JP5933464B2 - 無線通信装置及び送信電力制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、高周波信号の送信電力を制御する無線通信装置及び送信電力制御方法に関する。
近年、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスの微細化技術の進歩に伴い、例えば60GHz帯を用いたミリ波の無線通信用の集積回路が実用化されつつある。ミリ波帯の無線通信用の集積回路の動作周波数はマイクロ波帯の無線通信用の集積回路の動作周波数と比較して高くなるため、CMOSプロセスにおける高域の遮断周波数ft、即ち電流利得が1倍となり、増幅素子として使用困難な周波数と動作周波数との差が減少するため、近接している。
このため、CMOSプロセスにおいて生じるバラツキ及び温度変化によって、高周波信号用の増幅器の利得が大きく変動する。更に、ミリ波帯の無線通信ではアンテナ利得のバラツキが生じ易いので、無線通信装置におけるアンテナの実効放射電力レベル(EIRP:Effective Isotropic Radiated Power)が変動し易くなる、という課題があった。
この課題を解決するために、従来、不揮発メモリを用いてプロセスのバラツキに起因して生じる送信電力のずれを補正する無線通信装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に示す無線通信装置の動作は、図5を参照して後述する。
特開平8−265210号公報
しかし、特許文献1では、アンテナ利得のバラツキが生じた場合に高周波信号の電力を補正することが考慮されていない。このため、アンテナ利得のバラツキが生じ易い無線通信(例えばミリ波の無線通信)では、無線通信装置におけるアンテナの実効放射電力レベルを一定化することが困難という課題が生じる。
本開示は、上述した従来の課題を解決するために、高周波信号を扱う無線通信において、アンテナ利得のバラツキが生じてもアンテナの実効放射電力レベルを一定化する無線通信装置及び送信電力制御方法を提供することを目的とする。
本開示は、ベースバンド信号を増幅する可変利得増幅器と、増幅された前記ベースバンド信号を直交変調して高周波信号を生成する直交変調器と、生成された前記高周波信号を増幅する電力増幅器と、増幅された前記高周波信号を送信する送信アンテナと、増幅された前記高周波信号を検波することにより検波信号を生成する検波器と、予め生成された所望の送信電力値を記憶する第1の不揮発性メモリと、前記検波信号前記所望の送信電力値とに応じて、前記可変利得増幅器の利得を調整する制御部と、を備え、前記所望の送信電力値は、前記送信アンテナから送信された前記高周波信号が受信アンテナを有する検査器で受信信号として受信され、前記受信信号から測定されたアンテナ実効放射電力である、無線通信装置である。
また、本開示は、送信アンテナから高周波信号を送信する無線通信装置と、前記送信アンテナから送信された前記高周波信号を受信アンテナで受信し前記高周波信号の送信電力を検査する検査器とにおける送信電力制御方法であって、前記無線通信装置は、前記送信アンテナから送信される前記高周波信号の所望の送信電力を記憶する第1の不揮発性メモリと、前記無線通信装置の可変利得増幅器の利得を調整するための利得調整値を記憶する第2の不揮発性メモリと、を有し、前記検査器は、前記送信アンテナから送信される高周波信号の所望範囲の送信電力を保持し、前記送信アンテナから送信された前記高周波信号の送信電力が前記所望範囲の送信電力の上限値より大きい場合に、前記高周波信号の送信電力と前記所望範囲の送信電力中心値との差分を前記第2の不揮発性メモリに書き込み、前記送信アンテナから送信された前記高周波信号の送信電力が前記所望範囲の送信電力の下限値より小さい場合に、シミュレーション又は実測により予め定められた前記高周波信号の送信電力の初期値と、前記所望範囲の送信電力中心値と前記高周波信号の送信電力との差分との加算結果前記第1の不揮発性メモリに書き込む、送信電力制御方法である。
本開示によれば、高周波信号を扱う無線通信において、アンテナ利得のバラツキが生じてもアンテナの実効放射電力レベルを一定化できる。
本実施形態の無線通信装置の構成を示すブロック図 検波利得が最小、検波利得が最大の各検波器における入力電力と出力電圧との関係を示すグラフ 本実施形態の無線通信装置の第1、第2の各不揮発性メモリへの書き込みの動作手順を説明するフローチャート 本実施形態の無線通信装置のAPC(自動利得制御)の動作手順を説明するフローチャート 本実施形態の無線通信装置の実動作時におけるAPC(自動利得制御)の動作手順を説明するフローチャート 従来の無線通信装置の構成の一部を示すブロック図 従来の無線通信装置における使用チャンネルと送受分波器の通過損失との関係を示すグラフ
(本実施形態の内容に至る経緯)
先ず、本開示に係る無線通信装置及び送信電力制御方法の実施形態を説明する前に、本実施形態の内容に至る経緯について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、従来の無線通信装置の構成の一部を示すブロック図である(特許文献1参照)。図7は、従来の無線通信装置における使用チャンネルと送受分波器の通過損失との関係を示すグラフである(特許文献1参照)。
図6に示す無線通信装置では、送信部(不図示)において変調された送信信号の電力を増幅する電力増幅器1の出力端子に、方向性結合器2を介して送受分波器3が接続され、更に、送受分波器3の一方にはアンテナ4が接続され、送受分波器3の他方には受信部(不図示)が接続されている。
電力増幅器1は、電力制御端子に与えられる制御信号S8に応じて、出力電力を可変する。方向性結合器2は、電力増幅器1の出力電力を検出する。方向性結合器2には、電力増幅器1の出力電力を直流電圧(検出信号S5)として検波する検波ダイオード5が接続されている。方向性結合器2及び検波ダイオード5は、電力増幅器1の出力電力を検出して検出信号S5を出力する電力検出手段として動作する。
演算増幅器6は、検波ダイオード5が出力した検出信号S5と基準信号S11とを比較し、比較結果として両方の信号のレベル差が零になるように検出信号S5の値を変化させる。また、図6に示す無線通信装置には、アンテナ4の出力端から出力するべき電力レベルに対する出力制御データを記憶したメモリ9が設けられている。
即ち、図7に示す使用チャンネルと送受分波器3の通過損失との関係に応じて、使用チャンネルとアンテナ4の出力端から出力するべき出力電力との関係を示す出力制御データがメモリ9に記憶されている。電力増幅器1の出力端子からアンテナ4の出力端までの間には、方向性結合器2及び送受分波器3によって電力の通過損失が生じる。
例えば図7に示す送受分波器3の通過損失は、使用チャンネルが0〜100では2dB、使用チャンネルが100〜700では1dB、使用チャンネルが700〜800では2dBである。従って、送受分波器3の通過損失を一定にするためには、使用チャンネルの0〜100と700〜800とに1dB分の補正値を加算する必要がある。無線通信装置は、出力制御データを基にして、アンテナ4の出力端における全ての使用チャンネルの出力電力を一定に保つ。
しかし、特許文献1を帯域幅が広いミリ波帯の無線通信に適用すると、高周波信号の電力を検波する検波器(例えば検波ダイオード)の動作レンジが不足するため、検波器の入力電力に対する出力電圧が一意に定まらず、高周波信号の信号電力を一定に制御することが困難となる。
また、それぞれ異なる動作レンジを有する検波器を並列に実装することで、検波器の動作レンジを仮想的に拡大することは可能であるが、高周波信号を扱う無線通信(特に60GHzのミリ波帯の無線通信)では各検波器間のバラツキも大きく個別に校正をかける必要が生じるため好ましくない。
そこで、以下の各実施形態では、高周波信号を扱う無線通信において、アンテナ利得のバラツキが生じても、簡易な構成によってアンテナの実効放射電力レベルを一定化する無線通信装置及び送信電力制御方法の例を説明する。
以下、本開示に係る無線通信装置及び送信電力制御方法の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。本開示に係る送信電力制御方法は、本開示に係る無線通信装置によって実行される。先ず、無線通信装置の構成について説明する。
(無線通信装置の構成)
図1は、本実施形態の無線通信装置200の構成を示すブロック図である。図1に示す無線通信装置200は、デジタル変調信号発生器110、DAC(Digital Analog Converter)105a,105b、可変利得増幅器104a,104b、直交変調部103、電力増幅器102、局部発振器107、90度移相器106、カプラ101、送信アンテナ100、検波器108、ADC(Analog Digital Converter)109、制御部111、第1の不揮発性メモリ112及び第2の不揮発性メモリ113を含む。制御部111は、比較器116、揮発性メモリ117、スイッチ118及び減算器119を含む。
本実施形態の無線通信装置200は、例えば60GHz程度のミリ波帯の周波数を用いた高周波信号を生成して送信アンテナ100から送信する。検査器114は、送信アンテナ100から送信された高周波信号を受信アンテナ115において受信する。なお、図1では、デジタル変調信号発生器110、DAC105,105b及び可変利得増幅器104a,104bから差動信号が出力されて直交変調部103に入力されているが、シングルエンド信号が入力されても良い。
デジタル変調信号発生器110は、同一の振幅であって90度の位相差を有するベースバンド信号(例えば試験用トーン信号)を生成し、ベースバンド信号の同相信号(I信号)をDAC105aに出力し、ベースバンド信号の直交信号(Q信号)をDAC105bに出力する。なお、デジタル変調信号発生器110は、制御部111が出力した制御信号S110を基に、ベースバンド信号(例えば試験用トーン信号)の出力レベルを生成しても良い。
DAC105aは、デジタル変調信号発生器110が出力したデジタルの同相信号をアナログの同相信号に変換して可変利得増幅器104aに出力する。
DAC105bは、デジタル変調信号発生器110が出力したデジタルの直交信号をアナログの直交信号に変換して可変利得増幅器104bに出力する。
可変利得増幅器104aは、制御部111が出力した利得制御信号S104に応じて利得を変更し、利得制御信号S104に応じて変更した利得を用いて、DAC105aが出力した同相信号を増幅して直交変調部103に出力する。なお、図1を簡単にするために、制御部111から可変利得増幅器104aまでの矢印の図示を省略する。
可変利得増幅器104bは、制御部111が出力した利得制御信号S104に応じて利得を変更し、利得制御信号S104に応じて変更した利得を用いて、DAC105bが出力した直交信号を増幅して直交変調部103に出力する。
局部発振器107は、所定(例えば60GHz)の局部信号(ローカル信号)を発振して90度移相器106に出力する。
90度移相器106は、局部発振器107が出力した局部信号を用いて、同一の振幅であって90度の位相差を有する2つの局部信号を生成して直交変調部103に出力する。
直交変調部103は、可変利得増幅器104a,104bが出力したベースバンド信号(同相信号,直交信号)と、90度移相器106が出力した2つの局部信号とを用いて直交変調する。直交変調部103は、直交変調によって高周波信号(例えばミリ波)を生成して電力増幅器102に出力する。
電力増幅器(PA:Power Amplifier)102は、直交変調部103が出力した高周波信号の電力を増幅して送信アンテナ100に出力する。送信アンテナ100に入力された高周波信号は送信され、検査器114の受信アンテナ115において受信される。
カプラ101は、電力増幅器102が増幅した高周波信号の一部を取り出して検波器108に出力する。カプラ101が取り出したアナログの高周波信号の電力は、電力増幅器102が増幅した高周波信号の電力に比べて、例えば20dB低下する。
検波器108は、カプラ101が取り出したアナログの高周波信号を検波してADC109に出力する。図2は、検波利得が最小、検波利得が最大の各検波器108における入力電力[dBm]と出力電圧[V]との関係を示すグラフである。なお、図2の横軸には、検波器108における入力電力以外に、6dBiの利得を有する送信アンテナ100から送信された高周波信号の送信電力(アンテナ実効放射電力(EIRP)[dBm]という)も示されている。
検波利得は、検波器108の出力電圧と入力電力に対応する入力電圧との比を表す。CMOSプロセスのバラツキによって、検波器108の検波利得は異なるので、図2では検波利得が最大の検波器108、及び検波利得が最小の検波器108における各入力電力と出力電圧との関係が示されている。
図2では、検波器108への入力電力、即ち電力増幅器102が増幅した高周波信号の電力に応じて、検波器108の出力電圧が一意に定まる領域が検波器108の動作レンジ(検波レンジ)である。従って、図2に示す検波器108では、検波器108の出力電圧が0.35V〜1.15Vの範囲、即ち検波レンジの領域である場合に、検波器108を後述する自動利得制御(図4参照)に用いることができる。一方、検波レンジ以外の領域では、検波器108の出力電圧と入力電力とが1対1に対応しないので、自動利得制御(図4参照)に用いることが困難である。
例えば検波利得が最小の検波器108では、検波器108の入力電力(EIRP)が−17dBm(+9dBm)〜−8dBm(+18dBm)の範囲が検波レンジとなる。また、例えば検波利得が最大の検波器108では、検波器108の入力電力が−24dBm(+2dBm)〜−12dBm(+14dBm)の範囲が有効な検波レンジとなる。
ADC109は、検波器108の出力、即ちアナログの出力電圧をデジタルの出力電圧に変換して制御部111に出力する。
制御部111は、ベースバンド信号を生成させるための制御信号S110をデジタル変調信号発生器110に出力する。制御部111は、第1の不揮発性メモリ112及び第2の不揮発性メモリ113に記憶された値(後述参照)と、ADC109が出力したデジタルの出力電圧に対応する出力電力ADCOUTとを基に、可変利得増幅器104a,104bの利得を設定するための利得制御信号S104を生成して可変利得増幅器104a,104bに出力する。
比較器116は、第1の不揮発性メモリ112に記憶されている値TXADC_RDATAと、ADC109が出力したデジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTとを比較する。TXADC_RDATAは、無線通信装置200から送信される高周波信号のEIRPの所望の値であり、検査器114により書き込まれる。比較器116は、第1の不揮発性メモリ112に記憶されている値TXADC_RDATAとADC109が出力したデジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTとの比較結果に応じて、揮発性メモリ117に記憶されている利得TXGAINを増加する。
揮発性メモリ117は、可変利得増幅器104a,104bの利得TXGAINを記憶する。揮発性メモリ117に記憶されている利得TXGAINは、スイッチ118及び減算器119に入力される。
スイッチ118は、揮発性メモリ117に記憶されている利得TXGAIN又は減算器119の出力(減算結果)を選択し、利得制御信号S104として可変利得増幅器104a,104bに出力する。
減算器119は、揮発性メモリ117に記憶されている利得TXGAINから第2の不揮発性メモリ113に記憶されているオフセット値P_OFFSETを減算してスイッチ118に出力する。
第1の不揮発性メモリ112は、送信アンテナ100から送信された高周波信号のEIRPの目標値TXADC_RDATAを記憶する。第1の不揮発性メモリ112には、例えばeFUSEの製造技術によって製造された不揮発性メモリを用いる。これにより、第1の不揮発性メモリ112の製造コストを低減できる。
第2の不揮発性メモリ113は、例えば検波器108の出力電圧が検波レンジの下限値(例えば0.35V、図2参照)であってEIRPが所望範囲の送信電力の上限値を超えている場合に、EIRPを所定量減少させるためのオフセット値P_OFFSETを記憶する。オフセット値P_OFFSETは、検査器114により書き込まれる。第2の不揮発性メモリ113には、例えばeFUSEの製造技術によって製造された不揮発性メモリが用いられる。これにより、第2の不揮発性メモリ113の製造コストを低減できる。
受信アンテナ115は、送信アンテナ100から送信された高周波信号を受信して検査器114に出力する。
検査器114は、無線通信装置200から送信される高周波信号の所望範囲の送信電力の情報を保持する。以下の説明では、例えば所望範囲の送信電力の下限値は6.5dBmであり、上限値は9.5dBmとする。検査器114は、受信アンテナ115が出力した高周波信号のEIRPを測定し、EIRPが所望範囲の送信電力であるか否かを判定する。検査器114は、判定結果に応じて、第1、第2の各不揮発性メモリ112、113の内容を更新する。
(検査器114における各不揮発性メモリへのデータの書き込み動作)
次に、無線通信装置200から送信された高周波信号のEIRPに応じて、検査器114が第1、第2の各不揮発性メモリ112、113にデータを書き込む動作について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本実施形態の無線通信装置200の第1、第2の各不揮発性メモリ112、113への書き込みの動作手順を説明するフローチャートである。図4は、本実施形態の無線通信装置200のAPC(自動利得制御)の動作手順を説明するフローチャートである。図3及び図4に示す各フローチャートの動作は、例えば無線通信装置200の出荷検査時に実行される。
図3において、先ず、検査器114は、変数TXADC_ADJ及びオフセット値P_OFFSETに0(ゼロ)を、EIRPの目標値TXADC_RDATAに初期値を設定する(S11)。なお、EIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値は、実測又はシミュレーションによって予め定められた適切な所定値である。
ステップS11の後、無線通信装置200は、APC(自動利得制御)を実行する(S12)。ここで、無線通信装置200におけるAPCについて図4を参照して詳細に説明する。
図4において、制御部111は、スイッチ118の入力を揮発性メモリ117の出力に切り替える(S12−1)。制御部111は、可変利得増幅器104a,104bの利得の初期値、即ち最小の利得TXGAINを揮発性メモリ117から読み出し、可変利得増幅器104a,104bの利得を設定するための利得制御信号S104を生成して可変利得増幅器104a,104bに出力する。可変利得増幅器104a,104bは、利得制御信号S104に応じて、各可変利得増幅器104a,104bの利得TXGAINを初期値に設定する(S12−2)。
更に、制御部111は、ベースバンド信号を生成させるための制御信号S110をデジタル変調信号発生器110に出力する。デジタル変調信号発生器110は、制御部111が出力した制御信号S110を基に、ベースバンド信号(例えば試験用トーン信号)を生成し、ベースバンド信号の同相信号(I信号)をDAC105aに出力し、ベースバンド信号の直交信号(Q信号)をDAC105bに出力する(S12−3)。
DAC105aは、デジタル変調信号発生器110が出力したデジタルの同相信号をアナログの同相信号に変換して可変利得増幅器104aに出力する。DAC105bは、デジタル変調信号発生器110が出力したデジタルの直交信号をアナログの直交信号に変換して可変利得増幅器104bに出力する。
可変利得増幅器104aは、利得制御信号S104に応じて変更した利得を用いて、DAC105aが出力した同相信号を増幅して直交変調部103に出力する(S12−4)。可変利得増幅器104bは、利得制御信号S104に応じて変更した利得を用いて、DAC105bが出力した直交信号を増幅して直交変調部103に出力する(S12−4)。
直交変調部103は、可変利得増幅器104a,104bが出力したベースバンド信号の同相信号,直交信号と、90度移相器106が出力した2つの局部信号とを用いて直交変調する(S12−5)。直交変調部103は、直交変調によって高周波信号(例えばミリ波)を生成して電力増幅器102に出力する。
電力増幅器102は、直交変調部103が出力した高周波信号の電力を増幅して送信アンテナ100に出力する(S12−6)。カプラ101は、電力増幅器102が増幅した高周波信号の一部を取り出して検波器108に出力する。検波器108は、カプラ101が取り出したアナログの高周波信号を検波してADC109に出力する(S12−7)。ADC109は、検波器108の出力、即ちアナログの出力電圧をデジタルの出力電圧に変換して制御部111に出力する(S12−7)。
制御部111は、ステップS11において設定されたEIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値と、ADC109が出力したデジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTとを比較する(S12−8)。制御部111は、デジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTがEIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値以上であると判定した場合に(S12−8、NO)、ステップS12−2において設定した可変利得増幅器104a,104bの利得TXGAINを確定する(S12−9)。これにより、無線通信装置200におけるAPCは終了する。
一方、制御部111は、デジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTがEIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値未満であると判定した場合に(S12−8、YES)、ステップS12−2において設定した可変利得増幅器104a,104bの利得TXGAINを1dB増加する(S12−10)。ステップS12−10の後、制御部111は、ベースバンド信号を生成させるための制御信号S110をデジタル変調信号発生器110に出力する。即ち、デジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTがEIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値以上となるまで、ステップS12−3からステップS12−10の動作が繰り返される。
図4に示すAPCの後、検査器114は、送信アンテナ100から送信された高周波信号のEIRPを測定する(S13)。検査器114は、ステップS13において測定されたEIRPが所望範囲の送信電力であるか否かを判定する(S14)。
具体的には、検査器114は、ステップS13において測定されたEIRPが所望範囲の送信電力の上限値(例えば9.5dBm)以上であるか否かを判定する(S14)。検査器114は、EIRPが所望範囲の送信電力の上限値(例えば9.5dBm)以上であると判定した場合には(S14、YES)、INT(EIRP−8)、即ち(EIRP−8)の整数値をオフセット値P_OFFSETとして第2の不揮発性メモリ113に書き込む(S15、S16)。なお、8dBmは、所望範囲の送信電力の中心値(所望値)の一例である。
検査器114は、EIRPが所望範囲の送信電力の上限値(例えば9.5dBm)未満であると判定した場合には(S14、NO)、EIRPが所望範囲の送信電力の下限値(例えば6.5dBm)以上であるか否かを判定する(S17)。
検査器114は、EIRPが所望範囲の送信電力の下限値(例えば6.5dBm)以上であると判定した場合には(S17、YES)、ステップS11において設定されたEIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値を変更せず、図3に示す動作は終了する。
一方、検査器114は、EIRPが所望範囲の送信電力の下限値(例えば6.5dBm)未満であると判定した場合には(S17、NO)、ステップS11において0(ゼロ)として設定された変数TXADC_ADJを(8−EIRP)に更新する(S18)。更に、検査器114は、ステップS11において初期値に設定されたEIRPの目標値TXADC_RDATAを、EIRPの目標値TXADC_RDATAの初期値とステップS18において更新された変数TXADC_ADJとを加算する(S19)。検査器114は、加算結果のEIRPの目標値TXADC_RDATAを第1の不揮発性メモリ112に書き込む(S16)。これにより、図3に示す動作は終了する。
(無線通信装置200における送信電力制御方法)
次に、本実施形態の無線通信装置200における送信電力制御方法について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態の無線通信装置200の実動作時におけるAPC(自動利得制御)の動作手順を説明するフローチャートである。
図5において、制御部111は、スイッチ118の入力を揮発性メモリ117の出力に切り替える(S21)。制御部111は、可変利得増幅器104a,104bの利得の初期値、即ち最小の利得TXGAINを揮発性メモリ117から読み出し、可変利得増幅器104a,104bの利得を設定するための利得制御信号S104を生成して可変利得増幅器104a,104bに出力する。可変利得増幅器104a,104bは、利得制御信号S104に応じて、各可変利得増幅器104a,104bの利得TXGAINを初期値に設定する(S22)。
更に、制御部111は、ベースバンド信号を生成させるための制御信号S110をデジタル変調信号発生器110に出力する。デジタル変調信号発生器110は、制御部111が出力した制御信号S110を基に、ベースバンド信号(例えば試験用トーン信号)を生成し、ベースバンド信号の同相信号(I信号)をDAC105aに出力し、ベースバンド信号の直交信号(Q信号)をDAC105bに出力する(S23)。
DAC105aは、デジタル変調信号発生器110が出力したデジタルの同相信号をアナログの同相信号に変換して可変利得増幅器104aに出力する。DAC105bは、デジタル変調信号発生器110が出力したデジタルの直交信号をアナログの直交信号に変換して可変利得増幅器104bに出力する。
可変利得増幅器104aは、利得制御信号S104に応じて変更した利得を用いて、DAC105aが出力した同相信号を増幅して直交変調部103に出力する。可変利得増幅器104bは、利得制御信号S104に応じて変更した利得を用いて、DAC105bが出力した直交信号を増幅して直交変調部103に出力する。
直交変調部103は、可変利得増幅器104a,104bが出力したベースバンド信号の同相信号,直交信号と、90度移相器106が出力した2つの局部信号とを用いて直交変調する。直交変調部103は、直交変調によって高周波信号(例えばミリ波)を生成して電力増幅器102に出力する。
電力増幅器102は、直交変調部103が出力した高周波信号の電力を増幅して送信アンテナ100に出力する。カプラ101は、電力増幅器102が増幅した高周波信号の一部を取り出して検波器108に出力する。検波器108は、カプラ101が取り出したアナログの高周波信号を検波してADC109に出力する(S24)。ADC109は、検波器108の出力、即ちアナログの出力電圧をデジタルの出力電圧に変換して制御部111に出力する(S24)。
制御部111は、例えば出荷検査時に第1の不揮発性メモリ112に書き込まれたEIRPの目標値TXADC_RDATAと、ステップS24においてADC109が出力したデジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTとを比較する(S25)。制御部111は、デジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTがEIRPの目標値TXADC_RDATA未満であると判定した場合には(S25、NO)、揮発性メモリ117に記憶されている可変利得増幅器104a,104bの利得TXGAINを1dB増加する(S26)。ステップS26の後、無線通信装置200の動作はステップS24に戻る。
制御部111は、ステップS24においてADC109が出力したデジタルの出力電圧に対応する電力ADCOUTがEIRPの目標値TXADC_RDATA以上であると判定した場合には(S25、YES)、出荷検査時に検査器114によって書き込まれたオフセット値P_OFFSETを第2の不揮発性メモリ113から読み出す。
更に、制御部111は、揮発性メモリ117に記憶されている可変利得増幅器104a,104bの利得からオフセット値P_OFFSETを減算し(S27)、スイッチ118の入力を、揮発性メモリ117の出力から減算器119の出力に切り替える(S28)。これにより、制御部111は、減算器119において減算した利得を設定するための利得制御信号S104を生成して可変利得増幅器104a,104bに出力する。可変利得増幅器104a,104bは、利得制御信号S104に応じて、各可変利得増幅器104a,104bの利得を設定できる。
以上により、本実施形態の無線通信装置200は、例えば出荷検査時に高周波信号のEIRPの目標値TXADC_RDATAに初期値を設定してAPC(自動利得制御)によって可変利得増幅器104a,104bの利得を確定する。更に、無線通信装置200は、確定した利得を用いた高周波信号のEIRPが所望範囲の送信電力であるか否かに応じて、EIRPの目標値TXADC_RDATA、EIRPを所定量減少させるためのオフセット値P_OFFSETを算出して第1、第2の各不揮発性メモリ112、113に書き込む。
また、無線通信装置200は、例えば実動作時には、ADC109の出力電圧に対応する出力電力ADCOUTが第1の不揮発性メモリ112に書き込まれた高周波信号のEIRPの目標値TXADC_RDATAとなるように可変利得増幅器104a,104bの利得を調整する。更に、無線通信装置200は、ADC109の出力電圧に対応する出力電力ADCOUTがEIRPの目標値TXADC_RDATAより大きい場合には、揮発性メモリ117に記憶されている可変利得増幅器104a,104bの利得を第2の不揮発性メモリ113に記憶されているオフセット値P_OFFSETの分、減算する。
これにより、本実施形態の無線通信装置200は、例えば出荷検査時では、APC(自動利得制御)において高周波信号のEIRPの測定結果が目標値TXADC_RDATAとなるように可変利得増幅器104a,104bの利得を設定できる。無線通信装置200は、高周波信号のEIRPが所望範囲の送信電力の上限値以上である場合には、高周波信号のEIRPを所定量低減させるためのオフセット値P_OFFSETを算出できる。また、無線通信装置200は、高周波信号のEIRPが所望範囲の送信電力の下限値未満である場合には、高周波信号のEIRPの目標値を調整できる。
また、検波利得が最小の検波器108の出荷検査時における出力電圧が0.35Vであり、高周波信号のEIRPが11dBmを超えている場合(例えば12dBm)には検波器108の検波レンジ外となるので(図5参照)、検波器108では入力電力に対して一意に出力電圧が定まらず、高周波信号のEIRPを減少させることが困難である。
無線通信装置200は、検波利得が最小の検波器108の出荷検査時における出力電圧が0.35Vであって高周波信号のEIRPが11dBmを超えていた場合でも、高周波信号のEIRPの目標値TXADC_RDATAを8dBmとして設定すると、実動作時には可変利得増幅器104a,104bの利得からオフセット値P_OFFSETを減算できるので、高周波信号の送信電力を11dBmから例えば3dBm低減できる。
また、無線通信装置200は、例えば出荷検査時では、送信アンテナ100から送信された高周波信号のEIRPに応じて、高周波信号のEIRPの目標値TXADC_RDATAを設定するので、送信アンテナ100の利得がばらついた場合でも高周波信号のEIRPを一定化できる。従って、無線通信装置200は、高周波信号を扱う無線通信において、アンテナ利得のバラツキが生じてもアンテナの実効放射電力レベルを一定化できる。
以上、図面を参照して各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、上述した実施形態において用いた所望範囲の送信電力の値は一例であって、所望範囲の送信電力を限定するものではない。
また、無線通信装置200では、ADC109の代わりに、コンパレータを用いても良い。
更に、上述した実施形態では、オフセット値P_OFFSETは、可変利得増幅器104a,104bの利得を減少させるために用いられているが、可変利得増幅器104a,104bの利得を増加させるために用いても良い。
本開示は、高周波信号を扱う無線通信において、アンテナ利得のバラツキが生じてもアンテナの実効放射電力レベルを一定化する無線通信装置及び送信電力制御方法として、有用である。
100 送信アンテナ
101 カプラ
102 電力増幅器
103 直交変調部
104a,104b 可変利得増幅器
105a,105b DAC
106 90度移相器
107 局部発振器
108 検波器
109 ADC
110 デジタル変調信号発生器
111 制御部
112,113 不揮発メモリ
114 検査器
115 受信アンテナ
116 比較器
117 揮発メモリ
118 スイッチ
119 減算器
200 無線通信装置

Claims (4)

  1. ベースバンド信号を増幅する可変利得増幅器と、
    増幅された前記ベースバンド信号を直交変調して高周波信号を生成する直交変調器と、
    生成された前記高周波信号を増幅する電力増幅器と、
    増幅された前記高周波信号を送信する送信アンテナと、
    増幅された前記高周波信号を検波することにより検波信号を生成する検波器と、
    予め生成された所望の送信電力値を記憶する第1の不揮発性メモリと、
    前記検波信号前記所望の送信電力値とに応じて、前記可変利得増幅器の利得を調整する制御部と、を備え
    前記所望の送信電力値は、
    前記送信アンテナから送信された前記高周波信号が受信アンテナを有する検査器で受信信号として受信され、前記受信信号から測定されたアンテナ実効放射電力である、
    無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記可変利得増幅器の利得を調整して、前記検波信号前記所望の送信電力値とを等しくさせる、
    無線通信装置。
  3. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記検波信号が前記所望の送信電力値と同じかより大きい場合に前記可変利得増幅器の利得を調整するための利得調整値を予め記憶する第2の不揮発性メモリを更に備え、
    前記利得調整値は、前記検査器において前記送信アンテナから送信された前記高周波信号の送信電力値が前記送信アンテナから送信される前記高周波信号の所望範囲の送信電力値の上限値よりも大きい場合に、前記高周波信号の送信電力値と前記所望範囲の送信電力値の中心値との差分として設定されており、
    前記制御部は、前記検波信号が前記所望の送信電力値より小さい場合は、前記可変利得増幅器の利得を増加させ、前記検波信号が前記所望の送信電力値と同じかより大きい場合は、前記可変利得増幅器の利得から前記利得調整値を減少させる、
    無線通信装置。
  4. 送信アンテナから高周波信号を送信する無線通信装置と、前記送信アンテナから送信された前記高周波信号を受信アンテナで受信し前記高周波信号の送信電力を検査する検査器とにおける送信電力制御方法であって、
    前記無線通信装置は、前記送信アンテナから送信される前記高周波信号の所望の送信電力を記憶する第1の不揮発性メモリと、前記無線通信装置の可変利得増幅器の利得を調整するための利得調整値を記憶する第2の不揮発性メモリと、を有し、
    前記検査器は、
    前記送信アンテナから送信される高周波信号の所望範囲の送信電力を保持し、
    前記送信アンテナから送信された前記高周波信号の送信電力が前記所望範囲の送信電力の上限値より大きい場合に、前記高周波信号の送信電力と前記所望範囲の送信電力中心値との差分を前記第2の不揮発性メモリに書き込み、
    前記送信アンテナから送信された前記高周波信号の送信電力が前記所望範囲の送信電力の下限値より小さい場合に、シミュレーション又は実測により予め定められた前記高周波信号の送信電力の初期値と、前記所望範囲の送信電力中心値と前記高周波信号の送信電力との差分との加算結果前記第1の不揮発性メモリに書き込む
    送信電力制御方法。
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