JP5930241B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関し、限定はしないが、特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)標準規格又はその均等物若しくは派生物に従って動作する移動通信デバイス及び移動通信ネットワークに関する。本発明は、限定はしないが、特に、UTRANのロングタームエボリューション(LTE)(発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と呼ばれる)に関連する。
移動(セルラー)通信ネットワークでは、移動デバイス(移動電話等のユーザー機器(UE)又は移動端末としても知られている)は、基地局を介してリモートサーバー又は他の移動デバイスと通信する。それらの互いの通信において、移動デバイス及び基地局は、通常は周波数帯域及び/又は時間ブロックに分割されている認可された無線周波数を用いる。様々な判定基準(送信されるデータの量、移動デバイスによってサポートされる無線技術、予想されるサービスの品質レベル、加入設定等)に応じて、各基地局は、その基地局にアタッチされた移動デバイスによって用いられる送信タイミング、周波数、送信電力、変調等の制御を担当する。スケジューリング決定事項は、送信時間間隔ごとに、例えば、1msごとの頻度で変更することができる。サービスに対する混乱を最小にするとともに利用可能な帯域幅の利用を最大にするために、基地局は、自身の送信電力を絶えず調整し、移動デバイスの送信電力も絶えず調整する。基地局は、周波数帯域及び/又はタイムスロットの移動デバイスへの割り当ても行い、基地局とアタッチされた移動デバイスとの間で用いられる適切な伝送技術の選択及び実施も行う。そうすることによって、基地局は、移動デバイスによって引き起こされる、互いに対する又は基地局に対するあらゆる有害な干渉の低減又は除去も行う。
移動デバイスは、基地局を介して通信することができるようにするために、基地局によって動作される制御チャネルを監視する必要がある。これらの制御チャネルのうちの1つ、いわゆる物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、スケジューリング割り当て及び他の制御情報を搬送する。PDCCHは様々な目的に応える。主として、PDCCHは、スケジューリング決定事項、すなわち、アップリンク通信及びダウンリンク通信のためのスケジューリング割り当てを個々の移動デバイスに伝達するのに用いられる。
PDCCH上で搬送される情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれる。DCIのフォーマットは、制御メッセージの目的に応じて変化することができる。
追加の物理制御フォーマットインジケーターチャネル(PCFICH)が、PDCCHのサイズ(例えば、PDCCHによって占有される直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数)を示すために基地局によって送信される。OFDMAを用いると、移動デバイスには、所定の時間量の間、特定の数のサブキャリアを含むブロックが配分される。これらは、LTE仕様では物理リソースブロック(PRB)と呼ばれる。したがって、PRBは、時間次元及び周波数次元の双方を有する。1つのPRBは、1つのスロット(0.5ms)の継続時間に関して12個の連続したサブキャリアからなる。PRBは、基地局によって割り当てられるリソース配分の最も小さな要素である。LTE無線フレームは、10個のサブフレームに分割され、各サブフレームは1.0msの長さである。各サブフレームは、2つのスロットに更に分割され、各スロットは、継続時間が0.5msである。スロットは、通常のサイクリックプレフィックスが用いられるのか又は拡張されたサイクリックプレフィックスが用いられるのかに応じて6つ又は7つのいずれかのOFDMシンボルからなる。
PDCCH等の物理制御チャネルは、1つ又は幾つかの連続した制御チャネル要素(CCE)のアグリゲーションで送信される。ここで、制御チャネル要素は9つのリソース要素グループ(REG)に対応し、各REGは4つのリソース要素(RE)を有する。
移動デバイスが最初にオンに切り替えられるか又は基地局によってサービングされるエリアに達すると、この移動デバイスは、その基地局によって用いられる周波数帯域(複数の場合もある)において制御チャネルのロケーションを探す。例えば、移動デバイスは、PDCCHのロケーション及びフォーマット並びにDCIフォーマットの全ての可能な組み合わせを調べ、それらのメッセージに基づいて動作する必要がある。全ての可能な組み合わせを復号化するには、移動デバイスは多くのPDCCHの復号化を試みる必要があるので、3GPPは、LTEの代替の手法を規定した。この代替の手法によれば、基地局によってサービングされる移動デバイスごとに、PDCCHを配置することができる限られたCCEロケーションのセットが設定される。移動デバイスがそのPDCCHを見つけることができるこのCCEロケーションのセットは、例えば、3GPP TR36.213標準規格のセクション9.1.1に記載されているように「探索空間」とみなすことができる。
LTEでは、探索空間は、PDCCHフォーマットごとにサイズが異なる。その上、別々の専用探索空間及び共通探索空間が規定されている。ここで、専用探索空間は、UEごとに個々に構成される一方、全ての移動デバイスには、共通探索空間の範囲が知らされる。
20MHzを超えるシステム帯域幅のダウンリンク動作は異なる周波数における複数のコンポーネントキャリアのアグリゲーションに基づくことが、3GPP標準化プロセスの一環として決定されている。そのようなキャリアアグリゲーション(CA)は、連続的なスペクトルを有するシステム及び有しないシステム(例えば、不連続なシステムは、800MHz、2GHz、及び3.5GHzにおいてコンポーネントキャリアを備える場合がある)の双方における動作をサポートするのに用いることができる。レガシー移動デバイスは、単一の後方互換のコンポーネントキャリアを用いてのみ通信することができるが、より進化したマルチキャリア対応端末は、複数のコンポーネントキャリアを同時に用いることができる。
キャリアアグリゲーションは、システム帯域幅が連続的であり、20MHzを超えない場合であっても、複数のキャリアが、種々の電力クラスセル間だけでなく、オープンアクセスセルと限定加入者グループ(CSG)セルとの間でも干渉管理を可能にするので、異種ネットワーク(HetNet)において特に有益である可能性がある。長期リソース分割は、キャリアを或る特定の電力クラスのセル(マクロ/ピコ/CSG)に排他的に専用化することによって実行することができる。
3GPPは、新たなキャリアタイプ(CAエンハンスメントとしても知られている)、協調マルチポイント送受信(CoMP)技術、及びダウンリンク多入力多出力(DL MIMO)技術を含むキャリアアグリゲーション(CA)をサポートするいわゆるエンハンスト物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)を導入することを検討した。ePDCCHは、
・増加した制御チャネル容量、
・周波数領域のセル間干渉制御(ICIC)、
・制御チャネルリソースの改善された空間再利用、
・ビームフォーミング及び/又はダイバーシティ、
・新たなキャリアタイプ(複数の場合もある)、
・マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレーム、
・同じキャリア上に共存するレガシーユーザー機器(UE)、
・周波数選択性スケジューリング、並びに
・セル間干渉の緩和、
をサポートすることが有利である。
しかしながら、新たな制御チャネル(ePDCCH)の導入は、この制御チャネルを、関連付けられた無線フレームにおいてどのようにしてどの箇所でシグナリングするのかという課題、及びユーザー機器がこの制御シグナリングを効率的に突き止めて(探索して)解釈することをどのようにして保証するのかという課題を提示する。
本発明は、上記課題に少なくとも部分的に対処するシステム、デバイス、及び方法を提供しようとするものである。
1つの様態によると、本発明はセルラー通信システムにおいて複数の更なる通信デバイスと通信する通信デバイスを提供し、
この通信デバイスは、前記通信システムの通信装置によって動作される少なくとも1つの通信セルにおいて、複数のサブフレームを用いて通信する手段であって、各サブフレームは、複数の通信リソースを含む、通信する手段と、
前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を取得するとともに、該通信品質の測定値を識別する情報を前記通信装置に提供する手段と、
前記通信装置によって送信された制御情報を探索する複数の前記通信リソースを含むセットを識別する手段であって、該セットに通信リソースが存在することは、前記通信品質の測定値に基づいている、識別する手段と、
前記通信リソースのセットにおいて制御情報を探索する手段と、
を備える。
前記識別する手段は、前記取得する手段によって取得された前記通信品質の測定値に基づいて前記セットに含まれた通信リソースを識別することができる。
前記通信デバイスは、前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報を前記通信装置に提供した後、前記通信装置から、前記セットの前記通信リソースを識別する情報を受信することができ、前記識別する手段は、前記通信装置から受信された前記セットの前記通信リソースを識別する前記情報に基づいて前記セットの前記通信リソースを識別するように動作可能である。
前記通信デバイスは、前記セットの前記通信リソースを識別する情報を前記通信装置にシグナリングすることができる。前記通信デバイスは、前記セットの前記通信リソースを識別する前記情報を、前記通信品質の測定値を識別する前記情報の一部として前記通信装置にシグナリングすることができる。
1つの可能な形態として、前記通信リソースのセットは、第1のセットを含むことができ、前記デバイスは、前記通信デバイスのための制御情報が前記通信リソースの第1のセットにおいて見つからない場合に、前記通信装置によって送信された制御情報を探索する複数の前記通信リソースを含む第2のセットを、所定の判定基準に基づいて識別する手段を更に備えることができ、該探索する手段は、前記通信デバイスのための制御情報が前記通信リソースの第1のセットにおいて見つからない場合に、前記通信リソースの第2のセットにおいて制御情報を探索するように動作可能であることができる。
前記識別する手段は、前記少なくとも1つのセルに関連付けられたセル識別情報と、前記複数のサブフレームのうちの少なくとも1つに関連付けられたサブフレーム番号とのうちの少なくとも一方に基づいて、前記セットに含める通信リソースを識別することができる。前記識別する手段は、周波数が連続的である前記通信リソースのサブセットであって、前記セル識別情報及び前記サブフレーム番号のうちの前記少なくとも一方に基づいて選択することができるサブセットから、前記セットに含める通信リソースを識別することができる。前記識別する手段は、周波数が分散している前記通信リソースのサブセットであって、前記セル識別情報及び前記サブフレーム番号のうちの前記少なくとも一方に基づいて選択することができるサブセットから、前記セットに含める通信リソースを識別することができる。
前記通信装置によって送信された制御情報を探索する複数の前記通信リソースを含む前記セットは、探索空間を含むことができる。
前記通信装置によって送信される前記制御情報は、制御チャネル(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)又はエンハンスト物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH))において送信することができ、前記デバイスは、前記通信リソースのセット内を探索することによって前記制御チャネルを突き止めることができる。
前記制御チャネルは、少なくとも1つの制御チャネル要素(CCE)を含むことができる。前記通信品質の測定値を識別する前記情報は、少なくとも1つのキャリア品質表示(CQI)報告を含むことができる。前記制御情報を探索する通信リソースは、前記通信品質の測定値に基づいて品質の高いものから順に前記セットに配列することができる。
本デバイスは移動電話を含むことができる。
別の様態によれば、本発明は、セルラー通信システムにおいて複数の移動通信デバイスと通信する通信装置を提供し、
この通信装置は、少なくとも1つの通信セルを動作させる手段と、
複数のサブフレームを用いて、前記少なくとも1つのセル内において少なくとも1つの移動通信デバイスと通信する手段であって、各サブフレームは、複数の通信リソースを含む、通信する手段と、
前記少なくとも1つの移動通信デバイスから、前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する情報を受信する手段と、
前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報の可能な送信に用いられる複数の前記通信リソースを含むセットを識別する手段であって、前記セットに通信リソースが存在することは、前記通信品質の測定値に基づいている、識別する手段と、
前記通信リソースのセットの少なくともサブセットにおいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報を送信する手段と、
を備える。
前記識別する手段は、前記通信デバイスから受信された前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報に基づいて、前記セットに含める通信リソースを識別することができる。
前記通信デバイスは、前記通信デバイスから、前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報とは別個に、前記セットの前記通信リソースを識別する情報を受信することができ、前記識別する手段は、前記通信デバイスから受信された前記セットの前記通信リソースを識別する前記情報に基づいて前記セットの前記通信リソースを識別することができる。
前記通信装置は、前記通信装置に、前記セットの前記通信リソースを識別する情報をシグナリングすることができる。
前記通信リソースのセットは、第1のセットを含むことができる。前記装置は、前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報の前記通信装置による受信及び解釈が成功しなかった場合に、所定の判定基準に基づいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報の可能な送信に用いられる複数の前記通信リソースを含む第2のセットを識別する手段を更に備えることができ、前記送信する手段は、前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報の前記通信装置による受信及び解釈が成功しなかった場合に、前記通信リソースの第2のセットの少なくともサブセットにおいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報を送信することができる。
本装置は、基地局を含むことができる。
別の様態によれば、本発明は、セルラー通信システムにおいて複数の更なる通信デバイスと通信する通信デバイスを提供し、
この通信デバイスは、前記通信システムの通信装置によって動作される少なくとも1つの通信セルにおいて、複数のサブフレームを用いて通信する手段であって、各サブフレームは、複数の通信リソースを含む、通信する手段と、
前記通信装置に送信された情報に基づいて、前記通信装置によって送信された制御情報を探索する複数の前記通信リソースを含む第1のセットを識別する手段と、
前記通信デバイスのための制御情報が前記通信リソースの第1のセットに見つからなかった場合に、所定の判定基準に基づいて、前記通信装置によって送信された制御情報を探索する複数の前記通信リソースを含む第2のセットを識別する手段と、
前記通信リソースの第1のセットにおいて制御情報を探索するとともに、前記通信デバイスのための制御情報が前記通信リソースの第1のセットに見つからない場合に、前記通信リソースの第2のセットにおいて制御情報を探索する手段と、
を備える。
別の様態によれば、本発明は、セルラー通信システムにおいて複数の移動通信デバイスと通信する通信装置を提供し、
この通信装置は、少なくとも1つの通信セルを動作させる手段と、
前記少なくとも1つのセル内において複数のサブフレームを用いて少なくとも1つの移動通信デバイスと通信する手段であって、各サブフレームは、複数の通信リソースを含む、通信する手段と、
前記少なくとも1つの移動通信デバイスからの情報の該通信装置による受信及び解釈が成功した場合に、前記移動通信デバイスから受信された情報に基づいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報の可能な送信に用いられる複数の前記通信リソースを含む第1のセットを識別する手段と、
前記少なくとも1つの移動通信デバイスからの前記情報の該通信装置による受信及び解釈が成功しなかった場合に、所定の判定基準に基づいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報の可能な送信に用いられる複数の前記通信リソースを含む第2のセットを識別する手段と、
前記少なくとも1つの移動通信デバイスからの前記情報の該通信装置による受信及び解釈が成功した場合に、前記通信リソースの第1のセットの少なくともサブセットにおいて、及び前記移動通信デバイスからの前記情報の該通信装置による受信及び解釈が成功しなかった場合に、前記通信リソースの第2のセットの少なくともサブセットにおいて、前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報を送信する手段と、
を備える。
別の様態によれば、本発明は、セルラー通信システムにおいて複数の更なる通信デバイスと通信する通信デバイスを提供し、
この通信デバイスは、関連付けられたセル識別情報を有するとともに前記通信システムの通信装置によって動作される少なくとも1つの通信セルにおいて、複数のサブフレームを用いて通信する手段であって、各サブフレームは、複数の通信リソースを含むとともに関連付けられたサブフレーム番号を有する、通信する手段と、
前記通信装置によって送信された制御情報を探索する複数の前記通信リソースを含むセットを識別する手段であって、前記セットに通信リソースが存在することは、前記セル識別情報及び前記サブフレーム番号のうちの少なくとも一方に基づいている、識別する手段と、
前記通信リソースのセットにおいて制御情報を探索する手段と、
を備える。
別の様態によれば、本発明は、セルラー通信システムにおいて複数の移動通信デバイスと通信する通信装置を提供し、
この通信装置は、対応するセル識別情報を有する少なくとも1つの通信セルを動作させる手段と、
前記少なくとも1つのセル内において、複数のサブフレームを用いて少なくとも1つの移動通信デバイスと通信する手段であって、各サブフレームは、複数の通信リソースを含むとともに関連付けられたサブフレーム番号を有する、通信する手段と、
前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報の可能な送信に用いられる複数の前記通信リソースを含むセットを識別する手段であって、前記セットに通信リソースが存在することは、前記セル識別情報及び前記サブフレーム番号のうちの少なくとも一方に基づいている、識別する手段と、
前記通信リソースのセットの少なくともサブセットにおいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報を送信する手段と、
を備える。
本発明の様態は、対応するシステム、手法並びに上記で示した、又は特許請求の範囲において記載される様態及び可能な形態において記述されるような方法を実行するようにプログラマブルプロセッサをプログラムするように、及び/又は特許請求の範囲のいずれかの請求項において記載される装置を提供するように適切に構成されたコンピューターをプログラムするように動作可能である、その上に記憶された命令を有するコンピューター可読記憶媒体のようなコンピュータープログラム製品にまで及ぶ。
本明細書(特許請求の範囲を含む)において開示され、及び/又は図面において示される各特徴は、開示され、及び/又は図示される任意の他の特徴から独立して(又はそれらと組み合わせて)本発明に組み込まれる場合がある。詳細には、限定はしないが、特定の独立請求項に従属する請求項のうちのいずれかの特徴は、任意の組み合わせにおいて又は個々に、その独立請求項に取り込まれる場合がある。
次に、本発明の実施形態を、単に例として、添付の図面を参照しながら説明する。
電気通信システムの概略図である。 図1の電気通信システムの無線フレームを示す図である。 図1の電気通信システムにおいて用いられるリソースグリッドの簡略化した説明図である。 図1の電気通信システムにおけるCQIに基づく探索空間選択メカニズムの一例を示す図である。 図1の電気通信システムにおけるフォールバック探索空間選択メカニズムの一例を示す図である。 図1の電気通信システムの基地局の簡略化したブロック図である。 図1の電気通信システムの移動通信デバイスの簡略化したブロック図である。 図1の電気通信システムにおいて移動通信デバイスによって実行されるステップを示す一例示の流れ図である。 図1の電気通信システムにおいて基地局によって実行されるステップを示す一例示の流れ図である。 図1の電気通信システムにおいて移動通信デバイスによって実行されるフォールバック動作のステップを示す一例示の流れ図である。 図1の電気通信システムにおいて基地局によって実行されるフォールバック動作のステップを示す一例示の流れ図である。
概説
図1は、移動(セルラー)電気通信システム1を概略的に示しており、そのシステムでは、移動通信デバイス3のユーザーが、基地局5を介して、他のユーザーと通信することができる。図1に示されるシステムでは、図示される基地局5は、マルチキャリア環境において動作することができる発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)基地局である。そのような基地局は、一般にeNB(進化型NodeB)と呼ばれる。この実施形態では、説明を分かりやすくするために、移動デバイス3は、一時に1つの基地局5とのみ通信するものと仮定する。ただし、配備済みのシステムでは、移動デバイス3は、幾つかの基地局と並列に通信する場合がある。
図1において、基地局5は、コンポーネントキャリアセットのそれぞれのコンポーネントキャリア(CC)C1及びC2を用いて複数のセルにおいて動作する。この実施形態では、基地局5は、コンポーネントキャリアC1をプライマリーセル(PCell)を提供するプライマリーコンポーネントキャリアとして動作させ、コンポーネントキャリアC2をセカンダリーセル(SCell)を提供するセカンダリーコンポーネントキャリアとして動作させる。基地局5は、PCell用のキャリアC1を、ePDCCHを有するスタンドアローンキャリアとして動作させる。このePDCCHは、それ自身のコンポーネントキャリアC1のリソースをスケジューリングするのに用いることができる。コンポーネントキャリアC1のePDCCHは、コンポーネントキャリアC2のリソースを用いて通信するときに移動デバイス3によって用いられるコンポーネントキャリアC2のリソースをスケジューリング(「クロスキャリアスケジューリング」)するのにも用いることができる。このePDCCHは、1つ又は幾つかのエンハンスト制御チャネル要素(eCCE)のアグリゲーションで送信される。
移動デバイス3は、検出された信号品質についての規則的なフィードバックを基地局5に提供するように構成されている。このフィードバックは、移動デバイス3が基地局5と通信するようにスケジューリングされていない期間中に実行される信号測定に基づいている。測定の結果に基づいて、移動デバイス3は、報告を生成して基地局5に返信する。このフィードバックメカニズムは、チャネル品質表示(CQI)と呼ばれ、送信のリソース配分、スケジューリング、及び電力を含む基地局5の動作を微調整するのに用いられる。移動デバイス3は、システム帯域幅の周波数領域における各物理リソースブロック(PRB)又は各PRBグループのCQI等のチャネル状態情報(CSI)を報告する。
この例では、各移動デバイス3には、制御情報を探索するePDCCHの移動固有セットを含むそれ自身の移動デバイス固有探索空間が提供されることが有利である。この探索空間は、基地局に周期的に送信されるCQI報告に基づいて動的に構成(及び再構成)される。具体的には、探索空間は、最良の信号品質を有するものであると報告されたリソースを用いて送信されるePDCCHを含むように構成されている。そのようなCQIに基づく探索空間は、移動デバイス3及び基地局5の双方が、追加の明示的なシグナリングを伴わずにCQI報告を用いることによって有利に決定することができ、したがって、移動デバイス3及び基地局5の双方は、どの時点においても、移動デバイスが制御情報を探す探索空間を知っていることになる。移動デバイス3及び基地局5にとって、移動デバイス3によって示されるような最も高い品質の信号を有するリソースを用いて制御情報を送信できる(したがって、エラーなしで送信する可能性が最も高い)点で有効である。さらに、探索空間を最小にすることができ、それによって、制御信号を突き止めるのに要する時間の長さ及び用いられる処理リソースが削減される。
各セルにおいてePDCCHを送信するのに用いられるリソースは、近隣セル間又は重複セル間のePDCCH干渉を軽減するように制限されることが有利である。具体的には、異なるセルにおいては、異なるリソースがePDCCHを送信するのに用いられる。これは、異なるリソースが異なるセルによってePDCCHの送信に用いられるように、動的な探索空間構成をセルの識別情報(例えば、セルID)に基づくものとすることによって達成される。特に有利な例では、セル固有探索空間が、セルの識別情報及び現在の通信用のサブフレームの番号の双方に基づいて設計される場合である。この場合、ePDCCHの送信に利用可能なセル固有のリソースが、時間と共に変化するだけでなくセル識別情報に応じて変化し、それによって、特定のサブフレーム内のリソースの範囲が制限されているときであっても、リソースの範囲全体は、それにもかかわらず、経時的な確実に利用可能である。
基地局5は、CQI報告が基地局5によって受信されていない場合又はエラーによってCQI報告を復号化することができない場合には、「フォールバック」探索空間をも用いるように構成されるのが有効である。移動デバイス3は、動的に構成された移動デバイス固有探索空間において制御シグナリングを見つけることができない場合に、このフォールバック探索空間にフォールバック(代替)される。したがって、フォールバック探索空間の使用は、移動デバイス3と基地局5との間の途切れない送信を確保するのに役立つ。
したがって、概観すると、この通信システムは、移動デバイス3がより良好なチャネル条件を有する周波数においてePDCCHを送信することによって入手可能な周波数選択利得を有効に利用し、それによって、レガシーPDCCH探索空間の設計に優る大きな利点を提供する。
動作
図2は、図1の電気通信システム1の無線フレーム140を示している。無線フレーム140のリソースは、10個のサブフレーム141に分割されている。それらのサブフレームのそれぞれにおいて、PDCCH(例えば、レガシーデバイス用)を搬送するには、サブフレーム141の第1の部分142を用いることができる。歴史的には、各サブフレームの残りの部分143は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送信するのに用いられるリソースを含み、本実施形態では、この一部を、ePDCCHを送信するのに用いることができる。
図3は、図1の電気通信システム1において用いられるPRBペア151の一般的なリソースグリッドの簡略化した説明図を示している。このPRBペアは、時間(すなわち、図3の横軸に沿った「シンボル」に対応する列)及び周波数(すなわち、図3の縦軸に沿った各「サブキャリア」に対応する行)において規定される複数のリソース要素157を含む。各ePDCCHは、制御チャネル要素(「eCCE」)のアグリゲーションからなる。各eCCEは、所定の数、例えばレガシーPDCCH CCEと同じ数のリソース要素を占有する。各eCCEは、PRBペア151内の固定ロケーションから開始する。この例では、1つのPRBペア151が、3つのeCCE153−1、153−2、及び153−3をサポートする。3つのシンボルの最初のリソース要素がレガシーPDCCHに用いられない場合、それらの最初の3つのシンボルを第4のeCCEに用いることによって、PRBペア当たりの可能なeCCEの数を4つに増加させることができる。PDCCH152は、一般に図3のPRBペア151の左側エリアに示すように、サブフレーム151の最初の部分において搬送される。
PRBペア151の幾つかのリソース要素は、セル基準信号(CRS:Cell Reference Signals)154及び復調基準信号(DM RS:Demodulation Reference Signals)155を搬送するのにも用いられる。これらの双方は、基地局5によって所定の間隔で周期的にPRBペア内の所定のロケーションにおいて送信される。これらの信号は、基準信号レベルを提供するのに用いられるとともに、基地局5の現在の動作を移動デバイス3に知らせるのに用いられる。リソース要素は、変化するエネルギーレベルで送信することができるが、CRS154のリソース要素は、常に、既知(例えば、デフォルト)のエネルギーレベルで送信される。したがって、移動デバイス3は、CRS154のリソース要素上で信号品質測定を実行することができ、これらの測定に基づいて、基地局5によって動作される(所与のセルの)所与の周波数帯域の感知された信号品質を基地局5に示すことができる。
(図3に見られるように)PRBペアの第4のシンボルから開始して最後のシンボルまで延びるリソースブロックペア151の残りのリソースブロックは、3つのeCCEエリア153−1〜153−3に分割されている。
特定の移動デバイスの探索空間は、その移動デバイス3の制御情報を探索するePDCCHの集合体からなる。移動デバイス3は、あらゆるサブフレームにおいてその探索空間内の全てのePDCCHを監視して、基地局5からのスケジューリンググラント等の制御情報を検出する。理想的には、探索空間のサイズは、移動デバイス3に対する処理負担を最小にするために可能な限り小さくあるべきである。しかしながら、探索空間が小さいほど、基地局のスケジューリングアルゴリズムに課される制限も大きくなる。
1つのePDCCHを構成するeCCEの数は、アグリゲーションレベルと呼ばれ、移動デバイス3の探索空間は、複数のアグリゲーションレベルが混合した複数のePDCCHを含む。表1は、移動デバイス3の探索空間の一般的なサイズを示している。このサイズは、レガシーPDCCHの探索空間のサイズに基づいている。しかしながら、ePDCCHの探索空間の実際のサイズは、3GPPによってまだ規定されておらず、上位レイヤシグナリングによって構成可能な場合さえある。
移動デバイス3のePDCCHが送信されるとき、このePDCCHを周波数領域における最良のロケーションに配置するために、各移動デバイスの探索空間の動的な構成が、この所与の移動デバイス3によって実行される周期的なCQI測定に基づいて実行される。次のセクションは、CQIに基づく探索空間選択のための方法をより詳細に説明している。以下では、「PRB」は、「PRBペア」の省略表現として用いられる。
Figure 0005930241
CQIに基づく探索空間選択
この例において、NeCCEは、システム帯域幅におけるeCCEの総数であり、0≦i<NeCCEは、各eCCEを一意に識別するインデックスである。eCCEは、周波数の低いものからの順で番号付けされるものと仮定する。具体的には、i>iである場合、eCCE番号iを含むPRBのPRB番号は、eCCE番号iを含むPRBのPRB番号よりも小さくない。
アグリゲーションレベルLについて、第mのePDCCH候補は、条件i=m・L+lを満たすL個のeCCEの連続的なセットからなる。ここで、0≦l<Lであり、
Figure 0005930241
である。
上記は、各アグリゲーションレベルのePDCCH候補のセットを規定している。CQIに基づく探索空間選択の目的は、最良のチャネル品質を有するePDCCHが選択されるように、これらのセットから取り出されたePDCCHからなる各移動デバイス3用の探索空間を構築することである。
各移動デバイス3は、CQI報告サブ帯域(以下、単にサブ帯域と呼ぶ)ごとにCQIを報告する。ここで、CQI報告サブ帯域は、連続的なPRBのブロックである。サブ帯域のサイズ及びロケーションは、3GPP TR36.213標準規格において指定されているようにシステム帯域幅に依存する。
図4は、図1の電気通信システム1におけるCQIに基づく探索空間選択メカニズムの一例を示している。各移動デバイス3について、各アグリゲーションレベルにおいて、この手順は、明示的なシグナリングを伴わずに探索空間を決定するように、それぞれの移動デバイス3及び基地局5の双方によって実行される。
最初に、第1段階において、所与の移動デバイス3にとって最良のCQIを有するサブ帯域(又は複数のサブ帯域)が識別される。これは、例えば、CQI測定の結果が移動デバイス3又は基地局5においてそれぞれ利用可能になると、サブ帯域をそれらのCQIパラメーターに従ってソートすることによって達成することができる。
第2段階において、第1段階において識別された単数又は複数のサブ帯域に属するアグリゲーションレベルLの全てのePDCCH候補が見つけられる。ePDCCH候補mは、このePDCCH候補におけるeCCEの半分よりも多くがサブ帯域内に存在する場合、又はこのePDCCH候補のeCCEの正確に半分が最後のeCCE(すなわち、eCCE番号i=m・L+(L−1))を含むサブ帯域内に存在する場合に、そのサブ帯域に属すると言われる。
次に、第3段階において、第2段階において見つけられたePDCCH候補のリストが、ePDCCH番号mの昇順でソートされる。次に、リスト上のePDCCH候補の数をKとすると、リスト上の最初のUE_ID mod K個のエントリーが取り出され、末尾に移動される(ここで、整数UE_IDは、移動デバイス3及び基地局5の双方に知られている任意のUE固有の識別子とすることができる)。
第4段階において、ePDCCH候補が、第3段階において生成されたソート済みのリストから読み出され、その移動デバイス用の探索空間に加えられる。これは、探索空間が必要とされるサイズに達するまで、又はリストが使い尽くされるまで繰り返される。リストが使い尽くされ、探索空間が必要とされるサイズに到達していない場合、次に最良のCQIを有するサブ帯域(又は複数のサブ帯域)が見つけられ、上記手順が第2段階から繰り返される。
上記に説明した第1段階〜第4段階は、所与の移動デバイス3からのCQI報告に基づいて移動デバイス固有探索空間の動的な構成を有利に保証する。各移動デバイス固有探索空間は、セル内の全てのePDCCH候補からの最良の(又は最良に近い)ePDCCHを含むことが有利である。基地局5は、報告されたCQIに基づいてチャネル品質の高いものから順にePDCCHを配分する。同じ技法を用いることによって、移動デバイス3は、そのCQIに基づいてチャネル品質の高いものから順にePDCCHを探索し、したがって、基地局5及び移動デバイス3の双方が、それらの間の追加のシグナリングを必要とすることなく、特定の移動デバイスの探索空間を識別することができる。したがって、基地局は、移動デバイスのePDCCHを送信するための移動デバイス固有探索空間の適切なリソースを識別することができ、移動デバイスは、探索空間内においてスケジューリング割り当て等の制御情報を効率的に探索することができる。この技法によって、探索空間のサイズの(例えば、上位レイヤシグナリングによる)動的な構成も可能になる。
セル間干渉調整
基地局5又は近隣基地局によって動作されるセルの間のePDCCH干渉を低減するために、各セルにおいてePDCCHを送信するのにどのPRBを用いるのかを制限することが可能である。基地局5は、近隣セル又は重複セルにおいて同じPRBを用いないように構成されることが有利である。
具体的には、この例では、上記に説明したeCCE番号付けは、所与のセルにおいてePDCCH送信に利用可能なPRBのみを考慮している。他のPRBは省略されている(すなわち、他のPRBはeCCEを含まない)。CQIに基づく探索空間選択手順の残りの部分は、前のセクションで説明したように実行される。
各セルがどのPRBを用いることができるのかを制御するために、各セルには、探索空間の規定に用いられるPRBのセットを識別する割り当て識別子(「割り当てID」)が与えられる。これを行う1つの方法は、以下のように、セルIDから割り当てIDを求めることである。
割り当てID=セルID mod P、ここで、PはPRBセットの数である。
これに関する一変形形態では、以下のように、例えば、現在のサブフレーム番号を用いることによって、特定のセルにおける割り当てIDを経時的に変化させることができる。
割り当てID=(セルID+Subframe_Number)mod P
この実施形態では、以下のように、割り当てIDによって選択されるPRBセットの規定のための2つのオプションが提供される。
・タイプ0:1つのセルにおいて用いられるPRBペアがシステム帯域幅内の周波数領域において局所化している(すなわち、連続的である)局所送信、
・タイプ1:1つのセルにおいて用いられるPRBペアがシステム帯域幅内の周波数領域において分散している分散送信。
表2は、50個のPRB及びP=3のシステム帯域幅に基づくセル固有探索空間の設計の一例を示している。
Figure 0005930241
したがって、セルID及びサブフレーム番号に基づくセル固有探索空間の設計は、近隣セル間の干渉調整を達成するのに用いることができる。この例では、ePDCCH配分用に指定された帯域幅の小部分を、例えば、調整するセルの数に基づいて、上位レイヤシグナリングを介して再構成することができる。
フォールバック動作
基地局5が、移動デバイス3によって送信されたCQI報告(複数の場合もある)を正しく復号化するのに失敗した場合、基地局5は、移動デバイス3(もちろん、それ自身のCQIデータを有する)が前提とするCQIに基づく探索空間を導出することができない。したがって、基地局5は、スケジューリンググラントを所与の移動デバイス3に送信することができない。したがって、この状況から回復するために、移動デバイスのCQIに基づく探索空間に加えて、移動デバイス3によって監視される「フォールバック:(代替)」探索空間が提供されることが有利である。そのようなフォールバック探索空間は、サブ帯域CQI報告を生成しない移動デバイス3も用いることができるという付加的な利益を有する。
図5は、図1の電気通信システム1におけるフォールバック探索空間選択メカニズムの一例を示している。
フォールバック探索空間は、CQIに基づく探索空間にも用いられるeCCEを用いる。任意の所与のサブフレームにおいて、フォールバックePDCCHを送信するのに用いられないフォールバック探索空間における任意のeCCEを用いて、CQIに基づくePDCCHを送信することができる(この逆も同様である)。
フォールバック探索空間に用いられるアグリゲーションレベルをLとすると、探索空間のサイズは、L個のeCCEの任意の倍数(すなわち、ePDCCHの総数(whole numbere))とすることができ、正確なサイズは、システム帯域幅及び予想されるトラフィックに基づいて選ばれる。
信頼性のある送信を確保するために、各フォールバックePDCCHは、好ましくは、周波数ダイバーシティを用いて送信される。すなわち、ePDCCHを構成するeCCEは、周波数上、広く分散されるべきである。さらに、フォールバックePDCCHが送信されるとき、送信されるフォールバックePDCCHと同じeCCEのうちのいずれかにマッピングされたどのCQIに基づくePDCCHも、同じサブフレームにおいて送信することができない。好ましくは、スケジューラアルゴリズムに対するそのような制限は最小にされるべきである。特に、各フォールバックePDCCHが、CQIに基づくePDCCHと重複する数は、可能な限り少なくされるべきである。
フォールバック探索空間を構築するための方法を以下のとおりに説明する。
システム帯域幅における全てのeCCEは、サイズBのeCCEの連続的なブロックに分割される。次に、これらのブロックのサブセットが、フォールバック探索空間を含むように選択される。フォールバック探索空間に必要とされるeCCEの総数をNFB(Lの倍数であり、ePDCCHのサイズである)とし、セル内で利用可能なeCCEの総数をNeCCEとすると、フォールバック空間を搬送するのに用いられるブロックは、この例では、以下によって与えられるeCCE番号から開始するブロックを用いることによって選択される。
Figure 0005930241
式中、
Figure 0005930241
は、「床」関数を示し、
Figure 0005930241
は、「天井」関数を示す。これは、フォールバック空間のブロックを利用可能な全eCCEにわたって可能な限り均等に分散させる効果を有することが有利である。
例えば、B=4、NeCCE=48、及びNFB=32である場合、eCCE番号0、4、12、16、24、28、36、及び40から開始するブロックが用いられる。このケースは図5に示されている。図5は、P=3個のセルを用いた干渉調整も前提としている。
Bの任意の値を用いることができるが、ブロッキング(blocking)の性能は、一般に、BがCQIに基づく探索空間に用いられるアグリゲーションレベルのうちの1つと一致するように選ばれた場合に改善される。
フォールバック探索空間を構成するeCCEを選択した後、個々のePDCCHがこれらのeCCEにマッピングされる。上記手順によって選択されたNFB個のeCCEのリスト内へのeCCEインデックスをjとすると、フォールバック探索空間における第jのeCCEは、以下の式によって与えられる第mのePDCCHに割り当てることができる。
Figure 0005930241
式中、Sは、Lの約数である(例えば、L=8である場合、Sは、1、2、4、又は8とすることができる)。事実上、Sの値は、各ePDCCHに属するeCCEの周波数分布の程度を制御する。S=1の場合は、完全な分散送信に対応し、S=Lの場合は、完全な局所送信に対応する。中間の値は、「ブロックが分散している」とみなすことができる。
S=1は、フォールバック探索空間とCQIに基づく探索空間との間のブロッキングが相対的に不十分になることを犠牲にしてのみ、最も有利な周波数ダイバーシティを提供する。Sの中間の値は、これらの2つの要件間の良好なトレードオフを表す。幾つかの更なる例も図5に示されている。
移動通信デバイス
図6は、図1に示される移動通信デバイス3の主要構成要素を示すブロック図である。移動通信デバイス3は、マルチキャリア環境において動作することができる移動端末(又は「セル」電話)を含む。移動通信デバイス3は、少なくとも1つのアンテナ603を介して、基地局5に信号を送信し、基地局5から信号を受信するように動作可能である送受信機回路601を備える。移動デバイス3は、ユーザーが移動デバイス3とインターアクトすることを可能にするユーザーインターフェース605も備える。
送受信機回路601の動作は、メモリ609に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー607によって制御される。このソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム611、通信制御モジュール613、測定モジュール615、制御チャネル探索空間選択モジュール617、及びフォールバックモジュール619を含む。
通信制御モジュール613は、関連付けられたコンポーネントキャリアC1、C2上での基地局5との通信を管理するように動作可能である。測定モジュール615は、CSIの測定を行うように移動通信デバイス3を構成する目的で基地局5から測定構成情報を受信する。
測定モジュール615は、CSIの測定の性能を管理し、関連付けられた測定報告を生成し、生成した報告を基地局5に送信する。測定モジュール615は、セルの基準信号受信電力(RSRP)も求める。この実施形態では、測定モジュール615は、移動デバイス3が基地局5と通信するようにスケジューリングされていない期間中に信号品質測定を実行するように動作可能である。測定の結果に基づいて、測定モジュール615は、CSI報告(CQIを含む)を生成し、基地局5に返信する。
探索空間選択モジュール617は、CQI等のCSIの測定を用いて、移動デバイス3によって用いられるePDCCHを搬送するeCCEリソースを決定するように動作可能である。この決定は、基地局5と移動デバイス3との間で送信されるサブフレーム141ごとに行うことができる。代替的に、この決定は、CQI値が更新されるときは常に行うことができる。
フォールバックモジュール619は、CSIの測定が基地局5によって受信されなかった場合又は正しく復号化されなかった場合に、フォールバック探索空間を選択及び監視するように動作可能である。フォールバックモジュール619は、サブ帯域CQI報告が(例えば、基地局5からの命令がない場合又は移動デバイス3の技術的限界のために)移動デバイス3によって生成されなかった場合にも、探索空間を選択するように動作可能である。
基地局
図7は、図1に示す基地局5の主要な構成要素を示すブロック図である。基地局5は、送受信機回路701を備えるE−UTRANマルチキャリア対応基地局を含む。この送受信機回路は、1つ又は複数のアンテナ703を介して、移動デバイス3に信号を送信し、移動デバイス3から信号を受信するように動作可能である。基地局5は、ネットワークインターフェース705を介して、コアネットワーク7に信号を送信し、コアネットワーク7から信号を受信するように動作可能でもある。送受信機回路701の動作は、メモリ709に記憶されたソフトウェアに従ってコントローラー707によって制御される。
上記ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム711、通信制御モジュール713、測定モジュール715、制御チャネル探索空間選択モジュール717、及びフォールバックモジュール719を含む。
通信制御モジュール713は、そのコンポーネントキャリアセットのコンポーネントキャリアC1、C2上での移動デバイス3との通信を制御するように動作可能である。通信制御モジュール713は、この基地局5によってサービングされる移動デバイス3によって用いられるプライマリーコンポーネントキャリアC1及び拡張コンポーネントキャリアC2のリソースをスケジューリングすることも担当する。
測定モジュール715は、CSIの測定を開始するように移動デバイス3を構成するために移動デバイス3と通信するように動作可能である。測定モジュール715は、探索空間選択の目的でチャネル状態を評価するために、移動デバイス3から測定報告を受信して解析するように動作可能でもある。測定モジュール715は、送受信機回路701から、基地局5によってサービングされるセルにおいて送信された現在の基準信号電力も取得する。
探索空間選択モジュール717は、CQI等のCSIの測定を用いて、それぞれの移動デバイス(複数の場合もある)3用のePDCCHを搬送するためのeCCEリソースを決定するように動作可能である。この決定は、基地局5と移動デバイス3との間で送信されるサブフレーム141ごとに行うことができる。代替的に、この決定は、CQI値が更新されるときは常に行うことができる。
フォールバックモジュール719は、CSIの測定が基地局5によって受信されなかった場合又は正しく復号化されなかった場合に、フォールバック探索空間を選択するように動作可能である。フォールバックモジュール719は、サブ帯域CQI報告が(例えば、基地局5からの命令がない場合又は移動デバイス3の技術的限界のために)移動デバイス3によって生成されなかった場合に、探索空間を突き止めるように動作可能でもある。
上記説明において、移動デバイス3及び基地局5は、理解を容易にするために、複数の離散的なモジュールを有するように説明されている。これらのモジュールは、例えば、既存のシステムが本発明を実施するように変更された或る特定の用途については、このように提供することができるが、他の用途、例えば、最初から本発明の特徴を考慮して設計されたシステムでは、これらのモジュールは、総合的なオペレーティングシステム又はコード内に組み込まれる場合があり、そのため、これらのモジュールは、離散的なエンティティとして認識できない場合がある。
図8は、図1の電気通信システム1において移動通信デバイス3によって実行されるステップを示す一例示の流れ図である。
この手順は、ステップs801から開始する。このステップにおいて、移動デバイス3は、基地局5によって動作される通信リソースの通信品質の測定値を取得する。この測定値は、例えば、基地局5によって送信された基準信号上で実行されるチャネル品質測定(図示せず)によって取得されたCQI値とすることができる。通信リソースは、例えば、基地局5のセル又はサブ帯域とすることができる。
次に、ステップs803において、移動デバイス3は、取得された測定値に基づいて、最も高いCQI値を有するサブ帯域を選択すること等によって探索空間を識別する。ステップs805において、移動デバイス3は、識別された探索空間において、移動デバイス固有制御チャネル等の制御情報を探索する。ステップs807に示すように、制御情報が見つかると、例えば、制御情報が、識別された探索空間内で基地局5によって移動デバイス3に送信されているとき、移動デバイス3は、その制御情報を適用する。例えば、移動デバイス3は、探索空間内の制御チャネル(例えば、ePDCCH)で搬送された命令に従ってユーザーデータを送信及び受信することができる。
この手順は、通信リソースの通信品質が変化し、移動デバイス3がその変化した通信品質(例えば、更新されたCQI)の新たな測定値を取得したときは常にステップs801から繰り返されることが有利である。
図9は、図1の電気通信システム1において基地局5によって実行されるステップを示す一例示の流れ図である。
この手順は、ステップs901から開始する。このステップにおいて、基地局5は、この所与の基地局5によって動作される通信リソースの通信品質の測定値を取得する。この測定値は、例えば、この基地局5によって送信された基準信号上で移動デバイス3によって実行されるチャネル品質測定(図示せず)を通じて取得されたCQI値とすることができる。通信リソースは、例えば、基地局5のセル又はサブ帯域とすることができる。
次に、ステップs903において、基地局5は、取得された測定値に基づいて、最も高いCQI値を有するサブ帯域を選択すること等によって探索空間を識別する。最後に、ステップs905において、基地局5は、識別された探索空間内の移動デバイス固有制御チャネル(例えば、ePDCCH)等の所与の移動デバイス3のための制御情報を送信する。
この手順は、通信リソースの通信品質が変化し、基地局5がその変化した通信品質(例えば、更新されたCQI)の新たな測定値を移動デバイス3から取得したときは常にステップs901から繰り返されることが有利である。
図10は、図1の電気通信システム1において移動通信デバイス3によって実行されるフォールバック動作のステップを示す一例示の流れ図である。
この手順は、ステップs1001から開始する。このステップにおいて、移動デバイス3は、基地局5によって動作される通信リソース(例えば、サブ帯域)の通信品質(例えば、CQI)の測定値を取得する。
次に、ステップs1002において、移動デバイス3は、この移動デバイス3に固有の通信リソースの第1のセット(例えば、プライマリー探索空間)を規定する。この第1のセットは、取得された測定値に基づいて、例えば、サブ帯域のCQI値に基づいて最も高い品質のサブ帯域を選択することによって規定されることが有利である。ステップs1003において、移動デバイス3は、例えば、フォールバックサブ帯域等の、この移動デバイス3用に確保されているサブ帯域を選択することによって、通信リソースの第2のセットも規定する。
ステップs1004において、移動デバイス3は、通信リソースの第1のセットにおいて制御情報を探索する。ステップs1005において、移動デバイス3は、この移動デバイス3に専用化された制御情報を通信リソースの第1のセットにおいて見つけることができるか否かを判断する。この判断は、例えば、基地局5によって送信された制御情報と、送信された制御情報がこの移動デバイス3に固有の識別情報(例えば、UE−ID)を用いてスクランブルされているか否かを調べることとに基づくことができる。
ステップs1005における判断の結果が、この移動デバイス3の制御情報が通信リソースの第1のセットにあることを示している場合、移動デバイス3はステップs1007に進む。ステップs1005における判断の結果が、この移動デバイス3の制御情報が通信リソースの第1のセットにないことを示している場合、移動デバイス3はステップs1006に進み、このステップにおいて、移動デバイスは、通信リソースの第2のセットにおいて制御情報を探索する。
最後に、ステップs1007において、移動デバイス3は、通信リソースの第1のセット又は第2のセットのいずれかにおいて見つけた制御情報(もしあれば)を適用する。
この手順は、通信リソースの通信品質が変化し、移動デバイス3がその変化した通信品質(例えば、更新されたCQI)の新たな測定値を取得したときは常にステップs1001から繰り返されることが有利である。
図11は、図1の電気通信システム1において基地局5によって実行されるフォールバック動作のステップを示す一例示の流れ図である。
この手順は、ステップs1101から開始する。このステップにおいて、基地局は、基地局5によって動作される通信リソース(例えば、サブ帯域)に関する測定値である、移動デバイス3からの通信品質(例えば、CQI)の測定値を待つ。
ステップs1101において、基地局5は、通信品質の測定値の受信及び解釈に成功したか否かを調べる。成功した場合、基地局5はステップs1103に進み、このステップにおいて、基地局は、所与の移動デバイス3用の通信リソースの第1のセットを規定する。次に、ステップs1005において、基地局5は、通信リソースの第1のセット内で、移動デバイス3に固有の制御情報(例えば、ePDCCH)を送信する。
一方、ステップs1101において、基地局5は、通信品質の測定値の受信及び解釈に成功しなかったと判断した場合、ステップs1107に進む。ステップs1107において、基地局5は、例えば、フォールバックサブ帯域等の、所与の移動デバイス3用に確保されたサブ帯域を選択することによって、通信リソースの第2のセットを規定する。この場合、ステップs1109に示すように、基地局5は、制御情報を通信リソースの第2のセットで移動デバイス3に送信する。
この手順は、通信リソースの通信品質が変化し、基地局5がその変化した通信品質(例えば、更新されたCQI)の新たな測定値を移動デバイス3から取得したときは常にステップs1101から繰り返されることが有利である。
変更形態及び代替形態
上記で詳細な実施形態が説明された。当業者であれば理解するように、上記の実施形態及び変形形態に対し、これらの実施形態及び変形形態において具現化される本発明から依然として利益を受けながら、複数の変更及び代替を行うことができる。
通信システム1は、E−UTRAN基地局として動作する基地局5の観点から説明されているが、同じ原理は、マクロ基地局若しくはピコ基地局として動作する基地局、フェムト基地局、基地局機能の要素を提供する中継ノード、ホーム基地局(HeNB)、又は他のそのような通信ノードに適用することができることが理解されるであろう。
図3では、3つのeCCEエリアが示されているが、異なる数のeCCEを1つのサブフレームにおいて規定することができること、及びeCCEの数はサブフレームごとに異なる場合があることが理解されるであろう。
図4に示す一例の手順は、純粋にアルゴリズム的な見地から説明されているが、同じ結果に達する、より効率的な実施態様が存在し得ることが理解されるであろう。例えば、実際には、第3段階における説明によって暗に示されるようにK個のePDCCH候補のリスト全体を記憶及び操作する必要はない。なぜならば、一般に、それらの全てが探索空間に含まれるとは限らないからである。
第2段階において、ePDCCH候補がサブ帯域に属するか否かを判定するための判定基準は、ePDCCH候補の最後の(又は代替的に最初の)eCCEがサブ帯域内に存在するか否かを調べることによって簡略化することができる。
第3段階の目的は、同じ最良のCQIのサブ帯域を共有する移動デバイス3が同じePDCCH候補を選択することを防止するように試みることである。これは、UE_IDに基づく循環シフトに従ってePDCCH候補を再順序付けすることによって達成されるが、他の再順序付け方法(例えば、UE_IDに基づく擬似ランダムの再順序付け)も適用することができる。
探索空間選択手順はアグリゲーションレベルごとに繰り返されることが述べられているが、代替的に、この手順は、最も高いアグリゲーションレベルのみに適用することができる。したがって、最も高いアグリゲーションレベルのePDCCH候補が取得されると、これらのePDCCH候補を細分して、下位のアグリゲーションレベル(各レベルにおいて必要とされるePDCCH候補の数のみを維持する)のePDCCH候補を取得することができる。これは、この手順を有利に単純化し、eCCEの同じセットがアグリゲーションレベルごとに再利用されることも保証し、それによって、移動デバイス3における処理の複雑さを削減する。
探索空間内のePDCCHは、チャネル品質の高いものから順にソートされるので、基地局5は、移動デバイス3に送信するときに可能な限り探索空間内の最初のePDCCHを用いるように試みる。同様に、移動デバイス3は、平均復号化遅延を削減するために、同じ順序での復号化を試みるべきである。
図4に示す手順によれば、所与の移動デバイス3の探索空間は、新たなCQI報告が生成されたときに変化する場合がある。しかしながら、移動デバイス3においてCQIを測定することと、CQI報告が基地局5において受信されて処理されることとの間に少数のサブフレームの有限遅延が存在するので、古い探索空間と新たな探索空間との間の切り替えは、基地局5及び移動デバイス3の双方が同じサブフレーム141において切り替えを実行するように同期される。これは、例えば、基地局5及び移動デバイス3の双方が、CQI報告が基地局5に送信された後に固定数のサブフレームであるスケジューリングラウンドにおいてこの変更を適用することによって行うことができる。この遅延は、別個の(例えば、上位レイヤ)シグナリングによって構成することもできるし、固定値(例えば、関連する標準規格において指定されている)として規定することもできる。
上記に説明したCQIに基づく探索空間選択手順では、探索空間は、CQI報告に基づいて基地局5及び移動デバイス3によって別々に計算される。代替の手法によれば、探索空間のセットを事前に規定することができ、このセットから、移動デバイス3は、その好ましい探索空間を選択して、選択した探索空間を基地局5に報告することができる。この場合、移動デバイス3は、例えば、その信号品質測定の結果等を用いてその好ましい探索空間を選択する。この方法の利点は、この方法によって、異なる探索空間における移動デバイス3間のブロッキングの可能性がより低くなるように、事前に規定される探索空間を規定することが可能になる一方、それでも、移動デバイス3がその現在のチャネル状態にとって最も好都合な探索空間を選ぶことを可能にすることによって、周波数選択利得が提供されるということである。
この方法は、新たな又は変更されたアップリンクシグナリングを必要とする。例えば、16個の探索空間のセットが規定されていた場合、選ばれたものは、移動デバイス3から基地局5への4ビット値の送信によって示すことができる。1つのオプションは、このシグナリングを、移動デバイス3から基地局5に送信される既存のCQI報告に追加することである。
この手法の一変形形態によれば、移動デバイスがその選択を明示的に示すのではなく、探索空間は、移動デバイス3及び基地局5の双方が、CQI情報に基づいて最良の事前に規定された探索空間を選択するための同じアルゴリズムを適用することによって選択することができる。
図10の説明において、ステップs1003(第2のセットを規定する)は、通信リソースの第1のセットを規定した後に移動デバイス3によって実行されるものとして説明されている。ステップs1003は、ステップs1002の前に実行することができることが理解されるであろう。代替的に、ステップs1003は、ステップs1005の後にのみ実行することができる。
上記実施形態では、コンポーネントキャリアC1及びC2は、同じ基地局によって送信される。しかしながら、コンポーネントキャリアは、異なる基地局によって送信することができることが理解されるであろう。この場合、双方の基地局が、それらのセルに関するそれぞれのCQI表示を移動デバイスから受信することができるが、これらの基地局のうちの一方しか、スケジューリング決定及び探索空間配分を担当しない。2つ(以上)の基地局が、それらの間でCQI報告を交換するように構成することができ、したがって、ePDCCH探索空間を配分する基地局は、CQI報告(複数の場合もある)を、移動デバイスから直接取得することができるし、それらの間にある別の基地局を介して(又は任意の追加のネットワークエンティティを介して)取得することもできる。
提案したePDCCH探索空間の設計は、キャリアアグリゲーションのサポートに影響を及ぼさない。なぜならば、既存のUE監視手順及びDCIフォーマットを再利用することができるからである。基地局5がプライマリーセル上でセカンダリーコンポーネントキャリアをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリングの場合、ePDCCHはプライマリーセル内で送信されるので、プライマリーセルのCQIフィードバックが用いられる。同様に、プライマリーセルのセルIDのみが、セル固有探索空間の配分に必要とされる。この場合、キャリア表示フィールドを用いて構成された移動デバイス3によって監視されるePDCCH候補の数(すなわち、探索空間のサイズ)は、3GPP TR36.213標準規格に記載されているように、既存の式m’=m+M(L)・nCIに基づくことができる。
上記の実施形態では、移動電話ベースの電気通信システムが説明された。当業者であれば理解するように、本出願において説明されるシグナリング技法は、他の通信システムにおいて用いることができる。他の通信ノード又はデバイスには、例えば、携帯情報端末、ラップトップコンピューター、ウェブブラウザー等のようなユーザーデバイスを含めることができる。当業者であれば理解するように、上述された中継システムが移動通信デバイスのために用いられることは必須ではない。このシステムを用いて、基地局のカバレッジを、移動通信デバイスとともに、又はその代わりに、1つ又は複数の固定のコンピューティングデバイスを有するネットワークにおいて拡張することができる。
上記の実施形態では、基地局5及び移動通信デバイス3は、それぞれ送受信機回路部を備える。通常、この回路部は専用ハードウェア回路によって形成される。しかしながら、幾つかの実施形態では、送受信機回路部の一部を、対応するコントローラーによって実行されるソフトウェアとして実装することができる。
上記の実施形態では、複数のソフトウェアモジュールが説明された。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において与えることができ、コンピューターネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局又は中継局に供給することができる。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行することもできる。
種々の他の変更形態は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
以下は、現在提案されている3GPP標準規格において本発明を実施することができる方法の詳細な記述である。種々の特徴が不可欠であるか、又は必要であるものとして説明されるが、これは、例えば、提案された3GPP標準規格によって課せられる他の要件に起因して、その標準規格の場合にのみ当てはまる場合がある。それゆえ、これらの陳述は、本発明を多少なりとも限定すると解釈されるべきではない。
1.序論
参考文献[1]から、CAエンハンスメントの新たなキャリアタイプ、CoMP、及びDL MIMOからの検討に基づくRAN1#66bisからの作業仮説は以下のとおりである。
・エンハンスト物理ダウンリンク制御チャネルを導入する。このエンハンスト物理ダウンリンク制御チャネルは、
−増加した制御チャネル容量をサポートすることができ、
−周波数領域ICICをサポートすることができ、
−制御チャネルリソースの改善された空間再利用を達成することができ、
−ビームフォーミング及び/又はダイバーシティをサポートすることができ、
−新たなキャリアタイプに関してMBSFNサブフレームにおいて動作することができ、
−レガシーUEと同じキャリア上に共存することができる。
望ましい特性には、周波数選択的なスケジューリングをすることができること、及びセル間干渉を緩和することができることが含まれる。
この寄稿において、本発明者らは、周波数スケジューリング利得及びセル間干渉調整、並びにその「フォールバック」動作をサポートするePDCCHの探索空間の設計を議論する。
2.詳説
2.1.周波数スケジューリング利得の検討
レガシーPDCCHの場合、UEは、PDCCH候補のセットを監視し、監視したDCIフォーマットに従ってセット内のPDCCHのそれぞれの復号化を試みるものとする。監視するPDCCH候補のセットは、参考文献[2]のセクション9.1.1に記載されているように、探索空間の観点から規定される。
1つのオプションは、レガシーPDCCH探索空間の設計をePDCCHに再利用することである。しかしながら、PDCCH REGは、インターリーブされ、帯域幅全体に及んでいるので、この場合、UEがより良好なチャネル条件を有する周波数でePDCCHを送信することによって利用可能となる周波数選択利得を利用することは可能ではない。
1つのePDCCHは、eCCEと呼ばれる要素のアグリゲーションからなる。図3は、PRBペア内におけるeCCE配分の一例を示している(eCCE配分の正確な方法は、3GPPによってまだ決定されていない)。各eCCEは、レガシーPDCCH CCEと同じ36個のREを占有する。各eCCEは、PRBペア内の固定ロケーションから開始する。この例では、1つのPRBペアは、N=3個のeCCEをサポートする。レガシーPDCCHがサブフレームに存在しない場合、PRBペア当たりのeCCEの数は、N=4とすることができる。
ここに与えられた例は、通常のサブフレーム用のレガシーPDCCHを含むが、この設計におけるePDCCHの展開のシナリオは、汎用的とみなされ、MBSFNサブフレーム、セカンダリーコンポーネントキャリア、及び新たなキャリアタイプのサポートを提供することができる。
探索空間は、ePDCCHの集合体からなる。UEは、あらゆるサブフレームにおいてその探索空間内の全てのePDCCHを監視して、eNBからのスケジューリンググラントを検出しなければならない。したがって、探索空間のサイズは、UEに対する処理負担を最小にするために可能な限り小さくあるべきであるが、探索空間が小さいほど、eNBのスケジューリングアルゴリズムに課される制限も大きくなる。
1つのePDCCHを構成するeCCEの数は、アグリゲーションレベルと呼ばれ、UEの探索空間は、複数のアグリゲーションレベルが混合した複数のePDCCHを含む。表3は、UEの探索空間の一般的なサイズを示している。このサイズは、レガシーPDCCHの探索空間のサイズに基づいている。しかしながら、ePDCCHの探索空間の実際のサイズは、3GPPによってまだ規定されておらず、上位レイヤシグナリングによって構成可能な場合さえある。
UEのePDCCHが送信されるとき、このePDCCHを周波数領域における最良のロケーションに配置するために、各UEの、そのUEによって実行される周期的なCQI測定に基づく探索空間の動的な構成が必要である。これを達成するための方法が、次のセクションにおいて説明される。
以下では、「PRB」は、「PRBペア」の省略表現として用いられることに留意されたい。
Figure 0005930241
2.2.CQIに基づく探索空間選択
システム帯域幅におけるeCCEの総数をNeCCEとし、各eCCEを一意に識別するインデックスを0≦i<NeCCEとする。eCCEは、周波数の低いものからの順で番号付けされるものと仮定する。具体的には、i>iである場合、eCCE番号iを含むPRBのPRB番号は、eCCE番号iを含むPRBのPRB番号よりも小さくない。
アグリゲーションレベルLについて、第mのePDCCH候補は、条件i=m・L+lを満たすL個のeCCEの連続的なセットからなる。ここで、0≦l<Lであり、
Figure 0005930241
である。
上記は、各アグリゲーションレベルのePDCCH候補のセットを規定している。CQIに基づく探索空間選択の目的は、最良のチャネル品質を有するePDCCHが選択されるように、これらのセットから取り出されたePDCCHからなる各UE用の探索空間を構築することである。これは、以下の方法によって達成される。
各UEは、チャネル品質表示(CQI)報告サブ帯域(以下、単にサブ帯域と呼ぶ)ごとにCQIを報告するものと仮定する。ここで、CQI報告サブ帯域は、連続的なPRBのブロックである。サブ帯域のサイズ及びロケーションは、3GPP仕様[36.213参照]によるシステム帯域幅に依存する。
各UE及び各アグリゲーションレベルについて、以下の手順が実行される。(この手順は、UE及びeNBの双方が明示的なシグナリングを伴うことなく探索空間を決定することができるように、これらの双方によって実行される)。
1.このUEにとって最良のCQIを有するサブ帯域(又は複数のサブ帯域)を見つける。
2.ステップ1において選択された単数又は複数のサブ帯域に属するアグリゲーションレベルLの全てのePDCCH候補を見つける。ePDCCH候補mは、このePDCCH候補におけるeCCEの半分よりも多くがサブ帯域内に存在する場合、又はこのePDCCH候補のeCCEの正確に半分が最後のeCCE(すなわち、eCCE番号i=m・L+(L−1))を含むサブ帯域内に存在する場合に、そのサブ帯域に属すると言われる。
3.ステップ2において選択されたePDCCH候補のリストをePDCCH番号mの昇順でソートする。リスト上のePDCCH候補の数をKとすると、リスト上の最初のUE_ID mod K個のエントリーを取り出し、末尾に配置する。ここで、整数UE_IDは、UE及びeNBの双方に知られている任意のUE固有の識別子とすることができる。
4.ステップ3において生成されたソート済みのリストからePDCCH候補を読み出し、UEの探索空間に加える。探索空間が必要とされるサイズに達するまで、又はリストが使い尽くされるまで続ける。リストが使い尽くされ、探索空間が必要とされるサイズに到達していない場合、次に最良のCQIを有するサブ帯域(又は複数のサブ帯域)を見つけ、ステップ2から繰り返す。
この手順の一例は図4に示されている。
上記の手順は、純粋にアルゴリズム的な見地から説明されており、同じ結果に達するより効率的な実施態様が存在し得ることに留意されたい。例えば、実際には、ステップ3における説明によって暗に示されるようにK個のePDCCH候補のリスト全体を記憶及び操作する必要はない。なぜならば、一般に、それらの全てが探索空間に含まれるとは限らないからである。
ステップ2において、ePDCCH候補がサブ帯域に属すると判定するための判定基準は、オプションとして、ePDCCH候補の最後の(又は代替的に最初の)eCCEがサブ帯域内に存在するか否かを調べることによって簡略化することができる。
ステップ3の目的は、同じ最良のCQIのサブ帯域を共有するUEが同じePDCCH候補を選択することを防止するように試みることである。これは、UE_IDに基づく循環シフトに従ってePDCCH候補を再順序付けすることによって行われるが、他の再順序付け方法(例えば、UE_IDに基づく擬似ランダムの再順序付け)も適用することができる。
上記では、探索空間選択手順はアグリゲーションレベルごとに繰り返されることが述べられている。代替的に、この手順は、最も高いアグリゲーションレベルのみに適用することができる。最も高いアグリゲーションレベルのePDCCH候補が取得されると、これらのePDCCH候補は、次に細分されて、下位のアグリゲーションレベル(各レベルにおいて必要とされるePDCCH候補の数のみを維持する)のePDCCH候補が取得される。これは、この手順を僅かに単純化し、eCCEの同じセットがアグリゲーションレベルごとに再利用されることも保証し、それによって、UEにおける処理の複雑さを削減することができる。
探索空間内のePDCCHは、チャネル品質の高いものから順にソートされるので、eNBは、UEに送信するときに可能な限り探索空間内の最初のePDCCHを用いるように試みるべきである。同様に、UEは、平均復号化遅延を削減するために、同じ順序での復号化を試みるべきである。
上記手順によれば、所与のUEの探索空間は、新たなCQI報告が生成されたときに変化する場合があることに留意されたい。しかしながら、UEにおいてCQIを測定することと、CQI報告がeNBにおいて受信されて処理されることとの間に少数のサブフレームの有限遅延が存在するので、古い探索空間と新たな探索空間との間の切り替えを、eNB及びUEの双方が同じサブフレームにおいて切り替えを実行するように同期させる注意を払わなければならない。これは、eNB及びUEの双方が、CQI報告がeNBに送信された後に固定数のサブフレームにこの変更を適用することに同意することによって行うことができる。この遅延は、別個の(上位レイヤ)シグナリングによって構成することもできるし、上記仕様における定数として固定することもできる。
提案1:UEからのCQI報告に基づくUE固有探索空間の動的な構成を考慮する。各UE固有探索空間は、セル内の全てのePDCCH候補からの最良のePDCCHからなる。UEは、チャネル品質(CQI)の高いものから順にePDCCHを探索する。探索空間のサイズは、上位レイヤが再構成可能とすることができる。
2.3.セル間干渉調整
セル間のePDCCH干渉を低減するために、接近した近隣セルにおいて同じPRBが用いられないように各セルにおいてePDCCHを送信するのにどのPRBを用いることができるのかを制限することを選ぶことができる。
この場合、前のセクションで説明したeCCE番号付けは、所与のセルにおいてePDCCH送信に利用可能なPRBのみを考慮して実行される。他のPRBは省略されている(すなわち、他のPRBはeCCEを含まない)。CQIに基づく探索空間選択手順の残りの部分は、その後、前のセクションで説明したように正確に実行される。
各セルがどのPRBを用いることができるのかを制御するために、各セルに、PRBのセットを識別する割り当てIDを与えることができる。これを行う1つの方法は、以下のように、セルIDから割り当てIDを求めることである。
割り当てID=セルID mod P
ここで、PはPRBセットの数である。
さらに、以下のように、例えば、現在のサブフレーム番号を用いることによって、特定のセルにおける割り当てIDを経時的に変化させることができる。
割り当てID=(セルID+Subframe_Number)mod P
以下のように、割り当てIDによって選択されるPRBセットの規定のための2つのオプションが存在する。
・タイプ0:1つのセルにおいて用いられるPRBペアがシステム帯域幅内の周波数領域において局所化している(すなわち、連続的である)局所送信。
・タイプ1:1つのセルにおいて用いられるPRBペアがシステム帯域幅内の周波数領域において分散している分散送信。
表4は、50個のPRB及びP=3のシステム帯域幅に基づくセル固有探索空間の設計の一例を与えている。
Figure 0005930241
提案2:干渉調整を達成するセルID及びサブフレーム番号に基づくセル固有探索空間の設計を考慮する。ePDCCH配分用に指定された帯域幅の小部分は、調整するセルの数に基づいて、上位レイヤが再構成可能とすることができる。
2.4.フォールバック動作
eNBは、時に、UEによって送信されたCQI報告を正しく復号化するのに失敗する場合がある。この場合、eNBは、UEが前提とするCQIに基づく探索空間を知らず、そのため、スケジューリンググラントをUEに送信することができない。この状況から回復するために、UEのCQIに基づく探索空間に加えて、あらゆるUEが絶えず監視しなければならない「フォールバック」探索空間を導入することが必要である。
このフォールバック探索空間は、サブ帯域CQI報告を生成しないUEにも用いることができる。
フォールバック探索空間は、CQIに基づく探索空間にも用いられるeCCEを用いる。任意の所与のサブフレームにおいて、フォールバックePDCCHを送信するのに用いられないフォールバック探索空間における任意のeCCEを用いて、CQIに基づくePDCCHを送信することができる(この逆も同様である)。
フォールバック探索空間に用いられるアグリゲーションレベルをLとする。探索空間のサイズは、L個のeCCEの任意の倍数(すなわち、ePDCCHの全数)とすることができ、正確なサイズは、システム帯域幅及び予想されるトラフィックに基づいて選ばれるものと仮定する。
以下のように、フォールバック探索空間の2つの重要な設計考慮事項がある。
1.信頼性のある送信を得るために、各フォールバックePDCCHが周波数ダイバーシティを用いて送信されることが好適である。すなわち、ePDCCHを構成するeCCEは、周波数上、広く分散されるべきである。
2.フォールバックePDCCHが送信されるとき、そのフォールバックePDCCHと同じeCCEのうちのいずれかにマッピングされたどのCQIに基づくePDCCHも、同じサブフレームにおいても送信することができず、スケジューラアルゴリズムには制限が課される。そのようなブロッキングは最小にされるべきである。特に、これは各フォールバックePDCCHがCQIに基づくePDCCHと重複する数は、可能な限り少なくされるべきであるということを示唆している。
フォールバック探索空間を構築するための1つの方法は、以下のように説明される。
システム帯域幅における全てのeCCEは、サイズBのeCCEの連続的なブロックに分割される。次に、これらのブロックのサブセットが、フォールバック探索空間を含むように選択される。フォールバック探索空間に必要とされるeCCEの総数をNFB(Lの倍数であり、ePDCCHのサイズである)とし、セル内で利用可能なeCCEの総数をNeCCEとすると、フォールバック空間を搬送するのに用いられるブロックを選択する1つの方法は、以下によって与えられるeCCE番号から開始するブロックを用いることである。
Figure 0005930241
式中、
Figure 0005930241
は、「床」関数を示し、
Figure 0005930241
は、「天井」関数を示す。これは、フォールバック空間のブロックを利用可能な全eCCEにわたって可能な限り均等に分散させる効果を有する。
(例えば、B=4、NeCCE=48、及びNFB=32である場合、eCCE番号0、4、12、16、24、28、36、及び40から開始するブロックが用いられる。このケースは図5に示されている。この図は、P=3個のセルを用いた干渉調整も前提としている。)
Bの任意の値を用いることができるが、ブロッキングの性能は、一般に、BがCQIに基づく探索空間に用いられるアグリゲーションレベルのうちの1つと一致するように選ばれた場合に改善される。
フォールバック探索空間を構成するeCCEを選択すると、次に残っているものは、個々のePDCCHをこれらのeCCEにマッピングすることである。上記手順によって選択されたNFB個のeCCEのリスト内へのeCCEインデックスをjとする。フォールバック探索空間における第jのeCCEは、以下の式によって与えられる第mのePDCCHに割り当てることができる。
Figure 0005930241
式中、Sは、Lの任意の約数とすることができる(例えば、L=8である場合、Sは、1、2、4、又は8とすることができる)。Sの値は、各ePDCCHに属するeCCEの周波数分布の程度を制御する。S=1の場合は、完全な分散に対応し、S=Lは、完全な局所化に対応する。中間の値は、「ブロックが分散している」。
S=1は、フォールバック探索空間とCQIに基づく探索空間との間のブロッキングが相対的に不十分になることを犠牲にするが、最良の周波数ダイバーシティを提供する。Sの中間の値は、これらの2つの要件間の良好なトレードオフを表す。
幾つかの例が図5に示されている。
提案3:全てのUEに共通のフォールバック探索空間を提供して、CQI復号化の失敗からの回復を可能にする。
2.5.eNBへのアップリンク通知を有するUE探索空間選択
上記に説明したCQIに基づく探索空間選択手順では、探索空間は、CQI報告に基づいてeNB及びUEにおいて別々に計算される。代替の手法は、探索空間のセットを事前に規定するとともに、UEが、その好ましい探索空間をこのセットから選択して、その選択したものをeNBに報告することを可能にすることである。この場合、探索空間選択の厳密な方法は、UE設計者の決定に委ねることができる。
この方法の利点は、この方法によって、異なる探索空間におけるUE間のブロッキングの可能性がより低くなるように、事前に規定される探索空間を規定することが可能になる一方、それでも、UEがその現在のチャネル状態にとって最も好都合な探索空間を選ぶことを可能にすることによって、周波数選択利得が提供されるということである。
この方法は、或る新たなアップリンクシグナリングを必要とする。例えば、16個の探索空間のセットが規定されていた場合、選ばれたものは、UEからeNBへの4ビット値の送信によって示すことができる。1つのオプションは、このシグナリングを、UEからeNBに送信される既存のCQI報告に追加することである。
2.6.その他の論点
提案したePDCCH探索空間の設計は、キャリアアグリゲーションのシナリオのサポートに影響を及ぼさないことに留意されたい。既存のUE監視手順及びDCIフォーマットを再利用することができる。eNBがプライマリーセル上でセカンダリーコンポーネントキャリアをスケジューリングするクロスキャリアスケジューリングの場合、ePDCCHはプライマリーセル内で送信されるので、プライマリーセルのCQIフィードバックが用いられるべきである。同様に、プライマリーセルのセルIDのみが、セル固有探索空間の配分に必要とされるべきである。この場合、キャリア表示フィールドを用いて構成されたUEによって監視されるePDCCH候補の数(すなわち、探索空間のサイズ)は、[2]に記載されているように、既存の式m’=m+M(L)・nCIに基づくことができる。
参考文献
[1]RAN1 Chairman’s Notes, RAN1#66bis
[2]3GPP, TR36.213(V10.5.0),「E-UTRA; Physical layer procedures」March 2012.
本出願は、2012年5月10日に出願された英国特許出願第1208236.8号を基礎としており、この英国特許出願の優先権の利益を主張する。この英国特許出願の開示は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

Claims (22)

  1. セルラー通信システムにおいて複数の更なる通信デバイスと通信する通信デバイスであって、
    前記通信システムの通信装置によって動作される少なくとも1つの通信セルにおいて、複数の通信リソースを用いて通信する手段と、
    前記複数の通信リソースの各通信リソースに関連付けられた通信品質の測定値を取得するとともに、該通信品質の測定値を識別する情報を前記通信装置に提供する手段と、
    前記通信装置によって送信された制御情報を探索するための複数の前記通信リソースであって制御チャネルの制御チャネル要素(CCE)を形成する前記通信リソースの数を含むセットを識別する手段と、
    記セットにおいて前記制御情報を探索する手段と、
    を備え、
    前記識別する手段は、前記通信品質の測定値に基づいて、前記セットにおける通信リソースの存在を識別する
    通信デバイス。
  2. 前記識別する手段は、前記取得する手段によって取得された前記通信品質の測定値に基づいて前記セットに含まれている通信リソースを識別するように動作可能である、請求項1に記載の通信デバイス。
  3. 前記通信デバイスは、前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報を前記通信装置に提供した後、前記通信装置から、前記セットの前記通信リソースを識別する情報を受信するように動作可能であり、前記識別する手段は、前記通信装置から受信された前記セットの前記通信リソースを識別する前記情報に基づいて前記セットの前記通信リソースを識別するように動作可能である、請求項1に記載の通信デバイス。
  4. 前記通信デバイスは、前記セットの前記通信リソースを識別する情報を前記通信装置にシグナリングするように動作可能である、請求項1又は2に記載の通信デバイス。
  5. 前記通信デバイスは、前記セットの前記通信リソースを識別する前記情報を、前記通信品質の測定値を識別する前記情報の一部として前記通信装置にシグナリングするように動作可能である、請求項4に記載の通信デバイス。
  6. 前記セットは前記通信リソースの数を含み、前記通信装置によって送信された制御情報を探索する探索空間を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信デバイス。
  7. 前記通信装置によって送信される前記制御情報は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)又はエンハンスト物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH))を含む制御チャネル中に送信され、前記通信デバイスは、前記通信リソースのセット内を探索することによって前記制御チャネルを突き止めるように動作可能である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信デバイス。
  8. 前記制御チャネルは、少なくとも1つのCCEを含む、請求項7に記載の通信デバイス。
  9. 前記通信品質の測定値を識別する前記情報は、少なくとも1つのキャリア品質表示(CQI)報告を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信デバイス。
  10. 前記制御情報を探索する通信リソースは、前記通信品質の測定値に基づいて品質の高いものから順に前記セットに配列される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信デバイス。
  11. 移動電話を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信デバイス。
  12. セルラー通信システムにおいて複数の移動通信デバイスと通信する通信装置であって、
    少なくとも1つの通信セルを動作させる手段と、
    記少なくとも1つのセル内において複数の通信リソースを用いて、少なくとも1つの移動通信デバイスと通信する手段と、
    前記少なくとも1つの移動通信デバイスから、前記複数の通信リソースの各通信リソースに関連付けられた通信品質の測定値を識別する情報を受信する手段と、
    前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報を送信可能な制御チャネル要素(CCE)を形成する前記通信リソースの数を含むセットを識別する手段と、
    前記通信リソースのセットの少なくともサブセット中の前記少なくとも1つの移動通信デバイスの前記CCEを送信する手段と、を含み、
    前記識別する手段は、前記セット中における前記通信リソースの存在を前記通信品質の測定値に基づいて識別する、通信装置。
  13. 前記識別する手段は、前記通信デバイスから受信された前記通信リソースのそれぞれに関連付けられた通信品質のそれぞれの測定値を識別する前記情報に基づいて、前記セットに含まれた通信リソースを識別するように動作可能である、請求項12に記載の通信装置。
  14. 前記通信デバイスは、前記通信デバイスから、前記通信リソースに関連付けられた通信品質の測定値を識別する前記情報とは別個に、前記セットの前記通信リソースを識別する情報を受信するように動作可能であり、前記識別する手段は、前記通信デバイスから受信された前記セットの前記通信リソースを識別する前記情報に基づいて前記セットの前記通信リソースを識別するように動作可能である、請求項12に記載の通信装置。
  15. 前記通信装置は、前記通信装置に対する、前記セットの前記通信リソースを識別する情報をシグナリングするように動作可能である、請求項12又は13に記載の通信装置。
  16. 前記装置は、前記通信リソースのセット内の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)又はエンハンスト物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH))を含む制御チャネルにおいて前記制御情報を送信するように動作可能である、請求項12〜15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記制御チャネルは、少なくとも1つのCCEを含み、前記通信装置は、前記セットの通信リソースを用いて前記各CCEを送信するように動作可能である、請求項16に記載の通信装置。
  18. 基地局を含む、請求項12〜17のいずれか1項に記載の通信装置。
  19. 通信システムであって、請求項1〜11のいずれか1項に記載の少なくとも1つの通信デバイスと、請求項12〜18のいずれか1項に記載の通信装置とを備える通信システム。
  20. セルラー通信システムにおいて複数の更なる通信デバイスと通信する通信デバイスによって実行される方法であって、
    前記通信システムの通信装置によって動作される少なくとも1つの通信セルにおいて、複数の通信リソースを用いて通信を行うこと、
    前記複数の通信リソースの各通信リソースに関連付けられた通信品質の測定値を取得すること、
    前記通信品質の測定値を識別する情報を前記通信装置に提供すること、
    制御チャネルの制御チャネル要素(CCE)を形成する前記通信リソースの数を含むセットを識別すること
    前記通信リソースのセットにおいて制御情報を探索すること、及び
    前記セット中の通信リソースの存在は前記通信品質の測定値に基づいて識別される、方法。
  21. セルラー通信システムにおいて複数の移動通信デバイスと通信する通信装置によって実行される方法であって、
    少なくとも1つの通信セルを動作させることと、
    複数の通信リソースを用いて、前記少なくとも1つのセル内において少なくとも1つの移動通信デバイスと通信を行うこと
    前記少なくとも1つの移動通信デバイスから、前記複数の通信リソースの各通信リソースに関連付けられた通信品質の測定値を識別する情報を受信するこ
    前記少なくとも1つの移動通信デバイスのための制御情報を送信可能な制御チャネル要素(CCE)を形成する前記通信リソースの数を含むセットを識別すること
    前記通信リソースのセットの少なくともサブセットにおいて前記少なくとも1つの移動通信デバイスのためのCCEを送信すること、及び、
    前記セットに通信リソースの存在は、前記通信品質の測定値に基づいて、識別されること、を含む、方法。
  22. コンピューター実施可能プログラムであって、プログラム可能なコンピューターデバイスに請求項20又は21に記載の方法を実行させるためのコンピューター実施可能命令を含む、コンピュータープログラム。
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