JP5937868B2 - 極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置 - Google Patents

極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5937868B2
JP5937868B2 JP2012081482A JP2012081482A JP5937868B2 JP 5937868 B2 JP5937868 B2 JP 5937868B2 JP 2012081482 A JP2012081482 A JP 2012081482A JP 2012081482 A JP2012081482 A JP 2012081482A JP 5937868 B2 JP5937868 B2 JP 5937868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
base material
ultrafine fiber
fiber nonwoven
collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012081482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013209783A (ja
Inventor
恒祐 澤井
恒祐 澤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunze Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2012081482A priority Critical patent/JP5937868B2/ja
Publication of JP2013209783A publication Critical patent/JP2013209783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5937868B2 publication Critical patent/JP5937868B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

本発明は、部分剥離やシワ等の不具合が生じにくく、特に伸長性を有する素材に好適に使用することが可能な極細繊維不織布の製造方法及び該極細繊維不織布の製造方法に適用可能な電界紡糸装置に関する。
極細繊維不織布を製造する方法としては、電界紡糸法が知られている(例えば、特許文献1)。電界紡糸法は、少なくともポリマー溶液を射出するための吐出ノズルと、該吐出ノズルから射出したポリマー溶液のターゲットとなるコレクタ(電極)とからなる電界紡糸装置を用いる。電界紡糸装置を用いた方法の一例を示す模式図を図4に示した。
電界紡糸法では、容器2に貯留されたポリマー溶液3を、吐出ノズル4とコレクタ5との間に高電圧をかけた状態で、吐出ノズル4から射出させる。ポリマー溶液は、吐出ノズル4からコレクタ5に射出される間に、電気力線に沿って極細繊維状となり、コレクタ5上の補集基材6に付着し補集され、補集基材6がローラ等で可動することで、得られた極細繊維不織布7が搬送される。
このような方法を用いることで、補集基材に極細繊維不織布が積層された複合繊維を製造することが可能となる。
しかしながら、従来の方法では、コレクタと補集基材とを密着させるために補集基材にテンションを負荷する必要があることから、補集基材の材料としてニット生地のような一定以上のテンションに対して伸長変形するような素材を用いることができなかった。
また、このような伸長性を有する素材を補集基材の材料として用いた場合、テンションを開放した後に、補集基材と極細繊維不織布との間で部分剥離やシワ等が発生するという問題もあった。一方で、特許文献2には、筒状のコレクタを用いることで、補集基材に凸部を形成させて電界紡糸する方法が開示されているが、このような方法では、補集基材の形状を変形させて凸部を形成する必要があるため、伸長性を有する素材を補集基材の材料として用いる方法には特に不向きであった。
米国特許第6656394号文献 特開2011−157633号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、部分剥離やシワ等の不具合が生じにくく、特に伸長性を有する素材に好適に使用することが可能な極細繊維不織布の製造方法及び該極細繊維不織布の製造方法に適用可能な電界紡糸装置を提供することを目的とする。
本発明は、電位差を利用してポリマー溶液を吐出ノズルからコレクタに向かって射出することにより、補集基材上に極細繊維を紡糸する電界紡糸装置を用いた極細繊維不織布の製造方法であって、前記捕集基材は、伸縮性を有する素材からなり、前記捕集基材は、弾性繊維を含む編織物、不織布及びフェルトからなる群より選択される少なくとも1種、又は、編物であり、前記捕集基材を、テンションが低い状態となるように下方に湾曲した状態でコレクタに沿うように配置し、前記ポリマー溶液を下方から上方に向かって射出し、かつ、下方から上方へ空気を通気することにより極細繊維を補集基材に押しつける極細繊維不織布の製造方法である。
以下、本発明を詳述する。
本発明者らは、電界紡糸装置を用いた極細繊維不織布の製造方法において、ポリマー溶液を下方から上方に向かって射出し、かつ、下方から上方へ空気を通気する方法を用いることにより、部分剥離やシワ等の不具合が生じにくく、特に伸長性を有する素材に好適に使用することが可能となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の極細繊維不織布の製造方法の一例を図1に示す。
本発明の極細繊維不織布の製造方法で使用される電界紡糸装置10は、複数のコレクタ15と水平方向に走行可能な補集基材16が装置上方に設置されており、装置下方には、原料溶液(ポリマー溶液)を吐出可能な吐出ノズル14及びエアを通気可能なエアノズル18が設置された構成となっている。
本発明の極細繊維不織布の製造方法では、電位差を利用してポリマー溶液を吐出ノズル14からコレクタ15に向かって射出することにより、補集基材16に極細繊維を紡糸して極細繊維不織布17を作製するが、この際、ポリマー溶液を下方から上方に向かって射出し、かつ、下方から上方へ空気を通気することにより極細繊維を補集基材16に押しつけることを特徴する。
このような方法では、下方から通気することで、補集基材16に過度のテンションを負荷する必要がなくなり、伸長性を有する素材でも好適に使用できるという利点が得られる。
また、通気によって、均一に極細繊維不織布17が押さえつけられることから、部分剥離やシワ等の不具合が生じにくくなるという利点も有する。
本発明の極細繊維不織布の製造方法の一例を図2に示す。
図2の電界紡糸装置20では、コレクタ25が単一で、下方へ湾曲した形状となっている点が、図1の電界紡糸装置10と異なっている。このような形状であることで、捕集基材についても、下方へ湾曲した状態で配置することができる。
本発明の極細繊維不織布の製造方法では、ポリマー溶液を下方から上方に向かって射出する。
これにより、大きな液滴を射出することがなくなり、不織布中にショット(ダマ)のような欠点を生じにくいという利点がある。
具体的には、吐出ノズル14とコレクタ15との間に、吐出ノズル14側が正、コレクタ15側が負となるように直流電源によって電圧を印加しておき、吐出ノズル14からポリマー溶液を吐出させることが好ましい。また、ポリマー溶液の射出は単一の吐出ノズルから行ってもよく、複数の吐出ノズルから行ってもよい。
本発明の極細繊維不織布の製造方法では、下方から上方へ空気を通気することにより極細繊維を補集基材に押しつける。
具体的には、エアノズル18等から空気を送風することにより、気流を発生させることが好ましい。また、電界紡糸装置の上部に吸入手段を設けることで、通気性能を高めてもよい。
なお、エアノズルは、1つのみを設置してもよく複数設置してもよい。
本発明の極細繊維不織布の製造方法では、極細繊維不織布を形成した後、補集基材を搬送手段を用いて水平方向等に搬送することで、連続的に極細繊維不織布を製造することが可能となる。
上記搬送手段としては、繰り出しローラと巻き取りローラを用いるものが挙げられる。
本発明では、図3に示すように、捕集基材36が、下方へ湾曲した状態でコレクタ35に沿うように配置されていることが好ましい。これにより、捕集基材のテンションがより低い状態での不織布製造に対応でき、より伸長性の大きな素材に使用が可能となる。
本発明の極細繊維不織布の製造方法に供するポリマー溶液は特に限定されない。
上記ポリマー溶液に含有されるポリマーとしては、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
また、上記ポリマー溶液に用いる溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール、ケトン、エーテル類、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ホルムアミド、ジメチルスルホオキサイド等公知の溶媒を用いることができる。
本発明の極細繊維不織布の製造方法に供する補集基材としては、繊維構造体であることが好ましく、ポリウレタン繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、アラミド繊維等の合成繊維、羊毛、モヘア、カシミア、ラクダ毛、アルパカ、ビキュナ、アンゴラ、蚕糸、キワタ、ガマ繊維、パルプ、木綿、ヤシ繊維、麻繊維、竹繊維、ケナフ繊維等の天然繊維、レーヨン(人絹、スフ)、ポリノジック、キュプラ、アセテート、トリアセテート等のセルロース系人造繊維、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、石綿繊維等の無機繊維の1種または2種以上の繊維からなる編織物、不織布、フェルト、およびそれらの積層物等の繊維集合体、連続気泡を有するポリウレタン発泡体(軟質ポリウレタン発泡体、硬質ポリウレタン発泡体を含む)、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン発泡体、ポリ塩化ビニル発泡体、ポリスチレン発泡体、メラミン樹脂、尿素樹脂等のアミノ系樹脂発泡体、エポキシ樹脂発泡体、1価フェノール、多価フェノール等のフェノール系化合物からなるフェノール系樹脂発泡体等の連続気泡構造プラスチック発泡体等の公知の発泡体を用いることができる。
本発明では、伸長性を有する素材を補集基材として好適に使用できることから、特に、編物(ニット生地)や、ポリウレタン繊維等のスパンデックス(弾性繊維)を含む編織物、不織布、フェルト等を用いることが好ましい。
本発明の極細繊維不織布の製造方法に用いられる電界紡糸装置としては、本発明の製造方法を実現可能のものであればよいが、電位差を利用してポリマー溶液を吐出ノズルからコレクタに向かって射出することにより、補集基材上に極細繊維を紡糸する電界紡糸装置であって、上記コレクタは、上記吐出ノズルよりも上方に配置されており、かつ、捕集基材が下方へ湾曲した状態で配置されるような形状であり、下方から上方へ空気を通気するための通気手段が設置されている電界紡糸装置を使用することが好ましい。このような電界紡糸装置もまた本発明の1つである。
上記吐出ノズルとしては、特に限定されない。上記吐出ノズルの噴出口形状としては、有孔突起、有孔針、平面に開けられた孔等が挙げられる。
上記コレクタとしては、導電体、半導電体、誘電体からなる棒状物、ドラム体、板状物、有孔板、又は、メッシュ等を用いることができる。
上記コレクタの形状としては、捕集基材が下方へ湾曲した状態で配置されるような形状であることが好ましい。具体的には、コレクタ自体の形状を下方へ湾曲した形状としたり、上記コレクタを複数個設ける場合は、各コレクタの配置によって、捕集基材が下方へ湾曲した状態で配置されるような形状としたりすることが可能となる。
また、上記コレクタを複数個設けてもよい。その場合、上記コレクタは所定の間隔で配置されていることが好ましい。これにより、空気の通路ができ、下方から上方へ空気を通気しやすくなるため、本発明の効果を更に高めることができる。この場合、上記コレクタの個数は3個以上とすることが好ましい。
上記吐出ノズルとコレクタとの距離についても、好適に電界紡糸できる程度であれば、特に限定されず、50〜250cmとすることが適用できる。より好ましい下限としては75cm、さらに好ましい下限としては100cm、より好ましい上限としては200cm、さらに好ましい上限としては150cmである。
下方から上方へ空気を通気するための通気手段(エアノズル)としては、シロッコファン、プロペラファン等公知の送風機やエアコンプレッサー等に接続された、管状ノズル、スリット状ノズル、または通気孔等を用いることが出来る。
本発明の極細繊維不織布は、捕集基材と共に使用することで、インナーウェア、ミドラーウェア、アウターウェア、ネックウォーマー、ネッククーラー、腹巻、包帯、絆創膏等に好適に用いることができる。また、捕集基材に対して伸縮しがたい素材で極細繊維不織布を作製した場合には、捕集基材を伸長させることで極細繊維不織布を剥離させ、極細繊維不織布を単体で使用することが可能となり、その場合には、エアフィルター、液体フィルター、細胞培養足場材料、マスク、リチウムイオン電池セパレーター等に好適に用いることができる。
本発明によれば、部分剥離やシワ等の不具合が生じにくく、特に伸長性を有する素材に好適に使用することが可能な極細繊維不織布の製造方法及び該極細繊維不織布の製造方法に適用可能な電界紡糸装置を提供することができる。
本発明の極細繊維不織布の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の極細繊維不織布の製造方法の別の一例を示す模式図である。 本発明の極細繊維不織布の製造方法の別の一例を示す模式図である。 従来の電界紡糸装置を用いた方法の一例を示す模式図である。
以下に実施例を掲げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(実施例1)
補集基材として、ポリエステル製のニット生地を準備し、図1に示す電界紡糸装置を用いて、該電界紡糸装置のコレクタ(幅1200mm、基材搬送方向100mm、厚み3mmのステンレス板を100mm間隔で5枚並べた)上に準備した補集基材を配置した。
ポリマー溶液として、ポリウレタン溶液(大日精化工業製、ハイムレンY−210B)をDMFを用いて18重量%の濃度に調整した溶液を準備した。
電界紡糸装置のシリンジポンプにポリウレタン溶液を注入し、24G(φ6mm)の針(吐出ノズル)を装着した。針先に電極を繋いだ後、電圧−40kv、射出速度10mL/hrの条件でコレクタ上に極細繊維を電界紡糸して、極細繊維不織布を得た。なお、電界紡糸は、25℃、湿度50%RHで、吐出ノズル先端の風速が4.2m/秒となるようにブロア(エアノズル)から上方に空気を通気しながら行った。
なお、ポリエステル製のニット生地(補集基材)は、150dtex/36fマルチフィラメントを用いたものであり、目付量89.0g/m、厚み0.49mm、幅1200mm、5N荷重時伸長率がMD方向(電界紡糸装置内における生地送り方向)20.5%、TD方向(生地送り方向に垂直な方向)179.1%(4cm幅)である。
また、電界紡糸装置の吐出ノズル個数は8個、吐出ノズルとコレクタとの距離は100cmであり、捕集基材に20Nの張力がかかるように巻き取り、巻き取り速度は1m/minとした。
(実施例2)
補集基材として、実施例1と同じポリエステル製のニット生地を用い、図3に示す電界紡糸装置を用いて、該電界紡糸装置のコレクタ(幅1200mm、基材搬送方向100mm、厚み3mmのステンレス板を、100mm間隔で、ニット生地との接触面が、曲率半径Rが530cmとなる円弧上に5枚並ぶよう、配置した)上に準備した補集基材を配置した。ポリマー溶液として、ポリウレタン溶液(大日精化工業製、ハイムレンY−210B)をDMFを用いて18重量%の濃度に調整した溶液を準備した。
電界紡糸装置のシリンジポンプにポリウレタン溶液を注入し、24G(φ6mm)の針(吐出ノズル)を装着した。針先に電極を繋いだ後、電圧−40kv、射出速度10mL/hrの条件でコレクタ上に極細繊維を電界紡糸して、極細繊維不織布を得た。なお、電界紡糸は、25℃、湿度50%RHで、吐出ノズル先端の風速が4.2m/秒となるようにブロア(エアノズル)から上方に空気を通気しながら行った。
また、電界紡糸装置の吐出ノズル個数は8個、吐出ノズルとコレクタとの最短距離は100cmであり、捕集基材に15Nの張力がかかるように巻き取り、巻き取り速度は1m/minとした。
(実施例3)
補集基材として、実施例1と同じポリエステル製のニット生地を用い、図2に示す電界紡糸装置を用いて、該電界紡糸装置のコレクタ(幅1200mm、基材搬送方向900mm、厚み3mmのステンレス板、ニット生地との接触面が、曲率半径Rが10mとなるよう下方へ湾曲させた形状)上に準備した補集基材を配置した。
ポリマー溶液として、ポリウレタン溶液(大日精化工業製、ハイムレンY−210B)をDMFを用いて18重量%の濃度に調整した溶液を準備した。
電界紡糸装置のシリンジポンプにポリウレタン溶液を注入し、24G(φ6mm)の針(吐出ノズル)を装着した。針先に電極を繋いだ後、電圧−40kv、射出速度10mL/hrの条件でコレクタ上に極細繊維を電界紡糸して、極細繊維不織布を得た。なお、電界紡糸は、25℃、湿度50%で、吐出ノズル先端の風速が4.2m/秒となるようにブロア(エアノズル)から上方に空気を通気しながら行った。
また、電界紡糸装置の吐出ノズル個数は8個、吐出ノズルとコレクタとの距離は100cmであり、捕集基材に20Nの張力がかかるように巻き取り、巻き取り速度は1m/minとした。
(比較例1)
補集基材として、実施例1と同じポリエステル製のニット生地を用い、図1に示す電界紡糸装置を用いて、該電界紡糸装置のコレクタ(幅:1200mm、基材搬送方向:100mm、厚み3mmのステンレス板を100mm間隔で5枚並べた)上に準備した補集基材を配置した。そして、ブロアからの通気を行わず、捕集基材が弛まないようにするために30Nの張力がかかるようにした以外は実施例1と同様にして、極細繊維不織布を得た。
なお、電界紡糸装置の吐出ノズル個数は8個、吐出ノズルとコレクタとの最短距離は100cmであり、巻き取り速度は1m/minとした。
(評価)
実施例及び比較例で得られた極細繊維不織布について、以下の評価を行った。結果を表1に示した。
(1)シワの有無
巻き取った捕集基材を1mに切って平らな場所に広げ、得られた極細繊維不織布のシワの有無を目視で確認した。
(2)収縮評価
巻き取った捕集基材を1mに切って平らな場所に広げ、捕集基材の最も幅の狭い部分を測定して、元の捕集基材の幅に対して収縮した割合を求めた。
(3)補集基材との密着性
巻き取った捕集基材を1mに切って平らな場所に広げ、捕集基材の最も幅の狭い部分を元の捕集基材の幅まで伸長した際に、捕集基材と極細繊維不織布との間で剥離が生じるかどうかを確認した。
Figure 0005937868
本発明によれば、部分剥離やシワ等の不具合が生じにくく、特に伸長性を有する素材に好適に使用することが可能な極細繊維不織布の製造方法及び該極細繊維不織布の製造方法に適用可能な電界紡糸装置を提供することができる。

Claims (2)

  1. 電位差を利用してポリマー溶液を吐出ノズルからコレクタに向かって射出することにより、捕集基材上に極細繊維を紡糸する電界紡糸装置を用いた極細繊維不織布の製造方法であって、
    前記捕集基材は、伸張性を有する素材からなり、
    前記捕集基材は、弾性繊維を含む編織物、不織布及びフェルトからなる群より選択される少なくとも1種、又は、編物であり、
    前記捕集基材を、テンションが低い状態となるように下方に湾曲した状態でコレクタに沿うように配置し、
    前記ポリマー溶液を下方から上方に向かって射出し、かつ、下方から上方へ空気を通気することにより極細繊維を捕集基材に押しつける
    ことを特徴とする極細繊維不織布の製造方法。
  2. 捕集基材は、繊維構造体であることを特徴とする請求項1記載の極細繊維不織布の製造方法
JP2012081482A 2012-03-30 2012-03-30 極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置 Expired - Fee Related JP5937868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081482A JP5937868B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081482A JP5937868B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013209783A JP2013209783A (ja) 2013-10-10
JP5937868B2 true JP5937868B2 (ja) 2016-06-22

Family

ID=49527857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012081482A Expired - Fee Related JP5937868B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5937868B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107053649A (zh) * 2016-12-29 2017-08-18 郑州大学 微纳复合多层次结构聚合物薄膜及其制备方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103484954B (zh) * 2013-10-11 2016-05-18 天津工业大学 一种制备纳米纤维的静电纺丝装置
JP2022077933A (ja) * 2020-11-12 2022-05-24 株式会社エアード フィルター及びマスク
CN113046849B (zh) * 2021-03-13 2022-03-04 赣州大业金属纤维有限公司 一种基于喷射纺丝法原理的超细纤维生产装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100578764B1 (ko) * 2004-03-23 2006-05-11 김학용 상향식 전기방사장치 및 이를 이용하여 제조된 나노섬유
JP4833238B2 (ja) * 2007-03-27 2011-12-07 ジョン−チョル パック ナノファイバーの大量生産のための電気紡糸装置
JP2009127150A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Teijin Techno Products Ltd エレクトロスピニング装置
JP5225827B2 (ja) * 2008-12-19 2013-07-03 パナソニック株式会社 ナノファイバ製造装置
JP5225885B2 (ja) * 2009-02-16 2013-07-03 パナソニック株式会社 ナノファイバ製造装置、および製造方法
JP4733225B1 (ja) * 2009-11-10 2011-07-27 パナソニック株式会社 ナノファイバ製造装置、ナノファイバ製造方法
JP5392722B2 (ja) * 2010-01-29 2014-01-22 国立大学法人東京工業大学 ポリマー繊維体の電界紡糸方法及び電界紡糸装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107053649A (zh) * 2016-12-29 2017-08-18 郑州大学 微纳复合多层次结构聚合物薄膜及其制备方法
CN107053649B (zh) * 2016-12-29 2019-04-23 郑州大学 微纳复合多层次结构聚合物薄膜及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013209783A (ja) 2013-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5937868B2 (ja) 極細繊維不織布の製造方法及び電界紡糸装置
WO2017028656A1 (zh) 一种防水透气纸尿裤底膜及其制备方法
JP6877102B2 (ja) ウイルス除去用フィルター及びそれを用いたマスク
CN100379917C (zh) 具有弹性的合成片材
US10501875B2 (en) Melt-blown nonwoven fabric and method of manufacturing same
CN111065772B (zh) 防水性透气片材及其制造方法
CN106811869B (zh) 层叠无纺布
JP6624589B2 (ja) 積層不織布の製造方法
CN108660615A (zh) 热风无纺布的制造方法、设备及制得的热风无纺布
JP6569983B2 (ja) 積層不織布および積層不織布の製造方法
CN111298520A (zh) 复合材料层的制备方法、复合材料层及口罩
KR102109727B1 (ko) 투습방수 원단의 제조방법
JP2014144579A (ja) ナノファイバーを積層した建材用の薄膜防臭遮蔽部材、及び、その製造装置
JP2013185273A (ja) ナノファイバー積層体の製造方法
US10328665B2 (en) Nonwoven fabric, and dust collecting filter, medium of microorganism or biological tissue, and cosmetic article, each having the same
CN106400302B (zh) 层叠无纺布及空气净化机
JP3238954U (ja) ナノファイバーを含むエアフィルター部材
JPH08109564A (ja) 長繊維水流絡合不織布およびその製造方法
JP6508630B2 (ja) 積層不織布の製造装置
JP5475496B2 (ja) 紡糸装置、不織布製造装置、不織布の製造方法及び不織布
KR20110076205A (ko) 상처용 드레싱재의 지지필름
JP6974831B2 (ja) エアフィルター又はマスク用フィルター基材の製造方法。
JP6974987B2 (ja) 繊維堆積体の製造装置及び繊維堆積体の製造方法
JP6943413B2 (ja) ナノファイバー積層体の製造方法
KR101450217B1 (ko) 전기방사 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5937868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees