このような画像は、いわゆるドラッグ&ドロップと呼ばれる入力操作等により、画面上で特定の画像を移動して利用者の所望の位置に再配置することが可能であることが多い。画像が、順位づけられた整列した配置位置に、上位から順に自動的に整列されるような場合には、他の画像が配置されている位置に再配置しようとしたとき、再配置の操作を行った位置と実際に再配置された位置が異なる場合があった。
例えば、図22に示されるように、所定のソフトウェアと紐づけられた画像A〜Gが並んでいる画面を考える(S91)。画像Fを移動させて再配置する際に、画像Fをドラッグ操作により画像C上に移動させ(S92)、ドロップ操作により再配置の指示を行うと、画像Fは画像Cが配置されていた位置ではなく、画像Dが配置されていた位置に移動してしまうことがある(S93)。これは、図23に示されるように、画像Fを画像Cの配置されていた位置に配置するためには、画像BとCの間に配置しなければならず、そのためには、例えば配置領域901で示されるような画像BとCの間を含む領域内でドロップ操作を行わなければならなかったためであると考えられる。しかしながら、このような画像の再配置の際の動作は、利用者の意図しない結果となっている場合があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてされたものであり、画像が整列した配置位置に配置される画面を表示させる情報処理装置又は情報処理プログラムにおいて、利用者の所望の位置に画像が再配置される情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、第1の画像と第2の画像と第3の画像とをそれぞれの間に隙間の領域を設けて表示させる画像表示制御部と、前記画像表示制御部により表示された前記第1の画像がユーザの操作により前記第1の画像より右側に配置された前記第2の画像の配置の領域に重ねられた場合に、前記第2の画像と前記第2の画像より右側に配置された前記第3の画像との間の前記隙間の領域に標識画像を表示させる標識表示制御部と、を備える情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、前記標識表示制御部は、前記画像表示制御部により表示された前記第3の画像がユーザの操作により前記第3の画像より左側に配置された前記第2の画像の配置の領域に重ねられた場合に、前記第2の画像と前記第2の画像より左側に配置された前記第1の画像との間の前記隙間の領域に標識画像を表示させる、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、第1の画像と第2の画像と第3の画像とをそれぞれの間に隙間の領域を設けて表示させる画像表示制御部と、前記画像表示制御部により表示された前記第3の画像がユーザの操作により前記第3の画像より左側に配置された前記第2の画像の配置の領域に重ねられた場合に、前記第2の画像と前記第2の画像より左側に配置された前記第1の画像との間の前記隙間の領域に標識画像を表示させる標識表示制御部と、を備える情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記標識表示制御部は、前記画像表示制御部により表示された前記第1の画像がユーザの操作により前記第1の画像より右側に配置された前記第2の画像の配置の領域に重ねられた場合に、前記第2の画像と前記第2の画像より右側に配置された前記第3の画像との間の前記隙間の領域に標識画像を表示させる、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、第1の画像と第2の画像と第3の画像とをそれぞれの間に隙間の領域を設けて表示させる画像表示制御部、及び、前記画像表示制御部により表示された前記第1の画像がユーザの操作により前記第1の画像より右側に配置された前記第2の画像の配置の領域に重ねられた場合に、前記第2の画像と前記第2の画像より右側に配置された前記第3の画像との間の前記隙間の領域に標識画像を表示させる標識表示制御部、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項6に係る発明は、第1の画像と第2の画像と第3の画像とをそれぞれの間に隙間の領域を設けて表示させる画像表示制御部、及び、前記画像表示制御部により表示された前記第3の画像がユーザの操作により前記第3の画像より左側に配置された前記第2の画像の配置の領域に重ねられた場合に、前記第2の画像と前記第2の画像より左側に配置された前記第1の画像との間の前記隙間の領域に標識画像を表示させる標識表示制御部、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明は、複数の画像を該複数の画像の間に領域を設けて表示する画像表示部と、前記画像表示部で表示されている前記複数の画像から選択された画像を前記複数の画像から該選択された画像を除き、該選択された画像の位置より右側の位置に画像を配置する場合に、該画像が配置される位置と該画像が配置される位置の右側の画像が配置されている位置の間である前記領域に標識画像を表示する標識表示部と、を備える情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記標識表示部は、該選択された画像の位置より左側の位置に画像を配置する場合に、該画像が配置される位置と該画像が配置される位置の左側の画像が配置されている位置の間である前記領域に前記標識画像を表示する、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、該選択された画像の位置より右側の位置に画像を配置する場合に、該選択された画像の位置より右側の位置から該画像が配置される位置までの間に配置されている画像を、一つ左側の位置に移動させる指示を前記画像表示部に対して行う配置手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記配置手段は、該選択された画像の位置より左側の位置に画像を配置する場合に、該選択された画像の位置より左側の位置から該画像が配置される位置までの間に配置されている前記画像を、一つ右側の位置に移動させる指示を前記画像表示部に対して行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記複数の画像は、複数の画面に渡って存在し、前記配置手段は、該画像が配置される位置が、該選択された画像の位置が存在する画面とは異なる画面にある場合には、該選択された画像の位置が存在する画面において、該選択された画像の位置より右側の位置に配置されている画像を、一つ左側の位置に移動する指示を前記画像表示部に対して行い、該画像が配置される位置が存在する画面においては、該画像が配置される位置及び該画像が配置される位置より右側の位置に配置されている画像を、一つ右側の位置に移動する指示を前記画像表示部に対して行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記複数の画像は、複数の画面に渡って存在し、前記配置手段は、該画像が配置される位置が、該選択された画像の位置が存在する画面とは異なる画面にある場合で、該選択された画像の位置より右側に対応する画面の場合には、該画像が配置される位置が存在する画面においては、該画像が配置される位置及び該画像が配置される位置より左側の位置に配置されている画像を、一つ左側の位置に移動する指示を前記画像表示部に対して行い、該選択された画像の位置より左側に対応する画面の場合には、該画像が配置される位置が存在する画面においては、該画像が配置される位置及び該画像が配置される位置より右側の位置に配置されている画像を、一つ右側の位置に移動する指示を前記画像表示部に対して行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、該画像が配置される位置の座標の候補の位置において前記画像を表示させる再配置候補画像表示部を更に備え、前記再配置候補画像表示部は、前記表示される前記画像を、半透明とすると共に、前記整列して配置された他の画像と重なった際に、前記画像の周囲に枠線を表示させる、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記画像の周囲の前記枠線は、前記他の画像と重なった部分にのみに表示される、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記画像の周囲の前記枠線は、同系色の前記他の画像と重なった際に表示される、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、該画像が配置される位置は、他の画像を一つ含む配置領域内の座標を指定することにより行われ、該選択された画像の位置より右側の前記領域に画像を配置する場合に、前記配置領域は前記領域の左側の前記配置領域であり、該選択された画像の位置より左側の前記領域に画像を配置する場合に、前記配置領域は前記領域の右側の前記配置領域である、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
本発明は、複数の画像を該複数の画像の間に領域を設けて表示する画像表示手順と、前記画像表示部で表示されている前記複数の画像から選択された画像を前記複数の画像から該選択された画像を除き、該選択された画像の位置より右側の位置に画像を配置する場合に、該画像が配置される位置と該画像が配置される位置の右側の画像が配置されている位置の間である前記領域に標識画像を表示する標識表示手順と、を処理装置に実行させるための情報処理プログラムであってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理プログラムにおいて、前記標識表示手順は、該選択された画像の位置より左側の位置に画像を配置する場合に、該画像が配置される位置と該画像が配置される位置の左側の画像が配置されている位置の間である前記領域に前記標識画像を表示する、ことを特徴とする情報処理プログラムであってもよい。
本発明は、順位づけされた位置に配置される複数の画像を表示する画像表示部と、前記画像を一つ含む配置領域内で、前記複数の画像から選択された画像の再配置の指示を指示手段から受けた際に、前記画像表示部に選択された画像を前記配置領域内の位置に再配置する配置手段と、を備える情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、選択された画像の位置より再配置の位置が下位の場合には、再配置の位置の画像と、該画像より下位に配置された画像との間に標識画像を表示する標識表示部を更に備える情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記標識表示部は、選択された画像の位置より再配置の位置が上位の場合には、再配置の位置の画像と、該画像より上位に配置された画像との間に前記標識画像を表示する、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記配置手段は、前記再配置される位置である再配置位置が、上位にあるときには、前記再配置前の配置位置より上位の配置位置から前記再配置位置までの間に配置されている前記画像を、一つ下位の順位の配置位置に移動させる指示を前記画像表示部に対して行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記配置手段は、前記再配置される位置である再配置位置が、下位であるときには、前記再配置前の配置位置より下位の配置位置から前記再配置位置までの間に配置されている前記画像を、一つ上位の順位の配置位置に移動させる指示を前記画像表示部に対して行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記順位づけられた位置は、複数の画面に渡って存在し、前記配置手段は、前記再配置される配置位置が、前記再配置前の配置位置が存在する画面とは異なる画面にある場合には、前記再配置前の配置位置が存在する画面において、前記再配置前の配置位置より下位の配置位置に配置されている画像を、順位が一つ上位の配置位置に移動する指示を前記画像表示部に対して行い、前記再配置される配置位置が存在する画面においては、前記再配置される配置位置及び前記再配置される配置位置より下位の配置位置に配置されている画像を、順位が一つ下位の配置位置に移動する指示を前記画像表示部に対して行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記整列された配置位置は、複数の画面に渡って存在し、前記配置位置は、前記複数の画面に渡って順次連続的に順位づけされ、前記配置手段は、前記画像表示部に、前記複数の画面に渡る前記画像の配置位置を移動させる指示を行う、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記画像の前記配置位置を変更して再配置の指示を受ける際に、前記配置位置が整列した領域上で前記再配置させる位置の座標の候補を受信すると共に、前記座標の候補の位置において前記画像を表示させる再配置候補画像表示部を更に備え、前記再配置候補画像表示部は、前記表示される前記画像を、半透明とすると共に、前記整列して配置された他の画像と重なった際に、前記画像の周囲に枠線を表示させる、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記画像の周囲の前記枠線は、前記他の画像と重なった部分にのみに表示される、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、前記画像の周囲の前記枠線は、同系色の前記他の画像と重なった際に表示される、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
また、本発明は、上述の情報処理装置において、上位の位置に再配置する際の前記配置領域は、前記再配置の位置より下位側の領域であり、下位の位置に再配置する際の前記配置領域は、前記再配置の位置より上位側の領域である、ことを特徴とする情報処理装置であってもよい。
請求項1ないし6に係る発明によれば、利用者は再配置の指示を行う前に、再配置の指示を行ったとしたとしたならば、いずれの画像の間に再配置されるのかを視覚的に認識することができる。
図1には、本発明の一実施形態に係る情報処理システム100が示されている。この図に示されるように情報処理システム100は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及び磁気ディスク装置等により構成され、デジタル情報の処理を行う情報処理装置200と、情報処理装置200から出力される画像情報を表示する液晶表示装置等の表示装置110と、表示装置110の表示面上に重ね合わせられた透明基板及び透明基板上に形成された透明電極からなる配線等からなり、利用者の指等がタッチされることにより、タッチされた座標を検出して情報処理装置200に出力するタッチパネル120と、から構成されている。
ここで表示装置110は、液晶表示装置等としたが、有機EL(Electro-Luminescence)表示装置その他、画像を表示する表示装置であればよい。また、入力装置をタッチパネルとしたが、マウス、キーボード等その他の入力装置であってもよい。また、情報処理装置200は、直接表示装置110及びタッチパネル120に接続するように構成されているが、インターネット等のネットワーク上のサーバ装置等として機能する情報処理装置200であってもよく、この場合には、表示装置110に表示される画像情報や入力された情報等は、不図示の情報通信端末を介して送受信されることとしてもよい。この場合に、情報処理装置200はネットワークに接続された複数の装置から構成されることとしてもよい。
図2は、情報処理装置200の機能構成について示すブロック図である。この図に示されるように、情報処理装置200は、表示装置110の画面に表示させる信号である画面信号を出力する画面信号出力部210と、タッチパネル120で入力された座標が入力され、画面信号出力部210において表示している画面及び入力された座標に基づいて情報の処理を行い、画面の出力指示を画面信号出力部210に対して行う入力信号処理部220と、を備えている。なお、これらの機能は、情報処理装置200の磁気ディスク記憶装置等の記憶装置に保存されたプログラムをCPUが実行することにより実現される。ここで、プログラムはCD−ROM等その他の記憶媒体に格納して提供されてもよい。
ここで、画面信号出力部210は、一般にアイコンと呼ばれ、画面上で順次順位づけされた整列した配置位置に配置され、ソフトウェアごとに関連づけられた複数の種類の画像であり、プログラムの内容を図や絵にして分かりやすく表現したものを表示させる画像表示部211と、ドラッグ操作等により画像の再配置の候補位置を探索する場合に、ドラッグ操作等により示される再配置の候補位置において画像を半透明等とした画像である再配置候補画像を表示させる再配置候補画像表示部212と、ドロップ操作等により、再配置の指示がされたとしたならば、再配置後に画像が挟まれる2つの隣り合う画像の間に標識となる標識画像を表示させる標識表示部213とを有している。
また、入力信号処理部220は、それぞれ配置位置に配置された1つの画像を含むそれぞれの配置領域内の座標において、タッチパネル120等の入力装置から再配置の指示を受けた際に、配置領域に属する配置位置を再配置位置であると決定し、再配置位置への再配置を画像表示部に対して指示する配置手段221と、ドラッグ操作等により画像の再配置の候補位置を探索する場合に、タッチパネル等の入力装置からドラッグ操作される画面上の座標を受信し、再配置候補画像表示部212に通知する再配置候補座標取得部222と、を有している。
図3〜21は、図1の表示装置110に表示される画面又は画面の遷移について示す図である。これらの画面は、例えば、情報処理装置200の各機能の利用を開始するための開始画面であり、ソフトウェアごとに関連づけられた複数の種類の画像である画像が、順位づけされた整列した配置位置に順次配置されている。各画像を指定することにより、関連づけられたソフトウェアを起動することができる。
図3は、本実施形態に係る画面の画像の順位づけられた配置位置を示す図である。図の数字は、各配置位置の順位を示し、各画像は横方向に順位づけられた配列した配置位置を有している。
図4は、図3の配置位置に配置された画像A〜Hと、各配置位置が有する配置領域310を示す図である。ここで各配置領域310は、各配置位置に配置された1つの画像を含む領域であり、図では破線で示されている。いわゆるドラッグ&ドロップ操作により、画像を再配置させる操作において、破線で示された配置領域310においてドロップ操作による配置指示がなされた際に、配置手段221は、その配置領域310に係る配置位置に画像を再配置する指示を、画像表示部221に対して行う。
図5は、画像を配置位置の上位側から下位側に再配置する様子を示すフローチャートである。再配置位置に移動する前において、画像A〜Iは、図4と同様に配置されている(S11)。ここで、例えば、画像Aを、画像Aの配置位置よりも下位にある画像Cの配置位置(第1配置位置)に再配置する場合には、画像Aをドラッグ操作により、画像Cが含まれる配置領域310に移動する(S12)。このドラッグ操作の際には、移動中の座標を再配置候補座標取得部222がタッチパネル120から取得し、再配置候補画像表示部212は、再配置候補座標取得部222から通知された座標を再配置させる位置の候補位置として、候補位置の座標に半透明とした画像Aの画像である再配置候補画像を表示させる。この候補位置が、再配置前の配置位置より下位にある配置位置である第1再配置位置、例えば画像Cの配置位置であるときには、標識表示部213は、画像Cと、それよりも下位側に隣接する配置位置に配置された画像Dとの間に標識画像320を表示させる(S12)。これは、候補位置においてドロップ操作により再配置を行う指示をしたとしたならば、画像C及びDの間に配置される旨を示している。
ここで、画像Cの配置領域310内においてドロップ操作等の配置指示を行うと、配置手段221は、画像Aを配置領域310に係る画像Cの配置されていた配置位置に配置することを決定し、画像表示部211にその旨を通知すると共に、画像表示部211に再配置前の配置位置より下位の配置位置から再配置位置(第1再配置位置)までの間に配置されていた画像B及びCを一つ上位の順位の配置位置に移動させる旨の通知を行う。これにより、画像表示部211は、画像Aを画像Cが配置されていた位置に再配置し、画像B及びCを一つ上位の順位の配置位置に移動させた画面を表示装置110に表示させる(S13)。
図6は、画像を配置位置の下位側から上位側に再配置する様子を示すフローチャートである。画像A〜Hは、図5と同様に整列されている(S21)。ここで、例えば、画像Fを、画像Fの配置位置よりも上位にある画像Cの配置位置(第2配置位置)に再配置する場合には、画像Fをドラッグ操作により、画像Cが含まれる配置領域310に移動する(S22)。このドラッグ操作の際には、図5の場合と同様に、移動中の座標を再配置候補座標取得部222がタッチパネル120から取得し、再配置候補画像表示部212は、候補位置に半透明の画像Fの画像である再配置候補画像を表示させる。この候補位置が、再配置前の配置位置より上位にある画像Cの配置位置である第2再配置位置であるため、標識表示部213は、画像Cと、それよりも上位側に隣接する配置位置に配置された画像Bとの間に標識画像320を表示させる。これは、候補位置においてドロップ操作により再配置を行う指示をしたとしたならば、画像B及びCの間に配置される旨を示している。
ここで、画像Cの配置領域310内においてドロップ操作等の配置指示を行うと、配置手段221は、画像Fを配置領域310に係る画像Cの配置されていた配置位置に配置することを決定し、画像表示部211にその旨を通知すると共に、画像表示部211に再配置前の配置位置より上位の配置位置から再配置位置(第2再配置位置)までの間に配置されていた画像C、D及びEを一つ下位の順位の配置位置に移動させる旨の通知を行う。これにより、画像表示部211は、画像Fを画像Cが配置されていた位置に再配置し、画像C、D及びEを一つ下位の順位に配置位置に移動させた画面を表示装置110に表示させる(S23)。
図5及び6に示されるように、本実施形態によれば、1つの配置位置に係る配置領域を画像の領域を含む配置領域とし、ドロップ操作等の再配置の指示がされた座標に含まれる配置領域に係る配置位置を再配置位置としているため、画像の再配置を指示した位置と、再配置される位置との差を最小とすることができ、利用者の意図した配置位置に再配置させることができる。
また、第1再配置位置であるときには、再配置前の配置位置より下位の配置位置から第1再配置位置までの間に配置されている画像を、一つ上位の順位の配置位置に移動し、第2再配置位置であるときには、再配置前の配置位置より上位の配置位置から第2再配置位置までの間に配置されている画像を、一つ下位の順位の配置位置に移動するため、利用者の意図した配置位置に再配置させつつ、画像を整列させることができる。
また、特に、第1配置位置に係る配置領域のうち、配置位置の中央より上位側の配置領域(例えば画像の上位側端)である第1配置領域においても第1再配置位置に配置でき、第2配置位置に係る配置領域のうち、配置位置の中央より下位側の配置領域(例えば画像の下位側端)である第2配置領域においても第2再配置位置に配置することができる。
図7は、再配置候補画像表示部212が表示させる再配置候補画像について説明するためのフローチャートである。この図に示されるように、図4のように整列した画像(S31)において、画像Fをドラッグ操作により移動させることにより、再配置候補画像表示部212は再配置候補座標取得部222から通知される座標において、画像Fを半透明とした再配置候補画像を表示する(S32)。更に、他の画像と重なる位置に移動した場合には、再配置候補画像表示部212は、半透明とされた画像の外側が縁取られた枠線を有する再配置候補画像を表示する(S33)。なお、図では予め枠線の付いた画像において、ステップS33において更に太い枠線をつけることにより、枠線が付加された旨を示しているが、画像Fには予め枠線はついておらず、他の配置された画像と重ねられて、再配置候補画像として表示される際にのみ枠線を付けて表示させることができる。図8及び9において同様である。このように表示することにより、画面に配置されている画像等の画像を視認しつつ、移動中の画像の視覚的印象を維持し、かつ画面に配置された他の画像と重なった際にも区別しやすく表示させることができる。ここで、枠線の色は黒に限らず、背景等に合わせて適宜変更してもよい。
図8は、再配置候補画像表示部212が表示させる再配置候補画像の他の例について示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、ステップS41及びS42は、図7のステップS31及びS32と同様であるので、説明を省略する。再配置候補画像表示部212は、このフローチャートのステップS43に示されるように、再配置候補画像は、他の配置された画像と重ねて表示する場合に、画像と重なった部分にのみ、枠線を表示する。このように表示する場合にも、画面に配置されている画像等の画像を視認しつつ、移動中の画像の視覚的印象を維持することができる。また、画面に配置された他の画像と重なった際にも、より区別しやすく表示させることができる。
図9は、再配置候補画像表示部212が表示させる再配置候補画像の他の例について示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、ステップS51及びS52は、図7のステップS31及びS32と同様であるので、説明を省略する。再配置候補画像表示部212は、このフローチャートのステップS53〜55に示されるように、1つ以上の同系色の画像、つまり画像A、B及びEのいずれかと重なった時(S53、S54)には枠線を表示し、それ以外の場合には枠線を表示しない(S55)。このように表示する場合にも、画面に配置されている画像等の画像を視認しつつ、移動中の画像の視覚的印象を維持することができる。また、画面に配置された他の画像と重なった際にも、より区別しやすく表示させることができる。
図10には、本実施形態の第1変形例に係る画像の配列された画面について示す図である。この図にしめされるように、5列3行に渡って画像A〜Oが配列されている。図11は、図10の画面において、画像Bをドラッグ操作により各配置領域に移動させたとしたならば、標識表示部213が表示する標識画像320について示す図であり、図12は、図10の画面において、画像Hをドラッグ操作により各配置領域に移動させたとしたならば、標識表示部213が表示する標識画像320について示す図である。
これらの図に示されるように、標識表示部213は、再配置される配置位置が、再配置前の配置位置より下位にある配置位置である第1再配置位置であるときには、第1再配置位置に配置されている画像と、下位側に隣接する配置位置に配置された画像との間に標識画像320を表示させ、再配置される配置位置が、再配置前の配置位置より上位にある配置位置である第2再配置位置であるときには、第2再配置位置に配置されている画像と、上位側に隣接する配置位置に配置された画像との間に標識画像320を表示させる。したがって、利用者は再配置の指示を行う前に、表示された標識画像を確認し、再配置の指示を行ったとしたとしたならば、いずれの画像の間に再配置されるのかを視覚的に認識することができる。また、画像の再配置を指示した位置と、再配置される位置との差を最小とした位置に標識画像を表示することができる。
図13は、図10の第1変形例において、画像が画面全体に配置されない場合について示す図である。この図に示されるように画面は画像A〜Hから構成され、画像A〜Hは、画面全体に配置されていない。このような場合においては、例えば最下位の配置位置に配置された画像Hの配置領域310に、画像が配置されていない領域を含めることとし、この領域においてドロップ操作等の配置指示が行われた場合に、画像Hの配置位置として再配置を行うこととしてもよい。このように配置領域310を定めることにより、画面内のいずれの領域において配置指示がされた場合であっても、配置領域に係る配置位置に再配置させることができる。
図14は、本実施形態の第2変形例に係る画像の順位づけられた配置位置を示す図である。図の数字は、各配置位置における順位づけられた順位を示しており、この図に示されるように、各画像は縦方向に順位づけられて配列した配置位置を有している。
図15は、図14の配置位置に配置された画像A〜Oと、各配置位置が有する配置領域310を示す図である。ここで各配置領域310は、各配置位置に配置された1つの画像を含む領域であり、図では破線で示されている。
図16は、図15に示される画面において、画像Hをドラッグ操作により各配置領域に移動させたとしたならば、標識表示部213が表示する標識画像320について示す図であり、図17は、図15の画面において、画像Bをドラッグ操作により各配置領域に移動させたとしたならば、標識表示部213が表示する標識画像320について示す図である。この場合においても、図10〜12に示された場合と同様に、標識表示部213は、第1再配置位置に配置されている画像と、下位側に隣接する配置位置に配置された画像との間に標識画像320を表示させ、第2再配置位置に配置されている画像と、上位側に隣接する配置位置に配置された画像との間に標識画像320を表示させる。従って、図10〜12に示された場合と同様の効果を得ることができる。
図18は、本実施形態の第3変形例に係り、画像が2画面に渡って配置される例について示す図である。この例において、各配置位置は横方向に順位づけられて配列した配置位置を有し、この図に示されるように、順位づけは第1画面401及び第2画面402の2画面に渡って連続している。
図19は、図18の配置位置に配置された画像A〜Zにおいて、第1画面401の画像Hを第2画面402の画像Uの位置に再配置する例について示している。このフローチャートに示されるように、画像Hをドラッグ操作により第1画面401の右端によせて第2画面402に切替え、第2画面402において画像Uの配置領域310においてドロップ操作等の配置指示を行うと(S61)、配置手段221は、図5の例と同様に、第1再配置位置である画像Uの配置位置に再配置することを決定し、画像表示部211に通知する。また、再配置前の配置位置より下位の配置位置から第1再配置位置までの間に配置されている画像、つまり画像I〜Uを、一つ上位の順位の配置位置に移動する旨の通知を行う。配置手段221からの通知を受けた画像表示部211は、再配置された画像A〜Zでの第1画面401又は第2画面402の表示を行う(S62)。図19では、上位の第1画面401から下位の第2画面402の配置位置に再配置する場合について示したが、下位の第2画面402から上位の第1画面401の配置位置に再配置する場合についても図6の例と同様である。したがって、画像が画面間を移動する場合であっても、再配置される位置との差を最小とすることができ、利用者の意図した配置位置に再配置させることができる。
図20は、本実施形態の第4変形例に係り、画像が2画面に渡って配置される別の例について示す図である。この例において、各配置位置は図18と同様に横方向に順位づけられて配列した配置位置を有しているが、順位づけは第1画面403及び第2画面404の2画面において独立であり、各画面において1から順位づけされている。
図21は、図20のように配置された画像A〜Zにおいて、第1画面403の画像Hを第2画面404の画像Uの位置に再配置する例について示している。このフローチャートに示されるように、図19と同様に、画像Hをドラッグ操作により第1画面403の右端によせて第2画面404に切替え、第2画面404において画像Uの配置領域310においてドロップ操作等の配置指示を行うと(S71)、配置手段221は、画像Uの配置位置に再配置することを決定し、画像表示部211に通知する。また、第1画面403において、再配置前の配置位置より下位の配置位置に配置されている画像I〜Oを、一つ上位の順位の配置位置に移動する旨を画像表示部211に通知し、第2画面404において、再配置される配置位置が第2再配置位置であるものとして、再配置される配置位置及び再配置される配置位置より下位の配置位置に配置されている画像V〜Zを、一つ下位の順位の配置位置への移動する旨を画像表示部211に対して通知する。配置手段221からの通知を受けた画像表示部211は、再配置された画像A〜Zでの第1画面403又は第2画面404の表示を行う(S72)。
図21では、上位の第1画面403から下位の第2画面404の配置位置に再配置する場合について示したが、下位の第2画面404から上位の第1画面403の配置位置に再配置する場合についても同様である。したがって、画像が画面間を移動する場合であっても、再配置される位置との差を最小とすることができ、利用者の意図した配置位置に再配置させることができる。
上述の図18〜21の形態においては、画像が2画面に渡って配置される場合について示したが、2画面に限らず、3画面以上の複数画面に渡って配置されていてもよい。