JP5925078B2 - 遠隔管理システム及びゲートウェイ装置 - Google Patents

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本発明は、施設に設置された設備機器を遠隔から管理する遠隔管理システム及び遠隔管理システムで用いるゲートウェイ装置に関する。
ビル等の施設においては、設備機器として例えば空調機であれば、空調制御用コントローラに制御対象とする1又は複数の空調機を接続する。異なる機種の空調機が設置される場合、空調機を機種毎にグループ化して、グループ毎に空調制御用コントローラを用意する場合もある。そして、ゲートウェイ装置に設備機器専用の機能モジュールを搭載して、空調制御用コントローラ等各設備機器の動作制御を行う設備コントローラには、対応する専用のゲートウェイ装置を接続する。
ビルに設置された空調機や受変電設備等の設備機器を遠隔から管理する遠隔管理システムを構築する場合、ビル側を以上のように構成して、設備機器を管理する遠隔管理センターは、各ゲートウェイ装置を介して各設備機器の遠隔管理を行っていた。
特開2009−224852号公報 特開2003−152812号公報
従来においては、各施設において設備コントローラの台数分のゲートウェイ装置を設置する必要があるので、ゲートウェイ装置に要するコスト及びその設置作業にかかる負荷及びコストが多大になっていた。これを解消するために、仮に、施設側において、施設のデータ伝送の出入口に1台のゲートウェイ装置を設置して、従来における各ゲートウェイ装置の処理機能を1台に統合することも考えられる。
しかしながら、複数のゲートウェイ装置に分散していた処理機能を1台のゲートウェイ装置に単に統合しようとした場合、その統合されるゲートウェイ装置に、複数のゲートウェイ装置それぞれにおいて処理機能を実現していたソフトウェア(機能モジュール)が一点に集中されることになるので、機能モジュールを記憶するための記憶容量や機能モジュールを動作させるためのメモリ容量が不足する可能性が生じてくる。
このように、何の工夫もなく1台のゲートウェイ装置に処理機能を単に集約して対応することが困難になる場合がある。
本発明は、施設側に設置するゲートウェイ装置を1台に統合した場合でも、コストを増大させることなく、従来と同様に施設に設置された各設備機器の遠隔管理を実現可能にすることを目的とする。
本発明に係る遠隔管理システムは、各施設に設置された1又は複数の設備機器を遠隔管理する管理センターと、各施設に設置され、接続された1又は複数の設備機器の制御を行う1又は複数の設備コントローラと、各施設に設置され、前記設備機器と前記管理センターとの間でネットワークを介して通信される情報の中継を行うゲートウェイ装置と、を有し、前記設備コントローラ毎に用意された機能モジュールを構成する、前記管理センターにおける遠隔管理に必須な機能を実現する基本機能モジュール及び付加的な機能を実現する付加機能モジュールを、それぞれ圧縮した状態にて記憶する圧縮モジュール記憶手段と、前記設備コントローラ毎に設定された付加機能モジュールの優先順位を示す優先順位情報及び各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズを少なくとも記憶する優先順位情報記憶手段と、前記施設に設置された設備機器に関連する設備機器関連情報を取得する設備機器関連情報取得手段と、前記ゲートウェイ装置のメモリ容量と前記施設に設置された設備機器に対応する各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズとの関係から、優先順位情報に設定された優先順位に従い、前記施設に設置された設備機器に対応する基本機能モジュールと共に解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードする付加機能モジュールを決定する解凍モジュール決定手段と、前記設備コントローラに対応する基本機能モジュール及び前記解凍モジュール決定手段により決定された付加機能モジュールを解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードすることで前記ゲートウェイ装置の環境設定を行う環境設定手段と、を有するものである。
また、優先順位情報には、更に、接続された前記設備コントローラの優先順位の設定情報が含まれるものである。
また、設備機器関連情報には、前記設備コントローラが制御を行う前記設備機器の台数が少なくとも含まれており、前記解凍モジュール決定手段は、設備機器関連情報に含まれている前記設備機器の台数を参照して各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズを算出するものである。
本発明に係るゲートウェイ装置は、施設に設置された1又は複数の設備機器の制御を行う1又は複数の設備コントローラを接続し、前記設備機器と前記設備機器を遠隔管理する管理センターとの間でネットワークを介して通信される情報の中継を行うゲートウェイ装置において、前記設備コントローラ毎に用意された機能モジュールを構成する、前記管理センターにおける遠隔管理に必須な機能を実現する基本機能モジュール及び付加的な機能を実現する付加機能モジュールを、それぞれ圧縮した状態にて記憶する圧縮モジュール記憶手段と、前記設備コントローラ毎に設定された付加機能モジュールの優先順位を示す優先順位情報及び各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズを少なくとも記憶する優先順位情報記憶手段と、前記施設に設置された設備機器に関連する設備機器関連情報を取得する設備機器関連情報取得手段と、前記ゲートウェイ装置のメモリ容量と前記施設に設置された設備機器に対応する各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズとの関係から、優先順位情報に設定された優先順位に従い、前記施設に設置された設備機器に対応する基本機能モジュールと共に解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードする付加機能モジュールを決定する解凍モジュール決定手段と、前記設備コントローラに対応する基本機能モジュール及び前記解凍モジュール決定手段により決定された付加機能モジュールを解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードすることで前記ゲートウェイ装置の環境設定を行う環境設定手段と、を有するものである。
本発明によれば、施設側に設置するゲートウェイ装置を1台に統合した場合でも、コストを増大させることなく施設に設置された各設備機器の遠隔管理を実現することができる。
本発明に係る遠隔管理システムの一実施の形態を示した全体構成図である。 本実施の形態における統合ゲートウェイのハードウェア構成図である。 本実施の形態における統合ゲートウェイのブロック構成図である。 本実施の形態において、HDDに格納される圧縮された機能モジュールとRAMにロードされる解凍後の機能モジュールとの関係を示した概念図である。 本実施の形態における装置優先順位情報記憶部に記憶されている設備コントローラ4の優先順位情報のデータ構成例を示した図である。 本実施の形態における機能モジュール情報記憶部に記憶されている機能モジュール情報のデータ構成例を示した図である。 本実施の形態における解凍モジュール決定処理を示したフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る遠隔管理システムの一実施の形態を示した全体構成図である。図1には、施設の一例である各ビル1と、ビル1に設置された設備機器をネットワーク2を介して遠隔管理する遠隔管理センター3と、が示されている。ネットワーク2は、インターネット網や地域IP網等である。遠隔管理センター3には、1又は複数台のサーバコンピュータ(図示せず)が設置される。遠隔管理センター3は、サーバコンピュータを用いてビル1に設置された設備機器の遠隔管理を行う。遠隔管理センター3は、従来と同じ構成でよい。
各ビル1には、設備コントローラ4と統合ゲートウェイ10とがビル内ネットワーク5に接続された構成が示されている。設備コントローラ4は、空調設備、受変電設備、防災設備等各設備機器(図示せず)を機器の種類毎に分類して接続する制御装置である。同じ設備機器でもメーカーが異なる場合、同じメーカーでも機種が異なる場合、メーカー毎機種毎に設備コントローラ4を設けてもよい。統合ゲートウェイ10は、汎用的なゲートウェイ装置で実現可能である。従来においては、設備コントローラ4毎に対応させてゲートウェイ装置を設けていたところを、本実施の形態では、これらの従来のゲートウェイ装置を統合してビル1内に1台のゲートウェイ装置のみを設置するようにしたので、本実施の形態では、「統合ゲートウェイ」と称することにした。本実施の形態では、複数のゲートウェイ装置それぞれに搭載されていた処理機能を1台の統合ゲートウェイ10に集約したからといって、統合ゲートウェイ10の処理能力、具体的にはメモリ容量、記憶容量等を上げる必要はなく、むしろ同等でも対応できるようにしたことを特徴としている。
図2は、本実施の形態における統合ゲートウェイ10のハードウェア構成図である。本実施の形態における統合ゲートウェイ10に組み込まれるコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU21、不揮発性記憶手段としてのROM22、揮発性記憶手段としてのRAM23、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)24を接続したHDDコントローラ25、通信手段として設けられたネットワークコントローラ26を内部バス27に接続して構成される。本実施の形態では、ネットワークコントローラ26に管理端末(図示せず)を接続し、その管理端末のディスプレイを統合ゲートウェイ10の出力手段として、また管理端末のキーボードやマウス等を統合ゲートウェイ10の入力手段として用いるようにするが、統合ゲートウェイ10に入出力手段を設けるようにしてもよい。
図3は、本実施の形態における統合ゲートウェイ10のブロック構成図である。なお、各ビル1に設置される統合ゲートウェイ10の構成は同じでよい。以下の説明において、ビル1、設備コントローラ4及び設備機器などと構成要素を単に記載する場合には、統合ゲートウェイ10、設備コントローラ4及び設備機器は、同じビル1に設置されている関係にあるものとする。
統合ゲートウェイ10は、設備関連情報取得部11、解凍モジュール決定部12、環境設定部13、エラー通知部14、制御部15、圧縮モジュール記憶部17、装置優先順位情報記憶部18及び機能モジュール情報記憶部19を有している。設備関連情報取得部11は、設備機器関連情報取得手段として設けられ、ビル1に設置された設備機器に関連する設備機器関連情報を取得する。解凍モジュール決定部12は、解凍モジュール決定手段として設けられ、装置優先順位情報記憶部18に記憶された設備コントローラ4の優先順位情報及び機能モジュール情報記憶部19に記憶された付加機能モジュールの優先順位情報に設定された優先順位に従い、統合ゲートウェイ10のメモリ容量とビル1に設置された設備機器に対応する各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズとの関係から、当該ビル1に設置された設備機器に対応する基本機能モジュールと共に解凍して統合ゲートウェイ10のメモリ(RAM23)にロードする付加機能モジュールを決定する。環境設定部13は、環境設定手段として設けられ、設備コントローラ4に対応する基本機能モジュール及び解凍モジュール決定部12により決定された機能モジュールを解凍して統合ゲートウェイ10のメモリにロードすることで統合ゲートウェイ10の環境設定を行う。エラー通知部14は、環境設定を行う際にエラーが発生した場合に、そのエラーの発生、内容等を作業員等に通知する。制御部15は、前述した各構成要素11〜14と連携しながら統合ゲートウェイ10における全体制御を行う。
ところで、本実施の形態では、統合ゲートウェイ10のメモリに機能モジュールをロードすることで統合ゲートウェイ10に対して環境設定を行う。ロード対象とする各機能モジュールは、図4に例示したように設備コントローラ毎に用意される。機能モジュールは、基本機能モジュールと付加機能モジュールとに大別される。基本機能モジュールは、遠隔管理センター3における設備機器の遠隔管理に必須な機能を実現するための機能モジュールである。付加機能モジュールは、基本機能モジュール以外の機能モジュールであり、遠隔管理センター3における設備機器の遠隔管理に付加的な機能、サービス等を実現するための機能モジュールである。
圧縮モジュール記憶部17は、圧縮モジュール記憶手段として設けられ、設備コントローラ毎に用意された機能モジュールを構成する基本機能モジュール及び付加機能モジュールをそれぞれ圧縮した状態にて記憶する。図4には、メモリ(RAM23)とHDD24に記憶される機能モジュールの関係が示されているが、HDD24にて実現される圧縮モジュール記憶部17には、各設備コントローラ4に対応した機能モジュールの圧縮版が記憶される。また、各設備機器の遠隔管理に適合したバージョンの機能モジュール(圧縮版)が用意されている。
図5は、本実施の形態における装置優先順位情報記憶部18に記憶されている設備コントローラ4の優先順位情報のデータ構成例を示した図である。図5に例示したように、優先順位情報には、各設備コントローラ4の優先順位が設定されている。各ビルに設置の統合ゲートウェイ10は、それぞれ装置優先順位情報記憶部18を有しているが、装置優先順位情報に設定される設備コントローラ4の優先順位は、各ビル1において必ずしも一致させる必要はない。
図6は、本実施の形態における機能モジュール情報記憶部19に記憶されている機能モジュール情報のデータ構成例を示した図である。機能モジュール情報記憶部19は、優先順位情報記憶手段として設けられ、設備コントローラ毎に設定された付加機能モジュールの優先順位情報を少なくとも記憶する。機能モジュール情報は、設備コントローラ4毎に生成される。図6に例示したように、機能モジュール情報は、機能モジュール毎に優先順位情報に相当する優先順位に加えて、種別、機能、バージョン、サイズ(解凍後)及びポイント毎必要容量を含む。このうち、「種別」には、当該機能モジュールが基本機能モジュールか付加機能モジュールかの別が設定される。「機能」には、当該機能モジュールを識別する情報として機能名が設定される。「優先順位」には、当該機能モジュールの優先順位が設定される。本実施の形態では、基本機能モジュールに優先順位を設定しないので、設定無しを示す“−”で表したが、全ての基本機能モジュールに最高位の優先順位を示す“1”を設定し、付加機能モジュールには、“2”以降の優先順位を設定するようにしてもよい。「バージョン」には、当該機能モジュールのバージョンが設定される。“通信プロトコル変換”のように複数のバージョンが用意された機能モジュールには、それぞれのバージョンについて次に示すサイズ(解凍後)及びポイント毎必要容量が設定される。各機能モジュールは、圧縮された状態で圧縮モジュール記憶部17に格納されているが、「サイズ(解凍後)」は、当該バージョンの機能モジュールを解凍したときのファイルサイズが設定される。
ところで、設備コントローラ4は、1又は複数の設備機器を接続し、それぞれの制御、管理を行う。この接続された設備機器のことを「管理ポイント」とも称している。そして、設備コントローラ4は、各設備機器から定周期的等所定の時間間隔あるいはリアルタイムにデータを収集している。例えば、空調機の場合、各空調機から設定温度、測定温度、運転の種別(冷房、暖房)等の情報を定期的に受信している。この受信したデータは、メモリ上で一時保持されるが、そのデータを保持するために1台の設備機器につき必要なメモリ使用量を「ポイント毎必要容量」と称している。「サイズ(解凍後)」及び「ポイント毎必要容量」は、当該機能モジュールがメモリにロードされたときのメモリ使用量を計算する際に用いられる。
統合ゲートウェイ10における各構成要素11〜15は、統合ゲートウェイ10に搭載されたコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU21で動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、各記憶部17〜19は、統合ゲートウェイ10のHDD24にて実現される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、管理端末を接続して提供したり、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。この場合は外付けのディスク装置等を利用する。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
次に、本実施の形態における動作について説明する。ここでは、統合ゲートウェイ10をビル1に新規に設置する場合を想定して説明する。本実施の形態では、統合ゲートウェイ10の環境設定を行う処理に特徴があるので、図1に示したハードウェアの設定、ネットワークの接続等は完了しているものとする。
統合ゲートウェイ10には、各種処理機能を実現するための機能モジュールを過去のものから最新のバージョンを揃え、圧縮して圧縮モジュール記憶部17に予め格納しておく必要がある。つまり、種々の設備コントローラ4及び設備機器に対応できるように、統合ゲートウェイ10には、種々の機能モジュールを格納しておく。ただ、あらゆる機能モジュールを格納しておくと、膨大なディスク容量が必要になるかもしれないので、本実施の形態では、機能モジュールを圧縮した状態で格納することにした。
作業員が、携帯する管理端末を統合ゲートウェイ10に接続し、管理端末を操作することで統合ゲートウェイ10の環境設定を開始する。この環境設定においては、圧縮モジュール記憶部17に予め格納されている機能モジュールの中から、設備コントローラ4及び設備機器の接続状況に応じた機能モジュールを決定し、そして解凍してメモリにロードするインストール作業が主な処理内容である。ここで、メモリにロードするために解凍する機能モジュールを決定する解凍モジュール決定処理について図7に示したフローチャートを用いて説明する。
作業員の操作に応じて統合ゲートウェイ10における環境設定処理機能が起動されると、設備関連情報取得部11は、統合ゲートウェイ10に接続されている設備コントローラ4を特定する(ステップ101)。これは、設備関連情報取得部11が設備コントローラ4を自動検出してもよいし、作業員により入力された設備コントローラ4の識別情報を受け付けるようにしてもよい。自動検出の場合、設備関連情報取得部11は、ビル内ネットワーク5に所定の検出信号を送出し、この検出信号に応答した設備コントローラ4を認識するようにしてもよい。
続いて、設備関連情報取得部11は、各設備コントローラ4の管理ポイント数、すなわち各設備コントローラ4に接続されている設備機器の台数と、さらに各設備機器の種別を取得する(ステップ102)。これは、設備関連情報取得部11が設備コントローラ4に問い合わせることで取得するようにしてもよいし、作業員により入力された管理ポイント数を受け付けるようにしてもよい。設備機器の種別の自動判別に関しては、本願と同一出願人による特許出願(特願2011−244546号)に記載した方法を利用してもよい。
更に、設備関連情報取得部11は、統合ゲートウェイ10にインストールすべき各機能モジュールのバージョンを判別する(ステップ103)。これは、設備関連情報取得部11が、設備機器の種別に対応可能なバージョンを自動判別してもよいし、作業員により入力されたバージョンを受け付けるようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、圧縮モジュール記憶部17に予め格納されている機能モジュールの中から解凍する機能モジュールを選択するようにしたが、新たなバージョンの機能モジュールが作成された場合などには、以上の処理の途中に、あるいは解凍モジュール決定処理に先立って最新バージョンの機能モジュールを圧縮モジュール記憶部17に登録するようにしてもよい。この際、機能モジュール情報記憶部19に設定されている機能モジュール情報、また必要に応じて装置優先順位情報記憶部18に設定されている装置優先順位情報を合わせて更新する。
以上のようにして各種情報を取得すると、解凍モジュール決定部12は、次のようにして解凍対象の機能モジュールを決定する。
まず、機能モジュールをメモリにロードする際に必要なメモリ容量を機能モジュール毎に算出する。図6に例示した設備コントローラAの場合、通信プロトコル変換、警報出力、デマンド出力等機能モジュール毎に必要なメモリ容量を算出する(ステップ104)。例えば、設備コントローラAに5台の設備機器が接続されている場合において、設備コントローラAの通信プロトコル変換V1.1の機能モジュールをロードする場合に必要なメモリ容量は、機能モジュール本体の640KBと5台分の設備機器のポイント毎必要容量5.5KB(=1.1KB×5台)とを合わせた645.5KBと算出する。
全ての設備コントローラ4について各機能モジュールのロードに必要なメモリ容量を算出すると、ロードの候補となる全ての機能モジュールをメモリにロードした場合、ロード可能かどうかを判断する。すなわち、機能モジュールのロードに必要なメモリ容量の全てを合算して求めた必要メモリ容量が実メモリ容量以下であった場合(ステップ105でN)、全ての機能モジュールをロードできると判断して、該当する全ての機能モジュールを解凍対象として決定する(ステップ106)。なお、本実施の形態でいう実メモリ容量というのは、RAM23の大きさのことであるが、厳密には、RAM23の記憶容量からOSなどメモリ常駐のソフトウェアが使用するRAM23の記憶量を差し引いた、機能モジュールが使用可能なRAM23の記憶容量のことをいう。この実メモリ容量は、現在のRAM23の利用状況から取得してもよいし、作業員により入力指定されたメモリ容量でもよい。なお、メモリ容量と記憶容量とは同義である。
一方、必要メモリ容量が実メモリ容量を超えている場合(ステップ105でY)、全ての機能モジュールをロードできないので、以下のようにして全ての機能モジュールの中からロードするために解凍する機能モジュールを選定する。なお、以下の説明から明らかになるように、上記ステップ105,106は、本処理に加えなくて解凍すべき機能モジュールを決定することは可能である。
まず、設備機器を遠隔管理するために必須な基本機能モジュールは、必ずメモリにロードして使用可能な状態にしなければならない。従って、機能モジュール情報を参照して、基本機能モジュールを抽出し、全ての基本機能モジュールのロードに必要なメモリ容量を算出する(ステップ107)。図6に例示した機能モジュール情報によると、通信プロトコル変換機能V1.1及び警報出力機能V1.0それぞれを動作させるのに必要なメモリ容量を合算することで必要なメモリ容量を算出する。
必要メモリ容量が実メモリ容量を超えている場合(ステップ108でY)、遠隔管理に必須な基本機能モジュールでさえロードできないので、異常が発生したと判断し、所定のエラー処理を実行する(ステップ109)。本実施の形態の場合、制御部15は、異常の発生を検出するとエラー通知部14を起動して、その旨を管理端末に表示させるなどのエラー処理を実行させる。
一方、必要メモリ容量が実メモリ容量以下の場合(ステップ108でN)、解凍モジュール決定部12は、メモリ容量にまだ余裕があると判断して、基本機能モジュールと共にロードする付加機能モジュールを選定する(ステップ110)。この選定には、装置優先順位情報と機能モジュール情報に設定されている優先順位を用いる。
ここで、ビル1には、設備コントローラAと設備コントローラBのみが接続されているとする。図5に例示した装置優先順位情報を参照すると、設備コントローラAの優先順位は設備コントローラBより高いことがわかる。従って、選定対象とする付加機能モジュールは、設備コントローラAの中から優先的に選定することにする。続いて、図6に例示した機能モジュール情報を参照すると、付加機能モジュールの中でデマンド出力機能の優先順位が最も高いことがわかる。これにより、解凍モジュール決定部12は、デマンド出力機能に必要なメモリ容量を、ステップ107で算出した基本機能モジュールに必要なメモリ容量と合算して、この時点において必要なメモリ容量を算出する。この算出したメモリ容量が実メモリ容量以下の場合(ステップ111でY)、付加機能モジュールが更にロード可能と判断してステップ110に戻り、新たにロード対象とする付加機能モジュールの選定を行う。次に優先順位の高い付加機能モジュールとしては、設備コントローラAの中の2番目に優先順位の高い付加機能モジュールを選定してもよいし、2番目に優先順位の高い設備コントローラBの中の1番目に優先順位の高い付加機能モジュールを選定してもよい。この選定規則は、予め決められた規則に従うようにしてもよいし、作業員により入力された指示に従うようにしてもよい。
ステップ110,111の処理を繰り返すことにより、基本機能モジュールと選定した付加機能モジュールとを合算したメモリ容量がいずれ実メモリ容量を超えることになるが、この場合(ステップ111でN)、最後に選定した付加機能モジュールを加算することで実メモリ容量を超えたのだから、この最後に選定した付加機能モジュールを解凍候補から除外する(ステップ112)。このようにして、解凍モジュール決定部12は、基本機能モジュール及び選定した付加機能モジュールを解凍対象として決定する(ステップ113)。
以上のようにして、解凍してメモリにロードする機能モジュールが決定されると、環境設定部13は、解凍対象の機能モジュールを圧縮モジュール記憶部17から取り出し、解凍し、メモリにロードする。この解凍してロードする処理のイメージを図4に示した。
上記説明では、統合ゲートウェイ10をビル1に新規に設置する場合を想定して説明したが、設備機器の増減等接続形態を変えた場合などに実施すべき設置済みの統合ゲートウェイ10に対する環境設定は、上記と同様に実施すればよい。
本実施の形態によれば、機能モジュールを圧縮して格納することによって統合ゲートウェイ10に搭載されたHDD24の使用容量を極力抑えるようにした。そして、環境設定時において、必須な基本機能モジュールは、解凍して利用可能な状態に設定し、付加機能モジュールに関しては、統合ゲートウェイ10のメモリ容量を考慮しながら優先順位に従って解凍、ロードするようにした。これにより、従来においては設備コントローラ毎に対応させてゲートウェイを設けていたところを、施設単位でゲートウェイを1台の統合ゲートウェイ10に統合しても、従来と同様に設備機器の遠隔管理を行うことができるようになる。
なお、本実施の形態では、管理端末を接続して、管理端末から統合ゲートウェイ10に対して環境設定の指示を行うようにしたが、例えば、統合ゲートウェイ10に環境設定開始ボタン等を設け、これを操作させることで環境設定を自動的に実施できるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、管理端末を主に統合ゲートウェイ10のユーザインタフェース手段として用いるようにしたが、例えば、設備関連情報取得部11、解凍モジュール決定部12及びエラー通知部14を実現するソフトウェア、更に各記憶部18及び機能モジュール情報記憶部19を管理端末側に設けて、統合ゲートウェイ10は、管理端末から指示された機能モジュールを解凍してメモリにロードするように構成してもよい。あるいは、解凍対象の機能モジュール自体を管理端末側から受け取るようにしてもよい。
1 ビル、2 ネットワーク、3 遠隔管理センター、4 設備コントローラ、5 ビル内ネットワーク、10 統合ゲートウェイ、11 設備関連情報取得部、12 解凍モジュール決定部、13 環境設定部、14 エラー通知部、15 制御部、17 圧縮モジュール記憶部、18 装置優先順位情報記憶部、19 機能モジュール情報記憶部、21 CPU、22 ROM、23 RAM、24 ハードディスクドライブ(HDD)、25 HDDコントローラ、26 ネットワークコントローラ、27 内部バス。

Claims (4)

  1. 各施設に設置された1又は複数の設備機器を遠隔管理する管理センターと、
    各施設に設置され、接続された1又は複数の設備機器の制御を行う1又は複数の設備コントローラと、
    各施設に設置され、前記設備機器と前記管理センターとの間でネットワークを介して通信される情報の中継を行うゲートウェイ装置と、
    を有し、
    前記設備コントローラ毎に用意された機能モジュールを構成する、前記管理センターにおける遠隔管理に必須な機能を実現する基本機能モジュール及び付加的な機能を実現する付加機能モジュールを、それぞれ圧縮した状態にて記憶する圧縮モジュール記憶手段と、
    前記設備コントローラ毎に設定された付加機能モジュールの優先順位を示す優先順位情報及び各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズを少なくとも記憶する優先順位情報記憶手段と、
    前記施設に設置された設備機器に関連する設備機器関連情報を取得する設備機器関連情報取得手段と、
    前記ゲートウェイ装置のメモリ容量と前記施設に設置された設備機器に対応する各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズとの関係から、優先順位情報に設定された優先順位に従い、前記施設に設置された設備機器に対応する基本機能モジュールと共に解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードする付加機能モジュールを決定する解凍モジュール決定手段と、
    前記設備コントローラに対応する基本機能モジュール及び前記解凍モジュール決定手段により決定された付加機能モジュールを解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードすることで前記ゲートウェイ装置の環境設定を行う環境設定手段と、
    を有することを特徴とする遠隔管理システム。
  2. 優先順位情報には、更に、接続された前記設備コントローラの優先順位の設定情報が含まれることを特徴とする請求項1記載の遠隔管理システム。
  3. 設備機器関連情報には、前記設備コントローラが制御を行う前記設備機器の台数が少なくとも含まれており、
    前記解凍モジュール決定手段は、設備機器関連情報に含まれている前記設備機器の台数を参照して各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズを算出することを特徴とする請求項1記載の遠隔管理システム。
  4. 施設に設置された1又は複数の設備機器の制御を行う1又は複数の設備コントローラを接続し、前記設備機器と前記設備機器を遠隔管理する管理センターとの間でネットワークを介して通信される情報の中継を行うゲートウェイ装置において、
    前記設備コントローラ毎に用意された機能モジュールを構成する、前記管理センターにおける遠隔管理に必須な機能を実現する基本機能モジュール及び付加的な機能を実現する付加機能モジュールを、それぞれ圧縮した状態にて記憶する圧縮モジュール記憶手段と、
    前記設備コントローラ毎に設定された付加機能モジュールの優先順位を示す優先順位情報及び各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズを少なくとも記憶する優先順位情報記憶手段と、
    前記施設に設置された設備機器に関連する設備機器関連情報を取得する設備機器関連情報取得手段と、
    前記ゲートウェイ装置のメモリ容量と前記施設に設置された設備機器に対応する各機能モジュールの解凍後におけるモジュールサイズとの関係から、優先順位情報に設定された優先順位に従い、前記施設に設置された設備機器に対応する基本機能モジュールと共に解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードする付加機能モジュールを決定する解凍モジュール決定手段と、
    前記設備コントローラに対応する基本機能モジュール及び前記解凍モジュール決定手段により決定された付加機能モジュールを解凍して前記ゲートウェイ装置のメモリにロードすることで前記ゲートウェイ装置の環境設定を行う環境設定手段と、
    を有することを特徴とするゲートウェイ装置。
JP2012169370A 2012-07-31 2012-07-31 遠隔管理システム及びゲートウェイ装置 Active JP5925078B2 (ja)

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