JP5921033B2 - 分散型照合システム及び方法 - Google Patents
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Description
図28に、従来のメディア接触率調査システムの構成図を示す(特許文献1参照。)。
従来のメディア接触率調査システムは、例えば、モニタ施設100と、計算施設200と、調査対象者宅内装置300を備える。計算施設200は、例えば、コンピューター221と、インターフェイス(I/F)222及び223と、記憶部224を有する。
マスターデータは、チャンネルごとに持つ必要がある。しかし、同一放送局や同一コンテンツプロバイダであっても、例えば、時間帯によってチャンネル数が変わったり、同一番組ながら音声部分や映像部分だけがチャンネルごとに違ったりする場合がある。また、同一チャンネルであっても、番組によって2カ国語放送だったり、マルチ音声(例えば野球中継などで、第一音声は「普通」の解説、第二音声は「ホームチームひいき解説」の解説、第三音声は「解説無し」など)になったりする場合がある。
これらの全てのケースに対応出来るように“固定的”にマスター用のチャンネルを割り当てると、マスター作成装置が膨大になってしまう。
また、本発明は、一部の調査世帯に局別のマスター作成装置を備えることにより、マスターデータ作成装置の設置/運営費用を抑え、障害・災害時等に対応可能な分散型照合システム及び方法を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、災害、世帯の停電等の障害、通信障害などにより所望の局のマスターデータが取得出来なくなることを防止することを他の目的とする。
さらに、本発明は、音声や映像データのマスターデータとの照合を調査世帯の端末で行いセンター設備の照合部が不必要となるため、センター設備に高性能な機器を用意する必要が無くなることを他の目的とする。
複数の調査世帯装置間の通信により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ又はその他のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率又はその他の接触状況を得るための分散型照合システムにおいて、
複数のグループに割り当てられた複数の調査世帯装置の各々は、
コンテンツの視聴機器と、
調査用の端末と、
を備え、
前記端末は、
放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別毎に、グループ内の端末番号を記憶するマスターテーブルと、
予め設定されたマスターのコンテンツに関して、端末番号、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出したマスター特徴化データを含む局別マスターデータを記憶する局別マスターデータ記憶部と、
視聴されたコンテンツに関して、端末番号、データ採取時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出した特徴化データを含む端末データを記憶する端末データ記憶部と、
端末番号と、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、及び、特徴化データを含む視聴状況データを記憶する視聴状況データ記憶部と、
照合部と
を備え、
前記照合部は、前記視聴状況データのテーブルから照合すべき時刻について、端末データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合された場合は、該局別マスターデータで特定されたコンテンツを視聴していると判断し、
前記照合部は、照合されなかった場合、前記マスターテーブルを検索し、検索されたグループ内の照合先の端末に、照合先の端末番号、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、照合時刻、要求元の端末番号、特徴化データを含む照合要求データを送信し、
照合先の端末の照合部は、照合要求データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合先の端末番号と、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、比較時刻、要求元の端末番号、類似度を含む照合結果データを返信し、
前記照合部は、同一グループに一致又は類似する局別マスターデータが照合されなかった場合は、グループ毎に各グループに属する端末番号を記憶したグループリストを参照し、別のグループの端末に対して別のグループのマスターテーブルを要求し、
前記照合部は、別のグループのマスターテーブルを受信すると、該別のグループのマスターテーブルを元に、別のグループの端末に前記照合要求データを送信し、
照合要求データを受けた別のグループの端末の照合部は、前記照合処理を実行し、照合結果データを返信する
ことにより、前記コンテンツの視聴機器により視聴されたコンテンツを照合し、視聴状況データを前記視聴状況データ記憶部に記憶する分散型照合システムが提供される。
複数の調査世帯装置間の通信により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ又はその他のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率又はその他の接触状況を得るための分散型照合システムにおいて、
複数のグループに割り当てられた複数の調査世帯装置の各々は、
コンテンツの視聴機器と、
調査用の端末と、
を備え、
前記端末は、
放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別毎に、グループ内の端末番号を記憶するマスターテーブルと、
予め設定されたマスターのコンテンツに関して、端末番号、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出したマスター特徴化データを含む局別マスターデータを記憶する局別マスターデータ記憶部と、
視聴されたコンテンツに関して、端末番号、データ採取時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出した特徴化データを含む端末データを記憶する端末データ記憶部と、
端末番号と、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、及び、特徴化データを含む視聴状況データを記憶する視聴状況データ記憶部と、
照合部と
を備えた、分散型照合システムにおける分散型照合方法であって、
前記照合部は、前記視聴状況データのテーブルから照合すべき時刻について、端末データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合された場合は、該局別マスターデータで特定されたコンテンツを視聴していると判断し、
前記照合部は、照合されなかった場合、前記マスターテーブルを検索し、検索されたグループ内の照合先の端末に、照合先の端末番号、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、照合時刻、要求元の端末番号、特徴化データを含む照合要求データを送信し、
照合先の端末の照合部は、照合要求データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合先の端末番号と、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、比較時刻、要求元の端末番号、類似度を含む照合結果データを返信し、
前記照合部は、同一グループに一致又は類似する局別マスターデータが照合されなかった場合は、グループ毎に各グループに属する端末番号を記憶したグループリストを参照し、別のグループの端末に対して別のグループのマスターテーブルを要求し、
前記照合部は、別のグループのマスターテーブルを受信すると、該別のグループのマスターテーブルを元に、別のグループの端末に前記照合要求データを送信し、
照合要求データを受けた別のグループの端末の照合部は、前記照合処理を実行し、照合結果データを返信する
ことにより、前記コンテンツの視聴機器により視聴されたコンテンツを照合し、視聴状況データを前記視聴状況データ記憶部に記憶する分散型照合方法が提供される。
また、本発明によると、一部の調査世帯に局別のマスター作成装置を備えることにより、マスターデータ作成装置の設置/運営費用を抑え、障害・災害時等に対応可能な分散型照合システム及び方法を提供することができる。
また、本発明は、災害、世帯の停電等の障害、通信障害などにより所望の局のマスターデータが取得出来なくなることを防止することができる。
図22に、調査システム構成図を示す。
本調査システムは、例えば、複数の調査世帯装置1と、集計センター3を備える。本調査システムは、調査世帯装置1により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ等のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率等の接触状況や視聴率等を集計センター3で得るためのものである。調査世帯装置1は、テレビ、ラジオ、PC、携帯情報機器等を視聴するためのテレビ等視聴機器11と、調査端末12と、通信装置13と、放送波、ネットワーク等からマスターデータ作成局を受信するための受信部14を有する。調査世帯装置1は、ネットワーク2を介して集計センター3と通信する。集計センター3は、通信装置31と、端末データ収集装置32と、集計部33を有する。
調査端末12は、例えば、音声/映像取得部120と、端末データ作成部121と、端末データ記憶部122と、セレクター/チューナー部123と、局別マスターデータ作成部124と、局別マスターデータ記憶部125と、局別マスター管理部126と、視聴データ照合部127と、視聴状況データ記憶部128と、通信制御部129、処理部1200を備える。調査端末12は、テレビ等視聴機器11からの音声/映像信号を音声/映像取得部120によって受信する。また、調査端末12は、受信部14からの放送波をセレクター/チューナー部123によって受信する。さらに、調査端末12は、通信制御部129によって通信装置13と通信する。
各調査端末12は、端末データ記憶部122等の適宜のメモリに、グループ毎に、各グループに属する端末番号を記憶したグループリストを予め保持している。
音声/映像取得部120は、例えば、入力切替部1201と、信号検出部1202と、制御部1203を備える。入力切替部1201はテレビ等視聴機器11と接続され、制御部1203により切替え、テレビ等視聴機器11から音声/映像信号(モニタ出力アナログ音声信号、モニタ出力アナログ映像信号、イヤホンアナログ音声信号、スピーカーアナログ音声信号、光デジタル音声信号、HDMI信号等)を信号検出部1202に接続する。
端末データ作成部121は、例えば、特徴量取得部1211と、端末データ記録部1212と、時計部1213を備える。音声/映像取得部120から入力された音声映像信号は、特徴量取得部1211に入力される。特徴量取得部1211では、選択された音声/映像信号を周波数分析等を行い、視聴ソース判定のための特徴化されたデータを作成する。特徴化されたデータ(特徴化データ、特徴量)とは、例えば、特開平11−275032号で開示されたように、音声信号や映像信号からその特徴となる成分を抽出したもの(例えば各通過帯域別の平均振幅を対数変換したパワーのベクトル)である(詳細は後述する)。また、特徴量取得部1211では、無音や映像の無い画面を判別した場合は無音や無信号を示す特徴化されたデータを作成する。特徴量取得部1211は、特徴化されたデータを端末データ記録部1212に受け渡す。
端末データ記録部1212では、特徴量取得部1211で特徴化されたデータに、予め設定された端末番号及び視聴機器番号、時計部1213より取得したデータ採取時刻、音声映像取得部121より受け取ったマスターデータ種別、データサイズなどのヘッダ情報(ヘッダ部)を付加し、所定のフォーマット(後述、図24)で端末データを作成し、端末データ記憶部122に蓄積する。
端末データ101は、例えば、ヘッダ部と特徴化されたデータである特徴化データを含む。ヘッダ部は、端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻、マスターデータ種別、データサイズを含む。マスターデータ種別は、例えば、モニタ出力、イヤホン出力、スピーカ出力、光出力、HDMI信号、映像出力、音声出力、光出力、TS信号等の種別を示す。
局別マスターデータ作成部124は、例えば、セレクター/チューナー制御部1241と、パラメータ部1242と、特徴量取得部1243と、時計部1244と、マスターデータ記録部1245を備える。
予め世帯ごとに決められたマスター局またはチャンネルコードおよびマスターデータ種別を含むコンテンツ情報をパラメータ記憶部1242に保持しておき、セレクター/チューナー制御部1241はパラメータ1242を元にセレクター/チューナー部123を制御し、セレクター/チューナー部123から信号を受信する。該セレクター/チューナー部出力信号は、音声や映像などの信号の場合や符号化されたデータの場合もある。音声映像信号の場合は、特徴量取得部1243に入力され、選択された音声/映像信号を周波数分析等を行い、視聴ソース判定のための特徴化されたデータを作成する。特徴化されたデータ(特徴化データ)とは、例えば、特開平11−275032号で開示されたように、音声信号や映像信号からその特徴となる成分を抽出したもの(例えば各通過帯域別の平均振幅を対数変換したパワーのベクトル)である(詳細は後述する)。特徴量取得部1243で特徴化されたデータは、マスターデータ記録部1245へ入力される。また、光デジタル信号などの符号化されたデータの場合は、そのままマスターデータとしての特徴化データと出来るので、セレクター/チューナー制御部1241はパラメータ1242で符号化されたデータをセレクター/チューナー部から受信することが分かっている場合は、マスターデータ記録部1245へ直接データを入力する。
時計部1244は通信制御部123を通じて校正される。時計の校正は、NTP等ネットワークを通じた方法や、電波時計、GPSなどの方法を利用する。
局別マスターデータ102は、例えば、ヘッダ部と特徴化されたデータである特徴化データを含む。ヘッダ部は、端末番号、グループコード、チャンネルコード、マスターデータ種別、音声種別、映像種別、放送時刻、データサイズを含む。マスターデータ種別は、例えば、モニタ出力、イヤホン出力、スピーカ出力、光出力、HDMI信号、映像出力、音声出力、光出力、TS信号等の種別を示す。音声種別は、例えば、主音声、副音声等の音声チャンネルの種別を示す。枝番は、例えば、特定の時間帯のみ一つの局・チャンネルで二つ以上の番組を放送する際に付加される番号を示す。
調査世帯1に設置される調査端末12は、視聴対象となるテレビ等視聴機器11の視聴状況を取得して端末データを作成するとともに、マスターデータの作成を行う。調査世帯はテレビ等視聴機器11を視聴出来る環境であるため、同視聴機器に入力されている受信部14を調査端末12に入力すれば、同視聴機器と同じ放送のマスターデータを作成することが可能である。しかし、一般世帯に大きな装置を設置することが困難であるため、この例では一世帯で作成するマスターデータは1局分にし、調査端末12を小型化する。また、調査端末12はアナログ音声、デジタル音声など複数のフォーマットでデータを採取するため、マスターデータも複数のフォーマットを採取することで照合を可能とする。この、調査世帯装置1では「採取する局」「マスターデータ種別」「音声チャンネル」等を予め決めておく(例えば、前述のパラメータ記憶部1242等に記憶する)。
グループの決め方は、例えば次のように予め設定することができる。すなわち、ある放送局やコンテンツプロバイダが視聴可能な地域ごとや、チューナーやIPアドレスで選択した放送局やコンテンツプロバイダで取得可能な放送予定表が同一の世帯などで、グループを決定することができる。例えば、地上デジタル放送では、局ごと(NHK総合、NHK Eテレ、日本テレビ・・・等)に分けることができる。
以下に、端末パラメータ501の各データの説明を記す。
・端末番号・・・調査対象端末全てがユニークになるように割り付けられている番号。
・地域番号・・・エリアによって受信可能な放送やコンテンツプロバイダが異なる。この地域番号により、マスターデータが作成可能な局やプロバイダを特性する。
・グループコード・・・局やコンテンツプロバイダを特定するコード。同じグループコードを持つ端末は、必ず同じ地域番号となる。
・グループ内順位・・・同一グループ内での優先順位。あるタイミング(時分割、周期的等)で通信可能なグループの内、最も優先順位が高い調査端末は「グループマスター」となり、そのグループのどの端末にチャンネルコードやマスター採取の方式を指定する。
図3に、マスターの割当て処理についてのフローチャートを示す。また、図4に、グループマスター決定の流れについてのシーケンス図を示す。
各調査端末がどのようなマスターデータを作成するかは、「グループマスター」が放送予定表(番組表など)を基に決定する。この処理は、調査端末の処理部1200が実行する。
各グループは、対象世帯別の調査期間や機器の故障などの影響により、動作可能な装置が刻々と変化する。これらを管理するために、一定周期又は予め定められた時刻等のタイミングでグループマスターを決定する。
グループマスター決定のフローは、主に、図3のステップS101〜ステップS107およびステップS111となる。
処理部1200は、マスター確認時刻(S101)になったら、調査端末確認の要求を送信する(S102)。もし、処理部1200は、端末パラメータ(図3参照)グループ内順位が1位であれば、調査端末へ要求を送信する(S103)。
この送信方法は、図4のようにネットワーク上の各調査端末に同報し(S201)、同一グループにある各調査端末がそれぞれ応答する(S202)という方法が可能である。ネットワーク構成により同報範囲を同一グループに限定する事も可能である。
ステップS201およびステップS202において、調査端末確認の要求/応答として送信されるコマンドは、図5のようになる。
グループテーブル502は、地域番号、グループコード、グループ内順位、グループに属する端末番号が記憶される。これらの各データは予め設定され、マスターの割り当て処理等の処理に従い更新・再構築される。
グループ内順位が1位となっている調査端末(例、♯1)では、処理部1200は、調査端末確認の要求に、予め割り当てられた端末番号、地域番号、グループコードと自己のグループ順位をセットする。そして、処理部1200は、グループテーブルを参照し、自己と同一のグループ内の端末番号の各調査端末へ、その要求を送信する。さらに、処理部1200は、グループテーブルのグループ内順位をクリアすることで初期化する。なお、地域番号及び/又はグループコードをさらにクリアするようにしてもよい。処理部1200は、各調査端末(例、♯2、♯3)が、受信した調査端末確認の要求コマンドとして送信された地域番号およびグループコードが、自己のパラメータ(図3参照)の地域番号とグループコードと一致したならば、図5のフォーマット502にて、調査端末確認の応答に、自己の端末番号、地域番号、グループコードグループ順位をセットして、応答する。
グループ内順位1位の調査端末(例、♯1)の処理部1200は、は、各調査端末(例、♯2、♯3)から応答を返す事が可能な一定時間待つ(S104)。応答してきた調査端末があった場合、処理部1200は、図5に示すフォーマットの受信データ中の、端末番号に対応するグループ内順位等のデータを、図6のグループテーブルに記憶する。
処理部1200は、これらの情報を使いマスターテーブルを作成する(S112)。
・処理部1200は、EPGからは、チャンネルコード、放送開始時間、放送分数、音声数、映像数を取得する。なお、映像数については、例えば、プロ野球放送で“普通のカメラ”とずっと監督の映像が映っている映像が流れる“監督カメラ”とがある場合、映像数は2となる。
・処理部1200は、この音声数、映像数から、マスターテーブルの音声種別、映像種別を割り振る。
・処理部1200は、地域番号、グループコードはプリセットで、端末番号はシーケンシャル又はランダム等で適宜プリセットしておく。
・マスターデータ種別は、視聴状況調査の対象とする機器(テレビ等)から、どの端子を使うかによって、どのようなマスターデータと比較するかが異なるため、この種別が割当てられる。どのようなデータを取るべきかは、予め決めておく。例えば、図のように、入力端子とマスターデータ種別を割り付ければ、アナログ音声/アナログ映像/デジタル音声/デジタル映像の4種類となる。種別は色々と増やすことも考えられるが、調査形態で決めることが出来る。
また、グループ順位が2位以下の調査端末が通信出来ない状態になった時は、その2位以下の調査端末はグループテーブルから外される。この2位以下の調査端末が一時的な通信不良等で機器は動作しながら通信が出来ない状態だった場合は、ステップS114〜ステップS116が順に繰り返され、最後はグループ順位1位となりステップS104〜ステップS108の処理を行った結果、応答を受信できないので、ステップS117の自己グループ順位を最下位順位にすることになる。
このテーブルを元にマスターテーブル(図8)が作られる。
さらに、新たに設置された端末や上記処理で通信が出来ずグループテーブルから漏れた端末は、次のマスター確認時刻に、受信した調査端末確認の要求(S201)に応答して、又は、自ら調査端末確認の応答をグループ内1位の端末に送信して、グループに加わる事が出来る。
このように同報が出来ない場合は、新規に増えた調査端末や通信不良等によりグループテーブルから除外された調査端末は、そのグループのいずれかの端末からグループテーブルを採取して、その時点のグループ順位1位の端末に端末追加要求を送信する。グループ順位1位の端末は、追加された新規端末を最下位順位とした新たなグループテーブルを作成し、次回のマスター確認時刻に反映させる。
図13に、ネットワーク上へ問い合わせを行い、データ照合を行うシーケンス図を示す。この処理は、調査端末の例えば視聴データ照合部127−1が実行する。
まず、視聴データ照合部127−1は、自己の視聴状況データのテーブル等に基づき、照合すべき時刻を求め、その照合すべき時刻のマスターテーブル(図8)を検索し(S501)、照合すべきマスターが自端末であれば、自局の局別マスターデータの特徴化データと比較し、照合すべきマスターが他の端末であれば、その端末に照合要求データを送信する(S502)。
要求先の端末では、視聴データ照合部127−1は、照合要求データの特徴化データに基づき自己の持つ局別マスターデータの特徴化データとを比較し(S503)、比較時刻、類似度を求め、これらデータを含む照合結果データを返信する(S504)。
視聴データ照合部127−1は、マスターテーブルを元に照合要求を行うが、その調査端末が返信をしなかった場合(S505)、同じマスターを持つ別の調査端末要求する(S506)。
同一グループに一致するマスターが無かった場合(S509)は、視聴データ照合部127−1は、別のグループに対してマスターテーブルを要求する(S510)。
視聴データ照合部127−1は、このマスターテーブルを元に照合先を判別する(S512)。以下は、上述と同様に、視聴データ照合部127−1は、各局別マスターデータを持つ調査端末に照合要求データを送信し(S513)、要求を受け取った調査端末では視聴データ照合部127−1は、上述のような特徴化データの照合処理をし(S514)、結果を返信する(S515)。
このような処理は、番組情報と、自己調査端末の視聴状況がその番組情報と関連して分かる本システムにより実現出来る方法である。
まず、視聴データ照合部127は、端末データ記憶部122のデータ数から、データが増加しているかどうかチェックする(S401)。もし、増加していたら(S402)、所定のフォーマットで視聴状況データ(後述する図10)を作成し、それを視聴状況データ記憶部122に追加する(S403)。S403で新たに作成された視聴状況データを、端末データ記憶部122を参照して、端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻、マスターデータ種別、データサイズおよび特徴化データを、端末データ101からコピーし、状態を未照合に設定し、グループコード、チャンネルコード、音声種別、映像種別、放送時刻を空白の状態として、作成する。
もし、一定時間の無音や無信号を検出したら(S407)、視聴状況データの状態をデータなし(無視聴)とし、グループコード、チャンネルコード、音声種別、映像種別、放送時刻は空白のままにしておく。
S416で規定値以上の類似度があるマスターデータが見つからなかった場合は、状態を接触状況不明で照合済みとして、視聴状況データを作成する(S419)。接触状況不明には、ゲーム使用やブルーレイディスク、DVDディスクの再生なども考えられるが、音声/映像取得部120によって取得したマスターデータ種別情報により、視聴機器11の使用状態が特定出来る場合は、使用状態別に予め決められたグループコード、チャンネルコード、枝番を視聴状況データ103にセットする。
視聴状況データは、照合前にデータを採取した段階では、図18のように各採取時間のデータは未照合の状態となっている。これに対し、照合をした結果、図19のようなデータとなる。
視聴状況データ103は、例えば、端末データ101から得られた端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻、マスターデータ種別、データサイズおよび特徴化データと、局別マスターデータ102または類似と見なした照合結果データから得られたグループコード、チャンネルコード、音声種別、映像種別、放送時刻を含む。データサイズ、特徴化データを除く部分を視聴状況判定ヘッダとし、この視聴状況判定ヘッダは決められた時刻又は所定周期等に通信装置13およびネットワーク2を介し、集計センター3に送信される。
視聴状況データは、照合前にデータを採取した段階では、図18のように各採取時間のデータは未照合の状態となっている。これに対し、照合をした結果、図19のようなデータとなる。
初期化時点の視聴状況データ104は、端末番号、視聴機器番号、データ採取時刻、マスターデータ種別、データサイズ、特徴化データは、端末データ101よりセットされるが、グループコード、チャンネルコード、音声種別、映像種別、放送時刻は空白となる。図11の例では、図9のフローチャートS2で端末データ蓄積部122に、2010年10月10日10:00:00、同日10:01:00、同日10:02:00の3個の端末データが増えているのを検出し、S3で視聴状況データを作成した時の状態を示している。
無音/無信号の検出を含め照合が完了すると状態が変更され、特定出来たグループコードやチャンネルコード、音声種別、映像種別、放送時刻がセットされる。図12の例では、図9のフローチャートS8で2010年10月10日10:00:00は未視聴と判定し、S417で2010年10月10日10:01:00は地上デジタル放送101チャンネルの枝番0の2010年10月09日20:30:00の放送と類似し、S418で2010年10月10日10:02:00は視聴状況不明であったが、音声/映像取得部120によって取得したマスターデータ種別情報によってDVD再生と判定出来た場合の視聴状況データの状態を示している。
集計センター4は、例えば、通信装置41と、端末データ収集装置42と、集計部43と、視聴率データ等の出力ファイル44を備える。
調査世帯1から送信された視聴状況データは、ネットワーク2を介し、通信装置41で受信する。通信装置41は、受信した視聴状況データを端末データ収集装置42の収集部421へ送る。収集部421は、調査世帯の端末番号および視聴機器ごとに視聴状況データファイル422を作成し、収集状況を端末データ収集情報ファイル423を更新する。
以下に、特徴化されたデータ(特徴化データ)を計算するための処理の一例(特開平11−275032号公報参照)を説明するが、これに限らず適宜の処理方法を用いることができる。
まず、10秒区間の振幅データをさらに100のフレームという時間枠に分割し、その各々の平均振幅Vj(i)に置き換える。1フレームはすなわち100ミリ秒区間である。第i番フレーム区間に採取された振幅データの総数をN、この総数Nの中で、第j番帯域フィルタ出力の第k番データの振幅をSj(k)とすると、第i番フレーム区間の平均振幅Vj(i)は次式(1)で求まる。
11 テレビ等視聴機器
12 調査端末
13 通信装置
14 アンテナ
2 ネットワーク
3 集計センター
31 通信装置
32 端末データ収集装置
33 集計部
Claims (18)
- 複数の調査世帯装置間の通信により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ又はその他のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率又はその他の接触状況を得るための分散型照合システムにおいて、
複数のグループに割り当てられた複数の調査世帯装置の各々は、
コンテンツの視聴機器と、
調査用の端末と、
を備え、
前記端末は、
放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別毎に、グループ内の端末番号を記憶するマスターテーブルと、
予め設定されたマスターのコンテンツに関して、端末番号、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出したマスター特徴化データを含む局別マスターデータを記憶する局別マスターデータ記憶部と、
視聴されたコンテンツに関して、端末番号、データ採取時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出した特徴化データを含む端末データを記憶する端末データ記憶部と、
端末番号と、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、及び、特徴化データを含む視聴状況データを記憶する視聴状況データ記憶部と、
照合部と
を備え、
前記照合部は、前記視聴状況データのテーブルから照合すべき時刻について、端末データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合された場合は、該局別マスターデータで特定されたコンテンツを視聴していると判断し、
前記照合部は、照合されなかった場合、前記マスターテーブルを検索し、検索されたグループ内の照合先の端末に、照合先の端末番号、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、照合時刻、要求元の端末番号、特徴化データを含む照合要求データを送信し、
照合先の端末の照合部は、照合要求データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合先の端末番号と、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、比較時刻、要求元の端末番号、類似度を含む照合結果データを返信し、
前記照合部は、同一グループに一致又は類似する局別マスターデータが照合されなかった場合は、グループ毎に各グループに属する端末番号を記憶したグループリストを参照し、別のグループの端末に対して別のグループのマスターテーブルを要求し、
前記照合部は、別のグループのマスターテーブルを受信すると、該別のグループのマスターテーブルを元に、別のグループの端末に前記照合要求データを送信し、
照合要求データを受けた別のグループの端末の照合部は、前記照合処理を実行し、照合結果データを返信する
ことにより、前記コンテンツの視聴機器により視聴されたコンテンツを照合し、視聴状況データを前記視聴状況データ記憶部に記憶する分散型照合システム。
- 請求項1に記載の分散型照合システムにおいて、
前記端末は、さらに、
グループコード、グループ内順位、端末番号を対応して記憶したグループテーブルと、
処理部と、
を備え、
前記処理部は、予め定められた周期又は監視タイミングによるマスター確認時刻になると、前記グループテーブルを参照し、
グループ内順位が1位の場合、
前記処理部は、同一グループ内の複数の他の端末を宛先として、確認要求を送り、
前記処理部は、各々の前記他の端末から送信された、確認要求に応答するための、前記他の端末の端末番号、グループコード、グループ内順位を含む確認応答を受信し、
前記処理部は、確認応答に基づき、前記グループテーブルに各々の前記他の端末番号に対してグループ内順位を記憶し、
前記処理部は、前記グループテーブルを同一グループ内の複数の前記他の端末を宛先として送信し、前記他の端末に前記グループテーブルを記憶させ、
前記処理部は、放送時間若しくは時刻に対応するチャンネルコード及び音声若しくは映像種別を含む放送予定表を取得し、
前記処理部は、前記放送予定表及び前記グループテーブルに基づき、放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別毎に、グループ内の端末番号を割り当て、前記マスターテーブルを作成及び記憶し、
前記処理部は、前記マスターテーブルを、同一グループ内の複数の前記他の端末へ送信し、
各々の前記他の端末に、受信した前記マスターテーブルを記憶させ、該マスターテーブルで割り当てられた放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別に従い、放送信号を受信して、前記局別マスターデータを作成し、前記局別マスターデータ記憶部に記憶する
ことを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2に記載の分散型照合システムにおいて、
グループ順位が1位の場合、
前記処理部は、同一グループ内の複数の他の端末を宛先として送った確認要求に対して、予め定められたタイムアウトになっても応答端末が1台も無いとき、自己のグループ順位を最下位の順位にすることを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2又は3に記載の分散型照合システムにおいて、
グループ内順位が1位でない場合、
前記処理部は、同一グループ内のグループ内順位が1位の端末から、前記確認要求を受信すると、自端末の端末番号、グループコード、グループ内順位を含む確認応答を送信し、
前記処理部は、前記確認要求の受信がタイムオーバーすると、自端末のグループ内順位を繰り上げる
ことを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2乃至4のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記確認要求を、グループ内の次の順位の端末に順次送信する、又は、グループ内の端末に同報することを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2乃至5のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記予め定められた監視タイミングは、前記放送予定表が変更されたことを検出したタイミングであることを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2乃至6のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記処理部は、受信した確認応答により設定された前記グループテーブル中のデータを用いて、確認応答を受信しなかった端末番号のデータを除いてグループ内順位を割り当てて、前記グループテーブルを更新することを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2乃至7のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記処理部は、前記マスターテーブルを作成する際、端末の割当ては、チャネルに応じて、予め定められた数及び/又は割合の端末を割り当てることを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2乃至8のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
新たに設置された端末又は前記グループテーブルから漏れた端末は、マスター確認時刻に、端末が前記確認応答を送信することで、グループに加わることを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項2乃至9のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
新たに設置された端末又は前記グループテーブルから漏れた端末は、そのグループのいずれかの端末からグループテーブルを採取して、その時点のグループ順位1位の端末に端末追加要求を送信し、
グループ順位1位の端末は、端末追加要求を送信した端末を最下位順位とした新たな前記グループテーブルを作成し、次回のマスター確認時刻に参照する
ことを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記照合部は、他の端末に対して、チャンネルコード及び/又は音声若しくは映像種別の予め設定された優先順に従い、照合要求データを送信することを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至11のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記照合部は、照合結果データを受信しなかった場合、前記マスターテーブルを参照し、同じ局別マスターデータを持つ同一グループの別の端末に照合要求データを送信することを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至12のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記照合部は、前記マスターテーブルを参照して、照合要求データの送信先の端末を、放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別毎に、グループ内の端末番号をひとつ選択又はチャンネルコード毎に予め定められた数選択して、選択された端末番号に照合要求データを送信することを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
照合要求データを受信した端末の前記照合部は、
照合要求データで指定されたデータ採取時刻及び/又は照合開始時刻に基づく予め定められた時刻範囲においてマスターデータを局別マスターデータ記憶部から読み出し、照合要求データの特徴化データと局別マスターデータの特徴化データを順次照合し、
照合要求データの要求元端末番号、データ採取時刻を用い、最も類似度が高い局別マスターデータの、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻を用い、その類似度を設定して、照合結果データを作成し、
要求元の端末へ照合結果データを送信し、
端末の前記照合部は、
照合要求データを送信した複数又は全ての端末から照合結果データを受信し、規定値以上の類似度のある局別マスターデータを検出したら、照合結果データの、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻を前記視聴状況データに書き込む
ことを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至14のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
リアルタイム視聴を調査する場合は、照合開始時刻はデータ採取時刻と一致又はその前後予め定められた時間若しくは時刻とし、一方、タイムシフト視聴を含めて調査する場合の照合開始時刻はデータ採取時刻より予め定められた時間若しくは時刻遡った時刻とすることを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至15のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記特徴化データは、各通過帯域別の平均振幅を対数変換したパワーのベクトルであることを特徴とする分散型照合システム。
- 請求項1乃至16のいずれかに記載の分散型照合システムにおいて、
前記複数の調査世帯装置から受信した視聴状況データを端末番号毎に区分けした上で、端末視聴機器データとして端末視聴機器データ記憶部に記憶する端末データ収集部と、
前記端末視聴機器データ記憶部から端末視聴機器データを読み出し、各局および各コンテンツごとに視聴率データを集計し、視聴率データとして視聴率データ記憶部へ記憶する集計部と、
を有する集計センターを、さらに備えたことを特徴とする分散型照合システム。
- 複数の調査世帯装置間の通信により、視聴・聴取・接触されたテレビ、ラジオ、ウェブ又はその他のコンテンツの視聴率・聴取率・接触率又はその他の接触状況を得るための分散型照合システムにおいて、
複数のグループに割り当てられた複数の調査世帯装置の各々は、
コンテンツの視聴機器と、
調査用の端末と、
を備え、
前記端末は、
放送時間若しくは時刻及びチャンネルコード及び音声若しくは映像種別毎に、グループ内の端末番号を記憶するマスターテーブルと、
予め設定されたマスターのコンテンツに関して、端末番号、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出したマスター特徴化データを含む局別マスターデータを記憶する局別マスターデータ記憶部と、
視聴されたコンテンツに関して、端末番号、データ採取時刻、音声又は映像信号から特徴となる成分を抽出した特徴化データを含む端末データを記憶する端末データ記憶部と、
端末番号と、チャンネルコード、音声若しくは映像種別、放送時間若しくは時刻、及び、特徴化データを含む視聴状況データを記憶する視聴状況データ記憶部と、
照合部と
を備えた、分散型照合システムにおける分散型照合方法であって、
前記照合部は、前記視聴状況データのテーブルから照合すべき時刻について、端末データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合された場合は、該局別マスターデータで特定されたコンテンツを視聴していると判断し、
前記照合部は、照合されなかった場合、前記マスターテーブルを検索し、検索されたグループ内の照合先の端末に、照合先の端末番号、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、照合時刻、要求元の端末番号、特徴化データを含む照合要求データを送信し、
照合先の端末の照合部は、照合要求データの特徴化データと、自己の持つ局別マスターデータのマスター特徴化データとを比較する照合処理を実行し、照合先の端末番号と、チャンネルコード、放送時間若しくは時刻、音声若しくは映像種別、比較時刻、要求元の端末番号、類似度を含む照合結果データを返信し、
前記照合部は、同一グループに一致又は類似する局別マスターデータが照合されなかった場合は、グループ毎に各グループに属する端末番号を記憶したグループリストを参照し、別のグループの端末に対して別のグループのマスターテーブルを要求し、
前記照合部は、別のグループのマスターテーブルを受信すると、該別のグループのマスターテーブルを元に、別のグループの端末に前記照合要求データを送信し、
照合要求データを受けた別のグループの端末の照合部は、前記照合処理を実行し、照合結果データを返信する
ことにより、前記コンテンツの視聴機器により視聴されたコンテンツを照合し、視聴状況データを前記視聴状況データ記憶部に記憶する分散型照合方法。
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