JP5964471B1 - ガイド機構、刈り機構、自律走行車及び自律走行車システム - Google Patents

ガイド機構、刈り機構、自律走行車及び自律走行車システム Download PDF

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Abstract

【課題】刈り機構によって壁際の植物を安全に、かつ、効率よく刈ることを実現する。【解決手段】刈り機構(30)を平面視したとき、引き込み爪(38)は、刈刃通過円(310)の外側に配された、引き込み部(38b)の先端部から、刈刃通過円(310)の内側に配されたガイド部(38c)の先端部へ延伸し、引き込み部(38b)の先端部は、側面ガード(36S)より、刈り機構(30)の前方側に配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、草や芝などの植物を刈る際の当該植物のガイド機構、刈り機構、自律走行車及び自律走行車システムに関する。
近年、手押し式や自走式等、種々の刈払機及び芝刈機が開発されている。特許文献1に記載された刈払機は、骨組みである枠体部に設置された回転式の刈刃へ、刈り払いの対象となる葉、茎等を導く複数の葉茎案内具を備える。
葉茎案内具は、それぞれ線状体であり、枠体部に設置された基部から先端部へ向けて下方へ延びる両脚部と、両脚部それぞれの先端部と接続された基部から先端部へ向けて後方(進行方向と逆の方向)へ延びる両足部とを備える。両脚部は基部から先端部へ行くにつれ互いの距離が広がっている。両足部は地面と平行であり、基部から先端部へ行くにつれ互いの距離が近づいている。
特許文献2に記載された芝刈機は、回転軸を中心に回転する回転ブレードと、本体に固定された固定ブレードとからなるブレードを備える。上記芝刈機は、回転ブレードの刃と、固定ブレードの刃とで芝を挟むことにより芝を刈る。さらに、特許文献2の芝刈機は、ブレードの周囲を覆うと共に、刈る草をブレードへ導く集草ガイドを備える。
集草ガイドは、回転ブレードの前方(芝刈機の進行方向)側の上方に配されている上方ガイドと、回転ブレードを介して対向配置されている両側壁とからなる。両側壁の前方(芝刈機の進行方向)側のそれぞれの端部は離間しており、芝刈機の進行により、両側壁の前方側のそれぞれの端部及び上方ガイドにより形成される開口部から、刈り取りを行う対象である芝が集草ガイド内に進入し、ブレードにより当該芝が刈り取られる。両側壁のそれぞれの内面(回転ブレードとの対向面)には、前方から後方へ行くにつれブレード側へ傾斜する傾斜面が形成されている。これにより、集草ガイド内に進入し、特に、両側壁のそれぞれの内壁に沿って相対移動している芝は、傾斜面によって回転ブレード方向へガイドされる。
特許文献3には、回転する刈刃と、刈刃の周囲を覆うと共に4個の車輪が配されたハウジングを備える手押し式の芝刈機が開示されている。特許文献3の芝刈機は、さらに、前方2個の車輪のそれぞれの後方であってハウジングの側壁に配された案内部を備える。案内部は、それぞれ、ハウジングから突出した先端部からハウジングと接続されている基部にかけて幅広になる形状である。平面視において、案内部のそれぞれの外側面は、前方2個の車輪それぞれより外側であってハウジングの側壁の外側面に整列して配置されており、案内部それぞれの内側面は、先端部から基部にかけて湾曲している。
特許文献3の芝刈機によると、案内部の外側面はハウジングの側面に整列して配置されており、案内部の内側面は、先端部から基部にかけて湾曲しているため、壁際の芝を、案内部の内側面により刈刃の方向へガイドすることができる。
特開2000‐116234号公報(2000年4月25日公開) 特開2009‐118822号公報(2009年6月4日公開) 欧州特許公開第1,632,127号公報(2006年3月8日公開)
特に、欧州にて販売するロボット芝刈機は、安全規格に適合させるため、回転する刈刃に手や足が芝刈機の外から触れないように、回転する刃の周囲に保護カバーを設ける等、刈刃から、約80mm〜160mm程度の安全距離を確保する必要がある。
このため、従来の芝刈機は、壁際に刈刃を近づけることができず、壁際の芝を刈ることができない。
特許文献1に記載された刈払機は、回転する刈刃の側方が、カバー等で覆われておらず露出している。このため、特許文献1の刈払機により、壁際の葉、茎等を刈る場合、回転する刈刃と壁とが衝突する場合があり、危険である。
特許文献2に記載された芝刈機においては、回転ブレードの側方は、集草ガイドの側壁により覆われている。また、特許文献3の芝刈機は、ハウジングの側壁により、刈刃の側方は覆われている。このため、特許文献2及び特許文献3の芝刈機は、回転する刈刃を壁に衝突させることなく、壁際の芝を刈ることはできる。
しかし、特許文献2の芝刈機は、集草ガイドの側壁の内面の傾斜面により、集草ガイド内に進入した芝は回転ブレード方向へガイドされるものの、集草ガイド内に進入した芝をブレードへガイドするための傾斜面は、平面視において、回転ブレードと離間している。このため、上記傾斜面により回転ブレード方向へガイドされた芝は、上記傾斜面と回転ブレードとの間の隙間から、刈取られずに通過する。このように、特許文献2の芝刈機によると芝を刈取る効率が悪い。
また、特許文献3の芝刈機は、案内部により、壁際の芝を刈刃の方向へある程度ガイドすることができるものの、案内部は、ハウジングの側面に配されている。すなわち、案内部は、平面視において、刈刃の回転軌跡の外側に配されている。このため、案内部の内側面により、回転する刈刃の方向へガイドされた芝は、案内部と回転する刈刃との間から案内部の外側へ戻ってしまい、刈刃へ到達する芝が減少する。このように、特許文献3の芝刈機においても、芝を刈取る効率が悪い。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、刈り機構によって壁際の植物を安全に、かつ、効率よく刈ることを実現することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るガイド機構は、軸を中心に回転する刈刃と、当該刈刃の回転面の側方を覆う側面保護部とを備えた刈り機構に配されたガイド機構であって、上記刈り機構を平面視したとき、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の外側に配された一方の端部から、上記円の内側に配された他方の端部へ延伸する延伸部を有し、上記刈り機構を、植物を刈るために当該刈り機構が進行する方向における前方から後方に向けて見た場合、上記延伸部の上記一方の端部は、上記側面保護部と重畳している。
本発明の一態様によれば、刈り機構によって壁際の植物を安全に、かつ、効率よく刈るという効果を奏する。
(a)はロボットを前から見た正面図であり、(b)はロボットの側面図であり、(c)はロボットにおける地面との対向面を表す斜視図である。 実施形態1に係るロボットシステムの構成を表す側面図である。 (a)は実施形態1に係る刈り機構の正面図であり、(b)は上記刈り機構の側面図である。 (a)は実施形態1に係る刈り機構における地面との対向面を表す斜視図であり、(b)は上記刈り機構における地面との対向面を表す平面図である。 実施形態1に係る引き込み爪の構成を表す正面図である。 (a)は、実施形態1に係るロボットが、引き込み爪の引き込み部により壁際の植物を引き込んでいる様子を表す図であり、(b)は、引き込んだ植物を、引き込み爪のガイド部により刈刃の方向へガイドしている様子を表す図である。 実施形態1に係るロボットが、絡んでいる植物を引き込み爪の引き込み部により引き込んでいる様子を表す図である。 実施形態2に係る引き込み爪の構成を表す図であり、(a)は上記引き込み爪の側面の構成を表す図であり、(b)は上記引き込み爪の地面との対向面の構成を表す図であり、(c)は進行方向の後方から前方へ向かう方向に見た上記引き込み爪の構成を表す図である。 (a)は、実施形態3に係る刈り機構の構成を表す斜視図であり、(b)は(a)の刈り機構の側面を表す図である。 実施形態4に係る、刈り機構が備えるガイド機構の構成を表す正面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図2は、実施形態1に係るロボットシステム(自律走行車システム)の構成を表す側面図である。図2に示すロボットシステムは、ロボット(自律走行車)10と、ロボット10を充電するための充電ステーション(充電装置)20とを備えている。
(ロボット10の構成)
まず、図1を用いてロボット10の全体構成について説明する。図1の(a)はロボット10を前から見た正面図であり、(b)はロボット10の側面図であり、(c)はロボット10における地面との対向面(裏面)を表す斜視図である。
ロボット10は、本実施形態に係る芝刈機の一例であり、自走式の芝刈機である。ロボット10は、図示しないバッテリーを内蔵し、充電ステーション20で自律的に充電し、バッテリーの充電が完了したら刈り作業を行う。図1の(b)における紙面右から左方向がロボット10の進行方向である。
ロボット10は、ベース部材11と、1個の前輪12と、2個で一対となる後輪13と、ハウジング14と、電極15と、刈り機構30と、バッテリー(不図示)とを備えている。
刈り機構30は、図示しない昇降機構を介してベース部材11に配されている。刈り機構30は、ベース部材11の裏面から下方(地面に近づく方向)へ突出するように配されている。これにより、ロボット10は、自律走行時に地面の芝、草等を刈り取りできるように構成されている。刈り機構30は、刈刃31を装着する円形状の刈刃支持板33と刈刃31を有し、刈刃31は、刈刃支持板33にスイングバックが可能なように回転自在にビス32等で組み付けられている。また、刈り機構30はロボット10の一方の側面に近くなるように片側へ寄せて配されている。なお、刈り機構30の詳細な説明は後述する。
ベース部材11のうち、ロボット10の進行方向の前側に1個の前輪12が設置されており、前輪12より後方側に2個で一対となる後輪13が設置されている。実施形態1のロボット10は、一例として、前輪12が非駆動輪であり、後輪13が駆動輪である、後輪駆動型のロボットである。
非駆動輪である前輪12は、自在キャスター等で構成され、平面内で360°回転自在な自在輪である。なお、前輪12は、自在キャスターに限るものではなく、固定キャスターであっても構わない。また、前輪12の個数は1個に限定されず、2個以上であってもよい。
駆動輪である後輪13は、ベース部材11の裏面であって、ロボット10の進行方向に対して左側に配された後輪13と右側に配された後輪13とが一対となり、それぞれの駆動機構(不図示)により別々に駆動される。これにより、ロボット10は、直進、後進、旋回等の走行が可能である。ハウジング14は、ベース部材11の表面に配されており、内部が空洞の筐体である。ハウジング14はベース部材11の表面に配された各種部品及び回路等を覆うことで保護する。
電極15(図2参照)は、ロボット10が備えるバッテリー(不図示)の充電用の電力を、充電ステーション20から受けるための電極である。電極15は、ロボット10が充電ステーション20に帰還したとき、充電ステーション20の電極25(後述する)と接触するように、ベース部材11であって、ロボット10の前面となる位置に配されている。
(充電ステーション20の構成)
図2を用いて、本実施形態に係る充電ステーション(充電装置)20の構成について説明する。図2に示すように充電ステーション20は、帰還台21と、柱部22と、電極25とを備えている。充電ステーション20は、ロボット10のバッテリーを充電する充電装置である。
帰還台21は、充電ステーション20に帰還したロボット10を載置するためのものである。帰還台21の一方の端部には柱部22が帰還台21から起立して配されている。帰還台21の他方の端部は、帰還してきたロボット10が登る傾斜部(端部)21aとなっている。電極25はロボット10が備えるバッテリーを充電するための電極である。電極25は、帰還したロボット10の電極15と接触するように、柱部22に配されている。
充電ステーション20は、一例として、ロボット10が刈取り作業を行う作業エリアの外周上に設置されている。ロボット10及び充電ステーション20からなるロボットシステムは、一例として、既存技術である、いわゆるワイヤー方式を採用することができる。
(ロボット10の自律走行方式)
以下に、ロボット10が自律走行をする方式の一例であるワイヤー方式について説明する。
ロボット10の作業エリアは、境界ワイヤー(不図示)により予め設定されている。境界ワイヤーは電線であり、作業エリア境界に沿って地面に埋設される。境界ワイヤーの両端は充電ステーション20に接続され、充電ステーション20は所定の電流波形を持つエリア信号を境界ワイヤーに流し続ける。
ロボット10は検知コイル(不図示)を備え、検知コイルが境界ワイヤーの内部および近傍にあるときに電磁誘導によってエリア信号を受信する。ロボット10は受信したエリア信号の波形を処理して、検知コイルが境界ワイヤーの内部にあるかどうかを判定する。ロボット10は、エリア信号を受信していることと、検知コイルが境界ワイヤーの内部にあることとを繰り返し確認しながら刈り作業を行う。何らかの原因でエリア信号を受信しなくなった場合、ロボット10は、所定距離以内(1m)で走行を停止する。
なお、境界ワイヤーは、ロボット10の作業エリア内の芝の外周から所定距離(30cm)内側に設置される。
そして、ロボット10は、境界沿い走行モードを有する。境界沿いモードでは、ロボット10はエリア信号を受信し続ける限りは境界外側に向かって右旋回しつつ前進し、エリア信号を受信しなくなると左旋回しつつ前進してエリア内部に戻ろうとする。
左旋回しつつ所定距離前進してもエリア信号を受信しない場合、ロボット10は所定距離後退する。後退してもエリア信号を受信しない場合、ロボットはエリア外と判断して走行停止する。これによりロボット10は、通常は、境界ワイヤーに沿って右旋回と左旋回を繰り返しながら前進して、外周を走行する。一方、芝生が建物や壁沿いに生えている場所では、ロボット10は、壁から所定距離に敷設されたワイヤーをたどって走行することにより、壁沿いの走行を実現する。
なお、ロボット10が自律走行をするための方式は、ワイヤー方式以外にも、種々の方式を取りえる。
(刈り機構30の構成)
次に、主に、図1、図3〜図5を用いて、刈り機構30の構成について説明する。図3の(a)は刈り機構30の正面図であり、(b)は刈り機構30の側面図である。図4の(a)は刈り機構30における地面との対向面を表す斜視図であり、(b)は刈り機構30における地面との対向面を表す平面図である。
図3の(a)は、ロボット10を前方から見た(図1の(a)に示す方向と同じ方向に見た)場合の刈り機構30の構造を表しており、図3の(b)はロボット10を側方(図1の(b)と同じ方向)から見た場合の刈り機構30の構造を表している。なお、図3及び図4の(a)では、刈り機構30の構造の説明のため、前面ガード36Fの図示を省略している。
刈り機構30は、上述した、刈刃31、ビス32、刈刃支持板33、軸34、及び刈りモータ39に加えさらに、ガード支持板35と、前面ガード(前面保護部)36Fと、側面ガード(側面保護部)36Sと、引き込み爪支持部(支持部)37と、引き込み爪(延伸部、ガイド機構)38と、刈りモータ39とを備えている。
刈りモータ39は、図示しない昇降機構を介してベース部材11と接続されている。ロボット10が刈り取り作業を行う際、上記昇降機構により、刈り機構30は、刈取り対象である芝等の高さに応じて最適な高さ(地面からの距離)となるように調整される。
軸34は、上端部が刈りモータ39と接続されており、地面と近い側の下端部近傍には刈刃支持板33が固定されている。軸34は刈刃支持板33および各刈刃31の回転中心であり、刈りモータ39の駆動により軸回転する。
<刈刃支持板33・刈刃31>
図4に示すように、刈刃支持板33は円盤形状を有する。刈刃支持板33の中心に、軸34の下端部が固定されている。刈刃支持板33のうち地面との対向面であって、90度ごとに4ケ所、縁部近傍それぞれに、刈刃31が、ビス32等を介してスイングバック可能なように、刈刃支持板33に組み付けられている。
本実施形態において、刈刃支持板33、刈刃31及び刈りモータ39の回転方向は、図4の(b)において反時計回り(すなわち、図1の(a)に示す紙面上から下へ向かう方向に見た場合は時計回り)方向である。後述するように、この回転方向によってより効率的な刈取りが行えるが、これとは逆に図4の(b)において時計回り方向として構成することもできる。
刈刃31は、概して長方形形状である。刈刃31は、一例として厚さ0.5mm以上1mm以下程度の金属片で構成されている。刈刃31の両短辺のうち、一方の短辺の近傍には穴が設けられていてビス32により回転可能に刈刃支持板33と接続されており、他方の短辺は刈刃支持板33と接続されていない。刈刃31の両長辺は芝刈り用の刃である。
図4の(b)に示すように、刈刃支持板33が回転すると、刈刃31の一方の短辺は刈刃支持板33上に位置し、他方の短辺は遠心力により刈刃支持板33から離間することで、刈刃31は放射状に配されることになる。
つまり、軸34の回転により刈刃支持板33が回転すると、遠心力により、各刈刃31は、それぞれが有する長辺である各刃の延伸方向が、軸34を中心とする各刈刃31の回転軌跡により描かれる円の接線に対し垂直となる方向に向く。
このように、本実施軽形態では、各刈刃31は、取り付け位置であるビス32を中心に自由回転可能な状態で取り付けられた方式(いわゆるスイングバック方式)である。これにより、ビス32により回転可能に刈刃支持板33に固定された各刈刃31は、刈刃支持板33の回転により、回転中心である軸34を中心に、長手方向が放射状に延伸する。
なお、ロボット10が備える刈刃31は、スイングバック式に限定されるものではなく、軸34の下端部に、刈刃支持板33ではなく長尺の刈刃を取り付け、当該長尺の刈刃を回転させる方式であってもよい。また、刈刃31の個数は4個に限定されるものではなく、3個以下又は5個以上であってもよい。
軸34を中心に回転する刈刃31が描く回転軌跡による円を、以下では刈刃通過円310と呼称する。
<ガード支持板35・前面ガード36F・側面ガード36S>
図1の(b)(c)に示すように、ガード支持板35は、刈刃支持板33とベース部材11との間に、刈刃支持板33と平行となるように配されている。ガード支持板35は、軸34を中心に回転する刈刃31の回転軌跡より面積が大きい。ガード支持板35は、刈刃支持板33及び刈刃31の上方を覆ことで保護すると共に、前面ガード36Fと、側面ガード36Sと、引き込み爪支持部37とを支持する。
ガード支持板35は、本実施形態では、ベース部材11から下方へ突出する部分の刈りモータ39に固定されているが、ガード支持板35の固定方法はこれに限定されるものではなく、例えば、支持部材等を介してベース部材11に固定されていてもよい。ガード支持板35は、一例として、四角形状の4個の角のうち一つが切り欠かれた切欠き部を有する形状である。
図1の(a)(c)に示すように、ロボット10の裏面(地面との対向面)側から平面視したとき、ガード支持板35における、ロボット10の進行方向と平行に延伸する2辺(両縁)のうち1辺(縁)は、ロボット10の一方の側面に沿って、当該側面と重畳するように配されている。本実施形態ではこの重畳する側面は、ロボット10の進行方向に対して右側面である。
前面ガード36F及び側面ガード36Sは、それぞれ、刈刃支持板33及び刈刃31の外側を覆うように配された板状部材である。前面ガード36Fは、ロボット10の進行方向前方側から、回転する刈刃支持板33及び刈刃31へ、手、足又は異物等が侵入しないようにガードする。前面ガード36Fは、ロボット10の進行方向に対し垂直に延伸する。
前面ガード36Fは、ガード支持板35の、ロボット10の進行方向と垂直に延伸する2辺(両縁)のうちロボット10の進行方向前方に配された1辺(縁)に沿って配されている。前面ガード36Fの延伸方向の長さは、刈刃通過円310(図4の(b)参照)の外径と略同じ程度である。
側面ガード36Sは、刈刃31の回転面の側方を覆う。側面ガード36Sは、ロボット10の側方側から、回転する刈刃支持板33及び刈刃31へ、手、足又は異物等が侵入しないようにガードする。側面ガード36Sは、ロボット10の進行方向に対し平行方向に延伸する。
側面ガード36Sは、ガード支持板35の、ロボット10の進行方向と平行な方向へ延伸する2辺(両縁)のうちロボット10の一方の側面に沿って当該側面と重畳する1辺(縁)に沿って配されている。すなわち、ロボット10の上記一方の側面と、側面ガード36Sとは略同一平面に含まれる。
側面ガード36Sの延伸方向の長さは、刈刃通過円310(図4の(b)参照)の外径と略同じ程度である。前面ガード36Fの両端部のうち側面ガード36Sと近い側の端部と、側面ガード36Sの両端部のうち前面ガード36Fと近い側の端部とは離間している。
<引き込み爪支持部37・引き込み爪38>
図1、図3、図4に示すように、引き込み爪支持部(支持部)37は、引き込み爪38をガード支持板35へ固定するものである。引き込み爪支持部37の一方の端部である基部近傍は屈曲しガード支持板35の裏面に固定されている。引き込み爪支持部37の他方の端部である先端部に、引き込み爪38が固定されている。
引き込み爪支持部37のうち基部近傍の屈曲する部分から、引き込み爪38と接続されている先端部へ至る延伸している部分は、ガード支持板35に対し略45度傾斜している。
引き込み爪38は板状部材である。引き込み爪38は、一体として構成されている、支持部(延伸部)38aと、引き込み部(延伸部・突出部)38bと、ガイド部(延伸部)38cとを有する。支持部38aは一方の端部である先端部に、引き込み爪支持部37の先端部が固定されている。これにより、引き込み爪38は、引き込み爪支持部37を介してガード支持板35の裏面に固定されている。また、引き込み爪38は、ガード支持板35の面(略水平面)に対し、刈り機構30の外側に向かうにつれて刈り機構30の下方(地面が配される方向)に向かうように略45度傾斜している。また、図4の(b)に示すように、刈り機構30における地面(水平面)との対向面を見たとき、引き込み爪38は、刈り機構30の進行方向前側で車体の外側に向かい刈り機構30の進行方向後ろ側で車体の内側に向かうように、側面ガード36Sに対して略45度傾斜している。
なお、支持部38aと、引き込み爪支持部37とは一体として構成されていてもよい。この場合、引き込み爪38は、直接、ガード支持板35に固定されていると表現することもできる。
図5は引き込み爪38の構成を表す正面図である。図5に示すように、引き込み爪38において、引き込み部38bと、ガイド部38cとは、略直線状に配され、それぞれ、支持部38aと接続されている。
引き込み部38bは、壁際の草を、回転する刈刃31が配されている方向へ引き込むものである。
引き込み部38bは、引き込み部38bの先端部を構成する第1側面38b1及び第2側面38b2と、支持部38aとの接続面である第3側面38b3とにより規定される領域である。
引き込み部38bは、先端部から支持部38aと接続されている第3側面38bにかけて次第に幅が広くなる形状である。引き込み部38bの先端部は尖っている。引き込み部38bの先端部の上側である第2側面38b2は、支持部38aから離れるにつれ引き込み部38bに近づくように傾斜している。引き込み部38bの下端部である第1側面38b1は、支持部38aの下端部38a1(引き込み爪支持部37と接続されている側の端部とは逆側の端部)から延伸し、共に直線状になっている。下端部38a1及び第1側面38b1は、引き込み爪38における、地面と対向する辺を含む。引き込み部38bの先端部は、引き込み爪38の下端部と一致する(含まれる)。引き込み爪38の下端部は、引き込み部38bの先端部からガイド部38cの先端部にかけて直線状である。
ガイド部38cは、引き込み部38bが引き込んだ草を回転する刈刃31の回転軌跡と重畳する場所までガイドするものである。ガイド部38cは、引き込み部38bと接続されている基部から先端部にかけて延伸する。
図4の(b)に示すように、引き込み爪38は、側面ガード36Sと前面ガード36Fとの隙間から、刈刃通過円310の方向へ、引き込み部38bの先端部及びガイド部38cの先端部を両端部とし、延伸している。
引き込み部38bの先端部は、側面ガード36Sより、ロボット10の前方側(図4の(b)において左側)に配されている。図4の(b)及び図1の(a)に示すように、ロボット10を前方側から見た場合、引き込み部38bの先端部は、側面ガード36Sの前方側の端部(前面ガード36Fと近い側の端部)と重畳している。
図4の(b)に示すように、刈り機構30を、地面との対向面側から見た場合、引き込み爪38のうち、ガイド部38cの先端部は、刈刃通過円310と重畳する。なお、ガイド部38cのうち先端部とは逆側の基部及び支持部38aは、軸34中心に回転する刈刃31の回転軌跡より外側に配されており、重畳しない。
(刈り取り作業)
次に、図6及び図7を用いて、ロボット10が壁際の草を刈るための刈取り作業について説明する。図6の(a)は、ロボット10が、引き込み爪38の引き込み部38bにより壁際の植物3を引き込んでいる様子を表す図であり、(b)は、引き込んだ植物3を、引き込み爪38のガイド部38cにより刈刃31の方向へガイドしている様子を表す図である。図7は、ロボット10が、絡んでいる植物3を引き込み爪38の引き込み部38bにより引き込んでいる様子を表す図である。
図6及び図7において、紙面奥方向がロボット10の進行方向である。すなわち、図6及び図7は、図1の(b)における紙面右から左に向かう方向に刈り機構30を見た図である。なお、図6及び図7では、ロボット10の車体、前輪12、後輪13、及び前面ガード36F、及び側面ガード36S等を省略している。図6及び図7では、ロボット10が、側面ガード36Sを壁4と接触又は近接させつつ、壁4に沿って壁際の植物3を刈る際刈り走行をしている様子を表している。
図6の(a)に示すように、壁4近傍の壁際であって地面2から生えている、刈取り対象である草や芝等からなる植物3は、ロボット10の進行に伴い、前面ガード36Fと側面ガード36Sとの隙間(図1の(c)参照)から刈り機構30の内部(下方)へ進入する。刈り機構30の内部(下方)へ進入した植物3は、側面ガード36Sと接触する前に、先に、引き込み部38bを主として引き込み爪38と接触する。
ここで、植物3は地面2からバラバラな方向に倒れて生えているため、壁際では壁4に向かって倒れている場合もある。しかし、引き込み爪38は地面2と略45度程度傾斜していると共に、引き込み部38bの先端部は、尖りつつ、側面ガード36Sより進行方向の前方側に配されているため、引き込み部38bが植物3の根元の隙間に入る。これにより、壁際の植物3、特に、壁4に向かって倒れている植物3であっても、引き込み部38bにより引っ掛けることができる。
そして、図6の(b)に示すように、引き込み部38bが引っ掛けることで引き込まれた植物3は、ロボット10の進行に伴い、ガイド部38cに沿って、軸34を中心に回転する刈刃31の通過領域までガイドされる。これにより、壁際に生えている植物3は、回転する刈刃31によって刈り取られる。
ここで、引き込み爪38は、地面2に対し、略45度傾斜しているため、引き込み部38bが引っ掛けた植物3の倒れる角度を少なくしつつ、当該植物3を、軸34を中心に回転する刈刃31の通過領域までガイドすることができる。このように、刈り機構30は滑らかに植物3をガイドすることができるため、刈り取効率がよい。
また、図7に示すように、植物3同士が絡んでいる場合がある。例えば、特許文献3に記載された、案内部の先端面が、地面に対して垂直に起立する構造の場合、装置の進行に伴い、絡んでいる植物3それぞれを押し倒してしまい、有効に植物3を起こせず、刈り取り効率が悪い。
一方、引き込み部38bの先端部は下側に向かって尖りつつ側面ガード36Sより前方に配されているため、引き込み部38bが、絡んでいる植物3間の根元に入り、絡んでいる植物3それぞれを分離させることができ、有効に植物3を引き込むことができる。
(引き込み爪38・引き込み爪支持部37による主な利点)
以上、図1の(b)及び図4の(b)に示したように、刈り機構30を平面視したとき、引き込み部38b・支持部38a・ガイド部38cは、引き込み部38bの先端部(一方の端部)からガイド部38cの先端部(他方の端部)にかけて延伸している。そして、引き込み部38bの先端部は、刈刃通過円310の外側に配され、ガイド部38cの先端部が上記円の内側に配されている。このため、植物3を刈るために上記刈り機構30が進行する際、刈刃通過円310が通過する領域の外側の植物3も、引き込み爪38により、刈刃通過円310の内側へ確実にガイドすることができる。これにより、刈り取り効率が高い刈り機構30を実現することができる。
さらに、図1の(a)及び図4の(b)に示すように、引き込み部38bの先端部は、側面ガード36Sより、植物3を刈るために刈り機構30が進行する方向における前方側に配されている。これにより、植物3を刈るために刈り機構30が進行する際、側面ガード36Sが通過する領域の植物3も、引き込み爪38により、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。このため、より、刈り取り効率が高い刈り機構30を実現することができる。
特に、壁際に生えている植物3を刈り取るに際し、側面ガード36Sを設けたことで、回転する刈刃31の壁4との衝突を防止することができると共に、さらに、引き込み爪38により、側面ガード36Sが通過する領域に含まれる壁際の植物3を、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。このため、壁際に生えている植物3を、安全に、かつ、効率よく刈り取ることができる。
また、ロボット10の刈取り走行中に人が接近したときにも、前面ガード36Fと側面ガード36Sにより、人体が刈刃31への接触から防護されるので安全である。
また、図1の(a)に示すように、刈り機構30を、ロボット10の前方から見た場合、引き込み部38bの先端部が、側面ガード36Sの外側面と重畳している。これにより、壁2と引き込み部38bの先端部が接触することを防止しつつ、より多くの植物3を引き込むことができる。
さらに、引き込み爪38は、支持部38aよりも、軸34から離れる方向へ突出し、先端部(一方の端部)が先端となる引き込み部38bを有する。これにより、刈り機構30の進行に伴い、引き込み部38bが、植物3を引っ掛けることができるため、刈り取り効率が高い刈り機構30を実現することができる。
また、図4の(b)等に示したように、引き込み部38b、支持部38a及びガイド部38cからなる延伸部は、引き込み部38bの先端である一方の端部から、ガイド部38cの先端である他方の端部へかけて、地面2と略平行に対向する辺が直線状である。このため、引き込み部38bで引っ掛けた植物3を、地面2と対向する辺に沿って滑らかに、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。このため、刈り取り効率を向上させることができる。
さらに、引き込み部38bは、支持部38aと接続された第3側面38b3から先端部へ向かうにつれ、下端部に向かって次第に幅が狭くなる形状である。具体的には、引き込み部38bは、地面2と対向する辺を含む引き込み爪38の下端部である第1側面38b1と、第1側面38b1と鋭角となるように先端部で交わり、地面2から離れる方向へ延伸する第2側面38b2とを有する。上述のように、引き込み部38bの先端部からガイド部38cの先端部に至る延伸部は、地面と対向する辺を含む。そして、当該地面と対向する辺は直線状であり、かつ、引き込み部38bは先端部に向かうにつれ次第に幅が狭くなる形状である。このように、引き込み爪38の下端部における引き込み部38bの先端部が前方へ突き出ている。
このため、植物3間の根元へ、引き込み部38bを先端から挿入させることができるため、植物3同士が絡み合っていたとしても、引き込み部38bにより、絡んだ植物3を起こして、確実に、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。このため、刈り取り効率を向上させることができる。
さらに、図1等に示したように、刈り機構30を、植物3を刈るための向きに設置し、地面2を水平面とした場合、支持部38a及び引き込み爪支持部37は、水平面に対し傾斜している。本実施形態では略45度傾斜している。これにより、例えば、引き込み爪38を垂直に保持した場合と比べて、引き込み部38bで引っ掛けた植物3が倒れる角度を少なくして、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。このため、刈り取りの確実性を高めることができ、刈り取り効率を向上させることができる。
また、図4の(b)に示すように、引き込み爪38及び引き込み爪支持部37は、軸34よりも、植物3を刈るために刈り機構30が進行する方向側に配されており、刈り機構30における地面2との対向面を平面視した場合、刈刃31の回転方向は、軸34を中心に反時計回り方向であることが好ましい。
これにより、刈刃通過円310の内側へガイドされることで倒れ掛かった植物3を起こすように、刈刃31が植物3に当たるため、植物3を有効に刈り取ることができる。このため、植物の刈り取り効率を向上させることができる。一方、逆に、刈刃31の回転方向が、軸34を中心に時計回り方向である場合、ガイドされた植物3が倒れてしまい、効率よく刈れない場合がある。
なお、引き込み爪38の形状は、上述した形状や図面に示している形状以外にも種々の形状を取りえる。例えば、引き込み部38bの第2側面38b2(上側の側部)は、図4の(b)において、ロボット10の進行方向(紙面左方向)に対して垂直方向(紙面上下方向)に延伸しているが、必ずしもロボット10の進行方向に対して垂直方向に延伸している必要はなく、多少前後に傾斜していてもよい。
また、図5において、引き込み部38bの第1側面38b1と、第3側面38b3とは直角となっているが、特に、第1側面38b1と、第3側面38b3とは直角に交わっている必要はない。
さらに、上述したように、本実施形態では、引き込み部38bの先端部がロボット10の進行方向前方側に配され、ガイド部38cの先端部はロボット10の進行方向後方側に配されている。これにより、植物3に対して高い引き込み効果を得ることができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、実施形態2に係る引き込み爪(ガイド機構)48の構成を表す図であり、(a)は引き込み爪48の側面の構成を表す図であり、(b)は引き込み爪48の地面との対向面の構成を表す図であり、(c)は進行方向の後方から前方へ向かう方向に見た引き込み爪48の構成を表す図である。刈り機構30は、引き込み爪38に換えて引き込み爪48を備え、さらに引き込み爪支持部37に換えて引き込み爪支持部47を備えていてもよい。引き込み爪48は、支持部48a・引き込み部48b・ガイド部48cからなる延伸部がねじれた構成を有する。
引き込み爪支持部47は、引き込み爪支持部37の代わりに用いられ、引き込み爪48をガード支持板35に接続し固定している部品である。引き込み爪支持部47は、ガード支持板35と接触し固定されている第1接続部47aと、第1接続部47aから略90度屈曲している第2接続部47bとを有する。第2接続部47bに、引き込み爪48の支持部48aの上端部近傍が接続されている。第2接続部47bは、引き込み爪支持部47のうち、基部近傍の屈曲する部分から、引き込み爪48と接続されている先端部へ至る延伸している部分であると表現することもできる。第2接続部47bは、ガード支持板35に対し略90度傾斜している。
支持部48aの上端部は、引き込み爪支持部47の第2接続部47bと接続されている。したがって、支持部48aの平面部は、刈り機構30において地面と略垂直になる。支持部48aの下側に、引き込み部48b及びガイド部48cが配されている。引き込み部48bは、支持部48aから、軸34から離れる方向へ突出する。ガイド部48cは、支持部48aよりも軸34へ近づく方向へ突出する。
引き込み部48bは、引き込み部48bの先端部を構成する第1側面48b1及び第2側面48b2と、支持部48aとの接続面(基部)である第3側面48b3とにより規定される領域である。
引き込み部48bは、先端部から支持部48aと接続されている第3側面48bにかけて次第に幅が広くなる形状である。引き込み部48bの先端部は尖っている。引き込み部48bの先端部の上側である第2側面48b2は、支持部48aから離れるにつれ引き込み部48bに近づくように傾斜している。引き込み部48bの下端部である第1側面48b1は、支持部48aの下端部48a1(引き込み爪支持部47と接続されている側の端部とは逆側の端部)から延伸している。下端部48a1、及び第1側面48b1は、引き込み爪48における、地面と対向する辺を含む。引き込み部48bの先端部は、引き込み爪48の下端部と一致する(含まれる)。
引き込み部48bの第3側面48b3における長手方向(図8の(a)の上下方向)は、支持部48aの延伸方向と平行である。
ガイド部48cは、支持部48aと接続されている第1側面48c1から、支持部48aよりも軸34へ近づく方向へ突出した先端部である第2側面48c2とにより規定される領域である。
図8の(c)において、ガイド部48cの先端部である第2側面48c2における長手方向(左右方向)は、引き込み部48bの第3側面48b3における長手方向(上下方向)に対し略垂直である。そして、引き込み部48bの先端部から、ガイド部48cの先端部である第2側面48c2へかけて、断面における長手方向が次第に変化している。
すなわち、引き込み爪48のうち、地面と対向する辺を含む下端部は、引き込み部48bの先端部(一方の端部)から、ガイド部48cの先端部(他方の端部)である第2側面48c2へかけて、次第にねじれている。
なお、ガイド部48cの基部である第1側面48c1の断面における長手方向は、ねじれの途中位置に当たり、第1側面48c1が接続されている、進行方向後方側の側面48a2の延伸方向とも非平行である。
上記構成によると、引き込み部48bによって引っ掛けた植物3を、支持部48a・引き込み部48b・ガイド部48cからなる延伸部に沿って滑らかに、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。これにより、植物3の刈り取り効率を向上させることができる。
また、引き込み部48bで引っ掛けた植物3が倒れる角度を少なくして、刈刃通過円310の内側へガイドすることができるため、刈刃31と倒れた植物3のなす角が大きくなり、刈り取りの確実性を高めることができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1、2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図9の(a)は、実施形態3に係る刈り機構30Aの構成を表す斜視図であり、(b)は(a)の刈り機構30Aの側面を表す図である。ロボット10は、刈り機構30に換えて、刈り機構30Aを備えていてもよい。刈り機構30Aは、刈り機構30から、引き込み爪38に換えてガイド機構58を備え、さらに、下面ガード(下面保護部)59を加えた構成である。
下面ガード59は、軸34を中心に回転する刈刃31を、下面(地面との対向面)側から保護するものである。下面ガード59は円板状(板状)部材である。下面ガード59は、刈刃通過円310の内部を覆い、刈刃31の地面2との対向面と対向する。下面ガード59は、中心部が開口部となっており、当該開口部に軸34の下端部(地面と近い側の端部)と回転自在に接続されている。
ガイド機構58は、支持部38a、引き込み部38b及びガイド部38cと対応する、支持部58a、引き込み部58b及びガイド部58cに加え、さらに、接続部58dを備える。
接続部58dは、ガイド部58cの先端部(支持部38aと接続されている基部とは逆側の端部)から屈曲して配されており、ガイド部58cの先端部と、下面ガード59における地面との対向面とを接続する。
このように、ガイド部58cが、接続部58dによって下面ガード59と接続されているため、ガイド機構58の剛性が向上する。これにより、ガイド機構58は、植物3の引き込みを確実に行うことができる。また、ガイド部58cが下面ガード59と接続されておりガイド機構58の剛性が向上することで、例えば、ロボット10が旋回したときや、地面2に凹凸があって、ガイド部58cの先端と地面とが接触したときに、ガイド部58cが変形することを抑制することができる。このため、より丈夫な刈り機構30Aを構成することができる。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、実施形態1〜3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図10は実施形態4に係る、刈り機構が備えるガイド機構68の構成を表す正面図である。図1等に示した刈り機構30は、引き込み爪38に換えて、ガイド機構68を備えていてもよい。
ガイド機構68は、板状ではなく、例えば、針金などの棒状素材を曲げ加工することで構成されている。ガイド機構68は、支持部38a、引き込み部38b及びガイド部38cと同様の機能を有する、支持部68a、引き込み部68b及びガイド部68cを備える。支持部68aの先端部は、引き込み爪支持部37と接続されてもよいし、引き込み爪支持部37を設けず直接、ガード支持板35と接続されてもよい。
引き込み部38bの一方の端部は、支持部68aと接続されており、他方の端部はガイド部68cの基部と接続されている。引き込み部38bは、一方の端部と他方の端部との間において、軸34から離れる方向へ突出するように屈曲されている。引き込み部38bの屈曲部から、ガイド部68cの先端部(基部と逆側の端部)へかけて延伸している。
ガイド機構68によると、引き込み爪38と同様の効果が得られると共に、さらに、棒状素材を曲げ加工することで得られるため、安価に生産することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るガイド機構(引き込み爪38・48・58・68・引き込み爪支持部37)は、軸34を中心に回転する刈刃31と、当該刈刃31の回転面の側方を覆う側面保護部(側面ガード36S)とを備えた刈り機構30に配されたガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)であって、上記刈り機構30を平面視したとき、刈刃通過円310の外側に配された一方の端部から、刈刃通過円310の内側に配された他方の端部へ延伸する延伸部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み部38b・48b・58b・68b・ガイド部38c・48c・58c・68c)を備え、上記一方の端部は、上記側面保護部(側面ガード36S)より、植物3を刈るために上記刈り機構30が進行する方向における前方側に配されている。
上記構成によると、上記刈り機構を平面視したとき、上記延伸部は、一方の端部が刈刃通過円310の外側に配され、他方の端部が刈刃通過円310の内側に配されている。このため、植物を刈るために上記刈り機構が進行する際、刈刃通過円310が通過する領域の外側の植物も、上記延伸部により、上記刈刃通過円310の内側へ確実にガイドすることができる。これにより、刈り取り効率が高い刈り機構を実現することができる。
さらに、上記一方の端部は、上記側面保護部より、植物を刈るために上記刈り機構が進行する方向における前方側に配されている。これにより、植物3を刈るために上記刈り機構30が進行する際、側面保護部が通過する領域の植物も、上記延伸部により、刈刃通過円310の内側へガイドすることができる。このため、より、刈り取り効率が高い刈り機構30を実現することができる。
特に、壁際に生えている植物3を刈り取るに際し、側面保護部(側面ガード36S)を設けたことで、回転する刈刃の壁との衝突を防止することができると共に、さらに、延伸部により、側面保護部(側面ガード36S)が通過する領域に含まれる壁際の植物3を、上記軸34を中心に回転する刈刃31が描く円の内側へガイドすることができる。このため、壁際に生えている植物3を、安全に、かつ、効率よく刈り取る刈り機構を実現することができる。
本発明の態様2に係るガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)は、上記態様1において、上記延伸部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み部38b・48c・58b・68b・ガイド部38c・48c・58c・68c)と非平行に延伸し、上記延伸部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み部38b・48b・58b・68b・ガイド部38c・48c・58c・68c)と接続されることで当該延伸部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み部38b・48b・58b・68b・ガイド部38c・48c・58c・68c)を支持する支持部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み爪支持部37)を有し、上記延伸部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み部38b・48b・58b・68b・ガイド部38c・48c・58c・68c)は、上記支持部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み爪支持部37)よりも上記軸34から離れる方向へ突出し、上記一方の端部が先端となる突出部(引き込み部38b・48b・58b・68b)を有し、上記一方の端部から他方の端部へかけて、地面と対向する辺が直線状であることが好ましい。
上記構成によると、上記延伸部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み部38b・48b・58b・68b・ガイド部38c・48c・58c・68c)は、上記支持部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み爪支持部37)よりも上記軸34から離れる方向へ突出し、上記一方の端部が先端となる突出部(引き込み部38b・48b・58b・68b)を有する。これにより、刈り機構の進行に伴い、上記突出部が、刈り取り対象である植物を引っ掛けることができるため、刈り取り効率が高い刈り機構を実現することができる。
さらに、上記延伸部は、上記一方の端部から他方の端部へかけて、地面と対向する辺が直線状である。このため、上記突出部で引っ掛けた植物を、上記地面と対向する辺に沿って滑らかに、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側へガイドすることができる。このため、刈り取り効率を向上させることができる。
本発明の態様3に係るガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)は、上記態様2において、上記突出部(引き込み部38b・48b・58b・68b)は、上記一方の端部へ向かうにつれ、次第に幅が狭くなる形状であることが好ましい。
本発明の態様4に係るガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)は、上記態様3において、上記突出部(引き込み部38b・48b・58b・68b)は、地面2と略平行に対向する辺を含む下端部である第1側面38b1・48b1と、当該第1側面38b1・48b1と鋭角となるように一方の端部で交わり、地面2から離れる方向に延伸する第2側面38b2・48b2とを有することが好ましい。
上記構成によると、上記延伸部は、上記一方の端部から他方の端部へかけて、地面と対向する辺が直線状であり、かつ、上記突出部が、上記一方の端部へ向かうにつれ、次第に幅が狭くなる形状である。これにより、植物間の根元へ、上記突出部を先端から挿入させることができるため、植物同士が絡み合っていたとしても、上記延伸部により、絡んだ植物を起こして、確実に、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側へガイドすることができる。このため、刈り取り効率を向上させることができる。
本発明の態様5に係るガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)は、上記態様2〜4において、上記刈り機構30・30Aを、上記植物3を刈るための向きに設置し、地面2を水平面とした場合、上記支持部(支持部38a・48a・58a・68a・引き込み爪支持部37)は、上記水平面に対し傾斜していることが好ましい。
上記構成によると、上記突出部で引っ掛けた植物が倒れる角度を少なくして、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側へガイドすることができる。このため、刈り取りの確実性を高めることができ、刈り取り効率を向上させることができる。
本発明の態様6に係るガイド機構(引き込み爪48・引き込み爪支持部37)は、上記態様5において、上記延伸部(支持部48a・引き込み部48b・ガイド部48c)は、上記支持部(支持部48a・引き込み爪支持部37)よりも上記軸34へ近づく方向へ突出し、上記他方の端部が先端となるガイド部48cを有し、上記延伸部(支持部48a・引き込み部48b・ガイド部48c)のうち、上記地面2と対向する辺を含む下端部は、上記一方の端部から上記他方の端部(第2側面48c2)にかけて次第にねじれていることが好ましい。
上記構成によると、上記突出部によって引っ掛けた植物を、上記延伸部に沿って滑らかに、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側へガイドすることができる。これにより、植物の刈り取り効率を向上させることができる。
また、上記突出部で引っ掛けた植物が倒れる角度を少なくして、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側へガイドすることができるため、刈り取りの確実性を高めることができる。
本発明の態様7に係る刈り機構30・30Aは、上記態様1〜6のガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)を備え、上記ガイド機構58・68(引き込み爪38・48・引き込み爪支持部37)は、上記軸34よりも、上記植物3を刈るために上記刈り機構30・30Aが進行する方向側に配されており、上記刈り機構30・30Aにおける地面2との対向面を平面視した場合、上記刈刃31の回転方向は、上記軸34を中心に反時計回り方向であることが好ましい。
上記構成によると、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側へガイドされることで倒れ掛かった植物を起こすように、上記刈刃が植物に当たるため、当該植物を有効に刈り取ることができる。このため、植物の刈り取り効率を向上させることができる。
本発明の態様8に係る刈り機構30Aは、上記態様7において、刈刃通過円310を覆い、上記刈刃31の上記地面2との対向面と対向する板状の下面保護部(下面ガード59)をさらに備え、上記ガイド機構58は、さらに、上記下面保護部(下面ガード59)と接続された接続部58dを備えることが好ましい。
上記構成によると、上記ガイド部は、上記下面保護部と接続されているため剛性が向上し、植物の引き込みを確実に行うことができる。また、上記ガイド部が上記下面保護部と接続されており剛性が向上することで、上記ガイド部の先端と地面とが接触することを抑制することができ、滑らかに、刈り機構を進行させることができる。
本発明の態様9に係る自律走行車(ロボット10)は、上記態様7又は8において、上記刈り機構30・30Aを、地面2との対向面に備えたことが好ましい。これにより、壁際に生えている植物3を、安全に、かつ、効率よく刈り取る自律走行車を実現することができる。
本発明の態様10に係る自律走行車システムは、上記態様9において、上記自律走行車(ロボット10)と、当該自律走行車(ロボット10)が備えるバッテリーを充電するための充電装置(充電ステーション20)とを備えることが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本実施形態ではロボット10および刈り機構30の進行方向に対して、刈り機構30を右側に片寄せて、側面ガード36S、支持部37および引きこみ爪38を右端に配した構成を記載したが、左右を逆にして、刈り機構30を左側に片寄せて、側面ガード36S、支持部37および引きこみ爪38を左端に配した構成としてもよい。この場合、軸34の回転方向も逆転し、刈り機構30における地面2との対向面を平面視した場合、時計回り方向であることが好ましい。
本発明は、草や芝などの植物を刈る際の当該植物のガイド機構、刈り機構、自律走行車及び自律走行車システムに利用することができる。
2 地面
3 植物
10 ロボット(自律走行車)
20 充電ステーション(充電装置)
30・30A 刈り機構
31 刈刃
33 刈刃支持板
35 ガード支持板
36F 前面ガード
36S 側面ガード(側面保護部)
37 爪支持部(ガイド機構)
38・48 引き込み爪(ガイド機構)
58・68 ガイド機構
38a 支持部
38a・48a・58a・68a 支持部(延伸部)
38b・48b・58b・68b 引き込み部(延伸部・突出部)
38c・48c・58c・68c ガイド部(延伸部)
39 刈りモータ
38b1・48b1 第1側面
38b2・48b2 第2側面
38b3・48b3 第3側面
48a2 側面
48c1 第1側面
48c2 第2側面(他方の端部)
58d 接続部
59 下面ガード(下面保護部)

Claims (9)

  1. 軸を中心に回転する刈刃と、当該刈刃の回転面の側方を覆う側面保護部とを備えた刈り機構に配されたガイド機構であって、
    上記刈り機構を平面視したとき、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の外側に配された一方の端部から、上記円の内側に配された他方の端部へ延伸する延伸部を有し、
    上記刈り機構を、植物を刈るために当該刈り機構が進行する方向における前方から後方に向けて見た場合、上記延伸部の上記一方の端部は、上記側面保護部と重畳しており、
    上記ガイド機構は、上記延伸部と非平行に延伸し、上記延伸部と接続されることで当該延伸部を支持する支持部を有し、
    上記延伸部は、上記支持部よりも上記軸から離れる方向へ突出し、上記一方の端部が先端となる突出部を有し、上記一方の端部から他方の端部へかけて、地面と対向する辺が直線状であることを特徴とするガイド機構。
  2. 上記突出部は、上記一方の端部へ向かうにつれ、次第に幅が狭くなる形状であることを特徴とする請求項1に記載のガイド機構。
  3. 上記突出部は、地面と略平行に対向する辺を含む下端部である第1側面と、当該第1側面と鋭角となるように一方の端部で交わり、地面から離れる方向に延伸する第2側面とを有することを特徴とする請求項2に記載のガイド機構。
  4. 上記刈り機構を、上記植物を刈るための向きに設置し、地面を水平面とした場合、
    上記支持部は、上記水平面に対し傾斜していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のガイド機構。
  5. 上記延伸部は、上記支持部よりも上記軸へ近づく方向へ突出し、上記他方の端部が先端となるガイド部を有し、
    上記延伸部のうち、上記地面と対向する辺を含む下端部は、上記一方の端部から上記他方の端部にかけて次第にねじれていることを特徴とする請求項4に記載のガイド機構。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のガイド機構を備えた上記刈り機構であって、
    上記ガイド機構は、上記軸よりも、上記植物を刈るために上記刈り機構が進行する方向側に配されており、
    上記刈り機構における地面との対向面を平面視した場合、
    上記刈刃の回転方向は、上記軸を中心に反時計回り方向であることを特徴とする刈り機構。
  7. 軸を中心に回転する刈刃と、当該刈刃の回転面の側方を覆う側面保護部とを備えた刈り機構に配され、
    上記刈り機構を平面視したとき、上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の外側に配された一方の端部から、上記円の内側に配された他方の端部へ延伸する延伸部を有し、
    上記刈り機構を、植物を刈るために当該刈り機構が進行する方向における前方から後方に向けて見た場合、上記延伸部の上記一方の端部は、上記側面保護部と重畳しているガイド機構
    を備えた上記刈り機構であって、
    上記ガイド機構は、上記軸よりも、上記植物を刈るために上記刈り機構が進行する方向側に配されており、
    上記刈り機構における地面との対向面を平面視した場合、
    上記刈刃の回転方向は、上記軸を中心に反時計回り方向であり、
    上記軸を中心に回転する刈刃が描く円の内側を覆い、上記刈刃の上記地面との対向面と対向する板状の下面保護部をさらに備え、
    上記ガイド機構は、さらに、上記下面保護部と接続された接続部を備えることを特徴とする刈り機構
  8. 請求項6又は7に記載の刈り機構を、地面との対向面に備えたことを特徴とする自律走行車。
  9. 請求項8に記載の自律走行車と、当該自律走行車が備えるバッテリーを充電するための充電装置とを備えたことを特徴とする自律走行車システム。
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