JP5947756B2 - 無励磁作動型電磁ブレーキ - Google Patents

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本発明は無励磁作動型電磁ブレーキに関する。
従来の無励磁作動型電磁ブレーキとして特許文献1が知られている。同文献には、インナーヨークの先端の磁極部に所定形状の切り欠き部を形成して、該インナーヨークとアウターヨークとの間の磁気空隙部の部分を適正な体積となるように増大させる技術が開示されている。
実開平5−10833号公報
無励磁作動型電磁ブレーキにおいて、所定値の電流による励磁によりブレーキを非作動の状態とするためには、アウターヨークとインナーヨークとの間に所定のギャップを設ける必要がある。そのギャップの精度を保つためには、インナーヨーク及びアウターヨークの高い加工精度及び組立精度が求められていた。
本発明は、かかる問題点に鑑み、インナーヨーク及びアウターヨークの加工精度及び組立精度に依存せずに、インナーヨークとアウターヨークとの間のギャップの精度を保つことを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、アウターヨーク及びインナーヨークを同軸二重円筒状に形成して静止体に固定し、前記アウターヨークと前記インナーヨークとの間の円筒状空隙部に電磁コイルを収容して電磁石組立体を構成し、リング状又はリングを周方向に所定の間隔で略円弧状に分割した形状の永久磁石を前記電磁石組立体内に設け、前記電磁石組立体と軸方向に対向するようにアーマチュアを前記電磁石組立体に対して接離可能に配置するとともに、該アーマチュアを、前記電磁石組立体の軸線上に挿通した、前記静止体から突出するように設けられた回転軸に一体的に設け、かつ該アーマチュアを前記電磁石組立体から引き離す方向に付勢する付勢手段を設け、前記永久磁石によって、前記電磁コイルが励磁されない状態では、前記アーマチュアを前記付勢手段の付勢力に抗して前記電磁石組立体に吸着させて前記回転軸の回転を制動するとともに、前記電磁コイルが励磁されると前記永久磁石の磁束を打ち消す磁束が発生し、前記付勢手段の付勢力により前記アーマチュアを吸着から解放して前記回転軸に対する制動を解除する無励磁作動型電磁ブレーキにおいて、前記アウターヨークの軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔部が設けられるとともに、前記インナーヨークの軸方向一端から径方向外側に突出するようにリング状の鍔部が設けられ、前記アウターヨークの鍔部又は前記インナーヨークの鍔部が直接、前記静止体に固定され、前記アウターヨークの鍔部の軸方向の面にリング状かつ前記回転軸と同軸方向の凸部を設けるとともに、前記インナーヨークの鍔部の軸方向の面にリング状かつ前記回転軸と同軸方向の凸部を前記アウターヨークの凸部と軸方向に対向させて設け、前記アウターヨークの凸部により形成される凹部と前記インナーヨークの凸部により形成される凹部とに挟まれるように、軸方向に着磁された前記永久磁石が配置され、前記アウターヨークの凸部と前記インナーヨークの凸部とに挟まれるように非磁性体からなるリング状のギャップ材が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、インナーヨーク及びアウターヨークの加工精度及び組立精度に依存せずに、インナーヨークとアウターヨークとの間のギャップの精度を保つことができる。
本発明の一実施形態を示す図であり、(A)は永久磁石による磁束状態を示す横半断面図、(B)は励磁された電磁コイルによる磁束状態を示す横半断面図である。 (A)は図1(A)に対応する等価な磁気回路図であり、(B)は図1(B)に対応する等価な磁気回路図である。 本発明の他の実施形態を示す図であり、(A)は永久磁石による磁束状態を示す横半断面図、(B)は励磁された電磁コイルによる磁束状態を示す横半断面図である。
[第1の実施形態]
図1において、符号1は、静止体2から突出して設けられた回転軸3に装備された電磁ブレーキである。この電磁ブレーキ1は、回転軸3に一体的に設けられたリング状のアーマチュア4と、静止体2に固定され、かつ前記アーマチュア4と一定のギャップGaを置いて対向して配置された電磁石組立体5とを備えている。
アーマチュア4は、回転軸3の軸方向先端に装着されたハブ6に設けられたばねプレート7により支持され、かつ軸方向に沿って電磁石組立体5と接離可能に装着されている。このアーマチュア4は、軟磁性体で成形され、ばねプレート7により、常時、前記電磁石組立体5から引き離される方向(図示左方向)に付勢されている。
電磁石組立体5は、回転軸3と同軸に配置された二重円筒状のアウターヨーク51及びインナーヨーク52を備えている。つまり、回転軸3は、電磁石組立体5の軸線上に挿通されている。アウターヨーク51とインナーヨーク52との間にある円筒状空隙53内には、インナーヨーク52に巻回された電磁コイル54が収容されている。
アウターヨーク51には、軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔部51aが設けられ、この鍔部51aが静止体2に固定されている。さらに、鍔部51aの軸方向アーマチュア4側の面には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部51bが設けられ、この凸部51bの内周側にリング状の凹部51cが形成されている。
インナーヨーク52の軸方向かつ静止体2側の端部には、径方向外側に突出するようにかつ前記アウターヨーク51の鍔部51aと軸方向に対向するようにリング状の鍔部52aが設けられている。この鍔部52aの軸方向静止体2側の面の外周側には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部52bが設けられ、この凸部52bの内周側にリング状の凹部52cが形成されている。インナーヨーク52の凸部52b及び凹部52cはそれぞれ、アウターヨーク51の凸部51b及び凹部51cと軸方向に対向するように位置合わせがなされている。
そして、アウターヨーク51の凹部51cと、インナーヨーク52の凹部52cとで形成される円環状空間には、リング状の永久磁石55が設けられている。永久磁石55は、インナーヨーク52の鍔部52a側の軸方向端面がN極、アウターヨーク51の鍔部51a側の軸方向端面がS極となるように着磁されている。
さらに、アウターヨーク51の凸部51bと、インナーヨーク52の凸部52bとに挟まれるようにリング状のギャップ材56が設けられている。ギャップ材56の内径は、永久磁石55の外径よりも大きいか又は等しい。このギャップ材56の材質は非磁性体であり、銅又はステンレス鋼が好ましい。このようなギャップ材56により、アウターヨーク51の凸部51bと、インナーヨーク52の凸部52bとの間にリング状のギャップGbが軸方向に設けられる。このギャップGbは、前記永久磁石55の径方向外側に位置している。ギャップGbの軸方向の長さLGb1は、ギャップ材56の軸方向の肉厚と等しく、かつ永久磁石55の軸方向の肉厚Lよりも小さい。
以上のような電磁ブレーキ1において、永久磁石55の有効磁束φmを図1(A)の破線矢印により示している。永久磁石55の漏れ磁束については後述する。有効磁束φmは、永久磁石55のN極から、インナーヨーク52内をアーマチュア4に向かって軸方向に通過しアーマチュア4の内周側の領域に流入する。この有効磁束φmは、アーマチュア4内を径方向外向きに通過してアーマチュア4の外周側の領域からアウターヨーク51に流入する。有効磁束φmはさらに、アウターヨーク51内を鍔部51aに向かって軸方向に通過し、鍔部51a内を径方向内向きに通過して永久磁石55のS極に至る。このように還流する有効磁束φmにより、電磁コイル54が無励磁の状態では、アーマチュア4がばねプレート7の付勢力に抗して電磁石組立体5に吸着されるため、回転軸3の回転にブレーキが働く。
その一方で、電磁コイル54に対し、永久磁石55による磁束φmを打ち消す方向に所定値の電流を流すと、磁束φmと大きさがほぼ同じで向きが逆方向の磁束φcが図1(B)の破線矢印に示すように生じる。磁束φcは、インナーヨーク52内を鍔部52aに向けて軸方向に通過し、永久磁石55を迂回するように、鍔部52a内を径方向外向きに通過し、かつ凸部52b内を軸方向に通過してギャップGbに流入する。この磁束φcは、ギャップGbを軸方向に通過してアウターヨーク51の凸部51bに流入し、鍔部51a内を径方向外向きに通過し、アウターヨーク51内をアーマチュア4に向かって軸方向に通過する。磁束φcはさらに、ギャップGaを経たうえでアーマチュア4の外周側の領域に流入し、アーマチュア4内を径方向内向きに通過してアーマチュア4の内周側の領域からギャップGaを経たうえでインナーヨーク52に流入する。このように、磁束φcが前記有効磁束φmとは逆方向に還流することにより、磁束φmと磁束φcとが互いに打ち消し合って、その差がある値以下となるため、ばねプレート7の付勢力によりアーマチュア4は電磁石組立体5への吸着から解放される。その結果、ブレーキトルクは零となる。
電磁コイル54に流す電流をさらに増加させると、磁束φcの大きさが磁束φmの大きさを上回り、その差が大きくなるため、アーマチュア4は再び電磁石組立体5に吸着される。つまり、ブレーキトルクが再び生じる。したがって、永久磁石55により生じる磁界の強さと、ばねプレート7の付勢力とに合わせて、電磁コイル54への励磁電流の向き及び大きさを調整することにより、ブレーキトルクを制御することができる。
このように磁束φcは、永久磁石55を迂回するように、ギャップ材56により形成されたギャップGbを通過する。そのため、ギャップ材56及びギャップGbをそれぞれ、バイパスギャップ材56及びバイパスギャップGbとも呼ぶ。
以上のような無励磁作動型の電磁ブレーキ1を示した図1(A)及び(B)にそれぞれ対応する等価な磁気回路を図2(A)及び(B)に示している。
図2(A)は、電磁コイル54が励磁されていない図1(A)に対応する等価な磁気回路を示している。同図において、起磁力Emの永久磁石55により生じる磁束は、アーマチュア4に達する前記有効磁束φmと、アーマチュア4には達せずにバイパスギャップGbを通る漏れ磁束φmLとに分けられる。まず有効磁束φmは、アーマチュア4と電磁石組立体5との間のギャップGaによる磁気抵抗Rga1及びRga2を通過する。これに対し、漏れ磁束φmLは、バイパスギャップGbによる磁気抵抗Rgbを通過する。アーマチュア4側に流れる有効磁束φmにより、アーマチュア4が電磁石組立体5に吸着され、同図において電磁ブレーキ1は作動状態にある。
図2(B)は、電磁コイル54に前記所定値の電流を流した図1(B)に対応する等価な磁気回路を示している。同図において、起磁力Ecの電磁コイル54により生じる磁束φcは、磁気抵抗Rga1及びRga2を、永久磁石55の有効磁束φmとは逆向きに通過するとともに、磁気抵抗Rgbを通過する。そして、永久磁石55による有効磁束φmと電磁コイル54による磁束φcとが互いに打ち消し合い、その差がある値以下になるため、アーマチュア4が電磁石組立体5への吸着から解放され、同図において電磁ブレーキ1は非作動状態になる。
以上に鑑みて、バイパスギャップGbによる磁気抵抗Rgbが小さいほど、アーマチュア4の解放に必要な電磁コイル54の起磁力Ecを小さくすることができ、結果としてアーマチュア4を容易に解放することができる。その一方で、磁気抵抗Rgbをある程度大きくして、永久磁石55の漏れ磁束φmLを小さくすることで、無励磁の状態において電磁ブレーキ1を効率的に作動させることができる。つまり、バイパスギャップGbによる磁気抵抗Rgbの値は、ある数値範囲内に収める必要があり、そのためには、バイパスギャップGbの軸方向の長さLGb1を適当な数値範囲に限定する必要がある。
本実施形態においては、バイパスギャップGbをバイパスギャップ材56で管理することができるため、アウターヨーク51及びインナーヨーク52の加工精度及び組立精度に依存せずしてバイパスギャップGbの長さLGb1の精度を保つことができる。加えて、バイパスギャップ材56が設けられていることにより、バイパスギャップGbを経由したゴミなどの侵入及び付着を防ぐことができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態を変更した実施形態を図3に示している。まず、アウターヨーク51とインナーヨーク52との間にある円筒状空隙53内には、インナーヨーク52に巻回された電磁コイル54が収容されている。そして、インナーヨーク52の鍔部52aが静止体2に固定されている。さらに、鍔部52aの軸方向アーマチュア4側の面には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部52bが設けられ、この凸部52bの外周側にリング状の凹部52cが形成されている。
アウターヨーク51の鍔部51aは、インナーヨーク52の鍔部52aと軸方向に対向するように設けられている。この鍔部51aの軸方向静止体2側の面の内周側には、リング状かつ回転軸3と同軸方向の凸部51bが設けられ、この凸部51bの外周側にリング状の凹部51cが形成されている。アウターヨーク51の凸部51b及び凹部51cはそれぞれ、インナーヨーク52の凸部52b及び凹部52cと軸方向に対向するように位置合わせがなされている。
そして、アウターヨーク51の凹部51cと、インナーヨーク52の凹部52cとに挟まれるように、リング状の永久磁石55が設けられている。さらに、アウターヨーク51の凸部51bと、インナーヨーク52の凸部52bとに挟まれるようにリング状のバイパスギャップ材56が設けられている。バイパスギャップ材56の外径は、永久磁石55の内径よりも小さいか又は等しい。このバイパスギャップ材56によるバイパスギャップGbは、前記永久磁石55の径方向内側に位置している。バイパスギャップGbの軸方向の長さLGb2は、ギャップ材56の軸方向の肉厚と等しく、かつ永久磁石55の軸方向の肉厚Lよりも小さい。
以上のような本実施形態においては、第1の実施形態とは異なり、永久磁石55の径方向内側にバイパスギャップGbを設けている。このような本実施形態によっても、図2に示したような磁気回路が得られ、第1の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
[その他]
ハイブリッド型ステッピングモーターのロータに使用している永久磁石を電磁ブレーキ1の永久磁石55及び55として流用することができる。静止体2がハイブリッド型ステッピングモーターの場合には、部品の種類を削減することができる。さらに、ハイブリッド型ステッピングモーターのロータと電磁石組立体5とに、永久磁石のもととなる着磁前の素材を組み込んだうえで、電磁ブレーキ1をハイブリッド型ステッピングモーターに組み付け、前記ロータの着磁前の素材と電磁石組立体5の着磁前の素材とに対して同時に着磁を施すことができる。これにより、工数を削減することができる。
永久磁石55及び55はリング状に限られず、リングを周方向に所定の間隔で略円弧状に分割した形状でもよい。
ばねプレート7に限らず、常時、アーマチュア4を電磁石組立体5から引き離す方向に付勢する任意の付勢手段を用いることができる。
永久磁石55及び55による磁束φmの方向及び電磁コイル54及び54による磁束φcの方向は、図示したものに限られず、磁束φmとは逆方向に磁束φcが生じればよい。
上記において、本発明に係る無励磁作動型電磁ブレーキの特定の実施形態について具体的に説明した。しかし、本発明は、このような実施形態に限定されず、当業者にとって明らかな変更、修正は、全て本発明の技術的範囲に含まれる。
1 電磁ブレーキ
2 静止体
3 回転軸
4 アーマチュア
5 電磁石組立体
6 ハブ
7 ばねプレート

51、51 アウターヨーク
51a、51a 鍔部
51b、51b 凸部
51c、51c 凹部
52、52 インナーヨーク
52a、52a 鍔部
52b、52b 凸部
52c、52c 凹部
53、53 円筒状空隙
54、54 電磁コイル
55、55 永久磁石
56、56 ギャップ材

Ga ギャップ
Gb、Gb バイパスギャップ
Gb1 バイパスギャップGbの軸方向の長さ
Gb2 バイパスギャップGbの軸方向の長さ
、L 肉厚

Em 永久磁石の起磁力
Ec コイルの起磁力
φm 永久磁石の有効磁束
φmL 永久磁石の漏れ磁束
φc 電磁コイルによる磁束
Rga1 ギャップGaによる磁気抵抗
Rga2 ギャップGaによる磁気抵抗
Rgb バイパスギャップGbによる磁気抵抗

Claims (2)

  1. アウターヨーク及びインナーヨークを同軸二重円筒状に形成して静止体に固定し、前記アウターヨークと前記インナーヨークとの間の円筒状空隙部に電磁コイルを収容して電磁石組立体を構成し、リング状又はリングを周方向に所定の間隔で略円弧状に分割した形状の永久磁石を前記電磁石組立体内に設け、前記電磁石組立体と軸方向に対向するようにアーマチュアを前記電磁石組立体に対して接離可能に配置するとともに、該アーマチュアを、前記電磁石組立体の軸線上に挿通した、前記静止体から突出するように設けられた回転軸に一体的に設け、かつ該アーマチュアを前記電磁石組立体から引き離す方向に付勢する付勢手段を設け、前記永久磁石によって、前記電磁コイルが励磁されない状態では、前記アーマチュアを前記付勢手段の付勢力に抗して前記電磁石組立体に吸着させて前記回転軸の回転を制動するとともに、前記電磁コイルが励磁されると前記永久磁石の磁束を打ち消す磁束が発生し、前記付勢手段の付勢力により前記アーマチュアを吸着から解放して前記回転軸に対する制動を解除する無励磁作動型電磁ブレーキにおいて、
    前記アウターヨークの軸方向一端から径方向内側に突出するようにリング状の鍔部が設けられるとともに、前記インナーヨークの軸方向一端から径方向外側に突出するようにリング状の鍔部が設けられ、前記アウターヨークの鍔部又は前記インナーヨークの鍔部が直接、前記静止体に固定され、前記アウターヨークの鍔部の軸方向の面にリング状かつ前記回転軸と同軸方向の凸部を設けるとともに、前記インナーヨークの鍔部の軸方向の面にリング状かつ前記回転軸と同軸方向の凸部を前記アウターヨークの凸部と軸方向に対向させて設け、前記アウターヨークの凸部により形成される凹部と前記インナーヨークの凸部により形成される凹部とに挟まれるように、軸方向に着磁された前記永久磁石が配置され、前記アウターヨークの凸部と前記インナーヨークの凸部とに挟まれるように非磁性体からなるリング状のギャップ材が設けられることを特徴とする無励磁作動型電磁ブレーキ。
  2. 前記ギャップ材が銅又はステンレス鋼からなることを特徴とする請求項1に記載の無励磁作動型電磁ブレーキ。
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