JP5940717B1 - レンズユニットに用いる遮光体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鮮明な画像で撮影することができる、レンズユニットに用いる遮光体およびその製造方法を提供する。【解決手段】レンズユニットに用いる遮光体1の中央に開口部2を有し、開口部2の内面21に反射光を防止するテーパーをつける。また、加工精度の向上のために、遮光フィルムの背面に補助シートを接着し、補助シートに接着した遮光フィルムを切削加工して遮光体1を形成した後、補助シートを湾曲させて遮光体1を補助シートから離脱させ、遮光体1を製造する。【選択図】図3

Description

本発明は、小型カメラのレンズユニットに用いる遮光体の製造方法に関するものである。
近年、携帯電話やスマートフォンには小型カメラが内蔵されている。
この小型カメラのレンズユニットは、光軸上に並べる複数枚のレンズAと、レンズA間に配置する遮光体B(絞り)と、からなる。(図5)
遮光体Bは円状の開口部Cを有する。
通常、開口部Cの内面は光軸に対して平行である。
このため、レンズユニットに入光した光の一部が内面で乱反射して受光部に入り込み、画像が不鮮明となってしまうことがあった。
本発明は、鮮明な画像で撮影することができる、レンズユニットに用いる遮光体およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本願の第1発明は、レンズユニットに用いる遮光体の製造方法であって、前記遮光体は、中央に開口部を有し、前記開口部の内面はテーパーを有し、遮光フィルムの背面に補助シートを接着する工程と、前記補助シートに接着した前記遮光フィルムを切削して前記遮光体を形成する工程と、前記補助シートを湾曲させて前記遮光体を前記補助シートから離脱させる工程と、からなり前記遮光体を形成する工程において、前記開口部は前記テーパーに合わせた刃角を有するバイトを円状に回転して切削して形成することを特徴とする、遮光体の製造方法を提供する。

本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
(1)遮光体の開口部の内面にテーパーをつけることにより、内面での反射光が受光部に入り込むことがなく、鮮明な画像で撮影することができる。
(2)補助シートに接着した遮光フィルムを切削加工するため、薄い遮光フィルムであっても精度良く加工することができる。
(3)薄い遮光フィルムを遮光体とすることにより、レンズユニットの薄型化・軽量化が可能となる。
本発明の遮光体の説明図 本発明の遮光体の断面図 本発明の遮光体を用いたレンズユニットの説明図 本発明の遮光体に製造方法の説明図 従来のレンズユニットの説明図
以下、図に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
[1]レンズユニット用遮光体の構成
<1>遮光体。
本発明の遮光体1は、携帯電話やスマートフォンに内蔵する小型カメラのカメラユニットに使用するものである。
遮光体1は遮光用プラスチック製の遮光フィルムからなり、厚みは0.06〜0.025mmである。(図1)
遮光体1の外形はレンズユニットに合わせた円板状となる。
遮光体1の中央には円状の開口部2を設ける。
<2>開口部。
開口部2は遮光体1の一方の面1aから他方の面1bまで穿設する。(図2)
開口部2の径は、一方の面1aから他方の面1bに向かうに従って大きくなるように、内面21にテーパーをつけて形成する。テーパー角は30度〜60度とする。
<3>レンズユニット。
本発明の遮光体1を用いたレンズニットは、光軸上に1枚または複数枚のレンズ3を並べ、同じ光軸上にレンズ3と並列して遮光体1を配置するものである。
遮光体1は薄い遮光フィルムからなるため、レンズユニットは薄型かつ軽量とすることができる。
<3−1>遮光体の配置。
遮光体1は開口部2の中心を光軸に合わせる。
このとき、遮光体1は開口部2の内面21のテーパーが受光部方向に狭まるように配置する。
このように構成することにより、内面21が入光部方向に向くことになり、内面21での反射光が受光部に入り込むことがなく、より鮮明な画像を撮影することができる。
[2]レンズユニット用遮光体の製造方法。
(1)補助シートの貼り合わせ。(図4a)
遮光体1を構成する遮光フィルム4の背面に補助シート5を貼り合わせる。
補助シート5はPETP系のシート材であり、アクリル系感圧接着やUV系接着など、適宜シートの材質および接着方法を選択することができる。
補助シート5の厚みは0.1mm以上が好適である。
(2)遮光フィルムの切削。(図4b)
貼り合わせて重合した遮光フィルム4および補助シート5のうち、遮光フィルムのみを切削して、遮光体1を形成する。
遮光体1は切削により外周および開口部2を切削して形成するが、これらは同時に切削しても良いし、別の工程で切削してもよい。
開口部2の内面21はテーパーをつけるため、テーパー角に合わせた刃角を有するバイト6を使用して開口部2を切削して形成する。開口部2は円形であるため、バイト6を円状に回転することにより、開口部2を容易に形成できる。
遮光フィルム4と補助シート5は貼り合わせてあり、遮光フィルム4のみを切削するため、切削形成した遮光体1は補助シート5に貼り付いたままである。
遮光フィルム4は0.06〜0.025mmと薄いものであるため、単体で切削した場合には要求寸法を満足することができないおそれがある。
しかし、本願においては遮光フィルム4をサポートとなる補助シート5に貼り合わせて固定してあるため、薄い遮光フィルム4であっても高い精度で加工することができる。
(3)遮光体の回収。(図4c)
補助シート5を遮光フィルム4が外側となるように湾曲すると、遮光フィルム4も同時に湾曲するが、遮光体1は円形状に切削されているため、遮光体1は反発弾性により補助シート5から剥がれて離脱する。
そして、静電気除去ファン7によって補助シート5から剥がれた遮光体1を飛ばして、吸引機8にて吸引して回収する。
静電気除去ファン7を用いることにより、遮光体1どうしが静電気によって反発することがなく容易に回収することができ、回収後のレンズユニットへの配置も容易となる。
1 遮光体
2 開口部
21 内面
3 レンズ
4 遮光フィルム
5 補助シート
6 バイト
7 静電気除去ファン
8 吸引機

Claims (1)

  1. レンズユニットに用いる遮光体の製造方法であって、
    前記遮光体は、中央に開口部を有し、前記開口部の内面はテーパーを有し、
    遮光フィルムの背面に補助シートを接着する工程と
    前記補助シートに接着した前記遮光フィルムを切削して前記遮光体を形成する工程と
    前記補助シートを湾曲させて前記遮光体を前記補助シートから離脱させる工程と、からなり
    前記遮光体を形成する工程において、前記開口部は前記テーパーに合わせた刃角を有するバイトを円状に回転して切削して形成することを特徴とする、遮光体の製造方法。
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