JP5962852B2 - 植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法 - Google Patents

植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法に関する。
牛を飼養する場合、濃厚飼料以外に、生草、サイレージ、乾草、稲藁などの繊維分が多い粗飼料を与える必要がある。粗飼料の与え方として、牛を放牧地に放牧して、粗飼料となる草を牛が自由に摂取できるようにすることが行われている。
また、牛には草の嗜好があり、放牧地に嗜好性が低い草が増えてしまうと、牛が十分な量の草を食べることができず、生産性に悪影響を及ぼす場合がある。このため、飼育者は、放牧地に合わせて嗜好性が高い草の種を播種し、牧草が十分に生育するように管理する。また、気候の状況や変動により植生が変化するため、飼育者は、定期的に放牧地を見回って植生を観察する。なお、関連する先行技術としては、例えば、歩行数によって動物の運動量を管理するものがある。
特開平11−128210号公報
しかしながら、従来技術によれば、飼育者が放牧地を見回って植生を観察し、放牧地の植生の状態を判断することになり、飼育者の作業負荷が増大するという問題がある。
一つの側面では、本発明は、放牧地の植生の状態を判定することができる植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定し、判定した判定結果を出力する植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法が提案される。
本発明の一態様によれば、放牧地の植生の状態を判定することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる植生判定方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、飼育支援システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、植生判定装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、クライアント装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、通信装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、計測結果テーブル260の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、歩数テーブル230の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、閾値テーブル240の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、補正値テーブル250の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、植生判定装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図11は、歩数平均値テーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、ディスプレイ406に表示される情報の画面例を示す説明図である。 図13は、植生判定装置101の取得処理手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、植生判定装置101の植生判定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、発情判定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法の実施の形態を詳細に説明する。
(植生判定方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる植生判定方法の一実施例を示す説明図である。図1において、植生判定装置101は、放牧地の植生の状態を判定するコンピュータである。ここで、放牧地とは、家畜を放し飼いする場所である。家畜とは、飼育される牛、豚、馬などの動物である。植生とは、放牧地に生育している植物である。
家畜を飼養する場合、濃厚飼料以外に、反芻胃の働きを正常に保つためや肉質、乳質をよくするために、粗飼料を家畜に与える必要がある。濃厚飼料とは、繊維や水の含量が少なく、たんぱく質、脂肪、炭水化物などを多く含む飼料であり、例えば、米ぬか、ダイズ、トウモロコシなどである。また、粗飼料とは、繊維分が多い飼料であり、例えば、生草、サイレージ、乾草、稲藁などである。
また、家畜には草の嗜好があり、放牧地に嗜好性が低い草が増えてしまうと、家畜が十分な量の草を食べることができず、生産性に悪影響を及ぼす場合がある。このため、飼育者は、家畜の嗜好性が高い草の種を放牧地に播種し、気候の状況や変動により変化する放牧地の植生を把握しながら、嗜好性が高い草が十分に生育するように管理する。
しかし、家畜の頭数が多ければ多いほど広大な放牧地が必要となる。また、飼育者が管理する放牧地が複数箇所に存在する場合がある。このため、飼育者が気候の状況や変動により変化する放牧地の植生を判断するために、定期的に放牧地を見回って、放牧地の植生を観察することは困難である。
そこで、本実施の形態では、植生判定装置101は、放牧地に放牧中の家畜に装着された歩数計測手段により計測される歩数の増加傾向から、放牧地の植生の状態を判定して出力することにより、飼育者が放牧地を見回ることなく植生の状態を判断可能にする。以下、植生判定装置101の植生判定処理例について説明する。
(1)植生判定装置101は、放牧地Hに放牧されている家畜Aに装着された歩数計測手段102により計測された歩数の計測結果を取得する。具体的には、例えば、植生判定装置101は、歩数計測手段102により所定の時間間隔で計測された歩数の計測結果を取得する。
ここで、所定の時間間隔は、例えば、時間単位、日単位、週単位などである。取得された歩数の計測結果は、例えば、植生判定装置101の記憶部110に記憶される。図1の例では、歩数計測手段102により計測された、1月1日から1月3日までの日単位の歩数の計測結果が記憶部110に記憶されている。
(2)植生判定装置101は、歩数計測手段102により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する。ここで、嗜好性が高い草が多く生育している放牧地では、家畜が草を十分に摂取できるため、家畜の反芻時間が長くなる傾向にある。なお、反芻とは、一度飲み下した食物を口の中に戻し、噛み直して再び飲み込む動作である。
一方、嗜好性が高い草が少ない、あるいは、嗜好性が高い草がなくなると、反芻時間が短くなり、また、食べたい草を探し回るため、家畜の歩数が増加する傾向にある。すなわち、所定の時間間隔で計測された歩数が、時間の経過とともに増加する傾向にある場合は、放牧地の植生の状態が悪化傾向にあると判断することができる。
このため、植生判定装置101は、例えば、記憶部110を参照して、日単位の歩数が時間の経過に沿って増加した場合に、放牧地Hの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定する。図1の例では、日にちが経過するにつれて、日単位の歩数が増加している。この場合、植生判定装置101は、放牧地Hの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定する。
(3)植生判定装置101は、判定した判定結果を出力する。具体的には、例えば、植生判定装置101は、判定した判定結果を飼育者が使用するコンピュータに送信する。図1の例では、飼育者が使用する可搬型の通信端末103に判定結果が送信された結果、通信端末103において、放牧地Hの植生の状態が放牧に適した状態ではないことを示すアラーム画面120が表示されている。
このように、植生判定装置101によれば、家畜Aに装着された歩数計測手段102により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hの植生の状態を判定することができる。これにより、飼育者が放牧地Hに赴いて植生を観察することなく、放牧地Hの植生の状態を判断することができ、飼育者の作業負荷を軽減させることができる。
(飼育支援システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかる飼育支援システム200のシステム構成例について説明する。以下の説明では、家畜として、肉牛、乳牛などの牛を例に挙げて説明する。また、家畜の嗜好性が高い草を「牧草」と表記し、家畜の嗜好性が低い草を「雑草」と表記する場合がある。
図2は、飼育支援システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、飼育支援システム200は、植生判定装置101と、クライアント装置201と、中継装置202と、を含む。飼育支援システム200において、植生判定装置101、クライアント装置201および中継装置202は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、植生判定装置101は、歩数テーブル230、閾値テーブル240および補正値テーブル250を有し、放牧地H1〜Hmの植生の状態を判定する(m:1以上の自然数)。放牧地H1〜Hmは、飼育者が管理する放牧地である。具体的には、例えば、植生判定装置101は、クラウドコンピューティングシステムに含まれるサーバである。なお、各種テーブル230,240,250の記憶内容については、図7〜図9を用いて後述する。
以下の説明では、放牧地H1〜Hmのうちの任意の放牧地を「放牧地Hj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。また、放牧地Hjに放牧される複数の牛を「牛A1〜An」と表記し(n:1以上の自然数)、牛A1〜Anのうちの任意の牛を「牛Ai」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
クライアント装置201は、飼育者が使用するコンピュータである。具体的には、例えば、クライアント装置201は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット型PC(Personal Computer)、PHS(Personal Handy−phone System)、PC、ノートPCなどである。図1に示した通信端末103は、例えば、クライアント装置201に相当する。
中継装置202は、通信機能を有するコンピュータである。中継装置202は、例えば、各放牧地Hjに設置される。中継装置202は、無線ネットワーク220を介して通信装置203と接続され、通信装置203と植生判定装置101との通信を中継する。
通信装置203は、計測結果テーブル260を有し、無線ネットワーク220を介して中継装置202と無線通信するコンピュータである。また、通信装置203は、牛Aiの足首などに装着され、牛Aiの歩数を計測する機能を有する。図1に示した歩数計測手段102は、例えば、通信装置203に相当する。
また、通信装置203は、中継装置202を介して、計測した歩数の計測結果を植生判定装置101に送信する。具体的には、例えば、通信装置203は、計測結果テーブル260を参照して、所定の時間間隔tで計測された歩数の計測結果を植生判定装置101に送信する。所定の時間間隔tは、例えば、1時間、1日などである。
以下の説明では、所定の時間間隔tを「1時間」とする。また、通信装置203は、植生判定装置101からの送信要求に応じて、歩数の計測結果を植生判定装置101に送信することにしてもよい。なお、計測結果テーブル260の記憶内容については、図6を用いて後述する。
また、通信装置203は、例えば、放牧地Hjに放牧される群れのすべての牛に装着されてもよく、また、群れから選ばれた牛(例えば、ボス牛)に装着されてもよい。ただし、子牛は、成牛に比べて、跳ね回って歩数が多くなる傾向にあるため、通信装置203の装着対象から除外することにしてもよい。
(植生判定装置101のハードウェア構成例)
図3は、植生判定装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、植生判定装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、植生判定装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示したクライアント装置201、中継装置202)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
なお、植生判定装置101は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。また、図2に示した中継装置202についても、上述した植生判定装置101と同様のハードウェア構成例により実現することができる。
(クライアント装置201のハードウェア構成例)
図4は、クライアント装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、クライアント装置201は、CPU401と、メモリ402と、磁気ディスクドライブ403と、磁気ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、キーパッド407と、を有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、クライアント装置201の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMなどを有する。具体的には、例えば、ROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ403は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク404は、磁気ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、植生判定装置101)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406として、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。キーパッド407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。キーパッド407は、例えば、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
(通信装置203のハードウェア構成例)
図5は、通信装置203のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、通信装置203は、CPU501と、メモリ502と、I/F503と、センサ504と、タイマ505とを有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、通信装置203の全体の制御を司る。メモリ502は、ROM、RAMなどを含む。具体的には、例えば、ROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。
I/F503は、無線ネットワーク220に接続され、無線ネットワーク220を介して他のコンピュータ(例えば、中継装置202)に接続される。そして、I/F503は、無線ネットワーク220と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
センサ504は、通信装置203の挙動を検出するための情報を出力する。例えば、センサ504は、ジャイロセンサや3軸加速度センサなどによって実現され、通信装置203に加速度が生じた場合に、生じた加速度に応じた情報を出力する。タイマ505は、計時機能を有する。具体的には、例えば、タイマ505は、実時間を計時する。また、タイマ505は、所定のタイミングからの経過時間を計時してもよい。
なお、通信装置203は、上述した構成部のほかに、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して、自装置の現在位置を示すGPS情報を出力するGPSユニットを有することにしてもよい。
(計測結果テーブル260の記憶内容)
つぎに、図2に示した計測結果テーブル260の記憶内容について説明する。計測結果テーブル260は、例えば、図5に示した通信装置203のメモリ502により実現される。ここでは、放牧地H1のある牛に装着された通信装置203が有する計測結果テーブル260を例に挙げて説明する。
図6は、計測結果テーブル260の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、計測結果テーブル260は、放牧地ID、放牧牛ID、日付、時間帯および歩数のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、直近の5回分の計測データ(例えば、計測データ600−1〜600−5)をレコードとして記憶する。
ここで、放牧地IDは、通信装置203が装着された牛Aiが放牧されている放牧地Hjを識別する識別子である。放牧牛IDは、通信装置203が装着された牛Aiを識別する識別子である。日付は、通信装置203が装着された牛Aiの歩数が計測された年月日である。
時間帯は、通信装置203が装着された牛Aiの歩数が計測された時間帯である。例えば、00時は、00時00分00秒〜00時59分59秒の時間帯を表す。歩数は、通信装置203により計測された牛Aiの歩数の計測結果である。例えば、計測データ600−1は、放牧地H1で放牧されている牛Ax1の2012年1月1日の00時台の歩数「100」を表している。
ここで、牛Aiの歩数を計測する通信装置203の処理内容の一例について説明する。まず、通信装置203は、タイマ505(図5参照)により計時された実時間が基準時刻になると、計測値Cを「C=0」で初期化する。基準時刻は、例えば、各時間帯の00分00秒に設定される。なお、各通信装置203のタイマ505により計時される実時間は同期しているものとする。
つぎに、通信装置203は、センサ504(図5参照)により牛Aiが1歩歩行するたびに瞬間的に生じる加速度を検出すると、計測値Cをインクリメントする。そして、通信装置203は、タイマ505により計時された実時間が基準時刻になると、日付、時間帯および計測値Cを計測結果テーブル260の日付、時間帯および歩数の各フィールドに設定し、計測値Cを「x=0」で初期化する。
この結果、計測結果テーブル260に新たな計測データがレコードとして記憶される。この際、通信装置203は、計測結果テーブル260に記憶されている最古の計測データを削除する。これにより、通信装置203は、1時間ごとの牛Aiの歩数を計測することができる。
また、通信装置203は、中継装置202を介して、例えば、計測結果テーブル260に記憶されている計測結果を植生判定装置101に送信する。この際、通信装置203は、計測結果テーブル260に記憶されている直近の5回分の計測データ(例えば、計測データ600−1〜600−5)を送信することにしてもよく、また、直近の1回分の計測データ(例えば、計測データ600−5)を送信することにしてもよい。
計測データの送信タイミングは任意に設定可能である。具体的には、例えば、通信装置203は、計測結果テーブル260に新たな計測データが記憶された場合に、計測結果テーブル260に記憶されている計測データを植生判定装置101に送信することにしてもよい。これにより、1時間ごとに牛Aiの歩数の計測データを植生判定装置101に送信することができる。
なお、上述した説明では、直近の5回分の計測データを計測結果テーブル260に記憶することにしたが、計測結果テーブル260に直近の何回分の計測データを記憶するのかは任意に設定可能である。
(歩数テーブル230の記憶内容)
つぎに、図2に示した歩数テーブル230の記憶内容について説明する。歩数テーブル230は、例えば、図3に示した植生判定装置101のメモリ302により実現される。
図7は、歩数テーブル230の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、歩数テーブル230は、放牧地ID、放牧牛ID、日付、歩数および総歩数のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、歩数データ(例えば、歩数データ700−1,700−2)をレコードとして記憶する。
ここで、放牧地IDは、放牧地Hjを識別する識別子である。放牧牛IDは、放牧地Hjに放牧されている牛Aiを識別する識別子である。日付は、牛Aiの歩数が計測された年月日である。歩数は、00時〜23時の時間帯ごとに計測された牛Aiの歩数である。総歩数は、牛Aiの1日の総歩数である。総歩数は、00時〜23時の各時間帯の歩数を累積することにより得られる。
例えば、歩数データ700−1によれば、放牧地H1で放牧されている牛Ax1の2012年1月1日の00時〜23時の各時間帯の歩数および総歩数「2000」を特定することができる。なお、歩数テーブル230に何日分の歩数データを記憶するのかは任意に設定可能である。
(閾値テーブル240の記憶内容)
つぎに、図2に示した閾値テーブル240の記憶内容について説明する。閾値テーブル240は、例えば、植生判定装置101のメモリ302に記憶される。
図8は、閾値テーブル240の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、閾値テーブル240は、季節ごとの閾値Xを記憶する。ここでは、3月〜5月の期間を「春」とし、6月〜8月の期間を「夏」とし、9月〜11月の期間を「秋」とし、12月〜2月の期間を「冬」とする。
ここで、閾値Xは、放牧地Hjの植生の状態を判定するために用いられる値である。ここでは、植物が大きく育って歩きにくくなる夏の閾値Xと、雪が積もると歩きにくくなる冬の閾値Xが、春や秋の閾値Xに比べて低い値に設定されている。ただし、閾値Xとして、1年を通して共通の値を用いることにしてもよい。
(補正値テーブル250の記憶内容)
つぎに、図2に示した補正値テーブル250の記憶内容について説明する。補正値テーブル250は、例えば、植生判定装置101のメモリ302に記憶される。
図9は、補正値テーブル250の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、補正値テーブル250は、放牧地ID、地形および補正値のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、補正値データ900−1〜900−mをレコードとして記憶する。
ここで、放牧地IDは、放牧地Hjを識別する識別子である。地形は、放牧地Hjの地形の特徴である。補正値は、放牧地Hjで放牧されている牛Aiの歩数を、放牧地Hjの地形の特徴に合わせて補正するための値である。例えば、補正値データ900−1は、放牧地H1の地形「急斜面多数あり」および補正値「0.70」を示している。
(植生判定装置101の機能的構成例)
図10は、植生判定装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図10において、植生判定装置101は、取得部1001と、判定部1002と、出力部1003と、を含む構成である。取得部1001〜出力部1003は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。また、各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、磁気ディスク305などの記憶装置に記憶される。
取得部1001は、放牧地Hjで放牧されている牛Aiに装着された通信装置203により計測された歩数の計測結果を含む計測データを取得する機能を有する。ここで、歩数の計測結果は、例えば、所定の時間間隔tで計測された歩数の計測値Cである。また、計測データには、歩数の計測結果のほかに、例えば、歩数が計測された日時を表す情報、牛Aiの放牧牛ID、牛Aiの位置に関する情報などが含まれていてもよい。
牛Aiの位置に関する情報は、例えば、牛Aiが放牧されている放牧地Hjの放牧地IDである。なお、通信装置203がGPSユニットを有する場合には、牛Aiの位置に関する情報として、通信装置203の現在位置を示すGPS情報が計測データに含まれていてもよい。計測データは、例えば、図6に示した計測データ600−1〜600−5である。
具体的には、例えば、取得部1001は、ネットワーク210を介して、中継装置202から通信装置203により計測された歩数の計測結果を含む計測データを受信する。また、例えば、取得部1001は、不図示のキーボードやマウスを用いたユーザの操作入力により、通信装置203により計測された歩数の計測結果を含む計測データを取得することにしてもよい。
また、取得部1001は、取得した計測データに含まれる牛Aiの位置に関する情報に基づいて、歩数の計測結果を分類することにしてもよい。具体的には、例えば、取得部1001は、牛Aiの位置に関する情報から特定される放牧地Hjごとに、歩数の計測結果を分類する。なお、取得された計測データは、例えば、図7に示した歩数テーブル230に記憶される。
判定部1002は、取得部1001によって取得された計測データに含まれる歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する機能を有する。具体的には、例えば、判定部1002は、所定の時間間隔Tごとの歩数が時間の経過に沿って増加した場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定する。
所定の時間間隔Tは、例えば、1時間、1日、1週間、1ヶ月などである。ただし、放牧牛は、牧草を摂取すると反芻し、反芻し終えると、睡眠を取るという行動を一日のうちに複数回行う傾向にある。反芻時間は、例えば、1時間である。また、睡眠時間は、例えば、2時間である。
すなわち、放牧牛が反芻を開始してから起きるまでの数時間は、放牧牛の歩数がほとんど増加しない時間帯となる。また、1日のうち放牧牛が反芻して睡眠を取るという一連の行動を行う時間帯は、日によってばらつく場合がある。このため、時間間隔Tは、例えば、1日あるいは1週間程度の時間間隔に設定するのが望ましい。
より具体的には、例えば、判定部1002は、第1の期間の歩数の計測結果から第1の期間以前の第2の期間の歩数の計測結果を減算した値が所定の閾値以上の場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することにしてもよい。ここで、第1および第2の期間は、所定の時間間隔Tで区切られた期間である。
以下の説明では、時間間隔Tとして、「1日(24時間)」を例に挙げて説明する。また、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する日を「判定対象日」と表記する場合がある。
この場合、判定部1002は、例えば、判定対象日の歩数Sから基準歩数Sbを減算した減算値dが閾値X以上の場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することにしてもよい。一方、判定部1002は、減算値dが閾値X未満の場合は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であると判定することにしてもよい。
ここで、歩数Sは、例えば、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anの1日の総歩数の平均であってもよく、また、牛A1〜Anから選ばれた複数頭の牛の1日の総歩数の平均であってもよい。さらに、歩数Sは、例えば、牛A1〜Anのうちの特定の牛の1日の総歩数であってもよい。特定の牛は、例えば、群れの中での地位が最上位のボス牛であってもよく、また、群れの中での地位が最下位の牛であってもよい。
また、基準歩数Sbは、判定対象日以前の他の日の歩数Sに基づく値である。基準歩数Sbは、例えば、判定対象日の前日の歩数Sであってもよく、また、放牧地Hjで放牧を開始した日の歩数Sであってもよい。また、基準歩数Sbは、判定対象日以前の日のうち、放牧地Hjで放牧を開始してから数日間の歩数Sの平均値であってもよい。
また、放牧地Hjへの放牧直後は、放牧地Hjの観察のため牛Aiの歩数が増加する傾向にあるが、放牧を開始してから2,3日経過すると牛Aiの歩数の変動は落ち着いてくる。このため、基準歩数Sbは、判定対象日以前の日のうち、放牧地Hjで放牧を開始してから数日後の歩数Sであってもよい。
また、閾値Xは、例えば、判定対象日の歩数Sが、基準歩数Sbに対して閾値X以上増加していれば、放牧地Hjの牧草が少ない、あるいは、牧草がないために、放牧牛が食べたい草を探し回っていると判断できる値に設定される。この閾値Xは、例えば、図8に示した閾値テーブル240から特定することができる。
例えば、判定対象日が3月〜5月の期間内の場合、判定部1002は、閾値テーブル240を参照して、季節「春」の閾値X「X=200」を特定する。これにより、放牧地Hjの牧草が少なくなった、あるいは、牧草がなくなって、放牧牛の歩数が急激に増加した場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することができる。
また、判定部1002は、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anのうち、特定の状態の牛を除く残余の牛の歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することにしてもよい。ここで、特定の状態の牛とは、例えば、発情状態の牛や疾病状態の牛である。
特定の状態の牛は、通常の状態の牛に比べて、単位時間当たりの歩数が増加したり減少したりする傾向にある。例えば、発情状態の牛は、通常の状態の牛に比べて、単位時間当たりの歩数が増加する傾向にある。また、疾病状態の牛は、通常の状態の牛に比べて、単位時間当たりの歩数が減少する傾向にある。このため、判定部1002は、特定の状態の牛の歩数の計測結果を処理対象から除外することにしてもよい。
特定の状態の牛は、例えば、不図示のキーボードやマウスを用いたユーザの操作入力により指定されることにしてもよい。また、判定部1002が、歩数テーブル230を参照して、牛Aiが特定の状態であるか否かを判定することにしてもよい。具体的には、例えば、判定部1002は、牛Aiの歩数が所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たす場合に、牛Aiが特定の状態であると判定する。
所定の条件は、発情、疾病などの状態に応じて、任意に設定することができる。例えば、牛Aiが発情状態であると判定する場合、発情したメス牛の歩数が増加するという性質を利用して、所定の条件を、「牛Aiの歩数が閾値α以上」という条件に設定する。ここでの牛Aiの歩数は、例えば、1日のうちの牛Aiの単位時間当たりの歩数の平均値である。また、例えば、牛Aiが疾病状態であると判定する場合、発病した牛の歩数が減少するという性質を利用して、所定の条件を、「牛Aiの歩数が閾値β未満」という条件に設定する。
また、判定部1002は、判定対象日の歩数Sから基準歩数Sbを減算した減算値dが閾値X以上の場合に、判定対象日の時間帯ごとの歩数の計測結果に基づいて、所定時間P以上継続して歩数が所定数Q以下となる時間帯TZを検出することにしてもよい。ここで、放牧牛は、上述したように、反芻して睡眠を取るという一連の行動を一日のうちに複数回行う傾向にある。
また、放牧地Hjに牧草が少ない場合には、放牧牛が反芻して睡眠を取るという一連の行動の回数が少なくなることが想定される。すなわち、反芻して睡眠を取るという一連の行動の回数が少なくなれば、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判断することができる。
そこで、判定部1002は、検出した時間帯TZの個数kが所定数K未満の場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することにしてもよい。また、判定部1002は、検出した時間帯TZの個数kが所定数K以上の場合は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であると判定することにしてもよい。
なお、所定時間Pは、平均的な反芻時間と平均的な睡眠時間を足し合わせた時間、例えば、3時間に設定される。また、反芻中および睡眠中の放牧牛の歩数は0に近い値となる。このため、所定数Qは、例えば、10〜30程度の値に設定される。また、所定数Kは、一日のうちに放牧牛が反芻して睡眠を取るという一連の行動を行う平均的な回数、例えば、3回に設定される。
これにより、所定の時間間隔Tごとの歩数の増加度合いのみを考慮する場合に比べて、放牧地Hjの植生の状態を判定する精度の向上を図ることができる。具体的には、例えば、雷や天敵の出現などの何らかの外的要因により牛Aiの歩数が急激に増加した場合であっても、時間帯TZの個数kが所定数K以上の場合は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であると判定することができる。
また、判定部1002は、取得部1001によって分類された放牧地Hjごとの歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hjごとの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することにしてもよい。これにより、複数箇所に存在する放牧地Hjごとの植生の状態を判定することができる。なお、判定部1002の具体的な処理内容については、図11を用いて後述する。
出力部1003は、判定部1002によって判定された判定結果を出力する機能を有する。出力部1003の出力形式としては、例えば、メモリ302、磁気ディスク305等の記憶装置への記憶、不図示のディスプレイへの表示、不図示への印刷出力、I/F303による外部のコンピュータへの送信などがある。
具体的には、例えば、出力部1003は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であると判定された場合、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であることを示す情報を生成して、クライアント装置201に送信することにしてもよい。この結果、クライアント装置201において、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であることを示す情報がディスプレイ406に表示される。
また、出力部1003は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定された場合、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないことを示す情報を生成して、クライアント装置201に送信することにしてもよい。この結果、クライアント装置201において、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないことを示す情報がディスプレイ406に表示される。
ディスプレイ406に表示される情報の画面例については、図12を用いて後述する。また、送信先となるクライアント装置201のアドレスは、例えば、クライアント装置201を使用する飼育者が管理する放牧地Hjの放牧地IDと対応付けてメモリ302、磁気ディスク305等の記憶装置に記憶されている。
なお、基準歩数Sbは、放牧地H1〜Hmに共通の値として予め設定されていてもよい。具体的には、例えば、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるときに計測された過去の1日の平均的な牛Aiの総歩数を、放牧地H1〜Hmに共通の基準歩数Sbとして設定することにしてもよい。
ただし、各放牧地Hjの地形によって牛Aiの歩数の増加傾向に偏りが生じるため、歩数の計測結果を補正することにしてもよい。具体的には、例えば、判定部1002は、図9に示した補正値テーブル250を参照して、各放牧地Hjに固有の補正値を牛Aiの歩数の計測結果に乗算することにより、牛Aiの歩数の計測結果を補正することにしてもよい。これにより、各放牧地Hjの地形による牛Aiの歩数の増加傾向のばらつきを低減させることができる。
(判定部1002の具体的な処理内容)
つぎに、図11を用いて、判定部1002の具体的な処理内容の一例について説明する。ここでは、歩数Sを、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anの1日の総歩数の平均値(以下、「歩数平均値」という)とする場合を例に挙げて説明する。
まず、判定部1002は、歩数テーブル230を参照して、放牧地Hjごとに、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anの日ごとの歩数平均値を算出する。算出された日ごとの歩数平均値は、例えば、図11に示す歩数平均値テーブル1100に記憶される。
図11は、歩数平均値テーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。図11において、歩数平均値テーブル1100は、放牧地ID、日付および歩数平均値のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、放牧地Hjごとの日ごとの歩数平均値を記憶する。
ここで、判定対象日を「2012年1月5日」とし、基準歩数Sbを「判定対象日の前日の歩数平均値」として、放牧地H1,H2の植生の状態を判定する場合を例に挙げて説明する。この場合、判定部1002は、放牧地H1について、判定対象日の歩数平均値「2200」から基準歩数Sb「2020」を減算した減算値dを算出する。ここでは、減算値dは「d=180」となる。
また、判定部1002は、閾値テーブル240を参照して、判定対象日に対応する季節の閾値Xを特定する。ここでは、判定対象日に対応する季節は冬のため、閾値Xは「X=150」となる。つぎに、判定部1002は、減算値dが閾値X以上か否かを判定する。ここでは、減算値dが閾値X以上と判定される。この場合、判定部1002は、放牧地H1の植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定する。
また、判定部1002は、放牧地H2について、判定対象日の歩数平均値「1860」から基準歩数Sb「1850」を減算した減算値dを算出する。つぎに、判定部1002は、減算値dが閾値X以上か否かを判定する。ここでは、閾値Xが「X=150」のため、減算値dが閾値X未満と判定される。この場合、判定部1002は、放牧地H2の植生の状態が放牧に適した状態であると判定する。
(ディスプレイ406に表示される情報の画面例)
つぎに、クライアント装置201のディスプレイ406に表示される情報の画面例について説明する。ここでは、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないことを示す情報の画面例について説明する。
図12は、ディスプレイ406に表示される情報の画面例を示す説明図である。図12において、クライアント装置201のディスプレイ406に、放牧地H1の植生の状態が放牧に適した状態ではないことを示すアラーム画面1200が表示されている。アラーム画面1200によれば、飼育者は、2012年1月5日の時点で、放牧地H1の植生の状態が放牧に適した状態でないと判断することができる。
(植生判定装置101の各種処理手順)
つぎに、植生判定装置101の各種処理手順について説明する。
<取得処理手順>
まず、植生判定装置101の取得処理手順について説明する。取得処理は、放牧地Hjに放牧されている牛Aiの計測データを取得する処理である。取得処理は、例えば、放牧地Hjごとに定期的(例えば、1時間)ごとに実行される。
図13は、植生判定装置101の取得処理手順の一例を示すフローチャートである。図13のフローチャートにおいて、まず、植生判定装置101は、ネットワーク210を介して、放牧地Hjに放牧されている牛Aiの計測データを中継装置202から受信したか否かを判断する(ステップS1301)。
ここで、植生判定装置101は、牛Aiの計測データを受信するのを待つ(ステップS1301:No)。そして、植生判定装置101は、牛Aiの計測データを受信した場合(ステップS1301:Yes)、受信した計測データを歩数テーブル230に登録する(ステップS1302)。
つぎに、植生判定装置101は、放牧地Hjの群れ全体の計測データを受信したか否かを判断する(ステップS1303)。ここで、群れ全体の計測データを受信していない場合(ステップS1303:No)、植生判定装置101は、ステップS1301に戻る。一方、群れ全体の計測データを受信した場合(ステップS1303:Yes)、植生判定装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anの歩数の計測結果を取得することができる。
<植生判定処理手順>
つぎに、植生判定装置101の植生判定処理手順について説明する。植生判定処理は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する処理である。植生判定処理は、例えば、任意のタイミング、または、定期的に実行される。
図14は、植生判定装置101の植生判定処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートにおいて、まず、植生判定装置101は、放牧地Hjの「j」を「j=1」として(ステップS1401)、放牧地H1〜Hmから放牧地Hjを選択する(ステップS1402)。
つぎに、植生判定装置101は、発情判定処理を実行する(ステップS1403)。なお、発情判定処理は、放牧地Hjに放牧されている牛Aiの発情の可能性を判定する処理である。発情判定処理の具体的な処理手順については、図15を用いて後述する。
つぎに、植生判定装置101は、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anのうち発情の可能性がある牛を除く残余の牛の判定対象日の総歩数に基づいて、判定対象日の歩数平均値を算出する(ステップS1404)。そして、植生判定装置101は、算出した判定対象日の歩数平均値を歩数平均値テーブル1100に登録する(ステップS1405)。
つぎに、植生判定装置101は、歩数平均値テーブル1100を参照して、判定対象日の歩数平均値から、判定対象日の前日の歩数平均値を減算した減算値dを算出する(ステップS1406)。そして、植生判定装置101は、算出した減算値dが閾値X以上か否かを判断する(ステップS1407)。
ここで、減算値dが閾値X以上の場合(ステップS1407:Yes)、植生判定装置101は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定する(ステップS1408)。そして、植生判定装置101は、アラーム画面の画面情報を生成して、クライアント装置201に送信する(ステップS1409)。アラーム画面は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないことを示す画面であり、例えば、図12に示したアラーム画面1200である。
つぎに、植生判定装置101は、放牧地Hjの「j」をインクリメントして(ステップS1410)、「j」が「m」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1411)。ここで、「j」が「m」以下の場合(ステップS1411:No)、植生判定装置101は、ステップS1402に戻る。
一方、「j」が「m」より大きくなった場合(ステップS1411:Yes)、植生判定装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。また、ステップS1407において、減算値dが閾値X未満の場合(ステップS1407:No)、植生判定装置101は、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であると判定して(ステップS1412)、ステップS1410に移行する。
これにより、複数箇所に存在する放牧地Hjごとの牛Aiの歩数の計測結果に基づいて、放牧地Hjごとの植生の状態を判定することができる。
<発情判定処理手順>
つぎに、図14に示したステップS1403の発情判定処理の具体的な処理手順について説明する。
図15は、発情判定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、植生判定装置101は、放牧地Hjに放牧されている牛Aiの「i」を「i=1」として(ステップS1501)、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anから牛Aiを選択する(ステップS1502)。
そして、植生判定装置101は、歩数テーブル230から、判定対象日の牛Aiの歩数データを抽出する(ステップS1503)。つぎに、植生判定装置101は、抽出した判定対象日の牛Aiの歩数データに基づいて、単位時間当たりの歩数の平均値を算出する(ステップS1504)。
そして、植生判定装置101は、算出した歩数の平均値が閾値α以上か否かを判断することにより、牛Aiに発情の可能性があるか否かを判断する(ステップS1505)。ここで、牛Aiに発情の可能性がない場合(ステップS1505:No)、植生判定装置101は、ステップS1507に移行する。
一方、牛Aiに発情の可能性がある場合(ステップS1505:Yes)、植生判定装置101は、牛Aiの歩数データを処理対象から除外する(ステップS1506)。具体的には、例えば、植生判定装置101は、歩数テーブル230から、発情の可能性がある牛Aiの歩数データを削除することにしてもよい。
つぎに、植生判定装置101は、牛Aiの「i」をインクリメントして(ステップS1507)、「i」が「n」より大きくなったか否かを判断する(ステップS1508)。ここで、「i」が「n」以下の場合(ステップS1508:No)、植生判定装置101は、ステップS1502に戻る。
一方、「i」が「n」より大きくなった場合(ステップS1508:Yes)、植生判定装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了して、発情判定処理を呼び出したステップに戻る。
これにより、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anのうち発情の可能性がある牛Aiの歩数データを、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する際の処理対象から除外することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる植生判定装置101によれば、放牧地Hjで放牧されている牛Aiに装着された通信装置203により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することができる。また、植生判定装置101によれば、判定した判定結果を、飼育者が使用するクライアント装置201に送信することができる。
これにより、飼育者は、放牧地Hjに赴いて植生を観察することなく放牧地Hjの植生の状態を判断することができ、飼育者の作業負荷を軽減させることができる。また、飼育者は、草地の植生に関する知識を有していなくても、放牧地Hjの植生の状態を判断でき、放牧地Hjの管理にかかる人的コストの増大を抑制することができる。
また、植生判定装置101によれば、所定の時間間隔Tごとの歩数の計測結果が時間の経過に沿って増加した場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することができる。これにより、放牧地Hjに牧草が少ない、あるいは、牧草がなくなったために牛Aiが食べたい草を探し回ることで歩数が増加した場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することができる。
また、植生判定装置101によれば、牛Aiの位置に関する情報から特定される放牧地Hjごとに、歩数の計測結果を分類することができる。また、植生判定装置101によれば、放牧地Hjごとの歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hjごとの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することができる。これにより、複数箇所に存在する放牧地Hjごとの植生の状態を判定することができる。
また、植生判定装置101によれば、放牧地Hjに放牧されている牛A1〜Anのうち、特定の状態の牛を除く残余の牛の歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することができる。これにより、牧草に対する嗜好以外の発情や疾病などの要因により、通常の状態に比べて単位時間当たりの歩数が増減している牛の歩数データを処理対象から除外することができ、放牧地Hjの植生の状態を判定する際の精度の低下を防ぐことができる。
また、植生判定装置101によれば、判定対象日の歩数平均値から判定対象日の前日の歩数平均値を減算した減算値dが閾値X以上の場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することができる。これにより、放牧地Hjに放牧されている牛Aiの歩数が急激に増加した場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することができる。
また、植生判定装置101によれば、判定対象日の時間帯ごとの牛Aiの歩数の計測結果に基づいて、所定時間P以上継続して歩数が所定数Q以下となる時間帯TZを検出することができる。また、植生判定装置101によれば、検出した時間帯TZの個数kが所定数K未満の場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することができる。
これにより、所定の時間間隔Tごとの歩数の増加度合いのみを考慮する場合に比べて、放牧地Hjの植生の状態を判定する精度の向上を図ることができる。例えば、雷や天敵の出現などの何らかの外的要因により牛Aiの歩数が急激に増加した場合に、放牧地Hjの植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定してしまうことを防ぐことができる。
これらのことから、実施の形態にかかる植生判定プログラム、植生判定装置および植生判定方法によれば、飼育者は、放牧地Hjの植生の状態を把握して、放牧地Hjの植生の状態に応じた対応を迅速に行うことが可能となる。具体的には、例えば、放牧地Hjの植生の状態が悪くなったときに、牛Aiの嗜好性が高い草の種を放牧地Hjに播種したり、放牧先の放牧地を変更するなどの対応を迅速に行うことができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した植生判定方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本植生判定プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本植生判定プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定し、
判定した判定結果を出力する、
処理を実行させることを特徴とする植生判定プログラム。
(付記2)前記判定する処理は、
所定の時間間隔ごとの前記歩数の計測結果が時間の経過に沿って増加した場合に、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することを特徴とする付記1に記載の植生判定プログラム。
(付記3)前記コンピュータに、
前記歩数の計測結果を、家畜の位置に関する情報に基づいて、放牧地ごとの前記歩数の計測結果に分類する処理を実行させ、
分類した前記放牧地ごとの前記歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地ごとの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することを特徴とする付記1または2に記載の植生判定プログラム。
(付記4)前記判定する処理は、
前記歩数が計測された複数の家畜のうち、特定の状態の家畜を除く残余の家畜の前記歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の植生判定プログラム。
(付記5)前記判定する処理は、
第1の期間の前記歩数の計測結果から前記第1の期間以前の第2の期間の前記歩数の計測結果を減算した値が閾値以上の場合に、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の植生判定プログラム。
(付記6)前記コンピュータに、
前記値が閾値以上の場合に、前記第1の期間内の時間帯ごとの前記歩数の計測結果に基づいて、所定時間以上継続して前記歩数が所定数以下となる時間帯を検出する処理を実行させ、
前記判定する処理は、
検出した前記時間帯の個数が所定個数未満の場合に、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することを特徴とする付記5に記載の植生判定プログラム。
(付記7)放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって判定された判定結果を出力する出力部と、
を有することを特徴とする植生判定装置。
(付記8)コンピュータが、
放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定し、
判定した判定結果を出力する、
処理を実行することを特徴とする植生判定方法。
101 植生判定装置
102 歩数計測手段
103 通信端末
200 飼育支援システム
201 クライアント装置
202 中継装置
203 通信装置
1001 取得部
1002 判定部
1003 出力部

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定し、
    判定した判定結果を出力する、
    処理を実行させることを特徴とする植生判定プログラム。
  2. 前記判定する処理は、
    所定の時間間隔ごとの前記歩数の計測結果が時間の経過に沿って増加した場合に、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態ではないと判定することを特徴とする請求項1に記載の植生判定プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記歩数の計測結果を、家畜の位置に関する情報に基づいて、放牧地ごとの前記歩数の計測結果に分類する処理を実行させ、
    分類した前記放牧地ごとの前記歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地ごとの植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の植生判定プログラム。
  4. 前記判定する処理は、
    前記歩数が計測された複数の家畜のうち、特定の状態の家畜を除く残余の家畜の前記歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の植生判定プログラム。
  5. 放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって判定された判定結果を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする植生判定装置。
  6. コンピュータが、
    放牧地に放牧されている家畜に装着された歩数計測手段により計測された歩数の計測結果の時系列変化に基づいて、前記放牧地の植生の状態が放牧に適した状態であるか否かを判定し、
    判定した判定結果を出力する、
    処理を実行することを特徴とする植生判定方法。
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