JP5981867B2 - カラオケシステム - Google Patents

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Description

本発明は、カラオケ装置及びそのカラオケ装置との間で情報の通信を行う端末装置を備えたカラオケシステムに関し、特に、コストを抑えつつカラオケ演奏の娯楽性を向上させるための改良に関する。
多数の楽曲データのうちから選択される所定の楽曲データに対応する演奏曲を出力させるカラオケ装置が広く実用されている。斯かるカラオケ装置によれば、予め記憶装置に記憶された多数の楽曲データ(カラオケ演奏曲)から電子早見本装置等により選択(選曲)された楽曲データにおける演奏情報を出力させると共に、その楽曲データにおける歌詞情報を含む映像をその出力と併行して画面に表示させることで、所望の歌のカラオケ演奏を楽しむことができる。
前記カラオケ装置に関して、所定の入力装置による操作を介して描画される描画情報の入力を受け付け、前記カラオケ装置によるカラオケ演奏に際して表示装置に表示される歌詞文字映像を含むカラオケ演奏映像に、前記描画情報を合成して表示させる技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された音楽再生装置がそれである。この技術によれば、所定の入力装置により所謂フリードローによる描画情報の入力を受け付け、カラオケ演奏に際してその描画情報をエフェクト音声と共に出力させることで、エフェクト音声のみを出力させる場合に比べて強い印象を与えることができ、場の雰囲気を効果的に盛上げることができる。
特許第4471640号公報
しかし、前記従来の技術は、あくまでエフェクト音声に付随して表示される描画情報の入力を受け付けるものであり、例えばカラオケ演奏を通じて入力され続ける一連の描画情報を時系列情報と共に記憶し、次回以降のカラオケ演奏において所謂背景映像として用いる等といった制御を実現し得るものではなかった。また、カラオケ演奏の対象となる演奏曲の歌詞文字映像を含むカラオケ演奏映像を端末装置にも表示させ、その端末装置による入力操作に応じて前記カラオケ演奏映像の前面側に所謂フリードロー等の描画情報の入力を行い、その描画情報が合成されたカラオケ演奏映像を次回以降のカラオケ演奏において所謂背景映像として用いることを考えた場合、以下のような弊害が考えられる。すなわち、描画を行う利用者にとって歌詞文字映像は必ずしも必要ではなく、むしろ描画を行う上で邪魔になるおそれがある。更に、前記描画情報が合成された、歌詞文字映像を含む映像情報をデータベース等に記憶させておき、それを次回以降のカラオケ演奏において読み出した場合、例えば著作権に関連する契約によっては課金が発生し、コストが嵩むといった不具合がある。このような課題は、カラオケシステムの娯楽性向上とコスト削減を両立させることを意図して、本発明者が鋭意研究を継続する過程において、新たに見出したものである。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、コストを抑えつつカラオケ演奏の娯楽性を向上させるカラオケシステムを提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、多数の楽曲データのうちから選択される所定の楽曲データに対応する演奏曲を出力させるカラオケ装置と、そのカラオケ装置との間で情報の通信を行う端末装置とを、備えたカラオケシステムであって、(a)前記カラオケ装置は、前記演奏曲の歌詞文字映像と、背景映像とを合成したカラオケ演奏映像を生成し、前記カラオケ装置によるカラオケ演奏に際して、そのカラオケ装置に備えられた表示装置に、前記カラオケ演奏映像を表示させるカラオケ演奏映像表示制御手段と、そのカラオケ演奏映像表示制御手段により表示される前記カラオケ演奏映像から、前記演奏曲の歌詞文字映像を除外した歌詞抜き演奏映像を抽出し、前記歌詞抜き演奏映像を前記端末装置に送信する歌詞抜き演奏映像抽出手段とを、有し、(b)前記端末装置は、前記歌詞抜き演奏映像を前記カラオケ装置から受信し、前記カラオケ演奏映像表示制御手段による前記カラオケ演奏映像の表示と同期して、前記歌詞抜き演奏映像を、前記端末装置に備えられた表示装置に表示させる歌詞抜き演奏映像表示制御手段と、前記端末装置に備えられた入力装置による操作を介して描画される描画情報の入力を受け付けるとともに、前記描画情報を、前記カラオケ装置に送信する描画情報入力受付手段と、その描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報を、前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段により表示される前記歌詞抜き演奏映像の前面側に合成して表示させる描画情報表示制御手段とを有し、(c)前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記端末装置から受信した前記描画情報と前記カラオケ演奏映像とを合成し、前記カラオケ装置に備えられた表示装置に表示することを特徴とするものである。
このようにすれば、前記カラオケ装置は、前記演奏曲の歌詞文字映像と、背景映像とを合成したカラオケ演奏映像を生成し、前記カラオケ装置によるカラオケ演奏に際して、そのカラオケ装置に備えられた表示装置に、前記カラオケ演奏映像を表示させるカラオケ演奏映像表示制御手段と、そのカラオケ演奏映像表示制御手段により表示される前記カラオケ演奏映像から、前記演奏曲の歌詞文字映像を除外した歌詞抜き演奏映像を抽出し、前記歌詞抜き演奏映像を前記端末装置に送信する歌詞抜き演奏映像抽出手段とを、有し、前記端末装置は、前記歌詞抜き演奏映像を前記カラオケ装置から受信し、前記カラオケ演奏映像表示制御手段による前記カラオケ演奏映像の表示と同期して、前記歌詞抜き演奏映像を、前記端末装置に備えられた表示装置に表示させる歌詞抜き演奏映像表示制御手段と、前記端末装置に備えられた入力装置による操作を介して描画される描画情報の入力を受け付けるとともに、前記描画情報を、前記カラオケ装置に送信する描画情報入力受付手段と、その描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報を、前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段により表示される前記歌詞抜き演奏映像の前面側に合成して表示させる描画情報表示制御手段とを有し、前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記端末装置から受信した前記描画情報と前記カラオケ演奏映像とを合成し、前記カラオケ装置に備えられた表示装置に表示するものであることから、前記端末装置により描画を行う上で十分な描画スペースを確保できることに加え、歌詞文字映像を含む映像の読み出しによる課金の発生を抑制できる。すなわち、コストを抑えつつカラオケ演奏の娯楽性を向上させるカラオケシステムを提供することができる。
ここで、好適には、前記描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報、又は、前記歌詞抜き演奏映像の前面側にその描画情報が合成された映像情報を、前記カラオケ演奏の対象となる演奏曲と対応付けて記憶するデータベースを備え、前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記カラオケ装置による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記データベースにその演奏曲と対応付けられて記憶された前記描画情報又は前記映像情報を読み出し、前記描画情報又は前記映像情報の前面側に前記歌詞文字映像を合成して表示させるものである。このようにすれば、カラオケ演奏を通じて入力され続ける一連の描画情報を時系列情報と共に記憶し、次回以降のカラオケ演奏においてカラオケ演奏映像の背景映像として用いる制御において、歌詞文字映像を含む映像の読み出しによる課金の発生を抑制できる。
また、好適には、前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記カラオケ装置による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報を、その描画情報の受け付けと同期して前記歌詞文字映像の背面側に合成して表示させるものである。このようにすれば、端末装置を介して入力される所謂フリードロー等の描画情報がリアルタイムで前記カラオケ装置において表示されるカラオケ演奏映像に反映される、娯楽性の高いサービスを実現することができる。
また、好適には、前記端末装置と通信可能な前記データベースは、前記映像情報を受信して記憶するとともに、前記映像情報は他の端末装置により検索され、前記検索された映像情報は前記他の端末装置の利用者により加工されるとともに、前記データベースには、前記検索された映像情報と前記他の端末装置の利用者のユーザIDとを対応づけて記憶され、前記利用者が前記カラオケ装置によるカラオケ演奏を行う際に、前記利用者のユーザIDに対応づけて記憶された前記映像情報が前記端末装置により選択可能に表示される。
本発明の好適な実施例であるカラオケシステムの構成を説明する図である。 図1のカラオケシステムに備えられたカラオケ装置の構成を例示するブロック線図である。 図1のカラオケシステムに備えられた電子早見本装置の構成を例示するブロック線図である。 図1のカラオケシステムに備えられた制御機能の一例の要部を説明する機能ブロック線図である。 図2のカラオケ装置によるカラオケ演奏に際してディスプレイに表示されるカラオケ演奏映像の一例を示す図である。 図2のカラオケ装置によるカラオケ演奏に際して図3の電子早見本装置のタッチパネルディスプレイに表示される描画受付画面の一例を示す図である。 図3の電子早見本装置のタッチパネルディスプレイに表示される描画受付画面に、タッチパネルにより受け付けられた描画情報が表示される様子の一例を示す図である。 図7に示す描画情報又はその描画情報が合成された映像情報の前面側に歌詞文字映像が合成されたカラオケ演奏映像の一例を示す図である。 図2のカラオケ装置のCPUによるカラオケ演奏映像表示制御の一例の要部を説明するフローチャートである。 図3の電子早見本装置のCPUによる描画受付/記録制御の一例の要部を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施例であるカラオケシステム10の構成を説明する図である。この図1に示すカラオケシステム10においては、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗12における複数の個室14a、14b、14c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室14と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)のカラオケ装置16a、16b、16c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置16と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置16は、ルータ22を介して通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続されたサーバ装置18等との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。
また、前記カラオケシステム10は、複数の電子早見本装置28a、28b、28c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置28と称する)を備えており、前記カラオケ装置16の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの前記電子早見本装置28が貸与され、各個室14において後述するように前記カラオケ装置16との間で対応付け処理が行われることで、そのカラオケ装置16の遠隔操作装置として用いられるようになっている。また、図1に示すように、前記店舗12内には前記複数のカラオケ装置16を相互に接続するLAN24が敷設されており、前記電子早見本装置28からのカラオケ装置16への入力は、所定のアクセスポイント26及びLAN24を介したLAN通信等により行われる。すなわち、本実施例においては、前記電子早見本装置28が、前記カラオケ装置16との間で情報の通信を行う端末装置に対応する。
前記通信回線20は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続された広域情報通信網である。また、前記サーバ装置18は、例えば、前記カラオケシステム10を管理する情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバであり、そのカラオケシステム10における楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うセンタ装置として機能する。また、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶するSNS(Social Network Service)データベース等を管理するデータベースサーバとして機能する。なお、本実施例においては、前記カラオケシステム10のセンタ装置としての機能及びデータベースサーバとしての機能を兼ね備えた単一の前記サーバ装置18を備えた構成について説明するが、それらセンタ装置及びデータベースサーバが個別のサーバ装置として構成されたものであってもよい。
図1に示すように、前記カラオケシステム10は、前記通信回線20を介して複数のシステム乃至通信端末装置との間で相互に情報の送受信が可能とされている。すなわち、携帯電話機30、タブレット端末32等が、中継基地局34を介して前記通信回線20に接続されており、それら携帯電話機30、タブレット端末32等と前記サーバ装置18等との間で相互に情報の送受信が可能とされている。前記携帯電話機30は、好適には、タッチパネルディスプレイを有すると共に、そのタッチパネルディスプレイを介しての操作に応じた前記通信回線20へのアクセス機能をはじめとする各種機能を有する所謂スマートフォンである。前記タブレット端末32は、好適には、タッチパネルディスプレイを有すると共に、そのタッチパネルディスプレイを介しての操作に応じた前記通信回線20へのアクセス機能をはじめとする各種機能を有する携帯型情報端末装置である。すなわち、本実施例においては、前記携帯電話機30、タブレット端末32等が、前記カラオケ装置16との間で情報の通信を行う端末装置として機能するものであってもよい。
図2は、前記カラオケシステム10に備えられたカラオケ装置16の構成を例示するブロック線図である。この図2に示すように、前記カラオケ装置16は、中央演算処理装置であるCPU42と、読出専用メモリであるROM44と、随時書込読出メモリであるRAM46と、記憶装置であるハードディスク48と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部50と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部52と、操作パネル54と、表示制御部56及び入力制御部58を介して前記CPU42に接続されたタッチパネルディスプレイ60と、LANインターフェイス66と、無線通信部68と、ビデオ出力端子70を介して前記映像処理部50に接続された映像表示装置であるディスプレイ72と、オーディオ入力端子74を介して前記音声処理部52に接続された音声入力装置であるマイクロフォン76と、オーディオ出力端子78を介して前記音声処理部52に接続された音声増幅装置であるアンプ80と、そのアンプ80に備えられた音声出力装置であるスピーカ82とを、備えて構成されている。
前記CPU42は、前記RAM46の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM44に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置16における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル54、タッチパネルディスプレイ60、或いは電子早見本装置28等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM46等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク48から前記RAM46に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM46から前記音声処理部52へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM46に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部50へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部50を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御に加えて、後述する本実施例のカラオケ演奏映像表示制御を実行する。
前記映像処理部50は、前記ディスプレイ72に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU42から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子70を介して前記ディスプレイ72に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置16による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU42において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク48に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ72に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。なお、本実施例においては、前記映像処理部50により前記ディスプレイ72の表示制御を行う一方、後述する表示制御部56により前記タッチパネルディスプレイ60(表示装置62)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部50により前記タッチパネルディスプレイ60の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部56は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部52は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置16による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク48から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン76から前記オーディオ入力端子74を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子78を介して前記アンプ80に供給されてそのアンプ80により増幅されて前記スピーカ82から出力される。
前記操作パネル54は、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記タッチパネルディスプレイ60は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置16への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ60に所定の画像(映像)を表示させる表示装置62と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ60への接触により入力を行うタッチパネル64とを、備えている。前記表示制御部56は、前記CPU42から供給される情報に基づいて前記表示装置62に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部58は、前記タッチパネル64により入力される操作入力情報を前記CPU42等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ60は、前記ディスプレイ72とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記LANインターフェイス66は、前記カラオケ装置16をLAN接続端子84を介して前記LAN24に接続するための接続器であり、そのように前記LAN24に接続されることで、前記カラオケ装置16は、同様に前記LAN24に接続された前記電子早見本装置28等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。また、前記カラオケ装置16が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置16が備えられている場合において、同様に前記LAN24に接続されたカラオケ装置16相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN24に接続されたアクセスポイント26を介して受信される電子早見本装置28からの選曲入力を受け付けて前記RAM46に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント26を介して前記カラオケ装置16から電子早見本装置28へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記カラオケ装置16は、図1に示すように、前記LAN24及びルータ22等を介して前記通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続された他の機器との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ装置18に接続されており、そのサーバ装置18から楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置16は、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置である。
前記無線通信部68は、前記カラオケ装置16と前記電子早見本装置28等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置28等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置16と電子早見本装置28との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部68を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置28は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置16へ送信され、前記無線通信部68によりその接続信号を受信したカラオケ装置16に対して前記電子早見本装置28が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置16に対応付けられた電子早見本装置28は、そのカラオケ装置16の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置28から送信される信号が前記CPU42に供給されることで、前記カラオケ装置16の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。なお、前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置28と前記カラオケ装置16との間の通信は、前記LAN24及びアクセスポイント26等を介したLAN通信により行われる。
図3は、前記電子早見本装置28の構成を説明するブロック線図である。この図3に示すように、前記電子早見本装置28は、所定の画像(映像)を表示させると共に、利用者の接触に応じて入力を行うためのタッチパネルディスプレイ90を備えている。また、前記カラオケ装置16との間でデータの送受信や同期を実行したり、前記電子早見本装置28に内蔵されたバッテリを充電する等の動作を行うスタンド型の接続架台(ドッキングテーブル)であるクレイドル88を備えている。前記電子早見本装置28は、そのクレイドル88に取り付けられた状態又はそのクレイドル88から取り外された状態で用いられ、取り付けられた状態においては、そのクレイドル88及びLAN24を介して前記カラオケ装置16に有線接続されるようになっている。また、前記クレイドル88から取り外された状態においては、前記アクセスポイント26及びLAN24を介して前記カラオケ装置16に無線接続されるようになっている。
図3に示すように、前記電子早見本装置28は、前記タッチパネルディスプレイ90に所定の映像を表示させる表示装置92と、その表示装置92による表示を制御する表示制御部94と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等によるタッチパネルディスプレイ90への接触により入力を行うタッチパネル96と、そのタッチパネル96による入力を制御する入力制御部98と、中央演算処理装置であるCPU100と、読出専用メモリであるROM102と、随時書込読出メモリであるRAM104と、フラッシュROM等の記憶部106と、インターフェイス108と、リモコン送信部110と、無線LAN通信部112と、前記クレイドル88と電気的な接続を可能とするためのコネクタ114aとを、備えて構成されている。前記クレイドル88には、斯かる電子早見本装置28と電気的な接続を可能とするためのコネクタ114bが設けられており、前記電子早見本装置28は、前記クレイドル88に載置されて前記コネクタ114a及び114bが相互に接触させられることで、前記インターフェイス108を介して前記クレイドル88乃至はLAN24に接続されるようになっている。
前記CPU100は、前記RAM104の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM102に記憶された情報に基づいて情報処理を実行する所謂マイクロコンピュータであり、前記表示制御部94を介して前記タッチパネルディスプレイ90(表示装置92)に所定の映像を表示させたり、その映像に基づく前記タッチパネルディスプレイ90(タッチパネル96)への接触により前記入力制御部98を介して入力される入力信号を処理したり、その入力信号に基づき前記無線LAN通信部112等を介して前記カラオケ装置16へ選曲入力をはじめとする入力送信を行ったり、前記通信回線20を介して前記サーバ装置20との間で情報の通信を行う等といった基本的な制御に加えて、後述する描画受付/記録制御等の各種制御を実行する。また、前記記憶部106には、好適には、前記カラオケ装置16の楽曲データベース118(例えば、図4を参照)に記憶された多数の楽曲データそれぞれに対応して曲名、アーティスト名、属性情報、歌詞の歌い出し部分等の選曲案内情報、及び備考等が選曲番号毎に記憶されている。
前記サーバ装置18は、SNSデータベース116(例えば、図4を参照)をはじめとする各種データベースを備えている。このSNSデータベース116は、前記カラオケシステム10の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)に係る各種情報を記憶する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。なお、以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。前記SNSデータベース116は、前記カラオケシステム10を利用する各利用者毎の、前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報を、その利用者の識別情報(ユーザID)と対応付けて記憶する記憶装置である。前記SNSデータベース116には、ユーザIDにより識別される各利用者毎に、例えばその利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、実際の年齢、性別、メールアドレス、利用者の住所又は居所に対応する地域、血液型、星座、SNSへのログイン認証に用いられるパスワード、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、アバタ(ネット上において利用者を象徴する人型映像)に関する情報、利用者の歌年齢等の情報、及び後述する描画情報等がその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。前記歌年齢とは、利用者の楽曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置16において過去に選曲(演奏)した楽曲に基づいて判断される値である。
また、前記SNSデータベース116には、各利用者の前記カラオケ装置16を用いたカラオケ演奏に関する情報として、例えばその利用者が過去に利用したカラオケ装置16に対応する店舗12(そのカラオケ装置16が設置された店舗12)に関する情報である来店履歴、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において十八番曲或いはお気に入りとして登録した楽曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された楽曲)に関する情報、その利用者が過去に前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置16において過去に選曲された楽曲の履歴)に関する情報、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、及びその利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報等が各利用者毎にその利用者のユーザIDと対応付けられて記憶される。前記フレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、例えば、前記SNSデータベース116に記憶された所定の利用者に対応する情報のうち、公開レベルが「友達」とされた情報に関しては、その利用者のフレンドとして登録されている利用者は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者は閲覧できない。このフレンド登録に関する情報は、各利用者に関連する情報として前記SNSデータベース116に記憶されるものであってもよいし、例えばフレンド登録された利用者それぞれのユーザIDを別途登録するというように前記SNSデータベース116とは別のデータベースに記憶されるものであってもよい。また、好適には、フレンド登録の申し込みがあった場合に、一律にフレンド登録を行うのではなく、申し込まれた利用者の許可を待ってその申し込みに係るフレンド登録を行う。
前記カラオケ装置16は、楽曲データベース118及び背景映像データベース120(例えば、図4を参照)をはじめとする各種データベースを備えている。この楽曲データベース118は、前記カラオケ装置16により出力可能な楽曲(演奏曲)にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記音声処理部52により所定の楽器の演奏音を生成するための演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各楽曲に固有の選曲番号により識別される。また、前記楽曲データには、属性情報として、その楽曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、曲の長さ(演奏時間)、ジャンル、テンポ、曲調、及び背景映像指定情報等の情報が、例えばメタデータ等に記憶されている。
前記背景映像データベース120は、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏(楽曲の演奏出力)に際して、前記ディスプレイ72に歌詞文字映像の背景映像として表示される背景映像データを記憶する。すなわち、前記映像処理部50により所定の背景画像(静止画)乃至背景映像(動画)を再生するための複数の背景データを記憶する。この背景データは、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の映像ファイル(動画データ)、或いはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、GIF(Graphics Interchange Format)形式、PNG(Portable Network Graphics)形式等の画像ファイル(静止画データ)であり、各データに固有の識別情報により識別される。
図4は、前記カラオケシステム10に備えられた制御機能の一例の要部を説明する機能ブロック線図である。好適には、図4に示すカラオケ演奏映像表示制御手段122及び歌詞抜き演奏映像抽出手段124は、前記カラオケ装置16のCPU42に機能的に備えられたものである。図4に示す歌詞抜き演奏映像表示制御手段126、描画情報入力受付手段128、及び描画情報表示制御手段130は、端末装置としての前記電子早見本装置28のCPU100に機能的に備えられたものである。ここで、前記制御手段の一部乃至全部が、前記カラオケシステム10を構成する他の装置に備えられたものであってもよい。例えば、前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124は、端末装置としての前記電子早見本装置28のCPU100に機能的に備えられたものであってもよい。なお、本実施例の端末装置としては、前記電子早見本装置28が好適に適用されるものであり、以下の実施例においては専らその態様について説明するが、前記携帯電話機30乃至タブレット端末32等が端末装置として適用された態様において、以下に詳述する制御が実行されるものであってもよい。
前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際して、そのカラオケ装置16に備えられた表示装置としての前記ディスプレイ72に、前記カラオケ演奏の対象となる演奏曲の歌詞文字映像を含むカラオケ演奏映像を表示させる。好適には、前記映像処理部50を介して、前記演奏曲の歌詞文字映像及び背景映像を含む演奏映像を前記ディスプレイ72に表示させる制御を行う。図5は、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際して、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122により前記ディスプレイ72に表示されるカラオケ演奏映像132の一例を示す図である。この図5に示すように、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、例えば、所定の楽曲データに対応する演奏曲の出力に際して、その楽曲データのメタデータ等に記憶された背景映像指定情報により指定される背景映像データを前記背景映像データベース120から読み出し、前記映像処理部50によりその背景映像データに基づいて背景映像134の再生を行う。斯かる背景映像134の再生と併行して、前記楽曲データに含まれる歌詞情報に基づく歌詞文字映像(歌詞テロップ)136を生成し、前記背景映像134の前面側レイヤに合成する。また、前記楽曲データに定められた歌詞色替情報に基づいて、前記歌詞文字映像136を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆく歌詞色替制御を行う。
前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124は、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122により表示される前記カラオケ演奏映像132から、前記演奏曲の歌詞文字映像136を除外した歌詞抜き演奏映像138を抽出する。例えば、前記歌詞文字映像136が前面側に合成される前の、前記カラオケ演奏映像132のベースとなる映像を抽出する。すなわち、前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124により抽出される歌詞抜き演奏映像138は、好適には、前記カラオケ演奏映像132において前記歌詞文字映像136の背面側に合成される前記背景映像134に相当する動画データである。或いは、一連の前記カラオケ演奏映像132に対応する動画としての歌詞抜き演奏映像138を抽出するものでなくともよく、単数乃至複数の静止画を抽出するものであってもよい。例えば、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122により表示される前記カラオケ演奏映像132から、前記演奏曲の歌詞文字映像136を除外した映像における、所定時点毎のコマに対応する静止画像(キャプチャ、スクリーンショット)を抽出するものであってもよい。斯かる場合においても、前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124は、前記歌詞文字映像136を含まない静止画像を抽出する。
前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124は、好適には、前記抽出された歌詞抜き演奏映像138を前記電子早見本装置28へ送信する。すなわち、前記抽出された歌詞抜き演奏映像138を、前記カラオケ装置16に対応付けられた前記電子早見本装置28に対して、前記LAN24等を介して送信する。好適には、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122により表示される前記カラオケ演奏映像132から、前記演奏曲の歌詞文字映像136を除外した歌詞抜き演奏映像138を抽出し、その抽出された歌詞抜き演奏映像138を前記電子早見本装置28へストリーミング(streaming)送信する。
前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段126は、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122による前記カラオケ演奏映像132の表示と同期して、前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124により抽出される前記歌詞抜き演奏映像138を、前記電子早見本装置28に備えられた表示装置92に表示させる。好適には、前記電子早見本装置28に対応付けられた前記カラオケ装置16からストリーミング送信される前記歌詞抜き演奏映像138を、前記表示制御部94等を介して前記表示装置92に表示させる。例えば、後述する図6に示すように、前記歌詞抜き演奏映像138を、前記電子早見本装置28による描画受付画面140の一部として前記タッチパネルディスプレイ90に表示させる。好適には、前記歌詞抜き演奏映像138を、前記描画受付画面140における、前記タッチパネル96を介しての描画の入力を受け付ける描画領域(描画可能エリア)として前記タッチパネルディスプレイ90に表示させる。
前記描画情報入力受付手段128は、前記電子早見本装置28に備えられた入力装置としてのタッチパネル96による操作を介して描画される描画情報の入力を受け付ける。この描画情報は、例えば、前記タッチパネル96により入力されるフリードローに相当する画像情報である。この画像情報は、少なくとも、前記タッチパネル96に対する利用者の指乃至備え付けのペン等の接触を維持したままその接触点を移動させた場合における移動軌跡に対応する情報である軌跡情報を含む。換言すれば、前記描画情報は、前記タッチパネル96に対する利用者の指乃至備え付けのペン等の接触位置の相対移動によって入力される自由な描画に相当するものである。なお、前記描画情報はフリードローであるため、文字、模様、記号、その他種々の描画を自由に表現できる。
前記描画情報入力受付手段128は、好適には、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122による前記カラオケ演奏映像132の表示と同期して、前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124により抽出されて前記カラオケ装置16から送信される前記歌詞抜き演奏映像138に対して、前記タッチパネル96による操作を介して描画される描画情報の入力を受け付ける。図6は、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際して、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイ90に表示される描画受付画面140の一例を示す図である。図6に示すように、前記描画受付画面140には、前記カラオケ装置16から送信される前記歌詞抜き演奏映像138が表示される。また、ペン選択ボタン142、消しゴム選択ボタン144、スタンプ選択ボタン146、コロコロ選択ボタン148、全消去ボタン150、やり直しボタン152、演奏映像戻しボタン154、及び送信ボタン156等の各種ボタン映像が表示される。前記タッチパネル96を介して前記各種ボタン映像に対応する位置に対して利用者の指乃至備え付けのペン等による接触操作(以下、接触入力操作という)が行われた場合、以下に詳述するように描画に係る各種処理が実行される。好適には、前記歌詞抜き演奏映像138に対応する範囲に対する接触入力操作に応じて、以下に詳述するように描画情報の入力を受け付ける。すなわち、本実施例においては、前記描画受付画面140の一部として表示された前記歌詞抜き演奏映像138に対応する範囲が、前記タッチパネル96を介しての描画の入力を受け付ける描画領域(描画可能エリア)に対応する。
前記ペン選択ボタン142に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して軌跡情報の入力を受け付けるペン入力モードが成立させられる。例えば、前記タッチパネル96に対する利用者の指乃至備え付けのペン等の接触を維持したままその接触点を移動させた場合における移動軌跡に対応する情報の入力が受け付けられる。また、前記消しゴム選択ボタン144に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して描画情報の消去を受け付ける消しゴム入力モードが成立させられる。例えば、前記タッチパネル96に対する利用者の指乃至備え付けのペン等の接触を維持したままその接触点を移動させた場合における移動軌跡に対応して、予め入力されていた描画情報を消去させる入力操作が受け付けられる。また、前記スタンプ選択ボタン146に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して予め定められたスタンプ画像の選択乃至入力を受け付けるスタンプ入力モードが成立させられる。また、前記コロコロ選択ボタン148に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して所定の幅を有する帯状軌跡情報の入力を受け付けるコロコロ入力モードが成立させられる。例えば、前記タッチパネル96に対する利用者の指乃至備え付けのペン等の接触を維持したままその接触点を移動させた場合における移動軌跡に対応して、所定の幅を有する帯状軌跡情報の入力が受け付けられる。
また、前記全消去ボタン150に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して入力が受け付けられた全ての描画情報を消去する処理が実行される。また、前記やり直しボタン152に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して入力が受け付けられた描画情報のうち、最後に行われた入力操作に対応する描画情報の入力を取り消す処理(所謂アンドゥ処理)が実行される。また、前記演奏映像戻しボタン154に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して描画される描画情報の入力が中止させられ、図5に示すような歌詞文字映像136を含むカラオケ演奏映像132が、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122による前記カラオケ演奏映像132の表示と同期して、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイ90に表示させられる。また、前記送信ボタン156に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して入力が受け付けられた描画情報が、前記通信回線20等を介して前記サーバ装置18へ送信される。この送信ボタン156に対する接触入力操作が行われた場合、描画情報が前記サーバ装置18へ送信される制御については後述する。また、前記描画情報の前記サーバ装置18への送信は、前記描画受付画面140とは別途設けられた画面における図示しない保存ボタンに対する接触入力操作が行われた際に実行されるものであってもよい。また、前記描画受付画面140に表示された前記送信ボタン156に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して入力が受け付けられた描画情報が、前記電子早見本装置28と対応付けられた前記カラオケ装置16に送信され、そのカラオケ装置16に表示された前記カラオケ演奏映像132にその描画情報が反映(合成表示)される等の態様も考えられる。
前記描画情報表示制御手段130は、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられる描画情報を、前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段126により前記表示装置92に表示される前記歌詞抜き演奏映像138の前面側に合成して表示させる。図7は、前記タッチパネル96による入力操作に応じて、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイ90に表示される描画受付画面140に描画情報158が表示される様子の一例を示す図である。前記描画受付画面140において、好適には、前記タッチパネル96による描画情報の入力が受け付けられる毎に、その描画情報が前記描画受付画面140における前記歌詞抜き演奏映像138の前面側に合成されて表示される。例えば、前記タッチパネル96に対する利用者の指乃至備え付けのペン等の接触を維持したままその接触点を移動させた場合における移動軌跡に対応する情報の入力が受け付けられた場合、その移動軌跡に対応する線(例えば、予め設定された太さ、色の線)が入力と同期して(すなわちリアルタイムに)、前記移動軌跡と軌を一に描画される。すなわち、本実施例においては、前記描画受付画面140の一部として表示された前記歌詞抜き演奏映像138に対応する範囲が、前記タッチパネル96を介して受け付けられた描画情報を表示させる描画表示領域(描画表示エリア)に対応する。
前記描画情報入力受付手段128により受け付けられた描画情報は、前記SNSデータベース116に記憶される。例えば、図6等に示す描画受付画面140において、前記送信ボタン156に対する接触入力操作が行われた場合、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられた描画情報158が、前記通信回線20等を介して前記サーバ装置18へ送信(アップロード)され、そのサーバ装置18における前記SNSデータベース116に、描画主体である利用者のユーザID及び描画日時(投稿日時)等の情報と対応付けられて記憶される。好適には、前記描画情報入力受付手段128により前記描画情報158の入力が受け付けられた際、併行して前記カラオケ装置16において演奏されていた演奏曲の選曲IDが、前記描画情報158と対応付けられて前記SNSデータベース116に記憶される。ここで、前記SNSデータベース116に記憶される情報は、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられた描画情報158そのものであってもよいし、前記歌詞抜き演奏映像138の前面側にその描画情報158が合成された映像情報であってもよい。前記描画情報入力受付手段128により受け付けられた描画情報158そのものが前記SNSデータベース116に記憶される態様において、描画情報に相当する画像(画像情報)がそのまま記憶されるものであってもよいし、その描画情報に相当する軌跡(パス)、線幅、及び線の色等の情報が相互に関連付けられて記憶されるものであってもよい。好適には、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏を通じて、前記タッチパネル96を介して入力され続ける一連の描画情報が時系列情報と共に前記SNSデータベース116に記憶される。すなわち、前記歌詞抜き演奏映像138の推移(映像の再生)と同期して、前記タッチパネル96を介して描画情報が入力されていく様子に対応する動画情報が前記SNSデータベース116に記憶される。或いは、前記描画受付画面140において、前記送信ボタン156に対する接触入力操作が行われた際における前記描画情報158(その時点までに入力された描画情報に対応する)がキャプチャされる等して前記SNSデータベース116に記憶されるものであってもよい。すなわち、前記SNSデータベース116に記憶される描画情報158は、静止画に相当するものであってもよい。
前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、好適には、前記カラオケ装置16による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記SNSデータベース116にその演奏曲と対応付けられて記憶された前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報を読み出し、その前面側に前記歌詞文字映像136を合成して前記カラオケ演奏映像132として表示させる。ここで、好適には、前記カラオケ演奏の演奏主体である利用者に対応して前記SNSデータベース116に記憶された、前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報が読み出されて以下の制御に用いられるが、前記カラオケ演奏の演奏主体ではない他の利用者(第三者)に対応して前記SNSデータベース116に記憶された、前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報が読み出されて以下の制御に用いられるものであってもよい。また、前記SNSデータベース116に記憶された、前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報に関して、曲名又は歌手名、投稿主体である利用者の名前、投稿日時等に基づく検索を可能とするものであってもよい。更に、複数の描画情報158乃至映像情報が検索された場合、それらを選択可能に前記タッチパネルディスプレイ90に表示させ、前記タッチパネル96を介して選択された描画情報158乃至映像情報を前記SNSデータベース116からダウンロードして以下の制御に用いるものであってもよい。
図8は、前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報の前面側に前記歌詞文字映像136が合成されたカラオケ演奏映像132の一例を示す図である。この図8に示すように、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、好適には、前記カラオケ装置16による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記SNSデータベース116にその演奏曲と対応付けられて記憶された前記描画情報158を、前記背景映像134の前面側且つ前記歌詞文字映像136の背面側に合成し、カラオケ演奏映像132として前記ディスプレイ72に表示させる。前記SNSデータベース116から読み出された情報が、前記歌詞抜き演奏映像138の前面側に前記描画情報158が合成された映像情報である場合、その映像情報を前記歌詞文字映像136の背面側に合成し、カラオケ演奏映像132として前記ディスプレイ72に表示させる。斯かる制御により、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏を通じて入力され続ける一連の描画情報158を時系列情報と共に記憶し、次回以降のカラオケ演奏においてカラオケ演奏映像の背景映像として用いる制御が実現される。
前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124は、好適には、図8に示すようなカラオケ演奏映像132、すなわち前記SNSデータベース116から読み出された前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報の前面側に前記歌詞文字映像136が合成されたカラオケ演奏映像132から、前記演奏曲の歌詞文字映像136を除外した歌詞抜き演奏映像138を抽出するものであってもよい。すなわち、前記描画情報入力受付手段128及び描画情報表示制御手段130は、好適には、前記SNSデータベース116から読み出された前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報に対して、前述のような処理により更なる描画情報の入力を受け付けるものであってもよい。
また、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、好適には、前記カラオケ装置16による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられる描画情報158を、前記カラオケ演奏映像132に対して、その描画情報158の受け付けと同期して前記歌詞文字映像136の背面側に合成して表示させる。すなわち、前記描画情報表示制御手段130による前記歌詞抜き演奏映像138に対する前記描画情報158の合成と同期して、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122により表示される前記カラオケ演奏映像132に、同様の前記描画情報158を合成して表示させる。好適には、前記タッチパネル96による描画情報158の入力が受け付けられる毎に、その描画情報158が前記カラオケ演奏映像表示制御手段122における前記背景映像134の前面側且つ前記歌詞文字映像136の背面側に合成されて表示される。また、前記描画受付画面140に表示された前記送信ボタン156に対する接触入力操作が行われた場合、前記タッチパネル96による操作を介して入力が受け付けられた描画情報が、前記電子早見本装置28と対応付けられた前記カラオケ装置16に送信され、そのカラオケ装置16に表示された前記カラオケ演奏映像132における前記背景映像134の前面側且つ前記歌詞文字映像136の背面側に合成されて表示されるものであってもよい。斯かる制御により、前記電子早見本装置28を介して入力される所謂フリードロー等の描画情報158がリアルタイムで前記カラオケ装置16において表示されるカラオケ演奏映像132に反映される制御が実現される。
図9は、前記カラオケ装置16のCPU42によるカラオケ演奏映像表示制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記RAM46の予約曲テーブルに記憶された所定の演奏曲の演奏順となる等して、前記カラオケ装置16により所定の演奏曲のカラオケ演奏が開始されるか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、お絵かき背景読み出しモードであるか否かが判断される。すなわち、前記SNSデータベース116に記憶された、前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報を読み出して、カラオケ演奏映像の背景映像として用いる設定であるか否かが判断される。このSA2の判断が否定される場合には、SA4以下の処理が実行されるが、SA2の判断が肯定される場合には、SA3において、前記SNSデータベース116に記憶された、前記描画情報158又はその描画情報158が合成された映像情報が、前記通信回線20等を介して前記サーバ装置18からダウンロードされる。
次に、SA4において、演奏開始に係る演奏曲に対応する楽曲データが前記楽曲データベース118から読み出され、その楽曲データに基づくカラオケ演奏制御が開始される。すなわち、前記楽曲データのメタデータ等に記憶された背景映像指定情報により指定される背景映像データが前記背景映像データベース120から読み出され、前記映像処理部50によりその背景映像データに基づいて背景映像134の再生が行われる。また、SA3にて前記SNSデータベース116に記憶された描画情報158等が読み出された場合には、その描画情報158等の再生が行われる。斯かる背景映像134、描画情報158等の再生と併行して、前記楽曲データに含まれる歌詞情報に基づく歌詞文字映像136が生成され、前記背景映像134、描画情報158の前面側レイヤに合成される。また、前記楽曲データに定められた歌詞色替情報に基づいて、前記歌詞文字映像136を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆく歌詞色替制御が実行される。次に、SA5において、SA4にて表示される前記カラオケ演奏映像132から、前記演奏曲の歌詞文字映像136を除外した歌詞抜き演奏映像138が抽出される。次に、SA6において、SA5にて抽出された歌詞抜き演奏映像138が、前記カラオケ装置16に対応付けられた前記電子早見本装置28に対して前記LAN24等を介して送信(ストリーミング送信)される。
次に、SA7において、前記カラオケ装置16に対応付けられた前記電子早見本装置28から、前記LAN24等を介して描画情報158が受信されたか否かが判断される。このSA7の判断が否定される場合には、SA9以下の処理が実行されるが、SA7の判断が肯定される場合には、SA8において、受信された前記描画情報158が、SA4にて表示される前記カラオケ演奏映像132における前記背景映像134の前面側且つ前記歌詞文字映像136の背面側に合成される。また、前記電子早見本装置28から新たに前記描画情報158が受信される毎に、前記カラオケ演奏映像132における描画情報158の表示が更新される。次に、SA9において、前記楽曲データに対応する演奏出力が最後まで行われる等して、カラオケ演奏が終了させられるか否かが判断される。このSA9の判断が否定される場合には、SA4以下の処理が再び実行されるが、SA9の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SA2〜SA4、SA7、及びSA8が前記カラオケ演奏映像表示制御手段122の動作に、SA5及びSA6が前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124の動作に、それぞれ対応する。
図10は、前記電子早見本装置28のCPU100による描画受付/記録制御の一例の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。この図10に示す制御は、前述した図9に示す制御と併行して実行されるものである。
先ず、SB1において、前記電子早見本装置28に対応付けられた前記カラオケ装置16から、前記LAN24等を介して前記歌詞抜き演奏映像138が受信されたか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、SB3以下の処理が実行されるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、前記カラオケ装置16から受信された前記歌詞抜き演奏映像138が、前記タッチパネルディスプレイ90に表示された前記描画受付画面140の一部として表示される。次に、SB3において、前記タッチパネル96を介して前記描画情報158の入力操作があったか否かが判断される。このSB3の判断が否定される場合には、SB6以下の処理が実行されるが、SB3の判断が肯定される場合には、SB4以下の処理が実行される。
SB4においては、前記タッチパネル96を介して入力された前記描画情報158が、前記タッチパネルディスプレイ90に前記描画受付画面140の一部として表示された前記歌詞抜き演奏映像138の前面側に合成して表示される。次に、SB5において、前記タッチパネル96を介して入力された前記描画情報158が、前記LAN24等を介して前記電子早見本装置28に対応付けられた前記カラオケ装置16に対して送信される。次に、SB6において、前記タッチパネル96を介して入力された前記描画情報158を、前記サーバ装置18のSNSデータベース116に記憶させるか否かが判断される。例えば、前記描画受付画面140に表示された送信ボタン156に対する接触入力操作が行われたか否かが判断される。このSB6の判断が否定される場合には、SB8以下の処理が実行されるが、SB6の判断が肯定される場合には、SB7以下の処理が実行される。
SB7においては、前記タッチパネル96を介して入力された前記描画情報158、又は、前記歌詞抜き演奏映像138の前面側にその描画情報158が合成された映像情報が、前記通信回線20等を介して前記サーバ装置18へアップロードされ、描画主体である利用者のユーザID、併行して演奏されていた演奏曲の選曲番号、及び各種情報と対応付けられて前記SNSデータベース116に記憶される。次に、SB8において、前記タッチパネル96を介しての描画入力モードが終了させられるか否かが判断される。このSB8の判断が否定される場合には、SB1以下の処理が再び実行されるが、SB8の判断が肯定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、SB1及びSB2が前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段126の動作に、SB3、SB4〜SB8が前記描画情報入力受付手段128の動作に、SB5が前記描画情報表示制御手段130の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際して、そのカラオケ装置16に備えられた表示装置としてのディスプレイ72に、前記カラオケ演奏の対象となる演奏曲の歌詞文字映像136を含むカラオケ演奏映像132を表示させるカラオケ演奏映像表示制御手段122(SA2〜SA4、SA7、及びSA8)と、そのカラオケ演奏映像表示制御手段122により表示される前記カラオケ演奏映像132から、前記演奏曲の歌詞文字映像136を除外した歌詞抜き演奏映像138を抽出する歌詞抜き演奏映像抽出手段124(SA5及びSA6)と、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122による前記カラオケ演奏映像132の表示と同期して、前記歌詞抜き演奏映像抽出手段124により抽出される前記歌詞抜き演奏映像138を、端末装置としての前記電子早見本装置28に備えられた表示装置92に表示させる歌詞抜き演奏映像表示制御手段126(SB1及びSB2)と、前記電子早見本装置28に備えられた入力装置としてのタッチパネル96による操作を介して描画される描画情報158の入力を受け付ける描画情報入力受付手段128(SB4〜SB8)と、その描画情報入力受付手段128により受け付けられる描画情報158を、前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段126により表示される前記歌詞抜き演奏映像138の前面側に合成して表示させる描画情報表示制御手段130(SB5)とを、備えたものであることから、前記電子早見本装置28により描画を行う上で十分な描画スペースを確保できることに加え、歌詞文字映像136を含む映像の読み出しによる課金の発生を抑制できる。すなわち、コストを抑えつつカラオケ演奏の娯楽性を向上させるカラオケシステム10を提供することができる。
また、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられる描画情報158、又は、前記歌詞抜き演奏映像138の前面側にその描画情報158が合成された映像情報を、前記カラオケ演奏の対象となる演奏曲と対応付けて記憶するSNSデータベース116を備え、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、前記カラオケ装置16による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記SNSデータベース116にその演奏曲と対応付けられて記憶された前記描画情報158又は前記映像情報を読み出し、前記描画情報158又は前記映像情報の前面側に前記歌詞文字映像136を合成して表示させるものであるため、カラオケ演奏を通じて入力され続ける一連の描画情報158を時系列情報と共に記憶し、次回以降のカラオケ演奏においてカラオケ演奏映像132の背景映像として用いる制御において、歌詞文字映像136を含む映像の読み出しによる課金の発生を抑制できる。
また、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、前記カラオケ装置16による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられる描画情報158を、その描画情報158の受け付けと同期して前記歌詞文字映像136の背面側に合成して表示させるものであるため、前記電子早見本装置28を介して入力される所謂フリードロー等の描画情報158がリアルタイムで前記カラオケ装置16において表示されるカラオケ演奏映像132に反映される、娯楽性の高いサービスを実現することができる。
また、前記端末装置は、所定の映像を表示させると共に利用者の接触に応じて前記カラオケ装置16への入力を行うタッチパネルディスプレイ90を備えた電子早見本装置28であるため、実用的な端末装置である電子早見本装置28を用いて、コストを抑えつつカラオケ演奏の娯楽性を向上させるサービスを実現することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記カラオケ演奏映像表示制御手段122は、前記映像処理部50を介して前記ディスプレイ72に前記カラオケ演奏映像132を表示させるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記カラオケ装置16に備えられたタッチパネルディスプレイ60(表示装置62)に前記カラオケ演奏映像132を表示させるものであってもよい。すなわち、前記描画情報入力受付手段128により受け付けられた前記描画情報158が、前記タッチパネルディスプレイ60に表示された前記カラオケ演奏映像132における前記歌詞文字映像136の背面側に合成されて表示されるものであってもよい。
また、前述の実施例では、前記背景映像データベース120から読み出される背景映像データに基づいて前記背景映像134を再生させ、その背景映像134の前面側に前記歌詞文字映像136を合成して表示させるカラオケ演奏映像132に本発明が適用された例を説明したが、例えば、前記カラオケ装置16がビデオカメラ(デジタルカメラ)を備えた構成において、そのビデオカメラにより撮影される映像情報を前記背景映像134として、その背景映像134の前面側に前記歌詞文字映像136を合成して表示させるカラオケ演奏映像132にも、本発明は好適に適用されるものである。また、前記携帯電話機30やデジタルカメラ等の撮像装置により撮影された画像を前記SNSデータベース116に記憶させておき、前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏に際して、斯かる画像を読み出して前記背景映像134として用い、その背景映像134の前面側に前記歌詞文字映像136を合成して表示させるカラオケ演奏映像132にも、本発明は好適に適用されるものである。
また、前述の実施例において、前記電子早見本装置28のタッチパネルディスプレイ90に表示される描画受付画面140は、専ら前記歌詞文字映像136を含まない歌詞抜き演奏映像138を表示させ、その歌詞抜き演奏映像138に対する描画を受け付けるものであったが、前記描画受付画面140に表示される描画のベース映像を、前記歌詞文字映像136を含まない歌詞抜き演奏映像138とするか、或いは前記歌詞文字映像136を含むカラオケ演奏映像132と等価な映像とするかを、利用者の操作に応じて選択可能としてもよい。すなわち、テロップエリアの表示/非表示の切り替えを可能とするものであってもよい。
また、前述の実施例においては特に言及していないが、前記SNSデータベース116に記憶された描画情報158乃至その描画情報158が合成された映像情報に関して、前記携帯電話機30(スマートフォン)やパーソナルコンピュータ等による検索を可能としてもよい。更に、検索された描画情報158等に対して、前記携帯電話機30やパーソナルコンピュータ等を介して加工(変更)を可能としてもよい。また、前記SNSデータベース116に記憶された描画情報158乃至その描画情報158が合成された映像情報に、加工を行った利用者のユーザIDを対応付けて記憶させておき、その利用者が前記カラオケ装置16によるカラオケ演奏を行う際(例えば所定のログイン認証を行った際)、その利用者に対応付けられて記憶された描画情報158乃至その描画情報158が合成された映像情報が、前記電子早見本装置28等に選択可能に表示されるものであってもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
10:カラオケシステム、16:カラオケ装置、28:電子早見本装置(端末装置)、30:携帯電話機(端末装置)、32:タブレット端末(端末装置)、72:ディスプレイ(表示装置)、90:タッチパネルディスプレイ、92:表示装置、96:タッチパネル(入力装置)、116:SNSデータベース、122:カラオケ演奏映像表示制御手段、124:歌詞抜き演奏映像抽出手段、126:歌詞抜き演奏映像表示制御手段、128:描画情報入力受付手段、130:描画情報表示制御手段、132:カラオケ演奏映像、136:歌詞文字映像、138:歌詞抜き演奏映像、158:描画情報

Claims (4)

  1. 多数の楽曲データのうちから選択される所定の楽曲データに対応する演奏曲を出力させるカラオケ装置と、該カラオケ装置との間で情報の通信を行う端末装置とを、備えたカラオケシステムであって、
    前記カラオケ装置は、
    前記演奏曲の歌詞文字映像と背景映像とを合成したカラオケ演奏映像を生成し、前記カラオケ装置によるカラオケ演奏に際して、該カラオケ装置に備えられた表示装置に、前記カラオケ演奏映像を表示させるカラオケ演奏映像表示制御手段と、
    該カラオケ演奏映像表示制御手段により表示される前記カラオケ演奏映像から、前記演奏曲の歌詞文字映像を除外した歌詞抜き演奏映像を抽出し、前記歌詞抜き演奏映像を前記端末装置に送信する歌詞抜き演奏映像抽出手段と
    を、有し、
    前記端末装置は、
    前記歌詞抜き演奏映像を前記カラオケ装置から受信し、前記カラオケ演奏映像表示制御手段による前記カラオケ演奏映像の表示と同期して、前記歌詞抜き演奏映像を、前記端末装置に備えられた表示装置に表示させる歌詞抜き演奏映像表示制御手段と、
    前記端末装置に備えられた入力装置による操作を介して描画される描画情報の入力を受け付けるとともに、前記描画情報を、前記カラオケ装置に送信する描画情報入力受付手段と、
    該描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報を、前記歌詞抜き演奏映像表示制御手段により表示される前記歌詞抜き演奏映像の前面側に合成して表示させる描画情報表示制御手段と
    を有し、
    前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記端末装置から受信した前記描画情報と前記カラオケ演奏映像とを合成し、前記カラオケ装置に備えられた表示装置に表示する
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  2. 前記描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報、又は、前記歌詞抜き演奏映像の前面側に該描画情報が合成された映像情報を、前記カラオケ演奏の対象となる演奏曲と対応付けて記憶するデータベースを備え、
    前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記カラオケ装置による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記データベースに該演奏曲と対応付けられて記憶された前記描画情報又は前記映像情報を読み出し、前記描画情報又は前記映像情報の前面側に前記歌詞文字映像を合成して表示させるものである請求項1に記載のカラオケシステム。
  3. 前記カラオケ演奏映像表示制御手段は、前記カラオケ装置による所定の演奏曲のカラオケ演奏に際して、前記描画情報入力受付手段により受け付けられる描画情報を、該描画情報の受け付けと同期して前記歌詞文字映像の背面側に合成して表示させるものである請求項1又は2に記載のカラオケシステム。
  4. 前記端末装置と通信可能な前記データベースは、前記映像情報を受信して記憶するとともに、前記映像情報は他の端末装置により検索とされ、前記検索された映像情報は前記他の端末装置の利用者により加工されるとともに、
    前記データベースには、前記検索された映像情報と前記他の端末装置の利用者のユーザIDとを対応づけて記憶され、
    前記利用者が前記カラオケ装置によるカラオケ演奏を行う際に、前記利用者のユーザIDに対応づけて記憶された前記映像情報が前記端末装置により選択可能に表示される
    ことを特徴とする請求項2のカラオケシステム。
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