JP5974240B2 - モリブデンを抽出するための方法 - Google Patents

モリブデンを抽出するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に医療用同位元素製造システムならびにそのための抽出および精製方法の分野に関する。
現在使用されている主要なターゲット照射核***生成モリブデン抽出および精製プロセスは、一般に1998年のIAEA報告書およびNational Academiesによって公表された2009年の報告書に記載されている。さらにCintichemプロセスに関する詳細な説明は、Department of Energyによるモリブデン−99(Mo−99)を作製する以前の努力に関連するNEPA文書資料の中に見いだすことができる。以下ではこれらの方法論を要約する。
国立放射性物質研究所(IRE)(ベルギー国)では、以下のプロセスが利用されている:ターゲットが水酸化ナトリウム(NaOH)中に溶解させられる。ウラン(U)および核***生成物(FP)は、強水性塩基(例、およそ10MのNaOH溶液)を用いると水酸化物として沈降させられる。しかし、ヨウ素(I)およびMoは沈降しない。酸性溶液は、ヨウ素が遊離させられて白金−石綿製トラップ上に捕捉されることを誘導する。この溶液は、次にMoを捕捉するためにアルミナカラムを通過させられる。Moは、次に水酸化アンモニウム(NH4OH)を通して溶出させられる。Moは、次にイオン交換樹脂(DOWEX(登録商標))を通して精製される。この溶液は、次に硫酸(H2SO4)を用いて酸性化され、活性炭を通過させられる。
Mallinckrodt Baker社(オランダ国)では、以下の方法が利用されている:ターゲットはNaOH中に溶解させられる。Moおよび多数の他のFPは、AG 1−X8カラム上に吸収される。次に、Moおよび他のFPは、硫酸を用いてAG 1−X8カラムから溶出させられる。次に酸性溶液は、ヨウ素を保持するためにイオン交換カラム(SM−7)に進入する。酸性溶液は、次に二酸化マグネシウム(MnO2)カラムに進入し、FPからクロマトグラフィ法によって精製される(モリブデンはカラム上に保持される)。次にMnO2カラムは、H2SO4中に溶解させられる。モリブデンは、次にCHELEX(登録商標)樹脂カラム上に捕捉される。次に、モリブデンはNH4OHを用いて溶出させられる。モリブデンは、次に昇華による最終精製を受ける。
NTP Radioisotopes社(南アフリカ共和国)では、以下のプロセスが利用されている:ターゲットはNaOH中に溶解させられる。ウランおよび大部分のFPは水酸化物として沈降するが、Moは沈降しない。この溶液は、次にどちらも不特定溶液を通して溶出させられた2つの不特定のアニオン交換カラムを通過させられる。次に、この溶液は最終キレート樹脂を通過し、NH4OHを用いて溶出させられる。NH4OH溶出液は、濾過および蒸発させられる。Moを含有する残留物は、NaOHを用いて再溶解させられ、Moはモリブデン酸塩に変化させられる。
Karpov Institute of Physical Chemistry社(ロシア国)では、以下の方法が利用されている:ターゲットは、硝酸(HNO3)中に溶解させられ、FPガスが捕捉および保持される。モリブデンおよび小数の他のFPは有機相中に分離させられる;UおよびFPの大多数は、水相中に残留する。次に、「再抽出」工程が実施される(モリブデンは水相中にあり、残りのUおよびFPは有機相中にある)。次にモリブデン含有水溶液は非特定クロマトグラフィカラムを通過させられる。水溶液は、次に蒸発させられる。モリブデン含有残留物は、次に酸またはアルカリ溶液のいずれかに溶解させられる。
ANSTO LEUプロセス(オーストラリア国)では、ターゲットは最初にHNO3中に溶解させられる。この溶液はアルミナ吸着剤カラムを通過させられる。アルミナカラムは、次に硝酸、水および希アンモニア溶液で洗浄される。モリブデンは、濃アンモニア溶液を用いてカラムから溶出させられる。この溶液は、次に沸騰させてヨウ素およびルテニウムが除去される。Karlsruhe LEUプロセス(独国)は、概してMallinckrodtプロセスに類似する。CNEA社(アルゼンチン国)が実施している方法は、Mallinckrodtプロセスに類似すると考えられる。
Cintichemプロセス(米合衆国)は、次に抽出段階と精製段階に分けられる。抽出段階には、最初に、ターゲットが硝酸および硫酸中に溶解させられる。少量のヨウ化ナトリウム(NaI)、硝酸銀(AgNO3)および塩酸(HCI)がヨウ素を沈降させるために加えられる。モリブデンがこの担体溶液に加えられる。次に、酸化剤(KMnO4)が加えられる。ロジウムおよびルテニウムのための担体が加えられる。モリブデンはベンゾイン−α−オキシムを用いて沈降させられ、この溶液から濾過される。次に、複数回の酸洗浄および濾過工程が最大量のモリブデンを捕捉するために実施される。
精製段階には、フィルターケーキのH2SO4を用いた反復洗浄が行われるが、それでもまだフィルターケーキは以前に沈降したヨウ素をなお含有している。次に、フィルターケーキはNaOHおよび過酸化水素H22(酸化剤)中に溶解させられる。この溶液は、次に木炭上の銀(Ag)カラムを通して精製される(これでヨウ素が除去される)。2回目のヨウ素沈降が実施される。この溶液は次に木炭上の銀、水和酸化ジルコニウムおよび活性炭を含有するカラムを通して濾過される。最終溶液は、次にミクロンフィルタに通して濾過される。MDS Nordion社(カナダ国)は、Cintichemプロセスを実行していると考えられる。
Ballへの米国特許第5,596,611号明細書は、モリブデン−99を製造するための硝酸ウラニル均質系原子炉(100kW〜300kW)について開示している。原子炉は、該原子炉内で生成される顕熱および崩壊熱のための除熱媒体として機能する格納容器プール内に浸漬させられる。原子炉容器は、格納容器プールへの伝熱を増強するためのフィンが付けられている。原子炉は、放射性廃棄物が該原子炉へ再循環させられる連続モードで作動する。該原子炉からの硝酸ウラニル溶液の一部分は直接的に吸い出され、アルミナ上のMo−99を含む核***生成物の一部を固定するためにアルミナカラムを通過させられる。アルミナカラム上のMo−99および一部の核***生成物は、次に水酸化物を用いた溶出を通して除去され、Mo−99はベンゾイン−α−オキシムを用いて生じた溶出液から沈降させられる、または他のカラムを通過させられる。
さらに、米国特許第5,508,010号明細書および米国特許出願公開第2010/0202943(A1)号明細書は、概して、同位元素であるMo−99が核核***生成物の混合物を含有する水溶液から分離させられる方法について記載している。
米国特許第5,596,611号明細書 米国特許第5,508,010号明細書 米国特許出願第2010/0202943(A1)号明細書
1998年のIAEA報告書 National Academiesによって公表された2009年の報告書 Department of Energyによるモリブデン−99(Mo−99)を作製する以前の努力に関連するNEPA文書資料
上記のプロセスは、加工処理上の非効率、時間および/または材料の利用における非効率に起因する様々な欠点に悩まされている、および/またはオペレータの時間および注意力の余計な消費を必要とする。したがって、当分野においては効率的なモリブデン−99の抽出および精製の方法および装置に対する必要がある。
上記のように、現在は数種のモリブデン精製プロセスが使用されている。しかし、これらのプロセスはいずれも、効率的におよび/または短時間で実施することができない、または水性均質系原子炉(AHR)燃料溶液の初期条件または容積に適応することができない。
本発明の1つの態様は、医療用同位元素を抽出および精製するための方法および装置に向けられる。
より詳細には、本発明は、大量の高放射性の硝酸ウラニル燃料溶液からモリブデンを抽出および精製するための方法および装置に向けられる。
より詳細には、本発明は、大量の高度に放射性の硝酸ウラニル燃料溶液からMo−99を抽出および精製するための方法および装置に向けられる。
本発明の実施形態による本プロセスは、硝酸中に溶解させられる低濃縮ウランをベースとする(LEUをベースとする)燃料を利用し、その後に照射済み燃料溶液を再使用するように設計されている;これにより抽出および精製プロセスの両方において生成される放射性廃棄物の量が大幅に減少する。
1つの実施形態では、本発明のプロセスは、組み合わせ抽出プロセスおよび精製プロセスを含んでいる。抽出プロセスは、金属酸化物吸着剤を含有する抽出カラムの使用を含んでいる。1つの実施形態では、金属酸化物吸着剤は、チタン含有酸化物吸着剤、ジルコニウム含有酸化物吸着剤、スズ含有酸化物吸着剤、アルミニウム含有酸化物吸着剤、またはこれらの酸化物吸着剤のいずれか2つ以上の混合物である。別の実施形態では、金属酸化物吸着剤は、二酸化チタン含有吸着剤、二酸化ジルコニウム含有吸着剤、二酸化スズ含有吸着剤、酸化アルミニウム(III)含有吸着剤、またはこれらの酸化物吸着剤のいずれか2つ以上の混合物である。本発明の金属酸化物吸着剤は、核***生成Mo−99を捕捉し、その後に引き続いて同一物をカラムから遊離させ、精製プロセスへ導くように選択および/または設計されている。精製プロセスは、少なくとも1つ以上のヨウ素化合物、またはヨウ素種を除去することを目指すヨウ素除去工程を含んでいる。このヨウ素除去工程は、一部の実施形態では、1つ以上の核***生成物(FP)および/または1つ以上の他の不純物の除去を促進および/または達成することができよう。ヨウ素除去工程の後には、1つ以上の追加の精製工程を実施することができる。さらにまた別の実施形態では、ヨウ素除去工程は、さらにヨウ素の除去と組み合わせて1つ以上の他の核***生成物の除去を含んでいる。
本発明の実施形態は、先行技術のターゲット照射プロセスとは異なる原子炉照射およびモリブデン抽出プロセスを利用する。捕捉されたモリブデンは次に、医学的使用のための厳密な純度要件が満たされることを保証するために一連の精製工程を受けなければならない。
本発明を特徴付ける新規性の様々な特徴は、本開示に付属して本開示の一部を形成する特許請求項において特別に指摘されている。本発明、本発明の作業上の利点およびその使用によって達成される特定の目的をより明確に理解するためには、その中で本発明の好ましい実施形態が例示されている添付の図面および記述的材料を参照されたい。
本発明の1つの実施形態による、少なくとも1つの抽出セルを有する抽出システムの図解である。 本発明の1つの実施形態による、ヨウ素除去セル配置の図解である。 本発明の1つの実施形態による、精製セル配置の図解である。 本発明の1つの実施形態による、生成物送出セルの図解である。 本発明によってMo−99を製造するために、図1の抽出セル、図2のヨウ素除去セル、図3の精製セルおよび図4の生成物送出セルが連絡している、1つのアッセンブリーの1つの実施形態を示す図解である。
図面を参照すると、同様の参照番号は数枚の図面を通して同一または機能的に類似の要素を指定しており、図1は、本発明による抽出プロセスを実施する抽出システム100の配置を示している。抽出システム100は、抽出セルセクション102;原子炉冷却セクション104;試薬供給セクション106;およびガス管理、燃料管理および/または廃棄物管理セクション(もしくはサブシステム)108を含んでいる。上記のセクションの各々では放射線高濃度材料を取り扱うことができたので、セクション102、104および108の全ては、放射線の漏出を防止および/または制御するために遮蔽されている。図1から明らかなように、抽出セルセクション102は、1つ以上の抽出カラム110およびMo−99の製造を達成するために設計された様々な他の関連成分を含有している。さらに、関連カラム移送ウエル112もまた遮蔽されている。
本発明の抽出プロセスでは、1つ以上の特殊設計抽出カラム110が利用されるが、このとき各抽出カラム110は、酸化チタン吸着剤、酸化ジルコニウム吸着剤、酸化アルミニウム吸着剤もしくは酸化スズ吸着剤またはそれらのいずれか2つ以上の混合物を含むがそれらに限定されない金属酸化物吸着剤を含有する。また別の実施形態では、本発明と結び付けて利用される吸着剤は、二酸化チタン(TiO2)、二酸化ジルコニウム(ZrO2)、二酸化スズ(SnO2)、酸化アルミニウム(III)(Al23)またはそれらのいずれか2つ以上の混合物から選択される。さらにまた別の実施形態では、吸着剤は、高照射野に抵抗でき、同時に照射済み燃料溶液から核***生成Mo−99を捕捉することができ、引き続いて溶出工程によって吸着剤からMo−99を遊離させる任意の化合物であってよい。このように収集されたMo−99は、次にさらなる精製にかけられる。
1つの実施形態では、各抽出カラム110内の金属酸化物吸着剤の量は、吸着剤を用いて各カラムを「充填する」ために利用される材料の少なくとも約70重量%である。また別の実施形態では、各抽出カラム110内における金属酸化物吸着剤(例、酸化チタン吸着剤、二酸化チタン吸着剤、酸化ジルコニウム吸着剤、二酸化ジルコニウム吸着剤、酸化スズ吸着剤、二酸化スズ吸着剤、酸化アルミニウム吸着剤または酸化アルミニウム(III)吸着剤)の量は、吸着剤を用いて各カラムを「充填する」ために利用される材料の総量の少なくとも約75重量%、または少なくとも約80重量%、または少なくとも約85重量%、または少なくとも約90重量%、または少なくとも約95重量%、または少なくとも約97.5重量%、または少なくとも約99重量%である。ここで、ならびに本明細書および特許請求項のどこかの場所で、個別の数値は、結合して開示されていない数値範囲を形成することができる。吸着剤を用いて1つ以上の抽出カラム110を「充填する」ために利用される材料の残りに関しては、当該材料は、吸着剤がMo−99捕捉プロセス中に受ける放射線学的環境に当該の材料が抵抗できる限り、任意の材料であってよい。「充填」の残りを形成できる当該の残りの材料には、担持材料、不活性材料、およびその上に吸着剤が含有され、堆積させられ、および/または担持される任意の他の材料が含まれるが、それらに限定されない。1つの実施形態では、1つ以上の抽出カラム110には、吸着剤を用いて、それでもまだ材料が1つ以上の抽出カラム110を貫流するのを許容しながら空隙を最小限に抑え、それにより最大Mo−99捕捉を許容するような方法で充填される。
1つの実施形態では、金属酸化物吸着剤の粒径は、システムの背圧を最小限に抑える、および吸着性能を促進するために最高粒子表面積を提供するという矛盾する要求を平衡させるように選択される。したがって、1つの実施形態では、吸着剤は球状粒子形状および約60μ(ミクロン)〜約120μ、または約70μ〜約110μ、または約75μ〜約105μの範囲内、または約80μの粒径を有する。1つの実施形態では、適切な吸着剤は球形の二酸化チタンであり、独国のSachtleben Chemie社から入手することができ、SACHTOPORE(登録商標)80の名称の下で販売されている。別の実施形態では、1つ以上の抽出カラム110が適切な加工処理速度で作動することを吸着剤が許容する限り、任意のタイプの粒子形状を利用することができる。また別の実施形態では、作動を促進するために、本発明のプロセスの部分は、ホットセルの外側に配置されるソレノイド制御弁を使用して自動化することができる。
以下は、本発明の抽出セルシステム100を利用する代表的プロセスである。以下のプロセスに関して、規定された場合は、量は本質的に単なる典型であり、本発明はそれに限定されないと留意すべきである。むしろ、本発明は、本明細書に開示したシステムおよび方法を考慮に入れて広範に構築すべきである。1つの例では約180L(リットル)〜約260Lである所定量の照射済み燃料溶液は、燃料冷却カラム114から1つ以上の抽出カラム102へ窒素圧および真空移送によって移送される。燃料溶液は、ガス飽和しており、このため初期真空移送作業中にこれらの溶解ガスを遊離させる。一部の実施形態では、抽出セルセクション102は、初期起動試験によって規定される既定の期間にわたってこれらの発生ガスをガス管理セクションおよび/またはシステム108へ方向付けるためのベント口を備えて設計される。この「ガスパージ」期間の完了時に、ベントラインが閉鎖され、燃料溶液は、抽出セルセクション102内の1つ以上の抽出カラム110へ方向付けられる。また別の実施形態では、1つ以上の抽出カラム110の閉塞を引き起こす可能性がある任意の腐食生成物もしくは粒子を捕捉するために、前抽出フィルタもまた組み込むことができる。当業者には明白であるように、1つ以上の抽出セル102の各々は、1つ以上の抽出カラム110を含むことができる。
次に、燃料溶液は、1つ以上の抽出カラム110を通って上行する。上行流は、捕捉して輸送される1つ以上の抽出カラム110内へ任意の追加のガスが遊離させられることを許容する。これらの実施形態では、1つ以上の抽出カラム110の各々は、約80L/時〜約120L/時、または約85L/時〜約115L/時、または約90L/時〜約110L/時(特に約100L/時)の流量へ物理的に適応するように設計される。ここで、ならびに本明細書および特許請求項の他の場所で、個別の数値は、結合して開示されていない数値範囲を形成することができる。実際の吸着剤装填時間は、変動してよく、したがって1つ以上の抽出カラム110の装填時間は変動してよい。本実施例の場合には、カラムの装填時間は、典型的には約2〜約6時間の範囲内にある。1つ以上の抽出カラム110内に含有される吸着剤を通過した後、燃料溶液はプロセス配管を通過し続け、排出アライメント弁(DAV)を通ってセクション/システム108の燃料管理部分に向けて逆方向へ方向付けられる。
次に、吸着剤装填段階の完了時に、DAVは、1つ以上の抽出カラム110からの流出物が抽出システム100のセクション108の放射性廃棄物管理システム/サブシステム(RWMS)と整列するように再配置される。1つの実施形態では、2〜4(特に3)カラム体積のHNO3は次に抽出セル配置100のセクション106に位置するHNO3供給タンクから1つ以上の抽出カラム110を通ってセクション/システム108の廃棄物管理部分内に位置するHNO3洗浄収集タンクへ方向付けられる。この洗浄サイクルの目的は、吸着剤カラムから任意の残留燃料溶液を除去することである。
次に、1つの実施形態では、約1〜約3(特に約2)カラム体積の水がセクション106内に位置する水供給タンクから1つ以上の抽出カラム110を通ってセクション/システム108の廃棄物管理部分内に位置する水洗収集タンクへ方向付けられる。本発明の実施形態では、この洗浄サイクルは、1つ以上の抽出カラム110内に含有される吸着剤から任意の残留酸を除去するために機能する。
次に、空気圧は、場合によりセクション106内に位置する空気リザーバタンクから1つ以上の抽出カラム110を通ってセクション108のガス管理部分へ方向付けることができる。この任意の活動の目的は、溶出の準備において1つ以上の抽出カラム110内に含有される、および/または位置する吸着剤を「ブローダウン」して乾燥させることである。また別の実施形態では、熱風が適用される。
この段階で、生成物(例、Mo−99)は、1つ以上の抽出カラム110内の乾燥吸着剤上に捕捉されている。DAVは、1つ以上の抽出カラムの排出物を精製システム入口へ整列させるために再配置される。次に、NaOH供給弁が開かれる。本実施例では、約6〜約10(特に約7)カラム体積のNaOHが、生成物を1つ以上の抽出カラム110内に含有される/位置する吸着剤から溶出させ、該溶液を精製システムへ方向付けるために使用される。本発明による本実施例では、このプロセスは約4時間〜約8時間の範囲内の時間を要し、さらにまたその後の抽出作業のために1つ以上の抽出カラム110内に含有される/位置する吸着剤を再生させるために機能することができる。
本発明による抽出プロセスの最終段階は、吸着剤を廃棄すること、または次のサイクルのために吸着剤を調製するために、1つ以上の抽出カラム110内に含有される、および/または位置する吸着剤を浄化および乾燥させることのいずれかである。それらが再使用される場合は、1つ以上の抽出カラム110は、また別の水洗および空気乾燥サイクルを受けることになる。
吸着剤カラムの交換を実施しなければならず、そして必要に応じて、以下の工程によって実施することができる。最初に、慣らし運転した吸着剤含有抽出カラム110を移送用キャスク内に取り付け、抽出セルハッチの下に配置する。次に、稼働中の抽出カラムをマニピュレータ作動によって全プロセスラインから分離する。次に、交換用抽出カラム110をホイストもしくは油圧リフトによって抽出カラムセクション102内に引き上げる。新規の抽出カラム110を次にカラム回転装置116へ接続する。次に、カラム回転装置116を180°移動させて、使用済みおよび交換用抽出カラム110の位置を入れ替える。使用済み抽出カラム110は、次に移動キャスク内へ下げる。この後、新規の抽出カラム110をマニピュレータによってプロセスラインへ接続する。本発明による1つの実施形態では、単一交換用抽出カラム110が、カルーセルデザインに比して吸着剤への放射線曝露を制限するために好ましいことに留意されたい。
本発明による操作は、ヒューマン・インタフェース操作を減少させ、プロセス反復性を提供するために可能な程度まで自動化される。これらの工程についての典型的な検討は、以下の通りである。
最初に、燃料溶液の初期ガスパージは、ガス管理システムへ排気するための吸着剤カラム配管を整列させることによって実施される。排ガス操作の完了時には、オペレータはベント弁を閉鎖しなければならない。次に、オペレータは、DAVを燃料管理システム/サブシステム(FMS)へ手動により整列させなければならない。次に、FMS収集タンクに真空が供給され、燃料冷却タンクには窒素圧がかけられなければならない。次に、照射済み燃料移送弁(存在する場合)が、圧力/真空移送操作を開始するために開放される。吸着剤カラムの装填には、2〜6時間が許容されなければならない。オペレータは、次に燃料移送弁(存在する場合)を閉鎖しなければならない。次に、オペレータは、手動でDAVをRWMSへ整列させなければならない。
1つの実施形態では、下記の工程が自動化されることが好ましい:オペレータは、HNO3洗浄収集タンク弁を開放し、HNO3試薬供給弁を開放し、1つの実施形態では、これは約2〜約4(特に約3)カラム体積の適切な量の酸洗浄溶液を移送させなければならない。次に、HNO3供給弁が閉鎖される。次に、HNO3洗浄収集タンク弁が閉鎖される。水洗収集タンク弁が、次に開放される。次に、オペレータは、水の弁を開放し、適切な量、約1〜約3(特に約2)カラム体積の水を移送しなければならない。次に、水供給弁が閉鎖される。水洗収集タンク弁が、次に閉鎖される。オペレータは、次に吸着剤カラムを乾燥させるために適切な分数にわたり空気弁を開放しなければならない。オペレータは、次に空気供給弁を閉鎖しなければならない。次に、DAVは、精製システムと整列させられなければならない。オペレータは、次にNaOH弁を開放し、該カラムへ溶出させるために適切な量、約6〜約10(特に約7)カラム体積量を移送しなければならない。次に、NaOH供給弁が閉鎖されなければならない。
さらに、一つの実施形態では、本発明の以下の工程を自動化することができる:吸着剤カラムが再使用されなければならない場合は、オペレータは、水洗収集タンク弁を開放しなければならない。水弁は、次に開放され、1つの実施形態ではこれは約1〜約3(特に約2)カラム体積の適切な量の水が移送されなければならない。次に、水供給弁が閉鎖されなければならない。この後、空気弁は、吸着剤含有カラムを乾燥させるために十分な時間量にわたって開放されなければならない。最後に、全ての弁が閉鎖されなければならない。
本発明の実施形態は、さらにまた精製プロセスを含んでいる。この精製プロセスは、その後に精製工程が行われるヨウ素除去工程もまた含んでいる。一部の他の核***生成物は、この段階でヨウ素と一緒に除去され得ることに留意されたい。
図2を参照して本精製プロセスのヨウ素除去工程を参照すると、ヨウ素はヨウ素除去セル200内の水溶液中に複数の酸化状態で存在している。本発明の1つの実施形態による、ヨウ素除去セル200の典型的な配置は、図2に例示されている。安定性状態は、ヨウ素イオン(I-)、元素ヨウ素(I2)、ヨウ素酸塩(IO3 -)および過ヨウ素酸塩(IO4 -もしくはH5IO6)である。これらの最後の過ヨウ素酸塩は、極めて強度の酸化条件下でのみ存在する。本発明による実施形態において使用されるI2の大部分は、原子炉作動中に原子炉ガス管理システムによって絶え間なく循環させられて捕捉される;しかし、一部のI2は水性媒体中では可溶性であり、I-の存在下では錯体I3 -を形成する可能性がある。このため、一部のI3 -およびI-は、抽出吸着剤および溶出液中へキャリーオーバーすることがある。ヨウ素のこれらの後者のI-の形態は、2つの主要な機序によって除去することができる。第一に、ヨウ素種I2、IO3 -およびIO4 -は、この溶液をヨウ素捕捉材料、例えばゼオライト上の銀、カーボンスポンジ上の銀、銀含有濾過層(filter bed)または水溶液中のAg+(Ag+は、例えば硝酸銀から準備することができる)内を通過させることによって除去できるが、このときヨウ素は銀上に捕捉され、AgIを形成する。ヨウ素捕捉材料は、定期的に交換しなければならない。残留しているI-は、反応:I-+Ag+→AgIによってAgI沈降物(Cintichemプロセスにおいて硝酸銀によって実施されるように)を形成することによってAg+を用いて除去することができる。本プロセスは、さらにまたフィルタ上にAgI/AgClの塊が捕捉されるのを促進するためにヨウ素担体および塩酸を加える。
本発明の実施形態によるヨウ素除去工程は、以下の小工程を本質的に含んでいる:最初に、約6〜約10(特に約7)カラム体積のNaOHをベースとする抽出カラム溶出液が、固定的ステンレススチール製チュービングによってヨウ素除去セルへ溶出液を移送するために、ポンプまたは真空/加圧法の使用のいずれかによって移送させられる。この溶出液は、次にpHをおよそ1.0にさせるために酸化工程を受けなければならない。次に、この溶液は、I2、IO3 -およびIO4 -を除去するために、溶出液収納タンクからヨウ素捕捉材料を通して、および次に一部もしくは完全にアルミナもしくはTiO2を含有する濃縮カラムを通してポンプで酸廃棄物タンクに向けてポンプ送出される。これでモリブデン生成物および関連不純物がこのカラム上に捕捉される。このカラムはNaOHを用いて溶出され、溶液の量をその初期値の約1/10へ減少させることになる。この「濃縮物」は、ヨウ素沈降容器内に収集される。当業者であれば、Cintichemプロセスでは、この溶液が再び酸性化され、Nal、AgNO3およびHClの添加によって調製することが必要であることに気付くであろう。代替プロセスは、アルカリ溶液中にこの溶出液を残す工程および水酸化銀(AgOH)および塩化ナトリウム(NaCl)を加える工程を含む場合がある。この溶液は、次に粒子フィルタに通して該溶液から任意の残留ヨウ素沈降物を除去するためにポンプ送出される。全排ガスは、次に排ガス管理システムへ方向付けられる。バルクのヨウ素が該溶液から除去されると、モリブデン含有溶液は追加の処理のために精製セルへポンプ送出される。
図3を参照すると、上記のように、精製プロセスのヨウ素除去工程の次には精製セル300内での精製工程が行われる。本発明の1つの実施形態による、精製セル300の典型的な配置は、図3に例示されている。本発明の範囲内では様々な精製プロセスを適用できるが、以下は、その後の精製工程のためのプロセスの1つの実施例である。本発明は、決して以下の精製プロセスには限定されないことに留意されたい。その他の精製プロセスは当業者には公知であり、以下の代表的な精製プロセスに代えて、または該精製プロセスに加えて本発明と結び付けて利用することができる。
オペレータは、溶出もしくはヨウ素捕捉中に形成された任意の水酸化物または吸着剤微粒子を捕捉する必要が存在する場合は、抽出後濾過を実行することができる。次に。強β野に起因する以下の反応:MoO4 2-+2e-+4H+→MoO2+2H2Oに対抗するために、酸化剤(H22またはKMnO4)を加える必要があるかどうかが決定されなければならない。そこで、予測される汚染物質に対する担体(例、ロジウム含有担体、例えばRhCl3および/またはルテニウム含有担体、例えばK2(RuCl6))が加えられなければならない。次に、モリブデンがベンゾイン−α−オキシムを用いて沈降させられる。モリブデン沈降物は、次に硝酸中に溶解させられる。この溶液は、例えばアルミナなどの分離カラムを通過させられる。オペレータは、次に場合により昇華工程を実行することができる。次に、生成物調製工程では、オペレータは、生成物をモリブデン酸塩(MoO4 -2)またはNa2MoO4の化学形態にさせることができる。生成物は、次に輸送容器内に充填することができる。
本発明の実施形態は、当分野において現在公知であるものに比して多数の利点を提供する。上記で考察した「ターゲット」は、LEU燃料溶液中に既存であるので、ターゲット溶解プロセスを実施する必要は存在しない。その代りに、Mo−99は、該燃料溶液から該生成物を除去して、同時に該燃料が再使用されることを許容する吸着剤カラム上に直接的に捕捉される。ターゲットの作製およびその後の溶解を必要としないことと、照射済み燃料を再使用する能力を提供することの組み合わせは、生成される放射性廃棄物の量を大幅に減少させて、実質的な利点を提供する。
本発明の実施形態による精製プロセスは、強度が約0.5M〜約2MのNaOH溶液(特にモリブデン生成物および関連不純物を含有する約1MのNaOH溶液)を含む抽出カラム溶出液を用いて始まる。特定汚染物質の同定は、該溶液の放射化学的評価によって予測されてきた。この作業は、本発明による抽出溶出液中にキャリーオーバーされる可能性が高い汚染物質がヨウ素、ルテニウム、アンチモン、ジルコニウムおよびテルリウムであると予測している。溶出液の体積は、約15〜約20L(現行のターゲット照***製プロセスよりはるかに大きな体積を取り扱うように設計されている)であると計画されている抽出カラムの体積の約10倍からなる。
本発明の実施形態による抽出および精製プロセスの開発において考慮すべき様々な特質には、抽出段階の最大の自動化;生成物回収の最大化(プロセス効率);流入溶液を精製するために必要とされる時間数の最小化;抽出段階の作業を自動化することと精製段階において必要とされるホットセルマニピュレータ操作回数を最小限に抑えることによるプロセスの単純化を許容することが含まれる。
上記で考察した実施形態による本発明のプロセスの様々な態様には、単一工程抽出を備える抽出カラム設計;原子炉燃料溶液の再使用;濃縮カラムによる溶出液濃縮;溶液の放射線レベルを減少させるための早期のヨウ素除去;特定放射性核種除去の許容(固有の吸着剤捕捉特性を説明する);吸着剤カラムの装填および溶液移送中に放出された混入ガスを捕捉および除去するための機構を提供する工程;全てのプロセス流体(プロセス流体には、照射済み燃料溶液、HNO3洗浄溶液、H2O洗浄液、NaOH溶出溶液および乾燥空気が含まれる)へ曝露させられる配管を最小限に抑えながら複数のプロセス流体を抽出カラムへ方向付ける能力を提供する工程;流出流体を燃料戻りライン、生成物精製ラインおよび廃棄物処理ラインへDAVによって方向付ける能力を提供する工程;約6〜約14時間の時間内での約180L〜約260L(特に約240L)の燃料溶液を処理できる抽出カラム設計を提供する工程であって、カラムの装填および溶出の両方が含まれる工程;吸着剤カラム交換をルーチン的および遠隔的に実施する能力を提供する工程が含まれる。
本発明の様々な実施形態によるプロセスは、ウラン利用効率もまた現行ターゲット照射法についての約0.4%の数値から本発明のプロセスについてのほぼ100%(吸着剤上での捕捉によってごく少量は失われる)へ改善する。これを遂行するために、抽出および精製システムは、本発明によると、大量の燃料溶液を処理し、核***生成物増加に起因する初期燃料組成物における変化に適応し、それでもまだ同一生成物純度要件を維持するように設計することができる。
Mo−99生成物は放射性崩壊を受け、約66時間の半減期を有するので、抽出および精製をより迅速に遂行できるほど、全プロセス効率は高くなる。
本発明の実施形態によるプロセスは、典型的な実施形態では、以下の操作サイクルパラメータ内で約240Lのモリブデン抽出および精製を遂行する:抽出カラムの装填時間は、約2〜約6時間の範囲内にある。抽出カラム洗浄および溶出時間は、約4〜約8時間の範囲内にある。生成物精製時間は、好ましくは12時間未満である。
図4に目を向けると、図4は、生成物送出セル400の1つの実施形態を例示している。配置400では、精製セル300からの溶出液が収集され、最終形に変換させられる。1つの実施形態では、生成物送出セル400の目的は、溶解した昇華物を取り出し、それを無菌環境においてその最終形に変換させることである。このようにして得られた生成物は、次に顧客の要件による必要に応じて1つ以上の個別容器内に装填される。最終純度および在庫チェックが行われ、輸送のために包装される。
生成物は、溶解した昇華物溶液(丸底フラスコ内のNH4OH)を保持している容器402のセル間移送によってセル400に進入する。この溶液は、例えば、変換容器404内でNa2MoO4の最終生成物に変換させられる。次に、この溶液は、任意の残留している微量のアンモニアを除去するために数分間にわたり沸騰させて取り除かれ、室温へ冷却させられる。
冷却した溶液は、例えば、0.2μmフィルタを使用して濾過され、透明度についてチェックされ、1つ以上の適切な容器(例、100mLフラスコ)中へ分注される。溶液の体積は、全測定活性および60Ci/mLの最高放射能濃度に依存して調整される;バルク溶液のpHチェックが(すなわち、pH紙を使用して)実施され、そして受領した注文に依存して、輸送のために多数のステンレススチール製ボトル406に分割される。最終QAサンプルが捕捉され、測定され、輸送のために包装される。
図5に目を向けると、図5は、本発明によってMo−99を製造するために連絡している、図1の抽出セル102、図2のヨウ素除去セル200、図3の精製セル(または複数のセル)300および図4の生成物送出セル400の間の、1つの可能性のある相互連絡配置500を例示している。
本発明の原理の適用を説明するために本発明の特定実施形態を示し、詳細に記載してきたが、本発明はそのような原理から逸脱せずに他の方法でも実施できることを理解されたい。
100・・・抽出システム
102・・・抽出セルセクション
104・・・原子炉冷却セクション
106・・・試薬供給セクション
108・・・ガス管理、燃料管理および/または廃棄物管理セクション(もしくはサブシステム)
110・・・抽出カラム
200・・・ヨウ素除去セル
300・・・精製セル
400・・・生成物送出セル
404・・・変換容器
500・・・相互連絡配置

Claims (40)

  1. モリブデンを抽出するための方法であって、
    酸性の照射済み燃料溶液を抽出システムへ移送する工程であって、前記酸性照射済み燃料溶液はヨウ素およびモリブデンおよび他の核***生成物を含み、前記抽出システムは少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムを含む前記工程、
    前記酸性照射済み燃料溶液を前記少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムに通して上行させて、酸性照射済み燃料溶液の残りと、吸着剤に結合したモリブデン及びヨウ素の両方を有する少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムとを得る工程、
    前記酸性照射済み燃料溶液の残りを少なくとも1つの排出アライメント弁によって燃料管理システムへ方向付ける工程、
    前記の吸着剤に結合したモリブデン及びヨウ素の両方を有する少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムをNaOH溶液と共にストリッピングしてモリブデン及びヨウ素を含有する塩基性抽出溶液カラム溶出液を得る工程、
    前記抽出カラム溶出液をヨウ素除去システムへ方向付ける工程、
    前記ヨウ素を前記抽出カラム溶出液から除去する工程、
    前記抽出カラム溶出液を精製する工程、および
    前記精製された溶出液を収集する工程を含む方法。
  2. 前記塩基性抽出溶液カラム溶出液から除去される前記ヨウ素は、ゼオライト上の銀、カーボンスポンジ上の銀、銀含有濾過層(filter bed)または水溶液中のAg+によって除去される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記吸着剤は、金属酸化物吸着剤である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約70重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約75重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  6. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約80重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  7. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約85重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  8. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約90重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  9. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約95重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  10. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約97.5重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  11. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約99重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項3に記載の方法。
  12. 前記金属酸化物吸着剤は、チタンの1つ以上の酸化物、ジルコニウムの1つ以上の酸化物、スズの1つ以上の酸化物、アルミニウムの1つ以上の酸化物、またはそれらのいずれか2つ以上の混合物から選択される、請求項3〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記金属酸化物吸着剤は、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、二酸化スズ、酸化アルミニウム(III)、またはそれらのいずれか2つ以上の混合物から選択される、請求項3〜11のいずれか記載の方法。
  14. 前記金属酸化物吸着剤は、球状粒子形状および約60ミクロンから約120ミクロンの範囲内にある粒径を有する吸着剤から選択される、請求項3〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記吸着剤は、約70ミクロンから約110ミクロンの粒径を有する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記吸着剤は、約75ミクロンから約105ミクロンの粒径を有する、請求項14に記載の方法。
  17. 前記吸着剤は、約80ミクロンの粒径を有する、請求項14に記載の方法。
  18. 前記酸性照射済み燃料溶液を前記少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムに通して上行させる工程は、低濃縮ウランをベースとする燃料を利用する、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記酸性照射済み燃料溶液を前記少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムに通して上行させる工程は、水性均質系原子炉からの酸性照射済み燃料を利用する、請求項1〜17のいずれかに記載の方法。
  20. 前記核***生成物および/または請求項1に記載の方法由来の前記酸性照射済み燃料溶液の少なくとも一部分は原子炉内で再使用される、請求項1〜19のいずれかに記載の方法。
  21. モリブデンを抽出するための方法であって、
    酸性の照射済み燃料溶液を抽出システムへ移送する工程であって、前記酸性照射済み燃料溶液はヨウ素およびモリブデンおよび他の核***生成物を含み、前記抽出システムは少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムを含む前記工程、
    前記酸性照射済み燃料溶液からヨウ素を除去して変性された酸性照射済み燃料溶液を得る工程、
    前記の変性された酸性照射済み燃料溶液を前記少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムに通して上行させて、変性された酸性照射済み燃料溶液の残りと、吸着剤に結合したモリブデンを有する少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムとを得る工程、
    前記の変性された酸性照射済み燃料溶液の残りを少なくとも1つの排出アライメント弁によって燃料管理システムへ方向付ける工程、
    前記の吸着剤に結合したモリブデンを有する少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムをNaOH溶液と共にストリッピングしてモリブデンを含有する塩基性抽出溶液カラム溶出液を得る工程、
    前記抽出カラム溶出液を精製する工程、および
    前記精製された溶出液を収集する工程を含む方法。
  22. 前記酸性照射済み燃料溶液から除去される前記ヨウ素は、ゼオライト上の銀、カーボンスポンジ上の銀、銀含有濾過層または水溶液中のAg+によって除去される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記吸着剤は、金属酸化物吸着剤である、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約70重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  25. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約75重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  26. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約80重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  27. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約85重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  28. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約90重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  29. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約95重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  30. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約97.5重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  31. 前記の少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムは、少なくとも約99重量%金属酸化物である金属酸化物吸着剤を含有する、請求項23に記載の方法。
  32. 前記金属酸化物吸着剤は、チタンの1つ以上の酸化物、ジルコニウムの1つ以上の酸化物、スズの1つ以上の酸化物、アルミニウムの1つ以上の酸化物またはそれらのいずれか2つ以上の混合物から選択される、請求項23〜31のいずれかに記載の方法。
  33. 前記金属酸化物吸着剤は、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、二酸化スズ、酸化アルミニウム(III)、またはそれらのいずれか2つ以上の混合物から選択される、請求項23〜31のいずれかに記載の方法。
  34. 前記金属酸化物吸着剤は、球状粒子形状および約60ミクロンから約120ミクロンの範囲内にある粒径を有する吸着剤から選択される、請求項23〜33のいずれかに記載の方法。
  35. 前記吸着剤は、約70ミクロンから約110ミクロンの粒径を有する、請求項34に記載の方法。
  36. 前記吸着剤は、約75ミクロンから約105ミクロンの粒径を有する、請求項34に記載の方法。
  37. 前記吸着剤は、約80ミクロンの粒径を有する、請求項34に記載の方法。
  38. 前記酸性照射済み燃料溶液を前記少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムに通して上行させる工程は、低濃縮ウランをベースとする燃料を利用する、請求項21〜37のいずれかに記載の方法。
  39. 前記酸性照射済み燃料溶液を前記少なくとも1つの吸着剤含有抽出カラムに通して上行させる工程は、水性均質系原子炉からの酸性照射済み燃料を利用する、請求項21〜38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記核***生成物および/または請求項21に記載の方法由来の前記酸性照射済み燃料溶液の少なくとも一部分が原子炉内で再使用される、請求項21〜39のいずれかに記載の方法。
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