JP5950759B2 - 基板の製造方法及び基板洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板の製造方法及び基板洗浄装置に関する。
一般に、半導体装置の製造工程では、フォトリソグラフィー法を用いて微細パターンの形成が行われている。この微細パターンの形成には、通常、何枚ものフォトマスク(以下、「転写用マスク」という。)が使用されている。この転写用マスクは、一般に、透光性のガラス基板上に、金属薄膜等からなる微細パターンを設けたものであり、この転写用マスクの製造においてもフォトリソグラフィー法が用いられている。
フォトリソグラフィー法による転写用マスクの製造には、ガラス基板等の透光性基板上に、転写パターン(マスクパターン)を形成するための薄膜(例えば遮光膜など)を備えたマスクブランクが用いられる。マスクブランクの製造に用いられる基板には、矩形状あるいは方形状のものが広く用いられている。
一般に、マスクブランクは、所定の形状に切り出された基板を準備する工程と、研磨砥粒を用いて基板の表面(主表面と端面)を鏡面に研磨する研磨工程と、表面が鏡面に研磨された基板に付着している研磨砥粒等の異物を除去するための洗浄を行う洗浄工程と、洗浄後の基板の主表面にパターン形成用の薄膜を成膜する成膜工程を経て製造される。成膜工程において、薄膜が成膜される前の基板の表面に研磨砥粒等の異物が残存していると、出来上がったマスクブランクに除去困難な凸状欠陥が発生する等の問題が生じる。特に、露光光にEUV光が適用されるような反射型マスクに用いられる反射型マスクブランクの場合、このような異物の残存は大きな問題となる。
従来、基板の主表面の洗浄は、特許文献1に開示されているように、基板回転手段に基板を載置し、基板を回転させながら、洗浄液供給ノズルから洗浄液を基板の主表面に対して噴射することによって行われている。
他方、特許文献2に開示されているように、基板の対向する端面を基板固定用アームで固定しつつ、基板リンス用シャワーノズルから洗浄液を噴射することで、基板の主表面を洗浄することも行われている。
特開2007−053154号公報 特開2002−049144号公報
一般に、光透過型マスクを製造するためのマスクブランクの場合、一方の主表面にパターン形成用の薄膜が形成される。しかし、その薄膜が形成される側の主表面だけ十分な洗浄が行われていればよいというわけではない。薄膜が形成されない側の主表面に異物が残存している場合、その異物が移動してパターン形成用薄膜の表面に付着する場合がある。また、パターン形成用薄膜の上にレジスト膜を塗布形成しているとき、あるいは塗布形成後に、異物が移動してレジスト膜に付着する場合もある。パターン形成用薄膜やレジスト膜に異物が付着してしまうと、パターン形成用薄膜にエッチングで転写パターンを形成する際に、正常なパターン形成を阻害する要因となるため、問題となる。
他方、反射型マスクを製造するための反射型マスクブランクの場合、一方の主表面に多層反射膜とパターン形成用の薄膜が形成されるが、他方の主表面にも静電チャック用の導電性膜が形成されることが多い。したがって、他方の主表面に異物が付着していると、導電性膜内に異物が取り込まれてしまうため、問題となる。
このような理由から、マスクブランクの製造に用いられる基板は、対向する2つの主表面をともに十分に洗浄して異物を除去する必要がある。
2つの主表面を洗浄するための簡単な方法として、最初に一方の主表面をスピン洗浄した後、基板を反転させてもう一方の主表面をスピン洗浄することが考えられる。この方法において、最初に一方の主表面をスピン洗浄した後に、その主表面をスピン乾燥してしまうと、未洗浄であるもう一方の主表面も乾燥してしまうため、研磨砥粒等の異物がもう一方の主表面に固着する恐れがある。
そこで、一方の主表面をスピン洗浄した後、その主表面をスピン乾燥せずに、基板を反転させることが考えられる。しかし、この場合、未洗浄であるもう一方の主表面に付着している異物が、洗浄後の一方の主表面に移動してしまう恐れがある。このため、基板を反転させて2つの主表面を洗浄する方法には、問題があった。
一方、上記特許文献1に記載されている基板の洗浄方法の場合、基板回転手段の斜め下方に配置された基板リンス用シャワーノズルから洗浄液を噴射することで、基板の下側の主表面(裏面)の洗浄を行っている。しかし、このような方法を用いた場合、基板回転手段(回転テーブル)に一度当たった洗浄液が、基板の下側の主表面に当たってしまうため、回転テーブルに付着していた異物が、基板の下側の主表面に付着してしまう恐れがあり、問題があった。
そこで、本発明は、基板の主表面からより確実に異物を除去することのできる基板の製造方法及び基板洗浄装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明者らは、基板を反転させることなく、基板の下側の主表面の全体を洗浄する方法について鋭意検討した。
まず、基板の下側の主表面を洗浄するためには、上側の主表面を洗浄するときに用いられるスピン洗浄は不向きであると考えた。そこで、基板の対向する端面を支持具で支持しつつ、下側の主表面をブラシ洗浄することを考えた。しかし、下側の主表面をブラシ洗浄する場合、基板の対向する端面を支持する支持具が障害となるため、下側の主表面にブラシで洗浄できない領域が残ってしまうことが分かった。また、基板の下側の主表面の全面を1つの洗浄ブラシで洗浄する場合、洗浄ブラシが支持具に接触することが避けられず、支持具に付着していた異物が、洗浄ブラシを介して下側の主表面に移動してしまう恐れがあることも分かった。
これらのことを考慮した結果、端面の少なくとも中央側部分を除く外側部分を挟んで基板を支持する第1支持具と、端面の中央側部分を挟んで基板を支持する第2支持具を使用すること、第1支持具で基板を支持しているときは、第1支持具に接触しないように配置した第1洗浄ブラシを用い、この第1洗浄ブラシを下側の主表面との間で相対移動させることで、下側主表面の一部の領域(対向する端面の中央側部分に挟まれる領域)を洗浄すること、第2支持具で基板を支持しているときは、第2支持具に接触しないように配置した第2洗浄ブラシを用い、この第2洗浄ブラシを下側の主表面との間で相対移動させることで、少なくとも第1洗浄ブラシで洗浄できない下側主表面の一部の領域(対向する端面の中央側部分に挟まれる領域)以外を洗浄すること、により、基板の下側の主表面全体を十分に洗浄できるという結論に至り、本発明を完成するに至った。
本発明は、以下の構成を有する。
(構成1)
1組の対向する主表面を有し、かつ2組の対向する端面を有する基板を準備する工程と、
いずれか1組の対向する端面を第1支持具によって挟んで基板を支持し、下側の主表面に対して第1洗浄ブラシを前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動させて前記下側の主表面を洗浄する第1洗浄工程と、
前記1組の対向する端面を第2支持具によって挟んで基板を支持し、前記下側の主表面に対して第2洗浄ブラシを前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動させて前記下側の主表面を洗浄する第2洗浄工程とを有し、
前記第1支持具は、前記端面の長辺方向における中央側領域を除いた外側領域内を挟むものであり、
前記第1洗浄ブラシは、前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を通過する位置に設けられており、
前記第2支持具は、前記端面の長辺方向における前記中央側領域内を挟むものであり、
前記第2洗浄ブラシは、前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を除いた領域を通過する位置に設けられている、ことを特徴とする基板の製造方法。
(構成2)
前記第1支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第2支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第1支持具による基板の支持を解除することで、前記第1支持具から第2支持具へ基板を受け渡す工程を有することを特徴とする構成1記載の基板の製造方法。
(構成3)
前記第2支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第1支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第2支持具による基板の支持を解除することで、前記第2支持具から第1支持具へ基板を受け渡す工程を有することを特徴とする構成1記載の基板の製造方法。
(構成4)
前記第1支持具は、前記端面の中央側領域を挟んで2つに分かれている前記外側領域の両方を挟むことで基板を支持することを特徴とする構成1から3のいずれかに記載の基板の製造方法。
(構成5)
第1洗浄工程および第2洗浄工程において、前記基板における上側の主表面に向かって洗浄液を供給することを特徴とする構成1から4のいずれかに記載の基板の製造方法。
(構成6)
第1洗浄工程および第2洗浄工程の後に、前記基板における1組の対向する主表面の上下位置を維持した状態で前記基板を回転ステージに載置し、前記基板の上側の主表面に向かって洗浄液を供給しながら前記基板を回転させることで、前記基板の上側の主表面を洗浄する工程を有することを特徴とする構成1から5のいずれかに記載の基板の製造方法。
(構成7)
第1洗浄工程および第2洗浄工程の前に、2組の対向する端面を洗浄する端面洗浄工程を有することを特徴とする構成1から6のいずれかに記載の基板の製造方法。
(構成8)
前記端面洗浄工程は、
前記対向する2組の端面のうち、一方の組の対向する端面を第1支持具または第2支持具で挟んで基板を支持し、他方の組の対向する端面に対して、端面洗浄ブラシを前記一方の組の対向する端面間の方向に相対的に移動させ、前記他方の組の対向する端面を洗浄する工程と、
前記他方の組の対向する端面を第1支持具または第2支持具で挟んで基板を支持し、一方の組の対向する端面に対して、端面洗浄ブラシを前記他方の組の対向する端面間の方向に相対的に移動させ、前記一方の組の対向する端面を洗浄する工程と
を有することを特徴とする構成7に記載の基板の製造方法。
(構成9)
1組の対向する主表面を有し、かつ2組の対向する端面を有する基板を洗浄する装置であって、
1組の対向する端面を挟んで基板を支持する第1支持具および第2支持具と、
下側の主表面に対して、前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動して下側の主表面を洗浄する第1洗浄ブラシおよび第2洗浄ブラシを有し、
前記第1支持具は、前記端面の長辺方向における中央側領域を除いた外側領域内を挟むものであり、
前記第1洗浄ブラシは、第1支持具によって基板を支持した状態で前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を通過する位置に設けられており、
前記第2支持具は、前記端面の長辺方向における中央側領域内を挟むものであり、
前記第2洗浄ブラシは、第2支持具によって基板を支持した状態で前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を除いた領域を通過する位置に設けられている、ことを特徴とする基板洗浄装置。
(構成10)
第2支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第1支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第2支持具による基板の支持を解除することで、前記第2支持具から第1支持具へ基板を受け渡す機構を有することを特徴とする構成9記載の基板洗浄装置。
(構成11)
第1支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第2支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第1支持具による基板の支持を解除することで、前記第1支持具から第2支持具へ基板を受け渡す機構を有することを特徴とする構成9記載の基板洗浄装置。
(構成12)
前記第1支持具は、2つの腕部からなり、
前記各腕部は、前記端面の中央側領域を除いた2つの領域である外側領域のうち、一方の領域内に当接する第1当接部と、他方の領域内に当接する第2当接部を有することを特徴とする構成9から11のいずれかに記載の基板洗浄装置。
(構成13)
前記第1支持具または第2支持具とともに移動しながら、前記基板における上側の主表面に向かって洗浄液を供給する洗浄液供給器を有することを特徴とする構成9から12のいずれかに記載の基板洗浄装置。
本発明の基板の製造方法及び基板洗浄装置によれば、2つの主表面が上下方向になる状態で支持具によって保持された基板において、下側になっている主表面をその主表面が下側にある状態のままで全面を洗浄することができ、かつ洗浄時に基板を保持している支持具に洗浄ブラシが接触することなく洗浄することができる。このため、上側になっている主表面に存在する異物が下側の主表面に移動してしまうことや、支持具に付着している異物が洗浄ブラシを介して、下側の主表面に移動してしまうことを抑制できる。
基板の一例を示す斜視図である。 基板を支持する第1支持具及び第2支持具の一例を示す斜視図である。 第1洗浄ブラシを用いて基板の下側の主表面を洗浄する第1洗浄工程について説明するための斜視図である。 第1洗浄ブラシを用いて基板の下側の主表面を洗浄する第1洗浄工程について説明するための平面図である。 第2洗浄ブラシを用いて基板の下側の主表面を洗浄する第2洗浄工程について説明するための斜視図である。 第2洗浄ブラシを用いて基板の下側の主表面を洗浄する第2洗浄工程について説明するための平面図である。 基板の製造方法の工程図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る基板の製造方法は、1組の対向する主表面を有し、かつ2組の対向する端面を有する基板を準備する工程(基板準備工程)と、いずれか1組の対向する端面を第1支持具によって挟んで基板を支持し、下側の主表面に対して第1洗浄ブラシを前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動させて前記下側の主表面を洗浄する第1洗浄工程と、前記1組の対向する端面を第2支持具によって挟んで基板を支持し、前記下側の主表面に対して第2洗浄ブラシを前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動させて前記下側の主表面を洗浄する第2洗浄工程と、を有している。
基板準備工程において準備する基板は、パターン形成用の薄膜を形成する前の基板でもよく、パターン形成用の薄膜を形成した後のマスクブランクでもよい。また、基板上に転写パターンが形成された薄膜を備えた透過型マスクや反射型マスクでもよい。すなわち、本発明の基板は、基板、マスクブランク、透過型マスク及び反射型マスクのいずれの構成も含む。
基板は、露光光を透過させる透過型マスクの製造に用いられるマスクブランク用の透光性基板でもよく、露光光を反射する反射型マスクの製造に用いられるマスクブランク用の基板でもよい。
また、基板は、露光光を透過させる透過型マスクの製造に用いられるマスクブランク(透過型マスクブランク)でもよく、露光光を反射する反射型マスクの製造に用いられるマスクブランク(反射型マスクブランク)でもよい。
さらに、基板は、露光光を透過させる透過型マスクでもよく、露光光を反射する反射型マスクでもよい。
透過型マスクブランク用及び透過型マスク用の基板としては、例えば、合成石英ガラス基板、アルミノシリケートガラス基板、ソーダライムガラス基板等のガラス基板を用いることができる。
反射型マスクブランク用及び反射型マスク用の基板としては、例えば合成石英ガラス基板、低熱膨張ガラス基板(例えばSiO−TiO系ガラス基板)、β石英固溶体を析出させた結晶化ガラス等のガラス基板を用いることができる。このほか、インバー合金(Fe−Ni系合金)等の金属基板や単結晶シリコン基板も用いることができる。
基板準備工程において準備する基板は、TFT液晶パネル、プラズマパネル、有機ELパネル等を製造する際に用いられるガラス基板であってもよい。また、これらのパネルを製造するための透明導電膜が形成されたガラス基板であってもよい。
図1は、基板10の一例を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図1における矢印Xの方向を前後方向(基板10が相対的に移動する方向)とし、矢印Yの方向を左右方向とし、矢印Zの方向を上下方向として説明する。
図1に示すように、基板10は、1組の対向する主表面12(12a、12b)を有し、かつ2組の対向する端面14(14a〜14d)を有している。主表面12は、例えば正方形あるいは長方形の形状を有しており、基板10の上面及び下面を構成している。端面14(14a〜14d)は、主表面12の一辺を長辺とする長方形の形状を有しており、基板10の4つの側面を構成している。基板10の端面14(14a〜14d)は、長辺方向における中央側に位置する中央側領域CAと、中央側領域CAを間に挟む2つの外側領域SAを有している。このほか、各主表面12と端面14との間や隣接する2つの端面14の間にはそれぞれ面取り面(図示せず。)が設けられている。
基板10がマスクブランク用の基板である場合には、上側の主表面12aが、パターン形成用の薄膜や多層反射膜等が形成される面となる。
基板10が透過型マスクブランクである場合には、上側の主表面12aが、パターン形成用の薄膜等が形成された面となる。
基板10が反射型マスクブランクである場合には、上側の主表面12aが、パターン形成用の薄膜や多層反射膜等が形成された面となる。
図2は、基板10を支持する第1支持具20及び第2支持具30の一例を示す斜視図である。
図2に示すように、第1支持具20は、モータ等の動力によって回転する2本の腕部22と、2本の腕部22に取り付けられた当接部材24とから構成されている。当接部材24は、基板10の端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CAを除いた外側領域SAを挟むことのできる位置に取り付けられている。
一方、第2支持具30は、モータ等の動力によって回転する2本の腕部32と、2本の腕部32に取り付けられた当接部材34とから構成されている。当接部材34は、基板10の端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CAを挟むことのできる位置に取り付けられている。
図3、図4は、第1洗浄ブラシ40を用いて基板10の下側の主表面12bを洗浄する第1洗浄工程について説明するための斜視図及び平面図である。
図3、図4に示すように、第1洗浄工程において、第1支持具20の当接部材24は、基板10の前後の端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CAを除いた外側領域SA内を挟んでいる。第1洗浄ブラシ40は、下側の主表面12bとの間で相対的に(前後方向に)移動したときに、下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域R1を通過する位置に設けられている。
図5、図6は、第2洗浄ブラシ50を用いて基板10の下側の主表面12bを洗浄する第2洗浄工程について説明するための斜視図及び平面図である。
図5、図6に示すように、第2洗浄工程において、第2支持具30の当接部材34は、基板10の前後の端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CA内を挟んでいる。第2洗浄ブラシ50は、下側の主表面12bとの間で相対的に(前後方向に)移動したときに、下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域を除いた領域R2を通過する位置に設けられている。
なお、第1洗浄ブラシ40を下側の主表面12bとの間で相対的に(前後方向に)移動させるときには、第1洗浄ブラシ40を前後方向に動かしてもよく、基板10を前後方向に動かしてもよく、両方を前後方向に動かしてもよい。
同様に、第2洗浄ブラシ50を下側の主表面12bとの間で相対的に(前後方向に)移動させるときには、第2洗浄ブラシ50を前後方向に動かしてもよく、基板10を前後方向に動かしてもよく、両方を前後方向に動かしてもよい。
第1洗浄ブラシ40及び第2洗浄ブラシ50としては、基板の洗浄に一般的に用いられるスクラブブラシ等を用いることができる。例えば、PVA(ポリビニルアルコール)製のスポンジからなるスクラブブラシを用いることができる。また、ブラシの形状は特に制限するものではなく、例えばロール状あるいはシート状のスクラブブラシを用いることが可能である。例えば、特開2000−246187号公報等に開示された回転するロール状のスクラブブラシを用いることができる。
図7は、本実施形態に係る基板の製造方法の工程図である。
本実施形態に係る基板の製造方法では、まず、図7(a)に示すように、前工程から運ばれてきた基板10が受け渡しステージ上に載置された後、図7(b)に示すように、基板10の一方の組の対向する端面14c、14dの中央側領域CAが第2支持具30によって挟まれる。そして、基板10の他方の組の対向する端面14a、14bに対して、基板10の左右両側に配置された一対の第1端面洗浄ブラシ60を前後方向(前記一方の組の対向する端面14c、14d間の方向)に相対的に移動させる。これにより、基板10の他方の組の対向する端面14a、14bを、基板10の左右両側に配置された一対の第1端面洗浄ブラシ60によって洗浄することができる(第1端面洗浄工程)。
次に、回転ステージ上に水平に配置した基板10を90度回転させた後、図7(c)に示すように、基板10の他方の組の対向する端面14a、14bの中央側領域CAが第2支持具30によって挟まれる。そして、基板10の一方の組の対向する端面14c、14dに対して、基板10の左右両側に配置された第2端面洗浄ブラシ62を前後方向(前記他方の組の対向する端面14a、14b間の方向)に相対的に移動させる。これにより、基板10の一方の組の対向する端面14c、14dを、基板10の左右両側に配置された一対の第2端面洗浄ブラシ62によって洗浄することができる(第2端面洗浄工程)。
第1端面洗浄ブラシ60及び第2端面洗浄ブラシ62としては、基板の洗浄に一般的に用いられるスクラブブラシ等を用いることができる。例えば、PVA(ポリビニルアルコール)製のスポンジからなるスクラブブラシを用いることができる。また、ブラシの形状は特に制限するものではなく、例えばロール状あるいはシート状のスクラブブラシを用いることが可能である。例えば、特開2000−246187号公報等に開示された回転するロール状のスクラブブラシを用いることができる。また、第1端面洗浄ブラシ60及び第2端面洗浄ブラシ62は、互いに異なるブラシを用いてもよいし、同一のブラシを用いてもよい。
なお、上記第1端面洗浄工程及び第2端面洗浄工程では、一方の組の対向する端面14c、14d、及び、他方の組の対向する端面14a、14bをそれぞれ第2支持具30によって挟んでいる例について説明したが、これらの端面を第1支持具20によって挟むようにしてもよい。
第1端面洗浄工程及び第2端面洗浄工程によって基板10の端面14(14a〜14d)を洗浄した後、第2支持具30から第1支持具20へ基板10を持ち替える。
第1支持具20へ基板10を持ち替えた後、図7(d)に示すように、第1洗浄ブラシ40を用いて基板10の下側の主表面12bを洗浄する(第1洗浄工程)。
第1洗浄工程において、第1支持具20は、基板10の他方の組の対向する端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CAを除いた外側領域SA内を挟んでいる。第1洗浄ブラシ40は、下側の主表面12bとの間で相対的に(前後方向に)移動したときに、下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域R1を通過する位置に設けられている。そして、基板10及び第1洗浄ブラシ40の少なくとも一方を前後方向に移動させることによって、基板10の下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域R1を第1洗浄ブラシ40によって洗浄することができる。
第1洗浄工程において、第1支持具20は、基板10の端面14a、14bの中央側領域CAを挟んで2つに分かれている外側領域SAの両方を挟むことによって基板10を支持している。このように2つの領域において第1支持具20が基板10を挟むことによって、基板10の下側主表面12bを洗浄している間、基板10をより安定的に支持することができる。
第1洗浄ブラシ40を用いて基板10の下側の主表面12bを洗浄した後、第1支持具20から第2支持具30へ基板10を持ち替える。
第2支持具30へ基板10を持ち替えた後、図7(e)に示すように、第2洗浄ブラシ50を用いて基板10の下側の主表面12bを洗浄する(第2洗浄工程)。
第2洗浄工程において、第2支持具30は、基板10の他方の組の対向する端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CA内を挟んでいる。第2洗浄ブラシ50は、下側の主表面12bとの間で相対的に(前後方向に)移動したときに、下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域を除いた領域R2を通過する位置に設けられている。そして、基板10及び第2洗浄ブラシ50の少なくとも一方を前後方向に移動させることによって、基板10の下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域を除いた領域R2を第2洗浄ブラシ50によって洗浄することができる。
第2支持具30から第1支持具20へ基板10を持ち替えるときには、第2支持具30によって基板10を挟んで支持している状態で、第1支持具20によって基板10を挟んで支持した後、第2支持具30による基板10の支持を解除することで、第2支持具30から第1支持具20へ基板10を受け渡すようにするのが好ましい。基板10をこのように受け渡すことによって、基板10をステージ上に載置することなく第2支持具30から第1支持具20へ受け渡すことができるために、例えばステージに付着している異物が基板10に移動することを防止することができる。
また、第1支持具20から第2支持具30へ基板10を持ち替えるときには、第1支持具20によって基板10を挟んで支持している状態で、第2支持具30によって基板10を挟んで支持した後、第1支持具20による基板10の支持を解除することで、第1支持具20から第2支持具30へ基板10を受け渡すようにするのが好ましい。基板10をこのように受け渡すことによって、基板10をステージ上に載置することなく第1支持具20から第2支持具30へ受け渡すことができるために、例えばステージに付着している異物が基板10に移動することを防止することができる。
第1洗浄工程及び第2洗浄工程において、基板10の下側の主表面12bを第1洗浄ブラシ40あるいは第2洗浄ブラシ50によって洗浄している間、基板10の上側の主表面12aに向かって噴射ノズル等によって洗浄液を供給してもよい。これにより、基板10の上側の主表面12aが乾燥して、その上側の主表面12へ異物が固着することを防止することができる。なお、基板10の上側の主表面12aに供給する洗浄液としては、純水(例えば、超純水、純水、イオン交換水等)を用いるのが好ましく、アンモニア水溶液やTMAH(Tetramethylammonium hydroxide)水溶液等のアルカリ性溶液を適用するとより好ましい。また、基板の上側の主表面12a上にパターン形成用の薄膜や転写パターンが形成された薄膜が設けられている場合においては、薄膜の静電破壊の発生を抑制するために、洗浄液には導電性を持たせることが望まれ、たとえば炭酸水などが好ましい。
第2洗浄ブラシ50を用いて基板10の下側の主表面12bを洗浄した後、図7(f)に示すように、基板10の1組の対向する主表面12a、12bの上下位置を維持した状態で、基板10を回転ステージ(スピンチャック)に載置する。つぎに、基板10を回転ステージによって所定の回転数で回転させながら、基板10の上方に配置した噴射ノズルから基板10の上側の主表面12aに向けて洗浄液を噴射する。これにより、基板10の上側の主表面12aを洗浄することができる(上側主表面洗浄工程)。
基板10の上側の主表面12aに噴射する洗浄液は、上側の主表面12a上にパターン形成用の薄膜が設けられているかどうか等、洗浄する対象物に応じて適宜選定すればよい。洗浄液としては、例えば、超純水、純水、イオン交換水、炭酸水、硫酸過水、アンモニア過水、水素ガス溶解水、Oガス溶解水、Oガス溶解水、希ガス溶解水、Nガス溶解水等を用いることもできる。また、これらの洗浄液に超音波を印加して噴射したり、スプレー状で噴射したりすることもできる。
基板10の上側の主表面12aに洗浄液を噴射している間、下側の主表面12bへの異物の移動を防止するために、下側の主表面12bに純水を噴射することが好ましい。
なお、下側の主表面12bに純水を噴射するためには、例えば特開2011−216520号公報に開示されているような、基板10を回転させるための回転ステージ(スピンチャック)の回転軸に同軸に設けられた噴射ノズルから純水を噴射することが好ましい。これに対して、例えば回転ステージの下方に設けられた噴射ノズルから基板10の下側の主表面12bに向けて純水を噴射した場合、噴射した純水が回転ステージにぶつかってから下側の主表面12bに到達するため、回転ステージに付着していた異物が下側の主表面12bに移動してしまう恐れがあるので好ましくない。
なお、基板10の上側の主表面12aをスピン洗浄以外の方法によって洗浄してもよい。例えば、基板10の上側の主表面12aをスクラブブラシによって洗浄してもよい。
基板10の上側の主表面12aを洗浄した後、回転ステージに固定された基板10を回転させることで基板10を乾燥させてもよい(スピン乾燥)。
上記実施形態では、第1端面洗浄工程、第2端面洗浄工程、第1洗浄工程、第2洗浄工程、上側主表面洗浄工程の順で基板10を洗浄する例について説明したが、これ以外の順番で基板10を洗浄してもよい。例えば、第1洗浄工程、第2洗浄工程、第1端面洗浄工程、第2端面洗浄工程、上側主表面洗浄工程の順で基板10を洗浄してもよい。ただし、上側主表面洗浄工程は、最後に実施することが好ましい。基板10の上側の主表面12aにはパターン形成用の薄膜等が形成されるため、異物の個数が少ないことが特に強く要求されるためである。
上記実施形態では、第1洗浄工程、第2洗浄工程の順で下側の主表面12bを洗浄する例について説明したが、第2洗浄工程、第1洗浄工程の順で下側の主表面12bを洗浄してもよい。
本実施形態の基板の製造方法によれば、洗浄する領域が互いに重複するように第1洗浄ブラシ40及び第2洗浄ブラシ50を配置して基板10の下側の主表面12bを洗浄することができる。このため、基板10の下側の主表面12bをまんべんなく洗浄することができる。その結果、上下の主表面12a、12bに付着している異物の個数が極めて少ない基板10を得ることができる。
本実施形態の基板の製造方法によれば、基板10を反転させることなく、基板10の上側の主表面12a及び下側の主表面12bを洗浄することができる。このため、一方の主表面に付着していた異物が他方の主表面に移動することがなくなるため、上下の主表面12a、12bに付着している異物の個数が極めて少ない基板10を得ることができる。
本発明は、以下に説明するように、基板洗浄装置100として構成することもできる。
図3、図4に示すように、基板洗浄装置100は、第1支持具20、第2支持具30、第1洗浄ブラシ40、及び第2洗浄ブラシ50を有している。
第1支持具20及び第2支持具30は、1組の対向する端面14a、14bを挟んで基板10を支持する。
第1洗浄ブラシ40及び第2洗浄ブラシ50は、下側の主表面12bに対して、1組の対向する端面14a、14b間の方向(前後方向)に相対的に移動して、下側の主表面12bを洗浄する。
第1支持具20は、端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CAを除いた外側領域SA内を挟む。
第1洗浄ブラシ40は、第1支持具20によって基板10を支持した状態で下側の主表面12bとの間で相対的に移動したときに、下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域R1を通過する位置に設けられている。
第2支持具30は、端面14a、14bの長辺方向における中央側領域CA内を挟む。
第2洗浄ブラシ50は、第2支持具30によって基板10を支持した状態で下側の主表面12bとの間で相対的に移動したときに、下側の主表面12bにおける端面14a、14bの中央側領域CAに挟まれる領域R1を除いた領域R2を通過する位置に設けられている。
基板洗浄装置100は、第1支持具20によって基板10を挟んで支持している状態で、第2支持具30によって基板10を挟んで支持した後、第1支持具20による基板10の支持を解除することで、第1支持具20から第2支持具30へ基板10を受け渡す機構を有することが好ましい。あるいは、基板洗浄装置100は、第2支持具30によって基板10を挟んで支持している状態で、第1支持具20によって基板10を挟んで支持した後、第2支持具30による基板10の支持を解除することで、第2支持具30から第1支持具20へ基板10を受け渡す機構を有することが好ましい。
第1支持具20は、基板10の前方側及び後方側に配置された2つの腕部22を有している。
2つの腕部22は、それぞれ、端面14a、14bの中央側領域CAを除いた2つの領域である外側領域SAのうち、一方の領域内に当接する第1当接部24aと、他方の領域内に当接する第2当接部24bを有することが好ましい。このように2つの当接部24a、24bを有することにより、第1支持具20によって基板10をより安定的に支持することができる。
基板洗浄装置100は、第1支持具20または第2支持具30とともに前後方向に移動しながら、基板10の上側の主表面12aに向かって洗浄液を供給する洗浄液供給器を有することが好ましい。このような洗浄液供給器としては、例えば洗浄液を噴射する噴射ノズルを用いることが好ましい。このような洗浄液を噴射する噴射ノズルを用いることにより、基板10の上側の主表面12aに異物等が固着することを防止することができる。
本発明の基板の製造方法または基板洗浄装置は、特に、露光光にEUV光を用いる反射型マスクブランク用の基板に対して好適に適用することができる。反射型マスクブランクは、下側の主表面に静電チャック用の導電性膜が形成されることが多いため、下側の主表面に付着した異物の個数が少ないことが特に強く要求されるためである。
本発明の基板の製造方法によって得られたガラス基板の表面に、パターンを形成するための薄膜を形成する。これにより、転写用マスクを製造するためのマスクブランクを得ることができる。なお、ガラス基板への薄膜の形成は、公知の方法を用いて行うことができる。
本発明の基板の製造方法によって得られたマスクブランクの薄膜に転写パターンを形成することによって、転写用マスクを得ることができる。なお、マスクブランクの薄膜への転写パターンの形成は、公知の方法を用いて行うことができる。
本発明の基板の製造方法によって得られたガラス基板の表面に、露光光を反射する多層反射膜を形成する。これにより、反射型マスクブランクを製造するための多層反射膜付きガラス基板を得ることができる。なお、ガラス基板への多層反射膜の形成は、公知の方法を用いて行うことができる。
また、このようにして得られた多層反射膜付きガラス基板に吸収体膜を形成することによって、反射型マスクを製造するための反射型マスクブランクを得ることができる。なお、多層反射膜付きガラス基板への吸収体膜の形成は、公知の方法を用いて行うことができる。
本発明の基板の製造方法によって得られた反射型マスクブランクの吸収体膜に転写パターンを形成することによって、反射型マスクを得ることができる。なお、反射型マスクブランクの吸収体膜への転写パターンの形成は、公知の方法を用いて行うことができる。
本発明の基板の製造方法は、以下の(1)〜(5)に示すマスクブランクや反射型マスクブランクに適用することができる。
(1)遷移金属を含む材料からなる遮光膜を備えたバイナリマスクブランク
かかるバイナリマスクブランクは、透光性基板上に遮光膜(パターン形成用の薄膜)を有する形態のものであり、この遮光膜は、クロム、タンタル、ルテニウム、タングステン、チタン、ハフニウム、モリブデン、ニッケル、バナジウム、ジルコニウム、ニオブ、パラジウム、ロジウム等の遷移金属単体あるいはその化合物を含む材料からなる。例えば、クロムや、クロムに酸素、窒素、炭素などの元素から選ばれる1種以上の元素を添加したクロム化合物で構成した遮光膜が挙げられる。また、例えば、タンタルに、酸素、窒素、ホウ素などの元素から選ばれる1種以上の元素を添加したタンタル化合物で構成した遮光膜が挙げられる。
かかるバイナリマスクブランクは、遮光膜を、遮光層と表面反射防止層の2層構造や、さらに遮光層と基板との間に裏面反射防止層を加えた3層構造としたものなどがある。
また、遮光膜の膜厚方向における組成が連続的又は段階的に異なる組成傾斜膜としてもよい。
(2)遷移金属及びケイ素(遷移金属シリサイド、特にモリブデンシリサイドを含む)の化合物を含む材料からなる光半透過膜を備えた位相シフトマスクブランク
かかる位相シフトマスクブランクとしては、透光性基板(ガラス基板)上に光半透過膜(パターン形成用の薄膜)を有する形態のものであって、該光半透過膜をパターニングしてシフタ部を設けるタイプであるハーフトーン型位相シフトマスクが作製される。かかる位相シフトマスクにおいては、光半透過膜を透過した光に基づき転写領域に形成される光半透過膜パターンによる被転写基板のパターン不良を防止するために、透光性基板上に光半透過膜とその上の遮光膜(遮光帯)とを有する形態とするものが挙げられる。また、ハーフトーン型位相シフトマスクブランクのほかに、透光性基板をエッチング等により掘り込んでシフタ部を設ける基板掘り込みタイプであるレベンソン型位相シフトマスク用やエンハンサー型位相シフトマスク用のマスクブランクが挙げられる。
前記ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの光半透過膜は、実質的に露光に寄与しない強度の光(例えば、露光波長に対して1%〜30%)を透過させるものであって、所定の位相差(例えば180度)を有するものである。この光半透過膜をパターニングした光半透過部と、光半透過膜が形成されていない実質的に露光に寄与する強度の光を透過させる光透過部とによって、光半透過部を透過して光の位相が光透過部を透過した光の位相に対して実質的に反転した関係になるようにすることによって、光半透過部と光透過部との境界部近傍を通過し回折現象によって互いに相手の領域に回り込んだ光が互いに打ち消しあうようにし、境界部における光強度をほぼゼロとし境界部のコントラスト即ち解像度を向上させるものである。
この光半透過膜は、例えば遷移金属及びケイ素(遷移金属シリサイドを含む)の化合物を含む材料からなり、これらの遷移金属及びケイ素と、酸素及び/又は窒素を主たる構成要素とする材料が挙げられる。遷移金属には、モリブデン、タンタル、タングステン、チタン、ハフニウム、ニッケル、バナジウム、ジルコニウム、ニオブ、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、クロム等が適用可能である。
また、光半透過膜上に遮光膜を有する形態の場合、上記光半透過膜の材料が遷移金属及びケイ素を含むので、遮光膜の材料としては、光半透過膜に対してエッチング選択性を有する(エッチング耐性を有する)特にクロムや、クロムに酸素、窒素、炭素などの元素を添加したクロム化合物で構成することが好ましい。
レベンソン型位相シフトマスクは、バイナリマスクブランクと同様の構成のマスクブランクから作製されるため、パターン形成用の薄膜の構成については、バイナリマスクブランクの遮光膜と同様である。エンハンサー型位相シフトマスク用のマスクブランクの光半透過膜は、実質的に露光に寄与しない強度の光(例えば、露光波長に対して1%〜30%)を透過させるものではあるが、透過する露光光に生じさせる位相差が小さい膜(例えば、位相差が30度以下。好ましくは0度。)であり、この点が、ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの光半透過膜とは異なる。この光半透過膜の材料は、ハーフトーン型位相シフトマスクブランクの光半透過膜と同様の元素を含むが、各元素の組成比や膜厚は、露光光に対して所定の透過率と所定の小さな位相差となるように調整される。
(3)遷移金属、遷移金属及びケイ素(遷移金属シリサイド、特にモリブデンシリサイドを含む)の化合物を含む材料からなる遮光膜を備えたバイナリマスクブランク
この遮光膜(パターン形成用の薄膜)は、遷移金属及びケイ素の化合物を含む材料からなり、これらの遷移金属及びケイ素と、酸素及び/又は窒素を主たる構成要素とする材料が挙げられる。また、遮光膜は、遷移金属と、酸素、窒素及び/又はホウ素を主たる構成要素とする材料が挙げられる。遷移金属には、モリブデン、タンタル、タングステン、チタン、ハフニウム、ニッケル、バナジウム、ジルコニウム、ニオブ、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、クロム等が適用可能である。
特に、遮光膜をモリブデンシリサイドの化合物で形成する場合であって、遮光層(MoSi等)と表面反射防止層(MoSiON等)の2層構造や、さらに遮光層と基板との間に裏面反射防止層(MoSiON等)を加えた3層構造がある。
また、遮光膜の膜厚方向における組成が連続的又は段階的に異なる組成傾斜膜としてもよい。
また、レジスト膜の膜厚を薄膜化して微細パターンを形成するために、遮光膜上にエッチングマスク膜を有する構成としてもよい。このエッチングマスク膜は、遷移金属シリサイドを含む遮光膜のエッチングに対してエッチング選択性を有する(エッチング耐性を有する)特にクロムや、クロムに酸素、窒素、炭素などの元素を添加したクロム化合物からなる材料で構成することが好ましい。このとき、エッチングマスク膜に反射防止機能を持たせることにより、遮光膜上にエッチングマスク膜を残した状態で転写用マスクを作製してもよい。
(4)1以上の半透過膜と遮光膜との積層構造を備えた多階調マスクブランク
半透過膜(パターン形成用の薄膜)の材料については、前記のハーフトーン型位相シフトマスクブランクの光半透過膜と同様の元素のほか、クロム、タンタル、チタン、アルミニウムなどの金属単体や合金あるいはそれらの化合物を含む材料も含まれる。各元素の組成比や膜厚は、露光光に対して所定の透過率となるように調整される。遮光膜(パターン形成用の薄膜)の材料についても、前記のバイナリマスクブランクの遮光膜が適用可能であるが、半透過膜との積層構造で、所定の遮光性能(光学濃度)となるように、遮光膜材料の組成や膜厚は調整される。
また、上記(1)〜(4)において、透光性基板(ガラス基板)と遮光膜との間、又は光半透過膜と遮光膜との間に、遮光膜や光半透過膜に対してエッチング耐性を有するエッチングストッパー膜を設けてもよい。エッチングストッパー膜は、エッチングストッパー膜をエッチングするときにエッチングマスク膜を同時に剥離することができる材料としてもよい。
(5)高屈折率層と低屈折率層とを交互に積層してなる多層反射膜上に吸収体膜を備える反射型マスクブランク
反射型マスクは、EUVリソグラフィに用いられるマスクである。反射型マスクは、基板上に露光光を反射する多層反射膜が形成され、多層反射膜上に露光光を吸収する吸収体膜(パターン形成用の薄膜)がパターン状に形成された構造を有する。露光装置に搭載された反射型マスクに入射した光(EUV光)は、吸収体膜のある部分では吸収され、吸収体膜のない部分では多層反射膜により反射された光像が反射光学系を通して半導体基板上に転写される。
多層反射膜は、高屈折率層と低屈折率層とを交互に積層して形成される。多層反射膜の例としては、Mo膜とSi膜を交互に40周期程度積層したMo/Si周期積層膜、Ru/Si周期多層膜、Mo/Be周期多層膜、Mo化合物/Si化合物周期多層膜、Si/Nb周期多層膜、Si/Mo/Ru周期多層膜、Si/Mo/Ru/Mo周期多層膜、Si/Ru/Mo/Ru周期多層膜などがある。露光波長により、材質を適宜選択することができる。
吸収体膜は、露光光である例えばEUV光を吸収する機能を有するもので、例えばタンタル(Ta)単体又はTaを主成分とする材料を好ましく用いることができる。このような吸収体膜の結晶状態は、平滑性、平坦性の点から、アモルファス状又は微結晶の構造を有しているものが好ましい。
Taを主成分とする材料としては、TaとBを含む材料、TaとNを含む材料、TaとBを含み、さらにOとNの少なくともいずれかを含む材料、TaとSiを含む材料、TaとSiとNを含む材料、TaとGeを含む材料、TaとGeとNを含む材料、TaとHfを含む材料、TaとHfとNを含む材料、TaとZrを含む材料、TaとZrとNを含む材料、等を用いることができる。TaにBやSi、Ge等を加えることにより、アモルファス状の材料が容易に得られ、平滑性を向上させることができる。また、TaにNやOを加えれば、酸化に対する耐性が向上するため、経時的な安定性を向上させることができるという効果が得られる。
反射型マスクは、露光装置のマスクステージに装着される際、基板の多層反射膜が形成されていない側の主表面(裏面側の主表面)を静電チャックする場合が多い。基板自体の導電性が低い場合、裏面側の主表面に導電性膜を形成することが多い。この導電性膜は、静電チャックが可能な程度の導電性が確保できる金属系材料であればよい。導電性膜は、クロムを含有する材料や、タンタルを含有する材料が好ましい。
以下、本発明のより具体的な実施例および比較例について説明する。
[実施例1]
実施例1では、まず、大きさが約152.1mm×約152.1mm、厚さが約6.35mmの合成石英ガラスからなる基板を60枚準備した。
つぎに、準備した基板の上側の主表面に存在する欠陥の位置座標と大きさを、マスクブランクス欠陥検査装置(レーザーテック株式会社製、「M6640」)を用いて測定した。
つぎに、上記で説明した基板洗浄装置100を用いて、基板の洗浄を行った。
基板の洗浄は、以下の順番で行った。
(1)第1洗浄工程
(2)第2洗浄工程
(3)上側主表面洗浄工程
(4)スピン乾燥工程
上記(1)第1洗浄工程では、基板10の上側の主表面12aに対して噴射ノズルを用いて純水を供給しつつ、下側の主表面12bを第1洗浄ブラシ40を用いて洗浄した。
上記(2)第2洗浄工程では、基板10の上側の主表面12aに対して噴射ノズルを用いて純水を供給しつつ、下側の主表面12bを第2洗浄ブラシ50を用いて洗浄した。
上記(3)上側主表面洗浄工程では、基板の上側の主表面12aに対して超音波を印加した純水を供給して洗浄を行った(メガソニック洗浄)。なお、上側の主表面12aを洗浄している間、下側の主表面12bに対して、基板10を回転させるための回転テーブルの回転軸に同軸に設けられた噴射ノズルから純水を噴射した。
上記(4)スピン乾燥工程では、回転テーブルを用いて基板10を回転させることで乾燥を行った。
上記(1)〜(4)の工程によって基板の洗浄を行った後、基板の上側の主表面に存在する欠陥の座標を、上記と同じマスクブランクス欠陥検査装置を用いて測定した。そして、洗浄前後における基板の欠陥の座標を照合することによって、洗浄後に増加した欠陥の大きさと個数を測定した。
[実施例2]
実施例2では、合成石英ガラスからなる基板の代わりに、合成石英ガラスにモリブデンシリサイド(MoSi)の化合物からなる遮光膜が形成された透過型マスクブランクからなる基板を用いた以外は、実施例1と同様の条件で基板の洗浄及び欠陥の個数の測定を行った。
[比較例1]
比較例1では、基板の下側の主表面を洗浄した後に、基板の上下位置を180度反転させた以外は、実施例1と同様の条件で基板の洗浄及び欠陥の個数の測定を行った。
[比較例2]
比較例2では、合成石英ガラスからなる基板の代わりに、合成石英ガラスにモリブデンシリサイド(MoSi)の化合物からなる遮光膜が形成された透過型マスクブランクからなる基板を用いた以外は、比較例1と同様の条件で基板の洗浄及び欠陥の個数の測定を行った。この遮光膜には、基板側から、下層(MoSiN 膜組成の原子%比 Mo:Si:N=9.9:66.1:24.0)と上層(MoSiN 膜組成の原子%比 Mo:Si:N=7.5:50.5:42.0)の積層構造のものを適用した。なお、各層の膜組成は、ラザフォード後方散乱分析法によって測定された値である。
以下の表1に、実施例1及び比較例1の結果を示し、表2に、実施例2及び比較例2の結果を示す。なお、表1及び表2では、60枚の基板について測定された欠陥の個数の平均値を、欠陥のサイズ毎に示している。
Figure 0005950759
Figure 0005950759
実施例1の結果を見れば分かる通り、本発明の基板の製造方法によって得られた合成石英ガラスからなる基板では、全体の欠陥の個数の平均値が0.27であり、欠陥の個数が極めて少ない結果となった。
実施例2の結果を見れば分かる通り、本発明の基板の製造方法によって得られた透過型マスクブランクからなる基板では、全体の欠陥の個数の平均値が0.35であり、欠陥の個数が極めて少ない結果となった。
比較例1の結果を見れば分かる通り、合成石英ガラスからなる基板の下側の主表面を洗浄した後に基板を180度反転させた場合には、全体の欠陥の個数の平均値が0.62であり、欠陥の個数が多い結果となった。
比較例2の結果を見れば分かる通り、透過型マスクブランクからなる基板の下側の主表面を洗浄した後に基板を180度反転させた場合には、全体の欠陥の個数の平均値が0.87であり、欠陥の個数が多い結果となった。
10 基板
12(12a、12b) 主表面
14(14a、14b、14c、14d) 端面
20 第1支持具
22 腕部
24a 第1当接部
24b 第2当接部
30 第2支持具
40 第1洗浄ブラシ
50 第2洗浄ブラシ
60 第1端面洗浄ブラシ
62 第2端面洗浄ブラシ
100 基板洗浄装置

Claims (13)

  1. 1組の対向する主表面を有し、かつ2組の対向する端面を有する基板を準備する工程と、
    いずれか1組の対向する端面を第1支持具によって挟んで基板を支持し、下側の主表面に対して第1洗浄ブラシを前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動させて前記下側の主表面を洗浄する第1洗浄工程と、
    前記1組の対向する端面を第2支持具によって挟んで基板を支持し、前記下側の主表面に対して第2洗浄ブラシを前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動させて前記下側の主表面を洗浄する第2洗浄工程とを有し、
    前記第1支持具は、前記端面の長辺方向における中央側領域を除いた外側領域内を挟むものであり、
    前記第1洗浄ブラシは、前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を通過する位置に設けられており、
    前記第2支持具は、前記端面の長辺方向における前記中央側領域内を挟むものであり、
    前記第2洗浄ブラシは、前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を除いた領域を通過する位置に設けられている
    ことを特徴とする基板の製造方法。
  2. 前記第1支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第2支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第1支持具による基板の支持を解除することで、前記第1支持具から第2支持具へ基板を受け渡す工程を有することを特徴とする請求項1記載の基板の製造方法。
  3. 前記第2支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第1支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第2支持具による基板の支持を解除することで、前記第2支持具から第1支持具へ基板を受け渡す工程を有することを特徴とする請求項1記載の基板の製造方法。
  4. 前記第1支持具は、前記端面の中央側領域を挟んで2つに分かれている前記外側領域の両方を挟むことで基板を支持することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の基板の製造方法。
  5. 第1洗浄工程および第2洗浄工程において、前記基板における上側の主表面に向かって洗浄液を供給することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基板の製造方法。
  6. 第1洗浄工程および第2洗浄工程の後に、前記基板における1組の対向する主表面の上下位置を維持した状態で前記基板を回転ステージに載置し、前記基板の上側の主表面に向かって洗浄液を供給しながら前記基板を回転させることで、前記基板の上側の主表面を洗浄する工程を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の基板の製造方法。
  7. 第1洗浄工程および第2洗浄工程の前に、2組の対向する端面を洗浄する端面洗浄工程を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の基板の製造方法。
  8. 前記端面洗浄工程は、
    前記対向する2組の端面のうち、一方の組の対向する端面を第1支持具または第2支持具で挟んで基板を支持し、他方の組の対向する端面に対して、端面洗浄ブラシを前記一方の組の対向する端面間の方向に相対的に移動させ、前記他方の組の対向する端面を洗浄する工程と、
    前記他方の組の対向する端面を第1支持具または第2支持具で挟んで基板を支持し、一方の組の対向する端面に対して、端面洗浄ブラシを前記他方の組の対向する端面間の方向に相対的に移動させ、前記一方の組の対向する端面を洗浄する工程と
    を有することを特徴とする請求項7に記載の基板の製造方法。
  9. 1組の対向する主表面を有し、かつ2組の対向する端面を有する基板を洗浄する装置であって、
    1組の対向する端面を挟んで基板を支持する第1支持具および第2支持具と、
    下側の主表面に対して、前記1組の対向する端面間の方向に相対的に移動して下側の主表面を洗浄する第1洗浄ブラシおよび第2洗浄ブラシを有し、
    前記第1支持具は、前記端面の長辺方向における中央側領域を除いた外側領域内を挟むものであり、
    前記第1洗浄ブラシは、第1支持具によって基板を支持した状態で前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を通過する位置に設けられており、
    前記第2支持具は、前記端面の長辺方向における中央側領域内を挟むものであり、
    前記第2洗浄ブラシは、第2支持具によって基板を支持した状態で前記下側の主表面との間で相対的に移動したときに、前記下側の主表面における前記端面の中央側領域に挟まれる領域を除いた領域を通過する位置に設けられている
    ことを特徴とする基板洗浄装置。
  10. 第2支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第1支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第2支持具による基板の支持を解除することで、前記第2支持具から第1支持具へ基板を受け渡す機構を有することを特徴とする請求項9記載の基板洗浄装置。
  11. 第1支持具によって基板を挟んで支持している状態で、前記第2支持具によって基板を挟んで支持した後、前記第1支持具による基板の支持を解除することで、前記第1支持具から第2支持具へ基板を受け渡す機構を有することを特徴とする請求項9記載の基板洗浄装置。
  12. 前記第1支持具は、2つの腕部からなり、
    前記各腕部は、前記端面の中央側領域を除いた2つの領域である外側領域のうち、一方の領域内に当接する第1当接部と、他方の領域内に当接する第2当接部を有することを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の基板洗浄装置。
  13. 前記第1支持具または第2支持具とともに移動しながら、前記基板における上側の主表面に向かって洗浄液を供給する洗浄液供給器を有することを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の基板洗浄装置。
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