JP5940340B2 - 粒状物の繰出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒状物の繰出装置の技術に関する。
従来、粒状物を所定量毎に繰出す粒状物の繰出装置の技術は種々知られている。このような粒状物の繰出装置には、粒状物である種子を播く播種装置に備えられて、種子(粒状物)を所定量毎に繰出すものが公知となっている(特許文献1参照)。
また、このような粒状物の繰出装置には、ホッパから落下する複数個の粒状物が目皿の目皿孔に供給されて目皿孔内に溜められていき、目皿が回転して繰出板の繰出口の上方に目皿の目皿孔が位置し目皿の目皿孔と繰出板の繰出口とが連通したときに、目皿の目皿孔に溜まった粒状物が繰出板の繰出口から繰出されるように構成されるものがある。
特開2001−251909号公報
しかしながら、前記粒状物の繰出装置では、複数個の粒状物が目皿の目皿孔内で溜められるため、目皿の目皿孔と繰出板の繰出口とが連通したときであっても、粒状物が目皿の目皿孔内で引っ掛って、目皿の目皿孔に溜められた粒状物が目皿の目皿孔から落下しない場合がある。
本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、目皿の目皿孔と繰出板の繰出口とが連通したときに、目皿の目皿孔に溜められた粒状物を確実に目皿の目皿孔から落下させることができる粒状物の繰出装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、ホッパに収納される粒状物が落下して、目皿駆動軸により駆動される目皿の目皿孔に溜められ、前記目皿が回転して、前記目皿の目皿孔と、前記目皿の下方に配置される繰出板の繰出口とが連通したときに、前記目皿の目皿孔に溜められた前記粒状物が落下して、前記繰出板の繰出口から繰出されるように構成される粒状物の繰出装置であって、前記繰出装置を構成するケース内に、前記ホッパから落下する粒状物が、前記目皿駆動軸よりも後方の目皿上に供給されるように、前記ケース内の空間を前後に仕切る仕切板を固定し、前記仕切板には粒状物を仕切る仕切部と支持部を設け、前記仕切板の支持部は、前記目皿駆動軸より前方で、前記目皿の目皿孔と前記繰出板の繰出口とが連通する位置まで延設され、前記仕切板の支持部の前端の位置に、落下補助手段としてのブラシを突設し、前記ブラシの下端は、前記目皿の目皿孔と前記繰出板の繰出口とが連通した状態で、前記目皿の目皿孔に溜められた粒状物に作用して、前記粒状物の落下を補助するものである。
請求項2においては、前記仕切板の仕切部には、前記ホッパから落下して、前記目皿上面に至るまでの粒状物の供給経路において、前記目皿の上面の一部が隠れるように遮蔽部材を一体的に支持し、前記遮蔽部材は、前記目皿の上方に距離を置いて配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く構成したので、目皿の目皿孔と繰出板の繰出口とが連通したときに、目皿の目皿孔に溜められた粒状物を確実に目皿の目皿孔から落下させることができる。
また、仕切板の仕切部と落下補助手段としてのブラシを一体的に支持部により支持することができたのである。
請求項2の如く構成したので、遮蔽部材により、粒状物が落下したときの目皿上の粒状物または目皿孔内の粒状物にかかる圧力を確実に弱めて、粒状物が落下することによって目皿上面および目皿の目皿孔内で粒状物が圧密されて、目皿孔に引っ掛ったり、詰まったりすることを抑制することができるのである。
また、落下補助手段としてのブラシと、目皿の上面の一部が隠れるように遮蔽部材を一体的に支持することもできたものである。
本発明の実施形態に係る繰出装置を備える湛水直播機が装着された走行機体の全体的な構成を示した側面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置を備える湛水直播機を示した背面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置を示した側面断面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を示した分解正面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を示した分解背面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を示した正面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を示した背面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を示した左側面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を示した右側面図。 本発明の実施形態に係る繰出装置の内部構造を粒状物の供給経路の上流側から見た図。 本発明の実施形態に係る繰出装置を示した側面断面図。
次に、本発明の実施形態に係る粒状物の繰出装置(以下「繰出装置」という)50について、図1から図11を用いて説明する。
繰出装置50は、粒状物を所定量毎に繰出すものである。繰出装置50は、例えば、粒状の薬剤(粒状物)を散布する薬剤散布装置16や、粒状の種子(粒状物)を播く播種装置40、等に備えられる。以下において、繰出装置50から繰出される粒状物は、粒状の種子であるものとし、繰出装置50は、播種装置40に備えられて前記粒状の種子を繰出すものとして、説明する。
繰出装置50を備える播種装置40(湛水直播機19)が装着される走行機体1の全体的な構成について、図1を用いて説明する。走行機体1は、図1に示すように、走行部10と昇降リンク機構20とを具備する。走行機体1の後部には、昇降リンク機構20を介して湛水直播機19が装着される。走行機体1における走行部10の後部上には、施肥機17が搭載され、湛水直播機19の後部上に薬剤散布装置16が搭載される。
走行部10では、エンジン2が機体の前部に設けられる。走行部10のエンジン2は、ボンネット4により被覆される。走行部10では、ミッションケースが機体の前部に支持されるとともにエンジン2の後下方に配置される。走行部10では、フロントアクスルケース5が機体の前部に支持され、前車輪6がフロントアクスルケース5の左右両側に支承される。走行部10では、リアアクスルケース7が機体の後部に支持され、後車輪8が当該リアアクスルケース7の左右両側に支承される。
そして、走行部10は、エンジン2の動力が前記ミッションケースを介して左右の前車輪6と左右の後車輪8とにそれぞれ伝達されて、前車輪6および後車輪8が回転駆動するように構成される。このようにして、走行機体1が前進又は後進走行可能とされる。
走行部10では、機体の前後中途部に運転操作装置11が設けられる。走行部10の運転操作装置11の前部には、操向操作用の環状の操向ハンドル12、各種操作ペダル13、ダッシュボード14などが配置される。走行部10の運転操作装置11の後部には、運転席15が操向ハンドル12の後方に位置するように配置される。走行部10のダッシュボード14の上には、操向ハンドル12に加えて、各種の操作具や表示装置が配置される。
昇降リンク機構20は、左右一対の上リンク21・21、左右一対の下リンク22・22、回転アーム25、および、油圧シリンダ26等を備える。
昇降リンク機構20の一対の上リンク21・21は、左右方向に間隔を空けて相互に平行に設けられる。昇降リンク機構20の上リンク21・21の一端部(前端部)は、軸部材23を支点として上下方向に回転可能に機体後部に支持される。昇降リンク機構20の上リンク21・21の他端部(後端部)は、湛水直播機19の前端に取付けられる。昇降リンク機構20の一対の下リンク22・22は、左右方向に間隔を空けて相互に平行に設けられる。昇降リンク機構20の下リンク22・22の一端部(前端部)は、軸部材24を支点として上下方向に回転可能に機体後部に支持される。昇降リンク機構20の下リンク22・22の他端部(後端部)は、湛水直播機19の前端部に取付けられる。
昇降リンク機構20の回転アーム25は棒状の部材であり、その一端部(下端部)は下リンク22・22の間に固定される。昇降リンク機構20の油圧シリンダ26は、機体後部に装着される湛水直播機19を昇降させるためのアクチュエータである。昇降リンク機構20の油圧シリンダ26の一端部は、回転アーム25の他端部(上端部)に連結される。昇降リンク機構20の油圧シリンダ26の他端部は、機体に連結される。そして、走行機体1の昇降リンク機構20は、油圧シリンダ26を伸縮させることにより、回転アーム25、上リンク21・21、および、下リンク22・22、を回動させて、湛水直播機19を昇降させるように構成される。
湛水直播機19は、水を湛えた状態の水田に水稲の種子を直接播くものであり、播種フレーム、播種フレームに取付けられるフロート18、マーカー27、および、播種装置40等を備える。湛水直播機19のフロート18は、センターフロートとサイドフロート等からなり、播種装置40が泥中に沈まないように支持する。湛水直播機19のマーカー27は、播種フレームの左右両側に上下回動可能に支持され、枕地で回行して次の条の播種をおこなう時の目印を田面上に付けるためのものである。湛水直播機19の播種装置40は、左右方向に複数台並べて配置される。
湛水直播機19の播種装置40は、粒状の種子を播くものであり、図2に示すように、複数個の粒状の種子(粒状物)が収容されるホッパ41と、ホッパ41に収納される前記種子を繰出す繰出装置50と、を備える。播種装置40は、ホッパ41の下端に繰出装置50が配置され、繰出装置50の下端に筒体42が設けられて構成される。播種装置40は、繰出装置50によって繰出された種子を筒体42の下端の開口から排出して、種子を播くように構成される。
播種装置40の繰出装置50は、点播するように所定量毎に種子を繰出す装置であり、左右方向に条数分複数台(例えば、8台)並べて配置される。繰出装置50は、図3乃至図5に示すように、ケース51と、目皿駆動軸52と、スペーサ53と、目皿60と、繰出板55と、シム57と、仕切板30と、ブラシ33と、落下補助手段34と、遮蔽部材35と、位置変更機構90と、姿勢支持部99と、を具備する。
繰出装置50のケース51は、主として上ケース51aと下ケース51bとで構成され、上ケース51aと下ケース51bとが上下に配置されて全体として略筒状に構成される。繰出装置50のケース51内には、目皿駆動軸52、スペーサ53、目皿60、繰出板55、シム57、ブラシ33、落下補助手段34、遮蔽部材35、位置変更機構90、および、姿勢支持部99、が配置される。また、繰出装置50のケース51内には、各々の軸心が一致するように、目皿駆動軸52、スペーサ53、目皿60、および、シム57が配置される。
繰出装置50の目皿駆動軸52は、目皿60を回転駆動させるものであり、その軸心が上後下前に傾斜するようにケース51内に配置される。繰出装置50の目皿駆動軸52の上部には、ベベルギアが設けられる。そして、繰出装置50の目皿駆動軸52は、前記ベベルギアに、上ケース51aの上部側方から上ケース51a内に貫入された回転軸43に設けられたベベルギアが噛合されて、回転軸43の回転動力が目皿駆動軸52に伝達可能に構成される。このようにして、繰出装置50の目皿駆動軸52は、回転軸43が回転することにより、目皿駆動軸52の軸心方向に対して周方向に回転するように構成される。また、繰出装置50の目皿駆動軸52は、目皿駆動軸52の軸心方向上方から見て、時計回りに回転するように構成される。播種装置40の回転軸43は、前記複数台の播種装置40の繰出装置50の上ケース51a内に左右方向に嵌挿されるように横設されて(図2参照)、ミッションケースに入力されたエンジン2からの動力がPTO軸を介して、複数台の繰出装置50・50・・・の各々に伝達するように構成される。
繰出装置50のスペーサ53は、略環状に形成される部材であり、ケース51内において目皿60の上方に配置される。繰出装置50のスペーサ53は、上ケース51aの係合突起にその係合溝53bが係合されることにより上ケース51aに固定される。このようにして、繰出装置50のスペーサ53は、上ケース51a内で、上下方向(スペーサ53の軸心方向)に移動しないように構成されるとともに、スペーサ53の周方向に回転しないように位置決めされる。
繰出装置50のシム57は、ステンレス鋼素材からなる円盤状の部材であり、ケース51(上ケース51a)内に配置される。繰出装置50のシム57は、シム57の内径がスペーサ53の内経と略同一に形成される。繰出装置50のシム57は、スペーサ53と目皿60との間に配置される。繰出装置50のシム57は、スペーサ53の軸心とシム57の軸心とを一致させ、シム57の上面がスペーサ53の下面に当接するようにして、スペーサ53の下方に配置される。繰出装置50のシム57は、目皿60の軸心とシム57の軸心とを一致させ、シム57の下面が目皿60の上面に当接するようにして、目皿60の上方に配置される。
繰出装置50の目皿60は、略円盤状の部材であり、ケース51内においてシム57と繰出板55との間に配置される。繰出装置50の目皿60は、その中央部において駆動軸52に固定されて、目皿駆動軸52が回転すると、目皿駆動軸52と一体となって回転するように構成される。このとき、繰出装置50の目皿60は、目皿60の軸心を回転軸心として目皿60の周方向に回転するように構成される。また、繰出装置50の目皿60は、目皿60の軸心方向上方から見て、時計回りに回転するように構成される。
繰出装置50の目皿60は、目皿孔61を有する。繰出装置50の目皿60の目皿孔61は、ホッパ41から落下した種子が、繰出装置50から繰出される前に一時的に溜められる部分である。繰出装置50の目皿60の目皿孔61は、目皿60の半径方向中途部に、目皿60の上面から下面に貫通するように形成される。繰出装置50の目皿60の目皿孔61は、目皿60の軸心とスペーサ53の軸心とを一致させるようにしてスペーサ53の下方に目皿60が配置された状態で、目皿孔61の上方の開口がスペーサ53の内周面よりも内側(軸心側)に位置するように形成される。繰出装置50の目皿60の目皿孔61は、複数個配置される。繰出装置50では、八個の目皿孔61・61・・が目皿60の軸心を中心にして周方向に均等に配置される。繰出装置50における目皿60の目皿孔61は、同心円上に等角度で設けられる。なお、繰出装置50の目皿60の目皿孔61の数は限定されるものではない。繰出装置50の目皿60の目皿孔61は、その容積を増減可能に構成される。
繰出装置50の繰出板55は、略円盤状の部材であり、繰出板55の上面が目皿60の下面に当接するようにして目皿60の下方に配置される。繰出装置50の繰出板55は、目皿駆動軸52および目皿60が回転してもこれに追従して回転しないように、下ケース51b内に配置される。繰出装置50の繰出板55は、繰出板55の軸心と目皿60の軸心とが同一軸心上に配置される。繰出装置50の繰出板55は、目皿60の軸心方向に移動可能に構成される。
繰出装置50の繰出板55は、繰出口55aと、中央孔55bと、を有する。繰出装置50の繰出板55の繰出口55aは、前記目皿60の目皿孔61に溜まった種子が目皿孔61から落下して繰出される部分である。繰出装置50の繰出板55の繰出口55aは、繰出板55における前方の部分が、繰出板55の外周端から中央方向に向かって半径方向の中途部まで凹状に切欠かれるようにして形成される。繰出装置50の繰出板55の繰出口55aは、繰出板55の軸心と目皿60の軸心とを一致させるようにして目皿60の下方に繰出板55が配置された状態で、目皿60が回転したときの目皿孔61の回転軌跡よりも内側(中央側)まで切欠かれるように形成される。繰出装置50の繰出板55の中央孔55bは、繰出板55の中央部に上面から下面に貫通するように形成される。
繰出装置50の仕切板30は、ボルト等によってケース51(上ケース51a)に固定されて、ケース51内に配置される。繰出装置50の仕切板30は、図6乃至図10に示すように、仕切部31と、支持部32と、を有する。繰出装置50の仕切板30の仕切部31は、ホッパ41から落下する種子が、仕切板30の仕切部31よりも後方(下方)の目皿60上に供給されるように、ケース51内の空間を前後に仕切るものである。繰出装置50の仕切板30の支持部32は、落下補助手段34を支持するものである。
繰出装置50の仕切板30は、平板状の部材の左側部が、前方に突出させるように折り曲げられるとともに、前端が前右方に突出するように前記前方に突出する部分(平板状の部材の左側)の中途部を折り曲げたような形状に形成される。繰出装置50の仕切板30の仕切部31は、仕切板30の右側部および中央部(左側部以外)で構成される。繰出装置50の仕切板30の支持部32は、前記仕切板30の左側部で構成される。繰出装置50の仕切板30は、スペーサ53(目皿60)の上方に配置される。繰出装置50の仕切板30は、その仕切部31が、目皿駆動軸52の近傍の後方に位置するとともに、最後部に位置したときの目皿60の目皿孔61よりも前方に位置するように、配置される。繰出装置50の仕切板30は、その支持部32の前端が目皿駆動軸52よりも前方に位置するように、配置される。
繰出装置50のブラシ33bは、目皿60上において目皿孔61に入りきらない種子を当該目皿孔61から除くためのブラシ状の部材である。繰出装置50のブラシ33bは、仕切板30の仕切部31から下方に突出するように仕切部31における左側部の後方の面に設けられる。繰出装置50のブラシ33bは、先端(下端)が目皿60の上面に接する高さに設定される。
このように構成される繰出装置50は、目皿60が回転して(仕切板30の仕切部31よりも)後方に位置する目皿60の目皿孔61に、ホッパ41から落下された複数個の種子が、目皿60の目皿孔61における上方の開口から供給されて目皿孔61内に溜められていくように構成される。このとき、繰出装置50の目皿60の目皿孔61における前方以外の下方の開口は、繰出板55によって閉じられた状態となっている。そして、繰出装置50は、目皿60が更に回転して繰出板55の繰出口55aの上方に目皿60の目皿孔61が位置する(目皿孔61が前方に位置する)と、目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通して、前記目皿60の目皿孔61に溜まった種子が当該目皿60の目皿孔61から落下して、繰出板55の繰出口55aから繰出されるように構成される。繰出装置50は、上ケース51a内における繰出板55の上方の空間が、その後側の空間から前側の空間に種子が入り込まないように隔壁等で閉じられるとともに、前記後側の空間が、その上方においてホッパ41と連通するように構成される。繰出装置50は、斯かる動作を繰返すことにより、種子を所定量毎に繰出して点播するように構成される。なお、繰出装置50では、スペーサ53、目皿60、繰出板55、または、シム57、における仕切板30よりも後方側は、それぞれの種子(粒状物)が供給される側、として構成される。また、繰出装置50では、スペーサ53、目皿60、繰出板55、または、シム57、における仕切板30よりも前方側は、それぞれの種子(粒状物)が繰出される側、として構成される。
また、繰出装置50の落下補助手段部材34は、目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通した状態で目皿60の目皿孔61に溜められた種子(目皿孔61で引っ掛った状態の種子)に作用して、目皿60の目皿孔61に溜められた種子の当該目皿孔61からの落下を補助( 促進) するように構成される。
例えば、目繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、その先端(下端)が目皿60の目皿孔61に溜められた種子に上方から接触することによって、目皿60の目皿孔61に溜められた種子に作用するように構成される。繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、仕切板30の支持部32の先端部に支持されて、仕切板30に設けられる。繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、仕切板30の仕切部31よりも前方に配置される。
繰出装置50の落下補助手段34は、繰出板55の繰出口55aの上方に配置される。繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、目皿60の目皿孔61の回転軌跡上に配置される。繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、目皿60の種子が繰出される側において、落下補助手段34の先端(下端)が目皿60の目皿孔61における上方の開口から目皿孔61内(目皿孔61内における上方の開口近傍)に挿入されて目皿孔61内に位置するように、配置される。
以上のように、繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通した状態で目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)に作用して、目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)の落下を補助するように構成される。そして、繰出装置50では、目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)に落下補助手段34のブラシ33aが作用することによって、目皿60の目皿孔61に種子(粒状物)が引っ掛った状態を解消させることができる。したがって、繰出装置50によれば、目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通したときに、目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)を確実に目皿60の目皿孔61から落下させることができる。
繰出装置50の落下補助手段34のブラシ33aは、目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通した状態で目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)に上方から接触する、下端部が種子(粒状物)と接触したときに当該種子(粒状物)が傷付かないような素材のブラシ状の部材で構成される。このため、繰出装置50によれば、前記目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)に落下補助手段34のブラシ33aが接触したときに、当該種子(粒状物)が落下補助手段34によって傷付くことを抑制することができる。
なお、目繰出装置50の落下補助手段34は、目皿60の目皿孔61の上方からエアーを吹きかけることによって、目皿60の目皿孔61に溜められた種子に作用するように構成することもできる。
繰出装置50の遮蔽部材35は、ホッパ41から落下して目皿60上面に至るまでの種子の供給経路上に配置される。繰出装置50の遮蔽部材35は、種子が供給される側の目皿60の上方に配置される。繰出装置50の遮蔽部材35は、種子(粒状物)の供給経路の上流側(目皿駆動軸52の軸心方向上方)から見て、目皿60の上面の一部(目皿60の種子が供給される側の上面の一部)が隠れるように構成される(図11参照)。
繰出装置50の遮蔽部材35は、平板状の部材を側面視L字状に折り曲げたような形状に形成される。繰出装置50の遮蔽部材35は、仕切板30の仕切部31から後方に突出するように、仕切部31における右側部の後方の面に設けられる。繰出装置50の遮蔽部材35は、仕切板30の仕切部31よりも後方に配置される。
以上のように、繰出装置50の遮蔽部材35は、ホッパ41から落下して目皿60上面に至るまでの種子(粒状物)の供給経路上に配置され、種子(粒状物)の供給経路の上流側から見て、目皿60の上面の一部(目皿60の種子が供給される側の上面の一部)が隠れるように構成される。このように構成される繰出装置50では、ホッパ41から落下した複数個の種子のうち一部のものは、遮蔽部材35(または遮蔽部材35上に溜まった種子)の上面(種子の供給経路の上流側の面)に当接した後、または、遮蔽部材35の上面側に溜まった後、目皿60の上面側に落下することとなる。このため、繰出装置50では、前記遮蔽部材35の上面に当接した後または遮蔽部材35の上面側に溜まった後に目皿60の上面側に落下する種子は、落下の勢いが弱められて目皿60側に落下することとなる。したがって、繰出装置50によれば、ホッパ41から種子が落下したときの目皿60上の種子(粒状物)または目皿孔61内の種子(粒状物)にかかる圧力を弱めて、種子が落下することによって目皿60の上面および目皿60の目皿孔61内で種子(粒状物)が圧密されて目皿孔61に引っ掛る(詰まる)ことを抑制することができる。よって、繰出装置50によれば、目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通したときに、目皿60の目皿孔61に溜められた種子(粒状物)を確実に目皿60の目皿孔61から落下させることができる。
繰出装置50の遮蔽部材35は、目皿60(目皿60の上面)の近傍に配置される。このため、繰出装置50の遮蔽部材35では、遮蔽部材35と目皿60との距離が短くなり、前記遮蔽部材35の上面に当接した後または遮蔽部材35の上面側に溜まった後に種子が目皿60の上面側に落下する距離も短くなる。つまり、繰出装置50では、前記遮蔽部材35の上面に当接した後または遮蔽部材35の上面側に溜まった後に目皿60の上面に落下する種子は、確実に落下の勢いが弱められて、目皿60側に落下することとなる。したがって、繰出装置50によれば、種子が落下したときの目皿60上の種子(粒状物)または目皿孔61内の種子(粒状物)にかかる圧力を確実に弱めて、種子が落下することによって目皿60上面および目皿60の目皿孔61内で種子(粒状物)が圧密されて目皿孔61に引っ掛る(詰まる)ことを抑制することができる。
繰出装置50の遮蔽部材35は、種子の供給経路の上流側から見て、目皿60における種子が供給される側の上面の右側部が隠れるように構成される。繰出装置50の遮蔽部材35は、種子の供給経路の上流側から見て、目皿60における種子が供給される側の目皿60の回転方向上流側の上面が隠れるように構成される。
このため、繰出装置50では、ホッパ41から落下された種子は、目皿60における種子が供給される側の目皿60の回転方向上流側では目皿60の目皿孔61内に溜められず、目皿60の種子が供給される側における目皿60の回転方向の遮蔽部材35よりも下流側で目皿60の目皿孔61内に溜められることとなる。したがって、繰出装置50によれば、種子が目皿60の目皿孔61内に溜められる時間(種子が目皿60の目皿孔61内に溜められてから目皿60の目皿孔61と繰出板55の繰出口55aとが連通するまでの時間)を短くすることができる。よって、繰出装置50によれば、時間の経過とともに目皿60の目皿孔61内で種子が圧密されていくこと(目皿60の目皿孔61内で揺すられて種子(粒状物)が圧密されて目皿孔61に引っ掛る(詰まる)ことを抑制することができる。なお、繰出装置50は、ネジ等で着脱可能に仕切板30に遮蔽部材35が設けられて、遮蔽部材35を外して作業ができるように構成される。
次に、播種装置40における繰出装置50の目皿60の目皿孔61が容積を増減可能な構成について具体的に説明する。繰出装置50の目皿60は、図3乃至図5に示すように、上目皿70と、下目皿80と、を備えて構成される。
繰出装置50の上目皿70は、略円盤状の部材であり、上目皿70の軸心と下目皿80の軸心と一致させるようにして下目皿80の上方に配置される。繰出装置50の上目皿70は、上目皿70の上面の周縁部がスペーサ53の下面に当接するようにスペーサ53の下方に配置される。繰出装置50の上目皿70は、凸部71と、中央孔72と、突出部73と、上目皿孔74と、下ガイド75と、上突出部76と、を有する。
繰出装置50の上目皿70の凸部71は、上目皿70の上面の中央部から円筒状に上方に突出するように形成される。繰出装置50における上目皿70の中央孔72は、凸部71の中央部(上目皿70の中央部)に、凸部71の上面から上目皿70の下面に貫通するように形成される。繰出装置50における上目皿70の中央孔72は、目皿駆動軸52の下部を嵌挿可能に構成される。そして、繰出装置50における上目皿70は、上目皿70の中央孔72に目皿駆動軸52の下部が嵌挿されて目皿駆動軸52に固定されて、目皿駆動軸52が回転すると目皿駆動軸52と一体となって上目皿70の周方向に回転するように構成される。
繰出装置50の上目皿70の突出部73は、上目皿70の半径方向中途部において、上目皿70の下面から下方(上目皿70の軸心方向)に突出するように形成される。繰出装置50における上目皿70の突出部73は、円筒状に形成される。繰出装置50における上目皿70の突出部73は、下目皿80の下目皿孔84の上方から下目皿80の下目皿孔84に挿入可能に形成される。繰出装置50の上目皿70の突出部73は、突出部73の外径が下目皿80の下目皿孔84の内径と略同一に形成されて、上目皿70の突出部73の外面と下目皿80の下目皿孔84の内面との間に隙間が無い状態で摺動可能に形成される。繰出装置50の上目皿70の突出部73は、突出部73の先端部(下端部)における壁部の厚みが種子(粒状物)の半径よりも小さく形成されて構成される。繰出装置50の上目皿70の突出部73は、先端部の断面形状が尖状に形成されて構成される。繰出装置50における上目皿70の突出部73は、複数個配置される。繰出装置50では、八個の突出部73・73・・が上目皿70の軸心を中心にして周方向に均等に配置される。
繰出装置50の上目皿70の上目皿孔74は、突出部73を通って上目皿70を貫通するように形成される。繰出装置50における上目皿70の上目皿孔74は、突出部73の軸心方向(突出部73の突出する方向)に沿って、上目皿70の上面から突出部73における突出方向の先端(突出部73の下面)に貫通するように形成される。繰出装置50における上目皿70の上目皿孔74は、円柱状に形成される。繰出装置50における上目皿70の上目皿孔74は、上目皿70の軸心とスペーサ53との軸心とを一致させるようにしてスペーサ53の下方に上目皿70が配置された状態で、上目皿孔74の上方の開口がスペーサ53の内周面よりも内側(中央側)に位置するように形成される。繰出装置50における上目皿70の上目皿孔74は、突出部73の突出する方向に末広がり(テーパ状)に形成される。繰出装置50の上目皿70の上目皿孔74は、そのテーパ角が極めて小さくなるように(例えば、テーパ角が10度以下になるように)形成される。繰出装置50における上目皿70の上目皿孔74は、複数個配置される。繰出装置50では、八個の上目皿孔74・74・・が上目皿70の軸心を中心にして周方向に均等に配置される。
繰出装置50の上目皿70の下ガイド75は、上目皿70の下面の周縁部全周から下方に突出するように環状に形成される。
繰出装置50の上目皿70の上突出部76は、上目皿70の上面から上方(スペーサ53の方向に)に突出するように形成される。繰出装置50における上目皿70の上突出部76は、その上端位置が上目皿孔74の上方の開口よりも高くなるように、形成される。繰出装置50における上目皿70の上突出部76は、上目皿70の上面の周縁部全周に配置されて、環状に形成される。繰出装置50における上目皿70の上突出部76は、上目皿70の軸心とシム57の軸心とを一致させるようにしてシム57の下方に上目皿70が配置された状態で、スペーサ53の下方に位置するように形成される。繰出装置50における上目皿70の上突出部76は、上目皿70の半径方向において上目皿孔74の上方の開口よりも外側(上目皿70の軸心側と反対側)に配置される。繰出装置50における上目皿70の上突出部76は、上目皿70の半径方向において上目皿70の半径方向外側端のやや内側(上目皿70の軸心側)に配置される。
繰出装置50の下目皿80は、その外径が上目皿70の下ガイド75の内径よりも小さく形成される略円盤状の部材である。繰出装置50の下目皿80は、その厚さ方向の長さ(軸心方向の長さ)が上目皿70の突出部73における軸心方向の長さと略同一に構成される。
繰出装置50の下目皿80は、スペーサ53および上目皿70の軸心と下目皿80の軸心とを一致させるようにしてスペーサ53および上目皿70の下方に配置される。繰出装置50の下目皿80は、下目皿80の下面が繰出板55の上面に当接するようにして繰出板55の上方に配置される。繰出装置50の下目皿80および繰出板55は、ケース51内において下目皿80および繰出板55が一体となって上目皿70と平行に保たれた状態で上目皿70および下目皿80の軸心方向に移動可能に構成される。繰出装置50の下目皿80は、凸部81と、中央孔82と、溝部83と、下目皿孔84と、を有する。
繰出装置50の下目皿80の凸部81は、下目皿80の下面の中央部から下方に突出するように形成される。繰出装置50における下目皿80の中央孔82は、凸部81の中央部(下目皿80の中央部)に、凸部81の上面から下目皿80の下面に貫通するように形成される。繰出装置50における下目皿80の中央孔82は、その内径が目皿駆動軸52の下部の外径よりも大きく形成されて、目皿駆動軸52の下部を挿入可能に構成される。そして、繰出装置50における下目皿80は、下目皿80の中央孔82に目皿駆動軸52の下部が挿入された状態で、下目皿80の軸心方向に移動可能に構成される。
繰出装置50の下目皿80は、前記下目皿80の各下目皿孔84に上目皿70の各突出部73が挿入された状態で、目皿駆動軸52が回転すると、目皿駆動軸52および上目皿70と一体となって下目皿80の周方向に回転するように構成される。繰出装置50における下目皿80は、前記下目皿80の各下目皿孔84に上目皿70の各突出部73(突出部73の少なくとも一部が)が挿入された状態で、下目皿80の下目皿孔84内を上目皿70の突出部73が上下方向(上目皿70および下目皿80の軸心方向)に摺動(移動)可能に構成される。
繰出装置50では、繰出板55および下目皿を位置変更機構90によって移動させることにより、上目皿70の突出部73における下目皿80の下目皿孔84への挿入位置を変更させて、目皿60の目皿孔61は、目皿孔61の容積を増減可能に構成される。繰出装置50では、下目皿80を下方(上目皿70側と反対側)に移動させて上目皿70の突出部73における下目皿80の下目皿孔84への挿入位置を変更すると、下目皿80の下目皿孔84における上目皿70の突出部73が挿入されていない部分の容積が大きくなって(目皿60の目皿孔61における軸心方向の長さが長くなって)、目皿60の目皿孔61の容積が増加する(図11参照)。また、繰出装置50では、下目皿80を上方(上目皿70側)に移動させて上目皿70の突出部73における下目皿80の下目皿孔84への挿入位置を変更すると、下目皿80の下目皿孔84における上目皿70の突出部73が挿入されていない部分の容積が小さくなって(目皿60の目皿孔61における軸心方向の長さが短くなって)、目皿60の目皿孔61の容積が減少する(図3参照)。
このようにして、繰出装置50では、目皿60の目皿孔61の容積を増減させて、目皿60の目皿孔61に溜められる種子(粒状物)の量を増減させることができ、繰出装置50によって繰出される繰出し単位毎の種子(粒状物)の量を増減させることができる。
繰出装置50の位置変更機構90は、下目皿80の軸心方向に繰出板55および下目皿80を移動させて、ケース51内における繰出板55および下目皿80の位置を変更させる(繰出板55および下目皿80を移動させる)ように構成される。繰出装置50の位置変更機構90は、繰出板55および下目皿80の位置を変更させる(繰出板55および下目皿80を移動させる)ことにより、上目皿70の突出部73における下目皿80の下目皿孔84への挿入位置を変更させて、目皿60の目皿孔61の容積を増減させるように構成される。繰出装置50の位置変更機構90は、弾性部材56と、移動部91と、操作部92と、を備え、操作部92を操作して移動部91を移動させることによって繰出板55を下方から押圧可能に構成される。
繰出装置50における位置変更機構90の弾性部材56は、コイル状のバネで構成される。繰出装置50における位置変更機構90の弾性部材56は、その上端部を上目皿70の下面に当接させ、その下端部を下目皿80の溝部83内に収納してその下端部を溝部83の底面に当接させるようにして、上目皿70と下目皿80との間に配置される(図3参照)。繰出装置50における位置変更機構90の弾性部材56は、このように配置された状態で、下目皿80および繰出板55を下方に付勢する。
繰出装置50における位置変更機構90の移動部91は、繰出板55の下面に当接して繰出板55を押圧しながら下目皿80の軸心方向に移動可能に構成される。繰出装置50における位置変更機構90の移動部91は、繰出板55の下方に配置され、左右一対の押圧板93と、カム当接部材94と、前後一対の支持部材95と、を有して構成される。
繰出装置50における位置変更機構90の移動部91の押圧板93は、平板状の部材であり、上部が二又状の側面視略V字状に形成される。繰出装置50における位置変更機構90の移動部91の押圧板93は、下部の左右中央にカム当接部材94が嵌挿される嵌挿孔を有する。繰出装置50における位置変更機構90の移動部91のカム当接部材94は、棒状の部材であり、カム当接部材94の両端部が押圧板93のそれぞれの嵌挿孔にそれぞれ嵌挿されて、押圧板93の下部間を左右水平に掛け渡されるように配置される。このようにして、繰出装置50における位置変更機構90の移動部91は、カム当接部材94の両端部が押圧板93から外側に突出するように構成される。繰出装置50における位置変更機構90の移動部91の支持部材95は、棒状の部材であり、押圧板93を支持するように押圧板93の間に掛け渡されて、カム当接部材94の前後にそれぞれ配置される。
繰出装置50における位置変更機構90の移動部91は、一対の押圧板93における上部のV字状の二つの先端部がそれぞれ繰出板55の下面に当接するように配置される。つまり、繰出装置50における位置変更機構90の移動部91は、一対の押圧板93のそれぞれの先端部で、上部繰出板55の下面の四箇所(複数箇所)に当接するように、構成される。このとき、繰出装置50における位置変更機構90の移動部91は、下目皿80の軸心から等距離で繰出板55の下面に当接するように構成される。
繰出装置50における位置変更機構90の操作部92は、移動部91の下方に配置されて、操作部92を操作することによって移動部91を移動させるように構成される。繰出装置50における位置変更機構90の操作部92は、軸部材96と、一対のカム部材97と、操作レバー98と、を有して構成される。
繰出装置50における位置変更機構90の操作部92の軸部材96は、棒状の部材であり、回動自在にその両側がケース51に水平(左右方向)に支持されて構成される。繰出装置50における位置変更機構90の操作部92の軸部材96は、その軸心方向と下目皿80の軸心方向とが直交するようにケース51に支持される。繰出装置50における位置変更機構90の操作部92のカム部材97は、平板状の部材であって、側部(外周部)にカム面を有し、略楕円形に形成されて構成される。繰出装置50における位置変更機構90の操作部92のカム部材97は、ケース51内において下目皿80の軸心から左右に等距離で軸部材96に固定される。繰出装置50における位置変更機構90の操作部92のカム部材97は、そのカム面が移動部91のカム当接部材94に当接するように配置される。繰出装置50における位置変更機構90の操作部92の操作レバー98は、ケース51外で軸部材96に固定される。
そして、繰出装置50の位置変更機構90は、操作部92の操作レバー98を回動させて軸部材96およびカム部材97を回動させることにより、カム部材97の移動部91のカム当接部材94に対する当接位置が変更されて、下目皿80の軸心方向上方または下目皿80の軸心方向下方に移動部91を移動させるように構成される。なお、繰出装置50における位置変更機構90の操作レバー98が任意の回動位置で保持できるように、図示しない保持手段がケース51外部に設けられる。繰出装置50の位置変更機構90は、移動部91を上方(下目皿80の軸心方向上方)に移動させて繰出板55を下方から押圧(繰出板55の下面を押圧)させることによって、弾性部材56の付勢力に反して繰出板55および下目皿80を上方に移動させるように構成される。繰出装置50の位置変更機構90は、移動部91を下方(下目皿80の軸心方向下方)に移動させて繰出板55への押圧を解除することによって、繰出板55および下目皿80を下方に移動させるように構成される。このとき、繰出装置50の繰出板55および下目皿80は、弾性部材56に付勢力に従って下方に移動する。このようにして、繰出装置50の位置変更機構90は、移動部91を移動させることによって繰出板55および下目皿80を移動させて、目皿60の目皿孔61の容積を増減させるように構成される。
繰出装置50は、案内溝58を備える。繰出装置50の案内溝58は、位置変更機構90の移動部91における下目皿80の軸心方向への移動を案内するものであり、ケース51(下ケース51b)の内面に形成される。繰出装置50の案内溝58は、ケース51(下ケース51b)の左右の内面にそれぞれ形成される。繰出装置50の案内溝58は、下目皿80の軸心方向と平行に形成される。繰出装置50の案内溝58は、側面視で下目皿80の軸心方向と一致するように形成される。繰出装置50の案内溝58は、その溝幅が位置変更機構90の移動部91のカム当接部材94の両端部の直径と略同一に形成される。繰出装置50における左右のそれぞれの案内溝58には、位置変更機構90の移動部91におけるカム当接部材94の両端部がそれぞれ配置される。このように配置される位置変更機構90の移動部91は、その両端部が左右それぞれの案内溝58を摺動しながら下目皿80の軸心方向に移動可能に構成される。
このように繰出装置50の案内溝58が構成されることにより、位置変更機構90の移動部91は、案内溝58によって案内されて下目皿80の軸心方向に移動することとなる。このため、繰出装置50では、下目皿80の軸心方向への位置変更機構90の移動部91を安定して移動させることができる。
繰出装置50の姿勢支持部99は、繰出板55および下目皿80を支持するように構成される。繰出装置50の姿勢支持部99は、少なくとも、上目皿70に対して、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が供給される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80(繰出板55および下目皿80の配置姿勢)が傾斜しないように、繰出板55および下目皿80を支持する。
このように構成される繰出装置50では、種子がホッパ41から落下して仕切板30の仕切部31よりも後方の目皿60上に供給されても、上目皿70に対して、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が供給される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80が傾斜しないため、目皿60の種子が供給される側において目皿孔61の容積が目皿60の種子が繰出される側に比べて大きくならない。つまり、繰出装置50では、種子が供給される側から種子が繰出される側に目皿60が回転してもいっても目皿60の目皿孔61の容積が次第に小さくならない。したがって、繰出装置50によれば、種子が供給される側から種子が繰出される側に目皿60が回転したときに目皿60の目皿孔61の容積が小さくなることによって、目皿60の目皿孔61内で種子(粒状物)の割れが発生すること、および、目皿60の目皿孔61内の種子(粒状物)が目皿孔61に引っ掛る(詰まる)こと、を防止することができる。
繰出装置50の姿勢支持部99は、バネ部材で構成される。繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、位置変更機構90に設けられて、位置変更機構90の移動部91を付勢するように構成される。繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、位置変更機構90の移動部91のカム当接部材94を回動軸として移動部91が前方に回動するように付勢するように構成される。
繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、所謂ねじりバネであり、その一端部が位置変更機構90における操作部92の軸部材96の後方に配置され、その中途部が移動部91のカム当接部材94に捲回されるようにして配置され、その他端部が移動部91における右方の押圧板93の後方に配置されるように、構成される。そして、繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、前記位置変更機構90の移動部91を付勢することによって、移動部91の押圧板93の後方の先端で繰出装置50における繰出板55の下面(繰出装置50における繰出板55の種子が供給される側の下面)を押圧して種子が供給される側が上目皿70から近づく方向(上方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80を付勢する。このとき、繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、上目皿70に対して、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が供給される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80が傾斜しないように、繰出板55および下目皿80を下方から付勢して、繰出板55および下目皿80を支持する。
以上のようにして、繰出装置50の姿勢支持部99は、バネ部材で構成されるとともに、位置変更機構90に設けられて位置変更機構90の移動部91を付勢するように構成される。繰出装置50の位置変更機構90は、繰出板55の下面に当接して繰出板55を押圧しながら下目皿80の軸心方向に移動可能に構成される移動部91を備え、移動部91を移動させることによって繰出板55および下目皿80を移動させて目皿60の目皿孔61の容積を増減させるように構成される。繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、位置変更機構90の移動部91を付勢することによって、上目皿70に対して、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が供給される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80が傾斜しないように、繰出板55および下目皿80を支持する。このようにして、繰出装置50では、種子が供給される側から種子が繰出される側に目皿60が回転したときに目皿60の目皿孔61の容積が小さくなることによって、目皿60の目皿孔61内で種子(粒状物)に割れが発生すること、および、目皿60の目皿孔61内の種子(粒状物)が目皿孔61に引っ掛る(詰まる)こと、を防止することができるもの(姿勢支持部99を具備する繰出装置50)を、簡易な構造で実現することができる。
また、繰出装置50の姿勢支持部99は、種子がホッパ41から落下して仕切板30の仕切部31よりも後方の目皿60上に供給されても、上目皿70の軸心と下目皿80の軸心とが平行するように、繰出板55および下目皿80を支持する。このとき、繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、種子がホッパ41から落下して仕切板30の仕切部31よりも後方の目皿60上に供給されても、上目皿70の軸心と下目皿80の軸心とが平行するように、繰出板55および下目皿80を下方から付勢して、繰出板55および下目皿80を支持する。
このように構成される繰出装置50では、種子が供給される側から種子が繰出される側に目皿60が回転してもいっても、目皿60の種子が供給される側と目皿60の種子が繰出される側とで目皿60の目皿孔61の容積が変わらない。したがって、繰出装置50によれば、目皿60の種子が供給される側と目皿60の種子が繰出される側とで目皿60の目皿孔61の容積が変わらないため、前記目皿60の目皿孔61内で種子(粒状物)の割れが発生すること、および、目皿60の目皿孔61内の種子(粒状物)が目皿孔61に引っ掛る(詰まる)こと、を防止することができるとともに、目皿60の回転動作を安定させることができる。
また、繰出装置50の姿勢支持部99は、種子がホッパ41から落下して仕切板30の仕切部31よりも後方の目皿60上に供給されても、上目皿70に対して、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が繰出される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80(繰出板55および下目皿80の配置姿勢)が傾斜するように、繰出板55および下目皿80を支持するように構成することもできる。このとき、繰出装置50のバネ部材(姿勢支持部99)は、種子がホッパ41から落下して仕切板30の仕切部31よりも後方の目皿60上に供給されても、上目皿70に対して、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が繰出される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80(繰出板55および下目皿80の配置姿勢)が傾斜するように、繰出板55および下目皿80を下方から付勢して、繰出板55および下目皿80を支持する。
このように構成される繰出装置50では、繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が繰出される側が上目皿70から遠ざかる方向(下方に回動する方向)に繰出板55および下目皿80(繰出板55および下目皿80の配置姿勢)が上目皿70に対して傾斜するため、目皿60の種子が供給される側において目皿孔61の容積が目皿60の種子が繰出される側に比べて小さくなる。そして、繰出装置50では、種子が供給される側から種子が繰出される側に目皿60が回転していくと目皿60の目皿孔61の容積が次第に大きくなる。したがって、繰出装置50によれば、種子が供給される側から種子が繰出される側に目皿60が回転していくと目皿60の目皿孔61の容積が次第に大きくなるため、前記目皿60の目皿孔61内で種子(粒状物)の割れが発生すること、および、目皿60の目皿孔61内の種子(粒状物)が目皿孔61に引っ掛る(詰まる)こと、を確実に防止することができる。
また、繰出装置50は、姿勢支持部99に加えて、遮蔽部材35を備えて構成される。このため、繰出装置50では、前記遮蔽部材35の上面に当接した後または遮蔽部材35の上面側に溜まった後に目皿60の上面側に落下する種子は、落下の勢いが弱められて目皿60側(目皿孔61)に落下することとなる。したがって、繰出装置50によれば、種子が落下したときの目皿60の目皿孔61内の種子(粒状物)にかかる圧力を弱めて、種子が落下することによって、上目皿70に対して繰出板55および下目皿80における種子(粒状物)が供給される側が下方に回動する方向に繰出板55および下目皿80が傾斜すること、を防止することができる。
1 走行機体
19 湛水直播機
40 播種装置
50 繰出装置
55 繰出板
55a 繰出口
57 シム
60 目皿
61 目皿孔
70 上目皿
74 上目皿孔
80 下目皿
84 下目皿孔
90 位置変更機構
91 移動部
92 操作部
99 姿勢支持部

Claims (2)

  1. ホッパに収納される粒状物が落下して、目皿駆動軸により駆動される目皿の目皿孔に溜められ、前記目皿が回転して、前記目皿の目皿孔と、前記目皿の下方に配置される繰出板の繰出口とが連通したときに、前記目皿の目皿孔に溜められた前記粒状物が落下して、前記繰出板の繰出口から繰出されるように構成される粒状物の繰出装置であって、
    前記繰出装置を構成するケース内に、前記ホッパから落下する粒状物が、前記目皿駆動軸よりも後方の目皿上に供給されるように、前記ケース内の空間を前後に仕切る仕切板を固定し、
    前記仕切板には粒状物を仕切る仕切部と支持部を設け、
    前記仕切板の支持部は、前記目皿駆動軸より前方で、前記目皿の目皿孔と前記繰出板の繰出口とが連通する位置まで延設され、
    前記仕切板の支持部の前端の位置に、落下補助手段としてのブラシを突設し、
    前記ブラシの下端は、前記目皿の目皿孔と前記繰出板の繰出口とが連通した状態で、前記目皿の目皿孔に溜められた粒状物に作用して、前記粒状物の落下を補助する
    ことを特徴とする粒状物の繰出装置。
  2. 前記仕切板の仕切部には、前記ホッパから落下して、前記目皿上面に至るまでの粒状物の供給経路において、前記目皿の上面の一部が隠れるように遮蔽部材を一体的に支持し、前記遮蔽部材は、前記目皿の上方に距離を置いて配置されることを特徴とする請求項1記載の粒状物の繰出装置。
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