JP5970341B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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本発明は、遊技場に設けられる遊技場用システムに関する。
遊技場には遊技機に対して不正を行うゴト集団が来場することがある。例えば特許文献1には、ゴト集団が複数の店員を接客状態としてから遊技機に対して不正を行うという事情から、接客状態中の店員が同時期に所定数以上であるときに異常報知を行うことが提案されている。
特開2010−213988号公報
遊技場には、上記したゴト集団とは別に、遊技場のルールを守り、遊技機に対して不正を行わない集団が来場することがある。この集団はゴト集団のように遊技機に対して不正を行うわけではないので、通常の遊技者と考える遊技場もあるものの、外見や遊技態度が非常に悪く、他の純粋に遊技を楽しむ常連の遊技者(常連客)が当該集団の近くでの遊技を敬遠して遊技場への来場を控えたりする虞等があるので、多くの遊技場では上記した集団の遊技場への来場を禁止したいと考えている。
しかしながら、この集団はゴト集団のように隣接する遊技機に並んで遊技するわけではなく、他の遊技者に紛れて点在して遊技する傾向にあり、店員の注意を引くこともないので、上記した従来のゴト集団を検出するシステムでは何れの遊技者が上記した集団のメンバーであるかを検出することは非常に難しい。そのため、上記した集団の来場を禁止したい場合は、店員が遊技場内を見回って外見や遊技態度の悪い遊技者を見つける程度のことしかできず、遊技場を悩ませていた。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える(ゴト集団とは別の)集団の遊技傾向から、その集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することが可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値による遊技を可能とする再遊技処理を実行する再遊技手段と、遊技場の会員となった遊技者を示す会員IDに対応付けて、前記獲得価値、及び前記再遊技処理を許容するための暗証番号を管理する会員管理手段と、暗証番号の操作入力、及び前記会員IDを受付可能であり、入力された暗証番号と前記会員管理手段により管理される暗証番号とを比較することにより前記再遊技処理を許容する認証手段と、前記認証手段により受付状態とされている会員IDに対応付けて前記会員管理手段により管理される暗証番号を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された暗証番号を比較し、前記会員管理手段により対応付けて管理される暗証番号が対応する前記会員IDをグループ化するグループ化手段と、前記グループ化手段によりグループ化された会員IDにより示される遊技者を報知対象とした報知処理を実行する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、前記再遊技処理を前記再遊技手段に実行させた遊技者が前記会員IDの非受付状態で前記一般発行処理を前記発行手段に実行させた場合、又は前記会員IDの非受付状態で予め設定される基準値以上の獲得価値が特定された場合に成立する異常獲得条件が成立したか否かを判定する異常獲得判定手段と、前記異常獲得判定手段により異常獲得条件が成立した旨が特定された遊技者に対応する会員IDが、前記グループ化手段によりグループ化されている場合に、当該会員IDを異常IDとして特定する異常ID特定手段と、を備え、前記報知手段は、グループ化された会員IDのうち前記異常ID特定手段により異常IDとして特定された会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記獲得情報、及び前記会員IDを受付可能であると共に、受付けた獲得情報により特定される獲得価値である受付獲得価値の清算に関連する清算処理として、当該受付獲得価値と交換対象となった景品とを対応付ける第1清算処理、及び受付けた会員IDに対応付けて管理される獲得価値を当該受付獲得価値により更新する第2清算処理を実行可能な清算手段と、前記異常獲得条件が成立した旨が特定された場合に、当該異常獲得条件に対応する一般発行処理により発行された前記獲得情報を異常獲得情報として特定する異常獲得情報特定手段と、を備え、前記異常ID特定手段は、前記異常獲得情報が受付けられることにより前記第2清算処理が実行された場合に、当該第2清算処理の対象となった会員IDを異常IDとして特定し、前記報知手段は、前記異常ID特定手段により異常IDとして特定された会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、受付状態にある会員IDが前記グループ化手段によりグループ化されている状態で、前記獲得価値更新処理が実行される場合に、当該会員IDに対応付けて管理される獲得価値と予め設定される基準値とを比較することにより除外条件が成立したか否かを判定する除外判定手段と、を備え、前記報知手段は、前記除外判定手段により除外条件が成立した会員IDにより示される遊技者を報知対象から除外することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、遊技機に対応して設けられ、前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、遊技機側から出力される遊技信号、及び前記認証手段に対する操作のうち少なくとも一方により成立する客交替条件が成立したか否かにより客交替を判定する客交替判定手段と、前記認証手段において前記グループ化手段によりグループ化された会員IDの受付状態が解除されてから、新たに予め定められる基準値以上の獲得価値が特定されることなく、前記発行手段に対応する遊技機において客交替が検出された場合に成立する除外条件が成立したか否かを判定する除外判定手段と、を備え、前記再遊技手段、及び前記認証手段は、遊技機に対応して設けられ、前記報知手段は、前記除外判定手段により除外条件が成立した会員IDにより示される遊技者を報知対象から除外することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記グループ化手段は、前記認証手段により受付状態とされた会員IDの受付状態が解消されてから、当該会員IDとは異なる会員IDが前記認証手段により受付状態とされ、更に、その受付状態が解消された会員IDの暗証番号と、当該受付状態とされた会員IDの暗証番号とが対応する場合に、両者の会員IDをグループ化することを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、前記再遊技処理を前記再遊技手段に実行させた遊技者が前記会員IDの非受付状態で前記一般発行処理を前記発行手段に実行させた場合、又は前記会員IDの非受付状態で予め設定される基準値以上の獲得価値が特定された場合に成立する異常獲得条件が成立したか否かを判定し、当該異常獲得条件が成立した旨を特定した場合に、当該異常獲得条件の成立に対応して特定された前記獲得価値を異常獲得価値として特定する異常獲得価値特定手段と、前記異常獲得価値と、当該異常獲得価値が特定された異常発行条件の成立に対応する再遊技処理が実行されたことに伴い受付けられた前記会員IDとを対応付ける異常獲得価値対応付手段と、前記獲得情報、及び前記会員IDを受付可能であると共に、受付けた獲得情報により特定される獲得価値である受付獲得価値の清算に関連する清算処理として、当該受付獲得価値と交換対象となった景品とを対応付ける第1清算処理、及び受付けた会員IDに対応付けて管理される獲得価値を当該受付獲得価値により更新する第2清算処理を実行可能な清算手段と、前記グループ化された会員ID、及び当該グループ化された会員IDと対応付けられた前記異常獲得価値のうち少なくとも一方が前記清算処理に関連し、当該清算処理が、その会員IDとグループ化された会員IDの前記認証手段による受付状態が解除されてから予め設定される基準期間内に行われた場合に、及びその受付状態の解除が、当該清算処理が実行されてから予め設定される基準期間内に行われた場合のうち少なくとも一方の場合に、当該受付状態が解消された会員IDを異常IDとして特定する異常ID特定手段と、を備え、前記報知手段は、グループ化された会員IDのうち前記異常ID特定手段により異常IDとして特定された会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、遊技場の会員となった遊技者を示す会員IDに対応付けて、獲得価値、及び再遊技処理を許容するための暗証番号を管理し、受付状態とされている会員IDに対応付けて管理される暗証番号を抽出して比較し、その対応付けて管理される暗証番号が対応する会員IDをグループ化し、そのグループ化した会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行する。即ち、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える(ゴト集団とは別の)集団は、複数の会員IDを発行するが、遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値を用いる再遊技を行う場合には共通の暗証番号を用いるという遊技傾向があることに着目し、暗証番号が対応する会員IDをグループ化し、そのグループ化した会員IDにより示される遊技者を報知対象とすることで、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
請求項2に記載した発明によれば、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、会員IDの受付状態で獲得価値を更新する(所謂貯玉する)ことなく、会員IDの非受付状態で獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する遊技傾向があるので、このような遊技傾向に基づいて対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
請求項3に記載した発明によれば、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、所謂貯玉がなくなると、会員IDの非受付状態で発行した獲得情報を集団のリーダーが一旦集めて一括して清算を行い、その清算にて貯玉を補充する遊技傾向があるので、このような遊技傾向に基づいて対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
請求項4に記載した発明によれば、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、所謂貯玉がなくなっても集団のメンバーが単独で貯玉を行わないこと、又は貯玉がある程度ある状態では貯玉を行わない遊技傾向があるので、このような遊技傾向に基づいて偶々暗証番号が一致した一般の遊技者を報知対象から除外することで、対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
請求項5に記載した発明によれば、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、獲得価値を一般発行処理により発行する場合には、再遊技を行うために受付状態とした会員IDの受付状態を解除してから計数を行う遊技傾向がある。一方、一般の遊技者の遊技傾向として、遊技終了時に会員IDの受付状態を解除するものの、計数を行う場合には、受付状態とした会員IDの受付状態を解除せずに会員IDを受付状態としたまま計数を行う遊技傾向がある。このような遊技傾向の違いに基づいて一般の遊技者を報知対象から除外することで、対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
請求項6に記載した発明によれば、遊技場の中には再遊技を行う際に1つの会員IDに対して1日当たりの上限を定める遊技場があり、この場合、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、1つ目の会員IDが上限に達すれば2つ目の会員IDを利用する遊技傾向があるので、この場合も、両者の会員IDの暗証番号が対応し、このような遊技傾向に基づいて対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
請求項7に記載した発明によれば、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、遊技場への入退場時期が同時期となる遊技傾向があるので、例えば集団のメンバーの1人が獲得価値を得られないまま集団の退場時期を迎えた場合に、そのメンバーが会員IDの受付状態を解除した前後の期間にて清算処理が実行され、このような遊技傾向に基づいて対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 遊技装置の記憶領域を示す図 管理装置の記憶領域を示す図 グループ情報出力画面を示す図 遊技装置が実行する遊技装置処理を示すフローチャート 管理装置が実行する管理装置処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技場用システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機2に1対1に対応して遊技装置3(再遊技手段、認証手段、発行手段に相当)が設置されている。2台の遊技機2及び2台の遊技装置3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6(会員管理手段、抽出手段、グループ化手段、報知手段、異常獲得判定手段、異常ID特定手段、異常獲得情報特定手段、除外判定手段、客交替判定手段、異常獲得価値特定手段、異常獲得価値対応付手段に相当)やPOS装置(景品交換装置)7(清算手段に相当)に接続されている。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機2が管理装置6の管理対象となる。又、本実施形態では上記したように遊技機2がパチンコ機であるので、遊技価値(遊技媒体)はパチンコ玉である。遊技機2がスロットマシンであれば、遊技価値はメダルである。
遊技機2は、発射装置を構成する操作ハンドル2a、上部受皿2b、下部受皿2cを有すると共に、盤面2dに、普図入賞口2e、第1始動口2f、第2始動口2g、液晶表示部2h、大入賞口2i等を有する。又、上部受皿2bの上面部には遊技者が操作可能な貸出釦2j及び返却釦2kが並んで設けられている。尚、貸出釦2j及び返却釦2kが設けられる部位は上部受皿2bの上面部以外であっても良い。遊技機2は以下の動作を行う。
(1)操作ハンドル2aが操作されたことにより盤面2dに発射された玉が第1始動口2f又は第2始動口2gに入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部2hにて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)第1始動口2fは入賞率が変動しない所謂ヘソタイプの入賞口である一方、第2始動口2gは普図抽選により入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口2iを開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個であり、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間のうち何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(5)確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口2gへの入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技装置3は、貸出機能と各台計数機能とを有する装置であり、遊技装置3の状態を表示する状態表示LED3a、遊技者が紙幣を投入するための紙幣投入口3b、各種の表示ランプや操作釦(発行釦、払出釦等)等を有する操作部3c、玉を遊技機2の上部受皿2bへと払出す払出ノズル3d、遊技者が会員カード8や一般カード9を挿入可能(受付可能)なカード挿入口3e、遊技機2の下部受皿2cから落下した玉を受ける受皿ユニット3f等を有する。遊技装置3は以下の動作を行う。
(1)遊技者が紙幣を紙幣投入口3bに投入すると、その投入金額を特定し、遊技者が遊技機2の貸出釦2jを押下することに応じて投入金額の範囲内で玉を遊技機2の内部の払出機構から遊技機2の上部受皿2bに貸出す。遊技者が「1000円」を投入し、遊技者が貸出釦2jを押下していない状態では、「1000円」を入金残高として記憶する。この状態から、例えば貸単価が「4円」であれば、遊技者が貸出釦2jを押下する毎に「125玉」、即ち、「500円(単位金額)」分の玉を貸出し、残りを入金残高として記憶する(更新する)。即ち、遊技者が投資金額として「1000円」を投入した場合であれば、遊技者が貸出釦2jを1回押下すると、入金残高を「500円」に更新し、遊技者が貸出釦2jを更に1回(計2回押下すると)、入金残高を「0円」に更新する。
(2)遊技機2の下部受皿2cから落下した玉を受皿ユニット3fにより受けると、その玉を計数部(図示せず)にて計数し、計数を完了すると、その計数結果である計数値を持玉に加算する(遊技者が獲得した獲得価値を特定する)。
(3)遊技者が操作部3cの発行釦を押下すると、会員カード8を受付けていれば、計数部による計数結果により加算した持玉の玉数(持玉数)を会員カード8に記録して(更新して)カード挿入口3eから発行し(獲得価値更新処理を実行し)、会員カード8を受付けていなければ、計数部による計数結果により加算した持玉の玉数を一般カード9に記録してカード挿入口3eから発行する(一般発行処理を実行する)。このとき、会員カード8又は一般カード9を発行した旨(会員カード8又は一般カード9に記録した玉を特定可能な情報も含む)を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する。
(4)遊技者が操作部3cの払出釦を操作すると、計数部による計数結果により加算した持玉の玉数が基準持玉の玉数(例えば1玉)以上であれば(持玉があれば)、その持玉数の範囲内で玉を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2fに払出し、その払出した玉数を持玉から減算する一方、持玉の玉数が基準持玉の玉数以上でなければ(持玉がなければ)、会員カード8を受付けていることを条件とし、その会員カード8に対応して管理装置6が管理する貯玉口座に記録されている貯玉数の範囲内で玉(再プレイ(再遊技)玉)を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2fに払出し、その払出した玉数の対価に相当する貯玉数(払出した玉数)を当該貯玉口座の貯玉から減算する。このとき、再プレイ玉を払出した旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する。
遊技機2及び遊技装置3側からは次に示す遊技信号が出力される。
「アウト信号」:消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機2から出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機2から出力される遊技中の入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値である入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「始動信号」:遊技機2から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号である。第1始動口2f又は第2始動口2gへの入賞により変動(動作)する液晶表示部2h(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「始動信号数×1」をスタートとして特定する。尚、第1始動口2f又は第2始動口2gへの入賞に応じて出力される始動入賞信号を始動入賞すれば図柄変動したものと見做して始動信号としても良い。
「大当たり信号」:遊技機2から出力される大当たりを特定可能な信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号であるので、大当たり信号入力中を大当たり中として特定する。
「特別状態信号」:遊技機2から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口2gの入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号であるので、特別状態信号の入力中を特別状態中として特定する。尚、大当たり確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。又、大当たり信号と特別状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
「売上信号」:遊技装置3から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号である。遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、「売上玉数×貸出単価(例えば4円)」を売上額として特定する。
管理装置6は、主装置6a、キーボード6b、マウス6c、モニタ6d及びプリンタ(図示せず)等を有する。管理装置6は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機2や遊技装置3との間で各種信号や各種情報を中継装置4を介して入出力すると共に、POS装置7との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部等を有し、制御プログラムを実行することで、遊技機2や遊技装置3等から入力する遊技信号に基づいて遊技機2の稼動状態を特定すると共に遊技機2毎の遊技データ(アウト、セーフ、差玉、スタート回数、大当たり回数、出玉率、売上等)や機種毎の遊技データを算出して管理したり、POS装置7から入力する交換情報に基づいて景品交換の履歴や持玉の貯玉口座への預入れの履歴等を管理したりする。又、管理装置6は、後述する図3に示すように、会員ID、暗証番号、貯玉等を対応付けて管理する。
POS装置7は、遊技場の従業員が操作するキーボード7a、液晶表示部7b、会員カード8や一般カード9を挿入可能(受付可能)なカード挿入口7c等を有する。POS装置7は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、管理装置6との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部等を有し、制御プログラムを実行することで、遊技者から遊技場の店員に提出された会員カード8や一般カード9がカード挿入口7cに挿入されると、その挿入された会員カード8や一般カード9に記録されている持玉数や貯玉数をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った持玉数や貯玉数に対応する景品(例えば特殊景品等)の個数を算出して液晶表示部7bに表示したり(第1清算処理を実行したり)、その読取った持玉数の持玉を管理装置6が管理する貯玉口座へと預入れたりする(貯玉する)(第2清算処理を実行したりする)。このとき、景品交換や持玉の貯玉口座への預入れを特定可能な交換情報を管理装置6に出力する。
さて、上記した[発明が解決しようとする課題]の欄にて説明したように、遊技場には、遊技機2に対して不正を行うゴト集団とは別に、遊技機2に対して不正を行わないが、外見や遊技態度が非常に悪く、他の純粋に遊技を楽しむ常連の遊技者(常連客)が当該集団の近くでの遊技を敬遠する集団が来場することがある。そして、遊技場側としては、そのような集団の遊技場への来場を敬遠したいと考えている。
又、近年、遊技場では当局の指導により再プレイを可能とする再プレイ手数料を徴収することが禁止されている。遊技場にとっては、再プレイ手数料を徴収しないと、貸単価と交換単価との差(交換率の差)から損失が生ずるが、再プレイ自体を禁止すると、再プレイを純粋に利用していた遊技者を不快にさせてしまう虞があるので、再プレイ手数料分は遊技者へのサービスとして再プレイを継続して許容している。しかしながら、遊技場が再プレイ手数料を徴収しないことを逆手にとって遊技する集団が存在する。このような集団は、上記した集団、即ち、遊技機2に対して不正を行わないが、外見や遊技態度が非常に悪く、他の純粋に遊技を楽しむ常連の遊技者が当該集団の近くでの遊技を敬遠する集団と類似し、所謂攻略集団(交換率の差、再プレイ手数料を徴収しないサービスを利用する攻略的要素が大きい集団)と称され、再プレイ手数料が徴収されずに遊技することで、再プレイを利用しない他の遊技者と比較して有利な状況で遊技している。遊技場側としては、上記した再プレイ手数料を徴収しないというサービスを、再プレイを純粋に利用する遊技者、即ち、常連客のみに提供したいと考えるが、攻略集団が多人数で遊技場に来場して当該サービスを利用すると、利益を得難い状況となるので、外見や遊技態度の要素以外にも、上記した理由により攻略集団の遊技場への来場を敬遠したいと考えている。
ここで、攻略集団について説明する。攻略集団は、リーダーが他人名義(リーダーは主に男性だが、名義は複数の女性とすることが多い)で会員カード8を遊技場に発行させ(会員カード8を発行させる時点では女性が発行を受けることが多い)、その会員カード8に貯玉した上で、遊技する際に攻略集団のメンバーに当該貯玉した会員カード8を配り、会員カード8を受取ったメンバーが貯玉による手数料なしの再プレイにより遊技を行う。再プレイを行う際には暗証番号を操作入力する必要があるが、会員カード8毎に異なる暗証番号を登録すると、どの会員カード8の暗証番号がどの暗証番号であるかを管理する(会員カード8と暗証番号とを対応付けて管理する)必要があるので、どの会員カード8にも共通した暗証番号を登録する傾向がある。又、遊技場の中には1日等の予め設定された期間で再プレイ玉数を制限する遊技場もあるので、メンバーは、一の会員カード8を用いて再プレイを行って再プレイ玉数が上限に達すると、別の会員カード8を用いて再プレイを行うことになるが、この場合も、その2枚の会員カード8の暗証番号は共通した暗証番号となる。
メンバーが再プレイの遊技により獲得した出玉(獲得価値)はリーダーが景品交換して清算する。ここで、リーダーが会員カード8を何枚も持って清算すると店員に怪しまれるので、メンバーは再プレイの遊技により獲得した出玉を会員カード8に貯玉せず、敢えて一般カード9に記録して発行させ、その発行させた一般カード9と会員カード8とをリーダーへと手渡す。リーダーはメンバーから回収した一般カード9を清算するが、この際、再プレイの遊技により貯玉がなくなった、又は貯玉が少なくなった会員カード8があれば、その会員カード8に出玉の全部又は一部を貯玉し、残りを景品交換する。以上を総括すると、攻略集団の遊技傾向として、
(ア)現金による遊技を行わずに再プレイによる遊技を行う。
(イ)複数の会員カード8に共通の暗証番号を登録する。
(ウ)1人の遊技者が複数の会員カード8を共通の暗証番号にて連続して使用する。
(エ)出玉を会員カード8に貯玉せず、一般カード9に記録して発行させる。
(オ)複数の一般カード9を同時期に清算する。
(カ)一般カード9を清算する際に、貯玉がなくなった、又は貯玉が少なくなった会員カード8があれば、その会員カード8に出玉の全部又は一部を貯玉する。
(キ)遊技者の性別と会員カード8に登録される性別とが異なる。
等が挙げられる。本発明では、攻略集団を検出することを目的とし、このような遊技傾向に着目した上で遊技装置3及び管理装置6等が以下のように動作することで、攻略集団を検出可能とする。
上記した構成において、遊技装置3は、本発明に関連して図2に示す各種情報を記憶可能な記憶領域を有する。遊技装置3の記憶領域に記憶される各項目の意味は以下の通りである。尚、遊技装置3は、後述する図5に示す遊技装置処理を実行することで、記憶領域の内容を更新する。
「端末ID」:遊技装置3を特定可能な遊技装置IDである。
「受付ID」:現在受付中(カード挿入口3hに挿入されている)の会員カード8又は一般カード9のIDである。
「受付中媒体」:現在受付中のカードであり、会員カード8又は一般カード9の何れかである。
「前回会員ID」:前回受付けていた会員カード8のIDであり、会員カード8の発行後から発行フラグが「0」となるまで記憶される。
「暗証番号」:操作入力された暗証番号を照合する際に利用する番号であり、操作入力された暗証番号が当該暗証番号と一致すれば、正規の暗証番号であるとして再プレイを許可し(可能とし)、操作入力された暗証番号が当該暗証番号と一致しなければ、正規の暗証番号でない(非正規の暗証番号である)として再プレイを許可しない(可能としない)。
「貯玉」:遊技者が遊技場へと預入れた(管理装置6にて会員IDと対応付けて管理される)持玉であり、貯蓄価値である。
「持玉」:遊技者が遊技により獲得した出玉であり、獲得価値である。
「再プレイフラグ」:操作入力された暗証番号が正規の暗証番号であり、再プレイを許容するか否かを示すフラグである。
「発行フラグ」:会員カード8と一般カード9とを対応付けるためのフラグであり、発行処理後に客交替を検出するまで「1」となり、「1」の状態で行われた計数処理又は発行処理に対応する一般カード9と前回会員IDとを対応付ける。
管理装置6は、本発明に関連して図3に示す各種情報を記憶可能な記憶領域を有する。管理装置6の記憶領域に記憶される各項目の意味は以下の通りである。尚、管理装置6は、後述する図6に示す管理装置処理を実行することで、記憶領域の内容を更新する。
「会員ID」:会員(会員カード8)を特定可能なIDである。
「最終端末」:利用中であるか否かに関わらず会員カード8を受付けた最終端末IDである(遊技装置3であれば対応する遊技機2のID(台番)となる)。尚、営業日当日に会員カード8を受付けていなければ「−」となる。
「遊技フラグ」:遊技中であるか否かを示すフラグであり、会員カード8の発行処理後も、玉計数や稼動の検出がないまま経過期間が第1基準期間(3分)に達するまで、又は発行フラグが「0」となるまで等、客検出が行われるまで「1」となる。
「対応ID」:発行フラグにより会員IDに対応付けた一般カード9のIDである。
「状態」:異常会員であるか否かを示し、対応する会員IDの会員が異常会員であれば「異常」となり、異常でなければ「−」となる。
「グループ」:遊技フラグが「1」の会員のうち暗証番号が共通する会員IDをグループ化したグループIDであり、営業開始時からの連番である。尚、グループ化していなければ「−」となる。
「異常G」:異常会員のグループIDであり、システム導入時等からの連番である。
「経過期間」:会員カード8又は一般カード9を発行してからの経過期間である。
次に、上記した構成の作用について、図4乃至図6を参照して説明する。図5は、遊技装置3が本発明に関連して実行する遊技装置処理をフローチャートにより示しており、図6は、管理装置6が本発明に関連して実行する管理装置処理をフローチャートにより示している。これら遊技装置処理、及び管理装置処理について順次説明する。
(1)遊技装置処理
遊技装置3は、遊技装置処理を開始すると、待機状態として、会員カード8を受付中であるか否かを判定し(A1)、会員カード8を受付けたか否かを判定し(A2)、一般カード9を受付けたか否かを判定し(A3)、売上が発生したか否かを判定し(A4)、玉を計数したか否かを判定し(A5)、発行釦が押下されたか否かを判定し(A6)、払出釦が押下されたか否かを判定する(A7)。
遊技装置3は、遊技者が会員カード8をカード挿入口3eに挿入したことで、会員カード8を受付けたと判定すると(A2:YES)、受付けた会員カード8を特定可能なカード情報を含むカード問合信号を管理装置6に出力し(A8)、発行フラグを「0」に設定し(A9)、遊技者からの暗証番号の操作入力を待機する(A10)。遊技装置3は、遊技者が暗証番号の操作入力を行ったと判定すると(A10:YES)、その遊技者から操作入力された暗証番号が正規の暗証番号であるか否かを判定する(A11)。遊技装置3は、遊技者から操作入力された暗証番号が正規の暗証番号であると判定すると(A11:YES)、再プレイフラグを「1」に設定する(A12)。遊技装置3が会員カード8の受付状態で再プレイフラグを「1」に設定することで、遊技者は再プレイを行うことが可能となる。一方、遊技装置3は、遊技者から操作入力された暗証番号が正規の暗証番号でない(非正規の暗証番号である)と判定すると(A11:NO)、所定のエラー処理(正規の暗証番号でない旨を報知する処理)を実行する(A13)。
遊技装置3は、遊技者が払出釦を押下したと判定すると(A7:YES)、その時点で持玉があるか否かを判定し(A14)、持玉があると判定すると(A14:YES)、その持玉数の範囲内で玉(払戻玉)を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2fに払出し、その払出した玉数を持玉から減算する(A15)。一方、遊技装置3は、持玉がないと判定すると(A14:NO)、再プレイフラグを「1」に設定しているか否かを判定し(A16)、再プレイフラグを「1」に設定していると判定すると(A16:YES)、貯玉数の範囲内で玉(再プレイ玉)を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2fに払出し(再プレイを許可し)、その払出した玉数の対価に相当する玉数を貯玉から減算する(A17)。
そして、遊技装置3は、貯玉を減算したことで貯玉がなくなった(貯玉数=0)か否かを判定し(A18)、貯玉がなくなっていないと判定すると(A18:NO)、貯玉を減算した旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する(A19)。一方、遊技装置3は、貯玉がなくなったと判定すると(A18:YES)、再プレイフラグを「0」に設定し(A20)、再プレイを禁止し、貯玉がなくなった旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する(A19)。尚、遊技装置3は、持玉がない状態で遊技者が払出釦を押下しても再プレイフラグを「1」に設定していないと判定すると(A16:NO)、玉を払出ノズル3dから遊技機2の上部受皿2fに払出すことはない(再プレイを許可しない)。
遊技装置3は、遊技者が発行釦を押下したと判定すると(A6:YES)、その時点で会員カード8を受付中であるか否かを判定し(A21)、会員カード8を受付中であると判定すると(A21:YES)、受付中の会員カード8をカード挿入口3eから発行する会員カード発行処理を実行する(A22)。このとき、遊技装置3は、会員カード8を発行したことに対応して発行フラグを「1」に設定し(A23)、再プレイフラグを「0」に設定し(A20)、会員カード8を発行した旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する(A19)。即ち、遊技者が、会員カード8を受付状態とし、払出釦を押下して再プレイ玉の払出しを受けて再プレイによる遊技が許可された状態で、発行釦を押下して会員カード8の受付状態を解除すると、遊技装置3は、発行フラグを「1」に設定する。一方、遊技装置3は、会員カード8を受付中でないと判定すると(A21:NO)、一般カード9をカード挿入口3eから発行する一般カード発行処理を実行し(A24)、一般カード9を発行した旨を特定可能な更新情報を管理装置6に出力する(A19)。
遊技装置3は、玉を計数したと判定すると(A5:YES)、持玉を加算し(A25)、その時点で会員カード8を受付中であるか否かを判定する(A26)。遊技装置3は、会員カード8を受付中でない、即ち、会員カード8の非受付状態で玉を計数したと判定すると(A26:NO)、その時点で発行フラグを「1」に設定しているか否かを判定する(A27)。遊技装置3は、その時点で発行フラグを「1」に設定していると判定すると(A27:YES)、その時点で異常信号を管理装置6に出力済みであるか否かを判定し(A28)、その時点で異常信号を管理装置6に出力済みでない(未出力)であると判定すると(A28:YES)、異常信号を管理装置6に出力する(A29)。即ち、遊技者が、会員カード8を受付状態とし、払出釦を押下して再プレイ玉の払出しを受けて再プレイによる遊技が許可された状態で、発行釦を押下して会員カード8の受付状態を解除し、その会員カード8の受付状態を解除した状態で玉を計数すると、遊技装置3は、異常信号を管理装置6に出力する。
一方、遊技装置3は、会員カード8を受付中である、即ち、会員カード8の受付状態で玉を計数したと判定すると(A26:YES)、持玉が基準値(例えば1000玉)を超えているか否かを判定し(A30)、持玉が基準値を超えていると判定すると(A30:YES)、グループ解除信号を管理装置6に出力する(A31)。又、遊技装置3は、遊技者が一般カード9をカード挿入口3eに挿入したことで、一般カード9を受付けたと判定すると(A3:YES)、持玉を更新し(A32)、客交替信号を管理装置6に出力し(A33)、発行フラグを「0」に設定する(A34)。又、遊技装置3は、売上が発生したと判定すると(A4:YES)、この場合も、客交替信号を管理装置6に出力し(A33)、発行フラグを「0」に設定する(A34)。
即ち、遊技装置3は、上記した一連の処理により、会員カード8を発行した(一旦受付状態とした会員カード8の受付状態を解除した)ことで発行フラグを「1」に設定し、その後、会員カード8又は一般カード9を受付けたり、売上が発生したりする等、遊技者が交替した(客交替した)旨を特定すると、発行フラグを「0」に設定するが(A9、A34)、客交替を特定しないまま玉を計数した場合には、異常信号を管理装置6に出力する。尚、フローチャート上では発行フラグが「1」の状態で計数した場合に対応付や異常会員の特定を行っているが、一般カード9の発行時に発行フラグが「1」の状態であることを条件として対応付や異常会員の特定を行っても良い。又、客交替検出時に発行フラグを「0」とするので、一般カード9を発行しても発行フラグを「0」としない。即ち、遊技者が一般カード9の発行後に、更に計数して一般カード9を発行した場合は、複数の一般カード9のIDが対応IDとして1つの会員IDに対応付けられる。これは、攻略集団が複数の一般カード9を発行して他のメンバーに会員カード8の代わりに遊技するように促すためである。よって、フローチャートには示していないが、一般カード9を受付けた際は受付けた一般カード9が会員カード8に対応付済みであるか否かを判定し、対応付済みであれば異常信号を出力しても良い。
(2)管理装置処理
管理装置6は、管理装置処理を開始すると、遊技装置3からカード問合信号、グループ解除信号、客交替信号、更新情報、異常信号の何れを入力したか否かを判定し、POS装置7から交換情報を入力したか否かを判定する(B1〜B6)。管理装置6は、遊技者が会員カード8をカード挿入口3eに挿入したことで、遊技装置3からカード問合信号を入力したと判定すると(B1:YES)、その入力したカード問合信号に含まれるカード情報に対応する会員IDを特定し、その特定した会員IDに対応する暗証番号(問合せカードの暗証番号)を特定する(B7)。
管理装置6は、その特定した暗証番号が遊技中暗証の中に存在するか否かを判定し(B8)、その特定した暗証番号が遊技中暗証の中に存在する判定すると(B8:YES)、その暗証番号が共通する会員IDをグループ化し(B9)、暗証番号や貯玉数等を特定可能な会員情報を遊技装置3に出力し(B10)、その特定した暗証番号を遊技中暗証とする(遊技フラグを「1」に設定する)(B11)。図3では、例えば会員ID「12345」、「12347」、「12351」を暗証番号「6541」で共通するグループとしてグループ化し、会員ID「12348」、「12349」を暗証番号「7777」で共通するグループとしてグループ化した場合を例示している。グループ化により付与されるグループIDは当日の営業開始時を「1」とした連番である。尚、会員ID「12350」も会員ID「12348」等と暗証番号が共通しているが、会員ID「12350」をグループから除外している理由については後述する。
次いで、管理装置6は、前回会員ID(前回受付けていた会員カード8のID)と暗証番号が対応するか(同じ暗証番号であるか否か)を判定する(B12)。これは、再プレイ上限に応じた複数の会員カード8を利用した攻略集団の手口を特定するためである。管理装置6は、前回会員IDと暗証番号が対応すると判定すると(B12:YES)、前回会員IDと今回会員IDとをグループ化する(B13)。一方、管理装置6は、前回会員IDと暗証番号が対応しないと判定すると(B12:NO)、該当する台番の前回会員IDをグループ化済みであるか否かを判定し(B14)、該当する台番の前回会員IDをグループ化済みであると判定すると(B14:YES)、前回会員IDをグループから除外する(B15)。即ち、管理装置6は、客交替により、攻略集団ではなく偶々暗証番号が一致した(除外条件が成立した)として前回会員IDをグループから除外する。
又、管理装置6は、遊技装置3から客交替信号を入力したと判定すると(B3:YES)、この場合も、該当する台番の前回会員IDをグループ化済みであるか否かを判定し(B14)、該当する台番の前回会員IDをグループ化済みであると判定すると(B14:YES)、前回会員IDをグループから除外する(B15)。
管理装置6は、遊技装置3からグループ解除信号を入力したと判定すると(B2:YES)、対応する会員IDをグループ化済みであるか否かを判定し(B16)、対応する会員IDをグループ化済みであると判定すると(B16:YES)、該当する会員IDの貯玉が基準値(例えば5000玉)を超えているか否かを判定し(B17)、該当する会員IDの貯玉が基準値を超えている(除外条件が成立した)と判定すると(B17:YES)、該当する会員IDをグループから除外する(B18)。即ち、管理装置6は、貯玉があるにも関わらず計数により持玉を増やしたと判定すると、該当する会員IDをグループから除外する。図3では、例えば会員ID「12350」を、会員ID「12348」や「12349」と暗証番号「7777」で共通するが、その対応する貯玉が基準値を超えた状態で貯玉しているので、グループから除外した場合を例示している。
管理装置6は、遊技装置3から異常信号を入力したと判定すると(B6:YES)、その入力した異常信号により前回会員IDを特定し、その特定した前回会員IDをグループ化済みであるか否かを判定し(B19)、前回会員IDをグループ化済みであると判定すると(B19:YES)、異常会員として特定し、対応会員IDを異常会員に設定し、対応する一般カード9のIDを異常ID(対応ID)として記憶する(B20)。図3では、会員ID「12345」、「12347」、「12348」にそれぞれ対応ID「125005」、「122003」、「139002」を記憶し、異常会員として特定した場合を例示している。管理装置6は、このように会員カード8の発行後に客交替することなく計数が行われ、暗証番号が対応することによりグループ化されていれば、異常条件が成立したとして異常会員を特定する。
又、管理装置6は、POS装置7から景品交換に応じて交換情報を入力したと判定すると(B4:YES)、一般カード9の合算数(1回の交換処理で複数の一般カード9を受付けた場合の2枚目以降の一般カード9の交換数)基準値(例えば1回)を超えているか否かを判定する(B21)。管理装置6は、一般カード9の合算数が基準値を超えていると判定すると(B21:YES)、合算した一般カード9に異常会員に対応するカードがあるか否かを判定する(B22)。管理装置6は、合算した一般カード9に異常会員に対応するカード(対応IDとして示される一般カード9)があると判定すると(B22:YES)、交換処理に関わる会員ID(合算した一般カード9に対応する会員IDだけでなく貯玉した会員IDを含む会員ID)を同一異常Gとして特定する(B23)。この場合、暗証番号により異なるグループを特定しても同一異常Gとして特定することが可能となる。又、管理装置6は、後述するように発行から経過期間により異常会員として特定できなかった会員IDも異常会員として特定し(B24)、会員データベース(記憶領域)を更新する(B25)。
即ち、管理装置6は、攻略集団の遊技傾向として、メンバーが獲得した一般カード9により特定される持玉をリーダーが一括して景品交換し、この際、再プレイにて貯玉がなくなった会員カード8があれば当該会員カード8に貯玉することに対応し、一般カード9の合算数が基準値を超えており、その中に対応IDの一般カード9があれば、攻略集団であると判定し、その持玉にて貯玉された会員カード8も攻略集団が利用していると特定して異常会員を特定する。この場合、既に異常会員として特定した会員IDも含めて同一の異常グループ(異常G)として特定する。図3では、会員ID「12346」を異常G「25」として特定した場合を例示している。尚、この場合、対応IDにより特定される会員IDの暗証番号と貯玉対象の会員IDとが対応する暗証番号であることを条件として貯玉対象の会員IDを異常会員として特定しても良い。
又、攻略集団の遊技傾向として、メンバーが景品交換時に一斉に退場する、即ち、出玉を得ていないメンバーの会員カード8が発行されてからの短い期間で交換処理が行われることに対応し、会員カード8の発行後からの経過期間が基準期間(例えば10分)内の会員IDであって、清算処理(交換処理)に関連する会員IDと同グループの会員IDを異常会員とし、同一異常Gとして記憶する。例えば図3に示す会員ID「12345」又は「12347」に対応する一般カード9が交換された場合には会員ID「12345」又は「12347」だけでなく、同一グループで経過期間が基準期間内の会員ID「12351」も同一異常Gとして特定する。尚、会員カード8の発行後の経過期間だけでなく交換処理後の経過期間が基準期間内に発行処理が行われた会員IDを異常会員として特定しても良い。
図4は、グループ化した遊技者の遊技場内における点在状況を示すグループ情報出力画面である。図4における数値は台番(遊技機ID)を示し、遊技場の遊技機2の配置状況を、台番を特定可能に出力している。この場合の出力は表示でも良いし印字でも良い。ここでは、図3で説明したように採番したグループID毎に色分け(例えば赤、青、黄、緑等)することで識別可能に出力している。図4では、台番の横にa〜hを付すことで、グループID毎に色分けしていることを示している。例えば3番台、8番台、14番台、19番台、26番台、33番台、41番台、45番台で遊技している遊技者は同じグループ(第1グループ)であり、例えば50番台、53番台、54番台、58番台、64番台、68番台、70番台で遊技している遊技者は同じグループ(第1グループとは別の第2グループ)である。又、異常会員であると判定した会員は2重枠により識別出力し、異常Gであると判定した会員は文字白抜きにより識別出力している。
又、グループ情報出力画面にて台番を選択する(例えばマウス6cにてクリック等する)と、図4には示していないが、その選択した遊技機2の遊技情報や遊技する遊技者の会員情報等を抽出して出力する(ポップ表示等する)と共に、その選択した台番をグループから除外するか否かを設定する操作が可能となる。例えば320番台や392番台等のようにグループ化した他の会員と余りに遠くで遊技する会員や例えば再プレイ玉数が上限に達して現金を投資して遊技する遊技者等を遊技情報にて特定した場合に、その選択した台番をグループから除外するような設定操作が可能となる。
異常会員であると特定した遊技者は会員カード8を挿入した時点で検出し、その旨を音声、表示、印字等により報知することで、その異常会員の退場(遊技場からの退出)を遊技場の従業員により促すことが最適であるが、どれぐらいの人数が攻略集団にいるかやどのような遊技機2を狙って遊技するかの傾向を把握するために、その異常会員の遊技を一旦受入れ、その異常会員の遊技状況を示す出力として図4を採用しても良い。又、遊技装置3等に各台カメラを設ける等して遊技機2に対応する撮像手段を設け、その撮像手段が撮像した遊技者の画像と会員IDとを関連付けて報知対象とする遊技者の画像を特定しておき、撮像した遊技者の画像が当該報知対象して特定した遊技者の画像に対応する場合に報知することで異常IDにより示される遊技者を報知対象としても良い。この場合、報知時に異常IDを特定することなく遊技者を報知対象とすることが可能となる。更に、撮像手段により撮像した遊技者の性別を判定し、受付けた会員カード8に登録される性別と異なることを条件としてグループ化しても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、遊技者が再遊技を行うために操作入力する暗証番号を会員IDと対応付けて管理し、受付状態の会員IDに対応付けて管理している暗証番号を比較し、その暗証番号が対応する会員IDをグループ化し、そのグループ化した会員IDの遊技者を報知対象とするようにした。即ち、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える(ゴト集団とは別の)集団は、複数の会員IDを発行するが、遊技者が獲得した出玉を用いる再遊技を行う場合には共通の暗証番号を用いるという遊技傾向があることに着目し、暗証番号が対応する会員IDをグループ化し、そのグループ化した会員IDの遊技者を報知対象とすることで、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。
この場合、遊技場側が遊技場への来場を敬遠したいと考える集団の遊技傾向として、会員カード8に貯玉することなく一般カード9を発行する遊技傾向や、貯玉がなくなると一般カード9を清算する際に貯玉を補充する遊技傾向等に着目することで、対象となる集団のメンバーである可能性の高い遊技者を高い精度で検出することができる。又、貯玉がなくなっても集団のメンバーが単独で貯玉を行わないこと、又は貯玉がある程度ある状態では貯玉を行わない遊技傾向に着目することで、偶々暗証番号が一致した一般の遊技者を報知対象から除外することもできる。又、再プレイを行うために受付状態とした会員IDの受付状態を解除してから計数を行う遊技傾向に着目することで、会員IDの受付状態を解除せずに会員IDを受付状態としたまま計数を行う一般の遊技者を報知対象から除外することもできる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
対応する暗証番号として同一である暗証番号を例示したが、例えば「1234」、「2345」等の連番であること、会員IDの下4桁と同一の暗証番号等、その対応関係を予め設定する等して暗証番号を対応付する条件を特定しておけば、どのような基準で暗証番号が対応するかを特定しても良い。
偶然性を排除するため、暗証番号の対応だけでは異常会員としなかったが、暗証番号が対応するだけで異常会員とし、その異常会員により示される遊技者を報知対象としても良い。尚、報知とは異常会員である旨を報知するだけでなく、図4のように表示する態様も含む表現である。
暗証番号として例えば会員の誕生日や「7777」等、通常会員が採用し易い暗証番号をグループ対象から除外しても良い。尚、その除外した暗証番号は他の条件により異常会員とする一方、その他の暗証番号は暗証番号が対応することにより異常会員とすることが望ましい。
連続で受付けた会員カードの暗証番号が対応する場合にグループ化したが、更に前の会員カードの再プレイ数が上限に達していることをグループ化の条件としても良い。又、交換処理時の合算数が所定数以上の場合にグループ化したが、貯玉したことを条件としてグループ化しても良いし、合算したことを条件として異なるグループを同一異常Gとしても良い。
客交替信号の入力(客交替判定)時に前回会員IDをグループから除外したが、第2経過期間に応じた異常会員とする処理を考慮して第2経過期間の経過後にグループから除外しても良い。
各台計数機能を備えた遊技装置を例示したが、再プレイ機能を備えていれば必ずしも各台再プレイ機能を備える必要はない。この場合、島端の計数機にて計数することになるが、島端計数機にて台番入力させ、再プレイ時には会員カードを利用しているが、計数時には会員カードを利用しない場合に、実施形態と同様に異常会員である旨を特定しても良い。
規則等により一般カードに持玉等を記録することができないこともあるので、管理装置にて持玉等を管理し、IDにより持玉等を特定しても良い。即ち、持玉を特定可能であれば必ずしもカード自体に持玉等を直接記録しなくとも良い。会員カード等も同様に貯玉や持玉を書込んでも勿論良い。
IDとしてはカードに記録されているIDだけでなく発行処理等に応じて発行されるようなIDにより一般カードを特定しても勿論良い。又、一般カードや会員カードはカード状の記録媒体だけでなく、例えば所謂レシート等の紙状の記録媒体、コイン型の記録媒体、遊技者の携帯電話機等としても良い。例えば生体認証により指紋等をIDとして持玉に対応付けても良い。即ち、発行処理とは記録媒体を払出す処理だけを示すのではなく、記録媒体を払出すことなくID等の獲得情報に持玉等の情報を対応付ける処理も示す。
持玉の更新を直接的に行ったが、「計数玉−払出玉」等の演算式にて間接的に更新する等、遊技情報の特定方法はどのような方法を採用しても良い。又、例示した全ての数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。更に基準値として数値を示したが、上限と下限を定めた範囲を基準値としても良い。
対象となる遊技機として、遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機やスロットマシン等も採用することができ、その場合は、遊技価値としてメダルを採用することとなる。尚、封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現している。
貸出機能を有しない遊技装置にて処理を実行する場合、貸出機から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号により売上玉数や売上額を特定すれば良い。又、遊技装置が行う処理の一部を中継装置や管理装置等にて行う構成としても良いし、同様に管理装置が行う情報処理の一部を中継装置や遊技装置等にて行う構成としても良い。
変形例も含め、例示した構成はどのように組合わせても良い。又、例えば連続で受付けた会員カードをグループ化する場合は再プレイに上限値がなければ有効でなく誤検出の虞が高まることもあるので、例示した全ての構成は設定処理により有効としたり、無効としたり変更可能とすることが望ましい。
図面中、1は遊技場用システム、2は遊技機、3は遊技装置(再遊技手段、認証手段、発行手段)、6は管理装置(会員管理手段、抽出手段、グループ化手段、報知手段、異常獲得判定手段、異常ID特定手段、異常獲得情報特定手段、除外判定手段、客交替判定手段、異常獲得価値特定手段、異常獲得価値対応付手段)、7はPOS装置(清算手段)である。

Claims (7)

  1. 遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値による遊技を可能とする再遊技処理を実行する再遊技手段と、
    遊技場の会員となった遊技者を示す会員IDに対応付けて、前記獲得価値、及び前記再遊技処理を許容するための暗証番号を管理する会員管理手段と、
    暗証番号の操作入力、及び前記会員IDを受付可能であり、入力された暗証番号と前記会員管理手段により管理される暗証番号とを比較することにより前記再遊技処理を許容する認証手段と、
    前記認証手段により受付状態とされている会員IDに対応付けて前記会員管理手段により管理される暗証番号を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された暗証番号を比較し、前記会員管理手段により対応付けて管理される暗証番号が対応する前記会員IDをグループ化するグループ化手段と、
    前記グループ化手段によりグループ化された会員IDにより示される遊技者を報知対象とした報知処理を実行する報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、
    前記再遊技処理を前記再遊技手段に実行させた遊技者が前記会員IDの非受付状態で前記一般発行処理を前記発行手段に実行させた場合、又は前記会員IDの非受付状態で予め設定される基準値以上の獲得価値が特定された場合に成立する異常獲得条件が成立したか否かを判定する異常獲得判定手段と、
    前記異常獲得判定手段により異常獲得条件が成立した旨が特定された遊技者に対応する会員IDが、前記グループ化手段によりグループ化されている場合に、当該会員IDを異常IDとして特定する異常ID特定手段と、を備え、
    前記報知手段は、グループ化された会員IDのうち前記異常ID特定手段により異常IDとして特定された会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記獲得情報、及び前記会員IDを受付可能であると共に、受付けた獲得情報により特定される獲得価値である受付獲得価値の清算に関連する清算処理として、当該受付獲得価値と交換対象となった景品とを対応付ける第1清算処理、及び受付けた会員IDに対応付けて管理される獲得価値を当該受付獲得価値により更新する第2清算処理を実行可能な清算手段と、
    前記異常獲得条件が成立した旨が特定された場合に、当該異常獲得条件に対応する一般発行処理により発行された前記獲得情報を異常獲得情報として特定する異常獲得情報特定手段と、を備え、
    前記異常ID特定手段は、前記異常獲得情報が受付けられることにより前記第2清算処理が実行された場合に、当該第2清算処理の対象となった会員IDを異常IDとして特定し、
    前記報知手段は、前記異常ID特定手段により異常IDとして特定された会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行することを特徴とする請求項2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、
    受付状態にある会員IDが前記グループ化手段によりグループ化されている状態で、前記獲得価値更新処理が実行される場合に、当該会員IDに対応付けて管理される獲得価値と予め設定される基準値とを比較することにより除外条件が成立したか否かを判定する除外判定手段と、を備え、
    前記報知手段は、前記除外判定手段により除外条件が成立した会員IDにより示される遊技者を報知対象から除外することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した遊技場用システム。
  5. 遊技機に対応して設けられ、前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、
    遊技機側から出力される遊技信号、及び前記認証手段に対する操作のうち少なくとも一方により成立する客交替条件が成立したか否かにより客交替を判定する客交替判定手段と、
    前記認証手段において前記グループ化手段によりグループ化された会員IDの受付状態が解除されてから、新たに予め定められる基準値以上の獲得価値が特定されることなく、前記発行手段に対応する遊技機において客交替が検出された場合に成立する除外条件が成立したか否かを判定する除外判定手段と、を備え、
    前記再遊技手段、及び前記認証手段は、遊技機に対応して設けられ、
    前記報知手段は、前記除外判定手段により除外条件が成立した会員IDにより示される遊技者を報知対象から除外することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した遊技場用システム。
  6. 前記グループ化手段は、前記認証手段により受付状態とされた会員IDの受付状態が解消されてから、当該会員IDとは異なる会員IDが前記認証手段により受付状態とされ、更に、その受付状態が解消された会員IDの暗証番号と、当該受付状態とされた会員IDの暗証番号とが対応する場合に、両者の会員IDをグループ化することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載した遊技場用システム。
  7. 前記会員IDを受付可能であると共に、遊技者が獲得した獲得価値を特定可能であり、獲得価値を特定した場合に、前記会員IDが受付状態であれば前記会員管理手段により管理される獲得価値を当該特定した獲得価値により更新する獲得価値更新処理を実行可能とする一方、前記会員IDが受付状態でなければ獲得価値を特定可能な獲得情報を発行する一般発行処理を実行可能とする発行手段と、
    前記再遊技処理を前記再遊技手段に実行させた遊技者が前記会員IDの非受付状態で前記一般発行処理を前記発行手段に実行させた場合、又は前記会員IDの非受付状態で予め設定される基準値以上の獲得価値が特定された場合に成立する異常獲得条件が成立したか否かを判定し、当該異常獲得条件が成立した旨を特定した場合に、当該異常獲得条件の成立に対応して特定された前記獲得価値を異常獲得価値として特定する異常獲得価値特定手段と、
    前記異常獲得価値と、当該異常獲得価値が特定された異常発行条件の成立に対応する再遊技処理が実行されたことに伴い受付けられた前記会員IDとを対応付ける異常獲得価値対応付手段と、
    前記獲得情報、及び前記会員IDを受付可能であると共に、受付けた獲得情報により特定される獲得価値である受付獲得価値の清算に関連する清算処理として、当該受付獲得価値と交換対象となった景品とを対応付ける第1清算処理、及び受付けた会員IDに対応付けて管理される獲得価値を当該受付獲得価値により更新する第2清算処理を実行可能な清算手段と、
    前記グループ化された会員ID、及び当該グループ化された会員IDと対応付けられた前記異常獲得価値のうち少なくとも一方が前記清算処理に関連し、当該清算処理が、その会員IDとグループ化された会員IDの前記認証手段による受付状態が解除されてから予め設定される基準期間内に行われた場合、及びその受付状態の解除が、当該清算処理が実行されてから予め設定される基準期間内に行われた場合のうち少なくとも一方の場合に、当該受付状態が解消された会員IDを異常IDとして特定する異常ID特定手段と、を備え、
    前記報知手段は、グループ化された会員IDのうち前記異常ID特定手段により異常IDとして特定された会員IDにより示される遊技者を報知対象として報知処理を実行することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載した遊技場用システム。
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