JP5959360B2 - 無線通信端末、方法、プログラム - Google Patents
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Description
図1に示すように、ネットワーク網1は、サーバ群(オンラインゲームサーバ50と、サーバ51と、SNS(Social Network Service)サーバ52と、動画サービスサーバ53)と、ネットワーク54と、ゲートウェイ55と、ゲートウェイ56と、ルータ57と、ルータ58と、無線LANルータ59と、LTE(Long Term Evolution)/UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)/GSM(Global System for Mobile Communications)無線基地局60と、LTE/UMTS/GSM無線基地局61と、複数の無線通信端末100(無線通信端末100A、無線通信端末100B、無線通信端末100C、無線通信端末100D等、無線通信端末を総称して無線通信端末100という)とを含む。
図2は、無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、無線通信端末100は、UMTS無線通信部21と、UMTSアンテナ22と、LTE無線通信部31と、LTEアンテナ32と、GSM無線通信部41と、GSMアンテナ42と、ベースバンド部10と、表示部6と、音声出力部7と、音声入力部8と、操作部9と、を備える。
無線通信端末100の構成について詳しく説明する。
次に、記憶部13に格納されているパターン判定情報14、スループット設定情報15、通信方式別帯域情報24、消費電力優先情報25、モニタリング履歴情報26について説明する。
上述したように、パターン判定情報14は、ユーザによるアプリケーションの使用態様が、複数の利用パターンのいずれに該当するか分類するための判定条件を示す。
図3では、パターン判定情報14を構成する3つの判定条件を示している。具体的には、図3(D)に、記憶部13の記憶内容を示しているように、パターン判定情報14は、URL/IPアドレスリスト14Aと、アプリケーションリスト14Bと、キーワードリスト14Cとを含む。
図3に示すように、利用パターンは、ユーザが無線通信端末100によりゲームをプレイする場合を示す「ゲーム」などがある。また、利用パターンには、ゲームプレイのうち、例えばオンラインゲームなど、無線通信端末100が、ゲームの実行を管理するオンラインゲームサーバ50に逐次アクセスしてデータを送受信する「ゲーム(ネット)」がある。例えば、複数の無線通信端末がオンラインゲームサーバ50に接続して、プレイヤー同士で対戦する場合、ゲームプレイにおけるユーザの操作などが、無線通信端末100からオンラインゲームサーバ50へ、逐次、送信される。また、他のプレイヤーの操作内容が無線通信端末100において反映されるために、オンラインゲームサーバ50から無線通信端末100へ、逐次、データが送信される。
図4では、スループット設定情報15を構成する2つのスループット設定値を示している。具体的には、図4(C)に、記憶部13の記憶内容を示しているように、スループット設定情報15は、許容遅延時間情報15Aと、必要帯域情報15Bとを含む。
図5は、通信方式別帯域情報24を示す図である。通信方式別帯域情報24は、通信方式それぞれについての帯域を示す。通信方式別帯域情報24のレコードは、通信方式77と、帯域78と、遅延時間81とを含む。
図6は、消費電力優先情報25を示す図である。消費電力優先情報25は、消費電力に基づいて定められる、各通信方式の優先順位を示す。消費電力優先情報25のレコードは、通信方式77と、通信時消費電力優先度79とを含む。
図7は、モニタリング履歴情報26を示す図である。モニタリング履歴情報26は、無線通信端末100のスループット取得部17が取得したスループット値と、パターン判定部18が判定した判定結果との履歴を示す図である。無線通信端末100において、パターン判定部18の判定結果の履歴を保持することにより、ユーザによるアプリケーションの使用態様の変化を検出することができる。
無線通信端末100の動作について、図面を用いて説明する。以下、無線通信端末100による無線通信方式の制御と、パターン判定部18の動作を詳しく説明する。
通信方式制御部19は、ユーザによるアプリケーションの利用態様の変化に応じて、無線通信方式を制御する。同一のアプリケーションをユーザが利用していても、必要となる帯域が変化することがある。例えば、ユーザがSNSを利用しており、テキストデータの送受信が中心の時間帯もあれば、動画などの視聴が中心の時間帯もある。このように、通信方式制御部19は、消費電力を小さくしつつ、ユーザの利用パターンの変化に応じて、無線通信方式を制御する。
次に、ステップS83におけるパターン判定部18の動作を、図面を用いて詳しく説明する。
(抽出回数)
このようにパターン判定情報14に基づいて利用パターンを判定する方法は、様々ある。例えば、パターン判定部18は、URL/IPアドレスリスト14A、アプリケーションリスト14B、キーワードリスト14Cの各リストに基づいて利用パターンが抽出されるたび、抽出回数をカウントし、最も抽出された数の多いものを、利用パターンの判定結果として用いることとしてもよい。
また、パターン判定部18は、モニタリング履歴情報26を参照し、パターン判定部18の判定結果の履歴において、判定された回数の多い利用パターンを優先して、判定結果として用いることとしてもよい。例えば、利用パターンが抽出されるたび、抽出回数をカウントし、過去に判定された回数の多い利用パターンについて、カウント値を増分するよう補正する。これにより、パターン判定部18は、過去のユーザの利用パターンの傾向に基づいて判定することができる。
また、パターン判定部18は、図3に示される利用パターン71のそれぞれについて重みづけをし、ステップS93等において抽出された利用パターンそれぞれについて、重みづけを反映させて、利用パターンを判定することとしてもよい。例えば、利用パターンが抽出されるたび、抽出回数をカウントし、特定の利用パターンには重みづけをしてカウント値を補正する。この重みづけの結果に基づいて判定することにより、パターン判定部18は、ユーザの利用パターンの傾向を反映させて、利用パターンを判定することができる。
次に、無線通信方式の切替制御を実行するための通信方式制御部19の動作を、図面を用いて説明する。通信方式制御部19は、ユーザによるアプリケーションの使用態様が変化し、パターン判定部18による利用パターンの判定結果が変化すると、変化後の利用パターンに必要な帯域による通信が可能で、消費電力が小さい無線通信方式を選択する。利用パターンに変化がない場合は、通信方式制御部19は、利用パターンによる通信に必要な帯域と、スループット取得部17が取得したスループット値とを比較して、利用パターンによる通信を行うのに適した無線通信方式を選択する。
ステップS101において、通信方式制御部19は、モニタリング履歴情報26を読み出して、パターン判定部18により判定された利用パターンの判定履歴と、スループット取得部17により取得された実効スループット値の履歴とを抽出する。
ステップS103において、利用パターンの判定結果が変化していないと判定された場合(ステップS103:NO)、ステップS109に進む。
Claims (17)
- 複数の無線通信方式に対応する無線通信端末であって、
ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値と、を対応づけて記憶し、更に各利用パターンが過去に判定が行われた際に実行中であったアプリケーションの利用パターンとして判定された回数を特定するための情報を記憶する記憶部と、
前記無線通信端末において処理されるデータと、前記判定条件と、前記情報で特定される前記各利用パターンの過去の判定回数とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定する判定部と、
前記無線通信端末が送受信するパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定部により判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御する通信制御部とを含む、
無線通信端末。 - 前記記憶部は、
前記判定条件として、前記利用パターンと、前記無線通信端末のアクセス先の候補のアドレスを識別する情報とを対応づけたアドレスリストを含み、
前記判定部は、
前記アプリケーションがアクセスするアクセス先のアドレスを識別する情報と、前記アドレスリストとを比較することにより、前記利用パターンを判定する、
請求項1記載の無線通信端末。 - 前記記憶部は、
前記判定条件として、前記利用パターンごとに、前記アプリケーションの名称情報を対応づけたアプリケーションリストを含み、
前記判定部は、
前記現在実行中のアプリケーションの名称情報と、前記アプリケーションリスト中の名称情報とを比較することにより、前記利用パターンを判定する、
請求項1記載の無線通信端末。 - 前記記憶部は、
前記判定条件として、前記利用パターンと、キーワードとを対応づけたキーワードリストを含み、
前記判定部は、
前記無線通信端末が取得したデータを、前記キーワードリストと比較することにより、前記利用パターンを判定する、
請求項1記載の無線通信端末。 - 前記通信スループット情報は、
前記アプリケーションの無線通信のトラフィックデータ量を含む、
請求項1記載の無線通信端末。 - 前記スループット設定値は、前記各利用パターンについて、通信のために確保すべき帯域を対応づけたものであり、
前記通信制御部は、前記判定される利用パターンに対応づけられる、前記通信のために確保すべき帯域と、前記取得されるトラフィックデータ量とを逐次比較し、比較結果に応じて前記無線通信方式の切り替えを制御する、
請求項5記載の無線通信端末。 - 前記取得部は、
前記各無線通信方式について、前記トラフィックデータ量を取得し、
前記通信制御部は、前記判定される利用パターンについて、前記スループット設定値に示される前記帯域と、前記各無線通信方式の前記トラフィックデータ量とを逐次比較し、前記帯域による通信が可能な、最小の消費電力の無線通信方式へ切り替える、
請求項6記載の無線通信端末。 - 前記通信スループット情報は、
前記アプリケーションの無線通信の、各パケットの遅延時間を含む、
請求項1記載の無線通信端末。 - 前記スループット設定値は、前記各利用パターンについて、通信時に許容される許容遅延時間を対応づけたものであり、
前記通信制御部は、前記判定される利用パターンに対応づけられる前記許容遅延時間と、前記取得される各パケットの遅延時間とを逐次比較し、比較結果に応じて前記無線通信方式の切り替えを制御する、
請求項8記載の無線通信端末。 - 前記通信制御部は、前記取得される各パケットの遅延時間に基づいて、前記許容遅延時間以内の通信が可能な、最小の消費電力の無線通信方式へ切り替える、
請求項9記載の無線通信端末。 - 前記通信制御部は、
周期的に、前記判定部による利用パターンの判定、および、前記取得部による前記通信スループット情報の取得を実行させ、前記判定の結果および前記取得の結果を履歴情報として前記記憶部に記憶させ、前記判定の結果、利用パターンが変化した場合、または、前記取得される通信スループット情報が前記スループット設定値を満たさない場合に、無線通信方式を切り替える、
請求項1記載の無線通信端末。 - 無線通信端末の通信制御の方法であって、
前記無線通信端末は、複数の無線通信方式に対応しており、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶し、更に各利用パターンが過去に判定が行われた際に実行中であったアプリケーションの利用パターンとして判定された回数を特定するための情報を記憶するための記憶部を含み、
前記方法は、
前記無線通信端末が、前記無線通信端末において処理されるデータと、前記判定条件と、前記情報で特定される前記各利用パターンの過去の判定回数とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定するステップと、
前記無線通信端末が、前記無線通信端末において送受信されるパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得するステップと、
前記無線通信端末が、前記取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御するステップとを含む、
方法。 - 無線通信端末の通信を制御するためのプログラムであって、
前記無線通信端末は、プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリは、複数の無線通信方式に対応しており、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の
利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶し、更に各利用パターンが過去に判定が行われた際に実行中であったアプリケーションの利用パターンとして判定された回数を特定するための情報を記憶するためのものであり、
前記プログラムは、
前記プロセッサに、前記無線通信端末において処理されるデータと、前記判定条件と、
、前記情報で特定される前記各利用パターンの過去の判定回数とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定させるステップと、
前記プロセッサに、前記無線通信端末において送受信されるパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得させるステップと、
前記プロセッサに、前記取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御させるステップとを含む、
プログラム。 - 前記判定部は、前記各利用パターンの過去に判定された回数に応じて、前記各利用パターンに重みづけを行なうことによって、前記現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定し、
前記判定部は、第1の利用パターンと第2の利用パターンとが関連しているときに、前記第1の利用パターンの重みづけは、前記第1の利用パターンの過去の判定回数と前記第2の利用パターンの過去の判定回数とに基づいて行ない、前記第2の利用パターンの重みづけは、前記第1の利用パターンの過去の判定回数と前記第2の利用パターンの過去の判定回数とに基づいて行なう、請求項1記載の無線通信端末。 - 複数の無線通信方式に対応する無線通信端末であって、
ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための複数の判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値と、を対応づけて記憶する記憶部と、
前記無線通信端末において処理されるデータと、前記複数の判定条件とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定する判定部と、
前記無線通信端末が送受信するパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定部により判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御する通信制御部とを含み、
前記判定部は、各判定条件に基づいて、前記現在実行中のアプリケーションの利用パターンを抽出し、利用パターンが抽出されるごとに、前記抽出された利用パターンの抽出回数をカウントし、前記抽出回数が最も大きいものを前記現在実行中のアプリケーションの利用パターンとして判定する、無線通信端末。 - 前記判定部は、前記利用パターンの過去に判定された回数に応じて、前記利用パターンの抽出回数のカウント値を増分するよう補正する、請求項15記載の無線通信端末。
- 前記判定部は、前記抽出された利用パターンが特定の利用パターンのときに、前記利用パターンの抽出回数のカウント値に重みづけして補正する、請求項15記載の無線通信端末。
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