JP5931263B1 - 超音波映像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波映像装置がプローブとワークの干渉を検知し、これらプローブやワークの損傷を抑止する。【解決手段】超音波映像装置1は、面状のワーク8を超音波によって映像化するためのプローブ4と、ワーク8の面に対してプローブ4を走査する3軸スキャナ2と、ワーク8とプローブ4との干渉を検出するセンサ3とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プローブ干渉検出機能を有した超音波映像装置に関する。
従来、超音波映像装置(SAT:Scanning Acoustic Tomograph)では、水中に半導体や集積回路などの被検体である面状のワークを設置し、プローブと呼ばれる超音波送受信センサを、このワークの面に沿って走査しつつ超音波による測定を行う。これにより、ワークの欠陥(剥離やボイド)の有無を調べることができる。
ワークとプローブとの距離は条件により変わるが、例えばミリオーダ以下に近づけることがあり、その際にはプローブとワークとが干渉することがある。この干渉が発生した場合には、ワークおよびプローブに損傷を与えるおそれがあり、問題となっている。
特許文献1に記載の発明は、このようなプローブの衝突を検出して、走査を停止させるものである。特許文献1の要約書の構成には、「超音波測定用のプローブ1と、プローブ1のホルダー2と、ホルダーを3方向に移動等させるスキャナ3+4とを有し、プローブ1をスキャナ3,4で移動させて超音波測定をする超音波測定装置において、伸縮双方の歪みに感応する2つの歪みセンサ31,32と、スキャナ3+4の動作停止のための検出信号Aをセンサ31,32の状態等に応じて発生する検出回路260とを備え、これらのセンサ31,32が、ホルダー2の中間部分の外面であって互いに概ね直交する2面をそれぞれの取り付け面として、かつ、これらの取り付け面双方に概ね平行する向きの歪みに感応する向きで、それぞれ取り付けられている。」と記載されている。
特開平7−103951号公報
特許文献1に記載の発明では、歪みセンサによって超音波プローブの側面方向の歪みを検知することによりワークとプローブとの干渉を検出している。しかし、近年では、超音波プローブの走査速度は極めて速いため、水による側面方向の応力を考慮しなければならない。つまり、超音波プローブを走査すると、水の応力により側面方向の歪みが発生し、これを超音波プローブとワークとの衝突であると誤って判断するおそれがある。また、特許文献1に記載の発明で超音波プローブはZ軸スキャナに固定されている。よってワークとの衝突時に大きな応力が加わり、ワークやプローブが破損するおそれがある。
そこで、本発明は、超音波映像装置において、プローブとワークの干渉を検知し、これらプローブやワークの損傷を抑止することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明の超音波映像装置は、
面状のワークを超音波によって映像化するためのプローブと、
前記ワークの面に対して前記プローブを二次元で走査する走査手段と、
前記プローブの上部において前記プローブと一体化構造で設置されている鍔部と、
前記プローブを保持するためのホルダと、
前記ホルダ内に、一部が前記ホルダの上面から突出するように埋め込まれて配置される干渉検出手段と、を備え
前記干渉検出手段は、
前記プローブと前記ワークとの間で干渉しないときは前記突出部が前記鍔部により前記ホルダ内に埋め込まれるように押圧され、
前記プローブと前記ワークとの間で干渉したときには前記プローブが上方向に移動することにより前記鍔部も上方向に移動することで前記ホルダ内に埋め込まれている前記突出部が復元して、前記ワークと前記プローブとの間の干渉を検出すること、
を特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、超音波映像装置において、プローブとワークの干渉を検知し、これらプローブやワークの損傷を抑止することが可能となる。
超音波映像装置の全体構成図である。 プローブによるワークの測定を説明する図である。 プローブとワークとの位置関係を示す図である。 第1の実施形態のホルダの動作を示す説明図である。 第1の実施形態のホルダ構造を示す図である。 第1の実施形態のホルダ構造を示す分解図である。 第1の実施形態における超音波走査処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のプローブの構造を示す図である。 第3の実施形態のプローブの構造を示す図である。 比較例のプローブの構造を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、超音波映像装置の全体構成図である。
超音波映像装置1は、プローブ4とワーク8との干渉を検出する機能を備えたものである。これにより超音波映像装置1は、プローブ4やワーク8の損傷を抑止することが可能となる。
超音波映像装置1は、3軸スキャナ2(走査手段)と、プローブ4とを備えている。この3軸スキャナ2は、平面状のワーク8に対してプローブ4を二次元で走査する。これにより超音波映像装置1は、平面状のワーク8を超音波によって映像化することができる。
プローブ4は、水槽91に満たされた水に浸漬され、プローブ4の先端がワーク8に対向するように配置される。プローブ4は、ホルダ24により3軸スキャナ2に取り付けられている。この3軸スキャナ2は、プローブ4を二次元で走査すると共に、その走査位置を検知する。これにより、超音波映像装置1は、各走査位置とエコー波との関係を二次元で映像化することができる。水槽91は、台92の上に載置される。
3軸スキャナ2は、プローブ4を走査するX軸アクチュエータ21およびY軸アクチュエータ22と、プローブ4とワーク8との間隔を可変するZ軸アクチュエータ23と、プローブ4を把持するホルダ24とを備える。このホルダ24は、プローブ4の上部に設けられた鍔部42を支え、このプローブ4に上向きの力が加わったときにスムーズに上方向に動くようにしている。ホルダ24にはセンサ3が設けられており、プローブ4が上方向に動いたことを検知する。
プローブ4は、検査前に台92によって高さが調整されと共に、Z軸アクチュエータ23によりワーク8との間隔が調整される。
超音波映像装置1は更に、プローブ4およびパルサ52と、プリアンプ53と、このプローブ4の出力信号を処理するレシーバ54およびA/D変換器55と、制御装置56と、データ処理装置57と、ディスプレイ58とを備えている。
パルサ52は、所定の走査位置ごとに信号を出力する。この信号は、例えばインパルス波やバースト波の電気信号である。
プリアンプ53は、パルサ52の信号によりプローブ4に超音波を出力させたのち、プローブ4が受信した信号を増幅してレシーバ54に出力する。レシーバ54は、入力された信号を更に増幅してA/D変換器55に出力する。
A/D変換器55には、レシーバ54を介して、ワーク8の測定面81から反射されたエコー波が入力される。A/D変換器55は、このエコー波のアナログ信号をゲート処理したのちにデジタル信号に変換し、制御装置56に出力する。
制御装置56は、この3軸スキャナ2を制御してプローブ4を二次元で走査し、プローブ4の各走査位置を取得しつつワーク8を超音波で測定する。制御装置56は、例えばX軸を主走査方向、Y軸を副走査方向として、最初はY軸の始点位置にプローブ4を移動させる。次に制御装置56は、プローブ4を主走査方向かつ往路方向に移動させて奇数番ラインの超音波情報を取得し、副走査方向に1ステップだけ移動させる。制御装置56は更に、プローブ4を主走査方向かつ復路方向に移動させて偶数番ラインの超音波情報を取得し、副走査方向に1ステップだけ移動させる。
制御装置56は、走査中に、センサ3によりプローブ4が上方向に動いたことを検知したならば、3軸スキャナ2の動作を停止する。これにより、プローブ4やワーク8の損傷を抑止することが可能となる。
データ処理装置57には、制御装置56からワーク8の各走査位置と、これに対応する超音波信号が入力される。データ処理装置57は、ワーク8の各走査位置に対応する超音波の測定結果を映像化する処理を行い、処理したワーク8の超音波画像をディスプレイ58に表示する。
図2(a),(b)は、プローブ4によるワーク8の測定を説明する図である。
図2(a)においてプローブ4の先端部41は、ワーク8の表面から距離Z0に位置している。このとき、プローブ4が出力する超音波は、ワーク8の測定面81に焦点を結ぶ。よって、このときの超音波画像は鮮明である。このプローブ4の先端部41は、テーパー状である。
図2(b)においてプローブ4の先端部41は、図2(a)の場合よりもワーク8の表面から離れた距離Z1に位置している。このとき、プローブ4が出力する超音波は、ワーク8の測定面81よりも上側に焦点を結ぶ。よって、このときの超音波画像は、図2(a)の場合よりも不鮮明である。よってプローブ4とワーク8との距離は、図2(a)に示した距離Z0の方が望ましい。
図3は、プローブ4とワーク8との位置関係を示す図である。
超音波映像装置1によるワーク8の観察では、水槽91内に台94を設け、この台94にワーク8を載置し、この水槽91を水で満たしたのちに、Z軸アクチュエータ23によりプローブ4とワーク8との間隔を調整する。図3で示した例では、プローブ4とワーク8との間隔は、距離Z2であり、これを図2(a)に示す距離Z0に調整する必要がある。
この距離Z0は、条件によっても変わるが、ミリオーダ以下まで近づけることがあり、その際にはプローブ4とワーク8とが干渉することがある。この干渉が発生した場合には、プローブ4およびワーク8に損傷を与えるおそれがある。よって、超音波映像装置1のプローブ4を固定するホルダ24の構造を改善し、プローブ4とワーク8との接触を検出できる機能を付与した。
《比較例》
図10は、比較例のプローブ4の構造を示す三面図である。図10の上部は平面図であり、この平面部の下側は正面図である。正面図の右側は側面図である。
平面図に示すように、プローブ4は、基部25に固定されている。プローブ4の近傍には、センサ機構7が配置されている。
正面図と側面図に示すように、このセンサ機構7は、プローブ4の先端部41よりも下方に張り出した保護部71と、支柱部76と、リミットスイッチ75と、押圧部74とを備えている。
支持部72,73は、支柱部76を上下方向に可動可能に支持し、押圧部74はリミットスイッチ75を押圧すると共に、このセンサ機構7を所定の高さに保持する。保護部71がワーク8と干渉(接触)すると、支柱部76と押圧部74とが上方向に可動し、押圧部74がリミットスイッチ75を押圧しなくなる。
制御装置56は、このリミットスイッチ75によって、センサ機構7とワーク8との接触を検知し、プローブ4とワーク8とが干渉する前にワーク8の接近を検出できる。このセンサ機構7は、プローブ4とワーク8との干渉を検出できる干渉検出手段である。制御装置56は、プローブ4とワーク8との干渉を検出したときにプローブ4の走査を停止させることにより、ワーク8やプローブ4の損傷を未然に防止することができる。特に、プローブ4とワーク8とが干渉するよりも前に走査を停止できるため、有効である。
比較例では、プローブ4の近辺にワーク8との接触を検知できるセンサ機構7を配置し、このセンサ機構7がワーク8と接触するとリミットスイッチ75が動作し、ワーク8とプローブ4が接触する前に動作を停止させることができる。これにより、プローブ4とワーク8の損傷を防止し、よって超音波映像装置1の付加価値を向上させることができる。
しかし、比較例ではプローブ4とセンサ機構7とが離間しているので、センサ機構7の保護部71がワーク8に接触していない場合に、プローブ4がワーク8と干渉するおそれがある。また、センサ機構7は、このプローブ4と共に走査しなければならないため、所定の剛性を持たせなければならない。
《第1の実施形態》
図4(a),(b)は、第1の実施形態のホルダ24の動作を示す説明図である。
図4(a)は、ホルダ24にプローブ4の鍔部42が着座している状態を示している。
通常ホルダ24は、密着した状態でプローブ4を保持している。しかし、本実施形態のホルダ24は、プローブ4の鍔部42を支え、プローブ4を所定の締結力で保持して上方向に移動可能とし、センサ3によりプローブ4の着座状態を検出する。このセンサ3は、例えばホルダ24の上部に突出したストロークの短いタッチスイッチであり、プローブ4の鍔部42の押圧を検知してオンする。
図4(b)は、ホルダ24にプローブ4の鍔部42が着座していない状態を示している。
プローブ4がワーク8と物理的に干渉して上方向に移動すると、ホルダ24にプローブ4の鍔部42が着座していない状態となる。これにより、センサ3は、鍔部42の押圧を検知しなくなる。つまり、センサ3は、プローブ4とワーク8との干渉を検知することができる。プローブ4の先端はテーパー状であり、ワーク8との干渉時には、このプローブ4に上方向の付勢力を与える。プローブ4は、ホルダに固定されておらず、ワークとの衝突時に上方向に移動して、ワークやプローブの破損を防ぐ。
なお、センサ3は、タッチスイッチに限られず、例えば距離センサなど、任意のセンサを使用してプローブ4の着座状態を検出してもよく、限定されない。
図5は、第1の実施形態のホルダ24の構造を示す図である。図の上部には平面図を示し、図の下部には側面図を示している。
ホルダ24には、スリット244と、プローブ4を挿入する穴部243とが形成されている。ホルダ24は、ノブ241と、バネ245と、カラー246とを備えている。ノブ241は、先端に雄ネジが切られており、ホルダ24の雌ネジに締結される。ノブ241を回すことにより、このノブ241はバネ245を介してホルダ24に締結力を与える。このスリット244とノブ241とバネ245により、作業者によらず一定の締結力でプローブ4を穴部243に保持することができる。
カラー246は、ノブ241の可動範囲を規制し、これによりノブ241がホルダ24を締め付ける力を規制している。これらノブ241の構造については、後記する図6で詳細に説明する。
プローブ4の先端がワーク8と接触(干渉)していないとき、プローブ4の鍔部42がホルダ24に着座した状態となる。プローブ4の先端がワーク8と接触(干渉)したときに、プローブ4はスムーズに上方向に動き、鍔部42がホルダ24に着座していない状態となる。センサ3は鍔部42による押圧を検知し、よって鍔部42がホルダ24に着座しているか否かを検出することができる。
プローブ4は、その先端がワーク8に接触するとホルダ24に対して動く。その動きをセンサ3で検出することにより、プローブ4とワーク8との干渉(接触)を検知することができる。干渉の検知時に、プローブ4の走査を停止させることにより、プローブ4とワーク8の損傷を防止することができる。
図6は、第1の実施形態のホルダ24の構造を示す分解図である。
ノブ241の先端には雄ネジが形成され、ノブ241の軸にはバネ245とカラー246が装着される。このノブ241の先端に形成された雄ネジが、ホルダ24の雌ネジに締結される。ノブ241が締結されるのは、ホルダ24のうちスリット244で分断された奥側である。
ノブ241をホルダ24にねじ込むと、弾性体であるバネ245がホルダ24のうちスリット244で分断された手前側を奥側に向けて付勢する。つまり、ノブ241のねじ込み量に応じた締結力を、このホルダ24の手前側と奥側とに付勢するので、作業者によらず一定の締結力でプローブ4を穴部243に保持することができる。また、カラー246は、ノブ241の可動範囲を規制する。これによりノブ241による締結力を所定値以下とすることができ、プローブ4の破壊を防ぐことができる。
図7は、第1の実施形態における超音波走査処理を示すフローチャートである。
超音波映像装置1は、制御装置56により超音波走査処理を実行する。
制御装置56がプローブ4による走査を開始すると(ステップS10)、最初はプローブ4とワーク8の干渉を検出したか否かを判断する(ステップS11)。制御装置56がプローブ4とワーク8の干渉を検出したならば(ステップS11→Yes)、プローブ4の走査を停止して(ステップS17)異常終了する。これにより、プローブ4とワーク8の損傷を防止し、超音波映像装置1の付加価値を向上させることができる。
制御装置56がプローブ4とワーク8の干渉を検出しなかったならば(ステップS11→No)、プローブ4に超音波パルスを送信(ステップS12)したのち、超音波を受信する(ステップS13)。データ処理装置57は、この受信波のデータ処理を行う(ステップS14)。制御装置56は、ステップS11〜S14の一連の処理を、走査終了まで繰り返す(ステップS15→No)。
制御装置56が走査を終了したならば(ステップS15→No)、データ処理装置57は、この受信波のデータ処理結果から超音波画像を生成し、図7の処理を終了する。
《第2の実施形態》
図8は、第2の実施形態のプローブ4Aの構造を示す図である。
プローブ4Aの先端には、ワーク8との接近を検出することができるセンサ3Aが付いている。このセンサ3Aは、例えば電磁誘導を利用した高周波発振型の近接センサであり、ワーク8を非接触で検出できるため、ワーク8やセンサ3Aを痛めない。これにより、プローブ4Aとワーク8との干渉を未然に防止することができる。またセンサ3Aは、応答速度が速く、かつ電気的接点を有さないため長寿命である。
ワーク8がプローブ4Aに接近すると、制御装置56は、センサ3Aにより、その接近を検出することができる。このときプローブ4Aの走査を停止させることにより、プローブ4Aとワーク8の損傷を未然に防止することができる。これにより、超音波映像装置1の付加価値を向上させることができる。
《第3の実施形態》
図9は、第3の実施形態のプローブ4Bの構造を示す図である。図9の左右方向は、走査方向の往路と復路の方向である。
ホルダ24Bの主走査方向の両側には、センサ3L,3Rが設けられている。このセンサ3L,3Rは、レーザ距離計であり、ワーク8を非接触で検出できるため、ワーク8やセンサ3Aを痛めることがない。例えば、主走査方向の往路においては、センサ3Lによってワーク8との距離を測定し、主走査方向の復路においては、センサ3Rによってワーク8との距離を測定することができる。これにより、プローブ4Aとワーク8との干渉を未然に防止することができる。これらセンサ3Lは光ガイド部31Lを備え、センサ3Rは光ガイド部31Rを備える。作業者は、光ガイド部31L,31Rを水に漬けることにより、水面でのレーザ光の乱反射を防ぎ、ワーク8までの距離を測定可能となる。
ワーク8がプローブ4Bに接近すると、制御装置56は、センサ3L,3Rにより、その接近を検出することができる。このときプローブ4Bの走査を停止させることにより、プローブ4Bとワーク8の損傷を未然に防止することができる。これにより、超音波映像装置1の付加価値を向上させることができる。
(変形例)
本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
各実施形態に於いて、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明の変形例として、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 第1の実施形態では、スイッチによりプローブ4とワーク8との干渉を検出している。しかし、これに限られず、任意のセンサ、例えば押圧検知センサなどで、プローブ4の鍔部42がホルダ24に着座しているか否かを判断してもよい。
(b) 第1の実施形態では、プローブ4とワーク8との干渉を検出すると、プローブ4の走査を停止している。しかし、これに限られず、プローブ4の高さを変更して、ワーク8を再び走査してもよく、限定されない。
(c) 第2の実施形態では、電磁誘導を利用した高周波発振型の近接センサによりプローブ4とワーク8との干渉を検出している。しかし、これに限られず、静電容量型の近接センサや磁気型の近接センサを使用してもよい。磁気型の近接センサを使用する場合には、例えば台94などを磁性体とするとよい。
1 超音波映像装置
2 3軸スキャナ (走査手段)
21 X軸アクチュエータ (走査手段)
22 Y軸アクチュエータ (走査手段)
23 Z軸アクチュエータ
24 ホルダ
241 ノブ
243 穴部
244 スリット
25 基部
3,3A,3L,3R センサ (干渉検出手段)
4,4A,4B プローブ
41 先端部
42 鍔部
56 制御装置
7 センサ機構
75 リミットスイッチ
8 ワーク
81 測定面

Claims (8)

  1. 面状のワークを、液体を介して超音波で映像化するためのプローブと、
    前記ワークの面に対して前記プローブを走査する走査手段と、
    前記プローブの上部において前記プローブと一体化構造で設置されている鍔部と、
    前記プローブを保持するためのホルダと、
    前記ホルダ内に、一部が前記ホルダの上面から突出するように埋め込まれて配置される干渉検出手段と、を備え
    前記干渉検出手段は、
    前記プローブと前記ワークとの間で干渉しないときは前記突出部が前記鍔部により前記ホルダ内に埋め込まれるように押圧され、
    前記プローブと前記ワークとの間で干渉したときには前記プローブが上方向に移動することにより前記鍔部も上方向に移動することで前記ホルダ内に埋め込まれている前記突出部が復元して、前記ワークと前記プローブとの間の干渉を検出すること、
    を特徴とする超音波映像装置。
  2. 前記プローブの先端は、テーパー状である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波映像装置。
  3. 前記走査手段は、前記干渉検出手段により干渉が検出されると、前記プローブの走査を停止する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波映像装置。
  4. 前記走査手段は、前記干渉検出手段により干渉が検出されると、前記プローブの高さを変更して再走査する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波映像装置。
  5. 前記ホルダは、前記プローブを所定の締結力で保持する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の超音波映像装置。
  6. 前記ホルダには、前記プローブを挟み込んで保持する穴とスリットとが形成されており、当該スリットで分断された両部分に加える力を調整するノブと弾性部とを備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載の超音波映像装置。
  7. 前記ホルダは、前記ノブの可動範囲を規制する規制部材を備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の超音波映像装置。
  8. 前記干渉検出手段は、前記プローブの着座状態を検出するセンサである、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波映像装置。
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