JP5964084B2 - 複合発電システム及び複合発電システムの差圧調整方法 - Google Patents

複合発電システム及び複合発電システムの差圧調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池を備える複合発電システム及び複合発電システムの差圧調整方法に関するものである。
固体酸化物形燃料電池(SOFC)や溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)は、天然ガス、石油、メタノール、石炭ガス化ガスなどを燃料として運転される燃料電池である。SOFCやMCFCは、作動温度がりん酸形燃料電池(PAFC)等に比べて高い高温型燃料電池であり、電池本体に白金(Pt)触媒を使用していないため、CO濃度の高いガスを燃料として使用できる。
また、SOFCやMCFCは、高温で運転するガスタービンの排気を空気極側に供給する空気(酸化剤)として使用できる。そのため、SOFC又はMCFCとガスタービンとを組み合わせることで、複合発電システムを形成できる。
特許文献1及び2には、燃料電池とガスタービンとを組み合わせた複合発電システムに関する技術が開示されている。
特許第4146411号公報 特開2000−228208号公報
燃料電池とガスタービンとを組み合わせた複合発電システムにおいて、燃料電池から排出される燃料(排出燃料)と空気(排出空気)を別々にガスタービンに供給する場合、燃料電池内部の圧力制御をバランス良く行う必要がある。すなわち、排出燃料と排出空気が別の系統となっているため、負荷変化時などの非定常時において圧力制御が追従できないと、燃料電池内部の燃料極と空気極との間に差圧が生じる。
そして、燃料電池の燃料極と空気極との間に差圧が過大となると、電解質部を介したクロスリークが増加し、性能低下や劣化促進を引き起こすおそれがある。また、更に差圧が多くなると燃料電池の構造上の変形や破損が発生する可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、燃料極と空気極との間に生じる差圧の発生を低減又は防止することが可能な複合発電システム及び複合発電システムの差圧調整方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の複合発電システム及び複合発電システムの差圧調整方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る複合発電システムは、燃料電池と、前記燃料電池から排出された燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から供給される燃焼ガスによって駆動するガスタービンと、前記燃料電池の燃料極から前記燃焼器までを結ぶ燃料排出路と、前記燃料電池の空気極から前記燃焼器までを結ぶ空気排出路と、前記燃料排出路と前記空気排出路を結び、前記燃料排出路と前記空気排出路との間に差圧が生じたとき、流体を予め決められた1方向にのみ流す圧力逃がし流路とを備える。
この発明によれば、燃料排出路と空気排出路の間に圧力差が生じ、かつ、圧力逃がし流路が流体を流すことが可能な1方向の上流側の圧力が高いとき、圧力逃がし流路の上流側から下流側に向けて流体が流れる。これにより、燃料排出路と空気排出路の間で生じた圧力差を低減することができる。その結果、燃料電池の燃料極と空気極の間に生じている圧力差も低減できる。一方、燃料排出路と空気排出路の間に圧力差が生じた場合でも、圧力逃がし流路が流体を流すことが可能な1方向の下流側の圧力が高いときは、圧力逃がし流路には流体が流れない。例えば、圧力逃がし流路が流体を流すことが可能な1方向が、燃料排出路から空気排出路への方向である場合は、燃料排出路が空気排出路よりも圧力が高くなったときのみ、燃料排出路から空気排出路へ流体が流れ、燃料排出路の圧力を下げて、燃料排出路と空気排出路の間で生じた圧力差を低減できる。
上記発明において、前記圧力逃がし流路は、第1の圧力逃がし流路と、前記第1の圧力逃がし流路と異なる第2の圧力逃がし流路の二つの流路であり、前記第1の圧力逃がし流路は、前記流体を前記燃料排出路から前記空気排出路へのみ流し、前記第2の圧力逃がし流路は、前記流体を前記空気排出路から前記燃料排出路へのみ流してもよい。
この発明によれば、燃料排出路が空気排出路よりも圧力が高いとき、第1の圧力逃がし流路を介して燃料排出路から空気排出路に向けて流体が流れ、空気排出路が燃料排出路よりも圧力が高いとき、第2の圧力逃がし流路を介して空気排出路から燃料排出路に向けて流体が流れる。したがって、燃料排出路と空気排出路の間に圧力差が生じたとき、燃料排出路と空気排出路のいずれの圧力が他方よりも高くなった場合でも、圧力差を低減できる。
上記発明において、前記圧力逃がし流路における流体の流量を測定する流量測定手段と、測定された前記流量に基づいて、前記燃料電池の燃料極に供給する燃料を調整する燃料供給部とを更に備えてもよい。
この発明によれば、燃料排出路から空気排出路へ流れた燃料の量、又は空気排出路から燃料排出路へ流れた酸素ガスによって燃焼する燃料の量を算出することができ、算出された量の燃料を燃料電池の燃料極に供給する。これによって、燃料電池において燃料の欠乏が生じるのを防止できる。
上記発明において、前記燃料排出路に設けられ、前記燃料と前記酸素ガスを触媒反応によって燃焼する触媒燃焼器と、前記燃料供給部は、前記燃料電池の燃料極よりも下流であって、前記触媒燃焼器よりも上流に設けられてもよい。
この発明によれば、触媒燃焼器において燃料と酸素ガスが燃焼するが、燃料電池の燃料極よりも下流であって、触媒燃焼器よりも上流において、燃料が供給される。したがって、触媒燃焼器において、空気排出路から燃料排出路へ流れる酸素ガスが、燃料電池の燃料極から燃焼器に流れる燃料を全て燃焼してしまい、酸素ガスが残存することを防止できる。
本発明に係る複合発電システムの差圧調整方法は、燃料電池と、前記燃料電池から排出された燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から供給される燃焼ガスによって駆動するガスタービンと、前記燃料電池の燃料極から前記燃焼器までを結ぶ燃料排出路と、前記燃料電池の空気極から前記燃焼器までを結ぶ空気排出路と、前記燃料排出路と前記空気排出路を結ぶ圧力逃がし流路とを備える複合発電システムの差圧調整方法であって、前記圧力逃がし流路が、前記燃料排出路と前記空気排出路との間に差圧が生じたとき、流体を予め決められた1方向にのみ流すステップを備える。
本発明によれば、燃料極と空気極との間に生じる差圧の発生を低減又は防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る複合発電システムを示す構成図である。 同実施形態に係る圧力逃がし部を示す一部側面図を含む縦断面図である。 図2のA−A線で切断した横断面図である。 図2で示した圧力逃がし部が動作した状態を示す一部側面図を含む縦断面図である。 同実施形態に係る圧力逃がし部の変形例を示す一部側面図を含む縦断面図である。 同実施形態に係る複合発電システムの変形例を示す構成図である。 本発明の第2実施形態に係る複合発電システムを示す構成図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る複合発電システム1について、図1を用いて説明する。
複合発電システム1は、SOFC(固体酸化物形燃料電池)4と、ガスタービン10による発電設備を備える。複合発電システム1は、燃料供給部14から供給される天然ガスの改質ガス、石炭ガス化ガスなどを燃料として発電する。ガスタービン10は、圧縮機11と、タービン12と、圧縮機11及びタービン12を結合する軸13を備え、ガスタービン10には、タービン12の回転力によって駆動する発電機(図示せず。)が結合され、発電が行われる。
SOFC4は、燃料極(アノード)6と、空気極(カソード)7と、燃料極6と空気極7の間に配置された電解質部8を備える。SOFC4は、圧力容器5の内部に収容されている。
SOFC4には、燃料供給管41と、空気供給管42と、燃料排出管43と、空気排出管44が接続されている。
燃料供給管41は、燃料供給部14と燃料極6とを結び、燃料供給部14から燃料極6へ燃料を供給する。
空気供給管42は、ガスタービン10の圧縮機11と空気極7とを結び、ガスタービン10の圧縮機11から空気極7へ圧縮された空気を供給する。
また、燃料排出管43は、燃料極6とガスタービン10の燃焼器9とを結び、燃料が発電に用いられて生じる排ガス、及び発電に用いられなかった燃料を燃料極6から排出し、ガスタービン10の燃焼器9に供給する。燃料排出管43には、燃料再循環管45が接続されている。燃料再循環管45は、燃料排出管43と燃料供給管41とを結び、ブロア39(ファン)が設けられる。燃料再循環管45は、燃料排出管43を流れる排ガス及び燃料を燃料供給管41へ供給する。
空気排出管44は、空気極7とガスタービン10の燃焼器9とを結び、発電に用いられた後の空気を空気極7から排出し、ガスタービン10の燃焼器9に供給する。
なお、SOFC4は、公知の構成を採用することができ、本明細書では詳細な説明を省略する。
複合発電システム1には、更に第1圧力逃がし流路46と第2圧力逃がし流路47が設けられる。
第1圧力逃がし流路46は、燃料排出管43と空気排出管44とを結ぶ。第1圧力逃がし流路46には、圧力逃がし部19とオリフィス20が設けられる。圧力逃がし部19は、燃料排出管43が空気排出管44よりも圧力が高いとき、燃料排出管43から空気排出管44に向けて排ガス及び燃料を流す。一方、空気排出管44が燃料排出管43よりも圧力が高いときは、第1圧力逃がし流路46には流体が流れず、空気排出管44からの逆流が生じない。オリフィス20は、第1圧力逃がし流路46を流れる流体の流量が過大にならないように抑制する。
第2圧力逃がし流路47は、空気排出管44と燃料排出管43とを結ぶ。第2圧力逃がし流路47には、圧力逃がし部21とオリフィス22が設けられる。圧力逃がし部21は、空気排出管44が燃料排出管43よりも圧力が高いとき、空気排出管44から燃料排出管43に向けて空気を流す。一方、燃料排出管43が空気排出管44よりも圧力が高いときは、第2圧力逃がし流路47には流体が流れず、燃料排出管43からの逆流が生じない。オリフィス22は、第2圧力逃がし流路47を流れる流体の流量が過大にならないように抑制する。なお、本実施形態では、流体流量を抑制できれば、オリフィス20,22ではなく、他の手段を用いてもよい。
燃料排出管43には、触媒燃焼器15が設けられる。触媒燃焼器15は、燃料排出管43を流れる燃料と空気を反応させて燃焼させる。すなわち、第2圧力逃がし流路47を空気が通過して、燃料排出管43に燃料と空気が混合したときに触媒燃焼器15での燃焼が生じる。その結果、触媒燃焼器15の出口では、第2圧力逃がし流路47を通過してきた空気が存在しない状態にすることができる。
触媒燃焼器15の入口には温度計16が設けられ、出口には温度計17が設けられる。そして、制御部18は、温度計16で測定された温度と温度計17で測定された温度の差を算出し、触媒燃焼器15で燃焼されて消費された燃料の量を算出する。
制御部18は、算出した消費燃料量に基づいて、燃料供給部17を調整して、供給する燃料の量を変化させる。これにより、触媒燃焼器15で燃焼された燃料を補うことができ、SOFC4における燃料の欠乏を防止できる。
空気排出管44には、触媒燃焼器23が設けられる。触媒燃焼器23は、空気排出管44を流れる燃料と空気を反応させて燃焼させる。すなわち、第1圧力逃がし流路46を燃料が通過して、空気排出管44に燃料と空気が混合したときに触媒燃焼器23での燃焼が生じる。その結果、触媒燃焼器23の出口では、第1圧力逃がし流路46を通過してきた燃料が存在しない状態にすることができる。
触媒燃焼器23の入口には温度計24が設けられ、出口には温度計25が設けられる。そして、制御部26は、温度計24で測定された温度と温度計25で測定された温度の差を算出し、触媒燃焼器23で燃焼されて消費された燃料の量を算出する。
制御部26は、算出した消費燃料量に基づいて、燃料供給部14を調整して、供給する燃料の量を変化させる。これにより、第1圧力逃がし流路46を通過し、触媒燃焼器23で燃焼された燃料を補うことができ、SOFC4における燃料の欠乏を防止できる。
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態に係る圧力逃がし部19,21の一例について説明する。図2及び図4は、支持部32とカウンターウェイト33とストッパー35については、配管40の側面から見た側面図であり、配管40と弁31とストッパー34については、配管40の軸心を通過する部分で切断した縦断面図である。
圧力逃がし部19,21は、配管40の長さ方向に対して垂直な軸30と、軸30に固定され、軸30の軸心周りに回転する弁31と、軸30に固定され、配管40の外部に設けられた支持部32と、支持部32に取り付けられたカウンターウェイト33と、配管40の内部に設けられたストッパー34と、配管40の外部に設けられたストッパー35からなる。
図4に示すように、図中の配管40の左側が右側よりも高圧になり、差圧が生じた場合、弁31が流体から力を受けて開く。弁31は、決められた開度に達すると支持部32がストッパー35に当たって、ある角度以上に回転し過ぎないように停止する。一方、差圧がなくなると、図2及び図3に示すように、カウンターウェイト33の重さで弁31が閉まる。また、ストッパー34が弁31の一側に設けられていることで、他側から流体が流れてきたとき、すなわち図中の配管40の右側が左側よりも高圧になったとき、弁31が開状態になることを防止する。
カウンターウェイト33は、配管40の外に設けられているため、内部を流れる流体の温度に影響を受けることなく、決められた差圧によって確実に動作することができる。例えば、逆止弁などを使用して、逆流を防止してもよいが、逆止弁は、部品が温度の影響を受けやすい。したがって、本実施形態のように高温状態で使用する場合には、上述した圧力逃がし部19,21の構成を適用することが望ましい。
また、圧力逃がし部19,22は、図5に示すように、図2〜図4のカウンターウェイト33の代わりに、ばね37を使用してもよい。図中の配管40の左側が右側よりも高圧になり、差圧が生じた場合、弁31が流体から力を受けて開く。一方、差圧がなくなると、図5に示すように、ばね37の力で弁31が閉まる。ばね37は、配管40の外に設けられているため、内部を流れる流体の温度に影響を受けることなく、決められた差圧によって確実に動作することができる。
このように、圧力逃がし部19,21を差圧のみで動作する機構とすることによって、複合発電システム1の信頼性を向上させることができる。例えば特許文献1に示すような圧力調整器を用いると、制御が適切に行われない場合が想定されるが、本実施形態は、差圧のみで動作する機構を採用しているため、簡潔かつ確実にSOFC4の内部における差圧を解消することができる。
なお、上記実施形態と異なり、触媒燃焼器15,23の入口及び出口の温度差から燃料の流量を算出するのではなく、図6に示すように、第1圧力逃がし流路46と第2圧力逃がし流路47のそれぞれに設けられた流量計27,28によって燃料の流量を取得してもよい。
燃料供給部14は、流量計27,28から取得した消費燃料量に基づいて調整を行い、供給する燃料の量を変化させる。これにより、触媒燃焼器15で燃焼された燃料、又は、第1圧力逃がし流路46を通過し、触媒燃焼器23で燃焼された燃料を補うことができ、SOFC4における燃料の欠乏を防止できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る複合発電システム2について、図7を用いて説明する。なお、図7は、図1に示す複合発電システム1を基にした構成であるが、本実施形態に係る複合発電システム2は、図6に示す複合発電システム1にも同様に適用できる。
本実施形態の複合発電システム2は、上述した図1又は図6の複合発電システム1に対して、図7に示すように、燃料排出管43に燃料供給部29が設けられる。燃料供給部29は、第1圧力逃がし流路46及び第2圧力逃がし流路47の接続部分よりも下流側であって、触媒燃焼器15の上流側に設けられる。
燃料供給部29は、第2圧力逃がし流路47を通過する空気の量が多い場合、燃料排出管43に燃料を追加する。すなわち、第2圧力逃がし流路47を通過する空気の量が多くなると、燃料供給部14から供給される燃料のみでは、触媒燃焼器15で全ての燃料が燃焼する可能性がある。その場合、触媒燃焼器15の出口以降の燃料排出管43に酸素が残存し、燃料再循環管45を介して、SOFC4に酸素が供給されるおそれがある。そこで、第1圧力逃がし流路46及び第2圧力逃がし流路47を流れる流体の流量に基づいて、燃料供給部29から燃料を供給する。その結果、触媒燃焼器15で全ての酸素を燃焼することができ、触媒燃焼器15の出口以降の燃料排出管43に酸素が存在しない状態にすることができる。
なお、上記第1及び第2実施形態では、第1圧力逃がし流路46及び第2圧力逃がし流路47の両方が設けられる場合について説明したが、本発明はこの例に限定されず、いずれか一方のみが設けられてもよい。例えば、燃料極6を常に圧力高めに運用する場合は、第1圧力逃がし流路46のみが設けられればよい。
また、上記第1及び第2実施形態では、高温型燃料電池としてSOFC4を用いる場合について説明したが、本発明はこの例に限定されず、例えばMCFCでもよい。
1,2 複合発電システム
4 SOFC(燃料電池)
9 燃焼器
10 ガスタービン
14,29 燃料供給部
15,23 触媒燃焼器(流量測定手段)
16,17,24,25 温度計(流量測定手段)
18,26 制御部(流量測定手段)
19,21 圧力逃がし部
20,22 オリフィス
43 燃料排出管(燃料排出路)
44 空気排出管(空気排出路)
46 第1圧力逃がし流路(圧力逃がし流路、第1の圧力逃がし流路)
47 第2圧力逃がし流路(圧力逃がし流路、第2の圧力逃がし流路)

Claims (8)

  1. 燃料極と空気極を有する燃料電池と、前記燃料電池から排出された燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から供給される燃焼ガスによって駆動するガスタービンと、
    記燃料極から前記燃焼器までを結び、前記燃料が流れる燃料排出路と、
    記空気極から前記燃焼器までを結び、空気が流れる空気排出路と、
    前記燃料排出路と前記空気排出路を結び、前記燃料及び前記空気が前記燃料排出路及び前記空気排出路を介してそれぞれ前記燃料電池から前記燃焼器へ供給されている場合において、前記燃料排出路と前記空気排出路との間に差圧が生じたとき、前記燃料又は前記空気を予め決められた1方向にのみ流す圧力逃がし流路と、
    を備える複合発電システム。
  2. 前記圧力逃がし流路における流体の流量を測定する流量測定手段と、
    測定された前記流量に基づいて、前記燃料電池の燃料極に供給する燃料の量を調整する第1燃料供給部と、
    を更に備える請求項に記載の複合発電システム。
  3. 燃料極と空気極を有する燃料電池と、前記燃料電池から排出された燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から供給される燃焼ガスによって駆動するガスタービンと、
    記燃料極から前記燃焼器までを結び、前記燃料が流れる燃料排出路と、
    記空気極から前記燃焼器までを結び、空気が流れる空気排出路と、
    前記燃料排出路と前記空気排出路を結び、前記燃料排出路と前記空気排出路との間に差圧が生じたとき、前記燃料又は前記空気を予め決められた1方向にのみ流す圧力逃がし流路と、
    前記圧力逃がし流路における流体の流量を測定する流量測定手段と、
    測定された前記流量に基づいて、前記燃料電池の燃料極に供給する燃料の量を調整する第1燃料供給部と、
    を備える複合発電システム。
  4. 前記燃料排出路に設けられ、前記燃料と前記空気を触媒反応によって燃焼する触媒燃焼器と、
    前記燃料電池の燃料極よりも下流であって、前記触媒燃焼器よりも上流に設けられ、前記燃料排出路に燃料を供給する第2燃料供給部と、
    を更に備える請求項2又は3に記載の複合発電システム。
  5. 前記第2燃料供給部は、測定された前記流量に基づいて、前記燃料排出路に供給する前記燃料の量を調整する請求項4に記載の複合発電システム。
  6. 前記圧力逃がし流路は、第1の圧力逃がし流路と、前記第1の圧力逃がし流路と異なる第2の圧力逃がし流路の二つの流路であり、
    前記第1の圧力逃がし流路は、前記燃料を前記燃料排出路から前記空気排出路へのみ流し、
    前記第2の圧力逃がし流路は、前記空気を前記空気排出路から前記燃料排出路へのみ流す請求項1から5のいずれか1項に記載の複合発電システム。
  7. 燃料極と空気極を有する燃料電池と、前記燃料電池から排出された燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から供給される燃焼ガスによって駆動するガスタービンと、前記燃料極から前記燃焼器までを結び、前記燃料が流れる燃料排出路と、前記空気極から前記燃焼器までを結び、空気が流れる空気排出路と、前記燃料排出路と前記空気排出路を結ぶ圧力逃がし流路とを備える複合発電システムの差圧調整方法であって、
    前記燃料及び前記空気が前記燃料排出路及び前記空気排出路を介してそれぞれ前記燃料電池から前記燃焼器へ供給されている場合において、前記燃料排出路と前記空気排出路との間に差圧が生じたとき、前記圧力逃がし流路に前記燃料又は前記空気を予め決められた1方向にのみ流すステップを備える複合発電システムの差圧調整方法。
  8. 燃料極と空気極を有する燃料電池と、前記燃料電池から排出された燃料を燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器から供給される燃焼ガスによって駆動するガスタービンと、前記燃料極から前記燃焼器までを結び、前記燃料が流れる燃料排出路と、前記空気極から前記燃焼器までを結び、空気が流れる空気排出路と、前記燃料排出路と前記空気排出路を結ぶ圧力逃がし流路とを備える複合発電システムの差圧調整方法であって、
    記燃料排出路と前記空気排出路との間に差圧が生じたとき、前記圧力逃がし流路に前記燃料又は前記空気を予め決められた1方向にのみ流すステップと、
    前記圧力逃がし流路における流体の流量を測定するステップと、
    測定された前記流量に基づいて、前記燃料電池の燃料極に供給する燃料の量を調整するステップと、
    を備える複合発電システムの差圧調整方法。
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