JP5986938B2 - 光学ガラス、精密プレス成形用ガラス素材、光学素子およびその製造方法 - Google Patents

光学ガラス、精密プレス成形用ガラス素材、光学素子およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、光学ガラス、精密プレス成形用プリフォーム、光学素子およびその製造方法に関する。詳しくは、高屈折率・高分散特性を有するリン酸系光学ガラスであって、精密プレス成形に好適な光学ガラス、この光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォームおよび光学素子、ならびにこの精密プレス成形用プリフォームを精密プレス成形する光学素子の製造方法に関する。
ガラスのネットワークフォーマーとしてリン酸を多く含む所謂リン酸系光学ガラスとしては、特許文献1〜7に記載されているように様々な屈折率を有するものが知られている。それらの中でも、高い屈折率とともに高分散特性(低アッベ数)を有する光学ガラスは、各種レンズなどの光学素子材料として需要が高い。例えば、高屈折率低分散性のレンズと組合せることにより、コンパクトで高機能な色収差補正用の光学系を構成することができるからである。さらに、高屈折率高分散特性のレンズの光学機能面を非球面化することにより、各種光学系の一層の高機能化、コンパクト化を図ることができる。
特開2003−238197号公報 特開2003−160355号公報 特開2008−303112号公報 特開2009−96646号公報 特開2012−17261号公報 特開平8−157231号公報 特開平6−345481号公報
光学素子の製造方法としては、精密プレス成形法が知られている。精密プレス成形法は、研削、研磨等の機械加工を行うことなく光学素子の光学機能面を形成する方法であり、非球面レンズなど、研削、研磨などの加工では手間とコストがかかるガラス製光学素子を効率よく製造できる方法である。したがって上述のリン酸系光学ガラスは、高屈折率・高分散特性とともに、精密プレス成形に適した性質(良好な精密プレス成形性)を有することが、非球面レンズ等の光学素子を生産性よく製造するために望ましい。
そこで本発明の一態様は、高屈折率・高分散特性を有するとともに、精密プレス成形法に好適なリン酸系光学ガラスを提供する。
更に本発明の一態様によれば、上述の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォームおよび光学素子、ならびにこの精密プレス成形用プリフォームを精密プレス成形する光学素子の製造方法が提供される。
本発明の一態様は、酸化物基準のガラス組成において、
25 24〜34質量%、
23 0質量%超4質量%以下、
Na2O、K2O、およびLi2Oを合計で12〜20質量%、
Nb25 15〜30質量%、
TiO2 8〜15質量%、
Bi23 4〜25質量%、
を含み、
質量比(TiO2/Nb25)が0.36〜1.00の範囲であり、
質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜1.67の範囲であり、
屈折率ndが1.78以上1.83未満、かつアッベ数νdが20〜25の範囲である光学ガラス、
に関する。
上述の一態様にかかる光学ガラスは、必須成分として、P25、B23、Nb25、TiO2、Bi23、アルカリ金属酸化物(Na2O、K2O、およびLi2Oからなる群から選ばれる一種以上)を含むとともに、光学ガラスに高屈折率高分散特性を付与するために有用な成分であるTiO2とNb25との比率、良好な精密プレス成形性を付与することができる成分であるBi23とNb25との比率が規定されている。こうして1.78以上1.83未満の屈折率ndおよび20〜25の範囲のアッベ数νdという高屈折率高分散特性を有するとともに、精密プレス成形に好適なリン酸系光学ガラスを得ることが可能となる。
本発明の一態様によれば、精密プレス成形用プリフォームを得るために好適な、高屈折率高分散特性を有するリン酸系光学ガラスを提供することができる。更なる一態様によれば、上述の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォームおよび光学素子も提供される。
[光学ガラス]
本発明の一態様にかかる光学ガラスは、酸化物基準のガラス組成において、P25を24〜34質量%、B23を0質量%超4質量%以下、Na2O、K2O、およびLi2Oを合計で12〜20質量%、Nb25を15〜30質量%、TiO2を8〜15質量%、Bi23を4〜25質量%含み、質量比(TiO2/Nb25)が0.36〜1.00の範囲であり、質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜1.67の範囲であり、屈折率ndが1.78以上1.83未満、かつアッベ数νdが20〜25の範囲である光学ガラスである。
以下、その詳細について説明する。
前述の通り、本発明では光学ガラスのガラス組成を酸化物基準で表示する。ここで「酸化物基準のガラス組成」とは、ガラス原料が熔融時にすべて分解されて光学ガラス中で酸化物として存在するものとして換算することにより得られるガラス組成をいうものとする。また、特記しない限り、ガラス組成は質量基準で表示するものとする。
本発明におけるガラス組成は、ICP−AES(Inductively Coupled Plasma - Atomic Emission Spectrometry)により求められたものである。また、本分析方法により求められた分析値は、±5%程度の測定誤差を含んでいる。
また、本明細書および本発明において、構成成分の含有量が0%とは、この構成成分が実質的に含まれないことを意味し、この構成成分の含有量が不純物レベル程度以下であることを指す。
25はリン酸系ガラスにおいてガラス形成成分として欠かせない成分である。リン酸系ガラスは比較的低い温度でガラスを熔解することができ、可視域の透過率が高いという特徴を有する。また同じガラス形成成分であるSiO2やB23と比べてP25 は高分散側に位置する成分であり、上述のアッベ数νdを示す高分散特性を得るために、その含有量は24%以上とする。好ましくは27%以上、より好ましくは28%以上である。ただし、過剰量導入するとガラスが失透しやすくなるため、その含有量は34%以下とする。好ましくは31%以下、より好ましくは30%以下である。
SiO2は、上述の光学ガラスに添加可能な任意成分であり、耐失透性を高める作用を有する。高屈折率特性を得る観点から、上述の光学ガラスがSiO2を含む場合、SiO2含有量は1.2%以下であることが好ましい。より好ましくは1.0%以下であり、さらに好ましくは0.5%未満、一層好ましくは0.4%以下であり、導入しなくても(SiO2含有量が0%でも)よい。
23は、リン酸系ガラスに適量添加することにより耐失透性を高める作用を有する成分である。そのため上述の光学ガラスには必須成分として、0%超導入する。B23含有量は、好ましくは0.4%以上、より好ましくは0.7%以上である。ただし、過剰量含まれると高屈折率・高分散特性を実現することが困難となるため、その含有量は4%以下とする。好ましくは3%以下、より好ましくは1.5%以下である。
ここで、B23含有量0%とは、B23がガラス中に不純物レベル程度に微量に含有されている場合を含む。したがって、B23含有量が0%超とは、B23が不純物レベル程度を超えて含有されていることを指す。具体的には、例えば700ppm(質量比)以上、または1000ppm(質量比)以上である。
精密プレス成形に好適なガラスが有することが望ましいガラス特性としては、低ガラス転移温度であることが挙げられる。これは、ガラス転移温度Tgが高いガラスをプレス成形するためにはプレス成形温度を高温にする必要があるが、精密プレス成形温度が高くなると、成形型自体や成形型の成形面に設けられている離型膜が損傷してしまうからである。精密プレス成形法では、研削、研磨等の機械加工なしに成形型成形面を転写することにより光学機能面を形成する。したがって、成型型や離型膜が損傷し成形面が粗くなると、その粗い表面形状が光学素子に転写されてしまい、高い表面平滑性を有する光学機能面を得ることができなくなってしまう。
以上の点から、上述の光学ガラスは、比較的低いガラス転移温度、具体的には520℃以下のガラス転移温度を有することが好ましい。ガラス転移温度は、より好ましくは510℃以下、更に好ましくは500℃以下、一層好ましくは490℃以下である。また、ガラス安定性の観点からは、ガラス転移温度は460℃超であることが好ましく、465℃以上であることがより好ましく、470℃以上であることが更に好ましい。
上述のような精密プレス成形に好適な低Tgを実現するためには、P25含有量とB23含有量との質量比(B23/P25)を、0超かつ0.1以下とすることが好ましい。より好ましくは、0超かつ0.083以下である。
また、低ガラス転移温度を実現する観点から、上述の光学ガラスにおいて、アルカリ金属酸化物Na2O、K2O、およびLi2Oの合計含有量は、12%以上とする。他方、耐失透性を維持する観点からは、その合計含有量は20%以下とする。好ましくは17%以下、より好ましくは16%以下である。
上述の光学ガラスはアルカリ金属酸化物として、Li2O、Na2OおよびK2Oからなる群から選ばれる一種または二種以上を含むことができる。アルカリ金属酸化物としては、少なくともNa2Oを導入することが、低いガラス転移温度を示す光学ガラスを得るうえで有利である。ガラス転移温度を下げる観点からは、上述の光学ガラスにおけるNa2O含有量は2%以上とすることが好ましく、4%以上とすることがより好ましく、5%以上とすることが更に好ましい。他方、ガラスの耐失透性の観点からは、Na2O含有量は12%以下とすることが好ましく、9%以下とすることがより好ましく、8%以下とすることが更に好ましい。
その他のアルカリ金属酸化物、K2OおよびLi2Oも、いずれもガラス転移温度を低下させるために添加することができる成分である。上述の光学ガラスのK2O含有量は、例えば2%以上とすることができ、4%以上であることが好ましい。Li2O含有量は、例えば1%以上とすることができ、2%以上であることが好ましい。また、耐失透性の観点からは、K2O含有量は、例えば8%以下とすることができ、7%以下であることが好ましい。Li2O含有量は、例えば5%以下とすることができ、4%以下であることが好ましい。
Nb25は、高屈折率・高分散特性を得るために不可欠な成分であり、また耐久性を高める効果のある成分でもある。Nb25が15%未満では、目的とする高屈折率・高分散特性を得ることが困難となり、30%を超えるとガラスの耐失透性が低下する。したがって上述の光学ガラスでは、Nb25含有量は15〜30%の範囲とする。より好ましい高屈折率・高分散特性を実現する観点から、Nb25含有量は25%以下とすることが好ましく、22%以下とすることがより好ましく、20%以下とすることが一層好ましい。また、耐失透性の観点からは、Nb25含有量は16%以上とすることが好ましく、18%以上とすることがより好ましい。
TiO2は、適量添加することにより、ガラスに高屈折率・高分散特性を与えることができる成分であり、上述の光学ガラスに8%以上導入する。TiO2含有量は、好ましくは9%以上、より好ましくは10%以上である。ただし、その含有量が15%を超えると耐失透性が低下するため、上述の光学ガラスにおけるTiO2含有量は15%以下とする。好ましくは13%以下、より好ましくは12%以下である。
Bi23はガラス転移温度を下げ精密プレス成形を向上するために有用な成分である。したがって上述の光学ガラスにはBi23を4%以上導入する。Bi23含有量は、好ましくは6%以上、より好ましくは10%以上である。ただし、過剰量導入すると耐失透性が低下するため、上述の光学ガラスにおけるBi23含有量は25%以下とする。好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下である。
Nb25、TiO2、Bi23の各含有量については先に説明した通りである。更に、上述の光学ガラスでは、質量比(TiO2/Nb25)は0.36〜1.00の範囲であり、質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜1.67の範囲である。高屈折率・高分散特性を付与するために有用な成分であるNb25およびTiO2、ならびに精密プレス成形性の向上に有用な成分であるBi23の比率を、上述の範囲内とすることにより、1.78以上1.83未満の屈折率ndおよび20〜25の範囲のアッベ数νdという高屈折率・高分散特性を有するとともに、精密プレス成形に好適なリン酸系光学ガラスを得ることができる。高屈折率・高分散特性と精密プレス成形性を両立する観点から、質量比(TiO2/Nb25)は、下限は0.40以上であることが好ましく、0.50以上であることがより好ましく、0.55以上であることがより一層好ましい。上限は、0.80以下であることが好ましく、0.70以下であることがより好ましく、0.60以下であることがより一層好ましい。一方、同様の観点から、質量比(Bi23/Nb25)は、下限は0.20以上であることが好ましく、0.40以上であることがより好ましく、0.50以上であることが一層好ましく、0.60以上であることがさらに好ましい。上限は、0.87以下であることが好ましく、0.80以下であることがより好ましく、0.70以下であることがより一層好ましい。
上述の光学ガラスには、アルカリ土類金属酸化物MgO、CaO、SrOおよびBaOの一種または二種以上が含まれていてもよい。アルカリ土類金属酸化物は、ガラス安定性を高める作用を有する成分であるが、屈折率の低下や分散性の低下を招く場合がある。したがって、アルカリ土類金属酸化物MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量は2%以下に抑えることが好ましく、0%であってもよい。
アルカリ金属酸化物とアルカリ土類金属酸化物の合計含有量(Li2O+Na2O+K2O+MgO+CaO+SrO+BaO)は、高屈折率・高分散特性を実現する観点からは、12〜17%の範囲とすることが好ましい。上限値は、より好ましくは17%以下であり、更に好ましくは16%以下である。
また、各アルカリ土類金属酸化物の含有量については、MgO含有量の好ましい下限値は0%以上であり、好ましい上限値は2%以下である。CaO含有量は好ましい下限値は0%以上であり、好ましい上限値は2%以下であり、より好ましくは1%未満である。SrO含有量の好ましい下限値は0%以上であり、好ましい上限値は2%以下である。BaO含有量の好ましい下限値は0%以上であり、好ましい上限値は2%以下である。
WO3は、上述のガラスに添加可能な任意成分であり、ガラスの低Tg化に寄与し精密プレス成形性を向上する作用を有する。精密プレス成形に好適な光学ガラスとする観点からは、上述の光学ガラスに3%以上のWO3が含まれることが好ましい。より好ましくは6%以上、更に好ましくは10%以上である。一方、耐失透性の観点からは、WO3含有量は23%以下とすることが好ましく、20%以下とすることがより好ましく、13%未満とすることが一層好ましい。
ガラスの低Tg化の観点からは、Nb25含有量に対するWO3含有量の比率を、質量比(WO3/Nb25)が0.12〜0.92の範囲となるように調整することが好ましい。高屈折率・高分散特性と低Tg化を両立する観点から、質量比(WO3/Nb25)の下限値は、より好ましくは0.20、更に好ましくは0.50であり、より一層好ましくは0.55である。上限値は、より好ましくは0.80、更に好ましくは0.70である。
上述の光学ガラスには、更に任意成分として、屈折率調整のためにZnO、Al23、Ta25を添加することもできる。ZnO、Al23、Ta25の含有量は、それぞれ例えば0〜5%の範囲とすることができ、0〜3%の範囲とすることが好ましい。また、La23、Y23、Gd23、Cs2O、ZrO2、PbO等の成分を、それぞれ例えば0〜1%の範囲の量で、本発明の目的を損わない範囲で添加してもよい。また、SnO2、Sb23は、外割添加量として、それぞれ例えば0〜1%の範囲の量で上述の光学ガラスに添加してもよい。
以上、上述の光学ガラスのガラス組成について説明した。次に、上述の光学ガラスのガラス特性について説明する。
上述の光学ガラスは、1.78以上1.83未満の屈折率ndおよび20〜25の範囲のアッベ数νdを有する高屈折率高分散光学ガラスである。屈折率ndは、下限値は好ましくは1.790以上であり、より好ましくは1.795以上であり、更に好ましくは1.800以上である。上限値は、好ましくは1.820以下であり、より好ましくは1.815以下であり、更に好ましくは1.810以下である。アッベ数νdは、下限値は好ましくは21.0以上であり、より好ましくは22.0以上である。上限値は、好ましくは24.0以下であり、より好ましくは23.5以下である。以上の屈折率ndおよびアッベ数νdを有する光学ガラスは、光学系において有用である。
高屈折率高分散ガラスとしては、同じ屈折率ndにおいてアッベ数νdが小さなものほど、光学系における有用性が高い。この点から上述の光学ガラスの好ましい一態様としては、屈折率とアッベ数νdが、下記式(1)を満たすガラスを挙げることができる。 nd≦15/νd+1.18 …(1)
先に説明した組成調整を行うことで、前述の範囲の屈折率ndおよびアッベ数νdを有するとともに、式(1)を満たす光学ガラスを得ることができる。
その他のガラス物性として、上述の光学ガラスのガラス転移温度については、先に説明した通りである。低Tg化に有効な組成の一例としては、以下の組成を挙げることもできる。単にアルカリ金属酸化物またはアルカリ土類金属酸化物等の含有量を増やすことによりTgを下げることができるが、結果として耐候性が悪化してしまう場合がある。これに対し、耐候性を維持しつつ、精密プレス成形に適した低Tg化を図ることができる好ましい組成としては、以下の組成が挙げられる。
(A)Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17%の範囲であり、かつ質量比(B23/P25)が0超かつ0.1以下の範囲である組成。好ましくは、Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17%の範囲であり、かつ質量比(B23/P25)については、好ましくは0超かつ0.083以下の範囲である組成。
(B)Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17%の範囲であり、かつ質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜1.67の範囲である組成。好ましくは、Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17%の範囲であり、かつ質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜0.87の範囲である組成。
(C)Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17%の範囲であり、かつ質量比(WO3/Nb25)が0.12〜0.92の範囲である組成。
(D)Li2O、Na2OおよびK2Oの合計含有量が12〜20%の範囲であり、かつ質量比(WO3/Nb25)が0.12〜0.92の範囲である組成。
(E)Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜20%の範囲であり、かつ質量比(WO3/Nb25)が0.12〜0.92の範囲である組成。
また、高分散特性と低Tg化を両立するうえで有効な組成の一例としては、以下の組成を挙げることができる。
(F)質量比(TiO2/Nb25)が0.36〜1.00の範囲であり、かつLi2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17%の範囲である組成。好ましくは、質量比(TiO2/Nb25)が0.40〜0.80の範囲であり、かつLi2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量の好ましい範囲は12〜17%の範囲である組成。
精密プレス成形性の点から光学ガラスが有することが望ましいガラス特性としては、液相温度が低いことを挙げることもできる。液相温度の低いガラスは、軟化点付近での失透安定性が高いため、プリフォームを昇温して軟化し精密プレス成形することで、失透のない高い透明性を有する光学素子を得ることができるからである。この点から、上述の光学ガラスは、1000℃以下の液相温度を有することが好ましい。液相温度は、より好ましくは970℃以下、更に好ましくは960℃以下である。また、ガラス安定性の観点からは、液相温度は850℃以上であることが好ましく、880℃以上であることがより好ましい。
以上説明したように、上述の光学ガラスは、高屈折率・高分散特性を有する、精密プレス成形に好適な光学ガラスである。
光学ガラスは、目的のガラス組成が得られるように、原料である酸化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、水酸化物などを秤量、調合し、十分に混合して混合バッチとし、熔融容器内で加熱、熔融し、脱泡、攪拌を行い均質かつ泡を含まない熔融ガラスを作り、これを成形することによって得ることができる。具体的には公知の熔融法を用いて作ることができる。
[精密プレス成形用プリフォーム]
本発明の一態様は、上述の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォームに関する。精密プレス成形用プリフォーム(以下、プリフォームともいう)は、精密プレス成形に供されるガラス塊を意味し、精密プレス成形品の質量に相当するガラス成形体である。また、精密プレス成形とは、モールドオプティクス成形とも呼ばれ、光学素子の光学機能面をプレス成形型の成形面を転写することにより形成する方法である。なお、光学機能面とは光学素子において、制御対象の光を屈折したり、反射したり、回折したり、入出射させる面を意味する。レンズにおけるレンズ面などがこの光学機能面に相当する。
プリフォームは、研削、研磨等の冷間加工を経て作製してもよく、研削、研磨等の冷間加工を経ずに熔融ガラスから成形品を得る熱間加工(熱間成形ともいう)により作製してもよい。高機能性ガラスを使用した非球面レンズを低コストで大量に安定供給するためには、熱間加工により得られたプリフォームを精密プレス成形することが好ましい。この熱間加工に適したガラス特性としては、低Tgであること、液相温度が低いこと等が挙げられる。上述の光学ガラスは、これらガラス特性を有し得るものであるため、熱間加工によりプリフォームを得るためにも好適なガラスである。
熱間加工によりプリフォームを作製する一実施態様によれば、前述の光学ガラスが得られるようなガラス原料を熔解、清澄、攪拌して均一な熔融ガラスを作る。その後、この熔融ガラスを白金製または白金合金製のパイプから流出させて、所定量の溶融ガラスからガラス塊を作製し、これを用いて熱間成形品を成形する。本実施形態では、熔融ガラスを上述のパイプの流出口から連続して流出させ、流出口より流出したガラスの先端部分を分離して所定量のガラス塊を得る。得られたガラス塊をガラスが塑性変形可能な温度範囲にある間にプリフォーム形状に成形する。流出ガラスの先端部分の分離方法としては、滴下法と降下切断法を例示できる。上述の光学ガラスを用いることにより、ガラスを失透させることなく、パイプ流出口から流出したガラス先端部分を分離することができる。流出スピード、流出温度を一定に保ち、滴下条件または降下条件も一定に保つことにより、一定重量のプリフォームを再現性よく高精度に製造することができる。本実施態様によれば、例えば1〜5000mgの質量のプリフォームを、高い質量精度のもとに製造することができる。
一実施態様では、分離したガラス先端部分は、例えば、凹状の成形面からガスが噴出する成形型で受け、ガスの風圧によって浮上、回転させることによって球状、楕円球状などのプリフォームに成形される。このような成形方法は、浮上成形法と呼ばれる。または、熔融ガラス塊を下型と上型とによりプレス成形することによりプリフォームを得る方法も知られており、上述の熱間成形に使用することができる。こうして製造された熱間成形品には、必要に応じて表面に公知の離型膜を設けてもよい。
[光学素子およびその製造方法]
本発明の他の一態様は、
上述の光学ガラスからなる光学素子;および、
上述の精密プレス成形用プリフォームを加熱により軟化した状態で、プレス成形型を用いて精密プレス成形することにより光学素子を作製する工程を備える光学素子の製造方法、
に関する。
精密プレス成形法は、モールドオプティクス成形法とも呼ばれ、既に当該発明の属する技術分野においてはよく知られたものである。光学素子の光線を透過したり、屈折させたり、回折させたり、反射させたりする面を光学機能面と呼ぶ。例えばレンズを例にとると非球面レンズの非球面や球面レンズの球面などのレンズ面が光学機能面に相当する。精密プレス成形法はプレス成形型の成形面を精密にガラスに転写することにより、プレス成形で光学機能面を形成する方法である。つまり光学機能面を仕上げるために研削や研磨などの機械加工を加える必要がない。精密プレス成形法は、レンズ、レンズアレイ、回折格子、プリズムなどの光学素子の製造に好適であり、特に非球面レンズを高生産性のもとに製造する方法として最適である。
上述のプリフォームは、精密プレス成形に適したガラス特性である低Tgを有し得るものであるため、ガラスのプレス成形としては比較的低い温度でプレスが可能である。したがって、プレス成形型の成形面への負担が軽減されるため、成形型の寿命を延ばすことができるとともに、成形型成形面が損傷を受け粗くなること防ぐこともできる。
精密プレス成形法の一実施態様では、表面が清浄状態のプリフォームを、プリフォームを構成するガラスの粘度が105〜1011Pa・sの範囲を示すように再加熱し、再加熱されたプリフォームを上型、下型を備えた成形型によってプレス成形する。成形型の成形面には必要に応じて離型膜を設けてもよい。なお、プレス成形は、成形型の成形面の酸化を防止する上から、窒素ガスや不活性ガス雰囲気で行うことが好ましい。プレス成形品は成形型より取り出され、必要に応じて徐冷される。成形品がレンズなどの光学素子の場合には、必要に応じて表面に光学薄膜をコートしてもよい。
このようにして、屈折率ndが1.78以上1.83未満の範囲であり、アッベ数νdが20〜25の範囲であって、精密プレス成形に好適なリン酸系光学ガラスからなるレンズ、レンズアレイ、回折格子、プリズムなどの光学素子を高精度に生産性よく製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づき更に説明する。但し本発明は、実施例に示す態様に限定されるものではない。
1.光学ガラスおよび精密プレス成形用プリフォームに関する実施例、比較例
表1に示す組成の光学ガラスが得られるように、各ガラス成分に対応する酸化物、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、水酸化物等のガラス原料を所定の割合に150〜300g秤量し、十分に混合して調合バッチとした。これを白金ルツボに入れ、1000〜1250℃で攪拌しながら空気中で2〜4時間、ガラスの熔解を行った。熔解後、熔融ガラスを40×70×15mmのカーボンの金型に流し、ガラス転移温度まで放冷してから直ちにアニール炉に入れ、ガラスの転移温度範囲で約1時間アニールして炉内で室温まで放冷し、各光学ガラスを作製した。
下記方法により、各光学ガラスの屈折率、アッベ数、ガラス転移温度、および液相温度を測定した。
測定方法
(1)屈折率(nd)およびアッべ数(νd)
徐冷降温速度を−30℃/時にして得られた光学ガラスについて測定した。
(2)ガラス転移温度Tg
示差走査熱量計(DSC(Differential Scanning Calorimetry))により、昇温速度10℃/分にして測定した。
(3)液相温度LT
ガラス試料を任意温度に設定した試験炉に2時間保持し、倍率10〜100倍の顕微鏡により結晶の有無を観察し、液相温度を測定した。
測定結果を、表1に示す。
Figure 0005986938
表1に示す実施例の光学ガラスが得られる高品質かつ均質化された熔融ガラスを白金合金製のパイプから連続流出させた。流出する熔融ガラスをパイプ流出口から滴下させ、複数のプリフォーム成形型で次々と受け、浮上成形法により複数個の球状のプリフォームを成形した。なお、流出時のガラスの温度は液相温度よりも数℃高温とした。
実施例の光学ガラスから得られたプリフォームは、顕微鏡で観察できる結晶はなく、透明かつ均質であった。これらのプリフォームはいずれも失透しておらず、高い質量精度のものが得られた。
実施例の光学ガラスから、滴下法に変えて降下切断法を用いてプリフォームを作製した。降下切断法により得られたプリフォームにも同様に失透が認められず、高質量精度のプリフォームが得られた。また、滴下法、降下切断法ともプリフォームに分離の際の痕跡は認められなかった。白金製パイプを使用しても、白金合金製パイプと同様、熔融ガラスの流出によってパイプが破損することはなかった。
2.光学素子に関する実施例
上述のプリフォームの表面に必要に応じてコーティングを施し、成形面に炭素系離型膜を設けたSiC製の上下型および胴型を含むプレス成形型内に導入し、窒素雰囲気中で成形型とプリフォームを一緒に加熱してプリフォームを軟化し、精密プレス成形して上記各種ガラスからなる非球面凸メニスカスレンズ、非球面凹メニスカスレンズ、非球面両凸レンズ、非球面両凹レンズの各種レンズを作製した。なお、精密プレス成形の各条件は前述の範囲で調整した。
このようにして作製した各種レンズを観察したところ、レンズ表面に傷、クモリ、破損は全く認められなかった。
こうしたプロセスを繰り返し行い、各種レンズの量産テストを行ったが、ガラスとプレス成形型の融着などの不具合は発生せず、表面および内部ともに高品質のレンズを高精度に生産することができた。このようにして得たレンズの表面には反射防止膜をコートしてもよい。
次いで、上述のプリフォームと同様のものを加熱、軟化し、別途、予熱したプレス成形型に導入し、精密プレス成形して上記各種ガラスからなる非球面凸メニスカスレンズ、非球面凹メニスカスレンズ、非球面両凸レンズ、非球面両凹レンズの各種レンズを作製した。なお、精密プレス成形の各条件は前述の範囲で調整した。
このようにして作製した各種レンズを観察したところ、分相による白濁等は認められず、レンズ表面に傷、クモリ、破損は全く認められなかった。
こうしたプロセスを繰り返し行い、各種レンズの量産テストを行ったが、ガラスとプレス成形型の融着などの不具合は発生せず、表面および内部ともに高品質のレンズを高精度に生産することができた。このようにして得たレンズの表面には反射防止膜をコートしてもよい。
プレス成形型の成形面の形状を適宜、変更し、プリズム、マイクロレンズ、レンズアレイなどの各種光学素子を作製することもできる。
最後に、前述の各態様を総括する。
一態様によれば、P25を24〜34%、B23を0%超4%以下、Li2O、Na2OおよびK2Oを合計で12〜20%、Nb25を15〜30%、TiO2を8〜15%、Bi23を4〜25質量%含むガラス組成において、質量比(TiO2/Nb25)が0.36〜1.00の範囲、質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜1.67の範囲とすることにより、屈折率ndが1.78以上1.83未満、かつアッベ数νdが20〜25の範囲という高屈折率・高分散特性を有する、精密プレス成形に適した光学ガラスを得ることができる。
上述の光学ガラスは、より好ましい高屈折率・高分散特性を実現する観点から、Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOを合計で12〜17%の範囲で含むことが好ましい。
上述の光学ガラスは、精密プレス成形に適したガラス転移温度を実現する観点から、質量比(B23/P25)が0超かつ0.1以下の範囲であることが好ましい。同様の観点か、質量比(WO3/Nb25)は0.12〜0.92の範囲であること、WO3含有量が3〜23質量%の範囲であることも、好ましい。
より好ましい高屈折率・高分散特性を実現する観点から、CaO含有量が1質量%未満であること、MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量が2質量%未満であることも、好ましい。
上述の光学ガラスは、先に記載した組成調整を行うことにより、精密プレス成形に適した520℃以下のガラス転移温度Tgを有するものとなり得る。
以上説明した光学ガラスは、精密プレス成形に適した低Tg等のガラス特性を有するものであるため、精密プレス成形用プリフォームおよびこのプリフォームを精密プレス成形して得られる光学素子を得るためのガラスとして好適なものである。
即ち、他の態様によれば、上述の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォームおよび光学素子が提供される。
また、他の態様によれば、上述の精密プレス成形用プリフォームを加熱により軟化した状態で、プレス成形型を用いて精密プレス成形することにより光学素子を作製する工程を備える光学素子の製造方法も提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、ガラスレンズ、レンズアレイ、回折格子、プリズムなどの光学素子の製造分野において有用である。

Claims (11)

  1. 酸化物基準のガラス組成において、
    25 24〜34質量%、
    23 0質量%超4質量%以下、
    Li2O、Na2OおよびK2Oを合計で12〜20質量%、
    Nb25 15〜30質量%、
    TiO2 8〜15質量%、
    Bi23 4〜25質量%、
    を含み、
    質量比(TiO2/Nb25)が0.36〜1.00の範囲であり、
    質量比(Bi23/Nb25)が0.16〜1.67の範囲であり、
    屈折率ndが1.78以上1.83未満、かつアッベ数νdが20〜25の範囲である光学ガラス。
  2. Li2O、Na2O、K2O、MgO、CaO、SrOおよびBaOの合計含有量が12〜17質量%の範囲である請求項1に記載の光学ガラス。
  3. 質量比(B23/P25)が0超かつ0.1以下の範囲である請求項1または2に記載の光学ガラス。
  4. 質量比(WO3/Nb25)が0.12〜0.92の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  5. WO3含有量が3〜23質量%の範囲である請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  6. CaO含有量が1質量%未満である請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  7. MgO、CaO、SrO、およびBaOの合計含有量が2質量%未満である請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  8. ガラス転移温度Tgが520℃以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載の光学ガラス。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォーム。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光学ガラスからなる光学素子。
  11. 請求項9に記載の精密プレス成形用プリフォームを加熱により軟化した状態で、プレス成形型を用いて精密プレス成形することにより光学素子を作製する工程を備える光学素子の製造方法。
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