JP5959360B2 - 無線通信端末、方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信システムにおける無線通信端末に関するものであり、特に、無線通信端末が無線通信方式を選択するための技術に関する。
近年、スマートフォンなど高機能の無線通信端末の普及に伴い、トラフィック量が急増している。これらトラフィックの分散などを背景として、移動体通信事業者は、高速かつ低遅延の無線通信を可能とするLTE(Long Term Evolution)方式など様々な無線通信方式による移動体通信サービスを提供している。UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)やGSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)などの無線通信方式も、改良が繰り返され利用され続けており、移動体通信システムにおける無線通信端末は、複数の無線通信方式に対応している。無線通信端末は、複数の無線通信方式に対応することでユーザの利便性を高める一方で、電力の消費を抑えることも求められている。
無線通信端末の無線通信方式を、通信環境の変化に応じて制御する技術は様々ある。国際公開第2006/129600号(特許文献1)は、伝送路の切り替えとアプリケーションの切り替えとを連動させた通信システムを開示する。特許文献1では、無線通信端末と、通信相手の端末との間の伝送路の状態を取得し、アプリケーションごとの基準と比較することで、アプリケーションに適した伝送路を無線通信端末が選択する。また、特許文献1では、通信にかかるコンテンツを、伝送路の状態に適したコンテンツに変更することで、通信状況に応じたサービスの提供を可能とする。
国際公開第2006/129600号
上記のようにスマートフォンなど高機能の無線通信端末が普及するにつれて、様々なアプリケーションが提供されている。様々なアプリケーションのうち、一つのアプリケーション内で、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、RTP(Real-time Transport Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)など複数の通信プロトコルが用いられると、ユーザの利用パターンによって必要とされる帯域幅が異なる。例えば、ユーザがSNS(social networking service)を利用する場合、写真やメッセージなどを投稿したり、他の参加者の写真や動画などの投稿を定期的に閲覧したりするなど頻繁にアクセスするユーザもいれば、テキストデータの閲覧のみのユーザもおり、ユーザごとに必要な帯域幅は異なる。また、同一ユーザであっても、アプリケーションの利用場面や利用時間帯によっては、必要な帯域幅が異なる場合がある。例えば、ユーザが仕事中はメールなどテキストデータの送受信が中心であるのに対し、趣味や他者との交流では映像データの送受信が多い場合などである。
しかし、上記特許文献に記載の技術によると、アプリケーションごとの基準を用いているため、このようなアプリケーションの利用形態の多様化に対応することが困難である。このように、ユーザによるアプリケーションの使用態様に応じて無線通信方式を制御する技術が必要とされている。
一実施形態に従う無線通信端末は、複数の無線通信方式に対応し、記憶部と、判定部と、取得部と、通信制御部とを含む。記憶部は、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶するためのものである。判定部は、無線通信端末において処理されるデータと、判定条件とに基づいて、利用パターンを判定する。取得部は、無線通信端末が送受信するパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得する。通信制御部は、取得部により取得される、実行中のアプリケーションの通信スループット情報と、判定部により判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、無線通信方式の切り替えを制御する。
好ましくは、記憶部は、判定条件として、利用パターンと、無線通信端末のアクセス先の候補のアドレスを識別する情報とを対応づけたアドレスリストを含み、判定部は、アプリケーションがアクセスするアクセス先のアドレスを識別する情報と、アドレスリストとを比較することにより、利用パターンを判定することとしてもよい。
好ましくは、記憶部は、判定条件として、利用パターンごとに、アプリケーションの名称情報を対応づけたアプリケーションリストを含み、判定部は、実行中のアプリケーションの名称情報と、アプリケーションリスト中の名称情報とを比較することにより、利用パターンを判定することとしてもよい。
好ましくは、記憶部は、判定条件として、利用パターンと、キーワードとを対応づけたキーワードリストを含み、判定部は、無線通信端末が取得したデータを、キーワードリストと比較することにより、利用パターンを判定することとしてもよい。
好ましくは、通信スループット情報は、アプリケーションの無線通信のトラフィックデータ量を含むこととしてもよい。
好ましくは、スループット設定値は、各利用パターンについて、通信のために確保すべき帯域を対応づけたものであり、通信制御部は、判定される利用パターンに対応づけられる、通信のために確保すべき帯域と、取得されるトラフィックデータ量とを逐次比較し、比較結果に応じて無線通信方式の切り替えを制御することとしてもよい。
好ましくは、取得部は、各無線通信方式について、トラフィックデータ量を取得し、通信制御部は、判定される利用パターンについて、スループット設定値に示される帯域と、各無線通信方式のトラフィックデータ量とを逐次比較し、帯域による通信が可能な、最小の消費電力の無線通信方式へ切り替えることとしてもよい。
好ましくは、通信スループット情報は、アプリケーションの無線通信の、各パケットの遅延時間を含むこととしてもよい。
好ましくは、スループット設定値は、各利用パターンについて、通信時に許容される許容遅延時間を対応づけたものであり、通信制御部は、判定される利用パターンに対応づけられる許容遅延時間と、取得される各パケットの遅延時間とを逐次比較し、比較結果に応じて無線通信方式の切り替えを制御することとしてもよい。
好ましくは、通信制御部は、取得される各パケットの遅延時間に基づいて、許容遅延時間以内の通信が可能な、最小の消費電力の無線通信方式へ切り替えることとしてもよい。
好ましくは、通信制御部は、周期的に、判定部による利用パターンの判定、および、取得部による通信スループット情報の取得を実行させ、判定の結果および取得の結果を履歴情報として記憶部に記憶させ、判定の結果、利用パターンが変化した場合、または、取得される通信スループット情報がスループット設定値を満たさない場合に、無線通信方式を切り替えることとしてもよい。
別の実施形態によると、無線通信端末の通信制御の方法が提供される。無線通信端末は、複数の無線通信方式に対応しており、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶するための記憶部を含む。無線通信端末の通信制御の方法は、無線通信端末が、無線通信端末において処理されるデータと、判定条件とに基づいて、利用パターンを判定するステップと、無線通信端末が、無線通信端末において送受信されるパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得するステップと、無線通信端末が、取得される、実行中のアプリケーションの通信スループット情報と、判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、無線通信方式の切り替えを制御するステップとを含む。
別の実施形態によると、無線通信端末の通信を制御するためのプログラムが提供される。無線通信端末は、プロセッサと、メモリとを含み、メモリは、複数の無線通信方式に対応しており、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶するためのものである。このプログラムは、プロセッサに、無線通信端末において処理されるデータと、判定条件とに基づいて、利用パターンを判定させるステップと、プロセッサに、無線通信端末において送受信されるパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得させるステップと、プロセッサに、取得される、実行中のアプリケーションの通信スループット情報と、判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、無線通信方式の切り替えを制御させるステップとを含む。
本発明の一実施形態に係る無線通信端末は、ユーザによるアプリケーションの使用態様の変化に応じて、無線通信方式を切り替えることができるため、消費電力を低減することができるという効果を奏する。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
無線通信端末100を含む移動体通信システムの一部の構成、及び、ネットワーク網1を示す図である。 無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。 パターン判定情報14を示す図である。 スループット設定情報15を示す図である。 通信方式別帯域情報24を示す図である。 消費電力優先情報25を示す図である。 モニタリング履歴情報26を示す図である。 無線通信端末100が無線通信方式を制御する処理を示すフローチャートである。 ユーザによるアプリケーションの使用態様を、利用パターンとして判定する処理を示すフローチャートである。 通信方式制御部19による、無線通信方式の制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
以下、本発明の一実施形態にかかる無線通信端末100について図面を用いて説明する。
図1は、無線通信端末100を含む移動体通信システムの一部の構成、及び、ネットワーク網1を示す図である。
<1 ネットワークの構成>
図1に示すように、ネットワーク網1は、サーバ群(オンラインゲームサーバ50と、サーバ51と、SNS(Social Network Service)サーバ52と、動画サービスサーバ53)と、ネットワーク54と、ゲートウェイ55と、ゲートウェイ56と、ルータ57と、ルータ58と、無線LANルータ59と、LTE(Long Term Evolution)/UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)/GSM(Global System for Mobile Communications)無線基地局60と、LTE/UMTS/GSM無線基地局61と、複数の無線通信端末100(無線通信端末100A、無線通信端末100B、無線通信端末100C、無線通信端末100D等、無線通信端末を総称して無線通信端末100という)とを含む。
LTE/UMTS/GSM無線基地局60およびLTE/UMTS/GSM無線基地局61は、LTE、UMTS、GSMなど、複数の無線通信方式に対応した無線基地局である。UMTSは、第3世代(3G)の移動体通信技術であり、3Gと称されることもある。
無線基地局は、周囲の一定範囲のエリア内にある無線通信端末と無線で通信する。無線基地局がカバーする上記一定範囲のエリアを「セル」という。図1に示すように、無線通信端末100Aは、LTE/UMTS/GSM無線基地局60がカバーするエリアに位置し、LTE/UMTS/GSM無線基地局60の制御に従ってLTE/UMTS/GSM無線基地局60と無線通信する。同様に、無線通信端末100B、無線通信端末100C、無線通信端末100Dは、LTE/UMTS/GSM無線基地局61の制御に従ってLTE/UMTS/GSM無線基地局61と無線通信する。
無線通信端末100は、周囲の無線基地局の各エリア内に位置している場合、省電力化のため、通信方式を切り替えていずれかの通信方式で無線基地局と無線通信する。例えば、LTEは、3Gと比較すると消費電力が大きい傾向にあるため、3Gの帯域が必要十分であれば、無線通信端末100は、3G方式を選択する。無線通信端末100は、通信に必要な帯域を可能な限り確保しつつ、消費電力に応じて無線通信方式を切り替える。つまり、3Gの帯域でも十分な通信品質であるにもかかわらず消費電力が大きなLTEで通信することによって不必要に電力が消費されることを防止する。
図1に示す例では、無線通信端末100Aのユーザは、SNS(social networking service)を主に利用している。無線通信端末100Aのトラフィックの大部分は、テキストデータやメッセージの送受信であるとする。また、無線通信端末100B、無線通信端末100C、無線通信端末100Dのユーザは、動画配信サービスを主に利用しており、トラフィックの大部分は、動画を再生するための動画データなどの受信であるとする。
テキストデータやメッセージの送受信と比較すると、動画データの受信に必要な帯域の方が大きい。そのため、例えば、無線通信端末100B等の動画データを受信する無線通信端末は、帯域を確保するため、LTEなど比較的高速の無線通信が可能な通信方式を選択する。一方、テキストデータの送受信が中心となる無線通信端末100Aにおいては、必要な帯域を3G方式による通信で確保できる場合、消費電力を小さくするために3Gを選択する。
無線LANルータ59は、IEEE802.11nなどの規格に対応した、無線LAN(Local Area Network)のアクセススポットである。無線通信端末100は、このような無線LANのアクセススポットと無線接続することで、ネットワークへアクセスする。
ルータ57およびルータ58は、ネットワーク間を相互接続する通信機器である。ルータ57およびルータ58は、ルーティングテーブル等を記憶しており、ネットワークで送受信されるデータの転送や廃棄などを行う。
ゲートウェイ55およびゲートウェイ56は、ネットワーク上でプロトコルが異なるデータを相互に変換することで、異なるネットワーク間での通信を可能とする機器である。これらゲートウェイにより相互に接続されることにより、無線通信端末100は、ネットワーク54により接続されたオンラインゲームサーバ50、サーバ51、SNSサーバ52、動画サービスサーバ53等と通信することができる。
オンラインゲームサーバ50は、本実施形態では、オンラインゲームサービスを提供するためのサーバである。オンラインゲームサーバ50は、オンラインゲームのユーザが使用する端末と、逐次、データを送受信する。
サーバ51は、本実施形態では、URL(Uniform Resource Locator)に対応したアドレスを有し、インターネットによるアクセスを受け付けて、Webページを表示するためのサーバである。
SNSサーバ52は、インターネットを通じてSNSサイトをサービス内容として提供するためのサーバである。SNSサーバ52は、図示しないデータベースから、SNSの利用者の情報などを参照し、サービスを無線通信端末100等のユーザに提供する。
動画サービスサーバ53は、インターネットを通じて動画配信サービスを提供するためのサーバである。動画サービスサーバ53は、ユーザの端末から動画へのアクセス要求を処理する。
図1に示すように、ゲートウェイ56、ルータ58、LTE/UMTS/GSM無線基地局60は、移動体通信システムに対応したネットワーク構成となっている。
<2 無線通信端末100の構成>
図2は、無線通信端末100の構成を示す機能ブロック図である。
<2.1 無線通信端末100の概要>
図2に示すように、無線通信端末100は、UMTS無線通信部21と、UMTSアンテナ22と、LTE無線通信部31と、LTEアンテナ32と、GSM無線通信部41と、GSMアンテナ42と、ベースバンド部10と、表示部6と、音声出力部7と、音声入力部8と、操作部9と、を備える。
UMTS無線通信部21は、UMTSによる通信方式に対応している。UMTS無線通信部21は、増幅器等を含み、ベースバンド部10からの信号をアンテナ送信周波数へと変換し、また、アンテナ受信信号をベースバンド部10で処理できる周波数へと変換する。
UMTS無線通信部21は、音声通信や、他の無線通信端末やインターネットに接続されたサーバ等からのデータ通信にかかる無線信号をUMTSアンテナ22で受信する。UMTS無線通信部21は、この受信信号に対して信号処理等を行ってベースバンド部10に出力する。また、UMTS無線通信部21は、ベースバンド部10で生成された送信信号に対して信号処理等を行って、処理後の送信信号を、UMTSアンテナ22を通じて、無線基地局を介して他の無線通信端末やインターネットに接続された通信装置に対して送信する。
LTE無線通信部31は、LTEによる通信方式に対応している。LTE無線通信部31は、増幅器等を含み、ベースバンド部10からの信号をアンテナ送信周波数へと変換し、また、アンテナ受信信号をベースバンド部10で処理できる周波数へと変換する。すなわち、LTE無線通信部31は、無線基地局を介してデータ通信にかかる無線信号をLTEアンテナ32で受信すると、この受信信号に対して信号処理等を行ってベースバンド部10に出力する。また、LTE無線通信部31は、ベースバンド部10で生成された送信信号に対して信号処理等を行って、処理後の送信信号を、LTEアンテナ32を通じて送信する。
GSM無線通信部41は、GSMによる通信方式に対応しており、ベースバンド部10からの信号をアンテナ送信周波数へと変換し、また、アンテナ受信信号をベースバンド部10で処理できる周波数へと変換する。GSM無線通信部41は、ベースバンド部10で生成された送信信号に対して信号処理等を行って、処理後の送信信号を、GSMアンテナ42を通じて送信する。
表示部6は、ディスプレイ等を備え、後述するベースバンド部10によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。音声出力部7は、スピーカ等を備え、ベースバンド部10からの音声データを音声に変換して外部に出力する。音声入力部8は、マイク等を備え、外部から入力される音声を音声データに変換してベースバンド部10に出力する。操作部9は、タッチパネル等を備えて、ユーザからの操作を検出してベースバンド部10に出力する。
ベースバンド部10は、記憶部13と、制御部16と、UMTS処理部23と、LTE処理部33と、GSM処理部43と、を含む。ベースバンド部10は、図示しないプロセッサを備えている。このプロセッサが記憶部13に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、ベースバンド部10は、制御部16等の機能を発揮して無線通信端末100の動作を統括的に管理する。
<2.2 ベースバンド部10の構成>
無線通信端末100の構成について詳しく説明する。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されており、プログラムやデータを格納している。記憶部13は、後述するパターン判定情報14と、スループット設定情報15と、通信方式別帯域情報24と、消費電力優先情報25と、モニタリング履歴情報26と、を保持している。
ユーザは、アプリケーションを様々な態様で使用する。例えば、仕事のために使用する場合や、SNSサイトを利用するために使用する場合や、動画配信サービスを利用するために使用する場合などがあり、このようなアプリケーションの使用態様を「利用パターン」として分類する。
詳しくは後述するが、パターン判定情報14は、ユーザによるアプリケーションの使用態様が、複数の利用パターンのいずれに該当するか分類するための判定条件を示す。判定条件は、例えば、無線通信端末100のアクセス先の候補となるURLやIP(Internet Protocol)アドレス等である。
スループット設定情報15は、利用パターンそれぞれについて、無線通信端末100の通信に確保すべきスループットの設定値を示す。通信方式別帯域情報24は、LTEなど無線通信方式それぞれについて、無線通信端末100における帯域を対応づけて示す。消費電力優先情報25は、無線通信端末100が消費電力を優先して無線通信方式を切り替えるための、無線通信方式の優先順位を示す。モニタリング履歴情報26は、後述するスループット取得部17によるパケットのモニタリング結果の履歴を示す。
UMTS処理部23は、UMTS方式による通信に対応しており、送受信されるデータについて変調処理および復調処理を行う。LTE処理部33は、LTE方式による通信に対応しており、送受信されるデータについて変調処理および復調処理を行う。GSM処理部43は、GSM方式による通信に対応しており、送受信されるデータについて変調処理および復調処理を行う。
制御部16は、無線通信端末100のデータ処理を制御する。制御部16は、以下に示すスループット取得部17、パターン判定部18、通信方式制御部19を含む。
スループット取得部17は、無線通信端末100が送受信するパケットをモニタリングすることにより、各無線通信方式のスループットを取得する。
パターン判定部18は、ユーザによるアプリケーションの使用態様が、複数ある利用パターンのいずれに該当するか判定する。パターン判定部18は、無線通信端末100において処理されるデータ、送受信されるデータ等と、パターン判定情報14などに基づいて、利用パターンを判定する。
通信方式制御部19は、スループット取得部17による、LTE、UMTS、GSMなどの通信方式それぞれについてのスループットの取得結果と、スループット設定情報15に示されるスループットの設定値に基づいて、無線通信方式の切り替えを制御する。本実施形態で通信方式制御部19は、ユーザの利用パターンに必要な帯域による通信が可能で、かつ、消費電力の小さい無線通信方式を選択するよう、無線通信方式を選択する。これらの処理は後述する。
<3 無線通信端末100のデータ>
次に、記憶部13に格納されているパターン判定情報14、スループット設定情報15、通信方式別帯域情報24、消費電力優先情報25、モニタリング履歴情報26について説明する。
<3.1 パターン判定情報14>
上述したように、パターン判定情報14は、ユーザによるアプリケーションの使用態様が、複数の利用パターンのいずれに該当するか分類するための判定条件を示す。
図3は、パターン判定情報14を示す図である。
図3では、パターン判定情報14を構成する3つの判定条件を示している。具体的には、図3(D)に、記憶部13の記憶内容を示しているように、パターン判定情報14は、URL/IPアドレスリスト14Aと、アプリケーションリスト14Bと、キーワードリスト14Cとを含む。
図3(A)は、URLおよびIPアドレスに基づく判定条件であるURL/IPアドレスリスト14Aを示す図である。図3(A)に示すように、URL/IPアドレスリスト14Aのレコードは、利用パターン71と、URL/IPアドレス72とを含む。利用パターン71は、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための名称を示す。URL/IPアドレス72は、利用パターン71に対応するURLやIPアドレスを示す。
URL/IPアドレス72によるパターン判定方法は、例えば、以下のようにすることができる。無線通信端末100は、アクセス先となるURLを、スループット取得部17におけるパケットのモニタリング時に取得する。パターン判定部18は、パケットに示されるアクセス先のURLや、アクセス先のIPアドレスを、URL/IPアドレスリスト14AのURL/IPアドレス72と比較することで、利用パターンを判定する。
図3(B)は、アプリケーションの名称に基づく判定条件であるアプリケーションリスト14Bを示す図である。図3(B)に示すように、アプリケーションリスト14Bのレコードは、利用パターン71と、アプリケーション名称73とを含む。アプリケーション名称73は、利用パターンに対応するアプリケーションの名称を示す。
アプリケーション名称73によるパターン判定方法は、例えば、以下のようにすることができる。無線通信端末100は、起動しているアプリケーションの名称のリストを取得し、起動しているアプリケーションと、アプリケーションリスト14Bとを比較することで、利用パターンを判定する。例えば、無線通信端末100は、SNSを利用するためのアプリケーションを頻繁に起動している場合に、パターン判定部18において、アプリケーションの名称を、アプリケーションリスト14Bと比較し、利用パターンが、アプリケーションリスト14Bに含まれている「SNS」と判定する。
図3(C)は、キーワードに基づく判定条件であるキーワードリスト14Cを示す図である。図3(C)に示すように、キーワードリスト14Cのレコードは、利用パターン71と、キーワード74とを含む。キーワード74は、利用パターンに対応するキーワードを示す。
キーワード74によるパターン判定方法は、例えば、以下のようにすることができる。無線通信端末100は、実行中のアプリケーションや、ユーザにより一時的にメモリ上に保存されているテキストや、URLの文字列や、無線通信端末100がアクセスしたURLの履歴など、無線通信端末100がアプリケーションを実行することにより、一時的にメモリの特定のアドレスに保持される文字列のデータを取得し、取得したデータを構文解析等することにより、キーワードを抽出する。無線通信端末100は、抽出されたキーワードを、キーワードリスト14Cのキーワード74と比較することで、利用パターンを判定する。
<3.2 スループット設定情報15>
図3に示すように、利用パターンは、ユーザが無線通信端末100によりゲームをプレイする場合を示す「ゲーム」などがある。また、利用パターンには、ゲームプレイのうち、例えばオンラインゲームなど、無線通信端末100が、ゲームの実行を管理するオンラインゲームサーバ50に逐次アクセスしてデータを送受信する「ゲーム(ネット)」がある。例えば、複数の無線通信端末がオンラインゲームサーバ50に接続して、プレイヤー同士で対戦する場合、ゲームプレイにおけるユーザの操作などが、無線通信端末100からオンラインゲームサーバ50へ、逐次、送信される。また、他のプレイヤーの操作内容が無線通信端末100において反映されるために、オンラインゲームサーバ50から無線通信端末100へ、逐次、データが送信される。
この他にも、図3に示すように、ユーザの用途に応じて利用パターンを分類しており、利用パターン「仕事」は、ユーザが仕事用に通信を実行している状況を示している。利用パターン「趣味」は、仕事と比較すると、個人の趣味に分類されやすい利用パターンを示す。利用パターン「IP通信」は、例えば、ユーザが無線通信端末100によりVoIP(Voice over Internet Protocol)などIP通信によるサービスを利用している状況を示す。利用パターン「動画」は、ユーザが無線通信端末100により動画サービスサーバ53から動画データを受信し、無線通信端末100において動画を視聴する利用状況を示す。利用パターン「SNS」は、ユーザが、無線通信端末100によりSNSサーバ52と接続してSNSを利用している状況を示す。
上記の各利用パターンは、通信に必要な帯域や、許容される遅延時間がそれぞれ異なってくる。例えば、利用パターン「ゲーム(ネット)」の場合は、リアルタイム性が求められる場合が多いため、他の利用パターンと比べると、許容される遅延時間が短くなり、必要な帯域が大きくなる。また、例えば、利用パターン「IP通信」により、音声通話がなされる場合は、通信に必要な帯域は動画データの受信ほど必要ではない場合が多いが、データの遅延による音声通話の不具合を回避するために、許容される遅延時間は、比較的小さくなる。
そこで、上述したように、スループット設定情報15において、利用パターンそれぞれについて、無線通信端末100の通信に確保すべきスループットの設定値を対応づけている。
図4は、スループット設定情報15を示す図である。
図4では、スループット設定情報15を構成する2つのスループット設定値を示している。具体的には、図4(C)に、記憶部13の記憶内容を示しているように、スループット設定情報15は、許容遅延時間情報15Aと、必要帯域情報15Bとを含む。
図4(A)は、許容遅延時間情報15Aを示す図である。許容遅延時間情報15Aは、通信における遅延時間の許容値を、スループット設定値として示している。図4(A)に示すように、許容遅延時間情報15Aのレコードは、利用パターン71と、許容遅延時間75とを含む。許容遅延時間75は、各利用パターンについて、通信時に許容される遅延時間の設定値を示す。
図4(B)は、必要帯域情報15Bを示す図である。必要帯域情報15Bは、各利用パターンにおいて必要な通信帯域を、スループット設定値として示している。図4(B)に示すように、必要帯域情報15Bのレコードは、利用パターン71と、必要帯域76とを含む。必要帯域76は、各利用パターンにおいて、通信に必要な通信帯域を示す。
<3.3 通信方式別帯域情報24>
図5は、通信方式別帯域情報24を示す図である。通信方式別帯域情報24は、通信方式それぞれについての帯域を示す。通信方式別帯域情報24のレコードは、通信方式77と、帯域78と、遅延時間81とを含む。
通信方式77は、各通信方式の名称を示す。図5に示す例では、通信方式として、「EGPRS(Enhanced GPRS)」、「EVDO(Evolution Data Only)」、「HSPA(High Speed Packet Access)」、「LTE」を示している。
帯域78は、各通信方式の帯域を示す。帯域78に示される各帯域は、無線通信端末100のスループット取得部17が取得するスループット値を、各通信方式について格納することとしてもよい。
遅延時間81は、各通信方式の通信による遅延時間を示す。スループット取得部17が取得するスループット値を、各通信方式について遅延時間として格納することとしてもよい。
<3.4 消費電力優先情報25>
図6は、消費電力優先情報25を示す図である。消費電力優先情報25は、消費電力に基づいて定められる、各通信方式の優先順位を示す。消費電力優先情報25のレコードは、通信方式77と、通信時消費電力優先度79とを含む。
通信時消費電力優先度79は、各通信方式の優先順位を示す。図6に示すように、消費電力が小さい通信方式として、「EGPRS」、「EVDO」の優先順位が高く設定されている。「HSPA」、「LTE」は、優先順位が低く設定されている。
例えば、無線通信端末100は、利用パターンに適合する通信方式が複数ある場合に、これら消費電力優先情報25に示される消費電力の優先度に基づいて通信方式を選択することにより、必要な帯域を確保しつつ、消費電力を小さくすることができる。
<3.5 モニタリング履歴情報26>
図7は、モニタリング履歴情報26を示す図である。モニタリング履歴情報26は、無線通信端末100のスループット取得部17が取得したスループット値と、パターン判定部18が判定した判定結果との履歴を示す図である。無線通信端末100において、パターン判定部18の判定結果の履歴を保持することにより、ユーザによるアプリケーションの使用態様の変化を検出することができる。
無線通信端末100は、周期的にスループット取得部17によるスループット値の取得と、パターン判定部18による利用パターンの判定を実施する。図7に示すように、モニタリング履歴情報26は、測定周期と対応づけて、パターン判定部18による利用パターンの判定結果と、スループット取得部17によるスループット値として、通信中の通信方式におけるトラフィックデータ量(D)および遅延時間(L)を記憶している。
<4 無線通信端末100の動作>
無線通信端末100の動作について、図面を用いて説明する。以下、無線通信端末100による無線通信方式の制御と、パターン判定部18の動作を詳しく説明する。
<4.1 無線通信端末100の無線通信方式の制御>
通信方式制御部19は、ユーザによるアプリケーションの利用態様の変化に応じて、無線通信方式を制御する。同一のアプリケーションをユーザが利用していても、必要となる帯域が変化することがある。例えば、ユーザがSNSを利用しており、テキストデータの送受信が中心の時間帯もあれば、動画などの視聴が中心の時間帯もある。このように、通信方式制御部19は、消費電力を小さくしつつ、ユーザの利用パターンの変化に応じて、無線通信方式を制御する。
図8は、無線通信端末100が無線通信方式を制御する処理を示すフローチャートである。
上述のように、無線通信端末100は、周期的に、スループット取得部17によりスループット値を取得し、パターン判定部18により、ユーザのアプリケーションの使用態様を利用パターンとして判定する。ステップS81において、制御部16は、測定周期が到来するまで待機し(ステップS81:NO)、測定周期が到来すると(ステップS81:YES)、ステップS83に進み、パターン判定部18により利用パターンを判定する。ステップS83の処理は、後述する。
ステップS85において、スループット取得部17は、パケットのモニタリングにより、無線通信端末100が通信に使用している無線通信方式における実効スループット値を取得する。具体的には、スループット取得部17は、パケットモニタリングにより、通信中の無線通信方式において、一定期間の間に送受信されるパケットに基づいて、トラフィックデータ量(D)およびパケットの遅延時間(L)を測定する。このとき、全ての無線通信方式の実効スループット値を取得することとしてもよい。
ステップS87において、制御部16は、ステップS83の処理結果およびステップS85の処理結果を、測定周期と対応づけてモニタリング履歴情報26に格納する。
ステップS89において、通信方式制御部19は、パターン判定部18が判定した利用パターンに基づいて、利用パターンにおいて必要とされる帯域等をスループット設定情報15により参照し、この帯域と、スループット取得部17が取得したスループット値とを比較することで、無線通信方式を制御する。詳しくは後述する。
<4.2 利用パターン判定処理>
次に、ステップS83におけるパターン判定部18の動作を、図面を用いて詳しく説明する。
図9は、ユーザによるアプリケーションの使用態様を、利用パターンとして判定する処理を示すフローチャートである。ステップS91において、パターン判定部18は、通信中の無線通信方式により送受信されるパケットのモニタリングを実行する。
ステップS93において、パターン判定部18は、無線通信端末100において実行されているアプリケーションのリストを取得する。例えば、パターン判定部18は、無線通信端末100の動作を制御するOS(Operating System)が管理している、起動中のアプリケーションの一覧を取得する。無線通信端末100において実行されているアプリケーションを、パターン判定情報14のアプリケーションリスト14Bと比較し、アプリケーションリスト14Bに示されるアプリケーションに対応する利用パターンを抽出する。
ステップS95において、パターン判定部18は、ステップS91においてモニタリングされたパケットのヘッダに含まれる送信先IPアドレスや、無線通信端末100のアクセス先のURLを参照する。パターン判定部18は、これら送信先IPアドレスや無線通信端末100のアクセス先のURL等を、URL/IPアドレスリスト14Aと比較し、URL/IPアドレスリスト14Aに示されるURL等に対応する利用パターンを抽出する。
ステップS97において、パターン判定部18は、無線通信端末100がアプリケーションを実行することにより、一時的にメモリに保持される文字列のデータを取得し、取得したデータに基づいて、文字列を構文解析する等により、キーワードを取得する。パターン判定部18は、取得したキーワードを、キーワードリスト14Cと比較し、キーワードリスト14Cに示されるキーワードに対応する利用パターンを抽出する。
ステップS99において、パターン判定部18は、ステップS93、ステップS95、ステップS97における利用パターンの抽出結果に基づいて、無線通信端末100のユーザの使用態様を、利用パターンとして判定する。
<4.2.1 抽出された利用パターンに基づく判定方法>
(抽出回数)
このようにパターン判定情報14に基づいて利用パターンを判定する方法は、様々ある。例えば、パターン判定部18は、URL/IPアドレスリスト14A、アプリケーションリスト14B、キーワードリスト14Cの各リストに基づいて利用パターンが抽出されるたび、抽出回数をカウントし、最も抽出された数の多いものを、利用パターンの判定結果として用いることとしてもよい。
(過去の履歴に基づく判定)
また、パターン判定部18は、モニタリング履歴情報26を参照し、パターン判定部18の判定結果の履歴において、判定された回数の多い利用パターンを優先して、判定結果として用いることとしてもよい。例えば、利用パターンが抽出されるたび、抽出回数をカウントし、過去に判定された回数の多い利用パターンについて、カウント値を増分するよう補正する。これにより、パターン判定部18は、過去のユーザの利用パターンの傾向に基づいて判定することができる。
(重みづけに基づく判定)
また、パターン判定部18は、図3に示される利用パターン71のそれぞれについて重みづけをし、ステップS93等において抽出された利用パターンそれぞれについて、重みづけを反映させて、利用パターンを判定することとしてもよい。例えば、利用パターンが抽出されるたび、抽出回数をカウントし、特定の利用パターンには重みづけをしてカウント値を補正する。この重みづけの結果に基づいて判定することにより、パターン判定部18は、ユーザの利用パターンの傾向を反映させて、利用パターンを判定することができる。
例えば、ユーザが無線通信端末100によりゲームをプレイする頻度が高い場合は、図3に示される利用パターン71のうち、「ゲーム」「ゲーム(ネット)」に高い重みづけを与える。パターン判定部18は、ステップS93、95、97それぞれで抽出された利用パターンをカウントし、「ゲーム」「ゲーム(ネット)」については、抽出された回数に、重みづけを反映させて、各利用パターンについて抽出された回数を比較して利用パターンを判定することとしてもよい。
<4.3 無線通信方式の制御処理>
次に、無線通信方式の切替制御を実行するための通信方式制御部19の動作を、図面を用いて説明する。通信方式制御部19は、ユーザによるアプリケーションの使用態様が変化し、パターン判定部18による利用パターンの判定結果が変化すると、変化後の利用パターンに必要な帯域による通信が可能で、消費電力が小さい無線通信方式を選択する。利用パターンに変化がない場合は、通信方式制御部19は、利用パターンによる通信に必要な帯域と、スループット取得部17が取得したスループット値とを比較して、利用パターンによる通信を行うのに適した無線通信方式を選択する。
図10は、通信方式制御部19による、無線通信方式の制御を示すフローチャートである。
(利用パターンが変化する場合)
ステップS101において、通信方式制御部19は、モニタリング履歴情報26を読み出して、パターン判定部18により判定された利用パターンの判定履歴と、スループット取得部17により取得された実効スループット値の履歴とを抽出する。
ステップS103において、通信方式制御部19は、利用パターンの判定履歴を参照し、利用パターンの判定結果が変化したか判定する。例えば、パターン判定部18による利用パターンの判定結果が、前回の周期における判定結果と異なる場合に、判定結果が変化したと判定する。
利用パターンの判定結果が変化している場合(ステップS103:YES)、ステップS105において、通信方式制御部19は、判定された利用パターンに対応するスループット設定値(許容される遅延時間、および、必要とされる帯域)を、スループット設定情報15から読みだす。通信方式制御部19は、読みだされたスループット設定値による通信が可能な無線通信方式を、通信方式別帯域情報24を参照して抽出する。
ステップS107において、通信方式制御部19は、ステップS105において抽出された無線通信方式のうち、消費電力優先情報25を参照して、最小の消費電力となるものを選択する。
ステップS113において、通信方式制御部19は、ステップS107で選択された無線通信方式に切り替える。
例えば、上記の処理において、利用パターンが「動画」から「ゲーム」へと変化した場合を説明する。この場合、ステップS105において、利用パターン「ゲーム」による通信に必要な帯域を、必要帯域情報15Bを参照して読みだす(100kbps)。通信方式制御部19は、読みだされたスループット設定値(100kbpsの帯域が必要)による通信が可能な無線通信方式を、通信方式別帯域情報24を参照して抽出する。この場合、通信方式制御部19は、通信方式別帯域情報24を参照し、「EGPRS」「EVDO」「HSPA」「LTE」の4つの通信方式を抽出する。ステップS107において、通信方式制御部19は、消費電力優先情報25を参照し、最も消費電力が小さい通信方式「EGPRS」を選択する。
(利用パターンが変化していない場合)
ステップS103において、利用パターンの判定結果が変化していないと判定された場合(ステップS103:NO)、ステップS109に進む。
ステップS109において、通信方式制御部19は、直近の測定周期において、スループット取得部17により取得された実効スループット値が、パターン判定部18により判定された利用パターンに対応してスループット設定情報15に示される、必要とされる帯域または許容される遅延時間を超えているか判定する。ステップS109において、取得される実効スループット値のトラフィックデータ量が、スループット設定情報15に示される必要帯域を超える場合は、ステップS111に進む。ステップS109において、取得される実効スループット値の遅延時間が、スループット設定情報15に示される許容遅延時間を超える場合は、ステップS115に進む。ステップS109において、実効スループット値が、スループット設定情報15に示される必要帯域も、許容遅延時間も超えない場合は(ステップS109:NO)、ステップS105へ進む。
実効スループット値が、スループット設定情報15に示される、利用パターンに対応する必要帯域を超える場合、ユーザのアプリケーションの使用態様が変化し、トラフィック量が増大しつつある可能性がある。ステップS111において、通信方式制御部19は、通信方式別帯域情報24を参照し、帯域を優先して無線通信方式を選択する。
実効スループット値が、スループット設定情報15に示される、利用パターンに対応する、許容される遅延時間を超える場合、ユーザにとって支障となる可能性がある。ステップS115において、通信方式制御部19は、利用パターンに対応する、許容遅延時間以下の遅延時間で通信可能な無線通信方式を、通信方式別帯域情報24から抽出する。
ステップS117において、ステップS115で抽出された無線通信方式のうち、消費電力優先情報25を参照して、最小の消費電力の無線通信方式を選択する。
このようにして、利用パターンの判定結果に変化がない場合においても、実効スループット値が、利用パターンに対応づけてスループット設定情報15において設定されるスループット設定値を超える場合は、通信方式制御部19は、無線通信方式を選択する。これにより、ユーザの使用態様が変化しつつある場合に、無線通信方式の選択を制御して、ユーザの通信環境を維持する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、移動体通信システムなどにおける無線通信端末に用いることができる。
1 ネットワーク網、6 表示部、7 音声出力部、8 音声入力部、9 操作部、10 ベースバンド部、12 通信方式別帯域情報、13 記憶部、14 パターン判定情報、15 スループット設定情報、16 制御部、17 スループット取得部、18 パターン判定部、19 通信方式制御部、21 UMTS無線通信部、22 UMTSアンテナ、23 UMTS処理部、24 通信方式別帯域情報、25 消費電力優先情報、26 モニタリング履歴情報、31 LTE無線通信部、32 LTEアンテナ、33 LTE処理部、41 GSM無線通信部、42 GSMアンテナ、43 GSM処理部、50 オンラインゲームサーバ、51 サーバ、52 SNSサーバ、53 動画サービスサーバ、54 ネットワーク、55 ゲートウェイ、56 ゲートウェイ、57 ルータ、58 ルータ、59 無線LANルータ、60 LTE/UMTS/GSM無線基地局、61 LTE/UMTS/GSM無線基地局、100 無線通信端末。

Claims (17)

  1. 複数の無線通信方式に対応する無線通信端末であって、
    ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値と、を対応づけて記憶し、更に各利用パターンが過去に判定が行われた際に実行中であったアプリケーションの利用パターンとして判定された回数を特定するための情報を記憶する記憶部と、
    前記無線通信端末において処理されるデータと、前記判定条件と、前記情報で特定される前記各利用パターンの過去の判定回数とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定する判定部と、
    前記無線通信端末が送受信するパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定部により判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御する通信制御部とを含む、
    無線通信端末。
  2. 前記記憶部は、
    前記判定条件として、前記利用パターンと、前記無線通信端末のアクセス先の候補のアドレスを識別する情報とを対応づけたアドレスリストを含み、
    前記判定部は、
    前記アプリケーションがアクセスするアクセス先のアドレスを識別する情報と、前記アドレスリストとを比較することにより、前記利用パターンを判定する、
    請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記記憶部は、
    前記判定条件として、前記利用パターンごとに、前記アプリケーションの名称情報を対応づけたアプリケーションリストを含み、
    前記判定部は、
    前記現在実行中のアプリケーションの名称情報と、前記アプリケーションリスト中の名称情報とを比較することにより、前記利用パターンを判定する、
    請求項1記載の無線通信端末。
  4. 前記記憶部は、
    前記判定条件として、前記利用パターンと、キーワードとを対応づけたキーワードリストを含み、
    前記判定部は、
    前記無線通信端末が取得したデータを、前記キーワードリストと比較することにより、前記利用パターンを判定する、
    請求項1記載の無線通信端末。
  5. 前記通信スループット情報は、
    前記アプリケーションの無線通信のトラフィックデータ量を含む、
    請求項1記載の無線通信端末。
  6. 前記スループット設定値は、前記各利用パターンについて、通信のために確保すべき帯域を対応づけたものであり、
    前記通信制御部は、前記判定される利用パターンに対応づけられる、前記通信のために確保すべき帯域と、前記取得されるトラフィックデータ量とを逐次比較し、比較結果に応じて前記無線通信方式の切り替えを制御する、
    請求項5記載の無線通信端末。
  7. 前記取得部は、
    前記各無線通信方式について、前記トラフィックデータ量を取得し、
    前記通信制御部は、前記判定される利用パターンについて、前記スループット設定値に示される前記帯域と、前記各無線通信方式の前記トラフィックデータ量とを逐次比較し、前記帯域による通信が可能な、最小の消費電力の無線通信方式へ切り替える、
    請求項6記載の無線通信端末。
  8. 前記通信スループット情報は、
    前記アプリケーションの無線通信の、各パケットの遅延時間を含む、
    請求項1記載の無線通信端末。
  9. 前記スループット設定値は、前記各利用パターンについて、通信時に許容される許容遅延時間を対応づけたものであり、
    前記通信制御部は、前記判定される利用パターンに対応づけられる前記許容遅延時間と、前記取得される各パケットの遅延時間とを逐次比較し、比較結果に応じて前記無線通信方式の切り替えを制御する、
    請求項8記載の無線通信端末。
  10. 前記通信制御部は、前記取得される各パケットの遅延時間に基づいて、前記許容遅延時間以内の通信が可能な、最小の消費電力の無線通信方式へ切り替える、
    請求項9記載の無線通信端末。
  11. 前記通信制御部は、
    周期的に、前記判定部による利用パターンの判定、および、前記取得部による前記通信スループット情報の取得を実行させ、前記判定の結果および前記取得の結果を履歴情報として前記記憶部に記憶させ、前記判定の結果、利用パターンが変化した場合、または、前記取得される通信スループット情報が前記スループット設定値を満たさない場合に、無線通信方式を切り替える、
    請求項1記載の無線通信端末。
  12. 無線通信端末の通信制御の方法であって、
    前記無線通信端末は、複数の無線通信方式に対応しており、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶し、更に各利用パターンが過去に判定が行われた際に実行中であったアプリケーションの利用パターンとして判定された回数を特定するための情報を記憶するための記憶部を含み、
    前記方法は、
    前記無線通信端末が、前記無線通信端末において処理されるデータと、前記判定条件と、前記情報で特定される前記各利用パターンの過去の判定回数とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定するステップと、
    前記無線通信端末が、前記無線通信端末において送受信されるパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得するステップと、
    前記無線通信端末が、前記取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御するステップとを含む、
    方法。
  13. 無線通信端末の通信を制御するためのプログラムであって、
    前記無線通信端末は、プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリは、複数の無線通信方式に対応しており、ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の
    利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値とを対応づけて記憶し、更に各利用パターンが過去に判定が行われた際に実行中であったアプリケーションの利用パターンとして判定された回数を特定するための情報を記憶するためのものであり、
    前記プログラムは、
    前記プロセッサに、前記無線通信端末において処理されるデータと、前記判定条件と、
    、前記情報で特定される前記各利用パターンの過去の判定回数とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定させるステップと、
    前記プロセッサに、前記無線通信端末において送受信されるパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得させるステップと、
    前記プロセッサに、前記取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御させるステップとを含む、
    プログラム。
  14. 前記判定部は、前記各利用パターンの過去に判定された回数に応じて、前記各利用パターンに重みづけを行なうことによって、前記現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定し、
    前記判定部は、第1の利用パターンと第2の利用パターンとが関連しているときに、前記第1の利用パターンの重みづけは、前記第1の利用パターンの過去の判定回数と前記第2の利用パターンの過去の判定回数とに基づいて行ない、前記第2の利用パターンの重みづけは、前記第1の利用パターンの過去の判定回数と前記第2の利用パターンの過去の判定回数とに基づいて行なう、請求項1記載の無線通信端末。
  15. 複数の無線通信方式に対応する無線通信端末であって、
    ユーザによるアプリケーションの使用態様を分類するための複数の利用パターンと、アプリケーションの使用態様がいずれの利用パターンに該当するかを判定するための複数の判定条件と、各利用パターンにおいて通信のために確保すべきスループット設定値と、を対応づけて記憶する記憶部と、
    前記無線通信端末において処理されるデータと、前記複数の判定条件とに基づいて、現在実行中のアプリケーションの利用パターンを判定する判定部と、
    前記無線通信端末が送受信するパケットにより、少なくともいずれかの無線通信方式の通信スループット情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得される、前記現在実行中のアプリケーションの前記通信スループット情報と、前記判定部により判定される利用パターンに対応するスループット設定値との比較結果に基づいて、前記無線通信方式の切り替えを制御する通信制御部とを含み、
    前記判定部は、各判定条件に基づいて、前記現在実行中のアプリケーションの利用パターンを抽出し、利用パターンが抽出されるごとに、前記抽出された利用パターンの抽出回数をカウントし、前記抽出回数が最も大きいものを前記現在実行中のアプリケーションの利用パターンとして判定する、無線通信端末。
  16. 前記判定部は、前記利用パターンの過去に判定された回数に応じて、前記利用パターンの抽出回数のカウント値を増分するよう補正する、請求項15記載の無線通信端末。
  17. 前記判定部は、前記抽出された利用パターンが特定の利用パターンのときに、前記利用パターンの抽出回数のカウント値に重みづけして補正する、請求項15記載の無線通信端末。
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