JP5974970B2 - ウェハ洗浄用組成物及びウェハ洗浄方法 - Google Patents
ウェハ洗浄用組成物及びウェハ洗浄方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5974970B2 JP5974970B2 JP2013098502A JP2013098502A JP5974970B2 JP 5974970 B2 JP5974970 B2 JP 5974970B2 JP 2013098502 A JP2013098502 A JP 2013098502A JP 2013098502 A JP2013098502 A JP 2013098502A JP 5974970 B2 JP5974970 B2 JP 5974970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer cleaning
- formula
- cleaning composition
- group
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- DRMGWWWGBMALKA-UHFFFAOYSA-O CCC[N+]1(C)CC(C)[NH+](CC2=CCC=CC([O]3=CC3)=C2)CC1 Chemical compound CCC[N+]1(C)CC(C)[NH+](CC2=CCC=CC([O]3=CC3)=C2)CC1 DRMGWWWGBMALKA-UHFFFAOYSA-O 0.000 description 1
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
Description
これを実現するためには、半導体回路を形成した基板を裏面研削によって薄型化し、さらに裏面にTSVを含む電極等を形成する電極形成工程が必要である。
〔1〕 下記式(1)又は式(2)で示される第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物と、水とを含むことを特徴とするウェハ洗浄用組成物。
〔2〕 R1がメチル基又はエチル基である〔1〕記載のウェハ洗浄用組成物。
〔3〕 R1がエチル基である〔2〕記載のウェハ洗浄用組成物。
〔4〕 R2が水素原子又はメチル基であり、R3、R4、R5、R6、R7がそれぞれ水素原子である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のウェハ洗浄用組成物。
〔5〕 更に、有機溶剤を含む〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のウェハ洗浄用組成物。
〔6〕 上記第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物の濃度が0.1〜10質量%である〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載のウェハ洗浄用組成物。
〔7〕 〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載のウェハ洗浄用組成物を用いて、接着剤が付着したウェハを洗浄することを特徴とするウェハ洗浄方法。
(第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物)
本発明の第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物は、下記式(1)又は式(2)で示される第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物であって、水に溶解すると強塩基性を示す常温(20℃)で固体の化合物である。
式(1)又は式(2)の第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物の製造方法としては、例えばハロゲン化アルキルと下記式(3)で示される環状ジアミン化合物とを反応させ、強塩基で処理することにより製造できる。
本発明では、式(1)で表される化合物を単独でウェハ洗浄用組成物として使用することが可能であり、また反応生成物として式(1)で表される化合物と式(2)で表される化合物の混合物をウェハ洗浄用組成物として用いることも可能である。混合物の場合には、特に限定されないが、式(1)の化合物に対し、0モル%超80モル%以下、より好ましくは0%超60モル%以下の式(2)の化合物を含んでいてもよい。またその際に式(3)の化合物を原料残存物として含有したままでもよい。
このウェハ洗浄用組成物を用いてシリコン半導体基板(シリコンウェハ)を洗浄することで、シリコン半導体基板を短時間で洗浄することが可能となる。また、本発明のウェハ洗浄用組成物は、シリコン基板の洗浄だけでなく、特に薄型化処理された基板表面に接着剤を有している(残存している)ものを洗浄するのにも有効である。なお、ここでいう接着剤とは、半導体回路を形成した基板を裏面研削によって薄型化する際に該基板を支持基板に固定する際に使用する接着剤であって、裏面研削加工後に支持基板を剥離した後に基板表面に残存したものである。この接着剤としては、合成有機系接着剤、例えばシリコーン系接着剤、アクリル系接着剤、オレフィン系接着剤等が挙げられる。
メチルDABCO(2−メチル−1,4ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)64g(0.5mol)、ヨウ化メチル127g(1.0mol)をテトラヒドロフラン300gに加え、室温(20℃)で1時間撹拌した後、50℃にて1時間撹拌を続けた。析出した第四級アンモニウム塩のヨウ化物にエタノール500gを加え、更に水酸化ナトリウム40g(1.0mol)をゆっくり添加した。析出したヨウ化ナトリウムを除き、水を加えた後、エタノールを減圧で留去したところ、固形分を30質量%の割合で溶解して含有する水溶液264gを得た。
得られた水溶液中の固形分を取り出し、赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析を行った結果、下記式(4)の構造の化合物であることを確認した。
実施例1におけるヨウ化メチルの量を63.5g(0.5mol)とし、水酸化ナトリウムを20g(0.5mol)とした他は、同様に操作を行った結果、固形分を30質量%の割合で溶解して含有する水溶液243gを得た。
得られた水溶液中の固形分を取り出し、赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析を行った結果、原料のメチルDABCO 25モル%と上記式(4)の構造の化合物25モル%と下記式(5)の構造の化合物50モル%の混合物であることを確認した。
実施例1におけるメチルDABCO(2−メチル−1,4ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)に代えて、DABCO(1,4ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)57g(0.5mol)とした他は、同様に操作を行った結果、固形分を30質量%の割合で溶解して含有する水溶液245gを得た。
得られた水溶液中の固形分を取り出し、赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析を行った結果、下記式(6)の構造の化合物であることを確認した。
実施例3におけるヨウ化メチルに変えて、ヨウ化エチル 156g(1.0mol)とした他は、同様に操作を行った結果、固形分を30質量%の割合で溶解して含有する水溶液290gを得た。
得られた水溶液中の固形分を取り出し、赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析を行った結果、下記式(7)の構造の化合物であることを確認した。
実施例3におけるヨウ化メチルに変えて、n−ブチルブロマイド137g(1.0mol)とし、反応温度を80℃にて5時間撹拌とした他は、同様に操作を行った結果、固形分を30質量%の割合で溶解して含有する水溶液380gを得た。
得られた水溶液中の固形分を取り出し、赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析を行った結果、下記式(8)の構造の化合物であることを確認した。
撹拌装置、冷却装置及び温度計を取り付けた500mlフラスコに、実施例1で合成した式(4)の化合物を30質量%含有する水溶液3g、1−ブトキシ−2−プロパノール97gを仕込み、室温(20℃)で撹拌しウェハ洗浄用組成物Aを得た。
撹拌装置、冷却装置及び温度計を取り付けた500mlフラスコに、実施例2で合成した式(4)の化合物25モル%、式(5)の化合物50モル%、原料のメチルDABCO 25モル%の合計固形分30質量%含有する水溶液6g、イオン交換水44g、エタノール50gを仕込み、室温(20℃)で撹拌しウェハ洗浄用組成物Bを得た。
撹拌装置、冷却装置及び温度計を取り付けた500mlフラスコに、実施例3で合成した式(6)の化合物を30質量%含有する水溶液6g、イオン交換水94gを仕込み、室温(20℃)で撹拌しウェハ洗浄用組成物Cを得た。
実施例6における式(4)の化合物を30質量%含有する水溶液の代わりに実施例4で合成した式(7)の化合物を30質量%含有する水溶液3gとし、1−ブトキシ−2−プロパノールの代わりに1−プロポキシ2−プロパノール97gを仕込み、室温(20℃)で撹拌しウェハ洗浄用組成物Dを得た。
実施例6における式(4)化合物を30質量%含有する水溶液の代わりに実施例5で合成した式(8)の化合物を30質量%含有する水溶液10gとし、1−ブトキシ−2−プロパノールの代わりにイソプロパノール90gを仕込み、室温(20℃)で撹拌しウェハ洗浄用組成物Eを得た。
実施例6における式(4)化合物を30質量%含有する水溶液の代わりに、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド30質量%含有する水溶液3gとした他は、同様にしてウェハ洗浄用組成物Fを得た。
シリコーン樹脂/ノナン溶液接着剤を用い、8インチシリコン半導体基板(直径200mm、厚さ:725μm)上にスピンコートにて10μmの膜厚で接着層を形成した。8インチガラス基板(ガラスウエハ)を支持基板とし、この支持基板と、上記接着層を有するシリコン半導体基板を真空接合装置内で200℃にて接合し、シリコン半導体基板、接着層及び支持基板からなる積層体を作製した。その後、グラインダーを用いてシリコン半導体基板の裏面研削を行い、最終基板厚50μmまでグラインドした。続いて、積層体のうちシリコン半導体基板を水平に固定しておき、支持基板を剥離した後、有機溶剤としてノナンに6分間浸漬し、接着層を除去した後、乾燥させることにより、洗浄試験用シリコン半導体基板を作製した。なお、この洗浄試験用シリコン半導体基板の洗浄試験前の水接触角は60度超であった。
上記のように作製されたシリコン半導体基板を、上記ウェハ洗浄用組成物A〜Fを用い、基板の洗浄を行なった。具体的にはウェハ洗浄用組成物A〜Fに、シリコン半導体基板を3分又は5分浸漬(即ち、洗浄時間3分又は5分)後、1分間純水で洗い流し、乾燥させたシリコン半導体基板表面の水接触角を全自動接触角計(協和界面科学(株)製、型式DM−701)で確認した。その結果、いずれの組成物を用いた場合も、洗浄時間5分のシリコン半導体基板の水接触角は30°未満となっており、処理した基板表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、きれいに洗浄されていることを確認した。なお、この中で実施例6のウェハ洗浄用組成物A、比較例1のウェハ洗浄用組成物Fのものについては、シリコン半導体基板の腐食が観測された。また、ウェハ洗浄用組成物A、D(実施例6、9)については、洗浄時間3分でもきれいに洗浄されており、基板の腐食(基板へのダメージ)も全くないことを確認した。一方、比較例1のウェハ洗浄用組成物Fでは、洗浄時間3分できれいに洗浄されていたが、基板の腐食が確認された。
Claims (7)
- R1がメチル基又はエチル基である請求項1記載のウェハ洗浄用組成物。
- R1がエチル基である請求項2記載のウェハ洗浄用組成物。
- R2が水素原子又はメチル基であり、R3、R4、R5、R6、R7がそれぞれ水素原子である請求項1〜3のいずれか1項記載のウェハ洗浄用組成物。
- 更に、有機溶剤を含む請求項1〜4のいずれか1項記載のウェハ洗浄用組成物。
- 上記第四級アンモニウムヒドロキサイド化合物の濃度が0.1〜10質量%である請求項1〜5のいずれか1項記載のウェハ洗浄用組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載のウェハ洗浄用組成物を用いて、接着剤が付着したウェハを洗浄することを特徴とするウェハ洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013098502A JP5974970B2 (ja) | 2013-05-08 | 2013-05-08 | ウェハ洗浄用組成物及びウェハ洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013098502A JP5974970B2 (ja) | 2013-05-08 | 2013-05-08 | ウェハ洗浄用組成物及びウェハ洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014218459A JP2014218459A (ja) | 2014-11-20 |
JP5974970B2 true JP5974970B2 (ja) | 2016-08-23 |
Family
ID=51937273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013098502A Active JP5974970B2 (ja) | 2013-05-08 | 2013-05-08 | ウェハ洗浄用組成物及びウェハ洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5974970B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3213096A (en) * | 1961-06-08 | 1965-10-19 | Air Prod & Chem | Quaternary salts of 1, 4-diazoniabicyclo-(2. 2. 2)-octane |
JPS5118961B1 (ja) * | 1971-05-10 | 1976-06-14 | ||
JPH03799A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Asahi Chem Res Lab Ltd | 水性フラックス洗浄剤組成物 |
US5086178A (en) * | 1990-09-20 | 1992-02-04 | Air Products And Chemicals, Inc. | Fluorinated diazabicycloalkane derivatives |
JP5314329B2 (ja) * | 2008-06-12 | 2013-10-16 | 富士フイルム株式会社 | 研磨液 |
CN101307054B (zh) * | 2008-07-04 | 2011-01-19 | 锦州凯美能源有限公司 | 一种对称n,n'-1,4-二烷基三乙烯二铵四氟硼酸盐的制备方法 |
ES2525109T3 (es) * | 2009-04-02 | 2014-12-18 | Chevron U.S.A., Inc. | Método para preparación de tamices moleculares tipo CHA utilizando agentes novedosos para orientación de estructuras |
US9090859B2 (en) * | 2012-03-27 | 2015-07-28 | Sachem, Inc. | Quaternary ammonium hydroxides |
-
2013
- 2013-05-08 JP JP2013098502A patent/JP5974970B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014218459A (ja) | 2014-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI526512B (zh) | A temporary subsequent material composition, and a manufacturing method of a thin wafer | |
TWI477572B (zh) | Temporary adhesive material composition and manufacturing method of thin wafer | |
KR101968780B1 (ko) | 기판의 세정 방법 | |
JP6536464B2 (ja) | 洗浄剤組成物及び薄型基板の製造方法 | |
JP5767161B2 (ja) | ウエハ加工用仮接着材、それを用いたウエハ加工用部材、ウエハ加工体、及び薄型ウエハの作製方法 | |
TWI288777B (en) | Detergent composition | |
TWI558809B (zh) | 水性鹼性清潔組合物及其使用方法 | |
TW201527523A (zh) | 用來移除表面殘餘物的清洗調配物 | |
KR20160097201A (ko) | 표면 잔류물 제거용 세정 제형 | |
JP2022524543A (ja) | 半導体装置の製造の間に窒化ケイ素を選択的に除去するためのエッチング溶液及び方法 | |
TWI712685B (zh) | 洗淨劑組成物以及薄型基板之製造方法 | |
JP5974970B2 (ja) | ウェハ洗浄用組成物及びウェハ洗浄方法 | |
JP7122258B2 (ja) | 半導体基板洗浄剤 | |
JP2013104954A (ja) | ウェハの表面処理方法及び表面処理液 | |
CN113544247A (zh) | 清洗剂组合物以及清洗方法 | |
WO2014057860A1 (ja) | 基板の洗浄方法および洗浄液組成物 | |
TW202136489A (zh) | 用以清除聚合物的組合物 | |
TW201217508A (en) | Composition for surface water-repellent treatment and water-repellent treating method for surface of semiconductor substrate using the same | |
JP6998838B2 (ja) | 薄型基板の製造方法 | |
JP3471140B2 (ja) | 水切り剤及び水切り方法 | |
JP2024037325A (ja) | アルカリ金属除去セルロース誘導体の製造方法、及び半導体素子の製造方法 | |
KR20160070386A (ko) | 실리콘계 수지 제거용 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150526 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160330 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160621 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160704 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5974970 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |