JP5964194B2 - ロック機構付きスライドアジャスタ - Google Patents
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Description
本発明者らは、特許第3982955号公報(特許文献1)において、製作が容易で、軽量な合成樹脂バックルとして、対向する底板と天井枠および両者を接続する両側板とからなり、内部が係合溝を有するバンドの挿通空間とされたバックル本体と、前記天井枠の内側に水平設置され、一端部下面に前記バンドの係合溝に係合可能な係合爪を有し、他端部上面を押圧部とする操作片とから構成され、該操作片を前記係合爪と前記押圧部の中間点にて、対向する天井枠の二辺に各々連結することにより、該中間点を支点として揺動自在とした合成樹脂製バックルであって、前記バンドの外表面と前記天井枠に、前記バックル本体に該バンドを片手の指先で引き寄せることのできる一対の掛止突起を設けた合成樹脂製バックルを提案している。
前記スライド片が前記操作片の他端部側に移動した状態では前記嵌合がロックされ、前記スライド片が前記操作片の一端部側に移動した状態では前記嵌合が解除されることが好ましい。
図1はバックル10の斜視図であり、図1(1)にはバックル10を構成するスライド片40がバックル本体14から上方に分離して図示されている。
この実施形態では連結軸25の断面を円形としたが、楕円形、その他種々の断面形状とすることができる。連結軸25は操作片20を揺動自在に軸支すると共に、滑らかな操作性を確保する為に可及的に細くすることが望まれるが、反復的な揺動により破損しない形状、大きさとすれば良い。なお、連結軸25は側板13、13に限らず、対向する天井枠12の二辺に各々連結されていても、後述する作用と同じ作用を発揮することができる。
図示しないが、スライド片40の表面にはスライド操作部を設けることができる。スライド操作部の形状に格別の制限はなく、片手の指先を引っ掛けることのできる形状であれば良い。スライド操作部はスライド片40に必ずしも設ける必要はないが、これを設けることによりスライド片40のスライド操作を容易とすることができる。
また、スライド操作部は後記するようにバンド30とバックル10を片手で引き寄せるための掛止部として使用することもできる。
したがって、このようにバンド30の嵌合凹部31にバックル10の嵌合凸部21が一部接触した状態に戻ることで感覚的に嵌合凹部31の位置確認が可能となり、バンド30とバックル10の接近・離隔位置を調節することができる。
前記の通り図2(3)はバンド30の嵌合凹部31とバックル10の嵌合凸部21との嵌合が解除された状態を示しているが、このときスライド片40は操作片の他端部20B側に位置しており(図1(3)参照。)、バンド30とバックル10の接近・離隔位置を自由に調節可能な状態にある。
ここで、図1(2)に示すようにスライド片40を操作片20の一端部20A側にスライドガイド17、17に沿ってスライドさせれば、スライド片40の下面が操作片20の一端部20Aの上面に当接し、操作片の一端部20Aが押し下げられ、嵌合凸部21が貫通孔として形成される嵌合凹部31に嵌合する。図2(4)はこの強固なロック状態を示している。
図3は本実施形態を示す要部縦断側面図である。これらの図において、バンド30の外表面には嵌合凹部31がバンド30の外表面から内表面に至る貫通孔として形成されると共に、バックル10の底板11に係合凹部11Aが形成される。
ここで、スライド片40を操作片の他端部20B側にスライドさせれば操作片20の他端部20B側が持ち上がり、連結軸25を中心として操作片20が回転する結果、反対側に位置する嵌合凸部21が嵌合凹部31に嵌合すると共に、バックル10の底板11に形成された係合凹部11Aに係合する。図3(4)はこの強固なロック状態を示す要部縦断側面図である。
本実施形態において係合凹部11Aは底板11を貫通しないものとしたが、ロックをより強固なものとするため係合凹部11Aを底板11の外表面から内表面に至る貫通孔として形成しても良い。
図4はバックル10の斜視図であり、スライド片40がスライドガイド17、17に沿って動く様子を示している。
図5はスライドアジャスタの平面図(図5(1))および縦断側面図(図5(2)〜(5))であり、これらの図において、バンド30の中央外表面に嵌合凹部31が設けられると共にバンド30の両側外表面に鋸歯状の係合溝33が設けられる。操作片20の一端部20A中央には、前記嵌合凹部31に嵌合可能な嵌合凸部21が揺動自在に設けられると共に操作片20の一端部20A両側には、前記係合溝33に係合可能な係合爪23が設けられる。嵌合凹部21はバンド30の外表面から内表面に至る貫通孔として形成され、係合溝33はスライド方向の断面形状が鋸歯状、即ち、バンド30の進行方向に向けて漸次深くなるテーパ面と、この最深位置より略垂直に立上る壁面とからなっている。
ここで、図4(3)に示すようにスライド片20を操作片20の他端部20B側に移動させると、操作片20は連結軸25を中心に回転する結果、反対側に位置する係合爪23が持ち上がりバンド30とバックル10の係合が解除される。図5(5)は、図4のA−A切断線における縦断側面図であり、この係合解除状態を示す図である。
11 底板
12 天井枠
13 側板
14 バックル本体
16 挿通空間
20 操作片
20A 操作片の一端部
20B 操作片の他端部
21 係合凸部
25 連結軸
30 バンド
31 係合凹部
40 スライド片
Claims (6)
- バンド外表面に形成した嵌合用の貫通孔にバックルの嵌合凸部を嵌合可能としたバンドとバックルのスライドアジャスタにおいて、
前記バックルを、対向する底板と天井枠および両者を接続する両側板とからなり内部をバンドの挿通空間としたバックル本体と、前記天井枠の内側に水平設置され、一端部下面に前記バンドの貫通孔に嵌合可能な嵌合凸部を有する操作片とから構成すると共に、該操作片を前記両側板を結ぶ連結軸で支承することにより該連結軸を支点として揺動自在とし、
前記操作片の上部を水平方向に移動可能なスライド片が前記バックル本体に設置され、該スライド片を前記操作片の上部を水平方向に移動することにより前記嵌合がロックまたは解除され、前記嵌合が解除された状態において前記嵌合凸部が貫通孔に一部接触することで、前記バンドをバックルに接近または後退しつつ前記嵌合の位置決めが可能であることを特徴とするバンドとバックルのスライドアジャスタ。 - 前記嵌合凸部が貫通孔に嵌合した状態において前記バックルの底板に形成した係合凹部に係合する請求項2記載のスライドアジャスタ。
- 前記スライド片が前記操作片の一端部側に移動した状態では前記嵌合がロックされ、前記スライド片が前記操作片の他端部側に移動した状態では前記嵌合が解除される請求項1または2記載のスライドアジャスタ。
- 前記スライド片が前記操作片の他端部側に移動した状態では前記嵌合がロックされ、前記スライド片が前記操作片の一端部側に移動した状態では前記嵌合が解除される請求項1または2記載のスライドアジャスタ。
- バンド外表面に形成した鋸歯状の係合溝にバックルの係合爪を係合可能とし、バンド外表面に形成した嵌合用の貫通孔にバックルの嵌合凸部を嵌合可能としたバンドとバックルのスライドアジャスタにおいて、
前記バックルを、対向する底板と天井枠および両者を接続する両側板とからなり内部をバンドの挿通空間としたバックル本体と、前記天井枠の内側に水平設置され、一端部下面に前記バンドの係合溝に係合可能な係合爪と前記バンドの貫通孔に嵌合可能な嵌合凸部を有する操作片とから構成すると共に、該操作片を前記両側板を結ぶ連結軸で支承することにより該連結軸を支点として揺動自在とし、
前記操作片の上部を水平方向に移動可能なスライド片が前記バックル本体に設置され、該スライド片を前記操作片の上部を水平方向に移動することにより前記係合がロックまたは解除され、前記係合がロックされた状態では前記嵌合凸部が前記貫通孔に嵌合することを特徴とするバンドとバックルのスライドアジャスタ。 - 前記バンドの外表面に前記バックルとバンドを片手の指先で引き寄せることのできる掛止部を設けた請求項1〜5のいずれかに記載のスライドアジャスタ。
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