JP5970854B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯運転に関する情報を表示画面に表示する貯湯式給湯装置に関する。
貯湯式給湯装置の従来例として、特許文献1に記載の装置が知られている。この従来の貯湯式給湯装置は、リモートコントローラの表示画面に、時刻表示部、給湯温度表示部、浴槽温度表示部、浴槽水位表示部を備える。ユーザーは、所定の操作部を操作することにより、これらの表示部を順次操作可能な状態に設定することができる。具体的には、表示画面よりも外側に配置される選択スイッチを操作することで、上記表示部のうち、いずれかの表示部を操作可能な状態にできる。また、選択スイッチと同じく表示画面よりも外側に配置される表示切替スイッチを操作することで、選択スイッチの操作によって選択された表示部について、その表示内容を変更することができる。
特開2006−214645号公報
上記従来の貯湯式給湯装置においては、表示画面上の複数の表示部位のうち、操作可能になる部位を順次変遷させるためには、ユーザーは選択スイッチを繰り返し押す操作が必要になる。さらに、ユーザーは、選択スイッチの操作によって選択された表示部位における表示内容を変更するときには、表示切替スイッチを押す操作が必要になる。このように従来の貯湯式給湯装置では、ユーザーが給湯運転に関する情報の表示変更を行う際に、その操作が容易で、かつ操作過程の表示形態が一見して理解容易であるとは言いがたい。
そこで、本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、給湯運転に関する情報の表示形態の変更について、わかりやすい操作性で、かつ見やすい表示形態を実現できる貯湯式給湯装置を提供することである。
上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。すなわち、貯湯式給湯装置に係る本発明は、給湯のための熱量を生成する加熱装置(20)と、加熱装置によって生成された熱量を貯えるタンク(32)と、タンクの貯熱量を用いる給湯運転に関する給湯情報が表示される画面であって、操作入力可能に構成される所定の部位を有するタッチパネル(40)と、給湯運転を制御するとともに、タッチパネルに表示される給湯情報の表示形態を制御する制御装置(30)と、を備え、
タッチパネルは、給湯情報がそれぞれ表示される部分であって、かつ操作入力可能な所定の部位にそれぞれ表示される複数の情報表示部(402,403)を有し、
制御装置は、複数の情報表示部のうち、所定の情報表示部が操作入力された場合に、操作入力された情報表示部に表示されていた給湯情報を具体的な使用形態に照らしてどれくらい使用できるかという別の指標に変換し、当該変換後の別の指標と変換前の給湯情報との両方をタッチパネルに表示するとともに操作入力されていない情報表示部を表示せず、さらに操作入力される前の表示形態に復帰するための操作入力部を新たに表示することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザーは給湯運転に関する情報のうち、別の指標に基づいた情報を知りたい場合にタッチパネルの所定部位を操作入力することにより、ユーザーにとって有益な給湯運転に関する情報をワンタッチで表示させることができる。すなわち、当該操作の手順に階層がないため、表示のさせかた及び表示形態の変更のやり方がわかりやすく、目的とする情報を単純な、直感的操作によって表示することができる。したがって、給湯運転に関する情報の表示形態の変更について、わかりやすい操作性で、かつ見やすい表示形態を実現できる貯湯式給湯装置を提供できる。さらにこの発明によれば、変換前の情報と変換後の情報とを表示することにより、ユーザーは一見して両者を見比べることができる。このため、これらの情報の相関関係が理解しやすい表示形態を提供でき、当該給湯運転に関する情報に対するユーザーの理解度を向上させることができる。
なお、特許請求の範囲および上記手段の項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明を適用する第1実施形態に係る統合制御システムを示した概要図である。 第1実施形態に係る給湯装置の構成を示す概要図である。 給湯装置における情報表示部の表示形態変換処理に関わる構成図である。 第1実施形態の給湯装置において、給湯運転に関する情報を表示するタッチパネルの画面を示した図である。 第1実施形態の給湯装置において、「タンク状況表示部」を操作した後に表示されるタッチパネルの画面を示した図である。 タッチパネルの「タンク状況表示部」を操作した場合に、実行される演算処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態の給湯装置において、湯張り運転中に給湯運転に関する情報を表示するタッチパネルの画面を示した図である。 第1実施形態の給湯装置において、「ふろ状況表示部」を操作した後に表示されるタッチパネルの画面を示した図である。 タッチパネルの「ふろ状況表示部」を操作した場合に、実行される演算処理手順を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、タンクに熱量を貯え、この貯熱量を使用してふろの湯張り、給湯端末への出湯等を実施できる装置であり、各種の給湯運転に関わる情報を表示画面に表示し、ユーザーに意思により、当該情報を別の指標に基づいた情報に変換し、表示することができる。また、以下の実施形態には、太陽光発電装置、貯湯式給湯装置を含む各種の電気装置等を管理する統合遠隔装置を有する統合制御システムが記載されているが、本発明に係る貯湯式給湯装置は、このシステムに適用されるものに限定されないことはいうまでもない。
(第1実施形態)
本発明を適用する貯湯式給湯装置の一形態である第1実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。図1は、統合制御システム1を示した概要図であり、図2は給湯装置2の構成を示す概要図である。
図1に示すように、統合制御システム1は、太陽光エネルギーを得て発電する太陽電池を有する太陽光発電装置5と、太陽光発電装置5からの電力及び電力会社等から供給される系統電力9を受電して各種の電気装置に供給したり系統電力9に売電したりするパワーコンディショナー8と、太陽光発電装置5及び複数の電気装置を離れた場所で遠隔制御する統合遠隔装置4と、を主に備えるシステムである。統合制御システム1は、電気装置の一例として各種の電気製品7、給湯装置2を制御するものであり、太陽光を利用した発電と、昼間の電気料金よりも安価な料金体系である所定の安価料金時間帯(例えば、深夜料金時間帯)に実施する沸き上げ運転とを活用して、省エネルギー性を優先しつつ、ユーザーの要望を満たした給湯を行うことができる。
太陽光発電装置5が太陽光エネルギーから発電する直流電力及び系統電力9から送電される交流電力は、パワーコンディショナー8に送られる。パワーコンディショナー8は、太陽光発電装置5で発電した直流電力を効率よく交流電力に変換したり、系統電力9からの交流電力を直流電力に変換したりする電力変換装置である。パワーコンディショナー8に送られた電力は、交流と直流の間で電力変換されて、各種の電気製品7、コンセント6、給湯装置2に供給される。各種の電気製品7は、例えば、照明機器、空調装置、床暖房装置、浴室暖房装置等である。
給湯装置2は、沸き上げた湯を貯えて給湯に使用する貯湯式の給湯装置である。給湯装置2は、ヒートポンプサイクルを用いた加熱装置であるヒートポンプユニット20と、ヒートポンプユニット20によって沸き上げた給湯用水を蓄えるタンクユニット3と、沸き上げ運転に係るヒートポンプユニット20の作動、出湯に係る電磁弁、混合弁等の各部の作動等を制御する給湯ECU30と、を備える。給湯装置2は、浴槽やシャワーなどへ出湯するときには、状況に応じて、深夜料金時間帯の系統電力9を使用してタンク32に蓄えた貯湯水のみを使用したり、昼間における太陽光発電装置5の電力、または系統電力9からの電力を使用して給湯用水を沸き上げて使用したりする。
ヒートポンプユニット20は、冷媒を熱交換媒体とするヒートポンプサイクル21からなり、タンクユニット3のタンク32内に貯える水を加熱することができる加熱装置である。ヒートポンプサイクル21は、圧縮機210、冷媒・水熱交換器211、減圧器212、及び空気熱交換器213を備えている。圧縮機210は、二酸化炭素冷媒を圧縮、吐出する機器である。冷媒・水熱交換器211は、圧縮機210で圧縮された冷媒をタンク32からの温水との間で熱交換して温水を加熱する。減圧器212は、冷媒・水熱交換器211を通過した高圧冷媒を低圧状態に減圧する。空気熱交換器213は、送風機214からの送風空気と熱交換させて、減圧器212で減圧された低圧冷媒を蒸発させる。この空気熱交換器213を通過した冷媒は、再度圧縮機210で圧縮されて高圧状態で吐出される。
タンク32とヒートポンプサイクル21は、循環回路35によって接続されている。タンク32内の水は、ポンプ351の駆動力によって循環回路35を循環する。このようにして、冷媒・水熱交換器211で加熱された高温の温水は、タンク32内の上部から流入してタンク32内の上部に高温部を形成し、タンク32の底部に貯まっている低温部の水は、冷媒・水熱交換器211に流入して、冷媒・水熱交換器211で加熱された後、タンク32上部に送られる。
給水管38には、導入される水道水の水圧が所定圧となるように調節するとともに、断水などにおける湯の逆流を防止する減圧逆止弁(図示せず)が設けられている。また、タンク32の下部には導入管380が接続されている。導入管380は、水道水等の低温水が流入する給水管38にも接続されている。タンク32の下部には、給水管38から分岐した導入管380を通ってきた低温水を流入させて、給水を行うことができる。導入管380の途中には、連絡管381が接続されている。連絡管381は、循環回路35における冷媒・水熱交換器211の出口部に接続され、この接続部には、切換弁352が設けられている。切換弁352は、連絡管381と循環回路35との連通を禁止して、冷媒・水熱交換器211を流出した高温水をそのままタンク32の上部に送る場合と、連絡管381と循環回路35との連通を許可して、冷媒・水熱交換器211を流出した高温水を連絡管381からの低温水と混合させて温度調節してからタンク32の上部に送る場合と、に連通状態を切り替えることができる。
ヒートポンプユニット20の作動は、給湯ECU30と通信するヒートポンプECU22からの制御信号によって制御されるとともに、その作動状態はヒートポンプECU22を介して給湯ECU30に入力される。ヒートポンプユニット20は、過去の使用実績等から、翌日に使用が予測される熱量をタンク32に貯えておくために、深夜料金時間帯の系統電力9を使用して給湯用水を沸き上げ、タンク32に貯える。
タンク32は耐食性に優れた金属製のタンクであり、その外周部に図示しない断熱材が配置されており、高温の給湯用水を長時間に渡って保温することができる。給湯ECU30は、タンク32に上下に間隔をあけて設けられた複数個の貯湯温度サーミスタ320からの温度情報に基づいて、タンク32内上方の沸き上げられた湯とタンク32内下方の沸き上げられる前の水との境界位置を検出できる。このように給湯ECU30は、温度及び湯量を検出することにより、タンク32内に貯えられている貯熱量を算出することができる。
タンク32の上部には、タンク32から高温水を出湯するための出湯管37が接続されている。タンク32の中間部には、タンク32内に貯えられた給湯用水のうち、中温の湯を導出するための中温取出し管321が接続されている。出湯管37と中温取出し管321の下流部との合流部位には、高中温混合弁370が設けられている。高中温混合弁370は、給湯用混合弁372、湯張り用混合弁391に流通させる給湯用水の湯温を調節する温度調節弁であり、それぞれの開口面積比を調節することで、出湯管37から取り出した高温水と中温取出し管321から取り出した中温水との混合比を調節することができる。
高中温混合弁370は、給湯ECU30に電気的に接続されており、貯湯温度サーミスタ320及び湯温サーミスタ371により検出される温度情報に基づいて制御される。ここでは、湯温サーミスタ371で検出された温度情報が、所定温度、例えば、設定温度に+2℃程度となるように、中温取出し管321から取り出した中温の湯を積極的に混合させるようにして当該所定温度に温度調節している。
なお、湯温サーミスタ371は、高中温混合弁370の下流側に設けられ、高中温混合弁370で混合された給湯用水の湯温を検出している。高中温混合弁370の下流側における出湯管37には、出湯管37から分岐する湯張り管39が接続されている。
出湯管37は、下流端に接続された給湯水栓、シャワー水栓等の給湯端末34に、設定温度に温度調節された給湯用水を導く配管であり、その流路の中途に給湯用混合弁372、給湯サーミスタ374、及び流量カウンタ373が設けられている。
給湯用混合弁372は、出湯管37の末端で出湯する給湯用水の湯温を調節する温度調節弁である。給湯用混合弁372は、高中温混合弁370で温度調節された給湯用水側の開度と給水管38につながる給水側の開度との比率を調節することによって、出湯する湯温を設定温度に調節する。
湯張り管39は、その下流端が浴槽33への往き管に繋がれ、浴槽内に湯張り、差し湯、たし湯等を行うときに、設定温度に温度調節された給湯用水を導く配管である。湯張り管39の流路の中途には、湯張り用混合弁391、給湯サーミスタ334、湯張り用開閉弁392、流量カウンタ393等が設けられている。
湯張り用混合弁391は、湯張り管39の末端で出湯される浴水の温度を調節する温度調節弁である。湯張り用混合弁391は、湯張り管39と給水管382の下流部との合流部位に設けられている。湯張り用混合弁391は、高中温混合弁370で温度調節された給湯用水側の開度と給水管382の末端である給水側の開度との比率を調節することによって、湯張り湯温を設定温度に調節する。
給湯用混合弁372、湯張り用混合弁391は、給湯ECU30に電気的に接続されており、給水温度、湯温サーミスタ371、給湯サーミスタ374、給湯サーミスタ334より検出される温度情報に基づいて制御される。
浴水追い焚き手段は、追焚き用熱交換器360と、追焚き用熱交換器360に浴槽33内の浴水を流通させて浴槽33内に戻す浴水循環回路36とから構成される。追焚き用熱交換器360は、コイル状に形成されて、タンク32内の上方、つまり、給湯用水が高温となる部位に配設され、内部を流通する浴水をタンク32内に貯えられた給湯用水によって加熱する熱交換器である。
浴水循環回路36は、浴槽33内の浴水を追焚き用熱交換器360の入口側に導く往き管362、追焚き用熱交換器360で熱交換された浴水を浴槽33内に導く戻り管364、及びバイパス管363から構成されている。往き管362には、浴槽33に近い上流側から順に、水位センサ331、ポンプ332、フロースイッチ333、給湯サーミスタ334、及び追焚き三方弁361が設けられている。浴槽33への戻り管364には、追焚き温度サーミスタ335が設けられている。
水位センサ331は、浴槽33内に湯張りされた浴水の湯量、言い換えれば浴槽33内の水位レベルを求めるための水圧を検出するセンサである。ポンプ332は浴槽33内の浴水を追焚き用熱交換器360に圧送する電動ポンプである。給湯サーミスタ334は、往き管362を流通する浴水の湯温を検出する水温センサである。
フロースイッチ333は、追焚き三方弁361側の方向に湯が流通しているか否かを検出するための流水センサである。追焚き三方弁361は、浴水を追焚き用熱交換器360に流通させるか、追焚き用熱交換器360を迂回するバイパス管363に流通させるかのいずれか一方に流通方向を切り換えるための切換弁である。
追焚き温度サーミスタ335は、戻り管364を流通する浴水の湯温を検出する水温センサであり、浴槽33内に戻される浴水温度である。なお、水位センサ331、フロースイッチ333、給湯サーミスタ334、及び追焚き温度サーミスタ335は、それぞれの容積情報、流水情報及び温度情報を給湯ECU30に出力し、ポンプ332及び追焚き三方弁361は給湯ECU30によって制御される。
湯張り後に浴槽33内の浴水の温度を検出するときは、追焚き三方弁361をバイパス管363側に流れ方向を切り換えるとともに、ポンプ332を作動させる。そして、浴槽33内の浴水が往き管362、バイパス管363、戻り管364、浴槽33内の順に循環され、給湯サーミスタ334により浴水の湯温が検出される。
追い焚きを行うときは、追焚き三方弁361の流れ方向を追焚き用熱交換器360側に切り換えることで、浴槽33内の浴水が往き管362、追焚き用熱交換器360、戻り管364、浴槽33内の順に循環される。そして、給湯サーミスタ334により検出された浴水の湯温が所定温度になるまで浴水を循環させて制御する。
図3は、給湯装置2における情報表示部の表示形態変換処理に関わる構成図である。給湯ECU30は、ヒートポンプユニット20の作動を制御するヒートポンプECU22及び浴室に設置されてユーザーによって操作されるコントローラ31と、それぞれ相互に通信可能に構成されている。また給湯ECU30は、統合制御システム1を管理する統合遠隔装置4とも通信可能に構成されている。
給湯ECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵するROMには、あらかじめ設定された制御プログラムが設けられ、更新可能にRAM等の記憶装置を備えている。給湯ECU30は、各サーミスタからの温度情報、各流量カウンタからの流量情報、コントローラ31及び統合遠隔装置4の操作入力部の操作信号等に基づいて、ヒートポンプユニット20、各混合弁、各開閉弁、追焚き三方弁、及びポンプなどのアクチュエータ類を制御する。なお、コントローラ31や統合遠隔装置4には、電源操作部、給湯設定温度操作部、湯張り操作部、湯張り設定温度操作部、追焚き操作部、追焚き設定温度操作部、おまかせモード操作部等が設けられている。
統合遠隔装置4は、太陽光発電装置5の運転と給湯装置2等の各種の電気装置の運転とをそれぞれ離れた場所、例えばリビング、台所等で遠隔制御できるように建物内に設置されている。統合遠隔装置4は、遠隔制御する統合ECU41と、表示画面であって操作入力ができる操作画面でもあるタッチパネル40と、タッチパネル40のメイン画面を設定する際に操作される表示設定部401と、統合される各装置の運転を制御する際に操作入力される運転操作部42と、タッチパネル40のメイン画面に表示される状況表示部402,403と、を備える。統合ECU41は、タッチパネル40の表示形態を表示する表示制御部410と、各状況表示部が操作入力されることに伴って表示情報の変換指令を行う変換指令部411と、を備える。タッチパネル40としては、抵抗膜方式、投影型静電容量方式、表面型静電容量方式、超音波表面弾性波方式等、種々の動作方式を有するパネルを採用することができる。
統合遠隔装置4は、タッチパネル40に、表示設定部401等を操作入力することにより、太陽光発電装置5の運転を制御可能である表示状態と、各種の電気装置の運転を制御可能である表示状態と、をそれぞれ表示することができる。つまり、ユーザーは、タッチパネル40を操作することにより、表示状態に対応した制御可能な装置を制御できる。
統合ECU41は、タッチパネル40の表示画面を表示制御部410によって表示し、太陽光発電装置5の運転と、給湯装置2を含む各種の電気装置の運転とをそれぞれ離れた場所で遠隔制御する。統合制御システム1が統合する電気装置及び太陽光発電装置5の運転状況、設定情報等の各種情報は、表示制御部410の表示制御によって、タッチパネル40の表示画面に表示される。タッチパネル40は、太陽光発電装置5に関する情報と電気装置に関する情報とが表示されるとともに、表示される部分における所定の部位が操作入力可能に構成され、例えば、液晶表示部及び入力部を有するパネルにより構成される。また、統合遠隔装置4は、電力使用先である家庭等での各電気装置の動作、エネルギー使用量を計測、表示して、ユーザーに省エネルギーを喚起したり、電気装置の使用量等を制限したりしてエネルギー消費量を抑えるホームエネルギーマネジメントシステムとしても機能する。
表示設定部401は、タッチパネル40の所定の部位であって、操作入力されることによって太陽光発電装置5を遠隔制御可能な表示画面と電気装置を遠隔制御可能な表示画面とに切り換える。表示設定部401が操作されると、その操作信号は統合ECU41に入力されて、表示制御部410は、当該操作信号に対応してタッチパネル40の表示画面を切り換える制御を行う。
タッチパネル40は、表示設定部401に対する操作入力によって太陽光発電装置5を遠隔制御することができる画面が表示されているときに、メイン画面に太陽光発電装置5の運転に関する情報を大きく表示するとともに、給湯装置2等の設定状態に関する情報を小さく表示する。また、タッチパネル40は、表示設定部401に対する操作入力によって給湯装置2を遠隔制御することができる画面が表示されているときに、メイン画面に給湯装置2の運転に関する情報(以下、給湯情報ともいう。)を大きく表示するとともに、太陽光発電装置5の設定状態に関する情報を小さく表示する。
図4は、給湯装置2であるエコキュート(関西電力の登録商標である)の運転状態を表示するとともに、運転を制御できる表示入力画面を示した図である。図4において、タッチパネル40の最上部に並ぶ「ソーラー」、「エコキュート」、「設定」、「履歴」等の表示部は、表示設定部401である。
図4に示す「エコキュート」のトップ画面では、タッチパネル40の画面の最下部に、運転操作部42に含まれる「タンク湯増し」表示である入力部421、「今日の湯増し休止」表示の入力部422、「設定値の上下調整」表示である入力部423、「メニュー決定」表示の入力部424、「通話」表示である入力部が表示されている。入力部421をタッチすると、給湯ECU30は、タンク32に湯増しする運転に制御する。入力部422をタッチすると、給湯ECU30は、今日の湯増し運転を停止する制御を実施する。入力部424をタッチすると、給湯装置2に関する運転メニューを現在の設定状態に決定する命令が統合ECU41から給湯ECU30に送信される。「通話」表示の入力部をタッチすると、浴室と通話可能な状態になる。
表示設定部401の「エコキュート」表示部がタッチされると、表示制御部410は、図4に示す画面をタッチパネル40に表示する。この状態は、給湯装置2が制御可能な表示状態であり、給湯装置2に関する情報がメインとして表示され、太陽光発電装置5に関する情報がサブとして表示される。この表示状態では、タッチパネル40の画面中央に給湯装置2の運転状態、設定状態等が大きく表示される。給湯装置2の運転状態としては、タンク内の貯湯量(タンク状況)、「湯増し」運転、「おまかせ省エネ」設定、高温の給湯運転、給湯温度(図示は「60℃」)、風呂追焚き、設定風呂温度(図示は「40℃」)が表示されている。
さらにその上方には、太陽光発電装置5の発電状況(1.25kWの「売電中」の表示)、が中央の給湯装置2の運転状態よりも小さく表示される。このように、タッチパネル40は、表示設定部401への操作入力によって給湯装置2を遠隔制御可能な画面を表示しているときに、太陽光発電装置5に関する情報を表示する。
タンク状況表示部402は、タッチパネル40のメイン画面において、給湯情報の一例であるタンク32の状況が表示される情報表示部である。タンク状況表示部402は、ユーザーが操作入力可能な所定の部位であり、通常は図4のように、目盛りが付された容器に貯えられる湯の量が透ける形で図示された図柄である。タンク状況表示部402は、図4の二点鎖線で囲まれた表示部分がスイッチ部となっている。
図4に示すタンク状況表示部402が操作されて入力されると、スイッチ部がON状態になり、統合ECUの変換指令部411に表示情報の変換を実施する指令が入力される。変換指令部411は、タンク状況表示部402の表示情報を変換する指令を給湯ECU30に送信する。給湯ECU30の情報変換部301は、所定のプログラムによって演算を行うマイクロコンピュータ等の演算処理装置であり、タンク状況表示部402の表示情報を予め定めた別の指標に基づく情報に変換する演算処理を実行する。情報変換部301によって演算処理された変換後の情報は、統合ECU41に送信され、表示制御部410は、この送信された変換後の情報に基づいてタンク状況表示部402の表示情報を変更する。
変換後のタンク状況表示部402の表示情報は、図5に示すように、タンク状況表示部402の横に並ぶように変換情報表示部402Aに表示される。変換情報表示部402Aには、例えば、「シャワー20分」、「湯張り1杯分」と表示される。これは、現在のタンク32の貯熱量の場合、「シャワー20分」あるいは「湯張り1杯分」に相当することを提示している。また、変換情報表示部402Aの下方には、「確認」ボタン402Bが表示される。「確認」ボタン402Bを操作入力すると、図4に示す表示画面に戻るように設定されている。
次に、「タンク状況表示部402」が操作された場合に、実行される演算処理手順について図6を参照して説明する。この演算処理は、主に給湯ECU30の情報変換部301によって実行される。タンク状況表示部402が操作入力されると、図6のフローチャートが開始し、ステップ10で、浴槽33に湯張りするための必要熱量を算出する。当該湯張り必要熱量は、「注湯目標温度」と「注湯学習温度」の和から「給水温度」を差し引いて求めた値に、「ふろ設定湯量」を乗じて求める。
「ふろ設定湯量」は、ユーザーが湯張り設定湯量操作部により設定した湯張り時の湯量である。「注湯目標温度」は、ユーザーが湯張り設定温度操作部によって設定した「ふろ設定温度」よりも1℃高い温度である。また、「注湯学習温度」は、実際の湯張り後の浴水温度(ふろ循環温度)とそのときの注湯目標温度との差を算出して、求めた補正値である。例えば、「注湯目標温度」が「ふろ循環温度」よりも高い場合は注湯学習温度を所定温度T1高く補正する。また、「ふろ循環温度」が「注湯目標温度+1℃」よりも高い場合は注湯学習温度を所定温度T1低く補正する。また、「注湯学習温度」には、前回の湯張り実績、あるいは過去の所定回数の湯張り実績を用いて算出した補正値が使用され、湯張りが行われる度に更新される学習値である。
ステップ20で、タンク32の保有熱量(貯熱量)を算出する。タンク32の保有熱量は、複数個の貯湯温度サーミスタ320が検出する温度及び湯量を用いて算出することができる。なお、当該タンク保有熱量は、所定温度T2以上の湯を給水温度換算して求めるようにしてもよい。
次にステップ30では、ステップ20で求めたタンク保有熱量がステップ10で求めた湯張り必要熱量以上であるか否かを判定する。ステップ30の判定がYESの場合には、ステップ40で湯張り可能回数を1回とするフラグを立てる。ステップ30の判定がNOの場合には、ステップ45で湯張り可能回数を0回とするフラグを立てる。
次に、ステップ50で、フラグを立てた結果、湯張り可能回数が1回以上であるか否かを判定する。ステップ50で湯張り可能回数が1回であると判定すると、ステップ60で、シャワー可能時間STを下記の(式1)にしたがって算出する。ステップ50で湯張り可能回数が0回であると判定すると、ステップ65で、シャワー可能時間STを下記の(式2)にしたがって算出する。このように湯張り回数及びシャワー可能時間を求まると、本演算処理のフローチャートを終了する。そして、給湯ECU30の情報変換部301は、統合ECU41に演算結果を送信し、表示制御部410は、演算結果を変換後情報として、図5に示すように変換情報表示部402Aに表示する。
(式1)
ST=(タンク保有熱量−湯張り必要熱量)÷(ふろ設定温度−給水温度)÷(平均給湯流量÷6.45)
(式2)
ST=タンク保有熱量÷(ふろ設定温度−給水温度)÷(平均給湯流量÷6.45)
なお、平均流量[L/分]は、過去の1日分の給湯カウンタ積算値の平均[L]を給湯使用時間[分]で割ることで算出する。
次に、湯張り運転中にふろ状況表示部403が操作入力された場合について以下に説明する。ふろ状況表示部403は、タッチパネル40のメイン画面において、給湯情報の一例である浴槽33の状況が表示される情報表示部である。ふろ状況表示部403は、ユーザーが操作入力可能な所定の部位であり、通常は図7のように、浴槽の図柄が図示されている。ふろ状況表示部403は、図7の二点鎖線で囲まれた表示部分がスイッチ部となっている。
図7に示すふろ状況表示部403が操作されて入力されると、スイッチ部がON状態になり、統合ECUの変換指令部411に表示情報の変換を実施する指令が入力される。変換指令部411は、ふろ状況表示部403の表示情報を変換する指令を給湯ECU30に送信する。給湯ECU30の情報変換部301は、所定のプログラムによって演算を行うマイクロコンピュータ等の演算処理装置であり、ふろ状況表示部403の表示情報を予め定めた別の指標に基づく情報に変換する演算処理を実行する。情報変換部301によって演算処理された変換後の情報は、統合ECU41に送信され、表示制御部410は、この送信された変換後の情報に基づいてふろ状況表示部403の表示情報を変更する。
変換後のふろ状況表示部403の表示情報は、図8に示すように、ふろ状況表示部403の横に並ぶように変換情報表示部403Aに表示される。変換情報表示部403Aには、例えば、「湯張り完了まで残り約10分」と表示される。これは、現在の湯張り運転の状態から、設定された湯張り条件が満たされるまでの時間が「約10分」であることを提示している。また、変換情報表示部403Aの下方には、「確認」ボタン403Bが表示される。「確認」ボタン403Bを操作入力すると、図7に示す表示画面に戻るように設定されている。
次に、「ふろ状況表示部403」が操作された場合に、実行される演算処理手順について図9を参照して説明する。この演算処理は、主に給湯ECU30の情報変換部301によって実行される。ふろ状況表示部403が操作入力されると、図9のフローチャートが開始し、ステップ100で、現在湯張り運転中か否かを判定する。湯張り運転中でないと判定すると、表示情報の変更は行われず、本演算処理のフローチャートを終了する。つまり、「ふろ状況表示部403」が操作された場合であっても、湯張り運転中でないときは変換後の情報を提示できないため、表示情報の変更は行われない。
ステップ100で、湯張り運転中であると判定すると、ステップ110で、浴槽33に残湯がなく、かつ水位学習実績があるか否かを判定する。ステップ110でNOと判定すると、表示情報の変更は行われず、本演算処理のフローチャートを終了する。この水位学習実績は、ユーザーの設定によりふろ設定湯量が変更された後、または初めて設定された後(初回運転の設定後)、当該設定湯量での湯張り運転が終了する毎に、給湯ECU30の記憶装置に記憶される。つまり、水位学習実績があるとは、ふろ設定湯量が変更された後、1回以上湯張り運転が実施された実績があることを示している。
ステップ110でYESと判定すると、次にステップ120で、今回の湯張り運転が、ふろ設定湯量の変更後また設定後(以下、総称して「ふろ湯量変更後」ともいう。)、2回目以降の運転であるか否かを判定する。ステップ120でNOと判定されると、表示情報の変更は行われず、本演算処理のフローチャートを終了する。ステップ120で、2回目以降の湯張り運転であると判定すると、ステップ130で残りの湯張り時間を算出する。そして、給湯ECU30の情報変換部301は、統合ECU41に演算結果を送信し、表示制御部410は、演算結果を変換後情報として、図8に示すように変換情報表示部402Aに表示する。つまり、「ふろ状況表示部403」が操作された場合であっても、現在湯張り運転中でないこと、浴槽33が空の状態でなく残り湯があること、ふろ湯量変更後の1回目の湯張りであること、の少なくともいずれかを満たすときは、表示情報の変更を実施しない。
以下に、ステップ130で実行される「残り湯張り時間」の演算方法について、説明する。ステップ130では、「残り湯張り時間RT」を下記の(式3)または(式4)にしたがって算出する。
(式3)
RT=(湯張り時間学習値)−(湯張り時間開始から現在までの経過時間)
(式4)
ST=(ふろ設定湯量−湯張り時間開始から現在までの注湯量)÷(ふろ流量学習値)
(式3)で用いる「湯張り時間学習値」は、ふろ湯量変更後に実施された過去の湯張り時間実績の平均値である。なお、湯張り時間実績の平均値の算出に採用する過去実績は最大で7回分とし、古い実績は新しい実績に更新されるものとする。
また、(式4)で用いる「ふろ流量学習値」は、ふろ湯量変更後に実施された湯張りにおけるふろ流量実績の平均値である。湯張り毎のふろ流量実績は、湯張り1回分のふろ流量カウンタの積算値をふろ注湯実績時間で割ることにより算出することとする。なお、ふろ流量実績の平均値の算出に採用する過去実績は、最大で7回分とし、古い実績は新しい実績に更新されるものとする。
本実施形態の給湯装置2がもたらす作用効果を以下に述べる。給湯装置2は、タンク32の貯熱量を用いる給湯運転に関する給湯情報が表示され、操作入力可能に構成される所定の部位を有するタッチパネル40と、給湯運転を制御するとともに、タッチパネル40に表示される給湯情報の表示形態を制御する給湯ECU30と、を備える。タッチパネル40は、給湯情報の一例であるタンク32の状況が表示される部分であって、かつ操作入力可能な所定の部位に相当するタンク状況表示部402を有する。給湯ECU30は、タンク状況表示部402が操作入力された場合に、タンク状況表示部402に表示されていた給湯情報を予め定めた別の指標に基づいた情報に変換し、当該変換後の情報をタッチパネル40の画面に表示する。
これによれば、ユーザーは、給湯運転に関する情報のうち、現在のタンク32の状況について別の指標に基づいた情報を知りたいときに、タッチパネル40のタンク状況表示部402を操作して入力すればよい。このタンク状況表示部402には、水位を示したタンクの図柄が表示されており、ユーザーは、水位の高さを認識することにより、タンク32の貯熱量が半分レベル、満杯レベル、あるいはほとんどないレベルなのかを理解することはできる。しかしながら、実際にシャワーが何分使用できるのか、湯張りが何回できるのか、といった使用状況レベルにまで落とし込んだ情報はわからない。そこで、本実施形態の給湯装置2によれば、具体的な使用形態に照らしてどれぐらい実施可能な貯熱量であるかを別の指標として変換したものを表示するため、ユーザーにとって有益な情報を提示することができる。
さらに、本実施形態の給湯装置2は、ユーザーにとって有益なタンク状況をワンタッチで表示させることができる。すなわち、変換後の情報を表示するための操作の手順に階層がないため、表示のさせかた及び表示形態の変更のやり方がわかりやすく、知りたい情報を単純な、直感的操作によって表示することができる。したがって、給湯情報の表示形態の変更について、わかりやすい操作性で、かつ見やすい表示形態を実現できる貯湯式の給湯装置2を提供できる。
また、タッチパネル40は、給湯情報の一例である湯張り運転中の状況が表示される部分であって、かつ操作入力可能な所定の部位に相当するふろ状況表示部403を有する。給湯ECU30は、ふろ状況表示部403が操作入力された場合に、ふろ状況表示部403に表示されていた給湯情報を予め定めた別の指標に基づいた情報に変換し、当該変換後の情報をタッチパネル40の画面に表示する。
これによれば、ユーザーは、給湯運転に関する情報のうち、現在の湯張り運転中の状況について別の指標に基づいた情報を知りたいときに、タッチパネル40のふろ状況表示部403を操作して入力すればよい。このふろ状況表示部403には、水位を示した浴槽の図柄が表示されており、ユーザーは、水位の高さを認識することにより、現在の浴槽33の湯量が半分レベル、満杯レベル、あるいはほとんどないレベルなのかを理解することはできる。あるいは、現在、湯張りが進行中かどうかを知ることはできる。
しかしながら、あと何分で湯張りが終了するのかにまで落とし込んだ情報はわからない。そこで、本実施形態の給湯装置2によれば、湯張り終了時間を分レベルまで明確に落とし込んだ情報を表示するため、ユーザーにとって有益な情報を提示することができる。
給湯装置2によれば、給湯ECU30は、ふろ状況表示部403等の情報表示部が操作入力された場合に、情報表示部に表示されていた給湯情報と当該変換後の情報とをタッチパネル40に表示する。これによれば、変換前の情報と変換後の情報とを画面に表示することにより、ユーザーは一見して両者を見比べることができる。このため、ユーザーは、これらの情報の相関関係が理解しやすい。このような表示形態を提供することにより、当該給湯運転に関する情報について、ユーザーの理解度を向上させ、わかりやすい情報提供を実施することができる。
給湯装置2によれば、情報表示部に表示されていた給湯情報は、風呂の湯張り運転中であることを示す情報であり、当該変換後の情報は、当該湯張り運転が終了するまでの残り時間を示す情報である。さらに、ふろの湯張り運転中であることを示すふろ状況403が操作入力されたときに、給湯ECU30は、ステップ110でふろに湯が残っていないと判定した場合に、湯張り運転終了までの残り時間を求め、当該残り時間を示す情報をタッチパネル40に表示する。
これによれば、ふろの残湯がない場合に、湯張り運転終了までの残り時間を求めるため、当該残り時間を正確に算出することができる。したがって、ユーザーに対して正確な変換後の情報を提示することができる。また、当該条件を満たす場合に限り、当該残り時間を算出するため、湯張り運転の進行度合いについて正しい情報を提供できる。また、この情報提供により、ユーザーは、入浴する際に、時間を有効に使うことができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記実施形態では、給湯用水を加熱する加熱装置としてヒートポンプユニットを用いた給湯装置を用いた実施形態について説明したが、本発明に含まれる給湯装置は、貯湯タンクと加熱装置との間で給湯用水を循環させるウォータポンプなどの電気で駆動される機器を有する給湯装置であればよく、ガス燃焼機などを加熱装置とする給湯装置を用いてもよい。
上記実施形態では、浴室から離れた室内(例えば、リビング、台所等)に設置された表示画面に、操作入力可能な情報表示部が配置される形態を説明したが、本発明に含まれる情報表示部は、この表示画面に設けられる形態に限定するものではない。例えば、情報表示部は、浴室内や脱衣所等の浴室の隣室に設置された表示画面(コントローラ31の画面)に設けられる形態でもよい。
上記実施形態では、上記した演算方法にしたがってシャワー可能時間を算出するようにしているが、当該演算方法の代わりに、過去のシャワー可能時間実績を学習する機能を有し、シャワー可能時間の学習値を用いてシャワー可能時間を算出するようにしてもよい。
また、ユーザーによってタンク状況表示部等の情報表示部が操作入力されたときに、上記実施形態にしたがって、タンクの貯熱量をシャワー可能時間や湯張り可能回数に変換した結果が短い時間であったり、湯張り可能回数が1回未満であったりする場合には、状況が緊迫していることを表す図柄を表示するようにしてもよい。例えば、泣き顔、悲しい顔、驚いた顔のキャラクターを表示することができる。逆に十分に長い時間であったり、湯張り可能回数が複数回であったりする場合には、余裕度合いを表す図柄を表示するようにしてもよい。例えば、笑顔の顔のキャラクターを表示することができる。
20…ヒートポンプユニット(加熱装置)
30…給湯ECU(制御装置)
32…タンク
40…タッチパネル
402…タンク状況表示部(情報表示部)
403…ふろ状況表示部(情報表示部)

Claims (1)

  1. 給湯のための熱量を生成する加熱装置(20)と、
    前記加熱装置によって生成された前記熱量を貯えるタンク(32)と、
    前記タンクの貯熱量を用いる給湯運転に関する給湯情報が表示される画面であって、操作入力可能に構成される所定の部位を有するタッチパネル(40)と、
    前記給湯運転を制御するとともに、前記タッチパネルに表示される前記給湯情報の表示形態を制御する制御装置(30)と、
    を備え、
    前記タッチパネルは、前記給湯情報がそれぞれ表示される部分であって、かつ前記操作入力可能な前記所定の部位にそれぞれ表示される複数の情報表示部(402,403)を有し、
    前記制御装置は、複数の前記情報表示部のうち、所定の前記情報表示部が操作入力された場合に、操作入力された前記情報表示部に表示されていた前記給湯情報を具体的な使用形態に照らしてどれくらい実施できるかという別の指標に変換し、当該変換後の前記別の指標と変換前の前記給湯情報との両方を前記タッチパネルに表示するとともに操作入力されていない前記情報表示部を表示せず、さらに前記操作入力される前の表示形態に復帰するための操作入力部を新たに表示することを特徴とする貯湯式給湯装置。
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