JP5970253B2 - 車載器 - Google Patents

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Description

本発明は、車載器に関する。
車載器の1つであるデジタルタコグラフは、車両に搭載されて用いられ、一定時間(例えば0.5秒。)毎に取得された速度やエンジン回転数等のデータを記録媒体に自動的に記録する(例えば、特許文献1参照。)。
また、車載器の他の1つであるドライブレコーダは、車両に搭載されて用いられ、事故発生等に伴う衝撃の検知を記録トリガ(即ち、記録開始条件。)として、当該記録トリガの発生を検知した時点の前後の時間帯における車載カメラにより取得した画像データを記録媒体に記録する。
近年では、これらデジタルタコグラフ及びドライブレコーダの双方の機能を備えた車載器が提供されている。
特開平11−110599号公報
図6は、本願の発明者が従来技術として捉えている、デジタルタコグラフ及びドライブレコーダの双方の機能を備えた車載器600の外観を示した図である。図6に示すように、車載器600は、箱型に形成され、車両に設置されて用いられる。車載器600には、車両に設置されて画像データを取得するカメラ601が接続されている。また、車載器600には、車載器600の加速度を検出するための加速度センサ(図示せず。)が内蔵されている。車載器600の外面には、操作スイッチ603〜操作スイッチ609と、表示部611と、が設けられている。車載器600は、一定時間毎に取得された速度やエンジン回転数等のデータを記録媒体に記録するデジタルタコグラフとしての機能と、加速度センサにより検出される加速度の値が所定の閾値を超えた場合に記録トリガが発生したと判定して、該記録トリガの発生を検知した時点の前後の時間帯におけるカメラ601より取得した画像データを記録媒体に記録するドライブレコーダとしての機能と、を備えており、これら2つの機能のいずれか一方のみを発揮するモード、及び当該2つの機能の双方を発揮するモードが切り替えられて使用される。これらのモードの切り替えは、モード切り替え機能が割り当てられた操作スイッチ603を使用者が押下することにより行われる。また、操作スイッチ605〜操作スイッチ609は、使用者による作業記録の入力等のために用いられるスイッチであり、例えば、使用者は操作スイッチ603により作業を選択し、操作スイッチ605〜操作スイッチ609を押下して作業記録を実行する。
この車載器600では、ドライブレコーダとしての機能を発揮している状態において、モードの切り替えや作業記録等のために操作スイッチ603〜操作スイッチ609が使用者により押下された際に、当該スイッチの押下作業により車載器600に外力が作用して車載器600の加速度が変化し、この加速度の変化が記録トリガ発生の判定のための閾値を超えることにより、本来画像データを記録するべきではない場合において画像データが誤って記録媒体に記録されてしまう場合があった(即ち、誤記録が生じる場合があった。)。この加速度の変化は、例えば、押下作業時におけるスイッチの押下自体によっても生じ得るし、スイッチを押下するために使用者が車載器600を把持することによっても生じ得る。このように、従来のデジタルタコグラフ及びドライブレコーダの双方の機能を備えた車載器では、使用者によるスイッチ操作に起因して誤記録が発生し、不要な画像データが記録媒体に記録されてしまう場合があるため、データの記録容量が圧迫されたり、収集したデータの解析が煩雑になってしまう可能性があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両に搭載されて使用される車載器であって、
前記車両に設置された撮像手段から画像データを取得する画像データ取得部と、
前記車載器の加速度を検出する加速度検出部と、
操作入力を受け付ける操作部と、
を備え、
前記加速度検出部により検出される加速度の値が第1の閾値を超えた場合には、当該第1の閾値を超えた時点の前後に前記画像データ取得部により取得された画像データが記録され、
前記加速度の値が前記第1の閾値より大きい第2の閾値を超えているときには、前記画像データが有効なものとして特定され、
前記加速度の値が前記第1の閾値より大きく前記第2の閾値以下のときには、前記加速度の値が前記第1の閾値を超えた時点の前後における第1の時間帯に前記操作部が第1の操作入力を受け付けた場合には、前記画像データが無効なものとして特定され、前記操作部が前記第1の時間帯に前記第1の操作入力を受け付けなかった場合には、前記画像データが有効なものとして特定される、
こと。
(2) 上記(1)の構成の車載器であって、
前記第1の時間帯に前記操作部が前記第1の操作入力を受け付けた場合において、前記加速度の値が前記第1の閾値を超えた時点の後における第2の時間帯に前記操作部が第2の操作入力を受け付けたときには、前記画像データが無効なものとして特定され、前記操作部が前記第2の時間帯に前記第2の操作入力を受け付けなかったときには、前記画像データが有効なものとして特定される、
こと。
(3) 上記(2)の構成の車載器であって、
画像又は音声を出力する出力部を更に備え、
該出力部が、前記第2の時間帯に画像又は音声を出力する、
こと。
上記(1)の構成の車載器では、検出される加速度の値が第1の閾値を超えて、当該第1の閾値を超えた時点の前後に取得された画像データが記録された場合であっても、加速度の値が第1の閾値を超えた時点の前後における第1の時間帯に、第1の操作入力を受け付けた場合には、当該記録された画像データが無効なものとして特定される。無効なものとして特定された当該画像データは、その後、削除され得る、又は新たに取得された画像データより上書きされ得る。このため、使用者が第1の操作入力を入力するために操作部を操作したことによって、検出される加速度の値が第1の閾値を超えた場合に(即ち、記録した画像データを残すべきではない場合に)、一旦記録された画像データがそのまま残存してしまうことが防止される。
加えて、上記(1)の構成の車載器では、加速度の値が第1の閾値を超えた時点の前後における第1の時間帯に、第1の操作入力を受け付けた場合であっても、当該加速度の値が、第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超えた場合には、画像データが有効なものとして特定される。このため、スイッチの押下作業時における加速度変化のように加速度の変化量が小さく、加速度の値が第1の閾値のみを超えて第2の閾値は超えない場合には、画像データを無効なものとして特定可能としつつ、事故時等における加速度変化のように加速度の変化量が大きく、加速度の値が第2の閾値も超える場合には、画像データを必ず有効なものとして特定して、画像データを確実に残すことができる。
上記(2)の構成の車載器では、加速度の値が第1の閾値を超えた時点の前後における第1の時間帯に第1の操作入力を受け付けた場合であっても、当該加速度の値が第1の閾値を超えた時点の後における第2の時間帯に、第2の操作入力を受け付けなければ、記録された画像データが無効なものとして特定されない。このため、使用者は、第2の時間帯に第2の操作入力を入力するか否かを選択することによって、記録された画像データを削除するか否かを選択できる。
上記(3)の構成の車載器では、画像又は音声により、車載器が第2の操作入力を受け付け可能な状態であることが使用者に報知される。このため、使用者は、使用者が第1の操作入力を入力するために操作部を操作したことによって、検出される加速度の値が第1の閾値を超えたことを認識することができる。また、使用者は、車載器が第2の操作入力を受け付け可能な状態にあることを認識して、記録された画像データを削除する場合には第2の操作入力を入力するための操作をすることができる。
本発明に係る車載器によれば、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係る車載器10の外観を示す図である。 図2は、車載器10のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図3は、マイクロコンピュータ101が動作を開始した後に実行する処理ルーチンを表すフローチャートである。 図4は、記録トリガの発生と操作入力との時間的な関係を例示するタイムチャートである。 図5は、キャンセルメッセージの表示時における車載器10の外観を示す図である。 図6は、従来技術としての車載器600の外観を示す図である。
本発明に係る車載器の具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る車載器10の外観を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る車載器10は、箱型に形成され、車両に設置されて用いられる。車載器10は、例えば車両のインストルメントパネルに設置される。車載器10には、車両に設置されて画像データを取得するカメラ11が接続されている。カメラ11は、車両内部又は車両外部を撮影するための車載カメラであり、例えば車室内部に取付けられて車両前方を撮影する。車載器10には、車載器10の加速度を検出するための加速度センサ105が内蔵されている。車載器10の外面には、操作スイッチ13〜操作スイッチ19と、表示部としてのLCD(Liquid Crystal Display)21と、が設けられている。これら各構成の詳細については後述する。
車載器10は、一定時間毎に取得された速度やエンジン回転数等のデータを記録媒体に記録するデジタルタコグラフとしての機能と、加速度センサにより検出される加速度の値が所定の閾値を超えた場合に記録トリガが発生したと判定して、該記録トリガの発生を検知した時点の前後の時間帯におけるカメラ11により撮影した画像データを記録媒体に記録するドライブレコーダとしての機能と、を備えており、これら2つの機能のいずれか一方のみを発揮するモード、及び当該2つの機能の双方を発揮するモードが切り替えられて使用される。これらのモードの切り替えは、モード切り替え機能が割り当てられた操作スイッチ13を使用者が押下することにより行われる。尚、以下、本明細書中では、特に言及がない場合には、少なくともドライブレコーダとしての機能を発揮している状態にある車載器10について説明する。
図2は、車載器10のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
車載器10は、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)101、速度インタフェース(I/F)102、エンジンI/F103、電源I/F104、加速度センサ(Gセンサ)105、音声IC(Integrated Circuit)106、画像処理IC107、RAM(Random Access Memory)108、カードI/F109、データ処理IC110、ROM(Random Only Memory)111、RAM112、ボタンI/F(操作スイッチ)13〜19、及びLCD21を備えている。以下では、これら車載器10が備える各構成について説明する。
制御部としてのマイクロコンピュータ101は、予め用意されてROM111に格納されたプログラムを実行し、車載器10の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する図3のフローチャートに示した処理をマイクロコンピュータ101が行う。
速度I/F102は、車両のトランスミッションに装着された車速センサから出力される速度パルス信号を入力し、マイクロコンピュータ101が処理可能な信号に変換してマイクロコンピュータ101に出力する。
エンジンI/F103は、車両のエンジンから出力されるエンジンパルス信号を入力し、マイクロコンピュータ101が処理可能な信号に変換してマイクロコンピュータ101に出力する。
電源I/F104は、電源に関連する信号、即ちイグニッションオン/オフを表す信号や、車両のバッテリの出力電圧を表す信号等を入力し、マイクロコンピュータ101が処理可能な信号に変換してマイクロコンピュータ101に出力する。
加速度検出部としての加速度センサ105は、車載器10の現在の加速度を検出して、検出した加速度の値をマイクロコンピュータ101に出力する。
音声IC106は、マイクロコンピュータ101からの信号を受け付け、受け付けた信号にしたがって、車室内に向けてスピーカーから音声を出力する。即ち、音声IC106は、音声を出力する出力部として機能する。
画像処理IC107は、カメラ11から入力される映像信号をマイクロコンピュータ101が処理可能な画像データ信号に変換してマイクロコンピュータ101に出力する。即ち、画像処理IC107は、撮像手段であるカメラ11から画像データを取得するための画像データ取得部として機能する。
RAM108は、データの読み書きが自在のメモリであり、バックアップデータを保持するために利用される。RAM108は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)である。
カードI/F109は、例えばカードスロットであり、装着された記録媒体としてのメモリカードに対してデータ処理IC110がアクセスするためのインタフェースとして機能する。
データ処理IC110は、マイクロコンピュータ101からの入力に基づくカードI/F109に装着されたメモリカードへのデータの書き込み、及びメモリカードからのデータの読み出しを実行する。
ROM111は、読み出し専用のメモリであり、マイクロコンピュータ101が実行すべきプログラムや必要なデータを予め格納している。例えば、ROM111には、後述する図3のフローチャートに示した処理を実行するためのプログラムが格納されている。また、例えば、ROM111には、図3のステップS21、ステップS23にてマイクロコンピュータ101が参照する第1の閾値L1及び第2の閾値L2を表すデータが格納されている。
RAM112は、データの読み書きが自在のメモリであり、一時的に使用する各種データを保持するために利用される。例えば、RAM112は画像処理IC107から受け付けた画像データを常時記録しており、この際、時間的に古くなった画像データから順番に上書きして記録する。したがって、RAM112には、所定時間(例えば30秒。)前から現在までの過去の画像データが常に保持されている。RAM112は、例えば、DDR SDRAM(Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)である。
操作部としてのボタンI/F(操作スイッチ)13〜ボタンI/F19は、図1に示すように、車載器10の外面に設けられた押圧式のスイッチであり、ボタン操作(操作入力)を受け付けると、ボタン操作が為されたことを表す信号をマイクロコンピュータ101に出力する。より具体的には、ボタンI/F13〜ボタンI/F19は、ボタン操作にしたがって、それぞれ信号SG1〜信号SG4をマイクロコンピュータ101に出力する。上述したように、操作スイッチ13は、車載器10のモードを切り替えるために用いられる。また、操作スイッチ15及び操作スイッチ17は、使用者による作業記録の入力等のために用いられるスイッチであり、使用者は操作スイッチ15及び操作スイッチ17を押下して作業記録を実行する。また、操作スイッチ19は、後述するキャンセル操作入力(第2の操作入力)を入力するためのスイッチである。
表示部としてのLCD21は、図1に示すように、液晶デバイスにより構成された多数の微小表示セルをX方向およびY方向に並べて配置されたカラーの2次元表示画面を有している。多数の微小表示セルの表示状態をセル毎に個別に制御することにより、2次元表示画面上に図形、文字、画像等の所望の情報をグラフィック表示することができる。即ち、LCD21は、画像を出力する出力部として機能する。
次に、車載器10の具体的な動作について説明する。
図3は、マイクロコンピュータ101が処理を開始した後に実行する処理ルーチンを表すフローチャートである。図4は、記録トリガの発生と操作入力との時間的な関係を例示するタイムチャートである。図5は、キャンセルメッセージの表示時における車載器10の外観を示す図である。
まず、図4を参照して、車載器10においてマイクロコンピュータ101が実行する処理を時系列順に概略的に説明し、車載器10の機能を概略的に説明する。
マイクロコンピュータ101は、加速度センサ105より受け付ける加速度の値が第1の閾値L1を超えた場合には、記録トリガが発生したと判定し、当該第1の閾値L1を超えた時点の前後に画像処理IC107から受け付けた画像データを記録する。そして、マイクロコンピュータ101は、当該加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の前後に亘る第1の時間帯T1に、操作スイッチ13〜操作スイッチ19の少なくとも1つが操作されたか否かを判定する(換言すれば、第1の操作入力を受け付けたか否かを判定する。)。マイクロコンピュータ101は、第1の時間帯T1に、操作スイッチ13〜操作スイッチ19の少なくとも1つが操作されていたと判定した場合には、図5に示すようにキャンセルメッセージをLCD21に表示させ、当該加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点(即ち、記録トリガが発生した時点。)の後における第2の時間帯T2の間、キャンセル操作入力(第2の操作入力)を待ち受ける。マイクロコンピュータ101は、当該第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けた場合には、記録トリガ発生に伴って記録された画像データを無効なものとして特定する。一方、マイクロコンピュータ101は、第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けなかった場合には、当該画像データを有効なものとして特定する。無効なものとして特定された画像データは、その後、次回の記録トリガの発生により記録される画像データにより上書きされる。尚、上述した「無効なもの」は、誤った記録トリガの発生を検知して記録された価値の無い画像データのことを指し、他方、上述した「有効なもの」は、正しく記録トリガの発生を検知して記録された価値の有る画像データのことを指す。
車載器10では、これらの処理により、記録トリガが発生したと判定されて画像データが記録された場合であっても、当該記録トリガが発生した時点の前後に亘る第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付け、且つ、記録トリガが発生した時点の後における第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けた場合には、当該記録された画像データが無効なものとして特定され、その後、新しいデータにより上書きされる。
また、車載器10がデジタルタコグラフとしての機能を発揮している場合には、マイクロコンピュータ101は、速度I/F102及びエンジンI/F103から受け付けた信号に基づいて、現在の車速及びエンジン回転数等のデータをメモリカードに格納させる。
次に、図3に示すフローチャートに沿って、マイクロコンピュータ101が実行する処理を説明する。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給されたマイクロコンピュータ101は、動作を開始する。
ステップS31では、マイクロコンピュータ101は、記録トリガが発生したか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、加速度センサ105から受け付けた現在の車両の加速度の値が、予め設定されている第1の閾値L1よりも大きいか否かを判定する。判定の結果、現在の加速度の値が第1の閾値L1以下であると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS31の処理を実行する。一方、判定の結果、現在の加速度の値が閾値より大きいと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、記録トリガが発生したと判定し、ステップS32の処理を実行する。
ステップS32では、マイクロコンピュータ101は、記録トリガが発生したと判定された時点(即ち、加速度センサ105から受け付けた加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点)の前後に亘る所定時間(例えば、記録トリガ発生の30秒前から記録トリガ発生の15秒後まで。)にカメラ11により取得された画像データを、画像データの集合である画像データファイルとしてメモリカードの記録領域に書き込む。より具体的には、RAM112に保持されている現在から30秒前までの画像データと、記録トリガの発生後の15秒間に取得された画像データと、を1つの画像データファイルとしてメモリカードに書き込む。以上の処理により、記録トリガが発生した時点の前後にカメラ11により取得された画像データがメモリカードに記録される。
また、ステップS32において、既にメモリカードに格納されている画像データファイルの中に、後述するキャンセルフラグが付加されているものがある場合には、マイクロコンピュータ101は、新規に記録する画像データファイルを、当該キャンセルフラグが付加されている画像データファイルに上書きして記録される。
ステップS33では、マイクロコンピュータ101は、ステップS31にて記録トリガが発生したか否かを判定する際に参照した加速度の値(即ち、記録トリガが発生した時点における車両の加速度の値。)が、予め設定されている第2の閾値L2よりも大きいか否かを判定する。判定の結果、当該加速度の値が第2の閾値L2以下であると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS34の処理を実行する。一方、判定の結果、当該加速度の値が第2の閾値L2より大きいと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、処理を終了する。即ち、マイクロコンピュータ101は、メモリカード記録した画像データファイルに後述するキャンセルフラグを付加することなく処理を終了する(換言すれば、当該画像データファイルを有効なものとして特定する。)。
閾値L2の値には、閾値L1の値よりも大きい値が設定されている。例えば、閾値L1の値としては、操作スイッチ13〜操作スイッチ19が押下される際に車載器10に生じる程度の加速度の値や、車載器10が搭載された車両が他車両により当て逃げされた際に生じる程度の加速度の値よりも小さい値、が設定されている。これにより、操作スイッチ13〜操作スイッチ19が押下されることにより車載器10に加速度の変化が生じた場合や、車載器10が搭載された車両が他車両により当て逃げされた場合にも、マイクロコンピュータ101は、記録トリガが発生したと判定することができる。また、閾値L2の値としては、閾値L1の値よりも大きく、車載器10が搭載された車両に事故が発生したと看做せる程度の値が設定されている。
このように本実施形態に係る車載器10では、ステップS33において、記録トリガが発生した時点における車両の加速度の値が、第2の閾値L2よりも大きいと判定した場合には、マイクロコンピュータ101が処理を終了するため、車両に事故が発生した場合等の必ず画像データを残す必要がある場合においては、画像データが必ず有効なものとして特定され、メモリカードに確実に記録して残される。
続いて、ステップS34では、マイクロコンピュータ101は、第1の時間帯T1に、操作スイッチ13〜操作スイッチ19が操作入力を受け付けたか否かを判定する(換言すれば、第1の操作入力を受け付けたか否かを判定する。)。より具体的には、記録トリガが発生した時点の前後の時間帯T1(例えば、記録トリガ発生の3秒前から記録トリガ発生の3秒後まで。)に、操作スイッチ13〜操作スイッチ19から信号SG1〜信号SG4のうちの少なくとも1つの信号を受け付けたか否かを判定する。尚、マイクロコンピュータ101は、操作スイッチ13〜操作スイッチ19から入力される信号SG1〜信号SG4の受け付け履歴を、所定時間分だけ過去に遡ってRAM112内に格納させており、当該受け付け履歴をRAM112から適宜読み出して利用する。そして、上記判定の結果、第1の時間帯T1に信号SG1〜信号SG4のいずれかを受け付けたと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS35の処理を実行する。一方、判定の結果、第1の時間帯T1に信号SG1〜信号SG4のいずれも受け付けていないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、処理を終了する。即ち、マイクロコンピュータ101は、メモリカード記録した画像データファイルに後述するキャンセルフラグを付加することなく処理を終了する(換言すれば、当該画像データファイルを有効なものとして特定する。)。
ステップS35では、マイクロコンピュータ101は、図5に示すように、「キャンセルしますか?」との文字情報(キャンセルメッセージ)をLCD21に表示させる。これにより、使用者は、使用者が操作スイッチ13〜操作スイッチ19を操作したことによって記録トリガが発生し、画像データが記録されたことを認識することができる。また、使用者は、車載器10が後述するキャンセル操作入力を受け付け可能な状態にあることを認識して、記録された画像データを削除する場合には操作スイッチ19を押下することができる。
ステップS36では、マイクロコンピュータ101は、キャンセル操作入力(第2の操作入力)を受け付けたか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、操作スイッチ19から信号SG4を受け付けたか否かを判定する。判定の結果、信号SG4を受け付けたと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS38の処理を実行する。一方、判定の結果、信号SG4を受け付けていないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS37の処理を実行する。
ステップS37では、マイクロコンピュータ101は、現時刻が第2の時間帯T2(例えば、記録トリガが発生してから10秒後まで。)に属しているか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、タイマー回路(図示せず。)から受け付けた時間情報に基づいて、記録トリガが発生した時点から10秒経過したか否かを判定する。判定の結果、記録トリガが発生した時点から10秒経過していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS36の処理を実行する。一方、判定の結果、記録トリガが発生した時点から10秒経過した、即ち、タイムオーバーした、と判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、処理を終了する。即ち、この場合には、マイクロコンピュータ101は、メモリカード記録した画像データファイルに後述するキャンセルフラグを付加することなく処理を終了する(換言すれば、当該画像データファイルを有効なものとして特定する。)。
ステップS38では、マイクロコンピュータ101は、ステップS32にてメモリカードに記録した画像データファイルにキャンセルフラグを付加する処理を実行する(即ち、当該画像データファイルを無効なものとして特定する。)。その後、マイクロコンピュータ101は、処理を終了する。尚、図3には示していないが、処理を終了したマイクロコンピュータ101は、その後、処理を再開して再度ステップS31の処理を実行する。即ち、車載器10におけるマイクロコンピュータ101は、図3に示す処理を繰り返し実行する。このため、ステップS38にてキャンセルフラグが付加された画像データファイルは、次回の記録トリガ発生時の処理におけるステップS32の処理により、新規に取得された画像データファイルに上書きされて削除される。
以上説明した一連の処理により、本実施形態に係る車載器10では、検出される加速度の値が第1の閾値L1を超えて記録トリガが発生したと判定され、当該第1の閾値L1を超えた時点の前後に取得された画像データファイルが記録された場合であっても、当該加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の前後における第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付け、且つ、加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の後における第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けた場合には、当該記録された画像データファイルが無効なものとして特定され、無効なものとして特定された当該画像データファイルは、その後、新たに取得された画像データファイルより上書きされる。一方、加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点における加速度の値が第2の閾値L2より大きかった場合、第1の時間帯T1に第1の操作入力を受け付けなかった場合、及び第2の時間帯T2にキャンセル操作入力を受け付けなかった場合には、当該記録された画像データファイルが有効なものとして特定され、メモリカードに記録して残される。
以下では、本実施形態に係る車載器の作用及び効果を説明する。
本実施形態に係る車載器10は、車両に搭載されて使用される車載器であって、車両に設置されたカメラ11(撮像手段)から画像データを取得する画像処理IC107(画像データ取得部)と、車載器10の加速度を検出する加速度センサ105(加速度検出部)と、操作入力を受け付けるボタンI/F13〜ボタンI/F19(操作スイッチ、操作部)と、を備えている。そして、加速度センサ105により検出される加速度の値が第1の閾値L1を超えた場合には、当該第1の閾値L1を超えた時点の前後に画像処理IC107により取得された画像データが記録され、前記加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の前後における第1の時間帯T1に、ボタンI/F13〜ボタンI/F19が第1の操作入力を受け付けた場合には、当該画像データが無効なものとして特定され、ボタンI/F13〜ボタンI/F19が第1の操作入力を受け付けなかった場合には、当該画像データが有効なものとして特定される。
これにより、車載器10では、検出される加速度の値が第1の閾値L1を超えて、当該第1の閾値L1を超えた時点の前後に取得された画像データが記録された場合であっても、加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の前後における第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付けた場合には、当該記録された画像データが無効なものとして特定される。無効なものとして特定された当該画像データは、その後、新たに取得された画像データより上書きされる。このため、使用者が操作スイッチ13〜操作スイッチ19を操作したことによって、検出される加速度の値が第1の閾値L1を超えた場合に(即ち、記録した画像データを残すべきではない場合に)、メモリカードに記録された画像データがそのまま残存してしまうことが防止される。
この結果、本実施形態に係る車載器10によれば、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供できる。
また、本実施形態に係る車載器10では、第1の時間帯T1に、ボタンI/F13〜ボタンI/F19が第1の操作入力を受け付けた場合において、前記加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の後における第2の時間帯T2に、ボタンI/F19がキャンセル操作入力(第2の操作入力)を受け付けたときには、画像データが無効なものとして特定され、ボタンI/F19がキャンセル操作入力を受け付けなかったときには、画像データが有効なものとして特定される。
これにより、車載器10では、加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の前後における第1の時間帯T1に第1の操作入力を受け付けた場合であっても、加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の後における第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けなければ、記録された画像データが無効なものとして特定されない。このため、使用者は、第2の時間帯T2にキャンセル操作入力を入力するか否かを選択することによって、記録された画像データを削除するか否かを選択できる。
また、本実施形態に係る車載器10では、画像を出力するLCD21(出力部)を更に備え、LCD21が、第2の時間帯T2に画像を出力する。
これにより、車載器10では、画像により、車載器10がキャンセル操作入力を受け付け可能な状態であることが使用者に報知される。このため、使用者は、使用者が操作スイッチ13〜操作スイッチ19を操作したことによって検出される加速度の値が第1の閾値L1を超え、記録トリガが発生したと判定されたことを認識することができる。また、使用者は、車載器がキャンセル操作入力を受け付け可能な状態にあることを認識して、記録された画像データを削除する場合には操作スイッチ19を押下することができる。
また、本実施形態に係る車載器10では、第1の閾値L1を超えたときの加速度の値が、当該第1の閾値L1よりも大きい第2の閾値L2を超えた場合には、画像データが有効なものとして特定される。
これにより、車載器10では、加速度の値が第1の閾値を超えた時点の前後における第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付けた場合であっても、当該加速度の値が、第1の閾値よりも大きい第2の閾値を超えた場合には、画像データが有効なものとして特定される。このため、スイッチの押下作業時における加速度変化のように加速度の変化量が小さく、加速度の値が第1の閾値L1のみを超えて第2の閾値L2は超えない場合には、その後の処理により画像データを無効なものとして特定可能としつつ、事故時等における加速度変化のように加速度の変化量が大きく、加速度の値が第2の閾値L2も超える場合には、画像データを必ず有効なものとして特定して、画像データを確実に残すことができる。
また、従来の車載器において、スイッチの押下作業に起因する誤記録を防止するために、例えば、記録トリガ発生の判定に用いる加速度の閾値を高めに設定して検知感度を下げ、スイッチの押下作業時における加速度変化のように加速度の変化量が小さい場合には記録トリガが発生したと判定しないようにすることが対策として考えられるが、この場合には、例えば当て逃げ等が発生した場合のように、加速度の変化量は小さいが画像データを記録しておきたい場合にも記録ができなくなるという問題が生じる。
これに対して、本実施形態に係る車載器10では、閾値L1の値としては、操作スイッチ13〜操作スイッチ19が押下される際に車載器10に生じる程度の加速度の値や、車載器10が搭載された車両が他車両により当て逃げされた際に生じる程度の加速度の値よりも小さい値、が設定されている。これにより、操作スイッチ13〜操作スイッチ19が押下されることにより車載器10に加速度の変化が生じた場合や、車載器10が搭載された車両が他車両により当て逃げされた場合にも、記録トリガが発生したと判定される。そして、記録トリガが発生した時点の前後における第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付け、且つ、加速度の値が第1の閾値L1を超えた時点の後における第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けた場合には、当該記録された画像データファイルが無効なものとして特定される。また、閾値L2の値としては、閾値L1の値よりも大きく、車載器10が搭載された車両に事故が発生したと看做せる程度の値が設定されている。これにより、事故発生時等における加速度変化のように加速度の変化量が大きく、加速度の値が第2の閾値L2も超える場合には、画像データを必ず有効なものとして特定して、画像データを確実に残すことができる。
このように、本実施形態に係る車載器10によれば、上述した検知感度を下げた場合に生じる問題の発生を回避しつつ、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供できる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、本実施形態に係る車載器10では、第1の時間帯T1に、操作スイッチ13〜操作スイッチ19の少なくとも1つが操作された場合に、第1の操作入力を受け付けたと判定する構成としたが、操作スイッチ13〜操作スイッチ19のいずれか1つが操作された場合にのみ、第1の操作入力を受け付けたと判定する構成としてもよい。例えば、車載器10のモードを切り替えるために用いられる操作スイッチ13が操作された場合にのみ、第1の操作入力を受け付けたと判定する構成としてもよいし、作業記録の際に用いられる操作スイッチ15及び操作スイッチ17が操作された場合にのみ、第1の操作入力を受け付けたと判定する構成としても構わない。
また、本実施形態に係る車載器10では、第2の時間帯T2に、操作スイッチ19が操作された場合に、第2の操作入力を受け付けたと判定する構成としたが、操作スイッチ13〜操作スイッチ19の少なくとも1つが操作された場合に、第2の操作入力を受け付けたと判定する構成としてもよい。
また、本実施形態に係る車載器10では、記録トリガが発生した時点の前後における第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付け、且つ、記録トリガが発生した時点の後における第2の時間帯T2に、キャンセル操作入力を受け付けた場合には、当該記録された画像データが無効なものとして特定される構成としたが、記録トリガが発生した時点の前後における第1の時間帯T1に、第1の操作入力を受け付けた場合には、必ず当該画像データが無効なものとして特定される構成としても構わない。換言すれば、第2の時間帯T2に受け付けるキャンセル操作入力の有無を有効、無効の判別条件とすることは、必須ではない。この構成によっても、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供できる。
また、本実施形態に係る車載器10では、第1の操作入力を受け付ける第1の時間帯T1として、記録トリガが発生した時点の前後に亘る時間帯を設定した構成としたが、第1の時間帯T1としては、当該第1の時間帯T1に受け付けた第1の操作入力と、発生した記録トリガと、を関連付けられる時間帯が設定されていればよく、例えば、第1の時間帯T1として、記録トリガが発生した時点の前における時間帯を設定してもよいし、記録トリガが発生した時点の後における時間帯を設定してもよい。記録トリガが発生した時点の前における時間帯を第1の時間帯T1として設定すれば、操作スイッチ13〜操作スイッチ19の押圧自体により車載器100の加速度が変化した場合に、第1の操作入力と判定した記録トリガとを関連付けることができる。また、記録トリガが発生した時点の後における時間帯を第1の時間帯T1として設定すれば、操作スイッチの押圧のために使用者が車載器10を把持すること等によって加速度が変化し、記録トリガが発生したと判定された後、操作スイッチが操作された場合に、第1の操作入力と判定した記録トリガとを関連付けることができる。
また、本実施形態に係る車載器10では、ステップS33において、記録トリガが発生した時点における車両の加速度の値が、第2の閾値L2よりも大きいと判定した場合には、マイクロコンピュータ101が処理を終了する構成としたが、ステップS33の処理を省略し、当該加速度の値に依らずにステップS34以降の処理を実行する構成としても構わない。この構成によっても、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供できる。
また、本実施形態に係る車載器10では、ステップS35において、第2の時間帯T2に、LCD21にキャンセルメッセージを画像表示することにより、使用者に情報を呈示する構成としたが、画像表示の代わりに、或いは画像表示と併せて、ステップS35において、第2の時間帯T2に、例えば、「ボタン操作により記録トリガが検出された可能性があります。記録をキャンセルしますか?」との音声情報(キャンセルメッセージ)を音声IC106に出力させる構成としても構わない。この構成によっても、使用者は、使用者が操作スイッチ13〜操作スイッチ19を操作したことによって検出される加速度の値が第1の閾値L1を超え、記録トリガが発生したと判定されたことを認識することができる。また、使用者は、車載器がキャンセル操作入力を受け付け可能な状態にあることを認識して、記録された画像データを削除する場合には操作スイッチ19を押下することができる。
また、本実施形態に係る車載器10では、無効なものとして判定された画像データファイルには、ステップS38にてキャンセルフラグが付加され、その後、次回の記録トリガ発生時の処理におけるステップS32の処理により、新規に取得された画像データファイルに上書きされて削除される構成としたが、無効なものとして判定された画像データファイルは、当該ステップS38にて直ちにメモリカードから削除される構成としても構わない。また、無効なものとして判定された画像データファイルが、削除されることなく残存する構成としても構わない。この構成によっても、例えば、収集したデータの解析時に、キャンセルフラグが付加されている画像データファイルを解析対象から外すことにより、データの解析作業を容易にすることができ、スイッチ操作に起因する誤記録に対処可能な車載器を提供できる。
10 車載器
11 カメラ
13〜19 ボタンI/F(操作スイッチ)
21 LCD
101 マイクロコンピュータ
102 速度I/F
103 エンジンI/F
104 電源I/F
105 加速度センサ
106 音声IC
107 画像処理IC
108 RAM
109 カードI/F
110 データ処理IC
111 ROM
112 RAM
600 車載器
601 カメラ
603〜609 操作スイッチ
611 表示部
SG1〜SG4 信号

Claims (3)

  1. 車両に搭載されて使用される車載器であって、
    前記車両に設置された撮像手段から画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記車載器の加速度を検出する加速度検出部と、
    操作入力を受け付ける操作部と、
    を備え、
    前記加速度検出部により検出される加速度の値が第1の閾値を超えた場合には、当該第1の閾値を超えた時点の前後に前記画像データ取得部により取得された画像データが記録され、
    前記加速度の値が前記第1の閾値より大きい第2の閾値を超えているときには、前記画像データが有効なものとして特定され、
    前記加速度の値が前記第1の閾値より大きく前記第2の閾値以下のときには、前記加速度の値が前記第1の閾値を超えた時点の前後における第1の時間帯に前記操作部が第1の操作入力を受け付けた場合には、前記画像データが無効なものとして特定され、前記操作部が前記第1の時間帯に前記第1の操作入力を受け付けなかった場合には、前記画像データが有効なものとして特定される、
    ことを特徴とする車載器。
  2. 前記第1の時間帯に前記操作部が前記第1の操作入力を受け付けた場合において、前記加速度の値が前記第1の閾値を超えた時点の後における第2の時間帯に前記操作部が第2の操作入力を受け付けたときには、前記画像データが無効なものとして特定され、前記操作部が前記第2の時間帯に前記第2の操作入力を受け付けなかったときには、前記画像データが有効なものとして特定される、
    ことを特徴とする請求項1の車載器。
  3. 画像又は音声を出力する出力部を更に備え、
    該出力部が、前記第2の時間帯に画像又は音声を出力する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車載器。
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