JP5926461B2 - 組織固定具送出装置 - Google Patents

組織固定具送出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5926461B2
JP5926461B2 JP2015533109A JP2015533109A JP5926461B2 JP 5926461 B2 JP5926461 B2 JP 5926461B2 JP 2015533109 A JP2015533109 A JP 2015533109A JP 2015533109 A JP2015533109 A JP 2015533109A JP 5926461 B2 JP5926461 B2 JP 5926461B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
handle
push rod
tissue
tissue anchor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015533109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015529138A (ja
Inventor
ローレンス ダブリュー ウェールズ
ローレンス ダブリュー ウェールズ
イシュマエル ベントレー
イシュマエル ベントレー
Original Assignee
ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション
ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション, ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション filed Critical ボストン サイエンティフィック ニューロモデュレイション コーポレイション
Publication of JP2015529138A publication Critical patent/JP2015529138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5926461B2 publication Critical patent/JP5926461B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/10Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for applying or removing wound clamps, e.g. containing only one clamp or staple; Wound clamp magazines
    • A61B17/105Wound clamp magazines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/0046Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets with a releasable handle; with handle and operating part separable
    • A61B2017/00473Distal part, e.g. tip or head
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00477Coupling
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/0409Instruments for applying suture anchors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/0417T-fasteners
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/0464Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors for soft tissue

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

〔関連出願への相互参照〕
本出願は、2012年9月21日出願の米国仮特許出願第61/704,009号の優先権を主張し、その記載を本明細書に援用する。
本発明は、組織係止及び固定のための医療デバイス及び方法に関する。より具体的には、本発明は、組織アンカーを身体の軟組織の中に展開させるためのデバイス及び方法に関する。
様々な医療処置は、損傷組織を修復するための及び/又は他のデバイスを患者に固定するための組織固定デバイスの使用から利益を得ている。例示的な組織固定デバイスは、1つ又はそれよりも多くの縫合要素に結合された1つ又はそれよりも多くの組織及び/又は骨アンカーを含むことができる。
米国特許出願公開第2007/0100348号明細書
アンカー/縫合構造の特定の構成は、処置によって異なる可能性がある。効率的な仕方でそのような組織固定デバイスを展開させるためのデバイス及び方法を改善する継続的な必要性が存在する。
実施例1では、本発明は、調節可能な縫合組立体によって互いに結合された第1の組織アンカー及び第2の組織アンカーを含む種類の組織固定装置を展開させるデバイスである。デバイスは、ハンドル機構と、ハンドル機構に解放可能に結合されたニードルカートリッジ組立体とを有する。ハンドル機構は、ハンドル本体、管状シャフト、プランジャ、及びハンドルプッシュロッドを含む。ハンドル本体は、近位端部、遠位端部、及び、近位端部と遠位端部の間に配置された内部空洞を含む。管状シャフトは、ハンドル本体から遠位方向に延び且つ遠位端部を有する。プランジャは、ハンドル本体に摺動可能に且つ回転可能に結合され、ハンドル本体の外部に且つ近位側に位置決めされる近位端部、及び、ハンドル本体の内部空洞内に位置決めされる遠位端部を有する。ハンドルプッシュロッドは、プランジャから遠位方向に延び、管状シャフト内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、遠位噛合い部を含む。ニードルカートリッジ組立体は、ニードルカニューレ、管状スリーブ、カートリッジプッシュロッド、及び弾性バンドを含む。ニードルカニューレは、近位部分を定める外壁、遠位開口を有する反対側の鋭い遠位先端部、近位部分から遠位開口の中を通って延びる内部チャンバ、及び、外壁を貫通するニードル側面開口を含む。管状スリーブは、ニードルカニューレの一部分の周りに固定的に配置され、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体を結合させるためにハンドル機構の管状シャフトの遠位端部と噛合うように構成された近位端部、遠位端部、及び、ニードル側面開口と半径方向に且つ軸線方向に整列されるスリーブ側面開口を含む。カートリッジプッシュロッドは、ニードルカニューレの内部チャンバ内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、ハンドルプッシュロッドの遠位噛合い部に係合するように構成された近位噛合い部を含む。弾性バンドは、溝内かつ側面開口の上で管状スリーブの周りに配置される。展開の前、第1の組織アンカーは、ニードルカニューレの内部チャンバ内に配置され、第2の組織アンカーは、内部チャンバの外部に且つ管状スリーブの側面開口内に配置され、プランジャ、ハンドルプッシュロッド、及び、カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーが内部チャンバに入ることを阻止するようにカートリッジプッシュロッドが作動するように位置決めされ、且つ、弾性バンドが第2の組織アンカーを内部チャンバに向かって押すように位置決めされる。
実施例2では、実施例1のデバイスにおいて、プランジャ、ハンドル、及び、カートリッジプッシュロッドは、少なくとも1つの延長位置と少なくとも1つの引込み位置の間で作動するように構成され、少なくとも1つの延長位置において、カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーが内部チャンバに入ることを阻止しながら第1の組織アンカーをニードルカニューレの遠位開口を通して内部チャンバから押出すように配置され、少なくとも1つの引込み位置において、カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーを弾性バンドによってニードル側面開口を通して内部チャンバに押込むことを可能にするように、管状スリーブの側面開口の近位側に位置決めされる。
実施例3では、実施例2のデバイスにおいて、プランジャ、ハンドル、及び、カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーを内部チャンバからニードルカニューレの遠位開口の中を通して押出すように作動可能であるように更に構成される。
実施例4では、実施例1〜3のいずれかのデバイスにおいて、管状スリーブの近位端部は、近位開口を含み、近位開口は、ハンドル機構をニードルカートリッジ組立体に結合させるために、ハンドル機構の管状シャフトの遠位端部を受入れるように構成される。
実施例5では、実施例4のデバイスにおいて、管状シャフトの遠位端部及び管状スリーブの近位開口は、それらの間に締まり嵌めを形成するように寸法決めされ、それにより、ハンドル機構をニードルカートリッジ組立体に結合させる。
実施例6では、実施例1〜5のいずれかのデバイスにおいて、管状シャフトの遠位端部は、半径方向外向きに延びる整列ピンを含み、管状スリーブの近位端部は、整列ピンを受入れるように寸法決めされたノッチを含み、整列ピン及びノッチにより、ハンドル機構及びニードルカートリッジを半径方向に整列させる。
実施例7では、実施例1〜6のいずれかのデバイスにおいて、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体は、互いに解放可能に結合され、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体が分離するときに、ハンドルプッシュロッドの遠位噛合い部とカートリッジプッシュロッドの近位噛合い部とが分離するように構成される。
実施例8では、実施例1〜7のいずれかのデバイスにおいて、プランジャは、中間部分を含み、中間部分は、外面及び溝構成を含み、ハンドル機構は、更に、半径方向内向きに延びるガイドピンを含み、ハンドル本体に対するプランジャの長手方向及び回転方向の移動を規制するために、ガイドピンは、溝構成内に部分的に延びるようにプランジャに向かってバネ付勢される。
実施例9では、実施例1〜8のいずれかのデバイスにおいて、組織固定装置の完全展開の前、縫合組立体の一部分がハンドル機構に解放可能に結合される。
実施例10では、実施例1〜9のいずれかのデバイスにおいて、管状スリーブ及びニードルカニューレは各々、それぞれの遠位端部から側面開口に延びるスロットを更に含み、管状スリーブのスロットは、ニードルカニューレのスロットと半径方向に整列する。
実施例11では、実施例10のデバイスにおいて、管状スリーブのスロット及びニードルカニューレのスロットは、組織固定装置の調節可能な縫合組立体の少なくとも一部分を受入れるように寸法決めされる。
実施例12では、組織固定装置を展開させる方法を提供し、組織固定装置は、調節可能な縫合組立体によって互いに結合された第1の組織アンカー及び第2の組織アンカーを含む種類のものであり、且つ、第1の組織アンカーを送出ツールに予め搭載し、第1の組織アンカーは、送出ツールのニードルカニューレの内部チャンバ内に配置される。方法は、ニードルカニューレの鋭い遠位先端部を第1の位置のところでターゲット組織の中に挿入する段階と、ニードルカニューレ内のプッシュロッドを遠位方向に前進させて、第1の組織アンカーを第1の位置のところでターゲット組織内のニードルカニューレから押出す段階と、ニードルカニューレを第1の位置から引出し、鋭い遠位先端部を第2の位置のところでターゲット組織の中に挿入する段階と、プッシュロッドをニードルカニューレに対して引き、ニードルカニューレ及び第2の組織アンカーの周りに配置された弾性バンドの作動の下で、第2の組織アンカーをニードルカニューレの内部チャンバの中に押込む段階と、ニードルカニューレ内のプッシュロッドを遠位方向に前進させ、第2の組織アンカーを第2の位置のところでターゲット組織内のニードルカニューレから押出す段階と、ニードルカニューレをターゲット組織から引出し、前記組織固定装置を締めつける段階と、を含む。
実施例13では、実施例12の方法において、送出ツールは、ハンドル機構と、ニードルカニューレを含むニードルカートリッジ組立体と、を含み、組織固定装置は、ニードルカートリッジ組立体の上に予め搭載され、方法は更に、ニードルカニューレの鋭い遠位先端部をターゲット組織の中に挿入する前に、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体を互いに結合する段階を含む。
実施例14では、実施例12〜13のいずれかの方法において、更に、ニードルカニューレをターゲット組織から引出した後に、ニードルカートリッジ組立体及びハンドル機構を分離する段階を含む。
実施例15では、実施例12〜14のいずれかの方法において、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体を互いに結合する段階は、ハンドル機構の管状シャフトをニードルカートリッジ組立体の近位開口の中に挿入する段階を含む。
実施例16では、組織固定システムを提供し、組織固定システムは、ハンドル機構と、キットと、を有し、キットは、ニードルカートリッジ組立体と、ニードルカートリッジ組立体に結合された組織固定装置と、を有する。ハンドル機構は、ハンドル本体、管状シャフト、プランジャ、及びハンドルプッシュロッドを含む。ハンドル本体は、近位端部、遠位端部、及び近位端部と遠位端部の間に配置された内部空洞を含む。管状シャフトは、ハンドル本体から遠位方向に延び且つ遠位端部を含む。プランジャは、ハンドル本体に摺動可能に且つ回転可能に結合され、ハンドル本体の外部に且つ近位側に位置決めされた近位端部、及び、ハンドル本体の内部空洞内に位置決めされた遠位端部を含む。ハンドルプッシュロッドは、プランジャから遠位方向に延び、管状シャフト内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、遠位噛合い部を含む。ニードルカートリッジ組立体は、細長いニードルカニューレ、管状スリーブ、カートリッジプッシュロッド、及び弾性バンドを含む。ニードルカニューレは、近位部分を定める外壁、遠位開口を有する反対側の鋭い遠位先端部、近位部分から遠位開口を通って延びる内部チャンバ、及び外壁を貫通するニードル側面開口を含む。管状スリーブは、ニードルカニューレの一部分の周りに固定的に配置され、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体を結合させるためにハンドル機構の管状シャフトの遠位端部と噛合うように構成された近位端部、遠位端部、及び、ニードル側面開口と半径方向に且つ軸線方向に整列するスリーブ側面開口を含む。カートリッジプッシュロッドは、ニードルカニューレの内部チャンバ内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、ハンドルプッシュロッドの遠位噛合い部に係合するように構成された近位噛合い部を含む。弾性バンドは、前記溝内かつ前記側面開口の上で前記管状スリーブの周りに配置される。組織固定装置は、第1の組織アンカー、第2の組織アンカー、及び、第1の組織アンカー及び第2の組織アンカーを互いに結合する調節可能な縫合組立体を含む。調節可能な縫合組立体は、調節可能な縫合ループ、及び、テンションラインを含み、第1の組織アンカー及び第2の組織アンカーは、調整可能な縫合ループに結合され、テンションラインは、第1の組織アンカーと第2の組織アンカーの間における調節可能な縫合ループの寸法を縮小させるように作動可能である。第1の組織アンカーは、ニードルカニューレの内部チャンバ内に配置され、第2の組織アンカーは、内部チャンバの外部に配置され且つニードル側面開口及びスリーブ側面開口内に配置され、弾性バンドは、第2の組織アンカーをニードル側面開口及びスリーブ側面開口の中を通して内部チャンバに向かって押すように、管状スリーブの周りに且つ第2の組織アンカーの上に配置される。カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーが内部チャンバに入ることを阻止するように位置決めされる。ハンドル機構の管状シャフトとニードルカートリッジ組立体の管状スリーブとを互いに結合させるとき、且つ、ハンドルプッシュロッドの噛合い部とニードルプッシュロッドの噛合い部を互いに結合させるとき、プランジャ、ハンドルプッシュロッド、及びカートリッジプッシュロッドは、少なくとも1つの延長位置と少なくとも1つの引込み位置の間で作動するように構成される。少なくとも1つの延長位置において、カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーが前記内部チャンバに入るのを阻止しながら第1の組織アンカーをニードルカニューレの遠位開口を通して内部チャンバから押出すように位置決めされる。少なくとも1つの引込み位置において、カートリッジプッシュロッドは、第2の組織アンカーを弾性バンドによってニードル側面開口を通して内部チャンバに押込むことを可能にするように管状スリーブの側面開口に対して近位側に位置決めされる。
実施例17では、実施例16の組織固定システムにおいて、管状スリーブの近位端部は、ハンドル機構をニードルカートリッジ組立体に結合させるために、ハンドル機構の管状シャフトの遠位端部を受入れるように構成された近位開口を含む。
実施例18では、実施例16又は17のいずれかの組織固定システムにおいて、管状シャフトの遠位端部及び管状スリーブの近位開口は、それらの間に締まり嵌めを形成するように寸法決めされ、それにより、ハンドル機構をニードルカートリッジ組立体に結合させる。
実施例19では、実施例16〜18のいずれかの組織固定システムにおいて、管状シャフトの遠位端部は、この遠位端部から半径方向外向きに延びる整列ピンを含み、管状スリーブの近位端部は、整列ピンを受入れるように寸法決めされたノッチを含み、整列ピン及びノッチにより、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体を半径方向に整列させる管状シャフトの遠位端部は、そこから半径方向外向きに延びる整列ピンを含み、管状スリーブの近位端部は、ハンドル機構及びニードルカートリッジ組立体を半径方向に整列するために整列ピンを受入れるような大きさにされたノッチを含む。
実施例20では、実施例16〜19のいずれかの組織固定システムにおいて、管状スリーブ及びニードルカニューレはそれぞれ、更に、管状スリーブ及びニードルカニューレの遠位端部から側面開口に延びるスロットを含み、管状スリーブスロットは、ニードルカニューレのスロットと半径方向に整列され、管状スリーブ及びニードルカニューレのそれぞれのスロットは、組織固定装置の調節可能な縫合組立体の少なくとも一部分を受入れるように寸法決めされる。
複数の実施形態を開示するが、本発明の更に他の実施形態は、本発明の例示的な実施形態を図示して説明する以下の詳細説明から当業者に明らかになるであろう。従って、図面及び詳細説明は、限定ではなく本質的に例示であるとみなすものとする。
本発明は、様々な修正及び代替の形態を受入れるが、特定の実施形態を図面に一例として示し、かつ以下で詳細に説明する。しかし、本発明は、説明する特定の実施形態に限定するものではない。逆に、本発明は、特許請求の範囲によって定められるような本発明の範囲に含まれる全ての修正物、均等物、及び代替物を網羅するように意図している。
本発明の一実施形態による送出ツール及び組織固定装置を含む組織固定システムの側面図である。 本発明の一実施形態による送出ツール及び組織固定装置を含む組織固定システムの側面図である。 一実施形態による図1の組織固定システムの送出ツールのハンドル機構部分の側面図である。 一実施形態による図1の組織固定システムの送出ツールのハンドル機構部分の断面図である。 一実施形態による図1の組織固定システムの送出ツールのニードルカートリッジ部分の分解図である。 一実施形態による図1の組織固定システムの送出ツールのニードルカートリッジ部分の断面図である。 作動の連続段階の1つを示す図1の組織固定システムの側面図である。 作動の連続段階の1つを示す図1の組織固定システムの側面図である。 作動の連続段階の1つを示す図1の組織固定システムの側面図である。 作動の連続段階の1つを示す図1の組織固定システムの側面図である。 作動の連続段階の1つを示す図1の組織固定システムの側面図である。 作動の連続段階の1つを示す図1の組織固定システムの側面図である。
図1Bは、本発明の一実施形態による組織固定システム100の側面図であり、組織固定システムは、送出ツール110と、それに結合される組織固定装置115を含む。図1A及び図1Bに示すように、送出ツール110は、ハンドル機構120と、それに結合されたニードルカートリッジ組立体125を含む。様々な実施形態において、ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125は、互いに解放可能に結合され、組織固定装置115の展開後にニードルカートリッジ組立体125の分離を可能にする。図1Aは、ハンドル機構120から分離されたニードルカートリッジ組立体125を示す送出ツール110の側面図である。この分離可能な設計は、例えば、複数の組織固定装置115を所定の医療処置に必要なところで利用することを可能にし、且つ、送出ツール110のハンドル機構120を臨床医が必要に応じてそのまま再利用することを可能にする点で有利である。
更に図示するように、組織固定装置115は、縫合組立体130を含み、その一部分(すなわち、テンションライン132)は、ニードルカートリッジ組立体125からハンドル機構120の一部分に結合されたタブ134まで延びている(図1B参照)。様々な実施形態において、組織固定装置115は、実施されている特定の医療処置に適合させた様々な形態を取ることができる。様々な実施形態において、組織固定装置は、調節可能な縫合組立体130によって(例えば、調節可能縫合ループを介して)互いに結合された1対の組織アンカー(図1Aに示さず)を含み、組織アンカーをターゲット組織の中に展開させて固着させた後、テンションをテンションライン132に付与することによって、1対の組織アンカーを締めつける。
様々な実施形態の範囲内で考えられている例示的な組織固定装置は、限定するものではないが、特許文献1に説明するものを含み、その内容全体を本明細書に援用する。本明細書により詳細に説明するように、様々な実施形態において、組織固定装置115は、送出ツール110の設計により、例えば、上述した特許文献1に開示するものから簡素化することができ、組織固定装置115は、臨床医がツールを操作する時の組織アンカーのうちの1つの意図しない展開を防止するために送出ツールに結合された別の縫合保持ラインの必要性を排除することができる。様々な実施形態において、組織固定システム100は、限定するものではないが、脊椎(例えば、繊維輪の欠損又は断裂の再接近)、膝(例えば、半月板修復処置)、又は四肢における整形外科的処置を含む様々な医療処置に対して特に有用である。様々な実施形態において、組織固定システム100は、身体組織に他の医療デバイス(例えば、刺激電極、カテーテルなど)を固定するのに有用であるとすることができる。
前に説明したように且つ図1A及び図1Bで分かるように、ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125は、互いに解放可能に結合され、組織固定装置115の展開後のニードルカートリッジ組立体125の分離を可能にする。そのような実施形態において、多数のニードルカートリッジ組立体125を準備し、ニードルカートリッジ組立体125の各々に、組織固定装置115を予め搭載しておくのがよい。第1の組織固定装置115の展開時、図1Bに示すように、ニードルカートリッジ組立体125をハンドル機構120から取外し、組織固定装置115を予め搭載した第2のニードルカートリッジ組立体125をハンドル機構120に取付ける(このことは、図1Bに示すように、タブ134をハンドル機構120に解放可能に固着させることを含む)。様々な実施形態において、ある範囲のニードルカートリッジ組立体125及び組織固定装置115(例えば、異なる組織アンカー/縫合構造を有する)を含む様々なキットを、実施される医療処置の様々な段階の特定の必要性を満足させるために準備するのがよい。
図2A及び図2Bはそれぞれ、一実施形態による送出ツール110のハンドル機構120の側面図及び断面図である。図2A及び図2Bに示すように、ハンドル機構120は、図示の実施形態では、ハンドル本体140、管状シャフト145、プランジャ150、ハンドルプッシュロッド155、ガイドピン158、及びバネ160を含む。様々な実施形態において、ハンドル機構120は、本明細書により詳細に説明するように、臨床医が送出ツール110の様々な機能を操作して作動させることができる手段を提供する。
更に図示するように、ハンドル本体140は、近位端部165、反対側の遠位端部170、内部空洞175、外部フランジ180、及びバネ保持チャネル186を定めるポスト184を有する。一実施形態において、外部フランジ180は、比較的平坦であり、ハンドル本体140の一方の側の長手方向部分に沿って延び、送出ツール110の使用中に臨床医がハンドル機構120を把持することができる手段を提供する。更に図示するように、内部空洞175は、ハンドル本体140内をほぼ長手方向に延びているのに対し、ポスト184及びバネ保持チャネル186は、ハンドル本体140の近位端部165の近くにおいて送出ツール110の長手方向軸線に対してほぼ直角に延びている。
図示の実施形態において、管状シャフト145は、近位端部190を含み、特定の実施形態において更に、カラー194、反対側の遠位端部198、長手方向チャネル200、及び整列ピン205を含む。図示のように、管状シャフト145は、ハンドル本体140の遠位端部170に固定的に結合され、且つ、ハンドル本体140の遠位端部170から遠位方向に延び、カラー194は、近位端部190の拡径部分であり、管状シャフト145をハンドル本体140に結合するように作動する。様々な実施形態において、カラー194を省略し、管状シャフト145を他の手段によってハンドル本体140に結合してもよいし、一部の実施形態において、ハンドル本体140と一体的に形成してもよい。
図2A及び図2Bに更に図示するように、プランジャ150は、近位端部210、反対側の遠位端部215、及び近位端部210及び遠位端部215の間においてプランジャ150の外面224を構成する中間部分220を含む。更に、図示の実施形態において、プランジャ150は、中間部分220の外面224に沿って長手方向に且つ周方向に延びる溝構成230を含む。更にこれに加えて、プランジャ150は、近位端部210のところに制御ノブ235を含み、遠位端部215のところに遠位凹部240を含む。
図示の実施形態において、ハンドルプッシュロッド155は、近位端部245及び反対側の遠位端部250を含む。更に図示するように、遠位端部250は、内向きに延びる歯260を含む遠位噛合い部255と、歯260に対して近位方向に延びるほぼ平坦な面265とを含む。図示の実施形態において、ハンドルプッシュロッド155の(遠位噛合い部255を含まない)大部分は、ほぼ丸い断面輪郭を有し、中実であっても管状であってもよい。他の実施形態において、他の断面輪郭(例えば、矩形、多角形、及び楕円形など)を、ハンドルプッシュロッド155のこの部分に利用してもよい。
図2A及び図2Bで分かるように、ハンドルプッシュロッド155の近位端部245は、プランジャ150の遠位凹部240内に受入れられ、任意の取付け手段によってプランジャ150に固定的に結合される。更に、プランジャ150は、部分的に、ハンドル本体140の内部空洞175内に配置され、プランジャ150の近位端部210及び中間部分220の一部は、ハンドル本体140の外部に且つ近位側に配置される。更に、ハンドルプッシュロッド155の近位端部245は、内部空洞175内に配置され、ハンドルプッシュロッド155は、内部空洞175から管状シャフト145の長手方向チャネル200内において遠位方向に延びる。更に図示するように、ハンドルプッシュロッド155は、遠位噛合い部255を含む遠位端部250が、管状シャフト145の遠位端部198を超えて遠位方向に延びることができるように寸法決めされる。
様々な実施形態において、図2A及び図2Bに示すように、プランジャ150及びハンドルプッシュロッド155は、ハンドル本体140に摺動可能に且つ回転可能に結合され、内部空洞175及び長手方向チャネル200内に部分的に保持される。従って、プランジャ150及びハンドルプッシュロッド155は、臨床医の制御の下でハンドル本体140に対して遠位方向に前進させられたり近位方向に引込められたりし、それにより、組織固定装置115の展開を行う(図1B参照)。更に図示するように、図示の実施形態において、ガイドピン158は、バネ160の作用の下でプランジャ150に向かってバネ付勢され、プランジャ150の溝構成230の中に部分的に延びる。このようにして、ガイドピン158は、ハンドル本体140に対するプランジャ150及びハンドルプッシュロッド155の長手方向及び回転移動を規制し且つ限界を定めるように作動する。更に、組織固定装置115の展開前、一実施形態において、組織固定装置115のテンションライン132の上のタブ134は、制御ノブ235とハンドル本体140の間のプランジャ150の中間部分220に解放可能に結合される(図1B参照)。この構成において、タブ134はまた、ハンドル本体140に対するプランジャ150の意図しない前進を防止するように作動し、従って、組織固定装置115の第1の組織アンカーの展開前にタブ134をプランジャ150から取外す必要がある。他の実施形態において、ハンドル本体140に対するプランジャ150及びハンドルプッシュロッド155の移動を規制する他の又は追加の手段を使用してもよい。
図3は、一実施形態による送出ツール110のニードルカートリッジ組立体125の分解図であり、図4は、一実施形態によるニードルカートリッジ組立体125の断面図である。図4において、組織固定装置115の組織アンカー267、268が、例示目的のために示されている。図示のように、ニードルカートリッジ組立体125は、ニードルカニューレ270、管状スリーブ275、カートリッジプッシュロッド280、及び弾性バンド285を含む。更に図示するように、ニードルカニューレ270は、近位部分295を定める外壁290と、遠位開口304を有する反対側の鋭い遠位先端部300と、内部チャンバ308とを有する。更に、図示の実施形態において、ニードルカニューレ270は、ニードル側面開口310及びスロット315を含む。図示のように、ニードル側面開口310及びスロット315は両方とも、外壁290を貫通して内部チャンバ308に延び、スロット315は、遠位開口304から近位方向に側面開口310まで延びている。
更に図示するように、管状スリーブ275は、近位開口322を有する近位端部320を定める外壁318、近位ヘッド324、及び反対側の遠位端部325を含む。更に、図示の実施形態において、管状スリーブ275は、スリーブ側面開口330、スロット335、近位整列ノッチ340、及び周方向凹部345を含む。図示のように、一実施形態において、スリーブ側面開口330及びスロット335は、外壁318を貫通して延び、スロット335は、遠位端部325からスリーブ側面開口330まで延びる。更に、近位整列ノッチ340は、近位端部320から長手方向に延びる。
図示の実施形態において、カートリッジプッシュロッド280は、近位噛合い部355を有する近位端部350と、反対側の遠位端部360とを含む。更に図示するように、近位噛合い部355は、内方に突出する歯365と、歯365に対して遠位方向に延びるほぼ平坦な面370とを含む。様々な実施形態において、カートリッジプッシュロッド280は、上述したハンドルプッシュロッド155と実質的に同じ又は同一の仕方で構成される。
図3及び図4で分かるように、組立て時、ニードルカニューレ270の近位部分295は、管状スリーブ275内に配置され且つ管状スリーブ275に固定的に結合され、ニードル側面開口310がスリーブ側面開口330と軸線方向に且つ半径方向に整列するように位置決めされ、且つニードルスロット315がスリーブスロット335と軸線方向に且つ半径方向に整列するように位置決めされる。側面開口310、335は、組織アンカー267、268がニードルカニューレ270及び管状スリーブ275の長手方向軸線とほぼ整列した状態で、側面開口310、335を通る組織アンカー267、268を受入れるように寸法決めされる。更に、組織アンカー267、268の展開中に組織アンカー267、268がニードルカニューレ270のチャンバ308から出ることを防止するために、スロット315、335は、組織アンカー267、268の幅よりも小さい幅を有するように寸法決めされる。様々な実施形態において、縫合組立体が結合される組織アンカー267、268のうちの1つが内部チャンバ308内に配置される時に組織固定装置115(図1を参照)の縫合組立体の一部分が内部チャンバ308から出るようにする手段を提供するように、スロット315、335は作動する。
更に図示するように、ニードルプッシュロッド280の遠位端部360は、ニードルカニューレ270の内部チャンバ308内に摺動可能に配置され、近位端部350は、管状スリーブ275内の近位部分295内に配置される。図示のように、近位噛合い部355は、管状スリーブ275の内側寸法よりも僅かに小さい外側寸法を有し、従って、噛合い部355と管状スリーブ275壁の間のクリアランスを最小にしながら、カートリッジプッシュロッド380の並進及び回転を可能にする。
様々な実施形態において、管状スリーブ275の近位ヘッド324及び近位開口322は、ハンドル機構120の管状シャフト145の遠位端部198を受入れるように寸法決めされ且つ構成される。従って、ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125を互いに結合させるために、管状シャフト145の遠位端部198は、管状スリーブ275の近位開口322の中に挿入される。一実施形態において、管状シャフト145の遠位端部198及び管状スリーブ275の近位開口322は、それらの間に締まり嵌めを形成するように寸法決めされ、それにより、ハンドル機構120をニードルカートリッジ組立体125に結合させる。他の実施形態において、ハンドル機構125及びニードルカートリッジ組立体125を解放可能に結合する他の手段(例えば、ボール/ソケット継手、スナップ装着接続、その他)を利用してもよい。管状スリーブ275への遠位端部198の挿入中、管状シャフト145上の整列ピン205を管状スリーブのノッチ340に受入れて、管状シャフト145及び管状スリーブ275を半径方向に整列させる。
ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125の結合時、プッシュロッド155、280上の噛合い部255、355は、互いに係合するように構成される。一実施形態において、ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125が互いに接合される時、歯260、365は、互いの上を摺動するように構成され、ハンドルプッシュロッド155上の歯260をカートリッジプッシュロッド280上の平坦な面370に隣接して位置決めし、歯365をハンドルプッシュロッド155の平坦な面265に隣接して位置決めする。この構成は、オペレータがプランジャ150を制御する時、プッシュロッド155、280を互いに遠位方向に前進させたり近位方向に引込めたりすることができるようにプッシュロッド155、280を互いに連結し、歯260、365は、プッシュロッド155、280の意図しない軸線方向分離を阻止する。同時に、図示の結合構成は、臨床医がニードルカートリッジ組立体125をハンドル機構125から意図的に分離させる時に、噛合い部255、355が互いに分離することを依然として可能にする。様々な他の実施形態において、プッシュロッド155、280を解放可能に結合する他の手段(例えば、ボール/ソケット継手、スナップ装着接続、その他)を使用してもよい。
一実施形態において、管状スリーブ275の近位開口322への管状シャフト145の遠位端部198の挿入時、プッシュロッド155、280は、上記仕方で自動的に互いに結合する。他の実施形態において、プッシュロッド155、280は、その後の組立段階において互いに結合されてもよい(例えば、管状シャフト145の遠位端部198を管状スリーブ275の近位開口322の中に完全に挿入した後に予め決められた距離だけプランジャ150を前進させることによって)。
組織固定装置115をニードルカートリッジ組立体125の上に予め搭載する様々な実施形態において、ニードルカートリッジ組立体125をハンドル機構120に結合させる時、タブ134を、図1Bに示すように、制御ノブ235とハンドル本体140の近位端部165との間においてプランジャ150の中間部分220に結合する。
図4は、組織アンカー267、268を予め展開した形態で搭載したニードルカートリッジ組立体125を断面で示している。図示のように、この形態では、組織アンカー267は、ニードルカニューレ270の内部チャンバ308内に位置決めされ、組織アンカー268は、ニードルカニューレ270の側面開口310及び管状スリーブ275の側面開口330内に位置決めされる。組織固定装置115(図1参照)の縫合組立体130は、図4においては省略されているが、当業者は、縫合組立体130が、ニードルカートリッジ組立体125及び予め搭載された組織固定装置115を含む組立てキットに存在していることを容易に認識するであろう。更に図示するように、弾性バンド285は、側面開口330の上に従って組織アンカー268の上に且つ管状スリーブ270の周りに位置決めされ、従って、組織アンカー268をニードルカニューレ270の内部チャンバ308に向かって半径方向内向きに押圧する。しかし、図示のように、予め展開された形態では、組織アンカー268が弾性バンド285によって内部チャンバ308に押込められることを阻止するために、カートリッジプッシュロッド280は、側面開口310、330に隣接して位置決めされる。
様々な実施形態において、プランジャ150、ハンドルプッシュロッド155、及びカートリッジプッシュロッド280は、ハンドル本体140及びニードルカニューレ270に対する少なくとも1つの延長位置と少なくとも1つの引込み位置の間で作動するように構成され、組織アンカー267、268をニードルカニューレ270の内部チャンバ308内に搭載し、保持し及び内部チャンバ308から展開させる。すなわち、プランジャ150、ハンドルプッシュロッド155、及びカートリッジプッシュロッド280は、図4に示す位置から遠位方向に更に延長され、それにより、組織アンカー268が内部チャンバ308に入ることを依然として阻止しながら、組織アンカー267をニードルカニューレ270の遠位開口304から押出す。プランジャ150、ハンドルプッシュロッド155、及びカートリッジプッシュロッド280は、カートリッジプッシュロッド280の遠位端部360が側面開口310、330の近位側に位置決めされる引込み位置まで引込み可能であるように更に構成される。この引込み位置(図4Aに示さず)において、組織アンカー268は、弾性バンド285が組織アンカー268に及ぼす半径方向力の作用の下で、内部チャンバ308に押込まれる。プランジャ150、ハンドルプッシュロッド155、及びカートリッジプッシュロッド280は、延長位置まで更に延びて、組織アンカー268をニードルカニューレ270の遠位開口304から押出す。続いて、ニードルカートリッジ組立体125を、ハンドル機構120から分離して、廃棄し、臨床医が望む場合又は特定の処置に対して必要な場合、組織固定装置115を搭載した第2のニードルカートリッジ組立体125をハンドル機構120に接続し、必要に応じて上記段階を繰返す。
様々な実施形態において、組織固定システム100は、ハンドル機構120と1つ又は2つ以上のキットを含む分解した状態で提供され、キットの各々は、組織固定装置115を予め搭載したニードルカートリッジ組立体125を含む。一部の実施形態において、ニードルカートリッジ組立体125/組織固定装置115キットの異なるものは、幅広い柔軟性を提供して様々な臨床的必要性に適合するように、異なる構成(例えば、異なるサイズ、長さ、アンカー及び/又は縫合構成、その他)を有する。そのような実施形態において、臨床医は、実施されている特定の処置に最も適する特定のニードルカートリッジ組立体125及び/又は組織固定装置115の構成を有するキットを選択することができる。
図5A〜図5Fは、作動の連続段階における組織固定システム100の側面図である。図5Aは、互いに結合させる前のハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125を示している。図示を簡単にするために、組織固定装置115(図1B参照)の縫合組立体130は、図5A〜図5Fから省略されているが、当業者は、様々な実施形態においてそれらの要素の存在を容易に認めるであろう。次いで、図5Bに示すように、ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125を、例えば、上述の仕方で互いに接合させ、組立て状態の組織固定システム100を形成する。
続いて、遠位先端部300を、実施されている特定の処置に応じて望ましい深さだけ、ターゲット組織箇所の中に挿入する。例えば、遠位先端部300を椎間板輪再接近又は半月板修復処置のような整形外科的処置に使用するとき、遠位先端部300を、再接近すべき欠損に近い体環又は半月板の外面の中に又はそれを通して挿入する。別の例として、インプラントを軟組織に固定するのに使用するとき、遠位先端部を、第1の位置でインプラントに隣接して軟組織の中に挿入する。遠位先端部300を望むように挿入したら、プランジャ150を、ハンドル本体140に対して遠位方向に前進させ、かくして、図5Cに示すように、第1の組織アンカー267をニードルカニューレ270から押出してターゲット組織の中に挿入する。
次いで、遠位先端部300を、第1の位置のところでターゲット組織から取出し、特定の処置の必要性に応じて選択された第2の位置に(例えば、体環又は膝半月板の欠損の他方の側の上又は固定すべきインプラントの他方の側の上のいずれかに)再配置する。次いで、遠位先端部300を、第2の位置のところで組織の中に挿入する。続いて、プランジャ150及びその結果としてプッシュロッド155、280を、カートリッジプッシュロッド280の遠位端部360が、図5D及び対応する「詳細図」に示すように側面開口310、330の近位側に位置決めされるように近位方向に引込ませる。そのように位置決めされたプッシュロッド155、280により、組織アンカー268は、図示のように、弾性バンド285の作用の下で内部チャンバ308の中に搭載される。一実施形態において、プランジャ150、特に溝構成230は、プランジャ150及びプッシュロッド155、280の引込みを可能にするためにそれを自由位置まで回転させる必要があるように構成されるが、他の実施形態では、他のプランジャ移動調整技術が利用されてもよい。
次いで、プランジャ150及びプッシュロッド155、280を再び、ハンドル本体140に対して遠位方向に延長させ、従って、図5Eに示すように、第2の組織アンカー268をニードルカニューレ270から押出してターゲット組織の中に挿入する。次いで、遠位先端部300を組織から取出す。図5Fに示すように、ハンドル機構120及びニードルカートリッジ組立体125を互いに分離する。次いで、必要に応じて、第2のニードルカートリッジ組立体125及び組織固定装置115を、実施している特定の処置によって定められる展開のために、同じハンドル機構120に連結する。
送出ツール110に使用される材料は、適切な機械的特性を有する任意の数の生体適合性材料を含むのがよい。例示的な材料は、以下に限定する訳ではないが、ステンレス鋼、ニッケル、チタン合金、及びチタンのような金属、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK(登録商標))、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリウレタン、アクリル、ポリカーボネート、工業プラスチックのようなプラスチック、及び/又は複合材を含むことができる。要するに、現在公知であるか又は後で開発されるかにかかわらず、任意適切な材料を利用して本発明の範囲内でインプラント送出ツール110を構成することができる。
説明した例示的な実施形態には、本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び追加を加えることができる。例えば、上述の実施形態は、特定の特徴に言及したが、本発明の範囲はまた、特徴の異なる組合せを有する実施形態及び説明する特徴の全てを含むとは限らない実施形態を含む。従って、本発明の範囲は、全てのそのような代替、修正、及び変形をその全ての均等物と共に特許請求の範囲に含まれるものとして包含するように意図している。

Claims (16)

  1. 調節可能な縫合組立体によって互いに結合された第1の組織アンカー及び第2の組織アンカーを含む種類の組織固定装置を展開させるデバイスであって、
    ハンドル機構と、前記ハンドル機構に解放可能に結合されたニードルカートリッジ組立体と、を有し、
    前記ハンドル機構は、
    近位端部、遠位端部、及び、前記近位端部と前記遠位端部の間に配置された内部空洞を含むハンドル本体と、
    前記ハンドル本体から遠位方向に延び且つ遠位端部を有する管状シャフトと、
    前記ハンドル本体に摺動可能に且つ回転可能に結合され、前記ハンドル本体の外部に且つ近位側に位置決めされる近位端部、及び、前記ハンドル本体の内部空洞内に位置決めされる遠位端部を有するプランジャと、
    前記プランジャから遠位方向に延び、前記管状シャフト内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、遠位噛合い部を含むハンドルプッシュロッドと、を含み、
    前記ニードルカートリッジ組立体は、
    近位部分を定める外壁、遠位開口を有する反対側の鋭い遠位先端部、前記近位部分から前記遠位開口の中を延びる内部チャンバ、及び、前記外壁を貫通するニードル側面開口を含むニードルカニューレと、
    前記ニードルカニューレの一部分の周りに固定的に配置され、前記ハンドル機構及び前記ニードルカートリッジ組立体を結合させるために前記ハンドル機構の管状シャフトの遠位端部と噛合うように構成された近位端部、遠位端部、溝、及び、前記ニードル側面開口と半径方向に且つ軸線方向に整列されるスリーブ側面開口を含む管状スリーブと、
    前記ニードルカニューレの内部チャンバ内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、前記ハンドルプッシュロッドの遠位噛合い部に係合するように構成された近位噛合い部を含むカートリッジプッシュロッドと、
    前記溝内でかつ前記スリーブ側面開口の上で前記管状スリーブの周りに配置された弾性バンドと、を含み、
    展開の前、前記第1の組織アンカーは、前記ニードルカニューレの内部チャンバ内に配置され、前記第2の組織アンカーは、前記内部チャンバの外部に且つ前記管状スリーブの側面開口内に配置され、前記プランジャ、前記ハンドルプッシュロッド、及び、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーが前記内部チャンバに入ることを阻止するように前記カートリッジプッシュロッドが作動するように位置決めされ、且つ、前記弾性バンドが前記第2の組織アンカーを前記内部チャンバに向かって押すように位置決めされる、デバイス。
  2. 前記プランジャ、前記ハンドルプッシュロッド、及び、前記カートリッジプッシュロッドは、少なくとも1つの延長位置と少なくとも1つの引込み位置の間で作動するように構成され、前記少なくとも1つの延長位置において、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーが前記内部チャンバに入ることを阻止しながら前記第1の組織アンカーを前記ニードルカニューレの遠位開口を通して前記内部チャンバから押出すように配置され、前記少なくとも1つの引込み位置において、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーを前記弾性バンドによって前記ニードル側面開口を通して前記内部チャンバに押込むことを可能にするように、前記管状スリーブの側面開口の近位側に位置決めされる、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記プランジャ、前記ハンドルプッシュロッド、及び、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーを前記内部チャンバから前記ニードルカニューレの遠位開口から押出すように作動可能であるように更に構成される、請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記管状スリーブの近位端部は、近位開口を含み、前記近位開口は、前記ハンドル機構を前記ニードルカートリッジ組立体に結合させるために、前記ハンドル機構の管状シャフトの遠位端部を受入れるように構成される、請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記管状シャフトの遠位端部及び前記管状スリーブの近位開口は、それらの間に締まり嵌めを形成するように寸法決めされ、それにより、前記ハンドル機構を前記ニードルカートリッジ組立体に結合させる、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記管状シャフトの遠位端部は、半径方向外向きに延びる整列ピンを含み、前記管状スリーブの近位端部は、前記整列ピンを受入れるように寸法決めされたノッチを含み、前記整列ピン及び前記ノッチにより、前記ハンドル機構及び前記ニードルカートリッジを半径方向に整列させる、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記ハンドル機構及び前記ニードルカートリッジ組立体は、互いに解放可能に結合され、前記ハンドル機構及び前記ニードルカートリッジ組立体が分離するときに、前記ハンドルプッシュロッドの遠位噛合い部と前記カートリッジプッシュロッドの近位噛合い部とが分離するように構成される、請求項1に記載のデバイス。
  8. 前記プランジャは、中間部分を含み、前記中間部分は、外面及び溝構成を含み、前記ハンドル機構は、更に、半径方向内向きに延びるガイドピンを含み、前記ハンドル本体に対する前記プランジャの長手方向及び回転方向の移動を規制するために、前記ガイドピンは、前記溝構成内に部分的に延びるように前記プランジャに向かってバネ付勢される、請求項1に記載のデバイス。
  9. 前記組織固定装置の完全展開の前、前記縫合組立体の一部分が前記ハンドル機構に解放可能に結合される、請求項1に記載のデバイス。
  10. 前記管状スリーブ及び前記ニードルカニューレは各々、それぞれの前記遠位端部から前記側面開口に延びるスロットを更に含み、前記管状スリーブのスロットは、前記ニードルカニューレのスロットと半径方向に整列する、請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記管状スリーブのスロット及び前記ニードルカニューレのスロットは、前記組織固定装置の調節可能な縫合組立体の少なくとも一部分を受入れるように寸法決めされる、請求項10に記載のデバイス。
  12. 組織固定システムであって、
    ハンドル機構と、キットと、を有し、
    前記ハンドル機構は、
    近位端部、遠位端部、及び前記近位端部と前記遠位端部の間に配置された内部空洞を含むハンドル本体と、
    前記ハンドル本体から遠位方向に延び且つ遠位端部を含む管状シャフトと、
    前記ハンドル本体に摺動可能に且つ回転可能に結合され、前記ハンドル本体の外部に且つ近位側に位置決めされた近位端部、及び、前記ハンドル本体の内部空洞内に位置決めされた遠位端部を含むプランジャと、
    前記プランジャから遠位方向に延び、前記管状シャフト内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、遠位噛合い部を含むハンドルプッシュロッドと、を有し、
    前記キットは、ニードルカートリッジ組立体と、前記ニードルカートリッジ組立体に結合された組織固定装置と、を有し、
    前記ニードルカートリッジ組立体は、
    近位部分を定める外壁、遠位開口を有する反対側の鋭い遠位先端部、前記近位部分から前記遠位開口を通って延びる内部チャンバ、及び前記外壁を貫通するニードル側面開口を含むニードルカニューレと、
    前記ニードルカニューレの一部分の周りに固定的に配置され、前記ハンドル機構及び前記ニードルカートリッジ組立体を結合させるために前記ハンドル機構の管状シャフトの遠位端部と噛合うように構成された近位端部、遠位端部、溝、及び、前記ニードル側面開口と半径方向に且つ軸線方向に整列するスリーブ側面開口を含む管状スリーブと、
    前記ニードルカニューレの内部チャンバ内に摺動可能に且つ回転可能に配置され、前記ハンドルプッシュロッドの遠位噛合い部に係合するように構成された近位噛合い部を含むカートリッジプッシュロッドと、
    前記溝内でかつ前記スリーブ側面開口の上で前記管状スリーブの周りに配置された弾性バンドと、を含み、
    前記組織固定装置は、第1の組織アンカー、第2の組織アンカー、及び、前記第1の組織アンカー及び前記第2の組織アンカーを互いに結合する調節可能な縫合組立体を含み、前記縫合組立体は、調節可能な縫合ループ、及び、テンションラインを含み、前記第1の組織アンカー及び前記第2の組織アンカーは、前記調整可能な縫合ループに結合され、前記テンションラインは、前記第1の組織アンカーと前記第2の組織アンカーの間における前記調節可能な縫合ループの寸法を縮小させるように作動可能であり、前記第1の組織アンカーは、前記ニードルカニューレの内部チャンバ内に配置され、前記第2の組織アンカーは、前記内部チャンバの外部に配置され且つ前記ニードル側面開口及びスリーブ側面開口内に配置され、前記弾性バンドは、前記第2の組織アンカーを前記ニードル側面開口及び前記スリーブ側面開口の中を通して前記内部チャンバに向かって押すように、前記管状スリーブの周りに且つ前記第2の組織アンカーの上に配置され、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーが前記内部チャンバに入ることを阻止するように位置決めされ、
    前記ハンドル機構の管状シャフトと前記ニードルカートリッジ組立体の管状スリーブとを互いに結合させるとき、且つ、前記ハンドルプッシュロッドの噛合い部と前記ニードルプッシュロッドの噛合い部を互いに結合させるとき、前記プランジャ、前記ハンドルプッシュロッド、及び前記カートリッジプッシュロッドは、少なくとも1つの延長位置と少なくとも1つの引込み位置の間で作動するように構成され、前記少なくとも1つの延長位置において、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーが前記内部チャンバに入るのを阻止しながら前記第1の組織アンカーを前記ニードルカニューレの遠位開口を通して前記内部チャンバから押出すように位置決めされ、前記少なくとも1つの引込み位置において、前記カートリッジプッシュロッドは、前記第2の組織アンカーを前記弾性バンドによって前記ニードル側面開口を通して前記内部チャンバに押込むことを可能にするように前記管状スリーブの側面開口に対して近位側に位置決めされる、組織固定システム。
  13. 前記管状スリーブの近位端部は、前記ハンドル機構を前記ニードルカートリッジ組立体に結合させるために、前記ハンドル機構の管状シャフトの遠位端部を受入れるように構成された近位開口を含む、請求項12に記載の組織固定システム。
  14. 前記管状シャフトの遠位端部及び前記管状スリーブの近位開口は、それらの間に締まり嵌めを形成するように寸法決めされ、それにより、前記ハンドル機構を前記ニードルカートリッジ組立体に結合させる、請求項13に記載の組織固定システム。
  15. 前記管状シャフトの遠位端部は、この遠位端部から半径方向外向きに延びる整列ピンを含み、前記管状スリーブの近位端部は、前記整列ピンを受入れるように寸法決めされたノッチを含み、前記整列ピン及び前記ノッチにより、前記ハンドル機構及び前記ニードルカートリッジ組立体を半径方向に整列させる、請求項14に記載の組織固定システム。
  16. 前記管状スリーブ及び前記ニードルカニューレはそれぞれ、更に、前記管状スリーブ及び前記ニードルカニューレの遠位端部から側面開口に延びるスロットを含み、前記管状スリーブスロットは、前記ニードルカニューレのスロットと半径方向に整列され、前記管状スリーブ及び前記ニードルカニューレのそれぞれのスロットは、前記組織固定装置の調節可能な縫合組立体の少なくとも一部分を受入れるように寸法決めされる、請求項12に記載の組織固定システム。
JP2015533109A 2012-09-21 2013-09-11 組織固定具送出装置 Active JP5926461B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261704009P 2012-09-21 2012-09-21
US61/704,009 2012-09-21
PCT/US2013/059259 WO2014046939A1 (en) 2012-09-21 2013-09-11 Tissue fixation delivery apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015529138A JP2015529138A (ja) 2015-10-05
JP5926461B2 true JP5926461B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=49305090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015533109A Active JP5926461B2 (ja) 2012-09-21 2013-09-11 組織固定具送出装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9039740B2 (ja)
EP (1) EP2897530B1 (ja)
JP (1) JP5926461B2 (ja)
AU (1) AU2013318384B2 (ja)
WO (1) WO2014046939A1 (ja)

Families Citing this family (67)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7887551B2 (en) 1999-12-02 2011-02-15 Smith & Nephew, Inc. Soft tissue attachment and repair
US8128640B2 (en) 2005-02-07 2012-03-06 Ivy Sports Medicine LLC System and method for all-inside suture fixation for implant attachment and soft tissue repair
ES2590252T3 (es) 2005-02-07 2016-11-21 Ivy Sports Medicine, Llc. Sistema para la fijación de una sutura completamente interna para unión de un implante y reparación de un tejido blando
US8608797B2 (en) 2005-03-17 2013-12-17 Valtech Cardio Ltd. Mitral valve treatment techniques
US8603106B2 (en) 2005-05-20 2013-12-10 Neotract, Inc. Integrated handle assembly for anchor delivery system
US10195014B2 (en) 2005-05-20 2019-02-05 Neotract, Inc. Devices, systems and methods for treating benign prostatic hyperplasia and other conditions
US10925587B2 (en) 2005-05-20 2021-02-23 Neotract, Inc. Anchor delivery system
US7645286B2 (en) 2005-05-20 2010-01-12 Neotract, Inc. Devices, systems and methods for retracting, lifting, compressing, supporting or repositioning tissues or anatomical structures
US9549739B2 (en) 2005-05-20 2017-01-24 Neotract, Inc. Devices, systems and methods for treating benign prostatic hyperplasia and other conditions
US8628542B2 (en) 2005-05-20 2014-01-14 Neotract, Inc. Median lobe destruction apparatus and method
US7758594B2 (en) 2005-05-20 2010-07-20 Neotract, Inc. Devices, systems and methods for treating benign prostatic hyperplasia and other conditions
US8668705B2 (en) 2005-05-20 2014-03-11 Neotract, Inc. Latching anchor device
US9883943B2 (en) 2006-12-05 2018-02-06 Valtech Cardio, Ltd. Implantation of repair devices in the heart
US11259924B2 (en) 2006-12-05 2022-03-01 Valtech Cardio Ltd. Implantation of repair devices in the heart
US11660190B2 (en) 2007-03-13 2023-05-30 Edwards Lifesciences Corporation Tissue anchors, systems and methods, and devices
US8382829B1 (en) 2008-03-10 2013-02-26 Mitralign, Inc. Method to reduce mitral regurgitation by cinching the commissure of the mitral valve
US8715342B2 (en) 2009-05-07 2014-05-06 Valtech Cardio, Ltd. Annuloplasty ring with intra-ring anchoring
US10517719B2 (en) 2008-12-22 2019-12-31 Valtech Cardio, Ltd. Implantation of repair devices in the heart
US8241351B2 (en) 2008-12-22 2012-08-14 Valtech Cardio, Ltd. Adjustable partial annuloplasty ring and mechanism therefor
US8545553B2 (en) 2009-05-04 2013-10-01 Valtech Cardio, Ltd. Over-wire rotation tool
EP2379008B1 (en) 2008-12-22 2021-02-17 Valtech Cardio, Ltd. Adjustable annuloplasty devices
US8353956B2 (en) 2009-02-17 2013-01-15 Valtech Cardio, Ltd. Actively-engageable movement-restriction mechanism for use with an annuloplasty structure
US9968452B2 (en) 2009-05-04 2018-05-15 Valtech Cardio, Ltd. Annuloplasty ring delivery cathethers
US10098737B2 (en) 2009-10-29 2018-10-16 Valtech Cardio, Ltd. Tissue anchor for annuloplasty device
US9180007B2 (en) 2009-10-29 2015-11-10 Valtech Cardio, Ltd. Apparatus and method for guide-wire based advancement of an adjustable implant
WO2011067770A1 (en) 2009-12-02 2011-06-09 Valtech Cardio, Ltd. Delivery tool for implantation of spool assembly coupled to a helical anchor
US10792152B2 (en) 2011-06-23 2020-10-06 Valtech Cardio, Ltd. Closed band for percutaneous annuloplasty
US8858623B2 (en) 2011-11-04 2014-10-14 Valtech Cardio, Ltd. Implant having multiple rotational assemblies
EP2775896B1 (en) 2011-11-08 2020-01-01 Valtech Cardio, Ltd. Controlled steering functionality for implant-delivery tool
EP2886084B1 (en) 2011-12-12 2018-02-14 David Alon Heart valve repair device
US10292801B2 (en) 2012-03-29 2019-05-21 Neotract, Inc. System for delivering anchors for treating incontinence
US10130353B2 (en) 2012-06-29 2018-11-20 Neotract, Inc. Flexible system for delivering an anchor
US9216018B2 (en) 2012-09-29 2015-12-22 Mitralign, Inc. Plication lock delivery system and method of use thereof
EP3730084A1 (en) 2012-10-23 2020-10-28 Valtech Cardio, Ltd. Controlled steering functionality for implant-delivery tool
EP2911593B1 (en) 2012-10-23 2020-03-25 Valtech Cardio, Ltd. Percutaneous tissue anchor techniques
US9730793B2 (en) 2012-12-06 2017-08-15 Valtech Cardio, Ltd. Techniques for guide-wire based advancement of a tool
EP2961351B1 (en) 2013-02-26 2018-11-28 Mitralign, Inc. Devices for percutaneous tricuspid valve repair
US10449333B2 (en) 2013-03-14 2019-10-22 Valtech Cardio, Ltd. Guidewire feeder
EP2968847B1 (en) 2013-03-15 2023-03-08 Edwards Lifesciences Corporation Translation catheter systems
US10070857B2 (en) 2013-08-31 2018-09-11 Mitralign, Inc. Devices and methods for locating and implanting tissue anchors at mitral valve commissure
US10299793B2 (en) 2013-10-23 2019-05-28 Valtech Cardio, Ltd. Anchor magazine
US9610162B2 (en) 2013-12-26 2017-04-04 Valtech Cardio, Ltd. Implantation of flexible implant
US10137564B2 (en) * 2014-04-18 2018-11-27 The MazzTech Group, LLC Handle for a tool or like implement
EP4331503A3 (en) 2014-10-14 2024-06-05 Edwards Lifesciences Innovation (Israel) Ltd. Leaflet-restraining techniques
EP3212093A1 (en) * 2014-10-29 2017-09-06 Smith & Nephew, Inc Modular tissue repair kit and devices and method related thereto
US10085735B2 (en) * 2014-10-29 2018-10-02 Smith & Nephew, Inc. Modular tissue repair kit and devices and method related thereto
US20160256269A1 (en) 2015-03-05 2016-09-08 Mitralign, Inc. Devices for treating paravalvular leakage and methods use thereof
CN107847320B (zh) 2015-04-30 2020-03-17 瓦尔泰克卡迪欧有限公司 瓣膜成形术技术
AU2016364969B2 (en) * 2015-12-04 2021-09-16 Crossroads Extremity Systems, Llc Devices for anchoring tissue
US10828160B2 (en) 2015-12-30 2020-11-10 Edwards Lifesciences Corporation System and method for reducing tricuspid regurgitation
US9439648B1 (en) 2016-04-06 2016-09-13 Salem A. Alhaqan Suture passer with retractable needle sheath
US10932769B2 (en) 2016-05-26 2021-03-02 Ivy Sports Medicine, Llc System and method for all-inside suture fixation for implant attachment and soft tissue repair
US10702274B2 (en) 2016-05-26 2020-07-07 Edwards Lifesciences Corporation Method and system for closing left atrial appendage
GB201611910D0 (en) 2016-07-08 2016-08-24 Valtech Cardio Ltd Adjustable annuloplasty device with alternating peaks and troughs
US11045627B2 (en) 2017-04-18 2021-06-29 Edwards Lifesciences Corporation Catheter system with linear actuation control mechanism
CN107822743A (zh) * 2017-10-20 2018-03-23 北京迈迪顶峰医疗科技有限公司 一种用于微创手术进行瓣叶修复的***
US10835221B2 (en) 2017-11-02 2020-11-17 Valtech Cardio, Ltd. Implant-cinching devices and systems
US11135062B2 (en) 2017-11-20 2021-10-05 Valtech Cardio Ltd. Cinching of dilated heart muscle
SG11202005766XA (en) 2017-12-23 2020-07-29 Neotract Inc Expandable tissue engagement apparatus and method
CN111655200B (zh) 2018-01-24 2023-07-14 爱德华兹生命科学创新(以色列)有限公司 瓣环成形术结构的收缩
WO2019145941A1 (en) 2018-01-26 2019-08-01 Valtech Cardio, Ltd. Techniques for facilitating heart valve tethering and chord replacement
CN110664523B (zh) * 2018-07-03 2022-06-21 先健科技(深圳)有限公司 用于输送介入医疗器械的输送器
MX2020013973A (es) 2018-07-12 2021-06-15 Valtech Cardio Ltd Sistemas de anuloplastia y herramientas de bloqueo para ello.
US11690974B2 (en) * 2019-04-25 2023-07-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Methods and devices for delivering therapeutic materials to the intervertebral disc
CN114786621A (zh) 2019-10-29 2022-07-22 爱德华兹生命科学创新(以色列)有限公司 瓣环成形术和组织锚固技术
CN115916114A (zh) 2020-05-20 2023-04-04 心脏植入物有限公司 通过独立控制发射到心脏瓣膜瓣环中的每个锚定件来减小瓣环的直径
CN111888011A (zh) * 2020-08-07 2020-11-06 济南大学 一种基于核磁共振引导的乳腺组织固定装置及其控制方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4821721A (en) * 1985-01-14 1989-04-18 Thomas J. Fogarty Apparatus and method for applying hemostatic scalp clips
US5507754A (en) * 1993-08-20 1996-04-16 United States Surgical Corporation Apparatus and method for applying and adjusting an anchoring device
US8632590B2 (en) 1999-10-20 2014-01-21 Anulex Technologies, Inc. Apparatus and methods for the treatment of the intervertebral disc
US7875041B2 (en) * 2005-09-28 2011-01-25 Olympus Medical Systems Corp. Suturing method for penetrating hole
US8496684B2 (en) * 2007-10-31 2013-07-30 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Method for deploying a device for gastric volume reduction
US8236011B2 (en) 2009-10-06 2012-08-07 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Method for deploying fasteners for use in a gastric volume reduction procedure
US8652153B2 (en) * 2010-01-11 2014-02-18 Anulex Technologies, Inc. Intervertebral disc annulus repair system and bone anchor delivery tool
US9724080B2 (en) * 2010-04-27 2017-08-08 DePuy Synthes Products, Inc. Insertion instrument for anchor assembly

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014046939A1 (en) 2014-03-27
US9039740B2 (en) 2015-05-26
AU2013318384A1 (en) 2015-02-19
US20140088646A1 (en) 2014-03-27
EP2897530A1 (en) 2015-07-29
US9277914B2 (en) 2016-03-08
EP2897530B1 (en) 2019-02-06
JP2015529138A (ja) 2015-10-05
US20150230789A1 (en) 2015-08-20
AU2013318384B2 (en) 2016-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5926461B2 (ja) 組織固定具送出装置
US10779872B2 (en) Bone anchor insertion instruments and methods
CN109475414B (zh) 用于卷曲假体瓣膜的***和方法
US9924934B2 (en) Surgical anchor delivery system
JP2022519000A (ja) 弁輪形成システムおよびそのための係止ツール
JP6896373B2 (ja) 二頭筋修復装置
JP6644514B2 (ja) 二頭筋腱固定術送達ツール
EP2490629B1 (en) Rotational controlled deployment device
US10966706B2 (en) Two-piece knotless suture anchor
US20150142048A1 (en) Actuator For Deployable Implant
US20110288558A1 (en) Deployment handle for an introducer
US10137004B2 (en) Insertion tools and methods for minimally invasive spinal fusion cage
JP7337487B2 (ja) 2つの突き錐シャフトを使用した結び目のない縫合糸固定
WO2013016556A2 (en) Anchor wire system and method
US10820934B2 (en) Surgical guidewire centering device
WO2017011014A1 (en) Anchor insertion device having protective tube

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5926461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250