JP5918394B2 - ユニバーサル作動均時差機構及びこれをセットする方法 - Google Patents

ユニバーサル作動均時差機構及びこれをセットする方法 Download PDF

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Description

本発明は、ユニバーサル作動均時差機構に関する。より詳細には、本発明は、腕時計の着用者の経度位置がどこであっても、太陽が頂点である時を正確に示す作動均時差機構(running equation of time mechanism)に関する。
同じ時間帯内で、その時間帯の最も東、中央、最も西のどこにいるかに応じて、太陽が頂点にいる時間は異なる。2つの極端な位置の間では59分の時差がある。
また、ユーザーが位置する国の時間が、公式な時間帯の時間と合っていないこともある。このような例として、スイスがある。スイスは、グリニッジ時間帯の範囲内にあるが、英国と1時間の時差を有する。
領土がいくつかの時間帯にまたがるにもかかわらず、公式時間が1つだけの国もある。
最後に、季節によって時間を変更する国もある(夏時間/冬時間)。
例えば、7月23日にヌーシャテル(スイス)にいる者の場合、太陽は、常用時の13:38に頂点にある。すなわち、
12時間(時間帯の時間)+2時間(夏時間)−28分(ヌーシャテルの経度:7°)+6分(作動均時差との差)
である。反対に、同じ日にロンドンにいる者の場合、太陽は常用時の13:06に頂点にある。すなわち、
12時間(時間帯の時間)+1時間(夏時間)+0分(ロンドンの経度:0°)+6分(作動均時差との差)
である。しかし、ヌーシャテルとロンドンは同じ時間帯にある。
本特許出願に添付する図1、2及び3は、本発明のユニバーサル作動均時差機構を適用することができる従来技術の差動デバイスを示す。
この差動デバイスは、本出願人の名義のヨーロッパ特許出願第1286233号に詳しく説明されている。本特許出願に添付され前記ヨーロッパ特許出願から引用した図1、2及び3を参照すると、これらの図において、特に、1年の内の毎日、平均太陽時又は常用時と、及び真太陽時との間の差によって輪郭が決まる均時差カム1が示されている。
実際に、よく知られているように、同じ場所において頂点にある太陽の2つの連続する上部通路の間を経過する時間である真太陽時と、真太陽時の一年におけるすべての日の平均持続時間である平均太陽時ないし常用時との間では差がある。このような常用時と真太陽時の間の差は、2月11日に+14分22秒、11月4日に−16分23秒になる。これらの値は年々ほとんど変わらない。
均時差カム1は、計時器に備えられる単純又は永続的な日付機構によって、1年当たり1回転の速度で回転するように駆動している。カム1は、月盤2を備えており、これは、カム1と同じ速度で回転し、カム1の位置を日付機構によって示された日付に合致させる。これによって、太陽時用分針4が正確な太陽時を示す。
このような単純又は永続的な日付機構は、既知の任意の種類のものであってもよく、それらすべてをここでは説明しない。明瞭な理解のために、この日付機構が、1年当たり1回の完全な回転速度で均時差カム1を駆動することを知っていれば十分である。しかし、純粋に図示する目的のみのため、日付(1〜31)を標示する針8を駆動する日付車セット6を示す。この日付車セット6は1月当たり1回完全に回転する速度で回転する。日付車セット6は、回転方向を反転させるための中間日付車10、及び1月当たり1回の完全な回転から1年当たり1回の完全な回転まで回転速度を下げるための減速車セット12を介して、日付機構によって作動させられる。
太陽時用分針4は、差動ギア14によって駆動され、この差動ギア14は、常用時用分針18と、均時差カム1と連係するラック20とを駆動するギアトレイン16を入力としてそれぞれ有する(図1においてラック20は、その両方の端位置における様子を示しており、その一方は実線、他方は一点鎖線で示している)。より詳細には、図1に示すように、差動ギア14は、腕時計のムーブメントのモーションワークによって駆動する少なくとも1つ、好ましくは2つの、遊星ピニオン22を備えている。これら2つの遊星ピニオン22は、それら自身を回転させ、均時差車26の内側の歯24の上を転がることができる。また、均時差車26は、その外側周部分上で、歯付きセクター28を有し、これを介してラック20の一方の端に備えられる歯付きセクター30と連係する。このラックは、ばね(図示せず)の戻し作用の影響を受け、このばねは、腕時計のフレームに固定され、フィーラースピンドル32を当てる傾向があり、これによって、ラック20の他方の端が、作動均時差カム1の周面部分と対向する。太陽時表示トレインはピニオン34を有し、このピニオン34は、差動ギア14の中央に置かれ、アーバー36が保持する。この太陽時表示ピニオン34は、遊星ピニオン22と噛み合う。また、太陽時表示ピニオン34は、筒かな40と噛み合う表示車38を保持し、その筒上で太陽時用分針4が駆動する。このギアトレイン38、40は、太陽時用分針4が常用時用分針18と同心になるように、太陽時表示を腕時計のムーブメントの中心42に戻す。
上述の作動均時差機構は、以下のように動作する。
腕時計の通常の動作モードでは、均時差カム1、均時差ラック20、均時差トレイン26は不動である。しかし、遊星ピニオン22は、腕時計のムーブメントによって駆動させられる。したがって、遊星ピニオン22は、互いに対して回転し、均時差車26の内側の歯24の上を転がり、これによって、太陽時表示ピニオン34を回転させ、これは、太陽時用分針4が常用時用分針18に対して随伴する様式で回転することを可能にする。このようにして、太陽時用針4と常用時用針18の間の差が、24時間にわたって一定のまま保たれる。
真夜中の辺りに1日当たり1回、作動均時差カム1が回動する。これは、日付をある日から次へと変える日付機構によって駆動される。厳密にその瞬間において、カム1の周面部分に接しているフィーラースピンドル32は、続いてラック20を回動させる。ラック20が回動すると、均時差車26が回転駆動する。遊星ピニオン22は、この短い時間間隔(遊星ピニオン22は1時間当たり1回の完全な回転を行う)の間実質的に不動であり、これらの遊星ピニオン22は、互いに対して回転し、均時差車26による回転駆動され、続いて太陽時表示ピニオン34を駆動する。これによって、太陽時用分針4の位置が再び正確にセットされる。
このようにして、上記の作動均時差機構は、常用時用分針及び太陽時用分針によって、平均太陽時と真太陽時の間の時差をいつでも表示することができる。しかし、この作動均時差機構は、時間帯内にいるユーザーの経度位置に従って太陽が頂点にある常用時を示さない。
本発明の目的は、時間帯におけるユーザーの経度位置にかかわらず、いつでも常用時と真太陽時の間の時間及び分の差を示すことができる作動均時差機構の提供によって、上記問題を克服することである。
このために、本発明は、差動デバイスを有するユニバーサル作動均時差機構に関し、当該機構の第1の入力は、常用時の分用の筒かなによって入力され、当該機構の第2の入力は、作動均時差カムによって入力され、前記差動デバイスは、作動均時差の分部材(running equation minute)に出力し、前記作動均時差の分部材は、真の作動均時差の分部材(true running equation minute)を駆動し、この真の作動均時差の分部材は、真の均時差のモーションワークを介して、真の作動均時差の時部材(true running equation hour)を駆動し、前記常用時の分用の筒かな(civil time minute cannon-pinion)は、モーションワークの車を介して、常用時の時用車を駆動し、この常用時の時用車には、ジャンパーばねが固定されており、この常用時の時用車は、常用時の時針を保持するアーバーに接続された12の歯を有する星形体と連係し、前記アーバーには時間帯用車も固定されており、前記真の均時差のモーションワークには時差及び表示トレインがつながっており、この時差及び表示トレインは、時間帯の中央に対するユーザーの経度位置にリンクされた時差を前記真の作動均時差の時部材に適用し、前記時間帯用車は、前進又は後退の1時間ステップ単位で、ユーザーが位置する場所の常用時と時間帯の中央における時間との間の時差を前記常用時の時用車に適用するユニバーサル作動均時差機構において、前記作動均時差の分部材は、窪み(indenting)を介して前記真の作動均時差の分部材に接続される。
これらの特徴により、本発明は、単に太陽時と常用時の間の差を表示するだけではなく、太陽時と時間帯の中央に対するユーザーの経度位置に固有な常用時との間の差を考慮することができるようなユニバーサル作動均時差機構を提供する。このようにして、本発明のユニバーサル作動均時差機構は、時間帯内のユーザーが位置する場所における常用時と太陽時との間の時及び分の差をいつでも表示することができる。
本発明の他の特徴及び利点は、本発明に係るユニバーサル作動均時差機構の実施形態についての詳細な説明から、より明確に認識できるであろう。実施形態は、限定する意図なく単に例示したものである。
上述の説明で引用済みであり、本発明のユニバーサル作動均時差機構が適用される作動均時差デバイスの平面図である。 上述の説明で引用済みであり、図1に示す作動均時差機構の第1の断面図である。 上述の説明で引用済みであり、図2の断面図と同様であり、日付機構の一部が示されている。 図4A、4B及び4Cは、本発明に係るユニバーサル作動均時差機構の第1の実施形態を示す。 図5A、5B及び5Cは、本発明に係るユニバーサル作動均時差機構の第2の実施形態を示す。
本発明は、太陽時表示のために、常用時の分と太陽時の分の間の差と、時間帯の中央に対するユーザーの経度位置に対応する差と、及びユーザーが位置する場所の常用時と時間帯の中央における公式時間との間のいずれの時差に対応する差とを考慮するようなユニバーサル作動均時差機構を提供するという大きな創造性のある考えから生じている。
図4A、4B及び4Cは、本発明に係るユニバーサル作動均時差機構の第1の実施形態を示す。
図5A、5B及び5Cは、本発明に係るユニバーサル作動均時差機構の第2の実施形態を示す。
図4Aは、従来技術に係る作動均時差機構の図であり、これは、差動デバイス44を有し、その入力はそれぞれ、常用時用分針48を駆動する筒かな46と、均時差カム50とである。差動デバイス44は、作動均時差の分部材52を出力する。上記のように、作動均時差の分部材52は、所与の日の常用時と太陽時の間の差を示す。このような常用時と太陽時の間の差は、2月11日には+14分22秒に、11月4日には−16分23秒にまで到達する。
このような常用時と太陽時の間の差は、時間帯の中央に対するユーザーの経度位置に対応する差に加えられる。実際に、1つの時間帯の幅は15°であり、これは1時間に対応する。よって、太陽が公式時間帯の時間の30分前に時間帯に入り、30分後に去る。
このため、本特許出願に添付する図4Bに示されているように、作動均時差の分部材52は、摩擦要素(窪み)54によって真の作動均時差の分部材56を駆動する。この真の作動均時差の分部材56は、所与の日の常用時と太陽時の間の差を考慮するだけでなく、時間帯の中央に対するユーザーの経度位置をも考慮するという点で、作動均時差の分部材52とは異なる。真の作動均時差の分部材56は、次に、真の均時差のモーションワーク58を介して、真の作動均時差の時部材60を駆動する。ユーザーによって作動させることができるギアトレイン62は、真の均時差のモーションワーク58につながっている。変形例の実施形態の1つによれば、ギアトレイン62は、真の作動均時差の分部材56に直接つながっている。このギアトレイン62は、作動均時差の分部材56及び作動均時差の時部材60を時間帯におけるユーザーの経度位置に従ってシフトさせる。この目的のために、本特許出願に添付する図4Cに示すように、ギアトレイン62は、1又は2の標示を保持する。ギアトレイン62の第1の車64は、時間帯の中央に対するユーザーの位置のオフセットの標示±7.5°(各時間帯が15°の幅を有するという知識の下)、そして、随意に、時間帯の中央に対するオフセットの東又は西の標示を保持する。
冬時間又は夏時間の導入、あるいは公式時間帯の時間とは異なる時間についても、図4Bを参照して以下において考慮する。
常用時の分部材48を保持する筒かな46は、モーションワークの車セット68を介して1:12の比で常用時の時用車70を駆動する。この常用時の時用車70は、ジャンパーばね72を保持し、これは、アーバー76に接続された12の歯74を有する星形体を駆動する。このアーバー76は、常用時の時針78と、及び常用時の時用車70の歯の数と同じ数の歯を有する時間帯用車80を保持している。
本発明に係る腕時計は、少なくとも1つの巻きステム(図示せず)を備えた状態で嵌められ、この巻きステムは、押し込まれた位置では腕時計を巻くことが可能であり、また、第1の引っ張り出された位置では、日付標示をセットすることが可能である。後で説明するように、第2の引っ張り出された位置T2では、巻きステムは、腕時計のユーザーが位置する場所における常用時と、時間帯の中央における公式時間との間の差を調整することを可能にし、また、第3の引っ張り出された位置T3では、巻線ステムは腕時計の時間をセットすることができる。すなわち、腕時計のユーザーが位置する場所の時間に腕時計をセットすることができる。
腕時計の時間は、位置T3にある巻きステムを介して、及びモーションワークの車セット68を介してセットされる。巻きステムの位置T3では、モーションワークの車セット68は、常用時の分部材48及び常用時の時部材78を、例えば、正午に、移動するように動作する。回転時において、モーションワークの車セット68は、筒かな46を駆動し、これは、前記のように、差動デバイス44の入力の1つを形成する。したがって、筒かな46の回転は、作動均時差の分部材52の回転をもたらし、これは順に、作動均時差の分部材56及び真の作動均時差の時部材60を駆動する。なお、手作業での嵌め込み時、すなわち、工場で様々な針が取り付けられる時には、常用時と太陽時の間の差がゼロであるので、年間の4つの日の1つにおいて日付機構が位置合わせされることが確実になる。この場合、常用時の分部材48及び常用時の時部材78は、位置T3にある巻きステムを用いて正午に動かされた場合、真の作動均時差の時部材60及び真の作動均時差の分部材56も、正午に位置する。
位置T3にある巻きステムを作動させることによって一旦すべての針を正午に動かすと、時間帯の中央における常用時と公式時間との間の差をプログラムする必要がある。この差は、時間帯でのユーザーの位置における常用時と、時間帯の中央における時間との間の差にリンクされることは、上記の通りである。例えば、スイスにいるユーザーにとって、この差は、冬では+1時間であり、夏では+2時間である。このような常用時におけるシフトあるいは夏時間又は冬時間への変更は、位置T2にある巻きステムを介して、及びいくつかの1時間ステップ単位で前進又は後退するように動く時間帯用車80を介して実現され、12の歯を有する星形車74がジャンパーばね72上で1ステップずつ動き、その際、その各ステップは1/12回転を完了する。
この段階では、以下が連続してプログラムされる。
・常用時の分と太陽時の分の間の差、
・次に、時間帯内のユーザーの経度位置にリンクされた差、
・最後に、腕時計のユーザーが位置する時間帯内の場所における常用時と、時間帯の中央における公式時間との間の差、
残っているのは、腕時計のユーザーが位置する時間帯内の場所の時間と一致するように常用時をセットすることである。この時間設定は、位置T3にある巻きステムを再び作動させることによって達成することができる。この動作中に、常用時の分部材48と常用時の時部材78の表示は、これらの針が、ユーザーが位置する場所の常用時を表示するように調整される。同時に、真の作動均時差の時部材60及び真の作動均時差の分部材56は、同じ方向に、そして、常用時の分部材48と常用時の時部材78と同じ量を動かされる。最後に、腕時計が常用時と、常用時と真の太陽時の間の差とを表示する。
本特許出願に添付する図5A、5B及び5Cは、本発明に係るユニバーサル作動均時差機構の第2の実施形態を示す。この本発明の第2の実施形態は、図4A、4B及び4Cを参照して説明した本発明の第1の実施形態と比べて、真太陽時用分針82が、真の作動均時差の分用の筒かな56の筒につながりこれに駆動される点のみ異なる。この真太陽時用分針82は、作動均時差の分用の筒かな52の筒につながりこれに駆動されたオフセット標示盤84の上に動かされる。オフセット標示盤84は、時間帯の中央に対するユーザーの位置のオフセットの標示±7.5°(各時間帯が15°の幅を有するという知識の下)、及び時間帯の中央に対するオフセットの東又は西の標示を保持する。
より正確には、ユーザーが時間帯の中央にいれば、真太陽時用分針82がオフセット標示盤84上にマークされたゼロを指すことは明らかである。また、真太陽時用分針82及びオフセット標示盤84が、常用時用分針48に対して実質的に±15分オフセットされ、これによって、所与の日の常用時と太陽時の間の差を標示することも明らかである。このような常用時と太陽時の間の差は、2月11日に+14分に22秒、11月4日に−16分23秒になる。また、真太陽時用分針82は、オフセット標示盤84とは独立に動作して、時差及び表示ギアトレイン62を介して、時間帯の中央に対するユーザーの位置に対応する東又は西の経差がプログラムされる。例えば、6月21日であると仮定する。この日に、常用時の分が太陽時の分よりも2分進んでいることが知られている。したがって、常用時用分針48がゼロ標示を指していれば、真太陽時用分針82及びオフセット標示盤84は、−2分の差を標示する。ユーザーが、例えば、時間帯の中央よりも4°経度東にあるとさらに仮定すると、真太陽時用分針82だけがその分針をオフセット標示盤84の4°経度東の位置に動かすように動作する。したがって、6月21日に、ユーザーが時間帯の中央の4°経度東にいれば、常用時用分針48はゼロにあり、オフセット標示盤84のゼロは、常用時用分針48に対して−2分オフセットされ、真太陽時用分針82は、オフセット標示盤84に対して4°経度東にオフセットされる。すなわち+16分オフセットされる。最後に、真太陽時用分針82は、常用時用分針48に対して+14分オフセットされる。
当然、本発明は、上で説明した実施形態には限定されず、本特許出願に添付する請求の範囲によって定められる本発明の範囲から逸脱せずに、当業者によって様々な単純な変更や変形を考えることができるであろう。具体的には、巻きステムの位置T3において、常用時の分部材48及び常用時の時部材78を動作させることができる。したがって、巻きステムは、スライド可能なピニオンを有し、これは、第1のギアトレインを介して、モーションワークの車セット68を動かすような役割を果たす。同様に、巻きステムの位置T2において、腕時計ユーザーが位置する場所における常用時と、及び公式時間帯の時間との間の差が導入される。これを達成するために、巻きステムのスライド可能なピニオンは、第2のギアトレインを介して時間帯用車80に対して作用する。

Claims (5)

  1. 差動デバイス(44)を有するユニバーサル作動均時差機構であって、
    当該機構の第1の入力は、常用時の分用の筒かな(46)によって入力され、当該機構の第2の入力は、作動均時差カム(50)によって入力され、
    前記差動デバイス(44)は、所与の日の常用時と太陽時の間の差を示す作動均時差の分部材(52)に出力し、
    前記作動均時差の分部材(52)は、真の作動均時差の分部材(56)を駆動し、
    この真の作動均時差の分部材(56)は、真の均時差のモーションワーク(58)を介して真の作動均時差の時部材(60)を駆動し、
    前記常用時の分用の筒かな(46)は、モーションワークの車セット(68)を介して常用時の時用車(70)を駆動し、
    この常用時の時用車(70)には、ジャンパーばね(72)が固定されており、
    この常用時の時用車(70)は、常用時の時針(78)を保持するアーバー(76)に接続された12の歯を有する星形体(74)と連係し、
    前記アーバー(76)には時間帯用車(80)が固定されており、
    前記真の均時差のモーションワーク(58)には時差及び表示トレイン(62)がつながっており、
    この時差及び表示トレイン(62)は、時間帯の中央に対するユーザーの経度位置にリンクされた時差を前記真の作動均時差の時部材(60)に適用し、
    前記時間帯用車(80)は、前進又は後退の1時間ステップ単位で、ユーザーが位置する場所の常用時と時間帯の中央における時間との間の時差を前記常用時の時用車(70)に適用するユニバーサル作動均時差機構において、
    前記真の作動均時差の分部材(56)の内側の表面は突起を介して前記作動均時差の分部材(52)の外側の表面摩擦接続されているか、または
    前記作動均時差の分部材(52)の内側の表面は、突起を介して前記真の作動均時差の分部材(56)の外側の表面に摩擦接続されている
    ことを特徴にするユニバーサル作動均時差機構。
  2. 前記時差及び表示トレイン(62)の第1の車(64)は、前記時間帯の中央に対するユーザーの位置のオフセットの標示±7.5°を保持する
    ことを特徴にする請求項1記載の作動均時差機構。
  3. 前記時差及び表示トレイン(62)の他の車(66)は、時間帯の中央に対するオフセットの東又は西の標示を保持している
    ことを特徴にする請求項2記載の作動均時差機構。
  4. 真太陽時用分針(82)が前記真の作動均時差の分部材(56)用の筒かなの筒につながりこれに駆動され、
    前記真太陽時用分針(82)は、前記作動均時差の分部材(52)用の筒かなの筒につながりこれに駆動されるオフセット標示盤(84)の上を動く
    ことを特徴にする請求項1〜3のいずれかに記載の作動均時差機構。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のユニバーサル作動均時差機構をセットする方法であって、
    所与の日の常用時と真太陽時の間の差を前記真の作動均時差の時部材(60)に適用するステップと、
    時間帯の中央に対するユーザーの経度位置に対応する差を前記真の作動均時差の時部材(60)に適用するステップと、
    ユーザーが位置する場所における常用時と、時間帯の中央における時間との間の差を、前進又は後退の1時間ステップ単位で、常用時の時用車(70)に適用するステップと、
    腕時計のユーザーが位置する時間帯内の場所の時間と一致するように常用時を調整するステップと
    を有することを特徴にする方法。
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