JP5967956B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、情報処理装置からの印刷では、文書の印刷だけでなく、ステイプルやソート、その他様々な仕上がり設定を可能とするフィニッシャを装着した印刷機が普及している。そのため、使用環境によって求められる文書の成果物も多様になってきている。例えば、一つの文書を複数のグループにわけ、グループ毎に異なる印刷設定を設定し、それらをまとめて出力し、配布したいといった要望がある。これは、学校のような環境で、テキストや問題集の共通文書を各クラスの人数及び各クラスの進捗に合わせ一度の印刷でまとめて出力するようなユースケースである。又は旅行会社等のビジネスの環境でも複数の拠点に配布する資料をまとめて印刷したいといった要望がある。このような出力物は、印刷後に追加で出力物の仕分け作業をせずに各グループに(クラスや拠点)配布できるように、出力されることが望ましい。
ここで印刷物の排紙方法として、一般的にはコレート出力とグループ出力とがある。コレート出力とは、10ページある印刷物を10部印刷する場合には、1部目用に1ページ目、2ページ目・・・10ページ目と印刷した後に、2部目用に1ページ目、2ページ目、・・・10ページ目という出力を10部分印刷する。グループ出力とは、1ページ目を10部印刷、2ページ目を10部印刷、10ページ目を10部印刷というように同ページを指定部数分出力する。また、これらコレート出力とグループ出力とはシフト出力と組み合わせ、コレートシフト及びグループシフトという方法で排紙することもできる。コレートシフトは、各部数間でシフトする。グループシフトは、各ページの総部数印刷後毎にシフトする。
このような排紙方法を用いて前述した例で挙げたような学校や旅行会社の場で、一つの文書をグループ(クラスや支店)単位に異なる印刷設定を設定し出力することを想定する。この想定を実現するためには、従来技術では、グループ毎に異なるジョブを生成し、印刷設定をジョブ毎に施し出力する必要がある。又は、特許文献1では、印刷ジョブ全体に対してグループ出力が指定されている場合に、総部数内で指定可能なサブ部数を定義し、出力することで、指定されたサブ部数単位でグループ出力を可能としている。
特開2011−136441号公報
しかしながら、従来技術のように出力したいグループ毎に複数ジョブを分けて出力した場合、全てのグループのジョブに同じ共通設定をする必要があり、冗長な設定処理が発生する。
また、複数ジョブに分けた場合には、ジョブ間に他のジョブが割り込む可能性や複数ジョブの印刷順や印刷漏れが発生する可能性がある。一方、特許文献1では、全てのグループに同じ印刷範囲及び同じ排紙方法(グループ出力又はコレート出力)を適用する必要があり、ユーザが所望とする設定処理をできないおそれがある。そのため、グループ毎に異なる印刷設定を設定するには、やはりサブ部数毎に別ジョブとして設定する必要がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、複数の印刷ジョブに分けて投入せず、かつ、容易な操作でユーザが所望とする印刷物を出力することを目的とする。
そこで、本発明の情報処理装置は、印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記印刷ジョブに対応するジョブ属性を解析する解析手段と、前記解析手段の解析の結果に応じて、ジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との各画面に含まれる設定項目を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された設定項目を含むジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との画面を介し設定された印刷設定情報を前記印刷ジョブと関連付けて記憶装置に記憶する記憶手段と、前記記憶手段により前記記憶装置に記憶された前記印刷設定情報を、前記印刷設定情報と関連付けて記憶した前記印刷ジョブとは別の印刷ジョブの印刷設定に適用する適用手段と、前記適用手段により前記印刷設定情報を前記別の印刷ジョブの印刷設定に適用する際に、前記印刷設定情報で設定されている印刷範囲が、前記別の印刷ジョブの文書の範囲内でない場合、印刷範囲の変更が必要であることをユーザに通知する通知手段とを有し、前記受信手段が、第1印刷ジョブを受信した場合、前記決定手段は、前記解析手段の前記第1印刷ジョブに対応する第1ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目を決定し、前記受信手段が、第1印刷ジョブとは異なる第2印刷ジョブを受信した場合、前記決定手段は、前記解析手段の前記第2印刷ジョブに対応する第2ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目として前記第1印刷ジョブの設定項目とは異なる設定項目を決定する。
本発明によれば、複数の印刷ジョブに分けて投入せずとも、一回の印刷指示で、グループ毎に部数、印刷範囲、その他、印刷設定を指定可能とすることができる。
印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。 プリントサーバの構成の一例を示す図である。 画像形成装置の構成の一例を示す図である。 印刷システムのジョブ処理の一例を示す図である。 プリントサーバがクライアントPCからネットワークを介してジョブを受信してから表示部が印刷設定UIを表示し、設定された印刷情報を記憶部に格納するまでの処理の一例を示すフローチャートである。 プリントサーバがS510で格納した印刷設定を持つジョブの印刷指示を受け、画像形成装置に送信する画像データと印刷情報データとを生成する処理手順の一例を示すフローチャートである。 印刷設定画面の一例を示す図である。 レイアウトタブで指定可能な設定の一例を示す図である。 メディアタブで指定可能な設定の一例を示す図である。 仕上がり設定タブで指定可能な設定の一例を示す図である。 表示部が表示するグループ印刷設定画面の一例を示す図である。 グループ設定ボタンが押下された際に表示されるグループ毎の印刷設定画面の一例を示す図である。 詳細印刷設定ボタンが押下された場合に表示されるグループ印刷詳細設定画面の一例を示す図である。 ジョブ解析部がS502で参照するジョブ属性情報があると判断した際のジョブ属性情報の一例を示す図である。 ジョブ共通のメディア設定画面の一例を示す図である。 ジョブ共通の仕上がり設定画面の一例を示す図である。 グループ印刷詳細設定画面の一例を示す図である。 プリセットボタンが押下された際に表示されるプリセット管理画面の一例を示す図である。 図17のプリセット管理画面で保存したプリセットを保存した印刷設定(印刷設定プリセット)を新たに別文書に適用させる場合の情報処理の一例を示すフローチャートである。 ステップS1805でユーザに印刷設定確認を通知するUI(画面)の一例を示す図である。 ステップS1807で、指定された印刷範囲に該当するページがプリセットを適用した文書に存在しない場合にユーザに印刷範囲の変更を通知するUIの一例を示す図である。 本実施形態の処理を実施した場合にプリントサーバが画像形成装置に送る印刷情報データと画像データとを含むジョブの構成の一例を示す図である。 本実施形態による出力成果物の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、印刷システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態に係る印刷システムは、画像形成装置10、プリントサーバ20、ファイルサーバ30、及びクライアントPC40を有する。画像形成装置10、プリントサーバ20、ファイルサーバ30、及びクライアントPC40は、LAN、WAN等のネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
画像形成装置10は、スキャン、プリント、コピー等の様々な機能を有する。
プリントサーバ20は、入力された印刷ジョブやネットワーク50を介して接続されている画像形成装置10を管理する。プリントサーバ20は、接続されている画像形成装置10と全ての印刷ジョブの状況を監視できると共に、印刷ジョブの一時停止、設定変更、印刷再開、或いはジョブの複製、移動、削除等の制御を行うことができる。
ファイルサーバ30は、印刷時に使用するデータに関わる印刷データベース、例えば、グループの人数、印刷設定情報等を保管する。クライアントPC40は、アプリケーションファイルの編集や印刷指示を行う機能を有する。また、クライアントPC40は、プリントサーバ20内で管理されている画像形成装置10や印刷ジョブの監視や制御を補佐する機能を有する。ユーザは、クライアントPC40を利用してジョブのステータス等を確認することができる。
プリントサーバ20は、情報処理装置の一例である。また、後述するように、画像形成装置10が印刷制御処理を行う場合、画像形成装置10は、情報処理装置の一例である。
図2は、プリントサーバ20の構成の一例を示す図である。
プリントサーバ20の制御部201は、システムバスを介して接続されている各機能を制御し、プリントサーバ20全体の動作を制御する。制御部201は記憶部204に記憶されているプログラムを実行することでプリントサーバ20の各構成を制御し、実行する。
なお、後述するジョブ受信部202、ジョブ管理部203、ジョブ解析部206、RIP部207、表示部208は、エンコード部210は、制御部201が、記憶部204に記憶されているプログラムを実行することで実現されるソフトウェアである。但し、これらをハードウェアとしてプリントサーバ20に実装してもよい。
ジョブ受信部202は、クライアントPC40から印刷指示が出て送信されたジョブを受信し、ジョブ解析部206に送信する。
ジョブ受信部202が受信した印刷ジョブには、印刷情報設定データ及び画像データが含まれる。ジョブ解析部206は、ジョブの設定や受信したジョブの状態を解析する。ジョブ解析部206は、解析の結果に応じて、ジョブをRIP部207や記憶部204に送信する。また、本願のフローチャートの各ステップは、制御部201が関連するプログラムを記憶部から読みだして実行することにより実現される。
RIP部207は、ジョブ解析部206で解析され、受信した画像データに対してRIP(Raster Image Processor)処理を施し、ラスタイメージ化する。エンコード部210は、ラスタイメージ化されたデータを画像形成装置10がサポートする形式の画像データ或いはデータフォーマットに変換する。記憶部204は、受信した印刷ジョブを一時的に保管(スプール)しておく。又は、記憶部204は、RIP部207によりRIP処理された後のデータを一時的に保管しておく。記憶部204は、受信したジョブの状態に応じて適切なキューに格納する。また、記憶部204には、各種で用いる制御情報、設定情報が格納される。ジョブ管理部203は、記憶部204に格納されているジョブをクライアントPC40からの指示に応じて、ジョブの一時停止、キャンセル、ジョブの再設定、削除、複製、再開等のジョブの管理をする。I/F部205は、画像形成装置10のI/F部205に、印刷コマンドや画像データの転送を行う。表示部208は、ユーザに画像や文字によって情報を伝えるためのディスプレイ等への表示、ジョブ印刷設定に必要なディスプレイ等への表示、及び表示に必要な制御を行う。操作部209は、ボタンやキー、タッチパネル等を有し、プリントサーバ20のオペレーションを行うための操作部である。
図3は、画像形成装置10の構成の一例を示す図である。画像形成装置10全体の動作を制御する制御部301は、記憶部304に記憶されているプログラムを実行し、画像形成装置10の各構成を制御することで実行される。操作部306は、ユーザが各種入力を行うためのものであり、タッチパネルやとキーを有し、入力された情報を制御部301へ伝達する。表示部305は、ユーザに画像や文字によって、各種表示を行うものであり、タッチパネル部215やLED等の表示を制御する。I/F部302は、印刷制御装置102のI/F部205から印刷コマンド及び画像データを受信し、印刷コマンドに従って、画像データを印刷部303に送信する。印刷部303は、印刷制御装置101のRIP部207によってRIP、及びエンコード部210によってエンコードされた画像データの印刷処理を行う。記憶部304は、ハードディスク等の不揮発性のメモリから構成され、各処理により生成された画像データ、各種で用いる制御情報、設定情報が格納される。
本実施形態の印刷システムでは、プリントサーバ20が印刷制御処理を行っているが、同機能が実施する制御処理が画像形成装置10内の制御部301内で制御される構成でも実施可能である。
図4は、印刷システムのジョブ処理の一例を示す図である。本例では、クライアントPCから送信される印刷ジョブに対してプリントサーバ20が印刷設定を設定し、画像形成装置10に印刷設定と画像データから構成される印刷ジョブを送信し、印刷処理する流れが示されている。
図4において、クライアントPC40に記憶されるアプリケーション401が印刷指示を行うとアプリケーション401と同様に記憶装置に格納されたプリンタドライバ402が印刷ジョブ(PDLデータ)を生成し、プリントサーバ20に送信する。ここでPDLとはPageDescription Languageの略でページ記述言語を意味する。
プリントサーバ20は、ネットワークを介してクライアントPC40からプリントサーバ20に転送されたPDLデータから画像データと印刷情報データとを生成する。印刷情報データとは、印刷を実行する際に画像形成装置に送られる印刷設定の情報であり、例としてレイアウトや、仕上がり、メディア設定等が含まれる。プリントサーバ20は、生成した画像データと印刷情報データとを画像形成装置10へ送信する。プリントサーバ20は、生成した画像データと印刷情報データをプリントサーバ20内に保管し、画像データの再利用や印刷情報データを呼び出すことができる。また、プリントサーバ20は、ジョブに応じてファイルサーバ30のデータベースを参照し、印刷設定に必要な情報を取得する。画像形成装置10は、受信した画像データと印刷情報データとより、画像形成装置10の印刷部303で印刷処理を行う。
図5は、プリントサーバ20がクライアントPC40からネットワーク50を介してジョブを受信してから表示部208が印刷設定UIを表示し、設定された印刷情報を記憶部204に格納するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
S501のステップでは、プリントサーバ20のジョブ受信部202がクライアントPC40からネットワーク50を介して印刷ジョブを受信する。
S502のステップでは、ジョブ解析部206が受信した印刷ジョブに対応するジョブ属性がファイルサーバ30に格納されているかを判断する。なお、ジョブ属性とは、例えば、図14を指す。ジョブ属性は、印刷ジョブを受信する前に予め登録される。ファイルサーバに格納されているジョブ属性の例として、各クラスの人数、進捗、印刷に使用されるページサイズ、両面指示、仕上がり設定指示等がある。なお、印刷ジョブとジョブ属性は、ジョブ名や識別情報等によって対応付けられる。ジョブ属性があると判断した場合には、ジョブ解析部206は、S503へ進む。ジョブ属性がないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S511へ進む。
S503のステップでは、ジョブ解析部206は、ステップS502で特定されたジョブ属性にジョブ共通の印刷設定があるかを判断する。具体的には、ジョブ解析部206は、プリントサーバ20において設定可能な項目と図14のジョブ属性とを比較する。そして、ジョブ解析部206は、プリントサーバ20において設定可能な項目の中で図14のジョブ属性に含まれない項目をジョブ共通の印刷設定と認識する。例えば、図14では両面印刷に関する情報が記憶されていないので、ジョブ解析部206は、両面印刷はジョブ共通の印刷設定として認識する。
ジョブ共通設定があると判断した場合には、ジョブ解析部206は、S504へ進む。ジョブ共通設定がないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S505へ進む。ジョブ共通設定とは、ジョブ全体に設定される項目である。また、ジョブ名等のジョブ情報、出力先(Box、E−Mail、プリンタ)等はジョブに対して固定で設定するべき項目である。一方で、例えば用紙タイプや用紙サイズ、両面・片面指定等のその他の設定は、ジョブ共通設定として指定することも可能だが、グループ固有に設定することも可能となる可変な設定項目である。よって、ジョブ名やジョブ出力先等のジョブに対して1種類のみ設定可能である固有なものは、ジョブ共通設定と必ず判断され、その他の設定はジョブ属性を解析することによって特定される。また、特に指定がない限りジョブ共通設定が全てのグループにも適用される。
S504のステップでは、ジョブ管理部203は、S503でジョブ共通設定があると判断された設定を取得し、取得した印刷設定情報を表示部208に送信する。上記の例では、図14のジョブ属性に記述されていない項目(例えば、両面印刷など)が表示部208に通知される。
S505のステップは、ジョブ解析部206は、S502で特定されたジョブ属性にグループ共通設定があるかを判断する。具体的には、予めグループ共通設定として定義されている項目が図14のジョブ属性に含まれるか判定する。例えば、「グループ毎のシフト出力」がグループ共通設定として予め定義されており、かつ、図14にグループ毎のシフトの項目がない場合、ジョブ解析部206は、グループ毎のシフト出力をグループ共通設定と認識する。一方、例えば、「グループ毎のシフト出力」がグループ共通設定として予め定義されており、かつ、図14にグループ毎のシフトの項目がある場合、ジョブ解析部206は、グループ毎のシフト出力をグループ共通設定と認識しない。グループ共通設定があると判断した場合には、ジョブ解析部206は、S506へ進む。グループ共通設定がないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S507へ進む。グループの共通設定とは、定義された各グループに適用される設定項目である。例としては、グループ単位で出力後にシフトをさせるグループ間シフトや、グループ単位でカバー出力する設定がある。
S506のステップでは、ジョブ管理部203は、グループ共通設定情報を取得し、表示部208に印刷設定情報を送信する。
S507のステップでは、ジョブ解析部206は、ステップS502で特定されたジョブ属性にグループ固有設定があるか判断する。図14に設定があればグループ固有設定があると判断される。グループ固有設定があると判断した場合には、ジョブ解析部206は、S508へ進む。グループ固有設定がないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S509へ進む。グループ固有設定とは、グループ単位で部数、印刷範囲、排紙方法、その他の設定を変える場合に設定する。
S508のステップでは、ジョブ管理部203は、グループ固有設定を取得し、表示部208に設定情報を送信する。
S509のステップでは、表示部208は、取得したジョブ共通設定、グループ共通設定及びグループ固有設定を基に表示する印刷設定項目を決定し、表示画面を表示する。このとき表示部208は、ジョブ全体で共通する項目はグループ共通設定画面又はグループ固有設定画面には表示させない。同様にグループ固有で設定する項目は、ジョブ全体設定画面には表示されない。なお、詳細は、図7から図13、図15Aから図16にて後述する。つまり、表示部208は、第1印刷ジョブが受信された場合、前記第1印刷ジョブに対応する第1ジョブ属性の解析の結果に応じて、各画面に含まれる設定項目を決定する。そして、表示部208は、第1印刷ジョブとは異なる第2印刷ジョブが受信された場合、前記第2印刷ジョブに対応する第2ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目として前記第1印刷ジョブとは異なる設定項目を決定する。
S510のステップでは、ジョブ管理部203は、操作部209より、印刷履歴情報から印刷設定を自動入力する更新ボタン1107が押下され、印刷履歴情報の取得指示があったかを判断する。印刷履歴情報の取得指示があったと判断した場合には、ジョブ管理部203は、S512へ進む。印刷履歴情報の取得指示がないと判断した場合には、ジョブ管理部203は、S514へ進む。
S512のステップでは、ジョブ管理部203は、記憶部204に記憶されている印刷履歴情報から各グループの最終印刷ページの情報を取得する。ここで、印刷履歴情報は、該当するグループに関して前回、何ページまで印刷したか等の情報である。
S513のステップでは、ジョブ管理部203は、前記ステップで取得した印刷済みページの次のページを印刷範囲とし、表示部208へ通知する。そして、表示部208が更新された印刷範囲を表示する。例えば、図21の印刷ジョブを使ってグループ2が1から2ページ目まで印刷が実行された後、グループ2の設定として図12の画面を表示する場合、印刷範囲には、3ページから始まることが表示される。
このように各グループに対して前回の最終印刷ページの次ページを印刷開始ページに設定することで、各グループに対して前回の印刷済みページを把握していなくとも自動で印刷開始が必要な次ページを設定すること可能となる。更にこの処理により、既に印刷されているページを再度設定してしまう設定ミスによる重複印刷も防ぐことができる。
S514のステップでは、ジョブ管理部203は、表示部208が表示した印刷設定画面で設定された印刷設定情報を該当する印刷ジョブと紐付けて記憶部204に格納する。このとき、ジョブ管理部203は、グループ有効チェックボックス1103が選択されているもののみを印刷対象とし、定義されているがグループ有効チェックボックス1103で選択されていないグループは、格納はするが印刷対象外とする。このように定義されたグループが有効であるかを判断し、有効でないグループも格納しておくことで、グループ追加時や削除時に新たに別ジョブとして印刷設定を行う必要がなくなり、再設定する手間を省くことができる。
S511のステップでは、表示部208は、予め記憶部204に格納されている印刷設定の初期設定画面を表示する。
図5に示したフローチャートの処理により、受信したジョブに応じて、表示する印刷設定画面を切り替えることができ、グループ設定時に適切な設定を容易に行うことができる。また、印刷履歴情報を用いることにより、グループ設定がされているジョブに対しても継続印刷を効率的に行うことが可能となる。
次に図6は、プリントサーバ20が画像形成装置10に送信する画像データと印刷情報データとを生成する処理手順の一例を示すフローチャートである。
S601のステップでは、ジョブ管理部203は、操作部209からの印刷要求指示を受信する。
S602のステップでは、ジョブ管理部203は、印刷要求指示された印刷ジョブを記憶部204から取得し、印刷ジョブに関連付けられている印刷設定情報を取得する。なお、ここで取得される印刷設定情報は、S514で記憶された印刷設定情報である。
S603のステップでは、ジョブ管理部203は、取得した印刷設定情報に含まれるジョブ共通設定に基づき、ジョブ共通設定の印刷情報データを生成する。
なお、図6では、説明の簡略化のため省略してあるが、図5のS503の様に、ジョブ共通設定があるか否かを判定し、ジョブ共通設定がある場合、S603の処理を行う様にしてもよい。
S604のステップでは、ジョブ管理部203は、取得した印刷設定情報に基づき、ジョブにグループが定義され、出力対象か否かを判断する。出力対象のグループが定義されていると判断した場合、ジョブ管理部203は、S605へ進む。出力対象のグループが定義されていないと判断した場合には、ジョブ管理部203は、S608へ進む。
S605のステップでは、ジョブ管理部203は、取得した印刷設定情報に基づき、グループ共通の印刷設定があるかを判断する。グループ共通の設定があると判断した場合には、ジョブ管理部203は、S606へ進む。グループ共通の設定がないと判断した場合には、ジョブ管理部203は、S607へ進む。
S606のステップでは、ジョブ管理部203は、取得した印刷設定情報に含まれるグループ共通設定に基づき、グループ共通の印刷情報データを生成する。
S607のステップでは、ジョブ管理部203は、取得した印刷設定情報に含まれるグループ固有設定に基づき、グループ固有の印刷情報データを生成する。
S608のステップでは、ジョブ管理部203は、取得した印刷設定情報よりグループの指定印刷範囲を取得する。
S609のステップでは、ジョブ管理部203は、取得したグループの指定印刷範囲に基づき、前記印刷要求指示されたジョブより指定印刷範囲の画像データを取得する。以上の処理を経ることで、ジョブ管理部203は、例えば、図21の印刷ジョブにおける共通設定2101、グループ共通の印刷設定(グループ間シフト)2102、グループ固有の印刷設定2103、1つ目のグループの画像データ2105を生成する。
S611のステップでは、ジョブ管理部203は、未処理のグループがあるかを判断する。未処理のグループがあると判断した場合には、ジョブ管理部203は、S605へ戻る。未処理のグループがないと判断した場合には、ジョブ管理部203は、本フローを終了する。例えば、本処理をグループ毎に繰り返すことにより、図21の印刷ジョブが生成される。
図6に示したフローチャートの処理により、一回の印刷指示により、グループ毎に異なる設定及び印刷範囲が含まれていても、一つのジョブとして画像形成装置に印刷設定と画像データとを送り、処理することが可能となる。そのため、複数グループの設定を持つジョブにおいても、通常と変わらない一つのジョブとして管理することができる。
図7から図13までは、プリントサーバ20が受信した印刷ジョブのグループ印刷設定をするユーザインターフェースの一例を示す図である。これらの画面は、ステップS509でプリントサーバ20の表示部208がディスプレイ等に表示する。
図7は、印刷設定画面700の一例を示す図である。
図7において、印刷設定画面700は、ジョブの印刷設定要求を受信した際に表示部208によって表示される。
一般設定タブ701は、印刷範囲706、部数設定707、グループ作成ボタン708で構成される。図7の例では、グループ作成ボタン708が選択されているため、ジョブ全体設定である印刷範囲706及び部数設定707が選択不可の状態となっている。つまり、これは今回の印刷ジョブに対応するジョブ属性にグループ単位で印刷設定を設定すること、及び、部数、印刷範囲はグループ単位で設定することが定義されているため、図7の画面が表示される。レイアウトタブ702は、両面やページレイアウトを指定するタブである。メディアタブ703は、印刷する用紙のメディアを指定するタブである。仕上がり設定タブ704は、ジョブの排紙方法、ステイプルやパンチ等の仕上がり方法を設定するタブである。プリセットボタン705は、印刷設定を管理するボタンである。OKボタン709は、設定された情報を保存し、印刷設定画面700を閉じるボタンである。キャンセルボタン710は、印刷設定を無効とし、印刷設定画面700を閉じるボタンである。適用ボタン711は、印刷設定をジョブに適用するボタンである。OKボタン709が選択されることにより、印刷ジョブが画像形成装置に送信される。
図8は、レイアウトタブ702で指定可能な設定の一例を示す図である。両面設定801では、ジョブ全体を両面又は片面の指定をすることができる。スケール設定802では、印刷される画像の縮尺の設定をすることができる。オリエンテーション設定803では、縦向き印刷(Portrait)、横向き(Landscape)印刷の設定をすることができる。
図9は、メディアタブ703で指定可能な設定の一例を示す図である。用紙サイズ設定901では、用紙サイズを指定することができる。給紙段設定902では、用紙を給紙する給紙段を指定することができる。メディアタイプ設定903では、使用するメディアタイプを指定することができる。
図10は、仕上がり設定タブ704で指定可能な設定の一例を示す図である。排紙トレイ1001では、ジョブを出力するトレイを指定することができる。出力順設定1002では、ファイスダウン、フェイスアップ、逆順、正順を指定することができる。パンチ設定1003では、パンチを施すパンチのダイの種類(2穴、3穴、4穴等)を設定することができる。ステイプル設定1004では、ステイプル処理する位置、数を設定することができる。折り設定1005では、折り処理する折りの種類(二つ折り、三つ折り、Z折り等)を指定することができる。
図5から図10までで例に挙げた各種設定は、図5のS504、S506、S508、S509を経ることでジョブ共通設定用の画面として表示される。そして、図5から図10の画面を介して入力された設定情報は、ジョブ共通設定(ジョブ共通設定)として記憶される。
図11は、表示部208が表示するグループ印刷設定画面の一例を示す図である。この画面はグループ作成ボタン708が押下されることで表示される。
グループ数設定1101では、作成するグループの数を入力することができる。ここで指定された数のグループ設定ボタン1102が表示される。ユーザが、グループ設定ボタン1102を押下すると、定義されたグループの印刷設定画面1200が表示される。グループ有効チェックボックス1103では、有効にするグループを指定することができる。ここでチェックされたグループの設定が有効となり、チェックされなかったグループの設定は保存されるが、出力対象とはならない。チェックボックス1104では、グループ毎のシフト出力を設定することができる。ユーザがチェックボックス1104をチェックすることでグループ間のシフト出力が設定される。このようなグループに共通する設定がグループ共通設定に含まれる。なお、上述したように、「グループ毎のシフト出力」がグループ共通設定として予め定義されており、かつ、ジョブ属性に「グループ毎のシフト出力」の項目がない場合、グループ毎のシフト出力1104が図11のように表示される。
グループ設定の保存ボタン1105が選択されると、グループ印刷設定画面1100で設定された内容が保存される。キャンセルボタン1106が選択されると、設定された内容は無効となる。更新ボタン1107は、印刷履歴情報からの印刷設定を自動入力更新ボタンである。この更新ボタン1107を押下することでファイルサーバ30に格納されている前回の文書の印刷履歴情報や、各グループに属する人数等の情報が自動で取得され、印刷設定に反映させる。図11の画面を介して入力された設定情報は、グループ共通の設定情報として記憶される。
図12は、グループ設定ボタン1102が押下された際に表示されるグループ毎の印刷設定画面1200の一例を示す図である。グループ名称変更設定1201では、グループの名称を入力することができる。部数設定1202では、指定したグループの部数を設定することができる。印刷範囲設定1203では、指定したグループで印刷する文書のページ範囲を指定することができる。
履歴を残すチェックボックス1204では、印刷後に印刷情報を履歴として残すかを設定する。ここで履歴を残すことで、次回継続印刷時に更新ボタン1107を押下した場合に自動で継続印刷に必要な情報を取得することができる。詳細印刷設定ボタン1205は、指定したグループに更に仕上がり設定等を適用させる場合に選択するボタンである。登録ボタン1206が選択されるとグループ印刷設定の内容が保存され、印刷設定画面1200が閉じられる。キャンセルボタン1207が選択されると印刷設定画面1200で設定された情報は破棄され、印刷設定画面1200が閉じられる。
図13は、詳細印刷設定ボタン1205が押下された場合に表示されるグループ印刷詳細設定画面の一例を示す図である。
排紙方法設定1301では、グループ単位の排紙方法を設定することができる。排紙方法には、グループ、グループシフト、コレート、コレートシフトがある。チェックボックス1302では、グループ出力後にカバーページを印刷するかを設定することができる。登録ボタン1303では、グループ印刷詳細設定内の設定を保存し、グループ印刷詳細設定画面1300を閉じ、グループの印刷設定画面1200に戻ることができる。キャンセルボタン1304では、グループ印刷詳細設定画面1300内の印刷設定情報を破棄し、グループ印刷詳細設定画面1300を閉じ、グループの印刷設定画面1200に戻ることができる。図12、図13の画面を介して入力された設定情報は、グループ固有の設定情報として記憶される。
このようにグループ毎に排紙方法やその他の印刷設定を変更可能とすることで、様々な用途に応じた文書の配布方法に対応することが可能となる。例えば、学校等で配布する一つの文書内において、ある印刷範囲に問題とテキストが含まれるような場合、その印刷範囲はグループ出力し、問題ページとテキストページとを別々に配布し易くすることが可能である。一方で、同文書において、別の印刷範囲を指定した場合にはテキストのみが含まれているため、コレート出力の方が適している場合がある。又は、あるクラスは人数が多いため、グループ出力させ、教室内に配置された机の列ごとに配布するのが望ましい。一方で、少人数のクラスの場合は、コレート出力し、直接各生徒に配布する方が望ましい場合も考えられる。更には指定した印刷範囲のページ数によっては、大量ページのためグループ出力した方が配布し易い場合があり、数枚のページ範囲の場合にはコレート出力の方が配布し易い場合もある。このように本実施形態によれば、様々な場面に応じた所望の印刷物を一回の印刷指示で出力することができる。
図14は、ジョブ解析部206がS502で参照するジョブ属性情報の一例を示す図である。このジョブ属性は、ファイルサーバ30に格納され、ジョブ解析部206が参照する情報である。この例では、ある学校の一学年内の各クラスの人数、使用テキストの進捗状況、クラス別に使用する用紙タイプ、ステイプル、排紙方法の仕上がりが定義されている。これらの指定が印刷設定時のグループ固有設定に相当する。それ以外はジョブ全体の共通設定となる。
図15から図16は、図14で示したジョブ属性を解析することにより表示される画面である。画面1500、1501、1600でジョブ共通設定とグループ固有設定で表示する項目を切り替えた例を示す。
図15Aでは、ジョブ共通のメディア設定画面1500からメディアタイプ設定1502が選択不可の状態となっている。
図15Bでは、ジョブ共通の仕上がり設定画面1501でステイプル設定1503が選択不可の状態となっている。
これらの設定をジョブ共通設定画面から選択不可にすることにより、グループ内で定義が必要なことをユーザに促すことができる。
図16のグループ印刷詳細設定画面1600では、ステイプル1601、メディアタイプ1602の設定が表示され、グループ毎に設定可能となる。これらは図13の画面では、選択不可である。このように、図7から図13と、図15から図16では表示される内容がことなる。これは、プリントサーバが、印刷ジョブに対応するジョブ属性に応じて、ジョブ共通設定項目とグループ設定項目との表示を切り替えることにより実現される。そのため、ユーザは、文書に応じた設定を容易にすることが可能となり、誤った設定を防ぐことができる。
なお、表示する印刷設定項目はユーザによってグループ印刷設定画面とジョブ共通設定画面とを手動でカスタマイズすることも可能である。
図17は、プリセットボタン705が押下された際に表示されるプリセット管理画面の一例を示す図である。
プリセットとは、印刷設定画面で設定した項目とその設定値とをまとめて記憶し、別のジョブに対して同設定を適用するためのものである。本実施形態では、グループ単位の印刷設定(印刷設定情報)もまとめて一つのプリセットとして記憶することがきる。
領域1701では、記憶部204に格納されているプリセットの一覧を表示する。適用ボタン1702により、領域1701で選択されているプリセットがジョブに適用される。削除ボタン1603が押下されると、領域1701で選択されているプリセットが記憶部204から削除される。名前変更ボタン1704により、領域1701で選択されているプリセットの名前を変更することができる。このようにグループ定義された印刷設定をまとめて一つのプリセットとして管理可能とすることで、別文書にも定義されたプリセットを再利用することができ、印刷設定を効率的に行うことができる。
図18は、図17のプリセット管理画面で保存したプリセットを保存した印刷設定(印刷設定プリセット)を新たに別文書に適用させる場合の情報処理の一例を示すフローチャートである。
S1801のステップでは、ジョブ管理部203は、ジョブ受信部202がクライアントPC40から印刷ジョブを受信する。又は、ジョブ管理部203は、既に記憶部204に格納されている印刷ジョブを操作部209の指示により取得する。
S1802のステップでは、ジョブ管理部203は、操作部209から指示を受け、指示された印刷設定プリセットを記憶部204から取得する。
S1803のステップでは、ジョブ解析部206は、前記取得された印刷設定プリセットを解析し、前記取得された印刷ジョブが既に印刷済みかを判断する。既に取得したプリセットでS1801において取得された印刷ジョブを印刷済みと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S1804へ進む。印刷済みでないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S1806へ進む。
S1804のステップでは、ジョブ解析部206は、前回印刷を行った際の印刷ページ数の結果より、取得した印刷ジョブにページの挿入、又は削除処理がされ、印刷ジョブのページ数が変更されたかを判断する。挿入又は削除処理がされたと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S1805へ進む。挿入又は削除処理がされていないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、S1806へ進む。
S1805のステップでは、表示部208は、ジョブの削除処理又は挿入処理がされたため、印刷設定プリセットで指定されている印刷範囲の確認が必要であることを通知する。この通知により、ユーザは必要に応じてグループで指定されている印刷範囲を変更することができる。
S1806のステップでは、ジョブ解析部206は、印刷設定プリセットで指定されている印刷範囲に取得したジョブの印刷可能範囲外が設定されているか判断する。印刷可能範囲外が設定されていると判断した場合には、ジョブ解析部206は、S1807へ進む。印刷可能範囲外が設定されていないと判断した場合には、ジョブ解析部206は、本フローを終了する。
S1807のステップでは、表示部208は、印刷設定プリセットで指定されている印刷範囲の変更が必要であることを通知する。このときに、表示部208は、変更が必要なグループも通知する。
別ジョブに既に格納されているプリセットを適用した場合に、グループ内で指定されている印刷範囲がジョブの印刷可能範囲外の可能性がある。このような場合に、各グループの印刷範囲を確認するのは手間が発生するため、ユーザに事前にグループも通知することで変更が必要な個所を容易に特定することができる。
このように複数グループが定義されている場合においても、通常ジョブと同様にプリセットとして印刷設定を保存、管理することが可能となることで、同設定を別文書にも適用可能となる。また、印刷設定の一部を変更したい場合においても、保存されたプリセットを呼び出し、一部編集するだけで、一から印刷設定することなく所望の設定を得ることが可能であり、冗長な設定を省くことが可能である。
図19は、ステップS1805でユーザに印刷設定確認を通知するUI(画面)の一例を示す図である。
画面1900は、プリントサーバ20が1900を表示し、プリセットを使用した前回の印刷時から文書のページが削除又は挿入され、印刷範囲の確認が必要であることを通知する。印刷設定変更ボタン1901は、印刷設定の変更する場合に押下することで、印刷設定画面を表示することができる。キャンセルボタン1902は、印刷設定はせずに変更通知画面を閉じることができる。
図20は、ステップS1807で、指定された印刷範囲に該当するページがプリセットを適用した文書に存在しない場合にユーザに印刷範囲の変更を通知するUIの一例を示す図である。画面2000で変更が必要なグループも通知することで、ユーザは、印刷設定変更ボタン2001で印刷設定を変更する際に、変更が必要なグループを容易に特定することが可能となる。
図19と図20との印刷設定変更通知により、誤った設定による印刷を事前に防ぐことができ、ユーザが所望の成果物を得ることができる。
図21は、本実施形態の処理を実施した場合にプリントサーバ20が画像形成装置10に送る印刷情報データと画像データとを含む印刷ジョブの構成2100の一例を示す図である。本例では、ジョブ全体に共通する設定2101として、メディアサイズ、メディアタイプ、両面指示、給紙段指定がされている。次にグループに共通する設定としてグループ間シフト2102、2106、2110がある。本例では、グループA2104、グループB2108、グループC2112が定義されている。なお、グループ間シフト2102、2106、2110には、グループに共通する設定を示す属性が設定されている。各グループAの固有の印刷設定2103、グループBの固有の印刷設定2107、グループCの固有の設定2111として、仕上がり設定、印刷範囲、部数、排紙方法がされている。また、印刷設定2103、2107、2110には、グループ固有の設定を示す属性が設定されている。画像データは、グループ毎に指定された印刷範囲のページが送られる。グループAの画像データ2105は、1から3ページ分、グループBの画像データ2109は1から2ページ分、グループCの画像データ2113はページ1から4ページ分のデータが送られる。そして、図21の印刷ジョブが、ジョブ属性としてファイルサーバ30のデータベース403に記憶される。
なお、画像形成装置10に送る画像データと印刷情報データとのジョブ構成は本実施形態のジョブ構成に限らない。
図22は、本実施形態による出力成果物の一例を示す図である。
図22の例では図21で送られたジョブの出力結果が示されている。グループAは1ページから3ページまでをコレート出力し、グループBは1ページから2ページまでをグループ出力し、グループCは1ページから4ページまでをグループ出力している。このように本実施形態によれば、一つの出力成果物の中にグループを定義し、更にグループ毎に排紙方法を変更し、出力することが可能となり、一回の印刷実行指示で、従来複数ジョブで出力する必要があった成果物を出力することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、一つの文書に対して、グループ毎に固有の設定を行い、出力する際に複数のジョブに分けて印刷する必要がなくなる。そのため、各ジョブへの共通設定を行う場合、ジョブに変更が入った場合(ページの削除や挿入)や、同設定を別文書に適用させる場合等、各グループのジョブに対して再設定する冗長な操作が不要となり、ジョブの管理が容易となる。また、ジョブに応じてジョブの共通設定とグループ固有の設定とを自動で切り替えることができ、適切な設定を容易に行うことができる。更に、複数ジョブで印刷する必要がないため、グループ間の出力に他のジョブが割り込む可能性を防ぎ、複数グループの印刷順を保証し、かつ、グループの印刷漏れも防ぐことができる。
したがって、複数の印刷ジョブに分けて投入せずとも、一回の印刷指示で、グループ毎に部数、印刷範囲、その他、印刷設定を指定可能とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (6)

  1. 印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記印刷ジョブに対応するジョブ属性を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析の結果に応じて、ジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との各画面に含まれる設定項目を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された設定項目を含むジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との画面を介し設定された印刷設定情報を前記印刷ジョブと関連付けて記憶装置に記憶する記憶手段と
    前記記憶手段により前記記憶装置に記憶された前記印刷設定情報を、前記印刷設定情報と関連付けて記憶した前記印刷ジョブとは別の印刷ジョブの印刷設定に適用する適用手段と、
    前記適用手段により前記印刷設定情報を前記別の印刷ジョブの印刷設定に適用する際に、前記印刷設定情報で設定されている印刷範囲が、前記別の印刷ジョブの文書の範囲内でない場合、印刷範囲の変更が必要であることをユーザに通知する通知手段と
    を有し、
    前記受信手段が、第1印刷ジョブを受信した場合、前記決定手段は、前記解析手段の前記第1印刷ジョブに対応する第1ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目を決定し、前記受信手段が、第1印刷ジョブとは異なる第2印刷ジョブを受信した場合、前記決定手段は、前記解析手段の前記第2印刷ジョブに対応する第2ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目として前記第1印刷ジョブの設定項目とは異なる設定項目を決定する情報処理装置。
  2. 前記記憶手段に記憶された前記印刷設定情報に基づき、印刷情報データを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された印刷情報データと、前記印刷設定情報と関連付けられている前記印刷ジョブから取得した画像データと、を印刷装置に送信する送信手段と、
    を更に有する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記印刷設定情報に基づき、ジョブ共通設定の印刷情報データと、グループ共通設定の印刷情報データと、グループ固有の印刷情報データと、を生成し、
    前記送信手段は、前記生成手段で生成された、前記ジョブ共通設定の印刷情報データと、グループ共通設定の印刷情報データと、グループ固有の印刷情報データと、前記印刷設定情報に基づき前記印刷ジョブから取得した、指定された印刷範囲の画像データと、を印刷手段に送信する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記適用手段により前記印刷設定情報を前記別の印刷ジョブの印刷設定に適用する際に、前記印刷設定情報で設定されている印刷範囲が、前記別の印刷ジョブの文書の範囲内か否かを判断する判断手段を更に有し、
    前記通知手段は、前記適用手段により前記印刷設定情報を前記別の印刷ジョブの印刷設定に適用する際に、前記印刷設定情報で設定されている印刷範囲が、前記別の印刷ジョブの文書の範囲内でないと判断された場合、印刷範囲の変更が必要であることをユーザに通知する請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    印刷ジョブを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記印刷ジョブに対応するジョブ属性を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップの解析の結果に応じて、ジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との各画面に含まれる設定項目を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定された設定項目を含むジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との画面を介して設定された印刷設定情報を前記印刷ジョブと関連付けて記憶装置に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップにより前記記憶装置に記憶された前記印刷設定情報を、前記印刷設定情報と関連付けて記憶した前記印刷ジョブとは別の印刷ジョブの印刷設定に適用する適用ステップと、
    前記適用ステップにより前記印刷設定情報を前記別の印刷ジョブの印刷設定に適用する際に、前記印刷設定情報で設定されている印刷範囲が、前記別の印刷ジョブの文書の範囲内でない場合、印刷範囲の変更が必要であることをユーザに通知する通知ステップと
    を含み、
    前記受信ステップにおいて、第1印刷ジョブが受信された場合、前記決定ステップでは、前記解析ステップの前記第1印刷ジョブに対応する第1ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目を決定し、前記受信ステップにおいて、第1印刷ジョブとは異なる第2印刷ジョブが受信された場合、前記決定ステップでは、前記解析ステップの前記第2印刷ジョブに対応する第2ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目として前記第1印刷ジョブの設定項目とは異なる設定項目を決定する情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    印刷ジョブを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記印刷ジョブに対応するジョブ属性を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップの解析の結果に応じて、ジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との各画面に含まれる設定項目を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定された設定項目を含むジョブ共通設定と、グループ共通設定と、グループ固有設定との画面を介し設定された印刷設定情報を前記印刷ジョブと関連付けて記憶装置に記憶する記憶ステップと
    前記記憶ステップにより前記記憶装置に記憶された前記印刷設定情報を、前記印刷設定情報と関連付けて記憶した前記印刷ジョブとは別の印刷ジョブの印刷設定に適用する適用ステップと、
    前記適用ステップにより前記印刷設定情報を前記別の印刷ジョブの印刷設定に適用する際に、前記印刷設定情報で設定されている印刷範囲が、前記別の印刷ジョブの文書の範囲内でない場合、印刷範囲の変更が必要であることをユーザに通知する通知ステップと
    を実行させ、
    前記受信ステップにおいて、第1印刷ジョブが受信された場合、前記決定ステップでは、前記解析ステップの前記第1印刷ジョブに対応する第1ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目を決定し、前記受信ステップにおいて、第1印刷ジョブとは異なる第2印刷ジョブが受信された場合、前記決定ステップでは、前記解析ステップの前記第2印刷ジョブに対応する第2ジョブ属性の解析の結果に応じて、前記各画面に含まれる設定項目として前記第1印刷ジョブの設定項目とは異なる設定項目を決定するプログラム。
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