JP5955078B2 - 現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP5955078B2
JP5955078B2 JP2012099852A JP2012099852A JP5955078B2 JP 5955078 B2 JP5955078 B2 JP 5955078B2 JP 2012099852 A JP2012099852 A JP 2012099852A JP 2012099852 A JP2012099852 A JP 2012099852A JP 5955078 B2 JP5955078 B2 JP 5955078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
toner
elastic body
seal
sealing seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012099852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013228519A (ja
Inventor
真之 徳本
真之 徳本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012099852A priority Critical patent/JP5955078B2/ja
Publication of JP2013228519A publication Critical patent/JP2013228519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5955078B2 publication Critical patent/JP5955078B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、プリンタやコピー、FAX等の画像形成装置に用いられ、トナー漏れ防止のためのシール構成を施した現像剤収容ユニット、及び当該現像剤収容ユニットを具備するプロセスカートリッジに関する。
画像形成装置で使用される感光体ドラム及び当該感光体ドラムに作用するプロセス手段を有するプロセスカートリッジには、主にトナー漏れ防止の目的で複数のシール部材が貼り付けられている。
従来、トナー漏れ防止用シールとして、発泡ウレタンフォーム等のスポンジ状のシール部材が用いられる。シール部材には、その一面に粘着剤として両面テープが付いており、当該両面テープによって、プロセスカートリッジの筺体の構成部品に貼り付けられる。
これらのシール部材は、プロセスカートリッジの用途や画像形成装置の内部空間の状況に合わせて多様な形状を有する。シール部材は、少なくとも一つのシール端面と、シール端面に対向する位置に設置された筺体内部の構成部品の壁との隙間を所定の幅(0.3〜0.5mm程度)以下の幅で貼り付けられる。貼り付けられた後、シール部材は、シール部材または所定の隙間を押し込む方向から別の構成部品でシール部材を圧縮することにより、シール部材全体が変形し隙間が小さくなることにより、トナー漏れを防止する構成をとる。
特開平08−030167
最近のカートリッジの高品質化・画像の繊細化に伴い、使用するトナーの粒径が従来に比べて小さくなっている。
そのため、前記トナー漏れ防止シール端面と筺体内部の構成部品の壁との隙間Sをより小さくすることが要求されてきている。従来の0.3〜0.5mm程度の隙間ではトナーの漏れを防止することができず、容器からのトナー漏れが発生してしまうためである。
一方、トナー漏れ防止シール端面と筺体内部の構成部品の壁との隙間Sがマイナスになる方向に貼り付けられると、両面テープが壁に乗り上げたり、しわになったり、両面テープ下に新たな隙間が発生するおそれがある。(シール端面と筺体内部の構成部品の壁との間に隙間が生じる方向をプラスとする。)もし、新たな隙間が発生すると、その隙間からトナー漏れが発生する。
このように、シール部材と筐体との間の隙間Sは出来るだけ小さいか若しくは無いことが望ましいものの、従来のように、シール部材の下面に粘着剤としての両面テープがついたシールの場合、隙間Sを常に安定して貼り付けることが困難であった。
本発明は、これらの課題に対する対策であり、シール性能の高いトナー封止シール構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る現像剤収容ユニットの代表的な構成は、画像形成装置に対して着脱自在に構成される筐体と、前記筐体の内部に現像剤を収容する現像剤収容部と、を有し、前記現像剤収容部のシールを行うシール部材は、長手方向に延設され前記現像剤収容部の間隙を封止する弾性体と、前記弾性体を前記筐体の取付座面に接着する接着層と、を有し、前記弾性体の長手方向の端部において前記接着層を配設しない非接着領域が形成され、前記弾性体の端部は、前記取付座面から垂直方向に立ち上がる立上面に対して圧縮された状態で取り付けられる現像剤収容ユニットにおいて、前記弾性体の長手方向に目印を設け、前記取付座面に基準線を設け、前記弾性体における長手方向端部から前記目印までの距離が、前記取付座面における前記立上面から前記基準線までの距離よりも長くなるように構成され、前記シール部材を前記取付座面に取り付ける際、前記目印と前記基準線とが一致するように前記弾性体が圧縮されることを特徴とする。
上述の構成とすることで、シール性能の高いトナー封止シール構成を提供することができる。
画像形成装置の概略構成を示す断面図。 ドラムユニットの断面を示す断面図。 ドラムユニットの外観を示す斜視図。 ドラムユニットの外観を示す側面図。 ドラムユニットの外観を示す下面図。 トナー封止シールをケーシングフレームに貼付けた状態を示す断面図。 第1実施形態のトナー封止シールをケーシングフレームに貼付けた状態を示す斜視図。 トナー封止シールをケーシングフレームの壁面に圧縮して貼付けた状態を示す側面図。 第2実施形態のトナー封止シールをケーシングフレームに貼付けた状態を示す斜視図。 第2実施形態のトナー封止シールの変形例を示す斜視図。 第2実施形態のトナー封止シールの一部に設けた凹部の拡大斜視図。
〔第1実施形態〕
図を用いて本発明の実施形態を説明する。
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の概略構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態においては、画像形成装置1として複写機を例示して説明する。
画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ11(画像形成部)を有する。各プロセスカートリッジ11は、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成する。図1において、4つのプロセスカートリッジ11はいずれも同じ構成であるため、イエロー(Y)色のプロセスカートリッジ11のみに符号を付した。また、以下の説明で、特に必要な場合以外は、色を示す符号(Y、M、C、K)を省略して説明する。
プロセスカートリッジ11はユニット化され、画像形成装置1本体に対して着脱自在に構成される。プロセスカートリッジ11は、電子写真感光体の感光体ドラム12(像担持体)を有する。感光体ドラム12の周囲には、それぞれ一次帯電器13、現像部14、ドラムクリーナ40が配置される。また全ての感光体ドラム12の下方には、ポリゴンミラー等を有しレーザー光を照射する露光装置10が配置される。
また、全てのプロセスカートリッジ11の上方には、全ての感光体ドラム12に当接するように、中間転写ベルト16(中間転写体)が配置される。中間転写ベルト16は複数のローラに張架され、中間転写ベルトユニット18を構成している。
以上の概略構成により、次のように画像形成を行う。
外部からイエローの画像信号が画像形成装置1に送られる。すると、一次帯電器13によって一様に帯電された感光体ドラム12に対して、前記画像信号に対応する静電潜像が形成される。前記静電潜像は、露光装置10内のポリゴンミラー等を介して照射されるレーザー光によって形成される。次に、前記静電潜像に対して、現像部14からイエローのトナーを供給する。これにより、イエローに対応する感光体ドラム12上にイエロートナー像が現像され、可視化される。
イエロートナー像が感光体ドラム12の回転に伴って、感光体ドラム12と中間転写ベルト16とが当接する一次転写部位に到達する。ここで、一次転写部材19には一次転写バイアスが印加されることにより、感光体ドラム12上のイエロートナー像が中間転写ベルト16に転写(一次転写)される。
中間転写ベルト16のイエロートナー像を担持した部位が、隣接する画像形成部(本実施形態ではマゼンタのプロセスカートリッジ)の感光体ドラム12上に移動する。すると、そのときまでに、前述のイエロートナー像の現像と同様な工程で、マゼンタトナー像がマゼンタに対応する感光体ドラム12上に形成されている。そこで、マゼンタトナー像が、イエロートナー像の上に重畳転写される。
同様に、中間転写ベルト16が移動するにつれて、各画像形成部の一次転写部位においてシアントナー像、ブラックトナー像が、前述したイエロートナー像及びマゼンタトナー像上に順次重畳転写される。
一方、記録材Pはカセット30に収納されている。記録材Pは、カセット30からピックアップローラ31により1枚ずつ送り出される。送り出された記録材Pは、レジストローラ28において、画像形成のタイミングとタイミングを合わされる。その後、記録材Pは中間転写ベルト16と二次転写ローラ17に挟持された二次転写部位に達する。ここで、二次転写ローラ17(二次転写部)に印加される二次転写バイアスにより、中間転写ベルト16上の4色のトナー像が記録材P上に一括して転写(二次転写)される。
4色のトナー像が転写された記録材Pは、搬送ガイドに案内されて、二次転写ローラ17の上方に配置された定着装置20(定着部)に搬送され、定着装置20内で熱および圧力を受ける。これによって、各色のトナーが溶融混色することで、記録材P上にフルカラーのトナー画像が定着される。
その後、トナー画像が定着された記録材Pは、搬送ガイドに案内されて、定着装置20の記録材搬送方向下流の複数箇所に設けられた排出ローラ25(排出部材)によって、排出トレイ23上に排出される。
記録材Pの一方の面に対して画像形成を行う片面モードの場合、前述のように、一方の面に画像が形成された記録材Pは、排出ローラ25によって排出トレイ23上に排出される。
一方、記録材Pの両方の面に対して画像形成を行う両面モードの場合、前述のように一方の面に画像が形成された記録材Pは、両面パスを通って表裏が反転されて、レジストローラ22まで搬送される。その後、表面記録と同様の画像形成プロセスで裏面記録が完了し、表裏面に画像が形成された記録材Pは、排出ローラ25によって排出トレイ23上に排出される。
なお、プロセスカートリッジ11及び中間転写ベルトユニット18は、その性質上、寿命が画像形成装置1に比較して短いため、本体寿命を全うするためには交換を必要とする。そこで、プロセスカートリッジ11及び中間転写ベルトユニット18の双方を自在に脱着可能とし、メンテナンス性を向上させている。
尚、感光体ドラム12の転写残トナーはドラムクリーナ40によって回収され、中間転写ベルト16の転写残トナーはベルトクリーナ21によって回収される。
(プロセスカートリッジ)
次に本実施形態のプロセスカートリッジ11について説明する。本実施形態のプロセスカートリッジ11は、いわゆるセパレートタイプのものを例示する。即ち、図1のブラックBkのプロセスカートリッジ11に示すように、プロセスカートリッジ11は、ドラムユニット11Aと現像ユニット11Bとの2つに別れたユニット(現像剤収容ユニット)を組み合わせて構成される。ここで、ドラムユニット11Aは感光体ドラム12と一次帯電器13とドラムクリーナ40とを有し、現像ユニット11Bは現像部14のみを有する。
なお、プロセスカートリッジは、セパレートタイプに限るものではない。例えば、現像部14(現像器)、感光体ドラム12、一次帯電器13、ドラムクリーナ40、転写残トナー容器等を一体化したプロセスカートリッジを用いてもよい。
次に、各ユニット構成について説明する。まず、現像ユニット11Bに用いる現像器の概略を説明した後、本発明の特徴部分を有するドラムユニット11Aの詳細構成について説明する。
カラー化に伴い現像器は一成分と二成分の現像方式があり、カラートナーにおいては、発色性の観点からトナーとキャリアが分離した2成分現像剤が広く利用される。一方、黒色の現像器においては、小型化省スペースの要求に対応する場合には1成分現像剤が用いられ、高速機においては2成分現像剤が用いられるように、用途によって使い分けられている。更に、市場におけるモノクロ画像とカラー画像の比率は、圧倒的にモノクロ画像が多い。従って、黒色の現像器の耐久性は、カラー現像器より長寿命であることが望ましい。
他方、カラー画像においてはより忠実な描画性能が要求され、写真画質レベルの画像形成装置の開発が行われている。従って、使用されるトナーは極力小粒径で、その形状は球体であり、トナー粒子の直径は均一であることが望ましい。更に、市場では、ランニングコストの低減のために掛かる定期交換部品の寿命を長くしてメンテナンス費用の抑制の要求も有る。
近年、現像器ではACR(オートキャリアリフレッシュ)手段の採用や、現像スリーブの小径化によって、現像剤の劣化を抑制して長寿命化を図り、概ねA4サイズ原稿の50万枚相当の印刷が可能なカラー現像器が提供されている。このため、現像ユニット11Bとしてもそのような現像器を用いることができる。
次に、本実施形態のプロセスカートリッジ11のドラムユニット11Aについて、図2乃至図5を用いて説明する。図2はドラムユニットの断面を示す断面図である。図3はドラムユニットの外観を示す斜視図であり、(a)が左上側面から観た図であり、(b)が右上側面から観た図である。図4はドラムユニットの外観を示す側面図である。図5はドラムユニットの外観を示す下面図である。図2乃至図5では、現像部14を有する現像ユニット11Bは省略する。現像部14は、現像ユニット11Bの内部の現像剤収容部に現像剤を収容し、この現像剤を感光体ドラム12へと供給する。
図2乃至図5に示すように、ドラムユニット11Aは、感光体ドラム12、一次帯電器13、ドラムクリーナ40を一体的にケーシングフレーム50(筐体)に組み付けて構成される。
感光体ドラム12は、一般的に直径Φ30mm程度のドラムが多く用いられる。ドラムクリーナ40は、板状のウレタンゴム材料で構成されるクリーニングブレード41を有する。クリーニングブレード41は、感光体ドラム12表面に付勢させることで感光体ドラム12表面の残留トナーを掻き取る。クリーニングブレード41で掻き落とされた転写残トナーは、トナー搬送スクリュー42のある現像剤収容部へと自重により落下し、トナー搬送スクリュー42によって現像剤回収部47へと搬送される。
クリーニングブレード41への加圧は、従来のモノクロ画像形成装置ではハウジングやケーシングに設けられた金属ステー等(不図示)にビス固定されるのが一般的であった。しかし、高耐久化のための方策として、クリーニングブレード41の加圧力を下げてPV値を低下させると、その分磨耗率が低下して寿命が延びるようになる。この方策を採ることにより、クリーニングブレード41の寿命は、A4原稿通紙で5万枚程度となる。このため、本実施形態のクリーニングブレード41として、安定したクリーニング性能を有する揺動方式のクリーニングブレードを採用した。
プロセスカートリッジ11のケーシングフレーム50は、ポリカーボネートとポリスチレンに雲母コンパウンドを20乃至30%程度用いた材質を用いた樹脂成型品である。ケーシングフレーム50には感光体ドラム12中心と合致する位置に貫通穴が設けられていて、ここに不図示のベアリングや、焼結軸受のような軸支部材が配備される。貫通穴にはドラムシャフト44が挿入され、感光体ドラム12を高精度で軸支して回転可能にしてある。更にドラムシャフト44は感光体ドラム12内部に設けられた接点によりドラム内面と接触され、電気的に導通し、アースに接続している。
図2に示すように、クリーニングブレード41は、クリーニングブレード保持板43に接着し一体化されている。クリーニングブレード保持板43は、鋼板(例えばジンコート鋼板)をプレス加工して形成したものである。
クリーニングブレード保持板43は、補強板45を有する。補強板45は、ケーシングフレーム50の内部側からビスによってケーシングフレーム50に締結される。補強板45は、クリーニングブレード41を加圧による撓みを防止する。クリーニングブレード保持板43の長手方向両端部は、ケーシングフレーム50に組み付けられるように曲げられる。この曲げ部に対向するケーシングフレーム50の面には揺動中心穴が設けられる。これにより、クリーニングブレード保持板43は、揺動可能に構成され、クリーニングブレード保持板43に組み付くクリーニングブレード41も揺動可能に構成される。
このように、ケーシングフレーム50に対して揺動可能に構成されたクリーニングブレード41は、感光体ドラム12と対向する側のケーシングフレーム50に配置される付勢部材46によって、感光体ドラム12に対して所望の圧力で付勢される。
また、クリーニングブレード保持板43とケーシングフレーム50との間はトナー封止シール60(シール部材)によりシールされる。これにより、クリーニングブレード41にて掻き落とされて現像剤回収部47内に回収された転写残トナーが、一次帯電器13等のドラムユニット11Aの他のプロセス手段がある部分に漏れないように構成される。次にトナー封止シール60について具体的に説明する。
(トナー封止シール)
第1実施形態のトナー封止シール60の説明を行う。図6はトナー封止シールをケーシングフレームに貼付けた状態を示す断面図である。図6は図2のトナー封止シール60の周辺部を拡大したものである。
図6に示すように、本実施形態のトナー封止シール60は、長手方向に延設される弾性体61の下に、多層構造の接着層を有する。接着層は、両面テープ62(第一両面接着層)、基材63(基材層)、両面テープ64(第二両面接着層)を有する。
弾性体61は、モルトプレーン等の部材で構成される。両面テープ62は、弾性体61と基材63に隣接し、弾性体61と同じ幅を有することで弾性体61と基材63とを接着固定する。基材63は、PETシール等の樹脂材で構成される。両面テープ64は、基材63に隣接し基材63と同じ幅を有する粘着剤であり、ケーシングフレーム50の取付座面54に対して基材63を接着固定する。
トナー封止シール60は、上述の構成により、揺動方式のクリーニングブレード41と一体的に構成されるクリーニングブレード保持板43とケーシングフレーム50との間に圧縮して貼り付けられる。これにより、クリーニングブレード保持板43とケーシングフレーム50の間において、クリーニングブレード41で掻き落とされた転写残トナーを現像剤回収部47の内部に封止する。
図7は第1実施形態のトナー封止シールをケーシングフレームに貼付けた状態を示す斜視図である。
第1実施形態では、図7に示すようにトナー封止シール60の長手方向端部は、ケーシングフレーム50の貼付け座面に対して垂直方向に立ち上った突当面51(立上面)に対して密着するように、突き当てられる。これにより、ケーシングフレーム50の突当面51とトナー封止シール60の端面との間が封止される。
図8はトナー封止シールをケーシングフレームの壁面に圧縮して貼付けた状態を示す側面図である。(a)は圧縮前の図、(b)は圧縮時の状態図、(c)は本件の変形例の圧縮前の図、(d)は本件の変形例の圧縮時の状態図である。
図8(a)に示すように、トナー封止シール60は、その一端部に両面テープ62及び両面テープ64を取り付けない非接着領域Aを意図的に設けている。すると、トナー封止シール60の端部が突当面51に対して圧縮されやすくなる。この状態でトナー封止シール60が圧縮されると、トナー封止シール60の弾性体61が、図8(b)に示すように弾性変形し(弾性変形部61A参照)、非接着領域Aの隙間を埋める。
このように、トナー封止シール60端部にて円滑に圧縮されることで、突当面51に乗り上げたり、しわになったり、トナー封止シール60下に隙間が発生することがない。したがって、トナー封止シール60は、クリーニングブレード保持板43とケーシングフレーム50との隙間を確実に封止し、トナー漏れが発生することを防止する。また、ケーシングフレーム50の突当面51とトナー封止シール60間の封止性を向上させることができる。
尚、本実施形態においては非接着領域Aには何も配設しなかったが、図8(c)に示すように、非接着領域Aにおいて、取付座面54に対して接着性がなく弾性変形するような介在物70をトナー封止シール60と一体的に有する構成としてもよい。この場合、トナー封止シール60が圧縮されると、トナー封止シール60の弾性体61及び介在物70が、図8(d)に示すように弾性変形し(弾性変形部61A、介在物70参照)、非接着領域Aの隙間を埋める。
また、組立量産性を考えた場合に、トナー封止シール60をケーシングフレーム50の突当面51に対して、安定して常に一定量以上を圧縮して貼り付ける必要がある。このため、次のような構成を有する。
即ち、図7に示すように、ケーシングフレーム50における取付座面54には、トナー封止シール60の圧縮量の目安となるケガキ線55(基準線)が形成される一方、弾性体61には凹部Eが形成される。
ここで、弾性体61における長手方向端部から目印となる凹部Eまでの距離は、ケーシングフレーム50の取付座面54における突当面51からケガキ線55までの距離よりも長くなるように構成される。
このため、弾性体61の凹部Eとケーシングフレーム50のケガキ線55との位置を一致させることで、弾性体61は所望の圧縮量だけ圧縮される。これにより、常に一定量以上を圧縮して貼り付けることが可能となり、貼付けバラツキを抑え、現像剤収容部とその他の部分との間隙を効果的にシールすることが可能となる。
尚、トナー封止シール60の一部に目印として凹部Eを設ける例を示したが、目印となれば、凹部E以外形状でもよく、他のいずれの方法でも構わない。
〔第2実施形態〕
第2実施形態を図を用いて説明する。前述と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。図9は第2実施形態のトナー封止シールをケーシングフレームに貼付けた状態を示す斜視図である。(a)に全体図、(b)にシール接合部Dの拡大図を示す。
図9(a)に示すように、第2実施形態のトナー封止シール65は、スラスト方向(長手方向)の略中央のシール接合部Dを境に2分割される。2分割されるトナー封止シール部66及びトナー封止シール部67は、それぞれ、ケーシングフレーム50の取付座54に対して垂直に立ち上った突当面51及び突当面52(立上面)に対して密着するように突き当てられる。これにより、ケーシングフレーム50の突当面51及び突当面52とトナー封止シール65間を封止し、トナー封止シール65の両端部のシールがなされる。
そして、前述の実施形態同様、トナー封止シール部66及びトナー封止シール部67のそれぞれの一端部に、両面テープ62及び両面テープ64を取り付けない非接着領域Aを意図的に設けている。すると、トナー封止シール65の端部が突当面51及び突当面52に対して円滑に圧縮されやすくなる。これにより、トナー封止シール部66及びトナー封止シール部67の非接着領域A側の端部を圧縮させて、突当面51及び突当面52に密着させることができる。これにより、ケーシングフレーム50の突当面51及び突当面52とトナー封止シール65間の封止性を向上させることができる。
また図9(a)に示すように、2分割されたシール接合部Dは各々が互いに組み合わさるようにL字形に形成されている。そして、トナー封止シール65は、前述の実施形態と同様、クリーニングブレード41とケーシングフレーム50間で圧縮して取り付けられる。このため、トナー封止シール部66及びトナー封止シール部67の各々のL字形のシール接合部Dも、図9(b)に示すように圧縮される。このように、シール接合部Dにおいて相対する2つのL字形の面同士が圧縮されて密着することで、シール接合部Dの封止性が保たれる。
また、トナー封止シール65は、2分割構成を採り、両端面を圧縮して取り付けること構成とすることで、トナー封止シール65の長手方向の寸法誤差を吸収することができる。また、L字形に形成することで、トナー封止シール65の長手方向及び短手方向のいずれにおいても、トナー封止シール65を確実に密着させることができる。
なお、本実施形態では、分割されたシール接合部DはL字形の例を示したが、これに限るものではなく、2分割されたトナー封止シール部66、67の相対面が圧縮された場合に、互いに十分圧縮される構成であればいずれの形状であっても構わない。図10は第2実施形態のトナー封止シールの変形例を示す斜視図である。(a)に圧縮前の状態、(b)に圧縮時の状態を示す。例えば、図10に示すように、互いに組み合わさるように斜めに切り欠かれた形状のシール接合部D1としてもよい。圧縮時には、図10(b)に示すように、シール接合部D1には隙間がなくなる。
前述のように、トナー封止シール65は圧縮されることで封止性を確保するものである。このため、トナー封止シール65の材質は、モルトプレーン等の弾性体である必要がある。
そして、前述の実施形態と同様、トナー封止シール65を突当面51、52に圧縮して取り付ける。このようにトナー封止シール65の端部が圧縮して取り付けられることで、突当面51及び突当面52に乗り上げたり、しわになったり、トナー封止シール65下に隙間が発生することがない。よって、トナー封止シール65は、クリーニングブレード保持板43とケーシングフレーム50との隙間を確実に封止し、トナー漏れが発生することを防止する。
また、本実施形態においても、トナー封止シール65をケーシングフレーム50の突当面51及び突当面52に対して、安定して常に一定量以上を圧縮して貼り付ける必要がある。図11は第2実施形態のトナー封止シールの一部に設けた凹部の拡大斜視図である。
図11に示すように、ケーシングフレーム50の取付座面54にはケガキ線55が形成され、トナー封止シール部66及びトナー封止シール部67には、それぞれ凹部Eが形成される。
このような構成により、図9に示すケーシングフレーム50のケガキ線55を目印として、トナー封止シール部66、67の凹部Eがそれぞれのケガキ線55に合致する位置まで、トナー封止シール部66を圧縮させる。圧縮させたことを確認したのち、トナー封止シール部66、67を取付座面54に貼り付けると、トナー封止シール65についても、一定量以上を圧縮したことが確実となる。
〔他の実施形態〕
前述の実施形態においては、トナーを有するドラムクリーナ40とトナーを有さない一次帯電器13との間を封止するシール構成を説明したが、これに限るものではなく、トナーを有する部分と、トナーを有さない部分とを封止する箇所であればよい。例えば、現像部14とその隣接する部分のシール構成としてもよい。
前述の実施形態においては、トナー封止シールによってシールされる現像剤収容部を、ドラムユニット11A内の現像剤回収部47としたが、これに限るものではない。現像ユニット11B内の現像容器を現像剤収容部として、前記現像容器がトナー封止シールによってシールされる構成としてもよい。
A…非接着領域
E…凹部
1…画像形成装置
11…プロセスカートリッジ
11A…ドラムユニット
11B…現像ユニット
14…現像部
47…現像剤回収部
50…ケーシングフレーム
51…突当面
52…突当面
54…取付座面
55…ケガキ線
60…トナー封止シール
61…弾性体
62…両面テープ
63…基材
64…両面テープ
65…トナー封止シール
66…トナー封止シール部
67…トナー封止シール部

Claims (4)

  1. 画像形成装置に対して着脱自在に構成される筐体と、
    前記筐体の内部に現像剤を収容する現像剤収容部と、
    を有
    前記現像剤収容部のシールを行うシール部材は、
    長手方向に延設され前記現像剤収容部の間隙を封止する弾性体と、
    前記弾性体を前記筐体の取付座面に接着する接着層と、
    を有し、
    前記弾性体の長手方向の端部において前記接着層を配設しない非接着領域が形成され、
    前記弾性体の端部は、前記取付座面から垂直方向に立ち上がる立上面に対して圧縮された状態で取り付けられる現像剤収容ユニットにおいて
    前記弾性体の長手方向に目印を設け
    前記取付座面に基準線を設け
    前記弾性体における長手方向端部から前記目印までの距離が、前記取付座面における前記立上面から前記基準線までの距離よりも長くなるように構成され
    前記シール部材を前記取付座面に取り付ける際、前記目印と前記基準線とが一致するように前記弾性体が圧縮されることを特徴とする現像剤収容ユニット。
  2. 前記シール部材の前記接着層は、多層構造であり、
    前記弾性体に隣接する第一両面接着層と、
    前記第一両面接着層に隣接し樹脂材によって構成される基材層と、
    前記基材層に隣接し前記取付座面に接着される第二両面接着層と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容ユニット。
  3. 前記非接着領域は、前記接着層と前記立上面との間に介在物を配設することによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容ユニット。
  4. 像担持体と、
    現像剤を収容する現像剤収容部と、
    を有し、
    前記像担持体に対して現像剤を供給する現像部又は前記像担持体から現像剤を回収する現像剤回収部を有するプロセスカートリッジであって、
    前記現像剤収容部は、請求項1乃至請求項のいずれか1項の現像剤収容部であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
JP2012099852A 2012-04-25 2012-04-25 現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ Expired - Fee Related JP5955078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099852A JP5955078B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012099852A JP5955078B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013228519A JP2013228519A (ja) 2013-11-07
JP5955078B2 true JP5955078B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=49676218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012099852A Expired - Fee Related JP5955078B2 (ja) 2012-04-25 2012-04-25 現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5955078B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002407A (ja) * 2016-08-23 2017-01-05 Jx金属株式会社 導電性及び応力緩和特性に優れる銅合金板

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3441980B2 (ja) * 1998-08-31 2003-09-02 キヤノン株式会社 現像装置
JP2000162866A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Canon Inc 粘着シート付柔軟性部材及び柔軟性部材の貼り付け方法
JP2001356598A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Canon Inc シール材及び現像剤収納容器及び現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2004037490A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Canon Inc エンドレスベルト、その製造方法及びそれを用いた画像形成装置
JP2004037638A (ja) * 2002-07-01 2004-02-05 Canon Inc クリーニング装置,プロセスカートリッジ,および画像形成装置
JP2004053629A (ja) * 2002-07-16 2004-02-19 Fuji Xerox Co Ltd エンドレスベルトおよびそれを用いた画像形成装置
JP5709407B2 (ja) * 2010-06-10 2015-04-30 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013228519A (ja) 2013-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101590669B1 (ko) 전자 사진 화상 형성 장치 및 프로세스 카트리지
US20160170370A1 (en) Cleaning unit, process cartridge and image forming apparatus
JP5984502B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
US9014593B2 (en) Sealing assembly, developing device, process unit, and image forming apparatus incorporating same
JP4538026B2 (ja) 帯電装置、画像形成ユニット及び画像形成装置
JP5495933B2 (ja) 現像剤収容装置、現像装置及び現像剤補給装置
US11221569B2 (en) Development cartridge having sealing member
JP5955078B2 (ja) 現像剤収容ユニット及びプロセスカートリッジ
JP4780163B2 (ja) イメージングユニット及び画像形成装置
JP6066639B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP5651144B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006343562A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP4120689B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP2006317718A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006330302A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2022048938A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP5376349B2 (ja) 画像形成装置
US8781356B2 (en) Image forming apparatus and vibration reducing member
JP5028205B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6478729B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8185012B2 (en) Developer storage container and image forming apparatus provided therewith
JP2005308907A (ja) 現像装置と該現像装置を有する画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5955078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees