JP5954149B2 - 端末及びバンドサーチ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、端末及びバンドサーチ方法に関する。
無線通信システムでは、当該無線通信システムに割り当てられたシステム周波数帯域に複数の周波数候補が設けられる。そして、無線通信システムにおける基地局及び端末は、その複数の周波数候補の1つ又は複数を用いて通信を行う。
例えば電源投入時等には、端末は、自身が存在しているエリアの基地局及び当該基地局の周辺基地局を特定していない。このため、まず、端末は、複数の周波数候補の中から品質の良い周波数を検出する。すなわち、端末は、有効周波数を検出する処理を行う。この処理は、「バンドサーチ」と呼ばれることがある。
次に、端末は、有効周波数において、基地局から送信されている同期信号を用いて、セルIDを特定する。この処理は、「セルサーチ」と呼ばれることがある。
例えば、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution)に対応する無線通信システムにおいても、バンドサーチ及びセルサーチが行われる。3GPP LTEでは、同期信号として、第1同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal)及び第2同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signal)が用意されている。そして、バンドサーチでは、PSSが用いられ、セルサーチでは、PSS及びSSSの両方が用いられる。
3GPP LTEの時間分割多重(TDD)システムにおけるバンドサーチについて説明すると、まず、複数の周波数候補のうちの1つの周波数が設定される。そして、その設定周波数において、PSSの検出処理が行われる。すなわち、端末は、5ms周期で配置されたPSSパターンの時間方向のレプリカと、無線受信信号との相関を取ることで、PSSの検出を行っている。具体的には、第1に、1.92MHzのサンプルタイミングで128サンプル分の時間長を持つPSSレプリカと或るタイミングの受信信号との相関を取り相関値を求める。PSSは3種類在るので、各PSSについて同様の処理が行われる。そして、受信信号のタイミングを1サンプル分の時間長だけずらして、同様に相関値が算出される。この相関値算出処理は、受信信号のタイミングが5ms分ずれるまで繰り返し行われる。第2に、相関結果が加算され、平均値が求められる。これらの第1及び第2の処理は、複数の周波数候補の中から設定周波数が順次変更されて、繰り返し行われる。
そして、相関値の平均値が大きい方から所定個の周波数候補が選択され、当該選択された周波数候補に対してセルサーチ処理が行われて、セルIDが特定される。こうして、キャンプオン対象の基地局が決定される。
特開2011−234220号公報 特表2006−512825号公報
しかしながら、従来のバンドサーチ処理は処理量が多く、所要時間が長くなってしまう。例えば、3GPP LTEのTDDシステムのシステム周波数帯域であるBAND40では、0.1MHz単位で1000の周波数候補に対するバンドサーチ処理が行われる。1つの周波数候補に対する相関値算出処理には、40msから50msの時間を要するので、システム周波数帯域全体に対しては40s程度の時間が必要となる。
このため、ユーザは基地局に接続するまでの時間が長いと感じてしまい、ユーザの利便性が低下してしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、バンドサーチの所要時間を短くでき、ユーザの利便性を向上させることができる、端末及びバンドサーチ方法を提供することを目的とする。
開示の態様では、複数の周波数のうちで設定周波数を順次切り替え、各設定周波数において、異なるタイミングで複数の受信電力値を検出し、前記検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定し、複数のパターン候補と、前記特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定し、前記推定された受信電力値に基づいて、前記複数の周波数の中からセルサーチ処理の対象周波数を選択する。
開示の態様によれば、バンドサーチの所要時間を短くでき、ユーザの利便性を向上できる。
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。 図3は、3GPP LTEのTDDシステムにおいて用いられる、複数の多重パターン候補を示す図である。 図4は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。 図5は、実施例1の端末の処理動作の説明に供するフローチャートである。 図6は、パターン特定処理、及び、ダウンリンク期間の受信電力推定処理の詳細を示すフローチャートである。 図7は、複数の電力パターン候補の一例を示す図である。 図8は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図9は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図10は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図11は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図12は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図13は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図14は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。 図15は、基地局のハードウェア構成を示す図である。 図16は、端末のハードウェア構成を示す図である。
以下に、本願の開示する端末及びバンドサーチ方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する端末及びバンドサーチ方法が限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
[通信システムの概要]
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1において、通信システム1は、基地局10−1,2と、端末50とを有する。ここでは、説明を簡単にするために、2つの基地局10及び1つの端末50のみが示されている。
通信システム1は、複数の周波数帯域を含むシステム帯域を有している。
基地局10は、通信システム1が有する複数の周波数帯域のうちの少なくとも1つを用いて、無線信号の送受信を行う。また、基地局10は、複数の「時分割多重パターン候補」のうちの1つを用いて、無線信号の送受信を行う。以下では、時分割多重パターン候補は、単に「多重パターン候補」と呼ばれることがある。ここで、各多重パターン候補は、少なくとも1つのダウンリンク区間と少なくとも1つのアップリンク区間とを有する。そして、複数の多重パターン候補は、互いに、ダウンリンク区間及びアップリンク区間の配置パターンが異なっている。すなわち、基地局10は、複数の多重パターン候補の中から1つの時分割多重パターンを選択し、選択された時分割多重パターンのダウンリンク区間で信号を送信する。
一方、端末50は、例えば、電源がオンされた時には、周辺に位置する基地局10を特定できていない。そこで、端末50は、まず、バンドサーチ処理を実行し、その後に、セルサーチ処理を実行する。
具体的には、端末50は、複数の周波数帯域のうちで設定周波数帯域を順次切り替え、各設定周波数帯域において、異なるタイミングで複数の受信電力値を検出する。そして、端末50は、検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定する。そして、端末50は、複数の「電力パターン候補」と、特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数帯域におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定する。そして、端末50は、推定された受信電力値に基づいて、複数の周波数帯域の中から、セルサーチ処理の対象周波数を選択する。
こうして、通信システム1では、電力パターン候補と受信電力のパターンとに基づいてバンドサーチ処理を実行するので、バンドサーチ処理の処理量を低減することができる。この結果、バンドサーチの所要時間を短くでき、ユーザの利便性を向上できる。
なお、以下では、時分割多重が適用される通信システム1の一例として、3GPP LTEのTDDシステムを例にとって説明する。
[基地局の構成]
図2は、実施例1の基地局の一例を示すブロック図である。図2において、基地局10は、スケジューラ11と、送信処理部12と、無線送信部13と、無線受信部14と、受信処理部15とを有する。
スケジューラ11は、通信中の端末50に対して、上り回線リソース及び下り回線リソースを割り当てる。上り回線リソースは、上記したアップリンク区間内に割り当てられ、下り回線リソースは、上記したダウンリンク区間内に割り当てられる。そして、スケジューラ11は、通信中の端末50に対して割り当てられた上り回線リソースに関する情報を受信処理部15へ出力する。また、スケジューラ11は、通信中の端末50に対して割り当てられた下り回線リソースに関する情報を送信処理部12へ出力する。
ここで、スケジューラ11は、複数の多重パターン候補のうちの1つを用いる。各時分割多重パターンは、2M(Mは5以上の自然数)個のサブフレームを有している。ここでは、3GPP LTEのTDDシステムを例として扱っているので、Mは5である。
図3は、3GPP LTEのTDDシステムにおいて用いられる、複数の多重パターン候補を示す図である。図3に示すように、3GPP LTEのTDDシステムでは、識別番号0から6の7つの多重パターン候補(つまり、Uplink-Downlink Configuration)が用意されている。具体的には、7つの多重パターン候補は、サブフレーム0及びサブフレーム5がダウンリンク区間となっている。また、7つの多重パターン候補は、サブフレーム2がアップリンク区間となっている。そして、各多重パターン候補では、ダウンリンク区間のサブフレームとアップリンク区間のサブフレームとの間のサブフレームがスペシャルサブフレームであるというルールの下で、サブフレーム単位でダウンリンク区間又はアップリンク区間が割り当てられる。なお、識別番号0−2,6の多重パターン候補では、前半の5フレームと後半の5フレームとが同じパターンである。すなわち、識別番号0−2,6の多重パターン候補の基本周期は、5サブフレーム(つまり、5ms)であるのに対して、識別番号3−5の多重パターン候補の基本周期は、1フレーム(つまり、10ms)である。ここで、スペシャルサブフレームとは、ダウンリンクからアップリンクに切り替わるサブフレームである。すなわち、スペシャルサブフレームは、ダウンリンク区間、ギャップ区間、及びアップリンク区間を、その順番で有している。
図2に戻り、送信処理部12は、スケジューラ11から受け取った、下り回線リソースに関する情報に対応するリソースに送信データをマッピングして、通信中の端末50宛ての送信信号を形成する。形成された送信信号は、無線送信部13及びアンテナを介して送信される。
無線送信部13は、送信処理部12から受け取る送信信号に所定の無線送信処理、つまり、デジタルアナログ変換、アップコンバート等を施して、アンテナを介して送信する。
無線受信部14は、アンテナを介して受信した信号に対して所定の無線受信処理、つまり、ダウンコンバート、アナログデジタル変換等を施して、受信処理部15へ出力する。
受信処理部15は、無線受信部14から受け取る受信信号から、スケジューラ11から受け取った上り回線リソースに関する情報に対応するリソースのデータを抽出し、受信データとして出力する。
[端末の構成]
図4は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。図4において、端末50は、切り替え部51と、無線受信部52と、検出部53と、特定部54と、バンドサーチ部55と、セルサーチ部56とを有する。
切り替え部51は、バンドサーチ部55からの指示信号に基づいて、複数の周波数帯域のうちで、無線受信部52に設定する設定周波数帯域を順次切り替える。
無線受信部52は、切り替え部51によって設定された設定周波数帯域で信号を受信し、受信信号を検出部53へ出力する。
検出部53は、無線受信部52から受け取る受信信号に基づいて、異なるタイミングで複数の受信電力値を検出する。この検出処理は、各設定周波数帯域において行われる。具体的には、検出部53は、所定のサンプリング周波数で受信信号をサンプリングし、各サンプル信号の電力値を検出する。
特定部54は、検出部53で検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定する。この特定処理は、各設定周波数帯域において行われる。また、閾値としては、各設定周波数帯域において検出部53で検出された複数の受信電力値のうちで値の大きい方から所定数の受信電力値の平均値に対して、0より大きく1未満の閾値係数を乗算した結果が用いられる。
具体的には、特定部54は、検出部53で検出された複数の受信電力値と閾値との大小に応じて、受信電力のパターンを特定する。すなわち、特定部54は、検出部53で検出された受信電力値が連続して閾値以下である区間、及び、連続して閾値より大きい区間を特定して、受信電力のパターンを特定する。
詳細には、特定部54は、検出部53で検出された受信電力値が連続して閾値以下であるサンプル信号の個数をカウントする。また、特定部54は、検出部53で検出された受信電力値が連続して閾値より大きいサンプル信号の個数をカウントする。そして、カウントの順番と、カウントされた個数と、サンプリング周波数とに基づいて、各区間が特定される。
バンドサーチ部55は、複数の電力パターン候補と、特定部54で特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数帯域におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定する。
具体的には、複数の電力パターン候補は、M個のサブフレームを有している。Mは、5以上の自然数である。ここでは、3GPP LTEのTDDシステムを例として扱っているので、Mは5である。
また、複数の電力パターン候補には、第1種パターンと、第2種パターンと、第3種パターンと、第4種パターンとが含まれている。
第1種パターンは、第1区間と、第2区間と、第3区間とを有する。第1区間は、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値よりも大きく且つ1/2サブフレームに対応する長さを有する。第2区間は、第1区間に続き、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値以下であり且つ(N+1/2)サブフレームに対応する長さを有する。第3区間は、第2区間に続き、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値よりも大きく且つ第1区間及び前記第2区間以外の区間である。Nは、M−2以下の自然数である。
また、第2種パターンは、第4区間と、第5区間とを有する。第4区間は、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値よりも大きく且つ1サブフレームから(M−2)サブフレームの間に対応する長さを有する。第5区間は、第4区間に続き、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値以下であり且つ第4区間以外の区間である。
また、第3種パターンは、第6区間と、第7区間とを有する。第6区間は、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値よりも大きく且つ(M−1/2)サブフレームに対応する長さを有する。第7区間は、第6区間に続き、検出部53で検出された複数の受信電力値が連続して閾値以下であり且つ1/2サブフレームに対応する長さを有する。
また、第4種パターンは、上記した第1種パターン、第2種パターン及び第3種パターン以外の、複数の電力パターン候補である。
そして、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第1種パターンである場合、第3区間における複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする。
また、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第2種パターンである場合、第5区間における複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする。
また、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第3種パターンである場合、第6区間における複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする。
また、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第4種パターンである場合、「切り替わりポイント」を挟む前区間及び後区間のいずれかにおける、複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする。切り替わりポイントとは、受信電力値が連続して閾値よりも大きい区間から、連続して閾値以下である区間へ切り替わるポイントである。
そして、バンドサーチ部55は、推定された受信電力値に基づいて、複数の周波数帯域の中から、セルサーチ処理の対象周波数を選択する。
具体的には、バンドサーチ部55は、推定された複数の受信電力値の中で値が大きい方から所定個に対応する設定周波数帯域を、セルサーチ処理の対象周波数として選択する。
セルサーチ部56は、選択された対象周波数において、セルサーチ処理を実行する。
[端末の動作]
以上の構成を有する端末50の処理動作について説明する。図5は、実施例1の端末の処理動作の説明に供するフローチャートである。
端末50において切り替え部51は、バンドサーチ部55からの指示信号に基づいて、複数の周波数帯域のうちの1つを無線受信部52に設定する(ステップS101)。
特定部54は、検出部53で検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定する(ステップS102)。
バンドサーチ部55は、複数の電力パターン候補と、特定部54で特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数帯域におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定する(ステップS103)。
バンドサーチ部55は、全周波数を設定したか否かを判定する(ステップS104)。まだ周波数が残っている場合(ステップS104否定)、処理はステップS101に戻り、未だ設定されていない周波数帯域が設定される。
全周波数が設定されている場合(ステップS104肯定)、バンドサーチ部55は、推定された受信電力値に基づいて、複数の周波数帯域の中から、セルサーチ処理の対象周波数を選択する(ステップS105)。
セルサーチ部56は、選択された対象周波数において、セルサーチ処理を実行する(ステップS106)。
セルサーチ部56は、セルサーチ処理の結果に基づいて、キャンプオンの対象セルを決定する(ステップS107)。
図6は、パターン特定処理、及び、ダウンリンク期間の受信電力推定処理の詳細を示すフローチャートである。
端末50においてバンドサーチ部55は、検出部53で検出された受信レベルが所定値以下であり且つスタートから10msを経過した場合(ステップS201否定、ステップS202肯定)、受信電力値を推定する(ステップS211)。ここでは、推定受信電力値は、ゼロとされる。なお、検出部53で検出された受信レベルが所定値以下であり且つスタートから10msを経過していない場合(ステップS201否定、ステップS202否定)、処理はステップS201へ戻る。
検出部53で検出された受信レベルが所定値を超えると(ステップS201肯定)、検出部53は、無線受信部52から受け取る受信信号に基づいて、異なるタイミングで複数の受信電力値を測定する(ステップS203)。具体的には、検出部53は、100μs毎に受信信号をサンプリングし、サンプル信号の電力値を測定する。すなわち、電力パターン候補が5msの長さを有しているので、これに合わせて、5ms分である50個のサンプル信号の電力値が測定される。
特定部54は、各設定周波数帯域において検出部53で検出された複数の受信電力値のうちで値の大きい方から所定数の受信電力値の平均値に対して、0より大きく1未満の閾値係数を乗算して、閾値を算出する(ステップS204)。
特定部54は、検出部53で検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定する(ステップS205)。
続いて、バンドサーチ部55は、複数の電力パターン候補と、特定部54で特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数帯域におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定する(ステップS206−S209、ステップS211)。
図7は、複数の電力パターン候補の一例を示す図である。図7には、3GPP LTEのTDDシステムの場合の、複数の電力パターン候補が示されている。図7には、識別番号が1から13の電力パターン候補が示されている。各電力パターン候補は、横軸が時間であり、縦軸は電力である。また、各電力パターン候補は、5サブフレームに対応する時間長を有している。なお、図7において、左の列に示される電力パターン候補は、ダウンリンク区間の電力がアップリンク区間の電力に比べて遙かに大きい場合のものである。一方、右の列に示される電力パターン候補は、アップリンク区間の電力がダウンリンク区間の電力に比べて遙かに大きい場合のものである。
識別番号1−3の電力パターン候補は、第1種パターンに分類される。
例えば、識別番号1の電力パターン候補は、スペシャルサブフレームに対応する区間、アップリンクサブフレームに対応する区間、ダウンリンクサブフレームに対応する区間を、その順番で含んでいる。すなわち、0から9個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下であり、且つ、30個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号1の電力パターン候補であると判定される。
また、0から9個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、20から29個が連続して閾値以下であり、且つ、20個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号2の電力パターン候補であると判定される。
また、0から9個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、30から39個が連続して閾値以下であり、且つ、10個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号3の電力パターン候補であると判定される。
また、識別番号7,10,12の電力パターン候補は、第2種パターンに分類される。この第2種パターンは、アップリンク区間の電力がダウンリンク区間の電力に比べて遙かに大きい場合にのみ現れる。例えば、識別番号7の電力パターン候補は、アップリンクサブフレームに対応する区間、ダウンリンクサブフレームに対応する区間を、その順番で含んでいる。すなわち、10個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、40個が連続して閾値以下である場合、パターン番号7の電力パターン候補であると判定される。
また、20個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、30個が連続して閾値以下である場合、パターン番号10の電力パターン候補であると判定される。
また、30個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、20個が連続して閾値以下である場合、パターン番号12の電力パターン候補であると判定される。
また、識別番号13の電力パターン候補は、第3種パターンに分類される。この第3種パターンは、ダウンリンク区間の電力とアップリンク区間の電力とが同程度である場合に現れる。40から49個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、0から9個が連続して閾値以下である場合、パターン番号13の電力パターン候補であると判定される。
また、識別番号4−6,8,9,11の電力パターン候補は、第4種パターンに分類される。識別番号4−6,8,9,11の電力パターン候補は、ダウンリンク区間の電力がアップリンク区間の電力に比べて遙かに大きい場合、及び、逆の場合の両方に現れる。例えば、10から19個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下であり、且つ、20個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号4の電力パターン候補であると判定される。又は、10個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下であり、且つ、20から29個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号4の電力パターン候補であると判定される。
また、10から19個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、20から29個が連続して閾値以下であり、且つ、10個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号5の電力パターン候補であると判定される。又は、10個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、20から29個が連続して閾値以下であり、且つ、10から19個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号5の電力パターン候補であると判定される。
また、10から19個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、30から39個が連続して閾値以下である場合、パターン番号6の電力パターン候補であると判定される。又は、10個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、30から39個が連続して閾値以下であり、且つ、0から9個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号6の電力パターン候補であると判定される。
また、20から29個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下であり、且つ、10個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号8の電力パターン候補であると判定される。又は、20個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下であり、且つ、10から19個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号8の電力パターン候補であると判定される。
また、20から29個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、20から29個が連続して閾値以下である場合、パターン番号9の電力パターン候補であると判定される。又は、20個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、20から29個が連続して閾値以下であり、且つ、0から9個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号9の電力パターン候補であると判定される。
また、30から39個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下である場合、パターン番号11の電力パターン候補であると判定される。又は、30個のサンプル信号の検出受信電力値が連続して閾値よりも大きく、10から19個が連続して閾値以下であり、且つ、0から9個が連続して閾値よりも大きい場合、パターン番号11の電力パターン候補であると判定される。
図6に戻り、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第1種パターンであるか否かを判定する(ステップS206)。
特定された受信電力のパターンが第1種パターンである場合(ステップS206肯定)、バンドサーチ部55は、第3区間における複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする(ステップS211)。第1種パターンにおいて、第3区間は、ダウンリンクサブフレームに対応するためである。
特定された受信電力のパターンが第1種パターンでない場合(ステップS206否定)、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第2種パターンであるか否かを判定する(ステップS207)。
特定された受信電力のパターンが第2種パターンである場合(ステップS207肯定)、バンドサーチ部55は、第5区間における複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする(ステップS211)。第2種パターンにおいて、第5区間は、ダウンリンクサブフレームに対応するためである。
特定された受信電力のパターンが第2種パターンでない場合(ステップS207否定)、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第3種パターンであるか否かを判定する(ステップS208)。
特定された受信電力のパターンが第3種パターンである場合(ステップS208肯定)、バンドサーチ部55は、第6区間における複数の受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする(ステップS211)。第3種パターンは、ダウンリンク区間の受信電力とアップリンク区間の受信電力とに差がないためである。
特定された受信電力のパターンが第3種パターンでない場合(ステップS208否定)、バンドサーチ部55は、特定された受信電力のパターンが第4種パターンであるか否かを判定する(ステップS209)。
特定された受信電力のパターンが第4種パターンである場合(ステップS209肯定)、バンドサーチ部55は、切り替わりポイントを挟む前区間及び後区間のいずれかにおける受信電力値の平均値を、ダウンリンク期間の受信電力値とする(ステップS211)。
その切り替わりポイントを挟む前区間及び後区間は、図7では点線の枠で囲まれた部分である。すなわち、切り替わりポイントの前の1/2サブフレームに対応する区間と、後の1/2サブフレームに対応する区間が、その切り替わりポイントを挟む前区間及び後区間である。これは、切り替わりポイントを挟む前区間及び後区間のいずれかが必ずダウンリンク区間に対応するためである。
特定された受信電力のパターンが第4種パターンでない場合(ステップS209否定)、特定部54は、閾値を変更する(ステップS210)。具体的には、特定部54は、前回よりも閾値を小さく調整する。そして、処理はステップS205へ戻り、調整された閾値を用いて、受信電力のパターンが特定される。
なお、閾値の調整を所定回数繰り返しても、特定された受信電力パターンが電力パターン候補のいずれの種別にも当てはまらない場合には、その受信電力パターンに対応する設定周波数帯域を、セルサーチ処理の対象周波数帯域に含めるようにしてもよい。
ここで、電力パターン候補の求め方について説明する。図8−14は、電力パターン候補の求め方の説明に供する図である。図8−14は、それぞれ多重パターン候補0−6にそれぞれ対応している。
任意の多重パターン候補に対して、5サブフレーム(つまり、5ms)の長さの測定区間を順次移動させ、各移動ポイントにおける測定区間内の受信電力パターンを算出する。この受信電力パターンは、ダウンリンク区間の電力がアップリンク区間の電力に比べて遙かに大きい場合、及び、逆の場合の両方について算出される。なお、図8−14では、一部の測定区間における受信電力パターンは、記載が省略されている。これは、受信電力の測定が開始される条件を、所定値を超えることとした場合、省略された受信電力パターンが得られることがないためである。また、図8−14において、X−(Y)は、多重パターンXの測定区間(Y)における受信電力パターンであることを示している。
そして、得られた受信電力パターンを分類することにより、図7に示した13個の電力パターン候補が得られる。
以上のように本実施例によれば、端末50においてバンドサーチ部55が、複数の電力パターン候補と、特定部54で特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定する。そして、バンドサーチ部55は、推定された受信電力値に基づいて、複数の周波数帯域の中から、セルサーチ処理の対象周波数を選択する。
こうすることで、ダウンリンク期間の受信電力値を少ない処理量で推定することができ、この推定された受信電力値を用いてセルサーチ処理の対象周波数を選択することにより、バンドサーチ処理の処理量を低減することができる。
また、特定部54は、検出部53で検出された複数の受信電力値と閾値との大小に応じて、受信電力のパターンを特定する。
こうすることで、閾値判定という単純な処理によって受信電力のパターンを特定することができ、結果として、バンドサーチ処理の処理量を低減することができる。
また、特定部54は、検出部53で検出された複数の受信電力値のうちで値の大きい方から所定数の受信電力値の平均値に対して、0より大きく1未満の閾値係数を乗算した結果を、閾値とする。
こうすることで、検出部53で検出された複数の受信電力値を大きいグループと小さいグループとに分配可能な閾値を算出することができる。
[他の実施例]
[1]実施例1では、3GPP LTEのTDDシステムを例にとり説明を行ったが、これに限定されるものではない。すなわち、実施例1は時分割多重が導入されたシステムであれば適用可能である。
[2]実施例1の基地局10及び端末50は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。
図15は、基地局のハードウェア構成を示す図である。図15に示すように、基地局10は、ハードウェアの構成要素として、CPU(Central Processing Unit)10aと、メモリ10bと、RF(Radio Frequency)回路10cと、ネットワークIF(Inter Face)10dとを有する。RF回路10cは、アンテナを有する。メモリ10bは、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリにより構成される。スケジューラ11と、送信処理部12と、受信処理部15とは、例えばCPU10a等の集積回路により実現される。無線送信部13と、無線受信部14とは、RF回路10cにより実現される。
図16は、端末のハードウェア構成を示す図である。図16に示すように、端末50は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)50aと、メモリ50bと、アンテナを有するRF回路50cと、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置50dとを有する。メモリ50bは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。無線受信部52は、RF回路50cにより実現される。また、切り替え部51と、検出部53と、特定部54と、バンドサーチ部55と、セルサーチ部56とは、例えばCPU50a等の集積回路により実現されてもよい。また、切り替え部51と、検出部53と、特定部54と、バンドサーチ部55と、セルサーチ部56とは、ベースバンドCPU及びアプリケーションCPU等の複数のCPUに分けられて実装されてもよい。また、端末50が携帯電話機である場合、マイクロフォン及びスピーカに接続される音声入出力部、並びに、操作キーなどの入力部等が実装されてもよい。
[3]実施例1で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。すなわち、スケジューラ11と、送信処理部12と、受信処理部15とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ10bに記録され、各プログラムがCPU10aに読み出されてプロセスとして機能してもよい。また、切り替え部51と、検出部53と、特定部54と、バンドサーチ部55と、セルサーチ部56とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ50bに記録され、各プログラムがCPU50aに読み出されてプロセスとして機能してもよい。
1 通信システム
10 基地局
11 スケジューラ
12 送信処理部
13 無線送信部
14,52 無線受信部
15 受信処理部
50 端末
51 切り替え部
53 検出部
54 特定部
55 バンドサーチ部
56 セルサーチ部

Claims (8)

  1. 対象周波数に対してセルサーチ処理を行う端末であって、
    複数の周波数のうちで順次切り替えられた各設定周波数において、異なるタイミングで複数の受信電力値を検出する検出部と、
    前記検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定する特定部と、
    複数のパターン候補と、前記特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定し、前記推定された受信電力値に基づいて、前記複数の周波数の中から前記対象周波数を選択するバンドサーチ部と、
    を具備することを特徴とする端末。
  2. 前記特定部は、前記検出された複数の受信電力値と閾値との大小に応じて、前記受信電力のパターンを特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 各パターン候補は、M個のサブフレームを有し、
    前記複数のパターン候補には、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値よりも大きく且つ1/2サブフレームに対応する長さを有する第1区間と、前記第1区間に続き、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値以下であり且つ(N+1/2)サブフレームに対応する長さを有する第2区間と、前記第2区間に続き、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値よりも大きく且つ前記第1区間及び前記第2区間以外の区間である第3区間とを有する第1種パターンが含まれ、
    前記バンドサーチ部は、前記特定された受信電力のパターンが前記第1種パターンである場合、前記第3区間における、前記検出された複数の受信電力値の平均値を、前記ダウンリンク期間の受信電力値とする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の端末。
    ただし、Mは、5以上の自然数であり、Nは、M−2以下の自然数である。
  4. 前記複数のパターン候補には、前記第1種パターンの他に、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値よりも大きく且つ1サブフレームから(M−2)サブフレームの間に対応する長さを有する第4区間と、前記第4区間に続き、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値以下であり且つ前記第4区間以外の区間である第5区間とを有する第2種パターンが含まれ、
    前記バンドサーチ部は、前記特定された受信電力のパターンが前記第2種パターンである場合、前記第5区間における、前記検出された複数の受信電力値の平均値を、前記ダウンリンク期間の受信電力値とする、
    ことを特徴とする請求項3に記載の端末。
  5. 前記複数のパターン候補には、前記第1種パターン及び前記第2種パターンの他に、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値よりも大きく且つ(M−1/2)サブフレームに対応する長さを有する第6区間と、前記第6区間に続き、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値以下であり且つ1/2サブフレームに対応する長さを有する第7区間とを有する第3種パターンが含まれ、
    前記バンドサーチ部は、前記特定された受信電力のパターンが前記第3種パターンである場合、前記第6区間における、前記検出された複数の受信電力値の平均値を、前記ダウンリンク期間の受信電力値とする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の端末。
  6. 前記バンドサーチ部は、前記特定された受信電力のパターンが、前記第1種パターン、前記第2種パターン及び前記第3種パターン以外の前記複数のパターン候補と一致する場合、前記検出された複数の受信電力値が連続して前記閾値よりも大きい区間から、連続して前記閾値以下である区間への切り替わりポイントを挟む前区間及び後区間のいずれかにおける、前記検出された複数の受信電力値の平均値を、前記ダウンリンク期間の受信電力値とする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の端末。
  7. 前記特定部は、前記検出された複数の受信電力値のうちで値の大きい方から所定数の受信電力値の平均値に対して、0より大きく1未満の閾値係数を乗算した結果を、前記閾値とする、
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の端末。
  8. セルサーチの対象周波数を選択するバンドサーチ方法であって、
    複数の周波数のうちで順次切り替えられた各設定周波数において、異なるタイミングで複数の受信電力値を検出し、
    前記検出された複数の受信電力値に基づいて、受信電力のパターンを特定し、
    複数のパターン候補と、前記特定された受信電力のパターンとに基づいて、各設定周波数におけるダウンリンク期間の受信電力値を推定し、前記推定された受信電力値に基づいて、前記複数の周波数の中から前記対象周波数を選択する、
    ことを特徴とするバンドサーチ方法。
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