JP5945002B2 - 変圧器および変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧を変換する変圧器に関する。
近年、地球環境保全への意識の高まりから、DC−DCコンバータ等の各種変換器(電力変換器)の高効率化が求められている。そのため、変換回路のトポロジーやその制御技術が進歩している。変換回路に用いられる各種回路素子においても、新材料の適用や構造の改良等により、その損失を小さくする施策がなされている。例えば、変換回路の主な損失源となっているスイッチング素子においては、シリコンカーバイドの実用化により、大幅な損失低減が見込まれている。今後、変換器の損失をより一層低減するためには、コンデンサや磁気デバイス等の受動部品の損失を低減する必要がある。
磁気デバイスの代表例として変圧器がある。一般に、変換器に用いられる変圧器は、入力側の回路に接続される一次巻線と、出力側の回路に接続される二次巻線と、これら一次巻線および二次巻線に巻き回されるコアとを有する。変圧器が駆動状態にあるとき、コアにおいて鉄損と呼ばれる損失が発生する。鉄損は磁束密度や周波数等に依存し、磁束密度が高いほど鉄損は大きくなる。従来の変圧器においては、磁路の短いコアの内周側ほど磁気抵抗が低く、磁束が集中する。そのため、内周側ほど鉄損が増大していた。
そこで、コア内の磁束密度分布の不均衡を抑制する方法が知られている(特許文献1及び2)。これらの方法は、磁路長が短く磁気抵抗が小さい内周側に、外周側より劣る磁気特性を有する電磁鋼板を配置し、磁路長が長く磁気抵抗が大きい外周側に、内周側より優れた磁気特性を有する電磁鋼板を配置することで、コアの断面内における磁束密度分布の均一化を図っている。
特開2005−136059号公報 特開2007−43040号公報
しかしながら、このように磁束密度分布の不均衡を抑制する方法は、磁気特性の異なるコアを用意する必要がある。また、外周側に配置されるコアは、磁路長が長いことから、優れた磁気特性を必要とするために高価になり、コストが増加する。
本発明の一態様である変圧器は、第1のコアと、第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、第2のコアの外側で第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、第2のコアの外側で第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、第1のコアの磁脚と第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、第1のコアの磁脚と第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、を備える。
本発明の一態様によれば、複数のコア内の磁束密度分布を均一化することができる。
図1は、本発明の実施例1の変圧器1の構成を示す垂直断面図である。 図2は、比較例の変圧器50における磁束密度分布を示す。 図3は、変圧器1における磁束密度分布を示す。 図4は、変圧器2の構成を示す垂直断面図である。 図5は、変圧器3の構成を示す垂直断面図である。 図6は、変圧器4の構成を示す垂直断面図である。 図7は、変圧器5の構成を示す垂直断面図である。 図8は、透磁率が異方性を有しないコアを用いた場合の変圧器1における磁束経路の一例を示す。 図9は、実施例2の変圧器6の構成を示す垂直断面図である。 図10は、実施例3の変圧器7の構成を示す垂直断面図である。 図11は、変圧器7の構成を示す水平断面図である。 図12は、実施例4の変圧器8の構成を示す垂直断面図である。 図13は、変圧器8の構成を示す側面図である。 図14は、実施例5の発電システム200の構成を示すブロック図である。 図15は、実施例5の変形例の発電システム202の構成を示すブロック図である。 図16は、比較例の電気自動車の電源システム300の構成を示すブロック図である。 図17は、実施例6の電源システム302の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1の変圧器1の構成を示す垂直断面図である。変圧器1は、貫通孔が形成されたコア101と、貫通孔が形成されたコア102とを有する。コア102は、コア101の貫通孔内に設けられる。コア102の平均磁路長は、コア101の平均磁路長より短い。変圧器1は更に、コア101の貫通孔内を通り、コア102の外側でコア101の磁脚に巻き回された一次巻線103と、コア101の貫通孔内を通り、コア102の外側でコア101の磁脚に巻き回された二次巻線104と、コア101、102の貫通孔内を通り、コア101の磁脚とコア102の磁脚との束に巻き回された一次巻線105と、コア101、102の貫通孔内を通り、コア101の磁脚とコア102の磁脚との束に巻き回された二次巻線106とを有する。
一次巻線103、105は、電気的に直列に接続されている。一次巻線103、105は、コア101、102の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。本実施例における一次巻線103、105は、同じ巻方向である。二次巻線104、106は、電気的に直列に接続されている。二次巻線104、106は、同じ巻方向に巻き回され、両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。本実施例における二次巻線104、106は、同じ巻方向である。本実施例におけるコア101、102は、巻鉄心であり、同一の磁気特性を有する材料から製造される。本実施例におけるコア101、102の断面積は、磁束経路に亘って一定である。
以下、変圧器1における磁束密度分布の均一化について説明する。
まず、変圧器1の比較例の磁束密度分布について説明する。
図2は、比較例の変圧器50における磁束密度分布を示す。この図は、変圧器50の構成と、変圧器50内のA−A線上の磁束密度分布とを示す。変圧器50は、コア171と、コア171の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線172及び二次巻線173とを有する。コア171は、同一の磁気特性を有する材料から製造される。
真空の透磁率をμ0とする。或るコアの断面積をS、そのコアの比透磁率をμr、そのコアの磁路長をL、そのコアの磁気抵抗をRとすると、Rは次式で表される。
R=L/(μ0・μr・S) …(1)
即ち、磁路長が長くなるほど、磁気抵抗が高くなる。従って、コア171の内部では、内周側へ向かうにつれて、磁路が短くなり、磁気抵抗が小さくなるため、磁束密度が高くなる。コア171の最内周において磁束密度は最大になる。コア171の内部における磁束密度の最大値が高くなると、変圧器の鉄損は大きくなる。
次に、変圧器1の磁束密度分布について説明する。
図3は、変圧器1における磁束密度分布を示す。この図は、変圧器1の構成と、変圧器1内のC−C線上の磁束密度分布とを示す。磁束密度分布は、一次巻線105により発生する磁束密度分布161と、一次巻線103により発生する磁束密度分布162と、一次巻線105、103により発生する磁束密度分布163とを示す。
まず、一次巻線105により発生する磁束密度分布161について説明する。コア102の内部において、一次巻線105により発生する磁束は、磁気抵抗が最も低いコア102の最内周で最も集中し、コア102の外周側へ向かうにつれて疎になっていく。コア102の最外周の磁路長と、コア101の最内周の磁路長とは不連続であるため、コア102とコア101の境界面Bにおいて磁束密度分布は不連続となる。コア101の内部において、一次巻線105により発生する磁束は、コア101の外周側へ向かうにつれて疎になっていく。次に、一次巻線103により発生する磁束密度分布162について説明する。一次巻線103はコア101にのみ巻き回されているため、一次巻線103により発生する磁束は、コア101の内部にのみ分布する。次に、一次巻線105、103により発生する磁束密度分布163について説明する。一次巻線103、105は、コア101、102の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さないため、コア101の内部に分布する磁束は、一次巻線103により発生する磁束と、一次巻線105により発生する磁束との重ね合わせとなる。
理想的には、コア101、102の夫々について、巻き回される一次巻線の総巻数が磁気抵抗に比例するように設定すれば、コア101、102の夫々の内部の磁束密度分布は等しくなる。すなわち、変圧器1においては、コア102に巻き回される一次巻線103、105の総巻数と、コア101に巻き回される一次巻線105の巻数との比が、コア102の磁気抵抗とコア101の磁気抵抗との比と等しくなるとき、コア101、102の夫々の内部の磁束密度分布は等しくなる。このとき、変圧器1の鉄損が最小になる。
以上に説明したように、変圧器1の磁束密度分布は、比較例の変圧器の磁束密度分布に比べて均一化される。これにより、変圧器1の鉄損は、比較例の変圧器の鉄損より低くなり、変圧器1の電力変換効率は、比較例の変圧器の電力変換効率より高くなる。また、比較例の変圧器と同等の電力変換効率を実現する場合、変圧器1は比較例の変圧器より小型にすることができる。また、変圧器1は、磁束密度分布の均一化のために、複数のコアに夫々磁気特性の異なる複数の材料を用いる必要がない。
以下、変圧器1の変形例である変圧器2について説明する。
図4は、変圧器2の構成を示す垂直断面図である。この変圧器2において、変圧器1の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。変圧器2は、変圧器1における一次巻線105の代わりに、一次巻線405、406を有し、二次巻線106の代わりに二次巻線407、408を有する。一次巻線103、405、406は、電気的に直列に接続されており、コア101、102の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。二次巻線104、407、408は、電気的に直列に接続されており、それらの巻線両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。
コア101、102の両側に、一次巻線405、406が夫々配置され、二次巻線407、408が夫々配置される。このような左右対称型の構成とすることで、変圧器1に比べて設置性を高められる。また、一次巻線105を一次巻線405、406に分割し、二次巻線106を二次巻線407、408に分割することにより、巻線の形成や装填の際に、巻線の重量による負担を軽減することができる。
以下、変圧器1の変形例である変圧器3について説明する。
図5は、変圧器3の構成を示す垂直断面図である。変圧器3は、貫通孔が形成されているコア501と、コア501の貫通孔内に配置され、貫通孔が形成され、コア501の平均磁路長より短い平均磁路長を有するコア502と、コア501の外周面のうち側方の平面に接し、貫通孔が形成されているコア503と、コア503の貫通孔内に配置され、貫通孔が形成され、コア503の平均磁路長より短い平均磁路長を有するコア504とを有する。変圧器3は更に、コア501、コア503の貫通孔内を通り、コア502、504の外側でコア501、503の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線505及び二次巻線506と、コア501、502、503、504の貫通孔内を通り、コア501、502、503、504の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線507及び二次巻線508とを有する。一次巻線505、507は、電気的に直列に接続されており、コア501、502、503、504の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。二次巻線506、508は、電気的に直列に接続されており、それらの巻線両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。
変圧器3のような構成とすることで、コア一個当たりの重量を軽減することができる。これにより、変圧器3の製作の際の重量負担を軽減することができるほか、特に大容量の変圧器3においては、分割輸送にも適している。
以下、変圧器1の変形例である変圧器4について説明する。
図6は、変圧器4の構成を示す垂直断面図である。この変圧器4において、変圧器3の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。変圧器4は、変圧器3の要素に加え、コア502の貫通孔内に配置され、貫通孔が形成され、コア502の平均磁路長より短い平均磁路長を有するコア601と、コア504の貫通孔内に配置され、貫通孔が形成され、コア504の平均磁路長より短い平均磁路長を有するコア602とを有する。変圧器4は更に、コア501、502、503、504、601、602の貫通孔内を通り、コア501、502、503、504、601、602の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線603及び二次巻線604を有する。一次巻線505、507、603は、電気的に直列に接続されており、コア501、502、503、504、601、602の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。二次巻線506、508、604は、電気的に直列に接続されており、それらの巻線両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。
変圧器4のような構成とすることで、変圧器3と比べ、コアの一個当たりの重量をさらに軽減することができる。また、コアの内部の磁束密度分布を均一化した大容量の変圧器4を提供することができる。
以下、変圧器1の変形例である変圧器5について説明する。
図7は、変圧器5の構成を示す垂直断面図である。この変圧器5において、変圧器3の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。変圧器5は、変圧器3の要素に加え、コア501、503の外側に配置にされ、コア501、503の外側の平面に接し、貫通孔が形成されているコア701と、コア701の側方の一方に配置され、コア701の外周面の一部の平面に接し、貫通孔が形成されているコア702と、コア702の貫通孔内に配置され、貫通孔が形成され、コア702の平均磁路長より短い平均磁路長を有するコア703と、コア701の側方の他方に配置され、コア701の外周面の一部の平面に接し、貫通孔が形成されているコア704と、コア704の貫通孔内に配置され、貫通孔が形成され、コア704の平均磁路長より短い平均磁路長を有するコア705とを有する。即ち、コア501、503は、コア701の貫通孔内に配置されている。
変圧器5は更に、コア501、702の貫通孔内を通り、コア502、703の外側でコア501、701、702の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線706及び二次巻線707と、コア503、704の貫通孔内を通り、コア504、705の外側でコア503、701、704の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線708及び二次巻線709と、コア502、703の貫通孔内を通り、コア501、502、701、702、703の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線710及び二次巻線711と、コア504、705の貫通孔内を通り、コア503、504、701、704、705の磁脚の周囲に巻き回される一次巻線712及び二次巻線713とを有する。
一次巻線505、507は、電気的に直列に接続されており、コア501、502、503、504の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。二次巻線506、508は、電気的に直列に接続されており、それらの巻線両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。一次巻線706、710は、電気的に直列に接続されており、コア501、502、701、702、703の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。二次巻線707、711は、電気的に直列に接続されており、それらの巻線両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。一次巻線708、712は、電気的に直列に接続されており、コア503、504、701、704、705の内部に発生させる磁束を互いに打ち消さない方向に巻き回される。二次巻線709、713は、電気的に直列に接続されており、それらの巻線両端に発生する誘起電圧を互いに打ち消さない方向に巻き回される。
このように変圧器5は、一次巻線505、507及び二次巻線506、508の組と、一次巻線706、710及び二次巻線707、711の組と、一次巻線708、712及び二次巻線709、713の組とを有する。これらの三組により、三相電圧を扱うことができる。また、変圧器5は、従来の三相変圧器と比べて、コアの内部の磁束密度分布を均一化することができる。
本発明は、変圧器1〜5の構成に限定されない。すなわち本発明は、変圧器1を基本構成として、一次巻線、二次巻線、及びコアの分割や追加を行うことや、一次巻線、二次巻線、及びコアの位置関係を変更することで得られる全ての構成を含む。
以下、二つのコアの間に空隙を設ける実施例について説明する。
まず、透磁率が異方性を有しないコアを用いた場合の変圧器1について説明する。
図8は、透磁率が異方性を有しないコアを用いた場合の変圧器1における磁束経路の一例を示す。例えば、通常のフェライトコアやダストコアの透磁率は、異方性を有しない(等方性を有する)。透磁率が異方性を有しない場合、コア101の内部を還流する磁束経路901と、コア102の内部を還流する磁束経路902とに加え、コア101の一部とコア102の一部を経る磁束経路903が存在する。磁束経路903は、前述の磁束密度分布の均一化に寄与しない。
次に、本実施例の変圧器6について説明する。
図9は、実施例2の変圧器6の構成を示す垂直断面図である。この変圧器6において、変圧器1の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。変圧器6は、変圧器1におけるコア101と102の間に空隙801を有する。
変圧器3のようにコア101とコア102の間に空隙801を設けることにより、コア101とコア102間の磁気抵抗をコア101とコア102の内部の磁気抵抗より大幅に高め、磁束経路903を経る磁束を少なくすることができる。これにより、磁束密度分布の均一化の効果を高めることができる。
アモルファス金属やナノ結晶軟磁性材を用いた十〜数十マイクロメートル程度の厚さの薄帯を巻き回し積層することでコアを形成する場合、このようなコアは、その構造上、透磁率が異方性を有するので、空隙801を設けなくても磁束密度分布は均一化されやすい。しかし、透磁率が異方性を有する場合であっても、磁束方向の透磁率と、垂直方向の透磁率との比率が小さいときには、空隙801を設けることにより、磁束密度分布の均一化の効果を高めることができる。
変圧器6は、一次巻線105、および二次巻線106が巻き回されていない磁脚側のコア間に空隙801を設ける例を示しているが、空隙の位置はこの例に限定されるものではない。例えば、変圧器2のように、左右の磁脚に巻線を巻き回している場合、両磁脚のコア間に空隙を設けることにより、左右の対称性を損なうことなく、磁束密度分布の均一化の効果を高めることができる。
以下、内側のコアの断面積を外側のコアの断面積より小さくする実施例について説明する。
図10は、実施例3の変圧器7の構成を示す垂直断面図である。図11は、変圧器7の構成を示す水平断面図である。この水平断面図は、変圧器7の垂直断面図におけるD−D線矢視断面を示す。この変圧器7において、変圧器3の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。但し、コア502の断面積は、コア501の断面積より小さく、コア504の断面積は、コア503の断面積より小さい。
変圧器7のような構成とすることで、変圧器3に比べ、一次巻線507及び二次巻線508の長さを短くすることができる。これにより、変圧器の小型化及び軽量化を果たすと同時に、銅損を低減することができる。
以下、コアに生じる応力を分散させる実施例について説明する。
図12は、実施例4の変圧器8の構成を示す垂直断面図である。図13は、変圧器8の構成を示す側面図である。この変圧器8において、変圧器1の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。変圧器8は、変圧器1の要素に加え、コア102の底面を支持する支持部113と、一次巻線103及び二次巻線104の底面を支持する支持部111と、一次巻線105及び二次巻線106の底面を支持する支持部112とを有する。コア支持部は例えば、支持部113に対応する。巻線支持部は例えば、支持部111、112に対応する。
コアの材料には、応力によって磁気特性が悪化する材料がある。そのような材料の一例がアモルファスコアである。変圧器が大容量である場合、コアの自重によるコアへの応力が大きいため、その応力によって磁気特性が悪化する。また、コアに別のコアや巻線等が載せられる場合も、コアに応力が生じる。そこで、本実施例では、変圧器8のように、コアや巻線を載せる支持部111、112、113を設けることにより、応力を分散させ、応力による磁気特性の悪化を低減する。支持部111、112、113の何れかは、省かれても良い。なお、このような支持部111、112、113は、変圧器8の構成に限定されない。例えば、支持部111〜113を、コアや巻線を天井から吊り下げる機構に置き換えても、支持部111〜113と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の変圧器を適用した変換器及び発電システムの実施例について説明する。
図14は、実施例5の発電システム200の構成を示すブロック図である。この発電システム200は、m個の発電装置201を有する。mは、1以上の整数である。複数の発電装置201の夫々は、直流出力端子を有し、直流電力を出力する。複数の発電装置201は、電気的に直列に接続され、その直列接続の両端に直流出力端子を有する。この直流出力端子が直流送電手段137に電気的に接続されることにより、発電システム200は、直流送電手段137に直流電力を供給する。
複数の発電装置201の夫々は、交流電力を発生させる交流発電機131と、その交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータ134と、その直流電力の電圧を変換する変換器10とを有する。変換器10は、直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータ135と、その交流電力の電圧を変換する変圧器9と、変換された交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータ136とを有する。変圧器9は、前述の変圧器1〜8の何れかが適用されたものである。
交流発電機131は、タービン発電機、風力発電機、水力発電機等、回転運動を利用して交流電力を発生させる発電機を含んでいる。交流発電機131の交流出力端子は、AC−DCコンバータ134の交流入力端子に電気的に接続される。AC−DCコンバータ134の直流出力端子は、DC−ACコンバータ135の直流入力端子に電気的に接続される。DC−ACコンバータ135の交流出力端子は、変圧器9の一次巻線に電気的に接続される。変圧器9の二次巻線は、AC−DCコンバータ136の交流入力端子に電気的に接続される。AC−DCコンバータ136の直流出力端子は、発電装置201の直流出力端子である。
以下、実施例5の変形例の発電システムについて説明する。
図15は、実施例5の変形例の発電システム202の構成を示すブロック図である。この発電システム202において、発電システム200の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。発電システム202は、複数の発電装置201に代えて、複数の発電装置203を有する。複数の発電装置203の夫々は、直流出力端子を有し、直流電力を出力する。複数の発電装置203は、電気的に直列に接続され、その直列接続の両端に直流出力端子を有する。この直流出力端子が直流送電手段137に電気的に接続されることにより、発電システム202は、直流送電手段137に直流電力を供給する。
複数の発電装置203の夫々は、直流電力を発生させる直流発電機132と、その直流電力の電圧を変換する変換器10とを有する。
直流発電機132は、太陽光発電等、直流電力を発生させる発電機を含んでいる。直流発電機132の直流出力端子は、DC−ACコンバータ135の直流入力端子に電気的に接続される。DC−ACコンバータ135の交流出力端子は、変圧器9の一次巻線に電気的に接続される。変圧器9の二次巻線は、AC−DCコンバータ136の交流入力端子に電気的に接続される。AC−DCコンバータ136の直流出力端子は、発電装置203の直流出力端子である。
本実施例によれば、変圧器9を用いることにより、発電装置201、203や発電システム200、202の体積や設置面積を低減することが可能となる。
以下、本発明の変圧器を適用した電気自動車の電源システムの実施例について説明する。
まず、本実施例の電源システムの比較例について説明する。
図16は、比較例の電気自動車の電源システム300の構成を示すブロック図である。この電源システム300において、発電システム200の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。電源システム300は、交流電源141からの交流電力を直流電力に変換して制御する充電器301と、充電器301からの直流電力の充電及び放電を行うバッテリ148と、バッテリ148からの直流電力の電圧を変換する変換器22と、バッテリ148の電圧より低い電圧を有し、変換器22からの直流電力の充電及び放電を行うバッテリ149と、バッテリ149又は変換器22からの直流電力の電圧を変換するDC−DCコンバータ146と、DC−DCコンバータ146からの直流電力により駆動される負荷147とを有する。変換器22は、バッテリ148からの直流電力を交流電力に変換するDC−ACコンバータ135と、DC−ACコンバータ135からの交流電力の電圧を変換する変圧器21と、変圧器21からの交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータ136とを有する。
充電器301は、交流電源141からの交流電力を直流電力に変換するAC−DCコンバータ142と、AC−DCコンバータ142からの直流電力をバッテリ148の充電に必要な電圧に変圧してバッテリ148に直流電力を供給するDC−DCコンバータ143と、AC−DCコンバータ142からの直流電力をバッテリ149の充電に必要な電圧に変圧してバッテリ149に直流電力を供給するDC−DCコンバータ144とを有する。
負荷147へ大きな電力を供給する必要がある場合、変換器22は、バッテリ148からの直流電力をDC−DCコンバータ146へ供給する。しかし、充電器301がバッテリ148を充電している場合など、バッテリ148から負荷147への電力を確保できない場合、変換器22の電力変換効率が低下する。この場合、充電器301のDC−DCコンバータ144は、AC−DCコンバータ142からの直流電力をDC−DCコンバータ146とバッテリ149へ供給する。変換器22と比較すると、DC−DCコンバータ144の電流の許容量は小さいが、DC−DCコンバータ144の電力変換効率は高い。
次に、本実施例の電源システムについて説明する。
図17は、実施例6の電源システム302の構成を示すブロック図である。この電源システム302において、電源システム300の要素の同一物又は相当物である要素には同一符号を付し、その説明を省略する。電源システム300と比較すると、電源システム302は、充電器301に代えて充電器303を有し、変換器22に代えて変換器10を有する。変換器22と比較すると、変換器10は、変圧器21に代えて変圧器9を有する。変圧器9は、前述の変圧器1〜8の何れかが適用されたものである。充電器301と比較すると、充電器303は、DC−DCコンバータ144を必要としない。
変圧器21より電力変換効率が高い変圧器9を用いることにより、バッテリ148から負荷147へ必要な電力供給量を確保できない場合の電力変換効率を向上させ、DC−DCコンバータ144を省くことができる。これにより、電源システム302の部品点数が削減され、コストを削減することができる。
以上の実施例で説明された技術は、次のように表現することができる。
(表現1)
第1のコアと、
前記第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、
前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、
前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、
を備える変圧器。
(表現2)
前記第1のコアには、第1の貫通孔が形成され、
前記第2のコアには、第2の貫通孔が形成され、
前記第2のコアは、前記第1の貫通孔内に配置される、
表現1に記載の変圧器。
(表現3)
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第3の一次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第3の二次巻線と、
を更に備える、
表現2に記載の変圧器。
(表現4)
前記第1のコアの外側に設けられ、第3の貫通孔が形成された第3のコアと、
前記第3の貫通孔内に設けられ、第4の貫通孔が形成され、前記第3のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第4のコアと、
を更に備え、
前記第1の一次巻線及び前記第1の二次巻線の夫々は、前記第2のコア及び前記第4のコアの外側で、前記第1のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚との束に巻き回され、
前記第2の一次巻線及び前記第2の二次巻線の夫々は、前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚との束に巻き回される、
表現2に記載の変圧器。
(表現5)
前記第2の貫通孔内に設けられ、第5の貫通孔が形成され、前記第2のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第5のコアと、
前記第4の貫通孔内に設けられ、第6の貫通孔が形成され、前記第4のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第6のコアと、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第5のコアの磁脚と前記第6のコアの磁脚との束に巻き回された第4の一次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第5のコアの磁脚と前記第6のコアの磁脚との束に巻き回された第4の二次巻線と、
を更に備える、
表現4に記載の変圧器。
(表現6)
第7の貫通孔が形成され、前記第7の貫通孔内に前記第1のコア及び前記第3のコアを収容する第7のコアと、
前記第7のコアの外側の一方に設けられ、第8の貫通孔が形成された第8のコアと、
前記第8の貫通孔内に設けられ、第9の貫通孔が形成され、前記第8のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第9のコアと、
前記第7のコアの外側の他方に設けられ、第10の貫通孔が形成された第10のコアと、
前記第10の貫通孔内に設けられ、第11の貫通孔が形成され、前記第10のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第11のコアと、
前記第2のコア及び前記第9のコアの外側で前記第1のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚との束に巻き回された第5の一次巻線と、
前記第2のコア及び前記第9のコアの外側で前記第1のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚との束に巻き回された第5の二次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚と前記第9のコアの磁脚との束に巻き回された第6の一次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚と前記第9のコアの磁脚との束に巻き回された第6の二次巻線と、
前記第4のコア及び前記第11のコアの外側で前記第3のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚との束に巻き回された第7の一次巻線と、
前記第4のコア及び前記第11のコアの外側で前記第3のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚との束に巻き回された第7の二次巻線と、
前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚と前記第11のコアの磁脚との束に巻き回された第8の一次巻線と、
前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚と前記第11のコアの磁脚との束に巻き回された第8の二次巻線と、
を更に備える、
表現4に記載の変圧器。
(表現7)
前記第1の一次巻線及び前記第2の一次巻線は、電気的に直列に接続され、前記第1の一次巻線が前記第1のコアに発生させる磁束と、前記第2の一次巻線が前記第1のコア及び前記第2のコアに発生させる磁束とが互いに打ち消し合わない方向に巻き回され、
前記第1の二次巻線及び前記第2の二次巻線は、電気的に直列に接続され、前記第1の二次巻線の両端に発生する誘起電圧と、前記第2の二次巻線の両端に発生する誘起電圧とが互いに打ち消し合わない方向に巻き回される、
表現1乃至6の何れか一項に記載の変圧器。
(表現8)
前記第2のコアの材料は、前記第1のコアの材料と同一である、
表現1乃至7の何れか一項に記載の変圧器。
(表現9)
前記第1のコアと前記第2のコアとの間に空隙が形成されている、
表現1乃至8の何れか一項に記載の変圧器。
(表現10)
前記第1のコアの断面積は一定であり、
前記第2のコアの断面積は一定である、
表現1乃至8の何れか一項に記載の変圧器。
(表現11)
前記第2のコアの断面積は、前記第1のコアの断面積より小さい、
表現10に記載の変圧器。
(表現12)
前記第2のコアを支持するコア支持部を有する、
表現1乃至11の何れか一項に記載の変圧器。
(表現13)
前記第1の一次巻線と第1の二次巻線と前記第2の一次巻線と第2の二次巻線との何れかを支持する巻線支持部を有する、
表現12に記載の変圧器。
(表現14)
前記第1の一次巻線の巻数及び第2の一次巻線の巻数の和と、前記第1の一次巻線の巻数との比は、前記第1のコアの磁気抵抗と前記第2のコアの磁気抵抗の比に等しい、
表現1乃至13の何れか一項に記載の変圧器。
(表現15)
入力される電力の性質を変換する入力電力変換回路と、
前記入力電力変換回路から出力される電力の電圧を変換する変圧器と、
前記変圧器から出力される電力の性質を変換する出力電力変換回路と、
を備え、
前記変圧器は、
第1の貫通孔が形成された第1のコアと、
前記第1の貫通孔内に設けられ、第2の貫通孔が形成され、前記第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、
前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、
前記第1の貫通孔を貫通し、前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、
前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、
を有する、変換器。
これらの表現における用語について説明する。第1のコアは例えば、コア101、501に対応する。第2のコアは例えば、コア102、502に対応する。第1の一次巻線は例えば、一次巻線103、505に対応する。第1の二次巻線は例えば、二次巻線104、506に対応する。第2の一次巻線は例えば、一次巻線105、405、507に対応する。第2の二次巻線は例えば、二次巻線106、407、508に対応する。第3の一次巻線は例えば、一次巻線406に対応する。第3の二次巻線は例えば、二次巻線408に対応する。第3のコアは例えば、コア503に対応する。第4のコアは例えば、コア504に対応する。第5のコアは例えば、コア601に対応する。第6のコアは例えば、コア602に対応する。第4の一次巻線は例えば、一次巻線603に対応する。第4の二次巻線は例えば、二次巻線604に対応する。第7のコアは例えば、コア701に対応する。第8のコアは例えば、コア702に対応する。第9のコアは例えば、コア703に対応する。第10のコアは例えば、コア704に対応する。第11のコアは例えば、コア705に対応する。第5の一次巻線は例えば、一次巻線706に対応する。第5の二次巻線は例えば、二次巻線707に対応する。第6の一次巻線は例えば、一次巻線710に対応する。第6の二次巻線は例えば、二次巻線711に対応する。第7の一次巻線は例えば、一次巻線708に対応する。第7の二次巻線は例えば、二次巻線709に対応する。第8の一次巻線は例えば、一次巻線712に対応する。第8の二次巻線は例えば、二次巻線713に対応する。
入力電力変換回路は、直流電力を所定周波数の交流電力へ変換するDC−ACコンバータや、交流電力の周波数をより高い周波数に変換するAC−ACコンバータ等である。出力電力変換回路は、所定周波数の交流電力を直流電力へ変換するAC−DCコンバータや、交流電力の周波数をより低い周波数に変換するAC−ACコンバータ等である。
101、102、501、502、503、504、601、602、701、702、703、704、705:コア、 103、105、405、505、507、603、706、708、710、712:一次巻線、 104、106、407、506、508、604、707、709、711、713:二次巻線、 111、112、113:支持部、 801:空隙

Claims (14)

  1. 第1のコアと、
    前記第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、
    を備え、
    前記第1のコアには、第1の貫通孔が形成され、
    前記第2のコアには、第2の貫通孔が形成され、
    前記第2のコアは、前記第1の貫通孔内に配置される、
    圧器。
  2. 前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第3の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第3の二次巻線と、
    を更に備える、
    請求項に記載の変圧器。
  3. 前記第1のコアの外側に設けられ、第3の貫通孔が形成された第3のコアと、
    前記第3の貫通孔内に設けられ、第4の貫通孔が形成され、前記第3のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第4のコアと、
    を更に備え、
    前記第1の一次巻線及び前記第1の二次巻線の夫々は、前記第2のコア及び前記第4のコアの外側で、前記第1のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚との束に巻き回され、
    前記第2の一次巻線及び前記第2の二次巻線の夫々は、前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚との束に巻き回される、
    請求項に記載の変圧器。
  4. 前記第2の貫通孔内に設けられ、第5の貫通孔が形成され、前記第2のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第5のコアと、
    前記第4の貫通孔内に設けられ、第6の貫通孔が形成され、前記第4のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第6のコアと、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第5のコアの磁脚と前記第6のコアの磁脚との束に巻き回された第4の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第5のコアの磁脚と前記第6のコアの磁脚との束に巻き回された第4の二次巻線と、
    を更に備える、
    請求項に記載の変圧器。
  5. 第7の貫通孔が形成され、前記第7の貫通孔内に前記第1のコア及び前記第3のコアを収容する第7のコアと、
    前記第7のコアの外側の一方に設けられ、第8の貫通孔が形成された第8のコアと、
    前記第8の貫通孔内に設けられ、第9の貫通孔が形成され、前記第8のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第9のコアと、
    前記第7のコアの外側の他方に設けられ、第10の貫通孔が形成された第10のコアと、
    前記第10の貫通孔内に設けられ、第11の貫通孔が形成され、前記第10のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第11のコアと、
    前記第2のコア及び前記第9のコアの外側で前記第1のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚との束に巻き回された第5の一次巻線と、
    前記第2のコア及び前記第9のコアの外側で前記第1のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚との束に巻き回された第5の二次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚と前記第9のコアの磁脚との束に巻き回された第6の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第8のコアの磁脚と前記第9のコアの磁脚との束に巻き回された第6の二次巻線と、
    前記第4のコア及び前記第11のコアの外側で前記第3のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚との束に巻き回された第7の一次巻線と、
    前記第4のコア及び前記第11のコアの外側で前記第3のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚との束に巻き回された第7の二次巻線と、
    前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚と前記第11のコアの磁脚との束に巻き回された第8の一次巻線と、
    前記第3のコアの磁脚と前記第4のコアの磁脚と前記第7のコアの磁脚と前記第10のコアの磁脚と前記第11のコアの磁脚との束に巻き回された第8の二次巻線と、
    を更に備える、
    請求項に記載の変圧器。
  6. 第1のコアと、
    前記第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、
    を備え、
    前記第1の一次巻線及び前記第2の一次巻線は、電気的に直列に接続され、前記第1の一次巻線が前記第1のコアに発生させる磁束と、前記第2の一次巻線が前記第1のコア及び前記第2のコアに発生させる磁束とが互いに打ち消し合わない方向に巻き回され、
    前記第1の二次巻線及び前記第2の二次巻線は、電気的に直列に接続され、前記第1の二次巻線の両端に発生する誘起電圧と、前記第2の二次巻線の両端に発生する誘起電圧とが互いに打ち消し合わない方向に巻き回される、
    圧器。
  7. 前記第2のコアの材料は、前記第1のコアの材料と同一である、
    請求項1又は6に記載の変圧器。
  8. 前記第1のコアと前記第2のコアとの間に空隙が形成されている、
    請求項1又は6に記載の変圧器。
  9. 前記第1のコアにおいて、磁束経路に垂直な断面の面積である第1断面積は、磁束経路に亘って一定であり、
    前記第2のコアにおいて、磁束経路に垂直な断面の面積である第2断面積は、磁束経路に亘って一定である、
    請求項1又は6に記載の変圧器。
  10. 前記第2面積は、前記第1面積より小さい、
    請求項に記載の変圧器。
  11. 前記第2のコアを支持するコア支持部を有する、
    請求項1又は6に記載の変圧器。
  12. 前記第1の一次巻線と第1の二次巻線と前記第2の一次巻線と第2の二次巻線との何れかを支持する巻線支持部を有する、
    請求項11に記載の変圧器。
  13. 第1のコアと、
    前記第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、
    を備え、
    前記第1の一次巻線の巻数及び第2の一次巻線の巻数の和と、前記第1の一次巻線の巻数との比は、前記第1のコアの磁気抵抗と前記第2のコアの磁気抵抗の比に等しい、
    圧器。
  14. 入力される電力の性質を変換する入力電力変換回路と、
    前記入力電力変換回路から出力される電力の電圧を変換する変圧器と、
    前記変圧器から出力される電力の性質を変換する出力電力変換回路と、
    を備え、
    前記変圧器は、
    第1の貫通孔が形成された第1のコアと、
    前記第1の貫通孔内に設けられ、第2の貫通孔が形成され、前記第1のコアの平均磁路長より短い平均磁路長を有する第2のコアと、
    前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の一次巻線と、
    前記第1の貫通孔を貫通し、前記第2のコアの外側で前記第1のコアの磁脚に巻き回された第1の二次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の一次巻線と、
    前記第1のコアの磁脚と前記第2のコアの磁脚との束に巻き回された第2の二次巻線と、
    を有する、変換器。
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