JP5972590B2 - 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構 - Google Patents

回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5972590B2
JP5972590B2 JP2012024553A JP2012024553A JP5972590B2 JP 5972590 B2 JP5972590 B2 JP 5972590B2 JP 2012024553 A JP2012024553 A JP 2012024553A JP 2012024553 A JP2012024553 A JP 2012024553A JP 5972590 B2 JP5972590 B2 JP 5972590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
hole
plate
rotation transmission
input shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012024553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013160352A (ja
Inventor
昇 中川
昇 中川
雅也 金城
雅也 金城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oiles Corp
Original Assignee
Oiles Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oiles Corp filed Critical Oiles Corp
Priority to JP2012024553A priority Critical patent/JP5972590B2/ja
Priority to US14/365,990 priority patent/US9334903B2/en
Priority to PCT/JP2012/079075 priority patent/WO2013118360A1/ja
Priority to CN201280068354.9A priority patent/CN104081074B/zh
Priority to EP12867732.5A priority patent/EP2813724B1/en
Publication of JP2013160352A publication Critical patent/JP2013160352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5972590B2 publication Critical patent/JP5972590B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/12Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted for accumulation of energy to absorb shocks or vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/64Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
    • F16D3/68Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/10Details of socket shapes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

本発明は、一方の回転軸に加えられたトルクを他方の回転軸に伝達するカップリングに関し、特に、回転軸と直結する軸直結型カップリングに用いられる回転伝達部材の構造に関する。
入力軸に加えられたトルクを出力軸に伝達するカップリングが知られている。例えば、電動式パワーステアリング装置用のカップリングは、電動モータに連結された入力軸と、ステアリングホイールに連結された出力軸との間に設けられ、電動モータの出力トルクをステアリングホイールに伝達する。
特許文献1には、電動モータ等に連結される入力軸の先端に取り付けられた第一のハブ(連結基体)と、ステアリングホイール等に連結される出力軸の先端に取り付けられた第二のハブ(連結基体)と、第一、第二のハブ間に配置されるスペーサ(回転伝達体)と、を備えるカップリングが開示されている。第一、第二のハブは、スペーサを介して互いに連結され、これにより、入力軸から出力軸へとトルクを伝達する。ここで、耐久性の向上および異音発生の防止等のため、スペーサには、金属あるいは硬質樹脂からなる第一の回転伝達部材と、第一の回転伝達部材を覆うゴム弾性体からなる第二の回転伝達部材とが一体化されたインサート成形品が用いられている。
特開2010−164162号公報
小型化の要請、限られたスペースへの配置の必要性等に対応するため、例えば、特許文献1に記載のカップリングから第一のハブを省いた構造が提案されている。このような構造のカップリングに用いられる回転伝達部材としては、平行な二つの平坦面を内壁に有する軸穴が形成された構造を有する回転伝達部材が用いられ、この軸穴に、これらの平坦面に対面する二つの平坦面が先端部に形成された入力軸が挿入される。このような平坦面を有する入力軸と平坦面を有する軸穴を具備した回転伝達部材との連結により、第一のハブを用いなくても、入力軸から出力軸にトルクを伝達することができる。ここで、入力軸からの荷重を回転伝達部材の軸穴において直接受ける軸直結型の構造を有するカップリングに用いられる回転伝達部材の素材には、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂等の、樹脂材料の中で強度が高い硬質樹脂が用いられる。この回転伝達部材の軸穴と入力軸との嵌め合いは、入力軸の微小な振動等を出力軸に伝達されることを防止するために、隙間嵌めとされる。なお、一般に、ピンなどの軸部材と穴とが嵌め合い関係にある場合には、寸法関係により軸部材と穴との間に締め代ができる締り嵌めと、軸部材と穴との間に隙間ができる隙間嵌めと、それらの中間の中間嵌めとがある。
しかし、図6に示すように、入力軸7の平坦面71と軸直結型カップリングの回転伝達部材8の二面幅の軸穴80との嵌め合いを隙間嵌めとした場合、回転伝達部材8の二面幅の軸穴80と入力軸7の平坦面71との間には隙間dが形成されるため、つぎのような現象が生じる。すなわち、入力軸7がその軸心O回り方向に回転した場合に、主に、入力軸7の各平坦面71の縁部73が回転伝達部材8の二面幅の軸穴80の内壁81に片当たりする。このような現象により、回転伝達部材8の二面幅の軸穴80の内壁81が局所的に偏摩耗すると、回転伝達部材8の軸穴80の、入力軸7から伝達される荷重を受ける面積が減少することになるため、回転伝達部材8の軸穴80に負荷される応力が上昇することとなる。このため、回転伝達部材8の耐久性、すなわち、本構造の回転伝達部材8を用いた軸直結型カップリング自体の耐久性が低下する可能性がある。さらには、回転伝達部材8の軸穴80のクリープ変形等により、入力軸7とのガタが大きくなり、トルクの伝達効率が低下する。また、自動車のステアリング装置等に用いられた場合には、運転者に操舵性の不快感を与えることとなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸直結型カップリング用の回転伝達部材、および軸直結型カップリングを用いた軸連結機構において、高い耐久性を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様は、軸直結型カップリング用の回転伝達部材において、この回転伝達部材の軸穴に挿入される軸の先端部外周面に形成された平坦面と対面する軸穴内壁の領域に、この軸穴に挿入される軸の軸心方向における当該領域の両縁部から中央に向けて、この軸穴の径方向内側に傾斜する二つの傾斜面を形成し、これらの傾斜面を軸の先端部外周面に形成された平坦面と面接触させるようにした。
例えば、本発明の回転伝達部材は、
軸心回り回転する入力軸および出力軸のうちの一方の軸の先端に取り付けられ、他方の軸の先端に取り付けられたハブと噛み合う回転伝達部材であって、
前記軸心の方向に貫通した穴が形成され、前記一方の軸側に配置される第一のプレートと、
先端部の外周に少なくとも一つの平坦面が形成された前記一方の軸が前記軸心の方向に挿入される軸穴を前記第一のプレートの穴とともに構成する穴が形成され、前記他方の軸側に配置される、前記第一のプレートとは弾性係数の異なる第二のプレートと、を有し
前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の大きなプレートに形成された穴は、
当該穴の内壁の、前記先端部の平坦面と対面する領域に、当該領域の、前記一方の軸に沿った両縁部から中央に向けて、前記軸穴の径方向内側に傾斜する二つの傾斜面が形成され、隙間嵌めで前記先端部と嵌合し、
前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の小さなプレートに形成された穴は、
前記先端部の平坦面に対面する当該穴の内壁に平坦面が形成され、当該内壁の平坦面と前記先端部の平坦面との間に隙間のない状態にて前記先端部と嵌合する
また、本発明の第二の態様は、軸直結型カップリングを用いた軸連結機構において、この軸直結型カップリングに用いられる回転伝達部材の軸穴の内壁に平坦面を形成するとともに、この回転伝達部材の軸穴に挿入される軸の、回転伝達部材の軸穴の内壁に形成された平坦面と対面する先端部外周面の領域に、この軸の軸心方向における当該領域の両縁部から中央に向けて、この軸の径方向外側に傾斜する二つの傾斜面を形成し、これらの傾斜面を回転伝達部材の軸穴の内壁に形成された平坦面と面接触させるようにした。
例えば、本発明の軸連結機構は、軸心回りに回転する入力軸および出力軸と、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達する軸直結型カップリングと、を備える軸連結機構であって、
前記軸直結型カップリングは、
前記入力軸および前記出力軸のうちの一方の軸側に配置される第一のプレートと、前記入力軸および前記出力軸のうちの他方の軸側に配置され、前記第一のプレートとは弾性係数の異なる第二のプレートと、を有し、前記軸心の方向に、前記一方の軸の先端部が前記軸心の方向に挿入される軸穴が形成された回転伝達部材と、
前記他方の軸の先端に取り付けられ、前記回転伝達部材と噛み合うハブと、を有し、
前記軸穴の内壁には平坦面が形成されており、
前記一方の軸の先端部の外周には、前記軸穴の内壁に形成された前記平坦面と対面する領域に、当該領域の、当該一方の軸の軸心に沿った両縁部から中央に向けて、当該一方の軸の径方向外側に傾斜する二つの傾斜面が形成され、
前記第一のプレートには、当該第一のプレートを前記軸心の方向に貫通する穴が形成され、
前記第二のプレートには、前記第一のプレートの穴とともに前記軸穴を構成する穴が形成され、
前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の大きなプレートに形成された穴は、隙間嵌めで前記先端部と嵌合し、
前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の小さなプレートに形成された穴は、当該穴の内壁と前記先端部との間に隙間のない状態で前記先端部と嵌合する。
本発明の第一の態様では、軸心回り方向に回転する入力軸あるいは出力軸の先端部に形成された平坦面を、回転伝達部材の軸穴の内壁に形成された二つの傾斜面のいずれか一方により面接触で受ける。また、本発明の第二の態様では、軸心回り方向に回転する入力軸あるいは出力軸の先端部に形成された二つの傾斜面のいずれか一方を、回転伝達部材の内壁に形成された平坦面により面接触で受ける。このため、軸穴の内壁の局所的摩耗を防止して、トルク伝達特性の経年劣化を防ぐことができる。これにより、軸直結型カップリング用の回転伝達部材、および軸直結型カップリングを用いた軸連結機構において、高い耐久性を実現することが可能となる。
図1(A)は、本発明の一実施の形態に係る軸直結型カップリング1を用いた軸連結機構5の概略構成図であり、図1(B)は、回転伝達クッション10に連結される入力軸2の先端部22の断面図である。 図2(A)、(B)は、回転伝達クッション10の外観図である。 図3(A)、(B)は、第一アウタープレート11の正面図、背面図であり、図3(C)および図3(D)は、図3(A)のA−A断面図およびB−B断面図であり、図3(E)は、図3(B)のC部拡大図である。 図4(A)、(B)は、第二アウタープレート12の正面図、背面図であり、図4(C)および図4(D)は、図4(A)のD−D断面図およびE−E断面図である。 図5(A)は、軸連結機構5の効果を説明するための図であり、図5(B)は、軸連結機構5の変形例5’を説明するための図である。 図6は、従来の軸直結型カップリングを用いた軸連結機構の問題点を説明するための図である。
以下に、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1(A)は、本実施の形態に係る軸直結型カップリング1を用いた軸連結機構5の概略構成図であり、図1(B)は、回転伝達クッション10に直結される入力軸2の先端部22の断面図である。また、図2(A)、(B)は、回転伝達クッション10の外観図である。
図1(A)に示す軸連結機構5において、本実施の形態に係る軸直結型カップリング1は、電動モータ等の駆動源(不図示)に連結された入力軸2と、ステアリングホイール等の駆動対象(不図示)に連結された出力軸3との間に設けられ、駆動源の出力トルクを駆動対象に伝達する。具体的には、この軸直結型カップリング1は、入力軸2が直結される駆動側の回転伝達クッション10と、出力軸3が直結される従動側のハブ4と、を備えており、後述する回転伝達クッション10のアーム部105およびハブ4の突起部45との噛み合いによって入力軸2の回転が出力軸3に伝達する。ここで、入力軸2の先端部22の外周には、図1(B)に示すように、所定の二面幅hで対面する二つの平坦面21が形成されている。
ハブ4は、一方の端面43側に出力軸3の先端部が連結される円筒部42と、円筒部42の他方の端面44から軸心O方向に沿って入力軸2側に突き出した四つの突起部45と、を有している。四つの突起部45は、円筒部42の他方の端面44の中央領域441を囲むように、軸心O周りにほぼ等角度ピッチで配置されており、回転伝達クッション10を把持する。なお、本実施の形態においては、四つの突起部45を備えたハブ4を例に挙げているが、ハブ4の突起部45の数は適宜変更可能である。
一方、回転伝達クッション10は、一方の端面102側に入力軸2の先端部22が連結される円筒状のボス部101と、ボス部101の外周面106から外周側に放射状に突き出した四つのアーム部105と、を備えている。
ボス部101は、ハブ4の突起部45の内周面46と軸心Oとの間隔R1よりも小さな半径R2を有しており、他方の端面103側からハブ4の他方の端面44の中央領域441に収容されてハブ4の突起部45により把持される。また、ボス部101の一方の端面102には、入力軸2の先端部22と嵌合する底付き軸穴104が形成されている。この底付き軸穴104の内壁には、その軸心Oに向かって径方向に突出し、入力軸2の先端部22の平坦面21に対面する凸面118が形成されているが、それについては後述する。
アーム部105は、ハブ4の突起部45と同じ数、ボス部101の外周面106に、軸心O周りにほぼ等角度ピッチで形成されている。ハブ4の他方の端面44側の中央領域441にボス部101が収容された状態において、これらのアーム部105は、ハブ4の隣り合う突起部45の間に一つずつ収容され、ハブ4の突起部45と噛み合う。このような回転伝達クッション10のアーム部105とハブ4の突起部45との噛み合いにより、ハブ45は、回転伝達クッション10の回転に連動して回転する。
ここで、回転伝達クッション10は、互いに弾性係数の異なる材料で形成された2枚のアウタープレート11、12を軸心O方向に重ね合わせた二重積層構造を有している。具体的には、回転伝達クッション10は、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂等の硬質樹脂で形成された入力軸2側の第一アウタープレート11と、第一アウタープレート11の材料よりも弾性係数の低いゴム、エラストマー系樹脂等の弾性部材で形成された出力軸3側の第二アウタープレート12と、を備えている。このような2種類のアウタープレート11、12がスナップフィット方式を用いた結合によって一体となって回転伝達クッション10を構成している。
図3(A)、(B)は、第一アウタープレート11の正面図、背面図であり、図3(C)および図3(D)は、図3(A)のA−A断面図およびB−B断面図であり、図3(E)は、図3(B)のC部拡大図である。
第一アウタープレート11は、第二アウタープレート12に対して入力軸2側に配置される。図3に示すように、第一アウタープレート11は、円板状のプレート本体110と、プレート本体110の外周面115から径方向外側に突き出した四つのアーム部113と、を備えている。この第一アウタープレート11の一方の面112と第二アウタープレート12の一方の面122とが重なるように両アウタープレート11、12を重ね合わせた場合、プレート本体110は、第二アウタープレート12の後述するプレート本体120と軸方向Oに重なり合って回転伝達クッション10のボス部101を形成する。また、四つのアーム部113は、プレート本体110の外周面115に軸心O周りにほぼ等角度ピッチで設けられており、第二アウタープレート12の後述する対応アーム部125と軸心O方向に重なり合って回転伝達クッション10のアーム部105を構成する。なお、本実施の形態では、四つのアーム部113をプレート本体110の側面115に等角度ピッチで設けているが、プレート本体110の外周面115に形成されるアーム部113の本数は、回転伝達クッション10に設けるべきアーム部105の本数によって定まる。
プレート本体110には、プレート本体110の軸心Oを軸心として、一方の端面112から他方の端面111を貫いた貫通穴114が形成されている。この貫通穴114は、後述する第二アウタープレート12に形成された底付き穴124と繋がって回転伝達クッション10の底付き軸穴104を構成する。
この貫通穴114は、入力軸2の先端部22との嵌め合いが隙間嵌めとなる寸法に形成されている。また、この貫通穴114の内壁116には、挿入される入力軸2の先端部22の二面幅hを形成する二つの平坦面21とそれぞれ対面するように、軸心Oに向かってに突き出した対面する二つの凸面118が形成されている。これらの凸面118は、それぞれ、内壁116の軸心O方向における両縁部150から中央部151に向けて、貫通穴114の径方向内側に傾斜する二つの傾斜面118Aで構成されている。すなわち、軸心O方向の稜線117が形成されるように、所定の角度をなす軸心O方向の二つの傾斜面118Aで構成されている。本実施の形態では、図3(E)に示すように、第一アウタープレート11と第二アウタープレート12とを重ね合わせた場合における、第二アウタープレート12の底付き穴124の平坦面126に対する傾斜面118Aの勾配αを1度程度に設定している。なお、本実施の形態においては、隣り合う二つの傾斜面118Aの境界を稜線117としているが、隣り合う二つの傾斜面118Aの境界には例えばアールがつけられていてもよい。あるいは、稜線117を含む両者の境界部分を切り取った形状、つまり二つの傾斜面118Aが平坦面を介して隣り合う形状にしてもよい。
貫通穴114を挟んで対向する2本のアーム部113aの先端部には、第二アウタープレート12の後述する係合部129と連結するための鉤状のスナップフィット119が形成されている。このような2箇所の位置にスナップフィット119を設けることによって、各スナップフィットと、第二のアウタープレート12の係合部129とを結合させるだけで、貫通穴114の向きを第二のアウタープレート12の後述する底付き穴124の向きにあわせることができる。本実施の形態では、四つのアーム部113のうち、二つのアーム部113aにスナップフィット119を形成しているが、要求される第一および第二アウタープレート11、12の結合強度に応じて、スナップフィット119を形成するアーム部113の本数を決定すればよい。ただし、作業者に対して所定の位置関係で複数のスナップフィット119が配置された場合に貫通穴114が一定の方向を向いているように(つまり、スナップフィット119の位置によって貫通穴114の向きが識別可能であるように)、スナップフィット119を配置することが好ましい。
図4(A)、(B)は、第二アウタープレート12の正面図、背面図であり、図4(C)および図4(D)は、図4(A)のD−D断面図およびE−E断面図である。
第二アウタープレート12は、第一アウタープレート11に対して出力軸3側に配置される。図4に示すように、この第二アウタープレート12は、第一アウタープレート11のプレート本体110と略同径の円板状のプレート本体120と、プレート本体120の外周面125から径方向に突出した、第一アウタープレート11のアーム部113と同数のアーム部123と、を備えている。前述したように、この第二アウタープレート12の一方の面122と第一アウタープレート11の一方の面112とが重なるように両アウタープレート11、12を重ね合わせた場合、プレート本体120は、第一アウタープレート11のプレート本体110と軸方向Oに重なり合って回転伝達クッション10のボス部101を形成する。また、四つのアーム部123は、第一アウタープレート11のアーム部113に対応するようにプレート本体120の外周面125に軸心O周りにほぼ等角度ピッチで設けられており、第一アウタープレート11の対応するアーム部113と軸方向Oに重なり合って回転伝達クッション10のアーム部105を構成する。
プレート本体120には、プレート本体120の軸心Oを軸心として、一方の面122に開口した底付き穴124が形成されている。前述したように、この底付き穴124は、第一アウタープレート11の貫通穴114と繋がって回転伝達クッション10の底付き軸穴104を構成する。この底付き穴124の内壁には、第一アウタープレート11の貫通穴114の凸面118間以下の間隔で対向する二つの平坦面126が形成されている。例えば、その二面幅Hは、入力軸2の先端部22の二面幅hよりも狭くなっている。このため、入力軸2の先端部22は、入力軸2の先端部22の平坦面21と、この平坦面21と対面する第二アウタープレート12のプレート本体120の底付き穴124の平坦面126との間に、隙間のない状態にて、第二アウタープレート12のプレート本体120の底付き穴124に嵌合される。
四つのアーム部123のうち、第一アウタープレート11のスナップフィット119付きアーム部113aに対応するアーム部123aの先端部には、このスナップフィット119と係合する係合部129が形成されている。その他のアーム部123bの各々には、他方の面121から軸心O方向に沿って突き出した緩衝部128が形成されており、これらの緩衝部128がハブ4の円筒部42の他方の端面44に当接する。入力軸2の先端部22を、第一アウタープレート11の貫通穴114を介して、第二アウタープレート12の底付き穴124に嵌合した場合、入力軸2の先端部22によって底付き穴124の底127が押されて、第二アウタープレート12が2つの緩衝部128を支点としてハブ4側にたわむ。このため、ハブ4および回転伝達クッション10を出力軸3および入力軸2側に押し付けることにより大きな弾性力が作用し、軸心O方向のガタが抑制されるとともに、出力軸3および入力軸2を軸直結型カップリング1により確実に連結することができる。また、このようなたわみによって、出力軸3および入力軸2が軸心O方向に相対的に移動可能となるため、軸心O方向の振動および衝撃を吸収することができる。
なお、四つのアーム部123の幅tを、ハブ4の隣り合う突起部45間の距離Lより大きくすることにおり、回転伝達クッション10をハブ4に取り付けた場合に、回転伝達クッション10がハブ4に圧入されるようにしてもよい。
このような第一アウタープレート11の一方の面112および第二アウタープレート12の一方の面122を向かい合わせて、第一アウタープレート11のアーム部113aのスナップフィット119と第二アウタープレート12の対応アーム部123aの係合部129とを結合すると、第一アウタープレート11のプレート本体110と第二アウタープレート12のプレート本体120とが軸方向Oに重なり合って回転伝達クッション10のボス部101を形成し、第一アウタープレート11の各アーム部113と第二アウタープレート12の対応アーム部123とが軸方向Oに重なり合って回転伝達クッショント10のアーム部105を構成する。このとき、第一アウタープレート11の貫通穴114と第二アウタープレート12の底付き穴122とがつながり、回転伝達クッション10の底付き軸穴104が形成される。
このため、この底付き軸穴104は、開口側(入力軸2側)と底側(ハブ4側)とにおいて、異なる断面形状および異なる弾性係数を有している。すなわち、底側(ハブ4側)の内壁には、対向する二つの平坦面126が弾性部材(第二アウタープレート12)で形成されており、挿入された入力軸2の先端部22は、これらの平坦面126と入力軸2の先端部22の二つの平坦面21との接触によって弾性的に保持される。一方、開口側(入力軸2側)の内壁には、軸心Oに向かって突き出した凸面118が硬質樹脂(第一アウタープレート11)で形成されている。これらの凸面118は、それぞれ、軸心Oから底側(ハブ4側)の平坦面126とほぼ同じ距離の位置に、軸心Oに沿った稜線117を有しており、この稜線117に関して対称な軸心O方向の二つの平坦な傾斜面118Aで構成されている。
上記の構成を有する回転伝達クッション10において、駆動源の出力に伴い、底付き軸穴104に挿入された入力軸2が回転すると、入力軸2の先端部22の二つの平坦面21は、それぞれ、接触している平坦面126を構成する弾性部材(第二アウタープレート12)を弾性変形させながら、硬質樹脂(第一アウタープレート11)の各凸面118の稜線117周りに揺動し、各凸面118を構成する二つの傾斜面118Aのいずれか一方の傾斜面118A全体に接触する。
このように、入力軸2の先端部22の二つの平坦面21は、底付き軸穴104内において、硬質樹脂(第一アウタープレート11)の傾斜面118Aに接触する前にすでに弾性部材(第二アウタープレート12)の平坦面126に面接触しているため、入力軸2のトルクは、まず、第二アウタープレート12に伝達し、第二アウタープレート12の各アーム部123を介して、回転伝達クッション10を把持するハブ4に伝達する。さらに、入力軸2の先端部22の二面幅hの平坦面21が、平坦面126を形成する弾性部材(第二アウタープレート12)を弾性変形させて、硬質樹脂(第一アウタープレート11)の傾斜面118Aに接触すると、入力軸2のトルクは、主として、第一アウタープレート11に伝達し、第一アウタープレート11の各アーム部113を介して、回転伝達クッション10を把持するハブ4に伝達する。
したがって、入力軸2のトルクは、底付き軸穴104内において、入力軸2の先端部22の平坦面21が第一アウタープレート11の傾斜面118Aに接触するまでは、第二アウタープレート12を介して出力軸3に伝達し、入力軸2の先端部22の平坦面21が第一アウタープレート11の傾斜面118Aと接触した後は、主として、第一アウタープレート11を介して出力軸3に伝達する。
以上、本発明の実施の形態を説明した。
本実施の形態では、硬質樹脂で形成された第一アウタープレート11の貫通穴114の内壁116に、入力軸2の先端部22の各平坦面21と対面させて、それぞれ、所定の角度をなす軸心O方向の二つの傾斜面118Aで構成される凸面108を形成している。このため、入力軸2が軸心O回りに回転した場合に、入力軸2の先端部22の各平坦面21を、その平坦面21と対面する凸面108を構成する二つの傾斜面118Aのいずれか一方の面全体で受けることができる。例えば、図5(A)において、入力軸2がR方向に回転した場合は、各平坦面21からの力を、各平坦面21に対面する凸面108の一方の傾斜面118a、118b全体で受けることができ、入力軸2がL方向に回転した場合は、各平坦面21からの力を、各平坦面21に対面する対向する凸面108の他方の傾斜面118d、118d全体で受けることができる。
このため、本実施の形態によれば、入力軸2の先端部22の平坦面21の縁部と第一アウタープレート11の貫通穴114の内壁116との片あたりが防止され、その結果、トルク伝達特性の経年劣化の原因となる第一アウタープレート11の局所的な摩耗が防止される。このため、軸直結型カップリング1の耐久性が向上する。
また、本実施の形態では、回転伝達クッション10を、硬質樹脂で形成された第一アウタープレート1および弾性部材で形成された第二アウタープレート12の二重積層構造とし、第二アウタープレート12の底付き穴124の二面幅Hを入力軸2の先端部22の二面幅hよりも狭くしている。このため、入力軸2の先端部22に形成された二つの平坦面21が第一アウタープレート11の貫通穴114の内壁116の傾斜面118Aと接触するまでの間も、第二アウタープレート12を介して入力軸2のトルクを出力軸3に伝達することができる。このため、トルク伝達の初動特性が向上する。また、平坦面21が、対向する凸面108のいずれの傾斜面118Aにも接触しない範囲における入力軸2の微小な振動は、弾性部材で形成された第二アウタープレート12の弾性変形で吸収されるため、そのような振動が出力軸3へ伝達するのを防止することができる。
また、入力軸2の先端部22に形成された二つの平坦面21が第一アウタープレート11の貫通穴114の内壁116の凸面118を構成するいずれかの傾斜面118Aと接触した後は、第一アウタープレート11を介して入力軸2のトルクが出力軸3に伝達するため、入力軸2の回転に伴う第二アウタープレート12の弾性変形を所定量以下に抑制することができる。これにより、弾性部材で形成された第二アウタープレート12の劣化が防止され、トルク伝達特性の経年劣化をさらに防ぐことができる。これにより、さらに耐久性の高い軸直結型カップリング1の構造を提供できる。
また、本実施の形態では、弾性部材で形成された第二アウタープレート12に、ハブ4側がふさがれた底付き穴124を形成しているので、この底付き穴124の底127により、入力軸2の先端部22がハブ4の円筒部42の端面44との金属材料同士の当接による異音の発生を防止することができる。
さらに、本実施の形態では、第二アウタープレート12の複数のアーム部123のうち、第一アウタープレート11のスナップフィット119と係合する係合部129が形成されていないアーム部123bに、プレート本体120の他方の面121よりもハブ4側に突き出した緩衝部128を形成している。このため、回転伝達クッション10の底付き軸穴104に入力軸2の先端部22が押し込まれた場合に、入力軸2の先端部22によって第二アウタープレート12の底付き穴124の底127がハブ4側に押されるため、第二アウタープレート12が緩衝部128を支点としてハブ4側にたわみ、入力軸2側に回転伝達クッション10を押し付けるとともに出力軸3側にハブ4を押し付けるより大きな反力が生じる。このため、入力軸2および出力軸3を軸直結型カップリング1でさらに確実に連結可能となる。
なお、本実施の形態では、入力軸2の先端部22に二つの平坦面21を所定の二面幅hで形成しているが、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、入力軸2の先端部22に、平坦面21を一面のみ設け、回転伝達クッション10の軸穴104の内壁に、入力軸2の先端部22の平坦面21に対面する凸面118を一箇所形成してもよい。また、入力軸2の先端部22に、所定の角度をなす二つの平坦面を設けて、回転伝達クッション10の軸穴の内壁に、これらの平坦面に対面する凸面をそれぞれ形成してもよい。
あるいは、回転伝達クッション10の軸穴104の内壁に、凸面118の代わりに平坦面を形成するとともに、入力軸2の先端部22に、平坦面21に代えて、軸穴104の内壁に形成された平坦面と対面する、入力軸2の径方向外側に突き出た凸面を形成してもよい。例えば、図5(B)に示す軸連結機構5’のように、回転伝達クッション10’の軸穴104’の内壁に、所定の二面幅h’で二つの平坦面118’を形成する。また、入力軸2’の先端部(図1(A)に示す入力軸2の先端部22に相当する部分)において、軸穴104’の二つの平坦面118’とそれぞれ対面する外周面に、入力軸2’の軸心O方向における両縁部210から中央211に向けて、入力軸22’の径方向外側に傾斜する二つの傾斜面212a、212bを形成する。そして、二つの傾斜面212a、212bのいずれか一方を軸穴104’の内壁に形成された二つの平坦面118’と面接触させる。この際、二つの傾斜面212a、212bの境界に形成される稜線213と、平坦面118’との接触を防止するために、隣り合う二つの傾斜面118’の境界に例えばアールを付けるか、もしくは、稜線213を含む両者の境界部分を切り取った形状、つまり二つの傾斜面212a、212bが平坦面214を介して隣り合う形状にすることが好ましい。
また、本実施の形態では、入力軸2の先端部22に二つの平坦面21を所定の二面幅hで形成し、この入力軸2の先端部22を回転伝達クッション10に直結するとともに、出力軸3の先端にハブ4を取り付けているが、これとは逆に、入力軸2の先端部22にハブ4を取り付けるとともに、出力軸3の先端部に二つの平坦面を所定の二面幅hで形成し、この出力軸3の先端部を回転伝達クッション10に直結するようにしてもよい。この場合には、第一アウタープレート11を出力軸3側に配置し、第二アウタープレート12を入力軸2側に配置する。
また、本実施の形態では、硬質樹脂で形成された第一アウタープレート11を入力軸2側に配置し、弾性部材で形成された第二アウタープレート12を出力軸3側に配置しているが、これとは逆に、弾性部材で形成された第二アウタープレート12を入力軸2側に配置し、硬質樹脂で形成された第一アウタープレート11を出力軸3側に配置してもよい。この場合、第二アウタープレート12には、底付き穴124の代わりに、一方の面122と他方の面121とを貫く貫通穴を形成する。また、第一アウタープレート11には、貫通穴114の代わりに、ハブ4側に底面を有する、貫通穴114と同様な断面形状の底付き穴を形成することが好ましい。
また、本実施の形態では、第一アウタープレート11と第二アウタープレート12とをスナップフィット119で固定しているが、本発明はこれに限定されない。両アウタープレート11、12を固定する方法として、接着剤、ネジ止め等、既存のその他の固定方法を広く利用することができる。
また、本実施の形態では、回転伝達クッション10を、硬質樹脂で形成された第一アウタープレート11、および、第一アウタープレート11よりも低弾性係数の弾性部材で形成された第二アウタープレート12の二重積層構造としているが、本発明はこれに限定されない。例えば、回転伝達クッション10を、第一アウタープレート11のみで構成してもよい。この場合、第一アウタープレート11には、入力軸2の先端部22を挿入するための穴として、貫通穴114の代わりに、ハブ4側に底面を有する、貫通穴114と同様な断面形状の底付き穴を形成することが好ましい。
1:軸直結型カップリング、2:入力軸、3:出力軸、4:ハブ、5:軸連結機構、10:回転伝達クッション、11:第一アウタープレート、12:第二アウタープレート、21:入力軸2の平坦面、22:入力軸2の先端部、42:ハブ4の円筒部、43、44:円筒部42の端面、45:ハブ4の突起部、46:突起部45の内周面、101:回転伝達クッション10のボス部、102、103:ボス部101の端面、103:回転伝達クッション10のボス部、104:ボス部101の底付き軸穴、105:回転伝達クッション10のアーム部、106:ボス部101の外周面、110:第一アウタープレート11のプレート本体、111:第一アウタープレート11の他方の面、112:第一アウタープレート11の一方の面、113、113a:第一アウタープレート11のアーム部、114:プレート本体110の貫通穴、115:プレート本体110の側面、116:貫通穴114の内壁、117:稜線、118:貫通穴114の内壁116の凸面、118A、118a〜118d:凸面118を構成する傾斜面、119:スナップフィット、120:第二アウタープレート12のプレート本体、121:第二アウタープレートの一方の面、122:第二アウタープレートの一方の面、123、123a、123b:第二アウタープレートのアーム部、124:プレート本体120の底付き穴、125:プレート本体120の外周面、127:底付き穴124の底、128:緩衝部、129:スナップフィット119との係合部、150:内壁116の軸心O方向における両縁部、151:内壁の軸心O方向における中央部

Claims (7)

  1. 軸心回りに回転する入力軸および出力軸のうちの一方の軸の先端に取り付けられ、他方の軸の先端に取り付けられたハブと噛み合う回転伝達部材であって、
    前記軸心の方向に貫通した穴が形成され、前記一方の軸側に配置される第一のプレートと、
    先端部の外周に少なくとも一つの平坦面が形成された前記一方の軸が前記軸心の方向に挿入される軸穴を前記第一のプレートの穴とともに構成する穴が形成され、前記他方の軸側に配置される、前記第一のプレートとは弾性係数の異なる第二のプレートと、を有し、
    前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の大きなプレートに形成された穴は、
    当該穴の内壁の、前記先端部の平坦面と対面する領域に、当該領域の、前記一方の軸に沿った両縁部から中央に向けて、前記軸穴の径方向内側に傾斜する二つの傾斜面が形成され、隙間嵌めで前記先端部と嵌合し、
    前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の小さなプレートに形成された穴は、
    前記先端部の平坦面に対面する当該穴の内壁に平坦面が形成され、当該内壁の平坦面と前記先端部の平坦面との間に隙間のない状態にて前記先端部と嵌合する
    ことを特徴とする回転伝達部材。
  2. 請求項1に記載の回転伝達部材であって、
    前記第二のプレートは、前記第一のプレートよりも弾性係数の小さなプレートであり、
    前記第二のプレートに形成された穴は、前記他方の軸側を塞ぐ底を有している
    ことを特徴とする回転伝達部材。
  3. 請求項1または2に記載の回転伝達部材であって、
    前記第二のプレートは、前記他方の軸側の面に、前記ハブとの緩衝手段を有する
    ことを特徴とする回転伝達部材。
  4. 請求項ないしのいずれか一項に記載の回転伝達部材であって、
    前記第一のプレートおよび前記第二のプレートを連結する連結手段をさらに備える
    ことを特徴とする回転伝達部材。
  5. 入力軸から出力軸にトルクを伝達する軸直結型カップリングであって
    前記入力軸および前記出力軸のうちの一方の軸の先端に取り付けられた請求項1ないし4のいずれか一項に記載の回転伝達部材と、
    前記入力軸および前記出力軸のうちの他方の軸の先端に取り付けられ、前記回転伝達部材と噛み合うハブと、を有する
    ことを特徴とする軸直結型カップリング。
  6. 入力軸と、
    出力軸と、
    前記入力軸および出力軸のうちの一方の軸の先端に取り付けられ、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達する請求項に記載の軸直結型カップリングと、を有し、
    前記一方の軸の先端部の外周には、少なくとも一つの平坦面が形成されている
    ことを特徴とする軸連結機構。
  7. 軸心回りに回転する入力軸および出力軸と、前記入力軸から前記出力軸にトルクを伝達する軸直結型カップリングと、を備える軸連結機構であって、
    前記軸直結型カップリングは、
    前記入力軸および前記出力軸のうちの一方の軸側に配置される第一のプレートと、前記入力軸および前記出力軸のうちの他方の軸側に配置され、前記第一のプレートとは弾性係数の異なる第二のプレートと、を有し、前記軸心の方向に、前記一方の軸の先端部が前記軸心の方向に挿入される軸穴が形成された回転伝達部材と、
    前記他方の軸の先端に取り付けられ、前記回転伝達部材と噛み合うハブと、を有し、
    前記軸穴の内壁には平坦面が形成されており、
    前記一方の軸の先端部の外周には、前記軸穴の内壁に形成された前記平坦面と対面する領域に、当該領域の、当該一方の軸の軸心に沿った両縁部から中央に向けて、当該一方の軸の径方向外側に傾斜する二つの傾斜面が形成され、
    前記第一のプレートには、当該第一のプレートを前記軸心の方向に貫通する穴が形成され、
    前記第二のプレートには、前記第一のプレートの穴とともに前記軸穴を構成する穴が形成され、
    前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の大きなプレートに形成された穴は、隙間嵌めで前記先端部と嵌合し、
    前記第一および第二のプレートのうち、弾性係数の小さなプレートに形成された穴は、当該穴の内壁と前記先端部との間に隙間のない状態で前記先端部と嵌合する
    ことを特徴とする軸連結機構。
JP2012024553A 2012-02-07 2012-02-07 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構 Expired - Fee Related JP5972590B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012024553A JP5972590B2 (ja) 2012-02-07 2012-02-07 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構
US14/365,990 US9334903B2 (en) 2012-02-07 2012-11-09 Rotation transmitting member, coupling directly connected to shafts, and shaft connecting mechanism
PCT/JP2012/079075 WO2013118360A1 (ja) 2012-02-07 2012-11-09 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構
CN201280068354.9A CN104081074B (zh) 2012-02-07 2012-11-09 旋转传递构件、与轴直接连接的联接器以及轴连接机构
EP12867732.5A EP2813724B1 (en) 2012-02-07 2012-11-09 Rotation transmitting member, coupling directly connected to shafts, and shaft connecting mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012024553A JP5972590B2 (ja) 2012-02-07 2012-02-07 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013160352A JP2013160352A (ja) 2013-08-19
JP5972590B2 true JP5972590B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=48947147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012024553A Expired - Fee Related JP5972590B2 (ja) 2012-02-07 2012-02-07 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9334903B2 (ja)
EP (1) EP2813724B1 (ja)
JP (1) JP5972590B2 (ja)
CN (1) CN104081074B (ja)
WO (1) WO2013118360A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102164298B1 (ko) * 2013-09-03 2020-10-13 존슨 일렉트릭 인터내셔널 아게 토크 전달 어셈블리 및 커플링
JP6277895B2 (ja) * 2014-07-15 2018-02-14 日本精工株式会社 トルク伝達部材及び駆動軸と被駆動軸との結合部
EP3191698A1 (en) * 2014-09-09 2017-07-19 Eaton Corporation Supercharger coupling assembly
US9341996B1 (en) * 2015-04-09 2016-05-17 Lexmark International, Inc. Hub-based drive coupling mechanism for a fuser backup member and methods of using same
US10808701B2 (en) 2016-02-04 2020-10-20 Eaton Corporation Cartridge style front cover and coupling cavity sleeve for automotive supercharger
US20180313397A1 (en) * 2016-04-06 2018-11-01 Hp Indigo B.V. Torque keys
DE102016114959A1 (de) * 2016-08-11 2018-02-15 B. Braun Avitum Ag Peristaltikpumpe mit rotatorischem Spiel
JP6699625B2 (ja) * 2017-05-31 2020-05-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ジョイント機構及びこれを備えた画像形成装置
JP6888489B2 (ja) * 2017-09-08 2021-06-16 株式会社デンソー ジョイント装置及びモータ
CN109780072B (zh) * 2019-03-22 2024-02-23 广东肇庆爱龙威机电有限公司 驱动器及其一体式联轴器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1733771A (en) * 1928-01-21 1929-10-29 Trinity Wheel Corp Flexible driving mechanism
US2348071A (en) * 1942-06-13 1944-05-02 Johnstone Robert Mcc Shaft coupling
JPS60180783U (ja) * 1984-05-11 1985-11-30 豊興工業株式会社 液体歯車ポンプ
US4551115A (en) * 1984-05-23 1985-11-05 Simpson Industries, Inc. Driveshaft coupling with elastomer damper
US6712429B2 (en) * 2002-06-07 2004-03-30 Intier Automotive Inc. Lost motion dual disc seat recliner assembly
JP2006342876A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Ntn Corp 逆入力遮断クラッチ
JP4965871B2 (ja) * 2006-03-01 2012-07-04 Ntn株式会社 逆入力防止クラッチ
JP5169042B2 (ja) * 2007-07-06 2013-03-27 オイレス工業株式会社 電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構
JP2009138886A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Hitachi Ltd 軸連結機構
JP5332633B2 (ja) 2009-01-16 2013-11-06 オイレス工業株式会社 軸連結機構

Also Published As

Publication number Publication date
CN104081074B (zh) 2017-03-08
US20140369745A1 (en) 2014-12-18
EP2813724B1 (en) 2017-11-01
WO2013118360A1 (ja) 2013-08-15
EP2813724A1 (en) 2014-12-17
JP2013160352A (ja) 2013-08-19
US9334903B2 (en) 2016-05-10
CN104081074A (zh) 2014-10-01
EP2813724A4 (en) 2016-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5972590B2 (ja) 回転伝達部材、軸直結型カップリングおよび軸連結機構
EP2818386B1 (en) Electric power steering device and shaft coupler used therein
WO2011058710A1 (ja) 軸連結機構
WO2012081494A1 (ja) 回転伝達装置及びモータ
JP2006275178A (ja) 電磁クラッチ
EP3222875B1 (en) Damper device
WO2015064237A1 (ja) フライホイール組立体
JP2006283810A (ja) 弾性軸継手
US9400031B2 (en) Flywheel assembly
JP6167839B2 (ja) 車両用ダンパ装置
JP2007285335A (ja) 捩り振動低減装置
JP2009281487A (ja) クランクシャフトと回転部材との連結構造
CN102007670A (zh) 工具机,特别是手持式工具机
JP4719114B2 (ja) 動力伝達装置
JP2000103338A (ja) 回転シャフトの結合構造
CN111442062B (zh) 减振盘组件
JP5060269B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP2009168148A (ja) 回転軸継手
JPH10325418A (ja) 弾性軸継手
JP4152005B2 (ja) 自在軸継手
JP6019723B2 (ja) 軸連結機構
JP4252075B2 (ja) 遠心クラッチ装置
JP3804607B2 (ja) 送風機
KR101241200B1 (ko) 헤드기어를 구비한 오일펌프
JP2011102632A (ja) 捩り振動低減装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5972590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees