応することにより、活性種である過酸化水素(H2 2 )及び/又は水酸基ラジカル(・OH)が生成され、空気中の浮遊細菌や浮遊ウィルス等を殺菌または不活性化することができる。
イオン発生器9は、上述のように、取手部前分体21の基端側の内壁面と、取手部後分体22に形成された通流路25の下部側壁22bの前側端面との間に挟持されている。イオン発生器9の放電電極91a,92aには高電圧が印加されるので、取扱いの安全上、外殻をなす部分との間に所定の距離を取ることが要求される。具体的には、取手部後分体22の後側壁が上方に行くほどファン4側へ傾斜しているため、後カバー部22aの中途部及び前カバー部21aの中途部が放電電極91a,92aに最も近い位置にあるが、前カバー部21aの中途部の前方にはファンカバー後分体72が位置するので、前方側は問題とならない。本実施の形態によれば、高圧機器に要求される安全距離を考慮して、放電電極91a,92aと後カバー部22aの中途部の後面との距離を30mm以上としている。この距離は安全のためには大きいほど良いが、不要に大きいと取手部分が肥大化し、ひいては扇風機1そのものが肥大化して取扱いにくくなるため、工業会の安全基準等を基準にしてあまり大きくならないように決定されるのがよい。
放電電極91a,92aは、前カバー部21a及び後カバー部22a以外の方向に関し、上側には通流路25の上壁が存在し、下側にはケーシング前分体31及びケーシング後分体32が存在することによって覆われているため安全上の問題はない。ただし、イオン発生器9の下方にはモータ33が位置しており、イオン発生器9で発生したイオンがモータ33を構成する金属部分に吸収される虞があるので、イオン発生器9とモータ33との間に仕切り板を配しておくとよい。
図8は、扇風機1の制御系統を示すブロック図である。基台11にはマイコン等を用いた制御装置8を内蔵し、扇風機1の動作を制御する。基台11に設けてある操作パネル11aには、扇風機1の電源の入切りを行う運転スイッチ(以下、運転SW)81、イオン発生器9の運転要否を選択する運転モード切替スイッチ(以下、運転モード切替SW)82、風量を選択する風量切替スイッチ(以下、風量切替SW)83、タイマー運転を選択するタイマースイッチ(以下、タイマーSW)84が設けてあり、各スイッチにより、使用者による操作信号を受け付けて、制御装置8に与える。また、操作パネル11aには、操作結果を表示する表示手段85、使用者へ操作結果を報知する報知手段86が設けてある。
以上のように構成された扇風機1において、運転SW81をオンにすると、モータ33に電力が供給されてモータ33の出力軸33aが回転する。出力軸33aの回転に伴って、出力軸33aに固定されたファン4が回転し、ファンカバー後分体72を通して空気を吸い込み、ファンカバー前分体71を通して空気を吹き出して、送風運転が行われる。風量切替SW83が押下されることにより、制御装置8はモータ33の回転数を切替える制御を行い、例えば風量が「強風」、「涼風」、「弱風」のように切替わる。また、タイマーSW84が押下されることにより、制御装置8は、一定時間後に運転を停止すべく計時手段8aによる計時を開始し、一定時間に達したときに送風運転を停止する。
また、運転モード切替SW82によってイオン発生運転が選択されると、イオン発生器9にも電力が供給され、正イオン及び負イオンが発生する。発生した正イオン及び負イオンは、通流路25に放出され、ファン4の回転によって通流路25内に生じる気流(後方から前方へ向かう気流)に乗ってファン4側へ送り込まれ、ファンカバー後分体72を通して吸い込まれ、ファンカバー前分体71を通して前方へ吹き出され、扇風機1の前方の空間に放散される。
本実施の形態では、扇風機の羽根として所謂プロペラファンが用いられている。プロペラファンは、構成する羽根の数に対応してファン4の回転軸を中心とするらせん気流を発生させる。らせん気流は、ファン4の回転軸まわりに回転しながら下流方向へ流れるとともに、径方向外向きに空気を拡散させながら進行するという性質を有する。
このため、図5の白抜き矢印に示すように、イオン発生器9により発生したイオンは、通流路25を後方から前方へ通流する気流に乗ってファン4によって吸い込まれた後、ファン4の回転軸に近い部分の気流Aに乗ってほぼ直進して前方に達するイオンと、回転軸から遠い部分の気流Bに乗って室内に拡散するイオンとに分かれる。
扇風機1の前方側から操作を行う使用者は、当然扇風機1の前方に位置している。前方に位置する使用者に直接届けるべきイオンの量と、室内に広く拡散させて室内環境を改善するイオンの量とを好ましいバランスに調整するために、本実施の形態では、イオン発生器9の放電電極91a,92aの径方向の位置(イオンが発生する位置)を、ファン4の羽根41の径方向の長さの半分の位置(基端部と先端部との間の略中間位置)となるようにしてある。なお、イオン発生器9の放電電極91a,92aの径方向の位置は、羽根41によって発生する気流に基づいて適宜定めればよく、上述の位置に限られるものではない。
正イオン及び負イオンは、扇風機1の前方の空間に放散されることにより、空気中に浮遊するインフルエンザウィルス等のウィルス、病原菌を死滅又は不活性化させ、ウィルス及び病原菌の数を減少させる。また、本実施の形態ではイオン発生器9が正イオン及び負イオンを発生するものとしているが、負イオンのみを発生するイオン発生器であってもよい。この場合、従来より、負イオンによって、涼風感を得ることができるとともに、リフレッシュ等の有益な生理学的効果が得られるとされている。
また、使用者は、送風運転が停止している状態等で扇風機1の取手24に指先を挿入して持ち上げることにより扇風機1を運搬することができる。取手部2が水平方向(前後及び左右方向)の略重心位置に形成してあるので、床面に置かれた姿勢とほぼ同じ姿勢のまま扇風機1が持ち上がる。運搬時に前後方向に揺れても、取手24が大きく使用者の手の中でしっかりと掴むことができる。
以上のとおり、本実施の形態によれば、モータ33の出力軸33aに連結してあるファン4をモータ33により回転駆動して送風する。モータ収容部3にモータ33を収容し、モータ収容部3の出力軸33a側の端部に、ファン4の外周縁部及びモータ33側の側部を覆う鍔状をなすファンカバー後分体72を固定してある。取手部2がモータ収容部3の外面における出力軸33aの軸線方向の中途部に立設してある。ファンカバー後分体72は、取手部2に対向し、外周側がファン4側へ傾斜するテーパ部Tを有するので、取手部2とファンカバー後分体72との間の隙間が十分に確保され、取手部2が持ち易く、扇風機1の持ち運びが容易になり、利便性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、ファンカバー後分体72がモータ収容部3のケーシング前分体31の前側端部31bの外周面に嵌め合う筒状の嵌合部72bを有する。これにより、ファンカバー後分体72をモータ収容部3に取り付ける際に、嵌合部72bをケーシング前分体31の前側端部31bの外周面に嵌め合わせることによって径方向の位置が決まり、組立が容易になる。
また、本実施の形態によれば、ファンカバー後分体72が取手部2に接触していてもよく、この場合、ファンカバー後分体72が取手部2によって付勢支持されるので、モータ33によってファン4を回転させたときに生じる振動によるファンカバー7の振れが抑制される。
また、本実施の形態によれば、取手部2が、中途部に空気を通流する通流路25を有し、イオン発生器9により通流路25に放出される正及び負イオンを発生させる。正及び負イオンは、通流路25を通流する空気とともに、ファン4により吸い込まれ、吹き出される。ファン4から吹き出された正及び負イオンにより空気が浄化される。
また、本実施の形態によれば、取手部2がモータ収容部3のケーシング30と一体に形成してある。具体的には、取手部2が、ケーシング前分体31とともに一体形成されている取手部前分体21と、ケーシング後分体32とともに一体形成されている取手部後分体22とで構成されている。このため、取手部2とケーシング30との結合が強固になるとともに、部品点数及び組立工数が減るので、製造が容易となる。
また、本実施の形態によれば、扇風機本体10が床面に載置されるべき基台11に立設された支柱12の上部にモータ収容部3を連結して構成されており、扇風機本体10の水平方向(前後及び左右方向)の略重心位置に取手部2を配してある。これにより、扇風機本体10が床面に置かれた状態から、取手部2を掴んで持ち上げられた状態に変化したときに、扇風機本体10の姿勢が変わらないので持ち運びが容易となる。
また、本実施の形態によれば、モータ収容部3の外面に取手部2を立設してある。取手部2の中途部に空気を通流する通流路25を設け、通流路25に放出される正及び負イオンを発生するイオン発生器9が取手部2の基端部に内装してある。これにより、外部からイオン発生器9に触れることが防止され、安全性を確保することができる。また、取手部2はファン4の後方に位置しており、前方への送風機能への影響は少ない。また、イオン発生器9で発生した熱は上昇して通流路25を流れる空気によって排熱されるので、イオン発生器9の温度上昇を抑えることができる。また、イオン発生器9へ電力及び制御信号を供給するケーブル9aは、取手部2の基端部内部からケーシング30内の中継回路部35へ接続されているので、イオン発生器9のケーブル配線を簡潔化することができる。
また、本実施の形態によれば、通流路25の開口に前カバー部21a及び後カバー部22aを配してあり、イオン発生器9は、通流路25に露出している放電電極91a,92aと、放電電極91a,92aに対向し、放電電極91a,92aとの間で高電圧が印加される誘導電極91b,92bとを備える。放電電極91a,92aが通流路25内に露出しているので、放電電極91a,92aの近傍で発生した正及び負イオンが通流路25内の気流に乗って運ばれやすく、より効果的に正及び負イオンを放散できる。通流路25の開口には前カバー部21a及び後カバー部22aが配してあるので、誘導電極91b,92bとの間で高電圧が印加される放電電極91a,92aが通流路25に露出していても、外部から放電電極91a,92aに触れることが防止される。
また、本実施の形態によれば、取手部2が出力軸33aの軸線方向の中途部で重なる二つの分体からなる。具体的には、取手部2が、ケーシング前分体31とともに一体形成されている取手部前分体21と、ケーシング後分体32とともに一体形成されている取手部後分体22とで構成されている。イオン発生器9は、取手部前分体21の基端側の内壁面と、取手部後分体22に形成された通流路25の下部側壁22bの前側端面との間に挟持されているので、イオン発生器9の取り付けが容易である。
本実施の形態においては、帯電粒子として水分子が凝集したイオンを発生させる形態を示したが、この形態に限られることなく、送風機が帯電水粒子等の帯電粒子を発生させる形態であってもよい。
なお、本発明は、本実施の形態だけに限ることなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲及びそれと均等な範囲に及ぶものとする。
1 扇風機(送風機)
10 扇風機本体(送風機本体)
11 基台
12 支柱
2 取手部
21a 前カバー部(通気カバー)
22a 後カバー部(通気カバー)
25 通流路
3 モータ収容部
33 モータ
33a 出力軸
4 ファン(羽根車)
7 ファンカバー(羽根車カバー)
9 イオン発生器(帯電粒子発生器)
91a,92a 放電電極
91b,92b 誘導電極

Claims (4)

  1. モータの出力軸に連結してある羽根車により送風する送風機において、
    前記モータを収容するモータ収容部と、
    該モータ収容部に固定してあり、前記羽根車の外周縁部及び前記モータ側の側部を覆う鍔状をなす羽根車カバーと、
    該モータ収容部の外面の前記出力軸方向の中途部に立設してある取手部と
    を備え、
    前記羽根車カバーは、前記モータ収容部に嵌合する嵌合部、該嵌合部に連続して前記取手部に接触する底部、及び該底部に連続して前記取手部に対向し、外周側が前記羽根車側へ傾斜するテーパ部を有することを特徴とする送風機。
  2. 前記取手部は、中途部に空気を通流させる通流路を有し、
    該通流路に放出される帯電粒子を発生させる帯電粒子発生器を備えることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記取手部は前記モータ収容部と一体に形成してあることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の送風機。
  4. 床面に載置されるべき基台に立設された支柱の上部に前記モータ収容部を連結してなる送風機本体の水平方向の略重心位置に前記取手部を配してあることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1つに記載の送風機。
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