JP5974201B1 - 外科用処置具 - Google Patents

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Abstract

ハンドピース4は、生体組織を電気エネルギーによって処置するための外科用処置具であって、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に前記電気エネルギーを付加することが可能なプローブ4cと、プローブ4cの内部に配置され、プローブ4cとの間で火花放電が発生する電圧よりも低くかつプローブ4cとの間でアーク放電が発生する電圧よりも高い電圧で放電が発生する距離d1だけ、プローブ4cに最も近接する部分が離れている軸棒部材23と、を有する。

Description

本発明は、外科用処置具に関し、特に、高周波電流を出力する外科用処置具に関する。
従来より、外科的手術においては、生体組織の切開や止血を行う際に高周波電流を利用する電気メス等の処置装置が用いられている。さらに、最近は、日本特開2002−306507号公報に開示のように、高周波電流に加えて、電極に超音波振動を供給する超音波供給部を備えた処置装置も提案されている。
電気メスは、メス先電極の先端から生体組織に高周波電流を放射し、その高周波電流により生じるアーク放電やジュール熱を利用して生体組織の切開や止血を行うための装置である。電気メスは、一般外科手術や内視鏡下外科手術など様々な分野で用いられている。
しかし、電気メスは、生体組織とメス先電極間のアーク放電により適切な処置機能を実現することができるが、メス先電極の周囲において火花放電が発生する場合がある。火花放電の発生する電圧は、周囲の気体の圧力と、生体組織とメス先電極間の距離の関数である。
手術中において、火花放電が発生すると、メス先電極にかかる電圧が急激に大きく変動し、アーク放電を発生させるための所定の電圧値以上の電圧がメス先電極にかかり、適切な処置効果が得られなくなるという問題がある。
そこで、本発明は、電極にかかる電圧が所定値以上にならないようにした外科用処置具を提供することを目的とする。
本発明の一態様の外科用処置具は、生体組織を電気エネルギーによって処置するための外科用処置具において、基端部から先端部へ長手方向に延出し、前記生体組織に前記電気エネルギーを付加することが可能な第1電極と、前記第1電極の内部又は外部に配置され、前記第1電極との間で火花放電が発生する電圧よりも低くかつ前記第1電極との間でアーク放電が発生する電圧よりも高い電圧で放電が発生する距離だけ、前記第1電極に最も近接する部分が離れている第2電極と、を有する。
本発明の第1の実施の形態に係わる外科用処置システム1の構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係わるプローブ4cの先端部の軸方向に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わるプローブ4cの先端部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例1にかかるプローブ4c1の断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例2にかかるプローブ4c2の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わるプローブ4c3の斜視断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わるプローブ4c3の先端部の斜視断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わるプローブ4c3の先端部の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例にかかるプローブ4c4の斜視断面図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係わるプローブ4c4の先端部の斜視断面図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係わるプローブ4c4の先端部の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係わるプローブ4c5の斜視断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係わるプローブ4c5の先端部の斜視断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係わるプローブ4c5の先端部の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる外科用処置具の先端部の断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる基端部のギャップ部の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係わる外科用処置システム1の構成を示す構成図である。外科用処置システム1は、主として、超音波駆動装置2と、高周波駆動装置3と、ハンドピース4と、により構成される。ハンドピース4は、生体組織を電気エネルギーによって処置するための外科用処置具である。高周波駆動装置3は、ハンドピース4へ電気エネルギーを供給する電源である。
超音波駆動装置2と高周波駆動装置3は、通信ケーブル5により接続されている。外科用処置具であるハンドピース4は、出力用接続ケーブル6、及びSW用接続ケーブル7により超音波駆動装置2にコネクタ接続され、さらに出力用接続ケーブル8により高周波駆動装置3にコネクタ接続されている。
また、高周波駆動装置3には、対極板9が接続ケーブル10によりコネクタ接続されている。超音波駆動装置2には、操作表示パネル2aが設けられ、高周波駆動装置3には、操作表示パネル3aが設けられている。
ハンドピース4は、絶縁性材料からなる外装部材4aと、外装部材4aの先端から延出した絶縁チューブ4bと、絶縁チューブ4bの先端から延出するプローブ4cを有し、プローブ4cから電気エネルギーとして高周波電流を出力するように構成されているモノポーラタイプの外科用処置具である。
ハンドピース4は、外装部材4a内に超音波振動を発生する超音波振動子を有し、プローブ4cは、超音波振動出力も可能となっている。よって、プローブ4cの先端部は、超音波振動出力及び高周波電流出力が可能な処置部11を構成する。
外装部材4aには、操作スイッチ12a、12bが設けられている。操作スイッチ12aと12bは、互いに異なる出力モードの出力を指示するための操作部である。超音波駆動装置2と高周波駆動装置3において、高周波電流出力、超音波振動出力、高周波電流と超音波振動の同時出力のいずれかの出力選択と、出力レベルの設定が行われる。術者は、操作スイッチ12aと12bを操作することにより、選択された出力と出力レベルで、処置部11による処置を行うことができる。
図2は、プローブ4cの先端部の軸方向に沿った断面図である。プローブ4cは、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4cは、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。プローブ4cは、先端が閉じた中空で、細長の軸部材である。プローブ4cの先端部21aは、球冠形状を有し、軸部21bは、筒形状を有する。すなわち、プローブ4cは、閉じた先端部21aを有する円筒形状を有する。
プローブ4c内の中空部22は、先端側が、プローブ4cの先端部21aの内側表面21a1と、軸部21bの内周面21b1とにより形成され、基端側は、図示しないシール部材により密閉された空間である。中空部22の先端側は、球欠形状を有し、中空部22の先端側から基端側に向かって筒形状を有している。中空部22内は、空気で満たされている。なお、中空部22内は、空気以外の不活性ガスで満たすようにしてもよい。
軸棒部材23が、中空部22内に、プローブ4cの先端部21aの内側表面21a1と軸部21bの内周面21b1に接触しない状態で挿入され円筒形状のプローブ4cの内部に配置され、基端部において固定されている。すなわち、軸棒部材23がプローブ4c内に挿入されて固定された状態では、プローブ4cと軸棒部材23は、中空部22内の空気により絶縁されている。
軸棒部材23は、チタンなどの導電性を有する金属製である。軸棒部材23の先端部23aは、球冠形状を有し、軸部23bは、円柱形状を有する。
図3は、プローブ4cの先端部の断面図である。
軸棒部材23の先端部23aとプローブ4cの閉じた先端部21aの内側表面21a1との間の距離は、d1である。具体的には、軸棒部材23の先端部23aの頂点23a1と、プローブ4cの先端部21aの内側表面21a1の底点21aaとの間の距離は、d1である。
軸棒部材23の軸部23bの外周面23b1と、プローブ4cの軸部21bの内周面21b1と間の距離は、d2である。ここで、d2>d1である。
距離d1は、次のように設定される。
距離d1は、アーク放電がプローブ4cの表面と生体組織との間で発生するが、火花放電がプローブ4cの表面と生体組織との間で発生しないような距離に設定される。
具体的には、一般に、パッシェンの法則より、放電の発生する電圧Vは、電極間の距離dと、気体の圧力pの関数である。図3の場合、中空部22が空気層であり、プローブ4cの表面と生体組織との間でアーク放電が発生するときのプローブ4cの電圧をVarcとし、火花放電が発生するときのプローブ4cの電圧をVspaとしたときに、プローブ4cの設定電圧VsetがVarcより大きくVspaよりも小さくなるように設定すると、距離d1は、設定電圧Vsetと空気の圧力pの関数となる。
アーク放電の発生時の電圧Varcよりも、グロー放電の発生時の電圧Vgloは高く、コロナ放電の発生時の電圧Vcorは、電圧Vgloよりも高く、電圧Vspaよりも低い。よって、設定電圧Vsetは、電圧Varcよりも高く、電圧Vgloよりも低い方が好ましい。
よって、プローブ4cの外側表面と生体組織との間で火花放電が発生するような高い電圧になる前に、プローブ4cの内側表面21a1の底点21aaと、軸棒部材23の先端部23aの頂点23a1との間で、放電が発生して電荷を軸棒部材23へ逃がすような距離に、距離d1をしておくことにより、プローブ4cと生体組織との間で、火花放電が発生せず、生体組織に、所定値以上の電圧がかからない。すなわち、プローブ4cと軸棒部材23間の最も近接する部分間の距離を、上述した距離d1にすることにより、プローブ4cには、設定電圧Vset以上の電圧がかからないようになっている。
よって、軸棒部材23は、プローブ4cの内部に配置され、プローブ4cとの間で火花放電が発生する電圧であるVspaよりも低くかつプローブ4cとの間でアーク放電が発生する電圧であるVarcよりも高い電圧であるVsetで放電が発生する距離d1だけ、プローブ4cに最も近接する部分である頂点23a1が離れている電極を構成する。
なお、距離d2が距離d1よりは大きいのは、軸棒部材23を中空部22内に挿入して、固定したときに、プローブ4cの軸部21bが長いため、プローブ4cの基端部と先端部において位置決めの誤差が生じ、距離d2が距離d1よりも小さくなってしまうことを防ぐためである。
具体的には、プローブ4c内に軸棒部材23を挿入して軸棒部材23の基端部をプローブ4cに対して固定したとき、距離d1は、プローブ4cの軸方向における、軸棒部材23のプローブ4cに対する位置精度で、所定の設計値にすることができる。しかし、軸棒部材23の軸部23bは長いため、軸棒部材23を中空部22内に挿入して、固定したときに、軸棒部材23の基端部分と先端部分の間で、プローブ4cの内周面21b1に対する位置に差が生じる。すなわち、プローブ4cの軸に直交する方向における、軸棒部材23のプローブ4cの内周面21b1までの距離が、プローブ4cの基端側と先端側で異なってしまう虞がある。
そこで、距離d2は、そのような位置の差を吸収する大きさとし、プローブ4cの先端において火花放電を発生させないためのキャップの精度は、距離d1において確保するようにしている。
従って、軸棒部材23の位置精度が確保できる場合は、距離d2は、距離d1と同じでもよい。
以上のように、導電性の軸棒部材23がプローブ4cの内部の中空部22内に、少なくとも一部が距離d1となるように設けられているので、設定電圧以上の電圧がプローブ4cにかかっても、プローブ4c内の軸棒部材23へ放電がされ、生体組織とプローブ4c間で、設定電圧以上の放電が発生しない。
よって、上述した本実施の形態によれば、電極にかかる電圧が所定値以上にならないようにした外科用処置具であるハンドピースを実現することができる。
次に、本実施の形態の変形例を説明する。
(変形例1)
変形例1は、プローブと軸棒部材間を絶縁部材で絶縁し、軸棒部材の先端面と、プローブ4cの先端部の内側表面との間で放電を発生させるようにした外科用処置具に関する。なお、本変形例において、上述した第1の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について説明する。
図4は、第1の実施の形態の変形例1にかかるプローブ4c1の断面図である。
プローブ4c1は、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4c1は、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。プローブ4c1は、先端が閉じた中空で、細長の軸部材である。プローブ4c1の外観形状は、上位したプローブ4cと同じである。
プローブ4c内の中空部の先端側には平坦な内側表面21c1が形成されている。
プローブ4c内の中空部内には、軸棒部材23Aが挿入され、かつ軸棒部材23Aとプローブ4cの内周面21b1の間には、絶縁部材31が配設されている。軸棒部材23Aは、チタンなどの導電性を有する金属製である。
すなわち、絶縁部材31は、円筒形状を有し、軸棒部材23Aが絶縁部材31の内側に挿通され、軸棒部材23Aは、円筒形状の絶縁部材31に覆われている。
ている。絶縁部材31は、例えばPTFE等の樹脂である。
軸棒部材23Aの先端面23A1は、平面を有する。軸棒部材23Aの先端面23A1が、プローブ4c1の内側表面21c1に対して、上述した距離d1だけ離れて位置するように、軸棒部材23Aは、プローブ4c1内に配置され固定される。軸棒部材23Aの先端面23A1と、絶縁部材31と、プローブ4c1の内側表面21c1とに囲まれた空間は、密閉空間である。
本変形例1は、第1の実施の形態の中空部22を、円筒状の絶縁部材31に代え、プローブ4cの先端において火花放電を発生させないために、軸棒部材23Aの先端面23A1とプローブ4c1の内側表面21c1間の距離がd1となっている。
すなわち、プローブ4c1の閉じた先端部21aの内側表面21c1は、平面部を有し、軸棒部材23Aの先端面23A1は、平面部を有し、距離d1は、互いに対向して配置された2つの平面部間の距離である。
本変形例1も、上述した第1の実施の形態と同様の効果を有すると共に、円筒形状の絶縁部材31を用いているので、軸棒部材23Aのプローブ4c1内における位置精度を高くすることができ、製造も容易となる効果を有する。
(変形例2)
変形例2は、軸棒部材の先端部の面積を大きくした外科用処置具に関する。本変形例2では、第1の実施の形態の軸棒部材23の先端部の面積が、第1の実施の形態の先端部の面積よりも大きくなっている。
図5は、第1の実施の形態の変形例2にかかるプローブ4c2の断面図である。なお、本変形例において、上述した第1の実施の形態及び変形例1と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について説明する。
プローブ4c2は、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4c2は、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。プローブ4c2は、先端が閉じた中空で、細長の軸部材である。プローブ4c1の外観形状は、上位したプローブ4cと同じである。
プローブ4c内の中空部内に挿入された軸棒部材23の先端部には、拡径した外向フランジ部23A2が形成されている。外向フランジ部23A2の先端側は、平面部となっている。プローブ4c内の中空部は、密閉空間である。
軸棒部材23Aの先端部の外向フランジ部23A2の先端面が、プローブ4c1の内側表面21c1に対して、距離d1だけ離れて位置するように、軸棒部材23は、プローブ4c1内に配置され固定される。
すなわち、プローブ4cの閉じた先端部21aの内側表面21c1は、平面部を有し、軸棒部材23の先端面23A2a部は、平面部を有する拡径部である外向フランジ部23A2を有し、距離d1は、互いに対向して配置された2つの平面部間の距離である。
よって、本変形例2も、上述した第1の実施の形態と同様の効果を有すると共に、軸棒部材23の先端面の面積が広いので、放電が安定する効果を有する。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態の外科用処置具では、プローブの中空部は先端部から基端部にかけて形成されているが、本実施の形態では、中空部は、先端側部分にのみ形成されている。
本実施の形態の外科用処置システムは、第1の実施の形態の外科用処置システム1と同様の構成を有しているので、上述した第1の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について説明する。
図6は、本実施の形態に係わるプローブ4c3の斜視断面図である。図7は、本実施の形態に係わるプローブ4c3の先端部の斜視断面図である。図8は、本実施の形態に係わるプローブ4c3の先端部の断面図である。
プローブ4c3は、軸方向に沿って中央部に孔41a(図7,図8)が形成されている棒部材41と、棒部材41の先端部に被せられ固定されたキャップ部材42とから構成されている。棒部材41とキャップ部材42は、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4c3は、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。
棒部材41の孔41aには、絶縁部材43で覆われた軸棒部材44が挿通されて固定されている。絶縁部材43は、例えばPTFE等の樹脂である。軸棒部材44は、チタンなどの導電性を有する金属製である。
棒部材41の先端部には、突出部41bが形成されており、突出部41bの先端面41b1の開口部に、軸棒部材44の先端面44aが露出している。
キャップ部材42は、先端側が閉じた球冠状を有する円筒形状部材である。キャップ部材42が棒部材41に固定されたときに、軸棒部材44の先端面44aは、キャップ部材42の内側表面とは接触していない。キャップ部材42の内周面と棒部材41の突出部41bの外周面の間は、空気あるいは不活性ガスの気体で満たされた密閉空間である。
キャップ部材42は、接着剤により接着、金属接合などにより棒部材41に固定される。あるいは、キャップ部材42の内周面に形成された螺子部と、棒部材41の突出部41bの外周面に形成されて螺子部との螺合により、キャップ部材42を棒部材41に螺子止めにより固定するようにしてもよい。
そして、キャップ部材42が棒部材41に固定されたときに、軸棒部材44の先端面44aが、キャップ部材42の内側底部42aに対して、距離d1だけ離れて位置するように、軸棒部材44は、プローブ4c3の棒部材41内に配置され固定される。すなわち、軸棒部材44は、プローブ4c3に触れないように、プローブ4c3の内部に配置され、距離d1は、軸棒部材44の先端部とキャップ部材42の先端側の内側表面である内側底部42aとの間の距離である。
よって、軸棒部材44は、プローブ4c3の内部に配置され、プローブ4c3との間で火花放電が発生する電圧であるVspaよりも低くかつプローブ4c3との間でアーク放電が発生する電圧であるVarcよりも高い電圧であるVsetで放電が発生する距離d1だけ、プローブ4c3に最も近接する部分である先端面44aが離れている電極を構成する。
さらに、プローブ4c3は、超音波振動出力も行うので、キャップ部材42の先端部分の位置S1が、超音波振動の腹の部分となり、キャップ部材42と棒部材41の接続部分の位置S2が、超音波振動の節の部分となるように、キャップ部材42の軸方向の長さは設定されている。
よって、上述した本実施の形態によれば、電極にかかる電圧が所定値以上にならないようにした外科用処置具であるハンドピースを実現することができる。
本実施の形態は、プローブ4c3の先端にキャップ部材42を設け、そのキャップ部材42と軸棒部材44間の距離がd1に設定されるので、距離d1の精度が得られ易いという効果も有する。
次に、本実施の形態の変形例を説明する。
(変形例)
変形例は、上述した実施の形態における軸棒部材とキャップ部材の形状を変更した外科用処置具に関する。
図9は、第2の実施の形態の変形例にかかるプローブ4c4の斜視断面図である。図10は、本変形例に係わるプローブ4c4の先端部の斜視断面図である。図11は、本変形例に係わるプローブ4c4の先端部の断面図である。
プローブ4c4は、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4c4は、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。
プローブ4c4は、棒部材41A1と、棒部材41A1の先端側に固定される先端固定部材42Aとを有している。プローブ4c4の棒部材41Aは、円筒形状を有している。先端固定部材42Aは、先端部が球冠形状を有し、基端部が平面部42A1を有する円柱部材である。
軸棒部材44Aは、第2の実施の形態の軸棒部材44よりも直径が大きな太い円柱部材である。軸棒部材44Aの先端面44A1は、平面を有している。軸棒部材44Aの外周部は、絶縁部材43により覆われている。軸棒部材44Aは、チタンなどの導電性を有する金属製である。
先端固定部材42Aは、上述したように、接着、金属接合、あるいは螺子止めされる。軸棒部材44Aの先端面44A1と、絶縁部材43と、棒部材41Aの内側表面とに囲まれた空間は、密閉空間である。
先端固定部材42Aが棒部材41A1に固定されたときに、先端固定部材42Aの平面部42A1と、軸棒部材44Aの先端面44A1は、面同士が平行になるように互いに対向する。
先端固定部材42Aの平面部42A1が、軸棒部材44Aの先端面44A1に対して、上述した距離d1だけ離れて位置するように、軸棒部材44Aは、プローブ4c4内に配置され固定される。
すなわち、プローブ4c4は、棒部材41Aと、棒部材41Aの先端に設けられ、平面部42A1を有する先端面を有する先端固定部材42Aとを有する。軸棒部材44Aは、プローブ4c4に触れないように、筒形状のプローブ4c4の内部に配置され、先端側に平面部を有する先端面44A1と有する。距離d1は、先端固定部材42Aの平面部42A1を有する先端面と軸棒部材44Aの平面部を有する先端面44A1間の距離である。
よって、本変形例は、上述した第2の実施の形態の効果に加えて、放電が安定し易いという効果が生じる。
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態の外科用処置具では、中空部は、先端側に形成されているが、本実施の形態では、中空部は、基端側にのみ形成されている。
本実施の形態の外科用処置システムは、第2の実施の形態の外科用処置システムと同様の構成を有しているので、上述した第2の実施の形態と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について説明する。
図12は、本実施の形態に係わるプローブ4c5の斜視断面図である。図13は、本実施の形態に係わるプローブ4c5の先端部の斜視断面図である。図14は、本実施の形態に係わるプローブ4c5の先端部の断面図である。
プローブ4c5は、軸方向に沿って中央部に孔41Baが形成されている棒部材41Bと、棒部材41Bの先端部に固定された先端固定部材42Bとから構成されている。棒部材41Bと先端固定部材42Bは、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4c5は、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。
棒部材41Bの孔41Baには、絶縁部材43で覆われた軸棒部材44が挿通されて固定されている。
棒部材41Bの先端部には、凹部41Bbが形成されており、凹部41Bbの底面部に、軸棒部材44の先端面44aが露出している。
先端固定部材42Bは、先端側が閉じた球冠状を有する円筒形状部材である。先端固定部材42Bは、上述した先端固定部材42Aよりも長い棒状部42Baを有している。さらに、先端固定部材42Bの基端部には、軸方向に突出した突出部42Bbが形成されている。先端固定部材42Bが棒部材41Bに固定されたときに、突出部42Bbは、凹部41Bbの内側表面とは接触していない。先端固定部材42Bの突出部42Bbの外周面と棒部材41Bの突出部41bと凹部41Bbの内周面の間は、空気あるいは不活性ガスの気体で満たされている。
突出部42Bbが配置される凹部41Bb内は、密閉空間である。すなわち、プローブ4c5は、先端側に凹部41Bbを有する棒部材41Bと、棒部材41Bの先端に被せられた先端固定部材42Bを有する。軸棒部材44は、プローブ4c5に触れないように、凹部41Bb内に配置される。上述した距離d1は、軸棒部材44の先端部と先端固定部材42Bとの間の距離である。
先端固定部材42Bは、接着剤、金属接合などにより棒部材41Bに固定される。あるいは、先端固定部材42Bの突出部42Bbの外周面に形成された螺子部と、棒部材41Bの凹部41Bbの内周面に形成されて螺子部との螺合により、先端固定部材42Bを棒部材41Bに螺旋止めにより固定するようにしてもよい。
そして、先端固定部材42Bが棒部材41Bに固定されたときに、軸棒部材44の先端面44aが、先端固定部材42Bの突出部42Bbの基端面42Bcに対して、上述した距離d1だけ離れて位置するように、軸棒部材44は、プローブ4c5の棒部材41B内に配置され固定される。
すなわち、軸棒部材44は、プローブ4c5の内部に配置され、プローブ4c5との間で火花放電が発生する電圧であるVspaよりも低くかつプローブ4c5との間でアーク放電が発生する電圧であるVarcよりも高い電圧であるVsetで放電が発生する距離d1だけ、プローブ4c5に最も近接する部分である先端面44aが離れている電極を構成する。
よって、上述した本実施の形態によれば、電極にかかる電圧が所定値以上にならないようにした外科用処置具であるハンドピースを実現することができる。
本実施の形態の場合、軸棒部材44は、第2の実施の形態の軸棒部材44に比べて、長さが短いので、距離d1の精度を高くでき、かつ長さプローブ4c3の組み立ても容易である。
(第4の実施の形態)
第1〜第3の実施の形態の外科用処置具は、プローブの内部において上述した放電のための距離d1のギャップを有しているが、本実施の形態の外科用処置具は、単なる棒状のプロープの外周面に対して上述した放電のための距離d1のギャップを有する。
第4の実施の形態の外科用処置システムは、第1の実施の形態の外科用処置システム1と同様の構成を有している。外科用処置具の先端のプローブの構成のみが異なる。
図15は、本実施の形態に係わる外科用処置具の先端部の断面図である。図16は、本実施の形態に係わる基端部のギャップ部の断面図である。
プローブ4c6は、先端が球冠状を有する円柱状の部材である。ゴム製のOリング51が、複数(図15では2つ)、プローブ4c6の外周部に装着されている。円筒状の筒状の絶縁部材52が、Oリング51を介してプローブ4c6に被せられている。プローブ4c6は、チタンなどの導電性を有する金属製である。プローブ4c6は、基端部から先端部へ長手方向に延出し、生体組織に電気エネルギーを付加することが可能な電極である。絶縁部材52は、例えばPTFE等の樹脂である。
円筒状の絶縁部材52の先端部開口からプローブ4c6の先端部がわずかに突出する程度に、プローブ4c6は絶縁部材52に挿通されて固定されている。
円筒状で樹脂製のアウターシース53が、絶縁部材52の基端部分を覆うように設けられている。アウターシース53の先端部及び途中には、内向フランジ部53aが形成されている。円筒状の絶縁部材52は、内向フランジ部53aの内周面が絶縁部材52の外周面に密着して固定されることによって、アウターシース53に対して固定される。
アウターシース53の基端側に、導電性の軸棒部材54が挿通されている。軸棒部材54の先端部には、導電性のリング状部55が取り付けられている。リング状部55は、絶縁部材52の基端面に当接した状態で、アウターシース53の内周面に密着している。プローブ4c6は、アウターシース53内において、絶縁部材52から基端側へ延出している。
リング状部55において軸棒部材54が取り付けられている側の内周面に、対向する側の内周面部分55aと、プローブ4c6の表面との間の距離が、上述したd1となるように、リング状部55の厚さが設定される。
プローブ4c6が、Oリング51を介して円筒状の絶縁部材52に固定され、絶縁部材52は、内向フランジ部53aにより、アウターシース53に対して固定されている。そして、リング状部55は、アウターシース53の内周面に対して固定されている。
そして、リング状部55の内周面部分55aのうち最もプローブ4c6に近接する部分は、プローブ4c6の表面から距離d1だけ離れるように位置決めされる。
以上のように、プローブ4c6は、棒部材であり、軸棒部材54は、プローブ4c6に触れないように、プローブ4c6の外側に配置される。距離d1は、プローブ4c6の外周面と、その外周面に対向する軸棒部材54の表面との間の距離である。
よって、軸棒部材54は、プローブ4c6の外部に配置され、プローブ4c6との間で火花放電が発生する電圧であるVspaよりも低くかつプローブ4c6との間でアーク放電が発生する電圧であるVarcよりも高い電圧であるVsetで放電が発生する距離d1だけ、プローブ4c6に最も近接する部分である内周面部分55aが離れている電極を構成する。
以上のように、本実施の形態によれば、電極にかかる電圧が所定値以上にならないようにした外科用処置具であるハンドピースを実現することができる。
さらに、本実施の形態は、上述したプローブ4c6は従来のプローブと同じ構造を有するので、第1〜第3の実施の形態で示したようなプローブ自体に対する加工が不要であるという効果を有している。
以上のように、上述した各実施の形態及び各変形例によれば、電極にかかる電圧が所定値以上にならないようにした外科用処置具であるハンドピース及び外科用処置システムを実現することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。

本出願は、2014年10月9日に日本国に出願された特願2014−208198号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (15)

  1. 生体組織を電気エネルギーによって処置するための外科用処置具において、
    基端部から先端部へ長手方向に延出し、前記生体組織に前記電気エネルギーを付加することが可能な第1電極と、
    前記第1電極の内部又は外部に配置され、前記第1電極との間で火花放電が発生する電圧よりも低くかつ前記第1電極との間でアーク放電が発生する電圧よりも高い電圧で放電が発生する距離だけ、前記第1電極に最も近接する部分が離れている第2電極と、
    を有することを特徴とする外科用処置具。
  2. 前記第1電極は、閉じた先端部を有する円筒形状を有し、
    前記第2電極は、前記第1電極に触れないように、前記円筒形状の前記第1電極の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
  3. 前記距離は、前記第2電極の先端部と前記第1電極の前記閉じた先端部の内側表面との間の距離であることを特徴とする請求項2に記載の外科用処置具。
  4. 前記第1電極の前記閉じた先端部の前記内側表面は、第1平面部を有し、
    前記第2電極の前記先端部は、第2平面部を有し、
    前記距離は、互いに対向して配置された前記第1平面部と前記第2平面部間の距離であることを特徴とする請求項3に記載の外科用処置具。
  5. 前記第2電極は、円筒形状の絶縁部材に覆われていることを特徴とする請求項4に記載の外科用処置具。
  6. 前記第1電極の前記閉じた先端部の前記内側表面は、第1平面部を有し、
    前記第2電極の前記先端部は、第2平面部を有する拡径部を有し、
    前記距離は、互いに対向して配置された前記第1平面部と前記第2平面部間の距離であることを特徴とする請求項3に記載の外科用処置具。
  7. 前記第1電極は、棒部材と、前記棒部材の先端に被せられたキャップ部材とを有し、
    前記第2電極は、前記第1電極に触れないように、前記第1電極の内部に配置され、
    前記距離は、前記第2電極の先端部と前記キャップ部材の先端側の内側表面との間の距離であることを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
  8. 前記キャップ部材は、前記棒部材と、接着、接合又は螺子止めされていることを特徴とする請求項7に記載の外科用処置具。
  9. 前記第1電極は、棒部材と、前記棒部材の先端に固定され、第1平面部を有する先端固定部材とを有し、
    前記第2電極は、前記第1電極に触れないように、前記筒状の前記第1電極の内部に配置され、先端側に第2平面部と有し
    前記距離は、前記先端固定部材の前記第1平面部と前記第2電極の前記第2平面部間の距離であることを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
  10. 前記第1電極は、先端側に凹部を有する棒部材と、前記棒部材の先端に固定された先端固定部材とを有し、
    前記第2電極は、前記第1電極に触れないように、前記凹部内に配置され、
    前記距離は、前記第2電極の先端部と前記先端固定部材との間の距離であることを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
  11. 前記先端固定部材は、前記棒部材と、接着、接合又は螺子止めされていることを特徴とする請求項10に記載の外科用処置具。
  12. 前記第1電極は、棒部材であり、
    前記第2電極は、前記第1電極に触れないように、前記第1電極の外側に配置され、
    前記距離は、前記第1電極の外周面と、前記外周面に対向する前記第2電極の表面との間の距離であることを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
  13. 前記外科用処置具は、前記第1電極から前記電気エネルギーとしての高周波電流を出力し、前記高周波電流を受ける対極板を備え、
    前記対極板は、前記第1電極及び前記第2電極から分離した位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
  14. 前記第1電極は、超音波振動出力が可能であることを特徴とする請求項13に記載の外科用処置具。
  15. 前記距離は、前記第1電極の内周側面と前記第2電極の外周側面との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の外科用処置具。
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