JP5975808B2 - 開閉器の操作機構 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電力系統の保護や開閉を行うための開閉器の操作機構に関し、特に操作機構における大歯車と小歯車との噛み合い構造に関するものである。
従来、開閉器の操作機構において、カムと同心に固定して設けられていると共に一部に欠歯部が形成されその欠歯部に溝部が設けられている大歯車と、この大歯車と噛み合いかつ駆動源により回転駆動される小歯車と、大歯車の欠歯部に形成された溝部に一方側を揺動自在に支持して、少なくとも2個の第1歯、第2歯を有する1個の同期爪と、この同期爪の他方側を押圧するばねとを備えている。
同期爪は、投入ばねの蓄勢完了直後に小歯車と同期爪の他方側に位置する第1歯と噛み合う位置にあり、同期爪の一方側に位置する第2歯が閉路動作開始後に噛み合うように形成されて、小歯車が大歯車と円滑に再噛み合い可能に構成されているものがある。なお、同期爪の第1歯と第2歯との間は、1歯分が欠落した状態となっている。
特許第2529309号公報 特開2003−31089号公報
上述した従来の開閉器の操作機構は、1個の同期爪に設けられた第1歯と第2歯との間は、1歯分が欠落した状態で欠歯となっており、閉路動作開始後、小歯車と同期爪の欠歯の1ピッチ分だけ大歯車が加速回転して、同期爪の第2歯で衝突し係合するため、衝撃力が発生する。このときの衝撃力は大歯車の回転速度と大歯車に連結された投入ばねロッドおよび投入ばね、カム、カム軸等を含んだ回転慣性の積、所謂角運動量で静止した小歯車と衝突する。その結果、生ずる力であり、大歯車の回転速度に比例して衝撃力が大きくなる。衝撃力が大きくなると、同期爪の第2歯の歯面と小歯車の面圧が高くなり、蓄勢動作回数が多い場合は第2歯の磨耗が多くなるという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、衝撃力が少なく歯の磨耗が少ない多回数の蓄勢動作に耐え得る開閉器の操作機構を提供することを目的とするものである。
この発明に係わる開閉器の操作機構は、電路を開閉する開閉器を駆動する駆動レバーと、前記駆動レバーを操作する操作手段とを備え、前記操作手段は、回転エネルギーを発生する電動機と、前記電動機の回転エネルギーが伝達される第1の伝達機構と、前記第1の伝達機構と係合され一部に欠歯部が形成された第2の伝達機構と、前記第2の伝達機構に連結された蓄勢機構と、前記第2の伝達機構の欠歯部が形成された切り欠き部と、前記切り欠き部に一方側を揺動自在に支持して配設され、少なくとも2個の第1歯、第2歯を有し、前記第1歯と前記第2歯間の一ピッチ分は欠歯に構成された第1の同期爪と、前記切り欠き部に前記第1の同期爪と並列に配置されるとともに一方側を揺動自在に支持して配設され、前記第1の同期爪の前記第1歯と前記第2歯との間の欠歯位置に第3歯を有する第2の同期爪とから構成されたものである。
この発明に係わる開閉器の操作機構によれば、安価で多回数の開閉回数に耐え得る開閉器の操作機構を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における閉路状態を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における開路状態を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における図3の左側面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における図3の右側面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における図3のA−A線の他方側断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における大歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す大歯車の欠歯部外周側より見た図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構の蓄勢段階における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪の噛み合い過程を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構の蓄勢完了時における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪の噛み合い過程を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構の放勢段階における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪の噛み合い過程を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構の放勢完了における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪の噛み合い過程を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係わる開閉器の操作機構における大歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す大歯車の欠歯部外周側より見た図である。 この発明の実施の形態3に係わる開閉器の操作機構における大歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す大歯車の欠歯部外周側より見た図である。 この発明の実施の形態4に係わる開閉器の操作機構を示す構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図9に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における閉路状態を示す構成図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における開路状態を示す構成図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構を示す構成図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における図3の左側面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における図3の右側面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における図3のA−A線の他方側断面図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す斜視図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における大歯車と小歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す正面図である。図9はこの発明の実施の形態1に係わる開閉器の操作機構における大歯車と第1同期爪および第2同期爪を示す大歯車の欠歯部外周側より見た図である。
これら各図において、1は真空バルブ、2は真空バルブ1内に配置され、固定通電軸3に固着された固定側電極であり、固定通電軸3を通して上部側ジャンクション4と電気的に接続される。5は真空バルブ1内に配置され、固定側電極2と相対して対向し可動通電軸6に固着された可動側電極であり、可動通電軸6を通して下部側ジャンクション7と電気的に接続される。8は絶縁された操作ロッドであり、この操作ロッド8の一方側、すなわち、上端側が可動通電軸6の真空バルブ1外に延在する下端部に取り付けられ、この操作ロッド8の他方側、すなわち、下端側が基台フレーム9内に挿通されて基台フレーム9内に位置している。
10は軸心を真空バルブ1の固定側電極2と可動側電極5間の開閉方向、すなわち、操作ロッド8の軸心と直交するように配設された支軸であり、基台フレーム9内に軸支されている。11は支軸10に固着された駆動レバーであり、この駆動レバー11の一方側11aが後述する操作機構部100である出力リンク110の一方側110aに連結ピン12により連結され、駆動レバー11を介して支軸10を回動させる。
また、駆動レバー11の他方側11bは操作ロッド8の下端側である他方側に回動自在に連結ピン13により連結されている。操作機構部100の動作により、駆動レバー11を介して支軸10を回動させることによって操作ロッド8が上下方向に作動され、真空バルブ1の固定側電極2と可動側電極5間の開極動作および閉極動作が行われる。
操作機構部100は、電動機101と、電動機101の出力歯車102により中歯車103に係合されて駆動される蓄勢軸104と、蓄勢軸104に中歯車103と同心状に設けられた中歯車103とともに第1の伝達機構を構成する小歯車105と、小歯車105に係合されてカム軸106と同心状に設けられ、一部に欠歯部107aが形成された第2の伝達機構を構成する大歯車107と、大歯車107とカム軸106を介して一体的に構成され、大歯車107と連動して回動する投入カム108と、一方側が投入カム108と係合され、主軸109を支点として回動可能に構成され、他方側が出力リンク110の他方側110bと連結ピン111により連結される出力レバー112と、一方側113aが連結ピン114を介して大歯車107に枢着され、他方側113bが投入ばね座115を介して投入ばね116が装着され、大歯車107の回動により投入ばね116を蓄勢および放勢する投入ばねロッド113とから構成されている。投入ばねロッド113と投入ばね116などにより蓄勢機構が構成される。
117はフレーム、118は一方側118aが連結ピン119を介して出力レバー112に枢着され、他方側118bが開放ばね座120を介して開放ばね121が装着された開放ばねロッド、122はリミットスイッチ、123は投入コイル、124は投入ラッチ、125は投入ラッチ124と係合する投入ラッチピン、126は投入トリガー、127は引き外しラッチ、128は引き外しラッチピン、129は引き外しトリガーである。
130は大歯車107の欠歯部107aに形成された切り欠き部であり、例えば、図9に示すように、大歯車107の欠歯部107aの板厚方向中央部に凹形状溝部として構成された場合を示している。
131は大歯車107の欠歯部107aに形成された凹形状溝部である切り欠き部130に一方側を揺動自在に支持して配設され、少なくとも2個の第1歯131a、第2歯131bを有する第1の同期爪であり、第1歯131aと第2歯131b間の一ピッチ分は欠歯となっている。
132は大歯車107の欠歯部107aに形成された凹形状溝部である切り欠き部130に第1の同期爪131と並列に配置されるとともに一方側を揺動自在に支持して配設され、第1の同期爪131の第1歯131aと第2歯131bとの間の欠歯位置に第3歯132aを有する第2の同期爪である。
第1の同期爪131と第2の同期爪132とは同期軸133を支点として揺動自在に回転できるように支持されており、第1の同期爪131および第2の同期爪132の歯形が大歯車7の歯形とピッチ円が同じとなるような位置に大歯車7に軸着されたピン134によって位置規制されている。
135は第1の同期爪131の他方側を押圧する第1復帰ばねであり、136は第2の同期爪132の他方側を押圧する第2復帰ばねであり、小歯車105と噛み合わない場合、第1の同期爪131および第2の同期爪132をピン134に押圧している。
次に、このように構成された機構の動作について説明する。駆動レバー11は開放ばね121によって反時計方向に回転力を与えている主軸109に固定された出力レバー112に連結されており、引き外しラッチ127と引き外しラッチピン128との係合によって投入位置を維持している。引き外しトリガー129によって引き外しラッチ127が反時計方向に回転すると出力リンク110が上方に移動し、出力リンク110の上方への移動により駆動レバー11が支軸10を支点として時計方向に回転する。駆動レバー11が支軸10を支点として時計方向に回転すると操作ロッド8が下方側に移動し、操作ロッド8に連結された可動通電軸6も下方側に移動して可動側電極5が開路される。
カム軸106に固定され、カム軸106とともに回転するようになっている大歯車107の中心とその側面に設けられた連結ピン114の間をクランク、投入ばね116が反時計方向、大歯車107の側面に設けられた連結ピン114と投入ばねロッド113を連結棒として、てこクランク機構(以下、単に機構と呼ぶ)を形成している。
大歯車107は投入ラッチ124によって機構の思案点からわずかに時計方向にずれた投入待機位置で静止している。投入ラッチ124が反時計方向に回転すると、投入ばね116に蓄勢している機械エネルギーによって、大歯車107は反時計方向に回転する。
大歯車107とともにカム軸106に固定している投入カム108が回転して開放位置にある駆動レバー11を開放ばね121の回転力に抗して投入位置に復帰させる。すなわち、出力リンク110が下方に移動し、出力リンク110の下方への移動により駆動レバー11が支軸10を支点として反時計方向に回転する。駆動レバー11が支軸10を支点として反時計方向に回転すると操作ロッド8が上方側に移動し、操作ロッド8に連結された可動通電軸6も上方側に移動して可動側電極5が閉路される。
大歯車107と噛み合っている小歯車105が反時計方向に回転すると、投入ばね116の回転力に抗して大歯車107を時計方向に回転させ、図1に示す状態に復帰する。以上に述べた各要素がフレーム117に組み込まれ操作機構部を形成している。
次に、大歯車107と小歯車105との噛み合い部の動作について説明する。大歯車107の小歯車105と対向する部分は図7および図8に示すように所定数の歯が取り除かれた欠歯部107aが形成され、さらにその欠歯部107aに例えば板厚方向中央部に凹形状溝部として切り欠き部130を設けている。
この大歯車107の欠歯部107aに形成した切り欠き部130内部には、大歯車107の歯形と同形の少なくとも2個の第1歯131a、第2歯131bを有する第1の同期爪131が配設され、第1の同期爪131の第1歯131aと第2歯131b間の一ピッチ分の1個は欠歯となっている。
また、大歯車107の欠歯部107aに形成した切り欠き部130内部には、第1の同期爪131と並列に第1の同期爪131の第1歯131aと第2歯131bとの間の欠歯位置に第3歯132aを有する第2の同期爪132が配設され、第1の同期爪131、第2の同期爪132は揺動可能なように大歯車107に回転自在に配設された同期軸133に取り付けられている。
また、第1の同期爪131および第2の同期爪132には復帰可能となるようそれぞれ第1復帰ばね135および第2復帰ばね136が配設され、第1復帰ばね135および第2復帰ばね136の一方側は大歯車107の切り欠き部130の底部側に当接触し、第1復帰ばね135及び第2復帰ばね136の他方側は第1の同期爪131および第2の同期爪132のそれぞれ他方側に当接触し、第1復帰ばね135及び第2復帰ばね136は大歯車107の半径方向に同期軸133を中心に回転するが第1の同期爪131および第2の同期爪132の歯形が大歯車107の歯形とピッチ円が同じとなるような位置に大歯車107に軸着されたピン134によって位置規制されている。
このため、小歯車105が反時計方向に回転して第1の同期爪131の同期軸133から離れた側の第1歯131aも噛み合い歯面を押圧すると、接触する歯面の圧力角の関係から第1の同期爪131は反時計方向の回転モーメントが作用することになり、同期軸133を中心にして時計方向に回転して小歯車105との噛み合いが外れ大歯車107を回転させることはない。
一方、大歯車107が反時計方向に回転すると、第1の同期爪131の同期軸133から離れた側の第1歯131aが小歯車105と噛み合って、この第1歯131aに作用する押圧力が第1の同期爪131を反時計方向に回転させる回転モーメントとして作用するが、第2の同期爪132は大歯車107の半径方向にはピン134で拘束され、同期軸133を中心に回動できないため、第2の同期爪132の姿勢は図示の状態のまま変わらず、小歯車105は回転する。
次に蓄勢操作について図10および図11に基づいて説明する。大歯車107の反時計方向の回転が進み、投入ばねロッド113が思案点を越えた位置で、リミットスイッチ122で電動機101の電源を停止すると電動機101の出力歯車102の回転力は惰性により回転後に無くなるが、投入ばね116の力により投入ばねロッド113を介し、大歯車107を反時計に回転する力が作用しているため、図10に示すように、大歯車107は反時計方向に回転するが、小歯車105は時計方向に回転して大歯車107との噛み合い外れ、小歯車105の歯先により第1の同期爪131の第1歯131aが押されて第1復帰ばね135のばね力に抗して第1の同期爪131は同期軸133を支点として反時計方向に回転する。さらに、大歯車107が反時計方向に回転すると、図11に示すように、小歯車105が惰性により時計方向に回転し、第1の同期爪131の第1歯131aが第1復帰ばね135のばね力により復帰して小歯車105の歯間に噛み合うとともに大歯車107に回転自在に軸着した投入ラッチピン125と投入ラッチ124とが係合し、投入ばね116の蓄勢が完了する。
次に投入操作について図12および図13に基づいて説明する。投入トリガー126を駆動する投入コイル123に電気的指令が入ると、投入コイル123が励磁され投入トリガー126が反時計方向に回転し、投入ラッチ124と投入ラッチピン125との係合が外れ、上述したように投入ばね116の力により大歯車107は反時計方向に回転する。図12に示すように、小歯車105は回転していない状態であり、第2の同期爪132の第3歯132aと噛み合った後、大歯車107はさらに反時計方向に回転し、図示はしないが小歯車105の歯先により第2の同期爪132の第3歯132aが押されて第2復帰ばね136のばね力に抗して第2の同期爪132は同期軸133を支点として反時計方向に回転する。さらに、大歯車107が反時計方向に回転すると、図示はしないが小歯車105は第1の同期爪131の第2歯131bと噛み合う。このとき、第2の同期爪132の第3歯132aが第2復帰ばね136のばね力により復帰する。
そして、大歯車107がさらに反時計方向に回転すると、図13に示すように、小歯車105は第1の同期爪131の第2歯131bとの噛み合いが外れ、その後、大歯車107の歯と順次噛み合い、大歯車107と小歯車105との噛み合いが回復するとともに小歯車105も時計方向に回転し蓄勢が開始されていく。
先端に小歯車105を軸着した蓄勢軸104には時計方向には噛み合うが反時計方向には噛み合わない一方向クラッチ(図示せず)を内蔵した中歯車103が配設されている。そのため、大歯車107と小歯車105を軸着した蓄勢軸104は回転するが、中歯車103以下の歯車列の負荷が伝達されなくなっている。そのため中歯車103以下の歯車列の回転慣性が負荷とならないため、投入ばね116の位置エネルギーが投入動作の運動エネルギーに有効に変換され、所定の投入速度を得ることが出来る。
次に蓄勢動作について説明する。電動機101の出力歯車102を軸着した軸は時計方向には回転を拘束し、反時計方向には回転自由に回転するように電動機101のフレームに固定した一方向クラッチ(図示せず)を設けている。
中歯車103は電動機101の出力歯車102と噛み合っている。電動機101に電気エネルギーが注入されると、電動機101の出力歯車102は反時計方向に回転する。出力歯車102と噛み合っている中歯車103は時計方向に回転するが、中歯車103に内蔵された一方向クラッチ(図示せず)が時計方向に回転時には蓄勢軸104と噛み合い、蓄勢軸104も時計方向に回転する。
中歯車103には投入ばね116の負荷が作用しているため反時計方向の回転トルクが作用して、電動機101の出力歯車102の時計方向の回転トルクが作用するが一方向クラッチで回転を拘束しているため、出力歯車102は時計方向には回転しない。
電動機101の出力歯車102の反時計方向の回転で、中歯車103は時計方向に回転し、中歯車103には時計方向に蓄勢軸104と噛み合う一方向クラッチが内蔵されているため、蓄勢軸104及び蓄勢軸104に軸着された小歯車105も時計方向に回転する。
小歯車105の時計方向の回転により大歯車107は反時計方向に回転し、大歯車107に回転自在に取り付けられた投入ばねロッド113は上方向に移動し、投入ばねロッド113の他端には投入ばね座115により投入ばね116取り付けられている。投入ばね116の投入ばね座115の反対の端部はフレーム117に当接している。投入ばねロッド113の上方向の移動により、投入ばね座115も上方向に移動する。
その結果、投入ばね116は圧縮される。大歯車107の反時計方向の回転が進み蓄勢動作をし、投入ラッチピン125と投入ラッチ124とが係合し、投入ばね116の蓄勢を維持するという動作を繰り返す構造となっている。
以上のようにこの発明によれば、投入時に大歯車107の回転により、大歯車107の欠歯部107aに設けられた切り欠き部130に配設された第2の同期爪132の第3歯132aと小歯車105の衝突は大歯車107の歯の一ピッチ分回転での衝突となるため、歯と歯の衝突は速度が遅いため衝撃力が小さくなるため、開閉回数が多い開閉器においては、歯車の磨耗が少なく信頼性の高い、開数寿命の多い開閉装置の提供が可能となる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図14に基づいて説明する。上述した実施の形態1においては、大歯車107の欠歯部107aに形成した切り欠き部130は大歯車107の板厚方向中央部に凹形状溝部として構成され、この凹形状溝部として構成された切り欠き部130内に第1の同期爪131と第2の同期爪132が並列に配設された場合を示しているが、この実施の形態2においては、大歯車107の欠歯部107aの両面にそれぞれ切り欠き部230、切り欠き部231を形成し、切り欠き部230に第1の同期爪131を配設し、切り欠き部231に第2の同期爪132を並列に配設したものであり、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。また、上述した実施の形態1の切り欠き部130よりもこの実施の形態2の切り欠き部230、切り欠き部231の方が容易に形成することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図15に基づいて説明する。上述した実施の形態1においては、大歯車107の欠歯部107aに形成した切り欠き部130は大歯車107の板厚方向中央部に凹形状溝部として構成され、この凹形状溝部として構成された切り欠き部130内に第1の同期爪131と第2の同期爪132が並列に配設された場合を示しているが、この実施の形態3においては、大歯車107の欠歯部107aの片側面に切り欠き部232を形成し、その切り欠き部232に第1の同期爪131と第2の同期爪132を並列に配設したものであり、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。また、上述した実施の形態1の切り欠き部130よりもこの実施の形態3の切り欠き部232の方が容易に形成することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図16に基づいて説明する。図において、大歯車107には上述した実施の形態1と同様な切り欠き部130(図示せず)を有し、この切り欠き部130には大歯車107の歯形と同形の少なくとも2個の第1歯131a、第2歯131bを有する第1の同期爪131(図示せず)が配設され、第1の同期爪131(図示せず)の第1歯131aと第2歯131b間の一ピッチ分の1個は欠歯となっている。
また、大歯車107の欠歯部107aに形成した切り欠き部130内部には、第1の同期爪131と並列に第1の同期爪131の第1歯131aと第2歯131bとの間の欠歯位置に第3歯132aを有する第2の同期爪132(図示せず)が配設され、第1の同期爪131及び第2の同期爪132は揺動可能なように大歯車107に回転自在に配設された同期軸133(図示せず)に取り付けられ、また、第1の同期爪131および第2の同期爪132には復帰可能なるようそれぞれ第1復帰ばね135および第2復帰ばね136が設けられ、第1復帰ばね135および第2復帰ばね136の他端は大歯車107の切り欠き部130に底部側に固定されている。
さらに、第1復帰ばね135および第2復帰ばね136は第1の同期爪131および第2の同期爪132は大歯車107の半径方向に同期軸133を中心に回転するが第1の同期爪131および第2の同期爪132の歯形が大歯車107の歯形とピッチ円が同じとなるような位置に大歯車107に軸着されたピン134で位置規制している。大歯車107と噛み合う小歯車105を軸着した蓄勢軸104は操作機構フレーム137の片方に配設された軸受箱138に軸受に対し、回転自在に軸支されている。
他方の操作機構フレーム137には蓄勢軸104の軸周りに回転拘束をした軸受箱139内に、蓄勢軸104が時計方向には回転自由に回転するが、反時計方向には回転を拘束する一方向クラッチ140が圧入されており、上記一方向クラッチ140の両側には軸受141が圧入され、一方向クラッチ140のクラッチ機能を安定化している。
先端に小歯車105を軸着した蓄勢軸104には時計方向には噛み合うが反時計方向には噛み合わない一方向クラッチ142を内蔵した中歯車103が配設されている。そのため、大歯車107と小歯車105を軸着した蓄勢軸104は回転するが、中歯車103以下の歯車列の負荷が伝達されなくなっている。なお、蓄勢軸104には、電動機101の出力歯車102と噛み合っている。電動機101の出力歯車102には上述した実施の形態1と異なり、一方向クラッチが内蔵されていない。
次に動作について説明する。電動機101に電気エネルギーが注入されると、電動機101の出力歯車102は反時計方向に回転する。
上記出力歯車102と噛み合っている中歯車103は時計方向に回転するが、中歯車103には投入ばね116の負荷が作用しているため反時計方向の回転トルクが作用して、電動機101の出力歯車102には時計方向の回転トルクが作用するが一方向クラッチで回転で拘束しているため、出力歯車102は時計方向には回転しない。電動機101の出力歯車102の反時計方向の回転で、中歯車103は時計方向に回転し、中歯車103には時計方向に蓄勢軸104と噛み合う一方向クラッチ142が内蔵されているため、蓄勢軸104及び蓄勢軸104に軸着された小歯車105も時計方向に回転する。
小歯車105の時計方向の回転により大歯車107は反時計方向に回転し、大歯車107に回転自在に取り付けられた投入ばねロッド113は上方向に移動し、投入ばね116を蓄勢する操作は上述した実施形態1と同様であり、以下図示を省略する。投入コイル123に外部より電気エネルギーを与えると、投入コイル123が励磁され、投入ラッチ124が反時計方向に回転し、投入ラッチ124も反時計方向に回転して投入ラッチピン125との係合が外れ、投入ラッチピン125を回転自在に軸着した大歯車107は反時計方向に回転し始める。
その時、小歯車105は時計方向には自由に回転できるため、第2の同期爪132の歯と噛み合い、その後、第1の同期爪131の同期軸133に近い歯と噛み合い、更に大歯車107が反時計方向に回転する。大歯車107の歯と噛み合い、大歯車107と小歯車105とは投入ばね116によって回転する。
カム軸106に固着された投入カム108はともに回転するようになっている。投入カム108は開放位置にある駆動レバー11を開放ばね121の回転力に抗して投入位置に復帰させ、可動側電極5を閉極する。大歯車107は反時計方向に回転した後、下部思案点を越えさらに反時計方向に回転後、投入ばね116による回転力は大歯車107を時計方向に回転しようと働くが、大歯車107と噛み合っている小歯車105を軸着している蓄勢軸104は軸受箱139内に一方向クラッチで時計方向には回転拘束されるため、大歯車107の時計方向の回転を拘束し、投入が完了する。投入が完了した後の開放動作は上述した実施の形態1と同様であり説明を省略する。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、開閉器の操作機構の初期位置からピニオンギアがリングギアに当接付近までの間では電磁スイッチの電磁力を低減できるとともに、当接以降は電磁力を向上させることができる開閉器の操作機構の実現に好適である。
5 可動側電極 11 駆動レバー
101 電動機 102 出力歯車
103 中歯車 105 小歯車
107 大歯車 107a 欠歯部
113 投入ばねロッド 116 投入ばね
130 切り欠き部 131 第1の同期爪
131a 第1歯 131b 第2歯
132 第2の同期爪 132a 第3歯

Claims (6)

  1. 電路を開閉する開閉器を駆動する駆動レバーと、前記駆動レバーを操作する操作手段とを備え、前記操作手段は、回転エネルギーを発生する電動機と、前記電動機の回転エネルギーが伝達される第1の伝達機構と、前記第1の伝達機構と係合され一部に欠歯部が形成された第2の伝達機構と、前記第2の伝達機構に連結された蓄勢機構と、前記第2の伝達機構の欠歯部が形成された切り欠き部と、前記切り欠き部に一方側を揺動自在に支持して配設され、少なくとも2個の第1歯、第2歯を有し、前記第1歯と前記第2歯間の一ピッチ分は欠歯に構成された第1の同期爪と、前記切り欠き部に前記第1の同期爪と並列に配置されるとともに一方側を揺動自在に支持して配設され、前記第1の同期爪の前記第1歯と前記第2歯との間の欠歯位置に第3歯を有する第2の同期爪とから構成されたことを特徴とする開閉器の操作機構。
  2. 前記切り欠き部は、前記第2の伝達機構車の欠歯部の板厚方向中央部に凹形状溝部として構成されたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作機構。
  3. 前記切り欠き部は、前記第2の伝達機構車の欠歯部の両面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作機構。
  4. 前記切り欠き部は、前記第2の伝達機構車の欠歯部の片側面に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作機構。
  5. 前記電動機は、一方向のみの回転エネルギーの伝達が可能なクラッチ手段が搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作機構。
  6. 前記第1の伝達機構は、一方向のみの回転エネルギーの伝達が可能なクラッチ手段が搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作機構。
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