JP5974058B2

JP5974058B2 - プロペラ翼組立体

Info

Publication number: JP5974058B2
Application number: JP2014189507A
Authority: JP
Inventors: ケビン・マイケル・ジョン・ペントニー
Original assignee: GE Aviation Systems Ltd
Current assignee: GE Aviation Systems Ltd
Priority date: 2013-09-26
Filing date: 2014-09-18
Publication date: 2016-08-23
Anticipated expiration: 2034-09-18
Also published as: CA2863337A1; GB2518640A; BR102014022781A8; BR102014022781A2; FR3011030A1; JP2015067274A; US20150086379A1; CN104512536A; GB201317101D0; CN104512536B; GB2518640B

Description

本発明は、プロペラ翼組立体に関する。

ホバークラフトなどの現代の車両は、推進力を提供するためのプロペラ翼を含む可能性がある。プロペラ翼は、プロペラ翼の部分を腐食する環境にさらされる場合がある。プロペラの故障は、前縁に対する砂および石による傷によって発生する可能性がある。

一態様では、本発明の実施形態は、前縁と、少なくとも前縁を覆うために、プロペラ翼に選択的に取り付け可能な交換可能なガードと、交換可能なガードをプロペラ翼に選択的に結合する複数の締め具とを備えるプロペラ翼を備え、複数の締め具の少なくとも１つが、交換可能なガードの外側を越えて延在しないプロペラ翼組立体に関する。

プロペラ翼組立体が使用され得る環境の概略図である。本発明の実施形態によるプロペラ翼組立体の上面図である。本発明の実施形態によるプロペラ翼組立体の部分の横断面図である。図３のプロペラ翼組立体の部分の代替横断面図である。本発明の実施形態によるプロペラ翼組立体の部分の横断面図である。

図１は、車両、より詳細には、プロペラ翼組立体１０が使用され得るホバークラフト８を概略的に図示する。プロペラ翼組立体１０は、任意の適切な車両およびホバークラフトの中に使用され得ることを理解されたい。図２は、プロペラ翼１２、交換可能なガード１４および複数の締め具１６を備えるプロペラ翼組立体１０を図示する。プロペラ翼１２は、エーロフォイル構成を含むことができる。プロペラ翼１２は、前縁２２、後縁２４ならびに前縁２２と後縁２４との間に延在する先端縁２６によって結合された前面２０および後面（図示せず）を含むことができる。

交換可能なガード１４は、プロペラ翼１２の少なくとも前縁２２を覆うためにプロペラ翼１２に選択的に取り付け可能であることができる。図示された実施例では、交換可能なガード１４は、前縁２２および先端縁２６を覆う。更に、交換可能なガード１４は、複数にセグメント化されて図示されているが、これは必ずしもそうである必要はない。図示された実施例では、複数のセグメントの２つが、前縁２２のほとんどを覆うように使用されているが、第３のセグメントは先端縁２６を覆うために使用されている。別法として、複数にセグメント化された構成では、第１のセグメントが前縁２２を覆うことができ、第２のセグメントが先端縁２６を覆うことができる。後縁２４上に交換可能なガード１４が存在しなくてもよいことを考慮されたい。

複数の締め具１６は、交換可能なガード１４を前面２０および後面（図示せず）の少なくとも１つに選択的に結合することができる。複数の締め具１６の少なくとも１つは、交換可能なガード１４の外側を越えて延在しないであろう。複数の締め具１６のすべてが、交換可能なガード１４の外側を越えて延在しないことを考慮されたい。図示された実施例では、複数の締め具１６が、交換可能なガード１４をプロペラ翼１２の前面および後面の両方に作動可能に結合する。より詳細には、複数の締め具１６は、プロペラ翼１２の長さに沿って前面と後面との間に互い違いになる。交換可能なガード１４をプロペラ翼１２の先端縁２６で後面に取り付ける締め具１６は全く図示されていないが、締め具１６が交換可能なガード１４をそのような位置で後面に取り付けることができることを理解されたい。

図３は、プロペラ翼組立体１０を含むプロペラ翼組立体の中で使用され得るプロペラ翼、交換可能なガードおよび締め具の部分の一実施例を図示する。プロペラ翼１１２、交換可能なガード１１４および締め具１１６は前述のものに類似しており、同じ部品は１００増加した同じ符号によって識別されることになり、そうではないと特に言及しない限り、プロペラ翼組立体１０の同じ部品の説明が、プロペラ翼１１２、交換可能なガード１１４および締め具１１６を備えるプロペラ翼組立体に当てはまることを理解されたい。

前述の実施形態のように、プロペラ翼１１２は、前面１２０および後面１１８、ならびに前縁（見えない）、後縁（見えない）および先端縁１２６を含む。１つの相違点は、プロペラ翼１１２が、発泡コア１３０、炭素およびガラス繊維層１３２、ならびにポリウレタン層１３４を含む複合材本体として図示されていることである。プロペラ翼１１２は、任意の適切な材料から任意の適切な方法で形成可能であることを理解されたい。更に、発泡挿入物１３６が、プロペラ翼１１２の部分と交換可能なガード１１４との間に配置されるように図示されている。挿入物１４０は、プロペラ翼１１２の部分内に接着され、複数の締め具１１６の１つを受けるような寸法に形成されることができる。図示の実施例では、間隔材１４２がプロペラ翼１１２内部に成型されており、挿入物１４０は間隔材１４２の中に接着されている。間隔材１４２は、プロペラ翼１１２の中に成型されたガラス繊維および挿入物などの複合材から形成可能である。

限定しない実施例によって、交換可能なガード１１４は、バッカー層１５０および腐食保護のゴム層１５２を含むように図示されている。交換可能なガードは単一層を含む任意の数の層から形成され得ることを理解されたい。交換可能なガードは任意の適切な材料から形成され得ることを更に理解されたい。

図示された実施例では、単一の締め具１１６だけが図示されているが、しかし、複数の締め具を含むことができ、複数の締め具は交換可能なガード１１４をプロペラ翼１１２の前面１２０および／または後面１１８に作動可能に結合することができる。締め具１１６は、選択的に挿入物１４０およびワッシャ１６２の中に受けることができるリベット１６０を含むように図示されている。交換可能なガード１１４は、リベット１６０が挿入物１４０の中に受けられる場合、ワッシャ１６２と挿入物１４０との間に締め付けられ、締め具１１６は交換可能なガード１１４の外側１６４を越えて延在しない。限定しない実施例によって、図４は、交換可能なガード１１４を後面１１８に作動可能に結合する締め具１１６を図示する。

図５は、代替のプロペラ翼２１２、交換可能なガード２１４および締め具２１６を図示ずる。プロペラ翼２１２、交換可能なガード２１４および締め具２１６は、前述のものに類似しているので、同じ部品は１００増加した同じ符号によって識別されることになり、そうではないと特に言及しない限り、プロペラ翼組立体１０、ならびにプロペラ翼１１２、交換可能なガード１１４および締め具１１６の同じ部品の説明が、プロペラ翼２１２、交換可能なガード２１４および締め具２１６を備えるプロペラ翼組立体に当てはまることを理解されたい。

１つの相違点は、締め具２１６が、少なくとも部分的にねじ切りされ、挿入物２４０内にねじ結合される寸法に形成されているねじ２６０を含むように図示されていることである。別の選択的相違点は、挿入物２４０が、少なくとも部分的にねじ切り可能であり、完全にねじ切りされた状態で図示されていることである。前述の実施形態と同様に、締め具２１６はワッシャ２６２を備え、組み立てられる場合、ねじ２６０が挿入物２４０の中にねじ結合されるとき、交換可能なガード２１４は、ワッシャ２６２と挿入物２４０との間に締め付けられる。

上記の実施形態によって、プロペラ翼を損傷せずに簡単な工具を使用して、腐食されたガードを素早く交換することを可能にする態様でプロペラ翼の少なくとも前縁に腐食保護ガードを取り付けることができることを含めて、前述の実施形態は様々な利点を提供する。このようにして、複数のガードの取替えがプロペラ翼を交換せずになされることが可能であり、腐食がその作動に影響を及ぼさない。前述の実施形態では、ガードを取り外すには、プロペラ翼の複合材料と接触する必要は全くない。したがって、プロペラ翼内の複合材はガードの取り付けおよび取り外しによって影響を受けることはないであろう。内側挿入物は、リベットの締め付け荷重を分散する。更に、締め具が交換可能なガードの外側と同一平面であり、交換可能なガードの外側を越えて延在しないので、エーロフォイルの不連続性は最小になる。ある現在の設計では、プロペラ翼内の貫通孔の各側面から嵌合される特別なナットを用いるボルトの使用に依存する。ボルト頭部およびナットはガードの上方に延在し、腐食および浸食によって、それらを取り外すことが困難になり、交換費用が高くなる原因になる可能性がある。前述の実施形態では、腐食は影響を及ぼさず、ガード腐食部と同一平面、またはその下にある設計によって腐食は最小になるであろう。

まだ説明していない範囲まで、様々な実施形態の異なる特徴および構造を所望通りに互いに組み合わせて使用することができる。１つの特徴がすべての実施形態の中で図示されない場合があることは、それが存在しないと考えるべきであるという意味ではなく、説明を簡潔にするためにそうなっているという意味である。したがって、新規な実施形態が明確に説明されているかどうかに関わらず、異なる実施形態の様々な特徴が、新規な実施形態を形成するために所望通りに混合され、調和され得る。本明細書で説明される特徴のすべての組合せまたは順列は、本開示によって包含されている。

本文献は、最良の形態を含む本発明を開示するための実施例を使用し、また、当業者が任意の装置またはシステムを作製し、使用し、任意の組み込まれた方法を実施することを含めて、本発明を実施することもできるような実施例を使用する。本発明の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に思い当たる他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例が特許請求の範囲の文言から逸脱しない構造的要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲の文言から実質的でない相違を有する均等な構造的要素を含む場合、そのような他の実施例は特許請求の範囲内にあると意図される。

８ホバークラフト
１０翼組立体
１２プロペラ翼
１４交換可能なガード
１６締め具
２０前面
２２前縁
２４後縁
２６先端縁
１１２プロペラ翼
１１４交換可能なガード
１１６締め具
１１８後面
１２０前面
１２６先端縁
１３０発泡コア
１３２ガラス繊維層
１３４ポリウレタン層
１３６発泡挿入物
１４０挿入物
１４２間隔材
１５０バッカー層
１５２ゴム層
１６０リベット
１６２ワッシャ
１６４外側
２１２プロペラ翼
２１４交換可能なガード
２１６締め具
２１８後面
２２０前面
２２６先端縁
２３０発泡コア
２３２ガラス繊維層
２３４ポリウレタン層
２３６発泡挿入物
２４０挿入物
２４２間隔材
２５０バッカー層
２５２ゴム層
２６０ねじ
２６２ワッシャ
２６４外側

Claims

前縁（２２）、後縁（２４）および前記前縁（２２）と前記後縁（２４）との間に延在する先端縁（２６、１２６、２２６）によって結合されている前面（２０、１２０、２２０）および後面（１１８、２１８）を含むプロペラ翼（１２、１１２、２１２）と、
少なくとも前記前縁（２２）を覆うために、前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）に選択的に取り付け可能な交換可能なガード（１４、１１４、２１４）と、
前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）を前記前面（２０、１２０、２２０）および前記後面（１１８、２１８）の少なくとも１つに選択的に結合する複数の締め具（１６、１１６、２１６）と、
前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）の部分内に接着され、前記複数の締め具（１６、１１６、２１６）の１つを受ける寸法に形成された挿入物（１４０、２４０）と、
を備え、
前記挿入物（１４０、２４０）は、前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）の表面近傍位置における第１の内径と、前記表面近傍位置よりも内部の位置における第２の内径を有し、前記第１の内径は前記第２の内径よりも小さく、
少なくとも１つの前記複数の締め具（１６、１１６、２１６）が前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）の外側（１６４、２６４）を越えて延在しない、
プロペラ翼組立体（１０）。
前記複数の締め具（１６、１１６、２１６）が、前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）を前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）の前記前面（２０、１２０、２２０）および前記後面（１１８、２１８）に作動可能に結合する、請求項１に記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記複数の締め具（１６、１１６、２１６）が、前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）の長さに沿って前記前面（２０、１２０、２２０）と前記後面（１１８、２１８）との間に互い違いになる、請求項１または２に記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）が、その中に成形されたガラス繊維間隔材（１４２、２４２）を更に備え、前記挿入物（１４０、２４０）が前記間隔材（１４２、２４２）の中に接着されている、請求項１から３のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記複数の締め具（１６、１１６、２１６）の少なくとも１つが、前記挿入物（１４０、２４０）の中に選択的に受けることができるリベット（１６０）を備える、請求項１から４のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。
ワッシャ（１６２、２６２）を更に備え、前記リベット（１６０）が前記挿入物（１４０、２４０）の中に受けられる場合、前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）が前記ワッシャ（１６２、２６２）と前記挿入物（１４０、２４０）との間に締め付けられる、請求項５に記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記プロペラ翼（１２、１１２、２１２）が、複合材本体を備える、請求項１から６のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）が、バッカー層（１５０、２５０）および腐食保護ゴム層（１５２、２５２）を備える、請求項１から７のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）が、少なくとも前記前縁（２２）および前記先端縁（２６、１２６、２２６）を覆う、請求項１から８のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）が、複数にセグメント化されている、請求項１から９のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。
第１のセグメントが前記前縁（２２）を覆い、第２のセグメントが前記先端縁（２６、１２６、２２６）を覆う、請求項１０に記載のプロペラ翼組立体（１０）。
前記複数の締め具（１６、１１６、２１６）のすべてが、前記交換可能なガード（１４、１１４、２１４）の外側（１６４、２６４）を越えて延在しない、請求項１から１１のいずれかに記載のプロペラ翼組立体（１０）。