JP5983097B2 - データ処理装置、posシステム、及びposシステムの制御方法 - Google Patents

データ処理装置、posシステム、及びposシステムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、取引情報を処理するデータ処理装置、POSシステム、及びPOSシステムの制御方法に関する。
従来、商品販売に係る取引を行うためにバーコード等を読み取る読取装置(バーコードスキャナー或いはバーコードリーダー)を備えたPOSシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のシステムでは、POS端末に接続された装置により、商品に付されたバーコードを光学的に読み取り、読み取ったデータに基づき処理を行う。
また、この種のシステムにおいて、バーコード等を読み取る装置を複数用い、各装置が読み取ったデータをPOSレジスター等に送信して会計処理を行う例が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2記載のシステムでは、ハンディーターミナルがバーコードを読み取り、読み取ったデータを複数のPOSレジスターのいずれかに無線送信する。このシステムでは、各ハンディーターミナルがデータの送信先を示す通信アドレスを読み取ることにより、目的のPOSレジスターに読み取りデータを送信する。
特開平5−73769号公報 特開2011−38285号公報
ところで、特許文献2のシステムでは、バーコードを読み取るハンディーターミナルが、バーコードを読み取る機能に加え、データの送信先を選択して通信を行う機能を備えている必要がある。つまり、バーコード等の情報を読み取る読取装置を複数備えたPOSシステムを構築する場合に、特許文献1に記載されたようなシンプルな読取装置を利用することはできなかった。このため、POSシステム内に制御機能を備えた装置が多数含まれることになり、システムの構成が複雑になる、各装置の機能やソフトウェアの設定を管理する必要が生じる、等の問題があり、複数の読取装置を備えた構成を実現することは容易ではなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、デバイスにより読み取ったデータを処理するシステムをシンプルな構成により実現できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、端末装置と接続する第1接続部と、データを読み取って読取データを出力するとともに付加データを出力するデバイスと接続する第2接続部と、前記端末装置に識別情報を送信する識別情報送信部と、前記第2接続部に前記デバイスから出力された読取データと前記付加データとが入力された場合に、入力された読取データに含まれる情報と前記端末装置に送信した識別情報とを照合し、前記付加データを出力した前記デバイスと前記識別情報が送信された前記端末装置との対応付けを決定する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、データを読み取って読取データを出力するデバイスと端末装置とに接続されたデータ処理装置が、端末装置に識別情報を送信し、この識別情報とデバイスが読み取った読取データとの対応に基づいて、付加データを出力したデバイスと端末装置との対応付けを容易に決定できる。また、デバイスが、複数の端末装置を識別したり選択したりする機能を備える必要がなく、機能の少ないシンプルなデバイスを用いることができる。これにより、例えば、複数のデバイスで読み取ったデータを複数の端末装置で処理するシステムを、容易に構築できる。
本発明において、前記制御部で決定された対応づけに従って、前記デバイスの前記付加データと前記識別情報が送信された端末装置を識別する端末情報とを対応づけて記憶する記憶部を備える構成としてもよい。
デバイスが読取データとともに出力する固有の付加データと端末装置の端末情報とを対応付けて記憶するので、データ処理装置は、デバイスから読取データが入力される毎に、そのデバイスに対応する端末装置を容易に特定できる。これにより、データ処理装置がデバイスから入力される読取データを容易に区別し、対応する端末装置に対応づけて処理できる。
また、本発明において、取引情報を処理するPOSアプリケーションプログラムを実行するPOSアプリケーション実行部を備え、前記デバイスは前記取引情報を読み取って出力し、前記POSアプリケーション実行部は、前記第2接続部に前記デバイスから出力された前記取引情報が入力された場合に、前記制御部で決定された対応付けに従って、前記取引情報を前記端末装置に対応する情報として処理する構成としてもよい。
デバイスから入力される読取データを、そのデバイスに対応する端末装置の取引情報としてPOSアプリケーションによって処理するので、デバイスを用いてPOSシステムとしての会計処理を効率よく行うことができる。
また、本発明において、前記デバイスはバーコードを読み取ってバーコードの読取データを出力するバーコードスキャナーであり、前記取引情報は、前記バーコードスキャナーが読み取った商品販売に係わるバーコード情報であり、前記POSアプリケーション実行部は、前記バーコードスキャナーから出力されたバーコード情報が入力された場合に、前記制御部で決定された対応付けに従って、前記バーコード情報を前記端末装置で処理されたバーコードのデータとして処理する構成としてもよい。
デバイスから入力されるバーコードの読取データを、そのデバイスに対応する端末装置で販売される商品のバーコードのデータとして、POSアプリケーションによって処理できる。
また、本発明において、前記POSアプリケーション実行部は、前記端末装置で処理されたバーコードのデータを処理した処理結果を、前記端末装置に送信する構成としてもよい。
デバイスから入力されるバーコードの読取データを処理した処理結果を、そのデバイスに対応する端末装置に送信するので、例えば端末装置が商品販売に係る処理を実行できる。これにより、デバイスによって販売に係るバーコードを読み取り、データ処理装置のPOSアプリケーションによって商品販売に係る処理を行うシステムを容易に実現できる。
また、本発明のPOSシステムは、表示部を有する端末装置と、データを読み取って読取データを出力するとともに付加データを出力するデバイスと、前記端末装置と接続する第1接続部、前記デバイスと接続して前記デバイスから出力された読取データ及び前記付加データを受信する第2接続部、前記端末装置に識別情報を送信する識別情報送信部、前記第2接続部で前記読取データ及び前記付加データが入力された場合に入力された前記読取データに含まれる情報と前記端末装置に送信した前記識別情報とを照合して前記付加データを出力した前記デバイスと前記識別情報が送信された前記端末装置との対応付けを決定する制御部、及び取引情報を処理するPOSアプリケーションを実行する実行部を備えるデータ処理装置と、を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、データを読み取るデバイスと端末装置とをデータ処理装置に接続したPOSシステムにおいて、データ処理装置が、端末装置に識別情報を送信し、この識別情報とデバイスが読み取った読取データとの対応に基づいて、付加データを出力したデバイスと端末装置との対応付けを容易に決定できる。また、デバイスが、複数の端末装置を識別したり選択したりする機能を備える必要がなく、機能の少ないシンプルなデバイスを用いることができる。これにより、例えば、複数のデバイスで読み取ったデータを複数の端末装置で処理するシステムを、容易に構築できる。
また、本発明のPOSシステムの制御方法は、識別情報をデータ処理装置から端末装置へ送信し、送信された前記識別情報を前記端末装置で受信して前記端末装置に表示し、表示された前記識別情報をデバイスに読み取らせ、前記デバイスで読み取られた前記識別情報を含む読取データに付加データを付加して出力し、出力された前記読取データ及び前記付加データを前記データ処理装置で取得し、取得された前記読取データに含まれる前記識別情報と前記付加データとに基づいて、前記端末装置と前記デバイスとの対応付けを決定することを特徴とする。
本発明によれば、POSシステムにおいて、データ処理装置から端末装置に送信した識別情報と、送信された識別情報を端末装置に表示して、デバイスにより読み取らせ、デバイスからこの読取データと付加データとを出力することで、読取データと識別情報と付加データとの対応に基づいて、付加データを出力したデバイスと端末装置との対応付けを容易に決定できる。また、デバイスが、複数の端末装置を識別したり選択したりする機能を備える必要がなく、機能の少ないシンプルなデバイスを用いることができる。これにより、例えば、複数のデバイスで読み取ったデータを複数の端末装置で処理するシステムを、容易に構築できる
本発明によれば、デバイスで読み取ったデータを複数の端末装置で処理するシステムを、容易に構築できる。
本発明の実施形態に係る制御システムの概略構成を示す図である。 制御システムの機能的構成を示すブロック図である。 ペアリングデータの構成例を模式的に示す図である。 ペアリング処理及び読取データ振分処理を示す説明図である。 制御システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る制御システム1の概略構成を示す図である。
この図1に示す制御システム1は、ショッピングセンターや百貨店などの小売店舗、或いは他の各種店舗向けに使用される、いわゆるPOSシステムの一態様である。制御システム1の主な機能は、例えば、店舗における商品の販売の状況、商品の在庫の状況、売り上げの状況等を管理する機能、店舗に設けられたレジカウンターLにおいて顧客が購入した商品に応じた会計をする機能、顧客の代金の支払いに応じてレシートを発行する機能等である。
制御システム1は、デバイス管理サーバー2(データ処理装置)と複数のタブレット端末4(端末装置)とをネットワーク3を介して相互に通信可能に接続して構成される。各タブレット端末4は、タブレット型(板状)のコンピューターであり、画像を表示する表示パネルと、接触操作を検出するタッチセンサーとが一体となったタッチパネル42を備えている。
制御システム1は、タブレット端末4の操作により入力されたデータに基づき、POSシステムとしての会計処理を実行し、処理結果をタブレット端末4に送信して表示させる。すなわち、制御システム1は、各タブレット端末4がオペレーターの操作によりPOS端末として機能し、その一方で、合計金額の算出等の会計処理をデバイス管理サーバー2が実行し、全体としてPOSシステムの機能を実現する。
デバイス管理サーバー2には、複数のバーコードスキャナー10(デバイス)が接続されている。バーコードスキャナー10は、バーコードを光学的に読み取って読取データを出力する装置である。バーコードスキャナー10が読み取り可能なバーコードとしては、例えばJANコード、EAN、UPC、ITFコード、CODE39、CODE128、NW−7、QRコード(登録商標)等が挙げられるが、制御システム1の用途に合わせて適宜選択可能である。バーコードスキャナー10は、電源がオンの間は所定周期で読取動作を実行し、バーコードを検出すると、読取データをデバイス管理サーバー2に出力する。なお、図1にはタブレット端末4と同数のバーコードスキャナー10を備えた構成を図示しているが、タブレット端末4とバーコードスキャナー10とが同数でなくてもよく、制御システム1のバーコードスキャナー10及びタブレット端末4の数は任意である。
また、デバイス管理サーバー2には、プリンター15、カードリーダー16、及びキャッシュドロワー17が接続されている。プリンター15は、例えばロール紙に印刷するドットインパクトプリンター、インクジェットプリンター、或いは感熱ロール紙に印刷を行うサーマルプリンター等で構成される。プリンター15は、デバイス管理サーバー2の制御に従って、デバイス管理サーバー2が実行した商品販売に係る処理の結果をロール紙に印刷してレシートを出力する。カードリーダー16は、クレジットカードや会員カード等の磁気カード型記録媒体に記録された情報を磁気的に読み取り、読み取ったデータをデバイス管理サーバー2に出力する。キャッシュドロワー17は現金を収容し、デバイス管理サーバー2から入力される制御信号に従って現金収容部を開く動作を行う。
ネットワーク3は、デバイス管理サーバー2とタブレット端末4とを相互に通信可能に接続する通信回線であり、例えば、イーサネット(登録商標)規格に準拠した有線LANまたはIEEE802.11規格に準拠した無線LAN等により構成される。ネットワーク3は、公衆電話回線やIP回線網に接続され、或いはこれらの広域通信回線の一部として実現されてもよい。
図2は、デバイス管理サーバー2及びタブレット端末4の機能的構成を示すブロック図である。
デバイス管理サーバー2は、外部の装置と接続されるインターフェイスとして、USBインターフェイス23、シリアルインターフェイス24、及び通信インターフェイス25を備えている。
USBインターフェイス23(第2接続部)は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した有線接続インターフェイスである。USBインターフェイス23には、プリンター15及びカードリーダー16が接続され、プリンター15及びカードリーダー16はデバイス管理サーバー2との間でUSB規格に従ってシリアルデータ通信を行う。
また、USBインターフェイス23にはクレイドル28が接続されている。クレイドル28は、USBケーブルを介してUSBインターフェイス23に接続され、デバイス管理サーバー2との間でUSB規格に準拠したシリアルデータ通信を実行する一方、バーコードスキャナー10との間で無線通信を実行する。
本実施形態のバーコードスキャナー10は、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信を実行し、バーコードを読み取った読取データを無線送信する。バーコードスキャナー10は、バーコードを読み取る毎に、予めペアリングした機器に読取データを送信する構成であり、本実施形態ではクレイドル28とペアリングされている。クレイドル28は、複数(図2では4台)のバーコードスキャナー10とペアリングされ、各バーコードスキャナー10から入力されるデータを、デバイス管理サーバー2に出力する。つまり、クレイドル28は、Bluetooth通信を行う複数のバーコードスキャナー10を、デバイス管理サーバー2に有線で接続するための中継装置として機能する。
本実施形態のバーコードスキャナー10は、いずれも、固有のヘッダー(付加データ)を内蔵している。このヘッダーは、例えば、バーコードスキャナー10が有するROM(図示略)に不揮発的に記憶された所定長さの符号である。バーコードスキャナー10は、上述のようにバーコードのデータを読み取って、読取データをクレイドル28に出力する際に、読取データの先頭に内蔵するヘッダーを付加して出力する。つまり、複数のバーコードスキャナー10は、それぞれのバーコードスキャナー10が内蔵するヘッダーを付して読取データを出力する。また、クレイドル28は、バーコードスキャナー10から入力される読取データを、バーコードスキャナー10が付加したヘッダーとともにUSBインターフェイス23に出力する。
デバイス管理サーバー2は、USBインターフェイス23を介して入力されるバーコードスキャナー10の読取データの先頭に付加されたヘッダーにより、その読取データを出力したバーコードスキャナー10を特定できる。
また、シリアルインターフェイス24にはキャッシュドロワー17が接続される。シリアルインターフェイス24は、例えばRS−232C規格に準拠したシリアルデータ通信を行うインターフェイスであり、キャッシュドロワー17とシリアルケーブルを介して接続されている。シリアルインターフェイス24は、サーバー制御部21の制御により、シリアルケーブルを介してキャッシュドロワー17に制御信号を出力し、この制御信号によりキャッシュドロワー17のドロワーが開かれる。
通信インターフェイス25(第1接続部)は、ネットワーク3に接続され、サーバー制御部21が処理するデータ等を、ネットワーク3を介してタブレット端末4との間で送受信する。
なお、デバイス管理サーバー2は、上述したインターフェイスの他、Bluetooth、WirelessUSB、UWB、Zigbee等の近距離無線通信インターフェイスを備えてもよい。この場合、バーコードスキャナー10、プリンター15、カードリーダー16、及びキャッシュドロワー17は、デバイス管理サーバー2と無線通信を実行する構成としてもよいし、有線接続されてもよい。
一方、タブレット端末4は、タブレット端末4の各部を制御する端末制御部40と、タッチパネル42と、ネットワーク3に接続され、ネットワーク3を介してデバイス管理サーバー2との間で各種データを相互に送受信する通信インターフェイス43とを備えている。デバイス管理サーバー2とともに処理を行うタブレット端末4は全て上記の各機能ブロックを備えているが、図4では一つのタブレット端末4について上記機能ブロックを図示する。
端末制御部40は、タッチパネル42に対するオペレーターの操作を検出して各種処理を実行し、実行結果等をタッチパネル42に表示する。端末制御部40は、タッチパネル42の操作に応じて、ブラウザー実行部41の機能によってPOS端末として動作する。
ブラウザー実行部41は、デバイス管理サーバー2に対してHTTP等のプロトコルを実行し、POS動作用のウェブページを要求する。この要求に応じてデバイス管理サーバー2からウェブページのデータが送信されると、このウェブページをダウンロードして実行する。ブラウザー実行部41は、ウェブページのデータに基づいてタッチパネル42にPOS端末用の画面を表示する一方、ウェブページ中にPOSアプリケーションプログラムを動作させるためのスクリプトが含まれている場合、このスクリプトを実行し、タッチパネル42の操作によって入力されたデータをデバイス管理サーバー2に送信し、デバイス管理サーバー2から送信されたデータをタッチパネル42に表示する。
デバイス管理サーバー2は、サーバー制御部21及びサーバー記憶部22の機能により、商品に関する情報を格納したデータベース、売上を管理するデータベース、在庫を管理するデータベース等を構成し、これらデータベースを利用して、制御システム1全体を統括的に管理する。
サーバー制御部21(制御部)は、デバイス管理サーバー2の各部を中枢的に制御するものであり、CPU、ROM、RAM、及び各種周辺回路を備えている。また、サーバー記憶部22は、磁気的記録媒体または半導体メモリー素子を用いた不揮発性の記憶装置を備え、各種データを書き換え可能に記憶する。
サーバー記憶部22(記憶部)は、サーバー制御部21が実行する各種のアプリケーションプログラム22aと、ペアリングデータ22bとを記憶する。アプリケーションプログラム22aは、サーバー制御部21が実行するウェブアプリケーションプログラム、振り分けアプリケーションプログラム、ペアリングアプリケーションプログラム等の各種のアプリケーションプログラムを含む。
また、ペアリングデータ22bは、デバイス管理サーバー2に接続された個々のバーコードスキャナー10が持っているヘッダーと、タブレット端末4とを対応付ける情報である。本実施形態では、各々のバーコードスキャナー10は、いずれかのタブレット端末4に対応する入力デバイスとして割り当てられている。このため、デバイス管理サーバー2に接続されたバーコードスキャナー10によって、商品の包装に付されたバーコードが読み取られると、読み取られたバーコードの商品コードが、対応するタブレット端末4に対する入力データとして処理される。つまり、各バーコードスキャナー10は、タブレット端末4用のバーコードスキャナーとして機能する。ペアリングデータ22bは、バーコードスキャナー10とタブレット端末4とを対応づけるため、各バーコードスキャナー10が内蔵するヘッダーと、タブレット端末4とを対応づける。
図3は、ペアリングデータ22bの構成例を模式的に示す図である。
この図3に示す例では、バーコードスキャナー10を特定する情報であるバーコードスキャナー情報と、タブレット端末4を特定する情報であるタブレット端末情報(端末情報)とが対応づけて記憶されている。バーコードスキャナー情報は、例えば上記のようにバーコードスキャナー10の固有のヘッダーが記憶される。また、タブレット端末情報としては、タブレット端末4がデバイス管理サーバー2にアクセスするポート(TCP/IPポート番号)やタブレット端末4のIPアドレスが挙げられる。この例はデバイス管理サーバー2とタブレット端末4とがTCP/IPに準拠した通信を行う場合の例であって、タブレット端末情報は、デバイス管理サーバー2と通信可能に接続された複数のタブレット端末4の各々を特定できる情報であれば何でも良い。
図2に戻って、サーバー制御部21は、所定のプログラムを実行することにより、ウェブアプリケーション実行部21a、振り分けアプリ実行部21b、ペアリングアプリ実行部21c、通信制御部21d、シリアルドライバー実行部21e、及び、USBドライバー実行部21fとして機能する。
ウェブアプリケーション実行部21aは、サーバー記憶部22にアプリケーションプログラム22aとして記憶されたウェブアプリケーションプログラムを読み出して実行し、後述するように、POSシステムとしての各種処理を実行する。ここで、ウェブアプリケーション実行部21aはPOSアプリケーション実行部として機能する。
具体的には、ウェブアプリケーション実行部21aは、ウェブアプリケーションを実行するスクリプトを含むウェブページのデータを生成し、後述する通信制御部21dの機能により通信インターフェイス25を介してタブレット端末4に送信する。このウェブページがタブレット端末4により実行され、タブレット端末4がウェブアプリケーションプログラムの実行を要求すると、この要求に応じて、ウェブアプリケーション実行部21aは、商品販売に係る処理を実行する。例えば、ウェブアプリケーション実行部21aは、タブレット端末4が送信した商品コードに基づき、サーバー記憶部22に記憶した商品データベース(図示略)から商品名及び単価を示すデータを読み出して、タブレット端末4に送信する。また、ウェブアプリケーション実行部21aは、タブレット端末4が販売する商品の商品コード及び数量を含むデータを送信した場合、これらのデータに基づいて合計金額を算出して、合計金額のデータをタブレット端末4に送信する。さらに、タブレット端末4が預かり金額のデータを送信した場合、ウェブアプリケーション実行部21aは釣り銭金額を算出して、釣り銭金額のデータをタブレット端末4に送信するとともに、プリンター15によって、販売した商品名、数量、合計金額、釣り銭金額、店舗名等を含むレシートを印刷させる。また、ウェブアプリケーション実行部21aは、販売した商品名、数量、合計金額等を、売上を管理するデータベースに登録する。
ウェブアプリケーション実行部21aは、ネットワーク3を介して接続された複数のタブレット端末4のそれぞれに対して上記処理を実行する。ウェブアプリケーション実行部21aは、各タブレット端末4を識別可能であり、タブレット端末4との間で送受信するデータに基づいて実行中の商品販売に係る処理を、タブレット端末4ごとに個別に実行する。
また、ウェブアプリケーション実行部21aは、タブレット端末4との間でデータを送受信し、商品販売に係る処理を実行する間に、バーコードスキャナー10からデータが入力された場合、このデータを処理する。具体的には、バーコードスキャナー10が商品の包装に付されたバーコードを読み取って、読取データがUSBインターフェイス23を介して入力された場合、ウェブアプリケーション実行部21aは、入力されたバーコードが商品コードであることを識別すると、この商品コードと、この商品コードに基づいて商品データベース(図示略)から読み出した商品名及び単価とともに、タブレット端末4に送信する。
タブレット端末4のブラウザー実行部41は、デバイス管理サーバー2が送信したウェブページを実行中に、デバイス管理サーバー2が送信した商品コード、商品名、単価等をタッチパネル42に表示し、タッチパネル42の操作によって販売数量が入力されると、入力された販売数量を商品コードまたは商品名とともにデバイス管理サーバー2に送信する。デバイス管理サーバー2から合計金額のデータが送信されると、ブラウザー実行部41はこのデータに基づいて合計金額をタッチパネル42に表示する。また、ブラウザー実行部41は、タッチパネル42の操作により顧客からの預かり金額が入力されると、入力された預かり金額のデータをデバイス管理サーバー2に送信する。その後、ブラウザー実行部41は、デバイス管理サーバー2から送信されるデータに基づいて釣り銭金額を表示する。
なお、ウェブアプリケーション実行部21aがタブレット端末4に送信する商品名、商品コード、合計金額、釣り銭金額等のデータは、ブラウザー実行部41が表示しているウェブページ中に埋め込み表示する埋め込み用のデータフォーマットで送信されてもよいし、これらのデータを含む画面表示用のウェブページのデータとして送信されてもよい。
ペアリングアプリ実行部21c(識別情報送信部)は、アプリケーションプログラム22aとしてサーバー記憶部22に記憶されているペアリングアプリケーションプログラムを実行し、ペアリング処理を行う。このペアリング処理において、ペアリングアプリ実行部21cは、クレイドル28を介して接続されたバーコードスキャナー10と、タブレット端末4との対応付けを決定し、決定した対応付けに従ってペアリングデータ22bを生成してサーバー記憶部22に記憶させる。
振り分けアプリ実行部21bは、アプリケーションプログラム22aとしてサーバー記憶部22に記憶されている振り分けアプリケーションプログラムを実行し、USBインターフェイス23を介してバーコードスキャナー10から入力されるデータについて、そのデータに対応するタブレット端末4を特定して振り分ける読取データ振分処理を行う。
図4は、制御システム1の動作を示す説明図であり、(A)はペアリング処理を示し、(B)は読取データ振分処理を示す。
ペアリング処理において、ペアリングアプリ実行部21cは、いずれかのタブレット端末4を選択して、そのタブレット端末4に対して識別情報を付与する。この識別情報は、例えば乱数やタブレット端末4がデバイス管理サーバー2にアクセスするポート番号(例えば、TCP/IPポート番号)に基づいて生成する情報である。識別情報は、少なくとも、デバイス管理サーバー2に同時に接続可能なタブレット端末4を区別できればよく、タブレット端末4に固有の情報でなくてもよい。すなわち、同時に複数のタブレット端末4が同じ識別情報を与えられている状態が無ければよい。
ペアリングアプリ実行部21cは、各々のタブレット端末4に対して識別情報を付与し、各識別情報に関するデータD1をタブレット端末4に送信する。図4(A)には、データD1として、3桁の番号からなる識別情報「221」を送信する例を示す。なお、データD1は、識別情報そのものであってもよいし、各識別情報をバーコードとして表示するためのバーコードのデータまたはバーコードフォントのデータであってもよい。ここで、ペアリングアプリ実行部21cは全てのタブレット端末4にデータD1を送信してもよいし、一部のタブレット端末4にのみ識別番号を付与してデータD1を送信してもよい。
タブレット端末4は、データD1を受信すると、受信したデータD1のバーコード45をタッチパネル42に表示する。バーコード45は、バーコードスキャナー10によって読み取り可能なフォーマットのバーコードである。
ここで、オペレーターは、バーコード45を表示しているタブレット端末4に対応づけるバーコードスキャナー10により、バーコード45を読み取る。すると、バーコードスキャナー10は、バーコード45を読み取った読取データに、固有のヘッダーを付したデータD2をデバイス管理サーバー2に出力する。図4(A)の例では、バーコードスキャナー10が有するデータD2としてデバイス管理サーバー2に入力される。
ペアリングアプリ実行部21cは、バーコードスキャナー10から入力されるデータD2をヘッダーと読取データとに分離する。例えば、ペアリングアプリ実行部21cは、データD2中でデータD1と一致する部分を抽出し、一致する部分があれば、残りのデータをヘッダーとして取り出すことができる。ペアリングアプリ実行部21cは、同時に複数のタブレット端末4にデータD1を送信した場合には、これら複数のデータD1とデータD2とを照合することにより、データD2がどのデータD1に対応する読取データかを特定できる。ペアリングアプリ実行部21cは、データD1を送信した送信先のタブレット端末4のタブレット端末情報と、データD2から抽出したヘッダーとを対応づけて、ペアリングデータ22bに登録する。
また、読取データ振分処理において、振り分けアプリ実行部21bは、クレイドル28に接続された複数のバーコードスキャナー10から入力される読取データを取得し、この読取データに付加されているヘッダーを抽出する。
図4(B)に示す例では、商品5の包装に印刷または貼付されている商品バーコード51をバーコードスキャナー10が読み取って、読取データにヘッダー「AA」が付加されて、データD3としてデバイス管理サーバー2に出力される。振り分けアプリ実行部21bは、データD3の先頭部分を、ペアリングデータ22bに記憶されている既知のヘッダーと照合し、一致するヘッダーがあれば、一致したヘッダーに対応づけてペアリングデータ22bに記憶されているタブレット端末情報を取得する。振り分けアプリ実行部21bは、データD3からヘッダーを除去して読取データを取得し、取得した読取データを、除去したヘッダーに対応する読取データとしてウェブアプリケーション実行部21aに出力する。これにより、複数のバーコードスキャナー10のいずれかが商品バーコード51を読み取ると、読み取られた商品バーコード51のデータが、対応するタブレット端末4の入力データとしてウェブアプリケーション実行部21aに入力される。
ウェブアプリケーション実行部21aは、入力された商品バーコード51に基づいて商品情報データベース(図示略)を参照し、商品バーコード51に対応する商品情報(商品名、単価等)を含むデータD4をタブレット端末4に送信する。
また、ウェブアプリケーション実行部21aは、転送制御部として機能し、振り分けアプリ実行部21bがデータD3から抽出した読取データそのものを、データD4としてタブレット端末4に送信することもできる。この構成では、振り分けアプリ実行部21bがデータD4からヘッダーを除去するので、ウェブアプリケーション実行部21aには、読取データと、読取データに対応するタブレット端末4を示すデータが入力されるのみであり、ヘッダーは入力されない。従って、ウェブアプリケーション実行部21aがヘッダーに関する処理を実行する必要はない。
図2に戻って、通信制御部21dは、通信インターフェイス25を制御し、タブレット端末4から送信される各種データを受信してウェブアプリケーション実行部21aに出力し、また、ウェブアプリケーション実行部21aが出力するデータをタブレット端末4に送信する。
シリアルドライバー実行部21eは、シリアルインターフェイス24を介して接続されたキャッシュドロワー17を制御するためのデバイスドライバーとして機能する。シリアルドライバー実行部21eは、ウェブアプリケーション実行部21aが釣り銭金額のデータをタブレット端末4に送信し、キャッシュドロワー17のオープンを指示するデータを出力すると、このデータに従ってキャッシュドロワー17に制御信号を出力する。
また、USBドライバー実行部21fは、USBインターフェイス23を介して接続された機器を制御するためのデバイスドライバーとして機能する。USBドライバー実行部21fは、USBインターフェイス23を介して各機器から入力されるデータを取得してウェブアプリケーション実行部21a、振り分けアプリ実行部21b、及びペアリングアプリ実行部21c等に出力する。また、USBドライバー実行部21fは、ウェブアプリケーション実行部21a、ペアリングアプリ実行部21c等が出力したデータを、USBプロトコルに準拠したパケットに変換して、プリンター15、カードリーダー16或いは
クレイドル28に出力する。
図5は、制御システム1の動作を示すフローチャートである。図5中、(A)はタブレット端末4の動作を示し、(B)はデバイス管理サーバー2の動作を示し、(C)はバーコードスキャナー10の動作を示す。
まず、タブレット端末4のブラウザー実行部41が動作を開始してブラウザーを起動し、ブラウザーの開始画面をタッチパネル42に表示する(ステップS11)。ブラウザー実行部41は、通信インターフェイス43を制御してデバイス管理サーバー2との間でデータ通信を開始する(ステップS12)。デバイス管理サーバー2のウェブアプリケーション実行部21aは、タブレット端末4からの要求に応じて通信を開始し(ステップS21)、タブレット端末4の接続ポートを特定する(ステップS22)。
ここで、ペアリングアプリ実行部21cが、ペアリング処理を開始する。ペアリングアプリ実行部21cは、通信を開始したタブレット端末4に対して識別情報を生成し(ステップS23)、生成した識別情報のデータをタブレット端末4に送信する(ステップS24)。ペアリングアプリ実行部21cが送信する識別情報のデータは、例えば、識別情報そのもののデータ、識別情報をバーコードで表示するためのバーコードフォントの文字コード、或いは、識別情報のバーコードの画像データである。
ブラウザー実行部41は、デバイス管理サーバー2から送信された識別情報のデータに基づいてバーコードをタッチパネル42に表示する(ステップS13)。
オペレーターは、タッチパネル42にバーコードが表示されたことを確認すると、このタブレット端末4に対応づけて使用するバーコードスキャナー10により、タッチパネル42に表示されたバーコードを読み取る。バーコードスキャナー10は、バーコードを読み取ると(ステップS41)、読取データに固有のヘッダーを付加してクレイドル28を介してデバイス管理サーバー2に出力する(ステップS42)。
ペアリングアプリ実行部21cは、バーコードスキャナー10から入力されたデータから識別情報と固有ヘッダーとを取得して、ペアリングデータ22bを生成する(ステップS25)。その後、ペアリングアプリ実行部21cは、ペアリング処理が完了したことをタブレット端末4に対して通知し(ステップS26)、ブラウザー実行部41は、デバイス管理サーバー2から送信される通知を受信すると、タッチパネル42のバーコードの表示を停止(消去)する(ステップS14)。以上でペアリング処理が終了する。
その後、バーコードスキャナー10が商品のバーコードを読み取り(ステップS43)、読取データにヘッダーを付加してデバイス管理サーバー2に出力すると(ステップS44)、デバイス管理サーバー2の振り分けアプリ実行部21bは、バーコードスキャナー10から入力されたデータに含まれるヘッダーに基づいてペアリングデータ22bを参照し、この読取データに対応するタブレット端末4を特定する(ステップS27)。振り分けアプリ実行部21bは、特定したタブレット端末4に、ヘッダーを除いた読取データに対応する商品情報を送信する処理を行うとともに(ステップS28)、読取データに対応する商品情報を、特定した端末に対応する入力データとしてウェブアプリケーション実行部21aに出力して、POSアプリケーションで処理する(ステップS29)。
また、タブレット端末4は、デバイス管理サーバー2からバーコードの読取データに対応する商品情報が送信された場合、このデータを受信して、処理する(ステップS15)。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係る制御システム1によれば、デバイス管理サーバー2は、タブレット端末4と接続する通信インターフェイス25と、データを読み取って読取データを出力するとともにヘッダーを出力するバーコードスキャナー10と接続するUSBインターフェイス23と、タブレット端末4に識別情報を送信するペアリングアプリ実行部21cと、USBインターフェイス23にバーコードスキャナー10から出力された読取データとヘッダーとが入力された場合に、入力された読取データに含まれる情報とタブレット端末4に送信した識別情報とを照合し、ヘッダーを出力したバーコードスキャナー10と識別情報が送信されたタブレット端末4との対応付けを決定するサーバー制御部21と、を備えるので、タブレット端末4に識別情報を送信し、この識別情報とバーコードスキャナー10が読み取った読取データとの対応に基づいてバーコードスキャナー10とタブレット端末4との対応付けを容易に決定できる。また、バーコードスキャナー10が、複数のタブレット端末4を識別したり選択したりする機能を備える必要がなく、機能の少ないシンプルなバーコードスキャナー10を用いることができる。これにより、複数のバーコードスキャナー10で読み取ったデータを複数のタブレット端末4で処理するシステムを、容易に構築できる。
また、デバイス管理サーバー2は、サーバー制御部21で決定された対応づけに従って、バーコードスキャナー10のヘッダーと識別情報が送信されたタブレット端末4を識別する端末情報とを対応づけて記憶するサーバー記憶部22を備えるので、バーコードスキャナー10から読取データが入力される毎に、そのバーコードスキャナー10に対応するタブレット端末4を容易に特定できる。これにより、デバイス管理サーバー2がバーコードスキャナー10から入力される読取データを容易に区別し、対応するタブレット端末4に対応づけて処理できる。
また、サーバー制御部21は、バーコードスキャナー10から商品販売に係るバーコードを読み取った読取データが入力された場合に、ペアリングアプリ実行部21cにより決定された対応付けに従って、ウェブアプリケーション実行部21aにより、読取データをタブレット端末4を使って販売処理されたバーコードのデータとして処理することもできる。このため、例えば上記実施形態のように、複数のバーコードスキャナー10により販売される商品のバーコードを読み取り、商品販売に係る処理を複数のタブレット端末4によって行うシステムを容易に実現できる。
さらに、ウェブアプリケーション実行部21aは、バーコードスキャナー10から入力された読取データをタブレット端末4で販売処理されたバーコードのデータとして処理した処理結果を、タブレット端末4に送信し、タブレット端末4は、ブラウザー実行部41の機能により、タッチパネル42に処理結果を表示する。このため、バーコードスキャナー10により販売される商品のバーコードを読み取り、デバイス管理サーバー2のPOSアプリケーションによって商品販売に係る処理を行うシステムを容易に実現できる。また、ウェブアプリケーション実行部21aは、バーコードスキャナー10から読取データが入力される毎に、ペアリングアプリ実行部21cにより決定された対応付けに従って、読取データを対応するタブレット端末4に送信するので、複数のバーコードスキャナー10により販売される商品のバーコードを読み取り、商品販売に係る処理を複数のタブレット端末4によって行うシステムを容易に実現できる。
また、制御システム1は、タブレット端末4がデバイス管理サーバー2からウェブページをダウンロードして、ブラウザー実行部41がブラウザーの画面として、POS端末としての操作画面等を表示する。さらに、ブラウザー実行部41はダウンロードしたウェブページのスクリプトを実行することで、ウェブアプリケーション実行部21aの機能を用いてPOSシステムとして機能する。このため、タブレット端末4自体に、いわゆるPOSアプリケーションが実装されている必要がない。この構成により、各タブレット端末4が実行するアプリケーションの同一性を維持できると共に、例えば、アプリケーションのバージョンアップに際し、各タブレット端末4に対して、バージョンアップに係る作業を行う必要が無くなり、メンテナンス性が向上する。さらに、タブレット端末4に特別な機能を実装する必要がなく、特別な外付けの機器を接続する必要もないので、少なくともブラウザーがインストールされた汎用品のタブレット端末4を使用できる。
そして、この構成において、デバイス管理サーバー2に接続されたバーコードスキャナー10を使用して、タブレット端末4の取引情報としての商品コードを入力できるので、タブレット端末4にバーコードスキャナー10を接続しなくても、POS端末としてタブレット端末4を使用できる。さらにまた、本実施形態ではデバイス管理サーバー2に接続されたプリンター15によりレシートを印刷するので、各々のタブレット端末4にプリンター15を接続することなく、レシートを発行できる。デバイス管理サーバー2に接続されたカードリーダー16及びキャッシュドロワー17を使用することにも同様の効果を奏する。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、複数のタブレット端末4が、デバイス管理サーバー2に接続されたバーコードスキャナー10、プリンター15、カードリーダー16、及びキャッシュドロワー17等の外部デバイスを用いてPOS端末として機能する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのデバイスを複数のデバイス管理サーバー2に分散して接続し、複数のデバイス管理サーバー2に対して複数のタブレット端末4が随時接続される構成としてもよい。
さらに、上記実施形態では、データを読み取るデバイスとして複数のバーコードスキャナー10を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードリーダー16や、小切手等に印刷等により形成されたMICR文字を磁気的に読み取るMICRリーダー等の他の装置に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、タブレット端末4が、POS端末としての機能を実行する際に、デバイス管理サーバー2にアクセスしてウェブページをダウンロードする構成を例に挙げて説明したが、予めタブレット端末4がダウンロードしたウェブページを記憶しておき、ユーザーの操作に応じて、記憶していたウェブページを読み出して実行してもよい。さらにまた、上述した実施形態では、本願発明に係る制御システム1が、POSシステムに適用された場合を例としたが、本願発明が適用されるものはPOSシステムに限らない。また例えば、図1及び図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、各機器は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、図5のフローチャートに係る動作を含む各種動作を実行するようにしてもよい。
1…制御システム(POSシステム)、2…デバイス管理サーバー(データ処理装置)、4…タブレット端末(端末装置)、10…バーコードスキャナー(デバイス)、21…サーバー制御部(制御部)、21a…ウェブアプリケーション実行部(POSアプリケーション実行部)、21b…振り分けアプリ実行部、21c…ペアリングアプリ実行部(識別情報送信部)、22…サーバー記憶部(記憶部)、22b…ペアリングデータ、23…USBインターフェイス(第2接続部)、25…通信インターフェイス(第1接続部)、40…端末制御部、41…ブラウザー実行部、42…タッチパネル、45…バーコード。

Claims (15)

  1. 端末装置と接続する第1接続部と、
    データを読み取って読取データを出力するとともに付加データを出力するデバイスと接続する第2接続部と、
    前記端末装置に識別情報を送信する識別情報送信部と、
    前記第2接続部に前記デバイスから出力された読取データと前記付加データとが入力された場合に、入力された読取データに含まれる情報と前記端末装置に送信した識別情報とを照合し、前記付加データを出力した前記デバイスと前記識別情報が送信された前記端末装置との対応付けを決定する制御部と、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記制御部で決定された対応づけに従って、前記デバイスの前記付加データと前記識別情報が送信された端末装置を識別する端末情報とを対応づけて記憶する記憶部を備える請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 取引情報を処理するPOSアプリケーションプログラムを実行するPOSアプリケーション実行部を備え、
    前記デバイスは前記取引情報を読み取って出力し、
    前記POSアプリケーション実行部は、前記第2接続部に前記デバイスから出力された前記取引情報が入力された場合に、前記制御部で決定された対応付けに従って、前記取引情報を前記端末装置に対応する情報として処理する請求項1または2記載のデータ処理装置。
  4. 前記デバイスはバーコードを読み取ってバーコードの読取データを出力するバーコードスキャナーであり、
    前記取引情報は、前記バーコードスキャナーが読み取った商品販売に係わるバーコード情報であり、
    前記POSアプリケーション実行部は、前記第2接続部に前記バーコードスキャナーから出力されたバーコード情報が入力された場合に、前記制御部で決定された対応付けに従って、前記バーコード情報を前記端末装置で処理されたバーコードのデータとして処理する請求項3記載のデータ処理装置。
  5. 前記POSアプリケーション実行部は、前記端末装置で処理されたバーコードのデータを処理した処理結果を、前記端末装置に送信する請求項4記載のデータ処理装置。
  6. 表示部を有する端末装置と、
    データを読み取って読取データを出力するとともに付加データを出力するデバイスと、 前記端末装置と接続する第1接続部、前記デバイスと接続して前記デバイスから出力された読取データ及び前記付加データを受信する第2接続部、前記端末装置に識別情報を送信する識別情報送信部、前記第2接続部で前記読取データ及び前記付加データが入力された場合に入力された前記読取データに含まれる情報と前記端末装置に送信した前記識別情報とを照合して前記付加データを出力した前記デバイスと前記識別情報が送信された前記端末装置との対応付けを決定する制御部、及び取引情報を処理するPOSアプリケーションプログラムを実行するPOSアプリケーション実行部を備えるデータ処理装置と、
    を有することを特徴とするPOSシステム。
  7. 前記データ処理装置は、
    前記制御部で決定された対応づけに従って、前記デバイスの前記付加データと前記識別情報が送信された端末装置を識別する端末情報とを対応づけて記憶する記憶部を備える請求項6記載のPOSシステム。
  8. 前記データ処理装置は、
    前記デバイスは前記取引情報を読み取って出力し、
    前記POSアプリケーション実行部は、前記第2接続部に前記デバイスから出力された前記取引情報が入力された場合に、前記制御部で決定された対応付けに従って、前記取引情報を前記端末装置に対応する情報として処理する請求項6または7記載のPOSシステム。
  9. 前記デバイスはバーコードを読み取ってバーコードの読取データを出力するバーコードスキャナーであり、
    前記取引情報は、前記バーコードスキャナーが読み取った商品販売に係わるバーコード情報であり、
    前記POSアプリケーション実行部は、前記第2接続部に前記バーコードスキャナーから出力されたバーコード情報が入力された場合に、前記制御部で決定された対応付けに従って、前記バーコード情報を前記端末装置で処理されたバーコードのデータとして処理する請求項8記載のPOSシステム。
  10. 前記POSアプリケーション実行部は、前記端末装置で処理されたバーコードのデータを処理した処理結果を、前記端末装置に送信する請求項9記載のPOSシステム。
  11. 識別情報をデータ処理装置から端末装置へ送信し、
    送信された前記識別情報を前記端末装置で受信して前記端末装置に表示し、
    表示された前記識別情報をデバイスに読み取らせ、
    前記デバイスで読み取られた前記識別情報を含む読取データに付加データを付加して出力し、
    出力された前記読取データ及び前記付加データを前記データ処理装置で取得し、
    取得された前記読取データに含まれる前記識別情報と前記付加データとに基づいて、前記端末装置と前記デバイスとの対応付けを決定することを特徴とするPOSシステムの制御方法。
  12. 前記決定された対応づけに従って、前記デバイスの前記付加データと前記識別情報が送信された端末装置を識別する端末情報とを対応づけて記憶する請求項11記載のPOSシステムの制御方法。
  13. 取引情報を処理するPOSアプリケーションプログラムをPOSアプリケーション実行部に実行させ、
    前記デバイスは前記取引情報を読み取って出力し、
    前記POSアプリケーション実行部は、前記デバイスから出力された前記取引情報が入力された場合に、前記決定された対応付けに従って、前記取引情報を前記端末装置に対応する情報として処理する請求項11または12記載のPOSシステムの制御方法。
  14. 前記デバイスはバーコードを読み取ってバーコードの読取データを出力するバーコードスキャナーであり、
    前記取引情報は、前記バーコードスキャナーが読み取った商品販売に係わるバーコード情報であり、
    前記POSアプリケーション実行部は、前記バーコードスキャナーから出力されたバーコード情報が入力された場合に、前記決定された対応付けに従って、前記バーコード情報を前記端末装置で処理されたバーコードのデータとして処理する請求項13記載のPOSシステムの制御方法。
  15. 前記POSアプリケーション実行部は、前記端末装置で処理されたバーコードのデータを処理した処理結果を、前記端末装置に送信する請求項14記載のPOSシステムの制御方法。
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