JP5950372B1 - 給油装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハウジング内の機器や部材に高まった圧力を減圧させながら、燃料油やベーパを外気に触れずに回収する安全な給油装置を提供する【解決手段】給油装置1は、給油ポンプ101の吸入側(タンクローリ2側)にジョイント管11と電磁弁12とを備え、給油ポンプ101の吐出側に、給油ノズル14への燃料送液経路Aとは別に、減圧手段15と戻り配管16と逆止弁17とを備えてジョイント管11へ戻る戻り流路Bを形成した構成になっている。【選択図】図2
Description
本発明は、タンクローリの吐出口に接続された荷卸しホースを介して、タンクローリに搭載された燃料油を車両等の被供給体へ供給可能とする給油装置に関する。
近年、震災や台風等によりガソリン等の燃料油が著しく不足することがある。また、近年、給油所が著しく減少しているため、ガソリンを入れに行くために往復100km以上も走行しなければならない地域も珍しくない。このような緊急時や給油所過疎地域において、タンクローリから直接給油することができるようになれば、一度に大量の燃料油を配送輸送して、必要とする時に必要とする量の燃料油を供給することが可能となる。
しかし、地下タンク等に貯蔵された燃料油を車両等へ給油する一般の給油所における給油装置にも安全性が配慮されているところ、安全設備が整っていない場所において給油作業を行う給油装置となれば、さらに安全性が求められる。
一般に、給油所等の所定の施設以外で燃料油を給油する方法として、特許文献1に示すように、ドラム缶から直接給油する方法がある。しかし、ドラム缶の輸送はリスクを伴う上に、給油時以外に空気に触れる機会が多くなり、扱い方を間違うと大変危険な給油方法であった。
また、特許文献2の第1図に示すような移動式給油装置が知られている。この移動式給油装置は、貨物自動車の荷台に載置された燃料タンクから直接給油できるものである。しかし、このような移動式の給油装置では、ガソリンの直接給油を行うことが禁止されている。
そこで、本願出願人は、図1に示すように、安全設備が整った環境以外の場所でガソリン等の燃料油を供給可能とするために、タンクローリの吐出口に接続された荷卸しホースを入力側、給油ノズルを出力側とする構成の給油装置に想到した。すなわち、タンクローリに搭載された燃料油を、ノズルレバーを操作することにより給油ノズルから車両等に直接給油できるように構成したものである。
給油ポンプの吐出側は吸入側よりも圧力が高まっているため、ノズルレバーの操作によって、その高まった圧力を効率よく逃がすことができれば問題がないが、ノズルレバーの操作は全てのユーザが一定の速度で操作をするとは限らず、急激な操作を行うユーザも存在する。また、一定の給油量に達すると自動的に給油を停止する機構により突然給油が遮断されることがある。このような通常とは異なる操作や機構等は、給油装置内の機器や部材に圧力を高め、ひいてはパッキン等の破損による故障、燃料油やベーパの漏れ等の原因になっていた。
給油所に設置された給油装置では、給油ノズルから放出されなかった燃料油を給油所の地下燃料タンクに戻すだけで、給油装置内の機器や部材を容易に減圧することができるが、給油装置がタンクローリと直接接続された環境において、その高まった圧力を外気に直接逃がしてしまうと、燃料油やベーパまでもが外部に漏洩する危険性があった。また、燃料油をタンクローリの燃料タンクに戻すとなると、ハッチの上部カバーを開口する必要があり、タンクローリに搭載された燃料油までもが外気に触れてしまう問題があった。さらに、ペール缶等の容器で燃料油を回収する方法もあるが、同様に、燃料油が外気に触れてしまう問題があった。
そこで、本発明は、給油装置がタンクローリと直接接続された環境において生ずる問題点に鑑みてなされたものであって、ハウジング内の機器や部材に高まった圧力を減圧させながら、燃料油やベーパを外気に触れずに回収することを目的とし、安全な給油装置を提供するものである。
請求項1に記載の給油装置は、タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ直接供給するための給油装置であって、前記被供給体に対して燃料油を放出する給油ノズルと、前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、前記燃料送液経路に向けて燃料油を吐出する給油ポンプと、前記給油ポンプの吸入側と前記タンクローリとの間に接続されるジョイント管と、前記燃料送液経路から分岐して形成され、又は、前記給油ポンプの吐出側に前記燃料送液経路とは別に形成され、前記給油ポンプから吐出された燃料油の一部を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、前記ジョイント管と前記給油ポンプとの間に設けられた電磁弁と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の給油装置は、タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ直接供給するための給油装置であって、前記被供給体に対して燃料油を放出する給油ノズルと、前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、前記燃料送液経路に向けて燃料油を吐出する給油ポンプと、前記給油ポンプの吸入側と前記タンクローリとの間に接続されるジョイント管と、前記燃料送液経路から分岐して形成され、又は、前記給油ポンプの吐出側に前記燃料送液経路とは別に形成され、前記給油ポンプから吐出された燃料油の一部を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、前記給油ノズルの掛け外しを検出するノズルスイッチと、前記ジョイント管と前記給油ポンプとの間に設けられ、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して、前記ジョイント管側から前記給油ポンプ側への燃料油の流動を開閉制御する電磁弁と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の給油装置は、タンクローリの吐出口に接続された荷卸しホースを介して、前記タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ供給可能とする給油装置において、前記給油装置は、前記被供給体の燃料供給口に挿入されて前記被供給体に対して燃料油を吐出する給油ノズルと、前記給油ノズルを固定するノズル掛けと、前記ノズル掛けに設けられ、前記給油ノズルの掛け外しに連動して作動するノズルスイッチと、前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して作動するとともに、前記燃料送液経路に燃料油を吐出する給油ポンプと、第1接続部、第2接続部及び第3接続部を有し、前記第1接続部が前記荷卸しホースに接続されるジョイント管と、一端部が前記第2接続部に接続され、他端部が前記給油ポンプの吸入側に接続されるとともに、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して、前記ジョイント管側から前記給油ポンプの吸入側への燃料油の流動を開閉制御する電磁弁と、一端部が、前記燃料送液経路から分岐して接続され、又は、前記給油ポンプの吐出側であって前記燃料送液経路が接続された位置とは別の位置に接続され、他端部が前記第3接続部に接続されることにより形成された、前記給油ポンプから吐出された燃料油の一部を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の給油装置は、タンクローリの吐出口に接続された荷卸しホースを介して、前記タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ供給可能とする給油装置において、前記給油装置は、前記被供給体の燃料供給口に挿入されて前記被供給体に対して燃料油を吐出する給油ノズルと、前記給油ノズルを固定するノズル掛けと、前記ノズル掛けに設けられ、前記給油ノズルの掛け外しに連動して作動するノズルスイッチと、前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して作動するとともに、ポンプ本体と、前記ポンプ本体から吐出された燃料油に含まれる気体を取り除くセパレータとを有し、前記セパレータによって気体が取り除かれた燃料油を前記燃料送液経路へ吐出する給油ポンプと、第1接続部、第2接続部及び第3接続部を有し、前記第1接続部が前記荷卸しホースに接続されるジョイント管と、一端部が前記第2接続部に接続され、他端部が前記給油ポンプの吸入側に接続されるとともに、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して、前記ジョイント管側から前記給油ポンプの吸入側への燃料油の流動を開閉制御する電磁弁と、一端部が、前記給油ポンプの吐出側であって前記燃料送液経路が接続された位置とは別の位置に接続され、他端部が前記第3接続部に接続されることにより形成された、前記セパレータによって気体が取り除かれた燃料油以外の流体物を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の給油装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の給油装置であって、前記戻り流路は、上流側の圧力と下流側との圧力とに所定の差圧が生じた場合に開弁して上流側の内圧を減圧する減圧手段と、前記減圧手段の下流側に連なる戻り配管とを有することを特徴とする。
請求項6に記載の給油装置は、請求項5に記載の給油装置であって、前記戻り流路は、さらに、燃料油の前記減圧手段側から前記ジョイント管側への流動を許容し、前記ジョイント管側から前記減圧手段側への流動を阻止する逆止弁が設けられたことを特徴とする。
請求項7に記載の給油装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の給油装置であって、前記ジョイント管に接続された側の前記戻り流路の先端部は、前記ジョイント管内において、前記給油ポンプの吸入側が開口しており、前記タンクローリ側が開口してないことを特徴とする。
請求項8に記載の給油装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の給油装置であって、前記ジョイント管に接続された側の前記戻り流路の先端部は、前記ジョイント管内において、前記給油ポンプの吸入側へ向けて屈曲させたことを特徴とする。
請求項9に記載の給油装置は、請求項1乃至8のいずれかに記載の給油装置であって、前記ジョイント管に接続された側の前記戻り流路の先端部は、テーパー状に形成されたことを特徴とする。
請求項10に記載の給油装置は、請求項5乃至9のいずれかに記載の給油装置であって、前記減圧手段は、圧力逃がし弁であることを特徴とする。
この給油装置は、タンクローリと給油ポンプの吸入側との間にT字状のジョイント管を設け、給油ポンプから圧送された燃料油が給油ノズルへ流動する燃料送液経路から分岐させて、又は、給油ポンプの吐出側の任意の位置であって、給油ポンプから圧送された燃料油が給油ノズルへ流動する燃料送液経路とは別に、給油ポンプから吐出された燃料油の一部をジョイント管へ戻すための戻り流路が形成されている。
この戻り流路により、燃料送液経路に高まった内圧を、圧力の低いジョイント管へ逃がすことができると同時に、燃料油やベーパを外気に触れることなく回収することができる。ここで、燃料送液経路とは、給油ポンプの吐出側から給油ノズルまでに至る燃料油が流動する経路であり、流量計、給油ホース、パッキン等の機器や部材等も含まれる。
また、戻り流路は、燃料油が流動する戻り配管と、給油ポンプの吐出側と戻り配管との間に設けられ、上流側(給油ポンプの吐出側)の圧力と下流側(ジョイント管側)との圧力とに所定の差圧が生じた場合に開弁して上流側の内圧を減圧する減圧手段と、から構成され、これにより、燃料油が必要以上に戻り流路へ流れ込むのを防止しながら、燃料送液経路に高まった内圧を減圧させることが可能となる。
減圧手段には、圧力逃がし弁や圧力制御弁を利用することができる。圧力逃がし弁であれば、上流側の圧力と下流側との圧力とに所定の差圧が生じた場合にのみ開弁して、燃料送液経路に高まった内圧を戻り配管へ逃がして上流側の圧力を下流側へ解放させることにより、燃料送液経路に高まった内圧を減圧させることが可能となる。また、リリーフ弁、減圧弁等の圧力制御弁であっても同様に、燃料送液経路に高まった内圧を戻り配管へ逃がし、燃料送液経路に高まった内圧を減圧させることが可能となる。これらのいずれを利用するかは、設置する位置によって異なる。位置によっては、気体のみの場合もあれば、液体(燃料油)の量が多い場合もあることから、設置しようとする位置によって最適な弁を選択すればよい。
戻り流路には、さらに、燃料油の圧力逃がし弁側からジョイント管側への流動を許容し、ジョイント管側から圧力逃がし弁側への流動を阻止する逆止弁が設けることにより、タンクローリの吐出口から吐出された燃料油が戻り配管へ吸入するのを阻止しながら、戻り配管に流れる燃料油(給油ポンプから圧送された燃料油の一部)をジョイント管側へ戻して、再利用することができる。
ここで、一般的な給油ポンプの構造について説明する。給油ポンプは、ポンプ本体、セパレータ、フロート室等から構成され、このうち、ポンプ本体はモータの駆動によりホイールを回転させながら燃料油を汲み上げて吐出する。この時に、周囲の気体を巻き込みながら燃料油を汲み上げて吐出するため、吐出された燃料油には気体が混入される。そこで、セパレータによって、燃料油の中に混入した気体が取り除かれ、気体を取り除いた燃料油と、取り除かれた気体と、気体を取り除くことができなかった燃料油とに分離される。
請求項4に記載の給油装置は、セパレータによって気体が取り除かれた燃料油を燃料送液経路へ送り、気体が取り除かれた燃料油以外の流体物を戻り流路へ送られるようにして構成している。ここでいう戻り流路に送られる流体物とは、取り除かれた気体と、気体を取り除くことができなかった燃料油との双方又は一方をいう。例えば、気体と気体を取り除くことができなかった燃料油の双方を戻り流路へ送り、再び給油ポンプへ戻すことができる。この場合には、フロート室を設ける必要がないため、給油ポンプの小型化が可能となることから、給油装置も小型化が可能となる。また、フロート室を設けて、気体を取り除くことができなかった燃料油を戻り流路へ送ることも可能である。さらに、フロート室から気体を大気へ放たずに、戻り流路へ放すようにすれば、ベーパのみを回収できるメリットがある。なお、この場合における減圧手段の上流側は、ポンプ本体の吐出側となる。
ジョイント管に接続された側の戻り流路の先端部は、ジョイント管内において、給油ポンプの吸入側(ジョイント管の第2接続部側)が開口し、タンクローリ側(ジョイント管の第1接続部側)が開口していないように形成すれば、タンクローリの吐出口から吐出された燃料油が流動する方向と同一方向へ向けて放出することができ、燃料油の戻り流路への逆流を防止することが可能となる。
また、ジョイント管に接続された側の戻り流路の先端部は、ジョイント管内において、給油ポンプの吸入側(ジョイント管の第2接続部側)へ向けて案内するように屈曲させるように形成すれば、タンクローリの吐出口から吐出された燃料油が流動する方向と同一方向へ向けて放出することができ、燃料油の戻り流路への逆流を防止することが可能となる。
その際、ジョイント管に接続された側の戻り流路の先端部をテーパー状に形成すれば、タンクローリから給油ポンプの吸入側へ流れる燃料油の流動が阻害されるのを軽減させることが可能となり、また、燃料油の回り込みによって発生する燃料油の戻り流路への流れ込みを防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、給油装置1は、タンクローリ2の吐出口2aに接続された荷卸しホース3を介して、タンクローリ2に搭載されたガソリン等の燃料油を被供給体4へ給油可能としたものである。ここで、被供給体とは、自動車やオートバイ等の車両以外に、ヘリコプター等の航空機やドラム缶等の燃料容器も含まれる。
図2に示すように、給油装置1は、燃料油が流動する上流側(タンクローリ2側)から下流側(被供給体4側)へ向かって、ジョイント管11、電磁弁12、給油ポンプ101、流量計102、流量制御弁103、給油ホース13、給油ノズル14の順に構成される。このうち、給油ポンプ101と流量計102と流量制御弁103とが、金属パネルを組み合わせた密閉した筐体からなるハウジング10内に収容されている。
また、給油装置1は、上記の構成からなる燃料油の流動経路のうち、給油ポンプ101の吐出側から流量計102、流量制御弁103及び給油ホース13を経て給油ノズル14へ燃料油が流動する燃料送液経路Aとは別に、給油ポンプ101から圧送された燃料油の一部をジョイント管11へ戻すための戻り流路Bが形成されている。なお、図3に示すように、燃料送液経路Aから分岐して戻り流路Bが形成されても構わない。
給油装置1は、ハウジング10から給油ホース13が伸び、給油ホース13の先端に給油ノズル14が設けられ、給油ノズル14から燃料油を放出することができるようになっている。また、給油ノズル14には、給油ノズル14から放出される燃料油の流量をユーザの手の握りによって調整するノズルレバー14aが設けられている。
ハウジング10には、給油ノズル14を固定するノズル掛け105が設けられ、ノズル掛け105には、給油ノズル14の掛け外しを検出するノズルスイッチ106が設けられている。ノズルスイッチ106は、ノズル掛け105に給油ノズル14が掛けられた状態(収納された状態)ではスイッチをオフにし、ノズル掛け105から給油ノズル14が外された状態(収納されていない状態)ではスイッチをオンにする。
また、ハウジング10には、給油装置1を制御する制御装置104が設けられ、ノズルスイッチ106のオン・オフに連動して、電磁弁12、給油ポンプ101等の起動、停止等の制御を行なっている。なお、給油装置1に使用される電源は、自動車で使用される12Vや24V、家庭用100Vのいずれの電源も使用できるようになっている。
ジョイント管11はT字状に形成され、第1接続部11aと第2接続部11bと第3接続部11cとを有し、第1接続部11aと第2接続部11bとが、タンクローリ2の吐出口2aから吐出された燃料油が直線的に流動するように、対向する位置に配設されている。そして、第1接続部11aが口金5を介して荷卸しホース3に、第2接続部11bが電磁弁12に、第3接続部11cが戻り流路Bにそれぞれ接続されている。なお、第1接続部11aが荷卸しホース3に直接接続できるように形成されていれば、口金5を介して接続する必要はない。また、ジョイント管11はT字状に形成されていなくてもよく、タンクローリ2の吐出口2aと電磁弁12との間に、戻り流路Bが接続されるように形成されていればよい。
電磁弁12は、ジョイント管11と給油ポンプ101との間に設けられ、ノズルスイッチ106のオン・オフに連動して、ジョイント管11側から給油ポンプ101側への燃料油の流動を開閉制御する。具体的には、ノズル掛け105から給油ノズル14が外された状態(オンの状態)で開弁して燃料油の流動を許容し、ノズル掛け105に給油ノズル14が掛けられた状態(オフの状態)で閉弁して燃料油の流動を阻止する。
このような電磁弁12は、給油所に設置されている一般の給油装置には備えられていない。これは、給油装置1がタンクローリ2と直接接続された環境では、タンクローリ2の吐出口2aから吐出された燃料油が、給油ポンプ101が作動していない状態においても給油ポンプ101へ流入するおそれがあり、危険を伴うものであったことから、給油ポンプ101の吸入側(タンクローリ側)に電磁弁12を設け、安全性を確保したものである。この電磁弁12の始動をノズルスイッチ106のオン・オフに連動させることにより、別途スイッチを設けるよりも、より安全に給油装置1を使用できることが可能となる。なお、本実施の形態では、電磁弁12は、ハウジング10の外部に設けられているが、ハウジング10の内部に設けられていても構わない。
給油ポンプ101は、電磁弁12側を吸入側とし、流量計102側を吐出側として接続され、ノズルスイッチ106のオン・オフに連動して作動する。具体的には、給油ポンプ101は、ノズル掛け105から給油ノズル14が外された状態(オンの状態)で始動し、ノズル掛け105に給油ノズル14が掛けられた状態(オフの状態)で停止させる。
流量計102は、給油ポンプ101から圧送された燃料油の流量を計測し、制御装置104で所定の演算処理を行って、ハウジング10の前面に設けられた流量計量表示器1dに計測された現在の給油量を表示させる。
流量制御弁103は、給油ポンプ101により圧送された燃料油を、ノズルレバー14aの操作に連動して、燃料油の流量を無段階に調整することができるようになっている。
戻り経路Bは、給油ポンプ101の吐出側からジョイント管11へ向かって、減圧手段15、戻り配管16、逆止弁17の順に接続され構成されている。
減圧手段15は、燃料送液経路Aに高まった内圧を減圧するためのものであって、例えば、圧力逃がし弁を用いることができる。圧力逃がし弁であれば、上流側の圧力と下流側の圧力とに所定の差圧が生じた場合にのみ開弁して、燃料送液経路Aに高まった内圧(給油ポンプ101の吐出側に高まった圧力)を戻り配管16へ逃がし、燃料送液経路に高まった内圧を減圧することが可能となる。また、リリーフ弁、減圧弁等の圧力制御弁であっても構わない。
逆止弁17は、燃料油の減圧手段15側からジョイント管11側への流動を許容し、ジョイント管11側から減圧手段15側への流動を阻止して、ジョイント管11側から減圧手段15への逆流を防止している。この逆止弁17を設ける位置は、戻り配管16とジョイント管11の間に設けてもよく、戻り配管16の途中に設けても構わない。
本発明では、燃料流動経路Aが接続された位置とは別の位置に、給油ポンプ101の吐出側に戻り流路Bが接続されている。給油ポンプ101の吸入側と吐出側では差圧が生じているので、給油ポンプ101の吐出側の任意の位置に戻り流路Bが設けられていても構わない。例えば、図2に示すように、燃料流動経路Aの付近に設けても構わない。また、図3に示すように、燃料送液経路Aから分岐して戻り流路Bが形成されても構わない。また、図4のように、フロート室101cから大気に放たずに、戻り流路Bへ放すことも可能である。また、図5のように、フロート室101cを設けずに、気体と、分離しきれなかった燃料油とを、戻り流路Bへ放すことも可能である。このように給油ポンプのポンプ本体の吐出側(フロート室101c又はセパレータ101b)に戻り流路Bを設けると、戻り流路Bに連通している燃料送液経路Aの内圧を減圧することが可能となる。
戻り流路Bがジョイント管11に接続された側の先端が、ジョイント管11の第3接続部11cに接続され、その開口部から鉛直下方に向けて垂れ流すように放出してもよいが、燃料油の逆流を防止しながら、スムーズに放出するためには、図6に示すように、先端の構造を工夫するとよい。
例えば、図6aに示すように、戻り流路Bがジョイント管11に接続された側の先端の開口部は、第2接続部11b側(電磁弁12側)が開口し、第1接続部11a側(荷卸しホース3側)が開口していないように切欠部を形成してもよい。このように一方向にのみ開口部を設けることにより、タンクローリ2の吐出口2aから吐出された燃料油が電磁弁12側へ流動する方向と同一方向へ向けて戻り流路Bから燃料油を放出でき、かつ、電磁弁12側へ流れる燃料油が戻り流路Bへ流れ込むのを防止することができる。
また、図6bに示すように、戻り流路Bがジョイント管11に接続された側の先端部をテーパー状に形成すれば、荷卸しホース3から電磁弁12へ流れる燃料油の流動を阻害するのを軽減させることができるとともに、燃料油が戻り流路Bの先端部に衝突することにより生ずる回り込みによって発生する燃料油の戻り流路Bへの流れ込みを防止することができる。
また、図6cに示すように、戻り流路Bがジョイント管11に接続された側の先端部を第2接続部11b側へ向けて屈曲させて形成することもできる。
また、図6dに示すように、戻り流路Bがジョイント管11に接続された側の先端部を第2接続部11b側へ向けて屈曲させて、さらに上下のいずれかに斜め方向へ切断するように切欠部を設けることもできる。
また、図6eに示すように、戻り流路Bがジョイント管11に接続された側の先端部を第2接続部11b側へ向けて屈曲させて、さらにテーパー状に形成することもできる。
なお、この給油装置1を燃料過疎地域において使用する場合には、定期的に給油作業を行う必要があるため、その度にタンクローリ2と給油装置1を搭載したトラックとの2台で移動しなくても済むように、例えば、営業されなくなった給油所に給油装置1を常設することも可能である。そうすれば、タンクローリ2を駐車できるスペースがあり、すでに環境面にも配慮されていることから、より安全に給油装置1を使用することが可能となる。
また、非常時や燃料過疎地域では、所定の給油場所(給油装置1を設置する場所)にタンクローリ2を駐車することができない場合がある。また、この給油装置1によってヘリコプター等の航空機に対し給油する場合には、タンクローリ2を航空機の近くに寄せることができない。このような場合には、荷卸しホース3に延長ホース等を接続させて、給油装置1を使用することができる。
1 給油装置
2 タンクローリ
3 荷卸しホース
4 被供給体
10 ハウジング
11 ジョイント管
12 電磁弁
13 給油ホース
14 給油ノズル
14a ノズルレバー
15 減圧手段
16 戻り配管
17 逆止弁
101 給油ポンプ
102 流量計
103 流量制御弁
105 ノズル掛け
106 ノズルスイッチ
A 燃料流動経路
B 戻り流路
2 タンクローリ
3 荷卸しホース
4 被供給体
10 ハウジング
11 ジョイント管
12 電磁弁
13 給油ホース
14 給油ノズル
14a ノズルレバー
15 減圧手段
16 戻り配管
17 逆止弁
101 給油ポンプ
102 流量計
103 流量制御弁
105 ノズル掛け
106 ノズルスイッチ
A 燃料流動経路
B 戻り流路
Claims (10)
- タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ直接供給するための給油装置であって、
前記被供給体に対して燃料油を放出する給油ノズルと、
前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、
前記燃料送液経路に向けて燃料油を吐出する給油ポンプと、
前記給油ポンプの吸入側と前記タンクローリとの間に接続されるジョイント管と、
前記燃料送液経路から分岐して形成され、又は、前記給油ポンプの吐出側に前記燃料送液経路とは別に形成され、前記給油ポンプから吐出された燃料油の一部を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、
前記ジョイント管と前記給油ポンプとの間に設けられた電磁弁と、
を備えたことを特徴とする給油装置。 - タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ直接供給するための給油装置であって、
前記被供給体に対して燃料油を放出する給油ノズルと、
前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、
前記燃料送液経路に向けて燃料油を吐出する給油ポンプと、
前記給油ポンプの吸入側と前記タンクローリとの間に接続されるジョイント管と、
前記燃料送液経路から分岐して形成され、又は、前記給油ポンプの吐出側に前記燃料送液経路とは別に形成され、前記給油ポンプから吐出された燃料油の一部を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、
前記給油ノズルの掛け外しを検出するノズルスイッチと、
前記ジョイント管と前記給油ポンプとの間に設けられ、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して、前記ジョイント管側から前記給油ポンプ側への燃料油の流動を開閉制御する電磁弁と、
を備えたことを特徴とする給油装置。 - タンクローリの吐出口に接続された荷卸しホースを介して、前記タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ供給可能とする給油装置において、
前記給油装置は、
前記被供給体の燃料供給口に挿入されて前記被供給体に対して燃料油を吐出する給油ノズルと、
前記給油ノズルを固定するノズル掛けと、
前記ノズル掛けに設けられ、前記給油ノズルの掛け外しに連動して作動するノズルスイッチと、
前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、
前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して作動するとともに、前記燃料送液経路に燃料油を吐出する給油ポンプと、
第1接続部、第2接続部及び第3接続部を有し、前記第1接続部が前記荷卸しホースに接続されるジョイント管と、
一端部が前記第2接続部に接続され、他端部が前記給油ポンプの吸入側に接続されるとともに、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して、前記ジョイント管側から前記給油ポンプの吸入側への燃料油の流動を開閉制御する電磁弁と、
一端部が、前記燃料送液経路から分岐して接続され、又は、前記給油ポンプの吐出側であって前記燃料送液経路が接続された位置とは別の位置に接続され、他端部が前記第3接続部に接続されることにより形成された、前記給油ポンプから吐出された燃料油の一部を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、
を備えたことを特徴とする給油装置。 - タンクローリの吐出口に接続された荷卸しホースを介して、前記タンクローリに搭載された燃料油を被供給体へ供給可能とする給油装置において、
前記給油装置は、
前記被供給体の燃料供給口に挿入されて前記被供給体に対して燃料油を吐出する給油ノズルと、
前記給油ノズルを固定するノズル掛けと、
前記ノズル掛けに設けられ、前記給油ノズルの掛け外しに連動して作動するノズルスイッチと、
前記給油ノズルに連通された燃料送液経路と、
前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して作動するとともに、ポンプ本体と、前記ポンプ本体から吐出された燃料油に含まれる気体を取り除くセパレータとを有し、前記セパレータによって気体が取り除かれた燃料油を前記燃料送液経路へ吐出する給油ポンプと、
第1接続部、第2接続部及び第3接続部を有し、前記第1接続部が前記荷卸しホースに接続されるジョイント管と、
一端部が前記第2接続部に接続され、他端部が前記給油ポンプの吸入側に接続されるとともに、前記ノズルスイッチのオン・オフに連動して、前記ジョイント管側から前記給油ポンプの吸入側への燃料油の流動を開閉制御する電磁弁と、
一端部が、前記給油ポンプの吐出側であって前記燃料送液経路が接続された位置とは別の位置に接続され、他端部が前記第3接続部に接続されることにより形成された、前記セパレータによって気体が取り除かれた燃料油以外の流体物を前記ジョイント管へ戻す戻り流路と、
を備えたことを特徴とする給油装置。 - 前記戻り流路は、上流側の圧力と下流側との圧力とに所定の差圧が生じた場合に開弁して上流側の内圧を減圧する減圧手段と、前記減圧手段の下流側に連なる戻り配管とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の給油装置。
- 前記戻り流路は、さらに、燃料油の前記減圧手段側から前記ジョイント管側への流動を許容し、前記ジョイント管側から前記減圧手段側への流動を阻止する逆止弁が設けられたことを特徴とする請求項5に記載の給油装置。
- 前記ジョイント管に接続された側の前記戻り流路の先端部は、前記ジョイント管内において、前記給油ポンプの吸入側が開口しており、前記タンクローリ側が開口してないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給油装置。
- 前記ジョイント管に接続された側の前記戻り流路の先端部は、前記ジョイント管内において、前記給油ポンプの吸入側へ向けて屈曲させたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給油装置。
- 前記ジョイント管に接続された側の前記戻り流路の先端部は、テーパー状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の給油装置。
- 前記減圧手段は、圧力逃がし弁であることを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載の給油装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108341393A (zh) * | 2018-02-01 | 2018-07-31 | 衡阳泰豪通信车辆有限公司 | 一种可利用管道压力无动力加油装置 |
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-
2015
- 2015-02-03 JP JP2015019059A patent/JP5950372B1/ja active Active
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