JP5970335B2 - ポリカーボネート樹脂用滑剤 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリカーボネート樹脂用滑剤、該滑剤を含有する樹脂組成物、及び成形品に関する。
ポリカーボネート樹脂は優れた耐衝撃性、耐熱性、電気特性等によりOA機器、電気・電子機器、自動車部品等に幅広く利用されているが、成型加工温度が高い、溶融流動性が悪いという問題点を有している。
また、ポリカーボネート樹脂は射出成型により各種成形品に成型されるが、複写機、ファックス等のOA機器、電気・電子機器等の部品やハウジング等の場合は、形状が複雑になるとリブやボスなどの凹凸が成形品に形成されるため、成形品を金型から脱型することが困難になる場合があり、脱型できず成型品に穴があいたり、脱型できても変形が生じたり、白化や歪が残留して、成形品の寸法精度、強度、外観が低下する等の問題点を有している。
これに対して、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑樹脂の離型性を高めるため、脂肪酸エステルを添加することはよく行われている。例えば、特許文献1〜3には、脂肪酸エステルとして、ペンタエリスリトール脂肪酸エステルを含有するポリカーボネート樹脂組成物が開示されている。
特開2003−327818号公報 特開2004−137423号公報 特開2001−192543号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示されている樹脂組成物では、離型性、耐熱性、成形性、色相において充分満足できるものではない。
本発明の課題は、着色が抑制されるとともに、離型性、耐熱性、成形性に優れるポリカーボネート樹脂組成物、該樹脂組成物に用いる滑剤、及び該樹脂組成物からなる成形品に関する。
本発明は、特定の脂肪酸組成を有するペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステルを含み、かつ特定の金属元素含有量を一定量以下にした滑剤、ポリカーボネート樹脂と該滑剤を含有する樹脂組成物、及び該樹脂組成物からなる成形品を提供する。
すなわち、本発明は、以下の〔1〕及び〔2〕に関する。
〔1〕ペンタエリスリトールと、ステアリン酸及びパルミチン酸を含む脂肪酸とから構成されるペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステルを含む滑剤であって、該エステルを構成する脂肪酸に含まれるステアリン酸とパルミチン酸との質量比(ステアリン酸/パルミチン酸)が0.5〜1.2であり、かつ該滑剤中の金属元素Na及びSnの含有量がそれぞれ2mg/kg以下である、ポリカーボネート樹脂用滑剤。
〔2〕(a)ポリカーボネート樹脂、及び(b)前記〔1〕に記載の滑剤を含む樹脂組成物。
〔3〕前記〔2〕に記載の樹脂組成物を成型してなる成形品。
本発明によれば、着色が抑制されるとともに、離型性、耐熱性、成形性に優れるポリカーボネート樹脂組成物、該樹脂組成物に用いる滑剤、及び該樹脂組成物からなる成形品を提供することができる。
[滑剤]
本発明の滑剤は、ペンタエリスリトールと、ステアリン酸及びパルミチン酸を含む脂肪酸とから構成されるペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステルを含む滑剤であって、該エステルを構成する脂肪酸に含まれるステアリン酸とパルミチン酸との質量比(ステアリン酸/パルミチン酸)が0.5〜1.2であり、かつ該滑剤中の金属元素Na及びSnの含有量がそれぞれ2mg/kg以下であることを特徴とする。
本発明の滑剤は、ポリカーボネート樹脂の滑剤として用いられる。ポリカーボネート樹脂は、一般的な滑剤を用いた場合、耐熱性が低下しやすいが、本発明の滑剤を用いることにより、耐熱性が低下するのを改善することができる。
なお、本明細書において、ペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステルを、単に「エステル」ということがある。
前記エステルを構成する脂肪酸に含まれるステアリン酸とパルミチン酸との質量比(ステアリン酸/パルミチン酸)は、成形性及び耐熱性の観点から、0.5以上であり、0.7以上が好ましく、0.8以上がより好ましく、離型性及び耐熱性の観点から、1.2以下であるが、1.15以下が好ましく、1.10以下がより好ましい。また、前記ステアリン酸とパルミチン酸との質量比は、0.5〜1.2であり、0.5〜1.15が好ましく、0.7〜1.15がより好ましく、0.8〜1.10が更に好ましい。
前記脂肪酸のうち、ステアリン酸及びパルミチン酸の合計含有量は、成形性、耐熱性及び離型性の観点から、95質量%以上であることが好ましく、96質量%以上であることがより好ましく、98質量%以上であることが更に好ましい。前記脂肪酸としては、ステアリン酸及びパルミチン酸以外の脂肪酸を含有していてもよい。
前記エステルを構成する脂肪酸の組成比は、前記エステルの原料に用いる脂肪酸の組成、種類及び仕込み比などを調整することにより、前記の範囲を実現することができる。
前記エステルの原料に用いる脂肪酸全体における、ステアリン酸とパルミチン酸との質量比(ステアリン酸/パルミチン酸)、並びにステアリン酸及びパルミチン酸の合計含有量は、前記エステルを構成する脂肪酸で述べた範囲内にあることが好ましい。
前記エステルの原料に用いる脂肪酸としては、例えば、原料油脂由来の脂肪酸を1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。原料油脂としては、菜種油、ひまわり油、とうもろこし油、大豆油、米油、紅花油、綿実油及びあまに油等の植物性油脂、並びに牛脂、豚脂及び魚油等の動物性油脂が挙げられる。
前記エステルの酸価は、衝撃強度の観点から、3.0mgKOH/g以下が好ましく、2.5mgKOH/g以下がより好ましい。下限は特にないが、経済的な観点から、好ましくは1.0mgKOH/gである。ここで酸価は試料1g中に含まれる遊離脂肪酸などを中和するのに必要とする水酸化カリウムのmg数であり、JIS K 0070−1992に規定された方法により求めることができる。
前記エステルの酸価を前記範囲とするには、後述のエステル化反応中に、反応生成物をサンプリングし、その酸価を測定し、所望の酸価となった時点でエステル化反応を停止することによって実施可能である。
前記エステルの水酸基価は、0.1〜40mgKOH/gの範囲が好ましく、1〜30mgKOH/gの範囲がより好ましく、2〜20mgKOH/gの範囲が更に好ましい。ここで水酸基価は試料1gをアセチル化させたとき、水酸基と結合した酢酸を中和するのに必要とする水酸化カリウムのmg数であり、JIS K 0070−1992に規定された方法により求めることができる。
前記エステルは、ペンタエリスリトールとステアリン酸及びパルミチン酸を含む脂肪酸又はその低級アルコール(炭素数1〜3)とのエステル化反応又はエステル交換反応によって得られる。
前記エステルの具体的な製造法としては、エステル化反応が好ましく、例えば、ペンタエリスリトールとステアリン酸及びパルミチン酸を含む脂肪酸とを、触媒存在下、エステル化反応を行う方法等が挙げられる。
エステル化反応に用いる触媒としては、テトライソプロピルチタネート等のチタン触媒、オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、酸化スズ(SnO)等の錫触媒から選ばれる1種又は2種以上の金属系触媒が挙げられる。
触媒の使用量は、ペンタエリスリトールと前記脂肪酸の合計仕込量に対し、好ましくは0.01〜0.5質量%であり、より好ましくは0.02〜0.1質量%である。
脂肪酸の仕込みモル比は、ペンタエリスリトール1.0モルに対し、好ましくは3.5〜4.5モルであり、より好ましくは3.7〜4.2モル、更に好ましくは3.8〜4.0モルである。
エステル化反応における反応温度は、好ましくは180〜260℃であり、より好ましくは190〜240℃である。
本発明の滑剤中、前記エステルの含有量は、90質量%以上が好ましく、95質量%以上がより好ましく、99質量%以上が更に好ましく、実質上100%がより更に好ましい。
実質上100%とは、前記エステル以外に金属元素Na及びSnを、それぞれ2mg/kg以下の範囲で含んでいてもよいことを意味する。
本発明の滑剤における金属元素Naの含有量は、耐熱性向上と着色抑制に加えて、衝撃強度、離型性の観点から、2mg/kg以下であり、1.0mg/kg以下が好ましく、0.5mg/kg以下がより好ましい。
本発明の滑剤における金属元素Snの含有量は、耐熱性向上と着色抑制に加えて、衝撃強度、離型性の観点から、2mg/kg以下であり、1.0mg/kg以下が好ましく、0.5mg/kg以下がより好ましい。
本発明の滑剤としては、前記エステル、金属元素Na及びSn以外の成分として、ペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステルの製造における未反応分であるペンタエリスリトール成分や、ステアリン酸成分、パルミチン酸成分、あるいはペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル以外のエステル等を含有していてもよい。
ペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル以外のエステルとしては、ジペンタエリスリトールヘキサ脂肪酸エステル、トリメチロールプロパン脂肪酸エステル等が挙げられる。
前記エステル中に含まれる金属元素Na及びSnの含有量を低減する方法としては、吸着剤で処理する方法が好ましく、前記エステルの製造時に錫触媒を用いる場合は、前記エステル中の錫触媒を過剰のリン酸で中和後、吸着剤で処理する方法が好ましい。
前記エステルを吸着剤で吸着処理する際の吸着剤は、金属元素Na及びSnの含有量を低減する観点から、ケイ酸マグネシウム及び/又は酸化マグネシウムを含む吸着剤が好ましい。前記吸着剤は、上記成分以外に、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム等を含んでいてもよい。
吸着剤中のケイ酸マグネシウムと酸化マグネシウムとの合計含有量は、金属元素Na及びSnの含有量を低減する観点から、25質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、70質量%以上が更に好ましく、90質量%以上がより好ましい。
なお、吸着処理は、前記エステルと吸着剤とを混合することにより行われるが、その方法に特に制限はなく、前記エステルに一度に吸着剤を添加する方法や、徐々に吸着剤を添加する方法などが挙げられる。
前記吸着剤の具体例としては、キョーワード300(酸化マグネシウム含有量:28質量%、協和化学工業株式会社製)、キョーワード600S(ケイ酸マグネシウム含有量:100質量%、協和化学工業株式会社製)等が挙げられる。
前記吸着剤の添加量は、コスト低減と吸着効率の観点から、エステル100質量部に対して0.1〜10質量部が好ましく、より好ましくは0.7〜7質量部であり、更に好ましくは0.8〜5質量部であり、より更に好ましくは1〜5質量部であり、より更に好ましくは1〜3質量部である。
吸着処理の際、吸着処理時の被吸着処理物の温度は、着色を抑制する観点から、100℃以下が好ましく、吸着性能の観点から、70℃以上が好ましく、70〜100℃が好ましく、より好ましくは70〜90℃であり、更に好ましくは70〜80℃である。
また、被吸着処理物と吸着剤の混合時間は、生産性の観点から5時間以下が好ましく、吸着除去性の観点から0.5時間の以上が好ましく、0.5〜5時間が好ましく、0.5〜3時間がより好ましい。
本発明では、前記のようにして得られた吸着処理物から、ろ過工程等により吸着剤を除去して、本発明の滑剤を得ることができる。ろ過工程を行う場合は、ろ過効率と着色抑制の観点から、吸着処理物をろ過工程に供する前に、吸着処理物の温度を70〜80℃にすることが好ましい。前記吸着剤のろ過工程は、好ましくは60kPa以下、より好ましくは40kPa以下の減圧ろ過、または、好ましくは100〜600kPa、より好ましくは200〜510kPaの加圧ろ過の条件下において行うことができる。
またこの際、ろ過の負荷軽減のために、珪藻土、パーライト等をろ過助剤として使用してもよい。
また、エステル中の錫イオンやナトリウムイオンは、イオン交換樹脂によっても低減することができる。
[樹脂組成物]
本発明の樹脂組成物は、(a)成分としてポリカーボネート樹脂、及び(b)成分として本発明の滑剤を含む。
(ポリカーボネート樹脂)
ポリカーボネート樹脂としては、2価フェノールとカーボネート前駆体との反応により製造される芳香族ポリカーボネートが好ましい。2価フェノールとカーボネート前駆体との反応は、溶液法あるいは溶融法等があり、具体的には2価フェノールとホスゲンの反応、2価フェノールとジフェニルカーボネート等とのエステル交換反応等が挙げられる。
2価フェノールとしては、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフェノールA〕、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、4,4'−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン等が挙げられる。この他、2価フェノールとして、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール等が挙げられる。これらの2価フェノールは、それぞれ単独でも、2種以上を混合して用いてもよい。特に好ましい2価フェノールは、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン系、特にビスフェノールAを主原料としたものである。
また、カーボネート前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエステル、ハロホルメート等が挙げられ、具体的にはホスゲン、2価フェノールのジハロホルメート、ジフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等である。
なお、ポリカーボネート樹脂は、分岐構造を有していてもよく、分岐剤としては、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α',α''−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、フロログリシン、トリメリット酸、イサチンビス(o−クレゾール)等が挙げられる。また、分子量の調節のためには、フェノール、p−t−ブチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、p−クミルフェノール等が用いられる。
また、ポリカーボネート樹脂として、ポリカーボネート部とポリオルガノシロキサン部を有する共重合体、あるいはこの共重合体を含有するポリカーボネート樹脂を用いることもできる。また、共重合体としては、テレフタル酸等の2官能性カルボン酸又はそのエステル形成誘導体等のエステル前駆体の存在下にポリカーボネートの重合反応を行うことによって得られるポリエステル−ポリカーボネート樹脂であってもよい。さらに、種々なポリカーボネート樹脂を適宜混合して使用することもできる。
ポリカーボネート樹脂は、機械的強度及び成形性の観点から、その粘度平均分子量は、10,000〜100,000のものが好ましく、特に14,000〜40,000のものが好ましい。ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量(Mv)は、ウベローデ型粘度計を用いて、20℃における塩化メチレン溶液の粘度を測定し、これより極限粘度「η」を求め、次式にて算出するものである。
「η」=1.23×10-5Mv0.83
本発明の樹脂組成物中の、(a)ポリカーボネート樹脂100質量部に対する、(b)成分の滑剤の含有割合は、成形性、射出成型時の離型性、滑剤のブリード防止性、アイゾット衝撃強度等の観点から、0.6質量部以上が好ましく、0.8質量部以上がより好ましく、そして、経済的な面から、5.0質量部以下が好ましく、2.0質量部以下がより好ましい。また、(a)成分100質量部に対する(b)成分の含有割合は、0.6〜5.0質量部が好ましく、0.8〜2.0質量部がより好ましい。
本発明の樹脂組成物には、外観改善、帯電防止、耐候性改善、剛性改善等の目的で熱可塑性樹脂に通常用いられる他の添加剤を必要により適宜配合することができる。添加剤の含有量は、(a)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して5質量部以下が好ましい。
本発明の樹脂組成物は、(a)成分及び(b)成分、更には他の添加剤を適当な割合で配合し、混練することにより得られる。このときの配合及び混練は、通常用いられている機器、例えばリボンブレンダー、ドラムタンブラー等で予備混合して、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機、コニーダ等を用いる方法で行うことができる。混練の際の加熱温度は、通常240〜300℃の範囲で適宜選択される。なお、(a)成分以外の含有成分は、あらかじめ、(a)成分と溶融混練した、マスターバッチとして添加することもできる。
本発明の樹脂組成物は、前記の溶融混練成形法により得られたペレットとして、あるいはこのペレットを原料として、射出成形法、射出圧縮成形法、押出成形法、ブロー成形法、プレス成形法、真空成形法、発泡成形法等により各種成形品として製造することができる。中でも、前記溶融混練成形法により、ペレット状の成形原料を製造し、次いで、このペレットを用いて、離型性が最も問題となる射出成形、射出圧縮成形による射出成形品の製造に特に好適に用いることができる。なお、射出成形法としては、外観のヒケ防止のため、あるいは軽量化のためガス注入成形法を採用することもできる。
本発明の成形品は、このような方法で、樹脂組成物を成型加工して得られる。
本発明の樹脂組成物から得られる成形品(射出成形品及び射出圧縮成形品を含む)としては、複写機、ファックス、テレビ、ラジオ、テープレコーダー、ビデオデッキ、パソコン、プリンター、電話機、情報端末機、冷蔵庫、電子レンジ等のOA機器、家庭電化製品、電気・電子機器のハウジングや各種部分品等がある。
エステル及び滑剤の各物性については次の方法により測定、評価した。
(1)エステルの脂肪酸組成
日本油化学会編「基準油脂分析試験法」中の「脂肪酸メチルエステルの調製法(2.4.1.−1996)」に従って脂肪酸メチルエステルを調製し、得られたサンプルを、American Oil Chemists. Society Official Method Ce 1f-96(GLC法)により測定した。
(2)酸価の測定方法
試料20gを、三角フラスコに正しく秤量し、トルエン−エタノール混液(2:1)に1%フェノ−ルフタレイン指示薬溶液を加え、使用直前に微紅色に中和した混合溶剤を加え溶解した後、0.1mol/Lアルコ−ル性水酸化カリウム標準溶液で滴定する。終点は、微紅色が30秒間続いたところとする。
酸価は、次の式から求める。酸価=(A×f×K)/試料採取量(g)
A: 滴定に要したアルコ−ル性水酸化カリウム標準溶液の使用量(mL)
f: アルコ−ル性水酸化カリウム標準溶液のファクタ−
K: 5.611
(3)水酸基価の測定方法
アセチル化試薬として無水酢酸/ピリジン=1/4(体積比)を用い、添加量を3mLとする他は、JIS K 0070−1992の試験法に従って分析を行う。
(4)金属元素の含有量の測定方法
誘導結合プラズマ発光分光分析法(ICP−AES)による定量分析を、測定機器としてエスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製SPS5100型を用いて行い、金属元素Na及びSnの含有量を測定した。
樹脂組成物の各性能については次の方法により測定、評価した。
(1)アイゾット衝撃強度
射出成形機で作製した肉厚3.2mm(1/8インチ)の試験片を用いて、ASTM規格D−255により、測定温度23℃にて衝撃強度(単位:kJ/m2)を測定した。数値は大きい方が衝撃強度に優れることを示す。
(2)成形性(メルトインデックス)
280℃、2.16kg荷重の条件で株式会社 東洋精機製作所製G−01を用いて、メルトインデックス(単位:g)を測定した。数値が大きい方が成形性に優れることを示す。
(3)離型性
離型性の評価試験用の成形品金型(80mm×100mm×肉厚3mm、抜き勾配0)を用いて、金型からの離型時の突き出しピンの圧力(単位:MPa)を測定した。最大圧力2.9MPaであり、数値が小さい方が離型性に優れることを示す。
(4)色相
離型性評価で用いた試験片のYI値を、カラーメーター(日本電色工業株式会社製)にて測定した。数値が小さい方が色相は良好であることを示す。
(5)加熱後アイゾット衝撃試験
試験片を140℃、100時間加熱処理後、23℃の室温に24時間放置した。放置後の試験片について、ASTM規格D−255により、試験片肉厚3.2mm(1/8インチ)、測定温度23℃にて衝撃強度(単位:kJ/m2)を測定した。
(6)耐熱性
耐熱性は、前記(1)で測定された加熱前アイゾット衝撃強度に対する前記(5)で測定された加熱後アイゾット衝撃強度の比(加熱後アイゾット衝撃強度/加熱前アイゾット衝撃強度)を求めることにより算出した。数値が1に近い方が、耐熱性に優れることを示す。
製造例1
1Lの四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)81.6g(0.6モル)、脂肪酸として「ルナックP−95」(花王株式会社製商品名、パルミチン酸含有量:96質量%、ステアリン酸含有量:4質量%)35.6g(0.139モル)及び「ルナックS−50V」(花王株式会社製商品名、ステアリン酸含有量55質量%、パルミチン酸含有量44質量%)588.6g(2.172モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.21gを秤取り、窒素吹き込み下、240℃まで昇温し、酸価が2.5mgKOH/g以下になるまでエステル化反応を行った。
その後、70〜80℃まで冷却を行い、85質量%リン酸0.54gを加え、30分以上攪拌を続けた。さらに吸着材(商品名:キョーワード600S、協和化学工業株式会社製、ケイ酸マグネシウム含有量:100質量%)3.1gを加え、75℃で、30分攪拌後、ろ過助剤(商品名:ラヂオライト#700、昭和化学工業株式会社製)適量を用いて、1〜3kPaで減圧ろ過を行い、エステルを得た。
得られたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は1.1/1.0、酸価は2.2、水酸基価は8.9、金属元素Na及びSnの含有量はそれぞれ2mg/kg以下であった。
製造例2
1Lの四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)81.6g(0.6モル)、脂肪酸として「精製ステアリン酸450V」(花王株式会社製商品名、ステアリン酸含有量45質量%、パルミチン酸含有量54質量%)619.1g(2.31モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.21gを秤取り、製造例1と同様の条件でエステルを得た。
得られたたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は0.82/1.0、酸価は2.0、水酸基価は3.2、金属元素Na及びSnの含有量それぞれ2mg/kg以下であった。
比較製造例1
1L四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)81.6g(0.6モル)、脂肪酸として「ルナックP−95」(花王株式会社製商品名)35.6g(0.139モル)及び「ルナックS−50V」(花王株式会社製商品名)588.6g(2.172モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.21gを秤取り、窒素吹き込み下、240℃まで昇温し、酸価が2.5mgKOH/g以下になるまでエステル化反応を行った。その後、70〜80℃まで冷却し、ろ過助剤(商品名:ラヂオライト#700、昭和化学工業株式会社製)適量を用いて、1〜3kPaで減圧ろ過を行い、エステルを得た。
得られたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は1.1/1.0、酸価は2.1、水酸基価は4.8、金属元素Naの含有量は25mg/g、金属元素Snの含有量は280mg/gであった。
比較製造例2
2L四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)163.2g(1.2モル)、脂肪酸として「精製ステアリン酸450V」(花王株式会社製商品名)1238.2g(4.62モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.42gを秤取り、製造例1と同様の条件でエステルを得た。
このエステル1300gにステアリン酸スズ(和光純薬工業株式会社製)75mgを添加し、80〜90℃で攪拌溶解した。
得られたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は0.82/1.0、酸価は2.0、水酸基価は5.1、金属元素Naの含有量は2mg/kg以下、金属元素Snの含有量は10mg/kgであった。
比較製造例3
2L四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)163.2g(1.2モル)、ステアリン酸(商品名:精製ステアリン酸450V、花王株式会社製)1238.2g(4.62モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.42gを秤取り、製造例1と同様の条件でエステルを得た。
このエステル1300gにステアリン酸スズ(和光純薬工業株式会社製)75mg、および半硬化牛脂脂肪酸ソーダ石けん(商品名:NSソープ、花王株式会社製)180mgを添加し、80〜90℃で攪拌溶解した。
得られたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は0.82/1.0、酸価は1.9、水酸基価は7.4、金属元素Naの含有量は10mg/kg、金属元素Snの含有量は10mg/kgであった。
比較製造例4
1Lの四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)81.6g(0.6モル)、ステアリン酸(商品名:ルナックS−50V、ステアリン酸含有量55質量%、パルミチン酸含有量44質量%、花王株式会社製)597.0g(2.20モル)、ステアリン酸(商品名:ルナックS−90V、ステアリン酸含有量96質量%、パルミチン酸含有量3質量%、花王株式会社製)30.6g(0.11モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.14gを秤取り、製造例1と同様の条件でエステルを得た。
得られたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は1.4/1.0、酸価は1.8、水酸基価は9.5、金属元素Na及びSnの含有量はそれぞれ2mg/kg以下であった。
比較製造例5
1Lの四つ口フラスコにペンタエリスリトール(広栄化学工業株式会社製)57.9g(0.42モル)、パルミチン酸(商品名:ルナックP−95、パルミチン酸含有量96質量%、ステアリン酸含有量4質量%、花王株式会社製)372.2g(1.51モル)、触媒として酸化スズ(SnO)(試薬)0.09gを秤取り、酸価が2.5mgKOH/g以下になるまでエステル化反応を行ったこと以外は、製造例1と同様の条件でエステルを得た。
得られたエステルの〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比は0.04/1.00、酸価は2.3、水酸基価は10.8、金属元素Na及びSnの含有量はそれぞれ2mg/kg以下であった。
実施例1〜2、比較例1〜6
[樹脂組成物の製造]
下記の(a)成分、(b)成分を用い、各成分を表1に示す割合で押出機(ラボプラストミル2軸押出機、株式会社東洋精機製作所製)に供給し、260℃で溶融混錬し、ペレット化した。なお、すべての実施例及び比較例において、酸化防止剤としてイルガノックス1078(BASFジャパン株式会社製)0.2質量部及びアデカスタブC(株式会社ADEKA製)0.1質量部をそれぞれ配合した。
得られたペレットを80℃で12時間乾燥した後、成型温度260℃で射出成型して試験片を作製した。
得られた試験片を用いて、アイゾット衝撃強度及びメルトインデックスを測定した。
また、前記金型を用いて離型性及びそれで得られた試験片を用いてYI値を測定した。
各実施例及び比較例で得られた樹脂組成物の物性及び評価を表1に示す。
(a)成分:ビスフェノールAポリカーボネート樹脂(商品名:タフロン A1900、出光興産製)、メルトインデックス:20g/10分(280℃、2.16kg荷重)粘度平均分子量:19000
(b)成分:
(b−1):製造例1のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−2):製造例2のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−3):比較製造例1のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−4):比較製造例2のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−5):比較製造例3のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−6):比較製造例4のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−7):比較製造例5のペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル
(b−8):ペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステル(商品名:リケスターEW−400、理研ビタミン株式会社製、〔ステアリン酸/パルミチン酸〕質量比=1.4/1.0、酸価は10.5、水酸基価は2.3、Na含有量は25mg/kg、Sn含有量は360mg/kg)
Figure 0005970335
表1から、実施例1及び2の樹脂組成物は、本発明に属する滑剤を含有することにより、比較例1〜6の樹脂組成物と比べて、離型性、耐熱性及び成形性に優れ、着色が抑えられるために色相に優れることがわかる。
本発明の滑剤、及びポリカーボネート樹脂組成物は、着色が抑制されるとともに、離型性、耐熱性及び成形性に優れるため、複写機、ファックス等のOA機器、電気・電子機器等の部品やハウジング、自動車部品等に幅広く利用することができる。

Claims (6)

  1. ペンタエリスリトールと、ステアリン酸及びパルミチン酸を含む脂肪酸とから構成されるペンタエリスリトールテトラ脂肪酸エステルを含む滑剤であって、該エステルを構成する脂肪酸に含まれるステアリン酸とパルミチン酸との質量比(ステアリン酸/パルミチン酸)が0.5〜1.2であり、かつ該滑剤中の金属元素Na及びSnの含有量がそれぞれ2mg/kg以下である、ポリカーボネート樹脂用滑剤。
  2. 前記エステルを構成する脂肪酸のうち、ステアリン酸及びパルミチン酸の合計含有量が95質量%以上である、請求項1に記載の滑剤。
  3. 前記エステルの酸価が3.0mgKOH/g以下である、請求項1又は2に記載の滑剤。
  4. (a)ポリカーボネート樹脂、及び(b)請求項1〜3いずれかに記載の滑剤を含む、樹脂組成物。
  5. (a)ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、(b)滑剤を0.6〜5.0質量部含む、請求項4に記載の樹脂組成物。
  6. 請求項4又は5に記載の樹脂組成物を成型してなる成形品。
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